IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司の特許一覧

特許7528265インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム
<>
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図1
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図2
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図3
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図4
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図5
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図6
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図7
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図8
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図9
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図10
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図11
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図12
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図13
  • 特許-インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-26
(45)【発行日】2024-08-05
(54)【発明の名称】インタラクティブ情報処理方法、装置、端末、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/87 20140101AFI20240729BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20240729BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20240729BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20240729BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20240729BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20240729BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240729BHJP
   A63F 13/795 20140101ALI20240729BHJP
【FI】
A63F13/87
G06F3/04817
G06F3/0488
A63F13/533
A63F13/426
A63F13/30
A63F13/79 500
A63F13/795
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2022571328
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2021125384
(87)【国際公開番号】W WO2022121528
(87)【国際公開日】2022-06-16
【審査請求日】2022-11-21
(31)【優先権主張番号】202011459769.1
(32)【優先日】2020-12-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 沛城
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲曉▼皓
(72)【発明者】
【氏名】▲鄒▼ ▲麗▼媛
(72)【発明者】
【氏名】徐 戊元
(72)【発明者】
【氏名】肖 ▲慶▼▲華▼
【審査官】嶋田 行志
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-519970(JP,A)
【文献】特開平11-226250(JP,A)
【文献】特開2011-118542(JP,A)
【文献】特表2008-527563(JP,A)
【文献】特開2005-192045(JP,A)
【文献】国際公開第2020/215978(WO,A1)
【文献】特開2015-009147(JP,A)
【文献】国際公開第2020/168680(WO,A1)
【文献】特開2014-233366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-A63F 13/98
A63F 9/24
G06F 3/00-G06F 3/18
YouTube
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される、インタラクティブ情報処理方法であって、
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示するステップであって、前記マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれる、ステップと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示するステップであって、前記インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれる、ステップと、
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信するステップと、
前記端末、および前記ターゲット仮想オブジェクトと同一のマッチにある1つまたは複数の他のターゲット仮想オブジェクトに対応するクライアントの、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示する前記ステップは、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するトリガ操作を受信するステップと、
前記トリガ操作の継続時間が第1の設定時間よりも大きい場合、前記インタラクティブアイコン展示領域を表示するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する前記ステップは、
前記アイコン展示操作の作用位置から、前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信するステップと、
前記スライド操作が消え且つ前記スライド操作の消え位置が前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にあることを検出する場合、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信したことを特定するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アイコン展示操作の作用位置から、前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信する前記ステップの後、さらに、
前記ターゲットインタラクティブアイコンを前記インタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする環状領域であり、または、
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトの上方に位置するストライプ状領域であり、または、
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする扇形領域である、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する前記ステップは、
前記ターゲット仮想オブジェクトの上方に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応する動的絵文字を表示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する前記ステップの後、さらに、
前記インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルするステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
インタラクティブアイコン展示領域を表示する前記ステップの後、さらに、
前記インタラクティブアイコン展示領域におけるデフォルト選択アイコンを他のインタラクティブアイコンと区別して表示するステップであって、前記デフォルト選択アイコンはデフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンであるステップと、
前記デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に前記デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示する前記ステップの後、さらに、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するショートカット送信操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示するステップを含み、
