(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-29
(45)【発行日】2024-08-06
(54)【発明の名称】駐車装置の制御機器とその制御方法
(51)【国際特許分類】
E04H 6/00 20060101AFI20240730BHJP
E04H 6/18 20060101ALI20240730BHJP
【FI】
E04H6/00 A
E04H6/18 601A
(21)【出願番号】P 2023052867
(22)【出願日】2023-03-29
(62)【分割の表示】P 2019091181の分割
【原出願日】2019-05-14
【審査請求日】2023-04-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000198363
【氏名又は名称】IHI運搬機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】神庭 幸秀
(72)【発明者】
【氏名】濱田 浩史
【審査官】兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-053645(JP,A)
【文献】特開2005-194733(JP,A)
【文献】特開2005-194734(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00-6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉を通過して入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御機器であって、
閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、
操作者が操作する盤面である操作盤面と、
前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と、
前記操作盤面に設けられ操作者により認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと、
を備え、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、処理である扉開処理を実行し、
前記扉開処理が、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていること検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%
より前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にし、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる、
ことを特徴とする駐車装置の制御機器。
【請求項2】
認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉を通過して入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御機器であって、
閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、
操作者が操作する盤面である操作盤面と、
前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と、
前記操作盤面に設けられ操作者により認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと、
を備え、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、処理である扉開処理を実行し、
前記扉開処理が、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%
より前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で閉止状態に戻し、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる、
ことを特徴とする駐車装置の制御機器。
【請求項3】
認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉を通過して入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御機器であって、
閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、
操作者が操作する盤面である操作盤面と、
前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と、
前記操作盤面に設けられ操作者により認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと、
前記操作盤面に設けられ操作されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である扉閉釦と、
を備え、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、処理である扉開処理を実行し、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉
閉釦を操作されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない、処理である扉閉処理を実行し、
前記扉閉処理が、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を開放状態から変化させず、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%
より前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉を停止させ、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態に変化させる、
ことを特徴とする駐車装置の制御機器。
【請求項4】
認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉を通過して入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御機器であって、
閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、
中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、
操作者が操作する盤面である操作盤面と、
前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と、
前記操作盤面に設けられ操作者により認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと、
前記操作盤面に設けられ操作されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である扉閉釦と、
を備え、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、処理である扉開処理を実行し、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉
閉釦を操作されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない、処理である扉閉処理を実行し、
前記扉閉処理が、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を開放状態から変化させず、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%
より前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻し、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を閉止状態まで変化させる、
ことを特徴とする駐車装置の制御機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の車両を駐車させる駐車装置の制御機器とその制御方法に係る。
【背景技術】
【0002】
駐車装置を操作する際は、操作者が安全を確認して操作する。
車両を駐車装置に入れるときに、操作者が操作盤面を操作する。
例えば、車両を駐車装置から出すときに、操作者が操作盤面を操作する。
操作者が車両の運転手である場合がある。
例えば、車両を駐車装置に入れるときに、駐車装置の入出庫空間に車両を入れる運転手が操作盤面を操作する。
例えば、車両を駐車装置から出すときに、駐車装置の入出庫空間から車両を出す運転手が操作盤面を操作する。
【0003】
入出庫扉が入出庫空間に設けられる。
入出庫する時を除いて入出庫扉が閉じられ、人が安易に入出庫空間に入れない。
【0004】
安全を確保するために、通常操作では入出庫作業をした操作者のみが入出庫扉を閉める様にしてもよい。
【0005】
例えば、車両を駐車装置に入れるときは、認証デバイスにより1回目の認証をし、入出庫扉を開き、その後運転手が車両を入出庫空間に入れ、運転手が入出庫空間から退避した後で、2回目の認証をし、入出庫扉を閉じる。
例えば、車両を駐車装置から出すときは、認証デバイスにより1回目の認証をし、入出庫扉を開き、運転手が入出庫空間に入り、その他運転手が車両を入出庫空間から出した後、運転手が一旦車両から降りて、2回目の認証をし、入出庫扉を閉じる。
【0006】
入出庫作業の後で運転手が入出庫扉を閉じずに、その場から立ち去る場合がある。
入出庫作業の後で運転手が2回目の認証をせずに入出庫扉を閉じずに、その場から立ち去る場合がある。
その様な場合に、特別な操作をすることで、他の運転手または操作員が駐車装置を再起動する。
【0007】
特に、認証デバイスを非接触で認証デバイスリーダで読み込ませる形式をとっている駐車装置において、入出庫作業の後で運転手が2回目の認証をすることを忘れて、入出庫扉を閉じずに、その場から立ち去る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、入出庫扉を開いた者が入出庫扉を閉じることを忘れることを防止する等をして安定した運営をするための駐車装置の制御機器と駐車装置の制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉をくぐって入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御機器を、閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、操作者が操作する盤面である操作盤面と、前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と、前記操作盤面に設けられ認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと、を備え、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、処理である扉開処理を実行する、ものとした。
【0010】
上記本発明の構成により、操作盤面は、操作者が操作する盤面である。呼釦は、前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である。認証デバイスリーダが、前記操作盤面に設けられ認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ。入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させる。入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
【0011】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0012】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にする。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にする。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
【0013】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
上記の実施形態の構成により、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させる。入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
【0014】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
上記の実施形態の構成により、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させる。入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
【0015】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態に戻す。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態に戻す。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
【0016】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にし、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれいることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にする。前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
その結果、操作者が認証デバイスをイメージリーダの認証部から離したときに、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0017】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で閉止状態に戻し、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で閉止状態に戻す。前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0018】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告する。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告する。
その結果、操作者が、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
