IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 17LIVE株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図1
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図2
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図3
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図4
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図5
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図6
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図7
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図8
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図9
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図10
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図11
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図12
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図13
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図14
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図15
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図16
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図17
  • 特許-端末、方法及びコンピュータプログラム 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-24
(45)【発行日】2024-08-01
(54)【発明の名称】端末、方法及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/443 20110101AFI20240725BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20240725BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240725BHJP
【FI】
H04N21/443
H04L67/02
G06Q50/10
【請求項の数】 10
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023194765
(22)【出願日】2023-11-15
【審査請求日】2023-12-26
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517287224
【氏名又は名称】17LIVE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100199277
【弁理士】
【氏名又は名称】西守 有人
(72)【発明者】
【氏名】莊傑能
(72)【発明者】
【氏名】范宇承
(72)【発明者】
【氏名】鐘皓家
(72)【発明者】
【氏名】許聖泉
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-541084(JP,A)
【文献】特開2021-145364(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04L 67/00 - 67/75
G06Q 50/00 - 50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブストリーミングルーム内でアニメーションを表示するための端末であって、1以上のプロセッサを備え、前記1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、
前記アニメーションプレーヤーの情報をサーバから受信する工程と、
前記情報に基づいて前記アニメーションプレーヤーの更新を決定する工程と、を実行し、
前記アニメーションプレーヤーの前記情報が、バイナリコードの形式である、ことを特徴とする、端末。
【請求項2】
ライブストリーミングルーム内でアニメーションを表示するための端末であって、1以上のプロセッサを備え、前記1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を実行し、
前記アニメーションプレーヤーが、htmlビデオプレーヤーであり、前記アニメーションプレーヤーのバイナリコードを介して前記WebViewオブジェクトに埋め込まれる、ことを特徴とする、端末。
【請求項3】
前記アニメーションリソースが、視聴者から前記ライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに送られる贈り物であり、
前記アニメーションリソースが、前記画面上に表示されるエフェクトを含む、
ことを特徴とする、請求項2に記載の端末。
【請求項4】
前記更新を決定するタイミングが、ユーザが前記ライブストリーミングルームに入るとき、前記WebViewオブジェクトが生成されるとき、または前記ユーザがライブストリーマーに贈り物を送るときである、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
【請求項5】
前記アニメーションリソースが、視聴者から前記ライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに送られる贈り物であり、
前記アニメーションリソースが、前記画面上に表示されるエフェクトを含む、
ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
【請求項6】
ライブストリーミングルーム内でアニメーションを表示するための端末であって、1以上のプロセッサを備え、前記1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、
前記端末において利用可能なリソースがないことに応答してサーバから前記アニメーションリソースを要求する工程と、
前記アニメーションリソースを前記端末のローカルスペース内に保存する工程と、
を実行する、ことを特徴とする、端末。
【請求項7】
前記アニメーションリソースの前記エフェクトを表示するタイミングが、ユーザからの操作に応答して前記ユーザにより決定される、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
【請求項8】
ライブストリーミングルーム内でアニメーションを表示するための端末であって、1以上のプロセッサを備え、前記1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を実行し、
前記アニメーションプレーヤーの設置が、前記アニメーションプレーヤーのバイナリコードを前記WebViewオブジェクトに供給し、前記アニメーションプレーヤーを前記WebViewオブジェクト内に設置することを含む、ことを特徴とする、端末。
【請求項9】
ライブストリーミングルーム内でアニメーションを表示する方法であって、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、
前記アニメーションプレーヤーの情報をサーバから受信する工程と、
前記情報に基づいて前記アニメーションプレーヤーの更新を決定する工程と、を含み、
前記アニメーションプレーヤーの前記情報が、バイナリコードの形式である、ことを特徴とする、方法。
【請求項10】
コンピュータプログラムであって、端末に、
画面上にWebViewオブジェクトを生成する機能と、
前記WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する機能と、
前記アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する機能と、
前記アニメーションプレーヤーを介して前記アニメーションリソースのエフェクトを表示する機能と、
前記アニメーションプレーヤーの情報をサーバから受信する機能と、
前記情報に基づいて前記アニメーションプレーヤーの更新を決定する機能と、を実現させ、
前記アニメーションプレーヤーの前記情報が、バイナリコードの形式である、ことを特徴とする、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報通信技術に関し、特に、ライブストリーミングにおける端末、方法、及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
新しいアプリケーションのバージョンをユーザにリリースする現在のプロセスは複雑で時間がかかり、実際のリリースまでに複数の工程が必要である。簡単な変更であっても、このプロセスを実行する必要があり、アニメーションを例にとれば、アニメーションリソースの更新からプレーヤーの機能、あるいはバグの修正まで、すべてリリースプロセスを実行する必要がある。
【0003】
さらに、現在のモバイルデバイスでのアニメーション再生では、通常、豊富で魅力的なコンテンツをユーザに提供するために、大量のファイルにアクセスする。しかしながら、これはこれらのファイルに必要なストレージ容量の大幅な増加につながり、他のアプリケーションやファイルに使用できるストレージ容量が制限されることがよくある。
【0004】
アニメーションを再生するために、ネイティブの方法では静的な実装が必要になる。つまり、メディア関連のライブラリをコードに実装し、アプリケーションと一緒にコンパイルする。本開示が解決しようとする現行の方法の問題点は、コンパイル後にアニメーションリソースをダウンロードすることはできても、プレーヤー自体がこれに関して不十分であることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】中国特許第107092468号明細書
【発明の概要】
【0006】
本開示の一実施形態によるライブストリーミングプラットフォームにおいてアニメーションを表示するための端末は、1以上のプロセッサを備え、そのうち、当該1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を実行する。
【0007】
本開示の別の一実施形態によるライブストリーミングプラットフォームにおいてアニメーションを表示するための方法は、画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を含む。
