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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-25
(45)【発行日】2024-08-02
(54)【発明の名称】基板処理装置及び基板処理方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/677 20060101AFI20240726BHJP
【FI】
H01L21/68 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020572896
(86)(22)【出願日】2019-06-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-28
(86)【国際出願番号】 KR2019007603
(87)【国際公開番号】W WO2020004880
(87)【国際公開日】2020-01-02
【審査請求日】2022-04-11
(31)【優先権主張番号】10-2018-0072683
(32)【優先日】2018-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510149600
【氏名又は名称】ジュソン エンジニアリング カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョン シク
(72)【発明者】
【氏名】チョン ク ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ウォン ウ
【審査官】渡井 高広
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2008-0079779(KR,A)
【文献】特表2008-521261(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2009-0007822(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-1015228(KR,B1)
【文献】特開2013-115215(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/677
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの基板が載置された反応空間を含む工程チャンバーと、
前記工程チャンバーとの前記少なくとも一つの基板の移送を仲介するトランスファーチャンバーと、
前記トランスファーチャンバーに接続され、前記工程チャンバー内に少なくとも一部が蒸着された基板をユーザが所望の特定の角度に回転させる回転装置を備えたバッファーチャンバーとを含み、
前記回転装置は、
回転板と、
前記回転板を前記所定角度に回転させる回転軸と、
前記回転軸を駆動するための駆動部と、
前記駆動部を制御するための制御部と、
前記回転板上に配置され、前記少なくとも一つの基板が載置される複数の基板載置部とを含み、
前記トランスファーチャンバーは、前記バッファーチャンバー内で回転した基板を搬出して前記工程チャンバーに再移送し、
前記工程チャンバーは、再移送された基板上に薄膜を蒸着する、
ことを特徴とする、基板処理装置。
【請求項2】
前記回転装置は、前記基板を真空状態で回転させることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記トランスファーチャンバーは、前記少なくとも一つの基板を移送する基板移送装置を含み、
前記複数の基板載置部は、前記所定角度の回転範囲内で前記基板移送装置と干渉しないように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記複数の基板載置部のそれぞれは、複数の基板が載置されることができる相異なる高さの複数のスロットを含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記複数の基板載置部は、前記複数のスロットに前記複数の基板が載置されれば、前記回転板と連動して前記所定角度に回転することを特徴とする、請求項4に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記回転装置は、前記バッファーチャンバーの内部に複数が備えられることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記バッファーチャンバーは、
第1回転装置を備えた第1バッファーチャンバーと、
第2回転装置を備えた第2バッファーチャンバーとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1回転装置と前記第2回転装置をそれぞれ独立的に制御することを特徴とする、請求項7に記載の基板処理装置。
【請求項9】
工程チャンバーの内部に載置された第1基板及び第2基板に薄膜を蒸着する第1薄膜蒸着段階と、
