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特許7530957シンク装置、ソース装置及びHDMI制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-31
(45)【発行日】2024-08-08
(54)【発明の名称】シンク装置、ソース装置及びHDMI制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/4363 20110101AFI20240801BHJP
【FI】
H04N21/4363
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022502228
(86)(22)【出願日】2021-08-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-04
(86)【国際出願番号】 KR2021011602
(87)【国際公開番号】W WO2022260213
(87)【国際公開日】2022-12-15
【審査請求日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】10-2021-0073967
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ユンクァン
【審査官】坂東 大五郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/079770(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
HDMI(High Definition Multimedia Interface)制御方法であって、
HDMIケーブルがシンク装置とソース装置を連結する段階;
前記ソース装置が前記シンク装置のEDID(Extended Display Identification Data)を読み取る(read)段階;
前記ソース装置が前記シンク装置のSCDC構造(Status and Control Data Channel Structure)上にManufacturer Specificフィールドを書き込む段階;
前記ソース装置が前記Manufacturer Specificフィールド上に前記ソース装置の情報を書き込む段階;
前記シンク装置が前記SCDC構造のRRフィールドをセットする段階;及び
前記ソース装置が前記SCDC構造のRRフィールドに基づいて前記EDIDを再度読み取る段階;を含む、HDMI制御方法。
【請求項2】
前記シンク装置は、前記書き込まれたソース装置の情報に基づいて、前記ソース装置の供給業者(vendor)の情報を確認する段階を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載のHDMI制御方法。
【請求項3】
前記シンク装置は、前記供給業者の情報に基づいて、前記EDIDをアップデートする段階を更に含むことを特徴とする、請求項2に記載のHDMI制御方法。
【請求項4】
前記シンク装置は、前記書き込まれたソース装置の情報に基づいて、前記シンク装置のディスプレイを制御する段階を更に含むことを特徴とする、請求項2に記載のHDMI制御方法。
【請求項5】
前記シンク装置は、前記書き込まれたソース装置の情報に基づいて、前記ソース装置との連結において不要な動作を非活性化する(disable)段階を更に含むことを特徴とする、請求項2に記載のHDMI制御方法。
【請求項6】
前記シンク装置は前記SCDC構造に前記ソース装置の情報が書き込まれたか否かを所定の周期で検知する段階を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載のHDMI制御方法。
【請求項7】
前記ソース装置が前記シンク装置のEDIDを読み取る段階は、前記ソース装置が前記シンク装置の供給業者IDを確認する段階を更に含む、請求項1に記載のHDMI制御方法。
【請求項8】
前記ソース装置の情報は前記ソース装置の能力情報(capability information)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のHDMI制御方法。
【請求項9】
前記EDIDがアップデートされた場合、前記ソース装置は新しいEDIDをメモリに格納する段階を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載のHDMI制御方法。
【請求項10】
HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルで連結されるソース装置であって、
HDMI送信部;及び
制御部;を備えてなり、
前記制御部は、
HDMI送信部を介してシンク装置とソース装置を連結する段階;
前記ソース装置が前記シンク装置のEDID(Extended Display Identification Data)を読み取る(read)段階;
前記ソース装置が前記シンク装置のSCDC構造(Status and Control Data Channel Structure)上にManufacturer Specificフィールドを書き込む段階;
前記ソース装置が前記Manufacturer Specificフィールド上に前記ソース装置の情報を書き込む段階;
