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特許7527259情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-25
(45)【発行日】2024-08-02
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240726BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021151897
(22)【出願日】2021-09-17
(65)【公開番号】P2023044063
(43)【公開日】2023-03-30
【審査請求日】2023-03-23
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】593022629
【氏名又は名称】株式会社ジェーシービー
(73)【特許権者】
【識別番号】598121341
【氏名又は名称】慶應義塾
(74)【代理人】
【識別番号】100126480
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 睦
(74)【代理人】
【識別番号】100140431
【弁理士】
【氏名又は名称】大石 幸雄
(72)【発明者】
【氏名】間下 公照
(72)【発明者】
【氏名】南井 享
(72)【発明者】
【氏名】荒井 一彰
(72)【発明者】
【氏名】金子 晋丈
【審査官】加舎 理紅子
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-179068(JP,A)
【文献】特開2021-033832(JP,A)
【文献】特開2021-077296(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスに関するエージェントの提案に対応する、ユーザによる外部システムを通じた情報発信及び情報閲覧の少なくともいずれかに関する行動を、前記ユーザが行ったか否かに関する行動結果情報を取得する第1取得部と、
前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得する第2取得部と、
外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得する第3取得部と、
取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶する記憶部と、
前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを出力する制御部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記評価情報は、前記提案に対応する行動を実施するかについての情報、又は前記提案に対応する行動を実施した場合の効果の評価に関する情報を含む、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記外部情報は、前記外部システムにおいて前記ユーザが実施した情報発信に関する情報、及び、前記外部システムにおける前記ユーザの閲覧に関する情報の少なくともいずれかをさらに含む、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記外部システムは、投稿動画共有システム、口コミ情報共有システム、又はソーシャルネットワーキングサービスを含む、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記外部情報は、前記投稿動画共有システム、前記口コミ情報共有システム、又は前記ソーシャルネットワーキングサービスへアップロードされたコンテンツを含み、
前記制御部は、前記コンテンツ及び前記コンテンツのメタデータを解析することにより、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を特定する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記行動結果情報が、前記ユーザが前記エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、前記評価情報が、前記エージェントを高く評価することを示すほど、又は前記外部情報が、前記エージェントを高く評価し、若しくは前記ユーザが前記エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、前記スコアを高い値で算出する、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記憶部は、前記エージェントによるサービスの提案実績情報を記憶し、
前記制御部は、前記ユーザからの前記エージェントの紹介依頼情報と、前記提案実績情報と、前記スコアとに基づいて、複数の前記エージェントから選択された前記エージェントの情報であるエージェント候補情報を生成する、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記憶部は、前記ユーザの属性情報、前記ユーザと前記エージェントの間のコミュニケーション履歴、前記サービスに関連する外部情報、及び前記サービスに関連して提供可能な機能情報を記憶し、
前記制御部は、前記ユーザからのサービスに関する相談依頼情報に基づいて、関連する前記属性情報、前記コミュニケーション履歴、前記外部情報、及び機能情報を出力する、
請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
サービスに関するエージェントの提案に対応する、ユーザによる外部システムを通じた情報発信及び情報閲覧の少なくともいずれかに関する行動を、前記ユーザが行ったか否かに関する行動結果情報を取得することと、
前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得することと、
外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得することと、
取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶部に記憶することと、
前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを制御部により出力することと
を含む、コンピュータソフトウェアによる情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
サービスに関するエージェントの提案に対応する、ユーザによる外部システムを通じた情報発信及び情報閲覧の少なくともいずれかに関する行動を、前記ユーザが行ったか否かに関する行動結果情報を取得する第1取得部、
前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得する第2取得部、
外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得する第3取得部、
取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶する記憶部、
前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを出力する制御部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、情報のデジタル化が進んでおり、情報の検索及び活用が容易になってきている。特許文献1には、検索条件を指定することにより情報を検索する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許6854034号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