【0008】
本開示の別の一実施形態によるコンピュータプログラムは、端末に、画面上にWebViewオブジェクトを生成する機能と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する機能と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する機能と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する機能と、を実現させる。
【0009】
本開示によれば、メディアコンポーネントを動的に起動することができ、またウェブを介したメディアリソース実行の体系的方法も実現することができる。さらに、フレームワーク/メディアコンポーネントをユーザのローカルデバイスに更新することで、時間のかかるプラットフォームアプリケーションのプロセスを回避することができる。したがって、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成を示す概略図である。
図2】本開示の一部の実施態様に基づくユーザ端末20のブロック図である。
図3】本開示の一部の実施態様に基づくサーバ10のブロック図である。
図4図3のストリームDB320の例示的データ構造を示す表である。
図5図3のユーザDB322の例示的データ構造を示す表である。
図6図3のプレーヤーDB324の例示的データ構造を示す表である。
図7図3の贈り物DB326の例示的データ構造を示す表である。
図8図2の端末側プレーヤーDB210の例示的データ構造を示す表である。
図9図2の端末側贈り物DB212の例示的データ構造を示す表である。
図10】本開示の一部の実施態様に基づくユーザ端末20またはユーザ端末30の機能構成例を示す概略図である。
図11】ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。
図12】ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。
図13】ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。
図14】ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。
図15】ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。
図16】ユーザ端末20、30におけるアプリケーション起動処理の工程を示すフローチャートである。
図17】本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なシーケンス図である。
図18】本開示の一部の実施態様に基づく情報処理装置の例示的なハードウェア構成である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、各図面に示す同一または類似の構成要素、部材、手順または信号には、すべての図面において同様の符号を付し、それによって重複する説明は適宜省略される。また、各図面の説明において重要でない一部部材は省略される。
【0012】
本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1は、ユーザ間のコミュニケーションと交流を円滑にする強化機能を提供する。より具体的には、技術的な方法で視聴者やストリーマーを楽しませるものである。
【0013】
図1に本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成を示す概略図を示す。当該ライブストリーミングシステム1は、ストリーミングストリーマー(ライブ配信者またはストリーマーとも呼ばれる)LVと視聴者(観衆とも呼ばれる)AU(AU1、AU2...)に、リアルタイムで相互交流するためのライブストリーミングサービスを提供する。図1に示すように、当該ライブストリーミングシステム1は、サーバ10と、ユーザ端末20と、ユーザ端末30(30a、30b...)を含むことができる。当該ユーザ端末20はストリーマー、当該ユーザ端末30は視聴者であってもよい。一部の実施態様において、当該ストリーマーと視聴者はユーザと呼ばれてもよい。当該サーバ10は、ネットワークNWを介して接続された、1または複数の情報処理装置を含むことができる。当該ユーザ端末20、30は、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートPC、レコーダー、携帯ゲーム機、ウェアラブル端末などの携帯端末や、デスクトップPCなどの据置型コンピュータであってもよい。当該サーバ10、ユーザ端末20、ユーザ端末30は、任意の種類の有線または無線ネットワークNWにより通信可能に接続されてもよい。
【0014】
当該ライブストリーミングシステム1には、当該ストリーマーLV、当該視聴者AU、当該サーバ10を提供するアプリプロバイダー(図示せず)が関与する。当該ストリーマーLVは、 自身の歌、トーク、パフォーマンス、ゲームストリーミングなどのコンテンツを自身のユーザ端末20で収録して当該サーバ10にアップロードし、リアルタイムでコンテンツを配信する者となることができる。一部の実施態様において、当該ストリーマーLVは、当該ライブストリーミングを介して当該視聴者AUと交流することができる。
【0015】
当該アプリプロバイダーは、当該サーバ10においてライブストリーミングされるコンテンツのためのプラットフォームを提供することができる。一部の実施態様において、当該アプリプロバイダーは、当該ストリーマーLVと当該視聴者AU間のリアルタイム通信を管理するメディアまたはマネージャーであってもよい。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により当該プラットフォームにアクセスし、自身が視聴したいコンテンツを選択して視聴することができる。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により、当該ストリーマーに対してコメントしたり、応援したりなど、当該ストリーマーと相互作用するための操作を行うことができる。コンテンツを提供する当該ストリーマーは、当該コメントや応援に応答することができる。当該ストリーマーの応答は、映像及び(または)音声などにより当該視聴者AUに送信することができる。従って、当該ストリーマーと視聴者間の相互通信を達成することができる。
【0016】
本明細書でいう「ライブストリーミング」とは、当該ストリーマーLVが当該ユーザ端末20により記録したコンテンツを、当該視聴者AUが当該ユーザ端末30を介して実質的に再生・視聴することを可能にする、データ伝送を指すことができる。一部の実施態様において、「ライブストリーミング」は、上述のデータ伝送により実現されるストリーミングを指すこともある。当該ライブストリーミングは、HTTPライブストリーミング、CMAF(Common Media Application Format)、WebRTC(Web Real-Time Communications)、RTMP(Real-Time Messaging Protocol)、MPEG DASHなど、公知の技術によって実現することができる。当該ライブストリーミングは、さらに、当該ストリーマーがコンテンツを記録している間、当該視聴者AUが特定の遅延をもって当該コンテンツを再生または視聴することができる、実施形態を含むことができる。当該遅延の程度については、少なくとも当該ストリーマーLVと当該視聴者AUがコミュニケーションを行うことができる程度に小さいことが望ましい。ただし、ライブストリーミングは、いわゆるオンデマンド配信とは異なる。より具体的に、当該オンデマンド配信とは、当該コンテンツを記録したすべてのデータをサーバに格納し、ユーザの要求に応じてランダムなタイミングで当該サーバから当該ユーザにデータを提供することを指すことができる。
【0017】
本明細書における「ストリーミングデータ」とは、画像データや音声データを含むデータを指すことができる。より具体的に、当該画像データ(ビデオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の画像キャプチャ機能によって生成されてもよい。当該音声データ(オーディオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の音声入力機能により生成されてもよい。当該ストリーミングデータを当該ユーザ端末20、30で再生し、ユーザに関するコンテンツを視聴できるようにしてもよい。一部の実施態様において、当該ストリーマーの当該ユーザ端末でストリーミングデータが生成されてから、当該視聴者の当該ユーザ端末で再生されるまでの間、圧縮、拡張、エンコード、デコード、トランスコードなど、データの形式、サイズ、規格を変更する処理が想定される。このような処理の前と後、当該コンテンツ(映像や音声)は実質的に変更されず、このため、本開示の現在の実施態様においては、処理される前のストリーミングデータと処理された後のストリーミングデータは同じであると説明される。つまり、当該ストリーマーの当該ユーザ端末により生成された当該ストリーミングデータが、当該サーバ10を介して当該視聴者の当該ユーザ端末で再生される場合、当該ストリーマーの当該ユーザ端末で生成された当該ストリーミングデータ、当該サーバ10を通過した当該ストリーミングデータ、そして当該視聴者の当該ユーザ端末が受信して再生する当該ストリーミングデータは、すべて同じストリーミングデータである。
【0018】
図1に示すように、ストリーマーLVはライブストリーミングを提供する。当該ストリーマーのユーザ端末20は、当該ストリーマーの映像及び(または)音声を記録することにより、ストリーミングデータを生成し、ネットワークNWを介してサーバ10に送信する。同時に、当該ユーザ端末20は映像VDを当該ユーザ端末20のディスプレイ上に表示し、当該ストリーマーLVのストリーミングコンテンツをチェックすることができる。
【0019】
当該ストリーマーのライブストリーミングの提供をプラットフォームに要求するユーザ端末30a、30bの視聴者AU1、AU2は、当該ネットワークNWを介して当該ライブストリーミングに対応するストリーミングデータを受信し、受信したストリーミングデータを再生してディスプレイ上に映像VD1、VD2を表示し、スピーカーなどから音声を出力することができる。当該ユーザ端末30a、30b上にそれぞれ表示される当該映像VD1、VD2は、当該ストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該映像VDと実質的に同じであり、当該ユーザ端末30a、30bから出力される当該音声は、当該ストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該音声と実質的に同じである。
【0020】
