(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-30
(45)【発行日】2024-08-07
(54)【発明の名称】無線通信におけるシステム情報のスケジューリングおよび伝送のための方法、装置、およびシステム。
(51)【国際特許分類】
H04W 68/00 20090101AFI20240731BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240731BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240731BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240731BHJP
H04W 72/51 20230101ALI20240731BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W52/02 110
H04W72/0446
H04W72/232
H04W72/51
(21)【出願番号】P 2023503155
(86)(22)【出願日】2020-08-06
(86)【国際出願番号】 CN2020107316
(87)【国際公開番号】W WO2022027407
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-04-27
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】アイ, ジアンシュン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ジン
【審査官】前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/089854(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第111345075(CN,A)
【文献】Huawei, HiSilicon,Other aspects for reduced capability devices,3GPP TSG RAN WG1 #101-e R1-2004612,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_101-e/Docs/R1-2004612.zip>,2020年05月16日
【文献】3GPP TS 38.331 V16.1.0,3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Radio Resource Control (RRC) protocol specification (Release 16),2020年07月24日,pp.418~420
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスタイプを有する無線通信デバイスによって
実行される方法であって
、
前記方法は、
無線通信ノードから、
第2のデバイスタイプのデバイスと共有される同一のシステム情報ブロック(SIB)において、構成情報を受信することであって、
前記構成情報は、前記第1のデバイスタイプに関連付けられ
ている第1の構成
と、前記第2のデバイスタイプに関連付けられている第2の構成とを含み、前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプに特有のダウンリンク帯域幅部分(BWP)に関連付けられており、前記第2の構成は、前記第2のデバイスタイプに関連付けられている初期ダウンリンクBWPに関連付けられており、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであ
り、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではない、ことと、
前記第1の構成に基づいて、ページングオケージョンを監視することと
を含み
、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられ
ているページングオケージョン監視専用の探索空間構成と、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられ
ている制御リソースセット構成と
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、方法。
【請求項2】
無線通信ノードによって実行される方法であって、
前記方法は、第1のデバイスタイプを有する第1の無線通信デバイスに、第2のデバイスタイプのデバイスと共有される同一のシステム情報ブロック(SIB)において、構成情報を伝送することであって、前記構成情報は、前記第1のデバイスタイプに関連付けられている第1の構成と、前記第2のデバイスタイプに関連付けられている第2の構成とを含むことにより、前記第1の無線通信デバイスが前記第1の構成に基づいてページングオケージョンを監視することを可能にする、ことを含み、
前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプに特有のダウンリンク帯域幅部分(BWP)に関連付けられており、前記第2の構成は、前記第2のデバイスタイプに関連付けられている初期ダウンリンクBWPに関連付けられており、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであり、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではなく、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられているページングオケージョン監視専用の探索空間構成と、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられている制御リソースセット構成と
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、方法。
【請求項3】
請求項1
または請求項2に記載の方法を実行するように構成され
ている無線通信デバイス。
【請求項4】
コンピュータ実行可能
な命令を記憶している非一過性
のコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能
な命令は、実行されると、請求項1
または請求項2に記載の方法を
実行する、非一過性
のコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信に関し、より具体的に、無線通信におけるシステム情報のスケジューリングおよび伝送のための方法、装置、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
産業用センサ、スマートウェアラブル、およびビデオ監視等の無線アクセスをサポートするために、ある種の低費用かつ低複雑性のデバイスまたは低減させられた能力のデバイスが、現在の規格に従う無線通信において(例えば、第5世代(5G)新規無線(NR)システムにおいて)導入されている。低減させられた能力のデバイスは、デバイス複雑性、UE電力消費、およびデバイス費用を節約するために、通常のNRユーザ機器(UE)と比較して、限定された能力を有する。これらの要件を満たすために、一連の能力は、通常のNR UEと比較して、低下させられ得る。これらの能力は、より小さいダウンリンクおよびアップリンク帯域幅、より長い通信遅延、より少ない伝送および受信アンテナ等を含み得る。現在の規格に従って、UEは、拡張断続的受信(eDRX)サイクルで構成され、eDRXにおいて動作し得る。
【0003】
現在の規格による既存の方法は、特に、低減させられた能力を伴うUE、またはeDRXで構成されたUEに関して欠点を有する。一例では、eDRXにおいて動作するUEが、通常のUEと同じ構成を用いてページングオケージョンを監視するとき、基地局(BS)は、eDRX入手期間内に通常のUEに関するページング構成を変更することができない。別の例では、UEは、システム情報変更通知を受信するためだけに、ページングオケージョンを監視すること、またはページングメッセージを受信することを行う必要があり、それは、UEにとって電力効率的ではない。加えて、BSからのインジケータが、UEがそのローカルに記憶されたシステム情報が有効であるかどうかを検証するために必要とされ、UEは、BSと同期された時間を得るために、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)を使用する。しかし、このインジケータまたはH-SFNを搬送するために十分な空間が、マスタ情報ブロック(MIB)メッセージ内に存在しない。さらに、いかなるセル再選択方法も、低減させられた能力のUEに関して、現在の規格において存在しない。
【0004】
したがって、無線通信におけるシステム情報スケジューリングおよびセル再選択のための既存のシステムおよび方法は、完全には満足なものではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示される例示的実施形態は、従来技術において提示される問題のうちの1つ以上に関連する問題を解決すること、および付随の図面と併せて検討されるとき、以下の詳細な説明を参照することによって容易に明白となるであろう追加の特徴を提供することを対象とする。種々の実施形態に従って、例示的システム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態が、限定ではなく、例として提示されることを理解されたく、開示される実施形態の種々の修正が、本開示の範囲内に留まりながら行われ得ることが、本開示を熟読する当業者に明白であろう。
【0006】
一実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、第1のデバイスタイプを有する第1の無線通信デバイスに、第1の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するために、第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を伝送することであって、第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであるか、または拡張断続的受信(eDRX)で構成されている、ことと、第2のデバイスタイプを有する第2の無線通信デバイスに、第2の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するために、第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成を伝送することであって、第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではなく、eDRXで構成されていない、こととを含む。
【0007】
別の実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信デバイスのためのページングオケージョンの前、ページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を伝送することを含む。通知は、無線通信デバイスに、無線通信ノードに関連付けられたシステム情報の変更について通知する。
【0008】
また別の実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信デバイスのためのページングオケージョンにおいて、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することを含む。DCIは、無線通信デバイスが、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視するように構成されるかどうかを示すインジケータを含む。
【0009】
なおも別の実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信デバイスに、無線通信ノードのシステム情報更新、または無線通信デバイスと無線通信ノードとの間の時間同期に関連する情報を搬送するシグナリングを伝送することを含む。シグナリングは、ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)を用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロードのうちの少なくとも1つである。
【0010】
異なる実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、第1のデバイスタイプを有する第1の無線通信デバイスに、第1の無線通信デバイスがセル再選択を実施するための第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を伝送することであって、第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスである、ことと、第2のデバイスタイプを有する第2の無線通信デバイスに、第2の無線通信デバイスがセル再選択を実施するための第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成を伝送することであって、第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではない、こととを含む。
【0011】
さらなる実施形態において、第1のデバイスタイプを有する無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信ノードから、第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信することであって、第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであるか、または拡張断続的受信(eDRX)で構成されている、ことと、第1の構成に基づいて、ページングオケージョンを監視することであって、ページングオケージョン監視のための第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成は、無線通信ノードによって構成され、第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではなく、eDRXで構成されていない、こととを含む。
【0012】
