(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-30
(45)【発行日】2024-08-07
(54)【発明の名称】製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G05B 19/418 20060101AFI20240731BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
(21)【出願番号】P 2020146362
(22)【出願日】2020-08-31
【審査請求日】2023-04-20
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 勝喜
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】齋藤 健児
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-079420(JP,A)
【文献】特開2003-196348(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/418
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部及び制御部を備えた製造管理装置であって、
前記記憶部には、
製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、
前記制御部は、
製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込手段
と、
前記受注データに基づいて、前記在庫を引き当てたベース半製品の製造指示データを自動で作成する生産指示作成手段と、
を備え、
前記記憶部には、さらに、
ベース半製品毎に、製造指示データの自動作成対象か否かを規定する自動作成区分を登録した第2のマスタが格納されており、
前記受注データは、自動作成区分を含み、前記受注取込手段は、前記受注データのベース半製品をキーとして、前記第2のマスタから自動作成区分を取得し、
前記生産指示作成手段は、前記受注データの自動作成区分が製造指示データの自動作成対象の場合に、ベース半製品の製造指示データを自動で作成することを特徴とする製造管理装置。
【請求項2】
前記製品は、個別製造品であることを特徴とする請求項
1に記載の製造管理装置。
【請求項3】
記憶部及び制御部を備えた情報処理装置
が実行する製造管理方法であって、
前記記憶部には、
製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、
前記制御部において実行される、
製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込工程
と、
前記受注データに基づいて、前記在庫を引き当てたベース半製品の製造指示データを自動で作成する生産指示作成工程と、
を含み、
前記記憶部には、さらに、
ベース半製品毎に、製造指示データの自動作成対象か否かを規定する自動作成区分を登録した第2のマスタが格納されており、
前記受注データは、自動作成区分を含み、前記受注取込工程では、前記受注データのベース半製品をキーとして、前記第2のマスタから自動作成区分を取得し、
前記生産指示作成工程では、前記受注データの自動作成区分が製造指示データの自動作成対象の場合に、ベース半製品の製造指示データを自動で作成することを特徴とする製造管理方法。
【請求項4】
記憶部及び制御部を備えた情報処理装置に実行させるための製造管理プログラムであって、
前記記憶部には、
製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、
前記制御部
に、
製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込工程
と、
前記受注データに基づいて、前記在庫を引き当てたベース半製品の製造指示データを自動で作成する生産指示作成工程と、
を実行させるための製造管理プログラムであり、
前記記憶部には、さらに、
ベース半製品毎に、製造指示データの自動作成対象か否かを規定する自動作成区分を登録した第2のマスタが格納されており、
前記受注データは、自動作成区分を含み、前記受注取込工程では、前記受注データのベース半製品をキーとして、前記第2のマスタから自動作成区分を取得し、
前記生産指示作成工程では、前記受注データの自動作成区分が製造指示データの自動作成対象の場合に、ベース半製品の製造指示データを自動で作成することを特徴とする製造管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、個別製造品(お客毎のオーダー品)の場合は、在庫として作りおくことは基本できない。そのため、個別製造品の元となるベース商品であるベース半製品を在庫として持っておく必要がある。オーダー毎に毎回1から作るのではなく、ベース半製品の工程以降をオーダー毎に作るようにすることで納期の短縮を図っている。半製品から製品を製造するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、受注して半製品から製品を製造する場合に、半製品の在庫管理の精度を向上させることに関して何等記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、受注して半製品から製品を製造する場合に、半製品の在庫管理の精度を向上させることが可能な製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた製造管理装置であって、前記記憶部には、製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、前記受注データに基づいて、前記在庫を引き当てたベース半製品の製造指示データを自動で作成する生産指示作成手段を備えることにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記記憶部には、ベース半製品毎に、製造指示データの自動作成対象か否かを規定する自動作成区分を登録した第2のマスタが可能されており、前記受注データは、自動作成区分を含み、前記受注取込手段は、前記受注データのベース半製品をキーとして、前記第2のマスタから自動作成区分を取得し、前記生産指示作成手段は、前記受注データの自動作成区分が製造指示データの自動作成対象の場合に、ベース半製品の製造指示データを自動で作成することにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記製品は、個別製造品であることにしてもよい。
