(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-26
(45)【発行日】2024-08-05
(54)【発明の名称】扉付きガードフェンス
(51)【国際特許分類】
E04G 21/32 20060101AFI20240729BHJP
E01F 13/02 20060101ALI20240729BHJP
E04H 17/02 20060101ALI20240729BHJP
【FI】
E04G21/32 C
E01F13/02 Z
E04H17/02
(21)【出願番号】P 2024032715
(22)【出願日】2024-03-05
【審査請求日】2024-03-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516158839
【氏名又は名称】株式会社たま建築
(74)【代理人】
【識別番号】100124316
【氏名又は名称】塩田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】江頭 一徳
【審査官】須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-156751(JP,A)
【文献】特開2024-52077(JP,A)
【文献】特開2006-226077(JP,A)
【文献】特開2018-96057(JP,A)
【文献】特開2019-60077(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2011-80195(KR,A)
【文献】中国特許出願公開第112814471(CN,A)
【文献】中国実用新案第214195834(CN,U)
【文献】「【グリーンクロス】扉タイプフェンス」,[online] [video],株式会社グリーンクロス,2021年03月24日,[2024年4月19日検索], <https://www.youtube.com/watch?v=5cPEVg5YKRQ>,0:11~2:23
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 21/32
E01F 13/02
E04H 17/00-17/26
E06B 1/70
E06B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
並列する縦枠とこの両縦枠を連結する上枠を有する枠体と、この枠体に開き戸式に開閉自在に支持された扉を備えるガードフェンスであり、
前記並列する縦枠の、前記扉より下方位置間に、前記並列する縦枠の下部間の間隔を保持する間隔保持材が架設され、
前記間隔保持材は
少なくとも各前記縦枠に、対向する前記縦枠側を向いて接合される端部材と、この両端部材間に
架設される中間材
から構成され、
前記中間材は各前記端部材に接合されて前記端部材の、対向する前記端部材側の端部から垂下する端部区間と、この両端部区間間に位置する中間区間とに区分され、
前記中間材の前記端部区間と前記中間区間は共に平板状であり、
前記端部区間の全長は厚さ方向が水平方向を向いて配置され、前記中間区間の全長は厚さ方向が鉛直方向を向いて配置され、
前記中間材の少なくとも前記中間区間の下面は、前記枠体が設置される設置面上に前記枠体が設置されたときに、前記設置面に接触
することを特徴とする扉付きガードフェンス。
【請求項2】
前記縦枠の下部は土台に支持され、前記端部区間は前記土台の対向する前記土台側の側面に接触しているか、接触し得る状態にあることを特徴とする請求項1に記載の扉付きガードフェンス。
【請求項3】
前記中間区間の幅方向両側の上面は傾斜面になっていることを特徴とする
請求項1、もしくは請求項2に記載の扉付きガードフェンス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガードフェンス本体を構成する枠体に扉を収納した形態の扉付きガードフェンスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
通行人等の通行を遮断等する目的で地盤面や路面上等に設置されるガードフェンスは基本的に本体を構成する枠体の内周側に遮断用の遮蔽板が収納された形態を有する(特許文献1~3参照)。遮蔽板は作業者等が通行するための開閉自在な扉に置き換わることもある(特許文献1の段落0050)。
【0003】
特許文献1のように枠体内に扉を収納する主な目的はガードフェンスを移動させることなく、作業者を通行させることにあるが、扉の開放時に例えば資材等の運搬用の台車を通行させるには、
図5に示すように扉全体を開閉自在に支持させる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実用新案登録第3200684号公報(請求項1、段落0019~0050、
図1)
【文献】実用新案登録第3204707号公報(請求項1、段落0016~0042、
図1)
【文献】特開2018-96057号公報(請求項1、段落0021~0033、