トランスファーチャンバーを介して前記工程チャンバー内に少なくとも一部が蒸着された第1基板及び前記工程チャンバー内に少なくとも一部が蒸着された第2基板を前記トランスファーチャンバーに接続されたバッファーチャンバーに移送する段階と、
前記バッファーチャンバーに備えられた回転装置を駆動して前記第1基板をユーザが所望の特定の第1角度に回転させる段階と、
前記バッファーチャンバーに備えられた回転装置を駆動して前記第2基板をユーザが所望の特定の第2角度に回転させる段階と、
前記トランスファーチャンバーを介して第1の角度で回転された前記第1基板及び第2の角度で回転された前記第2基板を前記工程チャンバーに移送する段階と、
前記工程チャンバーの内部で前記第1基板及び前記第2基板に薄膜を蒸着する第2薄膜蒸着段階とを含むことを特徴とする、基板処理方法。
【請求項10】
前記第1角度と前記第2角度は互いに異なることを特徴とする、請求項9に記載の基板処理方法。
【請求項11】
前記第1角度と前記第2角度は互いに同一であることを特徴とする、請求項9に記載の基板処理方法。
【請求項12】
前記第1角度に回転させる段階は、前記第1基板を真空状態で回転させ、
前記第2角度に回転させる段階は、前記第2基板を真空状態で回転させることを特徴とする、請求項9に記載の基板処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板処理装置及び基板処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この部分に記述された内容は単に実施例についての背景情報を提供するだけで、従来技術を構成するものではない。
【0003】
一般に、半導体メモリ素子、液晶表示装置、有機発光装置などは、基板上に複数回の半導体工程を実施して所望形状の構造物を蒸着及び積層する基板処理工程によって製造される。
【0004】
基板処理工程は、基板上に所定の薄膜を蒸着する工程、薄膜の選択領域を露出させるフォトリソグラフィー(photolithography)工程、選択領域の薄膜を除去する食刻工程などを含む。このような基板処理工程は、当該工程のために最適の環境が造成された工程チャンバーの内部で遂行される。
【0005】
一般に、ウエハーなどの基板を処理する装置は工程チャンバーの内部に配置され、ディスク上に前記ディスクより小さい複数のサセプタを装着した構造を有する。
【0006】
基板処理装置では、前記サセプタに基板を載置した後、前記基板にソース物質を含む工程ガスを噴射して所望形状の構造物を前記基板に蒸着及び積層する方式又は食刻する方式で基板処理を遂行する。
【0007】
一方、基板に蒸着工程又は食刻工程を遂行する場合、基板の各部分にわたって蒸着厚さ又は食刻程度が不均一になることがある。よって、これに対する措置が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
実施例は、基板に蒸着工程又は食刻工程を遂行する場合、基板の各部分にわたって蒸着厚さ又は食刻程度の均一度を高めることができる基板処理装置及び基板処理方法に関するものである。
【0009】
実施例で解決しようとする技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及しなかった他の技術的課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施例は、少なくとも一つの基板が載置された反応空間を含む工程チャンバーと、前記工程チャンバーとの前記少なくとも一つの基板の移送を仲介するトランスファーチャンバーと、前記トランスファーチャンバーに接続され、前記工程チャンバー内に少なくとも一部が蒸着された基板を所定角度に回転させる回転装置を備えたバッファーチャンバーとを含み、前記回転装置は、回転板と、前記回転板を前記所定角度に回転させる回転軸と、前記回転軸を駆動するための駆動部と、前記駆動部を制御するための制御部と、前記回転板上に配置され、前記少なくとも一つの基板が載置される複数の基板載置部とを含むことを特徴とする基板処理装置を提供する。
【0011】
前記回転装置は、前記基板を真空状態で回転させることができる。
【0012】
そして、前記トランスファーチャンバーは、前記少なくとも一つの基板を移送する基板移送装置を含むことができ、前記複数の基板載置部は、前記所定角度の回転範囲内で前記基板移送装置と干渉しないように配置されることができる。
【0013】
また、前記複数の基板載置部のそれぞれは、複数の基板が載置されることができる相異なる高さの複数のスロットを含むことができ、前記複数の基板載置部は、前記複数のスロットに前記複数の基板が載置されれば、前記回転板と連動して前記所定角度に回転することができる。
【0014】
また、前記回転装置は、前記バッファーチャンバーの内部に複数が備えられることができる。
【0015】
もしくは、前記バッファーチャンバーは、第1回転装置を備えた第1バッファーチャンバーと、第2回転装置を備えた第2バッファーチャンバーとを含むことができ、前記制御部は、前記第1回転装置と前記第2回転装置をそれぞれ独立的に制御することができる。
【0016】
