(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-30
(45)【発行日】2024-08-07
(54)【発明の名称】裁判情報システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/18 20120101AFI20240731BHJP
【FI】
G06Q50/18
(21)【出願番号】P 2020082585
(22)【出願日】2020-05-08
【審査請求日】2021-11-18
【審判番号】
【審判請求日】2022-12-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524230468
【氏名又は名称】株式会社LDX
(72)【発明者】
【氏名】石原 一樹
【合議体】
【審判長】佐藤 智康
【審判官】相崎 裕恒
【審判官】古川 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-222597(JP,A)
【文献】特開2007-233474(JP,A)
【文献】特許第3793085(JP,B2)
【文献】特表2009-510649(JP,A)
【文献】特許第6469919(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報提供者が提供する裁判情報を収集する情報収集部と、
前記情報収集部により収集された前記裁判情報をデータベースに登録する情報登録部と、
前記情報提供者に対して貢献度に応じて定めたインセンティブを付与するインセンティブ付与部と、
前記裁判情報の一部に対して秘匿化の処理を行う秘匿化処理部と、
情報取得者が前記データベースから裁判情報を取得することができるように構成された情報出力部と、
を有し
、
前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者に関する情報を前記情報取得者が視認可能に表示することを含む、裁判情報システム。
【請求項2】
前記情報提供者に対する前記貢献度を算出する貢献度算出部を更に有し、
前記情報提供者に付与するインセンティブが、前記貢献度算出部によって算出された前記貢献度に応じて定まる、請求項1に記載の裁判情報システム。
【請求項3】
前記貢献度が、前記情報提供者が提供した前記裁判情報の数、内容又は量に応じて定まる、請求項2に記載の裁判情報システム。
【請求項4】
前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における個人情報に対して秘匿化の処理を行う、請求項1に記載の裁判情報システム。
【請求項5】
前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における事件が起きた場所の情報に対して秘匿化の処理を行う、請求項1に記載の裁判情報システム。
【請求項6】
前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における一部の文字情報を他の異なる文字情報に変更することにより秘匿化の処理を行う、請求項1に記載の情報検索システム。
【請求項7】
前記情報提供者に関する情報が、当該情報提供者が従事する法律業務に関する情報を含む、請求項
1に記載の裁判情報システム。
【請求項8】
前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者が提供した裁判情報における判例の数、内容又は量に応じて定まる、請求項1に記載の裁判情報システム。
【請求項9】
裁判情報を募集するための情報を表示する募集情報表示部を更に有する、請求項1に記載の裁判情報システム。
【請求項10】
前記裁判情報を募集するための情報が、特定の内容又は特定の分野における判例に関連する情報を募集するための情報を含む、請求項
9に記載の裁判情報システム。
【請求項11】
裁判情報システムのコンピュータを、情報提供者が提供する裁判情報を収集する情報収集部、
前記情報収集部により収集された前記裁判情報をデータベースに登録する情報登録部、前記情報提供者に対して貢献度に応じて定めたインセンティブを付与するインセンティブ付与部
、前記裁判情報の一部に対して秘匿化の処理を行う秘匿化処理部
、及び情報取得者が前記データベースから裁判情報を取得することができるように構成された情報出力部として機能させ
、
前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者に関する情報を前記情報 取得者が視認可能に表示することを含む、プログラム。
【請求項12】
請求項
11に記載のプログラムを記憶する、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
裁判情報システムのコンピュータが実行する処理方法であって、
情報提供者が提供する裁判情報を収集するステップと、
収集された前記裁判情報をデータベースに登録するステップと、
前記情報提供者に対して貢献度に応じて定めたインセンティブを付与するステップと、
前記裁判情報の一部に対して秘匿化の処理を行うステップと、
情報取得者が前記データベースから裁判情報を取得するステップと、
を含み
、
