(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-19
(45)【発行日】2024-07-29
(54)【発明の名称】心膜穿刺のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20240722BHJP
A61N 1/362 20060101ALI20240722BHJP
【FI】
A61B18/14
A61N1/362
(21)【出願番号】P 2023503098
(86)(22)【出願日】2021-07-14
(86)【国際出願番号】 IB2021056368
(87)【国際公開番号】W WO2022013791
(87)【国際公開日】2022-01-20
【審査請求日】2023-02-20
(32)【優先日】2020-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522368684
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック メディカル デバイス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】バルコベック、クリスチャン
(72)【発明者】
【氏名】デイビス、ガレス
(72)【発明者】
【氏名】ディチッコ、マシュー
(72)【発明者】
【氏名】モリヤマ、エドゥアルド
【審査官】宮崎 敏長
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0303543(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0228841(US,A1)
【文献】特表2015-532604(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/34
A61B 18/12 - A61B 18/14
A61N 1/32 - A61N 1/368
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療装置のシステムであって、
刺激信号を送達するためのパルス発生器と、
RFエネルギーを送達するための高周波(RF)発生器
であって、前記刺激信号の送達と前記RFエネルギーの送達との連携のために前記パルス発生器と通信し、前記刺激信号の送達に基づいて自動的にRFエネルギーを送達するように構成される、RF発生器と、
細長いシャフトと、前記シャフトの遠位端にある電極とを備える医療装置と、
を備え、
前記電極は、前記パルス発生器から刺激信号を受信し、心臓に前記刺激信号を送達して前記心臓を収縮させ、一時的に停止させるために前記パルス発生器に電気的に接続されており、かつ、前記電極は、前記RF発生器からRFエネルギーを受け取り、前記RFエネルギーを前記心臓の組織に送達して前記組織を穿刺するために前記RF発生器に電気的に接続されている、
システム。
【請求項2】
前記RF発生器は、前記刺激信号の送達後に一定期間が経過した後に自動的にRFエネルギーを送達するように構成される、請求項
1に記載のシステム。
【請求項3】
前記細長いシャフトは、ワイヤと、前記ワイヤ上に電気絶縁性の層とを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記電極は、前記ワイヤの電気的に露出した端部を備える、請求項
3に記載のシステム。
【請求項5】
前記細長いシャフトには、可撓性がある、請求項
3に記載のシステム。
【請求項6】
前記細長いシャフトには、剛性がある、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
イントロデューサを更に備え、前記イントロデューサを通して前記医療装置を進めることができる、請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、医療処置を実施する方法に関する。より具体的には、本明細書は、心膜穿刺の方法及び関連するシステムに関する。
【発明の概要】
【0002】
以下の概要は、詳細な説明の様々な態様を読者に紹介することを意図したものであり、いかなる発明を定義するものでもその範囲を定めるものでもない。
心膜穿刺の方法が開示される。いくつかの態様によれば、心膜穿刺の方法は、a.患者の心臓の心膜を医療装置の電極と接触させることと、b.心臓が収縮した状態にある間に、電極から高周波エネルギーを送達して心膜を穿刺することとを含む。
【0003】
本方法は、工程bの前に、心臓を収縮させて収縮した状態で一時的に停止させるために心臓に刺激信号を送達することを更に含み得る。
刺激信号は、パルス発生器から医療装置の電極に送達され得る。高周波エネルギーは、高周波発生器から電極に送達され得る。高周波発生器からの高周波エネルギーの送達は、刺激信号の送達に基づいて自動的に行われ得、刺激信号の送達後に自動的に生じ得る。パルス発生器は、高周波発生器と通信して、刺激信号の送達と高周波エネルギーの送達とを連携させることができる。
【0004】
いくつかの例では、刺激信号は、医療装置の電極から送達される。
