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特許7524831安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラム
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  • 特許-安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラム 図1
  • 特許-安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラム 図2
  • 特許-安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラム
(51)【国際特許分類】
   G08B 21/10 20060101AFI20240723BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
G08B21/10
G08B25/04 K
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021092533
(22)【出願日】2021-06-01
(65)【公開番号】P2022184590
(43)【公開日】2022-12-13
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中園 秀幹
(72)【発明者】
【氏名】金子 智洋
(72)【発明者】
【氏名】木村 由布子
(72)【発明者】
【氏名】林 雅敏
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 真輝
(72)【発明者】
【氏名】高橋 祐希
【審査官】小松崎 里沙
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-074342(JP,A)
【文献】特開2005-258638(JP,A)
【文献】特開2019-027605(JP,A)
【文献】特開2020-067855(JP,A)
【文献】特開2019-000442(JP,A)
【文献】特開2015-109044(JP,A)
【文献】国際公開第2015/083346(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第112750276(CN,A)
【文献】国際公開第2016/035734(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 3/00
3/16- 3/20
3/38- 3/58
7/00- 7/16
11/00-11/10
G08B19/00-31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを有する安否確認装置を備え、
前記プロセッサは、
安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、
前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力し、
前記機器から前記機器の位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいて、前記機器が被災地域にあるか否かを判定し、
前記機器が被災地域にあると判定した場合に、前記安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定
前記機器は、前記安否確認対象者の日常生活を支援する電動車いすである、
安否確認システム。
【請求項2】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、
前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力し、
前記機器から前記機器の位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいて、前記機器が被災地域にあるか否かを判定し、
前記機器が被災地域にあると判定した場合に、前記安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定
前記機器は、前記安否確認対象者の日常生活を支援する電動車いすである、
安否確認装置。
【請求項3】
プロセッサに、
安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、
前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力し、
前記機器から前記機器の位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいて、前記機器が被災地域にあるか否かを判定し、
前記機器が被災地域にあると判定した場合に、前記安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定する、
ことを実行させ
前記機器は、前記安否確認対象者の日常生活を支援する電動車いすである、
安否確認プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
災害発生後の被災者の通信履歴を記憶しておき、当該被災者に連絡を取ろうとする発信者がいた場合、被災者の通信履歴の有無に基づいて、被災者の無事を発信者に通知する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2007-166275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
災害発生時は、通信輻輳が発生する可能性が高いため、通信手段による通信ができないおそれがある。また、高齢者等は、通信手段自体を有していない可能性もある。従って、通信手段が使えない場合や通信手段を有しない場合であっても、安否確認対象者の安否の確認を行うことができる技術が求められていた。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、通信手段が使えない場合や通信手段を有しない場合であっても、安否確認対象者の安否の確認を行うことができる安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る安否確認システムは、プロセッサを有する安否確認装置を備え、前記プロセッサが、安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力する。
【0007】
本開示に係る安否確認装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサが、安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力する。
【0008】
本開示に係る安否確認プログラムは、プロセッサに、安否確認対象者が使用する機器に電力が供給されたか否かを判定し、前記機器に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された端末に対して、前記安否確認対象者の安否情報を出力する、ことを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、通信手段が使えない場合や通信手段を有しない場合であっても、安否確認対象者の安否の確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る安否確認システムの全体構成を示す概略図である。
