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特許7524671状態表示制御装置、状態表示制御方法、及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】状態表示制御装置、状態表示制御方法、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H02J 13/00 20060101AFI20240723BHJP
   H02J 3/38 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
H02J13/00 301J
H02J3/38 120
H02J3/38 110
H02J13/00 301D
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020141792
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037580
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2023-02-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123021
【弁理士】
【氏名又は名称】渥美 元幸
(74)【代理人】
【識別番号】100126538
【弁理士】
【氏名又は名称】嶺 直道
(72)【発明者】
【氏名】横瀬 誉実
(72)【発明者】
【氏名】石原 伸晃
【審査官】大濱 伸也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-080601(JP,A)
【文献】特開平01-238427(JP,A)
【文献】特開2000-102167(JP,A)
【文献】特開2010-074888(JP,A)
【文献】特開平11-031010(JP,A)
【文献】特開2016-115195(JP,A)
【文献】特開2018-036970(JP,A)
【文献】特開2016-067098(JP,A)
【文献】特開2016-027467(JP,A)
【文献】特開2009-301249(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0024037(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0153716(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 13/00
H02J 3/38
H02J 3/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
需要家施設に設置された複数の電力機器の稼働状態を示す稼働状態情報を時刻と対応付けて記憶する記憶部と、
ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、
前記指定した時刻における前記稼働状態情報を前記記憶部から取得する取得部と、
取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させるとともに、前記需要家施設に発生した警報を時系列に示した時系列情報を表示させる表示制御部とを備え、
前記受付部は、前記時系列情報上において前記ユーザが指定した時刻を受け付ける、状態表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記時系列情報として、前記需要家施設に発生した警報と当該警報が発生している時間帯を時間軸に対応させて示す警報タイムチャートを表示させる、請求項1に記載の状態表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記警報タイムチャート上で前記ユーザが指定した位置に対応する前記時間軸上の時刻を、前記ユーザが指定した時刻として受け付ける、請求項2に記載の状態表示制御装置。
【請求項4】
前記記憶部は、さらに、前記複数の電力機器のうち、制御装置の制御対象となっている電力機器である対象電力機器を示す対象電力機器情報を時刻と対応付けて記憶し、
前記取得部は、さらに、前記指定した時刻における前記対象電力機器情報を前記記憶部から取得し、
前記表示制御部は、さらに、取得された前記対象電力機器情報に基づいて、前記系統図上に、前記対象電力機器を識別可能に表示させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の状態表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、さらに、前記複数の電力機器の出力を前記系統図上に表示させる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の状態表示制御装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、各前記電力機器を接続する接続線の太さにより、当該電力機器の出力の多寡を示す、請求項に記載の状態表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、さらに、各前記電力機器を接続する接続線に示される矢印の向きにより、前記電力機器の電力の向きを示す、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の状態表示制御装置。
