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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-23
(45)【発行日】2024-07-31
(54)【発明の名称】熱管理ユニット
(51)【国際特許分類】
   F25B 41/40 20210101AFI20240724BHJP
   F25B 39/02 20060101ALI20240724BHJP
   F25B 1/00 20060101ALI20240724BHJP
   F25B 43/00 20060101ALI20240724BHJP
   F28D 9/00 20060101ALI20240724BHJP
   B60H 1/32 20060101ALI20240724BHJP
【FI】
F25B41/40 Z
F25B39/02 M
F25B1/00 331Z
F25B43/00 M
F25B39/02 U
F28D9/00
B60H1/32 613C
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023501683
(86)(22)【出願日】2021-07-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 CN2021108075
(87)【国際公開番号】W WO2022022407
(87)【国際公開日】2022-02-03
【審査請求日】2023-01-11
(31)【優先権主張番号】202010726752.1
(32)【優先日】2020-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010726751.7
(32)【優先日】2020-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511102675
【氏名又は名称】浙江三花汽車零部件有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イエ、コァリー
(72)【発明者】
【氏名】シュイ、フオンイエン
(72)【発明者】
【氏名】ウー、リンジョン
(72)【発明者】
【氏名】イン、ジェンイー
(72)【発明者】
【氏名】ソン、ビン
【審査官】森山 拓哉
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108068572(CN,A)
【文献】国際公開第2016/080463(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/038830(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25B 41/40
F25B 39/02
F25B 1/00
F25B 43/00
F28D 9/00
B60H 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両熱管理システムに適用されることが可能になっている熱管理ユニットであって、
前記熱管理ユニットは、第1接続ポート、第2接続ポート及び第3接続ポートを有するとともに貯液部及びプレート式熱交換ユニットを含み、
前記第1接続ポートは、前記貯液部の入口に連通し、又は、前記貯液部の入口であり、
前記プレート式熱交換ユニットは、前記貯液部の下流に位置して前記第2接続ポート及び前記第3接続ポートにそれぞれに連通し、
前記第2接続ポート、前記第3接続ポートは、出口であり、又は、前記プレート式熱交換ユニットの出口であり、
前記熱管理ユニットは、接続部をさらに含み、前記接続部は、貯液部接続口、熱交換部接続口及び第2移行通路を有し、前記第2移行通路は、前記貯液部接続口と熱交換部接続口とを連通し、前記貯液部の出口は、前記貯液部接続口に連通し、前記熱交換部接続口は、前記プレート式熱交換ユニットの入口に連通することを特徴とする熱管理ユニット。
【請求項2】
前記プレート式熱交換ユニットは、中間熱交換器及び冷却器を含み、
前記中間熱交換器は、前記貯液部の下流に位置してそれぞれに前記第2接続ポート、第3接続ポートに連通し、
前記第2接続ポート、前記第3接続ポートは、出口であり、又は、前記中間熱交換器の出口であり、
前記冷却器は、冷媒通路及びクーラント通路を有し、
前記中間熱交換器は、前記冷却器の冷媒通路に連通することを特徴とする請求項1に記載の熱管理ユニット。
【請求項3】
前記熱管理ユニットは、第4接続ポート、第5接続ポートをさらに有し、
前記第4接続ポートと前記第5接続ポートとは、連通可能であり、
前記第4接続ポートは、一つの入口であり、
前記第5接続ポートは、一つの出口であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱管理ユニット。
【請求項4】
前記プレート式熱交換ユニットは、中間熱交換器を含み、
前記熱管理ユニットは、第6接続ポートをさらに有し、
前記第6接続ポートは、前記中間熱交換器の入口に連通し、又は、前記中間熱交換器の一つの入口であることを特徴とする請求項3に記載の熱管理システム。
【請求項5】
前記熱管理ユニットは、第7接続ポート及び第8接続ポートをさらに有し、、
前記中間熱交換器の一つの出口は、前記第7接続ポートに連通し、又は、前記第7接続ポートは、前記中間熱交換器の一つの出口であり、
前記中間熱交換器の一つの入口は、前記第8接続ポートに連通し、又は、前記第8接続ポートは、前記中間熱交換器の一つの入口であることを特徴とする請求項4に記載の熱管理システム。
【請求項6】
前記熱管理ユニットは、第1弁ユニットをさらに含み、
前記第1弁ユニットの第1入口及び前記第1弁ユニットの第1出口は、前記中間熱交換器に連通し、
前記第1弁ユニットの第2入口は、前記第8接続ポートに連通し、又は、前記第8接続ポートを構成しており、
前記第1弁ユニットの第2出口は、前記第7接続ポートに連通し、又は、前記第7接続ポートを構成しており、
前記第1弁ユニットは、絞り素子及び逆止弁を含み、
前記絞り素子は、前記第1入口と第2出口との間に位置し、
前記逆止弁は、前記第2入口と前記第1出口との間に位置することを特徴とする請求項5に記載の熱管理ユニット。
【請求項7】
前記熱管理ユニットは、第9接続ポート及び第10接続ポートをさらに有し、
前記第9接続ポートは、熱管理ユニットの一つの出口であり、
前記第10接続ポートは、前記熱管理ユニットの一つの入口であり、
前記第9接続ポートは、前記第4接続ポートに連通可能であり、
前記第10接続ポートは、前記貯液部の入口に接続可能であることを特徴とする請求項6に記載の熱管理ユニット。
【請求項8】