前記デフォルト選択アイコンは、デフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示する前記ステップの後、さらに、
前記マルチプレイヤオンラインアリーナマッチが予め設定されたマッチ状態にあると、推奨インタラクティブアイコンを表示するステップと、
前記推奨インタラクティブアイコンに対する確認選択操作に応答し、前記推奨インタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
インタラクティブ情報処理装置であって、
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれる、インターフェース表示モジュールと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示するアイコン展示モジュールであって、前記インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれる、アイコン展示モジュールと、
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する操作受信モジュールと、
前記インタラクティブ情報処理装置、および前記ターゲット仮想オブジェクトと同一のマッチにある1つまたは複数の他のターゲット仮想オブジェクトに対応するクライアントの、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する情報表示モジュールと、
を備える、インタラクティブ情報処理装置。
【請求項12】
前記アイコン展示モジュールは、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するトリガ操作を受信し、
前記トリガ操作の継続時間が第1の設定時間よりも大きい場合、前記インタラクティブアイコン展示領域を表示する、
請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記操作受信モジュールは、
前記アイコン展示操作の作用位置から、前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信する操作受信サブモジュールと、
前記スライド操作が消え且つ前記スライド操作の消え位置が前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にあることを検出する場合、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信したことを特定する操作特定サブモジュールと、
を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記操作受信モジュールは、さらに、
前記ターゲットインタラクティブアイコンを前記インタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示するアイコン表示サブモジュールを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする環状領域であり、または、
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトの上方に位置するストライプ状領域であり、または、
前記インタラクティブアイコン展示領域は、前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする扇形領域である、
請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記インタラクティブアイコン展示領域におけるデフォルト選択アイコンを他のインタラクティブアイコンと区別して表示するアイコン表示モジュールをさらに含み、前記デフォルト選択アイコンはデフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンであり、
前記情報表示モジュールは、さらに
前記デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する、請求項11に記載の装置。
【請求項17】
前記情報表示モジュールは、さらに
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するショートカット送信操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示し、
前記デフォルト選択アイコンはデフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである、請求項11に記載の装置。
【請求項18】
端末であって、
プロセッサとメモリを含み、
前記メモリには少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが格納され、
前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、請求項1~10のいずれか1項に記載のインタラクティブ情報処理方法を実現するように前記プロセッサによってロードされて実行される、端末。
【請求項19】
コンピュータプログラムであって、
コンピュータ命令を含み、
プロセッサが前記コンピュータ命令を実行し、請求項1~10のいずれか1項に記載のインタラクティブ情報処理方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2020年12月11日に提出した、出願番号が202011459769.1であり、発明名称が「インタラクティブ情報処理方法、装置、端末および記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用により本出願に組み合わせる。
【0002】
本出願の実施例は、アプリケーション開発技術分野に関し、特にインタラクティブ情報処理方法、装置、端末、記憶媒体およびプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0003】
いくつかのマルチプレイヤゲームマッチにおいて、マッチインターフェースにいくつかのインタラクティブ情報を表示し、ゲームの興趣性を向上させる必要がある場合がある。
【0004】
関連技術では、マッチインターフェースにはチャットコントローラが含まれ、チャットコントローラをクリックすることで、チャットインターフェースを表示し、さらにチャットインターフェースにおける絵文字コントローラをクリックし、複数のインタラクティブアイコンを表示し、その中の1つのインタラクティブアイコンをクリックし、マッチインターフェースにこのインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0005】
前記関連技術では、インタラクティブ情報を表示するために、マッチインターフェースにチャットコントローラを設ける必要があり、且つ順にチャットコントローラ、絵文字コントローラ及びインタラクティブアイコンをクリックし、操作ステップが煩雑である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例は、インタラクティブ情報を表示する操作ステップを簡略化することができるインタラクティブ情報処理方法、装置、端末、記憶媒体及びプログラム製品を提供する。前記技術案は以下の通りである。
【0007】
本出願の実施例の一態様に係るインタラクティブ情報処理方法は、
端末によって実行されるものであり、
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示するステップであって、前記マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれるステップと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示するステップであって、前記インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれるステップと、
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信するステップと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示するステップと、を含む。
【0008】
本出願の実施例の一態様に係るインタラクティブ情報処理装置は、
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれるインターフェース表示モジュールと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示するアイコン展示モジュールであって、前記インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれるアイコン展示モジュールと、
前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する操作受信モジュールと、
前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する情報表示モジュールと、を備える。
【0009】
本出願の実施例の一態様に係る端末は、
プロセッサとメモリを含み、
前記メモリには少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが格納され、
前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記インタラクティブ情報処理方法を実現するように前記プロセッサによってロードされて実行される。
【0010】
本出願の実施例の一態様に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、