【0010】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行される製造管理方法であって、前記記憶部には、製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、前記制御部において実行される、製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込工程を含むことを特徴とする。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置に実行させるための製造管理プログラムであって、前記記憶部には、
製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録した第1のマスタが格納されており、前記制御部において、製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、前記第1のマスタからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込工程を実行させるための製造管理プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、受注して半製品から製品を製造する場合に、半製品の在庫管理の精度を向上させることが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、従来のシステムフローの一例を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明のシステムフローの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本実施の形態に係る製造管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、受注取込処理の具体例を説明するための図である。
【
図5】
図5は、受注取込処理の具体例を説明するための図である。
【
図6】
図6は、生産指示作成処理の具体例を説明するための図である。
【
図7】
図7は、生産指示入力画面の表示例を示す図である。
【
図8】
図8は、生産指示入力明細入力画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。
【0015】
[1.概要]
例えば、個別製造品(お客毎のオーダー品)の場合は在庫として作りおくことは基本できない。そのため、個別製造品の元となるベース商品であるベース半製品を在庫として持っておく必要がある。オーダー毎に毎回1から作るのではなく、ベース半製品の工程以降をオーダー毎に作るようにすることで納期の短縮を図っている。
【0016】
しかしながら、従来、在庫引当において、製品の引当は受注時に行うことはできていたが、在庫判断のポイントとなるベース半製品までは加味できていなかった。このため、ベース半製品の在庫確認を受注の都度確認する必要があり、納期回答に時間を要していた。
また、ベース半製品の製造指示(補充の製造指示)についても、別途処理を行っていたため手間がかかっていた。指示数量の判断も人が判断していたため、在庫が不足・過剰になることがあった。適正在庫数は決めて管理していたが、受注残・製造指示残数を正確に管理できていなかったため、間違いが起こることがあった。
【0017】
そこで、本実施の形態では、個別製造品を受注した際、ベース半製品の在庫を参照して、在庫引当の有無の判断を実施し、引当が行われたベース半製品は、自動で補充の製造指示データを作成する。これにより、最終の製品ではなくベース半製品の在庫精度が向上することで、納期回答の早期化・在庫の適正化を実現することが可能となる。
【0018】
より具体的には、本実施の形態では、(1)製造業において、工程が一番長くなるベース半製品を在庫として保持することで、売上の回転率を上げることができる。(2)個別製造においては、最終製品は受注毎に異なりため、製品の在庫引当ではなく、ベース半製品の引当とすることで個別製造においても在庫の適正化・売上回転の向上につなげることができる。(3)受注時に在庫引当(ベース半製品の引当)を自動で行うことで、手間の削減と納期回答を早く行うことが可能になる。(4)在庫引当で減ったベース半製品については、自動で製造指示データを作成することで補充の在庫を効率よく準備することが可能となる。すなわち、減った分だけ製造するので、一定の数量を保持して在庫管理ができるようになる。
【0019】
図1は、従来のシステムフローを示す図である。受付処理では、webシステムからの注文とFAXでの注文を受け付ける。webシステムからは自動連携でデータを作成する。FAXの場合は手動でデータを入力する。次に、受注処理では、ベース半製品の在庫を確認し、手動で在庫引当を行い、納期回答日を入力する。引き当てたベース半製品は引当倉庫に移動する。製造指示については、在庫の引当状況を確認しながら手動で指示を作成する。
【0020】
図2は、本発明のシステムフローを示す図である。受注取込処理(S1)では、受注データの取込を行う。webシステムからの受注を定期的に受信し、受注データを作成する。次に、販売引当倉庫に自動転送する。登録番号(加工品)をベース展開し、ベース半製品を販売引当倉庫に在庫移動する。システム上、有効在庫から減算される。お客様へ納期回答を実施する。
【0021】
生産指示作成処理(S2)では、受注番号ベースに、各工程毎の生産指示を行う。ベース半製品のマスタ(品番マスタ)を参照して、製造指示データ作成を自動で行うかとどうか判断し、自動作成対象の半製品は、定期的に受注データを参照して、製造指示データを自動作成する。
【0022】
[2.構成]
図2を参照して、本実施の形態に係る製造管理装置の一例について説明する。