前記シンク装置が前記SCDC構造のRRフィールドをセットする段階;及び
前記ソース装置が前記SCDC構造のRRフィールドに基づいて前記EDIDを再度読み取る段階;を含む、ソース装置。
【請求項11】
前記制御部は前記シンク装置の供給業者IDを確認する段階を更に含む、請求項10に記載のソース装置。
【請求項12】
前記ソース装置の情報は前記ソース装置の能力情報(capability information)を含むことを特徴とする、請求項10に記載のソース装置。
【請求項13】
前記制御部は前記EDIDがアップデートされた場合、新しいEDIDをメモリに格納する段階を更に含むことを特徴とする、請求項10に記載のソース装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシンク装置及びソース装置とこれらのHDMI(High Definition Multimedia Interface)制御方法に関する。より詳しくは、本発明はHDMIを用いてソース装置とシンク装置の間のデータを送受信して制御する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、高画質の映像ディスプレイが可能なデジタル映像ディスプレイ装置が広く普及されている。特に、発光素子をOLEDとして使用して駆動するOLED TV、発光体や反射体前に画素を並べた液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)TVのようなディスプレイ装置では高画質の映像ディスプレイが可能である。
【0003】
この時、かかるディスプレイ装置は、入力装置(例えば、STB、Xbox又はNintendoなど)に連結して使用する例が増加しており、これらの装置間のデータ送信のためのデジタルインターフェースとしてDVI(Digital Visual Interface)又はHDMI(High Definition Multimedia Interface:高鮮明マルチメディアインターフェース)が使用されている。
【0004】
ここで、HDMIは未圧縮のフルデジタルオディオ/ビデオ信号を1つのケーブルで送信するためのマルチメディアインターフェースであり、オディオ/ビデオソース、セットトップボックス及びXboxなどのソース装置とモニター、デジタルTVなどのシンク装置の間のインターフェースを提供する。
【0005】
このようなHDMIのデジタルインターフェースを用いて、デジタルTVなどのシンク装置にオディオ及びビデオ信号を送信する装置をデジタルインターフェース装置といい、デジタルインターフェース装置には、各種DVD装置だけではなく、セットトップボックス、VTR及びゲーム機なども含まれる。
【0006】
但し、従来の技術では、シンク装置とソース装置の連結によりソース装置がシンク装置のEDID(Extended Display Identification Data)を読み取ることだけが可能であり、シンク装置がソース装置の情報を取得する方法はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0008】
本発明はシンク装置がHDMIで連結されたソース装置の情報を得ることを目的とする。
【0009】
より詳しくは、本発明はシンク装置において、HDMIで連結されたソース装置の情報取得及びデータ交換により効率的にEDIDを管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、シンク装置とソース装置が連結されることにより、ソース装置がシンク装置のEDID(Extended Display Identification Data)を読み取る(read)段階;SCDC構造(Status and Control Data Channel Structure)にソース装置の情報を書き込む(write)段階;及びSCDC構造に含まれた所定のフィールド値に基づいてソース装置はEDIDを再度読み取る段階を含む(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)、HDMI(High Definition Multimedia Interface)制御方法を提供する。
【0011】
本発明の一態様によれば、シンク装置は書き込まれたソース装置の情報に基づいてソース装置の供給業者(vendor)の情報を確認する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の一態様によれば、シンク装置は供給業者の情報に基づいてEDIDをアップデートする段階をさらに含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の一態様によれば、シンク装置は書き込まれたソース装置の情報に基づいてシンク装置のディスプレイを制御する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の一態様によれば、シンク装置は書き込まれたソース装置の情報に基づいてソース装置との連結において不要な動作を非活性化(disable)する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の一態様によれば、シンク装置はSCDC構造にソース装置の情報が書き込まれたか否かを所定の周期で検知する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の一態様によれば、ソース装置がシンク装置のEDIDを読み取る段階は、ソース装置がシンク装置の供給業者IDを確認する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の一態様によれば、ソース装置の情報はソース装置の能力情報(capability