IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヴァレオ ジーメンス エーアオトモーティヴェ ゲルマニー ゲーエムベーハーの特許一覧

<>
  • 特許-車両用の電力変換装置、および車両 図1
  • 特許-車両用の電力変換装置、および車両 図2
  • 特許-車両用の電力変換装置、および車両 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-24
(45)【発行日】2024-08-01
(54)【発明の名称】車両用の電力変換装置、および車両
(51)【国際特許分類】
   H02M 7/48 20070101AFI20240725BHJP
   H05K 7/06 20060101ALI20240725BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240725BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20240725BHJP
   H01L 25/18 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
H02M7/48 Z
H05K7/06 C
H05K7/20 F
H01L25/04 C
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020563955
(86)(22)【出願日】2019-05-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-02
(86)【国際出願番号】 EP2019061928
(87)【国際公開番号】W WO2019219500
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2022-04-13
(31)【優先権主張番号】102018111630.6
(32)【優先日】2018-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】518334554
【氏名又は名称】ヴァレオ ジーメンス エーアオトモーティヴェ ゲルマニー ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】Valeo Siemens eAutomotive Germany GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100114502
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 俊則
(72)【発明者】
【氏名】クリストフ ホイラー
【審査官】福田 正悟
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/107870(WO,A1)
【文献】特開2010-252461(JP,A)
【文献】特開2018-032803(JP,A)
【文献】特開2017-093005(JP,A)
【文献】特開2008-118753(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 7/48
H05K 7/06
H05K 7/20
H01L 25/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却構造(2)と、中間回路コンデンサ(3)とを備え、冷却媒体が前記冷却構造(2)の中を通り過ぎて流れることができる、車両(28)用の電力変換装置(1)であって、
前記中間回路コンデンサ(3)は、ハウジング(14)と、前記ハウジング(14)内に少なくとも部分的に収容される2つのコンデンサ構造(15,16)と、バスバー配列(4)と、を含み、
前記バスバー配列(4)は、2つのバスバー要素(8,9)を含み、
前記バスバー要素(8,9)それぞれが、1つの空間方向に延在する第1のバスバー部分(10)と、他の空間方向に延在する第2のバスバー部分(11)と、を有し、
前記バスバー要素(8,9)は、前記コンデンサ構造(15,16)の同極に電気的に接続され、
前記冷却構造(2)は、貫通開口部(13)を有し、
前記バスバー要素(8,9)それぞれの前記第2のバスバー部分(11)が、前記貫通開口部(13)の中に、または、前記貫通開口部(13)を通り過ぎて延在し、
熱を伝導する熱伝導手段(5)によって少なくとも部分的に前記中間回路コンデンサ(3)から熱を消散させる目的で前記バスバー配列が前記冷却構造(2)に熱伝導的に接続され、
前記熱伝導手段(5)は、前記バスバー要素(8,9)それぞれの前記第1のバスバー部分(10)に配置され
前記コンデンサ構造(15,16)の他の極は、さらなるバスバー要素(17,18)によって接触され、前記貫通開口部(13)を通り過ぎてバスバー要素(8,9)の間に導かれる、電力変換装置。
【請求項2】