図2は、本実施の形態に係る製造管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、
製造管理装置100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、製造管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。製造管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。製造管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0023】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、製造管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、製造管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0024】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、および、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114として記載する場合がある。
【0025】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、および、ファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、ベース半製品展開マスタ106aと、品目マスタ106bと、工順マスタ106cと、手配条件マスタ106dと、構成マスタ106eと、受注ワークテーブル106fと、データファイル106gとを備えている。
【0026】
ベース半製品展開マスタ106aは、登録製品、ベース半製品、製品に対して必要となるベース半製品の数量である必要数量(展開前数量(製品の数量)、展開後数量(ベース半製品の数量))のデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる(
図4参照)。
【0027】
品目マスタ106bは、ベース半製品及び自動作成区分(例えば、「1」:製造指示データ自動作成対象、「0」:製造指示データ自動作成非対象)のデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる(
図4参照)。
【0028】
工順マスタ106cは、ベース半製品、工順、工程内容、分子数、及び分母数のデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる(
図6参照)。
【0029】
手配条件マスタ106dは、ベース半製品、工順、工程内容、手配分類、手配先、及び製造LTのデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる(
図6参照)。
【0030】
構成マスタ106eは、ベース半製品、工順、工程内容、使用品目、分子数、及び分母数のデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる(
図6参照)。
【0031】
受注ワークテーブル106fは、例えば、webシステムから取り込んだ受注のデータを展開するためのテーブルであり、受注番号、取引先名、行、登録製品、受付日時、更新日時、受注数量、受注単価、受注金額のデータが展開される(
図4参照)。
【0032】
データファイル106gは、受注データ、移動指示データ、在庫データ、製造指示データ(例えば、手配情報、使用品目情報)等の各種データを格納するためのファイルである。
【0033】
受注データは、受注番号、取引先名、行、登録製品、ベース半製品、受注数量、引当数量、受注単価、受注金額、製番、及び自動作成区分(例えば、「1」:製造指示データ自動作成対象、「0」:製造指示データ自動作成非対象)のデータを含んでいてもよい(
図4参照)。
【0034】
移動指示データは、移動番号、倉庫、行、ベース半製品、及び移動数量のデータを含んでいてもよい(
図5参照)。
【0035】
在庫データは、倉庫、ベース半製品、現在庫数、販売引当数、有効在庫数、及び製造予定数のデータを含んでいてもよい(
図5参照)。
【0036】
手配情報は、製番、行、手配先、手配番号、ベース半製品、工順、工程内容、開始予定日、終了予定日、作業数量のデータを含んでいてもよい(
図6参照)。
【0037】
使用品目情報は、手配番号、行、ベース半製品、工順、使用品目、工程内容、開始予定日、終了予定日、作業数量のデータを含んでいてもよい(
図6参照)。
【0038】
制御部102は、製造管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注取込処理部102aと、
生産指示作成処理部102bと、マスタメンテ部102cと、画面表示制御部102dとを備えている。
【0039】
受注取込処理部102aは、製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、ベース半製品展開マスタ(第1のマスタ)106aからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う。受注取込処理部102aは、受注データのベース半製品をキーとして、品目マスタ(第2のマスタ)106bから自動作成区分を取得してもよい。製品は、個別製造品であることにしてもよい。
【0040】
具体的には、受注取込処理部102aは、受注取込処理を実行する(S1)。受注取込処理では、以下の処理を実行する。受注取込処理部102aは、webシステムからの受注(注文)を定期的に受信して、そのデータ(受注番号、取引先名、行、登録製品、受付日時、更新日時(NULL)、受注数量、受注単価、受注金額)を受注ワークテーブル106fに展開する。
【0041】
