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特許7531061電気式のはんだ付け装置用の、特に、はんだごて用の、はんだ付けチップアセンブリ、はんだ付け装置及びはんだ付けシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-31
(45)【発行日】2024-08-08
(54)【発明の名称】電気式のはんだ付け装置用の、特に、はんだごて用の、はんだ付けチップアセンブリ、はんだ付け装置及びはんだ付けシステム
(51)【国際特許分類】
   B23K 3/02 20060101AFI20240801BHJP
   B23K 3/03 20060101ALI20240801BHJP
【FI】
B23K3/02 U
B23K3/02 K
B23K3/02 Z
B23K3/02 V
B23K3/03 Z
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2023524908
(86)(22)【出願日】2021-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 EP2021081071
(87)【国際公開番号】W WO2022106258
(87)【国際公開日】2022-05-27
【審査請求日】2023-04-24
(31)【優先権主張番号】102020130464.1
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】508075948
【氏名又は名称】エルサ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミュラー、エルマー
(72)【発明者】
【氏名】ツィマーマン、ペーター
(72)【発明者】
【氏名】イスラー、トルステン
【審査官】山下 浩平
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-220477(JP,A)
【文献】特開2020-019025(JP,A)
【文献】実開平04-118265(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2020/0086472(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 1/00 - 3/08、31/02、
33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気式のはんだ付け装置(10)用の、特に、はんだごて用のはんだ付けチップアセンブリ(14)であって、前記はんだ付けチップアセンブリ(14)は、加熱要素(18)を有するはんだ付け装置(10)のハンドル(12)に取り外し可能に配置されるように設計され、
前記はんだ付けチップアセンブリ(14)は、長軸の周りに延在するスリーブ(22)を有し、前記スリーブ(22)の遠位端に設けられたはんだ付けチップ(24)を有し、
前記スリーブ(22)は、前記加熱要素(18)を導入するための開口(60)を近位端に有し、
前記はんだ付けチップアセンブリ(14)は、前記スリーブ(22)を少なくとも部分的に環状に囲む保持要素(26)と、前記保持要素(26)と前記スリーブ(22)との間に設けられ、前記保持要素(26)を遠位方向に押すばね要素(38)と、を有し、
前記スリーブ(22)が、前記ばね要素(38)から遠位側に配置された少なくとも1つのストップ手段(44)を有し、前記ストップ手段が、前記保持要素(26)を前記はんだ付けチップアセンブリ(14)に対して前記遠位方向に固定することを特徴とするはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項2】
前記少なくとも1つのストップ手段(44)が、前記スリーブ(22)を径方向に越えて突出していることを特徴とする請求項1に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのストップ手段(44)が、前記スリーブ(22)と一体に形成されたフックアウトタングとして設計されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項4】
前記保持要素(26)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項5】
前記保持要素(26)が、前記ストップ手段(44)をストップするために使用され前記スリーブ(22)のストップ限界として使用される遠位端面(50)を有することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項6】
