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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】EGR装置
(51)【国際特許分類】
   F02M 26/15 20160101AFI20240723BHJP
   F01N 3/24 20060101ALI20240723BHJP
   F01N 3/28 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
F02M26/15
F01N3/24 N
F01N3/28 301W
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021003432
(22)【出願日】2021-01-13
(65)【公開番号】P2022108440
(43)【公開日】2022-07-26
【審査請求日】2023-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】391002498
【氏名又は名称】フタバ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 聡
【審査官】佐々木 淳
(56)【参考文献】
【文献】実開昭52-090631(JP,U)
【文献】特開2007-177652(JP,A)
【文献】実開昭49-051845(JP,U)
【文献】特開平07-332074(JP,A)
【文献】特開2020-159217(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0216030(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 26/15
F01N 3/24
F01N 3/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気ガスが導入される内部空間を有する上流部と、
前記上流部に連結された筒状の触媒ケースと、前記触媒ケースに格納された触媒とを有する触媒コンバータと、
前記触媒コンバータの前記排気ガスの流れ方向における下流側に連結された内部空間を有する下流部と、
前記排気ガスの一部を前記内燃機関に循環させるEGR配管と、
を備え、
前記下流部は、
前記排気ガスを前記下流部の外部に排出する排出口と、
前記EGR配管が連結されたEGR取り出し口と、
前記触媒ケースの内部と前記排出口とを連通させる第1空間と、前記触媒ケースの内部と前記EGR取り出し口とを連通させる第2空間とに前記下流部の内部空間を仕切る仕切り部と、
を有し、
前記触媒は、前記触媒コンバータの前記排気ガスの流れ方向における上流側及び前記下流側の両端に端面を有する柱状の形状であり、
前記第2空間は、前記触媒の前記下流側の前記端面の端部と接する
EGR装置。
【請求項2】
請求項1に記載のEGR装置であって、
前記下流部は、
前記排出口が設けられた筒状の下流部本体と、
前記EGR取り出し口が設けられた板状の取付部材と、
を有し、
前記取付部材は、前記下流部本体の一部を外側から覆うように前記下流部本体に取り付けられ、
前記仕切り部は、前記下流部本体のうち、前記取付部材に覆われた部分で構成される、EGR装置。
【請求項3】
請求項1に記載のEGR装置であって、
前記下流部は、前記排出口及び前記EGR取り出し口が設けられた筒状の下流部本体を有し、
前記仕切り部は、前記下流部本体の内部に配置された板状の部材で構成される、EGR装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のEGR装置であって、
前記仕切り部は、前記第1空間と前記第2空間とを連通する連通孔を有する、EGR装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、EGR装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の内燃機関において、触媒コンバータで排気ガスを浄化すると共に、浄化された排気ガスの一部を、EGRガスとして内燃機関に循環させるEGR(排気再循環)装置が公知である。
【0003】
このようなEGR装置において、省スペース化を目的として、触媒を通過した排気ガスの一部を、触媒の上流側に戻してEGR配管へ排出する構成が考案されている(特許文献1参照)。
【0004】
このEGR装置では、触媒の上流側の空間が、排気ガスを触媒に送る第1空間と、排気ガスをEGR配管に送る第2空間とに仕切り部材によって仕切られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2020-159217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の上流側からEGRガスを取り出す構成では、仕切部材と触媒との間に隙間が存在すると、この隙間を介して排気ガスが第1空間から第2空間に流れる可能性がある。その結果、触媒を通過していない非浄化ガスがEGR配管に供給されるおそれがある。