得られた情報が期待していた情報と異なる場合や、虚偽の情報である場合がある。そのため、有用で信頼性の高い情報を得るために、より信頼性の高い情報提供元を特定することが必要になる場合がある。
【0005】
本発明の目的は、より信頼性の高い情報提供元を特定することに関する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係る情報処理装置は、サービスに関するエージェントの提案に対するユーザの行動結果情報を取得する第1取得部と、前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得する第2取得部と、外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得する第3取得部と、取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶する記憶部と、前記記憶された情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを出力する制御部とを備える。
【0007】
一態様に係る情報処理方法は、サービスに関するエージェントの提案に対するユーザの行動結果情報を取得することと、前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得することと、外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得することと、取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶部に記憶することと、前記記憶された情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを制御部により出力することとを含む。
【0008】
一態様に係るプログラムは、コンピュータを、サービスに関するエージェントの提案に対するユーザの行動結果情報を取得する第1取得部、前記ユーザによる前記エージェントの評価情報を取得する第2取得部、外部システムに登録された情報のうち、前記エージェントの評価に関する情報又は前記ユーザの行動履歴に関する情報を含む外部情報を取得する第3取得部、取得された前記行動結果情報、前記評価情報、及び前記外部情報を記憶する記憶部、前記記憶された情報に基づく前記エージェントの信用度を示すスコアを出力する制御部、として機能させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、より信頼性の高い情報提供元を特定することに関する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施形態におけるマッチングシステムの構成の一例を示す概念図である。
図2】一実施形態におけるサーバ装置の機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図3】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図4】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図5】一実施形態におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図6】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図7】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図8】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図9】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
図10】一実施形態におけるマッチングシステムによる例示的な処理の概要を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施形態において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
【0012】
本実施形態の記載において使用される用語の一部の定義について、以下に説明する。
【0013】
サービス提供者:情報又はサービスを提供する者。サービス提供者は、個人又は法人を含む。
【0014】
サービス享受者:情報又はサービスを受けることを望む者。サービス享受者は、個人又は法人を含む。
【0015】
提供者側エージェント:サービス提供者が提供する情報又はサービスの内容、当該提供のターゲットとなるサービス享受者、並びに当該提供の方法などについて、サービス提供者とコミュニケーションを取りながら提案を行う者。提供者側エージェントは、個人又は法人を含み、また、コンピュータにより実現されてもよい。
【0016】
享受者側エージェント:サービス享受者が享受する情報又はサービスの内容、ターゲットになるサービス提供者などについて、サービス享受者とコミュニケーションを取りながら提案を行う者。享受者側エージェントは、個人又は法人を含み、また、コンピュータにより実現されてもよい。
【0017】
外部プラットフォーム:後述する本実施形態に係る後述のマッチングシステムの外部システムである。外部プラットフォームは、サービス提供者及びサービス享受者によって利用される。外部プラットフォームは、例えば、投稿動画共有システム、口コミ情報共有システム、又はソーシャルネットワーキングサービスを含む。
【0018】
支援機能:提供者側エージェント又は享受者側エージェントがサービス提供者又はサービス享受者に対する提案の実施を支援するための機能(データベース)。支援機能は、例えば、サービス提供者又はサービス享受者の属性情報、サービス提供者又はサービス享受者のコミュニケーション履歴、及び各種統計情報を含む。
【0019】
評価エージェント:提供者側エージェント又は享受者側エージェントの評価を適切に実施し、管理するためのエージェント。評価エージェントは、恣意的で偏った評価や、評価プロセスの不正を防止する役割を担い、また、サービス提供者又はサービス享受者に対して、適切な提供者側エージェント又は享受者側エージェントを提案する。評価エージェントは、個人又は法人を含み、また、コンピュータにより実現されてもよい。
【0020】
以下に、本発明の一実施形態におけるマッチングシステムについて、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、又は各実施例を組み合わせる等して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
【0021】
[システムの構成]
図1を参照して、本実施形態におけるマッチングシステムの構成の一例を説明する。マッチングシステム1は、情報又はサービスを提供したいサービス提供者と、情報又はサービスを活用したいサービス享受者との間のマッチングを支援するシステムである。サービス提供者とサービス享受者との間のマッチングは、提供者側エージェント又は享受者側エージェントにより行われる。マッチングシステム1は、サーバ装置10、ユーザ端末20(20a、20b、20c)、エージェント端末30(30a、30b、30c)、及び評価エージェント端末40(40a、40b、40c)を備える。各装置は、ネットワークNを介して相互に通信可能に構成されている。外部プラットフォーム50は、マッチングシステム1の外部システムであり、例えば、サーバ装置10、ユーザ端末20、及びエージェント端末30と通信可能に構成されている。