information)を含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の一態様によれば、EDIDがアップデートされた場合、ソース装置は新しいEDIDをメモリに格納する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の一態様によれば、HDMIケーブルで連結されるシンク装置において、HDMI受信部;及び制御部を含み、制御部は、HDMI受信部を介してソース装置に連結される場合、ソース装置がSCDC構造(Status and Control Data Channel Structure)にソース装置の情報を書き込むか否かを検知し、ソース装置がSCDC構造にソース装置の情報を書き込んだ場合は、書き込まれたソース装置の情報に基づいてソース装置の供給業者の情報を確認する、シンク装置を提供する。
【0020】
本発明の一態様によれば、HDMIケーブルで連結されるソース装置において、HDMI送信部;及び制御部を含み、制御部は、HDMI送信部を介してシンク装置に連結される場合、シンク装置のEDID(Extended Display Identification Data)を読み取って(read)、SCDC構造(Status and Control Data Channel Structure)にソース装置の情報を書き込み(write)、SCDC構造に含まれた所定のフィールド値に基づいてシンク装置のEDIDを再度読み取る、ソース装置を提供する。
【発明の効果】
【0021】
以下、本発明による移動端末及びその制御方法の効果について説明する。
【0022】
本発明のいずれかの実施例によれば、シンク装置はソース装置に最適化されたEDIDを提供することによりEDIDを管理できるという長所がある。
【0023】
また、本発明のいずれかの実施例によれば、シンク装置はソース装置の情報に基づいてEDIDをアップデートし、シンク装置を制御できるという長所がある。
【0024】
また、本発明のいずれかの実施例によれば、シンク装置はソース装置の情報に基づいて不要なUX動作を非活性化することができるという長所がある。
【0025】
また、本発明のいずれかの実施例によれば、ソース装置はHPDトグルなしにEDIDを読み取ることができるという長所がある。
【0026】
本発明の追加の適用可能性は以下の詳細な説明から明らかになる。しかし、本発明の思想及び範囲内の様々な変更及び修正が可能であることは当業者には明らかであろう。従って、詳細な説明及び本発明の好ましい実施例のような特定の実施例は例示としてのみ与えられることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本出願のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本開示の実施形態を例示し、説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
【0028】
図1】本発明の一実施例によるHDMIケーブルで連結されたソース装置とシンク装置を示す構成図である。
図2】本発明の一実施例によるHDMIソース装置2010とHDMIシンク装置2020を含むHDMIシステムの構成図である。
図3】本発明の一実施例によるソース装置及びシンク装置の構成図である。
図4】本発明の一実施例によるHDMI制御方法を説明する図である。
図5】本発明の一実施例によるSCDC構造(Status and Control Data Channel structure)を示す図である。
図6】本発明の一実施例によるSCDC構造上にManufacturerSpecificフィールドを説明する図である。
図7】本発明の一実施例によるソース装置の動作を説明するフローチャートである。
図8】本発明の一実施例によるシンク装置の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付図面を参照しながらこの明細書に記載された実施例について詳しく説明するが、図面符号に関係なく、同一又は類似する構成要素には同じ参照符号を付し、重複する説明は省略する。以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞、「モジュール」及び「部」は、単純に本明細書作成の容易さのみを考慮して付与或いは混用しており、それ自体で互いに区別される意味又は役割を付与するものではない。本発明を説明するにおいて、本発明に関連する公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。また、添付図面はこの明細書に記載された実施例の理解を容易にするためのものであり、添付図面によりこの明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変換、均等物または代替物を含む。
【0030】
