(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-26
(45)【発行日】2024-08-05
(54)【発明の名称】ウィンドウの保護のためのコーティングを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20240729BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20240729BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20240729BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20240729BHJP
【FI】
G09F9/00 302
G09F9/30 308Z
G06F1/16 312F
G06F1/16 312G
H05K5/02 J
(21)【出願番号】P 2021557879
(86)(22)【出願日】2020-03-30
(86)【国際出願番号】 KR2020004373
(87)【国際公開番号】W WO2020204553
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2023-03-20
(31)【優先権主張番号】10-2019-0037090
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0016448
(32)【優先日】2020-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】スンホ・アン
(72)【発明者】
【氏名】ジョンヘ・キム
【審査官】西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-504812(JP,A)
【文献】特開2015-000822(JP,A)
【文献】特開2013-146875(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107591089(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0123083(US,A1)
【文献】特開2014-215501(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0134007(US,A1)
【文献】特開2018-024567(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1713433(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 45/00-45/24
B29C 45/46-45/63
B29C 45/70-45/72
B29C 45/74-45/84
B32B 1/00-43/00
C03C 15/00-23/00
G02B 5/30
G02F 1/133-1/1334
G02F 1/1339-1/1341
G02F 1/1347
G06F 1/16
G06F 3/03
G06F 3/041-3/047
G09F 9/00-9/46
H05K 5/02
H10K 50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
変形可能なディスプレイパネル;
前記変形可能なディスプレイパネル上に配置され、第1面、前記第1面に対向する第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面を含む第1ウィンドウ;
前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた第1粘着剤;
前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された飛散防止コーティング;
前記
飛散防止コーティング上に配置される第2ウィンドウ;及び
前記
飛散防止コーティング及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤を含
み、
前記飛散防止コーティングは、前記第1ウィンドウの前記側面の一部及び前記第1ウィンドウの前記第1面上に塗布される電子装置。
【請求項2】
前記第1ウィンドウは、前記第1面に形成されたリセスを含み、
前記飛散防止コーティングは前記リセスを埋めながら前記第1面上に塗布される、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1ウィンドウは前記ディスプレイパネルが変形される領域と対応するフォールディング領域を含み、
前記リセスは前記フォールディング領域に形成され、
前記飛散防止コーティングは前記第1ウィンドウの前記側面のうち少なくとも前記フォールディング領域と対応する側面に塗布される、請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記リセスは、前記フォールディング領域の幅より大きい幅で前記フォールディング領域に沿って延長される、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記リセスは、
前記第1ウィンドウのフォールディング軸に対応し、実質的に平坦な第1部分;及び
前記第1部分の外周から前記リセスの外側方向に前記第1面の勾配と異なる勾配で延長される第2部分を含み、
前記フォールディング領域の外周は前記第2部分と重なる、請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
前記リセスが形成される前記第1ウィンドウの部分は曲面部を含む、請求項2に記載の電子装置。
【請求項7】
前記飛散防止コーティングは飛散防止フィルムを含まず、前記第1ウィンドウに飛散防止コーティング液を塗布することにより形成される、請求項2に記載の電子装置。
【請求項8】
前記飛散防止コーティングは、
前記第1ウィンドウの前記第1面の上に配置される第1部分及び
前記第1ウィンドウの前記側面の少なくとも一部に配置される第2部分を含み、
前記第1部分は前記第2部分と異なる物質を含む、請求項2に記載の電子装置。
【請求項9】
前記第2粘着剤は、
前記第1面上に塗布された前記飛散防止コーティングの部分と前記第2ウィンドウの間に挟まれる、請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記飛散防止コーティングは、
粘着剤なしで前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に直接塗布された、請求項1に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第2ウィンドウ上に塗布されたハードコーディング(hard coating)をさらに含み、
前記電子装置は、
前記ハードコーディング上に塗布されたAF(anti-fingerprint)コーティング;
前記ハードコーディング上に塗布されたAG(anti-glare)コーティング;
前記ハードコーディング上に塗布されたAR(anti-reflection)コーティング;又は
前記ハードコーディング上に塗布されたLR(low-refraction)コーティングをさらに含む請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記変形可能なディスプレイパネルは、
前記電子装置のフォールディングによって変形され、
前記飛散防止コーティングは、
前記第1面及び前記フォールディングの軸に直角な前記側面の部分上に塗布された請求項1に記載の電子装置。
【請求項13】
前記側面の
残りの一部及び前記第2面上に塗布された強度補強コーティングをさらに含
む請求項1に記載の電子装置。
【請求項14】
前記第1粘着剤は、
前記第2面上に塗布された前記強度補強コーティングの部分と前記第1ウィンドウの間に挟まれる請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記第1ウィンドウは、UTG(ultra thin glass)を含み、
前記第2ウィンドウは、PI(polyimide)又はPET(polyethylene)を含む請求項11に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
後述の多様な実施形態は一般にディスプレイに関する。より具体的には、後述の多様な実施形態は、ディスプレイ上のウィンドウの保護のためのコーティングを含む電子装置(electronic device)に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は少なくとも1つのディスプレイを含むことができる。より大きな画面を提供するために、前記電子装置内に含まれた前記ディスプレイの表示領域の大きさを拡大するための努力が続いている。例えば、フォルダブル(foldable)ディスプレイパネル、ローラブル(rollable)ディスプレイパネル、拡張可能な(extendable)ディスプレイパネル、フレキシブル(flexible)ディスプレイパネルのような変形可能な(deformable)ディスプレイパネルを持つ(with)電子装置(electronic device)が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電子装置(electronic device)は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネル及び前記ディスプレイパネルを保護するための少なくとも1つのウィンドウを含むことができる。前記少なくとも1つのウィンドウの厚さは、前記ディスプレイパネルの変形(deformation)によって変形されるように、不変形の(non-deformable)ディスプレイパネルを保護するための少なくとも1つの他のウィンドウの厚さより薄い場合がある。したがって、変形可能なディスプレイパネルを保護するための前記少なくとも1つのウィンドウを保護するための方案が求められ得る。
【0004】
本文書で達成しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及していない他の技術的課題は以下の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
多様な実施形態による、電子装置(electronic device)は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネルと、前記変形可能なディスプレイパネル上の配置される第1ウィンドウと、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)と、前記第1ウィンドウ上に配置され、第1面、前記第1面に対向する(facing to)第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第2ウィンドウと、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on) 飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)と、を含むことができる。
【0006】
多様な実施形態による電子装置は、変形可能なディスプレイパネルと、前記変形可能なディスプレイパネル上に配置され、第1面、前記第1面に対向する第2面、前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第1ウィンドウと、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)と、前記第1ウィンドウ上に配置される第2ウィンドウと、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤と、を含むことができる。
【発明の効果】
【0007】
多様な実施形態による電子装置(electronic device)は、ディスプレイパネル上に配置されたウィンドウの少なくとも一部上に塗布された飛散防止コーティング又は粘着層を含むことによって、前記ウィンドウを保護できる。
【0008】
本開示によって得られる効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及していない他の効果は以下の記載から本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】多様な実施形態による、ネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
【
図2】多様な実施形態による表示装置のブロック図である。
【
図3A】一実施形態による電子装置の広げた状態を示す図である。
【
図3B】一実施形態による電子装置の折り畳んだ状態を示す図である。
【
図3C】一実施形態による電子装置の分解斜視図である。
【
図4A】多様な実施形態による電子装置のディスプレイの例の断面図(cross-sectional view)である。
【
図4B】多様な実施形態による保護層の例を示す図である。
【
図5A】多様な実施形態による保護層の他の例を示す図である。
【
図5B】多様な実施形態による保護層の他の例を示す図である。
【
図5C】多様な実施形態による保護層の他の例を示す図である。
【
図6A】多様な実施形態による電子装置のディスプレイの他の例の断面図である。
【
図6B】多様な実施形態による外部レイヤの例を示す図である。
【
図7A】多様な実施形態による電子装置のディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図7B】多様な実施形態による電子装置のディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図8】一実施形態によるディスプレイの第1ウィンドウを示す図である。
【
図9】一実施形態によるディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図10】一実施形態による、第1ウィンドウ及び飛散防止コーティング4060の例を示す図である。
【
図11A】一実施形態による、第1ウィンドウ及び飛散防止コーティングを示す図である。
【
図11B】一実施形態による、第1ウィンドウ及び飛散防止コーティングを示す図である。
【
図11C】一実施形態による、第1ウィンドウ及び飛散防止コーティングを示す図である。
【
図12A】一実施形態によるディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図12B】一実施形態によるディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図13A】一実施形態によるディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図13B】一実施形態によるディスプレイのさらに他の例の断面図である。
【
図14】
図3AのラインB-B′から見た電子装置の断面図である。
【
図15】一実施形態による、飛散防止コーティングが付着された第1ウィンドウを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、多様な実施形態による、ネットワーク環境1000内の電子装置1001のブロック図である。
図1を参照すると、ネットワーク環境1000で、電子装置1001は第1ネットワーク1098(例:近距離無線通信ネットワーク)を通して電子装置1002と通信するか、又は第2ネットワーク1099(例:遠距離無線通信ネットワーク)を通して電子装置1004若しくはサーバ1008と通信できる。一実施形態によれば、電子装置1001はサーバ1008を通して電子装置1004と通信できる。一実施形態によれば、電子装置1001はプロセッサ1020、メモリ1030、入力装置1050、音響出力装置1055、表示装置1060、オーディオモジュール1070、センサモジュール1076、インタフェース1077、ハプティクスモジュール1079、カメラモジュール1080、電力管理モジュール1088、バッテリ1089、通信モジュール1090、登録者識別モジュール1096、又はアンテナモジュール1097を含むことができる。ある実施形態では、電子装置1010には、これらの構成要素のうち少なくとも1つ(例:表示装置1060又はカメラモジュール1080)が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素が追加される場合がある。ある実施形態では、これらの構成要素のうち一部は1つの統合された回路で具現される場合がある。例えば、センサモジュール1076(例:指紋センサ、虹彩センサ、又は照度センサ)は表示装置1060(例:ディスプレイ)に埋設されたまま具現され得る。
【0011】
プロセッサ1020は、例えば、ソフトウェア(例:プログラム1040)を実行してプロセッサ1020に接続された電子装置1001の少なくとも1つの他の構成要素(例:ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御することができ、多様なデータ処理又は演算を行うことができる。一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ1020は他の構成要素(例:センサモジュール1076又は通信モジュール1090)から受信された命令又はデータを揮発性メモリ1032に読み込み、揮発性メモリ1032に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ1034に記憶できる。一実施形態によれば、プロセッサ1020はメインプロセッサ1021(例:中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)、及びそれとは独立して又は共に運用可能な補助プロセッサ1023(例:グラフィック処理装置、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含むことができる。追加的に又は代替的に、補助プロセッサ1023はメインプロセッサ1021に比べて低電力を使用するか、又は指定された機能に特化するように設定され得る。補助プロセッサ1023はメインプロセッサとは別個として、又はその一部として具現され得る。
【0012】
補助プロセッサ1023は、例えば、メインプロセッサ1021がインアクティブ(例:スリープ)状態にある間はメインプロセッサ1021に代わって、又はメインプロセッサ1021がアクティブ(例:アプリケーション実行)状態にある間はメインプロセッサとともに、電子装置1001の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素(例:表示装置1060、センサモジュール1076、又は通信モジュール1090)と関連付けられた機能又は状態の少なくとも一部を制御できる。一実施形態によれば、補助プロセッサ1023(例:イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は機能的に関連のある他の構成要素(例:カメラモジュール1080又は通信モジュール1090)の一部として具現され得る。
【0013】
メモリ1030は、電子装置1001の少なくとも1つの構成要素(例:プロセッサ1020又はセンサモジュール1076)によって使用される多様なデータを記憶できる。データは、例えば、ソフトウェア(例:プログラム1040)及びこれと関連付けられた命令に対する入力データ又は出力データを含むことができる。メモリ1030は、揮発性メモリ1032又は不揮発性メモリ1034を含むことができる。
【0014】
プログラム1040はメモリ1030にソフトウェアとして記憶されることができ、例えば、オペレーティングシステム1042、ミドルウェア1044又はアプリケーション1046を含むことができる。
【0015】
入力装置1050は、電子装置1001の構成要素(例:プロセッサ1020)に使用される命令又はデータを電子装置1001の外部(例:ユーザ)から受信できる。入力装置1050は、例えば、マイク、マウス、キーボード、又はデジタルペン(例:スタイラスペン)を含むことができる。
【0016】
音響出力装置1055は音響信号を電子装置1001の外部に出力できる。音響出力装置1055は、例えば、スピーカ又はレシーバを含むことができる。スピーカはマルチメディア再生又は録音再生などの一般的な用途として用いられることができ、レシーバは着信電話を受信するために用いられ得る。一実施形態によれば、レシーバはスピーカとは別個として、又はその一部として具現され得る。
【0017】