【0019】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記認証部が前記操作盤面の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する面状の部分である。
上記の実施形態の構成により、前記認証部が前記操作盤面の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する面状の部分である。
その結果、認証デバイスリーダに認証部に置かれた認証デバイスが認証部から滑り落ちるのを抑制できる。
【0020】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記操作盤面に設けられ操作されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である扉閉釦と、を備え、
入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉開釦を操作されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない、処理である扉閉処理を実行する。
上記の実施形態の構成により、操作盤面に扉開釦を準備する。入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記扉開釦を操作されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
その結果、扉閉処理時に操作者の操作により入出庫扉を閉じる。
【0021】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
上記の実施形態の構成により、入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
その結果、扉閉処理時に操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
【0022】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部から離されるのを検知してから所定時間内に前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、前記特定認証デバイスが認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部から離されるのを検知してから所定時間を越えると入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
上記の実施形態の構成により、前記扉閉処理において、前記特定認証デバイスが認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部から離されるのを検知してから所定時間内に前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。前記特定認証デバイスが認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部から離されるのを検知してから所定時間を越えると入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
その結果、扉閉処理時に操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離しても扉を閉めることができる。
【0023】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態に変化させる、
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態に変化させる。
その結果、入出庫扉が閉じ始めると操作者の操作にかかわらず閉止状態になる。
【0024】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉を停止させる。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉を停止させる。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができる。
【0025】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉を停止させ、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態に変化させる。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉を停止させる。前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態まで変化させる。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができ、且つ入出庫扉が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0026】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻す。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻す。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができる。
【0027】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、前記扉閉処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻し、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を閉止状態まで変化させる。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻す。前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知しても入出庫扉の状態を閉止状態まで変化させる。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができ、且つ入出庫扉が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0028】
上記目的を達成するため、本発明に係る認証デバイスを持つ操作者に対応する車両を閉止状態と開放状態との間で状態を変化できる入出庫扉をくぐって入出庫空間に入出庫させて駐車させる駐車装置の制御方法であって、閉止状態が車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、開放状態が車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態であり、中途停止状態が閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態であり、操作者が操作する盤面である操作盤面と前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と前記操作盤面に設けられ認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと前記操作盤面に設けられ操作されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である扉閉釦とを有する制御機器を準備する準備処理と、前記認証部に置かれた認証デバイスに関連づけられた操作者を認証する第一認証工程と、入出庫空間の状態を車両を入出庫できる状態である入出庫可能状態にする呼出処理と、入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態に変化させる扉開処理と、操作者を認証する第二認証処理と、前記特定認証コードと前記第二認証処理で認証した操作者とが関連づけられているか否かを判断する操作者判定処理と、入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態に変化させる扉閉処理と、を備え、
前記扉開処理は、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない、ものとした。
【0029】
上記本発明の構成により、準備処理が、操作者が操作する盤面である操作盤面と前記操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である呼釦と前記操作盤面に設けられ認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと前記操作盤面に設けられ操作されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である扉閉釦とを有する制御機器を準備する。第一認証処理が、前記認証部に置かれた認証デバイスに関連づけられた操作者を認証する。呼出処理が、入出庫空間の状態を車両を入出庫できる状態である入出庫可能状態にする。扉開処理が、入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態に変化させる。第二認証処理が、操作者を認証する。操作者判定処理が、前記特定認証コードと前記第二認証処理で認証した操作者とが関連づけられているか否かを判断する。扉閉処理が、入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態に変化させる。
前記扉開処理は、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者が持つ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知すると入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
【0030】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0031】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御方法は、前記扉開処理が、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にする。
上記の実施形態の構成により、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知しており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが前記認証部から離されることを検知すると入出庫扉の状態を中途停止状態にする。
その結果、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
【0032】
本発明の実施形態に係る駐車装置の制御方法は、前記第二認証工程と前記操作者判定処理とを実施した後で、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記操作者判定処理が前記第一認証処理で認証した操作者と前記第二認証処理で認証した操作者とが同一であると判断するとき前記扉閉処理の実施を許し、前記第二認証工程と前記操作者判定処理とを実施した後で前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知したとき前記扉閉処理の実施を許さない。
上記の実施形態の構成により、前記操作者判定処理を実施した後で、前記第二認証工程と前記操作者判定処理とを実施した後で、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていることを検知し且つ前記操作者判定処理が前記第一認証処理で認証した操作者と前記第二認証処理で認証した操作者とが同一であると判断するとき前記扉閉処理の実施を許す。前記第二認証工程と前記操作者判定処理とを実施した後で、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないことを検知するとき、前記扉閉処理の実施を許さない。
その結果、異なる操作者が扉閉処理をするのを防止できる。
【発明の効果】
【0033】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置の制御機器は、その構成により、以下の効果を有する。
操作盤面に呼釦と認証デバイスリーダとを準備し、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定認証デバイスが操作者により前記認証部に置かれて且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部から離されると入出庫扉の状態を中途停止状態にする様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部に置かれると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
また、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部に置かれて且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉の状態を閉止状態に戻す様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部から離されると入出庫扉の状態を中途停止状態にし、
前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれおり入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部から離されても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉の状態を停止した後で閉止状態に戻し、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されても入出庫扉の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告する様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、前記認証部が前記操作盤面の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する面状の部分である様にしたので、認証デバイスリーダの認証部に置かれた認証デバイスが認証部から滑り落ちるのを抑制できる。
また、入出庫扉の状態が開放状態であるときに操作者により前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が開放状態であるときに操作者により前記扉閉釦を押されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理時に操作者の操作により入出庫扉を閉じる。