また、本明細書で使用される“第1”、“第2”などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素は上記用語により限定されるものではない。これらの用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
【0031】
ある構成要素が他の構成要素に“連結”又は“接続”されていると言及された場合は、他の構成要素に直接的に連結又は接続されていることもあり、中間にさらに他の構成要素が存在することもある。それに対して、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結”又は“直接接続”されていると言及された場合は、中間に他の構成要素が存在しないと理解すべきである。
【0032】
そして、本明細書で使用される単数の表現は、文脈上明らかに他の意味を表すものでない限り、複数の表現を含む。
【0033】
また本明細書において、“含む”または“有する”などの用語は、記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためのものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除するものではないことに理解すべきである。
【0034】
本発明では、OLED/LED TV及びモニターのようなディスプレイ装置、即ち、シンク装置とHDMIインターフェースで連結されるソース装置の能力(capability)情報の取得及びデータ交換によりディスプレイ装置を応用制御する技術について説明する。
【0035】
HDMIインターフェースはソース装置がHPDトグルによりEDIDを読み取ってシンク装置の能力情報を参照して動作することができる。即ち、従来の技術ではシンク装置はソース装置の能力情報が得られない。
【0036】
シンク装置はソース装置に応じて特定の制御動作が必要であるが、既存のCEC(Consumer Electronics Control)及びパーケット動作ではHDMI能力(spec)範囲内の制限された機能のみが提供される。特に、一度に提供される特性(features)が多すぎて、EDIDの空間制約及び交換制有無などの問題がある。
【0037】
よって、本発明では、シンク装置がソース装置に最適化された(optimized)EDIDを提供することによりEDIDを効率的に管理する方法を説明する。
【0038】
図1は本発明の一実施例によるHDMIケーブルで連結されたソース装置とシンク装置を示す構成図である。
【0039】
図1にはソース装置の一例としてソース装置1010が示されており、シンク装置の一例としてシンク装置1020が示されており、またデジタルインターフェースケーブルの一例としてHDMIケーブル1030が示されている。
【0040】
ソース装置にはセットトップボックス、ケーブル受信装置、衛星放送受信装置、PCなどの様々な映像信号出力装置が含まれる。シンク装置にはデジタルTV以外にも、モニター、プロジェクターなどの様々な映像ディスプレイ装置が含まれる。デジタルインターフェースケーブルにはHDMIケーブル以外にも、DVIケーブルが含まれる。
【0041】
最近、マルチメディアコンテンツが多様になっており、かかる様々なマルチメディアコンテンツを再生して送信する各種マルチメディアデバイスも共に発展している。またこれらの間で簡便でかつ損失のない信号連結を行えるインターフェース技術も多く開発されている。これらのうち、最も代表的なマルチメディアインターフェースとしてはHDMIが挙げられる。
【0042】
HDMIはPCとディスプレイのインターフェース標準規格であるDVI(Digital Visual Interface)を電子製品用として開発したインターフェース/規格を有し、HDMIでは映像/音声を圧縮せずプレイヤーからディスプレイ機器に送信できるので、ソース装置とシンク装置の間の遅延(latency)がほぼなく、別途のデコーダーチップやソフトウェアが要らないので、フォーマットの互換性が高い。
【0043】
かかるHDMIは、5ギガbps級のデジタルビデオとオディオを圧縮せずそのまま処理することにより回路が簡単であり、品質の劣化は発生せず、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)によるコンテンツの著作権保護が支援され、また単一のケーブル連結により使用が簡便であるという長所がある。また、コンピューター産業で主に使用されるDVIとの相互互換が可能であり、その適用対象が日々発展しているマルチメディアインターフェースである。
【0044】
一方、上記HDMIの規格にはネットワークで連結された複数のマルチメディア機器を簡単に制御可能なユーザ電子制御(CEC)及びCECバスが定義されているが、このようなCECによれば、HDMIで連結されたマルチメディア機器に対する制御を個々に行わず、1つの機器で簡単に行うことができるので、ユーザが便利に機器を連動することができる。
【0045】
以下、デジタルインターフェースとしてHDMIケーブルが連結された場合を一例として説明する。
【0046】
図2は本発明の一実施例によるHDMIソース装置2010とHDMIシンク装置2020を含むHDMIシステムの構成図である。
【0047】
HDMIインターフェースはTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)、DDC(Display Data Channel)及びCEC(Consumer Electronics Control)のような3つの独立した通信チャネルを含み、これらによりオディオ/ビデオデータ、デバイス情報及び制御命令などを送受信することができる。