他の実施例は、工程チャンバーの内部に載置された第1基板及び第2基板に薄膜を蒸着する第1薄膜蒸着段階と、トランスファーチャンバーを介して前記第1基板及び前記第2基板をバッファーチャンバーに移送する段階と、前記バッファーチャンバーに備えられた回転装置を駆動して前記第1基板を所定の第1角度に回転させる段階と、前記バッファーチャンバーに備えられた回転装置を駆動して前記第2基板を所定の第2角度に回転させる段階と、前記トランスファーチャンバーを介して前記第1基板及び前記第2基板を前記工程チャンバーに移送する段階と、前記工程チャンバーの内部で前記第1基板及び前記第2基板に薄膜を蒸着する第2薄膜蒸着段階とを含むことを特徴とする基板処理方法を提供する。
【0017】
ここで、前記第1角度と前記第2角度は互いに異なることができる。
【0018】
もしくは、前記第1角度と前記第2角度は互いに同一であってもよい。
【0019】
そして、前記第1角度に回転させる段階は、前記第1基板を真空状態で回転させることができ、前記第2角度に回転させる段階は、前記第2基板を真空状態で回転させることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の少なくとも一実施例によれば、次のような効果がある。
【0021】
実施例は、所定角度に基板を回転させる簡単で堅固な構造の回転装置を使って蒸着膜の厚さ又は基板食刻程度の均一性を向上させることができる。
【0022】
また、高温の雰囲気でも基板を設定の角度に回転させて基板製造工程を遂行することができる効果がある。
【0023】
本実施例で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載から本発明が属する分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施例による基板処理装置の構成を概略的に示す図である。
図2】(a)及び(b)は、本発明の一実施例による基板処理装置の比較例を示す図である。
図3】本発明の一実施例によるバッファーチャンバーの平面図である。
図4】本発明の他の実施例によるバッファーチャンバーの平面図である。
図5】(a)~(c)は、図4に示す回転板を所定角度に回転させた状態を示す平面図である。
図6図3の1-1’又は図4の2-2’に沿って切断した断面図である。
図7】本発明のさらに他の実施例による複数の回転装置を含むバッファーチャンバーの平面図である。
図8図7の3-3’に沿って切断した断面図である。
図9】(a)及(b)は、本発明の一実施例による基板処理装置を用いた基板処理方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、前記目的を具体的に実現することができる本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例は多様な変更を加えることができ、さまざまな形態を有することができるが、ここでは特定の実施例を図面に例示し、本文に詳細に説明しようとする。
【0026】
“第1”、“第2”などの用語は多様な構成要素を説明するのに使えるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはいけない。また、以下で使われる“上/上部/上の”及び“下/下部/下の”などの関係的用語は、そのような実体又は要素間のある物理的又は論理的関係又は手順を必ずしも要求するか内包しなく、ある一つの実体又は要素を他の実体又は要素と区別するために用いることもできる。
【0027】
本出願で使用する用語はただ特定の実施例を説明するために使用するものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0028】
以下、実施例による基板処理装置を添付図面に基づいて次のように説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施例による基板処理装置の構成を概略的に示す図である。
【0030】
図1に示す基板処理装置100は、EFEM(Equipment Front End Module)110、ロードロックチャンバー(Load lock Chamber)120、トランスファーチャンバー(Transfer Chamber)130、工程チャンバー(Process Chamber)140、及びバッファーチャンバー(Buffer Chamber)150を含んでなり、それぞれのチャンバー(又はモジュール)の間には出入口を備えることができる。ここで、出入口は基板Sを搬入及び/又は搬出することができる程度の大きさを有するように形成されることができる。
【0031】
EFEM110は大気圧(atm)状態を維持し、外部からロードロックチャンバー120に基板Sを移送することができるように、内部にロボットアーム112を備えることができる。
【0032】
ロードロックチャンバー120は、トランスファーチャンバー130の一側に連結される搬入用ロードロックチャンバー120aと、トランスファーチャンバー130の他側に連結される搬出用ロードロックチャンバー120bとを含むことができ、大気圧工程と真空工程との間のインターフェースの役割を果たすことができる。
【0033】
搬入用ロードロックチャンバー120aは第1-1出入口122aを介して工程チャンバー140と連結されることができる。