【0007】
本開示の一局面は、浄化された排気ガスの回収効率を高められるEGR装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、内燃機関の排気ガスが導入される内部空間を有する上流部と、上流部に連結された筒状の触媒ケースと、触媒ケースに格納された触媒とを有する触媒コンバータと、触媒コンバータの排気ガスの流れ方向における下流側に連結された内部空間を有する下流部と、排気ガスの一部を内燃機関に循環させるEGR配管と、を備えるEGR装置である。
【0009】
下流部は、排気ガスを下流部の外部に排出する排出口と、EGR配管が連結されたEGR取り出し口と、触媒ケースの内部と排出口とを連通させる第1空間と、触媒ケースの内部とEGR取り出し口とを連通させる第2空間とに下流部の内部空間を仕切る仕切り部と、を有する。
【0010】
このような構成によれば、下流部内に区画された第2空間を介して触媒を通過した排気ガスの一部がEGR配管へ回収されるので、浄化されていない排気ガスがEGR配管へ供給されることが抑制される。また、仕切り部によって、排気ガスをEGR取り出し口へ誘導することができる。その結果、浄化された排気ガスの回収効率が高められる。
【0011】
本開示の一態様では、下流部は、排出口が設けられた筒状の下流部本体と、EGR取り出し口が設けられた板状の取付部材と、を有してもよい。取付部材は、下流部本体の一部を外側から覆うように下流部本体に取り付けられてもよい。仕切り部は、下流部本体のうち、取付部材に覆われた部分で構成されてもよい。このような構成によれば、仕切り部を下流部本体の一部で形成できるので、仕切り部を別部材として設ける場合に比べて、低コストで第1空間及び第2空間に仕切られた下流部を形成できる。
【0012】
本開示の一態様では、下流部は、排出口及びEGR取り出し口が設けられた筒状の下流部本体を有してもよい。仕切り部は、下流部本体の内部に配置された板状の部材で構成されてもよい。このような構成によれば、仕切り部の位置及び姿勢の調整による排気ガスの流れ方向の調節が容易となる。
【0013】
本開示の一態様では、仕切り部は、第1空間と第2空間とを連通する連通孔を有してもよい。このような構成によれば、第2空間で発生した水を第1空間に連通孔を介して排出することができる。そのため、排気ガスの循環経路への水の混入が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、実施形態のEGR装置の模式的な正面図である。
図2図2は、図1のEGR装置の模式的な側面図である。
図3図3は、図2のIII-III線での模式的な断面図である。
図4図4は、図1のEGR装置の下流部の模式的な分解図である。
図5図5Aは、図3のVA-VA線での模式的な断面図であり、図5Bは、図3のVB-VB線での模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1及び図2に示すEGR装置1は、内燃機関の排気ガス流路内に設けられる。
【0016】
EGR装置1は、排気ガスの浄化を行うと共に、浄化した排気ガスの一部を内燃機関に循環させる。EGR装置1が設けられる内燃機関としては、例えば、自動車に用いられるガソリンエンジン又はディーゼルエンジンが挙げられる。
【0017】
EGR装置1は、上流部2と、触媒コンバータ3と、下流部4と、EGR配管5とを備える。
【0018】
<上流部>
図3に示すように、上流部2は、内燃機関の排気ガスが導入される内部空間を有する部材である。上流部2は、EGR装置1において排気ガスの流れ方向における最も上流側に配置されている。
【0019】
上流部2は、上面と下面とがそれぞれ開口し、上流側から下流側に向かって拡径する円錐台状の筒体(つまりコーン)である。上流部2の内部空間は、後述する触媒コンバータ3の触媒ケース31に連通している。
【0020】
上流部2の上流側の開口は、排気ガスを上流部2の内部に導入する導入口21を構成している。導入口21には、内燃機関に連結された排気マニホールド等の配管が接続される。上流部2の下流側の開口は、触媒ケース31の上流側の端部に溶接等によって固定されている。
【0021】
<触媒コンバータ>
触媒コンバータ3は、上流部2の下流側に配置されている。触媒コンバータ3は、触媒ケース31と、触媒32と、マット33とを有する。
【0022】
触媒ケース31は、上流部2に連結された筒状の部材である。触媒ケース31の下流側の端部は、後述する下流部4の上流側の開口に溶接等によって固定されている。触媒ケース31には、触媒32とマット33とが格納されている。
【0023】
触媒32は、排気ガスとの接触によって排気ガス中の環境汚染物質を改質又は捕集し、排気ガスを浄化する。触媒32は、触媒ケース31に格納されると共に、排気ガスが触媒ケース31の軸方向に流れる複数の流路を触媒ケース31内に構成している。つまり、触媒32は、上流部2から下流部4に向かって延伸し、かつ互いに連通しない複数の流路を有している。
