特許7529611IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

免震機構に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1,2に記載の傾斜滑り支承において、傾斜面の勾配や滑り面の摩擦係数は任意に設定できるわけではない。傾斜面の勾配は小さすぎると復元力が不足して残留変位が増大し、大きすぎると加速度が増大してしまう。このため、傾斜面の勾配θの適切な範囲は0.015≦tanθ≦0.045程度となる。滑り面の摩擦係数は摩擦材に依存するため、既存の製品から選択するしかなく、選択肢(摩擦係数の値)は限定される。このため、傾斜滑り支承の復元力特性(荷重-変位関係)は限られた範囲内から選定するしかなく、任意に設定することはできないとう問題点があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。 すなわち、本発明に係る免震機構は、下部構造体と該下部構造体に対して相対的に移動可能な上部構造体との間に設置される免震機構であって、水平面に沿う任意の方向に変位可能であるとともに、原位置に戻る復元力を有する傾斜滑り支承と、鋼材ダンパーと、を備え、前記傾斜滑り支承の傾斜復元力が、前記傾斜滑り支承の摩擦抵抗力と前記鋼材ダンパーの降伏・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る免震機構によれば、既存製品の限定された摩擦係数を用いながら任意の復元力特性を実現することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の一免震機構を示す模式的な図である。
【図2】 本発明の一免震機構の振動モデルの一例を示す図である。
【図3】 本発明の一免震機構の傾斜滑り支承の分解斜視図である。
【図4】 本発明の一免震機構の傾斜滑り支承を示し、(a)平面図であり、(b)(a)のb-b線断面図であり、(c)(a)のc-c線断面図である。
【図5】 本発明の一免震機構の鋼材ダンパーを示す斜視図である。
【図6】 本発明の一免震機構の鋼材ダンパーの復元力特性を示す図である。
【図7】 本発明の一免震機構の復元力特性を示す図である。
【図8】 本発明の一免震機構の検証において傾斜滑り支承の復元力特性を示し、(a)摺動復元力を示し、(b)傾斜復元力を示す。
【図9】 本発明の一免震機構の検証において使用する地震波の波形を示し、(a)エルセントロ、(b)タフト、(c)八戸、(d)告示(神戸位相)、(e)告示(関東位相)、(f)告示(八戸位相)を示している。
【図10】 本発明の一免震機構の検証において使用する鋼材ダンパーの復元力特性を示す図である。
【図11】 本発明の一免震機構の検証結果を示し、(a)質点における加速度波形を示し、(b)質点における免震層の変位波形(告示神戸)を示し、(c)(b)の免震層の変位波形の局部拡大を示す。
【図12】 本発明の一免震機構の検証結果で復元力特性を示し、(a)傾斜滑り支承の傾斜復元力の履歴を示し、(b)傾斜滑り支承の摩擦復元力の履歴を示し、(c)鋼材ダンパーのせん断力の履歴を示し、(d)(a),(b)及び(c)の合成後の復元力特性を示す。
【図13】 本発明の一免震機構の検証結果でCase1の免震層の変位波形を示し、(a)エルセントロNS(50)、(b)タフトEW(50)、(c)八戸NS(50)、(d)告示神戸、(e)告示関東、(f)告示八戸を示している。
【図14】 本発明の一免震機構の検証結果でCase2の免震層の変位波形を示し、(a)エルセントロNS(50)、(b)タフトEW(50)、(c)八戸NS(50)、(d)告示神戸、(e)告示関東、(f)告示八戸を示している。
【図15】 本発明の一免震機構の検証結果でCase3の免震層の変位波形を示し、(a)エルセントロNS(50)、(b)タフトEW(50)、(c)八戸NS(50)、(d)告示神戸、(e)告示関東、(f)告示八戸を示している。
【図16】 本発明の一免震機構の検証結果で残留変位とWtanθ/(μW+Fy)との関係を示し、(a)エルセントロNS(50)、(b)タフトEW(50)、(c)八戸NS(50)、(d)告示神戸、(e)告示関東、(f)告示八戸を示している。
【図17】 従来の傾斜滑り支承の復元力特性を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

11…下部構造体 12…上部構造体 20…傾斜滑り支承 23d…傾斜面 23u…傾斜面 26…上部傾斜面(傾斜面) 27…下部傾斜面(傾斜面) 30…鋼材ダンパー 100…免震機構 F1…傾斜復元力 Ff…摩擦抵抗力 Fy…降伏荷重 θ…傾斜角 μ…摩擦係数

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