前記保持要素(26)が、前記ばね要素(38)の一端が支持される近位面(42)を有する遠位端面(50)を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項7】
前記スリーブ(22)の前記開口(60)が、前記保持要素(26)の近位面と同じ平面にあること、または前記スリーブ(22)の前記開口(60)が、前記平面を越えて近位方向に突出していることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項8】
前記ばね要素(38)が、前記スリーブ(22)を取り囲むコイルばねとして設計されており、前記スリーブ(22)が、前記ばね要素(38)の一端が作用する前記近位端において径方向に突出するフランジ部(40)を有することを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項9】
前記保持要素(26)を軸方向にガイドするために、前記スリーブ(22)が少なくとも1つのガイド輪郭(56)を有し、前記保持要素(26)は、前記ガイド輪郭と相補的に設計される少なくとも1つの対向輪郭(58)を有することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項10】
前記はんだ付けチップアセンブリ(14)は、前記はんだ付けチップアセンブリに対して前記ハンドルを回転させることができ、前記はんだ付けチップアセンブリを解放するために、近位方向に対して取り外し可能なように、前記はんだ付けチップアセンブリが、差込み式の固定具によって前記ハンドルに固定されることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ。
【請求項11】
前記保持要素(26)が、近位面に凹部(32)を有し、前記凹部(32)の間に後グリップ部(34)を有し、前記後グリップ部は、前記ハンドル(12)に設けられた対向部(28)に対して載置するために、遠位面に接触部(36)を提供することを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項12】
前記はんだ付けチップアセンブリ(14)を識別するために、読み取り装置により読み取り可能なコード(64)が前記保持要素(26)に設けられることを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項13】
前記保持要素(26)が、前記コード(64)が設けられた径方向の凹み面(66)を有することを特徴とする請求項12に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)。
【請求項14】
電気式のはんだ付け装置(10)、特に、はんだごてであって、請求項1~13のいずれか一項に記載のはんだ付けチップアセンブリ(14)を含み、遠位端に棒状の加熱要素(18)を有し近位端に手持ち部(16)を有するハンドル(12)を備え、前記加熱要素(18)の遠位端(19)を前記スリーブ(22)の前記開口(60)に導入し得る電気式のはんだ付け装置(10)。
【請求項15】
前記加熱要素(18)と前記手持ち部(16)との間の前記ハンドル(12)は、後グリップ部(34)と相互作用する対向部(28)を有し、装着状態で、前記加熱要素(18)の自由端(19)が前記はんだ付けチップ(24)のストップ部(62)に押し付けられるように、前記ばね要素(38)が、前記保持要素(26)を前記対向部(28)に押し付ける、請求項14に記載のはんだ付け装置(10)。
【請求項16】
請求項14または請求項15に記載のはんだ付け装置(10)と、前記はんだ付けチップアセンブリ(14)を前記ハンドル(12)に載置させ前記ハンドル(12)から取り外すための載置スタンド(80)と、を備えるはんだ付けシステム。
【請求項17】
前記載置スタンド(80)は、前記ハンドル(12)に配置された前記はんだ付けチップアセンブリ(24)が、軸(94)に沿って交換ホルダ(82、84、86、88)に導入されることができるように、前記保持要素(26)に対して少なくとも部分的に相補的に設計された少なくとも1つの前記交換ホルダ(82、84、86、88)を有し、前記保持要素(26)と相互作用する回転防止要素(100)を有することを特徴とする請求項16に記載のはんだ付けシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気はんだ付け装置用の、特にはんだごて用の、はんだ付けチップアセンブリに関し、はんだ付けチップアセンブリは、発熱体を有するはんだ付け装置のハンドルに解放可能に配置されるように設計され、はんだ付けチップアセンブリは、スリーブの遠位端に設けられたはんだ付けチップを有するスリーブを有し、前記スリーブは、前記発熱体を導入するための近位端に開口を有し、前記スリーブを環状に少なくとも部分的に包囲する保持要素と、前記保持要素と前記スリーブとの間に設けられたばね要素とを備え、前記ばね要素は、前記保持要素を遠位方向に押し出す。