【0048】
HDMIソース装置2010は動画信号に含まれたビデオ信号とオディオ信号をTMDSチャネルを介してHDMIシンクデバイスに送信する。HDMIシンク装置2020はTMDSチャネルを介して送信されたビデオ信号とオディオ信号を受信して、自分の規格情報をEDIDROMに格納している。TMDSチャネルは5Gbps以下のデータ送信を支援し、ビデオ信号及びオディオ信号の送受信を担当するチャネルである。
【0049】
HDMIソース装置2010はDDCチャネルを介してHDMIシンク装置2020のEDIDROMに格納された詳細情報を照会してHDMIシンク装置2020に最適化したビデオ信号とオディオ信号を送信する。DDCチャネルは、国際標準機構であるVESAによって定義されたデータ通信規格の、HDMIソース装置2010の規格情報を参照することにより、最適の画面を具現する機能がある。具体的には、HDMIソース装置2010はHDMIシンク装置2020がDDCチャネルを介して出力するEDID(Extended Display Identification)によりHDMIシンク装置2020の詳細情報を把握し、この情報を用いてHDMIシンク装置2020のディスプレイ環境に合わせてメディアデータを変換してTMDSチャネルを介してHDMIシンク装置2020に出力する。EDIDには、例えば、製造社を示す生産者ID、製品のモデル名を示すモデルID、ディスプレイ装置の支援機能及びタイミング情報などが含まれている。
【0050】
HDMIソース装置2010及びHDMIシンク装置2020はCECチャネルを介して制御命令を送受信する。CECチャネルはHDMIの機能を高レベルで制御するための追加プロトコルである。
【0051】
HDMIシンク装置2020はHDMI-CEC機能を支援する様々なデジタル放送装置で具現される。HDMI-CEC機能とは、HDMIインターフェースによりCEC(Consumer Electronics Control)方式の製品を制御する機能である。即ち、CEC方式の製品の自動パワーオン、自動信号ルーティング及び単一支点遠隔制御機能などを提供する機能であり、HDMIインターフェースのオプションのような機能である。
【0052】
本発明では、HDMIソース装置2010とHDMIシンク装置2020がCECチャネルを介して解像度及びエラー発生有無に関する情報を通信することにより最適の解像度を設定することができる。以下では、HDMIソース装置2010及びHDMIシンク装置2010をそれぞれHDMI送信部及びHDMI受信部とも称する。
【0053】
図3は本発明の一実施例によるソース装置とシンク装置の構成図である。
【0054】
上述したように、ソース装置3100にはDVDプレイヤー、セットトップボックス、ケーブル受信装置、衛星放送受信装置、PCなどの様々な映像信号出力装置が含まれ、シンク装置3200にはデジタルTV、モニター、プロジェクターなどの様々な映像ディスプレイ装置が含まれる。HDMIケーブル3300はCECラインを含む。
【0055】
本発明による一実施例において、ソース装置3100はソース装置制御部3110、映像信号入力部3120及びHDMI送信部3130を含む。映像信号入力部3120はMPEGストリームのようなビデオ、オディオ、データコンテンツを受信、処理してHDMI送信部3130に出力する。HDMI3130出力部はビデオ、オディオ、データコンテンツなどを含む信号(以下、映像信号とも称する)をHDMIケーブル3300を介してシンク装置3200に送信する。
【0056】
シンク装置3200はシンク装置制御部3210、HDMI受信部3220、映像信号処理部3230及び映像信号出力部3240を含む。HDMI受信部3220はHDMIケーブル3300を介して映像信号を受信し、映像信号処理部3230に伝達する。映像信号処理部3230は映像信号出力に信号処理を行って処理された信号を映像信号出力部3240に伝達し、映像信号出力部3240はユーザに処理された映像信号を出力する。
【0057】
以下、上述したソース装置及びシンク装置がHDMIインターフェースにより連結された実施例について説明する。即ち、上述したソース装置、シンク装置及びHDMIに関連する説明が適用される。
【0058】
図4は本発明の一実施例によるHDMI制御方法を説明する図である。
【0059】
段階S410において、シンク装置とソース装置がHDMIケーブルで連結される。
【0060】
HDMIケーブルが連結されると、段階S420において、ソース装置は5Vの電力ラインを低レベルから高レベルに転換して電流を印加する。
【0061】
段階S430において、シンク装置はHPD(Hot Plug Detect)ラインを高レベルに転換する。これにより、シンク装置はHDMIケーブルが正常的に連結されてEDID関連回路が活性化してEDID情報のアクセスが可能であることをソース装置に知らせることができる。
【0062】
段階S420及び段階S430により、段階S440において、ソース装置はEDIDを読み取ることができる。この時、シンク装置はEDIDにシンク装置の様々な情報を含めてソース装置に送信する。また、ソース装置はEDIDを読み取ってシンク装置の情報を確認することができる。本発明の一実施例において、ソース装置はシンク装置のEDIDを読み取ってシンク装置の供給業者IDを確認する。これについては、図5に詳しく説明する。