前記熱管理ユニットは、第1弁部及び第2弁部をさらに含み、
前記第1弁部は、前記第4接続ポートと前記第5接続ポートとの間に位置して前記第4接続ポートと前記第5接続ポートとのオンオフ、流量の大きさを制御可能であり、
前記第2弁部は、前記第4接続ポートと前記第9接続ポートとの間に位置し、
前記第1弁部は、前記第4接続ポートと前記第9接続ポートとのオンオフ、流量の大きさを制御可能であり、
前記第10接続ポートは、前記貯液部の入口に連通可能であり、
前記接続部は、接続通路を有し、
前記接続通路は、第1孔路を含み、
少なくとも一部の前記第1弁部は、前記第1孔路に位置し、
前記第4接続ポート及び前記第5接続ポートは、前記接続部に位置して前記第1孔路と前記第1弁部との係合により連通可能であることを特徴とする請求項7に記載の熱管理ユニット。
【請求項9】
前記プレート式熱交換ユニットは、中間熱交換器、冷却器及び内接続ブリッジを含み、前記内接続ブリッジは、前記中間熱交換器と前記冷却器との間に位置し、前記プレート式熱交換ユニットの入口は、前記内接続ブリッジに位置し、前記内接続ブリッジは、前記熱交換部接続口と前記中間熱交換器の入口とを連通することを特徴とする請求項8に記載の熱管理ユニット。
【請求項10】
前記熱管理ユニットは、第11接続ポート及び第12接続ポートをさらに有するとともに第2弁ユニットをさらに含み、
前記第2弁ユニットは、前記貯液部と前記中間熱交換器との間に位置し、
前記貯液部の出口は、前記第2弁ユニットの第1入口に接続され、
前記第12接続ポートは、前記第2弁ユニットの第2入口に接続され、又は、前記第2弁ユニットの第2入口であり、
前記第11接続ポートは、前記第2弁ユニットの出口に接続され、又は、前記第2弁ユニットの第1出口であり、
前記第2弁ユニットの第2出口は、前記中間熱交換器の入口に連通し、
前記第2弁ユニットは、第1弁ボディ、第1弁体及び第2弁体を含み、
前記第1弁ボディは、第1流路及び第2流路を有し、
前記第1弁体は、前記第1流路に位置し、
前記第2弁体は、前記第2流路に位置し、
前記第11接続ポートは、前記第1流路における前記第1弁ボディに形成された1つの口であり、
前記第12接続ポートは、前記第2流路における前記第1弁ボディに形成された1つの口であり、
貯液部を介した作動媒体は、前記第1流路に入ることが可能になっており、前記第1弁体を回動させるように制御することにより、前記第1流路における作動媒体は、前記プレート式熱交換ユニットまたは、前記第11接続ポートに連通可能であり、作動媒体は、前記第12接続ポートから前記第2流路に入ることが可能になっており、
前記第2流路は、前記第2弁体を介して前記プレート式熱交換ユニットに連通し、
前記第2弁体は、逆止弁であることを特徴とする請求項9に記載の熱管理ユニット。
【請求項11】
前記接続部は、貯液部接続口及び熱交換部接続口を有し、
前記貯液部の出口は、前記貯液部接続口に連通し、
前記熱交換部接続口は、前記プレート式熱交換ユニットの入口に連通しており、
前記接続部は、本体部及び片持ち部を含み、
前記本体部と前記片持ち部とは、直角に配置され、前記貯液部接続口は、前記本体部に位置し、
前記熱交換部接続口は、前記片持ち部に位置し、
前記片持ち部は、第1移行通路を構成し、
前記第2流路と前記熱交換部接続口とは、前記第1移行通路を介して連通することを特徴とする請求項10に記載の熱管理ユニット。
【請求項12】
前記プレート式熱交換ユニットは、中間熱交換器、冷却器及び外接続ブリッジを含み、
前記外接続ブリッジは、前記中間熱交換器の外側に位置し、
前記中間熱交換器は、前記冷却器に連通し、
前記プレート式熱交換ユニットの入口は、前記外接続ブリッジに位置し、
前記外接続ブリッジは、前記中間熱交換器の入口と前記熱交換部接続口とを連通しており、
前記冷却器は、冷媒通路及びクーラント通路を有し、
、前記中間熱交換器は、前記冷媒通路に連通することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の熱管理ユニット。
【請求項13】
前記第2接続ポートは、前記接続部または前記外接続ブリッジに位置し、
前記第3接続ポート及び前記第6接続ポートは、接続ベースを通過し、
前記接続ベースは、前記外接続ブリッジに位置し、
前記第1弁ユニットは、前記外接続ブリッジに固定接続され、
前記第2弁ユニットは、第2弁ボディを含み、
前記第7接続ポート、前記第8接続ポートは、前記第2弁ボディに成形され、
前記第7接続ポートは、前記絞り素子を介して前記中間熱交換器に連通し、
前記第8接続ポートは、前記逆止弁を介して前記中間熱交換器に連通することを特徴とする請求項12に記載の熱管理ユニット。
【請求項14】
前記第1接続ポート及び前記第10接続ポートは、前記貯液部の入口であって前記貯液部の盖板に位置し、または、前記貯液部の入口であって前記接続部に位置し、
前記接続通路は、第2孔路及び第3孔路を有し、
前記第1接続ポートは、前記第2孔路を介して前記貯液部の入口に連通し、
前記第10接続ポートは、前記第3孔路を介して前記貯液部の入口に連通することを特徴とする請求項13に記載の熱管理ユニット。
【請求項15】
前記中間熱交換器内の作動媒体は、第1路及び第2路に分割され、
前記第1路の作動媒体は、絞られて前記冷却器に入り、第2路の作動媒体は、第1弁ユニットによって絞られて前記第7接続ポートに連通し、前記第8接続ポートを介して入った作動媒体は、前記中間熱交換器内において、前記貯液部から前記中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、前記冷却器を介した作動媒体とともに前記第2接続ポートに集約して前記中間熱交換器から離間することを特徴とする請求項12に記載の熱管理ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年07月25日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202010726752.1であり、発明名称が「熱管理ユニット」である出願、及び2020年07月25日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202010726751.7であり、発明名称が「熱管理ユニット」である出願という2つの中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が援用されることで本出願に結合される。
【0002】
本発明は、車両部品に関し、具体的には、車両用熱管理ユニットに関する。
【背景技術】
【0003】