【請求項8】
前記複数の電力機器は、再生可能エネルギーを用いて発電する発電機を含み、
前記記憶部は、前記発電機の設置場所の映像を時刻と対応付けて記憶し、
前記取得部は、さらに、前記指定した時刻における前記映像を前記記憶部から取得し、
前記表示制御部は、さらに、取得された前記映像を、前記系統図とともに表示させる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の状態表示制御装置。
【請求項9】
ユーザが指定した時刻を受け付けるステップと、
需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得するステップと、
取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させるとともに、前記需要家施設に発生した警報を時系列に示した時系列情報を表示させるステップとを含
前記時刻を受け付けるステップでは、前記時系列情報上において前記ユーザが指定した時刻を受け付ける、状態表示制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、
ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、
需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得する取得部と、
取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させるとともに、前記需要家施設に発生した警報を時系列に示した時系列情報を表示させる表示制御部として機能させるための、コンピュータプログラムであって、
前記受付部は、前記時系列情報上において前記ユーザが指定した時刻を受け付ける、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、状態表示制御装置、状態表示制御方法、及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、工場などの需要家施設における電力運用コストの最小化やCO排出量の最小化を目的として、需要家施設に設置された電力機器を最適制御するためのEMS(Energy Management System)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第6591133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまで、EMSによる電力機器の稼働状態は、電力機器の出力の時間的推移を示したグラフを見ることにより確認していた。このため、例えば、電力機器の故障が生じた場合には、施設管理者等のユーザは、故障が生じた時刻の前後のグラフを見て故障の原因を特定しなければならなかった。
【0005】
しかしながら、グラフには電力機器の出力の情報が含まれるものの、電力機器がどのように接続されているかの情報は含まれていない。このため、例えば、電力機器間の配線に障害が発生した場合に、ユーザは、グラフから故障の原因を特定するが困難である。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、障害発生時の原因追及を支援することのできる状態表示制御装置、状態表示制御方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る状態表示制御装置は、需要家施設に設置された複数の電力機器の稼働状態を示す稼働状態情報を時刻と対応付けて記憶する記憶部と、ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、前記指定した時刻における前記稼働状態情報を前記記憶部から取得する取得部と、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させる表示制御部とを備える。
【0008】
本開示の他の態様に係る状態表示制御方法は、ユーザが指定した時刻を受け付けるステップと、需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得するステップと、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させるステップとを含む。
【0009】
