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  • 特許-液冷却装置を備える鞍乗型車両 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】液冷却装置を備える鞍乗型車両
(51)【国際特許分類】
   B62J 41/00 20200101AFI20240723BHJP
   B62M 7/02 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
B62J41/00
B62M7/02 X
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021039025
(22)【出願日】2021-03-11
(65)【公開番号】P2022001479
(43)【公開日】2022-01-06
【審査請求日】2021-03-11
【審判番号】
【審判請求日】2023-02-01
(31)【優先権主張番号】109207917
(32)【優先日】2020-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】597127029
【氏名又は名称】光陽工業股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 建智
【合議体】
【審判長】筑波 茂樹
【審判官】中村 則夫
【審判官】北中 忠
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-204960(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J41/00,B62M7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液冷却装置を備える鞍乗型車両であって、
車両は少なくとも動力システムを備え、
前記動力システムは、車体フレームユニットによって支えられるとともに、前記車両を駆動させるのに用いられ、
前記車両の前記動力システムにおける車体の横幅方向には、液冷却装置が設けられ、
前記液冷却装置は、ファン及びラジエーターを備え、
前記ファンは複数のブレードを備え、
前記ファンは、前記動力システムによって駆動されて回転し、
前記ファンは駆動されて回転すると、前記ブレードにおける前記ブレードの内端と外端の両端に内周軌道と外周軌道が生成され、
前記ラジエーターは少なくとも放熱部を備え、
前記放熱部と前記ファンの前記ブレードはほぼ対応し、
車両の側面視において、
前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道の後端が、前記ラジエーターにおける芯部の後端よも車体の後方に設置され、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道の前端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の前端よりも車体の後方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項2】
液冷却装置を備える鞍乗型車両であって、
車両は少なくとも動力システムを備え、
前記動力システムは車体フレームユニットによって支えられるとともに、前記車両を駆動させるのに用いられ、
前記車両の前記動力システムにおける車体の横幅方向には、液冷却装置が設けられ、
前記液冷却装置はファン及びラジエーターを備え、
前記ファンは複数のブレードを備え、
前記ファンは前記動力システムによって駆動されて回転し、
前記ファンは駆動されて回転すると、前記ブレードにおける前記ブレードの内端と外端の両端に内周軌道と外周軌道が生成され、
前記ラジエーターは少なくとも放熱部を備え、
前記放熱部と前記ファンの前記ブレードはほぼ対応し、
車両の側面視において、
前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道における後端が、前記ラジエーターにおける芯部の後端よも車体の後方に設置され、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道の前端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の前端よも車体の後方に設置され、
前記ファンにおける車体の前後方向における前記内周軌道の後端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の後端よも車体の前方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項3】
液冷却装置を備える鞍乗型車両であって、
車両は少なくとも動力システムを備え、
前記動力システムは車体フレームユニットによって支えられるとともに、前記車両を駆動させるのに用いられ、
前記車両の前記動力システムにおける車体の横幅方向には、液冷却装置が設けられ、
前記液冷却装置はファン及びラジエーターを備え、
前記ファンは複数のブレードを備え、
前記ファンは前記動力システムによって駆動されて回転し、
前記ファンは駆動されて回転すると、前記ブレードにおける前記ブレードの内端と外端の両端に内周軌道と外周軌道が生成され、
前記ラジエーターは少なくとも放熱部を備え、
前記放熱部と前記ファンの前記ブレードはほぼ対応し、
車両の側面視において、
前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道の後端が、前記ラジエーターにおける芯部の後端よも車体の後方に設置されるとともに、
前記ファンにおける前記車両の車体の前後方向における前記ブレードの前記外周軌道の前端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の前端よも車体の後方に設置され、