当該ストリーマーの当該ユーザ端末20での記録は、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bでのストリーミングデータの再生と同時であってもよい。当該視聴者AU1が当該ストリーマーLVのコンテンツに関するコメントを当該ユーザ端末30aに入力すると、当該サーバ10は、当該コメントを当該ストリーマーの当該ユーザ端末20にリアルタイムで表示するとともに、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bにもそれぞれ表示する。当該ストリーマーLVが当該コメントに応答した場合、当該応答を当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bからテキスト、画像、映像または音声として出力し、当該ストリーマーLVと当該視聴者AU1、AU2のコミュニケーションを実現することができる。従って、当該ライブストリーミングシステムは、双方向通信のライブストリーミングを実現することができる。
【0021】
図2は、本開示の実施態様に基づく、図1に示すユーザ端末20の機能と構成を示すブロック図である。当該ユーザ端末30は、当該ユーザ端末20と同様の機能と構成を有する。本明細書のブロック図に描かれているブロックは、コンピュータのCPUなどのデバイスや機械部品などのハードウェア、およびこれらの要素の連携によって実施される機能ブロックを表現する、コンピュータプログラムなどのソフトウェアで実施される。したがって、機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる多様な態様で実装され得ることが、当業者には理解されよう。
【0022】
当該ストリーマーLVと視聴者AUは、ネットワークNWを介して、ダウンロードサイトから本開示のライブストリーミングアプリケーション(ライブストリーミングアプリ)を当該ユーザ端末20と30にダウンロードしてインストールすることができる。または、当該ライブストリーミングアプリは、当該ユーザ端末20と30に予めインストールされていてもよい。当該ユーザ端末20と30によるライブストリーミングの実行により、当該ユーザ端末20と30は、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10と通信し、複数の機能を実現することができる。当該ユーザ端末20と30(より具体的に、CPUなどのプロセッサ)による当該ライブストリーミングアプリの実行により実現される当該機能は、当該ユーザ端末20と30の機能として以下で説明される。当該機能は基本的に、当該ライブストリーミングアプリが当該ユーザ端末20と30に実現させる機能である。一部の実施態様において、これらの機能は、ネットワークNWを介して当該サーバ10から当該ユーザ端末20と30のウェブブラウザに送信し、当該ウェブブラウザのコンピュータプログラムにより実行されることにより実現されてもよい。当該コンピュータプログラムは、HTML(Hyper Text Markup Language)などのプログラミング言語で書かれていてもよい。
【0023】
当該ユーザ端末20は、ストリーミングユニット100と視聴ユニット200を含む。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100は、ユーザのオーディオ及び(または)ビデオデータを記録し、当該サーバ10に送信するストリーミングデータを生成するように構成される。当該視聴ユニット200は、サーバ10からストリーミングデータを受信し、再生するように構成される。一部の実施態様において、ユーザは、ブロードキャスト時に当該ストリーミングユニット100を作動させる、またはストリーミングを視聴するときに当該視聴ユニット200を作動させることができる。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100を作動させる当該ユーザ端末は、ストリーマーと呼ぶことができ、またはストリーミングデータを生成する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。当該視聴ユニット200を作動させる当該ユーザ端末は、視聴者と呼ぶことができ、または当該ストリーミングデータを再生する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。
【0024】
当該ストリーミングユニット100は、ビデオコントロールユニット102と、オーディオコントロールユニット104と、配信ユニット106と、UIコントロールユニット108を含むことができる。当該ビデオコントロールユニット102は、カメラ(図示せず)に接続されてもよく、当該映像は当該カメラにより制御される。当該ビデオコントロールユニット102は、当該カメラから当該ビデオデータを取得することができる。当該オーディオコントロールユニット104は、マイク(図示せず)に接続されてもよく、音声は当該マイクにより制御される。当該オーディオコントロールユニット104は、当該マイクから当該オーディオデータを取得することができる。
【0025】
当該配信ユニット106は、当該ビデオコントロールユニット102からのビデオデータと、当該オーディオコントロールユニット104からのオーディオデータを含むストリーミングデータを受信し、ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信する。一部の実施態様において、当該配信ユニット106は当該ストリーミングデータをリアルタイムで送信する。つまり、当該ビデオコントロールユニット102と当該オーディオコントロールユニット104からの当該ストリーミングデータの生成と、当該配信ユニット106の配信は同時に実行される。
【0026】
当該UIコントロールユニット108は、当該ストリーマーのUIを制御する。当該UIコントロールユニット108はディスプレイ(図示しない)に接続され、当該配信ユニット106が当該ストリーミングデータを送信し、再生して当該ディスプレイ上に表示する相手に対して当該ストリーミングデータを生成するように構成される。当該UIコントロールユニット108は、操作するオブジェクトまたは指示を受けるオブジェクトをディスプレイ上に表示し、ストリーマーからのタップ入力を受け付けるように構成される。
【0027】
当該視聴ユニット200は、UIコントロールユニット202と、レンダリングユニット204と、入力送信ユニット206と、処理ユニット208とを含んでもよい。当該視聴ユニット200は、ネットワークNWを介してサーバ10からストリーミングデータを受信するように構成される。当該UIコントロールユニット202は、当該視聴者のUIを制御する。当該UIコントロールユニット202は、ディスプレイ(図示せず)及び(または)スピーカー(図示せず)に接続され、当該ストリーミングデータを再生することにより、当該ディスプレイ上に映像を表示し、当該スピーカーから音声を出力するように構成される。一部の実施態様において、当該ディスプレイ上に映像を出力し、当該スピーカーから音声を出力することを「ストリーミングデータを再生する」ことと呼ぶことができる。当該UIコントロールユニット202は、タッチパネルやキーボード、ディスプレイなどの入力ユニットに接続され、ユーザからの入力を取得することができる。
【0028】
当該レンダリングユニット204は、当該サーバ10からのストリーミングデータと、フレーム画像とをレンダリングするように構成されてもよい。当該フレーム画像は、ユーザからの入力、視聴者により入力されたコメント、当該サーバ10から受信したデータを受け付けるためのユーザインターフェイスオブジェクトを含んでもよい。当該入力送信ユニット206は、当該UIコントロールユニット202から当該ユーザ入力を受信し、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信するように構成される。
【0029】
一部の実施態様において、当該ユーザ入力は、ライブ配信の選択、コメントの入力、贈り物の送信、ユーザのフォローまたはフォロー解除、イベントでの投票、ゲームなど、当該ユーザ端末の画面上のオブジェクトをクリックすることであってもよい。例えば、当該入力送信ユニット206は、視聴者の当該ユーザ端末がストリーマーに贈り物を送るために画面上の贈り物オブジェクトをクリックした場合に、贈り物情報を生成し、インターネットNWを介して当該サーバ10に送信してもよい。
【0030】
当該処理ユニット208は、当該ユーザ端末で映像または音声を表示するように構成される。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、視聴者が贈り物を送ると、またはライブストリーマーが贈り物を受領すると、当該ユーザ端末の画面上に当該贈り物のエフェクトを表示してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該エフェクトを表示するためのブラウザなどのオブジェクトを生成してもよい。一部の実施態様において、当該ブラウザは、当該ユーザ端末の画面上に生成され、配置されるWebViewオブジェクトであってもよい。
【0031】
一部の実施態様において、さらにアニメーションプレーヤーが当該贈り物のエフェクトを表示するために当該WebViewオブジェクト内に設置されてもよい。一部の実施態様において、当該アニメーションプレーヤーは、当該贈り物のエフェクトを表示するために、オンラインであっても、当該ユーザ端末にダウンロードされていてもよい 。一部の実施態様において、当該アニメーションプレーヤーは、当該エフェクトを表示するために、WebViewに組み込まれたビデオプレーヤーであってもよい。一部の実施態様において、当該アニメーションプレーヤーは、htmlビデオプレーヤー、メディアプレーヤーなどの任意の利用可能なビデオプレーヤーであってもよい。
【0032】
一部の実施態様において、当該贈り物の当該エフェクトは、画像、テキスト、映像、音声など、任意の可能なマルチメディア関連コンテンツであってもよい。当該贈り物の当該エフェクトは、.png、.mp4、.pag、.WebPなどの形式であってもよい。一部の実施態様において、当該アニメーションプレーヤーは、異なる形式のアニメーションを表示するための異なる種類のエンコーダおよびデコーダを含んでもよい。
【0033】
図8に、図2の端末側プレーヤーDB210の例示的データ構造を示す表を示す。当該端末側プレーヤーDB210は、当該ユーザ端末20または30のビデオプレーヤーの情報を格納するように構成される。当該端末側プレーヤーDB210は、プレーヤーID、バージョン情報、説明、バイナリコードなどを互いに関連付けて含んでいてもよい。当該プレーヤーIDは、当該ビデオプレーヤーを識別してもよい。当該バージョン情報は、当該ビデオプレーヤーのバージョンであってもよい。当該説明は、当該ビデオプレーヤーの説明を識別してもよい。当該バイナリコードは、当該ビデオプレーヤーに対応するバイナリコードを識別してもよい。
【0034】
図9に、図2の当該端末側贈り物DB212の例示的データ構造を示す表を示す。当該端末側贈り物DB212は、当該ユーザ端末20または30の当該贈り物情報を格納するように構成される。当該端末側贈り物DB212は、 贈り物IDと、アイコンIDと、エフェクトデータIDと、最終更新日と、場所などを互いに関連付けて含んでいてもよい。当該贈り物IDは、当該贈り物を識別してもよい。当該アイコンIDは、当該贈り物オブジェクトのアイコンデータであってもよい。当該エフェクトデータIDは、当該贈り物に対応するエフェクトを実現するデータを識別してもよい。当該最終更新日は、当該贈り物の最終更新日を識別してもよい。当該場所は、当該ユーザ端末内の当該エフェクトの場所を識別してもよい。