別の実施形態において、無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信デバイスのためのページングオケージョンの前、無線通信ノードからページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を受信することを含む。通知は、無線通信デバイスに、無線通信ノードに関連付けられたシステム情報の変更について通知する。
【0013】
また別の実施形態において、無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信デバイスのためのページングオケージョンにおいて、無線通信ノードから、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、DCI内のインジケータに基づいて、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定することとを含む。
【0014】
なおも別の実施形態において、無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信ノードから、無線通信ノードのシステム情報更新、または無線通信デバイスと無線通信ノードとの間の時間同期に関連する情報を搬送するシグナリングを受信することを含む。シグナリングは、ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に受信されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロードのうちの少なくとも1つである。
【0015】
異なる実施形態において、第1のデバイスタイプを有する無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信ノードから、第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信することであって、第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスである、ことと、第1の構成に基づいて、セル再選択を実施することであって、セル再選択のための第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成が、無線通信ノードによって構成され、第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではない、こととを含む。
【0016】
異なる実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するように構成された無線通信ノードが、開示される。また別の実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するように構成された無線通信デバイスが、開示される。なおも別の実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体が、開示される。上記および他の側面およびそれらの実装が、図面、説明、および請求項により詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
第1のデバイスタイプを有する第1の無線通信デバイスに、前記第1の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するための前記第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を伝送することであって、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであるか、または、拡張断続的受信(eDRX)で構成されている、ことと、
第2のデバイスタイプを有する第2の無線通信デバイスに、前記第2の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するための前記第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成を伝送することであって、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではなく、eDRXで構成されていない、ことと
を含む、方法。
(項目2)
前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプ専用の第1のダウンリンク帯域幅部分(BWP)のために伝送され、
前記第2の構成は、前記第1のダウンリンクBWPと異なる第2のダウンリンクBWPのために伝送され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目1に記載の方法。
(項目3)
ページングオケージョン監視に関連する構成情報が第1の構成において欠けているとき、初期ダウンリンクBWPのための対応する構成情報が、前記第1の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するために構成される、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記第1の構成および前記第2の構成は、同じダウンリンクBWPのために伝送され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプ専用のシステム情報ブロック(SIB)または前記第1および第2のデバイスタイプによって共有されるSIBに含まれ、
ページングオケージョン監視に関連する構成情報が前記第1の構成において欠けているとき、前記同じBWPのための前記第2のデバイスタイプのために構成された対応する構成情報が、前記第1の無線通信デバイスがページングオケージョン監視を実施するために構成される、項目4に記載の方法。
(項目6)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスのためのページングオケージョンの前、前記ページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を伝送することを含み、
前記通知は、前記無線通信ノードに関連付けられたシステム情報の変更について前記無線通信デバイスに通知する、方法。
(項目7)
前記通知は、
前記システム情報が次のシステム情報修正期間から更新されるために、システム情報修正期間中に伝送されるシステム情報変更通知、
eDRXにおいて動作する無線通信デバイスのためのシステム情報変更通知、または、
eDRXにおいて、および無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態において動作する無線通信デバイスのためのシステム情報変更通知
のうちの少なくとも1つである、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記シグナリングは、
前記ページングオケージョンに関連付けられたウェイクアップ信号(WUS)、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で伝送されるダウンリンク制御情報(DCI)、
システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、
ページングメッセージをスケジューリングするDCI、
ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)を用いてスクランブリングされたDCI、
物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード、または、
所定の時間および周波数リソース上で伝送される信号
のうちの少なくとも1つである、項目6に記載の方法。
(項目9)
前記無線通信デバイスが前記シグナリングを受信した後に前記ページングオケージョンを監視するかどうかは、前記シグナリング、RRCメッセージ、またはシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて構成される、項目6に記載の方法。
(項目10)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスのためのページングオケージョンにおいて、ダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することを含み、
前記DCIは、前記無線通信デバイスが、前記DCIを受信した後、前記ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視するように構成されるかどうかを示すインジケータを含む、方法。
(項目11)
Nは、
前記DCIが伝送される前記ページングオケージョンと同じページング時間ウィンドウ内の前記ページングオケージョンに続くページングオケージョンの数、または、
前記DCIが伝送される前記ページングオケージョンと同じグループ内にあるように構成された残りのページングオケージョンの数
のうちの少なくとも1つを表す、項目10に記載の方法。
(項目12)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信デバイスに、前記無線通信ノードのシステム情報更新、または前記無線通信デバイスと前記無線通信ノードとの間の時間同期に関連する情報を搬送するシグナリングを伝送することを含み、
前記シグナリングは、
ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS、
システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、
ページングメッセージをスケジューリングするDCI、
P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または、
物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード
のうちの少なくとも1つである、方法。
(項目13)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、前記無線通信ノードに関連付けられたシステム情報がある期間にわたって変更されるかどうかを示すシステム情報値タグまたはインジケータである、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記期間は、規格、プロトコル、所定のシステム情報有効時間、RRCメッセージ、またはシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)の少なくとも一部である、項目12に記載の方法。
(項目16)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、前記H-SFNの一部であり、
前記H-SFNの残りの部分は、システム情報ブロックにおいて伝送される、項目15に記載の方法。
(項目17)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
第1のデバイスタイプを有する第1の無線通信デバイスに、前記第1の無線通信デバイスがセル再選択を実施するための前記第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を伝送することであって、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスである、ことと、
第2のデバイスタイプを有する第2の無線通信デバイスに、前記第2の無線通信デバイスがセル再選択を実施するための前記第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成を伝送することであって、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではない、ことと
を含む、方法。
(項目18)
前記第1の構成は、前記第1の無線通信デバイスが周波数間セル再選択を実施するために、システム情報ブロック(SIB)によって伝送され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートする周波数間搬送波周波数の第1のリストであって、前記第1のリストは、前記第2のデバイスタイプのデバイスアクセスのために構成された現在の周波数間搬送波周波数リストではない、第1のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のインジケータであって、前記第1のインジケータは、前記現在の構成の対応する搬送波周波数が前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第1のインジケータ、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数間ブラックセルの第2のリストであって、前記第2のリスト内のいずれのセルも、前記第1の無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされない、第2のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数間近隣セルの第3のリストであって、前記第3のリスト内の各セルは、前記第1の無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされる、第3のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる周波数間近隣セル構成における第2のインジケータであって、前記第2のインジケータは、前記周波数間近隣セル構成の対応する近隣セルが前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第2のインジケータ、または、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプ専用のセル再選択優先度であって、前記セル再選択優先度は、セル再選択評価を実施するために前記第1の無線通信デバイスによって使用される、セル再選択優先度
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記第1の構成は、前記第1の無線通信デバイスが周波数内セル再選択を実施するために、システム情報ブロック(SIB)によって伝送され、
前記第1の構成は、
前記SIBにおける前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数内ブラックセルの第4のリストであって、前記第4のリスト内のいずれのセルも、前記第1の無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされない、第4のリスト、