図2図2は、実施形態に係る安否確認システムの各構成要素の詳細を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る安否確認システムが実行する安否確認方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の実施形態に係る実施形態に係る安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムについて、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0012】
(安否確認システム)
実施形態に係る安否確認装置を含む安否確認システムについて、図1および図2を参照しながら説明する。安否確認システム1は、図1に示すように、安否確認装置10と、充電装置20と、機器30と、端末40と、を有している。安否確認装置10、充電装置20、機器30および端末40は、いずれも通信機能を備えており、ネットワークNWを通じて相互に通信可能に構成されている。このネットワークNWは、例えばインターネット回線網、携帯電話回線網等から構成される。
【0013】
なお、機器30は、通信機能を備えていてもよく、あるいは通信機能を備えていなくてもよい。本実施形態では、機器30が通信機能を備えている前提で説明を行う。また、図1では、端末40を一台用いた例を示しているが、複数の端末40を用いてもよい。
【0014】
(安否確認装置)
安否確認装置10は、例えば災害等が発生した際に、予め設定した安否確認対象者の安否を確認し、その確認結果を安否確認者に通知するためのものである。この安否確認装置10は、例えばワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータによって実現される。
【0015】
本実施形態において、「安否確認対象者」とは、安否確認の対象となるユーザであり、例えば一人暮らしの高齢者や若者等が挙げられる。また、「安否確認者」とは、安否確認対象者の安否を確認したいユーザであり、例えば安否確認対象者と離れて暮らす家族等が挙げられる。また、本実施形態では、例えば災害等の発生時に安否確認者が安否確認対象者の安否を確認するシチュエーションを想定しているが、災害等の発生の有無にかかわらず、安否確認装置10による安否確認は可能である。
【0016】
安否確認装置10は、図2に示すように、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、を備えている。制御部11は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等からなるプロセッサと、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなるメモリ(主記憶部)と、を備えている。
【0017】
制御部11は、記憶部13に格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。制御部11は、記憶部13に格納されたプログラムの実行を通じて、安否情報送信部111として機能する。
【0018】
安否情報送信部111は、安否確認対象者の安否に関する情報(以下、「安否情報」という)を、ネットワークNWを経由して、安否確認者が所持する端末40へと送信する。安否情報送信部111は、安否確認対象者が使用する機器30に電力が供給されたか否かを判定し、当該機器30に電力が供給されたと判定した場合に、予め登録された安否確認者の端末40に対して、安否確認対象者の安否情報を送信(出力)する。すなわち、安否情報送信部111は、安否確認対象者が所持する機器30の充電開始を、当該安否確認対象者の安全確保の判断基準とする。
【0019】
安否確認対象者が使用する機器30に電力が供給されたか否かは、充電装置20から入力される充電情報に基づいて判定することができる。この「充電情報」とは、充電装置20によって安否確認対象者の機器30が充電された旨の情報であり、例えば充電された機器30を特定可能な情報(名称、ID、種類等)、機器30への充電が開始された日時、機器30への充電が完了した日時、機器30のバッテリ残量等の情報が含まれる。
【0020】
安否情報送信部111は、充電装置20から充電情報が入力された場合に、安否確認対象者が使用する機器30に電力が供給されたと判定し、当該安否確認対象者の安否情報を、安否確認者の端末40に送信する。この「安否情報」には、例えば安否確認対象者が無事である旨の情報だけが含まれていてもよく、この情報に加えて、充電された機器30を特定可能な情報(名称、ID、種類等)、機器30への充電が開始された日時、機器30への充電が完了した日時、機器30のバッテリ残量等の情報が含まれていてもよい。このように、安否確認対象者が所持する機器30に電力が供給された場合に、安否確認対象者の安全が確保されたと判断することにより、安否確認対象者の安否の確認を早期に行うことができる。
【0021】
安否情報送信部111は、安否確認対象者が使用する機器30が被災地域にある場合に、安否確認者の端末40に対して、安否確認対象者の安否情報を送信してもよい。この場合、安否情報送信部111は、機器30から当該機器30の位置情報を取得するとともに、例えば災害情報を提供する機関・企業のサーバ等から被災地域を含む災害情報を取得する。そして、安否情報送信部111は、機器30の位置情報および災害情報に基づいて、当該機器30が被災地域にあるか否かを判定し、機器30が被災地域にあると判定した場合に、安否確認対象者が使用する機器30に電力が供給されたか否かを判定する。
【0022】
続いて、安否情報送信部111は、充電装置20から充電情報が入力された場合に、安否確認対象者が使用する機器30に電力が供給されたと判定し、当該安否確認対象者の安否情報を、安否確認者の端末40に送信する。このように、安否確認対象者が使用する機器30が被災地域にある場合に、安否確認対象者の安否情報を安否確認者の端末40に送信することにより、被災した安否確認対象者の安否の確認を早期に行うことができる。
【0023】
通信部12は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路等から構成される。通信部12は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークNWに接続されている。そして、通信部12は、当該ネットワークNWに接続することにより、充電装置20、機器30および端末40との間で通信を行う。
【0024】
記憶部13は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)およびリムーバブルメディア等の記録媒体から構成される。リムーバブルメディアとしては、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)のようなディスク記録媒体が挙げられる。記憶部13には、オペレーティングシステム(Operating System:OS)、各種プログラム、各種テーブル、各種データベース等が格納可能である。
【0025】
記憶部13には、機器情報131が格納されている。この機器情報131は、安否確認対象者が使用する機器30に関する情報である。機器情報131には、機器30を使用する安否確認対象者に関する情報(例えば氏名、電話番号等)、機器30を特定可能な情報(名称、ID、種類等)等が含まれる。
【0026】
(充電装置)