【0035】
贈り物は、以下のような特徴を有する電子データである。
- ポイント(後に詳述)と引き換えに購入することができ、あるいは無償で贈られてもよい。
- 視聴者がストリーマーに贈ることができる。- ストリーマーに贈り物を贈ることは、贈り物を使う、贈り物を投げるなどと呼ばれる。
- 贈り物の中には、購入と同時に使用できるものと、購入または贈与した後、購入者または贈与を受けた視聴者が後から任意のタイミングで使用できるものとがある。
- 視聴者がストリーマーに贈り物を贈ると、当該贈り物に対応する量のポイントが当該ストリーマーに付与され、当該贈り物に関連するエフェクトが与えられる。例えば、ライブストリーミングの画面上に当該贈り物に対応するエフェクトが表示される。
【0036】
当該エフェクトは、贈り物を特徴付ける視覚的効果、聴覚的効果、触覚的効果(例えば、振動)、またはそれらの組み合わせである。視覚的効果の例としては、アニメーション、画像、点滅などがある。聴覚的効果の例としては、効果音や音声などがある。当該エフェクトデータは、このようなエフェクトを当該ユーザ端末20に実現させるためのデータであり、当該ユーザ端末20は、当該エフェクトデータを処理することにより、このようなエフェクトを実現させる。なお、エフェクトデータを実現するための技術自体は公知であるため、以下ではその詳細な説明を省略する。
【0037】
図3は、本開示の一部の実施態様に基づくサーバ10のブロック図である。当該サーバ10は、ストリーミング情報ユニット302と、中継ユニット304と、贈り物処理ユニット306と、贈り物処理ユニット308と、ストリームDB 320と、ユーザDB322と、プレーヤーDB324と、贈り物DB326を含んでもよい。
【0038】
当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ストリーマーの当該ユーザ端末20からライブストリーミングの要求を受信する。要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ライブストリーミングの情報を当該ストリームDB320に登録する。一部の実施態様において、当該ライブストリーミングの情報は、当該ライブストリーミングのストリームID及び(または)当該ライブストリーミングに対応する当該ストリーマーのストリーマーIDであってもよい。
【0039】
当該視聴者から当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30の当該視聴ユニット200から当該ライブストリーミングの当該情報の提供要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は当該ストリームDB320を参照し、利用可能なライブストリーミングのリストを生成する。その後当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30に当該リストを送信する。当該ユーザ端末30の当該UIコントロールユニット202は、当該リストに基づいてライブストリーミング選択画面を生成し、当該ユーザ端末30のディスプレイ上に当該リストを表示する。
【0040】
当該ユーザ端末30の当該入力送信ユニット206は、当該ライブストリーミング選択画面上での当該視聴者によるライブストリーミングの選択を受信すると、選択された当該ライブストリーミングの当該ストリームIDを含む配信要求を生成し、当該ネットワークを介して当該サーバ10に送信する。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該配信要求で当該ストリームIDにより指定された当該ライブストリーミングの当該ユーザ端末30に対する提供を開始することができる。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ストリームDB320を更新し、当該ユーザ端末30の当該視聴者の視聴者IDを当該ストリームIDの当該ストリーマーIDに追加することができる。
【0041】
当該中継ユニット304は、当該ストリーミング情報ユニット302により開始された当該ライブストリーミングにおいて、当該ストリーマーの当該ユーザ端末20から、当該視聴者の当該ユーザ端末30へのライブストリーミングの送信を中継することができる。当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該視聴者からのユーザ入力を示す信号を当該入力送信ユニット206から受信することができる。当該ユーザ入力を示す当該信号は、当該ユーザ端末30のディスプレイに表示されるオブジェクトの指定を示すオブジェクト指定信号であってもよい。
【0042】
当該オブジェクト指定信号は、当該視聴者の視聴者ID、当該視聴者が視聴しているライブストリーミングを配信するストリーマーのストリーマーID、及び当該オブジェクトにより指定されるオブジェクトIDを含んでもよい。当該オブジェクトが贈り物などである場合、当該オブジェクトIDは、贈り物IDなどであってもよい。同様に、当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該ユーザ端末20の当該ストリーミングユニット100から、例えば当該オブジェクト指定信号など、当該ストリーマーのユーザ入力を示す信号を受信することができる。
【0043】
当該プレーヤー処理ユニット306は、対応するライブストリーマーと視聴者に対して、当該アニメーションプレーヤーに関する情報を提供するように構成される。当該プレーヤー処理ユニット306は、自発的に、または当該ユーザの当該ユーザ端末からの更新要求に応答して、当該アニメーションプレーヤーの情報を当該ユーザ端末に送信する。当該プレーヤー処理ユニット306は、当該プレーヤーDB324から当該アニメーションプレーヤーの情報を取得し、取得した当該情報を当該ユーザ端末20、30に自発的に、または当該ユーザ端末からの更新要求信号に応答して送信する。
【0044】
当該贈り物処理ユニット308は、対応するライブストリーマー及び視聴者に、贈り物に関する情報を提供する。当該贈り物処理ユニット308は、当該ユーザ端末からの要求に応答して、当該端末向けの贈り物情報を当該ライブストリーマーに送信する。当該贈り物処理ユニット308は、当該贈り物DB326から、当該中継ユニット304が受信した当該贈り物情報信号に含まれる当該贈り物IDに対応するエフェクトデータを取得する。当該贈り物処理ユニット308は、取得した当該エフェクトデータを、贈り物送信要求信号の応答として、他のユーザ端末20、30に送信する。
【0045】
当該贈り物処理ユニット308は、当該ユーザDB322を更新して、贈り物利用信号に含まれる当該贈り物IDにより特定される当該贈り物のポイントに応じて、当該ストリーマー及び当該視聴者のポイントを更新する。具体的には、当該贈り物処理ユニット308は、当該贈り物DB326を参照し、受信した当該贈り物利用信号に含まれる当該贈り物IDに対して付与するポイントを特定する。その後、当該贈り物処理ユニット308は、当該ユーザDB322を更新し、当該贈り物利用信号に含まれる当該ストリーマーIDのポイントに、決定されたポイントを追加する。一部の実施態様において、当該贈り物処理ユニット308は、当該ユーザDB322を更新し、当該贈り物利用信号に含まれる当該視聴者IDのポイントから、決定されたポイントを減算してもよい。
【0046】
図4に、図3のストリームDB320の例示的データ構造を示す表を示す。当該ストリームDB320は、現在行われているライブ配信に関する情報を保持する。当該ストリームDB320は、当該ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォーム上のライブ配信を識別するためのストリームID、当該ライブ配信を提供するストリーマーを識別するためのストリーマーID、及び当該ライブ配信の視聴者を識別するための視聴者IDを、互いに関連付けて格納する。
【0047】
図5は、図3のユーザDB322の例示的データ構造を示す表である。当該ユーザDB322は、ユーザに関する情報を保持する。当該ユーザDB322は、ユーザを識別するためのユーザID、当該ユーザが蓄積したポイントを特定するためのポイント、当該ユーザのレベルを識別するためのレベル、当該ユーザのステータスを識別するためのステータスを、相互に関連付けて格納する。当該ポイントは、当該ライブストリーミングプラットフォーム内で流通する電子的な価値である。当該レベルは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザの活動またはエンゲージメントの量の指標であってもよい。当該ステータスは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザのアイデンティティまたはメンバーシップステータスであってもよい。
【0048】
図6に、図3のプレーヤーDB324の例示的データ構造を示す表を示す。当該プレーヤーDB324は、当該ライブストリーミングプラットフォーム上で利用可能な、ビデオプレーヤーに関する情報を保持する。当該プレーヤーDB324は、当該ライブストリーミングシステム1のビデオプレーヤーを識別するためのプレーヤーIDと、当該ビデオプレーヤーのバージョンを識別するためのバージョン情報と、当該ビデオプレーヤーの説明を識別するための説明と、当該ビデオプレーヤーのバイナリコードを特定するためのバイナリコードとを、互いに関連付けて格納する。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーは、サーバ10またはユーザ端末で、バイナリコードに変換されてもよい。
【0049】
図7に、図3の贈り物DB326の例示的データ構造を示す表を示す。当該贈り物DB326は、当該ライブストリーミングシステム1の当該贈り物に関する情報を格納する。当該贈り物DB326は、贈り物を識別するための贈り物IDと、当該贈り物をライブストリーマーに付与する際に当該ライブストリーマーに付与されるポイント量と、当該贈り物のアイコンデータと、当該贈り物のエフェクトデータとを、互いに関連付けて格納する。
【0050】
一部の実施態様において、視聴者がアプリを起動し、ライブストリーミングルームに入り、贈り物ページを開いたり、贈り物を贈ったりなどアニメーションをトリガーすると、当該処理ユニット208が当該ユーザ端末の画面上でビデオプレーヤーをアクティブにしてもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該ユーザ端末の画面上でWebViewオブジェクトを生成してもよい。さらに、htmlビデオプレーヤーなどのアニメーションプレーヤーが、当該贈り物リソースの当該エフェクトを表示するために、当該WebViewオブジェクト上に設置されてもよい。
【0051】