前記熱伝導手段(5)は、熱を伝導する熱伝導ペースト(6)であり、前記熱伝導ペースト(6)によって前記バスバー配列(4)が前記冷却構造(2)に直接に接続されている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記熱伝導手段(5)は、熱を伝導する熱伝導プレート(26)を含み、前記熱伝導プレート(26)を介して前記バスバー配列(4)が前記冷却構造(2)に接続されている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記熱伝導手段(5)は、前記バスバー配列(4)と前記熱伝導プレート(26)との間および/または前記熱伝導プレート(26)と前記冷却構造(2)との間に配置された熱伝導ペースト(6)を含む、請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記バスバー配列(4)は、絶縁手段(7)を有し、前記絶縁手段を介して前記バスバー配列(4)が前記熱伝導手段(5)から電気的に絶縁されている、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記熱伝導手段(5)と、前記熱伝導手段(5)に接続された前記バスバー配列(4)の一部分とが、前記ハウジング(14)の外側に配置されている、請求項1ないしのいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記コンデンサ構造(15,16)が、前記ハウジング(14)内において絶縁材に埋め込まれている、請求項1ないしのいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記バスバー配列(4)と、前記コンデンサ構造(15,16)と、前記バスバー配列(4)に直接に接続されていない前記熱伝導手段(5)の一部分とが、ハウジング(14)内において絶縁材に埋め込まれている、請求項1ないしのいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記ハウジング(14)が前記冷却構造(2)に固定されている、請求項1ないしのいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項10】
前記冷却構造(2)の前記ハウジング(14)とは反対側に配置されたパワーユニット(25)を備える、請求項1ないしのいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項11】
前記冷却媒体としての冷却液のために少なくとも1つの冷却流路が前記冷却構造(2)に形成されている、請求項1ないし10のいずれか一つに記載の電力変換装置。
【請求項12】
車両(28)を駆動するための電気機械(29)と、
前記電気機械(29)に電力を供給するための、請求項1ないし11のいずれか一つに記載の電力変換装置(1)と、
を備える、車両(28)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却媒体がその中を通り過ぎて流れることができる冷却構造と、バスバー配列を有する中間回路コンデンサとを備える車両用の電力変換装置に関する。また、本発明は、車両に関する。
【背景技術】
【0002】
このような車両用の電力変換装置は、US 2012/0250384 A1(特許文献1)から知られており、これには、複数のスイッチ素子と、直流電力を平滑化するコンデンサと、ベースプレートとを有するインバータ装置が開示されている。複数のスイッチ素子は、ベースプレートの素子配置面上に配置され、ベースプレートの素子配置面とは反対側に熱消散フィンが設けられている。コンデンサは、コンデンサ素子と、コンデンサのハウジングエリアにおいて絶縁材に埋め込まれたコンデンサバスバーとを有する。コンデンサは、エアフローによって冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】米国特許出願公開第2012/0250384号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、電力変換装置が車両内に封じ込められ、周囲の影響から保護されている場合には、エアフローによって中間回路コンデンサを冷却することはできない。さらに、熱消散が悪いと、高電力要求時に過熱し、その結果、中間回路コンデンサの熱故障につながる可能性があるため、このようなコンデンサの熱消散挙動を改善する必要がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、車両用の電力変換装置における中間回路コンデンサの改善された冷却を記載することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この目的は、冒頭に述べた種類の電力変換装置であって、熱を伝導する熱伝導手段によって少なくとも部分的に中間回路コンデンサからの熱を消散する目的でバスバー配列が冷却構造に熱伝導的に接続されている電力変換装置によって、達成される。
【0007】
本発明は、従来の中間回路コンデンサは、特に絶縁材に埋め込まれた中間回路コンデンサの場合には、埋め込み用コンパウンドによって追加の断熱材が提供されるが、冷却媒体との熱的接続が悪いだけであるという知見に基づいている。本発明は、この目的のために、中間回路コンデンサのバスバー配列を冷却構造に熱伝導手段を介して熱的に接続し、バスバー配列の典型的に良好な熱伝導率を、バスバー配列を通る電流の流れによって発生する熱と中間回路コンデンサの内部からの熱との両方の消散のために使用することを提案する。
