(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G07G 1/12 20060101AFI20240723BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
G07G1/12 361C
G07G1/12 351Z
G07G1/01 301E
(21)【出願番号】P 2023084547
(22)【出願日】2023-05-23
(62)【分割の表示】P 2021185337の分割
【原出願日】2020-07-29
【審査請求日】2023-05-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】山腋 裕太
(72)【発明者】
【氏名】細田 雄祐
(72)【発明者】
【氏名】駒城 昌也
(72)【発明者】
【氏名】大塚 達哉
【審査官】永安 真
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-051476(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00 - 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する手段と、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力する手段と、を備え
、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により選択された文字、及び、画像の少なくとも一方を含む
情報処理装置。
【請求項2】
前記画像は、アイコンを含む
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する手段と、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力する手段と、を備え、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である
情報処理装置。
【請求項4】
前記ラベルは、飲料の容器に貼付するためのラベルである
請求項1から
3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記注文情報と、前記注文を識別する識別情報と、を対応付けておき、前記識別情報に基づいて、前記注文情報を特定する
請求項1から
4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記注文情報を含む表示情報をディスプレイに出力する手段をさらに備える
請求項1から
5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示情報は、店員用のディスプレイに出力される
請求項
6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が、
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を実行
し、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により選択された文字、及び、画像の少なくとも一方を含む
情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置が、
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を実行し、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である
情報処理方法。
【請求項10】
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を備える情報処理方法をコンピュータに実行さ
せ、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により選択された文字、及び、画像の少なくとも一方を含む
情報処理プログラム。
【請求項11】
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を備える情報処理方法をコンピュータに実行させ、
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注文システム、制御装置、タブレット、制御方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コーヒー専門店等では、多種多様の飲料が紙コップやプラスチックコップにより顧客に提供されている。店舗の店員は、注文された商品を間違いなく顧客に提供するために、これらの容器に適宜手書きで書き込みを行うことがある。書き込みは、例えば、その商品の商品名、サイズ、オプション内容、注文した顧客の氏名等である。
例えば、特許文献1には、ハンバーガー店において、顧客の注文に特別注文の情報が含まれている場合に、その特別注文の情報を印刷したシールを発行する技術が開示されている。特別注文とは、例えば、「ピクルス抜き」、「マヨネーズ増量」など、通常の内容物から変更が加わった注文である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような特別注文を含めて、店舗の店員は、その商品を注文した顧客に対して誤りなく商品を提供する必要がある。そのために、店員は上述のような容器に対する書き込みを行うが、例えば注文が混み合っているときや、似通った商品の注文が重なった場合には、注文した顧客とは別の顧客に商品を渡してしまうおそれがある。店員は、そのようなミスが起こらないよう常々注意しながら商品の提供を行うため、負担が生じている。特許文献1で開示された技術では、このような問題は考慮されていない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、商品提供時における店員の負担を軽減することが可能な注文システム、制御装置、タブレット、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる情報処理装置は、
