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▶ オリザ油化株式会社の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-30
(45)【発行日】2024-08-07
(54)【発明の名称】皮膚における赤み改善剤
(51)【国際特許分類】
   A23L 33/105 20160101AFI20240731BHJP
   A61K 36/185 20060101ALI20240731BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20240731BHJP
   A61P 17/18 20060101ALI20240731BHJP
   A61K 31/353 20060101ALN20240731BHJP
   A61K 31/7048 20060101ALN20240731BHJP
【FI】
A23L33/105
A61K36/185
A61P17/00
A61P17/18
A61K31/353
A61K31/7048
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020068154
(22)【出願日】2020-04-06
(65)【公開番号】P2021165237
(43)【公開日】2021-10-14
【審査請求日】2023-03-07
(73)【特許権者】
【識別番号】594045089
【氏名又は名称】オリザ油化株式会社
(72)【発明者】
【氏名】清水 稔仁
(72)【発明者】
【氏名】山田 和佳奈
(72)【発明者】
【氏名】宮坂 賢知
(72)【発明者】
【氏名】下田 博司
(72)【発明者】
【氏名】村井 弘道
【審査官】手島 理
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-221751(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0216769(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L
A61K
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とする経口用皮膚における赤み改善剤。
【請求項2】
マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とする経口用くすみ改善剤であって、
上記くすみとは赤いくすみである経口用くすみ改善剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚における赤み改善剤及びくすみ改善剤に関する。
【背景技術】
【0002】
赤ら顔は顔の凸部(鼻、頬、額、顎など)の恒常的に赤い状態であり、数本の血管が裸眼で見えることがある。赤ら顔の原因には様々なものがあるが、これらの症状を有する典型的な慢性疾患として酒さがあげられる。
酒さは、赤ら顔を悪化させる外面的徴候(発疹、斑、刺激および目の紅斑など)のことである。
【0003】
また、赤ら顔の原因の一つに皮膚の角質肥厚が挙げられる。
ここで、角質肥厚とは、長期間の弱い紫外線などの影響で、皮膚の表面にあって自然にはがれ落ちるはずの角質 (あか) が長くとどまり、皮膚の厚みが増して硬くなった状態をいう。角質肥厚の状態になると皮膚の透明感がなくなり、くすみ、特に赤いくすみが目立ってくる。日本女性と比較し欧米女性は加齢とともに赤みのムラが高くなる傾向があることが報告されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような背景の下、本発明者は、マキベリーの抽出物が、赤ら顔の改善作用を有し、さらには、顔の皮膚の彩やかさを向上させてくすみ、特に赤いくすみを改善する作用を有することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、赤ら顔の改善作用を有し、さらには、顔の皮膚の彩やかさを向上させて、くすみ、特に赤いくすみを改善する作用を有する皮膚における赤み改善剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1.マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とする皮膚における赤み改善剤。
2. マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とする皮膚における彩やかさ向上剤。
3.マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とするくすみ改善剤。
4.上記くすみとは赤いくすみである上記3.に記載のくすみ改善剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明の赤み改善剤では、マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を摂取することにより、皮膚における赤み改善効果を有する。これより、赤ら顔が改善される。
また、本発明の彩やかさ向上剤では、マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を摂取することにより、彩やかさ向上効果を有する。
ここで、上記「彩やかさ」とは、ロボスキンアナライザーの評価する数値0~100で表され、血行とくすみを表す。低い数値(20 以下)が出る場合は、角質層が厚くなり(即ち、角質肥厚の状態となっており)、肌の血行が見えにくくなったことにより、くすんだ状態である。高い数値(75 以上)は、くすみのない、きれいな肌である。
さらに、本発明のくすみ改善剤では、上記彩やかさが向上するため、皮膚のくすみ、特に、角質肥厚に起因するくすみを改善する効果を有する。
また、本発明のくすみ改善剤は、赤み改善効果とくすみ改善効果を有するため、特に赤いくすみを改善する効果を有する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、マキベリー(Aristotelia Chilensis)抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
マキベリー(Aristotelia Chilensis)は、南アメリカのチリ南部原産のベリー系の植物であり抗酸化作用が非常に高いことが知られている。
また、Delphinidin誘導体であるDelphinidin 3,5-O-diglucoside、及びDelphinidin 3-sambubioside-5-glucosideを含有することが知られている。尚、これらの成分は他のベリー系、例えば、ビルベリーやカシス(ブラックカラント)に含有することは確認されていない。