また、入出庫扉の状態が開放状態であるときに操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれて且つ操作者により前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理時に操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、前記特定認証デバイスが認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態であるときに操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されてから所定時間内に操作者により前記扉閉釦を操作されると入出庫扉の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、前記特定認証デバイスが認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態であるときに前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部から離されてから所定時間を越えると入出庫扉の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理時に操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離しても扉を閉めることができる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態に変化させる様にしたので、入出庫扉が閉じ始めると操作者の操作にかかわらず閉止状態になる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉を停止させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉を停止させ、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態まで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができ、且つ入出庫扉が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻す様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されると入出庫扉の状態を停止した後で開放状態に戻し、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により前記特定認証デバイスが前記認証部から離されても入出庫扉の状態を停止せず閉止状態まで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができ、且つ入出庫扉が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0034】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置の制御方法は、その構成により、以下の効果を有する。
操作盤面に呼釦と認証デバイスリーダとを準備し、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定認証デバイスが操作者により前記認証部に置かれて且つ操作者により前記呼釦を操作されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが前記認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
また、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれており入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で前記特定認証デバイスが操作者により前記認証部から離されると入出庫扉の状態を中途停止状態にする様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、前記操作者判定処理を実施した後で、前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれて且つ前記操作者判定処理が前記第一認証処理で認証した操作者と前記第二認証処理で認証した操作者とが同一であると判断するとき前記扉閉処理を実施し、前前記特定認証デバイスが前記認証部に置かれていないとき前記扉閉処理を実施しない様にしたので、異なる操作者が扉閉処理をするのを防止できる。
従って、入出庫作業をおこなう者が入出庫扉を開き、また閉じる様に誘導できる駐車装置の制御機器と駐車装置の制御方法とを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】本発明の実施形態に係る駐車装置の入出庫空間の概念図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る駐車装置の入出庫処理の概念図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器の概念図その1である。
【
図4】本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器の概念図その2である。
【
図5】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
【
図6】本発明の第二の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
【
図7】本発明の第二の実施形態にかかる入庫の作用説明図である。
【
図8】本発明の第二の実施形態にかかる出庫の作用説明図である。
【
図9】本発明の第三の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
【
図10】本発明の第三の実施形態にかかる入庫の作用説明図である。
【
図11】本発明の第三の実施形態にかかる出庫の作用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
【0037】
本発明の実施形態にかかる駐車装置の制御機器を、図を基に、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る駐車装置の入出庫空間の概念図である。
図2は、本発明の実施形態に係る駐車装置の入出庫処理の概念図である。
図3は、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器の概念図その1である。
図4は、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器の概念図その2である。
【0038】
本発明の実施形態にかかる駐車装置は、操作者に対応する車両を駐車させる装置である。
本発明の実施形態にかかる駐車装置は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を各々に駐車させる装置であってもよい。
【0039】
本発明の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、操作者に対応する車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて駐車させる方法である。
本発明の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて各々に駐車させる方法であってもよい。
【0040】
本発明の実施形態にかかる駐車装置は、駐車機構100と制御機器200とで構成される。
駐車装置は、認証デバイス7をもつ操作者6に対応する車両5を入出庫扉130をくぐって入出庫空間に入出庫させて駐車させる装置である。
例えば、駐車装置は、認証デバイス7を各々にもつ複数の操作者6に各々に対応する車両5を入出庫扉130をくぐって入出庫空間に入出庫させて各々に駐車させる装置である。
ここで、認証デバイスは、認証コードを記憶し、外部と通信できるデバイスである。
認証デバイスは、認証コードを記憶し、外部と無線通信できるカード型のデバイスであってもよい。
例えば、認証デバイスは認証機能を持つカードである。
例えば、認証デバイスは認証機能を持つキーである。
車両5を入庫させるとき、入出庫空間120は、ドライバが車両5を入れて、乗り捨てる空間である。
車両5を出庫させるとき、入出庫空間120は、ドライバが車両に乗り込む空間である。運転手が入出庫空間120に位置する車両に乗った後で、車両は入出庫空間120から外へでる。例えば、運転手が入出庫空間120に位置する車両に乗った後で、車両は運転手に運転されて入出庫空間120から外へでる。
入出庫扉130は、入出庫空間120と外部空間との境をしきる開閉可能な扉である。
入出庫扉130の姿勢は、停止状態と開放状態との間で変化できる。
閉止状態は、車両が通過不能な姿勢で停止している入出庫扉の状態である。
例えば、閉止状態は入出庫扉130の下端が入出庫口の下端に位置する姿勢である。
図1(A)は、入出庫扉130の状態が閉止状態にある様子を示す。
開放状態は、車両が通過可能な姿勢で停止している入出庫扉の状態である。
例えば、閉止状態は入出庫扉130の下端が入出庫口の上端に位置する姿勢である。
図1(B)は、入出庫扉130の姿勢が開放状態である様子を示す。
中途停止状態は、入出庫扉の閉止状態と開放状態との間で変化する途中で停止している入出庫扉の状態である。
【0041】
駐車機構100は、車両を駐車空間と入出庫空間120との間で搬送できる機構である。
駐車機構100は、車両をパレットに乗せて駐車空間と入出庫空間120との間で搬送できてもよい。
通常操作では、駐車機構100は、入出庫空間の安全が確認されて入出庫扉130が閉じているときにのみ、車両を駐車空間と入出庫空間120との間で搬送できる。
【0042】
制御機器200は、駐車機構100を制御する機器である。
制御機器200は、駐車機構100を入庫モードまたは出庫モードで制御する。
入庫モードは、制御機器200が車両を駐車装置に入庫させるモードである。
出庫モードは、制御機器200が車両を駐車装置から出庫させるモードである。
制御機器200は、操作盤面210と呼釦220と認証デバイスリーダ230とで構成される。
制御機器200は、操作盤面210と呼釦220と認証デバイスリーダ230と扉閉釦240とで構成されてもよい。
制御機器200は、操作盤面210と呼釦220と認証デバイスリーダ230と扉閉釦240とカード取出ランプ250とカード認識ランプ260とで構成されてもよい。
制御機器200は、操作盤面210と呼釦220と認証デバイスリーダ230と扉閉釦240とカード取出ランプ250とカード認識ランプ260と暗証テンキー280とで構成されてもよい。
認証デバイスリーダ230は、カード形式の認証デバイスと通信可能なリーダであってもよい。
認証デバイスリーダ230は、キー形式の認証デバイスと通信可能なリーダであってもよい。
図4(B)は、暗証テンキー280が操作盤面に設けられる様子を示す。
制御機器200は、操作盤面210と呼釦220と認証デバイスリーダ230と扉閉釦240とカード取出ランプ250とカード認識ランプ260と生体認証パッド290とで構成されてもよい。
図4(C)は、生体認証パッド290が操作盤面210に設けられる様子を示す。
【0043】
操作盤面210は、操作者が操作する盤面である。
操作盤面210は入出庫空間120の外側の入出庫扉130の近傍に設けられてもよい。
呼釦220は、操作盤面に設けられ操作されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である。
ここで、手動操作器は、操作者の手で操作される器具である。
例えば、呼釦220は、操作盤面に設けられ押されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる手動操作器である。
入庫モードでは、操作者が呼釦220を操作すると、操作者に対応する車両の入庫を要求することとなる。
出庫モードでは、操作者が呼釦220を操作すると、操作者に対応する車両の出庫を要求することとなる。
認証デバイスリーダ230は、操作盤面231に設けられ、操作者により認証デバイス7を置かれると認証デバイス7を認証可能な状態になる部分である認証部Sをもつ。
認証デバイスが認証部に置かれると、認証部231は認証デバイス7を認証して認証コードを受信できる。
扉閉釦240は、操作盤面210に設けられ、操作されると入出庫扉130を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる手動操作器である。
例えば、扉閉釦240は、操作盤面210に設けられ、押されると入出庫扉130を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる釦である。
カード取出ランプ250は、認証デバイス7を認証部231から離しても制御上特段の問題が生じない状態になると点灯するランプである。
カード認識ランプ260は、認証デバイスリーダ230が認証デバイス7を認証可能な状態であると検知したとき点灯するランプである。
操作モニタ270は、操作のための表示をするモニタである。操作モニタ270は、タッチパネル機能を持っていてもよい。
暗証テンキー280は、認証コードを入力するテンキーである。
生体認証パッド290は、生体認証をするパッドである。
ドライバまたは操作者が制御機器200の操作盤面210を操作するときに、ドライバは開いた入出庫扉130から入出庫空間120の内部の安全を確認できる。
手動操作器は、手動で操作される器具であり、押しボタン、スイッチ、スライダー、その他である。
手動操作器は、実体のあるものでも、仮想のものでもよい。
例えば、手動操作器は、タッチパネルに表示されたものでもい。
【0044】
認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれると、認証デバイスリーダ230は認証デバイス7がおかれることを検知できる。
認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231から離されると、認証デバイスリーダ230は認証デバイス7が離されたことを検知できる。
例えば、認証デバイスリーダ230は認証デバイスの在席を検知できる検知センサをもっている。
認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれると、認証デバイスリーダ230は、認証デバイス7を認証できる。
認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれると、認証デバイスリーダ230は、認証デバイス7を認証でき、認証デバイス7に記録された認証コードを読み取ることができる。
例えば、認証デバイスリーダ230が認証デバイスを認証できるとき、認証デバイス7が認証部231に置かれていると判断する。
例えば、認証デバイスリーダ230が認証デバイスを認証できないとき、認証デバイス7が認証部231に離されたと判断する。
【0045】
認証部231が操作盤面210の奥行き方向に延びる面状の部分であってもよい。
認証部231が操作盤面210の奥行き方向に延びる上に向いた面状の部分であってもよい。
認証部231が操作盤面210の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する面状の部分であってもよい。