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する手段と、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力する手段と、を備えるものである。
【0006】
本発明にかかる情報処理方法は、
情報処理装置が、
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を実行するものである。
【0007】
本発明にかかる情報処理プログラムは、
商品を注文した顧客の顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を出力するステップと、を備える情報処理方法をコンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、商品提供時における店員の負担を軽減することが可能な注文システム、制御装置、タブレット、制御方法及び制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1にかかる注文システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】実施の形態2にかかる注文システムの構成を示すブロック図である。
【
図3】実施の形態2にかかるPOS端末の処理を示すフローチャートである。
【
図4】実施の形態2にかかる精算用ディスプレイの表示の一例を示す図である。
【
図5】実施の形態2にかかる厨房用ディスプレイの表示の一例を示す図である。
【
図6】実施の形態3にかかる注文システムの構成を示すブロック図である。
【
図7】実施の形態4にかかる注文システムの構成を示すブロック図である。
【
図8】実施の形態4にかかるPOS端末の処理を示すフローチャートである。
【
図9】実施の形態4にかかる精算用ディスプレイの表示の一例を示す図である。
【
図10】ハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる注文システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、注文システム100は、タブレット10と、制御装置20とを備えている。
タブレット10は、顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付ける。
制御装置20は、タブレット10に入力された顧客表示識別情報と顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する。
また、制御装置20は、顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力する。
さらに、制御装置20は、商品の精算作業を行うユーザに対して注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する。
【0011】
以上説明したように、本実施の形態にかかる注文システム100によれば、タブレット10に入力された顧客表示識別情報をラベルに印刷して、商品に貼付することができる。また、顧客表示識別情報を含む注文情報を精算用ディスプレイに表示することができるので、商品の精算作業を行うユーザ(店員)は、精算用ディスプレイの表示と、商品の飲用容器に貼付されたラベルとを確認した上で顧客に注文品を提供することができる。したがって、商品提供時における店員の負担を軽減することができる。
【0012】
<実施の形態2>
次に、
図2から
図5を用いて本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1で説明した注文システム100について詳細に説明する。
【0013】
まず、
図2を用いて本実施の形態にかかる注文システム101の構成を説明する。
図2は、注文システム101の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、注文システム101は、ペンタブレット11、POS(Point Of Sales)端末21、ラベルプリンタ40、厨房用ディスプレイ30、精算用ディスプレイ60を備えている。
【0014】
ペンタブレット11は、顧客を表示により識別する顧客表示識別情報200の入力を受け付けるタブレットである。ペンタブレット11は、商品に貼付するラベルに印刷するための顧客表示識別情報200の入力を促す入力画面を表示する。ペンタブレット11は、入力画面に入力された顧客表示識別情報200を取得して、取得した顧客表示識別情報200をPOS端末21に対して出力する。顧客表示識別情報200は、例えば、顧客が書いたサインや図形等である。顧客表示識別情報200は、ラベルプリンタ40によってラベルに印刷され、商品に貼付される。商品には、コーヒーの入った紙コップ等、商品の包装が含まれる。
【0015】
ペンタブレット11は、板状のタブレット本体と電子ペンとを備えており、顧客は、電子ペンを用いて、本体に設けられたディスプレイ上をなぞることによりサイン等を入力する。顧客が電子ペンでディスプレイをなぞると、ペンタブレット11は、ディスプレイに対する電子ペンの位置をタブレット本体に内蔵されたセンサで読み取って、入力を検出する。このようにして、ペンタブレット11は、顧客により入力された入力軌跡情報を、顧客表示識別情報200として受け付ける。顧客表示識別情報200は、文字に限らず、図形やイラストなど任意の内容でよい。また、顧客表示識別情報200は、フリーハンドによるものに限らず、ディスプレイ上に表示された複数の文字や画像から、顧客が1つ以上を選択するなどしてもよい。ペンタブレット11における入力情報の検出には、例えば、赤外線遮断方式、静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式など種々の方式を用いることができる。また、顧客は電子ペンを用いず、自身の指によりサインの入力や画像の選択等を行ってもよい。ペンタブレット11は、POS端末21の近傍など、商品の注文時に顧客が操作しやすい位置に配置されることが好ましい。
【0016】