【0063】
段階S410乃至段階S440はシンク装置とソース装置がHDMIケーブルにより連結されると同時に行うことができる。また、段階S410乃至段階S440は従来技術に対応する。
【0064】
一方、段階S440乃至段階S470を参照しながら本発明を詳しく説明する。
【0065】
段階S450において、ソース装置はSCDC構造にソース装置の能力情報(capability information)を書き込む。これについては、図6に詳しく説明する。本発明の一実施例において、シンク装置はSCDC構造にソース装置の情報が書き込まれたか否かを所定の周期で検知する。
【0066】
段階S460において、シンク装置はSCDC構造に含まれた所定のフィールド値をセットする。より詳しくは、シンク装置はSCDC構造のRRフィールドをセットする。これについては図6に詳しく説明する。
【0067】
本発明の一実施例において、シンク装置はソース装置がSCDC構造に書き込んだソース装置の能力情報に基づいてソース装置の供給業者(vendor)情報を確認することができる。その後、シンク装置はソース装置の供給業者の情報に基づいてEDIDをアップデートする。また、シンク装置は書き込まれたソース装置の能力情報に基づいてシンク装置のディスプレイ(図3の映像信号出力部)を制御することができる。また、シンク装置は書き込まれたソース装置の能力情報に基づいてソース装置との連結に不要な動作を非活性化することができる。
【0068】
段階S470において、ソース装置はシンク装置のEDIDを再度読み取ることができる。より詳しくは、ソース装置はSCDC構造のRRフィールド値に基づいてEDIDを再度読み取ることができる。また、ソース装置はEDIDがアップデートされた場合、新しいEDIDをメモリに格納することができる。
【0069】
図5は本発明の一実施例によるSCDC構造(Status and Control Data Channel structure)を示している。
【0070】
HDMIインターフェース2.0に標準がアップデートされてSCDCが追加されている。SCDC(Status and Control Data Channel)はI2C(DDC)基盤のピアツーピア(peer to peer)方式の通信チャネルであり、このプロトコルではシンク装置とソース装置がデータを交換するために、シンク装置(I2C slave)がソース装置(I2C master)に状態確認の読み取りを開始することを要請するメカニズムを提供する。
【0071】
即ち、SCDCはHDMIソース装置とHDMIシンク装置の間のデータ交換を可能にするI2Cシリアル通信基盤の一対一通信プロトコルである。SCDCはI2Cスレーブであるシンク装置がI2Cマスタであるソース装置に状態確認の読み取り(status check read)を要請し、それを受信したソース装置が該当状態をシンク装置から読み取るメカニズムを含む。
【0072】
SCDCを支援するシンク装置はEDID上のHF-VSDB又はSCDBにSCDC_Presentをセットする必要があり、ソース装置はSCDC_Presentが'1'であれば、SCDCレジスタ(register)をアクセスしなければならない。
【0073】
SCDC構造(SCDC Structure)はシンク装置のメモリに格納され、図5の構造のようなデータを含むことができる。図5において、R/Wはソース装置の観点で、シンク装置に格納されているSCDC構造のデータを、ソース装置が読み取り(read)のみ、又は読み取り/書き込み(read/write)の両方を実行できるか否かを示す。
【0074】
以下、図5のSCDC構造に含まれるフィールドについて説明する。
【0075】
-Sink Versionフィールド:SCDC構造を支援する(compliant)か否かを示す。シンク装置のバースト情報を表示する。
【0076】
-Source Versionフィールド:SCDC構造を支援する(compliant)か否かを示す。ソース装置がシンク装置からEDIDを読み取り、EDIDのSCDC_Presentが'1'に設定されていれば、SCDC構造のSource Versionを'1'に設定する。
【0077】
-Update Flags(Update_0、Update_1)フィールド:シンク装置がソース装置に知らせるべき情報(Status、Character Error Detectなど)に変化があれば、該当ビットを1に設定する。
【0078】
-TMDS Configuration(TMDS_Config)フィールド:TMDS_Bit_Clock_RatioとScrambling_Enableがそれぞれ1ビットずつ占有しており、ソース装置がシンク装置のスクランブル機能を活性化しようとすれば、該当ビットを1に設定する。
【0079】
-Scrambler Statusフィールド:シンク装置がスクランブルされたコントロールコードシーケンスを検知するとき、該当ビットを1に設定する。
【0080】
-Configuration(Config_0)フィールド:ソース装置及びシンク装置のCapability関連情報をconfigurationするフィールドである。
【0081】
-Status Flags(Status_Flag_0、Status_Flag_1)フィールド:Clock、channel0、1、2を介して受信されたデータが成功的に復号されたか否かを示す。