本開示の他の態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得する取得部と、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させる表示制御部として機能させる。
【0010】
なお、コンピュータプログラムを、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。また、本開示は、状態表示制御装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、状態表示制御装置を含むシステムとして実現したりすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
本開示によると、障害発生時の原因追及を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、記憶部に記憶されている稼働状態情報の一例を示す図である。
図3図3は、表示装置の表示画面の表示の一例を示す図である。
図4図4は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置による稼働状態情報の記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置による表示装置の表示画面への表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[本開示の実施形態の概要]
最初に本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態に係る状態表示制御装置は、需要家施設に設置された複数の電力機器の稼働状態を示す稼働状態情報を時刻と対応付けて記憶する記憶部と、ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、前記指定した時刻における前記稼働状態情報を前記記憶部から取得する取得部と、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させる表示制御部とを備える。
【0014】
この構成によると、ユーザが指定した時刻の電力機器の稼働状態が、電力機器間の配線系統を示した系統図上に表示される。このため、ユーザは、過去の任意の時刻における電力機器の稼働状態を系統図上で確認することができる。これにより、ユーザは、例えば、系統図上で停止している電力機器を特定することができ、特定した電力機器に接続されている他の電力機器の稼働状態を確認することにより、例えば、停止の原因が配電系統の遮断によるものであるのか、電力機器の故障によるものであるのか等を確認することができる。これにより、障害発生時の原因追及を支援することができる。
【0015】
(2)好ましくは、前記記憶部は、さらに、前記複数の電力機器のうち、制御装置の制御対象となっている電力機器である対象電力機器を示す対象電力機器情報を時刻と対応付けて記憶し、前記取得部は、さらに、前記指定した時刻における前記対象電力機器情報を前記記憶部から取得し、前記表示制御部は、さらに、取得された前記対象電力機器情報に基づいて、前記系統図上に、前記対象電力機器を識別可能に表示させる。
【0016】
この構成によると、ユーザは、EMSなどの制御装置の制御対象となっている電力機器を、系統図上で確認することができる。このため、ユーザは、例えば、制御対象となっているはずであるにもかかわらず制御対象となっていない電力機器を知ることができ、この情報を障害発生時の原因追及に役立てることができる。
【0017】
(3)さらに好ましくは、前記表示制御部は、さらに、前記需要家施設に発生した警報を時系列に示した時系列情報を表示させ、前記受付部は、前記時系列情報において前記ユーザが指定した時刻を受け付ける。
【0018】
この構成によると、ユーザは、警報が発生した時刻を容易に特定することができる。これにより、ユーザは、警報が発生した任意の時刻を指定することにより、当該時刻における電力機器の稼働状態を系統図上で容易に確認することができる。
【0019】
(4)また、前記表示制御部は、さらに、前記複数の電力機器の出力を前記系統図上に表示させてもよい。
【0020】
この構成によると、ユーザは、任意の時刻における電力機器の稼働状態と合わせて、電力機器の出力を系統図上で確認することができる。これにより、ユーザによる障害発生時の原因追及を支援することができる。
【0021】
(5)また、前記表示制御部は、各前記電力機器を接続する接続線の太さにより、当該電力機器の出力の多寡を示してもよい。
【0022】
この構成によると、ユーザは、接続線の太さを見ることにより、電力機器の出力の多寡を直感的に把握することができる。
【0023】
(6)また、前記表示制御部は、さらに、各前記電力機器を接続する接続線に示される矢印の向きにより、前記電力機器の電力の向きを示してもよい。
【0024】
この構成によると、ユーザは、矢印の向きを見ることにより、電力機器の電力の流れる方向を直感的に把握することができる。
【0025】