POS端末21は、顧客が注文した商品の精算処理を行う。POS端末21は、ペンタブレット11、ラベルプリンタ40、厨房用ディスプレイ30、精算用ディスプレイ60のそれぞれと、有線又は無線により、通信可能に接続されている。POS端末21は、ペンタブレット11に入力された顧客表示識別情報200と顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する制御装置として機能する。また、POS端末21は、顧客表示識別情報200をラベルに印刷するための印刷情報を生成してラベルプリンタ40に出力する。さらに、POS端末21は、商品の精算作業を行う店員に対して、注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイ60に出力する。精算用表示情報の生成においては、POS端末21は、商品の提供状況を示す状況情報と注文情報とを関連付けて精算用表示情報を生成することができる。そして、POS端末21は、注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報を生成して厨房用ディスプレイ30に出力する。厨房用表示情報の生成において、POS端末21は、精算用表示情報と同様に、商品の提供状況を示す状況情報と注文情報とを関連付けて厨房用表示情報を生成してもよい。
【0017】
ラベルプリンタ40は、紙コップやプラスチックコップ等に貼付可能なラベルを印刷する。
図2に示す例のように、ラベルには顧客表示識別情報200が印刷される。ラベルは、店員や顧客が印刷内容を容易に視認できる大きさのものを用いるとよい。ラベルプリンタ40は、厨房内に配置されている。
【0018】
厨房用ディスプレイ30は、POS端末21で取得された注文情報を取得する厨房端末(不図示)に接続されたディスプレイである。厨房用ディスプレイ30には、ペンタブレット11に入力された顧客表示識別情報200と、顧客が注文した商品とが関連付けられて表示される。厨房用ディスプレイ30は、厨房内に設置される。厨房で調理を行う店員は、厨房用ディスプレイ30の表示を視認することで、顧客から受けた注文の内容を把握することができる。
【0019】
続いて、
図3を参照して、POS端末21が実行する処理について説明する。
図3は、POS端末21が実行する処理を示すフローチャートである。
【0020】
まず、顧客から新規の注文があると、POS端末21は、注文された商品を登録する(ステップS1)。POS端末21は、商品注文終了の入力があるか否かを判定し(ステップS2)、商品注文終了の入力があった場合(ステップS2のYES)は、ステップS3に移行する。商品注文終了の入力がない場合(ステップS2のNO)、POS端末21は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。
【0021】
次に、POS端末21は、ペンタブレット11において顧客表示識別情報200(サインや図形)の入力が終了したか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、例えば、ペンタブレット11の画面上に「入力終了」ボタンを表示させて、顧客がそれを電子ペンでクリックすることにより、入力終了をペンタブレット11に認識させる。入力終了を意味する入力があった場合(ステップS3のYES)、POS端末21は、ステップS4に移行する。入力終了を意味する入力がなかった場合(ステップS3のNO)、POS端末21は、ステップS3の処理を繰り返す。店員は、顧客に対してペンタブレット11での顧客表示識別情報200の入力を促し、顧客は入力を行う。
【0022】
図4は、顧客表示識別情報200の入力終了後のPOS端末21の精算用ディスプレイ60における表示の一例である。
図4に示すように、精算用ディスプレイ60には、注文番号、顧客の注文品、及び顧客表示識別情報200であるサインが表示されている。これらの表示は、精算ボタンなど顧客に必要のない情報を除いて、POS端末21に設けられた顧客用ディスプレイ(不図示)にも表示される。POS端末21には、注文番号、顧客の注文品、及び顧客表示識別情報200が、注文情報として記憶される。
【0023】
POS端末21は、厨房用ディスプレイ30に注文情報を送信するとともに、ラベルプリンタ40から、顧客表示識別情報200を印刷したラベルを出力させ、ステップS5に移行する(ステップS4)。厨房用ディスプレイ30には、
図4に示す精算用ディスプレイ60と同様、顧客表示識別情報200を含む注文情報が表示される。厨房内の店員は、厨房用ディスプレイ30の表示を確認し、顧客の注文品の飲み物を飲用容器(紙コップ、プラスチックコップ等)に注ぎ、顧客表示識別情報200が印刷されたラベルを飲用容器に貼付する。
【0024】
厨房用ディスプレイ30への表示は、上記のような1件分の注文に限られない。例えば、
図5に示すように、複数の注文について表示を行ってもよい。
図5の例では、POS端末21は、商品の提供状況を示す状況情報と注文情報とを関連付けて厨房用表示情報を生成する。このように、複数の注文をリスト形式で厨房用ディスプレイ30に表示することで、複数の顧客への商品の提供状況を店員が容易に視認することができる。
【0025】
続いて、POS端末21は、顧客の注文品の代金の精算を指示する入力があったか否かを判定する(ステップS5)。例えば、POS端末21は、
図4に示す「精算処理」ボタンが店員に押されることにより精算指示が行われたか否かを判定する。顧客の注文品の代金の精算を指示する入力があった場合(ステップS5のYES)、POS端末21は、ステップS6に移行する。代金精算を指示する入力がなかった場合、即ち、精算を保留する入力があった場合(ステップS5のNO)は、POS端末21は、ステップS7に移行する。店員は、顧客の注文品の提供までに時間を要する場合などには、「精算保留」ボタンを押下し、その注文品の代金の精算を保留する。
【0026】
顧客の注文品の代金の精算処理を行う場合(ステップS5のYES)、POS端末21は、必要な精算処理を行い(ステップS6)、処理を終了する。この際、店員は、精算用ディスプレイ60の表示を視認して飲用容器のラベルを確認し、顧客に注文品を提供する。顧客は、飲用容器のラベルにより、自身の注文品であることを確認し、商品を受け取る。なお、POS端末21は、精算用ディスプレイ60に対しても、商品の提供状況を示す状況情報と注文情報とを関連付けて精算用表示情報を生成し、出力してよい。これにより、精算用ディスプレイ60でも、