この車両熱管理システムは、空気調和システム、モータ及びコンポーネント熱管理システムを含み、新エネルギー自動車について、電池パック熱管理システムをさらに含み、熱管理システムにおける部品が多く、接続が複雑であり、占有空間が大きく、部品の機能を満たす状況では、如何にシステムの各部品の接続関係を設計することで、構造をコンパクトにさせ、装着を便利にさせるかは、1つの技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、構造をよりコンパクトにさせ、組み合わせをより便利にさせる熱管理ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は、車両熱管理システムに適用されることが可能になっている熱管理ユニットであって、この熱管理ユニットは、第1接続ポート、第2接続ポート及び第3接続ポートを有し、貯液部及びプレート式熱交換ユニットを含んでいる。
そして、前記第1接続ポートは、前記貯液部の入口に連通し、又は、前記貯液部の入口であり、前記プレート式熱交換ユニットは、前記貯液部の下流に位置してそれぞれに第2接続ポート、第3接続ポートに連通し、これらの第2接続ポート、前記第3接続ポートは、出口であり、又は、前記第2接続ポート、第3接続ポートは、前記プレート式熱交換ユニットの出口である。
【0006】
本発明の熱管理ユニットは、貯液部及びプレート式熱交換ユニットを含んでいる。
そして、この熱管理ユニットは、第1接続ポート、第2接続ポート及び第3接続ポートを有し、プレート式熱交換ユニットを基礎とし、貯液部を1つの全体手段に統合し、システムに突き合わせる複数の接続ポートが設けられており、構造がよりコンパクトであり、この熱管理ユニットは、システムに組み合わせる場合、熱管理ユニットは、1つの全体として、システムの管路を対応する構造に接続するだけが必要であり、組み合わせが便利である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図2】第1実施形態である熱管理ユニットの別の視野角の斜視図。
図3】第1実施形態である熱管理ユニットの平面図。
図4図1の熱管理ユニットの接続部の斜視図。
図5図1の熱管理ユニットの接続部の断面図。
図6】第2実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図7】第2実施形態である熱管理ユニットの別の視野角の斜視図。
図8図6の熱管理ユニットの接続部の斜視図。
図9図6の熱管理ユニットにおける接続部の別の視野角の斜視図。
図10】第3実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図11】第3実施形態である熱管理ユニットの別の視野角の斜視図。
図12図11における熱管理ユニットの接続部の斜視図。
図13】第4実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図14】第4実施形態である熱管理ユニットの別の視野角の斜視図。
図15図13における熱管理ユニットの接続部の斜視図。
図16図13における熱管理ユニットの接続部の別の視野角の斜視図。
図17】第5実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図18】第5実施形態である熱管理ユニットの別の視野角の斜視図。
図19】第5実施形態である熱管理ユニットの第3視野角の斜視図。
図20図18における熱管理ユニットの第2弁ユニットの斜視図。
図21】第6実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図22】第7実施形態である熱管理ユニットの斜視図。
図23図12における接続部の1つの透視図。
図24】第1実施形態である熱管理ユニットの接続ブロック図。
図25】第2実施形態である熱管理ユニットの接続ブロック図。
図26】第3実施形態である熱管理ユニットの接続ブロック図。
図27】第4実施形態である管理ユニットの接続ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面及び具体的な実施例に基いて、本発明をさらに説明する。
【0009】
図1図23を参照すれば、本発明の熱管理ユニットは、車両熱管理システムに適用されることが可能になっている。
そして、この熱管理ユニットは、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40及び第3接続ポート50を有し、第1弁部11、貯液部3及びプレート式熱交換ユニット56を含んでいる。
そして、第1弁部11は、第4接続ポート10と第5接続ポート20との間に位置し、第1接続ポート30は、貯液部3の入口に連通し、プレート式熱交換ユニット56は、この貯液部3の下流に位置し、第2接続ポート40、第3接続ポート50に連通し、これらの第2接続ポート40、第3接続ポート50は、ともに出口であり、あるいは、第2接続ポート40、第3接続ポート50は、プレート式熱交換ユニット56の出口である。
また、この熱管理ユニットは、第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80をさらに有してもよく、第6接続ポートは、プレート式熱交換ユニット56の一つの入口であり、プレート式熱交換ユニット56の一つの出口は、第7接続ポート70に連通し、プレート式熱交換ユニット56の一つの入口は、第8接続ポート80に連通し、具体的には、この熱管理ユニットは、第1弁ユニット7をさらに含んでいる。
そして、第1弁ユニット7の第1入口71及び第1弁ユニット7の第1出口72は、プレート式熱交換ユニット56に連通し、第1弁ユニット7の第2入口73は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第1弁ユニット7の第2入口73は、第8接続ポート80を形成し、第1弁ユニット7の第2出口74は、第7接続ポート70に連通し、あるいは、第1弁ユニット7の第2出口74は、第7接続ポート70を形成し、無論、第1弁ユニット7を設けなくてもよく、第7接続ポート70は、プレート式熱交換ユニット56の1つの入口に通路を介して連通し、あるいは、第7接続ポート70は、プレート式熱交換ユニット56の1つの入口であり、第8接続ポート80は、プレート式熱交換ユニット56に通路を介して連通し、あるいは、第8接続ポート80は、プレート式熱交換ユニット56の一つの出口であり、熱管理ユニットは、第2弁ユニット4をさらに含んでもよい。
そして、この第2弁ユニット4は、貯液部3とプレート式熱交換ユニット56との間に位置し、貯液部3の出口は、第2弁ユニット4の第1入口に接続され、第12接続ポート100は、第2弁ユニット4の第2入口に連通し、あるいは、第12接続ポート100は、第2弁ユニット4の第2入口であり、第11接続ポート90は、第2弁ユニット4の第1出口に接続され、あるいは、第11接続ポート90は、第2弁ユニットの第1出口であり、第2弁ユニット4の第2出口は、プレート式熱交換ユニット56の入口に連通し、熱管理ユニットは、第2弁部12をさらに含んでもよい。