充電装置20は、機器30の充電を行うためのものである。この充電装置20としては、例えば安否確認対象者の家庭内に設置された充電設備、公共の場所に設置された充電設備(充電ステーション)等が挙げられる。
【0027】
充電装置20は、図2に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、を備えている。制御部21、通信部22および記憶部23は、ハードウェアとしては制御部11、通信部12および記憶部13と同様である。制御部21は、記憶部23に格納されたプログラムの実行を通じて、充電検出部211として機能する。
【0028】
充電検出部211は、充電装置20から機器30へと電力が供給された場合に、充電情報を生成し、当該充電情報を、ネットワークNWを経由して安否確認装置10へと送信する。
【0029】
通信部22は、ネットワークNWを経由した無線通信により、安否確認装置10との間で通信を行う。記憶部23には、例えば充電検出部211によって生成された充電情報等が、必要に応じて格納される。
【0030】
(機器)
機器30は、充電装置20を利用して充電が可能なバッテリを備える電子機器である。この機器30としては、例えば安否確認対象者が所持する携帯機器(例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルコンピュータ等)、安否確認対象者の日常生活を支援する電動式の日常生活支援装置(例えば電動車いす等)等が挙げられる。
【0031】
本実施形態では、機器30が通信機能を備えており、ネットワークNWを経由して、例えば安否確認装置10と情報のやり取りを行うことが可能に構成されている。但し、機器30は、少なくとも充電装置20によって充電が可能な電子機器であればよく、通信機能を備えることは必須ではない。
【0032】
また、機器30は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自己の位置情報を取得できるものであってもよい。この場合、機器30は、定期的に取得した位置情報を、ネットワークNWを経由して安否確認装置10へと送信する。このように、機器30から安否確認装置10へと位置情報を送信することにより、安否確認装置10の安否情報送信部111において、機器30が被災地域にあるか否かの判定を行うことができる。
【0033】
(端末)
端末40は、安否確認者が所持する電子機器である。この端末40は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルコンピュータ等によって実現される。
【0034】
端末40は、図2に示すように、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、操作・表示部44と、を備えている。制御部41、通信部42および記憶部43は、ハードウェアとしては制御部11、通信部12および記憶部13と同様である。
【0035】
通信部42は、ネットワークNWを経由した無線通信により、安否確認装置10との間で通信を行う。記憶部43には、安否確認装置10から取得した安否確認対象者の安否情報が、必要に応じて格納される。
【0036】
操作・表示部44は、例えばタッチパネルディスプレイ等により構成されており、ユーザの手指やペン等による操作を受け付ける入力機能と、制御部41の制御に基づいて各種情報を表示する表示機能と、を有している。操作・表示部44は、制御部41の制御に基づいて、例えば安否確認装置10から取得した安否確認対象者の安否情報の画面を表示する。この「安否情報の画面」には、例えば安否確認対象者が無事である旨の情報、充電装置2によって充電された機器30を特定可能な情報(名称、ID、種類等)、機器30への充電が開始された日時、機器30への充電が完了した日時、機器30のバッテリ残量等の情報が含まれる。
【0037】
(安否確認方法)
実施形態に係る安否確認システム1が実行する安否確認方法の処理手順の一例について、図3を参照しながら説明する。同図では、安否確認装置10を主体とした処理であって、安否確認対象者の機器30が被災地域にあることを前提に安否情報を送信する場合の処理について説明する。
【0038】
まず、安否情報送信部111は、安否確認対象者が使用する機器30から、当該機器30の位置情報を取得する(ステップS1)。続いて、安否情報送信部111は、機器30の位置情報と、別途取得した災害情報とに基づいて、機器30が被災地域にあるか否かを判定する(ステップS2)。
【0039】
ステップS2において、機器30が被災地域にあると判定した場合(ステップS2でYes)、安否情報送信部111は、機器30に電力が供給されたか否かを判定する(ステップS3)。なお、ステップS2において、機器30が被災地域にないと判定した場合(ステップS2でNo)、安否情報送信部111は、ステップS2の判定に戻る。
【0040】
ステップS3において、機器30に電力が供給されたと判定した場合(ステップS3でYes)、安否情報送信部111は、予め登録された安否確認者の端末40に、安否確認対象者の安否情報を送信する(ステップS4)。以上により、安否確認方法の処理は完了する。なお、ステップS3において、機器30に電力が供給されていないと判定した場合(ステップS3でNo)、安否情報送信部111は、ステップS3の判定に戻る。
【0041】
以上説明したように、実施形態に係る安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムでは、安否確認対象者が所持する機器30の充電開始を、当該安否確認対象者の安全確保の判断基準とする。すなわち、実施形態に係る安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムでは、安否確認対象者が所持する機器30が充電されたか否かを検出し、当該機器30への充電が検出された場合に、安否確認者の端末40に、安否確認対象者の安否情報を送信する。従って、実施形態に係る安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムによれば、例えば災害発生時の通信輻輳により通信手段(連絡手段)が使えない場合や安否確認対象者が通信手段を有しない場合であっても、当該安否確認対象者の安否の確認を行うことができる。
【0042】
また、実施形態に係る安否確認システム、安否確認装置および安否確認プログラムによれば、安否確認対象者が常に持ち歩く携帯機器(スマートフォン等)や、安否確認対象者の日常生活を支援する電動式の日常生活支援装置(電動車いす等)の充電開始により、安否確認対象者の安否を早期に確認することができる。
【0043】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表わしかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【0044】
例えば、図1では、安否確認装置10と充電装置20とを別々の装置として説明したが、安否確認装置10と充電装置20とが一つの装置で構成されていてもよい。この場合、安否確認装置10に充電装置20の機能を持たせてもよく、反対に充電装置20に安否確認装置10の機能を持たせてもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 安否確認システム
10 安否確認装置
11 制御部
111 安否情報送信部
12 通信部
13 記憶部
131 機器情報
20 充電装置
21 制御部
211 充電検出部
22 通信部
23 記憶部
30 機器
40 端末
41 制御部
42 通信部
43 記憶部
44 操作・表示部
NW ネットワーク
図1
図2
図3