表示装置1060は電子装置1001の外部(例:ユーザ)に情報を視覚的に提供できる。表示装置1060は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクタ及び該当装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施形態によれば、表示装置1060はタッチを感知するように設定されたタッチ回路(touch circuitry)、又は前記タッチによって発生する力の強度を測定するように設定されたセンサ回路(例:圧力センサ)を含むことができる。
【0018】
オーディオモジュール1070は音を電気信号に変換させるか、逆に電気信号を音に変換させることができる。一実施形態によれば、オーディオモジュール1070は、入力装置1050を介して音を獲得するか、音響出力装置1055、又は電子装置1001と直接若しくは無線で接続された外部電子装置(例:電子装置1002)(例:スピーカ又はヘッドホン)を介して音を出力できる。
【0019】
センサモジュール1076は電子装置1001の作動状態(例:電力又は温度)、又は外部の環境状態(例:ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成できる。一実施形態によれば、センサモジュール1076は、例えば、ジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含むことができる。
【0020】
インタフェース1077は、電子装置1001が外部電子装置(例:電子装置1002)と直接又は無線で接続されるために使用され得る1つ以上の指定されたプロトコルをサポートできる。一実施形態によれば、インタフェース1077は、例えば、HDMI(high definition multimedia interface)(登録商標)、 USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、又はオーディオインタフェースを含むことができる。
【0021】
接続端子1078は、それを介して電子装置1001が外部電子装置(例:電子装置1002)と物理的に接続され得るコネクタを含むことができる。一実施形態によれば、接続端子1078は、例えば、HDMIコネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、又はオーディオコネクタ(例:ヘッドホンコネクタ)を含むことができる。
【0022】
ハプティクスモジュール1079は電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的刺激(例:振動又は動き)又は電気的刺激に変換できる。一実施形態によれば、ハプティクスモジュール1079は、例えば、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含むことができる。
【0023】
カメラモジュール1080は静止画像及び動画を撮影できる。一実施形態によれば、カメラモジュール1080は1つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含むことができる。
【0024】
電力管理モジュール1088は電子装置1001に供給される電力を管理できる。一実施形態によれば、電力管理モジュール388は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として具現され得る。
【0025】
バッテリ1089は電子装置1001の少なくとも1つの構成要素に電力を供給できる。一実施形態によれば、バッテリ1089は、例えば、再充電不可の一次電池、再充電可能な二次電池、又は燃料電池を含むことができる。
【0026】
通信モジュール1090は電子装置1001と外部電子装置(例:電子装置1002、電子装置1004、又はサーバ1008)の間の直接(例:有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルによる通信遂行をサポートできる。通信モジュール1090はプロセッサ1020(例:アプリケーションプロセッサ)と独立して運営され、直接(例:有線)通信又は無線通信をサポートする1つ以上のコミュニケーションプロセッサを含むことができる。一実施形態によれば、通信モジュール1090は無線通信モジュール1092(例:セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール1094(例:LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含むことができる。これらの通信モジュールのうち該当する通信モジュールは第1ネットワーク1098(例:ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fi direct又はIrDA(infrared data association)などの近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク1099(例:セルラーネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例:LAN又はWAN)などの遠距離通信ネットワーク)を介して外部電子装置と通信できる。これらの多様な種類の通信モジュールは1つの構成要素(例:単一チップ)に統合されるか、又は互いに別途の構成要素(例:複数のチップ)で具現され得る。無線通信モジュール1092は加入者識別モジュール1096に保存された加入者情報(例:国際移動体加入者識別番号(IMSI))を用いて第1ネットワーク1098又は第2ネットワーク1099のような通信ネットワーク内で電子装置1001を確認及び認証できる。
【0027】
アンテナモジュール1097は信号若しくは電力を外部(例:外部電子装置)に送信するか又は外部から受信できる。一実施形態によれば、アンテナモジュールはサブストレート(例:PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含む1つのアンテナを含むことができる。一実施形態によれば、アンテナモジュール1097は複数のアンテナを含むことができる。この場合、第1ネットワーク1098又は第2ネットワーク1099のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適した少なくとも1つのアンテナが、例えば、通信モジュール1090によって前記複数のアンテナから選択され得る。信号又は電力は前記選択された少なくとも1つのアンテナを介して通信モジュール1090と外部電子装置の間に送信又は受信され得る。ある実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例:RFIC)が追加的にアンテナモジュール1097の一部として形成され得る。
【0028】
前記構成要素のうち少なくとも一部は周辺機器の間の通信方式(例:バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに接続されて信号(例:命令又はデータ)を互いに交換できる。
【0029】
一実施形態によれば、命令又はデータは第2ネットワーク1099に接続されたサーバ1008を介して電子装置1001と外部の電子装置1004の間に送信又は受信され得る。電子装置1002、1004の各々は電子装置1001と同じ又は異なる種類の装置であり得る。一実施形態によれば、電子装置1001で実行される動作の全部又は一部は外部電子装置1002、1004、又は1008のうち1つ以上の外部装置で実行され得る。例えば、電子装置1001がある機能若しくはサービスを自動的に、又はユーザ又は他の装置からの要求に反応して遂行しなければならない場合、電子装置1001は機能若しくはサービスを自主的に実行させる代わりに又は追加的に、1つ以上の外部電子装置にその機能若しくはそのサービスの少なくとも一部を遂行するように要求できる。前記要求を受信した1つ以上の外部電子装置は要求された機能若しくはサービスの少なくとも一部、又は前記要求と関連付けられた追加機能若しくはサービスを実行し、その実行の結果を電子装置1001に伝達できる。電子装置1001は前記結果を、そのまま又は追加的に処理して、前記要求に対する応答の少なくとも一部として提供できる。そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、又はクライアント-サーバコンピューティング技術が利用され得る。
【0030】
図2は多様な実施形態による、表示装置1060のブロック
図1100である。
図2を参照すると、表示装置1060はディスプレイ1110、及びそれを制御するためのディスプレイドライバ IC(DDI)1130を含むことができる。DDI1130はインタフェースモジュール1131、メモリ1133(例:バッファメモリ)、イメージ処理モジュール1035、又はマッピングモジュール1137を含むことができる。DDI1130は、例えば、映像データ、又は前記映像データを制御するための命令に対応する映像制御信号を含む映像情報をインタフェースモジュール1131を介して電子装置1001の他の構成要素から受信できる。例えば、一実施形態によれば、映像情報はプロセッサ1020(例:メインプロセッサ1021(例:アプリケーションプロセッサ)、又はメインプロセッサ1021の機能と独立して運営される補助プロセッサ1023(例:グラフィック処理装置))から受信され得る。DDI1130はタッチ回路1150又はセンサモジュール1076などと前記インタフェースモジュール1131を介してコミュニケーションできる。また、DDI1130は前記受信された映像情報のうち少なくとも一部をメモリ1133に、例えば、フレーム単位で記憶できる。イメージ処理モジュール1135は、例えば、前記映像データの少なくとも一部を前記映像データの特性又はディスプレイ1110の特性に少なくとも基づいて前処理又は後処理(例:解像度、明るさ、大きさ調整)を行うことができる。マッピングモジュール1137はイメージ処理モジュール1035を介して前処理又は後処理された前記映像データに対応する電圧値又は電流値を生成できる。一実施形態によれば、電圧値又は電流値の生成は、例えば、ディスプレイ1110のピクセルの属性(例:ピクセルの配列(RGB stripe又はpentile構造)、又はサブピクセルの各々の大きさ)に少なくとも一部基づいて行われ得る。ディスプレイ1110の少なくとも一部のピクセルは、例えば、前記電圧値又は電流値に少なくとも一部基づいて駆動されることにより前記映像データに対応する視覚的情報(例:テキスト、イメージ、又はアイコン)がディスプレイ1110を介して表示され得る。
【0031】
一実施形態によれば、表示装置1060はタッチ回路1150をさらに含むことができる。タッチ回路1150はタッチセンサ1151及びそれを制御するためのタッチセンサIC1153を含むことができる。タッチセンサIC1153は、例えば、ディスプレイ1110の特定の位置に対するタッチ入力又はホバリング入力を感知するためにタッチセンサ1151を制御できる。例えば、タッチセンサIC1153はディスプレイ1110の特定の位置に対する信号(例:電圧、光量、又は電荷量)の変化を測定することによってタッチ入力又はホバリング入力を感知できる。タッチセンサIC1153は感知されたタッチ入力又はホバリング入力に関する情報(例:位置、面積、圧力、又は時間)をプロセッサ1020に提供できる。一実施形態によれば、タッチ回路1150の少なくとも一部(例:タッチセンサIC1153)はディスプレイドライバIC1130、又はディスプレイ1110の一部として、又は表示装置1060の外部に配置された他の構成要素(例:補助プロセッサ1023)の一部として含まれ得る。
【0032】
一実施形態によれば、表示装置1060はセンサモジュール1076の少なくとも1つのセンサ(例:指紋センサ、虹彩センサ、圧力センサ、又は照度センサ)、又はそれに対する制御回路をさらに含むことができる。この場合、前記少なくとも1つのセンサ又はそれに対する制御回路は表示装置1060の一部(例:ディスプレイ1110又はDDI1130)又はタッチ回路1150の一部に埋設され得る。例えば、表示装置1060に埋設されたセンサモジュール1076が生体センサ(例:指紋センサ)を含む場合、前記生体センサはディスプレイ1110の一部の領域を介してタッチ入力と関連付けられた生体情報(例:指紋イメージ)を獲得できる。他の例を挙げると、表示装置1060に埋設されたセンサモジュール1076が圧力センサを含む場合、前記圧力センサはディスプレイ1110の一部又は全体領域を介してタッチ入力と関連付けられた圧力情報を獲得できる。一実施形態によれば、タッチセンサ1151又はセンサモジュール1076はディスプレイ1110のピクセルレイヤのピクセルの間に、又は前記ピクセルレイヤの上に若しくは下に配置され得る。
【0033】
図3Aは一実施形態による電子装置の広げた状態を示す図であって、
図3Bは一実施形態による電子装置の折り畳んだ状態を示す図である。
図3A及び
図3Bの電子装置10は
図1の電子装置1001と同一又は類似であり得る。
【0034】
図3A及び
図3Bを参照すると、一実施形態で、電子装置10は、フォルダブルハウジング500、フォルダブルハウジング500の折り畳み可能な部分をカバーするヒンジカバー530、及び前記フォルダブルハウジング500によって形成された空間内に配置されたフレキシブル(flexible)、フォルダブル(foldable)、又は変形可能な(deformable)ディスプレイ100(以下、略して、“ディスプレイ”100)を含むことができる。
【0035】
本文書ではディスプレイ100が配置された面を第1面又は電子装置10の前面と定義する。そして、前面の反対面を第2面又は電子装置10の後面と定義する。また、前面と後面の間の空間を囲む面を第3面又は電子装置の側面と定義する。
【0036】
一実施形態で、前記フォルダブルハウジング500は、第1ハウジング構造物510、センサ領域524を含む第2ハウジング構造物520、第1後面カバー580、及び第2後面カバー590を含むことができる。電子装置10のフォルダブルハウジング500は
図3A及び
図2に示した形態及び結合に限定されず、他の形状や部品の組み合わせ及び/又は結合によって具現され得る。例えば、他の実施形態では、第1ハウジング構造物510と第1後面カバー580が一体として形成されることができ、第2ハウジング構造物520と第2後面カバー590が一体として形成されることができる。
【0037】
図示の実施形態で、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520はフォールディング軸(A軸)を中心として両側に配置され、前記フォールディング軸Aに対して全体的に対称をなす形状を有することができる。後述のように第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は電子装置10の状態が広げた状態であるか、折り畳んだ状態であるか、又は中間状態であるかによって互いになす角度や距離が異なる場合がある。図示の実施形態で、第2ハウジング構造物520は、第1ハウジング構造物510と異なって、多様なセンサが配置される前記センサ領域524を追加的に含むが、それ以外の領域では互いに対称をなす形状を有することができる。
【0038】
一実施形態で、
図3Aに示したように、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520はディスプレイ100を収容するリセスをともに形成できる。図示の実施形態では、前記センサ領域524によって、前記リセスはフォールディング軸Aに対して垂直な方向に互いに異なる2つ以上の幅を有することができる。
【0039】
例えば、前記リセスは、(1)第1ハウジング構造物510のうちフォールディング軸Aに平行な第1部分510aと第2ハウジング構造物520のうちセンサ領域524の外周に形成される第1部分520aの間の第1幅W1、及び(2)第1ハウジング構造物510の第2部分510bと、第2ハウジング構造物520のうちセンサ領域524に該当しないがフォールディング軸Aに平行な第2部分520bによって形成される第2幅W2を有することができる。この場合、第2幅W2は第1幅W1に比べて長く形成され得る。換言すれば、互いに非対称の形状を有する第1ハウジング構造物510の第1部分510aと第2ハウジング構造物520の第1部分520aは前記リセスの第1幅W1を形成し、互いに対称の形状を有する第1ハウジング構造物510の第2部分510bと第2ハウジング構造物520の第2部分520bは前記リセスの第2幅W2を形成できる。一実施形態で、第2ハウジング構造物520の第1部分520a及び第2部分520bは前記フォールディング軸Aからの距離が互いに異なる場合がある。リセスの幅は図示の例示に限定されない。多様な実施形態で、センサ領域524の形態又は第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の非対称形状を有する部分によってリセスは複数個の幅を有し得る。
【0040】
一実施形態で、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の少なくとも一部はディスプレイ100を支持するために選択された大きさの剛性を有する金属材質又は非金属材質で形成され得る。
【0041】
一実施形態で、前記センサ領域524は第2ハウジング構造物520の一隅に隣接して所定の領域を有するように形成され得る。ただし、センサ領域524の配置、形状及び大きさは図示の例示に限定されない。例えば、他の実施形態でセンサ領域524は第2ハウジング構造物520の他の隅又は上端隅と下端隅の間の任意の領域に提供され得る。一実施形態で、電子装置10に内蔵された多様な機能を遂行するための部品(components)がセンサ領域524を介して、又はセンサ領域524に設けられた1つ以上の開口(opening)を介して電子装置10の前面に露出され得る。多様な実施形態で、前記部品は多様な種類のセンサを含むことができる。前記センサは、例えば、前面カメラ、レシーバ、近接センサのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0042】
前記第1後面カバー580は前記電子装置の後面に前記フォールディング軸の一方に配置され、例えば、実質的には長方形である外周(periphery)を有することができ、第1ハウジング構造物510によって前記外周が囲まれ得る。同様に、前記第2後面カバー590は前記電子装置の後面の前記フォールディング軸の他方に配置され、第2ハウジング構造物520によってその外周が囲まれ得る。
【0043】
図示の実施形態で、第1後面カバー580及び第2後面カバー590は前記フォールディング軸(A軸)を中心として実質的に対称をなす形状を有し得る。ただし、第1後面カバー580及び第2後面カバー590が必ずしも互いに対称をなす形状を有することはなく、他の実施形態で、電子装置10は多様な形状の第1後面カバー580及び第2後面カバー590を含むことができる。さらに他の実施形態で、第1後面カバー580は第1ハウジング構造物510と一体として形成されることができ、第2後面カバー590は第2ハウジング構造物520と一体として形成されることができる。
【0044】
一実施形態で、第1後面カバー580、第2後面カバー590、第1ハウジング構造物510、及び第2ハウジング構造物520は電子装置10の多様な部品(例:プリント回路板、又はバッテリ)が配置され得る空間を形成できる。一実施形態で、電子装置10の後面には1つ以上の部品(components)が配置されるか、又は視覚的に露出され得る。例えば、第1後面カバー580の第1後面領域582を介してサブディスプレイ190の少なくとも一部が視覚的に露出され得る。他の実施形態で、第2後面カバー590の第2後面領域592を介して1つ以上の部品又はセンサが視覚的に露出され得る。多様な実施形態で前記センサは近接センサ及び/又は後面カメラを含むことができる。
【0045】
図3Bを参照すると、前記ヒンジカバー530は第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520の間に配置され、内部部品(例えば、ヒンジ構造)を隠せるように構成され得る。一実施形態で、ヒンジカバー530は前記電子装置10の状態(広げた状態(flat state)又は折り畳んだ状態(folded state))によって、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の一部によって隠されるか、又は外部に露出され得る。
【0046】
一例として、
図3Aに示したように電子装置10が広げた状態である場合、ヒンジカバー530は第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520によって隠されて露出されないことができる。一例として、