いくつかの例では、刺激信号は、第2の医療装置から送達される。刺激信号の送達中、第2の医療装置は、心臓から間隔をおいて配置され得る。本方法は、工程aの前に、イントロデューサを介して電極を心臓に向けて進めることを更に含むことができ、刺激信号は、イントロデューサから心臓に送達され得る。
【0005】
いくつかの例では、工程aは、電極を用いて心臓に力を加えることを含み得る。心臓に刺激信号を送達することは、電極を用いて心臓に加えられる力の量を減少させるように心臓を電極から遠ざけることができる。
【0006】
いくつかの例では、本方法は、工程bの前に、いつ心臓が収縮した状態にあるかを判定するために心電図モニタリングを使用することを更に含む。
いくつかの例では、本方法は、工程bの前に、いつ心臓が収縮した状態にあるかを判定するために医用画像を使用することを更に含む。
【0007】
医療装置のシステムも開示される。いくつかの態様によれば、医療装置のシステムは、刺激信号を送達するためのパルス発生器と、RFエネルギーを送達するための高周波(RF)発生器と、医療装置とを含む。医療装置は、細長いシャフトと、シャフトの遠位端にある電極とを含む。電極は、パルス発生器から刺激信号を受信し、心臓に刺激信号を送達して心臓を収縮させ、一時的に停止させるためにパルス発生器に電気的に接続されている。電極は、RF発生器からRFエネルギーを受け取り、RFエネルギーを心臓の組織に送達して組織を穿刺するためにRF発生器に電気的に接続されている。
【0008】
いくつかの例では、RF発生器は、刺激信号の送達とRFエネルギーの送達との連携のためにパルス発生器と通信する。
いくつかの例では、細長いシャフトは、ワイヤと、ワイヤ上に電気絶縁性の層とを含む。電極は、ワイヤの電気的に露出した端部を含み得る。細長いシャフトは、可撓性又は剛性であり得る。
【0009】
いくつかの例では、システムは、イントロデューサを更に含み、イントロデューサを通して医療装置を進めることができる。
添付の図面は、本開示の物品、方法、及び装置を例示するためのものであり、限定することを意図するものではない。図面は以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【発明を実施するための形態】
【0011】
特許請求される主題の実施形態の例を提供するために、様々な装置又はプロセス又は構成を以下に記載する。以下に記載する例は、いずれの請求項も限定せず、いずれの請求項も、以下に記載するものとは異なるプロセス、装置、又は構成を包含し得る。特許請求の範囲は、以下に記載するいずれか1つの装置、プロセス、若しくは構成の特徴の全て、又は以下に記載する装置プロセス、若しくは構成の複数若しくは全てに共通の特徴を有する装置、プロセス、若しくは構成に限定されない。以下に記載する装置、プロセス、又は構成は、本特許出願の発行によって付与される任意の排他的権利の実施形態ではない可能性がある。以下に記載され、本特許出願の発行によって排他的権利が付与されない主題は、別の保護文書、例えば、継続特許出願の主題であり得、本出願人、本発明者、又は特許権者は、本明細書におけるその開示によってそのような主題を破棄、放棄、又は公衆に解放することを意図するものではない。
【0012】
一般に、心臓が収縮した状態にある間に(すなわち収縮期中に)穿刺が生じる心膜穿刺の方法が、本明細書で開示される。例えば、刺激信号を心臓に送達して心臓を収縮させ、収縮した状態で一時的に停止させることができる。その後、心臓が収縮した状態にある間に、高周波(RF)エネルギーを送達して心膜を穿刺することができる。あるいは、ECG(electrocardiography、心電図)モニタリングを使用して、いつ心臓が自然に収縮した状態にあるかを判定することができ、心臓が自然に収縮した状態にある間に、高周波(RF)エネルギーを送達して心膜を穿刺することができる。心臓が収縮した状態にある間に心膜を穿刺することで、心臓内のより深い組織(例えば心筋)を穿刺するリスクを軽減することができ、従って、患者の安全性を高めることができる。より具体的には、RF穿刺装置を使用して心膜を穿刺する場合、装置により心臓に加えられる力は、心臓の拍動中に変化する。すなわち、拡張期中には、心臓はRF穿刺装置に近づき、装置により心臓に加えられる力が増加する。これに対し、収縮期中には、心臓はRF穿刺装置から遠ざかり、装置により心臓に加えられる力は減少する。心臓が収縮期中にRF穿刺装置から離れ、RF穿刺装置により心臓に加えられる力が収縮期中に減少するため、収縮期中に心膜を穿刺することで、(拡張期中に穿刺するのと比較して)RF穿刺装置が心臓に貫入する深さを最小限にすることができる。
【0013】
ここで
図1を参照すると、医療装置の例示的なシステム100が示されている。システム100は、一般的に、RF穿刺及び刺激信号送達の両方のために使用することができ、ガイドワイヤとしても使用することができる医療装置102を含む。より具体的には、医療装置102は、近位端106と遠位端108とを有する細長いシャフト104を含む。電極110は、遠位端108にある。
図2を参照すると、図示の例では、シャフト104は、ワイヤ112と、ワイヤ112上に電気絶縁性の層114とを含み、電極110は、ワイヤ112の電気的に露出した端部に具体化される。以下に説明するように、電極110は、組織に刺激信号を送達することができ、RFエネルギーを送達して組織を穿刺することができる。
