(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-22
(45)【発行日】2024-07-30
(54)【発明の名称】リソース選択および指示方法、装置、端末、並びに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/40 20230101AFI20240723BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240723BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240723BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240723BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20240723BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W72/25
(21)【出願番号】P 2023506557
(86)(22)【出願日】2021-08-06
(86)【国際出願番号】 CN2021111254
(87)【国際公開番号】W WO2022028591
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-01-31
(31)【優先権主張番号】202010785584.3
(32)【優先日】2020-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】賀海港
(72)【発明者】
【氏名】盧有雄
(72)【発明者】
【氏名】陳杰
【審査官】中村 信也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/028662(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末に適用されるリソース選択方法であって、
複数のリソースの位置情報を
第2端末に指示することと、
前記第2端末からの1つのリソースセットに関するリソース利用可能性情報を受信し、且つリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うこととを含
み、前記リソースセットは前記複数のリソースのサブセットであり、
前記リソース利用可能性情報のリソースは、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なる、
リソース選択方法。
【請求項2】
物理サイドリンク制御チャネルPSCCHを介して制御情報を送信することを更に含み、
前記制御情報にリソースの位置情報が含まれ、前記リソースの位置情報に、占有されたリソースの時間周波数位置が含まれている、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項3】
前記リソース利用可能性情報に基づいて目標リソースに対してリソース再選択を行い、
目標リソースが解放されたことを指示する、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項4】
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置を第2端末に指示する、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項5】
複数のリソースを選択し、前記複数のリソースの位置情報を指示し、
前記第1端末によって選択された
前記複数のリソースのうちの隣接する2つのリソース間に、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在するように制限する、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項6】
複数のリソースを選択し、複数のリソースの位置情報を指示し、
前記選択した複数のリソースのうちの最初のリソースと2つ目のリソースとの間に、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在し、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、前記最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、前記2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上である、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項7】
前記リソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことは、
前記第2端末からの
前記リソース利用可能性情報が、特定のリソースが利用不可能なリソースであると指示した場合
、特定のリソースを再選択し、再選択後のリソースが前記特定のリソースと異なることを含む、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項8】
前記リソース利用可能性情報は、前記複数のリソースのうちの最後の1つまたは複数のリソースの利用可能性を指示する、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項9】
リソース利用可能性情報を指示するためのリソースの位置を指示することを含む、
請求項1に記載のリソース選択方法。
【請求項10】
第2端末に適用されるリソース指示方法であって、
リソース利用可能性情報を第1端末に指示することを含み、
前記リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、
前記リソースセットは、
前記第1端末から指示された複数のリソースのサブセットであ
り、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なる、
リソース指示方法。
【請求項11】
物理サイドリンク制御チャネルPSCCHを介して
前記第1端末からの制御情報を受信することを更に含み、
前記第1端末からの制御情報に複数のリソースの位置情報が含まれ、
前記リソースの位置情報は、
前記第1端末が占有したリソースの時間周波数位置を含む、
請求項10に記載のリソース指示方法。
【請求項12】
前記リソースセットは、前記第1端末から指示された複数のリソースのサブセットであることと、
前記リソースセットは、