【0034】
搬出用ロードロックチャンバー120bは第2-1出入口122bを介して工程チャンバー140と連結されることができる。
【0035】
トランスファーチャンバー130は、搬入用ロードロックチャンバー120aから搬入された基板Sを少なくとも一つの工程チャンバー140及び/又はバッファーチャンバー150に移送するか少なくとも一つの工程チャンバー140及び/又はバッファーチャンバー150から移送された基板Sを搬出用ロードロックチャンバー120bに搬出することができるように、内部に基板移送装置132を備えることができる。
【0036】
ここで、基板移送装置132の一例としてロボットアーム(Robot arm)を使うことができ、ロボットアームは基板Sの移送段階で基板Sを把持することができる構造や形状を有することができる。また、前記ロボットアームは、直線運動、上下運動及び回転運動によってロードロックチャンバー120、工程チャンバー140及びバッファーチャンバー150の間に基板Sの移送を仲介する役割を果たすことができる。
【0037】
少なくとも一つの工程チャンバー140a、140bは第3出入口134a、134bを介してトランスファーチャンバー130と連結されることができ、トランスファーチャンバー130を通して移送された基板Sの蒸着又は食刻工程のために、内部に反応空間を備えることができる。
【0038】
バッファーチャンバー150は第4出入口136を介してトランスファーチャンバー130と連結され、基板Sに蒸着される蒸着膜の厚さ又は基板Sが食刻される程度の均一性を向上させるために、内部に少なくとも一部が蒸着された基板Sを所定角度に回転させる回転装置200を備えることができる。ここで、バッファーチャンバー150の内部圧力は工程圧力(すなわち、真空又は大気圧と真空との間の圧力)の状態に維持されることができる。回転装置200の構成の説明に先立ち、本発明の一実施例によるバッファーチャンバー150を図2(a)及び図2(b)と比較して説明する。
【0039】
図2(a)及び図2(b)は本発明の一実施例による基板処理装置の比較例を示す。
【0040】
図2(a)及び図2(b)に示すEFEM10-1、10-2、搬入用ロードロックチャンバー20a-1、20a-2、搬出用ロードロックチャンバー20b-1、20b-2、及びトランスファーチャンバー30-1、30-2は図1で説明したEFEM110、搬入用ロードロックチャンバー120a、搬出用ロードロックチャンバー120b、及びトランスファーチャンバー130と同じ機能を遂行するので、これについての説明は省略する。また、以下では上述した実施例と重複する内容は再び説明せず、相違点を中心に説明する。
【0041】
図2(a)に示す一比較例によれば、回転装置Aを備えたバッファーチャンバー50-1は出入口を介してEFEM10-1と連結され、バッファーチャンバー50-1の内部圧力は大気圧状態に維持される。
【0042】
例えば、工程圧力(又は真空)から大気圧までのベンティング時間をTと仮定し、大気圧から工程圧力(又は真空)までのポンピング時間をTと仮定する。
【0043】
図2(a)に示すように、バッファーチャンバー50-1の内部圧力が大気圧状態に維持される場合、搬出用ロードロックチャンバー20b-1の内部をベンティングして、少なくとも一部が蒸着された基板SをEFEM10-1に移送した後、バッファーチャンバー50-1で少なくとも一部が蒸着された基板Sを所定角度に回転させた後、再び搬入用ロードロックチャンバー20a-1の内部をポンピングして所定角度に回転された基板Sを工程チャンバー40a-1、40b-1に移送することにより、残りの蒸着工程を遂行する。このような場合、搬出用ロードロックチャンバー20b-1の内部をベンティングし、搬入用ロードロックチャンバー20a-1の内部をポンピングするのに総2Tの時間がさらにかかる。
【0044】
一方、図1に示す本発明の一実施例によれば、バッファーチャンバー150の内部圧力が工程圧力状態に維持されるので、搬出用ロードロックチャンバー120bの内部のベンティング及び搬入用ロードロックチャンバー120aの内部のポンピング工程を省略することができ、およそ2Tの時間を短縮することができる。したがって、薄膜蒸着装置での全体工程時間を減らすことができ、半導体装備稼働率が改善し、高い量産性を確保することができる。
【0045】
図2(b)に示す他の比較例によれば、回転装置Bは工程チャンバー40a-2、40b-2の内部に備えられる。
【0046】
図2(b)に示すように、工程チャンバー40a-2、40b-2の内部に回転装置Bを備える場合、回転装置Bを構成する各部品が高温の工程温度(およそ400℃)で熱膨張するか、耐熱性の弱い部品が変形するなどによって回転装置Bに作動不良又は破損が発生する可能性が高い。また、蒸着又は食刻工程が遂行される途中に予め設定された特定の角度に基板Sを回転させるのに難しさがあり、これによって蒸着膜の品質が低下することがある。
【0047】
