(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】無人販売機を用いた販売と購入仲介方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20240723BHJP
【FI】
G06Q30/06
(21)【出願番号】P 2022549153
(86)(22)【出願日】2021-02-16
(86)【国際出願番号】 KR2021001983
(87)【国際公開番号】W WO2021172803
(87)【国際公開日】2021-09-02
【審査請求日】2022-08-15
(31)【優先権主張番号】10-2020-0021966
(32)【優先日】2020-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0111065
(32)【優先日】2020-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521406798
【氏名又は名称】ミンティット カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョ,スンラック
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ハンソク
【審査官】平井 嗣人
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-057101(JP,A)
【文献】特開2007-011510(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0033235(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0085638(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2013-0116556(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人販売機であって、
複数の展示ケースと、
前記展示ケース内を撮影するように構成されたカメラと、
商品展示及び商品購入に関する項目を表示するディスプレイと、
通信部と、
コントローラと、
を含み、
前記コントローラは、
前記通信部を介して販売申請情報
を管理サーバに送信し、
前記管理サーバから利用可能な展示ケースがあることを示す情報を前記通信部を介して受信する場合
、販売者に商品登録を要求し、
前記商品登録により発行された登録番号を前記販売者から入力される場合、前記登録番号を前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバから前記登録番号にマッピングされた商品情報を受信する場合、前記販売者によって選択された展示ケースのドアがオープンされるようにし、
前記展示ケースのドアが閉じられた場合
、商品が前記展示ケース内に安置されたことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバの制御に基づいて、前記選択された展示ケース内の前記カメラに前記商品を撮影させ、
前記商品を撮影して生成された映像を前記通信部を介して前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバにより、前記送信した映像に基づいて前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性の有無が確認され、前記送信した映像に基づいて前記登録された販売商品が販売可能であるか否かが判断された場合に、前記管理サーバから前記商品に対する販売可能結果を前記通信部を介して受信する、
無人販売機。
【請求項2】
前記コントローラは、前記ディスプレイに表示された項目のうち購入者が第4項目を選択した場合、前記管理サーバに前記第4項目が選択されたことを通知して前記管理サーバから前記無人販売機で展示中である商品のリストを受信して前記受信されたリストを前記ディスプレイに表示し、前記表示されたリストから前記購入者が前記商品を選択した場合、前記商品が選択されたことを前記管理サーバに通知し、前記商品に対する決済が完了する場合、前記展示ケースのドアがオープンされるようにし、前記展示ケースのドアが前記購入者によって閉じられた場合、前記商品を前記購入者が回収したことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を前記通信部を介して受信する、請求項1に記載の無人販売機。
【請求項3】
管理サーバによって実行されるオフライン販売仲介方法であって、
販売者が訪問した無人販売機から販売申請情報を受信し、前記無人販売機の利用可能な展示ケースの存在有無を前記無人販売機に送信するステップと、
前記利用可能な展示ケースが存在する場合、前記無人販売機を介して前記販売者に販売商品登録を要求し、販売者端末から販売者情報を受信して格納するステップと、
前記販売者が会員であるか否かを確認し、会員でなければ、販売者端末から販売者情報をさらに受信して格納するステップと、
前記販売者端末から販売商品情報を受信して格納し、登録番号を発行するステップと、
前記登録番号を前記
販売者端末に送信するステップと、
前記無人販売機で展示ケースが選択された後、前記選択された展示ケースに商品が安置されたことを前記無人販売機から受信した場合、前記選択された展示ケース内のカメラが前記商品を撮影するように前記カメラを制御するステップと、
前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信し、前記受信された映像に基づいて前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性の有無を確認するステップと、
前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性がある場合、前記受信された映像に基づいて前記登録された販売商品が販売可能であるか否かを判断するステップと、
前記判断結果を前記無人販売機に送信するステップと、
を含む、オフライン販売仲介方法。
【請求項4】
購入者が訪問した無人販売機で展示中である商品リストを前記無人販売機に送信するステップと、
前記購入者が前記リストのうち特定商品を選択すると、前記特定商品の情報を前記無人販売機を介して前記購入者に提供し、前記特定商品の状態をオンライン購入不可に変更するステップと、
をさらに含む、請求項3に記載のオフライン販売仲介方法。
【請求項5】
前記購入者が前記無人販売機で決済を完了した後、前記商品が回収されたことを前記無人販売機から受信した場合に、前記商品の展示ケース内のカメラが回収の有無を撮影するように前記カメラを制御するステップと、
前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信し、前記商品が回収された場合、前記展示ケースを返品可能な時間の間に追加使用禁止として状態を変更するステップと、
購入確定条件が発生する場合、販売者に代金を支給するステップと、