図5に示すようなリスト形式の表示を行うことが可能となり、複数の顧客への商品の提供状況を店員が容易に視認することができる。また、商品の提供状況とともに精算処理の完了状況を表示することにより、誤りなく精算処理を行うことができる。
【0027】
顧客の注文品の代金の精算を保留する場合(ステップS5のNO)、POS端末21は精算処理を行わずに(ステップS7)、処理を終了する。精算が保留された注文情報は、注文品の準備が完了した時点で店員によって呼び出し操作が行われる。その後、POS端末21は精算処理を行い(ステップS6)、処理を終了する。
【0028】
以上説明したように、本実施の形態の注文システム101によれば、店員は、精算用ディスプレイ60の表示と、商品の飲用容器に貼付されたラベルを確認した上で顧客に注文品を提供することができる。精算用ディスプレイ60と商品のラベルには、顧客表示識別情報200が示されているので、商品の提供を行う店員の負担を軽減することができる。また、顧客も、飲用容器のラベルを視認して、自身の注文品であることを確認することができるので、注文品を間違いなく受け取ることできる。さらに、顧客表示識別情報200には顧客の氏名等を使用する必要がないので、顧客の個人情報を第三者に視認されるおそれがない。したがって、プライバシーに配慮しつつ、顧客と注文品とを容易に紐づけることができる。
【0029】
<実施の形態3>
次に、
図6を用いて、本実施の形態にかかる注文システム102について説明する。
図6は、注文システム102の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、注文システム102は、店舗サーバ50、リーダ70、制御装置20を備えている。
【0030】
店舗サーバ50は、顧客を識別する顧客識別情報と、顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶する。
リーダ70は、顧客により提示された媒体から顧客識別情報を読み取る。
制御装置20は、リーダ70に読み取られた顧客識別情報に関連付けられた顧客表示識別情報を店舗サーバ50から取得し、取得した顧客表示識別情報と顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する。
また、制御装置20は、顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力する。
さらに、制御装置20は、商品の精算作業を行う店員に対して注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態にかかる注文システム102によれば、顧客により提示された媒体からリーダ70で顧客識別情報を読み取って、店舗サーバ50に記憶された顧客表示識別情報を取得することができる。また、取得した顧客表示識別情報をラベルに印刷して、商品に貼付することができる。さらに、顧客表示識別情報を含む注文情報を、精算用ディスプレイに表示することができる。したがって、店員は、精算用ディスプレイの表示と、商品の飲用容器に貼付されたラベルを確認した上で顧客に注文品を提供することができるので、商品提供時における店員の負担を軽減することができる。
また、店舗サーバ50から顧客表示識別情報を取得するので、商品注文時に顧客が顧客表示識別情報を入力する必要がない。したがって、商品注文時において顧客の負担を生じさせずに、商品提供時における店員の負担を軽減することができる。
【0032】
<実施の形態4>
次に、
図7から
図9を参照して、本実施の形態にかかる注文システム103について説明する。本実施の形態では、実施の形態3で説明した注文システム102について詳細に説明する。
【0033】
まず、
図7を用いて本実施の形態にかかる注文システム103の構成を説明する。
図7は、注文システム103の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、注文システム103は、コードリーダ71、POS端末21、ラベルプリンタ40、厨房用ディスプレイ30、精算用ディスプレイ60、店舗サーバ50を備えている。
本実施の形態にかかる注文システム103は、店舗サーバ50を有し、ペンタブレット11に替えてコードリーダ71を有している点で、第2の実施の形態にかかる注文システム101と異なる。
【0034】
店舗サーバ50は、顧客毎に、氏名、顧客識別情報300、顧客表示識別情報200、連絡先、ポイント等を記憶した顧客情報テーブルを有している。顧客識別情報300は、顧客の会員番号など、顧客を一意的に識別するための情報であり、例えば、数字やアルファベット等の文字列である。顧客識別情報300は、例えば、顧客が会員用webサイトに氏名等を登録することで予め顧客毎に付与される。また、顧客識別情報300は、顧客に対して店舗が発行する会員カード等に付与されてもよい。
顧客表示識別情報200とは、顧客によって選択された図や絵柄である。顧客表示識別情報200は、例えば、
図9に「お客様情報」として示すようなアイコンである。顧客表示識別情報200は、アイコンに限らず、実施の形態2で説明したような顧客のサイン等であってもよい。
店舗サーバ50は、顧客を識別する顧客識別情報300と、顧客を表示により識別する顧客表示識別情報200とを関連付けて記憶している。
【0035】
コードリーダ71は、顧客により提示された媒体から顧客識別情報300を読み取るリーダである。コードリーダ71は、1次元バーコードリーダ、2次元バーコードリーダ、ICカードリーダ、磁気カードリーダ等である。コードリーダ71は、例えば、顧客により提示された会員カードに印字されたバーコードから、顧客識別情報300である会員番号を読み取る。また、コードリーダ71は、顧客が携帯する携帯端末の画面上に表示されたバーコードを読み取るなどしてもよい。コードリーダ71は、顧客が提示する媒体に近付けて顧客識別情報300の読み取りを行うため、POS端末21の近傍に設置されることが好ましい。また、店員ではなく顧客自身がコードリーダ71を使用して顧客識別情報300の読み取りを行ってもよい。
【0036】
POS端末21は、店舗サーバ50及びコードリーダ71と、有線又は無線により通信可能に接続されている。
POS端末21は、コードリーダ71に読み取られた顧客識別情報300に関連付けられた顧客表示識別情報200を店舗サーバ50から取得し、取得した顧客表示識別情報200と顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する。