図3Bに示したように電子装置10が折り畳んだ状態(例:完全に折り畳んだ状態(fully folded state))である場合、ヒンジカバー530は第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の間から外部に露出され得る。一例として、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520が所定の角度をなす(folded with a certain angle)中間状態(intermediate state)である場合、ヒンジカバー530は第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の間から外部に露出され得る。ただし、この場合、露出される領域は完全に折り畳まれた状態に比べて少ない場合がある。一実施形態で、ヒンジカバー530は曲面を含むことができる。
【0047】
前記ディスプレイ100は、前記フォルダブルハウジング500によって形成された空間上に配置され得る。例えば、ディスプレイ100はフォルダブルハウジング500によって形成されるリセス(recess)上に実装され、電子装置10の前面の大半を構成できる。
【0048】
したがって、電子装置10の前面はディスプレイ100及びディスプレイ100に隣接した第1ハウジング構造物510の一部の領域及び第2ハウジング構造物520の一部の領域を含むことができる。そして、電子装置10の後面は第1後面カバー580、第1後面カバー580に隣接した第1ハウジング構造物510の一部の領域、第2後面カバー590及び第2後面カバー590に隣接した第2ハウジング構造物520の一部の領域を含むことができる。
【0049】
前記ディスプレイ100は、少なくとも一部の領域が平面又は曲面に変形され得るディスプレイを意味する場合がある。一実施形態で、ディスプレイ100はフォールディング領域103、フォールディング領域103を基準として一側(
図3Aに示したフォールディング領域103の左側)に配置される第1領域101及び他側(
図3Aに示したフォールディング領域103の右側)に配置される第2領域102を含むことができる。
【0050】
上記
図3Aに示したディスプレイ100の領域区分は例示的なものであって、ディスプレイ100は構造又は機能によって複数(例えば、4つ以上又は2つ)の領域に区分されることもできる。一例として、
図3Aに示した実施形態ではy軸に平行に延長されるフォールディング領域103又はフォールディング軸(A軸)によってディスプレイ100の領域が区分され得るが、他の実施形態でディスプレイ100は他のフォールディング領域(例:x軸に平行なフォールディング領域)又は他のフォールディング軸(例:x軸に平行なォールディング軸)を基準として領域が区分されることもできる。
【0051】
第1領域101と第2領域102はフォールディング領域103を中心として全体的に対称をなす形状を有し得る。ただし、第2領域102は、第1領域101と異なって、センサ領域524の存在によってカット(cut)されたノッチ(notch)を含むことができるが、それ以外の領域では前記第1領域101と対称的な形状を有し得る。換言すれば、第1領域101と第2領域102は互いに対称的な形状を有する部分と、互いに非対称的な形状を有する部分を含むことができる。
【0052】
以下、電子装置10の状態(例:広げた状態(flat state)及び折り畳んだ状態(folded state))による第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の動作とディスプレイ100の各領域を説明する。
【0053】
一実施形態で、電子装置10が広げた状態(flat state)(例:
図3A)の場合、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は180度の角度をなし、同じ方向を向くように配置され得る。ディスプレイ100の第1領域101の表面と第2領域102の表面は互いに180度を形成し、同じ方向(例:電子装置の前面方向)を向くことができる。フォールディング領域103は第1領域101及び第2領域102と同じ平面を形成することができる。
【0054】
一実施形態で、電子装置10が折り畳んだ状態(folded state)(例:
図3B)の場合、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は互いに対向するように配置され得る。ディスプレイ100の第1領域101の表面と第2領域102の表面は互いに狭い角度(例:0度から10度の間)を形成しながら、互いに対向することができる。フォールディング領域103は少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなることができる。
【0055】
一実施形態で、電子装置10が中間状態(folded state)(例:
図3B)の場合、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は互いに所定の角度(a certain angle)で配置され得る。ディスプレイ100の第1領域101の表面と第2領域102の表面は折り畳んだ状態に比べて大きく、広げた状態に比べて小さい角度を形成できる。フォールディング領域103は少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなることができ、この時の曲率は折り畳んだ状態(folded state)の場合に比べて小さい場合がある。
【0056】
他の実施形態で、フォルダブルハウジング500が折り畳まれる方向は
図3Bに示したものと異なる場合がある。例えば、フォルダブルハウジング500は
図3Bに示したものと逆の方向に折り畳まれることができる。例えば、電子装置10が完全に折り畳まれた状態で第1ハウジング構造物510の後面及び第2ハウジング構造物520の後面が互いに対向するように配置され、ディスプレイ100の全部が外部から見えることができる。
【0057】
他の実施形態で、電子装置10のフォルダブルハウジング500は通常の技術者が適用可能な範囲で種々の設計的変更が可能である。例えば、電子装置10は図示していない第3ハウジング構造物を含むことができ、前記第3ハウジング構造物が第2ハウジング構造物520と結合されて折り動作を可能にする連結部材(例:前記ヒンジ構造物)を含むことができる。前記第3ハウジング構造物は、第2ハウジング構造物520を中心として第1方向(例:時計回り方向)に回転されることができ、前記第3ハウジング構造物の反対側に配置された第1ハウジング構造物510は第2ハウジング構造物520を中心として前記第1方向と同じ方向(例:時計回り方向)又は前記第1方向と異なる方向(例:反時計回り方向)に回転されることができる。他の例を挙げると、フォルダブルハウジング500は少なくとも一部を巻き取ってから広げられるローラブル(rollable)ハウジングで具現されることもできる。
【0058】
図3Cは一実施形態による電子装置の分解斜視図である。
図3Cを参照すると、一実施形態で、電子装置10はディスプレイ部20、ブラケットアセンブリ30、基板部600、第1ハウジング構造物510、第2ハウジング構造物520、第1後面カバー580及び第2後面カバー590を含むことができる。本明細書で、ディスプレイ部(display unit)20はディスプレイモジュール(module)又はディスプレイアセンブリ(assembly)と呼ばれる場合もある。
【0059】
前記ディスプレイ部20はディスプレイ100と、ディスプレイ100が実装される1つ以上のプレート又は層140を含むことができる。一実施形態で、プレート140はディスプレイ100とブラケットアセンブリ30の間に配置され得る。プレート140の一面(例:
図3Cを基準として上部面)の少なくとも一部にはディスプレイ100が配置され得る。プレート140はディスプレイ100と対応する形状に形成され得る。例えば、プレート140の一部領域はディスプレイ100のノッチ104に対応する形状に形成され得る。
【0060】
前記ブラケットアセンブリ30は第1ブラケット410、第2ブラケット420、第1ブラケット410及び第2ブラケット420の間に配置されるヒンジ構造物、ヒンジ構造物を外部から見てカバーするヒンジカバー530及び第1ブラケット410と第2ブラケット420を横切る配線部材430(例:フレキシブルプリント回路基板(FPC、flexible printed circuit))を含むことができる。
【0061】
一実施形態で、前記プレート140と前記基板部600の間に、前記ブラケットアセンブリ30が配置され得る。一例として、第1ブラケット410は、ディスプレイ100の第1領域101及び第1基板610の間に配置され得る。第2ブラケット420は、ディスプレイ100の第2領域102及び第2基板620の間に配置され得る。
【0062】
一実施形態で、ブラケットアセンブリ30の内部には配線部材430とヒンジ構造物300の少なくとも一部が配置され得る。配線部材430は第1ブラケット410と第2ブラケット420を横切る方向(例:x軸方向)に配置され得る。配線部材430は電子装置10のフォールディング領域103のフォールディング軸(例:y軸又は
図3Aのフォールディング軸A)に垂直な方向(例:x軸方向)に配置され得る。
【0063】
前記基板部600は、以上で述べたように、第1ブラケット410側に配置される第1基板610と第2ブラケット420側に配置される第2基板620を含むことができる。前記第1基板610と第2基板620は、ブラケットアセンブリ30、第1ハウジング構造物510、第2ハウジング構造物520、第1後面カバー580及び第2後面カバー590によって形成される空間の内部に配置され得る。第1基板610と第2基板620には電子装置10の多様な機能を具現するための部品が実装され得る。
【0064】
前記第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520はブラケットアセンブリ30にディスプレイ部20が結合された状態で、ブラケットアセンブリ30の両側に結合されるように互いに組み合わせられ得る。後述のように、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520はブラケットアセンブリ30の両側からスライドされてブラケットアセンブリ30と結合され得る。
【0065】
一実施形態で、第1ハウジング構造物510は第1回転支持面512を含むことができ、第2ハウジング構造物520は第1回転支持面512に対応する第2回転支持面522を含むことができる。第1回転支持面512と第2回転支持面522はヒンジカバー530に含まれた曲面と対応する曲面を含むことができる。
【0066】
一実施形態で、第1回転支持面512と第2回転支持面522は、電子装置10が広げた状態(例:
図3Aの電子装置)の場合、前記ヒンジカバー530を覆ってヒンジカバー530が電子装置10の後面に露出されない又は最小限に露出されることができる。一方、第1回転支持面512と第2回転支持面522は、電子装置10が折り畳んだ状態(例:
図3Bの電子装置)の場合、ヒンジカバー530に含まれた曲面に沿って回転してヒンジカバー530が電子装置10の後面に最大限に露出されることができる。
【0067】
本明細書書に開示された多様な実施形態による電子装置は多様な形態の装置であり得る。電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例:スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電装置を含むことができる。本明細書書の実施形態による電子装置は前述の機器に限定されない。
【0068】
本明細書の多様な実施形態及びそれらに用いられた用語は本明細書に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定するものでなく、該当の実施形態の多様な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されるべきである。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素に対しては類似の符号が用いられ得る。アイテムに対応する名詞の単数形は関連する文脈上明らかに異なることを示さない限り、前記アイテムの1つ又は複数個を含むことができる。本文書で、“A又はB”、“A及びBのうち少なくとも1つ”、“A又はBのうち少なくとも1つ”、“A、B又はC、”、“A、B及びCのうち少なくとも1つ、”及び“A、B、又はCのうち少なくとも1つ”のような句の各々はその句のうちの該当する句にともに並べられた項目の可能なすべての組み合わせを含むことができる。“第1”、“第2”、又は“1番目”又は“2番目”のような用語は単に該当構成要素を他の構成要素と区別するために用いられることができ、該当構成要素を他の側面(例:重要性又は順序)で限定するものではない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に、“機能的に”若しくは“通信的に”という用語とともに又はそのような用語なしで、“カップルド”又は”コネクテッド”と言及された場合、それは上記のある構成要素が上記の他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0069】
本明細書で用いられた用語“モジュール”はハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアで具現されたユニットを含むことができ、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と相互互換的に用いられ得る。モジュールは、一体として構成された部品又は1つ若しくはそれ以上の機能を行う、前記部品の最小単位若しくはその一部であり得る。例えば、一実施形態によれば、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で具現され得る。
【0070】
本明細書の多様な実施形態は機械(machine)(例:電子装置1001)判読可能な記憶媒体(storage medium)(例:内蔵メモリ1036又は外付けメモリ1038)に記憶された1つ以上の命令を含むソフトウェア(例:プログラム1040)として具現され得る。例えば、機械(例:電子装置1001)のプロセッサ(例:プロセッサ1020)は、記憶媒体から記憶された1つ以上の命令のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行できる。これは機械が前記呼び出された少なくとも1つの命令に従って少なくとも1つの機能を遂行するように運営されることを可能にする。前記1つ以上の命令はコンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含むことができる。機械判読可能な記憶媒体は、非一時的な(non-transitory)記憶媒体の形態で提供され得る。ここで、「非一時的」は記憶媒体が実在する(tangible)装置で、信号(signal)(例:電磁波)を含まないことを意味するのみであって、この用語はデータが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と一時的に記憶される場合を区分しない。
【0071】
一実施形態によれば、本明細書に開示された多様な実施形態による方法はコンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供され得る。コンピュータプログラム製品は商品として販売者及び購買者の間で取引されることができる。コンピュータプログラム製品は機械判読可能な記憶媒体(例:compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例:プレイストアTM)を介して若しくは2つのユーザデバイス(例:スマートフォン)の間で直接、オンラインで配信(例:ダウンロード又はアップロード)され得る。オンライン配信の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は製造会社のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機械判読可能な記憶媒体に少なくとも一時的に記憶されるか、一時的に生成され得る。
【0072】
多様な実施形態によれば、以上で述べた構成要素の各々の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は単数又は複数の固体を含むことができる。多様な実施形態によれば、前述の該当構成要素のうち1つ以上の構成要素若しくは動作が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素若しくは動作が追加され得る。追加的に又は代替的に、複数の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は1つの構成要素に統合され得る。この場合、統合された構成要素は前記複数の構成要素の各々の構成要素の1つ以上の機能を前記統合以前に前記複数の構成要素のうち該当構成要素によって行われるものと同一又は類似するように行うことができる。多様な実施形態によれば、モジュール、プログラム又は他の構成要素によって行われる動作は順次に、並列的に、反復的に、又はヒューリスティックに実行されるか、前記動作のうち1つ以上が他の順序で実行されるか、省略されるか、又は1つ以上の他の動作が追加され得る。
【0073】
図4Aは多様な実施形態による電子装置のディスプレイ100の例の断面図(cross-sectional view)である。
図4Bは多様な実施形態による保護層の例を示す。
図5A乃至
図5Cは多様な実施形態による保護層の他の例を示す。
【0074】
図4Aを参照すると、多様な実施形態による電子装置10(例:電子装置1001)のディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、又は飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)4060のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0075】
多様な実施形態で、ディスプレイパネル4010は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネルであり得る。例えば、ディスプレイパネル4010は、ローラブル(rollable)ディスプレイパネル、拡張可能な(extendable)ディスプレイパネル、フォルダブル(foldable)ディスプレイパネル、又はフレキシブル(flexible)ディスプレイパネルを含むことができる。
【0076】
多様な実施形態で、ディスプレイパネル4010は、ディスプレイパネル4010を保護するためのカバーパネル(C-panel、cover panel)、ベース基板、ベース基板に形成された薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistors)層(layer)、薄膜トランジスタ層から信号電圧を印加されるピクセル層(又は有機発光(organic light emitting)層)、前記ピクセル層上に配置される偏光層を含むことができる。ディスプレイパネル4010はピクセル層を封止する薄膜封止(TFE:thin film encapsulation)層、ベース基板を支持するためのバックフィルム(back film)などの任意の適した構成要素をさらに含むことができる。多様な実施形態で、ベース基板はポリマー素材(例:ポリイミド(polyimide、PI)など)で形成されて基板の柔軟性を確保できるが、これに限定されない。多様な実施形態で、前記基板はポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)、ポリメチルメタクリレート(polymethyl methacrylate)、ポリアミド(polyamide)、ポリイミド(polyimide)、ポリプロピレン(polypropylene)又はポリウレタン(polyurethane)のうち少なくとも1つを含むことができる。多様な実施形態で、前記基板は複数の層で形成され得る。多様な実施形態で、前記偏光層はディスプレイパネル4010(例:ピクセル層)から放出される(emitted)光に方向性を与えることにより、ディスプレイパネル4010を介して表示されるイメージの鮮明度を向上させることができる。
【0077】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、ディスプレイパネル4010上に配置され得る。多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、PI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)、TAC(cellulose triacetate)、及び/又はUTG(ultra thin glass)のうち少なくとも1つを含むことができる。しかし、これに限定されない。
