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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-29
(45)【発行日】2024-08-06
(54)【発明の名称】マスク
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20240730BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A41D13/11 B
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020123397
(22)【出願日】2020-07-20
(65)【公開番号】P2022020106
(43)【公開日】2022-02-01
【審査請求日】2022-12-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】椎野 泰一
(72)【発明者】
【氏名】松本 規之
(72)【発明者】
【氏名】豊嶋 俊樹
【審査官】冨江 耕太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-21032(JP,A)
【文献】特開2004-49356(JP,A)
【文献】国際公開第2015/132862(WO,A1)
【文献】特開2016-191172(JP,A)
【文献】登録実用新案第3037423(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D13/11
A62B18/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通気性を有するマスク本体と、
前記マスク本体の片面に貼着されるインナーシートと、を備え、
前記インナーシートは、
通気性のシートと、
前記シートの中央部を挟む位置関係で前記シートの片面に設けられる粘着剤と、を備え、
前記マスク本体と前記インナーシートとの間に空間を配した中空の二重構造を呈
前記シートは、横長の長方形であり、
前記粘着剤は、前記シートの短辺沿いまたは長辺沿いに設けられる、
マスク。
【請求項2】
前記粘着剤は、前記シートを前記マスク本体に貼着可能な粘着力を有する、
請求項1に記載のマスク。
【請求項3】
前記マスク本体は、前記インナーシートが貼着された状態で広げることが可能なプリーツを有している、
請求項1または2に記載のマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスクに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、不織布等の各種素材を用いたマスクが知られている(例えば、特許文献1-3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-104875号公報
【文献】特開2013-244153号公報
【文献】特開2008-301962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マスクは、通常、ウィルスや飛沫等の浮遊物を捕集するマスク本体が一乃至複数のシート状の素材で形成されている。このようなマスクにおいては、マスク本体が複数のシートの積層体によって形成されていても、外観的には一枚のシートで構成されているような形態となっている。そして、例えば、プリーツ型の使い捨てマスクのように、マスク本体を構成するシートが複数箇所で折り返されることでプリーツ状の部位を有しており、着用時には当該プリーツ状の部位が広げられることにより、着用状態において当該マスク本体が着用者の口元付近をドーム状に覆う形態にされたとしても、当該マスク本体と着用者の口元との間にある空間(以下、口元空間という)は、複数に区画されない単一の空間となる。
【0005】
ところが、口元空間が単一の空間である場合、呼気中の浮遊物を捕集する機能はマスク本体の全域で有効に発揮されない。その理由は、着用者が空気を吸う際は口元空間が外気より負圧になるのでマスク本体の略全域で通気が実現されるのに対し、着用者が空気を吐く際は、空気の吹き出し方向の延長線上で空気がマスク本体に当たって局部的な通気が行われるに過ぎず、マスク本体の全域における通気が有効に行われないためである。
【0006】
そこで、本願は、呼気中の浮遊物を捕集する機能をマスク本体の全域で有効に発揮させることが可能なマスク用のインナーシート及びマスクを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、シートの中央部を挟む位置関係で当該シートの片面に粘着剤を設けたインナーシートを用意し、マスクに貼着させることにした。
【0008】
詳細には、本発明は、マスク用のインナーシートであって、通気性のシートと、シートの中央部を挟む位置関係でシートの片面に設けられる粘着剤と、を備える。
【0009】