をさらに含む、請求項4に記載のオフライン販売仲介方法。
【請求項6】
前記販売者が会員であるか否かを確認するステップは、
前記販売者がブラックリストであるか否かを確認するステップと、
前記販売者がブラックリストである場合には、通知後に終了を誘導するステップと、
をさらに含む、請求項4に記載のオフライン販売仲介方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、オンライン販売を仲介する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、インターネットの発達に伴って中古品の電子商取引が活発に行われている。中古品の電子商取引においては、信頼性を高めることが極めて重要である。例えば、販売者が実際に中古品を所有しておらず、写真を盗用して中古品写真として登録する虚偽登録、中古品の写真をフォトショップ(登録商標)などで処理し欠陥を隠す誇張登録などの問題がしばしば発生している。従って、販売者が登録している中古品の写真が実際の販売者が販売している中古品であるかを認証する過程が必要であるが、現在の中古品の電子商取引システムでは中古品の写真に対する認証過程が別途に行われておらず問題になっている。
【0003】
関連の先行技術として、韓民国公開特許第10-1967384号(発明の名称:商品取引認証サービスを提供する方法、特許権者:ジョン・インホ)がある。当該の公開特許公報には商品取引認証サーバが、(a)販売者端末から取引しようとする商品に対する商品情報を受信して登録するステップ;(b)前記販売者端末から本人認証のための情報が送信されて本人認証が完了した場合にのみ認証番号を生成し前記販売者端末、購入者端末、及び宅配業者サーバに送信するステップ;(c)前記認証番号を受信した購入者端末から前記商品に対する代金の決済を受けるステップ;(d)前記商品に対する商品認証のために前記宅配業者サーバを介して販売者から直接ピックアップされたり、又は販売者から預けられた商品に対する商品情報と前記商品取引認証サーバに予め登録された商品情報とを比較して一致し、前記(b)ステップで前記販売者端末に送信された認証番号と前記(b)ステップで生成された認証番号とを互いに比較して一致する場合のみに商品が購入者に配送されるようにするステップ;(e)前記購入者端末から商品配送完了に対する確認情報が送信されれば、前記販売者端末で予め登録されている販売者の口座に前記商品代金を入金するステップを含み、前記(b)ステップは、(b-1)外部携帯電話の本人認証モジュールを介して販売者端末の所有者が販売者本人であるか否かを認証する携帯電話本人認証ステップ;(b-2)外部口座の有効性認証モジュールを介して販売者の口座が有効な口座であるか否かを認証する口座有効性認証ステップ;(b-3)外部携帯電話の有効性確認認証モジュールを介して販売者端末から前記販売者端末の端末識別番号(IMEI:International Mobile Equipment Identity)の入力を受け、前記販売者端末の不法偽変調の有無や紛失の有無を認証する携帯電話有効性認証ステップ;及び(b-4)外部クレジットカード認証モジュールを介して販売者が入力した本人名義のクレジットカード情報で小額を決済し、正常に決済される場合に決済は取り消し、クレジットカードが販売者本人名義であることを認証するステップを含む商品取引認証サービスを提供する方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スマートフォン、タブレットPC、ノート型パソコンなどの端末は高価な製品として、中古端末の取引が活発に行われており、高価な商品でなくても使い残した商品などの中古取引がしばしば行われている。しかし、中古品の取引は、主に個人と個人の直接対面により行われる場合が大部分であるため、中古品の価値を正確に判断し難く、保証できない購入者は、取引が公正に行われるかについて信頼し難い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る無人販売機は、複数の展示ケースと、商品展示及び商品購入に関する項目を表示するディスプレイと、通信部と、前記表示された項目のうち、第1販売者が第1項目を選択する場合、オンライン販売の予約された第1商品に対する第1展示の手続きを行い、第2販売者が第2項目を選択する場合、第2商品の販売に対する第2展示の手続きを行うコントローラとを含む。
【0006】
前記第1展示の手続きにおいて、前記コントローラは、前記第1販売者に対する販売予約の確認手続きを行い、前記販売予約の確認手続きに応じて前記第1販売者の予約内訳がある場合、前記複数の展示ケースのうち予約された第1展示ケースのドアがオープンされるようにし、前記ドアが閉じられた場合、前記第1商品が前記第1展示ケース内に安置されたことを前記通信部を介して管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記第1商品に対する販売可能結果を前記通信部を介して受信する。
【0007】
前記第2展示の手続きにおいて、前記コントローラは、前記通信部を介して販売申請情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから利用可能な展示ケースがあることを示す情報を前記通信部を介して受信する場合、前記第2販売者に商品登録を要求し、前記商品登録により発行された登録番号を前記第2販売者から入力される場合、前記登録番号を前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記登録番号にマッピングされた商品情報を受信する場合、前記第2販売者によって選択された第2展示ケースのドアがオープンされるようにし、前記第2展示ケースのドアが閉じられた場合、前記第2商品が前記第2展示ケース内に安置されたことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記第2商品に対する販売可能結果を前記通信部を介して受信する。
【0008】
前記コントローラは、前記ディスプレイに表示された項目のうち第1購入者が第3項目を選択した場合、前記第1購入者に対する購入予約確認の手続きを行い、前記購入予約確認の手続きに応じて、前記第1購入者が前記第1商品に対する購入予約の内訳があることを前記管理サーバから受信した場合、前記第1展示ケースのドアをオープンし、前記ドアが前記第1購入者によって閉じられた場合、前記第1商品を前記第1購入者が回収したことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記第1展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を前記通信部を介して受信することができる。
【0009】