そして、この第2弁部12は、第4接続ポート10と第9接続ポート110との間、第10接続ポート120と貯液部3の第2入口33との間に位置し、圧力調整要求がない場合、第1弁部及び第2弁部を設けなくてもよい。
【0010】
本発明における熱管理ユニットは、車両用熱管理システムに適用されることが可能になっている。
そして、この熱管理システムは、圧縮機、凝縮器、蒸発器及び熱管理ユニットを含んでもよい。
そして、この熱管理ユニットの第4接続ポート10は、圧縮機の出口に連通してもよく、熱管理ユニットの第2接続ポートは、圧縮機の入口に連通してもよく、第5接続ポートは、凝縮器の入口に連通してもよく、第1接続ポートは、凝縮器の出口に連通してもよく、第6接続ポートは、蒸発器の出口に連通してもよく、第3接続ポートは、蒸発器の入口に連通してもよく、無論、車両用熱管理システムは、第2蒸発器をさらに含んでもよく、第7接続ポート70は、第2蒸発器の入口に連通し、第8接続ポート80は、第2蒸発器の出口に連通している。
さらに、車両用熱管理システムは、過冷却器をさらに含んでもよく、第11接続ポート90は、過冷却器の入口に接続され、第12接続ポート100は、過冷却器の出口に接続されている。
また、車両用熱管理システムは、第2凝縮器をさらに含んでもよく、第9接続ポート110は、第2凝縮器の入口に連通し、第10接続ポートは、第2凝縮器の出口に連通する。
以上の車両用管理システムは、新エネルギー自動車用の熱管理システムであってもよく、純粋な電気自動車の熱管理システムを含む。
【0011】
図1図5は、第1実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、本実施例において、熱管理ユニット1010は、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第7接続ポート70、第8接続ポート80、第9接続ポート110及び第10接続ポート120を有し、第1弁部11、第2弁部12、貯液部3、プレート式熱交換ユニット56及び接続部8を含んでいる。
そして、プレート式熱交換ユニット56は、中間熱交換器5、冷却器6及び内接続ブリッジ506を含んでいる。
そして、冷却器6は、冷媒通路及びクーラント通路を有し、中間熱交換器は、冷却器の冷媒通路に連通し、接続部8は、第1孔路801を有し、少なくとも一部の第1弁部11は、第1孔路801に位置し、第1孔路801は、第4接続ポート10と第5接続ポート20とを連通し、第4接続ポート10、第5接続ポート20は、接続部8に成形されている。
本実施例において、この接続部8は、型材によって加工されてなり、第4接続ポートは、水平方向に向かい、第5接続ポートは、垂直方向に向かい、第1孔路を便利に加工するために、接続部8は、2つの別体構造、第1部81、第2部82である。
そして、これらの第1部81と第2部82とは、固定接続され、無論、他の加工方式、例えば、鋳造を採用すれば、接続部8は、一体化した構造であってもよい。
第4接続ポート10及び第5接続ポート20は、第1孔路を介して第1弁部に係合し連通することができるとともに、第1孔路内の作動媒体の圧力を調整することができる。
【0012】
接続部8は、貯液部接続口83、熱交換部接続口84及び第2移行通路85を有し、第2移行通路85は、貯液部接続口83と熱交換部接続口84とを連通し、貯液部3の出口は、貯液部接続口83に連通し、熱交換部接続口84は、プレート式熱交換ユニット56の入口に連通し、本実施例において、プレート式熱交換ユニット56が中間熱交換器5、冷却器6及び内接続ブリッジ506を含んでいる。
そして、内接続ブリッジ506は、中間熱交換器5と冷却器6との間に位置し、プレート式熱交換ユニット56の入口は、内接続ブリッジ506に位置し、即ち、熱交換部接続口84は、内接続ブリッジ506に連通し、熱交換部接続口84は、接続部8の底部に位置し、図5に示すように、内接続ブリッジ506の頂部に、熱交換部接続口84に連通する通孔が設けられている。
接続部と内接続ブリッジとの接続信頼性を保証するために、プレート式熱交換ユニットは、接続ネジ58をさらに含んでいる。
そして、接続部8は、接続フランジ802を形成し、内接続ブリッジ506は、凸起507を形成し、接続ネジ58により接続フランジ802の通孔を通って凸起507に螺合し、無論、他の接続方式、例えば、溶接であってもよい。プレート式熱交換ユニットは、一つの絞り素子61をさらに含んでいる。
そして、この絞り素子は、電子膨張弁であってもよく、絞り素子61は、、中間熱交換器5との接続端に対する冷却器6の自由端に位置する。
熱交換部接続口84から内接続ブリッジに入った作動媒体は、中間熱交換器に入り、中間熱交換器内の作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、この第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第7接続ポート70に連通し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、熱交換部接続口84から中間熱交換器5内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体と第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50を介して離間する。
【0013】
第1接続ポート30及び第10接続ポート120は、貯液部3の蓋体31に位置し、第1接続ポート30及び第10接続ポート120は、貯液部3の入口であり、貯液部3は、蓋体31を介して接続部8に固定接続されている。
本実施例において、貯液部3は、2つの入口を有し、それぞれに第1接続ポート30、第10接続ポート120であり、貯液部3の出口は、接続部8の貯液部接続口83に連通する。
【0014】
第2接続ポート40、第3接続ポート50、第7接続ポート70及び第8接続ポート80は、冷却器6との接続端に対する中間熱交換器の自由端に位置している。
そして、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第7接続ポート70及び第8接続ポート80は、1列に配置され、第2接続ポート40及び第3接続ポート50は、出口であり、第7接続ポート70は、入口であり、第8接続ポート80は、出口である。
第9接続ポート110は、接続部8の接続通路に連通し、具体的には、、熱管理ユニットは、塞ぎ部1100をさらに含んでいる。