前記第1端末から指示された複数のリソースの最後の1つまたは複数のリソースである
こととを含む、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項13】
前記リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、
前記リソース利用可能性情報を指示するリソースが2つのリソース間に位置することと、
前記2つのリソースが、
前記第1端末から指示された複数のリソースのうちの2つの隣接するリソースであることと、を含む、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項14】
前記リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、
前記2つのリソースが、
前記第1端末から指示された複数のリソースのうちの最初のリソースおよび2つ目のリソースであることと、を含む、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項15】
前記リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することを含み、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、前記2つのリソースのうちの最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、前記2つのリソースのうちの2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上である、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項16】
前記リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、
前記リソース利用可能性情報を指示するためのリソースに基づいて制御情報を
前記第1端末に指示することを含み、
前記制御情報は、リソース利用可能性指示情報、および確認情報または否定的確認情報を含む、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項17】
前記リソース利用可能性
情報を指示するためのチャネルを介してリソースの利用可能性情報を指示することと、
物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHを介して確認情報または否定的確認情報を指示することと、
前記第2端末が同時に送信する必要がある
前記リソース利用可能性
情報を指示するためのチャネルと物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHとの数の和が閾値よりも大きい場合、第2端末は、
前記リソース利用可能性
情報を指示するためのチャネルの送信を少なくとも1つ放棄することと、を含む、
請求項
10に記載のリソース指示方法。
【請求項18】
コンピュータ読み取り可能に記憶するように構成される記憶媒体であって、
請求項1から
9のいずれか1項に記載のリソース選択方法
を実現するように、少なくとも1つのプロセッサにより実行可能である少なくとも1つのプログラムが記憶されている、
記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータ読み取り可能に記憶するように構成される記憶媒体であって、
請求項10から17のいずれか1項に記載のリソース指示方法を実現するように、少なくとも1つのプロセッサにより実行可能である少なくとも1つのプログラムが記憶されている、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術分野に関し、特に、リソース選択および指示方法、装置、端末、並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
Sidelink通信において、端末機器は、他のユーザ機器のリソース使用状況を傍受することにより、他の端末機器によって占有されていないリソース、および占有されたが干渉信号強度が閾値よりも小さいリソースを候補リソースセットとして選択する。従い、端末機器が候補リソースセット内でリソース選択を行った後、通常、選択されたリソースに強い干渉信号が存在せず、Sidelinkの正常通信を行うことができる。しかし、実際の適用において、リソースが他の端末機器によって占有されたが、端末機器によって傍受されられない場合が存在する。1つの場合、端末機器は、情報の送信を行う過程において、半二重の制限により、同じ時刻に他の端末機器から送信される情報を受信することができず、該時刻に他の端末機器が指示した占有しようとするリソースを傍受することができないことで、候補リソースセット内に他の端末機器によって占有されて干渉信号強度が閾値よりも大きいリソースが存在し、端末機器が候補リソースセット内で選択する時、占有されて干渉信号強度が大きいリソースを選択することがあり、Sidelink通信の信頼性を低減する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の実施例は、第1端末の通信の信頼性を実現するためのリソース選択および指示方法、装置、端末、並びに記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、
第1端末に適用されるリソース選択方法であって、
複数のリソースの位置情報を指示することと、
第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うこととを含む、
リソース選択方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
第2端末に適用されるリソース選択方法であって、
リソース利用可能性情報を第1端末に指示することを含み、
リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、
リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである、
リソース指示方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
複数のリソースの位置情報を指示するためのリソース位置情報指示モジュールと、
第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うためのリソース再選択モジュールとを備える、