(7)また、前記複数の電力機器は、再生可能エネルギーを用いて発電する発電機を含み、前記記憶部は、前記発電機の設置場所の映像を時刻と対応付けて記憶し、前記取得部は、さらに、前記指定した時刻における前記映像を前記記憶部から取得し、前記表示制御部は、さらに、取得された前記映像を、前記系統図とともに表示させてもよい。
【0026】
この構成によると、ユーザは、再生可能エネルギーを利用した発電機の任意の時刻における稼働状態とともに、発電機の設置場所の映像を見ることができる。このため、ユーザは、設置場所の天候を確認しながら、発電機の稼働状態を把握することができる。例えば、天候が晴れているにもかかわらず、太陽光発電機の出力が小さい場合には、ユーザは、太陽光発電機の故障の可能性を検討することができる。
【0027】
(8)本開示の他の実施形態に係る状態表示制御方法は、ユーザが指定した時刻を受け付けるステップと、需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得するステップと、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させるステップとを含む。
【0028】
この構成は、上述の状態表示制御装置における特徴的な処理をステップとして含む。このため、この構成によると、上述の状態表示制御装置と同様の作用および効果を奏することができる。
【0029】
(9)本開示の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、ユーザが指定した時刻を受け付ける受付部と、需要家施設に設置された複数の電力機器の前記指定した時刻における稼働状態を示す稼働状態情報を、前記稼働状態情報と時刻とを対応付けて記憶している記憶部から取得する取得部と、取得された前記稼働状態情報に基づいて、前記需要家施設における前記複数の電力機器間の配線系統を示した系統図上に、前記複数の電力機器の稼働状態を表示させる表示制御部として機能させる。
【0030】
この構成によると、コンピュータを、上述の状態表示制御装置として機能させることができる。このため、上述の状態表示制御装置と同様の作用および効果を奏することができる。
【0031】
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
また、同一の構成要素には同一の符号を付す。それらの機能および名称も同様であるため、それらの説明は適宜省略する。
【0032】
〔状態表示制御装置の構成〕
図1は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。
【0033】
状態表示制御装置1は、工場等の需要家施設に設置された複数の電力機器の稼働状態の表示を制御する装置である。なお、複数の電力機器は、EMS等の制御装置により制御される。
【0034】
需要家施設は、工場に限定されるものではなく、例えば、マンション、ビル、各家庭、家庭の集合等であってもよい。また、電力機器は、例えば、発電機、蓄電池などである。
発電機は、ガス発電機や、燃料電池などの他、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを利用して発電を行う発電機を含む。
【0035】
蓄電池は、例えば、レドックスフロー(RF)電池、リチウムイオン電池、溶融塩電池、鉛蓄電池などの二次電池を含む。蓄電池は、発電機が発電した電力を蓄積する。
【0036】
図1を参照して、状態表示制御装置1は、制御部10と、入出力I/F(インタフェース)部20と、通信I/F部25と、記憶部30とを備える。制御部10、入出力I/F部20、通信I/F部25及び記憶部30は、バス19を介して相互に接続される。
【0037】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、記憶部30にあらかじめ記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される機能的な処理部として、稼働状態記録部11と、映像記録部12と、受付部13と、取得部14と、表示制御部15とを備える。
【0038】
入出力I/F部20は、液晶ディスプレイ装置などの表示装置2、及びキーボードやマウスなどの入力装置3と、状態表示制御装置1とを接続するためのインタフェースである。
【0039】
通信I/F部25は、EMS等の制御装置4及びカメラ5と、通信を行うためのインタフェースである。
ここで、制御装置4は、所定の運用計画に従って、需要家施設に設置された各電力機器の起動及び停止、並びに各電力機器の出力を制御する。
【0040】
カメラ5は、電力機器の設置場所を撮影する。具体的には、カメラ5は発電機の出力が天候の影響を受ける発電機の設置場所を撮影する。例えば、カメラ5は、再生可能エネルギーである太陽光を用いて発電する太陽光発電機の設置場所を撮影する。なお、電力機器に再生可能エネルギーである風力を用いて発電する風力発電機が含まれる場合には、カメラ5は風力発電機の設置場所を撮影してもよい。
【0041】
