(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-01
(45)【発行日】2024-08-09
(54)【発明の名称】左目真下が分かるゴルフボール
(51)【国際特許分類】
A63B 37/00 20060101AFI20240802BHJP
【FI】
A63B37/00 210
(21)【出願番号】P 2024014055
(22)【出願日】2024-02-01
【審査請求日】2024-02-01
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509270904
【氏名又は名称】冨田 穣
(72)【発明者】
【氏名】冨田 穣
【審査官】野田 洋平
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-094258(JP,U)
【文献】実開昭60-116363(JP,U)
【文献】特開2011-167516(JP,A)
【文献】国際公開第2008/037987(WO,A2)
【文献】登録実用新案第3158647(JP,U)
【文献】特開2009-045498(JP,A)
【文献】特開2007-190177(JP,A)
【文献】米国特許第5133556(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0144068(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 37/00-47/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフのグリーン上でボールをリセットするときに、一定点を上とすることができる目印となる頂点印を設けることとし、ボール表面に
直径2.4mm~直径4mmの小さな円のリングマークを描くことで頂点に集中できるとし、さらに外側に、中心を同じくした直径9mm~直径12mmのリングマークと、中心を同じくした直径18mm~直径24mmの直径が前記リングマークの2倍としたリングマークを描くことで、
中心からさらにはボールの可視域の直径40mm~41.5mmに到達する規則的広がりを視認することができ、このボール全体の広範囲に及ぶ視認からより中心からの対称性が確認できるとした、頂点印の小さな円のリングマークと、その外側の中心を同じくし直径を2倍とした2つのリングマークの合計3つの円の構成としたことを特徴とする左目真下が分かるゴルフボール。
【請求項2】
前記
リングマークをボールの180度回転した反対側にも
対称に描いたことを特徴とする
請求項1に記載の左目真下が分かるゴルフボール。
【請求項3】
前記
リングマークに加えて90度の中間位置の立てた位置に
直径9mm~直径12mmのリングマークまたは直径9mm~直径12mmと直径2.4mm~直径4mmのリングマークを描いたことを特徴とする
請求項2に記載の左目真下が分かるゴルフボール。
【請求項4】
前記
リングマークの中心に対して直交する2本の線、または前記
直径9mm~直径12mmのリングマークに接する2本の平行線、あるいは前記
直径9mm~直径12mmのリングマークと前記直径18mm~直径24mmのリングマークの中間に
前記直径18mm~直径24mmのリングマークを横断する2本の平行線を描いたことを特徴とする
請求項1に記載の左目真下が分かるゴルフボール。
【請求項5】
前記
リングマークまたは前記線で区画されたゾーンを着色、模様により表示するとしたことを特徴とする
請求項1から請求項4のいずれかに記載の左目真下が分かるゴルフボール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールの位置が左目真下であることを、左目をボール真上に移動することで容易に確認でき、アドレスの位置決めが毎回安定したルーチィン化できるとしたボールに関する。
【背景技術】
【0002】
スポーツ雑誌、新聞などで、ゴルフのパッティングにおいて、アドレス時には左目の真下にボールがあることが大切とうたわれている。ネットでもそのような練習風景が公開されている。特許情報プラットホームで検索したところ「ゴルフボール 円 マーク」で95件あり、該当するのは4件であった。特許文献1は、ラインマーカーで異なる。特許文献2は、ラインマークで異なる。特許文献3はライン出しに90度ごとに小円を描くものでライン出しとなるというものだが円の大きさも小さく、かつ特定できない。1個の本願ではライン出しとは関係ないので異なる。特許文献4は円の大きさが大きすぎるので異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-022820