リソース選択装置を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
リソース利用可能性情報を第1端末に指示するためのリソース利用可能性情報指示モジュールを備え、
リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、
リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである、
リソース指示装置を提供する。
【0008】
本願の実施例は、
メモリ、プロセッサ、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なプログラム、およびプロセッサとメモリとの間の接続通信を実現するためのデータバスを備え、
プログラムは、プロセッサにより実行されると、前述のリソース選択方法を実現する、
第1端末を更に提供する。
【0009】
本願の実施例は、
メモリ、プロセッサ、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なプログラム、およびプロセッサとメモリとの間の接続通信を実現するためのデータバスを備え、
プログラムは、プロセッサにより実行されると、前述のリソース指示方法を実現する、
第2端末を更に提供する。
【0010】
本願は、
コンピュータ読み取り可能なストレージに用いられる記憶媒体であって、
前述のリソース選択方法を実現するように、1つまたは複数のプロセッサにより実行可能である1つまたは複数のプログラムが記憶されている、
記憶媒体を提供する。
【0011】
本願は、
コンピュータ読み取り可能なストレージに用いられる記憶媒体であって、
前述のリソース指示方法を実現するように、1つまたは複数のプロセッサにより実行可能である1つまたは複数のプログラムが記憶されている、
記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本願に係るリソース選択および指示方法、装置、端末、並びに記憶媒体は、端末機器間の連携メカニズムを採用し、第1端末が複数のリソースの位置情報を第2端末に指示し、第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことにより、第1端末と異なるユーザ機器とのリソース衝突を軽減または回避し、通信の信頼性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本願の実施例1に係るリソース選択方法のフローチャートである。
【
図2】本願の実施例1に係る第1端末が傍受ウィンドウおよび選択ウィンドウによりリソースを選択する模式図である。
【
図3】本願の実施例1に係る第1端末がPSCCHチャネルによりリソース指示を行う模式図である。
【
図4】本願の実施例1に係る第1端末がリソース再選択を行う模式図である。
【
図5】本願の実施例2に係るリソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置の確定の模式図である。
【
図6】本願の実施例3に係るリソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置の確定の模式図である。
【
図7】本願の実施例5に係るリソース指示方法のフローチャートである。
【
図8】本願の実施例5に係る第1端末と第2端末との情報インタラクションの模式図である。
【
図9】本願の実施例6に係るリソース利用可能性情報を指示するためのリソース伝送制御情報の模式図である。
【
図10】本願の実施例7に係るリソース選択装置の構造模式図である。
【
図11】本願の実施例8に係るリソース指示装置の構造模式図である。
【
図12】本願の実施例9に係る第1端末の構造模式図である。
【
図13】本願の実施例10に係る第2端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで説明する具体的な実施例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解されるべきである。
【0015】
後の説明において、「モジュール」、「部品」または「ユニット」のような構成要素を表すための接尾辞を使用するのは、本願の説明に有利であるために過ぎず、それ自体には特別な意義がない。従い、「モジュール」、「部品」または「ユニット」は混在して使用することができる。
【実施例1】
【0016】
図1に示すように、本実施例は、リソース選択方法のフローチャートを提供し、以下のステップを含む。
【0017】
ステップS110において、複数のリソースの位置情報を指示する。
【0018】
ここで、本実施例における第1端末は、複数のリソースの位置情報を指示する前に、傍受ウィンドウ内で傍受を行うことにより、選択ウィンドウ内のリソース占有情報を取得し、リソース占有情報に基づいて選択ウィンドウ内でリソースを選択する。例えば、
図2に示すように、本実施例における第1端末が傍受ウィンドウおよび選択ウィンドウによりリソースを選択する模式図であり、第1端末が第2端末および/または他の端末に情報を送信する前に、第1端末は、他のユーザ機器の制御情報を受信することにより、他のユーザ機器が使用しているおよび使用しようとするリソースを取得し、具体的には、傍受ウィンドウ内の他のユーザ機器から送信された制御情報を受信することにより、他のユーザ機器がリソース選択ウィンドウ内で占有したリソースの位置を取得する。第1端末は、更に選択ウィンドウ内の他のユーザ機器が占有したリソースの信号強度を測定し、選択ウィンドウ内の信号強度が閾値よりも大きい他のユーザ機器が占有したリソースを除外し、残りのリソースを候補リソースセットとし、候補リソースセットからリソースを選択する。
【0019】
一例において、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)に基づいて制御情報を送信し、制御情報にリソースの位置情報が含まれ、リソースの位置情報に占有リソースの時間周波数位置が含まれている。
【0020】
ここで、
図3に示すように、本実施形態における第1端末がPSCCHチャネルによりリソース指示を行う模式図であり、傍受過程に基づき、第1端末によって選択されたリソースは、それぞれリソース1、リソース2、リソース3およびリソース4であり、第1端末は、リソース選択を実行した後、リソースの伝送位置でPSCCHチャネルに基づいて第2端末に、または第2端末および他の端末に制御情報を送信し、制御情報により占有リソースの時間周波数位置を指示する。例えば、第1端末は、時刻t1にリソース1のPSCCHチャネルに基づいて占有したリソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置を指示する。第1端末が候補リソースセットから最終的に選択したリソースは、リソース1、リソース2、リソース3およびリソース4を含むが、第1端末が現在時刻t1に指示したリソース数は事前に設定され、本実施形態で3に設定されたため、現在時刻t1に、第1端末が第2端末に送信する制御情報は、占有したリソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置を含む。