前記ファンにおける車体の前後方向における前記内周軌道の後端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の後端よりも車体の後方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の液冷却装置を備える鞍乗型車両において、
車両の側面視において、
前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、
前記ファンにおける前記車両の車体の垂直方向における前記ブレードの前記外周軌道の下端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の下端よ車体の下方に設置されるとともに、
前記ファンにおける車体の垂直方向における前記内周軌道の下端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の下端よりも車体の垂直方向の上方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項4に記載の液冷却装置を備える鞍乗型車両において、
さらに、
前記ファンにおける前記車両の車体の垂直方向における前記ブレードの前記外周軌道の上端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の上端より車体の下方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の液冷却装置を備える鞍乗型車両において、
車両の側面視において、
前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、
前記ファンにおける前記車両の車体の垂直方向における前記ブレードの前記外周軌道の上端が、前記ラジエーターにおける前記芯部の上端よりも車体の上方に設置される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の液冷却装置を備える鞍乗型車両において、
前記動力システムの後方には、前記動力システム上で揺れ動くスイングアームが枢設され、前記スイングアームの後端には後輪が枢設される
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の液冷却装置を備える鞍乗型車両において、
前記車両は排気管を備え、
前記排気管は前記動力システムにおける前記ラジエーターと反対の一側に設けられる
ことを特徴とする液冷却装置を備える鞍乗型車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液冷却装置を備える鞍乗型車両の技術分野に関し、特に、一方では、前記車両が走行時に好ましい傾斜角を備えることができるようにし、他方では、前記液冷却装置の冷卻效果を向上させることのできる液冷却装置を備える鞍乗型車両に関する。
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両は、コーナリングの際に走行時の傾斜角が比較的大きくなる。そのため、台湾特許第I296670号明細書に示す通り、冷却放熱用の冷却水タンクと放熱ファンの2つがずらされて設計されている。前記明細書では、冷却水タンクが上方向に大きくずらされているため、車両のコーナリングの際に傾斜角を比較的大きくすることはできるが、冷却水タンクと放熱ファンの2つが重なる面積が大幅に失われることで、車両全体の冷卻放熱效果が犠牲にされてしまっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】台湾特許第I296670号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来の車両における走行時の傾斜角及び液冷却装置の冷却效果を兼有できないという欠点を解決することのできる液冷却装置を備える鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液冷却装置を備える鞍乗型車両を提供し、前記車両は少なくとも動力システムを備え、前記動力システムは車体フレームユニットによって支えられるとともに、前記車両を駆動させるのに用いられ、前記車両の前記動力システムにおける車体の横幅方向には、液冷却装置が設けられる。前記液冷却装置はファン及びラジエーターを備え、前記ファンは複数のブレードを備え、前記ファンは、前記動力システムによって駆動されて回転し、前記ファンは駆動されて回転すると、前記ブレードにおける前記ブレードの内端と外端の両端に内周軌道と外周軌道が生成され、前記ラジエーターは少なくとも放熱部を備え、前記放熱部と前記ファンの前記ブレードはほぼ対応し、前記液冷却装置の前記ファンと前記ラジエーターは、前記ファンにおける前記車両の車体の縱方向における前記ブレードの前記外周軌道の後端が、前記ラジエーターにおける芯部の比較的中央部分の後端より車体の後方位置に近づけられて設置される。
【発明の効果】
【0006】
本発明により達成される効果は、以下の通りである。本発明により、前記車両が走行し前記ファンが外部から冷たい空気を吸い込む際に、外部の冷たい空気が移動する速度及び方向を車両が走行する方向と一致させることができないことによって生じる慣性移動量の差により、外部から吸い込まれる冷たい空気の量が少なくなり、それによって、前記ラジエーターの放熱効果が低下するという欠点を効果的に解決することができる。同時に、比較的小さいサイズの前記ファンを使用することができることで、走行中に前記車両の外部からの冷却空気が前記ラジエーターを通過する領域が増え、それにより、一方で、前記車両は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置の冷却效果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の車両における車体蓋を含まない側面図である。