【文献】特開2009-045498
【文献】特開2007-190177
【文献】特開平09-313644
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ゴルフにおいて、パッティングが大切なことは言うまでもない。とくに、プロゴルファーにとっては、パット・イズ・マネーといわれるほどである。そこで道具、練習方法を含めてあらゆることが提唱されているが、あくまで個人の選択であり真の正解はないといえる。ここでは一つ提案されているアドレス時の左目真下のボール位置に着目した。ある海外ツアーで優勝した人気プロは、下にボールを置き、左目にボールをあて、そこから自然落下させ、ボールに当てる練習を繰り返している。落下したその位置が左目真下であるといえる。しかし、左目にボールを当てるとしても近すぎて下のボールが見えているわけではない。目を閉じて感覚的に左目に当てているか、目を開けているにしても適度に離しているか、漠然と当てていると思われる。いずれにしても左目位置のどの部分が左目の代表となっているのか釈然としない。しかも、この練習法では下のボールに当たってボールが跳ね飛び、パートナーによる確認、練習の繰り返しが必要で、ボールの拾い上げの繰り返しで腰を痛めることが危惧される。かつ、本番のグリーンではそんなことができないため、いくら練習しても真下かどうかの不安が付きまとう。ゴルフのルールでは、グリーンにのればボールの後方にマーカーで位置決めすることでボールをピックアップ出来る。そして新たにリセットできる。すなわち、この時がチャンスで、ボールの模様、メーカーロゴをホール方向やパターフェイス直角方向に自由に合わせることができる。本願はこの時を利用するとしたもので、本願のボールに描いた円マークにより左目真下であることが苦も無く確認できる。左目からボールを落とすのではなく、逆転の発想で、ひとみ大のマーク、円マークを頂点とした下のボール位置に上の左目を持っていくだけ、平面視ボールの、ど真ん中に円マークが視認できれば、上からの対称性が成立したといえ、左目真下にボールがあると断定できる。ど真ん中で対称であれば、偏りもなく左目はボールの真上、言い換えればボールは左目の真下といえる。対称性を利用して目の位置を移動するだけの簡単なもの、単純動作である。ピックアップしたボールのひとみ大のマークを上にしてグリーン上にセットし、それを真上からのぞき込むだけである。離れた位置からは頂点付近にマークがあるのが分かるが、それは斜めから見ている。さらに近づくとボールのひとみ大のマークが見えてくる。さらに近づくとひとみ大のマークが平面視のボールの中央に見える。多くのゴルファーはここで満足しているがそれは真上ではない、少し斜め手前から見ていても真上と勘違いしている。ボールの円周で眺め回した中央、ど真ん中である確認が必要である。ボールにいい転がりが得られるとよく入ることが分かる。このことを判定することは簡単で、きれいな軌道、転がりというものは回転模様が満足できるもので上達すれば自己判定できる。練習を重ねれば自然と良いストロークが会得できるといえる。ひとみ中心で直交する2本の線、ひとみに接する2本の平行線、または白目部を横断する2本の平行線の、ひとみと白目部の円マーク、線で区画された部分を着色すればそれらの回転時混合でより転がりの良し悪しが分かりやすくなる。着色により円マークの線が隠れることもある。着色は、転がる途中のボール白色地肌と混わって薄まるが、着色同士が混合して新たな色を生み出す。創造性の世界が広がる。ゴルファー独自の着色、塗り絵も個性が出て楽しい。色が薄まることの補いとして、また回転の良し悪しを自己判定するために、
図7、
図8に示す側面図で、ボールの180度反対の裏面側にも同様の円マークを描くとより明確となる。さらに、ボールを立てて、
図9、
図10に示す平面図で、表裏の円マークの中間位置に元々のひとみ大の円マークを描き、頂点とすると、両サイドの2つの円マークが両輪となり、回転で全く新しい混合色が出現することも発見であり楽しい。ボールを立てた
図11、
図12に示す平面図で、2本の平面視ボール大の円マークを描くと真ん中にひとみ大の円マークが接するように入り、より左目真下のボールが意識できることとなる。テレビ映りから反響も期待できる。