【0021】
ステップS120において、第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行う。
【0022】
一例において、リソース利用可能性情報は、リソースが1つのリソースセット内にあるか否かを指示することに用いられる。
【0023】
一例において、リソース利用可能性情報に基づいて目標リソースに対してリソース再選択を行い、目標リソースが解放されたことを指示する。
【0024】
一例において、リソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことは、第2端末からのリソース利用可能性情報が、特定のリソースが利用不可能なリソースであると指示した場合、第1端末が特定のリソースを再選択し、再選択後のリソースが特定のリソースと異なることを含む。
【0025】
一例において、第1端末は、複数のリソースの位置情報を指示し、第1端末は、第2端末からのリソース利用可能性情報を受信し、第1端末は、リソース利用可能性情報が複数のリソースのうちの最後の1つまたは複数のリソースの利用可能性を指示することを期待する。
【0026】
ここで、第1端末は、複数の占有リソースの時間周波数位置を第2端末に指示した後、第2端末からのリソース利用可能性情報を受信し、ここで、リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである。
【0027】
例えば、第1端末から指示された占有リソースがリソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置である場合、第2端末からのリソース利用可能性情報は、リソースセット{リソース2 リソース3}の利用可能性、またはリソースセット{リソース3}の利用可能性を含んでもよく、本実施形態において、リソースセットの具体的な内容を限定せず、本実施形態において、リソースセット{リソース3}を例として説明する。
図4に示すように、本実施例における第1端末がリソース再選択を行う模式図である。第1端末は第2端末からのリソース利用可能性情報を受信し、リソース利用可能性情報がリソース3の利用不可能を指示した場合、第1端末は、リソース再選択をトリガし、リソース3を再選択する必要があり、且つ、再選択後のリソース3は、再選択前に占有したリソース3と異なるリソースである。リソース再選択後、第1端末は、次の伝送時刻、即ちt2時刻に、リソース2のPSCCHチャネルにより、リソース2、再選択後のリソース3およびリソース4の時間周波数位置を指示する。且つ、t2時刻に、第1端末は、更にPSCCHチャネルにより、再選択前のリソース3が解放されること、即ち、再選択前のリソース3が第1端末の占有リソースに属していないことを指示する。t2時刻に、第1端末が制御情報によりリソースを第2端末に指示する方式は、現在時刻にリソースを指示する方式とほぼ同様であるため、本実施形態では、説明を省略する。
【0028】
本願の実施例に係るリソース選択方法は、端末機器間の連携メカニズムを採用し、第1端末が複数のリソースの位置情報を第2端末に指示し、第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことにより、第1端末と異なるユーザ機器とのリソース衝突を軽減または回避し、通信の信頼性を向上させる。
【実施例2】
【0029】
本実施例は、上記実施例を基に、本実施例において、第1端末によって選択された2つのリソース間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースを少なくとも1つ含む。
【0030】
一例において、リソース利用可能性情報は第2端末からのものであり、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置を第2端末に指示する。
【0031】
一例において、第1端末は、複数のリソースを選択し、複数のリソースの位置情報を指示し、第1端末によって選択された複数のリソースのうちの隣接する2つのリソース間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在するように制限する。
【0032】
一例において、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースの位置を指示する。
【0033】
ここで、本実施形態における第1端末は、複数のリソースを選択する時、第1端末によって選択された複数のリソースのうちの隣接する2つのリソース間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在するように制限する。第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置を第2端末に指示し、且つ、第1端末は、具体的に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースにより、第2端末からのリソース利用可能性情報を受信する。
【0034】
ここで、
図5に示すように、本実施例におけるリソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置の確定の模式図であり、ここで、リソース1およびリソース2は隣接するリソースに属し、リソース2およびリソース3は隣接するリソースに属し、リソース3およびリソース4は隣接するリソースに属する。第1端末は、リソース選択を行う時、選択した2つの隣接するリソース間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを少なくとも1つ含み、即ち、隣接するリソース1とリソース2との間に、少なくとも1つのリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを含み、隣接するリソース2とリソース3との間に、少なくとも1つのリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを含むことを確保する。しかし、最後の2つの隣接するリソース、例えば、リソース3とリソース4との間は、両者間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを含むように限定されない。
