(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-30
(45)【発行日】2024-08-07
(54)【発明の名称】CO2固定システム
(51)【国際特許分類】
B01D 53/14 20060101AFI20240731BHJP
【FI】
B01D53/14 100
(21)【出願番号】P 2023113574
(22)【出願日】2023-07-11
【審査請求日】2023-07-11
(73)【特許権者】
【識別番号】323007559
【氏名又は名称】株式会社ミダック
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 清彦
(72)【発明者】
【氏名】國弘 彩
(72)【発明者】
【氏名】蓼沼 賢太郎
(72)【発明者】
【氏名】大原 健
【審査官】太田 一平
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-022577(JP,A)
【文献】国際公開第2018/061285(WO,A1)
【文献】特開2014-200774(JP,A)
【文献】特開2011-125763(JP,A)
【文献】国際公開第2022/176534(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 53/14 - 53/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
CO
2供給装置と、
廃棄物供給装置と、
前記廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、前記CO
2供給装置によって供給されたCO
2とを反応させることによって、CO
2が固定された廃棄物を生成する、CO
2固定化装置と、を備え、
CO
2固定化装置は、CO
2の
濃度の変化率を取得する手段を備え、前記変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO
2を接触させることを特徴とする、CO
2固定化システム。
【請求項2】
前記CO
2固定化装置内のCO
2濃度を測定するための測定手段と、を備え、
CO
2固定化装置は、前記CO
2固定化装置のCO
2濃度変化の傾きが設定値を上回るまで、廃棄物とCO
2を接触させる、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【請求項3】
前記CO
2固定化装置内の圧力を測定するための測定手段をさらに備える、請求項2に記載のCO
2固定化システム。
【請求項4】
第1のガス供給装置をさらに備え、前記第1のガス供給装置は、前記CO
2固定化装置内の圧力変化に応じて第1のガスを供給する、請求項3に記載のCO
2固定化システム。
【請求項5】
前記CO
2固定化装置内の圧力を測定するための測定手段を備え、
前記CO
2固定化装置の圧力変化の傾きが設定値を上回るまで、廃棄物とCO
2を固定させる、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【請求項6】
バッファタンクをさらに備え、前記バッファタンクは前記CO
2固定化装置と連通し、前記CO
2固定化装置内の気体を回収し、再び前記CO
2固定化装置に供給する、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【請求項7】
前記CO
2固定化装置内が設定された圧力となるまで前記バッファタンクに気体を回収する、請求項6に記載のCO
2固定化システム。
【請求項8】
前記廃棄物は、ボトムアッシュ、煤塵、および不燃廃棄物を含む、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【請求項9】
前記第1のガスは、周囲の空気、または二酸化炭素以外の気体を含むガスである、請求項4に記載のCO
2固定化システム。
【請求項10】
前記CO
2固定化装置はさらに廃棄物にアルカリ土類金属含有物を追加するための手段を備えた、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【請求項11】
前記CO
2固定化装置はさらに水分を追加するための手段を備えた、請求項1に記載のCO
2固定化システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、CO2固定システム、特に廃棄物にCO2を吸着させ、埋め立て、または貯留させるためのCO2固定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