【0024】
触媒32は、例えば、排気ガスの流れ方向と垂直な断面が多角形(例えば四角形、六角形等)の複数のチューブが集合した立体形状を有する。つまり、触媒32は、触媒ケース31の軸方向に延伸する複数の仕切り板が格子状に配置された立体形状(例えばハニカム形状)を有する。
【0025】
触媒32を排気ガスの流れ方向に沿った流路を有するハニカム形状とすることで、触媒32のうち第2空間S2に排気ガスの流れ方向において重なる部分を通過した排気ガスが第2空間S2に案内されやすくなる。また、触媒32をハニカム形状とすることで、EGR配管5の内部の負圧が不十分であっても、内燃機関から供給される排気ガスの圧力によって、排気ガスを触媒32、第2空間S2及びEGR配管5に送りやすくできる。
【0026】
マット33は、触媒ケース31と触媒32との間に配置された弾性変形可能なシート状の部材である。マット33は、触媒ケース31の周方向に沿って、触媒32の外周面を覆っている。
【0027】
<下流部>
下流部4は、触媒コンバータ3の下流側に連結された内部空間を有する部材である。下流部4は、上面と下面とがそれぞれ開口し、上流側から下流側に向かって縮径する円錐台状の筒体(つまりコーン)である。
【0028】
下流部4は、排出口41と、EGR取り出し口42と、下流部本体43と、取付部材44とを有する。
【0029】
排出口41は、触媒コンバータ3によって浄化された排気ガスを下流部4の外部に排出する開口である。排出口41は、下流部4の下流側の端部に設けられている。排出口41には、排気ガスを系外に排出する配管が接続される。
【0030】
EGR取り出し口42は、後述するEGR配管5が連結された開口である。EGR取り出し口42は、下流部4の周壁に設けられている。EGR取り出し口42からは、浄化された排気ガスの一部がEGRガスとして排出される。EGR取り出し口42の開口面積は、排出口41の開口面積よりも小さい。
【0031】
下流部本体43は、排出口41が設けられた筒状の部材である。下流部本体43の上流側の端部は、触媒コンバータ3の触媒ケース31に連通した開口を構成している。また、下流部本体43の下流側の端部は、排出口41を構成している。
【0032】
図4に示すように、下流部本体43は、後述する取付部材44によって覆われる部分(つまり仕切り部43Aを構成する部分)が内側に凹んだ円錐台形状を有する。また、図5Aに示すように、下流部本体43は、触媒ケース31の内部と排出口41とを連通させる第1空間S1を画定している。
【0033】
取付部材44は、板状の部材を凹状(つまりボウル状)に成形したパッチである。取付部材44の側壁には、EGR取り出し口42が設けられている。取付部材44は、下流部本体43の一部を外側から覆うように下流部本体43及び触媒ケース31に取り付けられている。
【0034】
具体的には、図3に示すように、取付部材44は、下流部本体43の外周面と、触媒ケース31の外周面とに跨るように、溶接等によってこれらの部材に固定されている。つまり、取付部材44の縁部は、下流部本体43の外周面と触媒ケース31の外周面とに当接している。
【0035】
下流部本体43と取付部材44とによって、触媒ケース31の内部とEGR取り出し口42とを連通させる第2空間S2が画定されている。
【0036】
EGR取り出し口42は、触媒ケース31の径方向において触媒ケース31と重なる位置に配置されている。つまり、EGR取り出し口42、触媒ケース31と下流部本体43との連結部、及び排出口41は、触媒ケース31の軸方向においてこの順に配置されている。
【0037】
したがって、触媒コンバータ3にて浄化された排気ガスがEGR配管5に供給される流路は、触媒ケース31の出口とEGR取り出し口42とを第2空間S2を介して結ぶように、U字状に湾曲している。
【0038】
下流部本体43は、第1空間S1と第2空間S2とに下流部4の内部空間を仕切る仕切り部43Aを有する。仕切り部43Aは、下流部本体43のうち、取付部材44で覆われた部分で構成されている。
【0039】
仕切り部43Aは、触媒ケース31の軸方向から視て触媒32と重なる位置に配置されている。つまり、仕切り部43Aは、触媒ケース31から排出される排気ガスの流路を、第1空間S1を通過する流路と第2空間S2を通過する流路とに分割している。
【0040】
仕切り部43AをEGR取り出し口42に近づけると、第1空間S1の体積が大きくなるため、第1空間S1を通過する排気ガスの量が大きくなる。これにより、触媒32を通過した排気ガスの圧力の上昇を抑制できる。
【0041】
なお、本実施形態では、仕切り部43Aの板面は触媒ケース31の軸方向と平行である(つまり、仕切り部43Aの厚み方向が触媒ケース31の軸方向と直交している)が、仕切り部43Aの板面は、触媒ケース31の軸方向に対して傾斜していてもよい。
【0042】
また、製造誤差を考慮して、仕切り部43Aの上流側端部と触媒32との間には、クリアランスが設けられるとよい。ただし、仕切り部43Aと触媒32とは接触していてもよい。