前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者に関する情報を前記情報 取得者が視認可能に表示することを含む、処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、判決書や準備書面等といった裁判資料(これらを総称して「裁判情報」という。)の収集、検索、提供等の情報管理を行う裁判情報システムに関し、特に、過去の裁判情報を一般に有効に活用できるようにするため、各々の担当弁護士等が手元に所持している裁判資料の収集促進を図る手段を講じた裁判情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、判例データベースに関連する先行技術としては、例えば、判決文に包含される法律概念を所定のトピック体系に従い分類するシステム(例えば特許文献1参照)、ユーザからの検索要求に対応する一次法律文書及びそれに関連する文書を検索するシステム(例えば特許文献2参照)、対比される2つの判決文を小文章及び項目に分けて対応付けるシステム(例えば特許文献3参照)等の技術が知られている。
【0003】
現在までに国内の裁判所において言渡された判例の数は400万件以上あるといわれており、それらのうちいわゆる判例データベースに収録されているものは数十万件程度といわれている。すなわち、判決書や準備書面等の裁判記録・資料の殆どは、各裁判の当事者又は担当弁護士が所持しているか、又は既に廃棄されてしまっているものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第3793085号公報
【文献】特表2009-510649号公報
【文献】特許第6469919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、判決書や準備書面等の裁判情報は、裁判所において過去にどのような法律が適用され解釈判断されたのか、類似の事案の紛争解決のための重要な証拠又は参考資料となりうる。しかし、上述したように、現在オープンの判例データベースには、過去の判例のごく一部しか収録されておらず、弁護士が最も参考にしたい裁判情報にアクセスできるとは限らなかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、例えば弁護士が所持する裁判資料の収集を促進する手段を講じることにより、埋もれてしまっていた過去の多くの裁判情報へのアクセスを可能とし、それらの有効活用を図るようにした裁判情報システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明は、情報提供者が提供する裁判情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部により収集された裁判情報をデータベースに登録する情報登録部と、前記情報提供者に対してインセンティブを付与するインセンティブ付与部とを有する裁判情報システムである。
【0008】
裁判情報システムは、前記情報提供者に対する貢献度を算出する貢献度算出部を更に有し、前記情報提供者に付与するインセンティブが、前記貢献度算出部によって算出された貢献度に応じて定まることが好ましい。
【0009】
また、裁判情報システムは、前記貢献度が、前記情報提供者が提供した前記裁判情報の数、内容又は量に応じて定まることが好ましい。
【0010】
また、裁判情報システムは、前記裁判情報の一部に対して秘匿化の処理を行う秘匿化処理部を更に有することが好ましい。
【0011】
また、裁判情報システムは、前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における個人情報に対して秘匿化の処理を行うことが好ましい。
【0012】
また、裁判情報システムは、前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における事件が起きた場所の情報に対して秘匿化の処理を行うことが好ましい。
【0013】
また、裁判情報システムは、前記秘匿化処理部が、前記裁判情報における一部の文字情報を他の異なる文字情報に変更することにより秘匿化の処理を行うことが好ましい。
【0014】
また、裁判情報システムは、情報取得者が前記データベースから裁判情報を取得することができるように構成された情報出力部を更に有することが好ましい。
【0015】
また、裁判情報システムは、前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者に関する情報を前記情報取得者が視認可能に表示することを含むことが好ましい。
【0016】
また、裁判情報システムは、前記情報提供者に関する情報が、当該情報提供者が従事する法律業務に関する情報を含むことが好ましい。
【0017】
また、裁判情報システムは、前記情報提供者に付与するインセンティブが、当該情報提供者が提供した裁判情報における判例の数、内容又は量に応じて定まることが好ましい。
【0018】
また、裁判情報システムは、裁判情報を募集するための情報を表示する募集情報表示部を更に有することが好ましい。
【0019】
また、裁判情報システムは、前記裁判情報を募集するための情報が、特定の内容又は特定の分野における判例に関連する情報を募集するための情報を含むことが好ましい。
【0020】
また、本発明は、裁判情報システムのコンピュータを、情報提供者が提供する裁判情報を収集する情報収集部及び前記情報提供者に対してインセンティブを付与するインセンティブ付与部として機能させるプログラムである。