記憶部30は、SRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性のメモリ素子、フラッシュメモリ若しくはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性のメモリ素子、又は、ハードディスクなどの磁気記憶装置などにより構成されている。記憶部30は、制御部10が実行するコンピュータプログラム、及びその実行に必要なデータなどを記憶する。
【0042】
映像記録部12は、通信I/F部25を介してカメラ5から、カメラ5が撮影した映像データを受信し、受信した映像データを記憶部30に記録する。
【0043】
稼働状態記録部11は、需要家施設に設置された複数の電力機器の稼働状態を示す稼働状態情報を時刻と対応付けて記憶部30に記録する。
【0044】
図2は、記憶部30に記憶されている稼働状態情報の一例を示す図である。
稼働状態情報の各レコードには、「日時」、「稼働状態」、「対象電力機器」、「警報情報」、「映像データ」及び「気象情報」が含まれる。
【0045】
稼働状態記録部11は、「稼働状態」、「対象電力機器」、「警報情報」、「映像データ」及び「気象情報」を取得した日及び時刻を、「日時」の欄に記録する。例えば、2020年3月24日6時0分0秒と、2020年3月24日6時1分0秒とにこれらの情報が取得されている。
【0046】
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器の稼働状態を受信し、「稼働状態」の欄に記録する。例えば、2020年3月24日6時0分0秒に取得した蓄電池の出力は0kWであり、1号発電機の出力は50kWである。なお、「稼働状態」の欄には、需要家施設に設置された蓄電池及び1号発電機以外の電力機器の稼働状態も記録される。
【0047】
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器が対象電力機器であるか否かの情報を受信し、「対象電力機器」の欄に記録する。ここで、対象電力機器とは、制御装置4の制御対象となっている電力機器である。
【0048】
例えば、電力機器が起動状態又はスタンバイ状態であり、制御装置4からの制御指令を受け付け可能な状態であれば、その電力機器は対象電力機器とされる。例えば、制御装置4は、制御指令に対する応答信号を送信した電力機器を対象電力機器とする。
【0049】
他方、電力機器の電源がオフされており電力機器が停止している状態や、電力機器が故障している状態など、制御装置4からの制御指令を受け付けることができない状態であれば、その電力機器は対象電力機器とはされない。例えば、制御装置4は、制御指令に対する応答信号を送信しない電力機器を対象電力機器から外す。
【0050】
「対象電力機器」の欄では、対象電力機器をTRUEで示し、対象電力機器ではない電力機器をFALSEで示している。例えば、2020年3月24日6時0分0秒において蓄電池は対象電力機器ではなく、1号発電機は対象電力機器であることが示されている。なお、「対象電力機器」の欄には、需要家施設に設置された蓄電池及び1号発電機以外の電力機器が対象電力機器であるか否かの情報も記録される。
【0051】
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器や需要家施設等に対する警報情報を受信し、「警報情報」の欄に記録する。例えば、稼働状態記録部11は、2020年3月24日6時0分0秒及び2020年3月24日6時1分0秒に「蓄電池軽故障」との警報情報を取得している。
【0052】
稼働状態記録部11は、映像記録部12が記録した映像データのファイル名又はリンク先を「映像データ」の欄に記録する。例えば、2020年3月24日6時0分0秒に取得した映像データのファイル名は、「V200324060000」である。また、2020年3月24日6時1分0秒に取得した映像データのファイル名は、「V200324060100」である。
【0053】
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4又は図示しない気象サーバから、需要家施設の気象情報を受信し、「気象情報」の欄に記録する。例えば、2020年3月24日6時0分0秒の気温は13℃、湿度は35%である。また、2020年3月24日6時1分0秒の気温は13℃、湿度は34%である。なお、ピンポイントの気象情報を取得可能な場合には、稼働状態記録部11は、出力が気象の影響を受ける太陽光発電機や風力発電機の設置場所の気象情報を受信して記録するのが望ましい。
【0054】
再び図1を参照して、受付部13は、入力装置3を用いてユーザが指定した時刻を、入出力I/F部20を介して受け付ける。なお、ユーザが指定した時刻には、日も含まれる。
【0055】
取得部14は、受付部13が受け付けたユーザが指定した時刻における稼働状態情報を記憶部30から読み出すことにより取得する。例えば、取得部14は、指定時刻が2020年3月24日6時0分0秒の場合には、その時刻における稼働状態情報のレコードを読み出す。図2に示した例によると、読み出したレコードには、蓄電池の稼働状態が0kW、1号発電機の稼働状態が50kW、蓄電池は対象電力機器ではない、1号発電機は対象電力機器である、蓄電池軽故障の警報が出ている等の情報が含まれる。