そして、この塞ぎ部1100は、接続部8に固定接続され、第9接続ポート110は、塞ぎ部1100に位置し、接続部8が塞ぎ部1100をさらに含んでいる。
そして、塞ぎ部1100が接続部8における1つの別体であり、第9接続ポート1100が接続部8に位置するとも言える。
本実施例において、熱管理ユニットは、第6接続ポートを含まず、即ち、1つの入口が少なく、対応するシステム回路は、直接に圧縮機に戻ることができ、熱管理ユニットを介することがなく、構造が簡単であり、コスト削減に寄与し、流路を簡単化する。
【0015】
本実施例における熱管理ユニット1010が作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から接続部の第1孔路801に入り、第5接続ポート20及び第9接続ポート110を介して接続部8から離間し、第1接続ポート30及び第10接続ポート120から貯液部3に入ることができ、貯液部3の出口は、接続部8の貯液部接続口83に連通し、第2移行通路85は、貯液部接続口83と熱交換部接続口84とを連通し、熱交換部接続口84は、内接続ブリッジ506に連通している。
そして、作動媒体は、中間熱交換器5に入ることができ、熱交換部接続口84から中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路の作動媒体は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第7接続ポート70に連通し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、熱交換部接続口84から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体と、第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
本実施例において、貯液部3と第2接続ポート40、第3接続ポート50、第7接続ポート70及び第8接続ポート80とは、中間熱交換器5の同一自由端に位置し、接続部8、第1弁部11及び第2弁部12は、いずれもプレート式熱交換ユニット56の頂部に位置し、熱管理ユニットのコンポーネントを整然と並べ替えることは、利用空間を効果的に利用でき、流路の形態を合理的に設け、流体抵抗を減少でき、それに、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第7接続ポート70及び第8接続ポート80は、中間熱交換器5の同一自由端に位置し、第1接続ポート30、第10接続ポート120は、貯液部3の蓋体31に位置している。
このように、接続ポートは、対をなして現れ、2つの接続ポートを接続するには、1つの接続ボルト78だけが必要であり、熱管理ユニットをシステムに組み合わせる組み合わせプロセスの簡単化に寄与する。
【0016】
図6図9は、第2実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1020は、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第6接続ポート60、第7接続ポート70、第8接続ポート80、第9接続ポート110及び第10接続ポート120を有し、熱管理ユニット1020は、第1弁部11、第2弁部12、貯液部3、プレート式熱交換ユニット56及び接続部8を含んでいる。
そして、プレート式熱交換ユニット56は、中間熱交換器5、冷却器6及び内接続ブリッジ506を含んでいる。
そして、接続部8は、第1孔路801、第2孔路(図示せず)及び第3孔路803を有し、本実施例において、第2孔路と第3孔路とは、構造が同じであり、向き方向が異なるだけであり、少なくとも一部の第1弁部11は、第1孔路801に位置し、第1孔路は、第4接続ポート10と第5接続ポート20とを連通し、第1接続ポート30は、第2孔路を介して貯液部3の入口に連通し、第10接続ポート120は、第3孔路803を介して貯液部3の入口に連通し、第4接続ポート10は、接続部8に位置している。
そして、本実施例において、接続部8は、型材によって加工されてなり、重量を低減するために、接続部に透かし彫り部9を有し、透かし彫り部19は、隣り合う孔路の間に位置し、本実施例において、第1塞ぎ805及び第2塞ぎ806を含んでいる。
そして、第1塞ぎ805は、接続部8に固定接続され、第2塞ぎ806は、接続部8に固定接続され、第5接続ポート20及び第1接続ポート30は、第1塞ぎ805に位置し、第9接続ポート110及び第10接続ポート120は、第2塞ぎ806に位置する。
【0017】
本実施例において、接続部8は、貯液部の蓋体を構成し、貯液部の出口は、貯液部接続口83であり、熱交換部接続口84は、接続部の凸起接続部に位置し、熱交換部接続口84は、内接続ブリッジに連通している。
そして、作動媒体は、中間熱交換器に入ることができ、熱交換部接続口84から中間熱交換器5内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第7接続ポート70に連通し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、熱交換部接続口84から中間熱交換器5内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器を介した作動媒体及び第6接続ポート60を介して入った作動媒体と、第2接続ポート40に集約して中間熱交換器から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
本実施例において、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80は、中間熱交換器5の同一自由端に位置し、貯液部3、接続部8、第1弁部11及び第2弁部12は、いずれもプレート式熱交換ユニット56の一方側に位置し、熱管理ユニットのコンポーネントを整然と並べ替えることは、利用空間を効果的に利用でき、流路の形態を合理的に設け、流体抵抗を減少でき、それに、第3接続ポート50、第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80は、中間熱交換器5の同一自由端に位置し、第5接続ポート20及び第1接続ポート30は、接続部8の一方側に位置し、第9接続ポート110及び第10接続ポート120は、接続部8の他方側に位置し、このように、接続ポートは、対をなして現れ、第3接続ポート及び第6接続ポートは、装着ベースに位置し、装着ベースは、中間熱交換器に位置し、2つの接続ポートを接続するには、、1つの接続ボルト78だけが必要であり、熱管理ユニットをシステムに組み合わせる組み合わせプロセスの簡単化に寄与する。
【0018】