図2】本発明の車両における動力システムの断面図である。
図3】本発明の車両における液冷却装置と動力システムの側面図である。
図4】本発明の車両における液冷却装置と動力システムの正面図である。
図5】本発明の車両における液冷却装置の部分透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
始めに、参照する図1に示す通り、前記車両1は、車体フレームユニット2と、前記車体フレームユニット2に設けられるシート3及び動力システム4とを備える。
【0009】
図2に示す通り、以下の説明において、車体の左側と右側は、運転手が前記車両1に乗った際の、運転手の左手側を左側とし、運転手の右手側を右側とすることを先に述べておく。前記車体フレームユニット2の前方には、ヘッドパイプ21が枢設され、前記ヘッドパイプ21の上方にはステアリング機構22が連接して設けられ、前記ヘッドパイプ21には、車体の後方に向かって、ダウンチューブ23が連接され、前記ダウンチューブ23の下方には、左右一対であるとともに、車体の後方に向かって延在し且つほぼ水平状であるステップボードフレーム24が連接され、前記ダウンチューブ23の末端と左右一対のステップボードフレーム24の間には、ステップボードサイドフレーム241が連接される。前記ステップボードフレーム24には、車体の後方に向かって左右一対のサイドフレーム部25が延設され、前記サイドフレーム部25は、前記ステップボードフレーム24に近い上昇段251及び車体の後段に位置する延伸段252を備え、前記サイドフレーム部25の前記上昇段251と前記延伸段252の間には、左右一対の補助管253と、前記上昇段251における前記ステップボードフレーム24に近い部分に、車体の後方に向かって延設される左右一対の延設部254とが設けられる。前記ヘッドパイプ21の下方には、フロントサスペンションによって構成されるフロントフォークユニットAが枢設され、前記フロントフォークユニットAの下端には、前輪FWが枢設される。
【0010】
図1に示す通り、前記車体フレームユニット2におけるほぼ水平状のステップボードフレーム24上には、ほぼ平坦状であるフットレストPが設けられ、前記フットレストPにより、運転手が足を置くことのできる平坦状のフットレスト部が形成される。前記左右一対であるとともにほぼ水平状のステップボードフレーム24の間に形成される内部の空間内には、前記動力システム4を燃焼させる燃料を貯蔵するための燃料タンクTが取り付けられ、前記動力システム4は、前記車体フレームユニット2に連結されるとともに、前記燃料タンクTにおける車体後方側に配置される。
【0011】
図1に示す通り、前記サイドフレーム部25における延伸段252の上方には、運転手が座るためのシート3が設けられ、前記サイドフレーム部25における延伸段252上及び前記シート3の下方には、置物箱Cが設けられる。前記動力システム4は、前記サイドフレーム部25の前記補助管253と前記延設部254に固定され、前記動力システム4は、前記車体フレームユニット2に揺れ動かないように支えられる。
【0012】
図1図2に示す通り、前記動力システム4は、内燃機関エンジンである。前記動力システム4は、動力源ユニット4aと、第1伝動ユニット4bと、第2伝動ユニット4cと、第3伝動ユニット4dを備える。前記動力源ユニット4aは、少なくとも、シリンダー部41と伝動部42を備え、前記第1伝動ユニット4bは、少なくとも、ベルト式無段変速システム46を備え、前記第2伝動ユニット4cは、少なくとも、減速ギアユニット45を備え、前記第3伝動ユニット4dは、少なくとも、第2出力軸47と、動力出力軸471と、駆動輪6によって構成されるベルト伝動装置を備える。前記動力源ユニット4aの一側には、排気管Mが設けられ、前記排気管Mは、前記動力源ユニット4aから延在して前記第1伝動ユニット4bの外側における車体の後方に向かって延設され、前記排気管Mの反対側には液冷却装置7が設けられ、前記液冷却装置7と同じ側には前記第3伝動ユニット4dが設けられる。
【0013】
図1図2に示す通り、前記シリンダー部41は、やや傾斜して車体の前方に向かって延在するとともに、一部が前記サイドフレーム部25の前記上昇段251の外側に延出する、つまり、前記シリンダー部41における車体の前方に向かって延在する部分は、前記サイドフレーム部25の前記上昇段251よりさらに車体の前方に延出する。前記シリンダー部41は、車体の前方から車体の後方に向かって、順に、シリンダーヘッドカバー411、シリンダーヘッド412、及び、シリンダー本体413を備え、前記シリンダー本体413における車体の後方側の一端は、前記伝動部42に連接され、前記シリンダーヘッド412は、前記シリンダー本体413における前記伝動部42に連接された端部から離れた他端に連接され、前記シリンダーヘッドカバー411は、前記シリンダーヘッド412における前記シリンダー本体413が連接された端部から離れた他端に蓋設される。
【0014】
図1図2に示す通り、前記伝動部42は、前記シリンダー部41のシリンダー本体413に連接されるとともに、前記シリンダーヘッド412端の他端から離れている。前記伝動部42における少なくとも右箱体42aと左箱体42bによって伝動ボックス43が形成され(本実施において、運転手が乗った際の右手を右側とし、左手を左側とする。以下同じ。)、前記伝動ボックス43内は、クランクシャフト44を収容するためのクランクシャフト室43aと、減速ギアユニット45を収容するための減速ギアユニット室43bと、外蓋42cで前記右箱体42aの外側を覆うことによって形成されるベルト式無段変速システム室43cを備え、前記ベルト式無段変速システム室43c内には、ベルト式無段変速システム46が設けられる。
【0015】
図1図2に示す通り、前記伝動ボックス43におけるクランクシャフト室43a内の前記クランクシャフト44は、コネクティングロッド441に連結されたピストン442によって、前記シリンダー本体413内に延入する。この構造により、前記シリンダー部41が作動する際の燃焼力によって前記ピストン442が押動されることで、前記クランクシャフト44が動かされて回転する。