【0022】
サーバ装置10は、サーバコンピュータなどの情報処理装置である。サーバ装置10は、1つの情報処理装置(又はコンピュータ。以下同様。)によって構成されてもよいし、クラウドコンピューティング技術又は分散コンピューティング技術等を使用して複数の情報処理装置によって構成されてもよい。
【0023】
ユーザ端末20は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置による構成される。ユーザ端末20は、サービス提供者又はサービス享受者により使用される。
【0024】
エージェント端末30は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置による構成される。エージェント端末30は、提供者側エージェント又は享受者側エージェントにより使用される。
【0025】
評価エージェント端末40は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置による構成される。評価エージェント端末40は、評価エージェントにより使用される。
【0026】
ネットワークNは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークNには、例えば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)など、任意のネットワークが含まれる。
【0027】
図1に示す例において、マッチングシステム1は、サーバ装置10、ユーザ端末20、エージェント端末30、及び評価エージェント端末40をそれぞれ1つ含んで構成されているが、マッチングシステム1に含まれる装置の数はこれに限定されない。マッチングシステム1は、任意の数の装置を含んでもよい。なお、以降の説明において、サーバ装置10、ユーザ端末20、エージェント端末30、及び評価エージェント端末40のいずれかの処理として記載されている処理の少なくとも一部が他の装置により実行されてもよい。例えば、サーバ装置10による処理として記載されている処理の一部が、ユーザ端末20、エージェント端末30、又は評価エージェント端末40のいずれかで実行されてもよい。
【0028】
[機能構成]
図2を参照して、サーバ装置10が有する機能を説明する。サーバ装置10は、主な機能構成として、通信部11、データベース12、及び制御部13を有する。
【0029】
サーバ装置10は、一般的な情報処理装置又は専用装置などの情報処理装置が有する他の機能構成を有してもよい。サーバ装置10が有する機能構成は、例えば、サーバ装置10が有するCPU(Central Processing Unit)などの制御装置が、記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを読み込み実行することによって、コンピュータプログラム(ソフトウェア)とハードウェアの協働により実現される。
【0030】
サーバ装置10において、通信部11は、外部装置との通信により各種情報を取得及び出力する。例えば、通信部11は、サービスに関するエージェントの提案に対するユーザ(サービス提供者又はサービス享受者)の行動結果を示す情報(行動結果情報)、ユーザによるエージェント(提供者側エージェント又は享受者側エージェント)の評価を示す情報(評価情報)、及び外部システムに登録された外部情報を取得してもよい。データベース12は、取得された上記の行動結果情報、評価情報、及び外部情報を記憶する。制御部13は、上記の行動結果情報、評価情報、及び外部情報に基づくエージェントの信用度を示すスコアを出力する。
【0031】
一般に、検索により得られた情報や、他人(例えば、エージェント)から得られた情報など、何らかの方法により得られた情報が期待していた情報と異なる場合や、虚偽の情報である場合がある。そのため、有用で信頼性の高い情報を得るために、より信頼性の高い情報提供元を特定することが必要になる場合がある。本実施形態によれば、サーバ装置10は、上記の行動結果情報、評価情報、及び外部情報に基づくエージェントの信用度を示すスコアを出力する。その結果、ユーザは、当該スコアに基づいて、より信頼性の高いエージェントを情報提供元として特定することができる。
【0032】
以下に、サーバ装置10が有する通信部11、データベース12及び制御部13のそれぞれについて、さらに詳しく説明する。
【0033】
通信部11は、外部装置と各種の通信を行う。通信部11は、例えば、ネットワークN又は他のネットワークを介してユーザ端末20、エージェント端末30、評価エージェント端末40、及び外部プラットフォーム50と通信を行う。
【0034】
データベース12は、各種のデータを記憶し、管理する記憶部である。データベース12に記憶されるデータは、例えば、外部から取得されたデータ、サーバ装置10における処理の実行に必要なデータ、及びサーバ装置10における処理結果のデータを含む。
【0035】
制御部13は、サーバ装置10が有する各構成による処理及び動作、並びに各種演算の実行を制御する。制御部13による処理の詳細は、後述する。
【0036】
[処理フロー]
マッチングシステム1における処理フローを説明する。以下に説明する各処理ステップは、例えば、サーバ装置10、ユーザ端末20、エージェント端末30、及び評価エージェント端末40が有する制御部が、記憶部に記憶されたコンピュータプログラムを読み込み実行することによって、コンピュータプログラム(ソフトウェア)とハードウェアの協働により実現される。
【0037】
図3を参照して、サービス提供者への提供者側エージェントの紹介、及び提供者側エージェントによるサービス提供者への提案に関する処理を説明する。この処理は、サービス提供者が、提供するサービスの設計、及び顧客ターゲットの設定など、サービスの提供に関する相談に乗ってくれる提供者側エージェントの紹介を評価エージェントに依頼する際に開始する。
【0038】
まず、ステップS11において、サービス提供者は、ユーザ端末20aを操作し、提供者側エージェントの紹介を評価エージェントに依頼する。ユーザ端末20aは、サービス提供者による当該操作に応じて、提供者側エージェントの紹介の依頼要求を示す紹介依頼情報を評価エージェントの評価エージェント端末40aに送信する。評価エージェント端末40aは、当該紹介依頼情報を受信する。当該紹介依頼情報は、サービス提供者が提供する情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容など、提供する情報又はサービスに関する情報を含む。
【0039】
次に、ステップS12において、評価エージェント端末40aは、受信した紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に応じて、サービス提供者に紹介する提供者側エージェントを選定する。当該選定のために、評価エージェント端末40aは、紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、提供者側エージェントの候補の検索指示をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、受信した検索指示に応じて、データベース12を検索し、検索結果を提供者側エージェントの候補の情報として取得し、評価エージェント端末40aに送信する。評価エージェント端末40aは、サーバ装置10から受信した提供者側エージェントの候補を示す情報を候補情報としてユーザ端末20aに送信する。候補情報は、データベース12から取得された提供者側エージェントの候補のそれぞれについての信用度を示すスコアの情報を含む。当該スコアについての詳細は、後述する。