前記コントローラは、前記ディスプレイに表示された項目のうち第2購入者が第4項目を選択した場合、前記管理サーバに前記第4項目が選択されたことを通知して前記管理サーバから前記無人販売機で展示中である商品のリストを受信して前記受信されたリストを前記ディスプレイに表示し、前記表示されたリストから前記第2購入者が前記第2商品を選択した場合、前記第2商品が選択されたことを前記管理サーバに通知し、前記第2商品に対する決済が完了する場合、前記第2展示ケースのドアがオープンされるようにし、前記第2展示ケースのドアが前記第2購入者によって閉じられた場合、前記第2商品を前記第2購入者が回収したことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記第2展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を前記通信部を介して受信することができる。
【0010】
一実施形態に係る管理サーバによって実行されるオンライン販売仲介方法は、販売者端末から販売商品に関する情報を受信して前記販売商品を登録するステップと、前記販売者端末から様々な無人販売機のうちの1つが販売者によって選択されたことを示す情報を受信するステップと、前記選択された無人販売機の利用可能な展示ケースリストを前記販売者端末に送信するステップと、前記利用可能な展示ケースリストから選択された展示ケースに関する情報を前記販売者端末から受信し、前記登録された販売商品及び前記選択された展示ケースを前記販売者に対してマッピングして予約情報を生成するステップと、前記選択された展示ケースに関する情報を前記無人販売機に送信するステップ(前記無人販売機で前記選択された展示ケースは、他のユーザが利用できないように状態変更される)と、前記無人販売機から前記販売者の予約内訳確認要求を受信して前記予約内訳確認要求に応じて前記予約情報が検索される場合、前記販売者の予約内訳があることを前記無人販売機に通知するステップと、前記選択された展示ケースに商品が安置されたことを前記無人販売機から受信した場合、前記選択された展示ケース内のカメラが前記商品を撮影するように前記カメラを制御するステップと、前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信し、前記受信された映像に基づいて前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性の有無を確認するステップと、前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性がある場合、前記受信された映像に基づいて、前記登録された販売商品が販売可能であるか否かを判断するステップと、前記判断結果を前記無人販売機に送信するステップとを含む。
【0011】
一実施形態に係るオンライン販売仲介方法は、購入者がオンラインサイトから選択した商品を展示中である無人販売機情報を前記購入者に送信するステップと、前記購入者が決済を完了すれば、決済完了通知を前記購入者に送信し、当該の商品の状態を販売完了に変更して販売者に通知を送信するステップと、前記購入者が選択した商品及び前記無人販売機情報を前記購入者に対してマッピングして購入情報を生成するステップと、前記購入情報を前記無人販売機に送信するステップとをさらに含むことができる。
【0012】
一実施形態に係るオンライン販売仲介方法は、前記無人販売機から前記購入者の購入内訳確認要求を受信し、前記購入内訳確認要求に応じて前記購入情報が検索される場合、前記購入者の購入内訳があることを前記無人販売機に通知するステップと、前記商品が回収されたことを前記無人販売機から受信した場合、前記商品の展示ケース内のカメラが回収の有無を撮影するように前記カメラを制御するステップと、前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信するステップ(前記商品が回収された場合、前記無人販売機で前記展示ケースは返品可能な時間の間に他のユーザが利用できないように状態変更)と、購入確定条件が発生する場合、販売者に代金を支給するステップとをさらに含むことができる。
【0013】
前記販売商品を登録するステップは、前記販売者端末から認証カメラアプリケーションで撮影された写真を受信し、前記販売者端末が予め登録された機器であるかを判断する機器認証ステップと、前記販売者端末と通信してカード認証、口座番号認証、生体認証のうち少なくとも1つの方式を用いて前記販売者を認証するステップとを含むことができる。
【0014】
前記無人販売機は、前記管理サーバに予約内訳確認要求前のQRコード(登録商標)認証方式、又は携帯電話認証方式のうち少なくとも1つの方式を用いて前記販売者を認証することができる。
【0015】
一実施形態に係るオフライン販売仲介方法は、販売者が訪問した無人販売機から販売申請情報を受信し、前記無人販売機の利用可能な展示ケースの存在有無を前記無人販売機に送信するステップと、前記利用可能な展示ケースが存在する場合、前記無人販売機を介して前記販売者に販売商品登録を要求し、販売者端末から販売者情報を受信して格納するステップと、前記販売者が会員であるか否かを確認し、会員でなければ、販売者端末から販売者情報をさらに受信して格納するステップと、前記販売者端末から販売商品情報を受信して格納し、登録番号を発行するステップと、前記登録番号を前記販売者端末に送信するステップと、前記無人販売機で展示ケースが選択された後、前記選択された展示ケースに商品が安置されたことを前記無人販売機から受信した場合、前記選択された展示ケース内のカメラが前記商品を撮影するように前記カメラを制御するステップと、前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信し、前記受信された映像に基づいて前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性の有無を確認するステップと、前記登録された販売商品と前記商品との間の一致性がある場合、前記受信された映像に基づいて前記登録された販売商品が販売可能であるか否かを判断するステップと、前記判断結果を前記無人販売機に送信するステップとを含む。
【0016】
一実施形態に係るオフライン販売仲介方法は、購入者が訪問した無人販売機で展示中である商品リストを前記無人販売機に送信するステップと、前記購入者が前記リストのうち特定商品を選択すると、前記特定商品の情報を前記無人販売機を介して前記購入者に提供し、前記特定商品の状態をオンライン購入不可に変更するステップとをさらに含むことができる。
【0017】
一実施形態に係るオフライン販売仲介方法は、前記購入者が前記無人販売機で決済を完了した後、前記商品が回収されたことを前記無人販売機から受信した場合に、前記商品の展示ケース内のカメラが回収の有無を撮影するように前記カメラを制御するステップと、前記商品を撮影して生成された映像を前記無人販売機から受信し、前記商品が回収された場合、前記展示ケースを返品可能な時間の間に追加使用禁止として状態を変更するステップと、購入確定条件が発生する場合、販売者に代金を支給するステップとをさらに含むことができる。
【0018】
前記販売者が会員であるか否かを確認するステップは、前記販売者がブラックリストであるか否かを確認するステップと、前記販売者がブラックリストである場合には、通知後に終了を誘導するステップとをさらに含むことができる。
【0019】