少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたは命令セットが格納され、
前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセットまたは命令セットは、前記インタラクティブ情報処理方法を実現するようにプロセッサによってロードされて実行される。
【0011】
本出願の実施例の一態様に係るコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、
コンピュータ命令を含み、
このコンピュータ命令がコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納される。コンピュータ機器のプロセッサがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサが該コンピュータ命令を実行し、前記インタラクティブ情報処理方法を該コンピュータ機器に実行させる。
【0012】
本出願の実施例に係る技術案による有益な効果は以下の通りである。
【0013】
マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースに対するアイコン展示操作により、効率的に候補のインタラクティブアイコンを表示することをトリガすることができ、そしてターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作により、速くターゲットインタラクティブアイコンを選定し対応のインタラクティブ情報を表示することができ、チャットコントローラを探してクリックし、絵文字コントローラを探してクリックし、ターゲットインタラクティブアイコンを探してクリックしてから対応のインタラクティブ情報を表示することに比べて、本出願はインタラクティブ情報を表示する操作ステップを簡略化することができ、操作利便性を向上させる。
【0014】
以上の一般記述と後述の詳細記述はあくまで例示的及び解釈性的なもので、本出願を制限するものではないと理解される。
【0015】
本出願の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に用いる図面について簡単に説明するが、明らかに分かるように、以下の記述の図面は、本出願のいくつかの実施例にすぎない。当業者にとって、他の図面は、進歩性に値する労働を付せず、これらの図面に基づいて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本出願の一実施例に係る実施環境の概略図である。
図2】本出願の一実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートである。
図3】本出願の一実施例に係るインタラクティブアイコン展示領域の概略図である。
図4】本出願の別の実施例に係るインタラクティブアイコン展示領域の概略図である。
図5】本出願の別の実施例に係るインタラクティブアイコン展示領域の概略図である。
図6】本出願の一実施例に係るマッチインターフェースの概略図である。
図7】本出願の別の実施例に係るマッチインターフェースの概略図である。
図8】本出願の別の実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートである。
図9】本出願の別の実施例に係るマッチインターフェースの概略図である。
図10】本出願の一実施例に係るインタラクティブ情報処理方法の概略図である。
図11】本出願の別の実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートである。
図12】本出願の一実施例に係るインタラクティブ情報処理装置のブロック図である。
図13】本出願の別の実施例に係るインタラクティブ情報処理装置のブロック図である。
図14】本出願の一実施例に係る端末のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここでは、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の記述は図面に関連する場合、特に示さない限り、異なる図面における同じ数字は同じ又は類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記述される実施形態は、本出願と一致する全ての実施形態を意味しない。反対に、これらは、添付の特許請求の範囲に詳述された本出願のいくつかの態様と一致する方法の例にすぎない。
【0018】
図1を参照し、本出願の一実施例に係る実施環境の概略図を示す。この実施環境はインタラクティブ情報処理システムとして実現することができ、このシステム10は第1の端末11を含むことができる。
【0019】
第1の端末11にはターゲットアプリケーションがインストールされ実行され、例えばターゲットアプリケーションの第1のクライアントであり、第1のクライアントには第1のユーザアカウントがログインされる。このターゲットアプリケーションは、例えば射撃系ゲームアプリケーション、マルチプレイヤ銃撃戦系サバイバルゲームアプリケーション、バトル・ロワイアルサバイバル系ゲームアプリケーション、LBS(Location Based Service)系ゲームアプリケーション、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)系ゲームアプリケーションなどのゲームアプリケーションでもよく、本出願の実施例に限定されない。このターゲットアプリケーションは、社交アプリケーション、支払いアプリケーション、ビデオアプリケーション、音楽アプリケーション、ショッピングアプリケーション、ニュースアプリケーションなどのインタラクティブ情報処理機能を持つアプリケーションであってもよい。本出願の実施例に係る方法における各ステップの実行主体は第1の端末11でもよく、例えば第1の端末11で実行される第1のクライアントである。
【0020】
好ましくは、第1のユーザアカウントはターゲット仮想オブジェクトが対応付けられ、第1のクライアントのユーザは、ターゲットアプリケーションが提供する機能によりターゲット仮想オブジェクトとマッチインターフェースの表示情報を制御することができる。仮想オブジェクトとは、ユーザがターゲットアプリケーションにより制御する仮想キャラクタである。ターゲットアプリケーションがゲームアプリケーションであることを例とし、仮想オブジェクトとは、ユーザがゲームアプリケーションにより制御するゲームキャラクタである。仮想オブジェクトは人物形態であってもよく、動物やアニメ又は他の形態であってもよく、本出願の実施例に限定されない。仮想オブジェクトは3次元形式で展示してもよく、2次元形式で展示してもよく、本出願の実施例に限定されない。好ましくは、仮想オブジェクトは仮想環境の中に位置し、仮想環境が3次元仮想環境である場合、第1の仮想オブジェクトはアニメ骨格技術により作成された3次元の立体モデルであってもよい。仮想オブジェクトは、3次元の仮想環境においてその自身の形状と体積を有し、3次元の仮想環境における一部の空間を占めている。
【0021】
いくつかの実施例では、該システム10はさらにサーバ12を含み、サーバ12は、第1の端末11との通信接続(例えばネットワーク接続)を確立し、ターゲットアプリケーションにバックグラウンドサービスを提供する。サーバは独立的な物理サーバでもよく、複数の物理サーバからなるサーバクラスタ又は分散システムであってもよく、クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであってもよい。
【0022】
いくつかの実施例では、該システム10はさらに第2の端末13を含み、サーバ12は、第2の端末13との通信接続(例えばネットワーク接続)を確立する。第2の端末13にはターゲットアプリケーションがインストールされ実行され、例えばターゲットアプリケーションの第2のクライアントである。第2のクライアントには第2のユーザアカウントがログインされ、第2のユーザアカウントに対応する仮想オブジェクトとターゲット仮想オブジェクトが同一のゲームマッチにあり、第1のクライアントにインタラクティブ情報が表示される場合、第2のクライアントにも対応するインタラクティブ情報が表示される。
【0023】
その中、端末はデータ演算、処理及び格納能力を備える電子機器である。端末はスマートフォン、タブレット、PC(Personal Computer)、ウェアラブル機器などでもよく、本出願の実施例に限定されない。好ましくは,端末はタッチスクリーンを備える移動端末機器であり、ユーザはこのタッチスクリーンによりマンマシンインタラクションを実現することができる。いくつかの実施例では、端末は操作ハンドルが対応付けられ、操作ハンドルと端末との間は通信接続を確立し、ユーザは操作ハンドルによりターゲットアプリケーションのクライアントとマンマシンインタラクションを行うことができる。
【0024】
以下、いくつかの実施例により本出願技術案について説明する。
【0025】
図2を参照し、本出願の一実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートを示す。本実施例において、該方法が前記の第1のクライアントに適用されることを例として説明する。図2に示すように、この方法は以下のいくつかのステップ(201~204)を含むことができる。
【0026】
ステップ201:マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示し、マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれる。
【0027】
好ましくは、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチがゲームマッチであり、ターゲットアプリケーションのマルチプレイヤゲームマッチに複数の仮想オブジェクト(例えばターゲット仮想オブジェクト)を含む。いくつかの実施例では、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチは他のタイプのマッチシーンであってもよく、例えばマルチプレイヤレースマッチ、マルチプレイヤ弁論などであり、本出願の実施例に限定されない。好ましくは、複数の仮想オブジェクトはそれぞれ異なるユーザにより対応するユーザアカウントを介して制御される。その中、ターゲット仮想オブジェクトは、ユーザにより第1のユーザアカウントを介して制御される仮想オブジェクトであり、ターゲット仮想オブジェクトは第1のクライアントのマッチインターフェースの中に表示される。
【0028】
ステップ202:ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示する。
【0029】
いくつかの実施例では、第1のクライアントはターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作を受信した後、マッチインターフェースにおいてインタラクティブアイコン展示領域を展示し、インタラクティブアイコン展示領域は、候補のインタラクティブアイコンを展示するために用いられる。その中、インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれる。好ましくは、アイコン展示操作はターゲット仮想オブジェクトに直接作用するタッチ操作であり、アイコン展示操作はターゲット仮想オブジェクトが位置する表示位置に直接作用するタッチ操作であると理解することもできる。
【0030】
いくつかの実施例では、図3に示すように、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31を中心とする環状領域である。好ましくは、環状領域は円形環状領域32、楕円環状領域33、方形環状領域34などである。明らかに、環状領域は、ほかの形状であってもよく、本出願の実施例に限定されない。
【0031】
図4に示すように、いくつかの実施例では、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の上方に位置するストライプ状領域である。1つの例において、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の上方に位置する横のストライプ状領域41であり、別の例において、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の上方に位置する縦のストライプ状領域42である。別のいくつかの実施例において、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の下方に位置するストライプ状領域である。1つの例において、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の下方に位置する横のストライプ状領域43であり、別の例において、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の下方に位置する縦のストライプ状領域44である。
【0032】
別のいくつかの実施例において、図5に示すように、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31を中心とする扇形領域である。その中、インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクト31の上方に位置する扇形領域51でもよく、ターゲット仮想オブジェクト31の下方に位置する扇形領域52でもよく、ターゲット仮想オブジェクト31の左側に位置する扇形領域53でもよく、ターゲット仮想オブジェクト31の右側に位置する扇形領域54でもよく、本出願の実施例に限定されない。
【0033】
いくつかの可能な実施例において、アイコン展示操作は、ユーザの指がターゲット仮想オブジェクトに直接作用(すなわちターゲット仮想オブジェクトに作用する表示位置)する操作であり、第1のクライアントは、ユーザにより第1の端末に予め格納される少なくとも1つの指の指紋を取得し、指紋の関連情報を格納することができ、指紋の関連情報は、各指紋が対応するのが左手の指の指紋であるか右手の指の指紋であるかを示すことができる。ターゲット仮想オブジェクトに作用する指の指紋を予め格納された少なくとも1つの指の指紋と比較することにより、ターゲット仮想オブジェクトに作用する指がユーザの左手の指であるか右手の指であるかを特定し、左手/右手に対応する位置にインタラクティブアイコン展示領域を表示する。
【0034】
いくつかの実施例では、左手/右手に対応する位置とは、ユーザが候補のインタラクティブアイコンを観察しやすい位置であり、手部がインタラクティブアイコン展示領域に対する遮蔽を低減又は回避することである。即ち、ターゲット仮想オブジェクトに作用する指がユーザの左手の指であると、左手の指により遮蔽されていない位置(すなわちターゲット仮想オブジェクトの右側)にインタラクティブアイコン展示領域を表示し、ターゲット仮想オブジェクトに作用する指がユーザの右手の指であると、右手の指により遮蔽されていない位置(すなわちターゲット仮想オブジェクトの左側)にインタラクティブアイコン展示領域を表示する。1つの例において、図5の例に基づき、ターゲット仮想オブジェクトに作用するアイコン展示操作の操作体がユーザの左手の指であることを検出し、ターゲット仮想オブジェクトの左側領域が左手に遮蔽される可能性があると、インタラクティブアイコン展示領域がターゲット仮想オブジェクト31の右側に位置する扇形領域54であり、別の例において、ターゲット仮想オブジェクトに作用するアイコン展示操作の操作体がユーザの右手の指であることを検出し、ターゲット仮想オブジェクトの左側領域が右手に遮蔽される可能性があると、インタラクティブアイコン展示領域がターゲット仮想オブジェクト31の左側に位置する扇形領域53である。このことにより、ユーザの指又は手のひらがインタラクティブアイコン展示領域を遮蔽する確率を低減させ、ユーザがインタラクティブアイコンを迅速に選択することに便利である。
【0035】
いくつかの実施例では、手部遮蔽は、ユーザがインタラクティブアイコンを選択することに対する影響が大きくない(例えばインタラクティブアイコンの占める表示領域が大きい)。好ましくは、左手/右手に対応する前記位置とは、ユーザがターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を実行しやすい位置である。すなわち、ターゲット仮想オブジェクトに作用する指がユーザの左手の指であると、ターゲット仮想オブジェクトの左側にインタラクティブアイコン展示領域を表示し、ターゲット仮想オブジェクトに作用する指がユーザの右手の指であると、ターゲット仮想オブジェクトの右側にインタラクティブアイコン展示領域を表示する。1つの例において、図5の例に基づき、ターゲット仮想オブジェクトに作用するアイコン展示操作の操作体がユーザの左手の指であると、インタラクティブアイコン展示領域がターゲット仮想オブジェクト31の左側に位置する扇形領域53であることを検出し、別の1つの例において、ターゲット仮想オブジェクトに作用するアイコン展示操作の操作体がユーザの右手の指であると、インタラクティブアイコン展示領域がターゲット仮想オブジェクト31の右側に位置する扇形領域54であることを検出する。このことにより、ユーザがターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作の位置を実行しやすく、操作の利便性を向上させる。
【0036】
好ましくは、スクリーン下指紋識別技術を用いて前記の指紋採集と指紋照合過程を行う。
【0037】
分かりやすく、インタラクティブアイコン展示領域は他の位置(例えばターゲット仮想オブジェクトの左上、右上、左下、右下などの位置)、又は他の形状に表示される領域であってもよく、インタラクティブアイコン展示領域の具体的な形状と表示位置は当業者により実際の状況に基づいて設定され、本出願の実施例に限定されない。インタラクティブアイコン展示領域はターゲット仮想オブジェクトの位置に応じて、ターゲット仮想オブジェクトの近傍に表示されることにより、操作体(例えばユーザの指)の移動距離を低減させ、ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を実行しやすく、さらにユーザの操作の利便性を向上させる。
【0038】
ステップ203:少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する。
【0039】
ユーザが表示したいインタラクティブ情報がターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報である場合、ユーザは第1のクライアントによりターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を実行してもよい。好ましくは、確認選択操作は選択操作と確認操作を含む。選択操作はターゲットインタラクティブアイコンを選択するために用いられ、確認操作は選択操作(即ち選択操作により選択されたターゲットインタラクティブアイコン)を最終確認するために用いられる。
【0040】
ステップ204:ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0041】