また、POS端末21は、顧客表示識別情報200をラベルに印刷するための印刷情報を生成してラベルプリンタ40に出力する。
さらに、POS端末21は、精算作業を行う店員に対して注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイ60に出力する。
上記以外の構成については、実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
【0037】
続いて、
図8を参照して、POS端末21が実行する処理について説明する。
図8は、POS端末21が実行する処理を示すフローチャートである。
【0038】
まず、POS端末21は、顧客から新規の注文があると商品を登録する(ステップS11)。次に、POS端末21は、商品注文終了の入力があるか否かを判定する(ステップS12)。商品注文終了の入力があった場合(ステップS12のYES)は、ステップS13に移行し、商品注文終了の入力がない場合(ステップS12のNO)は、ステップS11に戻り、処理を繰り返す。
【0039】
続いて、POS端末21は、コードリーダ71で会員番号等の顧客識別情報300を読み取ったか否かを判定する(ステップS13)。コードリーダ71で顧客識別情報300を読み取った場合(ステップS13のYES)、POS端末21は、ステップS14に移行する。コードリーダ71で顧客識別情報300を読み取らなかった場合(ステップS13のNO)、POS端末21は、ステップS13の処理を繰り返す。店員は、顧客に対して、顧客識別情報300の読み取りのために会員カードや携帯端末等の提示を促し、顧客はこれに応じて、コードリーダ71に顧客識別情報300を読み取らせる。
【0040】
POS端末21は、コードリーダ71で読み取った顧客識別情報300を店舗サーバ50に送信し、顧客識別情報300に対応する顧客表示識別情報200を取得する(ステップS14)。
図9は、取得した顧客表示識別情報200が表示された精算用ディスプレイ60の表示の一例である。精算用ディスプレイ60には、注文番号、顧客の注文品、及び顧客表示識別情報200であるアイコンが関連付けて表示される。この表示は、精算ボタンなど顧客に必要のない情報を除いて、POS端末21の顧客用ディスプレイ(不図示)にも表示される。POS端末21には、注文番号、顧客の注文品、及び顧客表示識別情報200が、注文情報として記憶される。
【0041】
POS端末21は、厨房用ディスプレイ30に注文情報を送信するとともに、ラベルプリンタ40から、顧客表示識別情報200を印刷したラベル出力させ、ステップS16に移行する(ステップS15)。厨房用ディスプレイ30には、
図9で説明した精算用ディスプレイ60と同様、顧客表示識別情報200を含む注文情報が表示される。
厨房内の店員は、厨房用ディスプレイ30の表示を確認し、顧客の注文品の飲み物を飲用容器(紙コップまたはプラスチックコップ)に注ぎ、顧客表示識別情報200が印刷されたラベルを飲用容器に貼付する。
【0042】
POS端末21は、顧客の注文品の代金の精算を指示する入力があるか否かを判定する(ステップS16)。顧客の注文品の代金の精算を指示する入力があった場合(ステップS16のYES)、POS端末21はステップS17に移行する。顧客の注文品の代金の精算を指示する入力がなかった場合、即ち、精算を保留する入力があった場合(ステップS16のNO)、POS端末21はステップS18に移行する。店員は、顧客の注文品の提供までに時間を要する場合は、
図9に示すような「精算保留」ボタンを押下し、その注文品の代金の精算を保留する。
【0043】
顧客の注文品の代金の精算処理を行う場合(ステップS16のYES)、POS端末21は、必要な精算処理を行い(ステップS17)、処理を終了する。この際、店員は、精算用ディスプレイ60の表示を視認して飲用容器のラベルを確認し、顧客に注文品を提供する。顧客は、飲用容器のラベルにより、自身の注文品であることを確認し、商品を受け取る。
【0044】
顧客の注文品の代金の精算を保留する場合(ステップS16のNO)、POS端末21は精算を行わずに(ステップS18)、処理を終了する。精算が保留された注文情報は、注文品の準備が完了した時点で店員によって呼び出し操作が行われる。その後、POS端末21は精算処理を行い(ステップS17)、処理を終了する。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態にかかる注文システム103によれば、店舗サーバ50に予め顧客表示識別情報200と顧客識別情報300とが関連付けて記憶されているので、商品注文時に顧客が顧客表示識別情報200を入力する必要がない。これにより、商品注文時における顧客の負担を生じさせることなく、商品提供時における店員の負担を軽減することができる。また、予めアイコンなどを登録しておくことができるので、注文時にペンタブレット11に入力する場合と比べて、顧客表示識別情報200の表現の自由度を高めることが可能である。例えば、フリーハンドのサインと比較して、顧客表示識別情報200が一見して似通ったものになる可能性を低減することができる。これにより、誤って他の顧客の注文品を受け取ってしまうことを防止することが可能となる。
【0046】
<ハードウエアの構成例>
POS端末21及びペンタブレット11の各機能は、各機能を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、POS端末21等の各機能がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
【0047】
図10は、POS端末21等を実現するコンピュータ500のハードウエア構成を例示するブロック図である。コンピュータ500は、POS端末21等を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。
【0048】
例えば、コンピュータ500に対して所定のアプリケーションをインストールすることにより、コンピュータ500で、POS端末21等の各機能が実現される。上記アプリケーションは、POS端末21等の機能を実現するためのプログラムで構成される。
【0049】