認証部231が操作盤面210の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する上に向いた面状の部分であってもよい。
この様にすると、カード形状の認証デバイスが認証部231から滑り落ちるのを防止できる。
【0046】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器とその制御方法を、図を基に、説明する。
【0047】
最初に、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の制御機器を、図を基に、説明する。
図5は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
【0048】
本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の制御機器200は、認証デバイス発行処理S10と認証デバイス待ち処理S30と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを実行する。
認証デバイス発行処理S10を実施する。
入出庫する車両に対応して、認証デバイス待ち処理S30と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを、その順に実行する。
【0049】
認証デバイス発行処理S10は、認証デバイスを発行する処理である。
発行された認証デバイスは、認証コードを記録される。
発行された認証デバイスは、駐車装置に対応する認証コードを記録されてもよい。
【0050】
認証デバイス待ち処理S30は、認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれるのを検知するのを待つ処理である。
例えば、認証デバイス待ち処理S30は、認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれるのを検知する在席センサの在席信号を待つ処理である。
例えば、認証デバイス待ち処理S30は、認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれて認証可能になるのを待つ処理である。
認証デバイス待ち処理S30で認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれたこと検知すると、次の処理に進む。
【0051】
呼釦待ち処理S60は、呼釦220が操作されるのを待つ処理である。
例えば、呼釦待ち処理S60は、呼釦220が押されるのを待つ処理である。
呼釦220が操作されるのを検知すると、次の処理に進む。
【0052】
呼出処理S70は、入出庫空間を入出庫可能な状態にする処理である。
駐車機構100が車両5をパレットに乗せる形式であるばあい、入庫モードでは、呼出処理S70は、空パレットを入出庫空間に置いて入出庫空間を入庫可能な状態にする。
駐車機構100が車両5をパレットに乗せる形式であるばあい、出庫モードでは、出庫する車両の乗るパレットを入出庫空間に置いて入出庫空間を出庫可能な状態にする。
呼出処理S70が完了すると次の処理にすすむ。
【0053】
扉開処理S80は、入出庫扉130の状態を閉止状態から開放状態に変化させる処理である。
後段で、扉開処理の詳述する。
扉開処理S80が完了すると次の処理に進む。
例えば、扉開処理S80が完了すると、入庫モードではドライバーが自動車を入出庫空間に入れて、ドライバが入出庫空間から出た後で、次の処理に進む。
例えば、扉開処理S80が完了すると、出庫モードではドライバーが入出庫空間に入り、自動車に乗り込み、ドライバを乗せた車両が入出庫空間から出た後で、次の処理に進む。
【0054】
無人確認釦待ち処理S90は、無人確認釦が操作されるのを待つ処理である。
例えば、無人確認釦待ち処理S90は、無人確認釦が押されるのを待つ処理である。
例えば、無人確認釦は、操作モニタ270に設けられる。
操作盤面231がドライバ6に入出庫空間120が無人であることを確認する様に促す。
扉開処理が終了するとドライバ6が車両5の入出庫作業を行う。
例えば、ドライバ6が、車両5の入出庫作業を行った後で入出庫空間120から出て、入出庫空間120が無人であることを確認すると、無人確認釦を押す。
無人確認釦が押されるの検知すると、次の処理に進む。
【0055】
扉閉釦待ち処理S110は、扉閉釦240が押されるのを待つ処理である。
操作盤面231がドライバ6に扉閉釦240を押すことを促す。
扉閉釦240が押されるのを検知すると、次の処理に進む。
【0056】
扉閉処理S140は、入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態に変化させる処理である。
後段で、扉閉処理S140を詳述する。
扉閉処理S140が完了すると、次に処理に進む。
【0057】
車両搬送処理S150は、車両を入出庫空間120から駐車空間に搬送する処理である。
例えば、車両搬送処理S150は、入庫した車両を入出庫空間120から駐車空間に搬送する。
駐車機構が車両をパレットに乗せる形式である場合、入庫モードにおいて、入庫した車両5を乗せたパレットを入出庫空間120から駐車空間に搬送する。
【0058】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかる扉開処理S80を詳述する。
ここで、操作者は車両の運転手、駐車装置の専従オペレータ、その他である。
説明の便宜上、入出庫を要求している操作者のもつ特定の認証デバイスを特定認証デバイスと呼称する。
【0059】
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知し且つ呼釦220を押されると、入出庫扉130の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知し且つ呼釦220を押されると、呼出処理S70を実行した後で、入出庫扉130の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させてもよい。
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに認証デバイス7が認証部231に置かれていないことを検知したとき、呼釦を押されても、入出庫扉130の状態を閉止状態から変化させない。
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに認証デバイス7が認証部231に置かれていないことを検知したとき、呼釦を押されても、呼出処理S70を実行せずに、入出庫扉130の状態を閉止状態から変化させない様にしてもよい。
【0060】
例えば、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれて認証可能な状態であることを検知し且つ呼釦220を押されると、呼出処理S70を実行した後で、入出庫扉130の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに認証デバイス7が認証部231に置かれておらず認証不能な状態であることを検知したとき、呼釦220を押されても、呼出処理S70を実行せずに、入出庫扉130の状態を閉止状態から変化させない。
この様にすると、認証デバイスが認証部231に置かれていないと閉止状態から開放状態にうごかない様にすることができる。
【0061】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態にする様にしてもよい。
【0062】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部132から離されて認証不能の状態であることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態にする。
この様にすると、入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態に変化する途中に認証デバイス7が認証部231から離されると、入出庫扉231が中途停止する様にすることができる。
【0063】
入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないことを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態から変化させない様にしてもよい。
【0064】
例えば、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれて認証可能な状態であることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれておらず認証不能であることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態から変化させない。
例えば、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイス以外の認証デバイスが認証部231に置かれることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態から変化させない。
この様にすると、特定認証デバイス7が認証部231から離されて入出庫扉130の状態が中途停止状態のとき、特定認証デバイス7を認証部231に置くと入出庫扉130の状態が開放状態に向かう様にすることができる。
【0065】
入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知し且つ呼釦220を押されると入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないことを検知すると、入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない様にしてもよい。
【0066】
例えば、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれて認証可能な状態であることを検知し且つ呼釦220を押されると入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれておらず認証不能であることを検知すると、入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
例えば、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイス以外の認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知した状態で且つ呼釦220を押されても、入出庫扉の状態を中途停止状態から変化させない。
この様にすると、入出庫扉130の状態が中途停止状態のとき認証デバイス7を認証部231に置き再度呼釦220を押すと入出庫扉130の状態が開放状態に変化する様にすることができる。
【0067】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知したとき、入出庫扉130の状態を閉止状態に戻す様にしてもよい。
【0068】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知したとき、入出庫扉130の状態を閉止状態に戻す。
この様にすると、入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態に移動中に特定認証デバイス7が認証部231から離されると入出庫空間の状態を閉止状態に戻す様にすることができる。
【0069】
特定認証デバイスが認証部231に置かれてあることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉130の状態を中途停止状態にし、
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知しても入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしてもよい。
ここで、所定値は予め設定される値であってもよい。以下、同じである。
【0070】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知すると、入出庫扉130の状態を中途停止状態にする。
特定認証デバイスが認証部231に置かれおり認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能状態であることを検知しても、入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態に移動する途中に認証デバイス7が認証部231から離されると中途停止状態になり、移動する途中を所定値%を越えたときに認証デバイス7が認証部231から離されてもそのまま開放状態になる様にすることができる。
【0071】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉130の状態を停止した後で閉止状態に戻し、
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知しても入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしてもよい。
【0072】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知する、入出庫扉130の状態を停止した後で閉止状態に戻す。
特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になっていることを検知しても、入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態に移動する途中に認証デバイス7が認証部231から離されると停止して閉止状態に戻り、移動する途中を所定値%を越えたときに認証デバイス7が認証部231から離されてもそのまま開放状態になる様にすることができる。
【0073】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告してもよい。
【0074】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知すると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告する。
例えば、モニタ画面に警告メッセージを表示する。
例えば、警告音を発生する。
例えば、警告メッセージを発音する。
例えば、警告用の照明を点灯する。
例えば、警告用の照明を点滅する。
この様にすると、入出庫扉120の状態が閉止状態から開放状態に変化中に認証デバイスを取ると操作者に警告する様にすることができる。
【0075】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかる扉閉処理S140を詳述する。
【0076】
扉閉処理S140は、入出庫扉130の状態が開放状態であるときに扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が開放状態であるときに扉開釦240を押されないと入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない様にする。
【0077】