前記SIBにおける前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数内近隣セルの第5のリストであって、前記第5のリスト内の各セルは、前記第1の無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされる、第5のリスト、または、
前記SIBに含まれる周波数内近隣セル構成における第3のインジケータであって、前記第3のインジケータは、前記周波数内近隣セル構成の対応する近隣セルが前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第3のインジケータ
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目17に記載の方法。
(項目20)
項目1-19のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された無線通信ノード。
(項目21)
第1のデバイスタイプを有する無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信ノードから、前記第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信することであって、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスであるか、または拡張断続的受信(eDRX)で構成されている、ことと、
前記第1の構成に基づいて、ページングオケージョンを監視することと
を含み、
ページングオケージョン監視のための第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成が、前記無線通信ノードによって構成され、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではなく、eDRXで構成されていない、方法。
(項目22)
前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプ専用の第1のダウンリンク帯域幅部分(BWP)のために受信され、
前記第2の構成は、前記第1のダウンリンクBWPと異なる第2のダウンリンクBWPのために受信され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目21に記載の方法。
(項目23)
ページングオケージョン監視に関連する構成情報が前記第1の構成において欠けているとき、初期ダウンリンクBWPのための対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施するために前記無線通信デバイスによって適用される、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記第1の構成および前記第2の構成は、同じダウンリンクBWPのために受信され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または、
前記第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目21に記載の方法。
(項目25)
前記第1の構成は、前記第1のデバイスタイプ専用のシステム情報ブロック(SIB)または前記第1および第2のデバイスタイプによって共有されるSIBに含まれ、
ページングオケージョン監視に関連する構成情報が前記第1の構成において欠けているとき、前記同じBWPのための前記第2のデバイスタイプのために構成された対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施するために前記無線通信デバイスによって適用される、項目24に記載の方法。
(項目26)
無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
前記無線通信デバイスのためのページングオケージョンの前、無線通信ノードから前記ページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を受信することを含み、
前記通知は、前記無線通信ノードに関連付けられたシステム情報の変更について前記無線通信デバイスに通知する、方法。
(項目27)
前記通知は、
前記システム情報が次のシステム情報修正期間から更新されるために、システム情報修正期間中に受信されるシステム情報変更通知、
eDRXにおいて動作する無線通信デバイスのためのシステム情報変更通知、または、
eDRXにおいて、および無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態において動作する無線通信デバイスのためのシステム情報変更通知
のうちの少なくとも1つである、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記シグナリングは、
前記ページングオケージョンに関連付けられたウェイクアップ信号(WUS)、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信されるダウンリンク制御情報(DCI)、
システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、
ページングメッセージをスケジューリングするDCI、
P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、
物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード、または、
所定の時間および周波数リソース上で受信される信号
のうちの少なくとも1つである、項目26に記載の方法。
(項目29)
前記シグナリング、RRCメッセージ、またはシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記シグナリングを受信した後に前記ページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定することをさらに含む、項目26に記載の方法。
(項目30)
無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
前記無線通信デバイスのためのページングオケージョンにおいて、無線通信ノードから、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCI内のインジケータに基づいて、前記DCIを受信した後、前記ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定することと
を含む、方法。
(項目31)
Nは、
前記DCIが受信される前記ページングオケージョンと同じページング時間ウィンドウ内の前記ページングオケージョンに続くページングオケージョンの数、または、
前記DCIが受信される前記ページングオケージョンと同じグループ内にあるように構成された残りのページングオケージョンの数
のうちの少なくとも1つを表す、項目30に記載の方法。
(項目32)
無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信ノードから、前記無線通信ノードのシステム情報更新、または前記無線通信デバイスと前記無線通信ノードとの間の時間同期に関連する情報を搬送するシグナリングを受信することであって、前記シグナリングは、
ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に受信されるWUS、
システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、
ページングメッセージをスケジューリングするDCI、
P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または、
物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード
のうちの少なくとも1つである、ことを含む、方法。
(項目33)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、前記無線通信ノードに関連付けられたシステム情報がある期間にわたって変更されるかどうかを示すシステム情報値タグまたはインジケータである、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記期間は、規格、プロトコル、所定のシステム情報有効時間、RRCメッセージ、またはシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定される、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)の少なくとも一部である、項目32に記載の方法。
(項目36)
前記シグナリングにおいて搬送される前記情報は、前記H-SFNの一部であり、
前記H-SFNの残りの部分は、システム情報ブロックにおいて受信される、項目35に記載の方法。
(項目37)
第1のデバイスタイプを有する無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信ノードから、前記第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信することであって、前記第1のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスである、ことと、
前記第1の構成に基づいて、セル再選択を実施することと
を含み、
セル再選択のための第2のデバイスタイプに関連付けられた第2の構成が、前記無線通信ノードによって構成され、前記第2のデバイスタイプを有するデバイスは、低減させられた能力のデバイスではない、
方法。
(項目38)
前記第1の構成は、前記無線通信デバイスが周波数間セル再選択を実施するために、システム情報ブロック(SIB)によって受信され、
前記第1の構成は、
前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートする周波数間搬送波周波数の第1のリストであって、前記第1のリストは、前記第2のデバイスタイプのデバイスアクセスのために構成された現在の周波数間搬送波周波数リストではない、第1のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のインジケータであって、前記第1のインジケータは、前記現在の構成の対応する搬送波周波数が前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第1のインジケータ、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数間ブラックセルの第2のリストであって、前記第2のリスト内のいずれのセルも、前記無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされない、第2のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数間近隣セルの第3のリストであって、前記第3のリスト内の各セルは、前記無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされる、第3のリスト、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる周波数間近隣セル構成における第2のインジケータであって、前記第2のインジケータは、前記周波数間近隣セル構成の対応する近隣セルが前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第2のインジケータ、または、
前記現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における前記第1のデバイスタイプ専用のセル再選択優先度であって、前記セル再選択優先度は、セル再選択評価を実施するために前記無線通信デバイスによって使用される、セル再選択優先度
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記第1の構成は、前記第無線通信デバイスが周波数内セル再選択を実施するために、システム情報ブロック(SIB)によって受信され、
前記第1の構成は、
前記SIBにおける前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数内ブラックセルの第4のリストであって、前記第4のリスト内のいずれのセルも、前記無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされない、第4のリスト、
前記SIBにおける前記第1のデバイスタイプのために構成された周波数内近隣セルの第5のリストであって、前記第5のリスト内の各セルは、前記無線通信デバイスによって、セル再選択のための候補として見なされる、第5のリスト、または、
前記SIBに含まれる周波数内近隣セル構成における第3のインジケータであって、前記第3のインジケータは、前記周波数内近隣セル構成の対応する近隣セルが前記第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す、第3のインジケータ
のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている、項目37に記載の方法。
(項目40)
項目21-39のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された無線通信デバイス。
(項目41)
項目1-40のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の種々の例示的実施形態が、以下の図を参照して、下記に詳細に説明される。図面は、図示のみを目的として提供され、単に、本開示の読者の理解を促進するために、本開示の例示的実施形態を描写する。したがって、図面は、本開示の範疇、範囲、または可用性の限定と見なされるべきではない。明確化および容易な図示のために、これらの図面が、必ずしも縮尺通りに描かれないことに留意されたい。
【0018】
【
図1】
図1は、本開示のある実施形態による本明細書に開示される技法が実装され得る例示的通信ネットワークを図示する。
【0019】
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による基地局(BS)のブロック図を図示する。
【0020】
【
図3A】
図3A-3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBSによって実施される方法のフローチャートを図示する。