一側面に係る無人販売機は、複数の展示ケース、検出センサ、ディスプレイ、通信部、及び前記検出センサを介して第1ユーザを検出する場合、前記ディスプレイに項目を表示し、前記表示された項目のうち、前記第1ユーザが第1項目を選択する場合、前記第1ユーザに対する販売予約の確認手続きを行い、前記販売予約の確認手続きに応じて前記第1ユーザの予約内訳がある場合、前記複数の展示ケースのうち予約された第1展示ケースのドアがオープンされるようにし、前記商品が前記第1展示ケース内に安置されたことを前記通信部を介して管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記商品に対する販売可能結果を前記通信部を介して受信した場合、前記第1展示ケースのドアが閉じられるようにするコントローラを含む。
【0020】
前記コントローラは、前記検出センサを介して第2ユーザを検出する場合、前記ディスプレイに前記項目を表示し、前記表示された項目のうち前記第2ユーザが第2項目を選択した場合、前記第2ユーザに対する購入予約確認の手続きを行い、前記購入予約確認の手続きに応じて、前記第2ユーザが前記商品に対する購入内訳があることを前記管理サーバから受信した場合、前記第1展示ケースのドアをオープンし、前記第1展示ケース内の商品を前記第2ユーザが回収したことを前記通信部を介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバから前記第1展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を前記通信部を介して受信することができる。
【発明の効果】
【0021】
中古品取引を無人販売機で仲介し、商品に対する認証などを経て信頼性を確保して購入者の信頼度を高めることができる。また、これによって、中古品に対する取引の活性化を創出できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】一実施形態に係るオンライン販売仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【
図2】一実施形態に係るオンライン販売仲介時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【
図3】一実施形態に係るオンライン購入仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【
図4】一実施形態に係るオンライン購入仲介時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【
図5】一実施形態に係るオフライン販売仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【
図6A】一実施形態に係るオフライン販売仲介時に無人販売機の画面を説明するためのフローチャートである。
【
図6B】一実施形態に係るオフライン販売仲介時に無人販売機の画面を説明するためのフローチャートである。
【
図7】一実施形態に係るオフライン購入仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【
図8】一実施形態に係るオフライン購入仲介時に無人販売機の画面を説明するためのフローチャートである。
【
図9】一実施形態に係る返品方法を説明するためのフローチャートである。
【
図10】一実施形態に係る返品時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【
図11】一実施形態に係る無人販売機を示す図である。
【
図12A】一実施形態に係る無人販売機の展示ケースを示す図である。
【
図12B】一実施形態に係る無人販売機の展示ケースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付の図面を参照して実施形態について詳説する。しかし、本明細書で開示する特定の構造的又は機能的な説明は単に実施形態を説明するための目的として例示したものであり、実施形態は様々な異なる形態で実施され、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものではない。実施形態に対する全ての変更、均等物ないし代替物が権利範囲に含まれているものと理解されなければならない。
【0024】
実施形態で用いられる用語は、単に、説明を目的として使用されたものであり、限定しようとする意図として解釈されることはない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0025】
異なるように定義さがれない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0026】
また、添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関係なく、同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。実施形態の説明において、関連する公知技術に対する具体的な説明が実施形態の要旨を不要に曖昧にするものと判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0027】
また、実施形態の構成要素の説明において、第1,第2,A,B,(a),(b)などの用語を使用することがある。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものにすぎず、その用語によって該当の構成要素の本質や順番又は順序などが限定されない。いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素はその異なる構成要素に直接的に連結されたり接続されてもよいが、各構成要素の間に更なる構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」され得ると理解すべきである。
【0028】
いずれか一つの実施形態に含まれている構成要素と、共通の機能を含む構成要素は、他の実施形態で同じ名称を用いて説明することにする。反対となる記載がない以上、いずれか一つの実施形態に記載した説明は、他の実施形態にも適用され、重複する範囲において具体的な説明は省略することにする。
【0029】
<オンライン販売仲介方法>
図1は、一実施形態に係るオンライン販売仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【0030】
図1を参照すると、販売者が販売者端末300を介して管理サーバ100と通信してオンラインで商品を登録し、無人販売機200を訪問して商品を安置する過程が開示されている。
【0031】
先ず、管理サーバ100は、販売者端末300から販売商品に関する情報を受信して販売商品を登録する。より詳しくは、販売者端末300は、認証カメラアプリケーションで撮影された商品写真を管理サーバ100に送信(101)する。管理サーバ100は、写真を受信した後、販売者端末300が予め登録されている機器であるか否かを判断して販売者端末300を認証し、カード認証、口座番号認証、生体認証のうち少なくとも1つの方式を用いて販売者を認証し、最終的に販売商品を登録(103)する。