好ましくは、ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信した後、ターゲット仮想オブジェクトの周りに、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。インタラクティブ情報は他の仮想オブジェクト(又は他の仮想オブジェクトに対応するユーザ)とインタラクティブするために用いられる。いくつかの実施例では、ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置は当業者(即ちターゲットアプリケーションの開発者)により予め設定され、あるいは、ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置はユーザにより自発的に設定されてもよい。例えば、ターゲット仮想オブジェクトの上方に、ターゲットインタラクティブアイコンに対応する動的絵文字を表示し、インタラクティブ情報の興趣性を向上させる。いくつかの実施例では、ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置はターゲット仮想オブジェクトの上方にある。ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報は、ターゲットインタラクティブアイコン、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するアニメ又は動図、ターゲット仮想オブジェクトによるターゲットインタラクティブアイコンに対応する動作、ターゲットインタラクティブアイコンに対応する文字インタラクティブ情報、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するオーディオインタラクティブ情報、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するビデオインタラクティブ情報などを含んでもよい。
【0042】
いくつかの実施例では、図6に示すように、ターゲット仮想オブジェクト61と同一のマッチにある他の仮想オブジェクト62(仮想オブジェクト62が味方仮想オブジェクトであるか敵方仮想オブジェクトであるかは問わない)に対応するクライアントにも、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報63が表示される。いくつかの実施例では、図7に示すように、他の仮想オブジェクト71に対応するクライアントのマッチインターフェースには、ターゲット仮想オブジェクトが表示されないと、マッチインターフェースにおけるチャット領域72には、チャット内容の形式でターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報73が表示される。
【0043】
以上のように、本出願の実施例に係る技術案において、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースに作用するアイコン展示操作により、効率的に候補のインタラクティブアイコンを表示することをトリガすることができ、そしてターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作により、速くターゲットインタラクティブアイコンを選定し対応のインタラクティブ情報を表示することができ、チャットコントローラを探してクリックし、絵文字コントローラを探してクリックし、ターゲットインタラクティブアイコンを探してクリックしてから対応のインタラクティブ情報を表示することに比べて、本出願はインタラクティブ情報を表示する操作ステップを簡略化することができ、操作利便性を向上させる。
【0044】
また、本出願の実施例はターゲット仮想オブジェクトに対する操作により、インタラクティブアイコンを選択して確認することができ、マッチインターフェースに追加のインタラクティブコントローラを設ける必要がなく、マッチインターフェースにおけるコントローラの数を低減させ、ユーザがコントローラを誤操作する確率を低下させ、操作利便性を向上させる。
【0045】
図8を参照して、本出願の別の実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートを示す。本実施例において、該方法が前記の第1のクライアントに適用されることを例として説明する。図8に示すように、該方法は以下のいくつかのステップ(801~808)を含んでもよい。
【0046】
ステップ801:マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示し、マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれる。
【0047】
本ステップ801は前記図2の実施例のステップ201の内容と同一又は類似するため、ここでは説明を省略する。
【0048】
ステップ802:ターゲット仮想オブジェクトに対するトリガ操作を受信する。
【0049】
いくつかの実施例では、アイコン展示操作はターゲット仮想オブジェクトに作用するトリガ操作である。好ましくは、トリガ操作がクリック操作であり、即ち直接的にターゲット仮想オブジェクトをクリックする。好ましくは、トリガ操作の操作体は指やタッチペンなどのタッチ操作可能な人体部位や物体である。
【0050】
ステップ803:トリガ操作の継続トリガ時間が第1の設定時間よりも大きい場合、インタラクティブアイコン展示領域を表示する。
【0051】
好ましくは、ユーザがターゲット仮想オブジェクトをクリックした後、該トリガ操作の継続トリガ時間を検出する。いくつかの実施例では、トリガ操作がクリック操作であると、継続トリガ時間が継続クリック時間である。いくつかの実施例では、継続クリックは長押操作であると理解することもでき、継続クリック時間は長押時間であると考えることができる。クリック操作の継続クリック時間が第1の設定時間よりも大きい場合、アイコン展示操作が完了し、インタラクティブアイコン展示領域を表示し、継続クリック時間が短すぎると(第1の設定時間よりも小さい)、インタラクティブアイコン展示領域を表示しなく、誤タッチの確率を低減する。その中、第1の設定時間は0.5秒、0.8秒、1秒、1.5秒、2秒などであってもよい。好ましくは、第1の設定時間の具体的な時間は当業者により実際の状況に応じて設定され、本出願の実施例に限定されない。
【0052】
いくつかの別の好適な実施例において、アイコン展示操作はターゲット仮想オブジェクトに作用するダブルクリック操作、3回クリック操作、ホバリング操作、重圧操作、スライド操作などであってもよい。好ましくは、本出願の実施例は、ダブルクリック操作及び3回クリック操作の毎回クリック操作の継続クリック時間を限定しなく、ユーザがターゲット仮想オブジェクトをクリックしたことを検出する必要があるだけで、1回のクリック操作の完了を示す。
【0053】
いくつかの実施例では、ホバリング操作とは、操作体(例えばユーザの指、タッチペンなど)のターゲット仮想オブジェクトの上方における設定距離内の滞留時間が第2の設定時間に達することである。その中、設定距離は1ミリ、1.5ミリ、2ミリ、2.5ミリ、3ミリ、4ミリ、5ミリ、8ミリ、1センチ、2センチなどであってもよい。その中、第2の設定時間は0.5秒、0.8秒、1秒、1.5秒、2秒などであってもよい。好ましくは、第2の設定時間の具体的な時間は当業者により実際の状況に応じて設定され、本出願の実施例に限定されない。いくつかの実施例では、ホバリング操作とは、マウスがターゲット仮想オブジェクトの表示位置に滞留されるが、ターゲット仮想オブジェクトをクリックしなくて、滞留時間が第2の設定時間に達する操作であってもよい。
【0054】
いくつかの実施例では、マッチインターフェースがタッチスクリーンにより表示され、このタッチスクリーンが圧力スクリーンであり、第1のクライアントは圧力スクリーンに作用するプレッシャーの大きさの違いを検出することにより、異なる命令に応答することができる。いくつかの好適な実施例において、重圧操作とは、ユーザにより制御される操作体がターゲット仮想オブジェクトに作用するプレッシャーの大きさは、操作体が圧力スクリーンに作用する平均プレッシャーのa倍(即ち圧力閾値)以上であり、aが1よりも大きく、aは1.5、2、2.5、3、4などであってもよく、aの具体的な数値は当業者により実際の状況に応じて設定され、本出願の実施例に限定されない。別のいくつかの好適な実施例において、重圧操作とは、ユーザにより制御される操作体がターゲット仮想オブジェクトに作用するプレッシャーの大きさは、設定プレッシャー以上である。その中、設定プレッシャーの具体的な数値は当業者により実際の状況に応じて設定され、本出願の実施例に限定されない。
【0055】
ステップ804:アイコン展示操作の作用位置から、ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信する。
【0056】
図9に示すように、インタラクティブアイコン展示領域91がターゲット仮想オブジェクト31の周りに位置した後、ターゲットインタラクティブアイコンに対する選択操作は、アイコン展示操作の作用位置から、ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作92である。いくつかの実施例では、ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置はターゲットインタラクティブアイコンの表示領域93であり、別のいくつかの実施例において、ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置はターゲットインタラクティブアイコンが位置する升目94である。
【0057】
ステップ805:ターゲットインタラクティブアイコンをインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示する。
【0058】