ワクワク感、新鮮さからもゴルファーの期待するところ大である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、ボール表面にひとみ大の直径概9mm~12mmの円マークまたは前記ひとみ大の円マークと内側中央に瞳孔大の直径概3mmの円マークを描くことで、上に位置するゴルファーの左目から、下に位置するボールのひとみ大の円マークまたは瞳孔大の円マークが、平面視ボール大の円の全体的にみた中央部に視認できたときに、左目のひとみとボールのひとみ大の円マークが鉛直に対峙したと判定するもので、このことでゴルファーの左目真下にボールがあることが確認できるとしたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記円マークに加えて、同じ中心としたひとみ大の2倍の直径概18mm~24mmの白目大の円マークを描くことで、平面視ボール大の円との離隔、ひずみが明確となり、前記円マークが平面視ボール大の円の中央部に明確に視認できるとしたもので、このことでゴルファーの左目真下にボールがあることがより明確に確認できるとしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記円マークに加えて、同じ中心とした平面視ボール大の直径概40mm~41.5mmの円マークを描くことで、平面視ボール大の円縁との円の周回におよぶ離隔、ひずみがより確定的となり、前記円マークが平面視ボール大の円の中央部により明確に視認できるとしたもので、このことでゴルファーの左目真下にボールがあることがさらに明確に確認できるとしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記円マークをボールの180度回転した反対側にも描いたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記ボールの180度の表裏に描いた円マークに加えて90度の中間位置の立てた位置にひとみ大の円マークまたはひとみ大の円マークと瞳孔大の円マークを描いたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記円マークの中心に対して直交する2本の線、または前記ひとみ大の円マークに接する2本の平行線、あるいはひとみ大の円マークと白目大の円マークの中間に白目大の円マークを横断する2本の平行線を描いたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の左目真下が分かるゴルフボールは、前記円マークまたは前記線で区画されたゾーンを着色、模様により表示するとしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
左目真下のボールが実現できると、ボールを体の中央線より左寄りにセットできたこととなり、パターヘッドは体の中央付近で最下点を迎えるので、自動的に適度なアッパー軌道で理想的なインパクトを迎えることができる。アッパー軌道でインパクトをするのでボールが順回転となり、毎回いい転がりが実現できる。ひとみマークを上にしてボールをリセットするのは簡単であるので負担にならず、18ホール通じて毎度の繰り返し、安定ルーチィンとなる。このルーチィン化は、上位ゴルファーでは重要な会得すべき技である。迷えるゴルファーでは特有の余計なもやもや、複雑な悩みも解消されるといえる。ヘッドアップもしない。単純な反復練習も苦にならない。転がりのチェックも練習の重要な課題。対称に着色すればボールのよれ具合が分かり、ストロークの良し悪しが分かる。よれを解消する練習となり、上質な回転が得られる。パット名人に一つ近づいたといえる。色の着色も楽しい。回転で得られる混合色の創造がゴルファーの意欲をかき立てる。さらには円マークが両側の横腹位置になるようにボールを置けば、両輪としての回転混合色の創出が面白い。車のタイヤ、ホイールのエンブレムが回転することを想像すれば分かりやすい。面白さがいいか、シンプルさがいいか、ワクワク感がいいか、人それぞれに未知が追求できる。プロゴルファーが活躍となればテレビ映りからより色映えし、スマイル光景からも脚光を浴び世界中の視聴者が感動するのも夢でない。あの全英オープンのときのようにパターを持った左腕を高々と掲げて。感動よ再び。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】直径概10mmのひとみ大の円マークのボール、平面図
【
図2】直径概10mmのひとみ大の円マークと瞳孔大の概3mmの円マークのボール、平面図
【
図3】
図1に加えた白目大の直径概20mmの円マーク、平面図
【
図4】
図2に加えた白目大の直径概20mmの円マーク、平面図
【
図5】
図3に加えた平面視ボール大の直径概40mmの円マーク、平面図
【
図6】
図4に加えた平面視ボール大の直径概40mmの円マーク、平面図
【
図7】
図3の180度反対側にも描いた表裏の円マーク、側面図
【
図8】
図4の180度反対側にも描いた表裏の円マーク、側面図
【
図9】
図7の90度の中間に加えた頂点とするひとみ大の円マーク、平面図
【
図10】
図8の90度の中間に加えた頂点とするひとみ大の円マーク、平面図
【
図11】