一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーの情報が、インターネット経由でサーバ10またはその他のリソースから受信されてもよい。一部の実施態様において、サーバ10は、バイナリコードなどの形式で、当該ユーザ端末に当該ビデオプレーヤーに関する情報を提供してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該ビデオプレーヤーのバイナリコードを受信し、当該バイナリコードを当該WebViewオブジェクトに供給して、当該WebViewオブジェクト内で当該アニメーションプレーヤーを構築してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該アニメーションプレーヤーのインストールファイルを要求し、それを当該ユーザ端末に格納するためにバイナリコードに変換してもよい。
【0052】
一部の実施態様において、当該処理ユニット208はさらに、当該ユーザ端末上の当該ビデオプレーヤーのバージョンを判定してもよい。例えば、当該htmlビデオプレーヤーが当該ユーザ端末内に設置されると、当該処理ユニット208が現在のアニメーションプレーヤーが最新のものであるか否かを確認してもよい。当該アニメーションプレーヤーが最新のものでない場合、当該処理ユニット208が最新のhtmlビデオプレーヤーをサーバ10から取得し、現在のものを置き換え、必要時に当該アニメーションプレーヤーを再生成してもよい。一部の実施態様において、更新を決定するタイミングは、ユーザがライブストリーミングルームに入るとき、WebViewオブジェクトが生成されるとき、ユーザがライブストリーマーに贈り物を送るときなどであってもよい。
【0053】
一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該バイナリコードを比較することで、当該ビデオプレーヤーを更新するか否かを決定してもよい。当該ビデオプレーヤーが初めて設置される場合、当該処理ユニット208は当該バイナリコードを取得して、当該WebViewオブジェクト内にそれを設置してもよい。初めてではない場合、当該処理ユニット208はサーバ10から当該バイナリコードを取得してもよく、かつ当該バイナリコードは最新のビデオプレーヤーのバージョン、当該ビデオプレーヤーの更新要求などの情報を含んでいてもよい。当該実施態様によれば、当該アニメーションプレーヤーの更新は、当該アプリケーションの再起動や再設定の手順を行うことなく、純粋に当該ユーザ端末とサーバ10間の通信を介して通知され得る。したがって、当該ビデオプレーヤーの効率を向上させることもできる。
【0054】
一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該ビデオプレーヤーが最新バージョンであるか否かをチェックすることにより、更新を決定してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該ビデオプレーヤーが許容可能なバージョンであるか否かをチェックすることにより、更新を決定してもよい。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、MD5(メッセージダイジェストアルゴリズム5)などのパラメータをチェックすることにより、更新を決定してもよい。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーの更新は、実際の必要性に応じて柔軟に決定されてもよい。
【0055】
当該ビデオプレーヤーが設置されると、贈り物のエフェクトなどの当該アニメーションリソースが当該ビデオプレーヤーにより再生されてもよい。一部の実施態様において、当該贈り物のエフェクトは、当該エフェクトの場所を示すURLであってもよい。当該URLが当該WebViewオブジェクトに供給されると、当該エフェクトに関連するデータがサーバ10などから要求されてもよい。一部の実施態様において、当該データはhtmlオブジェクト、JSオブジェクト、CSSオブジェクトなどであってもよい。
【0056】
一部の実施態様において、要求された当該データは、ウェブページにキャッシュされてもよい。例えば、当該贈り物の当該エフェクトは、サーバ10内にURLとして格納され、当該WebViewオブジェクト内の当該ビデオプレーヤーを介して再生されてもよい。当該URLの代わりに、当該贈り物の当該エフェクトは、マルチメディア関連コンテンツのファイルとして要求されてもよい。より具体的に、エフェクトの当該ファイルは、APIを介して要求され、当該ユーザ端末に格納されてもよく、それにより当該マルチメディア関連コンテンツが当該ユーザ端末のローカルスペースに保存され、当該ユーザ端末で再生されてもよい。
【0057】
上述の方法はどちらも長所と短所を備えている。Webはインターネット経由でリソースを取得し、データベースのコンポーネントは組み込まれていない。ユーザがユーザ端末を介してコンテンツを要求するとき、表示する必要があるリソースをまずダウンロードする必要がある。一部の実施態様において、ウェブサイトがアプリケーションのネイティブライブラリ、WebView経由で、URLを使用してロードされてもよく、これはアニメーション表示のオンラインバージョンを意味する。アニメーションリソースファイルは連続的なダウンロードを要するため、それらはアプリケーションパッケージに含まれていない。
【0058】
アニメーションを再生する前に、当該ウェブサイトによって提供される再生機能が、アニメーションファイル、アニメーションURL、またはアニメーションリソースを取得するその他の手段とともに、呼び出される必要がある。ファイルがダウンロードされ、読み込まれると、当該ウェブサイトがアニメーションの再生を開始する。アニメーションの再生完了後、アプリケーションは当該ウェブサイトから送信されるコールバックを介して通知され、次のアニメーションの再生が可能になる。
【0059】
ダウンロードシーケンスの繰り返しを回避するため、Webはキャッシュメカニズムを利用する。それでも、デバイスのメモリ制限によってリソースが枯渇し、再ダウンロードが必要になることもある。この問題に対応するため、以下の実施態様も考えられる。
【0060】
ウェブサイトはアプリケーションのネイティブライブラリ、WebView経由で、HTMLを使用してロードされてもよく、これはアニメーションファイルをダウンロードする必要がないアニメーション表示のオフラインバージョンを意味する。アニメーションを再生するには、当該ウェブサイトによって提供される再生機能が、アニメーションファイルまたはアニメーションリソースのその他形式とともに、呼び出される必要がある。ファイルを読み込むと、当該ウェブサイトは自動的にアニメーションの再生を開始する。再生完了後、アプリケーションはコールバックを介して通知され、次のアニメーションの再生が可能になる。
【0061】
HTMLファイルの読み込みは静的と見なされるため、新しいバージョンに更新される必要がある。更新スキームでは、プレーヤーが起動される前に、バージョンをチェックする。ネットワーク接続を通じて、バックエンドサービス、クラウドサービスなど、あらゆる形態のネットワークサービスが実行され、最新バージョンか否かを確認する。もし最新バージョンでない場合、プレーヤーが起動される前に新しいバージョンに更新される。
【0062】
URLリンク経由でアニメーションを表示する方法は動的である。URL経由のアニメーション表示メカニズムは、最新バージョンに自動的に更新されてもよい。当該贈り物リソースが繰り返しダウンロードされ、WebViewオブジェクトのウェブページにキャッシュされてもよい。ただし、キャッシュには上限があり、上限に達すると古いキャッシュは削除される。また、URL経由のアニメーション表示は、インターネットに接続されているときのみ利用可能である。
【0063】
対照的に、HTMLファイルのロードによってアニメーションを表示する方法は静的である。当該ビデオプレーヤーの更新メカニズムが必要であるものの、更新が必要なのはバグの修正や新機能の追加が必要な場合のみである。当該贈り物リソースは、当該ユーザ端末内のローカルストレージ領域にダウンロードされて格納されてもよい。当該贈り物リソースはストレージが十分であれば削除されない。したがって、当該贈り物リソースのダウンロードを繰り返す必要はない。さらに、当該htmlビデオプレーヤーによるアニメーション表示は、インターネット接続がなくても利用可能である。
【0064】
上述のメカニズム間の違いは、当該贈り物リソースの繰り返しダウンロードのみである。より具体的に、贈り物のエフェクトがURL経由で再生される場合、キャッシュがウェブページに保存されてもよい。当該贈り物が再び要求されると、当該処理ユニット208が当該キャッシュデータを参照して表示してもよい。ただし、ウェブページ内の当該キャッシュには限りがあるため、キャッシュの取得が成功する保証はない。利用可能なキャッシュがない場合、当該贈り物リソースが再度ダウンロードされる。
【0065】
当該htmlビデオプレーヤーと当該贈り物リソースでエフェクトを表示する1つの利点は、当該ビデオプレーヤーとマルチメディア関連ファイルがローカルのユーザ端末にロードされ、再生されてもよい点である。つまり、当該ビデオプレーヤーが設置され、マルチメディア関連ファイルが格納されると、再ダウンロードの手順はスキップされてもよい。当該実施態様によれば、当該HTML再生の利点は、アニメーションをローカル側でロードし、ダウンロードの問題が排除される点である。ローカルでロードされたコンテンツは、ウェブページのキャッシュではなく、ローカルの端末内に格納されるため、上述の制限を回避することができる。したがって、ユーザ端末上におけるエフェクト再生の品質が改善される可能性がある。
【0066】
一部の実施態様において、エフェクトが再生されようとしているとき、WebViewオブジェクトが生成されてもよい。ウェブコンテンツを表示する代わりに、バイナリコードを介して当該ビデオプレーヤーが設置されてもよい。当該ビデオプレーヤーが設置されれば、インターネット接続がなくても操作可能である。さらに、一度ダウンロードまたは再生された当該贈り物のエフェクトは、インターネット接続がなくても再度再生可能である。つまり、当該ユーザ端末が、当該贈り物のエフェクトのストレージとして使用されてもよい。同じ贈り物が送信されると、保存されている贈り物リソースが再び使用され、エフェクトが表示されてもよい。当該実施態様によれば、当該エフェクトの表示品質が改善される可能性がある。
【0067】
WebViewオブジェクト経由のエフェクト表示のもう1つの利点は、異なるプラットフォームに簡単に適用できる点である。アプリ内でビデオプレーヤーを設置する1つの方法は、例えば、アプリのプログラム内デコードを設置する方法であり、これはビデオプレーヤーを設置する静的な方法である。しかし、Android、iOS、ウェブサイトなど、異なるオペレーティングシステムがある。
【0068】
修正や更新が行われると、コードは再プログラミングする必要があり、アプリのバージョンを更新する構成が必要である。さらに、異なるオペレーティングシステムやプラットフォームの開発には、異なるプラットフォームを専門とする人材が必要となり、時間と労力の浪費を招く可能性がある。
【0069】
対照的に、当該贈り物リソースを実行するためにウェブページとしてWebViewを生成する方法は、異なるオペレーティングシステムやプラットフォームに適用可能である。ウェブページを介したhtml関連コンテンツの表示は、余分な手間なくiOS、Androidなどの異なるプラットフォームに適用することができるため、上述の実施態様は、さらなる開発の懸念なく異なるプラットフォームに適用することができる。