【0082】
本発明の一実施例において、HDMI2.1標準ではSCDC構造上にManufacturerSpecificフィールド501が含まれる。この時、SCDC構造上のManufacturerSpecificフィールド501は供給業者の定義に関する内容を含む。また本発明の一実施例において、ManufacturerSpecificフィールド501は読み取り(read)だけが可能であるか、或いは読み取り/書き込みの両方が可能であるかが供給業者(Manufacturer)により決定される。また本発明の一実施例において、ManufacturerSpecificフィールド501には34バイト(Bytes)が割り当てられる。
【0083】
これにより、本発明の一実施例においては、シンク装置はソース装置の能力情報(capability information)を得ることができる。シンク装置がソース装置の能力情報を取得する実施例については図6乃至図8に詳しく説明する。
【0084】
図6は本発明の一実施例によるSCDC構造上にManufacturerSpecificフィールドを説明する図である。
【0085】
図6を参照すると、SCDC構造上の供給業者の定義に対するオフセット(offset)として指定されているManufacturerSpecificフィールドを用いて、ソース装置は能力情報(capability information)を交換することができる。但し、図6のフィールドに関する情報は一例であり、他のオフセット及びビット上にも定義できることができる。
【0086】
本発明の一実施例において、ソース装置はシンク装置のEDIDを読み取る。この時、ソース装置はシンク装置のSCDC構造上にManufacturerSpecificフィールドを書き込むことができる。同様に、シンク装置はManufacturerSpecificフィールド上にソース装置の能力情報が書き込まれると、SCDC構造上にEDID_RRフィールド601を'1'にセットすることができる。
【0087】
即ち、シンク装置はManufacturerSpecificフィールド上にEDID読み取り要請(Read Request、RR)を定義して連結されたソース装置に最適化したEDIDを提供することができる。
【0088】
既存のスペックでは、ソース装置はHPDトグルを介してのみシンク装置のEDIDをアップデートできたが、本発明の一実施例によれば、ManufacturerSpecificフィールドを介してシンク装置の要請によりHPDトグルなしでソース装置がEDIDを読み取ることができる。
【0089】
また本発明の一実施例において、ソース装置は0xFCフィールド601をモニタリング(monitoring、polling)することができる。これにより、ソース装置はEDID_RRフィールド601の値が'1'にセットされる場合、シンク装置のEDIDを再度読み取ることができる。
【0090】
本発明の一実施例において、図6のようなSCDC構造により、シンク装置はソース装置の能力情報に基づいてシンク装置のEDIDをアップデートし、映像信号出力部のモード及び明るさを制御することができる。
【0091】
また本発明の一実施例において、シンク装置はソース装置の能力情報に基づいてソース装置との連結において不要なUX動作を非活性化することができる。
【0092】
例えば、シンク装置はソース装置がFreeSync(フリーシンク)を支援しないと、シンク装置のUX上にFreeSyncオン/オフのメニューを非活性化する。
【0093】
例えば、ソース装置がドルビービジョン(Dolby Vision)を支援しないと、シンク装置はEDIDからDV-VSVDBを削除して、ソース装置にDV-VSVDBが削除されたEDIDを再度読み取ることを要請する。
【0094】
また例えば、ソース装置がFreeSyncを支援しないと、シンク装置はEDIDからFS-VSDBを削除して、ソース装置にFS-VSDBが削除されたEDIDを再度読み取ることを要請する。
【0095】
HMDIインターフェースを用いる様々なソース装置の場合、FreeSyncの支援有無又はDVLL(dolby Vision Low-Latency)の支援有無がそれぞれ異なるので、シンク装置はEDIDにDV-VSVDBに対する反映が必要である。
【0096】
即ち、本発明の一実施例によれば、このような問題を解決することができる。
【0097】
図7は本発明の一実施例によるソース装置の動作を説明するフローチャートである。
【0098】
段階S701において、ソース装置はシンク装置とHDMIで連結されることによりEDIDを読み取る。ソース装置とシンク装置が連結される動作は図4に説明している。
【0099】
段階S702において、ソース装置はシンク装置の供給業者IDを確認する。より詳しくは、ソース装置はシンク装置の供給業者IDが特定の供給業者(vendor)であることを確認する。例えば、ソース装置はManufacture IDが"GSM(Gold Star Manufacture)"であることを確認する。また、ソース装置はSCDCが存在するか否かを確認する。より詳しくは、ソース装置は"SCDC_Present"の有無を確認する。
【0100】
段階S703において、ソース装置はSCDC構造のManufacturerSpecificフィールドにソース装置の能力情報(capability information)を書き込む。より詳しくは、シンク装置の供給業者IDが確認され、SCDC構造が存在する場合、ソース装置はSCDC構造のManufacturerSpecificフィールドにソース装置の能力情報を書き込む。