入出庫扉の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知し且つ扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないことを検知したときに入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない様にしてもよい。
【0078】
例えば、入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれて認証可能な状態であることを検知し且つ扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。
入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれておらず認証不能な状態であることを検知したときに、入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない。
例えば、入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれておらず認証不能な状態であることを検知したときに、扉開釦240を押されても、入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない。
この様にすると、認証デバイス7が認証部231に置かれていないと扉開釦240を押されても入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化しない様にすることができる。
【0079】
第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれいることを検知し且つ操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき扉閉処理S140の実施を許し、
第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれていないことを検知したとき、扉閉処理S140の実施を許さない。
【0080】
例えば、第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知し且つ操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき、扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。
第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれていないことを検知したとき、扉開釦240を押されても入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない。
【0081】
例えば、第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれて認証可能な状態であることを検知し且つ操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき、扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。
第二認証処理S120と操作者判定処理S130とを実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれておらず認証可能な状態でないことを検知したとき、扉開釦240を押されても、入出庫扉の状態を開放状態から変化させない。
この様にすると、特定認証デバイスが認証部231に置かれて特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられているとき、扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる様にすることができる。
【0082】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知してから所定時間内に扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉139の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部から離されることを検知してから所定時間を越えると扉開釦240を押されても入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない様にしてもよい。
ここで、所定時間は予め設定される時間であってもよい。以下、同じ。
【0083】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知してから所定時間内に扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させる。
特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知して入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知してから所定時間を越えるとき、扉閉釦240を押されても入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない。
この様にすると、認証デバイス7が認証部231から外れても所定時間内に扉閉釦240を押すと入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化し、所定時間を越えてから扉閉釦240を押しても入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化しない様にできる。
【0084】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知しても入出庫扉130を停止せず閉止状態に変化させる様にしてもよい。
【0085】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になることを検知しても、入出庫扉130を停止せず閉止状態に変化させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化中に認証デバイス7を認証部231から離されてもそのまま閉止状態に変化する様にできる。
【0086】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉を停止させる。
【0087】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になることを検知すると、入出庫扉130を停止させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化中に認証デバイス7を認証部231から離されると入出庫扉130が停止する様にできる。
【0088】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉130を停止させ、特定認証デバイスが認証部231に置かれてあることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知しても入出庫扉130を停止せず閉止状態に変化させる様にしてもよい。
【0089】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になることを検知すると入出庫扉130を停止させる。
特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知しても入出庫扉130を停止せず閉止状態に変化させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化する途中の工程で認証デバイス7を認証部231から離すと入出庫扉130が停止し、途中を越えた工程で認証デバイス7を認証部231から離しても停止せず閉止状態まで変化させる様にすることができる。
【0090】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻す。
【0091】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態であることを検知すると、入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻す。
この様にすると、入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化中に認証デバイス7を認証部231から離すと入出庫扉231が停止して開放状態に戻る様にすることができる。
【0092】
特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知すると入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻し、特定認証デバイスが認証部231に置かれていることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されることを検知しても、入出庫扉130の状態を閉止状態まで変化させる。
【0093】
例えば、特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になることを検知すると入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻す。
特定認証デバイスが認証部231に置かれており認証可能な状態であることを検知しており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが認証部231から離されて認証不能の状態になることを検知しても入出庫扉130の状態を停止せず閉止状態まで変化させる。
この様にすると、入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態に変化する途中の工程で認証デバイス7を認証部231から離すと入出庫扉130が停止して開放状態に戻り、途中を越えた工程で認証デバイス7を認証部231から離しても閉止状態まで変化させる様にできる。
【0094】
次に、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置の制御方法を、説明する。
本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、準備工程と認証デバイス発行工程と認証デバイス待ち工程と呼釦待ち工程と呼出工程と扉開工程と無人確認釦待ち工程と扉閉釦待ち工程と扉閉工程と車両搬送工程で構成される。
【0095】
準備工程は、駐車機器と制御機器とを準備する工程である。
駐車機器は、車両を入出庫空間と駐車空間との間で搬送し、車両を駐車空間に駐車させる機器である。
制御機器は、駐車機構を制御する機器である。
制御機器は、操作者が操作する盤面である操作盤面と操作盤面に設けられ押されると操作者に対応する車両の入出庫を要求することとなる釦である呼釦と操作盤面に設けられ操作者により認証デバイスを置かれると認証デバイスを認証可能な状態になる部分である認証部をもつ認証デバイスリーダと操作盤面に設けられ押されると入出庫扉を開放状態から閉止状態に変化させることを要求することとなる釦である扉閉釦とを備えてもよい。
【0096】
認証デバイス発行工程は、認証デバイス発行処理S10を実行する工程である。
認証デバイス待ち工程は、認証デバイス待ち処理S30を実行する工程である。
呼釦待ち工程は、呼釦待ち処理S60を実行する工程である。
呼出工程は、呼出処理S70を実行する工程である。
扉開工程は、扉開処理S80を実行する工程である。
【0097】
扉開工程は、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが操作者により認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により呼釦を押されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが認証部に置かれていないことを検知すると呼出工程を実行せず入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない。
扉開工程は、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが操作者により認証部に置かれていることを検知し且つ操作者により呼釦を押されると、呼出工程を実行した後で入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが認証部に置かれていないことを検知すると、呼出工程を実行せず入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない様にしてもよい。
【0098】
例えば、扉開工程は、入出庫扉の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定の認証デバイスである特定認証デバイスが操作者により認証部に置かれて認証可能な状態であることを検知し且つ操作者により呼釦を押されると、呼出工程を実行した後で、入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させる。
入出庫扉の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが認証部に置かれておらず認証不能な状態であることを検知すると、入出庫工程を実行せずに、入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない。
【0099】
扉開処理の詳細な構成は、第一の実施形態にかかる駐車装置の制御機構で説明したものと同じなので、説明を省略する。
【0100】
無人確認釦待ち工程は、無人確認釦待ち処理S90を実行する工程である。
扉閉釦待ち工程は、扉閉釦待ち処理S110を実行する工程である。
扉閉工程は、扉閉処理S140を実行する工程である。
車両搬送工程は、車両搬送処理S150を実行する工程である。
【0101】
扉閉処理の詳細な構成は、第一の実施形態にかかる駐車装置の制御機構で説明したものと同じなので、説明を省略する。
【0102】
次に、第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器を、図を基に、説明する。
図6は、本発明の第二の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、認証した操作者に駐車空間を月貸しする駐車装置を制御する機器である。
【0103】
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、入庫要求して入出庫扉130を開いたドライバーと車両を入出庫させたドライバーとが同一であると判定したとき入出庫扉130を閉じることを許す。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、操作者の持つ認証デバイスに記録された認証コードをもちいて操作者を認証してもよい。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、操作者の入力した認証コードをもちいて操作者を認証してもよい。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、生体認証により操作者を認証してもよい。