【0056】
また、取得部14は、指定時刻が示す日の全ての警報情報を、日時の情報とともに記憶部30から読み出すことにより取得する。例えば、取得部14は、指定時刻が2020年3月24日6時0分0秒の場合には、2020年3月24日の全ての警報情報を読み出す。読み出す時間の範囲は1日に限定されるものではなく、それ以上であってもよいし、それ以下であってもよい。例えば、取得部14は、指定時刻の前後6時間の警報情報を読み出してもよい。
【0057】
表示制御部15は、表示装置2の表示画面に、需要家施設における複数の電力機器間の配線系統(配電系統)を示した系統図を表示させる。また、表示制御部15は、取得部14が取得した稼働状態情報に基づいて、系統図上に複数の電力機器の稼働状態を表示させる。なお、系統図の情報は記憶部30に記憶されているものとする。
【0058】
図3は、表示装置2の表示画面の表示の一例を示す図である。
表示画面には、系統図40と、警報タイムチャート50と、操作メニュー60と、カメラ映像70と、気象情報80と、警報一覧90とが表示される。
【0059】
操作メニュー60は、ユーザが時刻を指定するための欄である。ユーザが、操作メニュー60の表示時刻の欄に日時を入力することにより、時刻を指定することができる。ここでは、表示時刻として2020年3月24日10時0分0秒が指定されたものとする。また、ユーザが再生ボタン61を押下すると、表示時刻が自動的に進む。ユーザが早送りボタン62を押下すると、表示時刻が早送りされる。例えば、再生ボタン61を押下した場合に比べ、2倍の速度で表示時刻が進む。また、ユーザが巻き戻しボタン63を押下すると、表示時刻が巻き戻される。再生速度表示欄64には、現在の再生速度が表示される。
【0060】
系統図40は、複数の電力機器である、1号発電機41、2号発電機42、3号発電機43、太陽光発電機44、蓄電池45、工場46、オフィス棟47、及び商用電源49の配線系統を示している。なお、工場46及びオフィス棟47は負荷装置である。
【0061】
系統図40には、操作メニュー60に示される表示時刻において、各電力機器が需要家施設内の配電系統に接続されているか否かが「接続」及び「遮断」という文字列、並びに、スイッチにより図示されている。例えば、1号発電機41、3号発電機43、太陽光発電機44、工場46及びオフィス棟47は、配電系統に接続されている。このため、これらの電力機器の近傍に「接続」という文字列が記載され、これらの電力機器と配電系統との接続線のスイッチが閉じている。一方、2号発電機42及び蓄電池45は、配電系統に接続されていない。このため、これらの電力機器の近傍に「遮断」という文字列が記載され、これらの電力機器と配電系統との接続線のスイッチが開いている。
【0062】
また、操作メニュー60に示される表示時刻における電力の流れが矢印により示されている。例えば、1号発電機41、3号発電機43及び太陽光発電機44から配電系統に向かって矢印が伸びている。これは、これらの発電機が発電した電力が配電系統に出力されていることを示している。また、工場46及びオフィス棟47に向けて配電系統から矢印が伸びている。これは、工場46及びオフィス棟47が配電系統から電力を受電していることを示している。
【0063】
また、操作メニュー60に示される表示時刻における各電力機器の出力が系統図上に表示されている。例えば、1号発電機41の出力は500kWであり、2号発電機42の出力は0kWであり、3号発電機43の出力は500kWであり、太陽光発電機44の出力は50kWである。また、電力機器が負荷装置の場合には、負荷装置の消費電力が表示される。例えば、工場46の消費電力は1200kWであり、オフィス棟47の消費電力は140kWである。
【0064】
なお、各電力機器と配電系統との接続線の太さが出力又は消費電力の多寡を示す。例えば、1号発電機41の出力は太陽光発電機44の出力よりも大きいため、1号発電機41の接続線のほうが太陽光発電機44の接続線よりも太い。また、工場46の消費電力の方がオフィス棟47の消費電力よりも大きいため、工場46の接続線のほうがオフィス棟47の接続線よりも太い。
【0065】
また、操作メニュー60に示される表示時刻における制御装置4の対象電力機器が破線矢印で示されている。つまり、制御装置4から破線矢印が伸びている1号発電機41、3号発電機43及び太陽光発電機44が、対象電力機器である。
【0066】
警報タイムチャート50は、警報の種類ごとに、警報が出ている時間を示したタイムチャートである。警報タイムチャート50の横軸は、取得部14が取得した警報情報の日時における時刻を示し、縦軸は警報の種類を示す。また、警報タイムチャート50上の横棒は警報が出ている時間帯を示す。例えば、警報「蓄電池軽故障」が、2時ごろから17時ごろまでの間出ていることが分かる。また、バー51は、現在の表示時刻を示しており、操作メニュー60に示されている表示時刻と同じである。ユーザは、バー51を左右に移動させることによっても、表示時刻を変更して指定することが可能である。
【0067】
カメラ映像70には、表示時刻に取得された映像、つまり、表示時刻にカメラ5で撮影された映像が表示される。
気象情報80には、表示装置に取得された気象情報が表示される。気象情報80には、例えば、気温、湿度、日射強度、風速及び風向きなどの情報が含まれる。
【0068】
警報一覧90には、表示装置に発生している警報の一覧が表示される。例えば、2020年3月24日10時0分0秒時点で発生している警報として、蓄電池軽故障及びデマンド警報が表示されている。
【0069】
〔稼働状態情報の記録処理〕
図4は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置1による稼働状態情報の記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器の稼働状態を取得する(ステップS1)。
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器が対象電力機器であるか否かの情報を取得する(ステップS2)。
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して制御装置4から、各電力機器や需要家施設等に対する警報情報を取得する(ステップS3)。
【0070】
映像記録部12は、通信I/F部25を介してカメラ5から、カメラ5が撮影した映像データを取得し、取得した映像データを記憶部30に記録する(ステップS4)。
稼働状態記録部11は、通信I/F部25を介して図示しない気象サーバから、需要家施設の気象情報を取得する(ステップS5)。
稼働状態記録部11は、ステップS1からステップS5で取得されたデータに基づいて、稼働状態情報を作成して記憶部30に記録する(S6)。
【0071】
例えば、図2を参照して、稼働状態記録部11は、これらのデータを取得した日時を「日時」の欄に記録し、ステップS1で取得された稼働状態を「稼働状態」の欄に記録し、ステップS2で取得された対象電力機器の情報を「対象電力機器」の欄に記録する。また、稼働状態記録部11は、ステップS3で取得された警報情報を「警報情報」の欄に記録し、ステップS4で取得された映像データのファイル名を「映像データ」の欄に記録し、ステップS5で取得された気象情報を「気象情報」の欄に記録する。
状態表示制御装置1は、ステップS1からステップS6の処理を周期的(例えば、1分周期)で繰り返し実行する(ループA)。
【0072】
〔表示画面への表示制御処理〕
図5は、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置1による表示装置2の表示画面への表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図3及び図5を参照しながら、表示制御処理について説明する。
【0073】
取得部14は、表示時刻の指定があるか否かを判定する(ステップS11)。例えば、図3に示した表示画面の操作メニュー60において表示時刻の欄に時刻が入力されているか、、又は警報タイムチャート50のバー51によって表示時刻が指定されている場合には、表示時刻の指定があると判定する。
表示時刻の指定がないと判定された場合には(ステップS11においてNO)、取得部14は、表示時刻の指定があるまで待機する。
【0074】
表示時刻の指定があると判定された場合には(ステップS11においてYES)、取得部14は、指定された表示時刻の稼働状態情報を記憶部30から読み出す。また、取得部14は、表示時刻に示される日の全ての警報情報を日時の情報とともに記憶部30から読み出す(ステップS12)。
【0075】
表示制御部15は、ステップS12で読み出された表示時刻の稼働状態情報に基づいて、稼働状態及び対象電力機器の情報を重畳させた系統図40を表示画面に表示させる(ステップS13)。
【0076】
表示制御部15は、ステップS12で読み出された表示時刻に示される日の全ての警報情報に基づいて、警報タイムチャート50を表示させる(ステップS14)。
【0077】
表示制御部15は、ステップS12で読み出された表示時刻の稼働状態情報に基づいて、稼働状態情報に示されるファイル名の映像データを記憶部30から読み出し、読み出した映像データを表示画面のカメラ映像70の欄に表示させる(ステップS15)。
【0078】
表示制御部15は、ステップS12で読み出された表示時刻の稼働状態情報に基づいて、表示画面に気象情報80を表示させる(ステップS16)。
表示制御部15は、ステップS12で読み出された表示時刻の稼働状態情報に基づいて、表示画面に警報一覧90を表示させる(ステップS17)。
【0079】
制御部10は、表示制御処理の終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS18)。例えば、制御部10は、ユーザから表示制御処理の終了指示入力があれば終了条件を満たすと判定し、それ以外であれば終了条件を満たさないと判定する。