【0032】
管理サーバ100は、販売者端末300から様々な無人販売機のうちの1つが販売者によって選択されたことを示す情報、即ち、販売者が選択した無人販売機に関する情報を受信(105)する。管理サーバ100は、当該の無人販売機200に一定の時間内に商品が入庫されない場合に予約が取り消され、ペナルティが発生する恐れがあることを販売者端末300に通知する。
【0033】
管理サーバ100は、当該の無人販売機の利用可能な展示ケースリストを販売者端末300に送信し(107)、販売者端末300は、販売者が選択した展示ケース情報を管理サーバ100に送信(109)する。管理サーバ100は、登録された販売商品及び選択された展示ケースを販売者に対してマッピングして予約情報を生成し、当該の商品を展示予定処理する(111)。
【0034】
管理サーバ100は、無人販売機200に選択された展示ケース情報を送信(113)し、当該の展示ケースを他のユーザが利用できないように展示予定に状態変更する(115)。展示ケースの独占を防ぐために、オンライン展示予約は1個のみができるように設定してもよい。ここで、管理サーバ100は、販売者端末300にも予約完了通知を送信し、展示方法などの通知を送信することができる。
【0035】
販売者は、オンラインで販売予約を完了した後、当該の無人販売機200を訪問して予約商品展示を選択する(120)。無人販売機200は、販売者をQRコード認証方式又は携帯電話認証方式のうち少なくとも一つの方式を用いて販売者を認証し、管理サーバ100に予約内訳確認を要求(121)する。管理サーバ100は、予約情報を検索(123)し、販売者の予約情報が検索される場合、販売者の予約内訳があることを無人販売機200に送信する(125)。管理サーバ100は、予約内訳がない場合、無人販売機200を介して販売者に予約内訳が存在しないことを通知し、予約内訳があるものの無人販売機200でない他の無人販売機である場合は、当該の商品が展示予約された無人販売機に関する情報を通知することができる。
【0036】
無人販売機200は、管理サーバ100から無人販売機200に対して販売者の予約内訳があることを受信する場合、選択された展示ケースのドアをオープンすることができる。
【0037】
販売者は、無人販売機200に当該の商品を安置(130)する。即ち、販売者は、ドアがオープンされた展示ケース内に商品を安置し、安置後に当該のドアを閉じることができる。実現に応じて、無人販売機200は、商品の安置後に予め決定された時間が経過したり販売者の安置が完了すれば、ドアを閉じる。
【0038】
無人販売機200は、ドアが閉じられた場合に商品が安置されたことを管理サーバ100に送信することができる。
【0039】
管理サーバ100は、無人販売機200から商品が安置されたことを受信(131)する場合、選択された展示ケース内のカメラが商品を撮影するようカメラを制御(133)する。
【0040】
管理サーバ100は、無人販売機200から商品を撮影した映像を受信(135)した後、登録された販売商品と安置された商品との間の一致性の有無を確認し、商品の販売可能であるか否を判断(137)し、無人販売機200に判断結果を送信(139)する。もし、登録された販売商品とは異なる製品が安置又は投入されたり、販売できない商品である場合、無人販売機200を介して案内メッセージを提供することができる。安置された商品が登録されている商品と一致して販売できる場合、管理サーバ100は、販売者端末300に販売開示メッセージを送信してもよい。
【0041】
図2は、一実施形態に係るオンライン販売仲介時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【0042】
図2を参照すると、
図1に記載された一実施形態に係るオンライン販売仲介方法が行われる間無人販売機の画面を示している。210は、無人販売機の基本画面を示す。
図1を参照して説明したように、販売者は、オンラインで商品を登録した後、無人販売機を訪問して210画面で「予約商品を展示する」を選択する。言い換えれば、無人販売機のディスプレイには、「販売する」項目、「詳細情報確認後に購入する」項目、「予約商品を展示する」項目、「オンライン購入商品を探す」項目、「返品する」項目、「展示商品を回収する」項目が表示されており、販売者は、この項目のうち「予約商品を展示する」項目を選択してもよい。220は、「予約商品を展示する」を押した場合の画面である。販売者端末において、商品を登録するとき示されたQRコードを販売機の下のリーダーに当てるようにガイドする。携帯電話の液晶画面が破損したり、ひびが入っているなどの理由によりQRコード認識ができないユーザは、携帯電話でも認証することができる。230は、携帯電話認証方式を押した場合に示される画面を示す。220又は230を介して販売者認証の後に予約内訳が検索されれば、無人販売機の画面は240を示す。無人販売機は、展示ケースを2つ以上予約するよう許容した場合には、240とは異なって販売者が展示ケースを選択して商品を入れるようにしてもよい。
【0043】
<オンライン購入仲介方法>
図3は、一実施形態に係るオンライン購入仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【0044】
図3を参考にすると、一実施形態に係る管理サーバ100は、無人販売機200及び購入者端末400と通信し、オンライン購入を仲介する。購入者は、オンラインサイトでオフラインの展示製品を確認して購入を選択する。管理サーバ100は、購入者が選択した商品を展示中である無人販売機情報を購入者端末400に送信する(301)。このとき、直接無人販売機を訪問しなければならないという通知ページも同時に提供されてもよい。購入者は内容を確認し、管理サーバ100で決済を進み(303)、決済が完了すれば、管理サーバ100は、決済完了通知を購入者端末400に送信(305)する。ここで、管理サーバ100は、購入者端末400に他のユーザが該当展示ケースを利用できるように一定の時間内に商品を回収することを促すことができる。
【0045】
管理サーバ100は、購入者が選択した商品及び無人販売機情報を購入者に対してマッピングして購入情報を生成し、当該の商品を販売完了処理して販売者に送信する(307)。管理サーバ100は、無人販売機200に購入情報を送信(309)し、当該の展示ケースを販売完了として状態変更する(311)。
【0046】
購入者が当該の無人販売機200を訪問して「オンライン購入商品を探す」を選択(320)すれば、無人販売機200は、購入者をQRコード認証方式又は携帯電話認証方式のうち少なくとも1つの方式を用いて購入者を認証し、管理サーバ100に購入内訳確認を要求(321)する。管理サーバは、購入情報を検索(323)して存在すれば、購入内訳があることを無人販売機200に送信(325)する。管理サーバ100は、購入内訳がない場合、無人販売機200を介して購入者に購入内訳が存在しないことを通知し、購入内訳があるが無人販売機200でない他の無人販売機である場合、当該商品のある無人販売機に関する情報を通知することができる。
【0047】
無人販売機200は、管理サーバ100から無人販売機200に対して購入者の予約内訳があることを受信する場合、購入者が購入した商品が展示中である展示ケースのドアをオープンすることができる。
【0048】
購入者は、無人販売機200から当該の商品を回収(330)する。購入者が当該の商品を回収した後ドアを閉じる。実現に応じて、無人販売機200は、購入者が商品を回収した後予め決定された時間が経過したり、購入者が回収完了すると、ドアを閉じることができる。
【0049】
管理サーバ100は、無人販売機200から商品が回収されたことを受信(331)した場合、選択された展示ケース内のカメラが展示ケースの内部を撮影するようカメラを制御(333)する。管理サーバ100は、無人販売機200から撮影映像を受信(335)した後に商品回収の有無を判断し、回収された場合には当該の商品を回収完了処理し、これを販売者に送信して当該の展示ケースの状態を返品可能な時間の間に追加使用禁止処理する(337)。その後、管理サーバ110は、無人販売機200に商品が回収完了したという判断結果を送信(339)する。もし、全ての商品が回収されていない場合には、残りの商品に対して再び商品回収(330)ステップから再び行われる。無人販売機200を介して案内メッセージを提供し得る。回収された商品に対して購入確定条件が発生すれば、管理サーバ100は販売者に代金を支給し、取引が完了される。
【0050】
図4は、一実施形態に係るオンライン購入仲介時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【0051】
図4を参照すると、
図3に記載された一実施形態に係るオンライン購入仲介方法が行われる間に無人販売機の画面を示す。410は、無人販売機の基本画面を示す。
図3を参照して説明したように、購入者は、オンラインで決済した後、無人販売機を訪問して410画面において、「オンライン購入商品を探す」を選択する。言い換えれば、無人販売機のディスプレイには、「販売する」項目、「詳細情報確認後に購入する」項目、「予約商品を展示する」項目、「オンライン購入商品を探す」項目、「返品する」項目、「展示商品を回収する」項目が表示され、購入者はこの項目のうち「オンライン購入商品を探す」項目を選択してもよい。420は、「オンライン購入商品を探す」を押した場合の画面である。購入者端末において、オンラインで商品を決済するとき示されたQRコードを販売機の下のリーダーに当てるようにガイドする。携帯電話の液晶画面が破損したり、ひびが入っているなどの理由によりQRコード認識ができないユーザは携帯電話でも認証することができる。430は、携帯電話認証方式を押した場合に示される画面を示す。420又は430を介して購入者認証後に購入内訳が検索されれば、無人販売機の画面は440を示す。購入者が商品を選択すると、450画面が示される。その後、購入者は商品を回収することができる。
【0052】
<オフライン販売仲介方法>
図5は、一実施形態に係るオフライン販売仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【0053】
図5を参照すると、販売者が無人販売機200を訪問してオフラインで販売商品を登録する販売仲介過程が示されている。販売者が無人販売機200で「販売する」を選択(510)し、管理サーバ100が無人販売機200から販売申請情報を受信(511)すれば、管理サーバ100は、当該の無人販売機200の利用可能な展示ケースの存在有無を送信(513)する。
【0054】
無人販売機200は、利用可能な展示ケースが存在する場合、販売者に販売商品登録を要求(515)し、オンラインでオフライン売場の予約を中止して販売予約進行中などのように表記してもよい。もし、利用可能な展示ケースが存在しない場合、管理サーバ100は、無人販売機の画面を介して販売者に利用可能な展示ケースの不在を通知して終了を誘導し、近所の他の無人販売機位置を通知することができる。また、管理サーバ100は、オンライン販売予約の長所を通知してもよい。
【0055】
その後、販売者は、販売者端末300を用いて管理サーバ100に販売者情報を送信(520)し、管理サーバ100は、販売者が会員であるか否かを確認して、会員でなければ会員加入を進み、非会員として進行すれば、販売者端末300から名前、電話番号、口座番号、返品時に必要なアドレスなどに対する販売者情報をさらに受信して格納してもよい。管理サーバ100は、このとき販売者がブラックリストであるか否かを確認してもよく、ブラックリストである場合は無人販売機200を介して通知した後に終了を誘導し得る。
【0056】
その後、管理サーバ100は、販売者端末300から販売商品情報を受信して格納(523)する。販売商品情報は、商品名及び商品説明を含み、管理サーバ100は、このよきに無人販売機200の機器固有番号も販売者端末300から受信する。言い換えれば、管理サーバ100は販売商品を登録することができる。そして、管理サーバ110は、販売者端末300に登録番号を発行(525)する。
【0057】
無人販売機200において、販売者が登録番号を入力(526)すれば、無人販売機は、入力された登録番号を管理サーバに送信(527)する。管理サーバ100は、無人販売機から受信した登録番号を用いて販売者の販売商品情報を検索し(528)、販売商品情報を無人販売機200に送信(529)する。
【0058】
販売者が無人販売機200において展示ケースを選択し、無人販売機200に商品を安置(530)すれば、無人販売機200は、管理サーバ100に商品が安置されたとことを送信(531)する。管理サーバ100は、選択された展示ケース内のカメラが商品を撮影するようにカメラを制御(533)し、商品を撮影した映像を無人販売機200から受信(535)すると、これに基づいて登録された販売商品と安置された商品との間の一致性の有無を確認し、一致すれば販売可能であるか否かを判断(537)する。販売できない場合は、他の製品を投入、販売不可の商品などの案内メッセージを無人販売機200を介して販売者に提供する。管理サーバ100は、一致性の有無及び販売可能に対して判断した結果を無人販売機200に送信(539)する。
【0059】
図6A及び
図6Bは、一実施形態に係るオフライン販売仲介時に無人販売機の画面を説明するためのフローチャートである。
【0060】
図6A及び
図6Bを参照すると、
図5に記載された一実施形態に係るオフライン販売仲介方法が行われる間の無人販売機の画面を示す。
図6Aを参照すると、610は、無人販売機の基本画面を示す。これは、
図4を参照して説明した基本画面410と同一である。販売者が無人販売機の基本画面で「販売する」を選択すれば、管理サーバは、利用可能な展示ケースを判断し、存在すれば620aを示す。QRコードの使用できない者のためのURLも同時に提供し、販売者端末と管理サーバとの間の通信を介して販売商品登録が行われる。その後、次を押すと、無人販売機の画面は630に移動する。無人販売機機器の固有番号が示され、販売者は販売者端末で会員有無などを確認した後、無人販売機機器の固有番号、商品名、商品説明など販売商品情報を記載して商品を登録すれば、管理サーバが登録番号を販売者端末に送信する。
【0061】