図1~
図6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
但し、扉開閉時での枠体の安定性と剛性確保の観点から、枠体を構成する両側の縦枠間には
図5に示すように上枠と下枠が架設されることが不可欠であるが、台車を通行させる目的で下枠を不在にすれば、扉の開放状態での両縦枠の脚部間の間隔が確実に保持されず、枠体の安定性が失われ易くなる。
【0006】
特許文献1、3のように縦枠の下部をコンクリート製等の土台に差し込み、支持させれば、下枠が不在でも、枠体の安定性をある程度、確保することはできる。しかしながら、台車の通行時に台車が土台に接触したとき等に、土台が移動し、縦枠の下部間の間隔が保たれなくなる可能性がある他、ガードフェンスが転倒する危険性もある。
【0007】
本発明は上記背景より、枠体内に扉を開閉自在に収納した場合に、扉の開放状態での枠体の安定性を確保できる形態の扉付きガードフェンスを提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の扉付きガードフェンスは、並列する縦枠とこの両縦枠を連結する上枠を有する枠体と、この枠体に開き戸式に開閉自在に支持された扉を備えるガードフェンスであり、
前記並列する縦枠の、前記扉より下方位置間に、前記並列する縦枠の下部間の間隔を保持する間隔保持材が架設され、
前記間隔保持材は少なくとも各前記縦枠に、対向する前記縦枠側を向いて接合される端部材と、この両端部材間に架設される中間材から構成され、
前記中間材は各前記端部材に接合されて前記端部材の、対向する前記端部材側の端部から垂下する端部区間と、この両端部区間間に位置する中間区間とに区分され、
前記中間材の前記端部区間と前記中間区間は共に平板状であり、
前記端部区間の全長は厚さ方向が水平方向を向いて配置され、前記中間区間の全長は厚さ方向が鉛直方向を向いて配置され、
前記中間材の少なくとも前記中間区間の下面は、前記枠体が設置される設置面上に前記枠体が設置されたときに、前記設置面に接触することを構成要件とする。
【0009】
「並列する縦枠の下部間の間隔を保持する間隔保持材」とは、間隔保持材6が並列する縦枠3、3をそれぞれ支持する土台7、7間の間隔が台車8の接触に起因して主に広がろうとするときに、間隔保持材6が軸方向引張力を負担することで、土台7、7間の間隔を保持する機能を有することを言う。土台7、7間の間隔は土台7が隣接する土台7、7の対向する側(内側)から衝撃を受けるとは限らず、外側から対向する側(内側)へ受けることもあるため、そのような事態に備え、間隔保持材6は軸方向圧縮力を負担する能力を有することもある。
【0010】
「間隔保持材は
少なくとも各縦枠に、対向する縦枠側を向いて接合される端部材と」とは、端部材61
が図1に示すように縦枠3の対向する縦枠3側の内周面(見込み面)に接合される
ことを言う。
【0013】
中間材62は中間区間62bとその両側の、端部材61寄りの端部区間62a、62aとに区分されるが、枠体2が設置される設置面9上に枠体2が設置されたときに、設置面9には中間材62の少なくとも中間区間62bの下面が接触する。
【0014】
「中間材の少なくとも中間区間の下面は、枠体が設置される設置面上に枠体が設置されたときに、設置面に接触する」とは、枠体2(ガードフェンス自体)が設置される地盤面等の設置面9上に枠体2が設置されたときに、中間材62の内、少なくとも中間区間62bの下面が設置面9に接触することを言う。「設置面9」は地盤面の他、路面、または床面等になる場合もある。設置面9上には基本的に土台7が設置される。
【0015】
「接触する」とは設置面9上に枠体2が設置された平常時に少なくとも中間区間62bの下面(底面)が設置面9に接触した状態になることを言う。
【0016】
中間材62の少なくとも中間区間62bの下面が設置面9に接触した状態になることで、間隔保持材6の中間材62等が台車8通行時に台車8の車輪の障害になることがないため、扉5の開放状態では台車8は中間材62上を抵抗なく通行することが可能である。
【0017】
一方、隣接する縦枠3、3間には扉5の開閉に拘わらず、間隔保持材6が架設された状態にあり、常に両縦枠3、3が間隔保持材6で連結されている。このため、台車8が縦枠3、または土台7に接触か衝突することがあり、土台7が衝撃の向きに移動しようとする力を受けた場合でも、間隔保持材6が軸方向引張力、または圧縮力を負担することで、縦枠3、3間、あるいは土台7、7間の間隔は保持される。従ってガードフェンス1の安定性が損なわれることなく、ガードフェンス1の転倒の危険性も回避される。
【0018】
端部材61が縦枠3の対向する縦枠3側の内周面(見込み面)に接合されることと、中間材62が、端部材61に接合されて端部材61の対向する端部材61側の端部から垂下する端部区間62aと、両端部区間62a、62a間に位置する中間区間62bとに区分されることで、縦枠3の下部が土台7に支持される場合に、端部区間62aを土台7の対向する土台7側の側面(外周面)に接触させることができる(請求項2)。
【0019】