受注取込処理部102aは、受注ワークテーブル106fに展開したデータに基づいて、ベース半製品展開マスタ106a及び品目マスタ106bを参照して、受注データを作成する。具体的には、受注取込処理部102aは、展開したデータの登録製品をキーとして、ベース半製品展開マスタ106aからベース半製品及びその必要数量(展開前数量、展開後数量)を取得して、ベース半製品の引当数量を算出し、また、取得したベース半製品をキーとして、品目マスタ106bから自動作成区分を取得して、受注番号、取引先名、行、登録製品、ベース半製品、受注数量、引当数量、受注単価、受注金額、製番、及び自動作成区分を含む受注データを作成する。
【0042】
また、受注取込処理部102aは、作成した受注データ(ベース半製品、引当数量)に基づいて、移動指示データを作成する。受注取込処理部102aは、作成した移動指示データに基づいて、在庫データのベース半製品の在庫の引当(有効在庫から減算)を行って、在庫データを更新する。受注取込処理部102aは、以上の受注取込処理が完了すると、受注ワークテーブル106fの更新日時を更新する。そして、お客へ納期回答を実施する。
【0043】
生産指示作成処理部102bは、受注データに基づいて、在庫を引き当てたベース半製品の製造指示データを自動で作成する。この場合、生産指示作成処理部102bは、受注データの自動作成区分が製造指示データの自動作成対象の場合に、ベース半製品の製造指示データを自動で作成することにしてもよい。
【0044】
具体的には、受注取込処理部102aは、受注取込処理を実行する(S1)。受注取込処理では、以下の処理を実行する。生産指示作成処理部102bは、受注データの自動作成指示区分=1のものについて、ベース半製品の製造指示データ(手配情報、使用品目情報)を自動で作成する。具体的には、受注データに基づいて、工順マスタ106c及び手配条件マスタ106dを参照して手配情報を作成する。また、手配情報に基づいて、構成マスタ106eを参照して、使用品目情報を作成する。
【0045】
マスタメンテ部102cは、モニタ112に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータ等の操作に応じて、ベース半製品展開マスタ106a、品目マスタ106b、工順マスタ106c、手配条件マスタ106d、及び構成マスタ106eに対するデータの入力・追加・変更等の編集を行うためのものである。
【0046】
画面表示制御部102dは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、生産指示入力画面、及び生産指示入力明細入力画面等)の表示及びその入力を制御する。
【0047】
[3.具体例]
本実施の形態に係る製造管理装置100の処理の具体例について、
図2~
図8を参照して説明する。
図2~
図8は、本実施の形態に係る製造管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明するための図である。
【0048】
(受注取込処理:S1)
図4及び
図5を参照して、受注取込処理の具体例を説明する。
図4及び
図5は、受注取込処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示している。受注取込処理部102aは、受注取込処理を実行する。
【0049】
例えば、webシステムより受注前のデータ(注文データ)を取り込んで受注ワークテーブル106fに展開する。
図4に示す受注ワークテーブル106fの例では、1行目は、受注番号「A000001」、取引先名「101001:オービック商店」、行「01」、登録製品「〇〇袋 △△ネーム入り」、受付日時「2020/06/23 13:00」、更新日時「NULL」、受注数量「500」、受注単価「30」、受注金額「15,000」、2行目は、受注番号「A000001」、取引先名「101001:オービック商店」、行「02」、登録製品「〇〇袋 □□ネーム入り」、受付日時「2020/06/23 13:00」、更新日時「NULL」、受注数量「800」、受注単価「50」、受注金額「45,000」となっている。受注が取込処理されると、更新された日時でデータ更新される。更新日時に値が入っていないものが、未連携と判断される。
【0050】
図4に示すベース半製品展開マスタ106aの例では、1行目は、登録製品「〇〇袋 △△ネーム入り」、ベース半製品「**×**規格 透明」、展開前数量「1」、展開後数量「1」、2行目は、登録製品「〇〇袋 □□ネーム入り」、ベース半製品「**×**規格 白色」、展開前数量「1」、展開後数量「2」、3行目は、登録製品「〇〇袋 □□ネーム入り」、ベース半製品「**×**規格 専用シール」、展開前数量「1」、展開後数量「2」となっている。
【0051】
この例では、登録製品「〇〇袋 △△ネーム入り」を1個製造するのに、ベース半製品「**×**規格 透明」を1個使用する。また、登録製品「〇〇袋 □□ネーム入り」を1個製造するのに、ベース半製品「**×**規格 白色」を2個使用する。
【0052】
図4に示す品目マスタ106bの例では、1行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、自動作成区分「1」、2行目は、ベース半製品「**×**規格 白色」、自動作成区分「0」となっている。但し、自動作成区分「1」:製造指示データ自動作成対象、「0」:製造指示データ自動作成非対象である。
【0053】
この例では、ベース半製品「**×**規格 透明」は自動作成し、ベース半製品「**×**規格 白色」は自動作成しない設定となっている。
【0054】
受注ワークテーブル106fの更新日時が入っていないものを対象に、受注データ作成処理を実施する。定期的に受注ワークテーブル106fを参照して処理を実行する。受注取込処理部102aは、受注ワークテーブル106fのデータに基づいて、ベース半製品展開マスタ106a及び品目マスタ106bを参照して、受注データを作成する。具体的には、受注取込処理部102aは、登録製品をキーとして、ベース半製品展開マスタ106aからベース半製品及びその必要数量(展開前数量、展開後数量)を取得して、ベース半製品の引当数量を算出し、また、取得したベース半製品をキーとして、品目マスタ106bから自動作成区分を取得する。
【0055】