【0080】
終了条件を満たしていないと判定された場合には(ステップS18においてNO)、状態表示制御装置1は、ステップS11以降の処理を繰り返し実行する。終了条件を満たしていると判定された場合には(ステップS18においてYES)、状態表示制御装置1は、表示制御処理を終了する。
【0081】
〔実施形態の効果等〕
以上説明したように、本開示の実施形態1によると、ユーザが指定した時刻の電力機器の稼働状態が、電力機器間の配線系統を示した系統図40上に表示される。このため、ユーザは、過去の任意の時刻における電力機器の稼働状態を系統図40上で確認することができる。これにより、ユーザは、例えば、系統図40上で停止している電力機器を特定することができる。また、ユーザは、特定した電力機器に接続されている他の電力機器の稼働状態を確認することにより、例えば、停止の原因が配電系統の遮断によるものであるのか、電力機器の故障によるものであるのか等を確認することができる。これにより、障害発生時の原因追求を支援することができる。
【0082】
また、図3に示した表示装置2の表示画面では、破線矢印により対象電力機器を示している。このため、ユーザは、EMSなどの制御装置の制御対象となっている電力機器を、系統図40上で確認することができる。このため、ユーザは、例えば、制御対象となっているはずであるにもかかわらず制御対象となっていない電力機器を知ることができ、この情報を障害発生時の原因追及に役立てることができる。
【0083】
また、表示画面には、警報タイムチャート50が表示される。これにより、ユーザは、警報が発生した時刻を容易に特定することができる。これにより、ユーザは、警報が発生した任意の時刻を指定することにより、当該時刻における電力機器の稼働状態を系統図40上で容易に確認することができる。
【0084】
また、表示画面には、電力機器の出力が系統図40上に表示される。これにより、ユーザは、任意の時刻における電力機器の稼働状態と合わせて、電力機器の出力を系統図40上で確認することができる。
【0085】
また、電力機器の接続線の太さにより、電力機器の出力の多寡が示される。これにより、ユーザは、接続線の太さを見ることにより、電力機器の出力の多寡を直感的に把握することができる。
【0086】
また、電力機器の接続線に示される矢印の向きにより、電力機器の電力の向きが示される。これにより、ユーザは、矢印の向きを見ることにより、電力機器の電力の流れる方向を直感的に把握することができる。
【0087】
また、表示画面には、太陽光発電機の設置場所を撮影したカメラ映像70が表示される。このため、ユーザは、設置場所の天候を確認しながら、太陽光発電機の稼働状態を把握することができる。例えば、天候が晴れているにもかかわらず、太陽光発電機の出力が小さい場合には、ユーザは、太陽光発電機の故障の可能性を検討することができる。
【0088】
以上、本開示の実施形態に係る状態表示制御装置1について説明したが、本開示は、この実施形態に限定されるものではない。
たとえば、上記した状態表示制御装置1の機能がEMS等の制御装置4に含まれていてもよい。
【0089】
また、状態表示制御装置1を構成する構成要素の一部または全部は、1または複数のシステムLSIなどの半導体装置から構成されていてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0090】
また、上記したコンピュータプログラムを、コンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、HDD、CD-ROM、半導体メモリなどに記録して流通させてもよい。また、コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送して流通させてもよい。
また、状態表示制御装置1は、複数のコンピュータ又は複数のプロセッサにより実現されてもよい。
【0091】
また、状態表示制御装置1の一部または全部の機能がクラウドコンピューティングによって提供されてもよい。つまり、各装置の一部または全部の機能がクラウドサーバにより実現されていてもよい。
【0092】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0093】
1 状態表示制御装置
2 表示装置
3 入力装置
4 制御装置
5 カメラ
10 制御部
11 稼働状態記録部
12 映像記録部
13 受付部
14 取得部
15 表示制御部
19 バス
20 入出力I/F部
30 記憶部
40 系統図
41 1号発電機
42 2号発電機
43 3号発電機
44 太陽光発電機
45 蓄電池
46 工場
47 オフィス棟
49 商用電源
50 警報タイムチャート
51 バー
60 操作メニュー
61 再生ボタン
62 早送りボタン
63 巻き戻しボタン
64 再生速度表示欄
70 カメラ映像
80 気象情報
90 警報一覧
図1
図2
図3
図4
図5