大気中に放出される二酸化炭素(以下、「CO2」と記す)の量が増加することにより、気温上昇や、それに伴う異常気象の発生等が起こることが知られている。この点を抑止するため、CO2の排出を抑制し、大気中のCO2を減少させる技術が要求される。特許文献1は、CO2を含む被処理気体と、バイオマス焼却灰を含む分散液とを接触させ、バイオマス焼却灰に被処理気体に含まれるCO2が吸着したCO2固定化素材を生成する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら実際の廃棄物は様々な物質を含むため、廃棄物が吸収できるCO2量は一定ではない。そのため、廃棄物に固定化されるCO2量を最大にしようとした場合、廃棄物のロットが異なれば、固定化に要する時間は異なるものとなる。また、固定化を最大とするために、固定化時間を必要以上に長くすることは、装置の稼働効率の低下を招き、好ましくない。
【0005】
したがって、廃棄物に対するCO2の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断するための、CO2固定システムおよびCO2固定方法が要求される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のCO2固定化システムは、CO2供給装置と、廃棄物供給装置と、廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、CO2供給装置によって供給されたCO2とを反応させることによって、CO2が固定された廃棄物を生成する、CO2固定化装置と、を備え、CO2固定化装置は、CO2の推定固定量の変化率を取得する手段を備え、変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO2を接触させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によると、廃棄物に対するCO2の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示に係るCO
2固定化システムの概要図である。
【
図2】本開示に係るCO
2固定化システムの動作を示す図である。
【
図3】本開示に係るCO
2固定化システムの動作を示す図である。
【
図4】本開示に係るCO
2固定化システムの動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態のCO2固定化システムを説明する。本実施形態に用いる図面は、本発明の構成、各部の配置、機能、作用及び効果を説明することを目的とし、本発明の具体的な構成を限定するものではない。
【0010】
[CO
2固定化システムの概要図]
図1は、本開示に係るCO
2固定化システムの概要図である。
図1において、CO
2固定化システムは、焼却装置または燃焼装置、煤塵処理装置、廃棄物供給装置、CO
2供給装置、CO
2固定化装置を有する。
【0011】
CO2固定化システムは、廃棄物にCO2を固定化させるシステムである。廃棄物は、焼却される可燃廃棄物と、焼却されない不燃廃棄物を含む。可燃廃棄物には、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残渣、動物系固形不要物、動物の糞尿、引火性廃油、強酸、強アルカリなどが含まれる。不燃廃棄物には、ガラスくず、陶磁器くず、石、砂、残土などが含まれる。これらの廃棄物は一例であり、廃棄物は一般的な産業廃棄物の区分に含まれる廃棄物、および特別管理産業廃棄物に含まれる廃棄物を含む。
【0012】
[焼却装置]
焼却装置において、可燃廃棄物は焼却され、排ガスと燃焼系副産物が生成される。一実施形態において、ストーカ炉、ロータリーキルン炉が焼却に使用される。ストーカ炉は、ごみを火格子(ストーカ)の上で乾燥・加熱し、撹拌・移動させながら燃やす焼却炉である。ロータリーキルン炉は、回転式の窯であり、廃棄物をゆっくりとした回転により攪拌、焼却する。ロータリーキルン炉の合併型焼却炉での800℃以上の焼却により、環境に配慮した焼却処理を行うことができる。廃油、廃プラスチックのような高カロリー廃棄物や、シアン化合物等の有害物はロータリーキルン炉によって900-1000℃で焼却される。焼却装置は燃焼装置であり得、燃焼装置は火力発電、バイオマス燃焼発電などを行う。焼却後の主灰および燃え殻は炉下の水中に落下し、灰出コンベアで運び出されCO2固定化装置に供給される。以下、燃焼系副産物である主灰および燃え殻は「ボトムアッシュ」と統一して呼称する。
【0013】
[煤塵処理装置]
煤塵処理装置において、排ガスに活性炭と消石灰が噴霧される。すなわち排ガスにカルシウム分(消石灰)が付与される。活性炭はダイオキシンを吸着し、消石灰は酸性ガス(塩化水素、SOX)を中和する。煙道に設置されたレーザー式塩化水素濃度計(不図示)により、薬剤の量は制御される。
【0014】
また、煤塵処理装置において、排ガス中から煤塵が分離される。煤塵処理において、バグフィルターおよびキレート剤付与手段がさらに使用される。排ガスはバグフィルターを通過し、煤塵は排ガスから分離される。バグフィルターによって分離された煤塵は鉛などを含む粉末であり、煤塵に含まれる重金属を固定化する必要がある。そのため、煤塵は水分とキレート剤(重金属固定剤)を付与され、重金属が固定化される。その後、煤塵はCO2固定化に進む。