更に、これらの化合物の含有量は特に限定されないが、植物抽出物を100wt%とした場合、Delphinidin 3,5-O-diglucosideを6~25wt%、好ましくは10~20wt%含有し更にDelphinidin 3-sambubioside-5-glucoside を1~10wt%好ましくは4~8wt%含有することが好ましい。
【0008】
本発明においてマキベリーを用いて有効成分を抽出する場合、その部位は特に限定されず、例えば、果実、種子、花、葉、根、茎等を用いることができ、特に果実を用いることが好ましい。有効成分を高濃度に抽出することができるからである。
【0009】
抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1、3-ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸エチル等の極性溶媒を使用することができる。これらの溶媒を2種以上混合してもよい。
望ましくは、水エタノールまたはこれらの混合物である含水エタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。
【0010】
抽出溶媒として水を用いる場合、水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
【0011】
抽出溶媒としての含水エタノールを用いる場合、エタノールの濃度が特に限定されないが、特にエタノール濃度10~90%(wt/wt)、望ましくはエタノール濃度20~80%(wt/wt)であるとよい。エタノール濃度90%(wt/wt)以下としたのは、エタノール濃度が高すぎると、マキベリー中の油分が含水エタノール中に溶け出しやすくなるからである。
【0012】
抽出温度としては、20~80℃、望ましくは40~50℃程度で行うとよい。抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくくなり、抽出温度が高すぎると、有効成分が分解し、生理活性(健康機能性)が低下するためである。
【0013】
抽出方法としては、撹拌抽出、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
【0014】
具体的な抽出方法を示すと、抽出溶媒を満たした処理槽に原料(マキベリー果実等)を投入し、攪拌しながら有効成分を溶出させる。例えば、抽出溶媒として含水エタノールを用いる場合には、抽出原料の2~100倍量程度(重量比)の抽出溶媒を使用し、30分~2時間程度抽出を行う。溶媒中に有効成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって抽出液を得る。
【0015】
その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、精製、乾燥等の処理を施し、本発明による皮膚における赤み改善剤とする。
精製方法は、合成吸着樹脂、ゲル濾過樹脂等に抽出液を通して有効成分を吸着させ、これをメタノール、エタノール等で溶出させて濃縮を行うとよい。
【0016】
本発明の皮膚における赤み改善剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明の皮膚における赤み改善剤を適宜配合するとよい。
【0017】
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤の食品素材を使用することができる。
【0018】
具体的な製法としては、皮膚における赤み改善剤を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また、前記皮膚における赤み改善剤を、例えば、油脂、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に溶解して液状にし、飲料に添加するか、固形食品に添加することが可能である。必要に応じてアラビアガム、デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、飲料に添加するか固形食品に添加することも可能である。
【0019】
本発明の皮膚における赤み改善剤を飲食品に適用する場合の添加量としては、病気予防や健康維持が主な目的であるので、飲食品に対して有効成分の含量が合計1~20wt%以下であるのが好ましい。
【0020】
本発明の皮膚における赤み改善剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の皮膚における赤み改善剤を適宜配合して製造することができる。本発明の皮膚における赤み改善剤に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
【0021】
本発明の皮膚における赤み改善剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、液剤等の形態で経口投与することができるが、非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、溶液の状態、または分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、局所組織内投与、皮内、皮下、筋肉内および静脈内注射などによることができる。また、坐剤などの形態としてもよい。更に、点眼薬として投与することができる。
【0022】
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として0.5~5000mg、子供では通常0.5~3000mg程度投与することができる。
皮膚における赤み改善剤の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.3~15.0wt%、非経口投与による場合は、0.01~10wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
【実施例
【0023】
以下、本発明の実施例を説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明によって得られる皮膚における赤み改善剤の各種作用・効果等の確認のために説明するもので、本発明の範囲は、これらの製品および製法に限定されるものではない。
【0024】
実施例:マキベリー抽出物の調製
マキベリー(Aristotelia Chilensis)の果実を蒸留水を用いて50℃にて攪拌抽出を行った。その後、抽出液をろ過し、合成吸着剤カラムに通液し、80%エタノール水溶液で有効成分を含むマキベリー抽出液を溶出した。その後、乾燥してマキベリー抽出物(実施例)を得た。実施例1のマキベリー抽出物をHPLCにて分析した結果、Delphinidin 3,5- diglucosideを12.26%、Delphinidin 3-sambubioside-5-glucoside を7.76%含有することが確認された。