一方、図1に示す本発明の一実施例によれば、回転装置200は、工程チャンバー140a、140bの内部ではなくて、第4出入口136を介してトランスファーチャンバー130と連結されたバッファーチャンバー150に備えられ、前記バッファーチャンバー150は別途の加熱手段を含まないので、工程チャンバー140a、140bの内部に比べて相対的に低温の雰囲気を形成することができる。したがって、回転装置200の破損や不良率が低減することができ、蒸着又は食刻工程とは別個の空間で基板Sを回転させるので、特定の角度への回転が容易であり、蒸着膜の厚さ又は基板Sの食刻程度の均一性を向上させることができる。
【0048】
たとえ図示していないが、本発明の他の実施例によれば、前記バッファーチャンバー150はロードロックチャンバー120であることができる。もしくは、回転装置200がロードロックチャンバー120内に備えられることができる。このように、回転装置200を備えるための別途の空間(例えば、バッファーチャンバー150)を省略する場合、空間効率が増大することができる。
【0049】
以下では、図3図6に基づいて一実施例によるバッファーチャンバーをより詳細に説明する。
【0050】
図3は本発明の一実施例によるバッファーチャンバーの平面図、図4は本発明の他の実施例によるバッファーチャンバーの平面図である。また、図5図4に示す回転板を所定角度に回転させた状態を示す平面図、図6図3の1-1’又は図4の2-2’に沿って切断した断面図である。
【0051】
以下では、説明の便宜のために、図6を先に参照して回転装置の構成を概略的に説明する。
【0052】
図3図4及び図6を一緒に参照すると、バッファーチャンバー150は、チャンバーボディー152、チャンバーボディー152の上部に備えられる上部板154、チャンバーボディー152及び上部板154によって形成された内部空間に備えられた回転装置200、チャンバーボディー152と上部板154との間に気密を維持するために設けられる密閉リング156、及び基板Sを搬入及び搬出することができるようにチャンバーボディー152の一側面に少なくとも一部が貫設された出入口158を含むことができる。
【0053】
また、図6に示す回転装置200は、回転板210、回転板210上に配置され、少なくとも一つの基板Sが載置される複数の基板載置部220、回転板210を所定角度に回転させる回転軸230、回転軸230の駆動によって回転板210が一緒に回転することができるように回転軸230と回転板210を密着して固定させる少なくとも一つの固定ピン240、回転軸230に動力を伝達する駆動部250、及び駆動部250を制御するための制御部260を含むことができる。
【0054】
図3図6によれば、たとえ前記回転装置200はバッファーチャンバー150の内部に単数を備えているものとして示しているが、工程効率を向上させるために、複数の回転装置を備えることもできる。これについての詳細な説明は図7及び図8を参照して後述する。
【0055】
回転板210はチャンバーボディー152の下部と結合され、回転軸230の作動に連動して一緒に回転することができる。実施例では、円板形の回転板210を備えているが、これに限定されず、回転板210は基板Sの大きさや形状などによって多様な大きさや形状を有することができる。
【0056】
複数の基板載置部220のそれぞれは、少なくとも一つの基板Sが水平に載置されることができる相異なる高さの複数のスロット222、及び複数のスロット222を側面で支持する側面支持部224を含むことができる。複数のスロット222に少なくとも一つの基板Sが載置されれば、少なくとも一つの基板Sが載置されたままで複数のスロット222及び回転板210と連動して所定角度に回転することができる。ここで、複数のスロット222の個数はトランスファーチャンバー130と連結された工程チャンバー140の個数及びそれぞれの工程チャンバー140内に載置可能な基板Sの個数に対応するように形成されることができる。これにより、それぞれの工程チャンバー140内での一部の蒸着工程を遂行した後には、バッファーチャンバー150内に基板Sを積載して一括して回転させることができるので、全体工程時間を短縮することができる。
【0057】
回転軸230は少なくとも一つの固定ピン240によって回転板210の下部と結合され、回転板210を所定角度に回転させることができる。
【0058】
駆動部250は回転軸230の下部に備えられ、回転軸230が回転することができるように動力を伝達することができ、回転軸230を回転させることができるものであればどの方式を適用してもかまわない。例えば、駆動部250は空圧式(pneumatic)、機械式などの駆動装置を使うことができる。また、駆動部814は工程チャンバー100の外部に備えられることもできる。
【0059】
制御部260は、前記回転軸230が所定の回転角度又は回転方向に回転することができるように、前記駆動部250を制御することができる。
【0060】
たとえ図示していないが、一実施例による回転装置200は、少なくとも一つの基板Sが複数の基板載置部220の所定の位置に正確に載置されているかを感知する少なくとも一つのセンサー(図示せず)をさらに含むこともできる。
【0061】
再び図3及び図4に基づいて複数の基板載置部220が平面上に配置される構造を説明する。
【0062】