生体認証は、操作者の生物的特徴をもちいて認証する方法である。生物的特徴は、指紋、静脈パターン、網膜、音声、その他である。
【0104】
操作盤面210を操作するドライバを操作者と呼称する。
説明の便宜上、駐車機構が車両をパレットに乗せて取り扱う形式であるとして、説明する。
以下では、制御機器200の実施する入出庫処理を説明する。
【0105】
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置は、操作者に対応する車両を駐車させる装置である。
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を各々に駐車させる装置であってもよい。
【0106】
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、操作者に対応する車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて駐車させる方法である。
本発明の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて各々に駐車させる方法であってもよい。
【0107】
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器200は、認証デバイス発行処理S10と関連づけ処理S20と認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140とを実行する。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器200は、認証デバイス発行処理S10と関連づけ処理S20と認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを実行してもよい。
【0108】
認証デバイス発行処理S10と関連づけ処理S20とを、その順に実施する。
入出庫する車両に対応して、認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140とを、この順に実施する。
一度の入出庫をする車両に対応して、認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを、この順に実施してもよい。
【0109】
認証デバイス発行処理S10と認証デバイス待ち処理S30と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と扉閉処理S140との構成は、第一の実施形態にかかる駐車装置の制御機器のものと同じなので、説明を省略し、その他の処理を説明する。
【0110】
関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイスの各々毎に認証デバイスに記録されるコードである認証コードと認証デバイスを与えられた操作者とを関連づける処理である。
例えば、関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイスの各々毎に認証デバイスに記録されるコードである認証コードと認証デバイスを与えられた操作者の管理データとを関連づける処理である。
例えば、管理データは、車両の所有者、車両の寸法、重量、車両に割り当てられた駐車空間の番号、駐車契約期間、その他である。
例えば、関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイス7の各々毎に認証デバイス7に記録されるコードである認証コードと認証デバイスを与えられた操作者の管理データとを関連づけてデータベース(図示せず)に記憶する。
【0111】
関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイスの各々毎に認証デバイスに記録された認証コードと認証デバイスを与えられた操作者のコードである操作者コードとを関連づけてもよい。
例えば、関連づけ処理は、予め複数の認証デバイス7の各々毎に認証デバイス7に記録された認証コードと認証デバイスを与えられた操作者のコードである操作者コードとを関連づけてデータベースに記憶する。
【0112】
関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイスの各々毎に認証デバイスに記録されるコードである認証コードと認証デバイスを与えられた操作者を生体認証したときに得られる情報である生体認証情報とを関連づけてもよい。
例えば、関連づけ処理S20は、予め複数の認証デバイスの各々毎に認証デバイスに記録されるコードである認証コードと認証デバイスを与えられた操作者を生体認証したときに得られる情報である生体認証情報とを関連づけてデータベース(図示せず)に記憶する。
【0113】
第一認証処理S40は、認証部231に置かれた認証デバイス7に関連づけられた操作者を認証する処理である。
例えば、第一認証処理S40は、入出庫を要求する際に認証部231に置かれた認証デバイス7に関連づけられた操作者を認証する処理である。
第一認証処理S40は、1回の入出庫処理において操作員を認証する1回目の処理である。
例えば、認証デバイスリーダ230が、認証部231に乗せられた認証デバイスから認証コードを読み込み、操作者を認証する。
例えば、操作者に手動入力させた操作者コードを用いて操作者を認証する。
例えば、操作者を生体認証してえた生体認証データをもちいて操作者を認証する。
第一認証処理S40を完了すると、次の処理に進む。
例えば、第一認証処理S40を完了し、認証デバイスが操作員が駐車を契約した者の認証デバイスであると判定すると、次の処理に進む。
説明の便宜上、特定の車両の入庫または出庫の際に、第一認証処理S40で認証した認証デバイスを特定認証デバイスと呼称する。
【0114】
第一認証処理40は、操作者により認証デバイス7が認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれるのを待ち、認証デバイス7が認証デバイスリーダ130の認証部231に置かれると認証デバイス7から認証コードを読み取り、読み取った認証コードである特定認証コードを基に、認証部231に置かれた認証デバイス7である特定認証デバイスに関連づけられた操作者を認証してもよい。
第一認証処理S40が、第一認証操作をおこなった操作者に対応するコードである認証コードを記録してもよい。
【0115】
第二認証処理S120は、操作員を認証する処理である。
第二認証処理S120は、1つの入出庫処理において操作員を認証する2回目の処理である。
例えば、認証デバイスリーダ230が、認証部231に乗せられた認証デバイスから認証コードを読み込み、操作者を認証する。
例えば、操作者に手動入力させた入力コードを用いて操作者を認証する。
例えば、操作者を生体認証してえた生体認証データをもちいて操作者を認証する。
第二認証処理S120により操作員を認証すると、次の処理に進む。
【0116】
操作者判定処理S130は、第一認証処理S40で認証した操作員と第二認証工程S120で認証した操作者とが同一であるか否かを判断する処理である。
例えば、操作者判定処理S130は、特定認証コードと第二認証工程で認証した操作者とが関連づけられているか否かを判断する。関連づけられているとき第一認証処理S40で認証した操作員と第二認証工程S120で認証した操作者とが同一であると決定する。
関連づけられていないとき第一認証処理S40で認証した操作員と第二認証工程S120で認証した操作者とが同一でないと決定する。
【0117】
操作者判定処理S130を実施した後で、操作者判定処理S130が第一認証処理S40で認証した操作員と第二認証処理S120で認証した操作者とが同一であると判断するとき扉閉処理S140を実施し、操作者判定処理S130が第一認証処理S40で認証した操作員と第二認証処理S120で認証した操作者とが同一でないと判断するとき扉閉処理S140を実施しない。
操作者判定処理S130を実施した後で、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき扉閉処理S140を実施し、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した操作者とが関連づけられていないと判断するとき扉閉処理S140を実施しない様にしてもよい。
【0118】
ここで、特定認証コードは、1回の入出庫処理において第一認証処理S40で認証デバイスリーダ230が認証デバイス7から読み取った認証コードである。
【0119】
第二認証処理S120が、認証デバイスリーダ230が認証デバイス7の認証コードを取得する処理であってもよい。
例えば、第二認証処理S120が、認証デバイスリーダ230が認証部231に置かれた認証デバイス7の認証コードを取得する。
【0120】
例えば、操作者判定処理S130を実施した後で、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した認証コードとが同一であるとき、第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一であると判断して扉閉処理S140を実施し、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理S120で認証した認証コードとが同一でないとき、第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一でないと判断して扉閉処理S140を実施しない。
【0121】
第二認証処理S120が操作者が入力する入力コードを取得する処理であってもよい。
例えば、操作者判定処理S130を実施した後で、操作者判定処理S130が特定認証コードと操作者が入力した入力コードとが対応するとき第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一であると判断して扉閉処理S140を実施し、操作者判定処理S130が特定認証コードと操作者が入力した入力コードとが対応しないとき、第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一でないと判断して扉閉処理S140を実施しない。
【0122】
第二認証処理S120が生体認証により認証した操作者の生体認証情報を取得する処理であってもよい。
例えば、操作者判定処理S130を実施した後で、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理で生体認証により認証した操作者の生体認証情報とが対応するとき第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一であると判断して扉閉処理S140を実施し、操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理で生体認証により認証した操作者の生体認証情報とが対応しないとき、第一認証工程で認証した操作者と第二認証工程で認証した操作者とが同一でないと判断して扉閉処理S140を実施しない。
【0123】
扉閉処理S140の実施し入出庫扉の状態が閉止状態になると、次の処理に進む。
【0124】
次に本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の制御方法を、説明する。
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、準備工程と認証デバイス発行工程と関連づけ工程と認証デバイス待ち工程と第一認証工程呼釦待ち工程と呼出工程と扉開工程と無人確認釦待ち工程と扉閉釦待ち工程と第二認証工程と操作者判定工程と扉閉工程と車両搬送工程で構成される。
【0125】
認証デバイス発行工程は、認証デバイス処理S10を実行する工程である。
関連づけ工程は、関連づけ処理S20を実行する工程である。
認証デバイス待ち工程は、認証デバイス待ち処理S30を実行する工程である。
第一認証工程は、第一認証処理S40を実行する工程である。
呼釦待ち工程は、呼釦待ち処理S60を実行する工程である。
呼出工程は、呼出処理をS70実行する工程である。
扉開工程は、扉開処理S80を実行する工程である。
無人確認釦待ち工程は、無人確認釦待ち処理S90を実行する工程である。
扉閉釦待ち工程は、扉閉釦待ち処理S110を実行する工程である。
第二認証工程は、第二認証処理S120を実行する工程である。
操作者判定工程は、操作者判定処理S130を実行する工程である。
扉閉工程は、扉閉処理S140を実行する工程である。
車両搬送工程は、車両搬送処理S150を実行する工程である。
【0126】
各処理の詳細は構成は、第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器で説明したものと同じなので、説明を省略する。
【0127】
以下に、発明の第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器とその制御方法の作用を、図を基に、説明する。
最初に入庫処理を説明する。
図7は、本発明の第二の実施形態にかかる入庫モードの作用説明図である。
ここで、ドライバ6は駐車する車両を運転する者であり、操作者は駐車装置の操作を許可される者である。一般にドライバ60と操作者とは同一の者である。
【0128】
(ステップ1)
ドライバ6が、車両を入出庫空扉130の前に止め、車から降りる。
このとき、入出庫扉130の状態は閉止状態である。
ドライバ6が、操作盤の前に立つ。
ドライバ6は、自分の認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231に置く。
認証デバイスリーダ230は、認証デバイス7の在席を検知する。
操作盤は、ドライバ6が契約者であることを確認し、ドライバ6に次ぎの操作を促す。
【0129】
(ステップ2)
ドライバ6が、操作盤面210にある呼釦220を押す。
ドライバ6が待っていると、空パレットが入出庫空間120に呼びだされ、入出庫扉130が開く。
仮に、入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態に変化する途中にドライバ6が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すと、入出庫扉の状態が中途停止状態になる。
仮に、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに、ドライバ6は認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置いて、呼釦220を再度押すと、入出庫扉の状態が中途停止状態から開放状態に変化する。
【0130】
(ステップ3)
ドライバ6が、車両5を入出庫空間に入れ、車両5をパレットに乗せる。
ドライバ6が、車両5から降りて、入出庫空間120から外へでて、操作盤面210の前に立つ。
操作盤が、ドライバ6に庫内の無人確認を促す。
ドライバ6が、入出庫空間に人がいないことを確認する。
ドライバ6が、操作盤の無人確認釦を押す。
【0131】
(ステップ4)
操作盤が、ドライバ6に扉閉釦240を押すことを促す。
ドライバ6が、操作盤の扉閉釦240を押す。
【0132】
認証デバイスリーダ230の認証部231におかれた認証デバイスで操作者を認証する場合は、ステップ5を実行する。