【0016】
図1図2に示す通り、前記ベルト式無段変速システム46は乾式ベルト式無段変速システムであり、前記ベルト式無段変速システム46は、前記クランクシャフト44によって駆動される駆動輪461と、前記駆動輪461によって駆動される従動輪462と、前記駆動輪461と前記従動輪462の間に連接されるドライブベルト463を備える。前記駆動輪461が前記クランクシャフト44によって駆動されると、前記ドライブベルト463によって前記従動輪462が駆動されて無段変速回転し、前記従動輪462の中心には、第1出力軸464が設けられ、前記第1出力軸464は、前記ベルト式無段変速システム室43cから前記減速ギアユニット室43b内に延入し、それにより、前記第1出力軸464は、前記減速ギアユニット室43b内に位置する減速ギアユニット45を作動させることができる。前記減速ギアユニット45は、湿式減速ギアユニットであり、前記減速ギアユニット45は、第2出力軸47を作動させることができ、前記第2出力軸47と前記第1出力軸464は、同軸に配列される。さらに述べると、上から見ると、前記クランクシャフト44の軸線、前記第1出力軸464の軸線、第2出力軸47の軸線の3つは、相互に平行して設置されるとともに、前記クランクシャフト44の軸線と前記第1出力軸464の軸線の距離と、前記クランクシャフト44の軸線と前記第2出力軸47の軸線の距離は、同じ距離に設置される。前記第2出力軸47は、前記減速ギアユニット室43bから前記伝動ボックス43の外に延出され、より明確に言うと、前記第2出力軸47は前記左箱体42bの外に延出され、前記第2出力軸47は、前記左箱体42bの外部に延出されるとともに、動力出力軸471に連接される。前記ベルト式無段変速システム46における前記従動輪462の外側(図の上方)にはクラッチ5が設けられる、つまり、前記クラッチ5は、前記従動輪462と前記外蓋42cの間に設けられ、それにより、前記クラッチ5を修理または交換する必要がある場合、修理や交換を行う作業員は、前記外蓋42cを取り外すだけで前記クラッチ5を露出させて修理または交換を行うことができることにより、前記クラッチ5の修理または交換の工程が簡易化され、前記クラッチ5は、前記第1出力軸464の動力出力の可否を制御して前記第2出力軸47を駆動させることができる。
【0017】
図1図2に示す通り、前記伝動ボックス43の両側には、第1支持部品48と第2支持部品49が設けられ、より明確に言うと、前記第1支持部品48は、前記右箱体42aに固定され、前記第2支持部品49は、前記左箱体42bに固定され、前記第1支持部品48と第2支持部品49には、スイングアーム8が枢設される。前記スイングアーム8の前端の両側には、第1枢着部81と第2枢着部82が設けられ、前記スイングアーム8の後端には、第3出力軸83によって前記後輪RWが枢設される。前記スイングアーム8の前記第1枢着部81は、前記第1支持部品48に枢着される、つまり、前記第1出力軸464は前記第1枢着部81と前記第1支持部品48を突き抜けることによって、前記スイングアーム8の前記第1枢着部81と前記第1支持部品48は、前記伝動ボックス43の減速ギアユニット室43bと前記ベルト式無段変速システム室43cの間に位置する。前記第2枢着部82は、前記第2支持部品49に枢着される、つまり、前記第2出力軸47は、前記第2枢着部82と前記第2支持部品49を突き抜けることによって、前記スイングアーム8の前記第2枢着部82は、前記第2支持部品49に枢着されるとともに、第2枢着部82は、前記伝動部42の動力出力軸471と前記伝動ボックス43の間に位置し、これにより、前記スイングアーム8は、前記第2出力軸47の軸線中心Yを枢動の中心として上下に揺れ動くとともに、前記スイングアーム8によって前記第1出力軸464と前記軸線中心Yは同軸になり、さらに、前記スイングアーム8は、前記動力源ユニット4a及び前記第1伝動ユニット4bに相対して前記後輪RWと並行して上下に揺れ動く。前記後輪RWには第3出力軸83が設けられ、前記第3出力軸83は、伝動部品9(ベルトまたはチェーン)によって前記第2出力軸47上の前記動力出力軸471に連接され、これにより、前記第2出力軸47上の前記動力出力軸471は、前記伝動部品9を駆動させることで前記第3出力軸83を連動させ、それにより、前記後輪RWを駆動させて並行して回転させることができる。さらに言及すべきこととして、前記第1出力軸464は前記第1枢着部81と前記第1支持部品48を突き抜け、前記スイングアーム8の前記第1枢着部81と前記第1支持部品48は、前記伝動ボックス43の前記減速ギアユニット室43bと前記ベルト式無段変速システム室43cの間に位置し、これにより、前記動力システム4と前記スイングアーム8の全体構成は、より堅固化される。
【0018】
図1図2図3図4に示す通り、前記液冷却装置7は、前記車両1における車体の横幅方向の一側に設けられる。つまり、前記液冷却装置7は、前記動力システム4の前記ベルト式無段変速システム46の他側に設けられ、前記冷却装置7は、前記クランクシャフト44に連結されたファン71と、前記ファン71における車体の横幅方向に沿ったさらに外側に設けられるラジエーター72を備える、つまり、前記ラジエーター72は、前記動力システム4における前記排気管Mと反対の一側に設けられる。前記ファン71は、前記クランクシャフト44の外側に連結され、さらに述べると、前記クランクシャフト44における前記ベルト式無段変速システム46の他側には、発電機Eがまず連結され、前記発電機Eの外側には、前記ファン71がさらに連結される。これにより、前記クランクシャフト44が回転する際、前記発電機Eと前記ファン71を同時に回転させることができる。前記ファン71は、前記ブレード711の内側に沿って外周側に延設された複数のブレード711を備え、前記ブレード711は、車体の横幅方向に向かって外側に凸出し、前記ファン71が前記クランクシャフト44によって駆動されて回転すると、前記ブレード711には回転により内側と外側の両端に内周軌道711bと外周軌道711aが形成される。