【0078】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、複数の層で構成され得る(又は複数の層を含むことができる)。例えば、第1ウィンドウ4030は、UTG又はポリマー材質(例:PI、PET、PU及び/又はTAC)で形成された少なくとも1つのレイヤを含むことができる。例えば、第1ウィンドウ4030は、第1ウィンドウ4030の第1面又は前記第1面と対向する第2面の少なくとも一部上にコーティング層をさらに含むこともできる。他の例を挙げると、第1ウィンドウ4030が前記複数の層で構成される場合、第1ウィンドウ4030の前記複数の層の間に少なくとも1つのコーティング層がさらに含まれ得る。
【0079】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、厚いガラスを化学的(例:エッチング(etching))に削るスリミング法、ガラス溶解液を空中から落として冷却することによってガラス基板を形成する表面非接触方式のフュージョン法、2本のローラの間にガラス溶解液を流して圧出するロールアウト法などによって制作され得る。しかし、これに限定されない。例えば、第1ウィンドウ4030は、周知の多様な方式によって制作され得る。
【0080】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、後述の第2ウィンドウ4050の下に配置されるという面から、下部ウィンドウとして参照され得る。
【0081】
多様な実施形態で、第1粘着剤4020は、ディスプレイパネル4010と第1ウィンドウ4030の間に挟まれる(interposed)ことができる。例えば、第1ウィンドウ4030は、第1粘着剤4020によってディスプレイパネル4010上に付着される(adhere)ことができる。
【0082】
多様な実施形態で、第1粘着剤4020は、OCA(optical clear adhesive)、OCR(optical clear resin)、又はPSA(pressure sensitive adhesive)のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0083】
多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、第1ウィンドウ4030上に配置され得る。多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、第1面(例:上面)、前記第1面に対向する第2面(例:下面)、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含むことができる。多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、PI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)、TAC(cellulose triacetate)、及び/又はUTG(ultra thin glass)のうち少なくとも1つを含むことができる。しかし、これに限定されない。
【0084】
多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、厚いガラスを化学的(例:エッチング(etching))に削るスリミング法、ガラス溶解液を空中から落として冷却することによってガラス基板を形成する表面非接触方式のフュージョン法、2本のローラの間にガラス溶解液を流して圧出するロールアウト法などによって制作され得る。しかし、これに限定されない。例えば、第2ウィンドウ4050は、周知の多様な方式によって制作され得る。
【0085】
多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、第1ウィンドウ4030上に配置されるという面から、上部ウィンドウとして参照され得る。多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050は、第2ウィンドウ4050の下に配置された第1ウィンドウ4030を保護するウィンドウという面から、保護ウィンドウとして参照され得る。
【0086】
多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050の特性は、第1ウィンドウ4030の特性と異なる場合がある。例えば、第2ウィンドウ4050はUTGを含むことができ、第1ウィンドウ4030はPI又はPETを含むことができる。しかし、これに限定されない。
【0087】
多様な実施形態で、第2粘着剤4040は、第1ウィンドウ4030と第2ウィンドウ4050の間に挟まれる(interposed)ことができる。例えば、第2ウィンドウ4050は、第2粘着剤4040によって第1ウィンドウ4030上に付着される(adhere)ことができる。
【0088】
多様な実施形態で、第2粘着剤4040は、OCA(optical clear adhesive)、OCR(optical clear resin)、又はPSA(pressure sensitive adhesive)のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0089】
多様な実施形態で、第2粘着剤4040の粘着力(adhesion)は、第1粘着剤4020の粘着力より小さい場合がある。例えば、第2粘着剤4040が第1ウィンドウ4030上に塗布された厚さは、第1粘着剤4020がディスプレイパネル4010上に塗布された厚さより薄い場合がある。例えば、外力によって第2ウィンドウ4050内にクラック(crack)が生じた場合、ディスプレイ100の全体を交替する代わりに第2ウィンドウ4050又は第2ウィンドウ4050上に配置された少なくとも1つの層(例:後述の飛散防止コーティング4060、強度補強コーティング5060、AF(anti-fingerprint)コーティング6015、AG(anti-glare)コーティング6025、AR(anti-reflection)コーティング6035、及び/又はLR(low-refraction)コーティング6045)のうち少なくとも1つのみを交替するために、第2粘着剤4040の粘着力(adhesion)は、第1粘着剤4020の粘着剤より小さい場合がある。例えば、第2粘着剤4040の粘着力が第1粘着剤4020の粘着力より小さいため、第2ウィンドウ4050又は第2ウィンドウ4050上に配置された少なくとも1つの層のうち少なくとも1つは第1ウィンドウ4030とディスプレイパネル4010が付着された状態で、ディスプレイ100から離脱され得る。
図4Aに示していないが、ディスプレイ100からの上記離脱のために、第2ウィンドウ4050又は第2ウィンドウ4050上に配置された少なくとも1つの層のうち少なくとも1つは、第1面の上から見て、第1ウィンドウ4030の一部の領域に重なる場合がある。例えば、第2ウィンドウ4050の大きさは、ディスプレイ100からの上記離脱のために、第1ウィンドウ4030の大きさより小さい場合がある。
【0090】
多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4050の前記第1面上に塗布されるか(applied)又は形成され(formed)得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部上に塗布されるか又は形成され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4050上に飛散防止液を直接塗布することによって形成され得る。例えば、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4050の前記側面の一部及び第2ウィンドウ4050の前記第1面の全部の上に塗布され得る。他の例を挙げると、飛散防止コーティング4060は第2ウィンドウ4050の前記側面の全部及び第2ウィンドウ4050の前記第1面の全部の上に塗布され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、ポリシロキサン(polysiloxane)、アクリレート系の化合物(acrylate compound)、及び光重合開始剤(photopolymerization initiator)を含む素材で構成され得る(又は上述の素材を含むことができる)。しかし、これに限定されない。
【0091】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は部分的に粘着力が異なる部分を含むことができる。例えば、
図4Aを参照すると、飛散防止コーティング4060は第2ウィンドウ4050に物理的に接触された部分と接触されない部分を含むことができ、飛散防止コーティング4060が第2ウィンドウ4050と接触されない部分はその表面を硬化させる方法などで粘着力を減少させるか又は除去することができる。他の例を挙げると、
図4A及び
図5Aを参照すると、
図4Aの保護層4070は
図5Aの保護層5010で代替されることができ、保護層5010の飛散防止コーティング4060は第2ウィンドウ4050及び第2粘着剤4040と接触されず露出される部分を含むことができる。保護層5010の飛散防止コーティング4060の前記露出される部分は粘着力が除去されるか、他の部分より粘着力が低い場合がある。飛散防止コーティング4060の粘着力を部分的に異ならせることにより、異なる部材の間の結合を維持しながら粘着が不要な部分に異物(例:埃)が付着されることを防止できる。
【0092】
一実施形態によるディスプレイ100は飛散防止フィルム(SPF、shattered proof film)を含まなくてもよく、飛散防止コーティング4060を含んでよい。例えば、前記飛散防止フィルムが粘着剤によって第2ウィンドウ4050上に付着される場合、外部から見えるディスプレイ100の面の品質が前記粘着剤によって低下し得る。例えば、前記粘着剤によって生じる凹み(dents)、隆起(bumps)、ヒケ(sink marks)、ウェービネス(waviness)、収縮(constrictions)、クラック(crack)のうち少なくとも1つは、外部から見えるディスプレイ100の面の品質を低下させる場合がある。多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、前記飛散防止フィルム(又は強度補強フィルム)の代わりに第2ウィンドウ4050の前記第1面又は第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部のうち1つ以上の上に(on)塗布された飛散防止コーティング4060を塗布することにより、外部から見えるディスプレイ100の面の品質が向上し得る。例えば、多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、第2ウィンドウ4050の前記第1面又は第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部のうち1つ以上の上に粘着剤なしで塗布された飛散防止コーティング4060を塗布することにより、外部から見えるディスプレイ100の面の品質を向上できる。
【0093】
他の例を挙げると、前記飛散防止フィルムが第2ウィンドウ4050上に付着される場合、外部から見えるディスプレイ100の面に加えられる(applied to)外力によって前記飛散防止フィルムが変形する場合がある。例えば、外部から見えるディスプレイ100の面に加えられる外力によって前記飛散防止フィルム内で修復不可能な(unrecoverable)圧痕又は凹みが招かれ得る。前記修復不可能な圧痕又は凹みは、外部から見えるディスプレイ100の面の品質を低下させる又はタッチ入力の誤認識を招き得る。多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、前記飛散防止フィルムの代わりに第2ウィンドウ4050の前記第1面又は第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部のうち1つ以上の上に塗布された飛散防止コーティング4060を含むことにより、外部から見えるディスプレイ100の面の品質が向上させることができる。例えば、多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、第2ウィンドウ4050の前記第1面又は第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部のうち1つ以上の上に塗布された飛散防止コーティング4060を含むことにより、外部から見えるディスプレイ100の面の品質を向上できる。
【0094】
他の例を挙げると、前記飛散防止フィルムが前記側面の一部内で少なくとも1つのきず(flaw)を有する第2ウィンドウ4050上に付着される場合、第2ウィンドウ4050はディスプレイ100が変形される(deformed)時、前記少なくとも1つのきずによって破損され得る。これは、前記飛散防止フィルムは第2ウィンドウ4050の前記第1面上にのみ付着されるからであり得る。多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、前記飛散防止フィルムの代わりに第2ウィンドウ4050の前記第1面及び第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部上に塗布された飛散防止コーティング4060を含むことにより、第2ウィンドウ4050の強度を強化できる。例えば、第2ウィンドウ4050の前記第1面及び第2ウィンドウ4050の前記側面の全部の上に塗布された飛散防止コーティング4060を含む電子装置10は、前記側面の一部内の前記少なくとも1つのきずの全部をカバーできるので、第2ウィンドウ4050の前記第1面及び第2ウィンドウ4050の前記側面の一部上に塗布された飛散防止コーティング4060を含む電子装置10に比べて強化されたクラック(crack)防止性能を有し得る。
【0095】
他の例を挙げると、電子装置10がフォルダブル電子装置の場合、第2ウィンドウ4050はフォールディング軸(例:
図3Aのフォールディング軸A)を有し得る。前記フォールディング軸(例:
図3aのフォールディング軸A)に実質的に垂直な第2ウィンドウの前記側面の部分上に塗布された飛散防止コーティング4060を含む電子装置10は、前記側面の残りの部分上に塗布された飛散防止コーティング4060を含む電子装置10に比べて強化されたクラック(crack)防止性能を有し得る。
【0096】
他の例を挙げると、UTGである第2ウィンドウ4050が使用中又は第2ウィンドウ4050の交替中に破損される場合、第2ウィンドウ4050が飛散し(shatter)得る。例えば、第2ウィンドウ4050の上記飛散(shattering)によって切り傷(to get a cut)が生じ得る(caused)ので、第2ウィンドウ4050の上記飛散を防止するための方案が要求され得る。多様な実施形態による電子装置10のディスプレイ100は、第2ウィンドウ4050の前記第1面又は第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部のうち1つ以上の上に塗布された飛散防止コーティング4060を含むことにより、第2ウィンドウ4050の上記飛散を防止できる。
【0097】
多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060の厚さは、約15μmであり得る。しかし、これに限定されない。
【0098】
多様な実施形態で、第2ウィンドウ4050及び飛散防止コーティング4060は、第1ウィンドウ4030及び第1ウィンドウの下の複数の層を保護するという面から、保護層(protection layer)4070として参照され得る。
多様な実施形態で、
図4Aに示した保護層4070は、多様な構造で代替され得る。
【0099】
多様な実施形態で、
図4Bを参照すると、保護層4070は、保護層4170で代替され得る。多様な実施形態で、保護層4170は、第2ウィンドウ4050及び第2ウィンドウ4050の前記第1面の全部及び第2ウィンドウ4050の前記側面の全部の上に塗布された飛散防止コーティング4060を含むことができる。例えば、保護層4170に含まれた飛散防止コーティング4060が前記側面を囲む領域は、保護層4070に含まれた飛散防止コーティング4060が前記側面を囲む領域より広い場合がある。
【0100】
多様な実施形態で、
図4Bを参照すると、保護層4070は、保護層4270で代替され得る。多様な実施形態で、保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記側面の形状は、曲率(curvature)を有する形状であり得る。多様な実施形態で、保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記側面は、曲率を有し得る。多様な実施形態で、保護層4270に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記曲率を有する前記側面の少なくとも一部及び保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記第1面上に塗布され得る。例えば、保護層4270に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記曲率を有する前記側面の一部及び保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記第1面の全部の上に塗布され得る。他の例を挙げると、保護層4270に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記曲率を有する前記側面の全部及び保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記第1面の全部の上に塗布され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4150を囲むことができる。例えば、保護層4270に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記曲率を有する前記側面の全部、保護層4270に含まれた第2ウィンドウ4150の前記第1面、及び前記第1面に対向する第2ウィンドウ4150の第2面の全部の上に塗布され得る。
【0101】
さらに他の例を挙げると、
図4Bを参照すると、保護層4070は、保護層4370で代替され得る。多様な実施形態で、保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記側面の形状は、面取り形状(chamfer shape)であり得る。多様な実施形態で、保護層4370に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記面取り形状を有する前記側面の少なくとも一部及び保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記第1面上に塗布され得る。例えば、保護層4370に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記面取り形状を有する前記側面の一部及び保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記第1面の全部の上に塗布され得る。他の例を挙げると、保護層4370に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記面取り形状を有する前記側面の全部及び保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記第1面の全部の上に塗布され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4250を囲むことができる。例えば、保護層4370に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記面取り形状を有する前記側面の全部、保護層4370に含まれた第2ウィンドウ4250の前記第1面、及び前記第1面に対向する第2ウィンドウ4250の第2面の全部の上に塗布され得る。
【0102】
さらに他の例を挙げると、
図4Bを参照すると、保護層4070は、保護層4470で代替され得る。多様な実施形態で、保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記側面の形状は、角が丸い形状であり得る。例えば、第2ウィンドウ4350は各々の角が丸められ得る。多様な実施形態で、保護層4470に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の角がラウンド処理された側面の少なくとも一部及び保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記第1面上に塗布され得る。例えば、保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の角がラウンド処理された前記側面の一部及び保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記第1面の全部の上に塗布され得る。他の例を挙げると、保護層4470に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記面取り形状を有する前記側面の全部及び保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記第1面の全部の上に塗布され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第2ウィンドウ4350を囲むことができる。例えば、保護層4470に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記角がラウンド処理された前記側面の全部、保護層4470に含まれた第2ウィンドウ4350の前記第1面、及び前記第1面に対向する第2ウィンドウ4350の第2面の全部の上に塗布され得る。
【0103】
さらに他の例を挙げると、
図5Aを参照すると、保護層4070は、保護層5010で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5010に含まれた飛散防止コーティング4060は、保護層5010に含まれた第2ウィンドウ4050の前記側面の少なくとも一部及び保護層5010に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布され得る。例えば、ディスプレイ100が保護層5010を含む場合、第2粘着剤4040は保護層5010に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布された飛散防止コーティング4060の部分と第1ウィンドウ4030の間に挟まれ得る。
【0104】
さらに他の例を挙げると、
図5Aを参照すると、保護層4070は、保護層5020で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5020に含まれた飛散防止コーティング4060は、保護層5020に含まれた第2ウィンドウ4050を囲む(surround)ことができる。例えば、保護層5020に含まれた飛散防止コーティング4060は、保護層5020に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面、前記側面、前記第2面の全部の上に塗布され得る。例えば、ディスプレイ100が保護層5020を含む場合、第2粘着剤4040は保護層5020に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された飛散防止コーティング4060の部分と第1ウィンドウ4030の間に挟まれ得る。
【0105】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5110で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5110に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、強度補強コーティング5060は、第2ウィンドウ4050の強度を補強するために配置され得る。多様な実施形態で、強度補強コーティング5060は、有機無機ハイブリッドコーティング(organic inorganic hybrid coating)及びシリカ溶液(silica solution)で構成され得る。多様な実施形態で、強度補強コーティング5060は、有機無機ハイブリッドコーティング(organic inorganic hybrid coating)及びシリカ溶液(silica solution)を含むことができる。多様な実施形態で、強度補強コーティング5060は、飛散防止コーティング4060と物性面から区別され得る。多様な実施形態で、保護層5110に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5110に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面上に塗布され、保護層5110に含まれた強度補強コーティング5060は、保護層5110に含まれた第2ウィンドウ4050の前記側面及び前記第2面上に塗布され得る。例えば、保護層5110に含まれた飛散防止コーティング5060は、保護層5110に含まれた第2ウィンドウ4050の側面のきず(flaw)によって第2ウィンドウ4050が破損されることを防止できる。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5110を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5110に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された強度補強コーティング5060の部分の間に挟まれ得る。
【0106】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5120で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5120に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、保護層5120に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5120に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面及び前記側面上に塗布され、保護層5120に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5120に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5120を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5120に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。
【0107】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5130で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5130に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、保護層5130に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5130に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面及び前記側面の一部上に塗布され、保護層5130に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5130に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面及び前記側面の一部上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5130を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5130に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された強度補強コーティング5060の部分の間に挟まれ得る。
【0108】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5140で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5140に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、保護層5140に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5140に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面及び前記側面上に塗布され、保護層5140に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5140に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面上に塗布され得る。例えば、ディスプレイ100が保護層5140を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5140に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された飛散防止コーティング4060の部分の間に挟まれ得る。
【0109】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5150で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5150に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、保護層5150に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5150に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布され、保護層5150に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5150に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面及び前記側面上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5150を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5150に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された飛散防止コーティング4060の部分の間に挟まれ得る。
【0110】
さらに他の例を挙げると、
図5Bを参照すると、保護層4070は、保護層5160で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5160に含まれた第2ウィンドウ4050は飛散防止コーティング4060及び強度補強コーティング5060の間に挟まれ得る。多様な実施形態で、保護層5160に含まれた飛散防止コーティング4060は保護層5160に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面及び前記側面の一部上に塗布され、保護層5160に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5160に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面及び前記側面の一部上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5160を含む場合、第2粘着剤4040は第1ウィンドウ4030と保護層5160に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面の上に塗布された飛散防止コーティング4060の部分の間に挟まれ得る。
【0111】
さらに他の例を挙げると、
図5Cを参照すると、保護層4070は、保護層5210で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5210に含まれた強度補強コーティング5060は、保護層5210に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面及び前記側面の少なくとも一部上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5210を含む場合、保護層5210に含まれた第2粘着剤4040は保護層5210に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布された強度補強コーティング5060の部分と第1ウィンドウ4030の間に挟まれ得る。
【0112】
さらに他の例を挙げると、
図5Cを参照すると、保護層4070は、保護層5220で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5220に含まれた強度補強コーティング5060は、保護層5220に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面及び前記側面の少なくとも一部上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5220を含む場合、保護層5220に含まれた第2粘着剤4040は保護層5220に含まれた第2ウィンドウ4050と第1ウィンドウ4030の間に挟まれ得る。
【0113】
さらに他の例を挙げると、
図5Cを参照すると、保護層4070は、保護層5230で代替され得る。多様な実施形態で、保護層5230に含まれた強度補強コーティング5060は保護層5230に含まれた第2ウィンドウ4050を囲むことができる。例えば、保護層5230に含まれた強度補強コーティング5060は、保護層5230に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第1面、前記側面、及び前記第2面の全部の上に塗布され得る。多様な実施形態で、ディスプレイ100が保護層5230を含む場合、保護層5230に含まれた第2粘着剤4040は保護層5230に含まれた第2ウィンドウ4050の前記第2面上に塗布された強度補強コーティング5060の部分と第1ウィンドウ4030の間に挟まれ得る。
【0114】
一実施形態で、
図5B及び
図5Cに示した各々の保護層に含まれた強度補強コーティング5060は飛散防止コーティング4060、指紋防止コーティング(例:
図6Bの6015)、アンチグレアコーティング(例:
図6Bの6025)、反射防止コーティング(例:
図6Bの6035)、低屈折率コーティング(例:
図6Bの6045)及び/又はこれらの組み合わせで代替され得る。
【0115】
図6Aは多様な実施形態による電子装置のディスプレイ100の他の例の断面図である。
図6Bは多様な実施形態による外部レイヤの例を示す。
【0116】
図6Aを参照すると、ディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、飛散防止コーティング4060、及び/又はハードコーディング6010のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0117】
多様な実施形態で、
図6Aのディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060は、
図4Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060にそれぞれ対応できる。
【0118】
多様な実施形態で、
図6Aの保護層4070は、
図4B乃至
図5Cに示した保護層の各々で代替され得る。
【0119】
多様な実施形態で、ハードコーティング6010は、飛散防止コーティング4060上に配置され得る。多様な実施形態で、ハードコーディング6010は、外部から見えるディスプレイ100の面の表面硬度を強化するために、飛散防止コーティング4060上に配置され得る。一実施形態で、ハードコーディング6010は、例えばメラミン、アクリル、及び/又はウレタンを用いた有機系コーティング材料、シリコン系の物質を用いた無機系のコーティング材料、又は前記有機系コーティング材料と前記無機系コーティング材料が混合されたハイブリッドコーティング材料を含むことができる。
【0120】
多様な実施形態で、ハードコーディング6010は、少なくとも1つのコーティングを含む外部レイヤで代替され得る。
【0121】
多様な実施形態で、
図6Bを参照すると、ハードコーディング6010は、外部レイヤ6020で代替され得る。多様な実施形態で、外部レイヤ6020は、保護層4070上に塗布されたハードコーディング6010及びハードコーディング6010上に塗布された指紋防止コーティング(anti-fingerprint coating)6015を含むことができる。例えば、指紋防止コーティング6015は、外部から見えるディスプレイ100の面上に接触された指の指紋が外部から見えるディスプレイ100の面上に残ることを防止することにより、視認性(visibility)を改善できる。
【0122】
他の多様な実施形態で、
図6Bを参照すると、ハードコーディング6010は、外部レイヤ6030で代替され得る。多様な実施形態で、外部レイヤ6030は、保護層4070上に塗布されたハードコーディング6010及びハードコーディング6010上に塗布されたアンチグレアコーティング(anti-glare coating)6025を含むことができる。例えば、アンチグレアコーティング6025は、ヘイズ(haze)を上げることにより、グレアを防止し、ディスプレイ100の変形部分の視認性を改善できる。
【0123】
他の多様な実施形態で、
図6Bを参照すると、ハードコーディング6010は、外部レイヤ6040で代替され得る。多様な実施形態で、外部レイヤ6040は、保護層4070上に塗布されたハードコーディング6010及びハードコーディング6010上に塗布された反射防止コーティング(anti-reflection coating)6035を含むことができる。例えば、反射防止コーティング6035は、ディスプレイ100が外部から入射された光を反射することを防止するために、ハードコーディング6010上に塗布され得る。例えば、反射防止コーティング6035は外部から入射された光と前記光の反射光の間の相殺的干渉を発生させることができる。例えば、反射防止コーティング6035は、前記相殺的干渉によって外部からのディスプレイ100の視認性を改善し、ディスプレイ100の変形部分の視認性を改善できる。
【0124】
他の多様な実施形態で、
図6Bを参照すると、ハードコーディング6010は、外部レイヤ6050で代替され得る。多様な実施形態で、外部レイヤ6050は、保護層4070上に塗布されたハードコーディング6010及びハードコーディング6010上に塗布された低屈折率コーティング(low-refraction coating)6045を含むことができる。例えば、低屈折率コーティング6045は、ディスプレイ100が外部から入射された光の屈折を制御するために、ハードコーディング6010上に塗布され得る。例えば、低屈折率コーティング6045は、前記光の屈折の制御によって、外部からのディスプレイ100の視認性を改善しディスプレイ100の変形部分の視認性を改善できる。
【0125】
図6Bは指紋防止コーティング6015、アンチグレアコーティング6025、反射防止コーティング6035、又は低屈折率コーティング6045がハードコーディング6010上に配置される例を示しているが、
図6Bに示していない多様な設計的変形が可能である。例えば、ハードコーディング6010、指紋防止コーティング6015、アンチグレアコーティング6025、反射防止コーティング6035、低屈折率コーティング6045、又はそれらの組み合わせが飛散防止コーティング4060上に塗布され得る。
【0126】
図7Aは多様な実施形態による電子装置のディスプレイ100の他の例の断面図である。
図7Aを参照すると、多様な実施形態による電子装置10(例:電子装置1001)のディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び/又は飛散防止コーティング4060のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0127】
多様な実施形態で、
図7Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060は
図4Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060にそれぞれ対応できる。
【0128】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、複数の層で構成され得る。多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、複数の層を含むことができる。例えば、第1ウィンドウ4030は、UTG又はポリマー材質(例:PET及び/又はPI)で形成された少なくとも1つのレイヤを含むことができる。例えば、第1ウィンドウ4030は、第1ウィンドウ4030の第1面又は前記第1面と対向する第2面の少なくとも一部上にコーティング層をさらに含むこともできる。他の例を挙げると、第1ウィンドウ4030が前記複数の層で構成される場合、第1ウィンドウ4030の前記複数の層の間に少なくとも1つのコーティング層がさらに含まれ得る。
【0129】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030は、第1面、前記第1面に対向する第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面を含むことができる。
【0130】
多様な実施形態で、
図4Aに示したディスプレイ100と異なって、
図7Aに示した飛散防止コーティング4060は、第1ウィンドウ4030の第1面上に塗布されるか又は形成され得る。多様な実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の前記側面の少なくとも一部上に塗布されるか又は形成され得る。例えば、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の前記側面の一部及び第1ウィンドウ4030の前記第1面の全部の上に塗布され得る。他の例を挙げると、飛散防止コーティング4060は、第1ウィンドウ4030の前記側面の全部及び第1ウィンドウ4030の前記第1面の全部の上に塗布され得る。
【0131】
多様な実施形態で、第1ウィンドウ4030及び飛散防止コーティング4060は、ディスプレイパネル4010と第2ウィンドウ4050の間に配置されるという面から、中間層(middle layer又はintermediate layer)7070として参照され得る。
【0132】
多様な実施形態で、中間層7070は、多様な構造で代替され得る。例えば、中間層7070は、
図4Bに示した保護層4170の第2ウィンドウ4050を第1ウィンドウ4030で代替した中間層、
図4Bに示した保護層4270の第2ウィンドウ4050を
図4Bに示した保護層4270の第2ウィンドウ4050の前記側面の形状を有する第1ウィンドウ4030で代替した中間層、
図4Bに示した保護層4370の第2ウィンドウ4050を
図4Bに示した保護層4370の第2ウィンドウ4050の前記側面の形状を有する第1ウィンドウ4030で代替した中間層、
図5Aに示した保護層ら5010乃至5020の各々の第2ウィンドウ4050を第1ウィンドウ4030で代替した中間層、
図5Bに示した保護層ら5110乃至5160の各々の第2ウィンドウ4050を第1ウィンドウ4030で代替した中間層、又は
図5Cに示した保護層ら5210乃至5230の各々の第2ウィンドウ4050を第1ウィンドウ4030で代替した中間層で代替され得る。
【0133】
図7Bは多様な実施形態による電子装置のディスプレイ100の他の例の断面図である。
図7Bを参照すると、ディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、飛散防止コーティング4060、及び/又はハードコーディング7100のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0134】
多様な実施形態で、
図7Bのディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、飛散防止コーティング4060、ハードコーディング7100は、
図6Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、飛散防止コーティング4060、及びハードコーディング6010にそれぞれ対応できる。
【0135】
多様な実施形態で、ハードコーディング7100は、少なくとも1つのコーティングを含む外部レイヤで代替され得る。例えば、ハードコーディング7100は、
図6Bに示した外部レイヤのうち1つでそれぞれ代替され得る。
【0136】
上述のような、多様な実施形態による電子装置(electronic device)(例:電子装置10)は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネル(例:ディスプレイパネル4010)と、前記変形可能なディスプレイパネル上の配置される第1ウィンドウ(例:第1ウィンドウ4030)と、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)(例:第1粘着剤4020)と、前記第1ウィンドウ上に配置され、第1面、前記第1面に対向する(facing to)第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第2ウィンドウ(例:第2ウィンドウ4050)と、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤(例:第2粘着剤4040)と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)(例:飛散防止コーティング4060)と、を含むことができる。
【0137】
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記側面の全部及び前記第1面の全部の上に塗布され得る。
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記側面の一部及び前記第1面の全部の上に塗布され得る。
【0138】
多様な実施形態で、前記側面の形状(shape)は、曲率(curvature)を有する形状であり得る。
多様な実施形態で、前記側面の形状は、面取り形状(chamfer shape)であり得る。
【0139】
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記1面、前記第2面、及び前記側面を囲む(surround)ように塗布されることができ、前記第2粘着剤は、前記第2面を囲む前記飛散防止コーティングの部分と前記第1ウィンドウの間に挟まれ得る。
【0140】
多様な実施形態で、前記電子装置は、前記側面の一部及び前記第2面上に塗布された強度補強コーティング(例:強度補強コーティング5060)をさらに含むことができ、前記飛散防止コーティングは、前記側面の残りの一部及び前記第1面上に塗布され得る。多様な実施形態で、前記第2粘着剤は、前記第2面上に塗布された前記強度補強コーティングの部分と前記第1ウィンドウの間に挟まれ得る。
【0141】
多様な実施形態で、前記第1ウィンドウは、PI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)、又はTAC(cellulose triacetate)を含むことができ、前記第2ウィンドウはUTG(ultra thin glass)を含むことができる。
【0142】
多様な実施形態で、前記第1粘着剤の粘着力(adhesion)は、前記第2粘着剤の粘着力より大きい場合がある。
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、粘着剤なしで前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に直接塗布され得る。
【0143】
多様な実施形態で、前記変形可能なディスプレイパネルは、前記電子装置のフォールディングによって変形されることができ、前記飛散防止コーティングは、前記第1面及び前記フォールディングの軸に実質的に直角な前記側面の部分上に塗布され得る。
【0144】
上述のような多様な実施形態による電子装置は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネルと、前記変形可能なディスプレイパネル上に配置され、第1面、前記第1面に対向する第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第1ウィンドウと、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)と、前記第1ウィンドウ上に配置される第2ウィンドウと、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤と、を含むことができる。
【0145】
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記側面の全部及び前記第1面の全部の上に塗布され得る。
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記側面の一部及び前記第1面の全部の上に塗布され得る。
多様な実施形態で、前記第2粘着剤は、前記第1面上に塗布された前記飛散防止コーティングの部分と前記第2ウィンドウの間に挟まれ得る。
【0146】
多様な実施形態で、前記電子装置は、前記第2ウィンドウ上に塗布されたハードコーディング(hard coating)をさらに含むことができる。多様な実施形態で、前記電子装置は、前記ハードコーディング上に塗布されたAF(anti-fingerprint)コーティング、前記ハードコーディング上に塗布されたAG(anti-glare)コーティング、前記ハードコーディング上に塗布されたAR(anti-reflection)コーティング、又は前記ハードコーディング上に塗布されたLR(low-refraction)コーティングをさらに含むことができる。
【0147】
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、ポリシロキサン(polysiloxane)、アクリレート系の化合物(acrylate compound)、及び光重合開始剤(photopolymerization initiator)を含む素材で構成され得る。
【0148】
多様な実施形態で、前記電子装置は、前記側面の一部及び前記第2面上に塗布された強度補強コーティングをさらに含むことができ、前記飛散防止コーティングは、前記側面の残りの一部及び前記第1面上に塗布され得る。多様な実施形態で、前記第1粘着剤は、前記第2面上に塗布された前記強度補強コーティングの部分と前記第1ウィンドウの間に挟まれ得る。
【0149】
多様な実施形態で、前記第1ウィンドウは、UTG(ultra thin glass)を含むことができ、前記第2ウィンドウは、PI(polyimide)又はPET(polyethylene)を含むことができる。
【0150】
多様な実施形態で、前記飛散防止コーティングは、粘着剤なしで前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に直接塗布され得る。
【0151】
多様な実施形態で、前記変形可能なディスプレイパネルは、前記電子装置のフォールディングによって変形されることができ、前記飛散防止コーティングは、前記第1面及び前記フォールディングの軸に実質的に直角な前記側面の部分上に塗布され得る。
【0152】
図8は一実施形態によるディスプレイ100の第1ウィンドウ4030を示す図である。
図8を参照すると、第1ウィンドウ4030は第1領域101、第2領域102、及びフォールディング領域103を含むことができる。第1領域101、第2領域102、及びフォールディング領域103に対する説明は、
図3A乃至
図3Cを参照して提供された説明が同様に適用され得る。
【0153】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030は溝(又はリセス(recess))810を含むことができる。溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の少なくとも一部に形成され得る。例えば、溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の一部に形成され得る。他の例を挙げると、溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の全部に形成されることもできる。他の例を挙げると、溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の全部、第1領域101の一部、及び第2領域102の一部に形成され得る。すなわち、溝810が形成される領域はフォールディング領域103を超えてもよく、フォールディング領域103内に形成されてもよい。例えば、溝810がフォールディング領域103内にのみ形成される場合、長さ方向Lに対応するフォールディング領域103の幅は第1長さを有することができ、溝810は前記第1長さより小さい又は等しい第2長さを有することができる。他の例を挙げると、溝810がフォールディング領域103を超えて形成される場合、フォールディング領域103の幅は第1長さを有することができ、溝810の幅は前記第1長さより大きい第3長さを有することができる。前記第3長さは前記第1長さの約2倍であり得るが、これに限定されない。溝810を形成することにより、電子装置10の折り動作によってフォールディング領域103に集中され得る応力(stress)を分散させ得る。溝810の幅が増加するほど、応力が分散される効果は増加され得る。溝810が形成される場合、フォールディング領域103は第1領域101及び第2領域102と異なる厚さを有するため、第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103又はフォールディング領域103の境界がユーザに見えることができる。一実施形態で、溝810はその外縁から指定された勾配範囲を有して内側に延長されることができ、指定された深さを有し得る。一実施形態で、溝810の幅が増加するほど前記指定された深さまで延長される溝810の部分はより緩やかに延長され得る。一実施形態で、前記指定された深さまで延長される溝810の部分が緩やかに延長されるほど第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の見え具合は減少するか又は見えない場合がある。溝810はフォールディング領域103で第1ウィンドウ4030の幅方向wに沿って延長され得る。
【0154】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030で溝810が形成された部分の厚さは、溝810が形成されていない第1ウィンドウ4030の他の部分より薄い場合がある。
【0155】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103は電子装置10の折り動作によって曲がる又は撓む場合がある。例えば、第1ウィンドウ4030はフォールディング領域103のフォールディング軸Xを中心として電子装置10の折り動作に対応して変形され得る。第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103の厚さが他の部分より薄く形成されることにより、第1ウィンドウ4030は電子装置10の折り動作によって要求される柔軟性を確保できる。
【0156】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030が合成樹脂フィルムを含む場合、溝810を含む第1ウィンドウ4030は、例えば、ローラープレス(roller pressing)、圧出(film extrusion)、刻印(stamping)、セルキャスト(cell casting)などの工程によって合成樹脂フィルムを制作しながら溝810を刻印して制作され得る。
【0157】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030がUTGを含む場合、溝810を含む第1ウィンドウ4030は平板形状の強化ガラスを突起が形成されたローラで加圧するか、エッチング、研磨、旋盤加工、レーザ加工などの工程によって制作され得る。
【0158】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030は平板形状の強化ガラスを成形するとともに溝810を形成するセルキャスト(cell casting)工法で制作されることもできる。
【0159】
一実施形態で、溝810の形状、フォールディング領域103で溝810が形成される位置などは図示の例に限定されない。例えば、溝810は第1ウィンドウ4030の第2面4030bでなく第1面4030aに形成されてもよく、第1面4030a及び第2面4030bの両方に形成されてもよい。例えば、溝810は図示のように段差部を有するように形成されてもよく、図示と異なって段差部でなく曲面で形成されてもよい。この場合、前記曲面は第1ウィンドウ4030の中心から長さ方向Lに行くほど第1ウィンドウ4030の厚さが増加するように形成され得る。溝810の他の例は
図10を参照して後述する。
【0160】
図9は一実施形態によるディスプレイ100のさらに他の例の断面図である。
図9を参照すると、一実施形態による電子装置10(例:電子装置1001)のディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び/又は飛散防止コーティング4060のうち少なくとも2つ以上を含むことができる。
【0161】
図9に示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060は
図7Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び飛散防止コーティング4060にそれぞれ対応できる。
【0162】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030は
図7Aに示したものと異なって溝810を含むことができる。
【0163】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の溝810が形成された面に塗布されるか又は配置され得る。例えば、飛散防止コーティング4060は、溝810が形成された第1ウィンドウ4030の第2面4030bに塗布され得る。
【0164】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030と光学的特性が同一又は類似であり得る。一実施形態で、第1ウィンドウ4030は一部の厚さが異なる溝810を含むため、第1ウィンドウ4030を介して透過されるディスプレイ100の画面の画質の偏差が生じ得る。例えば、溝810が形成された部分の明るさと他の部分の明るさに差が生じ得る。一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の光学的特性(例:屈折率)と実質的に同一又は類似の材質で形成されることにより、第1ウィンドウ4030の厚さの差によって生じ得る画質偏差を低減できる。
【0165】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部に塗布されるか又は形成され得る。一実施形態で、第1ウィンドウ4030の側面4030cは少なくとも1つのきず(flaw)を含む場合があり、前記少なくとも1つのきず(flaw)を含む領域は他の領域に比べて外部衝撃によって容易にクラック(crack)が生じるか、破壊され得る。一実施形態で、外部衝撃に弱い第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部を飛散防止コーティング4060で塗布することにより、第1ウィンドウ4030の衝撃に対する抵抗性を向上させることができる。一実施形態で、第1ウィンドウ4030を塗布する飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030が破壊される場合に生じ得る微細な欠片の飛散を防止できる。
【0166】
一実施形態で、第1粘着剤4020及びディスプレイパネル4010の間にディスプレイパネル4010に加えられる外部衝撃を吸収するための樹脂層(例:PET)が挟まれてもよい。前記樹脂層は実質的に透明に形成され得る。前記樹脂層が挟まれる場合、一実施形態によるディスプレイ100は前記樹脂層をディスプレイパネル4010に付着するための粘着層をさらに含むことができる。
【0167】
図示していないが、一実施形態によるディスプレイ100は第1ウィンドウ4030上に配置されるハードコーディング(例:
図6Aのハードコーディング6010)を含むことができる。一実施形態で、前記ハードコーディングは、少なくとも1つのコーティングを含む外部レイヤで代替され得る。例えば、ハードコーディングは、
図6Bに示した外部レイヤのうち1つでそれぞれ代替され得る。他の例を挙げると、前記ハードコーディングは、ハードコーディング(例:
図6Aの6010)、指紋防止コーティング(例:
図6Bの6015)、アンチグレアコーティング(例:
図6Bの6025)、反射防止コーティング(例:
図6Bの6035)、及び低屈折率コーティング(例:
図6Bの6045)のうち少なくとも2つを含む複数個のレイヤで交替され得る。
【0168】
他の実施形態で、第1ウィンドウ4030の側面4030cの形状は、
図9に示した例に限定されない。例えば、第1ウィンドウ4030の側面4030cの形状は、
図4Bに示した第2ウィンドウ4150の側面の形状のように曲率(curvature)を有し得る。他の例を挙げると、第1ウィンドウ4030の側面4030cの形状は、
図4Bに示した第2ウィンドウ4250の側面の形状のように面取り形状(chamfer shape)であり得る。さらに他の例を挙げると、第1ウィンドウ4030の側面4030cの形状は、
図4Bに示した第2ウィンドウ4350の側面の形状のようにラウンド形状(a round shape)の角を含む形状であり得る。
【0169】
他の実施形態で、第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050に溝810が形成されてもよい。この場合、飛散防止コーティング4060は第2ウィンドウ4050の溝810が形成された面に塗布され、第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050の側面の少なくとも一部に塗布され得る。
【0170】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030は、第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部がディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第2粘着剤4040、飛散防止コーティング4060及び/又は第2ウィンドウ4050のうち少なくとも1つの外周より内側に位置するように配置され得る。ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第2粘着剤4040、飛散防止コーティング4060及び/又は第2ウィンドウ4050のうち少なくとも1つは、第1ウィンドウ4030の側面4030cより外側に突出され得る。第1ウィンドウ4030がディスプレイ100の他の構成より内側に配置されることにより、第1ウィンドウ4030に加えられ得る衝撃を減らすことができる。
【0171】
図10は一実施形態による、第1ウィンドウ4030及び飛散防止コーティング4060の例を示す。
【0172】
図10を参照すると、第1ウィンドウ4030の溝810は多様な位置に形成され得る。例えば、溝810は第1ウィンドウ4030の第1面4030a及び/又は第2面4030bに形成され得る。
【0173】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030の溝810は少なくとも1つの段差部及び/又は曲面部を含むことができる。
【0174】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030の溝810は少なくとも1つの段差部及び/又は少なくとも1つの曲面部を含むことができる。例えば、溝810が複数個の曲面部を含む場合、前記複数個の曲面部の曲率範囲は異なる場合がある。例えば、溝810はその中心に形成される第1平坦部、前記第1平坦部から溝810の外側方向に延長される第1曲面部、及び前記第1曲面部から溝810の外縁まで延長される第2曲面部を含むことができる。前記第1曲面部は前記第2曲面部に比べて曲がり具合が大きい場合があるが、これに限定されない。逆に、前記第2曲面部は前記第1曲面部に比べて曲がり具合が大きい場合もある。前記第1曲面部が曲がる方向は前記第2曲面部が曲がる方向と異なる場合がある。他の例を挙げると、溝810はその中心に形成される第1平坦部、前記第1平坦部から、溝810の外側方向に延長される第1曲面部、前記第1曲面部から溝810の外側方向に延長される第2平坦部、及び前記第2平坦部から溝810の外縁まで延長される第2曲面部を含むことができる。前記第2平坦部は前記第1平坦部と異なる勾配を有する場合があり、前記第2曲面部の曲がり具合は前記第1曲面部と異なる場合がある。前記第1平坦部は第1ウィンドウ4030のフォールディング軸と対応され得る。溝810がフォールディング領域103を超えて形成される場合、前記第2平坦部はフォールディング領域103の外周と対応する又は重なる場合があるが、これに限定されない。例えば、フォールディング領域103の外周は前記第1平坦部と異なる場合もある。
【0175】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は、溝810が形成された第1ウィンドウ4030の面(例:第1面4030a及び/又は第2面4030b)に塗布され得る。
【0176】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部に塗布され得る。
【0177】
第1ウィンドウ4030の溝810の形状は図示の例に限定されず、溝810が形成される第1ウィンドウ4030の部分を他の部分より薄く形成するための多様な形状又は構造が適用され得る。例えば、溝810の形状は四角形、楕円形、又は台形を含むことができるが、これに限定されない。他の例を挙げると、溝810の形状は角が丸い四角形又は角が丸い台形を含むことができる。
【0178】
図10を参照する説明は、第1ウィンドウ4030を基準としたが、溝810は第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050に形成されてもよいので、第2ウィンドウ4050にも同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、溝810は第2ウィンドウ4050の第1面及び/又は第2面に形成される場合もあり、前記第1面及び/又は前記第2面に形成された溝810は曲面部及び/又は段差部を含むことができる。飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050に溝810が形成された面(例:前記第1面及び/又は前記第2面)に塗布され得る。
【0179】
図11Aは一実施形態による、第1ウィンドウ4030及び飛散防止コーティング4060の例を示す図である。
【0180】
図11Bは一実施形態による、第1ウィンドウ4030及び飛散防止コーティング4060の例を示す図である。
【0181】
図11Cは一実施形態による、第1ウィンドウ4030及び飛散防止コーティング4060の例を示す図である。
【0182】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうち少なくともフォールディング領域103の側面に塗布され得る。側面塗布領域1101は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうち飛散防止コーティング4060が塗布された領域を示す。
【0183】
例えば、
図11Aを参照すると、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうちフォールディング領域103に対応する側面に塗布され得る。
【0184】
他の例を挙げると、
図11Bを参照すると、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうちフォールディング領域103に対応する側面及び前記側面から長さ方向Lに延長される側面に塗布され得る。一実施形態で、前記長さ方向Lに延長される前記側面は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうち第1ウィンドウ4030のフォールディング軸(例:
図8のフォールディング軸X)と実質的に直角な側面であり得る。
【0185】
他の例を挙げると、
図11Cを参照すると、飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面4030cの全部に塗布され得る。
【0186】
図11A、
図11B及び
図11Cを参照する説明は、第1ウィンドウ4030を基準としたが、溝810は第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050に形成されてもよいので、溝810が形成された第2ウィンドウ4050にも同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、溝810は第1ウィンドウ4030でなく第2ウィンドウ4050に形成される場合があり、飛散防止コーティング4060は第2ウィンドウ4050に溝810が形成された面及び第2ウィンドウ4050の側面の少なくとも一部に塗布され得る。例えば、飛散防止コーティング4060は
図11Aの図示と対応するように第2ウィンドウ4050の側面のうちフォールディング領域に対応する側面領域を囲むことができる。他の例を挙げると、飛散防止コーティング4060は
図11Cの図示と対応するように第2ウィンドウ4050の側面の全部を囲むこともできる。
【0187】
図11A、
図11B及び
図11Cを参照する説明は、溝810が形成された第1ウィンドウ4030を基準としたが、
図7Aの図示のように溝810を含まない第1ウィンドウ4030にも同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、
図7Aの飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の側面の少なくとも一部に塗布され得る。
【0188】
図11A、
図11B及び
図11Cを参照する説明は、第1ウィンドウ4030に塗布された飛散防止コーティング4060を基準としたが、
図4Aの図示のように第2ウィンドウ4050に飛散防止コーティング4060が塗布される場合にも同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、飛散防止コーティング4060は
図11A、
図11B及び
図11Cの図示と対応するように第2ウィンドウ4050の側面の少なくとも一部に塗布され得る。
【0189】
図12Aは一実施形態によるディスプレイ100のさらに他の例の断面図である。
図12Bは一実施形態によるディスプレイ100のさらに他の例の断面図である。
【0190】
図12Aを参照すると、一実施形態による電子装置10(例:電子装置1001)のディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、及び/又は第2ウィンドウ4050のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0191】
図12A及び
図12Bに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050は、
図7Aに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、及び第2ウィンドウ4050にそれぞれ対応できる。
【0192】
一実施形態で、第1粘着剤4020は、第1ウィンドウ4030の第2面4030bに形成され得る。多様な実施形態で、第1粘着剤4020は、第1ウィンドウ4030の第2面4030bを囲むことができる。
【0193】
一実施形態で、第1粘着剤4020は第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部に形成されることができ、前記少なくとも一部を囲むこともできる。例えば、第1粘着剤4020は
図11Aに示したものと類似するように、第1ウィンドウ4030の側面4030cのうちフォールディング領域103に対応する側面に配置され得る。他の例を挙げると、第1粘着剤4020は
図11Bに示したものと類似するように、第1ウィンドウ4030の側面4030cのうちフォールディング領域103に対応する領域及び前記領域から長さ方向Lに延長される領域を囲むことができる。一実施形態で、前記長さ方向Lに延長される前記領域は第1ウィンドウ4030の側面4030cのうち第1ウィンドウ4030のフォールディング軸(例:
図8のフォールディング軸X)と実質的に直角な側面領域であり得る。他の例を挙げると、第1粘着剤4020は
図11Cに示したものと類似するように、第1ウィンドウ4030の側面4030cの全部を囲むこともできる。
【0194】
一実施形態で、第1粘着剤4020及びディスプレイパネル4010の間にディスプレイパネル4010に加えられる外部衝撃を吸収するための樹脂層(例:PET)が挟まれてもよい。この場合、一実施形態によるディスプレイ100は前記樹脂層をディスプレイパネル4010に付着するための粘着層をさらに含むことができる。
【0195】
図示していないが、一実施形態によるディスプレイ100は第1ウィンドウ4030上に配置されるハードコーディング(例:
図6Aのハードコーディング6010)を含むことができる。一実施形態で、前記ハードコーディングは、少なくとも1つのコーティングを含む外部レイヤで代替され得る。例えば、ハードコーディングは、
図6Bに示した外部レイヤのうち1つでそれぞれ代替され得る。他の例を挙げると、前記ハードコーディングは、ハードコーディング(例:
図6Aの6010)、指紋防止コーティング(例:
図6Bの6015)、アンチグレアコーティング(例:
図6Bの6025)、反射防止コーティング(例:
図6Bの6035)、及び低屈折率コーティング(例:
図6Bの6045)のうち少なくとも2つを含む複数個のレイヤで交替され得る。
【0196】
図12Bを参照すると、第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部を囲む第1粘着剤4020は、第2粘着剤4040で代替され得る。この場合、第2粘着剤4040は
図12Aを参照して説明した第1粘着剤4010と対応する方式で第1ウィンドウ4030の側面4030cを囲むが、第1ウィンドウ4030の第2面4030bでなく第1面4030aに配置され得る。
【0197】
図13Aは一実施形態によるディスプレイ100のさらに他の例の断面図である。
図13Bは一実施形態によるディスプレイ100のさらに他の例の断面図である。
【0198】
図13Aを参照すると、一実施形態による電子装置10(例:電子装置1001)のディスプレイ100は、ディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050、及び/又は飛散防止コーティング4060のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0199】
図13A及び
図13Bに示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050及び飛散防止コーティング4060は、
図8及び
図9に示したディスプレイパネル4010、第1粘着剤4020、第1ウィンドウ4030、第2粘着剤4040、第2ウィンドウ4050及び飛散防止コーティング4060にそれぞれ対応できる。
【0200】
図13Aを参照すると、飛散防止コーティング4060は
図9の図示と異なって、第1ウィンドウ4030の溝810によって形成された空間に配置され得る。
【0201】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030と同一又は類似の光学的特性を有する飛散防止コーティング4060は第1ウィンドウ4030の溝810によって厚さが異なる部分に充填されることにより、第1ウィンドウ4030を透過する画面の画質偏差を補償できる。
【0202】
一実施形態で、第1粘着剤4020は第1ウィンドウ4030に溝810が形成される面(例:第2面4030b)に配置され得る。一実施形態で、飛散防止コーティング4060が第1ウィンドウ4030の溝810によって形成された空間を埋めることにより、第1ウィンドウ4030の第2面4030bは均一な表面を形成することができ、第1粘着剤4020は第1ウィンドウ4030と信頼性のある粘着状態を維持できる。
【0203】
一実施形態で、第1粘着剤4020に対する説明は、
図12A及び
図12Bを参照して提供された説明が同一に適用され得る。例えば、第1粘着剤4020は第1ウィンドウ4030の側面4030cの少なくとも一部を囲むことができる。
【0204】
図示していないが、一実施形態で、第1粘着剤4020及びディスプレイパネル4010の間にディスプレイパネル4010に加えられる外部衝撃を吸収するための樹脂層(例:PET)が挟まれてもよい。この場合、ディスプレイ100は前記樹脂層をディスプレイパネル4010に付着するための粘着層をさらに含むことができる。
【0205】
図示していないが、一実施形態によるディスプレイ100は第1ウィンドウ4030上に配置されるハードコーディング(例:
図6Aのハードコーディング6010)を含むことができる。一実施形態で、前記ハードコーディングは、少なくとも1つのコーティングを含む外部レイヤで代替され得る。例えば、ハードコーディングは、
図6Bに示した外部レイヤのうち1つでそれぞれ代替され得る。他の例を挙げると、前記ハードコーディングは、ハードコーディング(例:
図6Aの6010)、指紋防止コーティング(例:
図6Bの6015)、アンチグレアコーティング(例:
図6Bの6025)、反射防止コーティング(例:
図6Bの6035)、及び低屈折率コーティング(例:
図6Bの6045)のうち少なくとも2つを含む複数個のレイヤで交替され得る。
【0206】
図13Bを参照すると、第1ウィンドウ4030の溝810は第1面4030aに形成される場合もある。この場合、第1ウィンドウ4030の側面4030cを囲む第1粘着剤4020は第2粘着剤4040で代替され得る。
【0207】
図14は
図3AのラインB-B′から見た電子装置の断面図である。
図14は
図3Aの第1ハウジング構造物510の断面を示して説明したが、
図14を参照する説明は第2ハウジング構造物520にも同一又は対応する方式で適用され得る。
【0208】
図14を参照すると、一実施形態による電子装置10は側面ベゼル構造1410、ブラケット1420、及びディスプレイ100を含むことができる。
【0209】
一実施形態で、側面ベゼル構造1410及びブラケット1420は
図3Aに示した第1ハウジング構造物510及び第1後面カバー580に対応できる。一実施形態で、側面ベゼル構造1410及びブラケット1420はディスプレイ100が配置される空間を形成できる。一実施形態で、側面ベゼル構造1410及びブラケット1420は図示のように分離された構成で形成されてもよく、一体として形成されてもよい。
【0210】
一実施形態で、ディスプレイ100はディスプレイパネル4010、第1ウィンドウ4030、及び第2ウィンドウ4050を含むことができ、側面ベゼル構造1410及びブラケット1420によって提供される空間に少なくとも一部が収容される形で配置され得る。
【0211】
一実施形態で、ディスプレイパネル4010、第1ウィンドウ4030、及び第2ウィンドウ4050は
図4A乃至
図13Bで説明したディスプレイパネル4010、第1ウィンドウ4030、及び第2ウィンドウ4050とそれぞれ対応できる。
図14に示したディスプレイ100は説明の便宜のためにディスプレイパネル4010、第1ウィンドウ4030、及び第2ウィンドウ4050のみを示したが、
図1乃至
図13Bでディスプレイ100を参照して提供される説明が同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、
図14に示したディスプレイ100は
図4Aのディスプレイ100と対応する方式で第1粘着剤4020、第2粘着剤4040、及び飛散防止コーティング4060を含むことができる。他の例を挙げると、
図14に示したディスプレイ100は
図6Aのディスプレイ100と対応する方式でディスプレイ100を保護するためのハードコーディング6010を含むことができる。他の例を挙げると、
図14に示したディスプレイ100は
図9のディスプレイ100と対応する方式で、第1粘着剤4020、飛散防止コーティング4060、及び第2粘着剤4040を含むことができ、第1ウィンドウ4030に溝810が形成され得る。
【0212】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030は側面ベゼル構造1410と離隔されることができ、第1ウィンドウ4030と側面ベゼル構造1410の間の隙間(gap)1440が形成され得る。隙間1440は電子装置10の折り動作によってディスプレイ100に含まれた少なくとも1つのレイヤが流動できる空間を提供できる。
【0213】
一実施形態で、第1ウィンドウ4030はディスプレイパネル4010上に配置され得る。第1ウィンドウ4030は、第1ウィンドウ4030の外周の少なくとも一部がディスプレイパネル4010の外側に位置するように配置され得る。例えば、第1ウィンドウ4030の前記少なくとも1つの外周は、ディスプレイパネル4010より側面ベゼル構造1410に近い場合がある。