図5の2本の平面視ボール大の円マークの間に接するひとみ大の円マーク、平面図
【
図12】
図6の2本の平面視ボール大の円マークの間に接するひとみ大の円マーク、平面図
【
図13】
図3の円マークに描いた2本の直交線、平面図
【
図14】
図4の円マークに描いた2本の直交線、平面図
【
図15】
図3のひとみ大の円マークの接線となる2本の平行線、平面図
【
図16】
図4のひとみ大の円マークの接線となる2本の平行線、平面図
【
図17】
図3の2つの円マークの中間を横断する2本の平行線、平面図
【
図18】
図4の2つの円マークの中間を横断する2本の平行線、平面図
【
図19】円マークが真下に見えてない例、左目が左右にずれ、平面図
【
図20】円マークが真下に見えてない例、ボールの手前から見ている、奥にずれ、平面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面及び詳細な説明の全体を通じて同じ要素を示すために共通の参照符号が用いられる。円マーク、線は実線、点線、鎖線、線分を含み、太さも種々である。
【実施例1】
【0016】
図1にはボール表面にひとみ大の直径概9mm~12mmの円マークを描いたボールを示す。パッティング時に円マークを上にボールをリセットするだけ。しかる後に利き目の左目をその上になるように移動してアドレスの構えに入る。下に置いたボールの円マークを上にしてリセットするだけで、移動してきた上に位置する左目のひとみとボールの円マークが対峙する。そんなに難しいことでなく対峙して眺めるだけである。左目のひとみに比べて大きくもなく、小さくもなく同じ程度の大きさのボールの円マークが対峙するので左目真下であることの確証が得られ集中することができる。左目のひとみとボールのひとみが見つめ合う。ひとみ大の内側に瞳孔マークがあればさらに中心、ボール頂点に集中できる。これにより容易に左目真下にボールがあることが確認、確信できる。併せて、平面視ボール大の円を全体的に見ながらひとみマークが対称の中央、ど真ん中にあることを確認する。ボールを斜めから見ていてもある程度は中央にひとみ大の円マークが視認できるが、中央でなく偏っているとセットしたボールが頂点を指してない場合があり、ボールマーカーはそのままで、再度、円マークが頂点に来るようにリセットする。ボールの直径はゴルフ規定により42.67mmで、その直径の赤道線は球体なので上から見えない。上から見える範囲の平面視ボール大の円の直径はそれよりわずかに小さく約40mm~41.5mmである。赤道線との離隔は、40mmの直径ではピタゴラスの定理から(42.67/2)*(42.67/2)―20*20=55.18の平方根で、7.43mmである。5mmの離隔であればひとみ大の円マークに接し、接線とすれば(42.67/2)*(42.67/2)―5*5=430.18の平方根で、半径20.74mmの円となる。直径は2倍の約41.5mmである。離隔が7.4mm~5mmで、5mmはひとみ大の直径10mmの半分の半径である。ボールの中心とは約20mmの距離があるので完璧に中央にあることをとらえるには集中する必要がある。
図2は、
図1に瞳孔を加えたもの。瞳孔は2.4mm~4mmで概3mmとする。集中する一助となる。
図17には、真上でなく斜め横から見ている円マークの位置、
図18には、真上でなく手前から見ている円マークの位置で、意外とこの思い込みの例が多い。いずれもボールの真上でなく偏っているので、ボールの頂点を真上にリセットする。あるいは真上から見てないので真上位置となるよう
のぞいている左目位置を移動する必要がある。
【実施例2】
【0017】
図3、
図4では、ひとみ大の円マークの2倍の直径の概18mm~24mmの円マーク円を加えたボールを示す。ひとみ大の円マークの中心と白目大の円マークの中心を一致して描く。小さなひとみが大きな白目に囲まれることでよりひとみ大の円マークが中心として明確に見えやすくなる。一方、ボールの直径はゴルフ規定により42.67mmで、上から見える範囲の平面視ボール大の円の直径はそれよりわずかに小さく約40mmである。直径10mmの円マークと、直径20mmの円マークさらに平面視ボール大の可視域の直径約40mmの円のそれぞれが漠然であるがより均等間隔、ど真ん中に確認できる位置に左目を移動してくると、ボールのひとみ大の円マークが左目真下の位置、確信的真下であるとの確証が得られたといえる。ひとみ大の円マークの直径、白目大円マークの直径、平面視ボール大の円の直径が比率で1:2:4と分かりやすい。
【実施例3】
【0018】
図5、