【
図3B】
図3A-3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBSによって実施される方法のフローチャートを図示する。
【
図3C】
図3A-3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBSによって実施される方法のフローチャートを図示する。
【
図3D】
図3A-3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBSによって実施される方法のフローチャートを図示する。
【
図3E】
図3A-3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBSによって実施される方法のフローチャートを図示する。
【0021】
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザ機器(UE)のブロック図を図示する。
【0022】
【
図5A】
図5A-5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【
図5B】
図5A-5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【
図5C】
図5A-5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【
図5D】
図5A-5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【
図5E】
図5A-5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本開示の種々の例示的実施形態が、当業者が本開示を作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して、下記に説明される。当業者に明白であろうように、本開示の熟読後、本明細書に説明される例の種々の変更または修正が、本開示の範囲から逸脱することなく行われることができる。したがって、本開示は、本明細書に説明および例証される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序および/または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再配置されることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、サンプル順序における種々のステップまたは行為を提示し、本開示が、明確に別様に記載されない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0024】
典型的な無線通信ネットワークは、各々が地理的無線サービスエリアを提供する、1つ以上の基地局(典型的に、「BS」として公知である)と、無線サービスエリア内でデータを伝送および受信し得る1つ以上の無線ユーザ機器デバイス(典型的に、「UE」として公知である)とを含む。本教示に開示される方法は、無線通信ネットワークにおいて実装されることができ、BSおよびUEは、通信リンクによって、例えば、BSからUEへのダウンリンク無線フレームによって、またはUEからBSへのアップリンク無線フレームによって互いに通信することができる。種々の実施形態において、本開示におけるBSは、ネットワーク側と称され得、次世代Node B(gNB)、E-UTRAN Node B(eNB)、コアネットワーク、送受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP)等を含むか、または、それらとして実装されることができる一方、本開示におけるUEは、端末と称され得、移動局(MS)、無線局(STA)等を含むか、または、それらとして実装されることができる。BSおよびUEは、それぞれ、「無線通信ノード」および「無線通信デバイス」の非限定的例として本明細書に説明され得、それらは、本開示の種々の実施形態に従って、本明細書に開示される方法を実践することができ、無線および/または有線通信が可能であり得る。
【0025】
図1は、本開示のある実施形態による本明細書に開示される技法が実装され得る例示的通信ネットワーク100を図示する。
図1に示されるように、例示的通信ネットワーク100は、複数の近隣セルであるセル0、セル1、およびセル2を含む。セル0は、基地局(BS)101と、複数のUEであるUE1 110、UE2 120 ・・・ UE3 130とを含み、BS101は、セル0内で無線プロトコルに従ってUEと通信することができる。UEは、例えば、セル1から、セル0に進入したばかりであることも、セル0内でしばらくの間アイドルモードであったこともある。その場合、ページングプロセスが、UEがBS101とサービスデータを通信し得る前、実施される。例えば、ページングメッセージが、UEとBS101との間のサービス接続を確立するために、またはUEをウェイクアップさせるために、BS101によって伝送され、UEによって検出され得る。
【0026】
UEは、ページング構成に従って、ページングメッセージを受信するためにページングオケージョンを監視し得る。ページング構成は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含む:(a)デフォルトページングサイクル(例えば、デフォルトDRX値)、ページングフレームごとのページングオケージョンの数、ある期間(デフォルトページングサイクルを構成した場合、UE特有ページングサイクルの最短値である)における合計ページングフレームの数、ページングフレームの位置を決定するためのオフセット、および/または、ページングフレームの各ページングオケージョンの最初のPDCCH監視オケージョンを含み得るページング制御チャネル(PCCH)構成;(b)UEがページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)に関して物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するダウンリンク帯域幅部分(BWP);または、(c)ダウンリンクBWPのために構成される探索空間構成。UEは、探索空間構成において構成されるようなPDCCHオケージョンに基づいてP-RNTIに関してPDCCHを監視する。無線リソース制御(RRC)IDLEまたはRRC INACTIVEにおけるUEは、システム情報において構成される初期ダウンリンクBWP上でページングオケージョンを監視し得る。
【0027】
UEは、拡張断続的受信(eDRX)サイクルで構成され、eDRXにおいて動作し得る。eDRXにおいて動作するUEは、以下のルールのうちの少なくとも1つに従ってページングオケージョンを監視し得る:(1)ページング時間ウィンドウ(PTW)内にあるとき、UEは、以下のうちの最小値に従ってページングオケージョンを監視する:デフォルトDRX、UE特有DRX値、および、構成されている場合、UEの無線アクセスネットワーク(RAN)ページングサイクル;(2)PTW外であるとき、UEは、構成されている場合、UEのRANページングサイクルに従ってページングオケージョンを監視する。
【0028】
一実施形態において、PTWは、UE特有であり、PTWは、ページングハイパーフレーム、ハイパーフレーム内の開始位置、および/またはページングハイパーフレーム内の終了位置によって決定される。eDRXサイクルは、システム情報修正期間より長くあり得る。eDRXにおいて動作するUEは、以下のルールに従ってシステム情報を更新し得る。第1に、UEがダウンリンク制御情報(DCI)またはページングメッセージによってeDRX UEに関するシステム情報修正を示すインジケータを受信するとき、UEは、次のeDRX入手期間境界において更新されたシステム情報を入手する。eDRX入手期間は、その境界が所定のルール、例えば、H-SFN mod N=0によって決定される期間であり、H-SFNは、ハイパーシステムフレーム番号であり、Nは、eDRX入手期間の長さである。第2に、UEがRRC設定またはRRC再開プロシージャを開始する前、eDRXにおいて動作するUEは、最初に、システム情報値タグを比較する、またはシステム情報未変更インジケータをチェックすることによって、そのローカルに記憶されたシステムが有効であるかどうかを検証し得る。記憶されたシステム情報がもはや有効ではない場合、UEは、RRC設定またはRRC再開プロシージャを開始する前、システム情報を入手し得る。
【0029】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による基地局(BS)200のブロック図を図示する。BS200は、本明細書に説明される種々の方法を実装するように構成され得るデバイスの例である。
図2に示されるように、BS200は、システムクロック202と、プロセッサ204と、メモリ206と、送信機212および受信機214を備えている送受信機210と、電力モジュール208と、PO(ページングオケージョン)監視構成発生器220と、SI(システム情報)構成発生器222と、ハイパーシステムフレーム番号発生器224と、セル再選択構成発生器226とを含む、筐体240を含む。
【0030】
本実施形態において、システムクロック202は、BS200の全ての動作のタイミングを制御するために、タイミング信号をプロセッサ204に提供する。プロセッサ204は、BS200の一般的動作を制御し、中央処理ユニット(CPU)および/または汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態マシン、ゲーテッド論理、離散ハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限状態マシン、またはデータの計算または他の操作を実施し得る任意の他の好適な回路、デバイス、および/または構造の任意の組み合わせ等の1つ以上の処理回路またはモジュールを含むことができる。
【0031】
読み取り専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供することができる。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含むことができる。プロセッサ204は、典型的に、メモリ206内に記憶されるプログラム命令に基づいて、論理および算術演算を実施する。メモリ206内に記憶される命令(ソフトウェアとしても公知である)は、本明細書に説明される方法を実施するためにプロセッサ204によって実行されることができる。プロセッサ204およびメモリ206は、ソフトウェアを記憶および実行する処理システムを一緒に形成する。本明細書に使用されるように、「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード等と称されるかどうかにかかわらず、1つ以上の所望の機能またはプロセスを実施するように機械またはデバイスを構成し得る任意のタイプの命令を意味する。命令は、コード(例えば、ソードコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、またはコードの任意の他の好適なフォーマットにおける)を含むことができる。命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、処理システムに本明細書に説明される種々の機能を実施させる。
【0032】
送信機212および受信機214を含む送受信機210は、BS200が、遠隔デバイス(例えば、UEまたは別のBS)に、およびそれからデータを伝送および受信することを可能にする。アンテナ250が、典型的に、筐体240に取り付けられ、送受信機210に電気的に結合される。種々の実施形態において、BS200は、(図示せず)複数の送信機と、複数の受信機と、複数の送受信機とを含む。一実施形態において、アンテナ250は、それらの各々が異なる方向に指向する複数のビームを形成し得るマルチアンテナアレイ250と置換される。送信機212は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットを無線で伝送するように構成されることができ、そのようなパケットは、プロセッサ204によって発生させられる。同様に、受信機214は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットを受信するように構成され、プロセッサ204は、複数の異なるパケットタイプのパケットを処理するように構成される。例えば、プロセッサ204は、パケットのタイプを決定し、それに応じて、パケットおよび/またはパケットのフィールドを処理するように構成されることができる。
【0033】
無線通信では、BS200におけるPO監視構成発生器2200は、第1のUEタイプに関連付けられた第1の構成を発生させ得、第1のUEタイプは、低減させられた能力を伴うUEまたは拡張断続的受信(eDRX)で構成されたUEに関連し;および、第2のUEタイプに関連付けられた第2の構成を発生させ得、第2のUEタイプは、低減させられた能力を伴わず、eDRXで構成されていないUEに関連する。PO監視構成発生器220は、送信機212によって、第1のUEタイプを有する第1のUEに、第1のUEがページングオケージョン監視を実施するための第1の構成を伝送し、送信機212によって、第2のUEタイプを有する第2のUEに、第2のUEがページングオケージョン監視を実施するための第2の構成を伝送し得る。第1の構成は、第2の構成ではなく、名称またはIDによって第2の構成から区別され得る。
【0034】
一実施形態において、第1の構成は、第1のデバイスタイプ専用の第1のダウンリンク帯域幅部分(BWP)のために伝送され、第2の構成は、第1のダウンリンクBWPと異なる第2のダウンリンクBWPのために伝送される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備え得る:第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)。ページングオケージョン監視に関連する構成情報が、第1の構成において欠けているとき、初期ダウンリンクBWPのための対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施する第1のUEのために構成され得る。
【0035】
別の実施形態において、第1の構成および第2の構成は、同じダウンリンクBWPのために伝送される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)。第1の構成は、第1のデバイスタイプ専用のシステム情報ブロック(SIB)または第1および第2のデバイスタイプによって共有されるSIBに含まれる。ページングオケージョン監視に関連する構成情報が、第1の構成において欠けているとき、同じBWPのための第2のデバイスタイプのために構成された対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施する第1のUEのために構成され得る。