図10図12及び図23は、第3実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1030は、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40、第3接続ポート50、第6接続ポート60、第7接続ポート70、第8接続ポート80、第9接続ポート110及び第10接続ポート120を有し、熱管理ユニット1030は、第1弁部11、第2弁部12、貯液部(図示しなく、図19のと同じである)、プレート式熱交換ユニット56及び接続部8を含んでいる。
また、このプレート式熱交換ユニット56は、中間熱交換器5、冷却器6、内接続ブリッジ506及び外接続ブリッジ92を含んでいる。
そして、少なくとも一部の第1弁部11は、第1孔路801に位置し、第1孔路801は、第4接続ポート10と第5接続ポート20とを連通し、第1接続ポート30は、第2孔路802を介して貯液部の入口に連通し、第10接続ポート120は、第3孔路803を介して貯液部の入口に連通し、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40、第9接続ポート110及び第10接続ポート120は、接続部8に位置し、接続部8は、貯液部接続口83及び熱交換部接続口84を有し、貯液部の出口は、貯液部接続口83に連通し、熱交換部接続口84は、プレート式熱交換ユニット56の入口に連通し、接続部8は、本体部86及び片持ち部87を含んでいる。
そして、本体部86と片持ち部87とは、直角に配置され、本実施例において、本体部86及び片持ち部87は、L型を呈しており、貯液部接続口83は、本体部86に位置し、熱交換部接続口84は、片持ち部87の内側に位置し、接続部8は、接続孔路88を有し、接続孔路88は、貯液部接続口83と熱交換部接続口84とを連通し、外接続ブリッジ92は、中間熱交換器5の外側に位置し、中間熱交換器5と冷却器6とは、内接続ブリッジ506を介して連通でき、プレート式熱交換ユニット56の入口は、外接続ブリッジ92に位置し、外接続ブリッジ92は、中間熱交換器5の入口と熱交換部接続口84とを連通する。本実施例において、第1弁ユニット7をさらに含んでいる。
そして、第1弁ユニット7の第1入口及び7第1弁ユニット7の第1出口は、プレート式熱交換ユニット56に連通し、第1弁ユニットの第2入口は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第1弁ユニットの第2入口は、前記第8接続ポート80を形成し、第1弁ユニットの第2出口は、第7接続ポート70に連通し、あるいは、第1弁ユニットの第2出口は、第7接続ポート70を形成し、第2弁ユニットは、絞り素子及び逆止弁を含み、絞り素子は、第1弁ユニットの、第1入口と第2出口との間に位置し、逆止弁は、第1弁ユニットの、第2入口と第1出口との間に位置する。
【0019】
本実施例において、熱管理ユニットが作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から接続部8に入り、第5接続ポート20及び第9接続ポート110を介して接続部8から離間し、第1接続ポート30及び第10接続ポート120から貯液部に入ることができ、貯液部の出口は、接続部の貯液接続口83に連通し、第2移行通路85は、貯液部接続口83と熱交換部接続口84とを連通し、熱交換部接続口84は、外接続ブリッジ92に連通し、作動媒体は、中間熱交換器5に入ることができる。
そして、熱交換部接続口84から中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路の作動媒体は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第1弁ユニット7を介して第7接続ポート70に連通し、第8接続ポート80、第6接続ポート60及び第1弁ユニット7を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内において、熱交換部接続口84から中間熱交換器5内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
第3接続ポート50、第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80、ならびに第1弁ユニット7は、中間熱交換器の同一自由端に位置し、貯液部、接続部8、第1弁部11及び第2弁部12は、いずれもプレート式熱交換ユニット56の一方側に位置し、熱管理ユニットのコンポーネントを整然と並べ替えることで、利用空間を効果的に利用でき、流路の形態を合理的に設け、流体抵抗を減少でき、接続ポートは、対をなして現れ、2つの接続ポートを接続するには、1つの接続ボルト78だけが必要であり、熱管理ユニットをシステムに組み合わせる組み合わせプロセスの簡単化に寄与する。
【0020】
図17図20は、第5実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1050と第4実施形態との主な相違点は、以下のことにあり、即ち、熱管理ユニット1050は、第2弁ユニット4をさらに含んでいる。
そして、第2弁ユニット4は、第1弁ボディ41、第1弁体及び第2弁体を含み、この第1弁ボディ41は、第1流路411及び第2流路412を有し、第1弁体は、前記第1流路411に位置し、第2弁体は、第2流路412に位置し、第11接続ポート90は、、第1流路411における第1弁ボディ41に形成された1つの口であり、第12接続ポート100は、、前記第2流路412における第1弁ボディ41に形成された1つの口である。
貯液部を介した作動媒体は、、貯液部出口に連通する第1入口831を介して、第1流路411に入ることができ、第1弁体を制御して回動させることにより、第1流路411における作動媒体は、プレート式熱交換ユニットまたは第11接続ポート90に連通可能であり、作動媒体は、第12接続ポート100から第2流路412に入ることができ、第2流路412は、第2弁体を介して、熱交換接続ポートに連通する第2出口を介してプレート式熱交換ユニットに連通し、第2弁体は、逆止弁であり、第1弁体は、3方ボール弁である。
【0021】
図17図20は、第5実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1050と第4実施形態との主な相違点は、以下のことにあり、即ち、熱管理ユニット1050は、第2弁ユニット4をさらに含んでいる。
そして、第2弁ユニット4は、第1弁ボディ41、第1弁体及び第2弁体を含み、この第1弁ボディ41は、第1流路411及び第2流路412を有し、第1弁体は、前記第1流路411に位置し、第2弁体は、第2流路412に位置し、第11接続ポート90は、、第1流路411における第1弁ボディ41に形成された1つの口であり、第12接続ポート100は、、前記第2流路412における第1弁ボディ41に形成された1つの口である。