なお、シートは、横長の長方形であり、粘着剤は、シートの短辺沿いまたは長辺沿いに設けられていてもよい。
【0010】
また、粘着剤は、シートをマスクに貼着可能な粘着力を有していてもよい。
【0011】
また、本発明は、マスクとしての側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、マ
スクであって、通気性のシートによって形成されるマスク本体と、マスク本体の片面に貼着される上記何れかのインナーシートと、を備えるものであってもよい。また、この場合、マスク本体は、インナーシートが貼着された状態で広げることが可能なプリーツを有していてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、浮遊物を捕集する機能をマスク本体の全域で有効に発揮させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、マスクの外観斜視図である。
図2図2は、実施形態に係るマスク用のインナーシートを示した図である。
図3図3は、インナーシートの取り扱い方法を示した図である。
図4図4は、インナーシートを装着したマスクを顔に取り付けた状態を示した図である。
図5図5は、インナーシートの第1変形例を示した図である。
図6図6は、インナーシートの第2変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係るマスク用のインナーシート及びマスクについて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
【0015】
図1は、マスクの外観斜視図である。図1に示されるように、マスク1は、マスク本体2、耳紐3,4、側部5,6、ノーズフィッター7を有する。マスク本体2は、シート状の通気性素材で形成されており、着用者の口と鼻を覆うことが可能な大きさを有する。耳紐3,4は、紐状の伸縮性素材で形成されており、マスク本体2の両側部に位置する側部5,6において端部が接合されることにより、マスク本体2の左右両側に環状の輪をそれぞれ形成する。
【0016】
マスク本体2は、通気性を有する不織布等の各種シートから構成されるものであり、複数枚のシートの積層体である。そして、複数のシートは、上下左右の縁等において互いに適宜接合されている。また、マスク本体2は、プリーツ状の立体形状を形成し得る折り目を有する。このような折り目は、マスク本体2が襞状に折り込まれた状態で左右両側の端部に側部5,6が接合されることにより、その形状が側部5,6によって保持される。すなわち、左右両側の端部の側部5,6で折り目の展開が阻止され、マスク本体2の中心部付近の領域において、マスク1の装着時に折り目が展開されることで、マスク本体2のプリーツが広げられて立体形状となる。なお、非装着時にはプリーツが閉じられることで、マスク本体2をかさばらない平面状とすることができる。
【0017】
耳紐3,4を構成する紐状の伸縮性素材は、例えば、ゴム糸と綿の交織帯や、樹脂フィラメントの交編ネット、伸縮性の不織布等で形成される。このような紐状の素材の両端部が、それぞれマスク本体2の左右両側の側部の側部5,6に接合されることで、当該素材の一端が始点となり、当該素材の他端が終点となるループ状の形態の耳紐3,4がマスク本体2の左右両側に形成される。
【0018】
ノーズフィッター7は、マスク本体2の上部において、長手方向がマスク本体2の左右方向に延在する状態でマスク本体2に固定される部材である。ノーズフィッター7は、マスク本体2を構成するシート状の通気性素材同士の間に挟み込まれる状態で積層体の内部に固定されていてもよいし、或いは、マスク本体2の表面に固定されていてもよい。ノー
ズフィッター7は、着用者が指で押圧することにより適宜の形状へ変形可能な程度の強度を有すると共に、当該押圧から解放されても形状を維持する塑性変形可能な素材である。このようなノーズフィッター7がマスク本体2の上部に設けられていることにより、着用者は、鼻とマスク本体2との間にできる隙間を塞ぐことができる。
【0019】
マスク1を構成する上述の各素材は、超音波溶着による接合が好適であるが、例えば、ミシン糸等による縫合、ホットメルト接着剤等による接着、ヒートシール、その他の各種接合技術を適用し得る。
【0020】
図2は、実施形態に係るマスク用のインナーシートを示した図である。インナーシート11は、図2に示されるように、全体的に長方形の外観を呈する矩形のインナーシート本体12と、インナーシート本体12の左右両端部分に位置する短辺に沿って設けられる粘着剤13,14とを備える。
【0021】
インナーシート11は、マスク本体2に貼着されるシートである。よって、インナーシート本体12は、インナーシート11が貼着されたマスク本体2の通気性を確保するために、通気性のシートで構成されている。また、粘着剤13,14には通気性が無いため、インナーシート11が貼着されたマスク本体2の通気性を確保するために、粘着剤13,14は、インナーシート本体12の中央部を挟むような位置関係でインナーシート本体12の片面に設けられている。
【0022】