【0036】
PO監視構成発生器220は、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)においてインジケータも発生させ;送信機212によって、UEに関するページングオケージョンにおいて、インジケータを含むDCIを伝送し得る。インジケータは、UEが、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視するように構成されるかどうかを示す。種々の実施形態によると、Nは、DCIが伝送されるページングオケージョンと同じページング時間ウィンドウ内のページングオケージョンに続くページングオケージョンの数、またはDCIが伝送されるページングオケージョンと同じグループ内にあるように構成された残りのページングオケージョンの数のうちの少なくとも1つを表す。
【0037】
この例におけるSI構成発生器222は、BS200に関連付けられたシステム情報の変更についてUEに通知するための通知を発生させ;送信機212によって、UEに関するページングオケージョンの前、ページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を伝送し得る。
【0038】
一実施形態において、通知は、以下のうちの少なくとも1つである:次のシステム情報修正期間から更新されるべきシステム情報に関するシステム情報修正期間中に伝送されるシステム情報変更通知;eDRXにおいて動作するUEのためのシステム情報変更通知;または、eDRXにおいて動作するUE、および無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態において動作するUEのためのシステム情報変更通知。一実施形態において、シグナリングは、以下のうちの少なくとも1つである:ページングオケージョンに関連付けられたウェイクアップ信号(WUS);物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で伝送されるダウンリンク制御情報(DCI);システム情報メッセージをスケジューリングするDCI;ページングメッセージをスケジューリングするDCI;P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード;または、所定の時間および周波数リソース上で伝送される信号。UEが、シグナリングを受信した後にページングオケージョンを監視するかどうかは、以下のうちの少なくとも1つに基づいて構成され得る:シグナリング、RRCメッセージ、またはシステム情報。
【0039】
PO監視構成発生器220は、システム情報値タグまたはシステム情報未変更インジケータに関連する情報も発生させ得、この情報は、BS200に関連付けられたシステム情報がある期間にわたって変更されるかどうかを示す。PO監視構成発生器220は、送信機212によって、以下のうちの少なくとも1つにおける情報をUEに伝送することができる:ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード。一実施形態において、期間は、以下のうちの少なくとも1つに基づいて決定される:規格、プロトコル、所定のシステム情報有効時間、RRCメッセージ、またはシステム情報。
【0040】
この例におけるハイパーシステムフレーム番号発生器224は、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)に関連する情報を発生させ得る。ハイパーシステムフレーム番号発生器224は、送信機212によって、以下のシグナリングうちの少なくとも1つにおける情報をUEに伝送することができる:ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード。一実施形態において、シグナリングにおいて搬送される情報は、H-SFNの一部であり、H-SFNの残りの部分は、システム情報ブロックにおいて伝送される。
【0041】
この例におけるセル再選択構成発生器226は、第1のUEタイプに関連付けられた第1の構成を発生させ得、第1のUEタイプは、低減させられた能力を伴うUEに関連し;第2のUEタイプに関連付けられた第2の構成を発生させ得、第2のUEタイプは、低減させられた能力を伴わないUEに関連する。セル再選択構成発生器226は、送信機212によって、第1のUEタイプを有する第1のUEに、セル再選択を実施する第1のUEのための第1の構成を伝送し、送信機212によって、第2のUEタイプを有する第2のUEに、セル再選択を実施する第2のUEのための第2の構成を伝送し得る。第1の構成は、第2の構成ではなく、名称またはIDによって第2の構成から区別され得る。
【0042】
一実施形態において、第1の構成は、第1のUEが周波数間セル再選択を実施するために、システム情報ブロック(SIB)によって伝送される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートする周波数間搬送波周波数の第1のリスト(第1のリストは、第2のデバイスタイプのデバイスアクセスのために構成された現在の周波数間搬送波周波数リストではない);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のインジケータ(第1のインジケータは、現在の構成の対応する搬送波周波数が第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプのために構成された周波数間ブラックセルの第2のリスト(第2のリスト内のいずれのセルも、第1のUEによって、セル再選択のための候補として見なされない);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプのために構成された周波数間近隣セルの第3のリスト(第3のリスト内の各セルは、第1のUEによって、セル再選択のための候補として見なされる);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる周波数間近隣セル構成における第2のインジケータ(第2のインジケータは、周波数間近隣セル構成の対応する近隣セルが第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す);または、現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプ専用のセル再選択優先度(セル再選択優先度は、セル再選択評価を実施するために第1のUEによって使用される)。
【0043】
別の実施形態において、第1の構成は、周波数内セル再選択を実施する第1のUEのために、システム情報ブロック(SIB)によって伝送される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:SIBにおける第1のデバイスタイプのために構成される周波数内ブラックセルの第4のリスト(第4のリスト内のいずれのセルも、第1のUEによって、セル再選択のための候補として見なされない);SIBにおける第1のデバイスタイプのために構成される周波数内近隣セルの第5のリスト(第5のリスト内の各セルは、第1のUEによって、セル再選択のための候補として見なされる);または、SIBに含まれる周波数内近隣セル構成における第3のインジケータ(第3のインジケータは、周波数内近隣セル構成の対応する近隣セルが第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す)。
【0044】
電力モジュール208は、1つ以上のバッテリ等の電源と、電力調整器とを含み、調整された電力を
図2の上で説明されるモジュールの各々に提供することができる。いくつかの実施形態において、BS200が、専用外部電源(例えば、壁電気コンセント)に結合される場合、電力モジュール208は、変圧器と、電力調整器とを含むことができる。
【0045】
上で議論される種々のモジュールは、バスシステム230によって一緒に結合される。バスシステム230は、データバス、および、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。BS200のモジュールが、任意の好適な技法および媒体を使用して互いに動作的に結合され得ることを理解されたい。
【0046】
いくつかの別個のモジュールまたはコンポーネントが、
図2に図示されるが、当業者は、モジュールのうちの1つ以上が、組み合わせられ得ること、または一般的に実装され得ることを理解するであろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上で説明される機能性のみを実装するのではなく、PO監視構成発生器220に関して上で説明される機能性も実装することができる。逆に、
図2に図示されるモジュールの各々は、複数の別個のコンポーネントまたは要素を使用して実装されることができる。
【0047】
図3Aは、本開示のいくつかの実施形態によるBS、例えば、
図2のBS200によって実施される方法310に関するフローチャートを図示する。動作311において、BSは、第1のUEタイプに関連付けられた第1の構成を発生させ、第1のUEタイプは、低減させられた能力を伴うUEまたは拡張断続的受信(eDRX)で構成されたUEに関連する。動作312において、BSは、第1のUEタイプを有する第1のUEに、ページングオケージョン(PO)監視を実施する第1のUEのための第1の構成を伝送する。動作313において、BSは、第2のUEタイプに関連付けられた第2の構成を発生させ、第2のUEタイプは、低減させられた能力を伴わず、eDRXで構成されていないUEに関連する。動作314において、BSは、第2のUEタイプを有する第2のUEに、PO監視を実施する第2のUEのための第2の構成を伝送する。
図3Aに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0048】
図3Bは、本開示のいくつかの実施形態によるBS、例えば、
図2のBS200によって実施される別の方法320に関するフローチャートを図示する。動作321において、BSは、BSに関連付けられたシステム情報の変更についてUEに通知するための通知を発生させる。動作322において、BSは、UEに関するページングオケージョンの前、ページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおいて通知を伝送する。
図3Bに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0049】
図3Cは、本開示のいくつかの実施形態によるBS、例えば、
図2のBS200によって実施される別の方法330に関するフローチャートを図示する。動作331において、BSは、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)においてインジケータを発生させる。動作332において、BSは、UEに関するページングオケージョンにおいて、インジケータを含むDCIを伝送する。インジケータは、UEが、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視するように構成されるかどうかを示す。
図3Cに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0050】
図3Dは、本開示のいくつかの実施形態によるBS、例えば、
図2のBS200によって実施される別の方法340に関するフローチャートを図示する。動作341において、BSは、システム情報値タグ、システム情報未変更インジケータ、またはハイパーシステムフレーム番号に関連する情報を発生させる。動作342において、BSは、ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロードのうちの少なくとも1つにおける情報をUEに伝送する。
図3Dに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0051】
図3Eは、本開示のいくつかの実施形態によるBS、例えば、
図2のBS200によって実施される別の方法350に関するフローチャートを図示する。動作351において、BSは、第1のUEタイプに関連付けられた第1の構成を発生させ、第1のUEタイプは、低減させられた能力を伴うUEに関連する。動作352において、BSは、第1のUEタイプを有する第1のUEに、セル再選択を実施する第1のUEのための第1の構成を伝送する。動作353において、BSは、第2のUEタイプに関連付けられた第2の構成を発生させ、第2のUEタイプは、低減させられた能力を伴わないUEに関連する。動作354において、BSは、第2のUEタイプを有する第2のUEに、セル再選択を実施する第2のUEのための第2の構成を伝送する。第1の構成は、第2の構成ではなく、名称またはIDによって第2の構成から区別され得る。
図3Eに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0052】
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるUE400のブロック図を図示する。UE400は、本明細書に説明される種々の方法を実装するように構成され得るデバイスの例である。
図4に示されるように、UE400は、筐体440を含み、筐体440は、システムクロック402と、プロセッサ404と、メモリ406と、送信機412および受信機414を備えている送受信機410と、電力モジュール408と、PO監視構成分析器420と、PO監視コントローラ422と、SI構成分析器424と、ハイパーシステムフレーム番号分析器426と、セル再選択構成分析器428と、セル再選択ユニット429とを含む。
【0053】
本実施形態において、システムクロック402、プロセッサ404、メモリ406、送受信機410、および電力モジュール408は、BS200におけるシステムクロック202、プロセッサ204、メモリ206、送受信機210、および電力モジュール208と同様に機能する。アンテナ450またはマルチアンテナアレイ450が、典型的に、筐体440に取り付けられ、送受信機410に電気的に結合される。
【0054】
本実施形態において、UEは、低減させられた能力を伴うUEまたは拡張断続的受信(eDRX)で構成されたUEに関連する第1のUEタイプを有する。この例におけるPO監視構成分析器420は、受信機414によって、BSから第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信し得る。PO監視構成分析器420は、第1の構成を分析し得る。第2の構成が、低減させられた能力を伴わず、eDRXで構成されていないUEに関連する第2のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視に関してBSによって構成される。この例におけるPO監視コントローラ422は、UE400を制御し、第1の構成に基づいて、ページングオケージョンを監視し得る。
【0055】
一実施形態において、第1の構成は、第1のデバイスタイプ専用の第1のダウンリンク帯域幅部分(BWP)のために受信され、第2の構成は、第1のダウンリンクBWPと異なる第2のダウンリンクBWPのために受信される。第1の構成は、のうちの少なくとも1つに関連する情報を備え得る:第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)。ページングオケージョン監視に関連する構成情報が、第1の構成において欠けているとき、初期ダウンリンクBWPのための対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施するためにUE400によって適用され得る。
【0056】
別の実施形態において、第1の構成および第2の構成は、同じダウンリンクBWPのために受信される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:第1のデバイスタイプに関連付けられたページング制御チャネル(PCCH)構成、第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の探索空間構成、第1のデバイスタイプに関連付けられた制御リソースセット構成、または第1のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)。第1の構成は、第1のデバイスタイプ専用のシステム情報ブロック(SIB)または第1および第2のデバイスタイプによって共有されるSIBに含まれる。ページングオケージョン監視に関連する構成情報が、第1の構成において欠けているとき、同じBWPのための第2のデバイスタイプのために構成された対応する構成情報が、ページングオケージョン監視を実施するためにUE400によって適用され得る。
【0057】
PO監視構成分析器420は、受信機414によって、UE400に関するページングオケージョンに、BSから、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)も受信し、分析し得る。PO監視コントローラ422は、DCI内のインジケータに基づいて、UE400が、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視するであろうかどうかを決定し得る。種々の実施形態によると、Nは、DCIが受信されるページングオケージョンと同じページング時間ウィンドウ内のページングオケージョンに続くページングオケージョンの数、またはDCIが受信されるページングオケージョンと同じグループ内にあるように構成された残りのページングオケージョンの数のうちの少なくとも1つを表す。
【0058】
この例におけるSI構成分析器424は、受信機414によって、UE400に関するページングオケージョンの前、BSからページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおける通知を受信し得る。SI構成分析器424は、UE400がBSに関連付けられたシステム情報の変更について通知されるための通知を分析することができる。
【0059】
一実施形態において、通知は、以下のうちの少なくとも1つである:次のシステム情報修正期間から更新されるべきシステム情報に関するシステム情報修正期間中に受信されるシステム情報変更通知;eDRXにおいて動作するUEのためのシステム情報変更通知;または、eDRXにおいて動作するUEおよび無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態において動作するUEのためのシステム情報変更通知。一実施形態において、シグナリングは、以下のうちの少なくとも1つである:ページングオケージョンに関連付けられたウェイクアップ信号(WUS);物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信されるダウンリンク制御情報(DCI);システム情報メッセージをスケジューリングするDCI;ページングメッセージをスケジューリングするDCI;P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI;物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード;または、所定の時間および周波数リソース上で受信される信号。PO監視コントローラ422は、シグナリング、RRCメッセージ、またはシステム情報のうちの少なくとも1つに基づいて、シグナリングを受信した後、ページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定し得る。
【0060】
SI構成分析器424も、受信機414によって、BSから、以下のうちの少なくとも1つであるシグナリングを受信し得る:WUSに関連付けられたページングオケージョンの前に受信されるウェイクアップ信号(WUS)、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード。SI構成分析器424は、BSに関連付けられたシステム情報がある期間にわたって変更されるかどうかを示すシステム情報値タグまたはシステム情報未変更インジケータに関連する情報を取得するために、シグナリングを分析し得る。一実施形態において、期間は、以下のうちの少なくとも1つに基づいて決定される:規格、プロトコル、所定のシステム情報有効時間、RRCメッセージ、またはシステム情報。
【0061】
この例におけるハイパーシステムフレーム番号分析器426は、受信機414によって、BSから、以下のシグナリングのうちの少なくとも1つであるシグナリングを受信し得る:ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に受信されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード。ハイパーシステムフレーム番号分析器426は、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)に関連する情報を取得するために、シグナリングを分析し得る。一実施形態において、シグナリングにおいて搬送される情報は、H-SFNの一部であり、H-SFNの残りの部分は、システム情報ブロックにおいて受信される。
【0062】
一実施形態において、UE400は、低減させられた能力を伴うUEに関連する第1のUEタイプを有するが、この例におけるセル再選択構成分析器428は、受信機414によって、BSから第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信し得る。セル再選択構成分析器428は、第1の構成を分析し得る。この例におけるセル再選択ユニット429は、第1の構成に基づいて、セル再選択を実施し得る。第2の構成が、低減させられた能力を伴わないUEに関連する第2のデバイスタイプに関連付けられたセル再選択に関してBSによって構成される。
【0063】
一実施形態において、第1の構成は、周波数間セル再選択を実施するUE400のために、システム情報ブロック(SIB)によって受信される。第1の構成は、のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートする周波数間搬送波周波数の第1のリスト(第1のリストは、第2のデバイスタイプのデバイスアクセスのために構成された現在の周波数間搬送波周波数リストではない);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のインジケータ(第1のインジケータは、現在の構成の対応する搬送波周波数が第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプのために構成された周波数間ブラックセルの第2のリスト(第2のリスト内のいずれのセルも、UE400によって、セル再選択のための候補として見なされない);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプのために構成された周波数間近隣セルの第3のリスト(第3のリスト内の各セルは、UE400によって、セル再選択のための候補として見なされる);現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる周波数間近隣セル構成における第2のインジケータ(第2のインジケータは、周波数間近隣セル構成の対応する近隣セルが第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す);または、現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の構成における第1のデバイスタイプ専用のセル再選択優先度(セル再選択優先度は、セル再選択評価を実施するためにUE400によって使用されるセル再選択優先度のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている)。
【0064】
別の実施形態において、第1の構成は、周波数内セル再選択を実施するUE400のために、システム情報ブロック(SIB)によって受信される。第1の構成は、以下のうちの少なくとも1つに関連する情報を備えている:SIBにおける第1のデバイスタイプのために構成された周波数内ブラックセルの第4のリスト(第4のリスト内のいずれのセルも、UE400によって、セル再選択のための候補として見なされない);SIBにおける第1のデバイスタイプのために構成された周波数内近隣セルの第5のリスト(第5のリスト内の各セルは、UE400によって、セル再選択のための候補として見なされる);または、SIBに含まれる周波数内近隣セル構成における第3のインジケータ(第3のインジケータは、周波数内近隣セル構成の対応する近隣セルが第1のデバイスタイプのデバイスアクセスをサポートすることを示す)。
【0065】
上で議論される種々のモジュールは、バスシステム430によって一緒に結合される。バスシステム430は、データバス、および、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。UE400のモジュールが、任意の好適な技法および媒体を使用して互いに動作的に結合され得ることを理解されたい。
【0066】
いくつかの別個のモジュールまたはコンポーネントが、
図4に図示されるが、当業者は、モジュールのうちの1つ以上が、組み合わせられ得ること、または一般的に実装され得ることを理解するであろう。例えば、プロセッサ404は、プロセッサ404に関して上で説明される機能性のみを実装するのではなく、PO監視構成分析器420に関して上で説明される機能性も実装することができる。逆に、
図4に図示されるモジュールの各々は、複数の別個のコンポーネントまたは要素を使用して実装されることができる。
【0067】
図5Aは、本開示のいくつかの実施形態によるUE、例えば、
図4のUE400によって実施される方法510に関するフローチャートを図示する。動作511において、低減させられた能力を伴うUEまたは拡張断続的受信(eDRX)で構成されたUEに関連する第1のUEタイプを有するUEが、BSから第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信する。動作512において、UEは、第1の構成を分析する。第2の構成が、低減させられた能力を伴わず、eDRXで構成されていないUEに関連する第2のデバイスタイプに関連付けられたページングオケージョン監視に関してBSによって構成される。動作513において、UEは、第1の構成に基づいて、ページングオケージョンを監視する。
図5Aに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0068】
図5Bは、本開示のいくつかの実施形態によるUE、例えば、
図4のUE400によって実施される別の方法520に関するフローチャートを図示する。動作521において、UEは、UEに関するページングオケージョンの前、BSからページングオケージョンに関連付けられたシグナリングにおける通知を受信する。動作522において、UEは、BSに関連付けられたシステム情報の変更について通知されるために通知を分析する。
図5Bに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0069】
図5Cは、本開示のいくつかの実施形態によるUE、例えば、
図4のUE400によって実施される別の方法530に関するフローチャートを図示する。動作531において、UEは、UEに関するページングオケージョンにおいて、BSから、ページングメッセージをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信する。動作532において、UEは、DCI内のインジケータに基づいて、DCIを受信した後、ページングオケージョンに関連付けられたN個の残りのページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定する。
図5Cに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0070】
図5Dは、本開示のいくつかの実施形態によるUE、例えば、
図4のUE400によって実施される別の方法540に関するフローチャートを図示する。動作541において、UEは、BSから、以下のうちの少なくとも1つであるシグナリングを受信する:ウェイクアップ信号(WUS)に関連付けられたページングオケージョンの前に受信されるWUS、システム情報メッセージをスケジューリングするDCI、ページングメッセージをスケジューリングするDCI、P-RNTIを用いてスクランブリングされたDCI、または物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH)ペイロード。動作542において、UEは、シグナリングを分析し、以下に関連する情報を取得する:システム情報値タグ、システム情報未変更インジケータ、またはハイパーシステムフレーム番号。
図5Dに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0071】
図5Eは、本開示のいくつかの実施形態によるUE、例えば、
図4のUE400によって実施される別の方法550に関するフローチャートを図示する。動作551において、低減させられた能力を伴うUEに関連する第1のUEタイプを有するUEは、BSから第1のデバイスタイプに関連付けられた第1の構成を受信する。動作552において、UEは、第1の構成を分析する。第2の構成が、低減させられた能力を伴わないUEに関連する第2のデバイスタイプに関連付けられたセル再選択に関してBSによって構成される。動作553において、UEは、第1の構成に基づいて、セル再選択を実施する。
図5Eに示される動作の順序は、本開示の異なる実施形態に従って変更され得る。
【0072】
本開示の異なる実施形態が、ここで、それ以降で詳細に説明されるであろう。本開示における実施形態および例の特徴が、矛盾することなく、任意の様式で互いに組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0073】
第1の実施形態において、eDRX UEまたは低減させられた能力のUE(以降では「レッドキャップUE」)に特有のページング構成が、構成される。BSは、eDRXにおいて動作しないUEのための現在の規格において定義されるような初期ダウンリンクBWPと異なるeDRX特有ダウンリンクBWPを用いて、eDRXで構成されるUEのためのページング構成を構成し得る。eDRXで構成されるか、または、eDRXにおいて動作するUEは、このeDRX特有ダウンリンクBWP上でページングオケージョンを監視し得る。
【0074】
BSは、システム情報ブロックにおいてeDRX UE特有またはレッドキャップUE特有ダウンリンクBWP構成を構成し得る。システム情報ブロックは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)であり得る。eDRX特有またはレッドキャップUE特有ダウンリンクBWPの構成は、ページングオケージョン監視に関連する構成を含む。具体的に、構成は、1つ以上の以下の情報、を含み得る:(a)PCCH構成、PCCH構成は、以下のうちの1つを含み得る:デフォルトページングサイクル、ページングフレームごとのページングオケージョンの数、ある期間における合計ページングフレームの数、ページングフレームの位置を決定するためのオフセット、ページングフレームの各ページングオケージョンの最初のPDCCH監視オケージョン等;(b)探索空間構成、探索空間構成によって、UEは、P-RNTIに関してPDCCHを監視し、探索空間構成は、初期ダウンリンクBWPにおいて定義される探索空間IDであり得、および/または、探索空間構成は、探索空間構成の組を備え得る、(c)制御リソースセット構成。UEは、ページングオケージョン監視のために、eDRX特有またはレッドキャップUE特有ダウンリンクBWPにおいて構成される構成を適用し得る。ページングオケージョン監視に関連する1つの情報が、eDRX特有またはレッドキャップUE特有ダウンリンクBWPのために構成されていない場合、UEは、初期ダウンリンクBWPのために構成された対応する構成を適用する。
【0075】
いくつかの実施形態において、BSは、ダウンリンクBWP、例えば、現在の規格において定義されるような初期ダウンリンクBWPにおいて、eDRX UEまたはレッドキャップUE専用の以下の構成のうちの少なくとも1つを構成し得る:(a)PCCH構成、PCCH構成は、以下のパラメータのうちの1つ以上を含み得る:デフォルトページングサイクル(例えば、デフォルトDRX値)、ページングフレームごとのページングオケージョンの数、ある期間における合計ページングフレームの数、ページングフレームの位置を決定するためのオフセット、またはページングフレームの各ページングオケージョンの最初のPDCCH監視オケージョン、(b)eDRXにおいて動作するUEまたはレッドキャップUEに関するページングオケージョン監視専用の探索空間、または、(c)eDRXにおいて動作するUEまたはレッドキャップUEに関するページングオケージョン監視専用のRNTI。これらの構成は、eDRX UEまたはレッドキャップUE専用のSIBに含まれるか、または、非eDRX UEと共有されるSIBに含まれ得る。
【0076】
eDRXにおいて動作するUEは、ページングオケージョン監視のためにこれらの構成を適用する。ページングオケージョン監視に関連する1つの情報が、eDRXにおいて動作するUEまたはレッドキャップUEのために構成されていない場合、eDRXにおいて動作するUEまたはレッドキャップUEは、eDRXにおいて動作しないUEのために同じダウンリンクBWPにおいて構成される対応する情報を適用する。
【0077】
現在の規格によると、BSは、eDRXにおいて動作するUEがページングメッセージを受信できることを保証する必要がある。eDRXにおいて動作するUEは、次のeDRX入手期間までシステム情報を更新せず、それは、非常に長い期間であり得る。したがって、eDRXにおいて動作するUEが、他のUEと同じ構成を用いてページングオケージョンを監視する場合、BSは、eDRX入手期間内に通常のUEに関するページング構成を変更することができず、それは、BSに不都合をもたらす。
【0078】
本実施形態に提供される方法では、BSは、eDRXにおいて動作するUEに関するページングオケージョン監視のために、異なるPCCH構成、異なる探索空間、または異なるダウンリンクBWPを構成し得る。したがって、BSは、eDRXにおいて動作するUEに対する影響なしに、eDRXにおいて動作しないUEに関する構成を再構成することができる。
【0079】
レッドキャップUEに関して、ページングメッセージをスケジューリングするDCIの伝送およびページングメッセージの伝送は、伝送の繰り返しがサービスエリア回復のために、すなわち、レッドキャップUEの低能力に起因するサービスエリア損失を補償するために必要とされる点において、非レッドキャップUEに関するものと異なり得る。したがって、レッドキャップUE特有ページング構成を構成することは、システムリソース効率のために有益である。例えば、非レッドキャップUEのページング監視およびページングメッセージ伝送は、レッドキャップUEによって影響を受けないであろう。
【0080】
第2の実施形態において、システム情報変更通知が、発生させられ、伝送される。システム情報変更通知が、ページングメッセージをスケジューリングするDCIにおいて、またはページングメッセージにおいて伝送され得る。UEは、関連付けられたページングオケージョンを監視する前にWUS信号を受信するように構成され得る。WUS信号は、WUS信号に続くページングオケージョンの数に関連付けられている。WUS信号が、検出される場合、UEは、その関連付けられたページングオケージョンを監視するであろう。そうでなければ、UEは、関連付けられた続くページングオケージョンを監視するように要求されない。一実施形態において、UEは、いずれかの方法で、関連付けられた続くページングオケージョンを監視する前にWUSを検出するであろう。その場合、システム情報変更通知が伝送された後、UEは、システム情報変更通知を受信するためだけに、ページングオケージョンを監視するP-RNTIによってスクランブリングされたDCIを受信するか、または、ページングメッセージを受信するであろう。
【0081】
第2の実施形態において、システム情報変更通知が、ページングオケージョンの前にシグナリングにおいてBSによって伝送される。第1の例では、システム情報変更通知は、システム情報修正期間中に伝送されるシステム情報変更通知であり得る。システム情報は、次のシステム情報修正期間からBSによって更新される。このシステム情報変更通知を受信するUEは、次のシステム情報修正期間においてシステム情報を入手する。第2の例では、システム情報変更通知は、eDRXにおいて動作するUEに特有のシステム情報変更通知であり得る。この変更通知を受信するeDRXにおいて動作するUEは、次のeDRX入手期間の境界においてシステム情報を入手し得る。第3の例では、システム情報変更通知は、eDRXにおいて、およびRRC INACTIVE状態において動作するUEのためのシステム情報変更通知であり得る。eDRXにおいて、およびRRC INACTIVE状態において動作するUEは、直ちにシステム情報を入手し得るか、または、次のRANページングサイクルにおいてシステム情報を入手し得る。
【0082】
ページングオケージョンの前に伝送される該シグナリングは、以下のうちの1つであり得る:(a)ウェイクアップ信号(WUS)、(b)RRCメッセージまたはシステム情報によってBSによって構成され得る所定の時間および周波数リソース上で伝送される信号、または、(c)PDCCH上で伝送されるDCI。DCIは、所定のRNTIによってスクランブリングされ得る。DCIを伝送するために使用されるPDCCHオケージョンは、RRCメッセージまたはシステム情報によってBSによって構成され得る。DCIを伝送するために使用されるPCCHオケージョンは、探索空間IDによって構成され得る。PCCHオケージョンは、ページングオケージョンが構成される同じBWPにおいて構成され得る。シグナリングが、(a)WUSまたは(b)所定の時間および周波数リソース上で伝送される信号であるとき、システム情報変更通知は、時間/周波数リソース、またはコード、または時間/周波数リソースおよびコードの組み合わせによって表され得る。したがって、時間ドメインリソース、周波数ドメインリソース、およびコードの異なる組み合わせは、指示の異なる意を表し得る。指示の特定の意味に関する時間ドメインリソース、周波数ドメインリソース、およびコードの構成は、RRCメッセージまたはシステム情報によってBSによって構成され得る。UEは、該構成を受信し、該構成に従って該シグナリングを受信する。
【0083】
いくつかの実施形態において、該シグナリングは、UEが続く関連付けられたページングオケージョンを監視すべきかどうかを示し得る。シグナリングが、UEが続く関連付けられたページングオケージョンを監視する必要はないことを示す場合、UEは、続く関連付けられたページングオケージョンを省略することができる。そうでなければ、UEは、続く関連付けられたページングオケージョンを監視し得る。いくつかの実施形態において、UEが、それが該シグナリングを受信したときに続く関連付けられたページングオケージョンを監視すべきかどうかは、RRCメッセージまたはシステム情報によってBSによって構成され得る。一実施形態において、デフォルトで、UEは、該シグナリングが、システム情報変更通知が受信されていることを示す場合、続く関連付けられたページングオケージョンを省略するであろう。UEは、該シグナリングを受信し、該シグナリングに従って、続く関連付けられたページングオケージョンを監視すべきかどうかを決定する。
【0084】
本実施形態に提供される方法では、システム情報変更通知は、ページングオケージョンの前に伝送されることができる。UEは、システム情報変更通知を受信するためだけにページングメッセージをスケジューリングするDCIまたはページングメッセージを受信するように要求されず、UE電力は、したがって、節約される。本実施形態に提供される方法では、BSは、該シグナリングにおいてシステム情報変更通知を伝送することができる。同時に、システム情報変更通知は、続く関連付けられたページングオケージョンを省略するようにUEに示し得る。このように、UE電力効率は、最大化される。
【0085】
第3の実施形態において、システム情報値タグまたは未変更インジケータの伝送が、実施される。BSは、MIB(マスタ情報ブロック)またはSIB1において、システム情報が変更されるときに変動するシステム情報値タグをシグナリングすることができる。UEは、そのローカルに記憶されたシステム情報の値タグをMIBまたはSIB1に含まれる値と比較することによって、システム情報が依然として有効であるかどうかを決定することができる。BSは、システム情報が最後の期間中に変更されていないかどうかを示すために、MIBにおいてインジケータをシグナリングすることもできる。UEは、このインジケータおよびUEが有効なシステム情報を入手するときの時間をチェックすることによって、そのローカルに記憶されたシステム情報が依然として有効であるかどうかを決定することができる。例えば、UEが前の所定の時間長以降に有効なシステム情報を入手し、システム情報が前の所定の時間長以降に変化していないことをインジケータが示す場合、UEは、そのローカルに記憶されたシステム情報が有効であると見なすことができる。
【0086】
現在のMIBメッセージにおいて十分な空間がないが、本実施形態は、UEがそのローカルに記憶されたシステム情報が有効であるかどうかを検証するための解決策を提供する。本実施形態において、BSは、以下のシグナリングのうちの1つにおいて、システム情報が少なくともある期間にわたって変更されているかどうかを示すシステム情報値タグまたはシステム情報未変更インジケータを含む:(a)SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI、(b)ページングメッセージをスケジューリングするために使用されるDCI、または、P-RNTIによってスクランブリングされ、ページングオケージョンに伝送されるDCI、(c)その関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS信号、または、(d)現在のNR規格によって使用されないPBCHペイロード。該期間は、規格によって事前定義されるか、または、RRCメッセージまたはシステム情報によってシグナリングされ得る。該期間は、規格によって定義されるか、または、RRCメッセージまたはシステム情報によってシグナリングされるシステム情報有効時間であり得る。
【0087】
UEが、別のセルからあるセルに戻るとき、またはeDRXにおいて動作するUEが、RRC設定またはRRC再開を開始する必要があるとき、UEは、該シグナリングに含まれるシステム情報値タグまたはシステム情報未変更インジケータに従って、そのローカルに記憶されたシステム情報を検証することができる。そうでなければ、BSが、該システム情報値タグまたはシステム情報未変更インジケータを提供することができない場合、UEは、SIB1メッセージを入手し、SIB1メッセージに含まれる値タグをチェックすることによってそのローカルシステム情報を検証する必要性があり、それは、繰り返しおよび組み合わせに起因して、レッドキャップUEのために好適ではない。
【0088】
第4の実施形態において、WUSインジケータが、ページングDCIまたはページングメッセージに含まれる。本実施形態において、ページングメッセージをスケジューリングするDCIまたはP-RNTIによってスクランブリングされ、ページングオケージョンに伝送されるDCIにおいて、BSは、UEが続くページングオケージョンを監視するように要求されるかどうかを示すインジケータを含む。インジケータが、UEが続くN個のページングオケージョンを監視するように要求されないことを示す場合、UEは、続くN個のページングオケージョンを監視することを省略することができる。そうでなければ、UEは、続くN個のページングオケージョンを監視し続ける。
【0089】
値Nは、規格によって事前定義されるか、または、所定のルールに従って決定されるか、または、該DCIまたはシステム情報において示され得る。一実施形態において、値Nは、同じPTW内にあり、該DCIが伝送されるページングオケージョンに続く残りのページングオケージョンの数であり得る。別の実施形態において、値Nは、該DCIが伝送されるページングオケージョンと同じグループ内にあるように構成された残りのページングオケージョンの数であり得る。BSは、RRCメッセージまたはシステム情報によって、どのページングオケージョンがグループ内にあるかを構成する。
【0090】
第5の実施形態において、ハイパーシステムフレーム番号(H-SFN)が、SIB1、SIB1をスケジューリングするDCI、またはWUSに含まれる。eDRX動作をサポートするために、1,024個のシステムフレームを含むハイパーシステムフレームが、定義される。eDRX動作では、eDRXサイクルは、1つのハイパーシステムフレームより長くあり得る。したがって、BSは、システム情報において、UEとBSとの間のタイミングの同期のために使用される現在のH-SFNを示し得る。BSが、セルのMIB内にH-SFNの全てのビットまたは部分的ビットを含む場合、eDRXにおいて動作するUEは、H-SFN情報を得るために完全なSIB1メッセージを読み取ることなく、迅速にH-SFNを入手することができる。しかし、次いで、現在のMIBメッセージにおいていかなる十分な空間も、存在しないであろう。
【0091】
本実施形態において、全体的H-SFNまたはH-SFNの一部は、以下のシグナリングのうちの1つの中で伝送される:(a)SIB1をスケジューリングするために使用されるDCI、(b)ページングメッセージをスケジューリングするために使用されるDCI、または、P-RNTIによってスクランブリングされ、ページングオケージョンに伝送されるDCI、(c)関連付けられたページングオケージョンの前に伝送されるWUS信号、または、(d)現在のNR規格によって使用されないPBCHペイロード。H-SFNの一部が、上記のシグナリングのうちの1つにおいて伝送される場合、H-SFNの残りの部分は、SIB1メッセージにおいて伝送され得る。本実施形態に提供される方法では、H-SFNは、ある程度迅速なシグナリングにおいて伝送されることができ、UEは、完全なシステム情報メッセージを読み取ることなく、H-SFNを入手することができる。
【0092】
第6の実施形態において、セル再選択方法が、レッドキャップUEのために提供される。周波数内セル再選択に関して、BSは、周波数内近隣セルリストおよびセル再選択のための対応するパラメータを構成することができる。BSは、UEがセル再選択のための候補として見なすべきではないセルを含むブラックセルリストを構成することができる。周波数間セル再選択に関して、BSは、周波数間セル再選択のために使用される搬送波周波数のリスト、すなわち、現在のサービング搬送波周波数以外の搬送波周波数についての情報、およびセル再選択に関連する周波数間近隣セルのリストを構成することができる。
【0093】
一実施形態において、各搬送波周波数に関して、BSは、周波数に関して共通のセル再選択パラメータを構成し、随意に、セル特有再選択パラメータを伴う周波数間近隣セルのリストを構成する。BSは、UEがセル再選択のための候補として見なすべきではない周波数間近隣セルのブラックリストを構成し得る。UEは、これらの構成に従って、RRC IDLEおよびRRC INACTIVE状態において周波数間セル再選択を実施し得る。
【0094】
一実施形態において、周波数間セル再選択に関して、BSは、以下の方法のうちの1つを用いて、システム情報ブロックにおいてレッドキャップUEに関するセル再選択情報を構成する。
【0095】
第1の方法では、BSは、レッドキャップUEアクセスをサポートする周波数間搬送波周波数のリストを構成する。この搬送波周波数リストは、その名称によって現在の周波数間搬送波周波数リストから区別される。レッドキャップUEは、このリスト内に構成される搬送波周波数をセル再選択のための候補搬送波周波数として見なす。近隣セルリストおよびブラックセルリストが、このリスト内の搬送波周波数のために構成されている場合、UEは、近隣セルリスト内のセルのパラメータを適用し、ブラックセルリストを適用する。
【0096】
第2の方法では、BSは、現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる現在の周波数間搬送波周波数構成においてインジケータを追加し、対応する搬送波周波数がレッドキャップUEアクセスをサポートすることを示すことができる。レッドキャップUEは、この搬送波周波数に関する共通のセル再選択パラメータを適用し得る。レッドキャップUEは、搬送波周波数構成に含まれる周波数間近隣セルリストを適用し得る。レッドキャップUEは、搬送波周波数構成に含まれる周波数間ブラックセルリストを適用し得る。
【0097】
第3の方法では、BSは、現在の周波数間搬送波周波数リストに含まれる周波数間搬送波周波数構成において、レッドキャップUEのために構成される周波数間セルブラックリストを追加することができる。レッドキャップUEは、このブラックリストを適用し、すなわち、このブラックリストに含まれるセルを、セル再選択のための候補として見なさない。
【0098】
第4の方法では、BSは、現在の周波数間搬送波周波数リスト内の周波数間搬送波周波数構成において、レッドキャップUE専用の周波数間近隣セルリストを追加することができる。レッドキャップUEは、このリストに含まれる近隣セルを、セル再選択のための候補として見なし得る。レッドキャップUEは、セル再選択のためにこのリストに含まれるセル再選択パラメータを適用し得る。
【0099】
第5の方法では、BSは、現在の周波数間搬送波周波数構成構造に含まれる周波数間近隣セル構成においてインジケータを追加することができる。このインジケータは、レッドキャップUEが対応する近隣セルにアクセスし得るまたはレッドキャップUEが対応する近隣セルを、セル再選択のための候補セルとして見なし得ることを示すために使用される。UEは、近隣セルのために構成されるセル再選択パラメータを適用する。
【0100】
第6の方法では、BSは、周波数間搬送波周波数構成において、レッドキャップUE専用のセル再選択優先度を追加することができる。レッドキャップUEは、セル再選択評価を実施するとき、このセル再選択優先度を適用することができる。
【0101】
一実施形態において、周波数内セル再選択に関して、BSは、以下の方法のうちの1つを用いて、レッドキャップUEに関するセル再選択情報を構成する。
【0102】
第1の方法では、BSは、システム情報ブロックにおいて、レッドキャップUE専用の周波数内セルブラックリストを追加することができる。レッドキャップUEは、このブラックリストを適用し、すなわち、このブラックリストに含まれるセルをセル再選択のための候補として見なさない。
【0103】
第2の方法では、BSは、システム情報ブロックにおいて、レッドキャップUE専用の周波数内近隣セルリストを追加することができる。レッドキャップUEは、このリストに含まれる近隣セルを、セル再選択のための候補として見なし得る。レッドキャップUEは、セル再選択のためにこのリストに含まれるセル再選択パラメータを適用し得る。
【0104】
第2の方法では、BSは、システム情報ブロックに含まれる周波数内近隣セル構成においてインジケータを追加することができる。このインジケータは、レッドキャップUEが対応する近隣セルにアクセスし得るまたはレッドキャップUEが対応する近隣セルをセル再選択のための候補セルとして見なし得ることを示すために使用される。UEは、近隣セルのために構成されるセル再選択パラメータを適用する。
【0105】
本開示の種々の実施形態が、上で説明されたが、それらが、限定としてではなく、例としてのみ提示されたことを理解されたい。同様に、種々の略図は、当業者が本開示の例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得る。しかしながら、そのような当業者は、本開示が、例証される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装され得ることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、1つの実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に説明される別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上で説明される例示的実施形態のうちのいずれかによって限定されるべきではない。
【0106】
「第1」、「第2」等の指定を使用する本明細書における要素のいずれの言及も、概して、それらの要素の量または順序を限定しないことも理解されたい。むしろ、これらの指定は、2つ以上の要素または要素の事例を区別する便宜的な手段として本明細書に使用されることができる。したがって、第1および第2の要素の言及は、2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素がある様式で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0107】
加えて、当業者は、情報および信号が種々の異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記の説明において言及され得る例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0108】
当業者は、本明細書に開示される側面に関連して説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のうちのいずれかが、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令を組み込むプログラムまたは設計コードの種々の形態(本明細書では、便宜的に、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)、またはこれらの技法の任意の組み合わせによって実装され得ることをさらに理解するであろう。
【0109】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、それらの機能性の観点から上で説明された。そのような機能性がハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、またはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、各特定の用途に関して種々の方法で説明される機能性を実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こさない。種々の実施形態によると、プロセッサ、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、モジュール等が、本明細書に説明される機能のうちの1つ以上を実施するように構成されることができる。規定された動作または機能に関して本明細書に使用されるような用語「~するように構成される」または「~のために構成される」は、規定された動作または機能を実施するように物理的に構築、プログラム、および/または配置されるプロセッサ、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、モジュール等を指す。
【0110】
さらに、当業者は、本明細書に説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る集積回路(IC)内に実装されるか、または、それによって実施され得ることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路はさらに、ネットワーク内またはデバイス内の種々のコンポーネントと通信するために、アンテナおよび/または送受信機を含むことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態マシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または本明細書に説明される機能を実施するための任意の他の好適な構成として実装されることができる。
【0111】
ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムまたはコードを1つの場所から別の場所に転送することを可能にされ得る任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造の形態において所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。
【0112】
本書では、本明細書に使用されるような用語「モジュール」は、本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールが、離散モジュールとして説明されるが、しかしながら、当業者に明白であろうように、2つ以上のモジュールが、本開示の実施形態による関連付けられる機能を実施する単一のモジュールを形成するために組み合わせられ得る。
【0113】
加えて、メモリまたは他の記憶装置、および通信コンポーネントが、本開示の実施形態において採用され得る。明確化の目的のために、上記の説明が、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して、本開示の実施形態を説明したことを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメインの間の機能性の任意の好適な分散が、本開示から逸脱することなく使用され得ることが明白であろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実施され得る。したがって、具体的機能ユニットの言及は、厳密な論理的または物理的構造または編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の言及にすぎない。
【0114】
本開示に説明される実装の種々の修正が、当業者に容易に明白であり、本明細書に定義される一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実装に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実装に限定されることを意図しておらず、下記の請求項に列挙されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一貫する最も広い範囲を与えられるものである。