【0008】
したがって、従来の電力変換装置の場合のように、中間回路コンデンサを外部から冷却するのではなく、熱が発生した箇所から熱伝導手段を介して冷却構造に、熱が伝導されることが有利である。これにより、中間回路コンデンサの熱消散挙動が大幅に改善され、高電力および高温を適用しても使用の可能性が開け、また、そのような適用での耐用年数が延長される。
【0009】
本発明に従った電力変換装置の第1の好ましい実施形態によれば、熱伝導手段は、それによってバスバー配列を冷却構造に直接に接続する、熱を伝導する熱伝導ペーストである。このようにして、バスバー配列と冷却構造との間の特に短い熱伝達経路を実現することができる。なぜなら、隙間を埋める材料として機能する熱伝導ペーストのみが、熱伝導手段として使用されるからである。
【0010】
第2の好ましい実施形態によれば、熱伝導手段は、熱を伝導する熱伝導プレートを含み、この熱伝導プレートを介してバスバー配列が冷却構造に接続されてもよい。熱伝導プレートは、設計の結果として生じる、バスバー配列と冷却構造との間の距離を、有利に橋渡しするために使用されてもよい。熱伝導プレートは、好ましくは金属製である。もちろん、この場合も、熱伝導手段は、バスバー配列と熱伝導プレートとの間および/または熱伝導プレートと冷却構造との間に配置される熱伝導ペーストを含んでもよい。
【0011】
本発明に従った電力変換装置の場合、バスバー配列が絶縁手段を有し、この絶縁手段によってバスバー配列が熱伝導手段から電気的に絶縁されることも、有利に提供され得る。これにより、従来の絶縁材に埋め込まれたバスバー配列の場合と同様に、十分な電気的絶縁が可能となる。絶縁手段は、好ましくは絶縁箔から形成される。
【0012】
バスバー配列は、1つの空間方向に延在し、その上に熱伝導手段が配置される第1のバスバー部分と、他の空間方向に延在する第2のバスバー部分とを有する少なくとも1つのバスバー要素を含んでもよい。したがって、第1のバスバー部分は、バスバー配列が熱的に接続されている冷却構造の表面に平行に延在してもよい。第2のバスバー部分は、好ましくは、第1のバスバー部分に垂直に延在し、特に、電力変換素子の他の素子と電気的に接触している。第1のバスバー部分と第2のバスバー部分との間に、特に曲げられた、接続部分を備える。典型的には、第2のバスバー部分および/または接続部分は、冷却構造および/または熱伝導構造に接しない。さらに、冷却構造は、その中に、またはその中を通って第2のバスバー部分が延在する貫通開口部を有してもよい。
【0013】
本発明に従った電力変換装置の場合、中間回路コンデンサは、ハウジングと、ハウジング内に少なくとも部分的に収容されバスバー配列と電気的に接触するコンデンサ構造と、を有してもよい。コンデンサ構造は、例えば、1つ以上の巻かれたもの、特に箔のかまれたものから形成される。
【0014】
特に第1の好ましい実施形態では、熱伝導手段と、熱伝導手段に接続されたバスバー配列の一部分は、ハウジングの外側に配置されてもよい。この場合、コンデンサ構造は、開口部から突出してもよい。そうすると、冷却構造は凹部を有し、この凹部の中に、バスバー配列およびコンデンサ構造が突出する。この場合、コンデンサ構造は、絶縁材に埋め込まれてもよい。したがって、本発明に従う電力変換装置を用いて、絶縁材に埋め込まれた中間回路コンデンサの機械的に有利な特性、例えば良好な電気絶縁性および高い耐候性、例えば高湿度に対する耐性も達成できる。
【0015】
特に、第2の好ましい実施形態に関して、バスバー配列と、コンデンサ構造と、バスバー配列に直接には接続されていない熱伝導手段の一部分とが、ハウジング内において絶残材に埋め込まれてもよい。好ましくは、第1のバスバー部分は完全に絶残材に埋め込まれる。この場合、熱伝導手段は、ハウジングの端面と実質的に面一になっていてもよい。
【0016】
好ましくは、ハウジングは、冷却構造に取り付けられている。これは、例えば、フランジ接続によって達成される。
【0017】
さらに、本発明に従った電力変換装置は、冷却構造のハウジングとは反対側に配置されたパワーユニットを有してもよい。冷却構造は、特に、パワーユニットを収容する電力変換器ハウジングを形成する。
【0018】
また、本発明に従った電力変換装置の場合、冷却媒体としての冷却液のために、少なくとも1つの冷却流路が冷却構造に設けられてもよい。したがって、冷却流体、特に冷却液は、有利なことに、特に高いレベルの熱消散を可能にする。少なくとも1つの冷却流路は、閉じた冷却回路の一部であってもよい。
【0019】
さらに、本発明は、車両、特に電気自動車またはハイブリッド車であって、車両を駆動するための電気機械と、電気機械に電力を供給するための本発明に従った電力変換装置とを備える車両に関する。
【0020】
本発明に従った電力変換装置のすべての実施形態は、本発明に従った車両に相似的に転換されてもよく、したがって、上述の利点は、後者でも達成されてもよい。
【0021】
本発明のさらなる利点および詳細は、以下に記載された図面に示されている。これらは概略的な表現であり、以下の図を示している。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は本発明に従った第1の実施形態の電力変換装置の断面図である。