図6は、平面視ボール大の可視域の円は実際の線として見えているわけでないので、そこに円マークを描くとさらに明確に分かりやすい。この平面視ボール大の円マークは、ボールの赤道線の近傍であることから、円マークを一周して目で撫でまわせば、ボールの円縁との離隔、ひずみが一目瞭然である。具体的な平面視ボール大の円マークが存在するので、ひとみ大の円マーク、白目大の円マークがその中央にあるかどうかも分かりやすい。ボールを真上にリセットできたかのチェックにもなる。
【実施例4】
【0019】
図7、
図8は180度裏側にも描画するもので回転の良し悪し、連続性がチェックできる。瞳孔の円マークは反対側では省略することもできる。また着色により混合色が楽しみである。例えば赤と青の混合で緑、好みの色を着色すれば演出も楽しい。女子トーナメントではテレビ映りも楽しみ、世界的にゴルフ人気が高まるかも。ただし、回転時はボールの白色地肌が多くの延長、面積を占めるため、色は想定より薄めとなる。濃い目の着色が良い。
【実施例5】
【0020】
図9、
図10は表裏の円マークに加えて、その中間の90度位置のボールを立てた位置に円マークを描くもので、それを頂点としてストロークすれば、両サイドの表裏の円マークが両輪となって回転し、混合色は新鮮、鮮明となり、よりテレビ映りに鮮烈なインパクトを発することが期待できる。下手なパットが一目瞭然となる。楽しみだ。
【実施例6】
【0021】
図11、
図12は、
図5、
図6のボールを立てて、中にひとみ大の円マークを描くもので、平面視ボール大の直径が41.5mmの円マークのときに2本の線に内接する。頂点のひとみ大の円マークがより明確に左目真下にきたことを確認できる。
【実施例7】
【0022】
図13、
図14の中心の2本の直交線は、ボールをセットする目標方向およびその直角方向を示す。ボールをセットするときに目標の穴方向に一致しやすい補助となること、およびパターフェイスに合わせば目標直角方向に合わせやすくする補助として活用できる。
【実施例8】
【0023】
図15、
図16はひとみ大の円マークに2本の接線、あるいは2つの円マークの中間を横断する線として2本の平行線を描く。2本の平行線の離隔は、10mm~14.5mmで、平面視ボール大の円マークの直径41.5mm~40mmの離隔とほぼ一致する。左目真下のボールがより確信できる。ボールが回転したときに、例えば両外側に着色した場合に車の両輪に見え、よれ具合が明確となり、上達に一役買うものとなるとしたもの。平行線を目標方向にセットする。またその直角方向にパターフェイス面をセットすればストロークに安心感をもたらす効果も期待できる。
【実施例9】
【0024】
図17、
図18は、ボールの真上に左目がない場合に偏って見える様子を表した例である。左目位置が左右にずれた例が
図17で、
図18では手前から見ている例である。
図18では以外にも本人は真上であると思っている思い込みがある例で、もう少し奥に左目位置を持っていく必要がある。ただし、もともとリセットするときにボールを真上にセットしてない場合もあるので、まだボールの後ろのマーカーをピックアップしてなければ、ボールをリセットすることができるので正確に円マークが真上となるよう置き直せばよい。
【実施例10】
【0025】
円マーク、線でできる区画ゾーンを種々着色すれば、回転で混合色を創出するのも楽しい。個性も出る。着色では枠線が隠れる場合もある。
【符号の説明】
【0026】
1平面視ボール大の円、ボール直径に対して可視域の直径で約40mm
2直径概10mmのひとみ大の円マーク
3直径概 3mmの瞳孔大の円マーク
4直径概20mmの白目大の円マーク
5直径概40mmの平面視ボール大の円マーク
6 180度の表裏の裏に描いた円マーク
7 180度の表裏に描いた円マークの90度の中間位置に描いた円マーク
8円マーク中心の2本の直交線
9ひとみ大の円マークの接線となる2本の平行線
10ひとみ大の円マークと白目大の円マークの中間を横断する2本の平行線
11ボールの中央から横にずれて見える真下位置でない円マーク
12ボールの中央から奥にずれて見える真下位置の手前から見ている円マーク
【要約】 (修正有)
【課題】パッティング時に左目真下にボールを置くといい転がりとなるといわれる。その練習方法は、左目にボールを当て落下する様子がネットで公開されているが、そもそも左目にボールを当てた時点で目が見えているのか、左目のどの部分がボールに当たっているのか不確かで、真下といっても上の位置、下の位置ともに漫然としている。かつ、落下のたびにボールを拾い上げることで腰を痛めるし、練習成果が再現できているのか見分けが困難でパートナーも本番中は判定できないので確定が困難という課題がある。
【解決手段】ボールにひとみ大の円マーク2があり、それを上にセットし、上の左目から対称のど真ん中に見えたとき、左目真下にボール位置があると判断できる。簡単なので負荷なくアドレスでき、18ホールを通してルーティン化できる。
【選択図】
図4