【0040】
上記のとおり、ステップS12において、サーバ装置10は、紹介依頼情報に基づく検索指示に応じて、検索を実行し、検索結果に基づいて、候補情報が取得される。すなわち、上記の例において、候補情報は、紹介依頼情報に基づいて生成されるが、紹介依頼情報以外の情報にさらに基づいて生成されてもよい。
【0041】
この場合において、例えば、サーバ装置10のデータベース12は、提供者側エージェントによるサービスの提案実績情報を予め記憶している。提案実績情報は、提供者側エージェントそれぞれによるサービスの提案内容及び提案回数の情報を含んでもよい。サーバ装置10の制御部13は、上記の紹介依頼情報と、上記の提案実績情報と、上記の信用度を示すスコアとに基づいて、複数の提供者側エージェントから選択された提供者側エージェントの情報であるエージェント候補情報を生成してもよい。例えば、サーバ装置10の制御部13は、例えば、提案実績情報の紹介依頼情報(上記のとおり、例えば、情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容を含む。)との対応度が高く、信用度を示すスコアが高い提供者側エージェントを候補として選択してもよい。選択の基準として、上記対応度及び上記スコアが所定値以上であるという基準でもよいし、上記対応度及び上記スコアに基づく値の順位が所定値以内(例えば、5位以内)であるという基準でもよい。
【0042】
次に、ステップS13において、ユーザ端末20aは、サービス提供者が提供者側エージェントを選択可能なように、評価エージェント端末40aから受信した候補情報をユーザ端末20aの表示部に表示する。当該表示される候補情報は、提供者側エージェントの候補の情報として、当該候補のそれぞれについての信用度を示すスコアの情報を含む。サービス提供者は、ユーザ端末20aを操作し、候補情報が示す提供者側エージェントの候補の中から、相談する提供者側エージェントを選定する。ユーザ端末20aは、選定された提供者側エージェントのエージェント端末30aに相談依頼情報を送信する。相談依頼情報は、例えば、サービス提供者が提供する情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容など、提供するサービスに関する情報を含む。
【0043】
次に、ステップS14において、エージェント端末30aは、提供者側エージェントによる操作に応じて、受信した相談依頼情報を提供者側エージェントが確認可能なように表示部に表示する。さらに、エージェント端末30aは、受信した相談依頼情報及び提供者側エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、相談に対する回答又は提案に必要な情報の検索指示をサーバ装置10に送信する。
【0044】
次に、ステップS15において、サーバ装置10は、受信した検索指示に応じて、データベース12に対して検索を実行する。サーバ装置10は、検索結果の情報をエージェント端末30aに送信する。エージェント端末30aは、提供者側エージェントによる操作に応じて、受信した検索結果の情報を提供者側エージェントが確認可能なように表示部に表示する。
【0045】
次に、ステップS16において、エージェント端末30aは、提供者側エージェントによる操作及び検索結果の情報の少なくとも一方に基づいて、サービス提供者からの相談に対する回答又は提案を示す提案情報を生成し、ユーザ端末20aに送信する。サービス提供者は、ユーザ端末20aを介して、提案情報を確認し、必要に応じて、追加の相談又は質問をエージェント端末30aに送信することにより、提供者側エージェントとさらにコミュニケーションを取ることが可能である。当該コミュニケーションの履歴は、ユーザ端末20a及びエージェント端末30aからサーバ装置10に送信され、データベース12に記憶される。提供者側エージェントは、サービス提供者への回答又は提案のために、エージェント端末30aを介して、データベース12に記憶され当該コミュニケーション履歴を取得し、参照することができる。
【0046】
次に、ステップS17において、サービス提供者は、提供者側エージェントによる提案に対応する行動を行うか否かを判断し、当該判断に応じてユーザ端末20aを操作する。例えば、サービス提供者が、提供者側エージェントによる提案に対応する行動を行うと判断した場合、ユーザ端末20aは、提案に対応する行動として、提供するサービスについての情報発信を行う操作をサービス提供者から受け付け、外部プラットフォーム50に対して情報発信の指示を送信する。また、ユーザ端末20aは、提案に対応する行動として、サービスの提供に必要な備品を購入する操作をサービス提供者から受け付け、当該購入のための処理を実行してもよい。
【0047】
次に、ステップS18において、ユーザ端末20aは、ステップS17におけるサービス提供者の行動結果を示す行動結果情報をエージェント端末30aに送信する。行動結果情報は、提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かを示す情報を含む。
【0048】
例えば、ユーザ端末20aは、サービス提供者による操作に応じて、サービス提供者の行動結果情報を特定し、エージェント端末30aに送信する。サービス提供者が、提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かは、例えば、ステップS16における提案情報と、ユーザ端末20aが当該提案情報を受信した後におけるユーザ端末20aに対するサービス提供者による操作とを比較することにより判断される。すなわち、行動結果情報は、サービス提供者が、提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かを示す情報であって、サービス提供者によるユーザ端末20aに対する操作に基づく情報を含む。サービス提供者が、提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かの判断は、ユーザ端末20aで実施されてもよいし、エージェント端末30aで実施されてもよい。エージェント端末30aは、受信した行動結果情報をサーバ装置10に送信する。行動結果情報は、ユーザ端末20aからサーバ装置10に直接送信されてもよい。
【0049】
次に、ステップS19において、サービス提供者による操作に応じて、ユーザ端末20aは、サービス提供者による提供者側エージェントに対する評価を示す評価情報を評価エージェント端末40aに送信する。評価情報は、例えば、提供者側エージェントの提案に対応する行動を実施するかについての情報、当該提案に対応する行動を実施した場合の効果の評価に関する情報、又は提供者側エージェントの人柄や提案方法の評価に関する情報を含む。提案に対応する行動を実施するかについての情報は、実施する、実施しない、又は提案を参考にして他の行動を実施することを示す情報が含まれてもよい。効果の評価に関する情報、及び人柄や提案方法の評価に関する情報は、評価がスコアで示された情報を含んでもよい。
【0050】
次に、ステップS20において、評価エージェント端末40aは、ステップS19で受信した評価情報をサーバ装置10に送信する。
【0051】
ステップS21において、外部プラットフォーム50は、外部プラットフォーム50に登録された情報のうち、提供者側エージェントの評価に関する情報又はサービス提供者の行動履歴に関する情報を含む外部情報をサーバ装置10に送信する。
【0052】