【背景技術】
【0002】
このようなはんだ付けチップアセンブリは、例えば、本出願人の高性能はんだごてi-TOOL HIGH POWER (アイテム番号:240CDJ)から知られている。
【0003】
特に、はんだ付け装置は、人間がハンドルで保持し、ガイドすることができる。発熱体を設けることにより、はんだ付けチップを加熱してはんだを溶融させる。はんだ付け作業に応じて、幾何学的形状の異なるはんだ付けチップを用意する。したがって、はんだ付けチップは、ハンドルに取り外し可能に配置される。特に、ねじ接続部、差込み式の接続部及びラッチングシステムが知られている。
【0004】
このような電気はんだ付け装置は、WO 2017/194261A1、DE 20 2012 008 255 U1又はDE 10 2018 102 792 B3から知られている。
【0005】
EP 2 653 255 A1には、加熱要素の解放可能な構成のためのはんだ付けチップアセンブリが開示されており、このアセンブリは、スリーブの遠位端にはんだ付けチップが設けられたスリーブを有する。近位端において、スリーブは、加熱要素を導入するための開口を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、簡単な方法で交換可能な耐温度性のはんだ付けチップを提供するはんだ付けチップアセンブリ、はんだ付け装置及びはんだ付けシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する電気はんだ付け装置によって達成される。その結果、スリーブは、ばね要素から遠位側に配置され、保持要素をはんだ付けチップアセンブリに対して遠位方向に固定するか、またはスリーブを保持要素に対して近位方向に固定する少なくとも1つのストップ手段を有する。したがって、スリーブは、保持要素に捕捉的に配置され得るが、それにもかかわらず、ばね要素の力に抗して近位方向に変位可能である。はんだ付けチップは、別個の構成要素として、又は1つの部分に、及び/又はスリーブと一体に形成することができる。遠位は操作者から離れることを意味し、近位は操作者に向かうことを意味する。
【0008】
特に、はんだ付けチップアセンブリがハンドルに配置されていない場合、互いに相対的に移動可能なように配置されている構成要素は、互いに相対的に捕捉的に配置される。互いに向かい合っている2つのストップ手段、または3つ以上を、特に互いに等距離に配置して設けることができる。スリーブは、スリーブ及びその上に配置された保持要素の過熱を防止し、材料を節約し、かくして重量を節約するように、凹部を有することができる。少なくとも1つのストップ手段を、このような凹部に、またはそれに隣接して設けることができる。このような保持要素は、例えば、平行ローレット加工を施すことができる円錐状にテーパが付けられた外輪郭を有することができる。
【0009】
少なくとも1つのストップ手段が、スリーブを径方向に越えて突出していれば有利である。次いで、スリーブを越えて突出する部分は、損失保護のために保持要素に対して作用することができる。
【0010】
少なくとも1つのストップ手段は、スリーブと一体に形成され、フックアウトタングとして製造されることが好ましい。このようなフックアウトタングは、スリーブの凹部に配置することができ、次いで、タングフットに屈曲点が設けられ、近位端方向に突出するフックアウトタングの自由端は、保持要素に面し、損失保護のためにそれに対して作用する。
【0011】
さらに、保持要素が一体に形成されていれば有利である。その結果、コンパクトで長持ちするデザインになる。
【0012】
さらに、保持要素は、ストップ手段をストップするために使用され、したがってスリーブのストップ限界として使用される遠位端面を有することができる。この場合、追加のストップ手段は不要である。端面は、ストップ手段と相互作用する径方向の内方に向けられる肩部を提供することができる。
【0013】
さらに、保持要素は、ばね要素の一端が支持される近位端内面を有する先端面を有することが考えられる。これはまた、特に端面が2つの機能を満たすときに、コンパクトな設計をもたらすことができる。一方では、スリーブのためのストップ限界として使用でき、他方では、ばね要素を支持するために使用できる。
【0014】
さらなる有利な実施形態は、はんだ付けチップアセンブリの非装着状態において、スリーブの開口が、保持要素の近位面と同一平面にあること、またはスリーブの開口が、近位方向においてこの平面を超えて突出することである。これは、加熱要素がスリーブの開口に導入されるときに、加熱要素が保持要素と容易に接触しないという利点を有する。発熱体がはんだ付け用チップアセンブリに導入される場合、100℃を超えることがある。これは、特に保持要素に接触している場合に、樹脂材料から形成される場合に損傷を与える可能性がある。