【0015】
本開示において、煤塵処理は2つのバグフィルターを使用し、バグフィルターはそれぞれ直径20cm、長さ6mの円筒濾布を490本有するが、これに限定されるものではない。煤塵供給装置において分離されたフライアッシュ(煤塵)はCO2固定装置に供給される。
【0016】
[廃棄物供給装置]
廃棄物供給装置は、焼却していない廃棄物をCO2固定化装置に供給する。この廃棄物は不燃廃棄物であってもよい。好ましくは、小さく砕かれて供給される。廃棄物供給装置は、不燃廃棄物を小さな断片に破砕するために使用されるシュレッダー、および不燃廃棄物を微細な粉末状にするために使用される粉砕機等を備えることができる。
【0017】
[CO2供給装置]
CO2供給装置は、CO2を分離する分離手段、圧縮手段、および格納手段を備える。CO2供給装置において、煤塵が除去された排ガスからCO2が分離される。分離手段は、例として、化学吸収法、物理吸収法、物理吸着法、膜分離、深冷分離法などを用いてCO2を排ガスから分離する。
【0018】
CO2供給装置において、CO2は大気中に存在するCO2濃度よりも濃縮され、CO2固定化装置に供給される。CO2供給において、圧縮手段、格納手段が使用される。
【0019】
圧縮手段は、CO2コンプレッサである。CO2コンプレッサは、CO2の高い圧力に対応するために、高強度スチール、ステンレス鋼等で構成される。格納手段はガスボンベであり得る。
【0020】
[CO2固定化装置]
一実施形態において、CO2固定化装置は、チャンバー、混練手段、第1のガス供給手段、測定手段を備える。
【0021】
チャンバーは、廃棄物、CO2、第1のガスを受け入れるための密閉可能な容器であり、混練手段を備える。混練手段は、廃棄物とCO2とを混合する手段であり、例えば、混練用のプロペラ、駆動モータを備える。混練手段はまた、チャンバー自体が回転し、内容物を混合するようにしたものであってもよい。
【0022】
第1のガス供給手段は、チャンバー内に第1のガスを供給する。第1のガスは、空気、または二酸化炭素以外の気体を含むガスであり、二酸化炭素以外の気体を含むガスには、例えばアルゴンガス、N2ガス等の不活性ガスが含まれる。
【0023】
測定手段は、CO2の推定固定量の変化率を取得する手段を備える。CO2の推定固定量の変化率は、チャンバー内の圧力、またはチャンバー内のCO2濃度を測定することで得られる。測定結果から、廃棄物へのCO2固定化が十分に行われたか否かが判定される。
【0024】
(CO2固定化)
一実施形態において、焼却装置によって供給されたボトムアッシュと、煤塵処理装置によって供給された煤塵と、廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、CO2供給装置によって供給されたCO2と、がCO2固定化装置に供給される。CO2固定化装置は、さらにカルシウム(Ca)および/またはマグネシウム(Mg)などのアルカリ土類金属含有物を追加するための手段を備えてもよい。CO2固定化装置は、さらに水分を追加するための手段を備えてもよい。
【0025】
CO2固定化装置は、ボトムアッシュ、煤塵、不燃廃棄物、CO2を混練することで反応させ、CO2が固定されたCO2固定化素材を生成する。CO2は、ボトムアッシュ、煤塵、不燃廃棄物に含まれるカルシウム(Ca)および/またはマグネシウム(Mg)などのアルカリ土類金属と結合し固定される。
【0026】
一実施形態において、混練手段内のCO2濃度は任意の値に調整され得、例えば、第1のガスを供給することで50%に調整される。混練手段内に廃棄物とCO2が密封され互いに接触し、CO2が廃棄物に固定化されるにつれ、混練手段内のCO2濃度は低下する。混練手段内の圧力低下を防止するよう、第1のガス供給手段によって第1のガスが混練手段内に供給される。したがって、廃棄物へのCO2固定化が進むにつれ、混練手段内のCO2濃度は低下する。
【0027】
CO2濃度の低下は時間経過とともに緩やかになり、CO2濃度変化の傾きが設定値(例えば-1%/時間)を上回ると、CO2固定化は十分行われたと判定される。
【0028】
また、CO2濃度または第1のガス濃度を測定することにより、廃棄物に固定化したCO2量を特定することができる。また、CO2および第1のガスの低下量を測定して、測定精度を向上させることもできる。CO2固定化装置は複数のガス供給手段を備えていてもよい。
【0029】
(実施例1)
図2は、実施例1におけるCO
2固定化システム110の動作を示す。CO
2固定化システム110は、焼却装置3、煤塵処理装置5、CO
2供給装置9、廃棄物供給装置11、第1のガス供給装置13、CO
2固定化装置15、CO
2濃度計17,弁1-3を備える。
【0030】
焼却装置3によって焼却された廃棄物はボトムアッシュと排ガスに分離される。排ガスは煤塵処理装置5によって排ガス中の煤塵を分離され、ボトムアッシュおよび煤塵はCO2固定化装置15に供給される。
【0031】
CO2供給装置9によって排ガスからさらにCO2が分離される。CO2はCO2供給装置9によって濃縮され、CO2固定化装置15に供給される。不燃廃棄物は廃棄物供給装置11によってCO2固定化装置15に供給される。
【0032】
一実施形態において、CO2固定化は以下の1-8のステップのように廃棄物、CO2、第1のガスを調整することで実施される。1-8のステップは例示的であり、詳細な動作を特定するものではない。
【0033】
【0034】
表1のように、廃棄物とCO2はCO2固定化装置15内に密封され混練される。CO2固定化装置15内のCO2固定化による圧力低下に応じて第1のガスが供給される。それによって混練手段16内のCO2濃度は低下し、やがて時間経過とともに濃度変化は緩やかになる。CO2濃度変化の傾きが設定値(例えば-1%/時間)を上回るとき、CO2固定化は十分に行われたと判断される。混練手段16内の気体は煙突を通して大気に解放され、CO2が固定化された廃棄物は混練手段16から排出される。
【0035】
このようにCO2固定化を実施することで、CO2の濃度変化を用いて、廃棄物に対するCO2固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断することが可能となる。
【0036】
(実施例2)
図3は、実施例2におけるCO
2固定化システム120の動作を示す。本実施形態において、CO
2固定化システム120は、実施例1のCO
2固定化システム110に比べ、バッファタンク19、圧力計21、および弁4をさらに備える。バッファタンク19はCO
2固定化装置15の出入口と連通している。圧力計21はCO
2固定化装置15内に配置される。
【0037】
一実施形態において、CO2固定化は以下の1-8のステップにより実施される。
【0038】
【0039】
表2のように、廃棄物とCO2はCO2固定化装置15内に密封され、混練される。CO2固定化によるCO2固定化装置15内の圧力低下に応じて第1のガスが供給される。それによってCO2固定化装置15内のCO2濃度は低下し、やがて時間経過とともに濃度変化は緩やかになる。CO2濃度変化の傾きが設定値(例えば-1%/時間)を上回るとき、CO2固定化は十分に行われたと判断される。CO2固定化装置15内の気体はバッファタンク19に回収され、CO2が固定化された廃棄物はCO2固定化装置15から排出される。その後、バッファタンク19内のCO2を含む気体は混練手段16内に戻される。CO2固定化装置内の気体のバッファタンク19への回収は、コンプレッサによって行われ得る。
【0040】
このように廃棄物に固定されなかったCO2を回収し再び使用することで、廃棄物に対しCO2を効率的に固定することが可能となる。
【0041】
(実施例3)
図4は、実施例3におけるCO
2固定化システム130の動作を示す。一実施形態において、CO
2固定化システム130は、実施例1のCO
2固定化システム110に比べ、バッファタンク19および圧力計21を備える。バッファタンク19は混練手段16の出入口と連通している。圧力計21は混練手段16内に配置される。
【0042】
一実施形態において、CO2固定化は以下の1-8のステップにより実施される。
【0043】
【0044】
表3のように、廃棄物とCO2はCO2固定化装置15内に密封され、混練される。それによってCO2固定化装置15内の圧力は低下し、やがて時間経過とともにその変化は緩やかになる。圧力変化の傾きが設定値を上回るとき、CO2固定化は十分に行われたと判断される。CO2固定化装置15内の気体はバッファタンク19に回収され、CO2が固定化された廃棄物は混練手段16から排出される。その後、バッファタンク19内のCO2を含む気体はCO2固定化装置15内に戻される。
【0045】
このように圧力変化によってCO2固定化が十分に行われたと判断することで、高濃度のCO2を廃棄物に固定することができ、廃棄物に対しCO2を効率的に固定することが可能となる。
【0046】
上記のようにしてCO2が固定化された廃棄物は、最終処分場に輸送され、埋め立てられることができる。実施例1-3は構成を限定するものではなく、それぞれの構成要素を組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0047】
110 120 130 CO2固定化システム
9 CO2供給装置
11 廃棄物供給装置
13 第1のガス供給装置
15 CO2固定化装置
16 測定手段
【要約】
【課題】廃棄物に対するCO
2の固定化が十分に行われたことをリアルタイムで判断するための、CO
2固定システムおよびCO
2固定方法が要求される。
【解決手段】CO
2供給装置と、廃棄物供給装置と、廃棄物供給装置によって供給された廃棄物と、CO
2供給装置によって供給されたCO
2とを反応させることによって、CO
2が固定された廃棄物を生成する、CO
2固定化装置と、を備え、CO
2固定化装置は、CO
2の推定固定量の変化率を取得する手段を備え、変化率が所定の値を上回るまで、廃棄物とCO
2を接触させることを特徴とする、CO2固定化システム。
【選択図】
図2