図2図2は本発明に従った第2の実施形態の電力変換装置の断面図である。
図3図3は本発明に従った一実施形態の車両の基本的な略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、第1実施形態の電力変換装置1の断面図である。電力変換装置1は、冷却媒体がその中を通り過ぎて流れることができる冷却構造2と、バスバー配列4を有する中間回路コンデンサ3とを備え、バスバー配列4は、熱を伝導する熱伝導手段5によって中間回路コンデンサ3からの熱を部分的に消散させる目的で冷却構造2に熱伝導的に接続されている。
【0024】
第1の実施形態では、熱伝導手段5は、熱を伝導する熱伝導ペースト6であり、熱伝導ペースト6によってバスバー配列4が冷却構造に直接に接続されている。さらに、バスバー配列4は、絶縁箔の形態の絶縁手段7を有しており、絶縁手段7により、バスバー配列4が熱伝導手段5から電気的に絶縁されている。
【0025】
バスバー配列4は、2つのバスバー要素8,9を含み、それぞれが空間方向Xに延在する第1のバスバー部分10と、空間方向Zに延在する第2のバスバー部分11と、バスバー部分10,11を連結する丸みを帯びた形状の連結部分12とを有している。熱伝導手段5は、第1バスバー部分10の上に平らに配置されている。したがって、両者は、XY面内に延在している。熱伝導手段は、絶縁手段7の上に直接横たわっている。第2のバスバー部分11は、冷却構造2にも熱伝導手段5にも接触せず、冷却構造2の貫通開口部13を通って案内されている。
【0026】
中間回路コンデンサ3は、ハウジング14と、フィルムを巻いた形態の2つのコンデンサ構造15,16とを有している。バスバー要素8,9は、コンデンサ構造15,16の同様の極と電気的に接触する。さらに、コンデンサ構造15,16の他の極は、さらなるバスバー要素17,18によって接触され、貫通開口部13を通り過ぎてバスバー要素8,9の間に導かれる。一方のバスバー要素8,17および他方のバスバー要素9,18は、互いに絶縁されており、ねじ接続部19によって互いに固定されている。
【0027】
コンデンサ構造15,16は、ハウジング14またはその開口部から明確に突出し、その結果、バスバー配列4、熱を伝導する媒体6および絶縁手段7は、ハウジング14の外側に位置する。さらに、フレーム20が、ハウジング14内に配置され、また、開口部から突出している。冷却構造2に凹部21が形成され、この凹部にコンデンサ構造15,16とフレーム20とが突出している。ハウジング14とフレーム20とによって区切られた容積は、キャスティングコンパウンド22で密封され、これはまた、熱伝導媒体6(ここではxz平面内)との平らな接続に垂直に横たわる第1バスバー部分10内の部分を取り囲むようになっている。
【0028】
また、電力変換装置1は、冷却構造2のハウジング14とは反対側に配置されたパワースイッチ素子配列23,24を含むパワーユニット25を備えている。この点において、冷却構造2も、電力変換器ハウジングの一部を形成し、冷却媒体としての冷却液が流れる多数の冷却流路(図示せず)が冷却構造2を貫通している。冷却流路は、パワーユニット25と中間回路コンデンサ3の両方を冷却するための閉じた冷却回路の一部である。
【0029】
図2は、第2実施形態の電力変換装置1の断面図であり、中間回路コンデンサ3の周囲の領域のみが示されており、電力変換装置1のさらなる部分は第1実施形態と同様に設計されている。
【0030】
第2の実施形態は、熱伝導手段5が、熱を伝導する金属製の熱伝導プレート26をさらに備え、バスバー配列4と熱伝導プレート26との間に熱伝導ペースト6の層が配置され、熱伝導プレート26と冷却構造2との間に熱伝導ペースト6の層が配置されている点で、第1の実施形態とは異なる。さらに、第1バスバー部10、連結部12、絶縁手段7および熱伝導プレート26は、ハウジング14の内部に配置されている。ハウジング14の開口部の端面27は、熱伝導プレート26と面一になっている。フレーム22および凹部21は省略されている。ハウジング14によって区切られた容積は、ポッティングコンパウンド22で満たされており、このポッティングコンパウンド22はまた、第1のバスバー部分10との平面的な接続に垂直な(ここではxz平面内の)熱伝導プレート26内の部分を囲む。
【0031】
他のすべての点において、第1の実施形態に関連するコメントは、第2の実施形態に移されてもよい。
【0032】
図3は、車両28の一実施形態の基本的な略図である。車両28は、車両28を駆動するように構成された電気機械29と、上述した実施形態の1つに従う電力変換装置1とを備える。電力変換装置1は、電気機械29に電力を供給するように設計されており、電力変換装置1によって、高電圧バッテリ30によって供給される直流電圧が、多相の交流電圧に変換されてもよい。したがって、車両28は、電気自動車またはハイブリッド車である。
【符号の説明】
【0033】
2 冷却構造
3 中間回路コンデンサ
4 バスバー配列
5 熱伝導手段
6 熱伝導ペースト
7 絶縁手段
8,9 バスバー要素
10,11 バスバー部分
14 ハウジング
15,16 コンデンサ構造
25 電源ユニット
26 熱伝導プレート
28 車両
29 電気機械
図1
図2
図3