いくつかの実施例では、アイコン展示操作の作用位置から、ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信した後、ターゲットインタラクティブアイコンをインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示することにより、ターゲットインタラクティブアイコンを強調的に表示し、ユーザが選択されたターゲットインタラクティブアイコンを確認することに役立つ。好ましくは、ターゲットインタラクティブアイコンをインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示し、ターゲットインタラクティブアイコンの表示様式をインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンの表示様式に異ならせ、ターゲットインタラクティブアイコンの表示輝度を向上すること、他のインタラクティブアイコンの表示輝度を低下すること、ターゲットインタラクティブアイコンの表示色をグレーからカラーに変化すること、他のインタラクティブアイコンの表示色をカラーからグレーに変化すること、ターゲットインタラクティブアイコンを拡大して表示すること、他のインタラクティブアイコンを縮小して表示すること、ターゲットインタラクティブアイコンを動的に表示することなどを含む。好ましくは、ターゲットインタラクティブアイコンを動的に表示する時に、他のインタラクティブアイコンが静的に表示する。
【0059】
ステップ806:スライド操作が消えて、スライド操作の消え位置がターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にあることを検出した場合、ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信したことを特定する。
【0060】
いくつかの実施例では、スライド操作がターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に消えて、スライド操作も他の位置に移動しない(即ちユーザにより制御される操作体(例えば、指)がターゲットインタラクティブアイコンを解れる)と、ユーザがターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を完了したことを示す。
【0061】
ステップ807:インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルする。
【0062】
いくつかの実施例では、ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信したことを特定した後、ユーザが最終的に選択するインタラクティブアイコンはターゲットインタラクティブアイコンであることを示し、インタラクティブアイコン展示領域を表示する必要がないため、インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルし、インタラクティブアイコン展示領域がマッチインターフェースにおける他の元素に対する遮蔽を低減する。
【0063】
ステップ808:ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0064】
本ステップ808は前記図2の実施例のステップ204の内容と同一又は類似するため、ここでは説明を省略する。
【0065】
以上のように、本出願の実施例に係る技術案において、ユーザはターゲット仮想オブジェクトを継続クリックして、アイコン展示操作の作用位置からターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にスライドして、ターゲットインタラクティブアイコンの位置を解れることにより、ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示することができ、前記の操作過程中において、操作体(例えばユーザの指)はずっとマッチインターフェースを表示するタッチスクリーン上にあり、スクリーンから離れる必要がなくて「ワンステップ到着」でき、タッチスクリーンを複数回タッチすることに比べて、操作時間を節約し、操作効率と操作利便性を向上させる。
【0066】
以下、図10を参照して、本出願の実施例に係るインタラクティブ情報処理方法をまとめて説明する。この方法は前記の第1のクライアントに適用されてもよい。図10に示すように、該方法は具体的に以下のいくつかのステップ(1001~1005)を含んでもよい。
【0067】
ステップ1001:マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示し、マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクト31が含まれる。
【0068】
ステップ1002:ターゲット仮想オブジェクト31に対する長押操作101に応答し、インタラクティブアイコン展示領域102を表示する。
【0069】
ステップ1003:アイコン展示操作の作用位置から、ターゲットインタラクティブアイコン103の表示位置に移動するスライド操作92を受信する。
【0070】
ステップ1004:ターゲットインタラクティブアイコン103をインタラクティブアイコン展示領域102における他のインタラクティブアイコンと区別して表示する。
【0071】
ステップ1005:ユーザにより制御される操作体がターゲットインタラクティブアイコン103を解れることを検出し、ターゲットインタラクティブアイコン103に対応するインタラクティブ情報104を表示する。
【0072】
いくつかの実施例では、インタラクティブアイコン展示領域を表示した後、さらに以下のステップを含む。
【0073】
1、インタラクティブアイコン展示領域におけるデフォルト選択アイコンを他のインタラクティブアイコンと区別して表示し、その中、デフォルト選択アイコンとは、デフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである。
【0074】
2、デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作に応答し、ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0075】
いくつかの実施例では、デフォルト選択アイコンは他のインタラクティブアイコンと区別して表示され、ユーザがデフォルト選択アイコンを迅速に見つけ、且つデフォルト選択アイコンに対して確認選択操作を行うことに役立ち、インタラクティブ情報の表示に必要な操作時間を節約し、操作効率を向上させる。好ましくは、デフォルト選択アイコンと他のインタラクティブアイコンとの区別表示は、前記図8の実施例のステップ805における、ターゲットインタラクティブアイコンとインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンとの区別表示の内容を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0076】
いくつかの実施例では、インタラクティブアイコン展示領域を表示した後、他のインタラクティブアイコンと区別して表示するデフォルト選択アイコンがあり、且つユーザが選択したいのはデフォルト選択アイコンであると、デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作により、直接的にターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示することができ、デフォルト選択アイコンを選択操作する必要がなくて、さらにインタラクティブ情報の表示の操作ステップを簡略化し、操作利便性を向上させる。
【0077】
いくつかの実施例では、デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作は、ターゲット仮想オブジェクトを継続クリックして第3の設定時間に達し、アイコン展示操作の作用位置からインタラクティブアイコン展示領域以外の他の位置に移動するスライド操作などを含む。その中、第3の設定時間は0.5秒、0.8秒、1秒、1.5秒などであってもよく、第3の設定時間の具体的な時間は当業者により実際の状況に応じて設定されてもよく、本出願の実施例に限定されない。
【0078】
いくつかの実施例では、デフォルト選択アイコンはインタラクティブアイコン展示領域のデフォルト位置におけるインタラクティブアイコンである。デフォルト位置におけるインタラクティブアイコンはターゲット仮想オブジェクトから最も遠い又は最も近いインタラクティブアイコンであってもよく、長尺状のインタラクティブアイコン展示領域における最も左側又は最も上側のインタラクティブアイコンであってもよい。
【0079】
別のいくつかの実施例において、デフォルト選択アイコンは第1のユーザアカウントに対応するユーザにより予め設置され、あるいは、当業者(例えばターゲットアプリケーションの開発者)により予め設置される。
【0080】
別のいくつかの実施例において、デフォルト選択アイコンは前回表示したインタラクティブ情報に対応するインタラクティブアイコンである。
【0081】
別のいくつかの実施例において、デフォルト選択アイコンは第1のユーザアカウントに対応するユーザによる今回のマルチプレイヤオンラインアリーナマッチにおいて使用回数が最も多いインタラクティブアイコンであり、或いは、デフォルト選択アイコンは第1のユーザアカウントに対応するユーザによる前n回のマルチプレイヤオンラインアリーナマッチにおいて使用回数が最も多いインタラクティブアイコンである。その中、nは5、10、15、20、30、40などの正の整数であってもよく、nの具体的な値は当業者により実際の状況に応じて設定され、本出願の実施例に限定されない。
【0082】