コンピュータ500は、バス502、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、及びネットワークインタフェース512を有する。バス502は、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、及びネットワークインタフェース512が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ504などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0050】
プロセッサ504は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ506は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス508は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
【0051】
入出力インタフェース510は、コンピュータ500と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース510には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
【0052】
ネットワークインタフェース512は、コンピュータ500をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)であってもよい。
【0053】
ストレージデバイス508は、POS端末21等の各機能を実現するプログラム(前述したアプリケーションを実現するプログラム)を記憶している。プロセッサ504は、このプログラムをメモリ506に読み出して実行することで、POS端末21等の各機能を実現する。
【0054】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施形態においては、厨房端末のひとつとして厨房用ディスプレイ30を設け、これに顧客表示識別情報200を含む注文情報を表示したが、これに限られない。厨房内に厨房用プリンタを設け、このプリンタから顧客表示識別情報200を含む注文情報を印刷するようにしてもよい。
【0055】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付けるタブレットと、
前記タブレットに入力された顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力し、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する、
注文システム。
(付記2)
顧客を識別する顧客識別情報と、前記顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶する店舗サーバと、
前記顧客により提示された媒体から前記顧客識別情報を読み取るリーダと、
前記リーダに読み取られた顧客識別情報に関連付けられた前記顧客表示識別情報を前記店舗サーバから取得し、前記取得した顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力し、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する、
注文システム。
(付記3)
前記制御装置は、前記顧客が注文した商品の精算処理を行うPOS端末である、
付記1又は2に記載の注文システム。
(付記4)
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記1から3のいずれか1項に記載の注文システム。
(付記5)
前記制御装置は、前記注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報をさらに生成して厨房用ディスプレイに出力する、
付記1から4のいずれか1項に記載の注文システム。
(付記6)
前記制御装置は、
前記商品の提供状況を示す状況情報と前記注文情報とを関連付けて前記精算用表示情報を生成する、
付記1から5のいずれか1項に記載の注文システム。
(付記7)
顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付けるタブレットに入力された前記顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得する手段と、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力する手段と、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する手段と、を備える
制御装置。
(付記8)
顧客を識別する顧客識別情報と、前記顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶する店舗サーバから、前記顧客により提示された媒体から読み取られた前記顧客識別情報に関連付けられた前記顧客表示識別情報を取得して、前記取得した顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得し、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力する手段と、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力する手段と、を備える
制御装置。
(付記9)
前記制御装置は、前記顧客が注文した商品の精算処理を行うPOS端末である、
付記7又は8に記載の制御装置。
(付記10)
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記7から9のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記11)
前記注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報を生成して厨房用ディスプレイに出力する手段をさらに備える、
付記7から10のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記12)