【0015】
そのようなばね要素は、好ましくは、スリーブを包囲するコイルばねとして設計される。スリーブは、開口を囲み、径方向に突出し、ばね要素の一端が作用するフランジ部を近位端に見ることが好ましい。
【0016】
保持要素は、フランジ部に対向し、ばね要素の他端が作用する接触部を有することができる。はんだ付けチップアセンブリがハンドルに実装されていないとき、結果的に、保持要素は、少なくとも1つのストップ手段に対して遠位方向に押され、したがって、はんだ付けチップアセンブリに捕捉的に固定される。
【0017】
スリーブで保持要素を軸方向にガイドするために、また、保持要素をスリーブに回転結合するために、スリーブはガイド輪郭を有することができ、保持要素はそれに相補的な対向輪郭を有することができる。ガイド輪郭は、特に、軸方向に延在し、径方向に盛り上がったビードとして設計することができる。スリーブは、ビーズと相補的になるように設計された凹部を提供することができる。互いに平行に配置された複数のこのようなガイド輪郭が設けられることが好ましい。
【0018】
ハンドルのはんだ付けチップアセンブリの機能的に確実な配置のために、保持要素は、その近位面に凹部を有し、この凹部は、特に、少なくとも部分的に軸方向に延在する。後グリップ部は凹部の間に設けられており、この凹部は、ハンドルに設けられた対向部に対して静止するために、その遠位面の接触部を提供する。その結果、はんだ付けチップアセンブリのハンドルへの差込み式の固定を達成することができる。まず、はんだ付けチップに発熱体を軸方向に導入する。導入移動の間、スリーブと一緒にはんだ付けチップは、ばね要素の力に抗して、先端方向に加熱要素によって移動される。対向部は、後グリップ部を過ぎて遠位方向に移動する。ばね要素の十分な圧縮に達すると、対向部の近位面が後グリップ部の接触部と相互作用するように、加熱要素と共にハンドルを回転角度だけ長軸の周りに回転させることができる。取り付け位置では、次に、ばね要素は、加熱要素の自由端をはんだ付けチップに押し付け、対向部を後グリップ部の接触部に押し付ける。
【0019】
さらに、はんだ付けチップを識別するために、特に光学的読取り装置によって読取ることができるコードが保持要素に設けられていれば有利である。このコードは、特に、バーコードまたはQRコードの形式の2次元コードである。このコードは、RFIDコードとしても設計できる。コードは、例えば、保持要素の径方向の凹面に設けることができ、例えばパッド印刷で印刷することができる。特に、保持要素が樹脂材料で作られている場合、樹脂材料は、より高い温度でも色が変化しないので、二次元コードは特に有利である。パッド印刷は、特に、使用される樹脂材料に対するコントラストを最適化するために、白色で行うことができ、この材料は、好ましくは黒色又は濃い灰色である。
【0020】
このようなコードを提供することは、どのはんだ付けチップが使用されているかを追跡することが可能であるという利点を有する。例えば、読取り装置が、はんだ付けチップを載置させることができる載置スタンドに設けられることが考えられる。はんだ付け用チップを受け取った後、はんだ付け用チップが使用されているように読出し装置を通過するように導くことができる。さらに、適切なはんだ付けチップを選択した後、選択したはんだ付けチップが実際に所望のはんだ付けチップであるかどうかを確認することができることも考えられる。しかしながら、読取り装置は、別個のユニットとして、又ははんだ付け装置に電気エネルギーを供給するはんだ付けステーションに設けることもできる。
【0021】
径方向の凹部の表面のコードの凹部の配置により、コードは摩耗及び更なる環境の影響に対して永久的に保護される。全体として、コードの恒久的な可読性がそれによって保証される。はんだ付けチップアセンブリの各タイプには、はんだ付けチップアセンブリの識別が曖昧にならないように、個別のコードが割り当てられている。読取装置によって検出された情報は、ソフトウェアによってさらに処理することができる。読取データは、ユーザに対して読取可能な形式で構造化し表示することができる。また、データをデータベースソフトウエアやMES (製造実行システム)で加工することも考えられ、特にプロセスモニタリングも考えられる。したがって、特定のはんだ付けチップを特定のはんだ付け作業に割り当てることができ、これはユーザの知識に持ち込まれ、またチェックされる。
【0022】
また、前述の目的は、電気はんだ付け装置によって達成され、本発明によるはんだ付けチップアセンブリを備え、ハンドルは、その遠位端に棒状の加熱要素を有し、その近位端には、加熱要素の遠位端をスリーブの開口に導入できるように手持ち部を有する。本発明によるはんだ付けチップアセンブリは、説明したように、有利には、機能的に固定された方法でハンドルに固定することができる。
【0023】
ハンドルは、加熱要素と手持ち部との間に、特にリブ状の対向部を有することができ、この対向部は、後グリップ部と相互作用し、これにより、装着された状態において、ばね要素が保持要素を対向部に対して打ち、加熱要素の自由端がはんだ付けチップのストップ部に対して作用するようになる。はんだ付けチップの近位端は、ブラインドホールのように形成することができ、ここで、接触部は、その後、ブラインドホールの底によって形成される。
【0024】
前述の目的は、さらに、本発明によるはんだ付け装置と、本発明によるはんだ付けチップアセンブリを載置し、はんだ付けチップアセンブリを取外すための載置スタンドとを備えるはんだ付けシステムによって達成される。任意的にホルダ要素に設けられるコードを読み取る読取り装置を、デポジットスタンド又はその上に設けることができる。
【0025】
本発明のさらなる詳細及び有利な実施形態は、本発明の例示的な実施形態がより詳細に説明及び説明されることに基づいて、以下の説明において見出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1図1は、ハンドル及びその上に取り付けられたはんだ付けチップアセンブリを有するはんだ付け装置を示す。
図2図2は、図1によるはんだ付け用チップアセンブリをハンドルから解放したものである。
図3図3は、図2の抜取りIIIの拡大図である。
図4図4は、図2によるはんだ付け用チップアセンブリを背面から斜めに見た図である。
図5図5は、図4によるはんだ付けチップアセンブリを通る断面を示す。
図6図6は、はんだ付けチップアセンブリの保持要素を背面から斜めに見た図である。
図7図7は、はんだ付けチップアセンブリの保持要素を正面から斜めに見た図である。
図8図8は、ハンドルに配置されたはんだ付けチップアセンブリを通る断面を示す。
図9図9は、はんだ付けチップアセンブリ用の載置スタンドを示す。
図10図10は、はんだ付けチップアセンブリを備えた図9による載置スタンドを通る断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、ハンドル12及びはんだ付けチップアセンブリ14を備えるはんだごての形態のはんだ付け装置10を示している。その近位端において、ハンドル12は、ユーザが握ることができる手持ち部16を備える。ハンドル12は、図2から明らかなように、その末端に自由端19を有する棒状の加熱要素18をさらに備え、交換可能なはんだ付けチップアセンブリ14は、最終的に加熱要素18と共に加熱される。図1から明らかなように、加熱要素18とは反対を向いている手持ち部16の面には、接続ケーブル20が設けられており、それには、はんだ付け装置10に電流を供給することができる。
【0028】
図2図4図5図6図7図8から明らかなように、はんだ付けチップアセンブリ14は、はんだ付けチップ24が固定される先端にスリーブ22を有する。スリーブ22は、窓状凹部21を有することができる。図に示す実施形態では、はんだ付けチップ24は、スリーブ22とは別個に形成された部品として設計されているが、はんだ付けチップ24が一体に形成されることも、及び/又はスリーブ22と一体に形成されることも考えられる。
【0029】
はんだ付けチップアセンブリ14は、保持要素26をさらに提供し、この保持要素は、長軸23の周囲に配置され、スリーブ22を環状に取り囲み、はんだ付けチップ24に向かって円錐状にテーパになるように設計されている。その表面において、保持要素26は、ローレット突起27によって形成された平行ローレットを有する。保持要素26は、はんだ付けチップアセンブリ14をハンドル12に配置するため、またはハンドルから解放するために使用される。はんだ付けチップ24及びスリーブ22は金属材料で作られているが、保持要素26は好適な樹脂材料で作られていることが好ましい。
【0030】
図3による拡大された抜取り図から明らかなように、ハンドル12は、加熱要素18と手持ち部16との間の領域にリブ状の対向部28を有する。合計では、互いに対向して配置された4つの対向部28が設けられている。個々の対向部28は、その近位端面にラッチングラグ30を有し、これらラグは軸方向に延在される。
【0031】
はんだ付けチップ24が遠位方向に撓んだ状態のはんだ付けチップアセンブリ14を示す図4及び図5から明らかなように、保持要素26は、その近位面に4つの凹部32を有し、この凹部に対向部28を軸方向に導入することができる。2つおきの凹部32の間には、径方向に内側に突出する後グリップ部34が設けられている。その遠位面で、後グリップ部34は、対向部28またはそのラッチングラグ30を受け入れるために使用される接触部36を有する。接触部36は、ラッチングラグ30に対して相補的であるように設計されており、これにより、これらは、規定され確実な方法で接触部36に静止することができる。
【0032】
図5による断面から、はんだ付けチップアセンブリ14は、はんだ付けチップ24、スリーブ22、及び保持要素26の隣にばね要素38も有することが明らかである。ばね要素38は、保持要素26を手持ち部16から遠位方向に押し離すように、スリーブ22と保持要素26との間に配置されている。ばね要素38は、コイルばねとして設計されており、スリーブ22を囲んでいる。スリーブ22の近位端には、開口60と、径方向に突出しばね要素38が作用するフランジ部40とが設けられている。フランジ部40の反対側に、保持要素26は、フランジ部40に対向し、スリーブ22を囲む近位面42を有し、この内面にばね要素38も作用する。ばね要素38は、既に説明したように、スリーブ22の保持要素26を遠位方向に押すように配置され、予め緊張されている。
【0033】
特に一体的に形成され、特にスリーブ22に樹脂材料からなる保持要素26を配置するために、スリーブは、はんだ付けチップ24を含むスリーブ22が保持要素26から近位方向に取り外される可能性を防止するストップ手段44を有する。特に図4及び図5から明らかなように、スリーブ22を径方向に越えて突出する2つの反対側のストップ手段44が設けられている。ストップ手段44は、スリーブと一体に形成されており、フックアウトタングとして製造される。この目的のために、相対的なタングフットには屈曲点46が設けられ、これに沿ってストップ手段44が径方向に外側に屈曲される。ストップ手段44の自由端48は、保持要素26に面する。
【0034】
図6及び図7は、はんだ付けチップアセンブリ14を示しており、ここでは、ばね力によって、ストップ手段44の自由端48が保持要素26の遠位端面50に対してここに載置される。保持要素26の端面50は、径方向の内方に突出する肩部52を提供し、この肩部のうち自由端54はスリーブを軸方向にガイドするために使用される。ストップ手段44の自由端48は、肩部52の遠位上面に載置される。遠位端面50または肩部52は、このようにストップ限界を形成する。図7からも明らかなように、スリーブ22は、ビード56の形成で軸方向に延在するガイド輪郭を有し、これは、特に図5及び図7において見ることができる。ビード56と相補的に、径方向に延びる凹部58が肩部52の自由端54に設けられている。
【0035】
これは、保持要素26がスリーブ22に対して回転することができず、したがって、はんだ付けチップ24の回転が防止されるという利点を有する。これは、特にはんだ付けチップを一定の角度に保持しなければならないはんだ付け作業の場合に重要である。更なる利点は、ストップ手段44の自由端48が肩部52に確実に支持されることである。
【0036】
特に図5及び図6から明らかなように、はんだ付けチップアセンブリ14の非実装中立状態では、フランジ部40は、保持要素26の近位面61と同じ平面で開口60と共に置かれる。これは、加熱要素18の自由端が導入された場合に保持要素26が大きく保護されるという利点を有する。フランジ部40を備えた開口60が、保持要素26を近位端方向に越えて突出していることも考えられる。
【0037】
図8は、ハンドル12に取り付けられたはんだ付けチップアセンブリ14を示している。はんだ付けチップアセンブリ14をハンドルに固定するために、後グリップ部34は、ばね要素38のばね力によって、ラッチングラグ30を有する対向部28に対して遠位方向に打たれる。
【0038】
はんだ付けチップアセンブリは、以下のようにハンドル12に取り付けられる。
【0039】
まず、加熱要素18の自由端19がスリーブ22の開口60に導入される。加熱要素18は、スリーブ22に導入され、次いで、加熱要素18の自由端19が、はんだ付けチップ24に設けられたストップ部62に対して作用するまで、はんだ付けチップ24に導入される。図5及び図8から明らかなように、はんだ付けチップ24は、止まり穴のように形成され、その底にストップ部62を有する。加熱要素18の自由端19がストップ部62に対して作用するので、加熱要素18が遠位方向に更に移動されると、はんだ付けチップ24はばね要素38の力に抗して遠位方向に押される。その結果、保持要素26は、はんだ付けチップ24に対して、または長軸23に沿って加熱要素18に対して、ばね作用に抗して移動する。同時に、対向部28は保持要素26の凹部32に入る。その後、保持要素26は、対向部28又はそのラッチングラグ30が後グリップ部34に対して静止するように、長軸23を中心に加熱要素に対して回転される。取り付け位置では、次に、ばね要素38のばね力により、ラッチングラグ30が接触部36に押し付けられる。その結果、ばね要素38は、加熱要素の自由端19が押されて機能的に信頼できる熱伝導が行われ、また、適切であれば、はんだ付けチップ24のストップ部62に対して温度測定が行われ、ラッチングラグ30を有する対向部28が保持要素26の接触部36にしっかりと置かれるという効果を有する。
【0040】
図1図2図4図6及び図7から明らかなように、二次元コードの形態のコード64が保持要素26に設けられている。コード64は、読み取り装置で読み取ることができ、各ケースに使用されるはんだ付けチップ24またははんだ付けチップアセンブリ14を識別することができるようになっている。保持要素26は、その径方向の円周に、コード64が設けられた径方向に凹み面66を有する。その結果、コード64は、特に損傷または摩耗に対して確実に保護される。コードは、特に、パッド印刷で印刷されたバーコードまたはQRコードである。また、RFIDチップやタグをコードとして提供することも考えられる。
【0041】
図9及び図10は、はんだ付け装置10を載置し、種々のはんだ付けチップアセンブリ14を載置するための載置スタンド80を示す。載置スタンドは、平面、特にテーブルに載置されるように設計される。図示の載置スタンド80は、その上面に合計4つの漏斗状の交換ホルダ82、84、86、88を有し、この交換ホルダ82にははんだ付けチップアセンブリ14が設けられている。さらに、はんだ付け装置10を載置することができるはんだ付け装置レセプタクル90が中央領域89に設けられる。交換ホルダ82、84、86、88は、はんだ付け装置レセプタクル90の横方向に設けられている。載置スタンド80は、さらに、作業者に面したその面に、小さな部品及び付属部品を受け入れるための区画92、並びに、チップをはんだ付けするための棚93を含む。
【0042】
特に図10から明らかなように、交換ホルダ82、84、82、88は、各々、先端方向において導入軸94を中心に円錐形にテーパが付けられるように設計される。交換ホルダ82、84、82、88の円錐は、関連するはんだ付けチップアセンブリ14が、その保持要素26と共に交換ホルダ82、84、86、88にしっかりと置かれるように、保持要素26の円錐に対して少なくとも部分的に相補的になるように設計される。交換ホルダ82、84、86、88は、その近位上面に導入開口96を有し、その遠位底面に底開口98を有する。導入開口96は、細長または長円形であり、底開口98は、導入層と取外し層との間で枢動することが可能であるように丸い。全体として、導入開口96の直径は、底開口98の直径よりも大きく、円錐状設計となる。
【0043】
特に図10による断面から明らかなように、リブの形態の回転防止要素100が、交換ホルダ82、84、86、88の内面に設けられ、導入軸94を通って延びる平面に配置される。各ホルダに1つのリブ又は複数のリブを設けることも考えられる。回転防止要素100は、導入軸94に向かって径方向に突出するように形成される。また、回転防止要素100は、関連する保持要素26に設けられた平行ローレットと相互作用するか、又は2つのローレット突起27の間に係合して保持要素26を回転に対して固定するように設計されている。ただし、回り止め要素は、例えば導入ストップ部106の面に軸94に対して直交配置することも考えられる。
【0044】
交換ホルダ82、84、86、88に導入されたはんだ付けチップアセンブリ14は、それによって回転しないように載置スタンド80に保持される。図9に示す合計4つの交換ホルダ82、84、86、88を設けることによって、結果的に、合計4つの異なるはんだ付けチップアセンブリ14が、そこに示す交換ホルダ82、84、86、88に留まることができる。
【0045】
また、図10による断面から、関連する導入開口96の領域には保持要素102が設けられていることが明らかであり、この保持要素は、ハンドル12の近位を取り外し中に、それぞれの交換ホルダ82、84、86、88に導入され、取り外し位置に枢動されるはんだ付けチップアセンブリ14を保持するために使用される。関連する保持要素102は、ハンドルが近位方向に取り外されたときに、保持要素26、はんだ付けチップアセンブリ14が載置スタンド80にしっかりと留まるように、取り外し位置において保持要素26に設けられた環状肩部104の背後で係合する。保持要素102は、導入軸94に向かって径方向に突出するように形成された突起として設計される。はんだ付けチップアセンブリ14を環状肩部104と共に保持要素102の下に移動させることができるように、交換ホルダ82、84、86、88は、導入開口に長円形状に形成されている。このように、はんだ付けチップアセンブリは、導入軸94から取り外し軸107に向かって旋回又は傾斜することができる。また、保持要素102が暫定的な弾性回復力を有することも考えられる。保持要素102により、はんだ付けチップアセンブリ14は、特に、はんだ付けチップ24が加熱要素18に付着する可能性がある場合、ハンドルから確実に取り外すことができる。しかし、ハンドル12に締結されたはんだ付けチップアセンブリ14を関連する交換ホルダ82から88から取り外す場合、保持要素26及び/又は保持要素102を損傷することなく、これを軸94に沿って行うことができる。
【0046】