【実施例3】
【0035】
本実施例は、上記実施例を基として、本実施例において、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、隣接するリソースのうちの最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上である。
【0036】
一例において、第1端末は、複数のリソースを選択し、複数のリソースの位置情報を指示し、選択した複数のリソースのうち、最初のリソースと2つ目のリソースとの間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在し、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上である。
【0037】
ここで、
図6に示すように、本実施形態におけるリソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置の確定の模式図であり、第1端末は、リソースを選択する過程において、4つのリソースを選択し、それぞれリソース1、リソース2、リソース3およびリソース4であり、選択した隣接する2つのリソース間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在する。例えば、1グループの隣接するリソース1およびリソース2の場合、第1端末は、リソースを選択する過程において、2つのリソース間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを少なくとも1つ含み、且つリソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、リソース1との時間間隔T1が第1閾値以上であり、リソース2との時間間隔が第2閾値以上であることを確保する必要がある。2グループ目の隣接するリソース2およびリソース3の場合、第1端末は、リソースを選択する過程において、2つのリソース間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを少なくとも1つ含み、且つリソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、リソース2との時間間隔T3が第1閾値以上であり、リソース3との時間間隔T4が第2閾値以上であることを確保する必要がある。しかし、最後の2つの隣接するリソース3およびリソース4の場合、両者間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを含むように限定しない。従い、第1端末がPSCCHチャネルに基づいて制御情報により指示した2つの隣接する占有リソースの間には、リソース利用可能性を指示するためのリソースを少なくとも1つ含み、且つリソース利用可能性を指示するためのリソースは、隣接するリソースのうちの最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上である。
【0038】
なお、第1端末がPSCCHチャネルに基づいて制御情報により指示した2つの隣接する占有リソースの間に、条件を満たすリソース利用可能性情報を指示するためのリソースが複数存在する場合、条件を満たすリソース利用可能性情報を指示するための複数のリソースから、最も遅いリソースを選択する。
【実施例4】
【0039】
本実施例は、上記実施例を基として、本実施例において、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)に対応する時間領域シンボルの位置と重なる。
【0040】
一例において、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なることを期待する。
【0041】
ここで、
図5に示すように、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、時間領域でPSFCHシンボルの位置と同じであり、且つ、各PSFCHチャネルは2つの時間領域シンボルを占有し、対応するリソース利用可能性情報を指示するための1つのリソースも2つの時間領域シンボルを占有し、2つの時間領域シンボルの位置は、PSFCHチャネルが占有した2つの時間領域シンボルの位置と重なる。
【0042】
なお、第1端末または基地局は、更にハイヤーレイヤシグナリングにより、リソース利用可能性情報を指示するための1つまたは複数のリソースの周波数領域位置を設定し、例えば、設定したリソース利用可能性情報を指示するための1つまたは複数のリソースの周波数領域位置は、PSFCHチャネル周波数領域位置と直交し、即ち、重ならない。
【実施例5】
【0043】
図7に示すように、本実施例は、リソース指示方法のフローチャートを提供し、以下のステップを含む。
【0044】
ステップS210において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示し、リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである。
【0045】
一例において、リソース利用可能性情報は、リソースが1つのリソースセット内にあるか否かを指示することに用いられる。
【0046】
一例において、物理サイドリンク制御チャネルPSCCHに基づいて第1端末からの制御情報を受信し、第1端末からの制御情報に複数のリソースの位置情報が含まれ、リソースの位置情報は、第1端末が占有したリソースの時間周波数位置である。
【0047】
一例において、リソースセットは、リソースセットが第1端末から指示された複数のリソースのサブセットであることと、リソースセットが第1端末から指示された複数のリソースの最後の1つまたは複数のリソースであることとを含む。
【0048】
ここで、
図8に示すように、本実施形態における第1端末と第2端末との情報インタラクションの模式図であり、本実施形態における第2端末は、PSCCHチャネルに基づいて第1端末からの制御情報を受信し、第1端末が制御情報により指示した占有リソースの時間周波数位置を取得し、例えば、