【0019】
図1図3図4に示す通り、前記ラジエーター72は、上タンク部721と、下タンク部722と、前記上タンク部721と前記下タンク部722に連通する放熱部723を備える。前記上タンク部721には、給水管7211と還流管7212が設けられ、前記給水管7211によって、外部から前記ラジエーター72内に冷水を入れることができ、前記還流管7212は、前記動力システム4における前記シリンダー部41の冷却水出口ポート41aに連接され、これにより、前記動力システム4の前記シリンダー部41における冷却後の温水を前記還流管7212から前記ラジエーター72内に還流させて冷却放熱を行うことができる。前記下タンク部722には出力管7221が設けられ、前記出力管7221は、前記動力システム4における前記シリンダー部41の冷却水入口ポート41bに連接され、これにより、前記シリンダー部41内に設けられるポンプWによって、前記ラジエーター72は、放熱後の冷却された水を前記動力システム4の前記シリンダー部41に送り込むことで冷却放熱を行うことができる。前記放熱部723には複数の放熱フィンが設けられ、前記放熱部723と前記ファン71の前記ブレード711はほぼ対応することで、前記動力システム4が前記ファン71を駆動させて回転させると、前記ブレード711は、外部から冷たい空気を取り入れることにより前記放熱部723の放熱を行うことができ、これにより、前記動力システム4の前記シリンダー部41における冷却放熱後の温水は、前記還流管7212を通って前記上タンク部721内に戻された後、前記放熱部723を通って前記下タンク部722へ向かって流動する際に、前記ファン71によって生じる外部の冷風によって放熱される。前記ラジエーター72は、前記ファン71における前記車両1の横幅方向の外側に沿って固定され、これにより、前記ファン71が外部の冷たい空気を吸い込むことで、前記ラジエーター72における外部の冷たい空気によって放熱される部分に放熱する芯部72aが形成される。前記ラジエーター72は、前記ファン71よりも前記動力システム4の前記シリンダー部41における前記車両1の横幅方向の外側からさらに離れているとともに、前記ラジエーター72は、前記ファン71より、前記車両1の車体における縱方向且つ車体の上下方向におけるやや上方に向けて設けられるとともに、前記ファン71よりも前記車両1の横幅方向に沿った外側に設けられる。
【0020】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向の前記ブレード711における前記外周軌道711aの後端(車体の縦方向の後方向)が、前記ラジエーター72における芯部72a(つまり、放熱部723によって形成される放熱面積)の中央部分の後端より車体の後方位置にさらに近づけられて設置される。
【0021】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの後端が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端(車体の縦方向の後方向)より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の縦方向の前記内周軌道711bの後端と前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端は、ほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端より車体の前方位置に近づけられて設置される。
【0022】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの後端が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端より、車体の後方位置に近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の縦方向における前記内周軌道711bの後端と前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端がほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端より車体の後方位置にさらに近づけられて設置される。
【0023】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の垂直方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの下端(車体における垂直方向の下方向)と、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の下端(車体における垂直方向の下方向)がほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の下端より、車体の下方位置にさらに近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の垂直方向の前記内周軌道711bの下端と、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の下端(車体における垂直方向の下方向)が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の下端より、車体における垂直方向の上方位置に近づけられて設置される。
【0024】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの前端(車体における縦方向の前方向)が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の前端とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の前端より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置される。
【0025】
図1図4図5に示す通り、前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の垂直方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの上端(車体垂直方向の上方向)が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の上端(車体における垂直方向の上方向)とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の上端(車体垂直方向の上方向)より、車体の上方位置にさらに近づけられて設置される。
【0026】
本発明の主な効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの後端が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端より、車体の後方位置に近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記内周軌道711bの後端と、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端がほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、前記車両1が走行し前記ファン71が外部から冷たい空気を吸い込む際に、外部の冷たい空気が移動する速度及び方向を車両1が走行する方向と一致させることができないことによって生じる慣性移動量の差により、外部から吸い込まれる冷たい空気の量が少なくなり、それによって、前記ラジエーター72の放熱効果が低下するという欠点を効果的に解決することができる。同時に、比較的小さいサイズの前記ファン71を使用することができることで、走行中に前記車両1における外部からの冷却空気が前記ラジエーター72を通過する領域が増え、一方で、前記車両1は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置7の冷却效果を向上させることができる。
【0027】
本発明による効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの後端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の後端より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の縦方向における前記内周軌道711bの後端と、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の後端がほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の後端より、車体の前方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、前記車両1が走行し前記ファン71が外部から冷たい空気を吸い込む際に、外部の冷たい空気が移動する速度及び方向を車両1が走行する方向と一致させることができないことによって生じる慣性移動量の差により、外部から吸い込まれる冷たい空気の量が少なくなり、それによって、前記ラジエーター72の放熱効果が低下するという欠点を効果的に解決することができる。同時に、比較的小さいサイズの前記ファン71を使用することができることで、走行中に前記車両1における外部からの冷却空気が前記ラジエーター72を通過する領域が増え、一方で、前記車両1は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置7の冷却效果を向上させることができる。
【0028】
本発明による効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの後端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の後端より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の縦方向における前記内周軌道711bの後端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の後端とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ファン71における車体の縦方向における前記内周軌道711bの後端より、車体の縦方向の後方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、前記車両1が走行し前記ファン71が外部から冷たい空気を吸い込む際に、外部の冷たい空気が移動する速度及び方向を車両1が走行する方向と一致させることができないことによって生じる慣性移動量の差により、外部から吸い込まれる冷たい空気の量が少なくなり、それによって、前記ラジエーター72の放熱効果が低下するという欠点を効果的に解決することができる。同時に、比較的小さいサイズの前記ファン71を使用することができることで、走行中に前記車両1における外部からの冷却空気が前記ラジエーター72を通過する領域が増え、一方で、前記車両1は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置7の冷却效果を向上させることができる。
【0029】
本発明による効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の垂直方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの下端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の下端とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分より車体の下方位置に近づけられて設置されるとともに、前記ファン71における車体の垂直方向における前記内周軌道711bの下端が、前記ラジエーター72における芯部72aの中央部分の下端より、車体の垂直方向の上方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、前記液冷却装置7が外部から吸い込む冷たい空気の量を減少させず放熱效果を確保すると同時に、前記車両1のコーナリングの際の傾斜角を確定することで、前記車両1の操縦性を向上させることができる。
【0030】
本発明による効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の縦方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの前端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の前端とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の前端より、車体の後方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、前記車両1が走行し前記ファン71が外部から冷たい空気を吸い込む際に、外部の冷たい空気が移動する速度及び方向を車両1が走行する方向と一致させることができないことによって生じる慣性移動量の差により、外部から吸い込まれる冷たい空気の量が少なくなり、それによって、前記ラジエーター72の放熱効果が低下するという欠点を効果的に解決することができる。同時に、比較的小さいサイズの前記ファン71を使用することができることで、走行中に前記車両1における外部からの冷却空気が前記ラジエーター72を通過する領域が増え、一方で、前記車両1は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置7の冷却效果を向上させることができる。
【0031】
本発明による効果は以下の通りである。前記液冷却装置7の前記ファン71と前記ラジエーター72は、上述の通り、前記ファン71における前記車両1の車体の垂直方向における前記ブレード711の前記外周軌道711aの上端が、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の上端とほぼ同じ位置に設置される、または、前記ラジエーター72における前記芯部72aの中央部分の上端より、車体の上方位置にさらに近づけられて設置される。これにより、比較的小さいサイズの前記ファン71を使用することができ、走行中に前記車両1における外部からの冷却空気が前記ラジエーター72を通過する領域が増え、一方で、前記車両1は好ましい走行時の傾斜角を備えることができ、他方で、前記液冷却装置7の冷却效果を向上させることができる。
【0032】
本発明による効果は以下の通りである。前記動力システム4の後方には、前記動力システム4上で揺れ動くスイングアーム8が枢設され、前記スイングアーム8の後端には後輪RWが枢設される。これにより、前記スイングアーム8(揺れ動く部品)の数と重量を減らすことができることで、前記スイングアーム8(揺れ動く部品)の慣性量を減らすことができ、それにより、前記車両1の操縦性を向上させることができる。
【0033】
本発明による効果は以下の通りである。前記車両1は排気管Mを備え、前記排気管Mは、前記動力システム4における前記ラジエーター72と反対の一側に設けられる。これにより、前記ラジエーター72が前記排気管Mの熱源から熱損傷の影響を受けることによって生じる放熱効果の低下という問題を防ぐことができると同時に、前記ラジエーター72と前記排気管Mが前記車両1の同一側に集中することによって、前記車両1の重心が一側に偏り、それによって、前記車両1の操縦性が低下し、走行時の安全に問題が生じるのを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0034】
1 車両
2 車体フレームユニット
21 ヘッドパイプ
22 ステアリングシステム
23 ダウンチューブ
24 ステップボードフレーム
241 ステップボードサイドフレーム
25 サイドフレーム部
251 上昇段
252 延伸段
253 補助管
254 延設部
3 シート
4 動力システム
4a 動力源ユニット
4b 第1伝動ユニット
4c 第2伝動ユニット
4d 第3伝動ユニット
41 シリンダー部
41a 冷却水出口ポート
41b 冷却水入口ポート
411 シリンダーヘッドカバー
412 シリンダーヘッド
413 シリンダー本体
42 伝動部
42a 右箱体
42b 左箱体
42c 外蓋
43 伝動ボックス
43a クランクシャフト室
43b 減速ギアユニット室
43c ベルト式無段変速システム室
44 クランクシャフト
441 コネクティングロッド
442 ピストン
45 減速ギアユニット
46 ベルト式無段変速システム
461 駆動輪
462 従動輪
463 ドライブベルト
464 第1出力軸
47 第2出力軸
471 動力出力軸
48 第1支持部品
49 第2支持部品
5 クラッチ
6 駆動輪
7 液冷却装置
71 ファン
711 ブレード
711a 外周軌道
711b 内周軌道
72 ラジエーター
72a 芯部
721 上タンク部
7211 給水管
7212 還流管
722 下タンク部
7221 出力管
723 放熱部
8 スイングアーム
81 第1枢着部
82 第2枢着部
83 第3出力軸
9 伝動部品
A フロントフォークユニット
C 置物箱
E 発電機
M 排気管
FW 前輪
RW 後輪
P フットレスト
T 燃料タンク
W ポンプ
Y 軸線中心
図1
図2
図3
図4
図5