【0025】
試験材料及び試験方法
1. 試験デザイン
本試験は、健常人女性16名を対象としたプラセボ対照群間比較試験とし、上記マキベリー抽出物またはプラセボを8週間継続摂取させた。摂取前、4週後、8週後における顔の色味(彩やかさ)、赤みの数(Lv.1、2、3)と面積(Lv.1、2、3)を評価した。割り付けは試験開始前に行い、下記3. 被験者の項で記述するように各群8名ずつに振り分けた。
【0026】
2.試験品
試験品は、上記マキベリー抽出物を60 mg配合したハードカプセルまたは賦形剤のみを充填したハードカプセルをプラセボとして用いた。被験者には8週間の摂取期間中、1日1カプセルを摂取するように依頼した。
【0027】
3.被験者
被験者の基準は健常な成人女性とし、(1)重篤な疾患に罹患している者、(2)喘息を含む慢性疾患に罹患している者、(3)被験品に対してアレルギー反応を示す者、(4)アトピー性皮膚炎の者は除外対象とした。被験者の割り付けは、27~57歳の健常人女性16名を年齢順に並べ替え、年齢を指標に2群に割り付け後、各群の平均年齢が各群間で差が生じないことを確認した。各群の平均年齢は、マキベリー抽出物摂取群37.3±8.9歳およびプラセボ群38.5±10.5歳であった。
【0028】
4.測定項目
ロボスキンアナライザー(Inforward, Inc.)を用いて、赤みの数(Lv.1、2、3)及び顔の色味(彩やかさ)、測定した。 ここで、 赤みは、カラー画像(RGB)の3次元空間の中において“赤味を含む肌色部位群”と“赤味および色素沈着を含まない地肌部位群”との2群を定義し、この群間を繋ぐベクトルを基準として画像の色情報の一次元化(モノクロ化)した画像における濃淡により、赤味を定義している。ロボスキンアナライザーの評価する赤みは、赤さの度合いが高まるにつれてLv.1→Lv.2→Lv.3 での検出が可能となる。Lv.1 は薄い赤味~濃い赤味を包含するため、Lv.1 は検出感度が高く、Lv.3 は検出感度を低く設定してあるとも言える。
さらに、「彩やかさ」は、ロボスキンアナライザーの評価する数値0~100で表され、血行とくすみを表す。低い数値(20 以下)が出る場合は、角質層が厚くなり(即ち、角質肥厚の状態となっており)、肌の血行が見えにくくなったことにより、くすんだ状態である。高い数値(75 以上)は、くすみのない、きれいな肌である。
測定は摂取前、4週間後および8週間後の計3回行った。被験者には測定室への入室15分前に顔のメイクを落としてもらい、温度25±1℃、湿度50%±5%の部屋にて15分間の馴化を行った後に測定を実施した。
【0029】
5. 統計解析
各項目の測定値は平均値±標準偏差で示した。有意差検定は分散分析後、摂取前後の差における群間比較(Welch's t test)を行った。全ての検定は両側検定で行った。
その結果を表1(赤み)、及び表2(色味(彩やかさ)に示す。
【0030】
【表1】
【表2】
【0031】
測定結果及び実施例の効果
上記表1では、摂取前後の赤みの数(Lv.1、2、3)と面積(Lv.1、2、3)および摂取前後の変化量を示した。4週間摂取後の赤みの面積Lv.1および数Lv.2の変化量において、プラセボ群とマキベリー抽出物群との間に有意な改善が認められた。プラセボ群とマキベリー抽出物群との間に有意な改善が認められた。
【0032】
表2において、彩やかさは0~100で表され、数値が高くなるほどトーンアップしたと考えられる。よって、マキベリー抽出物群は摂取により彩やかさが有意に高くなったことから、皮膚のトーンアップしたことが確認され、これにより、皮膚のすくみが改善作用を有することが確認された。これにより、マキベリー抽出物は、彩やかさ向上剤、くすみ改善剤として有用であることが確認された。
また、赤みの数と面積が有意に減少し(表1)、くすみが改善した(表2)ことから、赤いくすみが改善したことが確認された。これにより、マキベリー抽出物は赤いくすみ改善剤として有用であることが確認された。
【0033】
本発明による皮膚における赤み改善剤(マキベリー抽出物)の配合例を示す。尚、以下の配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
皮膚における赤み改善剤 0.5
100.0wt%
【0034】
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブトウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ユズ果汁 4.0
ユズフレーバー 0.6
色素 0.02
皮膚における赤み改善剤 1.0
100.0wt%
【0035】
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
皮膚における赤み改善剤 0.4
100.0wt%
【0036】
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
皮膚における赤み改善剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
【0037】
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
皮膚における赤み改善剤 0.3
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
【0038】
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
皮膚における赤み改善剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
【0039】
配合例7:ソフトカプセル
玄米胚芽油 47.0wt%
ユズ種子油 40.0
乳化剤 12.0
皮膚における赤み改善剤 1.0
100.0wt%
【0040】
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
皮膚における赤み改善剤 1.0
100.0wt%
【0041】
配合例9:点眼剤
フマル酸ケトチフェン 0.7wt%
アズレンスルホン酸ナトリウム 0.2
クロモグリク酸ナトリウム 9.8
L-アスパラギン酸カリウム 8.5
アラントイン 3.0
塩酸テトラヒドロゾリン 0.5
メチル硫酸ネオスチグミン 0.05
塩化ベンザルコニウム液 0.1
グリセリン 25.0
皮膚における赤み改善剤 1.0
pH調節剤 適量
精製水 残部
100.0wt%
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上により、本発明は、赤ら顔の改善作用を有し、さらには、顔の皮膚の彩やかさを向上させてくすみ、特に赤いくすみを改善する作用を有する皮膚における赤み改善剤を提供することができる。