図3に示すように、現在時刻t1に、第2端末が受信した第1端末からの制御情報は、占有したリソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置を含む。第2端末は、第1端末からの制御情報に基づいて第1端末から指示された複数のリソースのサブセットの利用可能性を評価する。具体的な評価方式は、以下のとおりであってもよい。サブセット内のリソースが第1端末以外のユーザ機器によって使用され、且つリソースの干渉信号強度が予め設定された閾値よりも大きいか否かを判断し、YESである場合、サブセット内のリソースが利用不可能であると確定し、NOである場合、サブセット内のリソースが利用可能であると確定する。評価が終了した後、リソース利用可能性情報を第1端末に指示するため、第1端末から指示された占有リソースがリソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置である場合、第2端末が第1端末にフィードバックしたリソース利用可能性情報は、リソースセット{リソース2 リソース3}の利用可能性、またはリソースセット{リソース3}の利用可能性を含んでもよく、本実施形態において、リソースセットの具体的な内容を限定せず、本実施形態において、リソースセット{リソース3}を例として説明する。
【0049】
一例において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、2つのリソースが、第1端末から指示された複数のリソースのうちの2つの隣接するリソースであることとを含む。
【0050】
一例において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、2つのリソースが、第1端末から指示された複数のリソースのうちの最初のリソースおよび2つ目のリソースであることとを含む。
【0051】
一例において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、2つのリソースのうちの最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つのリソースのうちの2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上であることとを含む。
【0052】
一例において、リソース利用可能性情報を第1ユーザ機器に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なることを含む。
【0053】
ここで、本実施形態における第1端末から指示された2つの隣接するリソース間にリソース利用可能性情報を指示するためのリソースを含み、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、隣接するリソースのうちの最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上であり、且つ、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、PSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なる。例えば、リソースセットが{リソース3}であり、第2端末のリソース3が第1端末以外のユーザ機器によって使用され、干渉信号強度が予め設定された閾値よりも大きいと確定した場合、具体的には、リソース1とリソース2との間に位置する、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースにより、リソース3の利用不可能の指示情報を第1端末に送信し、第1端末は、指示情報に基づき、リソース3が利用不可能であると確定した場合、再選択する。且つ、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースの位置、および第1端末と第2端末との具体的なインタラクション過程については、実施例1~実施例4を参照することができ、本実施形態で遡らない。
【0054】
本願の実施例に係るリソース指示方法は、端末機器間の連携メカニズムを採用し、第1端末が複数のリソースの位置情報を第2端末に指示し、第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことにより、第1端末と異なるユーザ機器とのリソース衝突を軽減または回避し、通信の信頼性を向上させる。
【実施例6】
【0055】
本実施例は、上記実施例を基として、本実施例において、第2端末がリソース利用可能性情報を指示するためのリソースに基づいて第1端末に指示した制御情報は、確認情報または否定的確認情報を更に含む。
【0056】
一例において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースに基づいて制御情報を第1端末に指示することを含み、制御情報は、リソース利用可能性指示情報、および確認情報または否定的確認情報を含む。
【0057】
一例において、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することは、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースに基づいて制御情報を第1端末に指示することを含み、制御情報は、リソース利用可能性指示情報、および確認情報または否定的確認情報を含む。
【0058】
ここで、
図9に示すように、本実施例におけるリソース利用可能性情報を指示するためのリソース伝送制御情報の模式図であり、本実施形態における第2端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースにより、第1端末にリソース利用可能性指示情報をフィードバックすることができるとともに、第1端末に確認情報または否定的確認情報をフィードバックすることもできる。第1端末が第2端末に指示した占有リソースは、リソース1、リソース2およびリソース3の時間周波数位置を含み、t1とt2との間の時刻に、第2端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースにより第1端末に制御情報を指示し、制御情報は、リソース3の利用不可能の指示情報、およびACK/NACKフィードバック情報を含み、ここで、ACKは確認であり、第2端末が第1端末からPSSCHに基づいて送信されたデータを受信したことを表し、NACKが否定的確認であり、第2端末が第1端末からPSSCHに基づいて送信されたデータを受信していないことを表す。且つ、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが担持している制御情報のうち、最後のNビットは、占有リソースの利用可能性情報を表すことに用いられ、最後のNビット以外のビットは、ACK/NACKフィードバック情報を表すことに用いられ、ここで、N=1を選択することができる。もちろん、本実施形態において、例を挙げて説明するだけで、Nの具体的な値を限定せず、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースに担持された制御情報に、リソース利用可能性情報とACK/NACKフィードバック情報とが共に担持される限り、いずれも本願の保護範囲内に含まれ、本願の実施形態において、それについて限定しない。