インナーシート本体12に適用可能な通気性のシートとしては、例えば、布、セルロース製の不織布、その他の各種素材が挙げられる。また、粘着剤13,14に適用可能な粘着剤としては、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系、ゴム系、その他の人肌に対して安全性が確認されている各種素材が挙げられる。インナーシート11は、マスク本体2の両面のうち着用者側の面に貼着され、マスク本体2と着用者の肌との間に挟持される形態で用いられる。よって、粘着剤13,14の粘着力はインナーシート11が自重でマスク本体2から剥がれ落ちない程度の強さがあればよく、より好ましくは、着用者の口元がインナーシート11に接することで当該インナーシート11がマスク本体2から剥がれ落ちない程度の強さがあればよい。
【0023】
図3は、インナーシート11の取り扱い方法を示した図である。インナーシート11をマスク1に装着する際は、まず、粘着剤13,14に貼着されている保護用のセパレートフィルムを剥がす。そして、図3(A)に示されるように、粘着剤13,14がマスク本体2の左右両端部分に位置するような状態でインナーシート11をマスク本体2の着用者側の面に貼着する。次に、図3(B)に示されるように、マスク本体2の上端中央部と下端中央部を指で掴んでマスク本体2のプリーツを広げる。マスク本体2のプリーツを広げると、インナーシート11が装着されたマスク1は、図3(C)に示されるように、マスク本体2とインナーシート11との間に空間を配した中空の二重構造を呈する。インナーシート11のこのような取り扱い方法は、例えば、粘着剤13,14に貼着されているセパレートフィルム等に印刷されていると便利である。
【0024】
図4は、インナーシート11を装着したマスク1を顔に取り付けた状態を示した図である。上述したように、インナーシート11が装着されたマスク1は、マスク本体2とインナーシート11との間に空間S2を配した中空の立体的な二重構造を呈する。よって、インナーシート11を装着したマスク1を顔Fに取り付けると、図4に示されるように、マスク本体2と顔Fとの間にある空間は、インナーシート11によって2つの空間S1,S2に区画される。
【0025】
このマスク1では、着用者が鼻Nや口Mから空気を吸う際、マスク本体2やインナーシ
ート11の通気抵抗により、空間S1と空間S2が外気よりも負圧になる。このため、マスク本体2の外側からマスク本体2を通じて空間S1,S2へ流入する空気は、マスク本体2の特定の部位に集中することなく、マスク本体2の略全域を通過する。このため、着用者が鼻Nや口Mから空気を吸う際は、マスク本体2が有する浮遊物の捕集機能がマスク本体2の略全域で有効に発揮される。
【0026】
また、インナーシート11を装着したマスク1では、マスク本体2と顔Fとの間の空間がインナーシート11によって空間S1,S2の2つに区画されているので、着用者が鼻Nや口Mから空気を吐く際、インナーシート11のうち鼻Nや口Mの開口に対向する特定の対向領域Zに空気が衝突する。これにより、鼻Nや口Mからインナーシート11の対向領域Zへ局部的に吹き出された空気の勢いがインナーシート11への衝突によって緩和される。これにより、空間S1内においてインナーシート11の対向領域Zへ局部的に吹き出された空気は、インナーシート11における通気やインナーシート11の外縁部分における空間S2側への漏出により、空間S1から空間S2へ移動する。そして、インナーシート11への衝突によって気流の勢いが緩和された空気は、空間S2内全体の気圧をマスク本体2の外側より高め、マスク本体2の略全域を通過してマスク本体2の外側へ排気される。このため、着用者が鼻Nや口Mから空気を吐く際も、マスク本体2が有する浮遊物の捕集機能がマスク本体2の略全域で有効に発揮される。一方、マスク1にインナーシート11が装着されていない場合、鼻Nや口Mから吐き出される空気は、マスク本体2のうち鼻Nや口Mに対向する特定の領域に衝突する。すなわち、マスク1にインナーシート11が装着されていない場合、本実施形態でインナーシート11が担っている気流の勢いを緩和する機能が発揮されない。よって、局部的に衝突した空気の一部は当該領域においてマスク本体2を通過するものの、その他の空気はマスク本体2の内面に沿う方向へ流れを変え、マスク本体2と顔Fとの間にある隙間を通じてマスク本体2の上下左右へ漏出する。このため、マスク本体2が有する浮遊物の捕集機能がマスク本体2の略全域で有効に発揮されない。この結果、着用者の鼻Nや口Mから吐き出される空気に含まれる浮遊物がマスク本体2において十分に捕集されないままマスク本体2の外側へ排気されることになる。
【0027】
以上より、マスク1にインナーシート11を装着すれば、浮遊物を捕集する機能をマスク本体2の全域で有効に発揮させることが可能になると言える。
【0028】