図10による断面からさらに明らかなように、導入ストップ部106は、底開口98の領域に設けられる。導入ストップ部106は、関連する保持要素26の遠位面が、関連する導入ストップ部106の近位上面に対して静止することを可能にする。これにより、保持要素26が交換ホルダで詰まっていないことを達成することができる。
【0047】
導入ストップ部106は、導入軸94に向かって径方向に突出するように形成された突起として形成されている。この設計はさらに、保持要素26が2つの軸94及び107の間で導入ストップ部106の表面で枢動または傾斜することができるようになっている。関連する導入ストップ106部は、ここでは、回転防止要素100が、保持要素26が軸94と107との間で傾動したときに、いつでもローレット突起27と係合し、このようにして全体の傾動の際に保持要素の回転が阻止されるように設計されている。
【0048】
2つの交換ホルダ82及び86は、端部が開放され、はんだ付けチップアセンブリ14を横方向に導入または取外すための横開口108を有するように設計される。その結果、はんだ付けチップを有し、その寸法が底開口98の直径よりも大きいはんだ付けチップアセンブリ14も、交換ホルダ82及び86に導入することができる。
【0049】
図9及び図10に示す交換ホルダ82~88を設けることにより、結果的にはんだ付けチップアセンブリ14の交換を簡単な方法で行うことができる。ハンドル12に配置されたはんだ付けチップアセンブリ14は、保持要素26の遠位面が導入ストップ部106の近位上面に対して載置されるまで、軸94に沿って交換ホルダ82、84、86または88に導入される。さらに、回転防止要素100の少なくとも1つは、保持要素26に設けられたローレット突起27に係合し、保持要素26が関連する交換ホルダ82で回転可能に固定された態様で配置されるようにする。次に、ハンドル12が、ばね要素のばね力に抗して、遠位方向にさらに作動する場合、対向部28またはそのラッチングラグ30は、接触部36から離脱する。ハンドル12のはんだ付けチップアセンブリ14の差込み式の固定を解除するために、ハンドル12は、ハンドル側の対向部28が保持要素側の凹部32に入るまではんだ付けチップアセンブリ14に対して回転し、加熱要素18と共にハンドル12をはんだ付けチップアセンブリ14から近位端方向に取り外すことができる。次いで、加熱要素18がはんだ付けチップ24に接着する場合、図10に示すように、保持要素102が保持要素26またはその環状肩部104の後方で係合するまで、軸94から始まって枢動点99を中心として軸107に向かってハンドル12を枢動または傾斜させることができる。その結果、関連する保持要素102は、はんだ付けチップアセンブリ14を関連する交換ホルダ82~88にしっかりと保持し、関連する交換ホルダ82~88からの望ましくない取り外しが防止される。
【0050】
異なるはんだ付けチップアセンブリ14をハンドル12に固定する場合、加熱要素18をはんだ付けチップアセンブリ14のスリーブ22の開口60に導入することができ、このスリーブは載置スタンド80に載置される。導入は、ハンドル12に設けられた対向部28が保持要素26に設けられた凹部32に係合するように行われなければならない。ばね要素38のばね力が打ち勝った後、ハンドル12は、対向部28のラッチングラグ30が後グリップ部34の接触部36と係合するように、関連する保持要素26に対して回転され、その結果、はんだ付けチップアセンブリ14は、差込み式にハンドル12に固定される。
【0051】
ラッチングラグ30が接触部36に対して静止した後、選択されたはんだ付けチップアセンブリ14と一緒にハンドル12は、関連する交換ホルダ82~88から近位方向に導かれ得る。その後、軸94に沿ってガイドされる。
【0052】
はんだ付けチップアセンブリ14の記載された交換は、その交換が保持要素26の手動による接触なしに、したがって、保持要素26で燃焼するリスクなしに行うことができるという利点を有する。オペレータは、はんだ付け装置100のハンドル12を手に持っているだけであり、はんだ付けチップアセンブリ14は、それぞれの交換ホルダ82~88にしっかりと収容することができる。
【0053】
さらに、関連のはんだ付けチップアセンブリ14に設けられたコード66を読み取るための読取り装置は、載置スタンド80またはその上に配置することができる。はんだ付けチップアセンブリ14が交換された後、関連のはんだ付けチップアセンブリ14または関連のはんだ付けチップ24を識別できるように、コード64を備えた関連の保持要素26を読取り装置を通過させて導くことができる。別の実施例では、RFIDチップまたはタグ用の読取り装置が、このようにして、はんだ付けチップアセンブリ14が受け取られるかまたは交換されるときに使用されるはんだ付けチップについてのメッセージを提供するために、載置スタンドに設置される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10