貯液部を介した作動媒体は、、貯液部出口に連通する第1入口831を介して、第1流路411に入ることができ、第1弁体を制御して回動させることにより、該部分の作動媒体は、プレート式熱交換ユニットまたは、前記第11接続ポート90に連通可能であり、作動媒体は、第12接続ポート100から第2流路412に入ることができ、第2流路412は、第2弁体を介して、熱交換接続ポートに連通する第2出口を介してプレート式熱交換ユニットに連通し、第2弁体は、逆止弁であり、第1弁体は、3方ボール弁である。
【0022】
図21は、第6実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1060と第2実施形態との主な相違点は、以下のことにあり、即ち、第2実施形態は、第3接続ポート50及び第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80という2組の接続ポートを含んでいる。
そして、第6実施形態は、以上の2組の接続ポートのうちの1組の接続ポートを含んでいる。
そして、このように、中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路に分割され、第1路の作動媒体は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第7接続ポート70または、第3接続ポート50に連通し、第8接続ポート80または、第6接続ポート60を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、熱交換部接続口84から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器から離間する。
【0023】
図22は、第7実施形態である熱管理ユニットの構造図であり、熱管理ユニット1070と第1実施形態との主な相違点は、以下のことにあり、即ち、第1実施形態において、中間熱交換器5及び冷却器6は、縦横方向におけるサイズが同じであり、絞り素子61は、冷却器6の自由端に位置し、本実施例において、中間熱交換器5のサイズが冷却器6のサイズ未満であるから、内接続ブリッジ506は、中間熱交換器5から露出でき、絞り素子61は、内接続ブリッジ506に固定接続され、封止されることができる。
【0024】
図24図27を参照すれば、本発明の熱管理ユニットは、車両熱管理システムに適用されることが可能になっている。
そして、この熱管理ユニットは、第4接続ポート10、第5接続ポート20、第1接続ポート30、第2接続ポート40及び第3接続ポート50を有し、第1弁部11、貯液部3、中間熱交換器5及び冷却器6を含んでいる。
そして、冷却器は、冷媒通路及びクーラント通路を有し、中間熱交換器は、冷媒通路に連通可能であり、第1弁部11は、第4接続ポート10と第5接続ポート20との間に位置し、第1接続ポート30は、貯液部3の第1入口31に連通し、中間熱交換器5は、貯液部3の下流に位置し、中間熱交換器5は、第2接続ポート40、第3接続ポート50に連通し、第2接続ポート40、第3接続ポート50は、ともに出口であり、あるいは、第2接続ポート40、第3接続ポート50は、中間熱交換器の出口である。
【0025】
熱管理ユニットは、第6接続ポート60、第7接続ポート70及び第8接続ポート80をさらに有してもよく、第6接続ポートは、中間熱交換器5の一つの入口であり、中間熱交換器5の一つの出口は、第7接続ポート70に連通し、中間熱交換器5の一つの入口は、第8接続ポート80に連通している。
具体的には、熱管理ユニットは、第2弁ユニット7をさらに含んでもよい。
そして、この第2弁ユニット7の第1入口701及び第2弁ユニット7の第1出口702は、中間熱交換器5に連通し、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80を形成し、第2弁ユニット7の第2出口704は、第7接続ポート70に連通し、あるいは、第2弁ユニット7の第2出口704は、第7接続ポート70を形成し、無論、第2弁ユニット7を設けなくてもよく、第7接続ポート70は、中間熱交換器5の1つの入口に通路を介して連通し、あるいは、第7接続ポート70は、中間熱交換器5の1つの入口であり、第8接続ポート80は、中間熱交換器5に通路を介して連通し、あるいは、第8接続ポート80は、中間熱交換器5の一つの出口である。
【0026】
熱管理ユニットは、第1弁ユニット4をさらに含んでもよく、第1弁ユニット4は、貯液部3と中間熱交換器5との間に位置し、貯液部3の出口32は、第1弁ユニット4の第1入口401に接続され、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口402に連通し、あるいは、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口であり、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口403に接続され、あるいは、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口であり、第1弁ユニット4の第2出口404は、中間熱交換器5の入口に連通している。
そして、熱管理ユニットは、第2弁部12をさらに含んでもよく、第2弁部12は、第4接続ポート10と第11接続ポート110との間、第12接続ポート120と貯液部3の第2入口33との間に位置し、無論、圧力調整要求がない場合、第1弁部及び第2弁部を設けなくてもよい。
【0027】
本発明における熱管理ユニットは、車両用熱管理システムに適用されることが可能になっている。
そして、この熱管理システムは、圧縮機、凝縮器、蒸発器及び熱管理ユニットを含んでもよく、熱管理ユニットの第4接続ポート10は、圧縮機の出口に連通してもよく、熱管理ユニットの第2接続ポートは、圧縮機の入口に連通してもよく、第5接続ポートは、凝縮器の入口に連通してもよく、第1接続ポートは、凝縮器の出口に連通してもよく、第6接続ポートは、蒸発器の出口に連通してもよく、第3接続ポートは、蒸発器の入口に連通してもよく、無論、システムは、第2蒸発器をさらに含んでもよく、第7接続ポート70は、第2蒸発器の入口に連通し、第8接続ポート80は、第2蒸発器の出口に連通し、システムは、過冷却器をさらに含んでもよく、第9接続ポート90は、過冷却器の入口に接続され、第10接続ポート100は、過冷却器の出口に接続され、システムは、第2凝縮器をさらに含んでもよく、第11接続ポート110は、第2凝縮器の入口に連通し、第12接続ポートは、第2凝縮器の出口に連通する。以上の車両用熱管理システムは、新エネルギー自動車用の熱管理システムであってもよく、純粋な電気自動車の熱管理システムを含む。