図6に示す受注データの例では、1行目は、受注番号「A000001」、取引先名「101001:オービック商店」、行「01」、登録製品「〇〇袋 △△ネーム入り」、ベース半製品「**×**規格 透明」、受注数量「500」、引当数量「500」、受注単価「30」、受注金額「15,000」、製番「 」、自動作成区分「1」、2行目は、受注番号「A000001」、取引先名「101001:オービック商店」、行「02」、登録製品「〇〇袋 □□ネーム入り」、ベース半製品「**×**規格 白色」、受注数量「800」、引当数量「1,600(=800×必要数量「2」)」、受注単価「50」、受注金額「45,000」、製番「 」、自動作成区分「0」となっている。製造指示データが作成された後に、採番された製番をセットする。
【0056】
受注データに基づいて移動指示データを作成する。
図5に示す移動指示データの例では、1行目は、移動番号「I000001」、倉庫「100:販売引当倉庫」、行「01」、ベース半製品「**×**規格 透明」、移動数量「500」、2行目は、移動番号「I000001」、倉庫「100:販売引当倉庫」、行「02」、ベース半製品「**×**規格 白色」、移動数量「1,600」となっている。
【0057】
在庫データのベース半製品の在庫引当を行う。
図5に示す在庫データの例では、1行目は、倉庫「100:販売引当倉庫」、ベース半製品「**×**規格 透明」、現在庫数「3,000」、販売引当数「500」、有効在庫数「2,500」、製造予定数「0」、2行目は、倉庫「100:販売引当倉庫」、ベース半製品「**×**規格 白色」、現在庫数「2,000」、販売引当数「1,600」、有効在庫数「400」、製造予定数「0」となっている。
【0058】
受注取込処理が完了すると、受注ワークテーブル106fの更新日時が更新される。
図5に示す例では、受注ワークテーブル106fの1行目の更新日時が「2020/06/23 13:00」に、2行目の更新日時が「2020/06/23 13:05」に更新される。
【0059】
(生産指示作成処理:S2)
図6を参照して、生産指示作成処理の具体例を説明する。
図6は、生産指示作成処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示している。生産指示作成処理部102bは、生産指示作成処理を実行する。生産指示作成処理部102bは、受注データの自動作成指示区分=1のものについて、ベース半製品の製造指示データ(手配情報、使用品目情報)を自動で作成する。以下の例では、
図4において、受注データのベース半製品「**×**規格 透明」の自動作成指示区分=1であるので、ベース半製品「**×**規格 透明」の製造指示データを自動作成する例を説明する。
【0060】
図6に示す工順マスタ106cに示す例では、1行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、分子数「1」、分母数「1」、2行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「200」、工程内容「ラミネート1」、分子数「1」、分母数「1」となっている。
【0061】
3行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「300」、工程内容「ラミネート2」、分子数「1」、分母数「1」、4行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「400」、工程内容「スリッター」、分子数「1」、分母数「1」、5行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「500」、工程内容「製袋」、分子数「10」、分母数「1」となっている。
【0062】
図6に示す手配条件マスタ106dの例では、1行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、手配分類「内作」、手配先「〇〇工場」、製造LT「1」、2行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「200」、工程内容「ラミネート1」、手配分類「内作」、手配先「〇〇工場」、製造LT「1」、3行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「300」、工程内容「ラミネート2」、手配分類「内作」、手配先「△△工場」、製造LT「1」となっている。
【0063】
4行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「400」、工程内容「スリッター」、手配分類「内作」、手配先「〇〇工場」、製造LT「1」、5行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「500」、工程内容「製袋」、手配分類「内作」、手配先「〇〇工場」、製造LT「1」となっている。
【0064】
生産指示作成処理部102bは、受注データに基づいて、工順マスタ106c及び手配条件マスタ106dを参照して手配情報を作成する。
【0065】
図6に手配情報の示す例では、1行目は、製番「0000001」、行「01」、手配先「〇〇工場」、手配番号「G000001」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、開始予定日「2020/09/05」、終了予定日「2020/09/05」、作業数量「50」、2行目は、製番「0000001」、行「02」、手配先「〇〇工場」、手配番号「G000002」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「200」、工程内容「ラミネート1」、開始予定日「2020/09/06」、終了予定日「2020/09/06」、作業数量「50」、3行目は、製番「0000001」、行「03」、手配先「△△工場」、手配番号「G000003」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「300」、工程内容「ラミネート2」、開始予定日「2020/09/07」、終了予定日「2020/09/07」、作業数量「50」となっている。
【0066】