図3及び図4に示すように、複数の基板載置部220a、220bに載置された基板Sにはノッチ(notch)15が形成されることができる。ノッチ15は基板Sの上下面を区別し、ノッチ15が回転板210に対して回転したか、その回転角度及び回転方向などを把握するのに用いることができる。例えば、図3及び図4では、ノッチ15の形成された面が基板Sの上面になり、ノッチ15の形成された基板Sの上面に工程ガスを噴射して基板Sの上面に蒸着、食刻などの工程を遂行することができる。
【0063】
複数の基板載置部220a、220bは、所定角度の回転範囲内でトランスファーチャンバー130の内部に備えられた基板移送装置132と干渉しないように配置されることができる。
【0064】
図3に示す一実施例による回転装置200aを説明すると、同一平面上に互いに対向して配置された4個の基板載置部220aを備えることができ、回転軸230を駆動して回転板210及び基板載置部220aを時計方向又は反時計方向に約180回転させることができる。ただ、回転板210の所定の回転角度は180°に限定されず、回転装置200aを使って使用者の所望角度に回転させることができるというのは当業者に自明である。
【0065】
図3の参照符号220a’は4個の基板載置部220aに載置された少なくとも一つの基板Sが時計方向又は反時計方向に約180回転した状態を示す平面図である。ここで、基板Sの回転角度、回転方向などは基板Sに形成されたノッチ15によって把握することができる。
【0066】
図1で詳述したように、基板Sが回転しなかった状態で蒸着工程を遂行する場合、基板Sに噴射される工程ガスが基板S全体にわたって均一に噴射されないなどの理由で蒸着膜の厚さが不均一になることがある。例えば、基板Sの一面上にのみ一部薄膜の蒸着が集中することがある。ここで、本発明の一実施例による基板処理装置100によれば、前記基板Sをトランスファーチャンバー130を通して回転装置200aが備えられたバッファーチャンバー150aに移送し、バッファーチャンバー150aの内部で前記基板Sを時計方向又は反時計方向に約180回転させた後、約180°回転した基板Sを再び工程チャンバー140に移送させ、残りの薄膜を基板Sの他面に蒸着することで蒸着工程を完了することができる。
【0067】
上述したように、バッファーチャンバー150aに備えられた回転装置200aを用いて基板Sを所定角度に回転させる場合、基板Sの上面全体にわたって均一な厚さの蒸着膜を得ることができる。
【0068】
他の実施例として図4に示す回転装置200bを説明すると、同一平面上にトランスファーチャンバー130に備えられた基板移送装置132と干渉しないように配置された3個の基板載置部220bを備えることができる。ここで、基板移送装置132と干渉しないように配置されるというのは、基板移送装置132が直線運動、上下運動及び回転運動によって基板Sをバッファーチャンバー150b内の回転装置200bに載置(又はローディング)するのに邪魔とならない範囲内で配置されることと定義することができる。
【0069】
図5(a)~図5(c)は図4に示す他の実施例の回転装置200bを用いて基板Sを所定角度に回転した状態を示す平面図である。ここで、基板Sの回転角度、回転方向などは基板Sに形成されたノッチ15によって把握することができる。
【0070】
図5(a)は基板Sが元の位置から時計方向に約45°回転した状態、図5(b)は基板Sが元の位置から反時計方向に約90°回転した状態、図5(c)は基板Sが元の位置から時計方向又は反時計方向に約180°回転した状態を示す。
【0071】
ただ、前記基板Sの回転角度は45°、90°、180°に限定されず、回転装置200bを使って使用者の所望角度に回転させることができ、回転方向も所望の方向(例えば、時計方向又は反時計方向)に回転させることができる。
【0072】
これにより、使用者はバッファーチャンバー150bに備えられた回転装置200bを用いて基板Sを特定角度に回転させることにより、蒸着膜の形状又は厚さなどを多様に制御することができる。
【0073】
以下では、図7及び図8に基づいて複数の回転装置を含むバッファーチャンバーを説明する。
【0074】
図7は本発明のさらに他の実施例による複数の回転装置を含むバッファーチャンバーの平面図、図8図7の3-3’に沿って切断した断面図である。
【0075】
図7及び図8に示すバッファーチャンバーは、図3図6に示すバッファーチャンバーとは違い、内部に複数の回転装置を含む点に違いがある。
【0076】
図7及び図8を一緒に参照すると、さらに他の実施例によるバッファーチャンバー700は、チャンバーボディー710、チャンバーボディー710の上部に備えられる上部板720、チャンバーボディー710及び上部板720によって形成された複数の内部空間C1、C2のそれぞれに備えられた第1回転装置730及び第2回転装置740、チャンバーボディー710と上部板720との間に気密を維持するために備えられる密閉リング750、基板S1、S2を搬入及び搬出することができるようにチャンバーボディー710の一側面に少なくとも一部が貫設された複数の出入口760-1、760-2、及び前記第1及び第2回転装置730、740のそれぞれの駆動を制御するための制御部770を含むことができる。
【0077】