【0021】
また、本発明は、前記プログラムを記憶する、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
【0022】
また、本発明は、裁判情報システムのコンピュータが実行する処理方法であって、情報提供者が提供する裁判情報を収集するステップと、前記情報収集部により収集された裁判情報をデータベースに登録するステップと、前記情報提供者に対してインセンティブを付与するステップとを含む処理方法である。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、情報提供者に裁判情報の提供を促すインセンティブ付与部を備えたことにより、埋もれてしまっていた裁判情報の効率的な収集を図ることができる。また、そのような裁判情報をデータベースに登録し、一般の情報取得者がアクセスできるようにしたことにより、過去の多くの裁判情報の有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の一実施形態による裁判情報システムの機能ブロック図である。
【
図2】提供された判決書の情報を管理する判例情報管理テーブルを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の好適な実施形態による裁判情報システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による裁判情報システム10の機能ブロック図である。本実施形態による裁判情報システム10は、データベース20と、コンピュータの演算処理により目的とする処理機能が実現される処理部として、裁判情報収集部11と、裁判情報解析部12と、裁判情報登録管理部13と、貢献度算出部14と、インセンティブ付与部15と、裁判情報検索部16と、秘匿化処理部17と、裁判情報出力部18と、募集情報表示部19とを有している。裁判情報システム10のユーザである情報提供者A、B、・・・及び情報取得者X、・・・は、インターネットに接続されたそれぞれの端末装置を介して、本裁判情報システム10にアクセスすることができる。
【0026】
本実施形態において、情報提供者A、B、・・・は、例えばある裁判事件を担当した弁護士等を想定している。また、情報取得者X、・・・は、例えば類似の他の判例調査を行っている弁護士等を想定している。また、裁判情報システム10によって収集される裁判情報は、判決書や、訴状、答弁書、準備書面、証拠書証等の裁判記録を含む。ただし、情報提供者が提供する裁判情報又は情報取得者が提供を受ける裁判情報は、それらの一部(例えば判決書のみ)であってもよい。
【0027】
以下、本裁判情報システム10による情報管理処理の動作を、本システムに備えられる各処理部の機能に基づいて順次説明する。
【0028】
(裁判情報収集部)
裁判情報収集部11は、情報提供者A、B、・・・が手元に所持する裁判情報を、インターネットを介して収集するための処理部である。例えば本システムのウェブサイトの動作環境を提供するASP(アプリケーションサービスプロバイダ)により、裁判情報収集部11を構成することができる。情報提供者A、B、・・・は、端末装置からインターネットを介して裁判情報収集部11にアクセスし、裁判情報21として例えば判決書のスキャンデータを当該サイトにアップロードすることにより、本システムに情報を提供することができる。
【0029】
(裁判情報解析部)
裁判情報解析部12は、裁判情報収集部11にアップロードされた裁判情報21から文字及び文章を抽出し、構文解析や形態素解析等の自然言語解析手法等を用いて、判例を分類解析する処理部である。具体的に、例えば判決書に関しては、
図2に例示するように、その事件を管轄した裁判所又は事件の起きた地域、当事者の住所等、事件の分野、保全の根拠又は保護法益、訴訟金額、適用された法令又は条文、争点等の属性項目毎に分類することができる。また、判決書の主文を言語解析して、例えば多頻出語の抽出やそれら頻出語のヒストグラム解析等を行い、文章の特徴量を演算してもよい。
【0030】
提供された裁判情報21は、例えば
図2に示す判例情報管理テーブル22において、各属性項目が記録されて管理される。判例情報管理テーブル22は、裁判情報の種類(判決書、訴状、準備書面等)及び属性項目毎に判例が互いに関連付けられており、これにより多数の判例の中から目的の裁判情報21を検索できるようにデータベース化されている。なお、判例情報管理テーブル22の全部又は一部を、人間が実際の裁判記録等の資料に基づいて作成、加工、校正等の編集をしてもよい。
【0031】
(裁判情報登録管理部)
裁判情報登録管理部13は、提供された裁判情報21を、判例情報管理テーブル22に従いデータベース20に登録し、また判例情報管理テーブル22を参照して対応する裁判情報21をデータベース20から読み出すための処理部である。
【0032】
(貢献度算出部)
貢献度算出部14は、情報提供者A、B、・・・が本裁判情報システム10に提供した裁判情報21の数、情報内容又は情報量に応じて定まる貢献度を算出する処理部である。裁判情報21の数とは、例えば判例(事件)の件数、答弁書、準備書面の提出数等を意味する。裁判情報21の内容とは、例えば事件の分野(例えば交通事故、労働問題、・・・)、訴訟額、適用条文、保護法益等を意味する。裁判情報21の情報量とは、資料を電子化した場合のバイト数の他、資料をテキスト化した場合の文字数、図面化された資料の場合にはページ数で換算することできる。