【0043】
図5Bに示すように、仕切り部43Aは、第1空間S1と第2空間S2とを連通する連通孔43Bを有している。連通孔43Bの開口面積は、EGR取り出し口42の開口面積及びEGR配管5の流路断面積よりも小さい。
【0044】
図3に示すように、連通孔43Bは、下流部4の上流側の開口よりも排出口41に近い位置に設けられている。つまり、連通孔43Bは、触媒32よりも排出口41に近い位置に設けられている。また、仕切り部43Aは、複数の連通孔43Bを有してもよい。
【0045】
<EGR配管>
EGR配管5は、排気ガスの一部を内燃機関に循環させる。EGR配管5は、一端が下流部4のEGR取り出し口42に溶接等によって連結されている。EGR配管5は、触媒コンバータ3と離れて配置されている。
【0046】
<排気ガスの流れ>
導入口21から上流部2の内部に導入された排気ガスは、触媒32を触媒ケース31の軸方向に通過し、下流部4内に流れ込む。
【0047】
触媒コンバータ3を通過した一部の排気ガスは、EGRガスとして下流部4の第2空間S2に流れ込む。第2空間S2に流れ込んだEGRガスは、EGR配管5から内燃機関に供給される。このEGRガスの流れは、EGR配管5の内部が触媒コンバータ3に対して負圧となることで発生する。
【0048】
触媒コンバータ3によって浄化された排気ガスのうち、第2空間S2に供給されるEGRガスを除いた残り(つまり、第1空間S1に流れ込んだ排気ガス)は、下流部4の排出口41から図示しない配管を通じて大気に向かって排出される。
【0049】
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)下流部4内に区画された第2空間S2を介して触媒32を通過した排気ガスの一部がEGR配管5へ回収されるので、浄化されていない排気ガスがEGR配管5へ供給されることが抑制される。また、仕切り部43Aによって、排気ガスをEGR取り出し口42へ誘導することができる。その結果、浄化された排気ガスの回収効率が高められる。
【0050】
(1b)第1空間S1と第2空間S2とを仕切る仕切り部43Aが下流部本体43の一部で形成されるので、仕切り部43Aを別部材として設ける場合に比べて、低コストで第1空間S1及び第2空間S2に仕切られた下流部4を形成できる。
【0051】
(1c)第2空間S2で発生した水を第1空間S1に連通孔43Bを介して排出することができる。そのため、排気ガスの循環経路(つまりEGR配管5)への水の混入が抑制できる。また、連通孔43Bを排出口41に近い位置に設けることにより、第2空間S2に溜まる水が排出口41に排出されやすくなる。
【0052】
(1d)取付部材44が触媒ケース31に固定されることで、EGR取り出し口42を触媒ケース31の径方向外側に配置することができる。その結果、下流部本体43の形状を簡素化できる。また、下流部本体43の長さ(つまり絞り深さ)を小さくできるため、EGR装置1の省スペース化を図ることができる。
【0053】
(1e)EGR配管5を触媒ケース31に沿わせる必要がないため、触媒ケース31の形状の設計自由度が高められる。
(1f)取付部材44を介してEGR配管5を下流部4に溶接できるため、EGR配管5の溶接作業が簡素化できる。
【0054】
(1g)下流部4に発生する熱応力が取付部材44によって吸収されるため、下流部4における熱応力に起因する応力割れが抑制できる。
【0055】
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0056】
(2a)上記実施形態のEGR装置において、仕切り部は、必ずしも下流部本体の一部でなくてもよい。例えば、本開示のEGR装置の下流部は、排出口及びEGR取り出し口が設けられた筒状の下流部本体と、下流部本体の内部に配置された板状の仕切り部とを有してもよい。これにより、仕切り部の位置及び姿勢の調整による排気ガスの流れ方向の調節が容易となる。また、従来形状の下流部本体を利用して、第1空間及び第2空間を形成することができる。
【0057】
(2b)上記実施形態のEGR装置において、下流部は、排出口と、EGR取り出し口と、仕切り部とを有する一体品であってもよい。このような下流部は、例えば鋳造によって形成できる。
【0058】
(2c)上記実施形態のEGR装置において、上流部及び下流部の少なくとも一方は、触媒コンバータの触媒ケースと一体の部品であってもよい。さらに、上流部及び下流部は円錐形状に限定されない。
【0059】
(2d)上記実施形態のEGR装置において、仕切り部は、必ずしも連通孔を有しなくてもよい。
【0060】
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【符号の説明】
【0061】
1…EGR装置、2…上流部、3…触媒コンバータ、4…下流部、5…EGR配管、
21…導入口、31…触媒ケース、32…触媒、33…マット、41…排出口、
42…EGR取り出し口、43…下流部本体、43A…仕切り部、43B…連通孔、
44…取付部材。
図1
図2
図3
図4
図5