【0070】
さらに、当該ビデオプレーヤーはバイナリコードの形式でダウンロードして保存されてもよく、ユーザのユーザ端末が異なるプラットフォームのものであっても、当該バイナリコードを介してビデオプレーヤーを構築することができる。当該バイナリコードが保存されると、オンラインでもオフラインでも、当該バイナリコードに基づいて当該ビデオプレーヤーを更新または再生することもできる。したがって、異なるプラットフォームにおける開発の懸念に対処することができ、ユーザに新機能やプレーヤー関連コンテンツを提供するまでの時間を短縮することができる。
【0071】
図10は、本開示の一部の実施態様に基づくアニメーション表示の例示的機能構成である。図10に示すように、ユーザ端末20、30の画面600は、アプリケーション層AL、ストリーミング層SL、インタラクション層ILなど、複数の層を含んでもよい。当該アプリケーション層ALは、エンドユーザまたはアプリケーションに直接通信サービスを提供するように構成されてもよい。当該アプリケーション層ALは、ユーザがモバイルデバイスを操作し、例えば、贈り物の送信など、特定のタスクや機能を実行することを可能にする。
【0072】
当該ストリーミング層SLは、ライブストリーマーからの音声や映像などのマルチメディアコンテンツのストリーミングデータを提供するように構成されてもよい。当該ストリーミング層SLは、ネットワークからのストリーミングデータをバッファおよびデコードし、適切なレートでユーザに表示されるように確約してもよい。当該インタラクション層ILは、タッチ、ジェスチャー、ボタン押下、その他の形式のユーザ入力を含むユーザインターフェースの操作を処理するように構成されてもよい。当該インタラクション層ILは、ユーザの操作をキャプチャして処理し、それらを対応するソフトウェアの応答に変換してもよい。
【0073】
一部の実施態様において、当該画面600はさらに、WebViewアニメーション層WLを含んでもよい。当該WebViewアニメーション層WLは、マルチメディア関連コンテンツなどを表示するためのWebViewオブジェクトを含んでもよい。プラットフォームのネイティブライブラリによって提供されるネイティブのWebViewは、アプリケーションがウェブサイトを読み込むことを可能にする。図10に示すように、ユーザがアニメーションを表示するとき、実際にはネイティブライブラリによって提供されるネイティブのアニメーションプレーヤーの代わりに、この外部コンポーネントを使用する。アニメーションに必要なすべての再生状態は、ウェブサイト内のJavaScriptなどで記述された機能を通じて実現されてもよく、ユーザは中断なくアニメーションを視聴し続けることができる。
【0074】
図11図15は、ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。図11は、ライブストリーミングルーム画面600の例示的画面イメージを示している。視聴者がライブストリーミングルームを選択して入室すると、ライブストリーマーのライブストリーミングルーム画面600が当該ディスプレイに表示されてもよい。当該ライブストリーミングルーム画面600は、ライブストリーマー情報オブジェクト602、ライブストリーマー画像604、メッセージゾーン606、メッセージ入力ボックス608、贈り物オブジェクト610、共有オブジェクト612等を含んでもよい。
【0075】
一部の実施態様において、当該視聴者は当該贈り物オブジェクト610をタップしてもよく、贈り物リスト614が画面600上に表示されてもよい。当該贈り物リストは、複数の贈り物618を含んでもよく、視聴者は、ストリーマーに送信する贈り物618を選択してもよい。図12に示すように、視聴者が当該贈り物618をクリックすると、当該贈り物618のエフェクトEが当該画面600上に表示されてもよい。一部の実施態様において、当該エフェクトEは、当該画面600上の当該WebViewアニメーション層WL内に埋め込まれたビデオプレーヤーを介して表示されてもよい。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーは、再生、停止、リプレイなどの基本的なビデオ再生機能を含んでもよい。
【0076】
一部の実施態様において、当該贈り物のエフェクトは、当該ライブストリーマーまたは視聴者により操作されてもよい。例えば、当該視聴者は、図13に示すように、当該贈り物の当該エフェクトを早戻し、早送り、リプレイすることにより、当該贈り物の当該エフェクトをプレビューしてもよい。当該ライブストリーマーは、当該贈り物の当該エフェクトなどをレビューしてもよい。一部の実施態様において、当該視聴者は、当該贈り物を送信する前に当該贈り物の当該エフェクトをプレビューしてもよく、当該ライブストリーマーは、当該贈り物を受け取った後に当該贈り物の当該エフェクトをレビューしてもよい。
【0077】
一部の実施態様において、当該贈り物のエフェクトの表示は、当該ライブストリーマーによってトリガーされてもよい。例えば、当該ライブストリーマーが贈り物を受け取ると、図13に示すように、再生ボタンPBが当該贈り物のエフェクト上に表示され、当該ライブストリーマーが表示を開始してもよい。当該実施態様によれば、当該ライブストリーマーは当該贈り物が自分自身によって開かれたように感じることができ、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
【0078】
一部の実施態様において、当該ユーザによる当該エフェクトの操作は、期限や特定の回数以内の制限があってもよい。例えば、図13に示すように、当該エフェクトのプレビューまたはレビューの期間または回数を示すメッセージMが表示されてもよい。当該ライブストリーマーは、特定の時間または期間に当該贈り物の当該エフェクトを操作することができる。一部の実施態様において、当該エフェクトの操作の当該時間または期間は、実際の必要性に応じて柔軟に設計されてもよい。
【0079】
一部の実施態様において、1つのエフェクトが1つのWebViewオブジェクト内で再生されてもよい。一部の実施態様において、1つのエフェクトが2つ以上のWebView内で再生されてもよい。一部の実施態様において、2つ以上のエフェクトが1つのWebViewオブジェクト内で再生されてもよい。一部の実施態様において、2つ以上のエフェクトが2つ以上のWebView内で再生されてもよい。例えば、図14に示すように、バラの花とその周りを飛ぶ蝶のエフェクトが画面600上に表示されてもよい。バラの花とその周りを飛ぶ蝶の当該エフェクトは、図14に示すように、同一のWebViewオブジェクトまたは異なるWebViewオブジェクトで表示されてもよい。
【0080】
一部の実施態様において、当該WebViewオブジェクトの数、サイズ、位置は、当該ライブストリーマーまたは視聴者によって柔軟に決定及び調整されてもよい。例えば、バラの花と蝶の当該贈り物を送信する当該視聴者が、図14に示すように、当該バラの花と蝶の位置を決定してもよい。一部の実施態様において、当該蝶の方向または軌跡も、当該ライブストリーマーまたは視聴者によって柔軟に決定及び調整されてもよい。
【0081】
一部の実施態様において、当該htmlビデオプレーヤーが当該WebViewオブジェクト内に設置され、当該贈り物のエフェクトが、当該htmlビデオプレーヤーを介して再生されるマルチメディア関連コンテンツとして保存されてもよい。一部の実施態様において、当該視聴者が同一の贈り物を複数回送信する場合、当該贈り物の当該エフェクトは最初にダウンロードされ。その後複数回再生されてもよい。本実施態様によれば、キャッシュの問題を回避し、htmlオブジェクトのリソースを複数回再利用することができる。したがって、エフェクトの表示効率を向上させることができる。
【0082】
一部の実施態様において、当該バラの花と蝶の組み合わせは、コンボギフトと呼ばれてもよい。ここで、「コンボギフト」とは、視聴者が仮想の贈り物またはデジタルアイテムの組み合わせをストリーマーに送信できるなどのライブストリーミングプラットフォーム内での特別な機能または相互作用を指してもよい。一部の実施態様において、当該コンボギフトの各部分は、同一または異なるWebViewオブジェクトを介して表示されてもよい。一部の実施態様において、当該コンボギフトの各部分は、同一または異なる視聴者により送信されてもよい。
【0083】
一部の実施態様において、当該贈り物の各エフェクトが複数のサブエフェクトに分離されてもよく、また当該贈り物の複数のエフェクトが1つのエフェクトに組み合わされてもよい。より具体的に、当該贈り物のエフェクトE1、E2、E3は、Ea+Eb、Eb+Ec、Ea+Ecのサブエフェクトにそれぞれ分離されてもよい。Ea+Eb、Eb+Ec、Ea+Ecのエフェクトは、E1、E2、E3のエフェクトにそれぞれ組み合わされてもよい。例えば、バラの花とその周りを飛ぶ蝶のエフェクトは、それぞれバラの花と飛ぶ蝶に分離されてもよい。一部の実施態様において、当該バラの花と飛ぶてんとう虫のエフェクトが、バラの花とその周りを飛ぶてんとう虫の単一のエフェクトに組み合わされてもよい。したがって、エフェクトEa、Eb、Ecが当該ユーザ端末にダウンロードされて保存された場合、エフェクトEa、Eb、Ecだけでなく、エフェクト E1、E2、E3もさらなるダウンロードの必要なく再生されてもよい。
【0084】
一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該贈り物の残り部分がすでに要求済みで当該ユーザ端末に保存されている場合、当該贈り物の一部を要求してもよい。例えば、図14に示すように、バラの花とその周りを飛ぶてんとう虫のエフェクトが要求され、当該ユーザ端末に保存されており、当該ユーザが、図15に示すように、蜘蛛の巣と巣の周りを飛ぶてんとう虫の別の贈り物を送信したい場合、当該理ユニット208は当該蜘蛛の巣のエフェクトの部分のみを要求してもよい。当該実施態様によれば、当該エフェクトのダウンロードとエフェクトの表示の品質が向上される可能性がある。
【0085】
ある視聴者がライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに贈り物を送る場合、当該贈り物の当該エフェクトが、当該視聴者、当該ライブストリーマー、及び当該ライブストリーミングルーム内の他の視聴者の当該ユーザ端末の画面上に表示されてもよい。一部の実施態様において、当該贈り物のエフェクトは、当該ライブストリーマーと、当該贈り物を送った視聴者のユーザ端末上で受信されて表示されてもよい。当該贈り物のエフェクトは、当該ライブストリーマーの映像上にストリーミングデータとしてレンダリングされ、ストリーミングサーバなどにプッシュされてもよい。当該ライブストリーミングルーム内のその他の視聴者に対しては、当該ストリーミングデータが引き出され、それら視聴者のユーザ端末上に表示されてもよく、それによりその他の視聴者がそれぞれのユーザ端末の画面上で当該贈り物の当該エフェクトを見ることができる。
【0086】
一部の実施態様において、当該贈り物のエフェクトまたは当該エフェクトのある部分がすでにある視聴者によって送信されており、当該エフェクトまたは当該エフェクトの当該部分がすでに要求されて当該ライブストリーマーのユーザ端末内に保存されている場合、当該エフェクトは要求されなくてもよく、または当該贈り物の残りの部分のみを要求する必要がある。当該実施態様によれば、当該エフェクトのダウンロードとエフェクトの表示の品質が向上される可能性がある。