【実施例7】
【0059】
図10に示すように、本実施例は、リソース選択装置を提供し、装置は、リソース位置情報指示モジュール310とリソース再選択モジュール320とを備える。
【0060】
ここで、リソース位置情報指示モジュール310は、複数のリソースの位置情報を指示することに用いられ、リソース再選択モジュール320は、第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行うことに用いられる。
【0061】
一例において、物理サイドリンク制御チャネルPSCCHに基づいて制御情報を送信し、制御情報にリソースの位置情報が含まれ、リソースの位置情報に、占有されたリソースの時間周波数位置が含まれている。
【0062】
一例において、リソース再選択モジュール320は、リソース利用可能性情報に基づいて目標リソースに対してリソース再選択を行い、目標リソースが解放されたことを指示することに用いられる。
【0063】
一例において、リソース利用可能性情報は第2端末からのものであり、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソース位置を第2端末に指示する。
【0064】
一例において、リソース位置情報指示モジュール310は、第1端末が複数のリソースを選択し、複数のリソースの位置情報を指示し、第1端末によって選択された複数のリソースのうちの隣接する2つのリソース間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在するように制限することに用いられる。
【0065】
一例において、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なることを期待する。
【0066】
一例において、リソース位置情報指示モジュール310は、第1端末が複数のリソースを選択し、複数のリソースの位置情報を指示し、選択した複数のリソースのうちの最初のリソースと2つ目のリソースとの間に、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが存在し、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上であることに用いられる。
【0067】
一例において、リソース再選択モジュール320は、第2端末からのリソース利用可能性情報が、特定のリソースが利用不可能なリソースであると指示した場合、第1端末が特定のリソースを再選択し、再選択後のリソースが特定のリソースと異なることに用いられる。
【0068】
一例において、リソース位置情報指示モジュール310は、第1端末が、複数のリソースの位置情報を指示し、第1端末が、第2端末からのリソース利用可能性情報を受信し、第1端末は、リソース利用可能性情報が複数のリソースのうちの最後の1つまたは複数のリソースの利用可能性を指示することを期待することに用いられる。
【0069】
一例において、第1端末は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースの位置を指示する。
【0070】
上記装置は、本願のいずれかの実施例1~実施例4に係るリソース選択方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、実施例1から実施例4に係る方法を参照することができる。
【実施例8】
【0071】
図11に示すように、本実施例は、リソース指示装置を提供し、装置は、リソース利用可能性情報指示モジュール410を備える。
【0072】
ここで、リソース利用可能性情報指示モジュール410は、リソース利用可能性情報を第1端末に指示することに用いられ、リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである。
【0073】
一例において、物理サイドリンク制御チャネルPSCCHに基づいて第1端末からの制御情報を受信し、第1端末からの制御情報に複数のリソースの位置情報が含まれ、リソースの位置情報は、第1端末が占有したリソースの時間周波数位置である。
【0074】
一例において、リソースセットは、リソースセットが第1端末から指示された複数のリソースのサブセットであることと、リソースセットが第1端末から指示された複数のリソースの最後の1つまたは複数のリソースであることとを含む。
【0075】
一例において、リソース利用可能性情報指示モジュール410は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、2つのリソースが、第1端末から指示された複数のリソースのうちの2つの隣接するリソースであることとを機能とする。
【0076】
一例において、リソース利用可能性情報指示モジュール410は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、2つのリソースが、第1端末から指示された複数のリソースのうちの最初のリソースおよび2つ目のリソースであることとを機能とする。
【0077】
一例において、リソース利用可能性情報指示モジュール410は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが2つのリソース間に位置することと、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースは、最初のリソースとの時間間隔が第1閾値以上であり、2つ目のリソースとの時間間隔が第2閾値以上であることとを機能とする。
【0078】
一例において、リソース利用可能性情報指示モジュール410は、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースが、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHに対応する時間領域シンボルの位置と重なることを機能とする。
【0079】
一例において、リソース利用可能性情報指示モジュール410、リソース利用可能性情報を指示するためのリソースに基づいて制御情報を第1端末に指示することと、制御情報が、リソース利用可能性指示情報、および確認情報または否定的確認情報を含むこととを機能とする。