ここで、第1回転装置730及び第2回転装置740のそれぞれの構成要素は、図3図6に示す回転装置の構成要素と構造及び機能が実質的に同一であるので、参照符号及び重複説明は省略し、以下では相違点を主に説明する。
【0078】
チャンバーボディー710は、第1回転装置730及び第2回転装置740がそれぞれ装着できるように、E字形に形成され、複数の内部空間C1、C2を形成することができる。ここで、複数の内部空間C1、C2のそれぞれの圧力は工程圧力(すなわち、真空又は大気圧と真空との間の圧力)の状態に維持されることができる。このように、バッファーチャンバー700の内部を単一の空間ではない複数の空間に分割する場合、真空状態を維持するための面積が減少するので、チャンバーの内部を工程圧力の状態に容易に維持又は制御することができる。
【0079】
制御部770は、第1回転装置730に載置される少なくとも一つの第1基板S1と第2回転装置740に載置される少なくとも一つの第2基板S2が相異なる回転角度及び/又は回転方向に回転することができるように、第1駆動部734及び第2駆動部744のそれぞれを独立的に制御することができる。
【0080】
また、他の実施例によれば、制御部770は、第1回転装置730及び第2回転装置740が互いに独立的に駆動することができるように制御するとともに、第1及び第2回転装置730、740に載置された基板S1、S2が同じ回転角度及び/又は回転方向に回転することができるように、第1及び第2駆動部734、744を制御することもできる。
【0081】
もしくは、たとえ図示していないが、さらに他の実施例によれば、第1回転装置730及び第2回転装置740のそれぞれに含まれた第1回転軸732及び第2回転軸734は単一の駆動部(図示せず)と連結されることによってこれらの回転軸732、734が同時に駆動されることができ、制御部770は、第1及び第2回転装置730、740に載置された基板S1、S2の回転角度及び/又は回転方向を互いに同じに設定又は制御することができる。
【0082】
たとえ実施例では2個の回転装置730、740を示しているが、これに限定されず、バッファーチャンバー700内に多様な個数が備えられることができるというのは当業者に自明である。
【0083】
また、図7及び図8には単一のバッファーチャンバー700の内部に備えられた複数の回転装置730、740を示しているが、これに限定されず、複数のバッファーチャンバーのそれぞれに備えられる少なくとも一つの回転装置も本発明の範疇に含まれることができるというのは当業者に自明である。
【0084】
一方、トランスファーチャンバー(図示せず)の内部に備えられる基板移送装置800は複数のアーム(arm)810、820を含むデュアルロボットアーム(dual robot arm)であることができる。ここで、第1アーム810及び第2アーム810、820のそれぞれは第1回転装置730及び第2回転装置740のそれぞれに基板S1、S2を載置(又はローディング)することができる。
【0085】
上述したように、バッファーチャンバー700の内部にN個(ここで、Nは2以上の整数)の回転装置を備える場合、基板S1、S2を回転させるのにかかる時間を1/Nに縮めることができるので、高い量産性を確保することができる。
【0086】
以下では、図9(a)及び図9(b)に基づいて基板処理方法を説明する。
【0087】
図9(a)及び図9(b)は本発明の一実施例による基板処理装置を用いた基板処理方法を説明するためのフローチャートである。
【0088】
本発明の一実施例による基板処理方法は、図9(a)に示すように、大気圧状態でEFEM110からロードロックチャンバー120に基板Sを移送する段階(S100)、真空状態でロードロックチャンバー120からトランスファーチャンバー130に基板Sを搬入する段階(S200)、搬入された基板S上に薄膜を蒸着する段階(S300)、真空状態でトランスファーチャンバー130からロードロックチャンバー120に蒸着された基板Sを搬出する段階(S400)、及び大気圧状態でロードロックチャンバー120からEFEM110に蒸着された基板Sを移送する段階(S500)を含むことができる。
【0089】
以下では、図9(b)に基づいて搬入された基板S上に薄膜を蒸着する段階(S300)をより詳細に説明する。
【0090】
S200段階の後、トランスファーチャンバー130が工程チャンバー140の内部に基板Sを移送すれば(S310)、工程チャンバー140は、基板載置段階(320)、第1薄膜蒸着段階(S322)、及び基板搬出段階(S324)を順次遂行することができる。
【0091】
基板載置段階(S320)では、トランスファーチャンバー130から搬入された少なくとも一つの基板Sを複数のサセプタ上に載置することができる。
【0092】
第1薄膜蒸着段階(S322)では、およそ400℃以上の高温の雰囲気で工程チャンバー140の内部に載置された基板Sの上面に工程ガスを噴射することで蒸着工程を遂行することができる。ここで、蒸着工程を遂行するときの工程チャンバー140の内部は、維持保守時の大気圧状態を除き、工程圧力(真空又は大気圧と真空との間の圧力、以下同じ)の状態に維持されることができる。
【0093】
ここで、第1薄膜蒸着段階(S322)では、基板Sに噴射される工程ガスが基板Sの全体にわたって均一に噴射されないなどの理由で蒸着膜の厚さが不均一になることがある。例えば、基板Sの一面上にのみ一部薄膜の蒸着が集中することができる。