前記精算用表示情報は、前記商品の提供状況を示す状況情報と前記注文情報とを関連付けて生成される、
付記7から11のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記13)
商品に貼付するラベルに印刷するための顧客表示識別情報の入力を促す入力画面を表示する手段と、
前記入力画面に入力された前記顧客表示識別情報を取得する手段と、
前記取得した顧客表示識別情報を制御装置に対して出力する手段と、
を備えるタブレット。
(付記14)
前記制御装置は、顧客が注文した商品の精算処理を行うPOS端末である、
付記13に記載のタブレット。
(付記15)
前記顧客表示識別情報は、顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記13又は14に記載のタブレット。
(付記16)
顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力された前記顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える
注文方法。
(付記17)
顧客を識別する顧客識別情報と、前記顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶するステップと、
前記顧客により提示された媒体から前記顧客識別情報を読み取るステップと、
前記読み取られた顧客識別情報に関連付けられた前記顧客表示識別情報を取得して、前記取得した顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える
注文方法。
(付記18)
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記16又は17に記載の注文方法。
(付記19)
前記注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報を生成して厨房用ディスプレイに出力するステップをさらに備える、
付記16から18のいずれか1項に記載の注文方法。
(付記20)
前記商品の提供状況を示す状況情報と前記注文情報とを関連付けて前記精算用表示情報を生成するステップをさらに備える、
付記16から19のいずれか1項に記載の注文方法。
(付記21)
顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付けるタブレットに入力された前記顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える
制御方法。
(付記22)
顧客を識別する顧客識別情報と、前記顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶する店舗サーバから、前記顧客により提示された媒体から読み取られた前記顧客識別情報に関連付けられた前記顧客表示識別情報を取得して、前記取得した顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える
制御方法。
(付記23)
前記制御方法は、前記顧客が注文した商品の精算処理を行うPOS端末により行われる、
付記21又は22に記載の制御方法。
(付記24)
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記21から23のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記25)
前記注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報をさらに生成して厨房用ディスプレイに出力するステップをさらに備える、
付記21から24のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記26)
前記商品の提供状況を示す状況情報と前記注文情報とを関連付けて前記精算用表示情報を生成するステップをさらに備える、
付記21から25のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記27)
顧客を表示により識別する顧客表示識別情報の入力を受け付けるタブレットに入力された前記顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える制御方法をコンピュータに実行させる、
制御プログラム。
(付記28)
顧客を識別する顧客識別情報と、前記顧客を表示により識別する顧客表示識別情報とを関連付けて記憶する店舗サーバから、前記顧客により提示された媒体から読み取られた前記顧客識別情報に関連付けられた前記顧客表示識別情報を取得して、前記取得した顧客表示識別情報と前記顧客が注文した商品とを関連付けて注文情報として取得するステップと、
前記顧客表示識別情報をラベルに印刷するための印刷情報を生成してプリンタに出力するステップと、
前記商品の精算作業を行うユーザに対して前記注文情報を表示するための精算用表示情報を生成して精算用ディスプレイに出力するステップと、を備える制御方法をコンピュータに実行させる、
制御プログラム。
(付記29)
前記制御方法は、前記顧客が注文した商品の精算処理を行うPOS端末により行われる、
付記27又は28に記載の制御プログラム。
(付記30)
前記顧客表示識別情報は、前記顧客により入力された入力軌跡情報である、
付記27から29のいずれか1項に記載の制御プログラム。
(付記31)
前記注文情報を厨房内に表示するための厨房用表示情報をさらに生成して厨房用ディスプレイに出力するステップをさらにコンピュータに実行させる、
付記27から30のいずれか1項に記載の制御プログラム。
(付記32)
前記商品の提供状況を示す状況情報と前記注文情報とを関連付けて前記精算用表示情報を生成するステップをさらにコンピュータに実行させる、
付記27から31のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【符号の説明】
【0056】
10 タブレット
11 ペンタブレット
20 制御装置
21 POS端末
30 厨房用ディスプレイ
40 ラベルプリンタ
50 店舗サーバ
60 精算用ディスプレイ
70 リーダ
71 コードリーダ
100~103 注文システム