【0080】
一例において、リソース利用可能性を指示するためのチャネルを介してリソースの利用可能性情報を指示し、物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHを介して確認情報または否定的確認情報を指示し、第2端末が同時に送信する必要があるリソース利用可能性を指示するためのチャネルと物理サイドリンクフィードバックチャネルPSFCHとの数の和が閾値よりも大きい場合、第2ユーザ機器は、リソース利用可能性を指示するためのチャネルの送信を少なくとも1つ放棄する。
【0081】
上記装置は、本願のいずれかの実施例5~実施例6に係るリソース指示方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本願の実施例5~実施例6に係る方法を参照することができる。
【実施例9】
【0082】
図12に示すように、本願の実施例6に係る第1端末は、メモリ520、プロセッサ510、該メモリに記憶されて該プロセッサで実行可能なプログラム、およびプロセッサ510とメモリ520との間の接続通信を実現するためのデータバスを含み、該プログラムは、該プロセッサにより実行されると、
複数のリソースの位置情報を指示し、
第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行う、
という本願の実施例におけるリソース選択方法を実現する。
【0083】
メモリ520は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の実施例の時間領域リソース確定方法に対応するプログラム命令/モジュールを記憶するために使用できる。メモリ520は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ520は、プロセッサ510に対してリモートに設けられたメモリを含むことができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【実施例10】
【0084】
図13に示すように、本願の実施例7に係る第2端末は、メモリ620、プロセッサ610、該メモリに記憶されて該プロセッサで実行可能なプログラム、およびプロセッサ610とメモリ620との間の接続通信を実現するためのデータバスを含み、該プログラムは、該プロセッサにより実行されると、
リソース利用可能性情報を第1端末に指示し、
リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、
リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである、
という本願の実施例におけるリソース指示方法を実現する。
【0085】
メモリ620は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の実施例の時間領域リソース確定方法に対応するプログラム命令/モジュールを記憶するために使用できる。メモリ620は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ620は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ620は、プロセッサ610に対してリモートに設けられたメモリを含むことができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【実施例11】
【0086】
本願の実施例11は、可読記憶媒体を提供し、該可読記憶媒体に1つまたは複数のプログラムが記憶され、該1つまたは複数のプログラムは、
複数のリソースの位置情報を指示し、
第2端末からのリソース利用可能性情報に基づいてリソース再選択を行い、または、
リソース利用可能性情報を第1端末に指示し、
リソース利用可能性情報は、1つのリソースセットの利用可能性を指示することに用いられ、
リソースセットは、第1端末から指示された複数のリソースのサブセットである、
という本願の実施例におけるリソース選択方法を実現するように、1つまたは複数のプロセッサにより実行可能である。
【0087】
当業者であれば、上記開示された方法における全てまたは一部のステップ、システム、装置における機能モジュール/ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびその適当な組み合わせとして実施できることが理解され得る。
【0088】
ハードウェアの実施形態において、上記説明に言及された機能モジュール/ユニットの間での区分は、必ずしも物理コンポーネントの区分に対応するとは限らない。例えば、1つの物理コンポーネントは複数の機能を有してもよいし、または1つの機能もしくはステップは、複数の物理コンポーネントにより協働して実行されてもよい。いくつかの物理コンポーネントまたは全ての物理コンポーネントは、中央プロセッサ、デジタル信号プロセッサまたはマイクロプロセッサのようなプロセッサにより実行されるソフトウェアとして実施されてもよいし、ハードウェアとして実施されてもよいし、特定用途向け集積回路のような集積回路として実施されてもよい。このようなソフトウェアはコンピュータ可読媒体に分布されてもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体(または非一時的媒体)および通信媒体(または一時的媒体)を含んでもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータ)を記憶するための任意の方法または技術で実施される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用ディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、デジタル多機能ディスク(Digital Versatile Disc、DVD)または他の光ディスクメモリ、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスクメモリまたは他の磁気記憶装置、あるいは、所望の情報を記憶するために用いられてコンピュータによりアクセス可能な任意の他の媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。また、当業者に周知のように、通信媒体は、通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはキャリアもしくは他の伝送メカニズムのような変調データ信号内の他データを含み、且つ、任意の情報伝達媒体を含んでもよい。