【0214】
一実施形態で、第2ウィンドウ4050は第1ウィンドウ4030上に配置され得る。第2ウィンドウ4050は、第2ウィンドウ4050の外周の少なくとも一部が第1ウィンドウ4030の外周とずれるように配置され得る。例えば、第2ウィンドウ4050は、その外周の少なくとも一部が第1ウィンドウ4030の外周より内側に位置するように配置され得る。
【0215】
一実施形態で、第2ウィンドウ4050は電子装置10を上(例:方向1)から見た場合、側面ベゼル構造1410と一部が重なり得る。第2ウィンドウ4050が側面ベゼル構造1410と重なる場合、第2ウィンドウ4050は方向1に側面ベゼル構造1410と離隔されることができ、第2ウィンドウ4050と側面ベゼル構造1410の間に隙間1450が形成され得る。
【0216】
他の実施形態で、
図14に示したものと異なって、第2ウィンドウ4050は電子装置10を上(例:方向1)から見た場合、側面ベゼル構造1410と一部が重ならなくてもよい。
【0217】
図15は一実施形態による、飛散防止コーティング4060が付着された第1ウィンドウ4030を示す。
【0218】
図15を参照すると、一実施形態による第1ウィンドウ4030は一面に形成された溝810を含むことができる。溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103と対応できる。一実施形態で、溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103だけでなく第1領域101の一部及び第2領域102の一部にわたって形成され得る。図示していない他の実施形態で、溝810は第1ウィンドウ4030のフォールディング領域103にのみ形成されることもできる。
【0219】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は第1部分4060-1及び第2部分4060-2を含むことができる。一実施形態で、飛散防止コーティング4060の第1部分4060-1は溝810を埋める形で、第1ウィンドウ4030の前記一面に配置され得る。飛散防止コーティング4060の第2部分4060-2は少なくとも第1ウィンドウ4030の側面に配置され得る。例えば、飛散防止コーティング4060の第2部分4060-2は、図示のように第1ウィンドウ4030の側面及び飛散防止コーティング4060の第1部分4060-1に接する形で配置され得る。他の例を挙げると、飛散防止コーティング4060の第2部分4060-2は第1ウィンドウ4030の側面にのみ接する形で配置されることもできる。一実施形態で、第1部分4060-1は第2部分4060-2と異なる物質を含むことができる。例えば、第1部分4060-1はポリシロキサン(polysiloxane)、アクリレート系の化合物(acrylate compound)、及び/又は光重合開始剤(photopolymerization initiator)のうち少なくとも1つを含むことができ、第2部分4060-2は樹脂(resin)材料を含むことができる。ただし、上述の例によって限定されない。
【0220】
一実施形態で、第1部分4060-1及び第2部分4060-2の粘着力は互いに異なる場合がある。例えば、第2部分4060-2の粘着力は第1部分4060-1に比べて低い場合がある。他の実施形態で、第1部分4060-1及び第2部分4060-2の粘着力は互いに実質的に同じ場合もある。
【0221】
一実施形態で、第1部分4060-1及び第2部分4060-2のうち少なくとも第1部分4060-1は第1ウィンドウ4030と実質的に同じ光学的特性(例:屈折率)を有し得る。溝810が形成されることにより生じる第1ウィンドウ4030の厚さ偏差によって第1ウィンドウ4030を介して表示される画面の画質偏差が生じ得る。一実施形態で、第1ウィンドウ4030の光学的特性と実質的に同じ第1部分4060-1を含む飛散防止コーティング4060は、第1ウィンドウ4030の厚さによる画質の偏差を補償できる。
【0222】
一実施形態で、飛散防止コーティング4060は、第1部分4060-1を第1ウィンドウ4030の一面に塗布した後、第2部分4060-2を第1ウィンドウ4030の側面に塗布する形で、第1ウィンドウ4030に配置され得る。
【0223】
上述の第1ウィンドウ4030に対する説明は、第2ウィンドウ4050にも同一又は対応する方式で適用され得る。例えば、溝810は第2ウィンドウ4050の一面に形成されることができ、飛散防止コーティング4060の第1部分4060-1は第2ウィンドウ4050の一面に配置され得る。飛散防止コーティング4060の第2部分4060-2は第2ウィンドウ4050及び第1部分4060-1に接する形で、第2ウィンドウ4050の側面に配置され得る。
【0224】
上述のような、一実施形態による電子装置(electronic device)(例:
図3Aの電子装置10)は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネル(例:
図4Aのディスプレイパネル4010)と、前記変形可能なディスプレイパネル上の配置される第1ウィンドウ(例:
図4Aの第1ウィンドウ4030)と、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)(例:
図4Aの第1粘着剤4020)と、前記第1ウィンドウ上に配置され、第1面、前記第1面に対向する(facing to)第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第2ウィンドウ(例:
図4Aの第2ウィンドウ4050)と、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤(例:
図4Aの第2粘着剤4040)と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)(例:
図4Aの飛散防止コーティング4060)と、を含むことができる。
【0225】
一実施形態で、前記第2ウィンドウは、前記第1面に形成されたリセス(例:
図8のリセス810)を含み、前記飛散防止コーティングは前記リセスを埋めながら前記第1面上に塗布され得る。
【0226】
一実施形態で、前記第2ウィンドウは前記ディスプレイパネルが変形される領域と対応するフォールディング領域(例:
図8のフォールディング領域103)を含み、前記リセスは前記フォールディング領域に沿って形成され、前記飛散防止コーティングは前記第1ウィンドウの前記側面のうち少なくとも前記フォールディング領域と対応する側面に塗布され得る。
【0227】
一実施形態で、前記第2ウィンドウは、UTG(ultra thin glass)を含み、前記第1ウィンドウは、PI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)、又はTAC(cellulose triacetate)を含むことができる。
【0228】
上述のような一実施形態による電子装置(electronic device)(例:
図3Aの電子装置10)は、変形可能な(deformable)ディスプレイパネル(例:
図7Aのディスプレイパネル4010)と、前記変形可能なディスプレイパネル上に配置され、第1面、前記第1面に対向する第2面、及び前記第1面と前記第2面の間に配置される側面(side surface)を含む第1ウィンドウ(例:
図7Aの第1ウィンドウ4030)と、前記変形可能なディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)(例:
図7Aの第1粘着剤4020)と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)(例:
図7Aの飛散防止コーティング4060)と、前記第1ウィンドウ上に配置される第2ウィンドウと、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤(例:
図7Aの第2粘着剤4040)と、を含むことができる。
【0229】
一実施形態で、前記第1ウィンドウは、前記第1面に形成されたリセス(例:
図8のリセス810)を含み、前記飛散防止コーティングは前記リセスを埋めながら前記第1面上に塗布され得る。
【0230】
一実施形態で、前記第1ウィンドウは前記ディスプレイパネルが変形される領域と対応するフォールディング領域(例:
図8のフォールディング領域103)を含み、前記リセスは前記フォールディング領域に形成され、前記飛散防止コーティングは前記第1ウィンドウの前記側面のうち少なくとも前記フォールディング領域と対応する側面に塗布され得る。
【0231】
一実施形態による電子装置(electronic device)は、少なくとも一部が変形可能な(deformable)ディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネル上に配置され、第1面、前記第1面と対向する第2面、及び前記第1面の外周から前記第2面の外周まで延長される側面を含む第1ウィンドウ-前記第1ウィンドウは前記第1面に形成されるリセスを含む-と、前記ディスプレイパネル及び前記第1ウィンドウの間に挟まれた(interposed)第1粘着剤(adhesive)と、前記第1ウィンドウ上に配置される第2ウィンドウと、前記第1ウィンドウ及び前記第2ウィンドウの間に挟まれた第2粘着剤と、前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に塗布された(applied on)飛散防止コーティング(SPC、shattered proof coating)と、を含むことができる。
【0232】
一実施形態で、前記ディスプレイパネルは第1領域、第2領域、及び前記第1領域と前記第2領域の間に配置され変形可能なフォールディング領域を含み、前記リセスは前記フォールディング領域と対応できる。
【0233】
一実施形態で、前記飛散防止コーティングは前記第1ウィンドウの前記側面のうち少なくとも前記フォールディング領域に対応する側面に塗布され得る。
【0234】
一実施形態で、前記リセスは前記フォールディング領域に沿って延長され得る。
一実施形態で、前記第1ウィンドウの前記リセスが形成された部分は前記ウィンドウの他の部分に比べて厚さが薄い場合がある。
【0235】
一実施形態で、前記飛散防止コーティングは、前記第1ウィンドウの厚さの差による前記第1ウィンドウを透過した画面の画質の差を報償できるように、前記第1ウィンドウと実質的に同じ屈折率を有し得る。
【0236】
一実施形態で、前記第1ウィンドウの前記リセスが形成された部分は少なくとも1つの段差部又は曲面部を含むことができる。
【0237】
一実施形態で、前記第1粘着剤は前記第1面を囲む前記飛散防止コーティングの部分と前記ディスプレイパネルの間に挟まれ得る。
【0238】
一実施形態で、前記第2粘着剤は、前記第1面を囲む前記飛散防止コーティングの部分と前記第2ウィンドウの間に挟まれ得る。
【0239】
一実施形態で、前記第2ウィンドウ上に塗布されたハードコーディングをさらに含むことができる。
【0240】
一実施形態による電子装置は、前記ハードコーディング上に塗布されたAF(anti-fingerprint)コーティング、前記ハードコーディング上に塗布されたAG(anti-glare)コーティング、前記ハードコーディング上に塗布されたAR(anti-reflection)コーティング、又は前記ハードコーディング上に塗布されたLR(low-refraction)コーティングをさらに含むことができる。
【0241】
一実施形態で、前記飛散防止コーティングは、飛散防止フィルムを含まず、飛散防止コーティング液を前記側面の少なくとも一部及び前記第1面上に直接塗布して形成されることもできる。
【0242】
一実施形態で、前記第1ウィンドウはUTG(ultra thin glass)を含み、前記第2ウィンドウはPI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)、又はTAC(cellulose triacetate)を含むことができる。
【0243】
一実施形態で、前記ディスプレイパネルは前記電子装置のフォールディングによって変形され、前記飛散防止コーティングは前記第1面及び前記側面のうち前記フォールディングの軸に実質的に直角な前記側面の部分上に塗布され得る。
【0244】
一実施形態で、前記側面の形状は面取り形状(chamfer shape)又は曲率(curvature)を有し得る。
【0245】
一実施形態による携帯用通信装置(
図3Aの電子装置10)は、ハウジング(例:
図3Aのフォルダブルハウジング500)、及び前記ハウジングに収容されたフレキシブルディスプレイ(例:
図3Aのディスプレイ100)を含み、前記フレキシブルディスプレイは、フレキシブルディスプレイパネル(例:
図4Aのディスプレイパネル4010)、前記フレキシブルディスプレイパネル上に位置し、上面、下面及び側面を含むガラスウィンドウ(例:第1ウィンドウ4030又は第2ウィンドウ4050)、及びコーティング層(例:飛散防止コーティング4060)を含み、前記コーティング層は前記携帯用通信装置の外部からの衝撃、前記フレキシブルディスプレイの変形、又は前記側面に形成された溝による前記ガラスウィンドウの飛散(shattering)を防止又は減少させることができように前記側面の少なくとも一部と前記上面及び前記下面のうち少なくとも1つの面に形成され得る。
【0246】
一実施形態で、前記コーティング層は実質的には前記側面の全体領域に位置する場合がある。
一実施形態で、前記フレキシブルディスプレイは、前記コーティング層の上に位置するポリマー層をさらに含むことができる。
【0247】
一実施形態で、前記フレキシブルディスプレイは、前記コーティング層の下に位置するポリマー層をさらに含むことができる。
【0248】
一実施形態で、前記ポリマー層はPI(polyimide)、PET(polyethylene)、PU(polyurethane)又はTAC(cellulose triacetate)を含むことができる。
【0249】
一実施形態で、前記フレキシブルディスプレイは、前記ディスプレイパネル及び前記ガラスウィンドウの間に配置された(interposed)第1粘着層(adhesive)をさらに含むことができる。
【0250】
一実施形態で、前記フレキシブルディスプレイは、前記第1粘着層上に位置する第2粘着層をさらに含むことができる。
【0251】
一実施形態で、前記第2粘着層は前記第1粘着層に比べて粘着力が小さい場合がある。
一実施形態で、前記第2粘着層の厚さは前記第1粘着層の厚さに比べて小さい場合がある。
【0252】
一実施形態で、前記ガラスウィンドウはUTG(ultra thin glass)を含むことができる。
【0253】
一実施形態で、前記コーティング層は前記側面の少なくとも一部及び前記下面に形成され、前記フレキシブルディスプレイは、前記上面の上に形成された外部コーティング層をさらに含むことができる。
【0254】
一実施形態で、前記コーティング層は前記側面の少なくとも一部、前記上面及び前記下面に形成され、前記フレキシブルディスプレイは、前記コーティング層の上に形成された外部コーティング層をさらに含むことができる。
【0255】
一実施形態で、前記外部コーティング層は、指紋防止コーティング(anti-fingerprint coating)、アンチグレアコーティング(anti-glare coating)、反射防止コーティング(anti-reflection coating)及び/又は低屈折率コーティング(low-refraction coating)のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0256】
一実施形態で、前記コーティング層は前記側面の少なくとも一部と前記上面及び前記下面のうち少なくとも1つの面に直接(directly)形成され得る。
【0257】
一実施形態で、前記コーティング層は、前記コーティング層及び前記ガラスウィンドウの少なくとも一部と接触する粘着部材なしで、前記側面の少なくとも一部と前記上面及び前記下面のうち少なくとも1つの面に形成され得る。
【0258】
一実施形態で、前記コーティング層は前記側面の溝をカバーするように前記側面の少なくとも一部に形成され得る。
【0259】
一実施形態によるフレキシブルディスプレイ(例:ディスプレイ100)はフレキシブルディスプレイパネル(例:ディスプレイパネル4010)、前記フレキシブルディスプレイパネル上に位置し、上面、下面及び側面を含むガラスウィンドウ(例:第1ウィンドウ4030又は第2ウィンドウ4050)、並びにコーティング層(例:飛散防止コーティング4060)を含み、前記コーティング層は前記携帯用通信装置の外部からの衝撃による前記ガラスウィンドウの飛散(shattering)が減少するように前記側面の少なくとも一部と前記上面及び前記下面のうち少なくとも1つの面に形成され得る。
【0260】
本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせの形態で具現される(implemented)ことができる。
【0261】
ソフトウェアで具現する場合、1つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供され得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶される1つ以上のプログラムは、電子装置(device)内の1つ以上のプロセッサによって実行可能に構成される(configured for execution)。1つ以上のプログラムは、電子装置に本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令(instructions)を含む。
【0262】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)はランダムアクセスメモリ(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ロム(ROM:read only memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、磁気ディスク記憶装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクロム(CD-ROM:compact disc-ROM)、デジタル多目的ディスク(DVDs:digital versatile discs)又は他の形態の光学記憶装置、マグネティックカセット(magnetic cassette)に記憶され得る。又は、これらの一部又は全部の組み合わせで構成されたメモリに記憶され得る。また、各々の構成メモリは多数個が含まれる場合もある。
【0263】
また、プログラムはインターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、又はSAN(storage area network)などの通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを通してアクセス(access)できる脱着可能な(attachable)記憶装置(storage device)に記憶され得る。このような記憶装置は外部ポートを通して本開示の実施形態を遂行する装置に接続できる。また、通信ネットワーク上の別途の記憶装置が本開示の実施形態を遂行する装置に接続することもできる。
【0264】
上述の本開示の具体的な実施形態で、開示に含まれる構成要素は提示された具体的な実施形態によって単数又は複数で表現された。しかし、単数又は複数の表現は説明の便宜のために提示した状況に適するように選択されたものであって、本開示は単数又は複数の構成要素に限定されず、複数で表現された構成要素であっても単数で構成されたり、単数で表現された構成要素であっても複数で構成されることができる。
【0265】
一方、本開示の詳細な説明では具体的な実施形態に関して説明したが、本開示の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能であることは勿論である。よって、本開示の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述の特許請求の範囲だけでなくその特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0266】
10 電子装置
100 ディスプレイ
101 第1領域
102 第2領域
103 フォールディング領域
810 溝、リセス
4010 ディスプレイパネル
4020 第1粘着剤
4030 第1ウィンドウ
4040 第2粘着剤
4050 第2ウィンドウ
4060 飛散防止コーティング
4070 保護層
5060 強度補強コーティング
6010 ハードコーティング