【0087】
次に、上記構成を有するライブストリーミングシステム1の動作について説明する。図16は、当該ユーザ端末20、30におけるアプリケーション起動処理の工程を示すフローチャートである。当該ライブストリーマーがライブストリーミングルームを開始し、当該視聴者が当該ライブストリーミングルームに入室して、当該ライブストリーマーと交流する(S502)。
【0088】
当該ライブストリーミングルーム内にユーザが入ったら、アニメーションを表示する方法が決定されてもよい(S504)。一部の実施態様において、アニメーションを表示する方法を決定するタイミングは、当該ライブストリーミングルームに入る前、ユーザがアニメーションの表示をトリガーした、または受信したとき、WebViewオブジェクトが生成されたときなど、柔軟であってもよい。一部の実施態様において、当該アニメーション表示の決定は、サーバ10、ユーザなどによって行われてもよい。例えば、アニメーションを表示するために、サーバ10がビデオプレーヤーを割り当てたり、当該ユーザがビデオプレーヤーを選択したりしてもよい。
【0089】
一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーは更新する必要があってもよい(S506)。当該更新は、サーバ10により要求される、あるいは当該ユーザにより開始されるなどであってもよい。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーを更新する目的は、アニメーション表示のバグ修正や、新しいファイルタイプのサポートなどであってもよい。当該ユーザは更新するかスキップするかを決定してもよく、また必要に応じて当該サーバ10が当該ユーザに当該ビデオプレーヤーの更新を要求してもよい。
【0090】
更新が不要な場合(S506で「いいえ」)、当該処理ユニット208はWebViewオブジェクトを生成し、当該WebViewオブジェクト内にビデオプレーヤーを埋め込んでもよい(S512)。更新が必要な場合(S506で「はい」)、当該ビデオプレーヤーの更新が当該ユーザ端末より当該サーバ10に要求されてもよい(S508)。当該サーバ10は、当該ユーザに当該ビデオプレーヤーの更新を自発的に、または当該ユーザからの要求に応答して、提供してもよい。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーの情報は、バイナリコードなどの形式で提供されてもよい。
【0091】
当該サーバ10から当該バイナリコードを受信すると、当該処理ユニット208はさらに当該ビデオプレーヤーの当該情報をバイナリコードの形式で当該ユーザ端末に保存してもよい(S510)。当該処理ユニット208はさらに、当該ユーザ端末の当該画面上にWebViewを生成し、当該WebViewオブジェクト内に当該ビデオプレーヤーを埋め込んでもよい(S512)。一部の実施態様において、当該WebViewオブジェクト内にビデオプレーヤーを設置するために、当該ビデオプレーヤーのバイナリコードが当該WebViewオブジェクトに供給されてもよい。アニメーションを表示するための当該ビデオプレーヤーの設置は、上述の手順に従って実現されてもよい。
【0092】
当該ビデオプレーヤーの設置が完了したら、当該アニメーション表示機能はアニメーションを表示する準備が完了したことになる。一部の実施態様において、当該視聴者は当該ライブストリーマーに贈り物を送ってもよく、当該ライブストリーマーは当該視聴者から当該贈り物を受け取ってもよい(S514)。当該処理ユニット208は、当該贈り物がすでに当該ユーザ端末に保存されているか否かをチェックしてもよい(S516)。当該贈り物が当該ユーザ端末に保存されている場合(S516で「はい)、当該処理ユニット208は当該ビデオプレーヤーを介して当該贈り物の当該エフェクトを表示してもよい(S518)。
【0093】
当該贈り物が当該ユーザ端末に保存されていない場合(S516で「いいえ」)、当該処理ユニット208はサーバ10などに当該贈り物のリソースを要求してもよい(S520)。一部の実施態様において、当該ユーザ端末は当該贈り物を事前にダウンロードしてもよい。例えば、ユーザがアプリをインストールする際やライブストリーミングに入る際に、人気のある贈り物や日替わりの贈り物がダウンロードされてもよい。一部の実施態様において、当該贈り物は当該ユーザの当該ユーザ端末からの要求に応答してダウンロードされてもよい。例えば、当該ユーザが当該贈り物のアイコンをクリックして、当該サーバ10から当該贈り物をダウンロードする要求を開始してもよい。
【0094】
一部の実施態様において、当該処理ユニット208はさらに当該贈り物の当該リソースを当該ユーザ端末に保存し(S522)、さらに当該ビデオプレーヤーを介して当該贈り物の当該エフェクトを表示してもよい(S518)。ウェブページにリソースをキャッシュすることとは対照的に、贈り物リソースを保存するための容量が大幅に増加する可能性がある。さらに、当該贈り物リソースはインターネット接続がない場合もオフラインで表示することもできる。
【0095】
図17は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作を示す例示的なシーケンス図である。当該ライブストリーマーは、ストリーミングデータをストリームサーバにプッシュすることにより、ストリームをアップロードしてもよい(S302)。当該視聴者は、当該ストリーミングデータを当該ユーザの当該ユーザ端末に引き出すことにより、視聴するストリームを選択してもよい(S304)。
【0096】
ストリーミングルームが確立されて当該視聴者が当該ストリーミングルームに入室すると、当該プレーヤー処理ユニット306が当該ビデオプレーヤーの情報を当該プレーヤーDB326などから取得してもよい(S306)。当該プレーヤー処理ユニット306はさらに、当該ビデオプレーヤーの情報を当該ライブストリーマーの視聴者などに送信してもよい。一部の実施態様において、当該ビデオプレーヤーの情報は、当該ビデオプレーヤーのファイルまたは更新を含んでもよく、当該ビデオプレーヤーの形式は、バイナリコードなどの形式であってもよい。
【0097】
一部の実施態様において、サーバ10は、バイナリコード形式の当該ビデオプレーヤーの情報をエンコードしてもよい。当該バイナリコードは、当該ビデオプレーヤーのバージョンや説明など、当該ビデオプレーヤーの情報を含んでもよい。当該ビデオプレーヤーのバイナリコードは、さらに当該ユーザの当該ユーザ端末に提供されてもよい。
【0098】
ビデオプレーヤーの情報が取得されると、当該ユーザの当該ユーザ端末内の当該端末側プレーヤーDB210内に保存されてもよい(S310)。一部の実施態様において、当該処理ユニット208は、当該ビデオプレーヤーを更新するか否かを決定してもよい(S312)。例えば、当該処理ユニット208はさらに、当該サーバ10からの当該バイナリコードに基づき、更新を決定してもよい。例えば、当該処理ユニット208は、当該サーバ10からの当該ビデオプレーヤーの当該バイナリコードと、当該バイナリコード端末側プレーヤーDB210のものとを比較し、当該ビデオプレーヤーの更新がないかチェックしてもよい。
【0099】
当該ビデオプレーヤーが設置されたら、当該ユーザ端末は、当該贈り物の当該エフェクトなど、アニメーションを表示する準備が完了する(S314)。当該視聴者はサーバ10を介して当該ライブストリーマーに贈り物を送り、パフォーマンスを支援してもよい(S316)。当該贈り物処理ユニット308は、当該贈り物の情報を受け取った後、さらにそれを当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末に送信してもよい(S318)。一部の実施態様において、当該贈り物処理ユニット308は、当該贈り物DB326から当該贈り物リソースの情報を取得し(S320)、さらに当該贈り物リソースの情報を当該視聴者、ライブストリーマーなどに送信してもよい(S322)。
【0100】
一部の実施態様において、当該贈り物処理ユニット308は、当該ユーザからの要求に応答して、当該贈り物リソースの情報を取得し、当該ユーザに送信してもよい。例えば、当該視聴者は当該ライブストリーマーに贈り物を送ってもよい。当該ユーザ端末に贈り物リソースがない場合、当該贈り物リソースを要求するための当該贈り物リソースに関する要求がサーバ10に送信されてもよい。一部の実施態様において、当該贈り物処理ユニット308は、例えば、ポイントや当該ユーザのレベルの増減などにより、当該ユーザDB322を更新してもよい。
【0101】
一部の実施態様において、当該ユーザ端末内の当該処理ユニット208は、当該贈り物リソースを当該端末側贈り物DB212に格納してもよい(S324)。より具体的に、当該処理ユニット208は、当該贈り物リソースの情報を当該端末側贈り物DB212内に、当該エフェクトデータを当該ユーザ端末内のローカルストレージに格納してもよい。贈り物がユーザにより送信または受信されると、当該処理ユニット208が当該贈り物DB212からエフェクトデータを取得し(S326)、当該WebViewオブジェクト内に埋め込まれた当該ビデオプレーヤーを介して当該贈り物の当該エフェクトを表示してもよい(S328)。
【0102】
一部の実施態様において、当該贈り物が初めて要求された場合、当該処理ユニット208は当該贈り物の当該エフェクトを表示した後、当該贈り物リソースを当該端末側贈り物DB212に保存してもよい。当該贈り物リソースが初めて要求されたのではなく、すでに当該ユーザ端末内に保存されている場合、当該処理ユニット208は当該贈り物リソースを当該端末側贈り物DB212から取得して当該贈り物リソースのエフェクトを表示してもよい。
【0103】
上述の実施態様によれば、メディアコンポーネントを動的に起動することができ、またウェブを介したメディアリソース実行の体系的方法も実現することができる。また、メディアコンポーネントを使用する際のインターネットへの依存度を軽減することもできる。また、上述の実施態様は、メディア実装構造のパターンを迅速かつ容易に展開する方法も提供する。さらに、フレームワーク/メディアコンポーネントをユーザのローカルデバイスに更新することで、時間のかかるプラットフォームアプリケーションのプロセスを回避することができる。したがって、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
【0104】
図18は、本開示の一部の実施態様に基づくシステム構成および処理を実行するためのコンピュータハードウェアの概略ブロック図である。図18に示す当該情報処理装置900は例えば、本開示の一部の実施態様に基づく当該サーバ10と当該ユーザ端末20、30をそれぞれ実現するように構成される。
【0105】
当該情報処理装置900は、CPU 901と、リードオンリーメモリ(ROM)903、ランダムアクセスメモリ(RAM)905を含む。さらに、当該情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェイス913、入力ユニット915、出力ユニット917、ストレージユニット919、ドライブ921、接続ポート925、通信ユニット929を含んでもよい。当該情報処理装置900は、カメラなどの撮像装置(図示せず)を含んでもよい。当該情報処理装置900は、CPU901に代えて、または加えて、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)等の処理回路を含んでもよい。