図24における熱管理ユニットが作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から入り、第5接続ポート20を介して熱管理ユニットから離間し、第1接続ポート30から貯液部3に入ることができ、貯液部3の出口33は、中間熱交換器5に連通し、作動媒体は、中間熱交換器5に入ることができ、中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第7接続ポート70に連通し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、貯液器の出口から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
熱管理ユニットのコンポーネントを整然と並べ替えることで、利用空間を効果的に利用でき、流路の形態を合理的に設け、流体抵抗を減少できる。
【0028】
図25における熱管理システムが作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から入り、第5接続ポート20を介して熱管理ユニットから離間し、第1接続ポート30から貯液部3に入ることができ、貯液部3の出口33は、中間熱交換器5に連通し、作動媒体は、中間熱交換器5に入ることができ、中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第2弁ユニット7の第2出口704に連通し、第2弁ユニット7の第2出口704は、第7接続ポート70を構成し、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80を構成し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、貯液器の出口から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
【0029】
図26における熱管理システムが作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から入り、第5接続ポート20を介して熱管理ユニットから離間し、第1接続ポート30から貯液部3に入ることができ、貯液部3の出口32は、第1弁ユニット4の第1入口401に接続され、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口402に連通し、あるいは、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口であり、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口403に接続され、あるいは、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口であり、第1弁ユニット4の第2出口404は、中間熱交換器5の入口に連通し、中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第2弁ユニット7の第2出口704に連通し、第2弁ユニット7の第2出口704は、第7接続ポート70を構成し、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80を構成している。
そして、この第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、貯液器の出口から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
【0030】
図26における熱管理システムが作動している場合、作動媒体は、第4接続ポート10から入り、第5接続ポート20及び第11接続ポート110を介して熱管理ユニットから離間することができ、第4接続ポート10と第5接続ポート20との間は、第1弁部11を有し、第4接続ポート10と第11接続ポート110との間は、第2弁部12を有し、第1接続ポート30と貯液器の第1入口31との間は、第1逆止弁21を有し、第12接続ポート120と貯液器第2入口33との間は、第2逆止弁22を有し、作動媒体は、第1接続ポート30及び第12接続ポート120から貯液部3に入ることができ、貯液部3の出口32は、第1弁ユニット4の第1入口401に接続され、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口402に連通し、あるいは、第10接続ポート100は、第1弁ユニット4の第2入口であり、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口403に接続され、あるいは、第9接続ポート90は、第1弁ユニット4の第1出口であり、第1弁ユニット4の第2出口404は、中間熱交換器5の入口に連通し、中間熱交換器内に入った作動媒体は、第1路、第2路及び第3路に分割され、第1路は、絞り素子61を介して冷却器6に入り、第2路の作動媒体は、第2弁ユニット7の第2出口704に連通している。
そして、この第2弁ユニット7の第2出口704は、第7接続ポート70を形成し、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80に連通し、あるいは、第2弁ユニット7の第2入口703は、第8接続ポート80を構成し、第8接続ポート80を介して入った作動媒体は、中間熱交換器5内で、貯液器の出口から中間熱交換器内に入った作動媒体と熱交換した後、冷却器6を介した作動媒体とともに第2接続ポート40に集約して中間熱交換器5から離間し、第3路は、第3接続ポート50に連通する。
【0031】
説明しようとするのは、以上の実施例は、本発明を制限することがなく、本発明を説明するためだけであり、本明細書は、上記の実施例を参照して本発明を既に詳しく説明したにもかかわらず、当業者が理解するように、当業者が本発明に対して補正、または、等同交替することができ、本発明の精神及び範囲を逸脱しないあらゆる改善は、いずれも本発明の請求項の範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
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図5
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図11
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