【0033】
(インセンティブ付与部)
インセンティブ付与部15は、弁護士等が手元に所持する裁判資料の提供を促すため、裁判情報21の情報提供者A、B、・・・に対してインセンティブを付与する処理部である。ここで、インセンティブは、貢献度算出部14によって算出された貢献度に応じて定めることができる。インセンティブは、裁判情報21の提供の対価・報酬としての例えばキャッシュバック、クーポン又はポイント等の特典の付与である。
【0034】
また、インセンティブは、当該情報提供者A、B、・・・に関する情報を他の情報取得者Xが視認できるように表示することを含む。特に、判例の情報提供者が弁護士の場合には、当該弁護士が従事する法律業務に関する情報、具体的に例えば弁護士の経歴、対応可能な法律分野、担当した主な事件の情報、所属する法律事務所の広告や宣伝等を本システムの判例検索サイト上で表示することができる。裁判情報システム10は、情報提供者A、B、・・・が広告や宣伝等に使いたい公開情報は、当該情報提供者が任意かつ随時に選択・編集し提供できる手段を備えることが好ましい。
【0035】
情報提供者A、B、・・・の貢献度、すなわち提供した裁判情報21における判例の数、又は量に応じたインセンティブを当該情報提供者に付与することにより、埋もれてしまっていた裁判情報の収集を促すことができる。また、事件の内容や分野、レアケースか否かによってニーズが異なることから、ニーズが高い分野の事件を扱った判例情報を提供した弁護士に対してはより多くの特典を付与するなど、事件の内容に応じてインセンティブを変えることが好ましい。
【0036】
(裁判情報検索部)
裁判情報検索部16は、ユーザである情報取得者Xが入力した検索条件や検索キーワードを受け付け、それらの入力情報に合致する判例を、判例情報管理テーブル22を参照して、データベース20から検索する処理部である。具体的に裁判情報検索部16を、例えば、インターネット上での検索動作環境を提供するASPにより構成することができる。ユーザは、検索条件として例えば「損害賠償金額300万円以上」、検索キーワードとして「正面衝突事故」等を入力して、所望の判例に関する裁判情報を検索することができる。
【0037】
(秘匿化処理部)
秘匿化処理部17は、検索された裁判情報21の一部の情報を、一般に開示されない態様で秘匿化する処理部である。秘匿化の対象となる一部の情報(以下、これを「秘匿化対象情報」という。)は、例えば裁判当事者の個人情報の他、当事者の特定につながるような情報である、例えば事件が起きた場所等の情報が該当する。また、当該裁判情報を提供した情報提供者が秘密保持を求める情報を秘匿化対象情報に含めてもよい。秘匿化処理部17は、秘匿化対象情報の文字列を、解読不可能な文字列や記号列に変更すること、又はモザイク処理若しくは黒塗りすること等により秘匿化の処理を行うことができる。
【0038】
(裁判情報出力部)
裁判情報出力部18は、裁判情報検索部16が検索してヒットした裁判情報21を、データベース20から読み出し、情報取得者Xの端末装置に、その裁判情報21を表示し又はダウンロードする処理部である。この裁判情報出力部18により、情報取得者Xは、例えば担当する事件に類似する過去の判例の情報提供を、本システムのウェブサイトから取得することができる。
【0039】
(募集情報表示部)
募集情報表示部19は、裁判情報を募集するための情報(以下、これを「募集情報」という。)を、例えば本システムのウェブサイトに表示する処理部である。募集情報は、特定の内容、又は好ましくは特定の分野における判例に関連する情報を含む。上述したように、裁判情報のニーズは、事件の内容や分野によって異なるため、ニーズが高い分野の判例や、データベース20への登録件数が少ない内容の判例に関する情報を、本システムに接続した端末装置に募集情報として表示することが好ましい。
【0040】
以上説明した実施形態の裁判情報システム10によれば、例えば弁護士である情報提供者A、B、・・・にインセンティブを与えて、より多くの裁判情報の提供を促すインセンティブ付与部15を設けたことにより、弁護士の手元に埋もれてしまっていた裁判情報の効率的な収集を図ることができる。また、収集された裁判情報21をデータベース20に登録し、一般ユーザである情報取得者Xがアクセスできるようにしたことにより、過去に判断された多くの裁判情報21の有効活用を図ることができる。
【0041】
なお、本発明は、ネットワークシステムにおけるコンピュータを、上述の裁判情報収集部11、裁判情報解析部12、裁判情報登録管理部13、貢献度算出部14、インセンティブ付与部15、裁判情報検索部16、秘匿化処理部17、裁判情報出力部18及び募集情報表示部19の何れか1つの処理部又はこれら処理部の中から選択される複数の処理部の組み合わせとして機能させるプログラムの態様で提供されてもよい。また、そのようなプログラムを記憶する、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体として提供されてもよい。
【符号の説明】
【0042】
10 裁判情報システム
11 裁判情報収集部
12 裁判情報解析部
13 裁判情報登録管理部
14 貢献度算出部
15 インセンティブ付与部
16 裁判情報検索部
17 秘匿化処理部
18 裁判情報出力部
19 募集情報表示部
20 データベース
21 裁判情報
22 判例情報管理テーブル