【0101】
段階S704において、ソース装置はシンク装置からのEDID読み取り要請(RR)の有無をポーチング(polling)する。より詳しくは、ソース装置はSCDC構造のEDID RRフィールド値をモニタリングする。この時、ソース装置はEDID RRフィールド値を所定の周期にモニタリングする。即ち、シンク装置はManufacturerSpecificフィールドにソース装置の能力情報が書き込まれる場合、EDID RRフィールド値を'1'にセットしてソース装置にEDIDを読み取ることを要請する。これにより、ソース装置はEDID RRフィールド値をモニタリングして、EDID RRフィールド値が'1'にセットされた否かを確認することができる。
【0102】
段階S705において、ソース装置はEDIDを再度読み取ってメモリに格納する。より詳しくは、ソース装置はEDIDアップデートされた場合、新しいEDIDを再度読み取ってメモリに格納する。ソース装置はEDID RRフィールド値が'1'にセットされる場合、EDIDを読み取ってキャッシング(caching)する。
【0103】
図8は本発明の一実施例によるシンク装置の動作を説明する図である。
【0104】
段階S801において、シンク装置はソース装置とHDMIで連結される。シンク装置とソース装置が連結される実施例は上述した通りである。
【0105】
段階S802において、シンク装置はSCDC構造のManufacturerSpecificフィールドにソース装置の記録有無を検知する。本発明の一実施例において、シンク装置はソース装置の記録有無の検知を絶えず検知する方式(interrupt方式)又は所定の周期で検知する方式(polling方式)で行う。
【0106】
段階S803において、シンク装置はソース装置がManufacturerSpecificフィールドに書き込んだ値を参照する。本発明の一実施例において、シンク装置はソース装置の供給業者情報を確認する。
【0107】
段階S804において、シンク装置はソース装置が書き込んだ値が制御動作のための供給業者タイプ(Vendor Type)であるか否かを確認する。
【0108】
段階S804によって、ソース装置が書き込んだ値が所定の供給業者タイプである場合は、段階S805において、シンク装置は供給業者タイプに基づいて様々な機能を制御する。本発明の一実施例において、シンク装置は供給業者タイプに基づいてEDIDをアップデートし、EDIDが最適化された後、ソース装置に読み取りを要請(Read Request)する。また、シンク装置は供給業者タイプに基づいてピクチャモード(picture mode)を変更して明るさ(brightness)を調節する。また、シンク装置は供給業者タイプに基づいてUXを制御する。
【0109】
より詳しくは、シンク装置はEDIDをアップデートしてEDIDが最適化された後、ソース装置にEDID読み取りを要請する。例えば、供給業者AがDV-LL only with 4K HFRを支援する場合、シンク装置は既存のDV-VSVDBが4K 60pまで支援し、DV-StdとDV-LLを支援すると書き込まれたことを、DV-VSVDBがDV-LL only with 4K HFRに変更することができる。また、供給業者AがFreeSyncを支援しない場合は、シンク装置は既存のFS-VSDB(14Byte)を削除することができる。
【0110】
シンク装置はディスプレイのピクチャモードを変更して明るさを制御することができる。例えば、供給業者AがPC GPUである場合、シンク装置はPC GPUに合わせてディスプレイのピクチャモードを変更して明るさを制御する。同様に、供給業者Aがゲームコンソールである場合は、シンク装置はゲームコンソールに合わせてディスプレイのピクチャモードをゲームモードに転換する。即ち、シンク装置は供給業者タイプによってディスプレイを制御することができる。
【0111】
また、シンク装置はUX/UI動作を制御することができる。例えば、供給業者AがFreeSyncを支援しない場合、シンク装置は供給業者Aが連結されると、FreeSyncに関連するUX/UIを非活性化することができる。
【0112】
これにより、シンク装置はソース装置に最適化したEDIDを提供及び管理することができる。
【0113】
このような本発明はプログラム記録媒体にコンピュータ読み取り可能なコードとして具現することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが格納される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などがあり、搬送波(例えば、インターネットによる送信)の形態で具現されることも含む。またコンピュータは端末の制御部180を含むこともできる。よって、上記の詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけず、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は添付する請求範囲の合理的な解釈に基づいて決定されるべきであり、本発明の等価的な範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8