無人販売機の画面640において、販売者が登録番号を無人販売機に入力すると、無人販売機は入力された登録番号を管理サーバに送信する。管理サーバは、無人販売機から受信した登録番号を用いて販売者の販売商品情報を検索し、販売商品情報を無人販売機に送信することができる。無人販売機は、管理サーバから販売商品情報を受信すれば、無人販売機の画面650で販売製品に関する情報が示される。販売者が確認した後、「はい」を選択すれば、無人販売機の画面は660に移動し、オフライン販売者が無人販売機に商品を安置する展示ケースを選択する。その後、選択された展示ケースがオープンされれば、販売者は、商品を安置して管理サーバで登録されている商品との一致性の有無判断、販売可能であるか否かを判断した後、販売可能であれば当該の無人販売機で販売が開示される。
【0062】
図6Bは、
図6Aと同様に、
図5における一実施形態に係るオフライン販売仲介過程での無人販売機の画面を示すが、商品登録の過程において一部の差異のある他の実施形態の場合の無人販売機の画面を示す。
図6Aに示す610のような基本画面において、「販売する」を押した場合、
図6Aに示す620aでない、620bが示される。携帯番号の認証後にブラックリストでなければ、画面は
図6Aの630でない、
図6Bの633、636に進む。633が示された後、販売者は。販売者端末に送信されたリンクを介して販売者端末で商品登録を行う。販売者は、無人販売機器の店名、商品名、商品説明などの販売商品情報を記載して商品を登録すれば、管理サーバがQRコード又は登録番号を無人販売機に送信する。販売者が前の画面である633においてQRコード登録を選択すれば、無人販売機の画面に636が示され、販売者は、販売者端末で受信したQRコードを介して商品を登録する。すると、無人販売機は、
図6Aに示す650が示されて販売者は販売情報を確認し、その後の過程は
図6Aと同様に行われる。但し、QRコードの使用ができない販売者は、
図6Aに示すように640画面が示され、商品登録番号を入力して650に移動してもよい。
【0063】
<オフライン購入仲介方法>
図7は、一実施形態に係るオフライン購入仲介方法を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図7を参照すると、購入者が無人販売機200を訪問して商品を購入することを仲介する流れを示す。購入者が無人販売機200において、詳細情報を確認した後「購入する」を選択(710)すれば、管理サーバ100は、無人販売機で展示中である商品リストを無人販売機200を介して購入者に伝達する。販売者が無人販売機200で特定商品を選択すれば(720)、無人販売機200は、管理サーバ100で購入者が選択した商品が何かを送信(721)し、管理サーバ100は、選択された特定商品に関する情報を無人販売機200を介して購入者に通知する(723)。そして、管理サーバ100は、当該の商品の状態をオンライン購入不可のように変更(725)し、無人販売機を介して決済を進む(727)。ただ、商品状態をオンライン購入不可に変更(725)した時点は、購入者が無人販売機で「購入する」を選択する時点、無人販売機で特定商品を照会する時点、又は、無人販売機で特定商品の購入ボタンを押した時点であってもよい。決済が完了すれば、管理サーバ100は、購入者端末400に決済完了通知及び購入確認証をSMSなどに送信(729)する。購入確認証には、返品案内及び返品申請ボタンが提供される。
【0065】
その後、無人販売機200から購入者が商品を回収(730)すれば、商品が回収されたことを無人販売機200から管理サーバ100が受信して展示ケース内のカメラを制御(733)し、展示ケースを撮影した映像が送信される(735)。管理サーバ100は、送信された映像から商品回収の有無を判断し、回収された場合には、当該の商品回収完了処理して販売者に販売完了通知を送信し、当該の展示ケースを返品できる時間の間に追加使用禁止処理(737)し、判断結果を無人販売機200に送信する。そして、管理サーバ100は、後で購入確定条件が発生すれば、販売者に代金を支給(741)して取引を完了する。
【0066】
図8は、一実施形態に係るオフライン購入仲介時に無人販売機の画面を説明するためのフローチャートである。
【0067】
図8を参照すると、
図7に記載された一実施形態に係るオフライン購入仲介方法が行われる間無人販売機の画面を示す。810は、
図4及び
図6Aを参照して説明したように、無人販売機の基本画面を示す。オフライン購入者が無人販売機を訪問して基本画面810で詳細情報を確認した後「購入する」を選択すれば、820に移動する。820において、当該の無人販売機で販売中の商品を展示する。購入者が商品を選択すれば、830で選択された特定商品に関する情報を示す。830において販売者が購入ボタンを押すと、840において決済のためのステップが行われる。決済過程で購入者の電話番号が入力され、これによって購入後に購入確認証が購入者端末に送信される。決済の完了後には、
図7を参照して説明したように行われる。
【0068】
<返品仲介方法>
図9は、一実施形態に係る返品方法を説明するためのフローチャートである。
【0069】
図9を参照すると、購入者が返品可能な時間内に返品して無人販売機を介して返品する場合のフローチャートが示されている。購入者は、無人販売機200を訪問して「返品する」を選択し、無人販売機200は、購入者端末400で購入確認証でプロセスを行うように誘導する(910)。購入者が購入者端末400で購入確認証内の「返品する」を選択(920)すれば、管理サーバ100において返品可能であるか否かに対する問い合わせが受け付けられる(921)。管理サーバ100は、返品可能な時間を確認して購入未確定状態であり、機器返品可能な時間内である場合、購入者端末400との通信を介して返品を行う(923)。購入者が購入者端末400において案内を確認し、返品する商品を選択して理由を記載し、払い戻し口座情報を作成した後に返品申請を選択すれば、購入者端末にQRコード及び返品コードが提供される。購入者は、QRコード又は携帯番号と返品コードを無人販売機200に認識(930)し、無人販売機200は、管理サーバ100で購入内訳確認を要求(931)する。管理サーバ100は、購入情報検索(933)した後に購入者情報、商品情報、既存の展示ケース情報などに対する購入内訳を無人販売機200に送信(935)する。その後、無人販売機200に商品が安置されれば(940)、管理サーバ100で商品が安置されたと送信され(941)、管理サーバは、安置された展示ケース内のカメラを制御(943)して撮影映像を受信(945)する。受信した映像をベースに管理サーバ100は、販売された商品と安置された商品との間の一致性の有無を確認し、一致すれば、購入者の口座に金額を送信し、当該の商品の状態を返品及び販売可能に変更して、これを販売者に送信(947)する。一致しない場合、他の製品投入、販売できない商品などという案内メッセージを無人販売機200を介して購入者に通知する。返品処理された場合は、払い戻した購入者情報及び払い戻し内訳などに対する払い戻し関連の情報を格納する。最終結果は無人販売機200に送信(949)され、購入者端末400にも送信される(951)。
【0070】
図10は、一実施形態に係る返品時に無人販売機の画面を説明するための図である。
【0071】
図10を参照すると、
図9に記載された一実施形態に係る返品仲介方法が行われる間に無人販売機の画面を示す。1010は、前で説明したように、無人販売機の基本画面である。購入者が無人販売機を訪問して「返品する」を選択すれば、1020画面が示される。購入者が「進行する」を選択すれば、1030の移動し、購入者は、購入者端末において購入確認証で「返品する」を選択して申込書を作成する。申込書を作成すれば、購入者端末にQRコード又は返品コードが示され、QRコードが利用可能な購入者は、1030画面でQRコードをリーダーに当てると1050に移動する。QRコードの利用ができない購入者は、画面をクリックして1040画面が示されれば、このときに携帯番号及び返品コードを入力して1050画面に移動してもよい。購入者は、1050画面で購入者情報及び商品情報を確認し、「返品する」を選択すれば、
図9を参照して説明したように無人販売機に購入者が返品する商品を安置し、販売した商品と安置された商品とが一致すれば、返品が完了される。
【0072】
<無人販売機の構造>
図11は、一実施形態に係る無人販売機を示す図である。
【0073】
図11を参照すると、前で説明した一実施形態に係るオンライン販売、購入、返品などを仲介する方法で使用される無人販売機を説明する図である。1110は、一実施形態に係る無人販売機を描写して表現したものである。図示するように、無人販売機は、個人間における非対面の取引において、商品を展示する展示ケースを数個含んでいる。また、無人販売機は、ディスプレイ、スピーカ、検出センサ、監視カメラ、QRコードリーダー、クレジットカードリーダーなどを含んでもよい。
【0074】
また、無人販売機は、コントローラと通信部を含むことができる。コントローラは上述した無人販売機動作を実行し、通信部は、無人販売機200が管理サーバ100と通信可能にする。通信部は、例えば、移動通信モジュール、ワイファイモジュールなどを含むが、これに制限されることはない。
【0075】
ディスプレイは、商品展示及び商品購入に関する項目を表示する。当該の項目は、
図2を参照して説明したため、詳細な説明は省略する。
【0076】
コントローラは、表示された項目のうち第1販売者が第1項目(即ち、
図2を参照して説明した「予約商品を展示する」項目)を選択する場合、オンライン販売の予約された第1商品に対する第1展示の手続きを行い、第2販売者が第2項目を選択する場合、第2商品の販売に対する第2展示の手続きを行ってもよい。
【0077】
第1展示の手続きにおいて、コントローラは、第1販売者に対する販売予約の確認手続きを行い、販売予約の確認手続きに応じて第1販売者の予約内訳がある場合、複数の展示ケースのうち予約された第1展示ケースのドアがオープンされるようにし、当該のドアが第1販売者によって閉じられた場合、第1商品が第1展示ケース内に安置されたことを通信部を介して管理サーバに送信することができる。コントローラは、管理サーバから第1商品に対する販売可能結果を前記通信部を介して受信する。第1展示の手続きについては、
図1~
図2に対する説明が適用され得るため、その詳細な説明は省略する。
【0078】
第2展示の手続きにおいて、コントローラは、通信部を介して販売申請情報を管理サーバに送信し、管理サーバから利用可能な展示ケースがあることを示す情報を通信部を介して受信する場合、第2販売者に商品登録を要求することができる。コントローラは、第2販売者の商品登録により発行された登録番号を第2販売者から入力される場合、当該の登録番号を通信部を介して前記管理サーバに送信することができる。コントローラは、管理サーバから登録番号にマッピングされた商品情報を受信すれば、第2販売者によって選択された第2展示ケースのドアがオープンされるようにする。コントローラは、第2展示ケースのドアが第2販売者によって閉じられた場合、第2商品が第2展示ケース内に安置されたことを通信部を介して管理サーバに送信し、管理サーバから第2商品に対する販売可能結果を通信部を介して受信する。第2展示の手続きについては、
図5~
図6Bに対する説明が適用され得るため、その詳細な説明は省略する。
【0079】
ディスプレイに表示された項目のうち、第1購入者が第3項目(即ち、「オンライン購入商品を探す」項目)を選択した場合、コントローラは、第1購入者に対する購入予約確認の手続きを行い、購入予約確認の手続きに応じて、第1購入者が第1商品に対する購入予約の内訳があることを管理サーバから受信した場合、上述した第1展示ケースのドアをオープンする。コントローラは、第1展示ケースのドアが第1購入者によって閉じられた場合、第1商品を第1購入者が回収したことを通信部を介して管理サーバに送信する。コントローラは、管理サーバから第1展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を通信部を介して受信してもよい。第3項目が選択されたときのコントローラの動作については、
図3~
図4に対する説明が適用され得るため、その詳細な説明は省略する。
【0080】
ディスプレイに表示された項目のうち、第2購入者が第4項目(即ち、「詳細情報確認後に購入する」項目)を選択した場合、コントローラは、管理サーバに第4項目が選択されたことを通知し、管理サーバから無人販売機で展示中である商品のリストを受信することができる。コントローラは、受信されたリストをディスプレイに表示し、表示されたリストから第2購入者が第2商品を選択した場合、第2商品が選択されたことを管理サーバに通知する。コントローラは、決済手続きを行い、第2商品に対する決済が完了すれば、第2展示ケースのドアがオープンされるようにする。コントローラは、第2展示ケースのドアが第2購入者によって閉じられた場合、第2商品を第2購入者が回収したことを通信部を介して管理サーバに送信する。コントローラは、管理サーバから第2展示ケースが予め決定された時間の間に利用されないようにする命令を通信部を介して受信してもよい。第4項目が選択されたときのコントローラの動作については、
図7~
図8に対する説明が適用され得るため、その詳細な説明は省略する。
【0081】
【0082】
図12A及び
図12Bを参照すると、
図11に示す無人販売機内の複数の展示ケースのうち1つの展示ケースの一例が示されている。
図12Aの1210は、一実施形態に係る展示ケースを側面から見た図であり、
図12Bの1220は、一実施形態に係る展示ケースを正面から見た図である。展示ケースの内部に展示製品の確認用カメラが設けられており、販売、購入、返品仲介において安置された商品を撮影したり、商品が回収されたか否かを確認するために撮影するときに使用され得る。
【0083】
実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0084】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0085】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0086】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。