【0014】
図示の例では、シャフト104は、弾性的な可撓性を有する。すなわち、シャフト104は略直線構成へと付勢されているが、力を加えることによって湾曲又は屈曲させることができる。力が除去されると、シャフト104は直線構成へと戻る。
【0015】
別の例では、シャフトは、比較的剛性であり得る(例えば、シャフトは針と同様の剛性であり得る)。
図1を再度参照すると、システム100は、パルス発生器116及びRF発生器118を更に含み、電極110は、ワイヤ112(
図1には図示せず)を介してパルス発生器116とRF発生器118とに電気的に接続されている。
【0016】
パルス発生器116は、刺激信号を生成することができ、電極110は、刺激信号を受信し、電極110が接触している組織(例えば心膜)に刺激信号を送達することができる。心臓に送達されると、刺激信号は、心臓を収縮させ、収縮した状態で一時的に停止させることができる(例えば、刺激信号は高頻度ペーシング信号であり得る)。パルス発生器116は、例えば、Micropaceという商品名でGE Healthcareにより販売されているパルス発生器であり得る。
【0017】
RF発生器118は、RFエネルギーを発生させることができ、電極110は、RF発生器118からRFエネルギーを受け取り、電極110が接触している組織(例えば心膜)にRFエネルギーを送達することができる。RFエネルギーは、組織に送達されると、組織の穿刺を引き起こすことができる。RF発生器118は、例えば、Baylis Medical Company Inc.(Montreal、Canada)により販売されているRF発生器であり得る。RF発生器118は、1つ以上の接地パッド(図示せず)に接続され得る。
【0018】
更に
図1を参照すると、図示の例では、医療装置102がシャフト104の近位端106においてRF発生器118に直接電気的に接続され、RF発生器118がケーブル120によってパルス発生器116に電気的に接続されることにより、医療装置102は、RF発生器118を介してパルス発生器116に間接的に電気的に接続されている。以下に説明するように、RF発生器118とパルス発生器116とを電気的に接続することにより、RF発生器118とパルス発生器116との間の通信が可能になり、それによって、刺激信号の送達とRFエネルギーの送達とを連携させることができる。別の例では、医療装置102は、RF発生器118及びパルス発生器116の両方に直接電気的に接続され得、又はRF発生器118及びパルス発生器116の両方に(例えば、付属装置を介して)間接的に電気的に接続され得、又はパルス発生器116に直接電気的に接続され、パルス発生器116を介してRF発生器118に間接的に電気的に接続され得る。
【0019】
ここで
図3~
図5を参照して、心膜を穿刺する方法を説明する。本方法は、
図1及び
図2のシステム100及び医療装置102を参照して説明する。しかしながら、本方法は、システム100及び/又は医療装置102に限定されず、システム100及び医療装置102は、本方法による動作に限定されない。
図3~
図5において、心臓は、参照番号300で全般的に示され、心膜は、参照番号302で全般的に示され、心膜腔は、参照番号304で全般的に示され、心筋は、参照番号306で全般的に示されている。
【0020】
最初に
図3を参照すると、医療装置102を、使用中、心膜302の標的位置に向けて進めることができる。医療装置102は、任意選択的に、イントロデューサ122を介して心膜に向けて進めることができる。例えば、イントロデューサ122は、スタイレット(図示せず)がイントロデューサ122内に受け入れられた状態で、剣状突起下アプローチにより標的位置に向けて経皮的に進めることができる。その後、スタイレットは取り除くことができ、電極110を心膜と接触させるために、医療装置102を、イントロデューサ122を通して標的位置に向けて進めることができる。
図3では、拡張期の心臓が示されており、医療装置102は、心臓300が拡張期にあるときに心膜302に接触するのに必要な最小距離をわずかに超えて進められており、その結果、心膜302との接触により、シャフト104が直線構成から曲げられている。
図3に示される構成にあるときには、シャフト104の弾性的な可撓性の性質及びシャフト104の直線構成への付勢により、シャフト104は心膜302に力を加えることになる。
【0021】
電極110が心膜302と接触し、
図3に示される位置になると、刺激信号がパルス発生器116(
図3~
図5には図示せず)から電極110に送達され、電極110から心臓300に送達され得る。刺激信号は、
図4に示されるように、心臓300を収縮させ、収縮した状態(すなわち収縮期)で一時的に停止させるように調整され得る。例えば、刺激信号は、高頻度ペーシング信号であり得る。シャフト104の弾性的な可撓性の性質によって、シャフト104は、心臓300が収縮し、シャフト104がわずかにまっすぐになる間に、心臓300と接触したままになる。しかしながら、心臓300の収縮によって、心臓300は、医療装置102から遠ざかり、
図4に示される構成にあるときの医療装置102により心膜302に加えられる力は、