ドライバのコード入力により操作者を認証する場合は、ステップ5’を実行する。
生体認証により操作者を認証する場合は、ステップ5”を実行する。
(ステップ5)
認証デバイスリーダ230は認証デバイスから認証コードを読み取る。
認証デバイスが車両を入れたドライバの認証デバイスの認証コードであることを判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ5’)
操作盤が、ドライバ6に操作者コードの入力を促す。
ドライバ6が、操作盤にマニュアルで操作者コードをキー入力する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであると判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ5”)
操作盤が、ドライバ6を生体認証により認証する。
例えば、操作盤が、ドライバ6の指紋情報を読み取り、生体認証により認証する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであるので、入出庫扉130が閉じる。
【0133】
(ステップ6)
ドライバ6が認証デバイス7を取り上げ、立ち去る。
【0134】
次は、出庫処理を説明する。
図6は、本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置での出庫モードの作用説明図である。
【0135】
(ステップ1)
このとき、入出庫扉130の状態は閉止状態である。
ドライバ6が、操作盤の前に立つ。
ドライバ6は、自分の認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231に置く。
認証デバイスリーダ230が、認証デバイス7の在席を検知する。
操作盤は、ドライバ6が契約者であることを確認し、ドライバ6に次ぎの操作を促す。
【0136】
(ステップ2)
ドライバ6が、操作盤面210にある呼釦220を押す。
ドライバ6が待っていると、ドライバ6の車両を載せたパレットが入出庫空間120に呼びだされ、入出庫扉130が開く。
仮に、入出庫扉の状態が閉止状態から開放状態に変化する途中にドライバ6が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から外すと、入出庫扉130の状態が中途停止状態になる。
仮に、入出庫扉の状態が中途停止状態であるときに、ドライバ6は認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置いて、呼釦220を再度押すと、入出庫扉130の状態が中途停止状態から開放状態に変化する。
【0137】
(ステップ3)
ドライバ6が、入出庫空間に入り、車に乗り込み、入出庫空間120から出す。
ドライバ6が、車両から降りて、操作盤面210の前に立つ。
操作盤面210が、ドライバ6に庫内の無人確認を促す。
ドライバ6が、入出庫空間に人がいないことを確認する。
ドライバ6が、操作盤面210の無人確認釦を押す。
【0138】
(ステップ4)
操作盤面210が、ドライバ6に扉閉釦240を押すことを促す。
ドライバ6が、操作盤の扉閉釦240を押す。
【0139】
認証デバイスリーダ230の認証部231におかれた認証デバイスで操作者を認証する場合は、ステップ5を実行する。
ドライバのコード入力により操作者を認証する場合は、ステップ5’を実行する。
生体認証により操作者を認証する場合は、ステップ5”を実行する。
(ステップ5)
認証デバイスリーダ230は認証デバイスから認証コードを読み取る。
認証デバイスが車両を入れたドライバの認証デバイスの認証コードであることを判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ5’)
操作盤が、ドライバ6に操作者コードの入力を促す。
ドライバ6が、操作盤にマニュアルで操作者コードをキー入力する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであると判断するので、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ5”)
操作盤が、ドライバ6を生体認証により認証する。
例えば、操作盤が、ドライバ6の指紋情報を読み取り、生体認証により認証する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであるので、入出庫扉130が閉じる。
【0140】
(ステップ6)
ドライバ6が認証デバイス7を取り上げ、立ち去る。
【0141】
仮に、入出庫扉130の状態を開放状態にしたまま、ドライバ6が認証デバイス7を持って立ち去ると以下の通りになる。
他のドライバ6が、入出庫扉130が開放状態にあるのを発見する。
他のドライバ6が、扉閉釦を押す。
入出庫扉130が閉止状態にならない。
所定の時間を経過して、警告信号がでる。
管理人によって、安全を確認した後で、復旧処理を行う。
他のドライバ6が次ぎの入庫を行う。
【0142】
次ぎに、本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る駐車装置の処理フロー図である。
第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、認証した操作者に駐車空間を時間貸しする駐車装置を制御する機器である。
【0143】
第三の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、操作者の持つ認証デバイスの認証コードをもちいて操作者を認証してもよい。
第三の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、操作者の入力した操作者コードをもちいて操作者を認証してもよい。
第三の実施形態にかかる駐車装置の制御機器は、生体認証により操作者を認証してもよい。
生体認証は、操作者の生物的特徴をもちいて認証する方法である。生物的特徴は、指紋、静脈パターン、網膜、音声、その他である。
【0144】
ドライバと操作者とが異なる場合もある。
説明の便宜上、駐車機構が車両をパレットに乗せて取り扱う形式であるとして、説明する。
以下で、制御機器200の実施する入出庫処理を説明する。
【0145】
本発明の実施形態にかかる駐車装置は、操作者に対応する車両を駐車させる装置である。
本発明の実施形態にかかる駐車装置は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を各々に駐車させる装置であってもよい。
【0146】
本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、操作者に対応する車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて駐車させる方法である。
本発明の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、複数の操作者に各々に対応する複数の車両を入出庫扉を設けられる入出庫空間に入出庫させて各々に駐車させる方法であってもよい。
【0147】
本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置の制御機器200は、認証デバイス発行処理S10と関連づけ処理S20と認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼び出し番号入力S50と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と安全確認釦待ち処理S100と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを実行する。
認証デバイス発行処理S10と関連づけ処理S20とを実施する。
一度の入出庫をする車両に対応して、認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼び出し番号処理S50と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と安全確認釦待ち処理S100と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140と車両搬送処理S150とを、この順に実施する。
【0148】
認証デバイス発行処理S10と認証デバイス待ち処理S30と第一認証処理S40と呼釦待ち処理S60と呼出処理S70と扉開処理S80と無人確認釦待ち処理S90と扉閉釦待ち処理S110と第二認証処理S120と操作者判定処理S130と扉閉処理S140と車両搬送処理S150との構成は、第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器のものと同じなので、説明を省略し、その他の処理を説明する。
【0149】
呼び出し番号処理S50は、、呼出すパレット番号の入力を受け付ける処理である。
呼出すパレット番号の入力を受け付けると、次の処理を実行する。
【0150】
安全確認釦待ち処理S100は、操作者が安全確認をし安全確認釦を押すのを待つ処理である。
例えば、安全確認釦待ち処理S100は、操作者に庫内が無人であることを確認することを促す。
例えば、安全確認釦待ち処理S100は、操作盤により操作者に庫内が無人であることを確認することを促す。
例えば、安全確認釦待ち処理S100は、操作者が無人確認ボタンを押すのを待つ処理である。
操作者が安全確認釦を押すS57が無人確認ボタンを押されるのを確認すると、次の理を行う。
【0151】
次に本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置の制御方法を、説明する。
本発明の第桟の実施形態にかかる駐車装置の制御方法は、準備工程と認証デバイス発行工程と認証デバイス待ち工程と第一認証工程と呼び出し番号入力工程と呼釦待ち工程と呼出工程と扉開工程と無人確認釦待ち工程と安全確認釦待ち工程と扉閉釦待ち工程と第二認証工程と操作者判定工程と扉閉工程と車両搬送工程で構成される。
【0152】
認証デバイス発行工程は、認証デバイス発行処理S10を実行する工程である。
関連づけ工程は、関連づけ処理S20を実行する工程である。
認証デバイス待ち工程は、認証デバイス待ち処理S30を実行する工程である。
第一認証工程は、第一認証処理S40を実行する工程である。
呼び出し番号入力工程は、呼び出し番号入力処理S50を実行する工程である。
呼釦待ち工程は、呼釦待ち処理S60を実行する工程である。
呼出工程は、呼出処理S70を実行する工程である。
扉開工程は、扉開処理を実行する工程である。
無人確認釦待ち工程は、無人確認釦待ち処理S90を実行する工程である。
安全確認釦待ち工程は、安全確認釦待ち処理S100ゐ実行する工程である。
扉閉釦待ち工程は、扉閉釦待ち処理S110を実行する工程である。
第二認証工程は、第二認証処理S120を実行する工程である。
操作者判定工程は、操作者判定処理S130を実行する工程である。
扉閉工程は、扉閉処理S140を実行する工程である。
車両搬送工程は、車両搬送処理S150を実行する工程である。
【0153】
各処理の詳細は構成は、第二の実施形態にかかる駐車装置の制御機器で説明したもの之と何なので、説明を省略する。
【0154】
以下に、発明の第三の実施形態にかかる駐車装置とその制御方法の作用を、図を基に、説明する。
最初に入庫処理を説明する。
図8は、本発明の第桟の実施形態にかかる入庫の作用説明図である。
ここで、ドライバ6は駐車する車両を運転する者であり、操作者は駐車装置の運用を担当する者である。一般にドライバ60と操作者とは異なる者である。
【0155】
(ステップ1)
このとき、入出庫扉130の状態は閉止状態である。
操作者が、操作盤の前に立つ。
操作者は、自分の認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置く。
操作盤は、操作者が契約者であることを確認し、操作者に次ぎの操作を促す。
【0156】
(ステップ2)
操作者が、空釦を押すか、車室番号を入力する。
【0157】
(ステップ3)
操作者が、操作盤面210の呼釦220を押す。
操作者が待っていると、空パレットが入出庫空間120に呼びだされ、入出庫扉130が開く。
仮に、入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態に変化する途中にドライバ6が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すと、入出庫扉130の状態が中途停止状態になる。
仮に、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに、ドライバ6は認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231に置いて、呼釦220を再度押すと、入出庫扉130の状態が中途停止状態から開放状態に変化する。
【0158】
(ステップ4)
ドライバ6が、車両に乗り、車両を入出庫空間に入れ、車両を空パレットに乗せる。
ドライバ6が、車両から降りて、入出庫空間120から外へでる。
操作盤が、ドライバ6に庫内の無人確認を促す。
ドライバ6が、入出庫空間120に人がいないことを目視で確認する。
ドライバ6が、操作盤の無人確認釦を押す。
【0159】
(ステップ5)
操作盤が、操作者に安全確認を促す。
操作者が、入出庫空間の安全を確認し、安全確認釦を押す。
【0160】
(ステップ6)
操作盤が、操作者に扉閉釦240を押すことを促す。
操作者が、操作盤の扉閉釦24を押す。
【0161】
認証デバイスリーダ230の認証部231におかれた認証デバイスで操作者を認証する場合は、ステップ7を実行する。
ドライバのコード入力により操作者を認証する場合は、ステップ7’を実行する。
生体認証により操作者を認証する場合は、ステップ7”を実行する。
(ステップ7)
認証デバイスリーダ230は認証デバイスから認証コードを読み取る。
認証デバイスが車両を入れたドライバの認証デバイスの認証コードであることを判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ7’)
操作盤が、ドライバ6に操作者コードの入力を促す。
ドライバ6が、操作盤にマニュアルで操作者コードをキー入力する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであると判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ7”)
操作盤が、ドライバ6を生体認証により認証する。
例えば、操作盤が、ドライバ6の指紋情報を読み取り、生体認証により認証する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであるので、入出庫扉130が閉じる。
【0162】
(ステップ8)
操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離す。
【0163】
次に、出庫処理を説明する。
図11は、本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置の出庫モードの作用説明図である。
【0164】
(ステップ1)
このとき、入出庫扉130の状態は閉止状態である。
操作者が、操作盤の前に立つ。