いくつかの実施例では、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示した後、さらに以下のステップを含む。ターゲット仮想オブジェクトに対するショートカット送信操作に応答し、ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示し、その中、デフォルト選択アイコンとは、デフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである。この実施形態において、ショートカット操作方式はアイコン展示操作と異なる操作方式である。ショートカット操作方式により、直接的にデフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示し、インタラクティブアイコン展示領域を表示する必要がなくて、さらにインタラクティブ情報の表示の操作ステップを簡略化し、操作利便性を向上させる。好ましくは、ショートカット送信操作は、ターゲット仮想オブジェクトに対するスライド操作(例えば左スライド、右スライド、上スライド、下スライドなど)、ターゲット仮想オブジェクトに対するダブルクリック操作、ターゲット仮想オブジェクトに対する3回クリック操作、ターゲット仮想オブジェクトに対する重圧操作、ターゲット仮想オブジェクトに対する迅速クリック操作などであり、本出願の実施例に限定されない。
【0083】
いくつかの実施例では、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示した後、さらに以下のステップを含む。
【0084】
1、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチが予め設定されたマッチ状態にあると、推奨インタラクティブアイコンを表示する。
【0085】
2、推奨インタラクティブアイコンに対する確認選択操作に応答し、推奨インタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0086】
その中、予め設定されたマッチ状態は、マッチにおいて大きい優位性を取得したこと、今回マッチにおいて一回目に他の仮想オブジェクトを倒すこと、今回マッチにおいてb人/回のほかの仮想オブジェクトを累積的に倒すこと、マッチ勝利、マッチ失敗のなどを含み、本出願の実施例に限定されなく、bが非素数である。例示的に、マッチ状態がマッチ勝利であると、対応するインタラクティブ情報が祝い又は楽しいことを表す情報であり、マッチ状態がマッチ失敗であると、対応するインタラクティブ情報ががっかり又は慰め又は奨励を表す情報である。この実施例において、マッチ状態にマッチングする推奨インタラクティブアイコンを表示することにより、ユーザがインタラクティブアイコンを選択することに役立ち、ユーザの選択時間を低減し、インタラクティブ情報の表示効率を向上させる。
【0087】
図11を参照して、本出願の別の実施例に係るインタラクティブ情報処理方法のフローチャートを示す。図11に示すように、この方法は以下のいくつかのステップ(1101~1109)を含んでもよい。
【0088】
ステップ1101:ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作を検出する。
【0089】
ステップ1102:インタラクティブアイコン展示領域を表示する。
【0090】
ステップ1103:ユーザの指がターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にスライドされるか否かを検出し、YESであると、ステップ1104を実行し、NOであると、ステップ1108を実行する。
【0091】
ステップ1104:ターゲットインタラクティブアイコンをインタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示する。
【0092】
ステップ1105:ユーザの指がターゲットインタラクティブアイコンを解れるか否かを検出し、YESであると、ステップ1106を実行し、NOであると、前記ステップ1104を実行する。
【0093】
ステップ1106:インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルする。
【0094】
ステップ1107:ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示し、ステップを終了する。
【0095】
ステップ1108:ユーザの指がタッチスクリーンを解れるか否かを検出し、YESであると、ステップ1109を実行し、NOであると、前記ステップ1103を実行する。
【0096】
ステップ1109:インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルし、ステップを終了する。
【0097】
下記は本出願の装置の実施例であり、本出願の方法の実施例を実行するために用いられてもよい。本出願の装置の実施例に開示されていない詳細については、本出願の方法の実施例を参照する。
【0098】
図12を参照して、本出願の1つの実施例に係るインタラクティブ情報処理装置のブロック図を示す。この装置は前記インタラクティブ情報処理方法例示を実現する機能を有し,前記機能はハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアが対応のソフトウェアを実行することにより実現されてもよい。この装置は前記の第1の端末でもよく、第1の端末上に設置されてもよい。この装置1200はインターフェース表示モジュール1210、アイコン展示モジュール1220、操作受信モジュール1230及び情報表示モジュール1240を含んでもよい。
【0099】
前記インターフェース表示モジュール1210は、マルチプレイヤオンラインアリーナマッチのマッチインターフェースを表示し、前記マッチインターフェースにはターゲット仮想オブジェクトが含まれる。
【0100】
前記アイコン展示モジュール1220は、前記ターゲット仮想オブジェクトに対するアイコン展示操作に応答し、インタラクティブアイコン展示領域を表示し、前記インタラクティブアイコン展示領域には少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンが含まれる。
【0101】
前記操作受信モジュール1230は、前記少なくとも1つの候補のインタラクティブアイコンにおけるターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信する。
【0102】
前記情報表示モジュール1240は、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0103】
以上のように、本出願の実施例に係る技術案において、マッチインターフェースにおけるアイコン展示操作により、効率的に候補のインタラクティブアイコンの表示をトリガすることができ、そしてターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作により、迅速にターゲットインタラクティブアイコンを選定して対応するインタラクティブ情報を表示することができ、チャットコントローラを探してクリックし、絵文字コントローラを探してクリックし、ターゲットインタラクティブアイコンを探してクリックしてから、対応するインタラクティブ情報を表示することに比べて、本出願はインタラクティブ情報の表示の操作ステップを簡略化し、操作利便性を向上させることができる。
【0104】
いくつかの実施例では、前記アイコン展示モジュール1220は、前記ターゲット仮想オブジェクトに対するトリガ操作を受信し、前記トリガ操作の継続トリガ時間が第1の設定時間よりも大きい場合、前記インタラクティブアイコン展示領域を表示する。
【0105】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記操作受信モジュール1230は操作受信サブモジュール1231と操作特定サブモジュール1232を含む。
【0106】
前記操作受信サブモジュール1231は、前記アイコン展示操作の作用位置から、前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置に移動するスライド操作を受信する。
【0107】
前記操作特定サブモジュール1232は、前記スライド操作が消えて、前記スライド操作の消え位置が前記ターゲットインタラクティブアイコンの表示位置にあることを検出した場合、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対する確認選択操作を受信したことを特定する。
【0108】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記操作受信モジュール1230は、さらにアイコン表示サブモジュール1233を含む。
【0109】
前記アイコン表示サブモジュール1233は、前記ターゲットインタラクティブアイコンを前記インタラクティブアイコン展示領域における他のインタラクティブアイコンと区別して表示する。
【0110】
いくつかの実施例では、前記インタラクティブアイコン展示領域は前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする環状領域であり、或いは、前記インタラクティブアイコン展示領域は前記ターゲット仮想オブジェクトの上方に位置するストライプ状領域であり、或いは、前記インタラクティブアイコン展示領域は前記ターゲット仮想オブジェクトを中心とする扇形領域である。
【0111】
いくつかの実施例では、前記情報表示モジュール1240は、前記ターゲット仮想オブジェクトの上方に、前記ターゲットインタラクティブアイコンに対応する動的絵文字を表示する。
【0112】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記装置1200は、さらにキャンセル表示モジュール1250を含む。
【0113】
前記キャンセル表示モジュール1250は、前記インタラクティブアイコン展示領域の表示をキャンセルする。
【0114】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記装置1200は、さらにアイコン表示モジュール1260を含む。
【0115】