この結果、縦枠3が土台7に支持される場合でも、実質的に隣接する土台7、7の互いに対向する側面間距離全体を台車8の通行のために利用することができるため、台車8の縦枠3への接触か衝突を回避し易くなる。
【0020】
特に間隔保持材6の中間区間62bが平板状であることで、ガードフェンス1の設置面9と中間区間62bとの間の段差を極力、低減することができるため、中間区間62b上を台車8が通行するときに台車8が受ける衝撃を緩和し、台車8の跳ね上がりを防止、または抑制することが可能である。
【0021】
また中間材62の中間区間62bに加え、
図1、
図2に示すように端部区間62aも平板状であ
ることで、端部区間62aが上記のように土台7の対向する土台7側の側面に接触する場合に、端部区間62aの厚みの、土台7の側面からの突出量への影響が低減されるため、土台7、7の互いに対向する側面間距離を台車8の通行のために最大限に利用することが可能である。
【0022】
「平板状」とは、鋼材であれば、中間区間62b、または中間材62にフラットバー、またはプレートを使用するようなことを言い、中間区間62bは厚さ方向が鉛直方向を向くように配置され、端部区間62aは厚さ方向が水平方向を向くように配置される。中間材62がフラットバー、またはプレートであれば、中間区間62bは軸方向の引張力と圧縮力を負担可能であり、端部区間62aは曲げモーメントを負担可能である。
【0023】
中間区間62b、もしくは中間材62、または間隔保持材6全体に使用すべき材料は鋼材には限られず、少なくとも中間区間62bは縦枠3、3の下部間、または土台7、7間の間隔が広がろうとするときに縦枠3、3の下部を支持する土台7、7間に作用する引張力を負担可能な材料であればよい。土台7、7間を台車8が通過するときには、土台7は対向する土台7から遠ざかる向きに衝撃を受け易いことに因る。
【発明の効果】
【0024】
並列する縦枠の、扉より下方位置間に、両縦枠寄りの端部材と、両端部材間に位置する中間材とを有する間隔保持材を架設し、中間材の少なくとも中間区間の下面を、枠体が設置される設置面上に枠体が設置されたときに、設置面に接触させるため、間隔保持材の中間材が台車通行時に台車の車輪の障害になることがなく、扉の開放状態で台車を、中間材上を抵抗なく通行させることができる。
【0025】
また扉の開閉に拘わらず、隣接する縦枠間に間隔保持材が架設され、常に両縦枠が連結された状態にあるため、台車が縦枠、または土台に接触か衝突することがあっても、間隔保持材が軸方向引張力、または圧縮力を負担することで、縦枠間、あるいは土台間の間隔を保持することができ、ガードフェンスの安定性が損なわれることはなく、ガードフェンスの転倒の危険性も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】(a)は土台に支持させた状態での本発明の扉付きガードフェンスの製作例を示した立面図、(b)は(a)のx-x線断面図である。
【
図2】
図1に示す扉付きガードフェンスの変形例の使用状態を示した斜視図である。
【
図3】(a)は
図2に示す扉付きガードフェンスの扉を開放させ、台車を間隔保持材上を通行させようとしているときの様子を示した斜視図、(b)は(a)の間隔保持材部分の拡大図である。
【
図4】扉を開放させた
図3-(a)に示す扉付きガードフェンスの縦枠間の間隔保持材上を台車が通行している様子を示した斜視図である。
【
図5】従来のガードフェンスの枠体内に扉を収納させた状況を示した立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1-(a)は並列する縦枠3、3と両縦枠3、3の上部を互いに連結する上枠4を有する枠体2と、枠体2に開き戸式に開閉自在に支持(収納)された扉5を備え、並列する縦枠3、3の下部(脚部)間に両縦枠3、3の下部間の間隔を保持する間隔保持材6が架設されたガードフェンス1の製作例を示す。
【0028】
間隔保持材6は並列する縦枠3、3の、扉5より下方位置間に架設され、扉5の開閉時に扉5が間隔保持材6に衝突(接触)することはない。間隔保持材6は縦枠3、3の下部間に架設され、双方に接合されることで、従来、縦枠3、3の下部間に架設されていた
図5における下枠の役目を果たす。
【0029】
ガードフェンス1の両縦枠3、3は
図2、
図3-(b)に示すようにそれぞれの下に配置されるコンクリート製等の土台7、7の上面から鉛直方向下向き等に形成された支持孔7a内に挿入され、保持されることで、土台7、7に支持される。
図2は
図1-(a)に示すガードフェンス1とほぼ同形状のガードフェンス1の使用状態を示す。支持孔7aは土台7に対する縦枠3の平面上の位置調整のために、各土台7に複数個、形成されることもある。
【0030】
枠体2を構成する縦枠3と上枠4には主に鋼材が使用されるが、材料は問われない。図面では縦枠3と上枠4に鋼材として鋼管を使用した場合を示しているが、他の鋼材や軽量鉄骨等も使用される。鋼材の場合、上枠4の両端は縦枠3、3に溶接等により接合されて枠体2が形成される。縦枠3と上枠4が鋼材以外の場合、双方の接合は接着等による。