図3に示される構成にあるときの医療装置102により心膜302に加えられる力よりも小さくなる。
図4では、心膜302及び医療装置102の以前の位置が点線で示されている。
【0022】
心臓300及び医療装置102が
図4に示される構成にある間(すなわち、心臓300が収縮した状態にあり、電極110が心臓300と接触している間)、RFエネルギーがRF発生器118(
図3~
図5には図示せず)から電極110に送達され、電極110から心膜302に送達されて心膜302を穿刺し得る。上述のように、心臓300及び医療装置102が
図4に示される構成にある間にRFエネルギーが送達されることを確実にするために、パルス発生器116とRF発生器118とが通信し、刺激信号の送達とRFエネルギーの送達とを連携させる。例えば、RFエネルギーの送達は、刺激信号の送達に基づいて自動的に行われ得る。より具体的には、心臓300を収縮した状態で一時的に停止させたときにのみRFエネルギーが送達されることを確実にするために、RF発生器118は、刺激信号の送達の直後、又は刺激信号の送達後に一定期間が経過した後のいずれかにRFエネルギーを自動的に送達するように構成され得る。心臓300及び医療装置102が
図4に示される構成にあるときの心臓300へのRFエネルギーの送達により、
図5に示されるように、電極110に心膜302を穿刺させることができる。RFエネルギーの送達は、短時間(例えば、1秒未満続く)であり得、穿刺が生じるとすぐに停止させることができる。心臓300が収縮した状態にあるときに穿刺が生じるため、医療装置102は、心膜腔304にわずかしか貫入せず、心筋306を穿刺する、又は損傷させることはない。
【0023】
心膜302が穿刺された後、かつRFエネルギーの送達が停止された後、医療装置102を心膜腔304内に更に進めることができ、医療処置の更なる工程においてガイドワイヤとして使用することができる。
【0024】
上述の例では、パルス発生器116は、医療装置102に電気的に接続されており、刺激信号は、パルス発生器から電極110に送達され、電極110から心臓300に送達される。別の例では、第2の医療装置を、パルス発生器116に電気的に接続することができ、刺激信号は、第2の医療装置から心臓300に送達され得る。更に、刺激信号の送達中、第2の医療装置は、心臓300から間隔をおいて配置されてもよい(すなわち、第2の医療装置は、心臓300と接触している必要はない)。例えば、イントロデューサ122は、刺激電極を含むことができ、パルス発生器116に電気的に接続することができ、刺激信号は、イントロデューサ122の刺激電極から心臓300に送達され得る。
【0025】
上述の例では、心臓300が収縮した状態にあるときにRFエネルギーの送達を確実又は容易にするために、刺激信号の送達によって心臓300を収縮した状態にさせる。別の例では、刺激信号の送達は省略することができ、RFエネルギーの送達を心臓の自然な調律と連携させることができる。例えば、医用画像(例えば、蛍光透視法、超音波、及び/又は心エコー)及び/又は心電図(ECG)モニタリングを使用して、いつ心臓300が収縮した状態にあるかを判定することができ、及び/又はいつ心臓300が収縮した状態になるかを予測することができる。ECGモニタリングの場合、ECGモニタリングは、医療装置102によって任意選択的に行うことができる。すなわち、電極110は、ECG電極としても機能することができ、心臓300からECG信号を受信し、ECG信号をECGモニタリングシステム(図示せず)に送達することができる。ECGモニタリングシステムは、RFエネルギーの送達をECGモニタリングと連携させるために、任意選択的に、RF発生器118と通信することができ、RFエネルギーの送達は、心臓300から受信したECG信号に基づいて自動的に行われ得る。より具体的には、RFエネルギーの送達は、心臓300が収縮しているとECGモニタリングシステムが判定したときに、任意選択で、自動的に生じ得る。例えば、ECGモニタリングシステムは、心臓300のRR間隔の開始を検出することができ、RF発生器118は、RR間隔の開始時にRFエネルギーを(例えば、最大0.4秒間、又は0.1~0.4秒間)自動的に送達することができる。あるいは、ユーザがECGモニタリングシステムを読み取り、心臓300が収縮していると判定し、RFエネルギーの送達を手動で開始することができる。
【0026】
ECGモニタリングを使用していつ心臓300が収縮した状態にあるかを判定又は予測する例では、ECGモニタリングシステムは、等容性収縮期、駆出期、等容性弛緩期、急速流入期、心拍静止期、及び心房収縮期を区別するように構成され得る。
【0027】
上記の説明は、1つ以上のプロセス、装置、又は構成の例を提供するが、他のプロセス、装置、又は構成も添付の特許請求の範囲内であり得ることは理解されるであろう。
先行技術又は他の技術に関して以前に行われた補正、特徴付け、又は他の主張(本特許又は任意の親、兄弟、若しくは子を含む関連特許出願若しくは特許において)が、本出願の本開示によってサポートされる主題の放棄と解釈できる限りにおいて、本出願人は、そのような放棄を取り消し、撤回する。本出願人はまた、任意の親、兄弟、若しくは子を含む任意の関連特許出願又は特許において以前に検討された任意の先行技術を再検討する必要があり得ることを謹んで提示する。