前記アイコン表示モジュール1260は、前記インタラクティブアイコン展示領域におけるデフォルト選択アイコンを他のインタラクティブアイコンと区別して表示し、その中、前記デフォルト選択アイコンとは、デフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである。
【0116】
前記情報表示モジュール1240は、さらに、前記デフォルト選択アイコンに対する確認選択操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、前記デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0117】
いくつかの実施例では、前記情報表示モジュール1240は、さらに、前記ターゲット仮想オブジェクトに対するショートカット送信操作に応答し、前記ターゲット仮想オブジェクトに対応するインタラクティブ展示位置に、デフォルト選択アイコンに対応するインタラクティブ情報を表示し、その中、前記デフォルト選択アイコンとは、デフォルト選択状態にあるインタラクティブアイコンである。
【0118】
いくつかの実施例では、図13に示すように、前記アイコン表示モジュール1260は、前記マルチプレイヤオンラインアリーナマッチが予め設定されたマッチ状態にあると、推奨インタラクティブアイコンを表示する。
【0119】
前記情報表示モジュール1240は、さらに、前記推奨インタラクティブアイコンに対する確認選択操作に応答し、前記推奨インタラクティブアイコンに対応するインタラクティブ情報を表示する。
【0120】
なお、前記実施例に係る装置は、その機能を実現する時に、前記各機能モジュールの分割のみを例に挙げて説明し、実際の応用において、必要に応じて前記機能割り当てを異なる機能モジュールで完了することができ、すなわち機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割し、以上に記述した全部又は一部の機能を完了する。また、前記実施例に係る装置及び方法の実施例は同一の構想に属し、その具体的な実現過程の詳細は方法の実施例に示され、ここでは重複な説明を省略する。
【0121】
図14を参照して、本出願の1つの実施例に係る端末1400の構成ブロック図を示す。この端末1400は、例えば携帯電話、タブレットコンピュータ、ゲームホスト、電子ブックリーダー、マルチメディア再生デバイス、ウェアラブルデバイス、PCなどの電気機器であってもよい。この端末は前記実施例において提供されるインタラクティブ情報処理方法を実施するために用いられる。この端末は図1に示す実施環境における第1の端末11であってもよい。具体的には、
通常、端末1400は、プロセッサ1401とメモリ1402を含む。
【0122】
プロセッサ1401は1つ又は複数の処理コアを含むことができ、例えば4コアプロセッサ、8コアプロセッサなどである。プロセッサ1401はDSP(Digital Signal Processing)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLA(Programmable Logic Array)の少なくとも1つのハードウェア形式により実現されてもよい。プロセッサ1401はメインプロセッサとコプロセッサを含んでもよく、メインプロセッサは、ウェイクアップ状態でのデータを処理するためのプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態でのデータを処理するための低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例において、プロセッサ1401はGPU(Graphics Processing Unit) を集積することができ、GPUはスクリーンに表示される必要がある内容のレンダリング及び描画を担当するために用いられる。いくつかの実施例において、プロセッサ1401は、さらにAI(Artificial Intelligence)プロセッサを含んでもよく、このAIプロセッサは機械学習に関連する計算操作を処理するために用いられる。
【0123】
メモリ1402は1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよく、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は非一時的なものであってもよい。メモリ1402は、さらに高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよく、例えば1つ又は複数のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ記憶デバイスである。いくつかの実施例では、メモリ1402における非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを格納するために用いられ、1つ又は1つ以上のプロセッサにより実行されるように配置され、前記インタラクティブ情報処理方法を実現する。
【0124】
いくつかの実施例では、端末1400は、さらに周辺機器インターフェース1403及び少なくとも1つの周辺機器を含むことが好ましい。プロセッサ1401、メモリ1402及び周辺機器インターフェース1403間はバス又は信号線を介して接続されることができる。各周辺機器はバス、信号線又は回路基板を介して周辺機器インターフェース1403に接続されることができる。具体的には、周辺機器は、RF回路1404、スクリーン1405、カメラセット1406、オーディオ回路1407、ポジションセット1408及び電源1409の少なくとも1つを含む。
【0125】
当業者であれば理解できるように、図14に示す構成は端末1400を限定するものではなく、図示より多いまたは少ないセットを含んでもよいし、いくつかのセットを組み合わせてもよいし、異なるセットの配置を採用してもよい。
【0126】
例示的な実施例では、さらにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体には少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが格納され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサにより実行される時、前記インタラクティブ情報処理方法を実現する。
【0127】
好ましくは、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM(Read‐Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、SSD(Solid State Drives)又は光ディスクなどを含んでもよい。その中、ランダムアクセスメモリはReRAM(Resistance Random Access Memory)及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)を含んでもよい。
【0128】
例示的な実施例では、さらにコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、このコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、このコンピュータ命令はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納される。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行し、該コンピュータ機器に前記インタラクティブ情報処理方法を実行させる。
【0129】
理解すべきものとして、本明細書で言及された「複数」とは、2つ又は2つ以上である。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を記述し、三種の関係が存在してもよいことを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが単独で存在する場合の3つの場合を示すことができる。文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0130】
以上の記述はあくまで本出願の例示的な実施例であり、本出願を制限するものではなく、本出願の意図と原則の範囲内で行われた任意の補正、同等の置換、改良などは、本出願の保護範囲に該当するべきである。
【符号の説明】
【0131】
10 システム
11 第1の端末
12 サーバ
13 第2の端末
31 ターゲット仮想オブジェクト
32 円形環状領域
33 楕円環状領域
34 方形環状領域
41 横のストライプ状領域
42 縦のストライプ状領域
43 横のストライプ状領域
44 縦のストライプ状領域
51 扇形領域
52 扇形領域
53 扇形領域
54 扇形領域
61 ターゲット仮想オブジェクト
62 仮想オブジェクト
63 インタラクティブ情報
71 仮想オブジェクト
72 チャット領域
73 インタラクティブ情報
91 インタラクティブアイコン展示領域
92 スライド操作
93 表示領域
94 升目
101 長押操作
102 インタラクティブアイコン展示領域
103 ターゲットインタラクティブアイコン
104 インタラクティブ情報
1200 装置
1210 インターフェース表示モジュール
1220 アイコン展示モジュール
1230 操作受信モジュール
1231 操作受信サブモジュール
1232 操作特定サブモジュール
1233 アイコン表示サブモジュール
1240 情報表示モジュール
1250 キャンセル表示モジュール
1260 アイコン表示モジュール
1400 端末
1401 プロセッサ
1402 メモリ
1403 周辺機器インターフェース
1404 RF回路
1405 スクリーン
1406 カメラセット
1407 オーディオ回路
1408 ポジションセット
1409 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14