操作者は、自分の認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置く。
操作盤は、操作者が契約者であることを確認し、操作者に次ぎの操作を促す。
【0165】
(ステップ2)
操作者が、入庫時にドライバ6の車両を入庫させた車室の番号である車室番号を入力する。
【0166】
(ステップ3)
操作盤面210は、操作者に呼釦220を押すことを促す。
操作者が、操作盤面210の呼釦220を押す。
【0167】
(ステップ4)
操作者が待っていると、ドライバ6の車両を載せたパレットが入出庫空間120に呼びだされ、入出庫扉130が開く。
ドライバ6が、入出庫空間に入り、車に乗り込み、車両を入出庫空間120から出す。
ドライバ6が、車両から降りて、操作盤面210の前に立つ。
操作盤面210が、ドライバ6に庫内の無人確認を促す。
ドライバ6が、入出庫空間に人がいないことを目視で確認する。
ドライバ6が、操作盤面210の無人確認釦を押す。
【0168】
(ステップ5)
操作盤面210が、操作者に安全確認を促す。
操作者が、入出庫空間120の安全を確認して、安全確認釦を押す。
【0169】
(ステップ6)
操作盤面210が、操作者に操作盤面の扉閉釦240を押すことを促す。
操作者が、操作盤面の扉閉釦240を押す。
【0170】
認証デバイスリーダ230の認証部231におかれた認証デバイスで操作者を認証する場合は、ステップ7を実行する。
ドライバのコード入力により操作者を認証する場合は、ステップ7’を実行する。
生体認証により操作者を認証する場合は、ステップ7”を実行する。
(ステップ7)
認証デバイスリーダ230は認証デバイスから認証コードを読み取る。
認証デバイスが車両を入れたドライバの認証デバイスの認証コードであることを判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ7’)
操作盤が、ドライバ6に操作者コードの入力を促す。
ドライバ6が、操作盤にマニュアルで操作者コードをキー入力する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであることを判断して、入出庫扉130が閉じる。
(ステップ7”)
操作盤が、ドライバ6を生体認証により認証する。
例えば、操作盤が、ドライバ6の指紋情報を読み取り、生体認証により認証する。
ドライバ6が、車両を入れたドライバであるので、入出庫扉130が閉じる。
【0171】
(ステップ8)
操作者がカードりーダ230の認証部231から認証デバイス7を離す。
【0172】
仮に、入出庫扉の状態を開放状態のままにして、操作者が立ち去ると以下の通りになる。
他の操作者が、入出庫扉130が開放状態にあるのを発見する。
他の操作者が、扉閉釦を押す。
入出庫扉130が閉止状態にならない。
所定の時間を経過して、警告信号がでる。
管理人によって、安全を確認した後で、復旧処理を行う。
他の操作者が次ぎの入出庫を行う。
【0173】
また、本発明の実施形態に係る駐車装置の制御機器は、その構成により、以下の効果を有する。
操作盤面210に呼釦220と認証デバイスリーダ230とを準備し、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定認証デバイスが操作者により認証部231に置かれて且つ操作者により呼釦220を押されると入出庫扉130の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが認証部に置かれていないと入出庫扉の状態を閉止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部に置くように誘導できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で特定認証デバイスが操作者により認証部231から離されると入出庫扉130の状態を中途停止状態にする様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制できる。
また、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが操作者により認証部231に置かれると入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないと入出庫扉130の状態を中途停止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231に置くように誘導できる。
また、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが操作者により認証部231に置かれて且つ操作者により呼釦220を押されると入出庫扉130の状態を中途停止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉130の状態が中途停止状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないと入出庫扉130の状態を中途停止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置くように誘導できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると入出庫扉130の状態を閉止状態に戻す様にしたので、操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが操作者により認証部231から離されると入出庫扉130の状態を中途停止状態にし、特定認証デバイスが認証部231に置かれおり入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で特定認証デバイスが操作者により認証部231から離されても入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイス7をイメージリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉130が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部か231ら離されると入出庫扉130の状態を停止した後で閉止状態に戻し、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されても入出庫扉130の状態を停止せず開放状態になるまで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉130が開放状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態へ変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると視覚または聴覚の少なくとも一つの感覚に感じさせる手段で操作者に警告する様にしたので、操作者が、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制できる。
また、認証部231が操作盤面の奥行き方向に延び奥に遷移するに従って下方に傾斜する面状の部分である様にしたので、認証デバイスリーダ230の認証部231に置かれた認証デバイス7が認証部から滑り落ちるのを抑制できる。
また、入出庫扉130の状態が開放状態であるときに操作者により扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が開放状態であるときに操作者により扉閉釦240を押されないと入出庫扉の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理時に操作者の操作により入出庫扉130を閉じる。
また、入出庫扉130の状態が開放状態であるときに操作者により特定認証デバイスが認証部231に置かれて且つ操作者により扉閉釦130を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが認証部231に置かれていないと入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理時に操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態であるときに操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されてから所定時間内に操作者により扉閉釦240を押されると入出庫扉130の状態を開放状態から閉止状態の方に変化させ、
特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態であるときに特定認証デバイスが操作者により認証部231から離されてから所定時間を越えると入出庫扉130の状態を開放状態から変化させない様にしたので、扉閉処理S140時に操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離しても扉を閉めることができる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されても入出庫扉130を停止せず閉止状態に変化させる様にしたので、入出庫扉130が閉じ始めると操作者の操作にかかわらず閉止状態になる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると入出庫扉130を停止させる様にしたので、操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉130が閉止状態になるまで操作者を操作盤面210に引き止めることができる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると入出庫扉130を停止させ、
特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されても入出庫扉130を停止せず閉止状態まで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉が閉止状態になるまで操作者を操作盤面に引き止めることができ、且つ入出庫扉130が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態へ変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻す様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉130が閉止状態になるまで操作者を操作盤面210に引き止めることができる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以前の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されると入出庫扉130の状態を停止した後で開放状態に戻し、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が開放状態から閉止状態への全工程の所定値%以降の途中工程中を変化する途中で操作者により特定認証デバイスが認証部231から離されても入出庫扉130の状態を停止せず閉止状態まで変化させる様にしたので、操作者が認証デバイス7を認証デバイスリーダ230の認証部231から離すのを抑制でき、入出庫扉130が閉止状態になるまで操作者を操作盤面210に引き止めることができ、且つ入出庫扉130が閉止状態に近い中途半端な状態で停止するのを防止できる。
【0174】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置の制御方法は、その構成により、以下の効果を有する。
操作盤面に呼釦220と認証デバイスリーダ230とを準備し、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに入出庫を要求する操作者のもつ特定認証デバイスが操作者により認証部231に置かれて且つ操作者により呼釦220を押されると入出庫扉の状態を閉止状態から開放状態の方に変化させ、入出庫扉130の状態が閉止状態であるときに認証デバイスが認証部231に置かれていないと入出庫扉130の状態を閉止状態から変化させない様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダ230の認証部231に置くように誘導できる。
また、特定認証デバイスが認証部231に置かれており入出庫扉130の状態が閉止状態から開放状態への変化する途中で特定認証デバイスが操作者により認証部231から離されて認証不能の状態になると入出庫扉130の状態を中途停止状態にする様にしたので、操作者が認証デバイスを認証デバイスリーダの認証部から離すのを抑制できる。
また、操作者判定処理を実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれて且つ操作者判定処理が特定認証コードと第二認証処理で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき扉閉処理を実施し、前特定認証デバイスが認証部に置かれていないとき扉閉処理を実施しない様にしたので、異なる操作者が扉閉処理をするのを防止できる。
また、操作者判定処理S130を実施した後で、特定認証デバイスが認証部231に置かれて且つ操作者判定処理S130が特定認証コードと第二認証処理で認証した操作者とが関連づけられていると判断するとき扉閉処理S140を実施し、前特定認証デバイスが認証部231に置かれていないとき扉閉処理S140を実施しない様にしたので、異なる操作者が扉閉処理をするのを防止できる。
【0175】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
車両をパレットに載せて搬送する形式の駐車装置を例に説明したがこれに限定されない。例えば、車両を直接に支持して搬送する形式の駐車装置であってもよいし、車両をコンベヤに乗せて搬送する形式の駐車装置であってもよい。
入出庫空間は、入庫専用空間であってもよい。
入出庫空間は、出庫専用空間であってもよい。
図では、駐車機構はエレベータ方式であるとして説明したが、これに限定されない。例えば、他の形式の駐車機構であってもよい。
地上3段式のばあい、駐車機構は複数の入出庫扉をもつ。
駐車空間と入出庫空間とが判然と区別されていない形式の駐車機構であってもよい。
【符号の説明】
【0176】
5 車両
6 操作者
7 認証デバイス
100 駐車機構
120 入出庫空間
130 入出庫扉
200 制御機器
210 操作盤面
220 呼釦
230 認証デバイスリーダ
231 認証部
240 扉閉釦
250 カード取出ランプ
260 カード認識ランプ
270 操作モニタ
280 暗証テンキー
290 生体認証パッド290
S10 認証デバイス発行処理
S20 関連づけ処理
S30 認証デバイス待ち処理
S40 第一認証処理
S50 呼び出し番号処理
S60 呼釦待ち処理
S70 呼出処理
S80 扉開処理
S90 無人確認釦待ち処理
S100 安全確認釦待ち処理
S110 扉閉釦待ち処理
S120 第二認証処理
S130 操作者判定処理
S140 扉閉処理
S150 車両搬送処理
【先行技術文献】
【特許文献】
【0177】
【文献】特開2016-044445号
【文献】特開2018-053645号
【文献】特開2005-226308号
【文献】特開2000-276563号