外部情報は、例えば、投稿動画共有システム、口コミ情報共有システム、又はソーシャルネットワーキングサービスを含む外部プラットフォーム50へアップロードされたコンテンツを含む。サーバ装置10の制御部13は、外部プラットフォーム50から受信した外部情報に含まれる当該コンテンツ及び当該コンテンツのメタデータを解析することにより、提供者側エージェントの評価に関する情報又はサービス提供者の行動履歴に関する情報を特定する。当該解析により、例えば、提供者側エージェント又はサービス提供者に関する情報をキーとして使用され、音声又は映像コンテンツから対象となるテキスト情報が特定され、また、テキストコンテンツから対象となるテキスト情報が特定される。コンテンツのメタデータは、例えば、コンテンツに付与されたハッシュタグ、コンテンツの作成者情報、コンテンツに関連する商品情報、及びその他のメタデータを含む。上記解析結果に基づいて、提供者側エージェントの評価を示すスコアが算出され、当該スコアを外部情報としてもよい。例えば、提供者側エージェントの評価に関する情報が高い評価を示すほど、高いスコアが算出され、サービス提供者の行動履歴に関する情報が提供者側エージェントの提案に対応する行動を示すほど、高いスコアが算出されてもよい。
【0053】
次に、ステップS22において、サーバ装置10は、ステップS18で受信した行動結果情報、ステップS20で受信した評価情報、及びステップS21で受信した外部情報をデータベース12に記憶する。サーバ装置10の制御部13は、記憶された当該情報に基づく提供者側エージェントの信用度を示すスコアを算出する。当該スコアは、データベース12に記憶され、又はサーバ装置10の外部に出力される。提供者側エージェントの信用度を示す当該スコアは、例えば、上記行動結果情報が、サービス提供者が提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、上記評価情報が、提供者側エージェントを高く評価することを示すほど、又は上記外部情報が、提供者側エージェントを高く評価し、若しくはサービス提供者が提供者側エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、高い値で算出される。
【0054】
図4を参照して、サービス享受者への享受者側エージェントの紹介、及び享受者側エージェントによるサービス享受者への提案に関する処理を説明する。この処理は、サービス享受者が、所望の情報又はサービスの利用又は享受などに関する相談に乗ってくれる享受者側エージェントの紹介を評価エージェントに依頼する際に開始する。
【0055】
まず、ステップS31において、サービス享受者は、ユーザ端末20bを操作し、享受者側エージェントの紹介を評価エージェントに依頼する。ユーザ端末20bは、サービス享受者による当該操作に応じて、享受者側エージェントの紹介の依頼要求を示す紹介依頼情報を評価エージェントの評価エージェント端末40bに送信する。評価エージェント端末40bは、当該紹介依頼情報を受信する。当該紹介依頼情報は、サービス享受者が利用又は享受を望む情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容など、利用又は享受を望む情報又はサービスに関する情報を含む。
【0056】
次に、ステップS32において、評価エージェント端末40bは、受信した紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に応じて、サービス享受者に紹介する享受者側エージェントを選定する。当該選定のために、評価エージェント端末40bは、紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、享受者側エージェントの候補の検索指示をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、受信した検索指示に応じて、データベース12を検索し、検索結果を享受者側エージェントの候補の情報として取得し、評価エージェント端末40bに送信する。評価エージェント端末40bは、サーバ装置10から受信した享受者側エージェントの候補を示す情報を候補情報としてユーザ端末20bに送信する。候補情報は、データベース12から取得された享受者側エージェントの候補のそれぞれについての信用度を示すスコアの情報を含む。当該スコアについての詳細は、後述する。
【0057】
上記のとおり、ステップS32において、サーバ装置10は、紹介依頼情報に基づく検索指示に応じて、検索を実行し、検索結果に基づいて、候補情報が取得される。すなわち、上記の例において、候補情報は、紹介依頼情報に基づいて生成されるが、紹介依頼情報以外の情報にさらに基づいて生成されてもよい。
【0058】
この場合において、例えば、サーバ装置10のデータベース12は、利用又は享受する情報又はサービスに関する享受者側エージェントによる提案実績情報を予め記憶している。提案実績情報は、享受者側エージェントそれぞれによる情報又はサービスの提案内容及び提案回数の情報を含んでもよい。サーバ装置10の制御部13は、上記の紹介依頼情報と、上記の提案実績情報と、上記の信用度を示すスコアとに基づいて、複数の享受者側エージェントから選択された享受者側エージェントの情報であるエージェント候補情報を生成してもよい。例えば、サーバ装置10の制御部13は、例えば、提案実績情報の紹介依頼情報(上記のとおり、例えば、情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容を含む。)との対応度が高く、信用度を示すスコアが高い享受者側エージェントを候補として選択してもよい。選択の基準として、上記対応度及び上記スコアが所定値以上であるという基準でもよいし、上記対応度及び上記スコアに基づく値の順位が所定値以内(例えば、5位以内)であるという基準でもよい。
【0059】
次に、ステップS33において、ユーザ端末20bは、サービス享受者が享受者側エージェントを選択可能なように、評価エージェント端末40bから受信した候補情報をユーザ端末20bの表示部に表示する。当該表示される候補情報は、享受者側エージェントの候補の情報として、当該候補のそれぞれについての信用度を示すスコアの情報を含む。サービス享受者は、ユーザ端末20bを操作し、候補情報が示す享受者側エージェントの候補の中から、相談する享受者側エージェントを選定する。ユーザ端末20bは、選定された享受者側エージェントのエージェント端末30bに相談依頼情報を送信する。相談依頼情報は、例えば、サービス享受者が利用又は享受を望む情報又はサービスの種別、内容、顧客ターゲット、展開方法、規模、及び相談内容など、提供するサービスに関する情報を含む。
【0060】
次に、ステップS34において、エージェント端末30bは、享受者側エージェントによる操作に応じて、受信した相談依頼情報を享受者側エージェントが確認可能なように表示部に表示する。さらに、エージェント端末30bは、受信した相談依頼情報及び享受者側エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、相談に対する回答又は提案に必要な情報の検索指示をサーバ装置10に送信する。
【0061】
次に、ステップS35において、サーバ装置10は、受信した検索指示に応じて、データベース12に対して検索を実行する。サーバ装置10は、検索結果の情報をエージェント端末30bに送信する。エージェント端末30bは、享受者側エージェントによる操作に応じて、受信した検索結果の情報を享受者側エージェントが確認可能なように表示部に表示する。
【0062】
次に、ステップS36において、エージェント端末30bは、享受者側エージェントによる操作及び検索結果の情報の少なくとも一方に基づいて、サービス享受者からの相談に対する回答又は提案を示す提案情報を生成し、ユーザ端末20bに送信する。サービス享受者は、ユーザ端末20bを介して、提案情報を確認し、必要に応じて、追加の相談又は質問をエージェント端末30bに送信することにより、享受者側エージェントとさらにコミュニケーションを取ることが可能である。当該コミュニケーションの履歴は、ユーザ端末20b及びエージェント端末30bからサーバ装置10に送信され、データベース12に記憶される。享受者側エージェントは、サービス享受者への回答又は提案のために、エージェント端末30bを介して、データベース12に記憶され当該コミュニケーション履歴を取得し、参照することができる。