【0106】
当該CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM 903、RAM905、ストレージユニット919、またはリムーバブル記録媒体923に記録された各種プログラムに従って、当該情報処理装置900の全体動作またはその一部の動作を制御する。例えば、当該CPU901は、上述した実施態様の当該サーバ10および当該ユーザ端末20、30に含まれる各機能ユニットの動作全般を制御する。当該ROM903は、当該CPU901が使用するプログラム、動作パラメータなどを記憶する。当該RAM905は、当該CPU901が実行する際に使用するプログラムや、当該プログラムを実行する際に適宜変化するパラメータを過渡的に記憶する。当該CPU901、当該ROM903、当該RAM905は、CPUバスなどの内部バスから構成されるホストバス907を介して互いに接続されている。当該ホストバス907は、当該ブリッジ909を介してペリフェラルコンポーネントインターコネクト/インターフェイス(PCI)バスなどの外部バス911に接続される。
【0107】
当該入力ユニット915は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバーなど、ユーザによって操作される装置である。当該入力ユニット915は、オーディオセンサ(マイクなど)、加速度センサ、傾斜センサ、赤外線センサ、深度センサ、温度センサ、湿度センサなど、物理量を電気信号に変換する装置であってもよい。当該入力ユニット915は、例えば、赤外線や別の種類の電波を利用するリモートコントロール装置であってもよい。あるいは、当該入力ユニット915は、当該情報処理装置900の動作に対応する携帯電話などの外部接続端末927であってもよい。当該入力ユニット915は、ユーザから入力される情報に基づいて入力信号を生成し、生成した入力信号を当該CPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは当該入力ユニット915を操作することにより、各種データを入力し、当該情報処理装置900に対する処理動作の指示を行う。
【0108】
当該出力ユニット917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に報知することができる装置を含む。当該出力ユニット917は、例えば、LCD、PDP、OLEDなどのディスプレイ装置、スピーカー、ヘッドホンなどの音声出力装置、プリンタなどであってもよい。当該出力ユニット917は、当該情報処理装置900が実行する処理によって得られた結果を、テキスト、画像などの映像、音声などのサウンドの形で出力する。
【0109】
当該ストレージユニット919はデータストレージ用装置であり、当該情報処理装置900のストレージユニットの一例である。当該ストレージユニット919は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気記憶装置、半導体記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置などを含む。当該ストレージユニット919は、当該CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得された各種データを格納する。
【0110】
当該ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体923のリーダー/ライターであり、当該情報処理装置900に内蔵または外付けされる。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録された情報を読み出し、当該RAM905に出力する。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録を書き込む。
【0111】
当該接続ポート925は、当該情報処理装置900に機器を直接接続するために用いられるポートである。当該接続ポート925は、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、IEEE1394ポート、またはSCSI(小型計算機システムインターフェイス)ポートであってもよい。当該接続ポート925は、RS-232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(高精細度マルチメディアインターフェース(登録商標))ポートなどであってもよい。当該接続ポート925に外部接続端末927が接続されることにより、当該情報処理装置900と当該外部接続端末927間の各種データのやり取りが可能になる。
【0112】
当該通信ユニット929は、例えば、通信ネットワークNWに接続するための通信装置を含む通信インターフェイスである。当該通信ユニット929は、例えば、有線または無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、Bluetooth(登録商標)、または、無線USB(WUSB)用の通信カードであってもよい。
【0113】
当該通信ユニット929は、例えば、光通信用のルータ、ADSL(非対称デジタル加入者線)用のルータ、または、各種通信用のモデムであってもよい。例えば、当該通信ユニット929は、TCP/IP等の所定のプロトコルを用いて、インターネットにおける信号の送受信や、他の通信装置との信号の送受信を行う。当該通信ユニット929が接続する当該通信ネットワークNWは、有線接続または無線接続により確立されたネットワークである。当該通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、電波通信、または衛星通信である。
【0114】
撮像装置(図示せず)は、例えば、CCD(電荷結合デバイス)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子と、当該撮像素子上の被写体像の結像を制御するためのレンズなど各種部材を用いて現実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。当該撮像装置は、静止画を撮像しても、動画を撮像してもよい。
【0115】
以上、本開示のライブストリーミングシステム1について、実施形態を参照しながら説明した。上述の実施態様は、単に説明のために記載されたものである。むしろ、実施態様の上述した構成要素や処理を多様に組み合わせ、さまざまな変更がなされ得ることは、当業者であれば容易に想到し得ることであり、これらも本開示の技術的範囲に包含される。
【0116】
本明細書に記載された工程、特にフローチャートやフローチャートを用いて説明された工程は、工程を構成する工程の一部の省略、工程を構成する工程に明示的に含まれない工程の追加、及び(または)工程順序の並べ替えが可能である。このような省略、追加、並べ替えの対象となった工程も、本開示の要旨を逸脱しない限り、本開示の範囲に含まれる。
【0117】
一部の実施態様において、当該サーバ10が実行する機能の少なくとも一部は、当該サーバ10以外が実行してもよく、例えば、当該ユーザ端末20または30が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザ端末20または30が実行する機能の少なくとも一部を、当該ユーザ端末20または30以外が実行してもよく、例えば、当該サーバ10が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、フレーム画像のレンダリングは、視聴者、サーバ、ストリーマー等の当該ユーザ端末が実行するようにしてもよい。
【0118】
さらに、上記実施態様で説明したシステムまたは方法は、固体記憶装置、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置などの非一時的なコンピュータ可読ストレージ装置、またはコンピュータプログラム製品などで提供されてもよい。あるいは、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされるものとしてもよい。
【0119】
以上、本開示の技術的内容及び特徴を説明したが、本開示の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本開示の教示及び開示から逸脱することなく、なお多くの変形及び修正を行うことができる。したがって、本開示の範囲は、既に開示された実施態様に限定されず、本開示から逸脱しない別の変形や修正を含む、後付の特許請求の範囲に含まれる範囲である。
【符号の説明】
【0120】
1 ライブストリーミングシステム
10 サーバ
20 ユーザ端末
100 ストリーミングユニット
102 ビデオコントロールユニット
104 オーディオコントロールユニット
106 配信ユニット
108 UIコントロールユニット
200 視聴ユニット
202 UIコントロールユニット
204 レンダリングユニット
206 入力ユニット
208 処理ユニット
210 端末側プレーヤーDB
212 端末側贈り物DB
30、30a、30b ユーザ端末
302 ストリーミング情報ユニット
304 中継ユニット
306 プレーヤー処理ユニット
308 贈り物処理ユニット
320 ストリームDB
322 ユーザDB
324 プレーヤーDB
326 贈り物DB
600 画面
602 オブジェクト
604 画像
606 メッセージゾーン
608 メッセージ入力ボックス
610 贈り物オブジェクト
612 共有オブジェクト
614 贈り物リスト
900 情報処理装置
901 CPU
903 ROM
905 RAM
907 ホストバス
909 ブリッジ
911 外部バス
913 インターフェイス
915 入力ユニット
917 出力ユニット
919 ストレージユニット
921 ドライブ
923 リムーバブル記録媒体
925 接続ポート
927 外部接続端末
929 通信ユニット
LS ライブストリーミング
LV ライブストリーマー
NW ネットワーク
SP 特定の部分
AU1、AU2 視聴者
S302~S328 工程
S502~S522 工程
VD、VD1、VD2 映像
【要約】      (修正有)
【解決手段】本開示のライブストリーミングルーム内においてアニメーションを表示するための端末は、1以上のプロセッサを備え、そのうち、当該1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を実行する。
【効果】本開示によれば、メディアコンポーネントを動的に起動することができ、またウェブを介したメディアリソース実行の体系的方法も実現することができるため、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
【選択図】図16
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18