【0094】
基板搬出段階(S324)では、S322段階で蒸着された基板Sをトランスファーチャンバー130に搬出することができ、その後、トランスファーチャンバー130はバッファーチャンバー150の内部に前記基板Sを移送することができる(S312)。
【0095】
一方、S312段階以前にバッファーチャンバー150では、内部圧力が工程圧力(すなわち、真空又は大気圧と真空との間の圧力)の状態に維持され、工程チャンバー140a、140bの内部に比べて相対的に低温の雰囲気を形成することができるように圧力及び温度を調節する段階(S330)を先行することができる。
【0096】
バッファーチャンバー150の内部圧力が工程圧力の状態に調節される場合、ロードロックチャンバー120の内部でのベンティング及びポンピング工程を省略することができるので、薄膜蒸着装置での全体工程時間を減らすことができ、半導体装備稼働率が改善し、高い量産性を確保することができる。また、工程チャンバー140の内部に比べて相対的に低温の雰囲気を形成する場合、回転装置200の破損や不良率が低減することができる。
【0097】
S312段階の後、バッファーチャンバー150は、基板回転段階(S332)及び基板搬出段階(S334)を順次遂行することができる。
【0098】
基板回転段階(S332)では、バッファーチャンバー150の内部に備えられた回転装置200を駆動して蒸着された基板Sを所定角度に回転させることができる。ここで、基板回転段階(S332)では、バッファーチャンバー150の内部に複数の回転装置200を備える場合、前記複数の回転装置200のそれぞれに載置される複数の基板を相異なる回転角度及び/又は回転方向に回転させることができる。
【0099】
例えば、基板回転段階(S332)は、第1回転装置に載置された第1基板を所定の第1角度に回転させる段階、及び第2回転装置に載置された第2基板を所定の第2角度に回転させる段階を含むことができる。ここで、第1角度と第2角度は互いに違うことができる。ただ、本発明はこれに限定されなく、他の実施例によれば、第1角度と第2角度は互いに同じに設定されることもできる。
【0100】
基板搬出段階(S334)では、S332段階で所定角度に回転された基板Sをトランスファーチャンバー130に搬出することができ、その後、トランスファーチャンバー130は工程チャンバー140の内部に前記基板Sを移送することができる(S314)。
【0101】
S314段階の後、工程チャンバー140は、第2薄膜蒸着段階(S326)及び基板搬出段階(S328)を順次遂行することができる。
【0102】
第2薄膜蒸着段階(S326)では、S322段階で所定角度に回転された基板Sの上面に工程ガスを噴射することによって蒸着工程を遂行することができ、基板Sの他面に残りの薄膜を蒸着することができる。
【0103】
上述したように、第1薄膜蒸着段階(S322)と第2薄膜蒸着段階(S326)との間に、基板Sを所定角度に回転させる段階(S312)を遂行することによって基板Sの上面全体にわたって均一な厚さの蒸着膜を得ることができる。また、使用者が望む特定の角度に制御することによって多様な薄膜形状を製造することができる。
【0104】
その後、基板搬出段階(S328)では、均一な厚さの蒸着膜が形成された基板Sをトランスファーチャンバー130に搬出することにより、基板S上に薄膜を蒸着する段階(S300)を終了することができる。
【0105】
実施例に基づいて前述したように、いくつかのみを記述したが、その他にも多様な形態の実施が可能である。前述した実施例の技術的内容は、互いに両立することができない技術ではない限り、多様な形態に組み合わせられることができ、これによって新しい実施形態に具現されることもできる。
【0106】
一方、前述した実施例による基板処理装置及びこの装置を用いた基板処理方法は、半導体素子の基板上に薄膜を蒸着する工程の他に、平面表示装置及び太陽電池などを製造する工程などに使うことができる。
【0107】
本発明は本発明の精神及び必須の特徴から逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化することができるというのは当業者に自明である。よって、前記詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく、例示的なものと見なされなければならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈によって決定されなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
発明の実施のための形態
【0108】
発明の実施のための形態は前述した“発明を実施するための形態”で充分に説明した。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明は基板支持装置に関するものである。よって、本発明は産業上利用可能性がある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9