【0063】
次に、ステップS37において、サービス享受者は、享受者側エージェントによる提案に対応する行動を行うか否かを判断し、当該判断に応じてユーザ端末20bを操作する。例えば、サービス享受者が、享受者側エージェントによる提案に対応する行動を行うと判断した場合、ユーザ端末20bは、提案に対応する行動として、情報又はサービスを利用又は享受するための操作(例えば、情報又はサービスを購入する操作)をサービス享受者から受け付ける。また、ユーザ端末20bは、情報又はサービスを利用又は享受したことを外部プラットフォーム50に情報発信する操作を受け付けたことに応じて、外部プラットフォーム50に対して情報発信の指示を送信する。
【0064】
次に、ステップS38において、ユーザ端末20bは、ステップS37におけるサービス享受者の行動結果を示す行動結果情報をエージェント端末30bに送信する。行動結果情報は、享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かを示す情報を含む。
【0065】
例えば、ユーザ端末20bは、サービス享受者による操作に応じて、サービス享受者の行動結果情報を特定し、エージェント端末30bに送信する。
サービス享受者が、享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かは、例えば、ステップS16における提案情報と、ユーザ端末20bが当該提案情報を受信した後におけるユーザ端末20bに対するサービス享受者による操作とを比較することにより判断される。すなわち、行動結果情報は、サービス享受者が、享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かを示す情報であって、サービス享受者によるユーザ端末20bに対する操作に基づく情報を含む。サービス享受者が、享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったか否かの判断は、ユーザ端末20bで実施されてもよいし、エージェント端末30bで実施されてもよい。エージェント端末30bは、受信した行動結果情報をサーバ装置10に送信する。行動結果情報は、ユーザ端末20bからサーバ装置10に直接送信されてもよい。
【0066】
次に、ステップS39において、サービス享受者による操作に応じて、ユーザ端末20bは、サービス享受者による享受者側エージェントに対する評価を示す評価情報を評価エージェント端末40bに送信する。評価情報は、例えば、享受者側エージェントの提案に対応する行動を実施するかについての情報、当該提案に対応する行動を実施した場合の効果の評価に関する情報、又は享受者側エージェントの人柄や提案方法の評価に関する情報を含む。提案に対応する行動を実施するかについての情報は、実施する、実施しない、又は提案を参考にして他の行動を実施することを示す情報が含まれてもよい。効果の評価に関する情報、及び人柄や提案方法の評価に関する情報は、評価がスコアで示された情報を含んでもよい。
【0067】
次に、ステップS40において、評価エージェント端末40bは、ステップS39で受信した評価情報をサーバ装置10に送信する。
【0068】
ステップS41において、外部プラットフォーム50は、外部プラットフォーム50に登録された情報のうち、享受者側エージェントの評価に関する情報又はサービス享受者の行動履歴に関する情報を含む外部情報をサーバ装置10に送信する。
【0069】
外部情報は、例えば、投稿動画共有システム、口コミ情報共有システム、又はソーシャルネットワーキングサービスを含む外部プラットフォーム50へアップロードされたコンテンツを含む。サーバ装置10の制御部13は、外部プラットフォーム50から受信した外部情報に含まれる当該コンテンツを解析することにより、享受者側エージェントの評価に関する情報又はサービス享受者の行動履歴に関する情報を特定する。当該解析により、例えば、享受者側エージェント又はサービス享受者に関する情報をキーとして使用され、音声又は映像コンテンツから対象となるテキスト情報が特定され、また、テキストコンテンツから対象となるテキスト情報が特定される。上記解析結果に基づいて、享受者側エージェントの評価を示すスコアが算出され、当該スコアを外部情報としてもよい。例えば、享受者側エージェントの評価に関する情報が高い評価を示すほど、高いスコアが算出され、サービス享受者の行動履歴に関する情報が享受者側エージェントの提案に対応する行動を示すほど、高いスコアが算出されてもよい。
【0070】
次に、ステップS42において、サーバ装置10は、ステップS38で受信した行動結果情報、ステップS40で受信した評価情報、及びステップS41で受信した外部情報をデータベース12に記憶する。サーバ装置10の制御部13は、記憶された当該情報に基づく享受者側エージェントの信用度を示すスコアを算出する。当該スコアは、データベース12に記憶され、又はサーバ装置10の外部に出力される。享受者側エージェントの信用度を示す当該スコアは、例えば、上記行動結果情報が、サービス享受者が享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、上記評価情報が、享受者側エージェントを高く評価することを示すほど、又は上記外部情報が、享受者側エージェントを高く評価し、若しくはサービス享受者が享受者側エージェントの提案に対応する行動を行ったことを示すほど、高い値で算出される。
【0071】
[ハードウェア構成]
図5を参照して、サーバ装置10、ユーザ端末20、エージェント端末30、又は評価エージェント端末40をコンピュータ800により実現する場合における、コンピュータ800のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0072】
図5に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。コンピュータ800は、図示しないが、各種アクチュエータ(例えば、モータ)、又は各種センサを含んでもよい。
【0073】
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における各種の処理を制御する制御部である。
【0074】
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0075】
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。
【0076】
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
【0077】
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
【0078】
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
【0079】
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
【0080】
[実施例]
上記で説明した本実施形態に係る情報処理のより具体的な例を実施例として以下に説明する。
【0081】
図6及び図7を参照して、図3を参照して説明した実施形態の実施例として、旅行業界に適用したケースにおけるマッチングシステム1の処理の例を説明する。図6及び図7に示した各ステップの番号は、図3に示したステップの番号に対応する。既に説明した処理については、説明を簡略化、又は省略する。
【0082】
本実施例において、サービス提供者は、パッケージ旅行などの旅行サービスを提供する者である。提供者側エージェントは、旅行サービスの企画及び販売等に関して提案及び情報提供を行う者である。
【0083】
まず、ステップS11において、ユーザ端末20aは、サービス提供者による操作に応じて、提供者側エージェントの紹介の依頼要求を示す紹介依頼情報を評価エージェントの評価エージェント端末40aに送信する。紹介依頼情報には、商材(サービスの内容)として、パッケージ旅行、顧客ターゲットとして、20代-30代、展開方法として、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が含まれる。
【0084】
ステップS12において、評価エージェント端末40aは、受信した紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に応じて、サービス提供者に紹介する提供者側エージェントを選定し、選定された提供者側エージェントの情報を候補情報としてユーザ端末20aに送信する。
【0085】
ステップS13において、ユーザ端末20aは、サービス提供者による操作に応じて選定された提供者側エージェントのエージェント端末30aに相談依頼情報を送信する。相談依頼情報には、商材として、パッケージ旅行、顧客ターゲットとして、20代-30代、展開方法として、SNSが含まれる。
【0086】
ステップS14において、エージェント端末30aは、受信した相談依頼情報及び提供者側エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、提供者側エージェントの相談に対する回答又は提案に必要な情報の検索指示をサーバ装置10に送信する。
【0087】
ステップS15において、サーバ装置10は、エージェント端末30aから受信した検索指示に応じて、データベース12に対して検索を実行する。サーバ装置10は、検索結果の情報をエージェント端末30aに送信する。
【0088】
図6に示すように、データベース12には、属性情報、評価情報、コミュニケーション履歴、トレンド情報、及び支援情報が記憶されている。
【0089】
属性情報は、マッチングシステム1を利用等することによりマッチングシステム1に登録されたマッチングシステム1のユーザ(サービス提供者、サービス享受者、提供者側エージェント、享受者側エージェント、及び評価エージェントを含む。)の情報である。属性情報は、氏名、性別、年齢、住所、信用情報を含む。信用情報は、例えば、ユーザの信用度を示すスコアであってもよい。サービス提供者の信用情報は、例えば、提供者側エージェントからの提案に対して、サービス提供者が実際に行動に移した確立に基づいて、設定されてもよい。
【0090】
評価情報は、提供者側エージェント又は享受者側エージェントの提案に対するサービス提供者又はサービス享受者の行動結果や評価など、提供者側エージェント又は享受者側エージェントの評価に関する情報である。
【0091】
コミュニケーション履歴は、マッチングシステム1のユーザにより行われたコミュニケーション(情報の送受信及び取引記録を含む。)の履歴である。コミュニケーション履歴は、サービス提供者若しくはサービス享受者と評価エージェントとの間のコミュニケーション履歴、サービス提供者と提供者側エージェントとの間のコミュニケーション履歴、又はサービス享受者と享受者側エージェントとの間のコミュニケーション履歴を含む。
【0092】
トレンド情報は、マッチングシステム1に登録されたユーザの属性に関係する外部の情報(トレンド及びニュース等を含む)、又は関連する統計情報である。
【0093】
支援情報は、特定の業界における特殊な機能を保有する事業者が提供可能な機能の情報である。支援情報は、例えば、カード会社が提供可能な決済に関する機能を含む。
【0094】
例えば、ステップS15において、サーバ装置10は、提案に必要な情報の検索のために、エージェント端末30aから受信した検索指示に基づいて、データベース12に記憶された情報のうち、関連する属性情報、評価情報、コミュニケーション履歴、トレンド情報、及び支援情報を検索し、当該検索により得られた検索結果の情報をエージェント端末30aに送信してもよい。
【0095】
ステップS16において、エージェント端末30aは、提供者側エージェントによる操作及び受信した検索結果の情報の少なくとも一方に基づいて、サービス提供者からの相談に対する回答又は提案を示す提案情報を生成し、ユーザ端末20aに送信する。提案情報には、商材として、個人旅行、顧客ターゲットとして、10代-20代、展開方法として、所定のSNS(SNS A)によるサービス展開が含まれる。
【0096】
ステップS17において、サービス提供者は、提供者側エージェントによる提案に対応する行動を行うと判断し、ユーザ端末20aを操作し、SNS Aのプラットフォームである外部プラットフォーム50を介して、10代-20代の個人旅行向け商品の宣伝のための情報発信を行う。
【0097】
ステップS18において、ユーザ端末20aは、ステップS17におけるサービス提供者の行動結果を示す行動結果情報をエージェント端末30aに送信する。例えば、ユーザ端末20aは、サービス提供者による操作に応じて、提供者側エージェントの提案に対するアンケートの回答をエージェント端末30aに送信する。アンケートの回答には、例えば、提案はよかった、提案に対応する行動を実施した、提案は効果あった、などの情報が含まれる。
【0098】
ステップS19において、ユーザ端末20aは、サービス提供者による操作に応じて、サービス提供者による提供者側エージェントに対する評価を示す評価情報を評価エージェント端末40aに送信する。評価情報には、例えば、上記と同様に、アンケートへの回答として、提案はよかった、提案に対応する行動を実施した、提案は効果あった、などの情報が含まれる。
【0099】
ステップS20において、評価エージェント端末40aは、ステップS19で受信した評価情報をサーバ装置10に送信する。
【0100】
ステップS21において、外部プラットフォーム50は、提供者側エージェントの評価に関する情報又はサービス提供者の行動履歴に関する情報を含む外部情報をサーバ装置10に送信する。外部情報は、例えば、SNS Aのプラットフォームである外部プラットフォーム50に登録されたサービス提供者による情報発信に関する情報(例えば、閲覧数:1万、いいね数:3,000、お気に入り登録者増減:+5,000)を含む。
【0101】
ステップS22において、サーバ装置10は、ステップS18で受信した行動結果情報、ステップS20で受信した評価情報、及びステップS21で受信した外部情報に基づく提供者側エージェントの信用度を示すスコアを算出する。
【0102】
次に、図8及び図9を参照して、図4を参照して説明した実施形態の実施例として、旅行業界に適用したケースにおけるマッチングシステム1の処理の例を説明する。図8及び図9に示した各ステップの番号は、図4に示したステップの番号に対応する。既に説明した処理については、説明を簡略化、又は省略する。
【0103】
本実施例において、サービス享受者は、パッケージ旅行などの旅行サービスを利用する者である。享受者側エージェントは、旅行サービスの利用等に関して提案及び情報提供を行う者である。
【0104】
まず、ステップS31において、ユーザ端末20bは、サービス享受者による操作に応じて、享受者側エージェントの紹介の依頼要求を示す紹介依頼情報を評価エージェントの評価エージェント端末40bに送信する。紹介依頼情報には、例えば、場所を東南アジア、時期を8月、予算を80,000円とする旅行に詳しい享受者側エージェントの紹介依頼を示す情報が含まれる。
【0105】
ステップS32において、評価エージェント端末40bは、受信した紹介依頼情報及び評価エージェントによる操作の少なくとも一方に応じて、サービス享受者に紹介する享受者側エージェントを選定し、選定された享受者側エージェントの情報を候補情報としてユーザ端末20bに送信する。
【0106】
ステップS33において、ユーザ端末20bは、サービス享受者による操作に応じて選定された享受者側エージェントのエージェント端末30bに相談依頼情報を送信する。相談依頼情報には、例えば、場所を東南アジア、時期を8月、予算を80,000円とする旅行に関する相談依頼を示す情報が含まれる。
【0107】
ステップS34において、エージェント端末30bは、受信した相談依頼情報及び享受者側エージェントによる操作の少なくとも一方に基づいて、享受者側エージェントの相談に対する回答又は提案に必要な情報の検索指示をサーバ装置10に送信する。
【0108】
ステップS35において、サーバ装置10は、エージェント端末30bから受信した検索指示に応じて、データベース12に対して検索を実行する。サーバ装置10は、検索結果の情報をエージェント端末30bに送信する。
【0109】
図8に示すように、データベース12には、属性情報、評価情報、コミュニケーション履歴、トレンド情報、及び支援情報が記憶されている。これらの情報の内容は、図6を参照して説明した実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0110】
例えば、ステップS35において、サーバ装置10は、提案に必要な情報の検索のために、エージェント端末30bから受信した検索指示に基づいて、データベース12に記憶された情報のうち、関連する属性情報、評価情報、コミュニケーション履歴、トレンド情報、及び支援情報を検索し、当該検索により得られた検索結果の情報をエージェント端末30bに送信してもよい。
【0111】
ステップS36において、エージェント端末30bは、享受者側エージェントによる操作及び受信した検索結果の情報の少なくとも一方に基づいて、サービス享受者からの相談に対する回答又は提案を示す提案情報を生成し、ユーザ端末20bに送信する。提案情報には、例えば、場所をタイ、時期を8月後半、予算を70,000円とする旅行に関する提案を示す情報が含まれる。
【0112】
ステップS37において、サービス享受者は、享受者側エージェントによる提案に対応する行動を行うと判断し、ユーザ端末20bを操作し、SNSなどの外部プラットフォーム50を介して、場所をタイ、時期を8月後半、予算を70,000円とする旅行に関する提案を示す情報を閲覧する。
【0113】
ステップS38において、ユーザ端末20bは、ステップS37におけるサービス享受者の行動結果を示す行動結果情報をエージェント端末30bに送信する。例えば、ユーザ端末20bは、サービス享受者による操作に応じて、享受者側エージェントの提案に対するアンケートの回答をエージェント端末30bに送信する。アンケートの回答には、例えば、提案はよかった、提案に対応する行動を実施した、提案の満足度は5段階で5であった、などの情報が含まれる。
【0114】
ステップS39において、ユーザ端末20bは、サービス享受者による操作に応じて、サービス享受者による享受者側エージェントに対する評価を示す評価情報を評価エージェント端末40bに送信する。評価情報には、例えば、上記と同様に、アンケートへの回答として、提案はよかった、提案に対応する行動を実施した、提案の満足度は5段階で5であった、などの情報が含まれる。
【0115】
ステップS40において、評価エージェント端末40bは、ステップS39で受信した評価情報をサーバ装置10に送信する。
【0116】
ステップS41において、外部プラットフォーム50は、享受者側エージェントの評価に関する情報又はサービス享受者の行動履歴に関する情報を含む外部情報をサーバ装置10に送信する。外部情報は、外部プラットフォーム50に登録されたサービス享受者による閲覧情報として、例えば、享受者側エージェントによる提案に対応する閲覧情報として、閲覧サイト:SNS A、閲覧時間:1時間、いいね押下数:10を含む。
【0117】
ステップS42において、サーバ装置10は、ステップS38で受信した行動結果情報、ステップS40で受信した評価情報、及びステップS41で受信した外部情報に基づく享受者側エージェントの信用度を示すスコアを算出する。
【0118】
[変形例]
以下に、上記の実施形態の変形例を説明する。
【0119】
上記実施形態において、評価エージェントがサービス提供者又はサービス享受者に提供者側エージェント又は享受者側エージェントを紹介し、また、提供者側エージェント又は享受者側エージェントの評価を管理する。変形例として、提供者側エージェント又は享受者側エージェントに評価エージェントを紹介し、評価エージェントの評価を管理するエージェントが存在してもよい。このようなエージェントが存在することにより、評価エージェントによる隔たった行為や不正等を抑止することが可能である。
【0120】
上記実施形態において、エージェント(提供者側エージェント、享受者側エージェント、及び評価エージェント)は、典型的には、法人であるが、個人であってもよい。
【0121】
上記実施形態において、典型的には、提供者側エージェントと享受者側エージェントとは異なる者であるが、提供者側エージェントと享受者側エージェントが同じ者であってもよい。すなわち、提供者側エージェントが享受者側エージェントを兼務してもよい。また、サービス提供者又はサービス享受者は、信用度が所定値以上であるなど、所定の条件を満たすことにより、提供者側エージェント又は享受者側エージェントになることができてもよい。
【0122】
上記実施形態において、エージェント(提供者側エージェント、享受者側エージェント、又は評価エージェント)は、ユーザ(サービス提供者又はサービス享受者)への提案のために、他のエージェントとコミュニケーションを取ってもよい。他のエージェントとコミュニケーションを取ることにより、提案の質を高めることができる。
【0123】
図10を参照して、エージェントが他のエージェントとコミュニケーションを取る場合の例を説明する。旅行に詳しい享受者側エージェント(享受者側エージェントb)は、エージェント端末30bを介して、20代のサービス享受者のユーザ端末20bから旅行に関する相談依頼を受けたとする。享受者側エージェントbは、昨今の20代の旅行での決済方法の傾向のアドバイスを受けるために、エージェント端末30bを介して決済に詳しい享受者側エージェント(享受者側エージェントc)のエージェント端末30cに相談メッセージを送信する。享受者側エージェントb及び享受者側エージェントcは、エージェント端末30b及びエージェント端末30cを介してコミュニケーションを取ることにより、20代の旅行での決済方法の傾向についての情報を共有することができる。また、享受者側エージェントb及び享受者側エージェントcは、アドバイス及び提案のために、必要に応じて、エージェント端末30b及びエージェント端末30cを介してデータベース12を参照する。
【0124】
上記実施形態におけるマッチングシステム1(又は、サーバ装置10、ユーザ端末20、エージェント端末30、若しくは評価エージェント端末40)を実装するためのプログラムは、CD-ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0125】
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
【符号の説明】
【0126】
1 マッチングシステム
10 サーバ装置
20 ユーザ端末
30 エージェント端末
40 評価エージェント端末
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10