【0031】
上枠4と縦枠3、3とで区画された領域に扉5が収納され、扉5は吊元側となるいずれか一方の縦枠3に蝶番31で吊り支持される。扉5の閉鎖時と開放時、並びに開閉時の扉5自体の安定性のために、蝶番31は主に吊元側の縦枠3の上下2箇所等、複数箇所に配置される。
【0032】
吊元側の縦枠3の反対側の戸先側の縦枠3には、閉鎖した扉5を閉鎖状態に維持し、開放させるときに開放を自由にする開閉装置32、あるいは施錠装置が接続される。開閉装置32等は閉鎖状態にあるときの扉5に係止等して扉5を閉鎖状態に保ち、開放時に係止状態等を解除して扉5の開放を自由にする。戸先側の縦枠3には開閉装置32等の他に、
図2、
図3-(a)に示すように扉5の閉鎖位置を設定するストッパ33が固定されることもある。
【0033】
扉5も基本的には枠体2と同じ材料が使用される。扉5は並列する縦框51、51と両縦框51、51の上部間と下部間に架設されて双方に接合される横框52、52を枠組みとし、枠組み内に遮蔽用の面材53が収納され、枠組みに保持される。蝶番31は吊元側の縦枠3とその側の縦框51との間に架設され、双方に接続される。
【0034】
図1、
図3-(b)に示すように間隔保持材6は
少なくとも各縦枠3に、対向する縦枠3側を向いて接合される端部材61、61と、この両端部材61、61間に架設される中間材62から構成される。中間材62の少なくとも
中間区間62b
の下面は、枠体2(ガードフェンス1)が設置される設置面9上に枠体2が設置されたときに、設置面9に接触
する状態になる。設置面9は地盤面、もしくは路面、または床面等のガードフェンス1が設置される面を指す。設置面9上にはガードフェンス1の縦枠3、3を支持する土台7、7が直接、もしくは間接的に載置される。
【0035】
端部材61は
図1-(a)、(b)に示すように
縦枠3の対向する縦枠3側を向いた見込み面に接合される。中間材62はその上を通過する台車8の通行可能な幅をより大きく確保し得るよう、端部材61に接合されて端部材61の対向する端部材61側の端部から垂下する端部区間62aと、両端部区間62a、62a間に位置する中間区間62bとに区分されている。
【0036】
端部区間62aは端部材61の端部から鉛直方向下向きに垂下する。端部材61は縦枠3の見込み面等の、縦枠3を支持する土台7の上面より上に位置する部分に接合される。
【0037】
間隔保持材6の中間区間62bはその上を通過する台車8の車輪に与える衝撃を極力低減するために平板状等に形成される。この点から、中間区間62bには主にフラットバー、プレート等の鋼材、または硬質プラスチック等の使用が適する。また台車8の通行時に台車8に与える衝撃をより、低減させる上では、フラットバー等の幅方向両側の上面を傾斜面にすることが望ましい。
【0038】
中間材62の中間区間62bは主に土台7、7間の間隔が広がろうとするときに中間材62に作用する引張力に抵抗可能な材料であるか、引張強度を持てばよい。
【0039】
中間材62が軸方向の圧縮力を負担可能な強度を有する場合には、中間材62は土台7、7間の間隔が狭まろうとするときに中間材62に作用する圧縮力にも抵抗可能であるため、土台7が対向する土台7側の反対側から衝撃を受けたときにも土台7、7間の間隔を保持する能力を発揮する。
【0040】
図3-(a)、(b)は扉5を開放させた状態で台車8が土台7、7間を通行しようとしているときの状況を、
図4は台車8が土台7、7間を通行しているときの状況を示す。開放させられた扉5は自らの重心位置の設定でそのまま開放状態を維持するか、何らかのストッパで開放状態が保持される。
【0041】
図3に示すように縦枠3の下部が土台7に支持される場合、土台7、7間の間隔を台車8の通行に有効に利用する上では、中間材62の端部区間62aの土台7側の面が土台7の対向する土台7側の外周面に接するように、端部区間62aを配置することが合理的である。
【符号の説明】
【0042】
1……ガードフェンス、
2……枠体、
3……縦枠、31……蝶番、32……開閉装置、33……ストッパ、
4……上枠、
5……扉、51……縦框、52……横框、53……面材、
6……間隔保持材、61……端部材、62……中間材、62a……端部区間、62b……中間区間、
7……土台、7a……支持孔、
8……台車、
9……設置面。
【要約】
【課題】ガードフェンス本体を構成する枠体に扉を収納した場合に、縦枠を支持する土台間を台車が通行し、接触したときにも扉の開放状態での枠体の安定性を確保する。
【解決手段】並列する縦枠3、3と両縦枠3、3を連結する上枠4を有する枠体2と、枠体2に開き戸式に開閉自在に支持された扉5からガードフェンス1を構成し、並列する縦枠3、3の扉5より下方位置間に、両縦枠3、3寄りの端部材61、61と、その間に位置する中間材62とを有し、縦枠3、3の下部間の間隔を保持する間隔保持材6を架設し、中間材62の少なくとも端部材61、61寄りの区間を除く中間区間62bを枠体2が設置される設置面9上に枠体2が設置されたときに設置面9に接触し得る状態にする。
【選択図】
図1