ところで、上述したインナーシート11は、例えば、以下のように変形してもよい。図5は、インナーシート11の第1変形例を示した図である。インナーシート11は、例えば、図11に示すように、粘着剤13,14をインナーシート本体12の左右両端部分ではなく、インナーシート本体12の上下両端部分に位置する長辺沿いに配置したものであってもよい。本第1変形例をマスク1に装着した場合であっても、上述したように、マスク本体2と顔Fとの間がインナーシート11によって2つの空間S1,S2に区画される。そして、着用者が吐く空気がインナーシート11に衝突して気流の勢いが緩和され、マスク本体2の略全域を通過してマスク本体2の外側へ排気されるため、マスク本体2が有する浮遊物の捕集機能がマスク本体2の略全域で有効に発揮される。
【0029】
また、上述したインナーシート11は、例えば、以下のように変形してもよい。図6は、インナーシート11の第2変形例を示した図である。本第2変形例は、上述の第1変形例とほぼ同様の形態であるが、粘着剤13が粘着剤14より幅広となっている。これは、粘着剤14よりも幅広の粘着剤13がマスク本体2の上端側(ノーズフィッター7側)となるようにインナーシート11をマスク本体2へ貼着することで、マスク本体2の上端部分でインナーシート11をマスク本体2の外側へ折り返すことができるようにすることを狙ったものである。例えば、女性の場合、鼻Nが接触するマスク本体2の上端付近には、顔Fに塗布しているファンデーション等の化粧料が付着する。よって、インナーシート1
1の上端部分をマスク本体2の外側へ折り返してマスク本体2の上端部分をインナーシート11で包み込むようにすれば、インナーシート11のみを交換することでマスク1の再利用を繰り返す場合であっても、マスク本体2の上端部分が汚れるのを防ぐことができる。また、顔Fの大きさは着用者に応じて異なるが、ノーズフィッター7が設けられているマスク本体2の上端部分は、通常、顔Fの鼻N付近に位置合わせされる。一方、マスク本体2の下端部分と顔Fの顎との相対的な位置関係は、プリーツの広がり度合いや顔Fの大きさに応じて異なる。よって、マスク本体2の上端付近におけるインナーシート11の貼着強度をマスク本体2の下端付近よりも高めておけば、マスク1を長時間着用した場合であっても、マスク1内におけるインナーシート11の位置ずれによりインナーシート11が鼻Nや口Mから離れた位置へ移動する可能性を可及的に抑制することができる。
【0030】
ところで、上記実施形態や各変形例のインナーシート11に設けられていた粘着剤13,14は、インナーシート本体12へ裁断する前の原反に粘着剤を塗布し、粘着剤を塗布した部位で原反を裁断することにより、インナーシート11の端部付近へ設けることができる。粘着剤13,14をこのようにして設ける場合、原反への粘着剤の塗布の容易性に鑑みれば、製造装置が原反を繰り出す方向(MD方向)に沿って粘着剤を塗布するのが合理的である。よって、例えば、実施形態のインナーシート11であれば、図2に示す正面図において紙面に対して上下方向に原反を繰り出しながら粘着剤を塗布するのが合理的である。また、例えば、第1変形例及び第2変形例のインナーシート11であれば、図5,6に示す正面図において紙面に対して左右方向に原反を繰り出しながら粘着剤を塗布するのが合理的である。
【0031】
なお、粘着剤13,14は、上記実施形態や各変形例のような形態に限定されるものではない。粘着剤13,14は、インナーシート本体12の中央部を両者で挟むような位置関係でインナーシート本体12に設けられたものであればよい。このような形態の粘着剤13,14としては、例えば、インナーシート本体12の左右両端部付近あるいは上下両端部付近において、離散的に塗布された点状の粘着剤、筋状に塗布されたハッチング状の粘着剤、縦横の線状に塗布された格子状の粘着剤、その他各種形態の粘着剤が挙げられる。
【0032】
また、上記実施形態や各変形例では、マスク1の一例として使い捨てタイプのマスクを例示したが、インナーシート11を貼着するマスクはこのような使い捨てタイプに限定されるものではない。インナーシート11を貼着するマスクは、例えば、ウレタン等の通気性素材や綿等の布地を使って製造された再使用可能なマスク、マスク本体を構成する通気性素材が予め立体的に成形された各種作業用の粉塵用マスク、その他各種のマスクであってもよい。インナーシート11は、このように、様々なタイプのマスクへ適用してもよいため、適用するマスクの種類に応じた形状を有していると便利である。すなわち、インナーシート11は、着用者の鼻Nや口Mを覆う部分と粘着剤を設ける部分とを有していればよく、例えば、楕円形、四角形、正方形、台形、長方形、横長の長方形といった各種形状を有するものであってもよい。
【0033】
また、マスク1に貼着するインナーシート11には、付加的な機能が備わっていてもよい。このような機能としては、例えば、芳香成分といった各種成分を付加することで、清涼感やリラックス効果を付与するもの等が挙げられる。
【符号の説明】
【0034】
F・・顔
M・・口
N・・鼻
Z・・対向領域
1・・マスク
2・・マスク本体
3,4・・耳紐
5,6・・側部
7・・ノーズフィッター
11・・インナーシート
12・・インナーシート本体
13,14・・粘着剤
S1,S2・・空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6