4行目は、製番「0000001」、行「04」、手配先「〇〇工場」、手配番号「G000004」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「400」、工程内容「スリッター2」、開始予定日「2020/09/08」、終了予定日「2020/09/08」、作業数量「50」、5行目は、製番「0000001」、行「05」、手配先「〇〇工場」、手配番号「G000005」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「500」、工程内容「製袋」、開始予定日「2020/09/09」、終了予定日「2020/09/09」、作業数量「500」となっている。
【0067】
図6に示す構成マスタ106eの例では、1行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、使用目的「〇〇〇〇」、分子数「1」、分母数「1」、2行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、使用目的「△△△△」、分子数「1」、分母数「1」、3行目は、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、工程内容「グラビア」、使用目的「□□□□」、分子数「1」、分母数「1」となっている。
【0068】
生産指示作成処理部102bは、手配情報に基づいて、構成マスタ106eを参照して、使用品目情報を作成する。
【0069】
図6に示す手配情報の例では、1行目は、手配番号「G000001」、行「01」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、使用品目「〇〇〇〇」、工程内容「グラビア」、開始予定日「2020/09/05」、終了予定日「2020/09/05」、作業数量「50」、2行目は、手配番号「G000002」、行「02」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、使用品目「△△△△」、工程内容「グラビア」、開始予定日「2020/09/06」、終了予定日「2020/09/06」、作業数量「50」、3行目は、手配番号「G000003」、行「03」、ベース半製品「**×**規格 透明」、工順「100」、使用品目「□□□□」、工程内容「グラビア」、開始予定日「2020/09/07」、終了予定日「2020/09/07」、作業数量「50」となっている。
【0070】
製造指示データが作成されると、受注データに採番された製番をセットする。
図6に示すように、受注データの1行目の製番が「0000001」にセットされる。
【0071】
図7は、生産指示入力画面の表示例を示す図である。
図8は、生産指示入力明細入力画面の表示例を示す図である。例えば、
図7及び
図8に示す生産指示入力画面及び生産指示入力明細入力画面を使用して、受注データの自動作成区分=0(製造指示データ自動作成非対象)の明細の受注明細を呼び出して、製造指示データを手動で作成してもよい。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態によれば、製品毎に、当該製品の製造のベースとなるベース半製品と当該製品を製造する場合に必要となる当該ベース半製品の必要数量とを関連づけて登録したベース半製品展開マスタ(第1のマスタ)106aと、製品の受注があった場合に、当該製品をキーとして、ベース半製品展開マスタ106aからベース半製品と必要数量を取得し、受注番号、製品、ベース半製品、受注数量、及び受注数量×必要数量で算出されるベース半製品の引当数量を含む受注データを作成し、在庫データのベース半製品の在庫の引当を行う受注取込処理部102aを備えているので、受注を受けて半製品から製品を製造する場合に、半製品の在庫管理の精度を向上させることが可能となる。
【0073】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0074】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0075】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0076】
また、製造管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0077】
例えば、製造管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて製造管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部106などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
【0078】
また、このコンピュータプログラムは、製造管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0079】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0080】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0081】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0082】
また、製造管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、製造管理装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0083】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0084】
100 製造管理装置
102 制御部
102a 受注取込処理部
102b 生産指示作成処理部
102c マスタメンテ部
102d 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a ベース半製品展開マスタ
106b 品目マスタ
106c 工順マスタ
106d 手配条件マスタ
106e 構成マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク