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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-01
(45)【発行日】2024-08-09
(54)【発明の名称】ダウンライト
(51)【国際特許分類】
   F21V 33/00 20060101AFI20240802BHJP
   F21S 8/02 20060101ALI20240802BHJP
   A61L 9/00 20060101ALI20240802BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240802BHJP
【FI】
F21V33/00 400
F21S8/02 400
F21V33/00 450
A61L9/00 C
F21Y115:10
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2023563475
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(86)【国際出願番号】 JP2021043611
(87)【国際公開番号】W WO2023095327
(87)【国際公開日】2023-06-01
【審査請求日】2023-12-01
(73)【特許権者】
【識別番号】518199621
【氏名又は名称】カルテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(72)【発明者】
【氏名】染井 潤一
【審査官】谷口 東虎
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第210345192(CN,U)
【文献】特開2011-086621(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 33/00
F21S 8/02
A61L 9/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井埋め込み型のダウンライトであって、
下方を照らすための第1のライトと、
天井面よりも低い位置に形成される吸い込み口と、
前記天井面よりも低い位置に形成される吐き出し口と、
前記天井面よりも高い位置に配置され、前記吸い込み口から空気を吸い込んで、前記吐き出し口から前記空気を吐き出すためのファンと、
前記天井面よりも高い位置に配置され、前記吸い込み口からの空気を除菌するための光触媒と、
前記天井面よりも高い位置に配置され、前記光触媒に光を当てるための第2のライトと、を備え
前記天井埋め込み型ダウンライトの下端部は、前記天井面の開口部よりも外側まで延設され、前記延設部分の上面に、前記天井面と向かい合うように、前記吸い込み口が形成される、天井埋め込み型のダウンライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダウンライトの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、空気の脱臭や除菌を行うことができる照明装置が知られている。たとえば、特開2016-048683号公報(特許文献1)には、空気清浄化装置、該空気清浄化装置を用いた空気清浄化方法、及び空気清浄化システムが開示されている。特許文献1によると、照明光源が取り付けられる筐体の壁面に吸/排気口を設け、筐体内に、吸/排気口を通じて筐体内外に強制空流を発生させ、これにより照明光源から生じた熱を筐体外部に排熱させるファンを設け、さらに、筐体内の強制空流aの流通路途中に、空気清浄手段として、流通路に臨む光触媒と該光触媒に紫外線を含む光を照射するUV光源とを設けた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-048683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、照明の裏側のスペースを有効に活用しながら室内の空気を除菌したり脱臭したりすることが可能な照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に従うと、天井埋め込み型ダウンライトが提供される。当該ダウンライトは、下方を照らすための第1のライトと、天井面よりも低い位置に形成される吸い込み口と、天井面よりも低い位置に形成される吐き出し口と、天井面よりも高い位置に配置され、吸い込み口から空気を吸い込んで、吐き出し口から空気を吐き出すためのファンと、天井面よりも高い位置に配置され、吸い込み口からの空気を除菌するための光触媒と、天井面よりも高い位置に配置され、光触媒に光を当てるための第2のライトと、を備える。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、照明の裏側のスペースを有効に活用しながら室内の空気を除菌したり脱臭したりすることが可能な照明装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1の実施の形態にかかるダウンライトの外観を示す上方斜視図である。
図2】第1の実施の形態にかかるダウンライトの外観を示す下方斜視図である。
図3】第1の実施の形態にかかるダウンライトの平面図である。
図4】第1の実施の形態にかかるダウンライトを天井の開口部に埋め込んだ状態における図3のA-A矢視断面図である。
図5】第1の実施の形態にかかるダウンライトの主要な構成を示す上斜視図である。
図6】第1の実施の形態にかかる光触媒ユニットを示す斜視図である。
図7】第1の実施の形態にかかる光触媒ユニットの分解図である。
図8】第1の実施の形態にかかる上カバーを取り外した状態のダウンライトを示す上方斜視図である。
図9】第1の実施の形態にかかる光触媒ユニットを引き出した状態のダウンライトを示す上方斜視図である。
図10】第1の実施の形態にかかるダウンライトの主要な制御構成を示すブロック図である。
図11】第4の実施の形態にかかる第1のダウンライトを示す正面断面図である。
図12】第4の実施の形態にかかる第2のダウンライトを示す正面断面図である。
図13】第4の実施の形態にかかる第3のダウンライトを示す正面断面図である。
図14】第5の実施の形態にかかるダウンライトを示す正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態として、ダウンライト100について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また以下では、ダウンライト100の説明においても、ダウンライト100の外観の説明においても、ダウンライト100の内部の構成の説明においても、図1に示すようにダウンライト100の照明本体120が下方に向けられた状態における方向、すなわち前方・後方・左方・右方・上方・下方など、を用いて説明を行う。
[第1の実施の形態]
<ダウンライト100の外観の構成>
【0009】
まず、本実施の形態にかかるダウンライト100の外観の構成について説明する。図1から図3を参照して、本実施の形態にかかるダウンライト100は、主に、上部の円筒形状の部分と、下部の円盤形状の部分とから構成されている。本実施の形態においては、上部の円筒の半径よりも、下部の円盤の半径の方が大きく構成されている。本実施の形態においては、ダウンライト100は、全体的に、ハット形状に構成される。
【0010】
上部の円筒形状の部分は、上カバー111によって覆われる。上カバー111は、部屋や廊下の天井に埋め込まれる。すなわち部屋や廊下いる人から上カバー111はほとんど見えない。
【0011】
下部の円盤形状の部分は、下カバー112によって覆われる。下カバー112は、天井面よりも低い位置にある。下カバー112の周囲の上面には、吸い込み口101が設けられる。下カバー112の下面の中央部には、吐き出し口102が設けられる。吐き出し口102のさらに中心部には人感センサ160が設けられる。吐き出し口102の周囲には、部屋や廊下を照らすための第1のライト120が設けられる。
【0012】
本実施の形態にかかるダウンライト100に関しては、下カバー112の外周部分から吸い込まれた空気が、上カバー111の内部の外側を上昇し、上カバー111の内部で除菌脱臭され、下カバー112の中央部から下方に向けて吐き出される。
【0013】
本実施の形態にかかるダウンライト100に関しては、さきに上カバー111が天井に埋め込まれた状態で下カバー112や図5に示す内部構造100Cなどが上カバー111に固定される。なお、以下では、ダウンライト100全体のうちの、上カバー111の内側に収容される部品の集合を内部構造100Cともいう。
【0014】
あるいは、上カバー111が下カバー112や内部構造100Cに固定された状態で、上カバー111の部分が天井に埋め込まれてもよい。その後、メンテナンス時などにおいて、ユーザは、上カバー111が天井に固定された状態で、スイッチ155を押して上カバー111と下カバー112との固定を解除して、上カバー111からダウンライト100の内部構造100Cを抜き出すことができる。
<ダウンライト100の内部の構成>
【0015】
次に、図4および図5を参照して、本実施の形態にかかるダウンライト100の内部の構成について説明する。なお、図4は、ダウンライト100の上部が天井200の開口部201に埋め込まれた状態における、図3のA-A断面図であって、ダウンライト100の前後中央部における正面断面図を示す。図5は、ダウンライト100の主要な内部構造を示す上方斜視図である。
【0016】
まず、本実施の形態にかかるダウンライト100の下部には、下カバー112や、第1のライト120が設けられる。下カバー112の上面の外周部の上面には、すなわち上カバー111よりも外側の部分の上面には、吸い込み口101が形成される。吸い込み口101には、吸い込みフィルタ115が取り付けられる。後述するファン150が駆動されると上カバー111の内部が負圧となり、吸い込みフィルタ115を通って外部の空気が下カバー112の内部に向けて吸い込まれる。
【0017】
下カバー112の下面の中心には、人感センサ160が設けられる。下カバー112の中央部、すなわち人感センサ160の周囲には、吐き出し口102が設けられる。後述する光触媒によって除菌および脱臭された空気が、ファン150によって吐き出し口102から下方へと吐き出される。吐き出し口102の周囲には、第1のライト120が配置される。換言すれば、下カバー112の下面には、第1のライト120が設けられて、第1のライト120の内側に吐き出し口102が形成される。
【0018】
第1のライト120は、吐き出し口102の周囲に設けられる複数のLED121,121・・・と、当該LED121,121・・・の下方をカバーする透明または半透明の、底面視において円形状またはドーナツ形状の、カバー122とを含む。
【0019】
本実施の形態にかかるダウンライト100の上部および中部は、主な構成部品として、上方から順に、電源コネクタ118、第2のライト140、光触媒ユニット130、ファン150などを含む。そして、第2のライト140、光触媒ユニット130、ファン150、第1のライト120の上部などはその側方を内側カバー113によってカバーされる。本実施の形態においては、内側カバー113のさらに外側が上カバー111によってカバーされる。
【0020】
第2のライト140は、基盤141の下面に複数のLEDライト142,142・・・が取り付けられる。複数のLEDライト142,142・・・は、下方に配置される光触媒ユニット130に光を当てる。
【0021】
光触媒ユニット130に関しては、図6および図7に示すように、光触媒本体131が側面カバー132の内側に取り付けられる。側面カバー132には、把持部材133が取り付けられる。把持部材133は、側面カバー132に取り付けられるための周囲フレーム133Aと、ユーザが指で挟んで把持するための挟持フレーム133Bとを含む。
【0022】
光触媒本体131は、表面積を増やすために、上下方向に貫通する穴が多数形成されており、上方から下方に向けて空気が通過できるように構成されている。光触媒本体131は、上下方向に数mm~数cm程度の厚みがあることが好ましいが、メッシュ状の薄いシートなどであってもよい。
【0023】
図4から図5に戻って、光触媒ユニット130の下方には、ファン150が設けられる。本実施の形態においては、ファン150はプロペラファンである。ファン150は、モータとプロペラとを含み、モータが回転することによってプロペラが空気を上方から下方へと流れさせる。より詳細には、光触媒本体131の上方の空気が、光触媒本体131の多数の穴を通って、ファン150を通って、第1のライト120の内側の空間、すなわち人感センサ160の周囲の空間へと流れていく。
【0024】
本実施の形態にかかるダウンライト100に関しては、このように構成されるため、ファン150が駆動されると、ファン150の上部空間に生まれる負圧によって、下カバー112の周囲の空気が吸い込みフィルタ115を通って、下カバー112内へと吸い込まれてくる。当該空気は、ファン150と光触媒ユニット130の側面を覆う流路カバー114と内側カバー113の間の空間、すなわち、ファン150と光触媒ユニット130の外側かつ内側カバー113の内側の空間を通って上方へと流れてくる。当該空気は、ファン150の負圧によって、第2のライト140の下方へと流れ込んで、光触媒ユニット130の内部を下方へ流れる。そして、当該空気は、ファン150の内部を下方へ流れて、第1のライト120の内側の空間、すなわち人感センサ160の周囲の空間を通って、ダウンライト100の下方へと吐き出される。
【0025】
本実施の形態においては、上カバー111の外側に、外方向に向けて付勢された板バネ117,117が設けられている。板バネ117,117は正面視においてV形状に形成される。これによって、図4に示すように、板バネ117,117の付勢力に抗して上カバー111を、天井200の開口部201に押し込むことによって、ダウンライト100を天井200に埋め込んで固定することができる。
【0026】
ダウンライト100を天井200に埋め込んだ状態においては、上カバー111、第2のライト140、光触媒ユニット130、ファン150などが、天井面202よりも高い位置に位置することが好ましい。ファン150の下端部は、天井面202よりも低い位置に達してもよい。一方、この状態において、下カバー112、第1のライト120、吸い込み口101、吐き出し口102は、天井面202よりも低い位置に位置することが好ましい。
【0027】
より詳細には、図1から図5に示すように、本実施の形態においては、下カバー112の周囲が上カバー111よりも水平方向の外側に突出した形状を有している。そして、当該突出部112Xの上面に吸い込み口101が形成される。すなわち、吸い込み口101が、開口部201の周囲の天井面202と向き合うように構成されている。これによって、本実施の形態にかかるダウンライト100は、天井200の付近の空気を吸い込んで除菌することができる。換言すれば、天井200近傍の空気を滞留させることなく、部屋の中の空気をスムーズに対流させながら、部屋の中の空気全体を除菌したり脱臭したりすることができるものである。
<光触媒ユニット130の取り外し構成>
【0028】
また、本実施の形態にかかるダウンライト100、換言すればダウンライト100のうちの上カバー111の内部構造100Cに関しては、図8および図9に示すように、光触媒ユニット130が内側カバー113から着脱自在に構成されている。より詳細には、ユーザは、図8に示すように、天井200に埋め込まれた上カバー111から、内側カバー113や下カバー112などのダウンライト100の内部構造100Cを下方へ抜き出す。次に、図9に示すように、ユーザは、光触媒ユニット130の挟持フレーム133Bをつまんで、光触媒ユニット130を内側カバー113から取り外す。これによって、ユーザは、片手で光触媒ユニット130の挟持フレーム133Bをつまんだままで、光触媒本体131を水道水などで洗うことができる。
<ダウンライト100の制御構成>
【0029】
また、図10に示すように、本実施の形態にかかるダウンライト100は、制御部170が、人感センサ160の検知結果に基づいて、第1のライト120や、第2のライト140や、ファン150などを制御する。たとえは、制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合において、人感センサ160が人を検知すると、第1のライト120や、第2のライト140や、ファン150をONする。制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合において、人感センサ160が人を検知しない状態が所定の時間、たとえば10分など、継続すると、第1のライト120や、第2のライト140や、ファン150をOFFする。
[第2の実施の形態]
【0030】
第1のライト120や、第2のライト140や、ファン150の制御構成は、上記の実施の形態のものには限られない。たとえば、制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合は、常に、第1のライト120をONして、人感センサ160が人を検知した場合に、第2のライト140や、ファン150をONする。制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合において、人感センサ160が人を検知しない状態が所定の時間、たとえば10分など、継続すると、第2のライト140や、ファン150をOFFして、第1のライト120はONのままにする。
【0031】
あるいは、制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合は、第2のライト140や、ファン150をONして、人感センサ160が人を検知した場合に、第1のライト120をONする。制御部170は、部屋の照明のスイッチがONになっている場合において、人感センサ160が人を検知しない状態が所定の時間、たとえば10分など、継続すると、第1のライト120をOFFして、第2のライト140や、ファン150をONのままにする。
[第3の実施の形態]
【0032】
上記の実施の形態においては、下カバー112の下面の中心部に人感センサ160を配置するものであった。しかしながら、人感センサ160は、別の位置にあってもよいし、人感センサ160が搭載されなくてもよい。
[第4の実施の形態]
【0033】
上記の実施の形態においては、下カバー112の外周の突出部112Xの上面に吸い込み口101を形成するものであった。しかしながら、このような形態には限られない。
【0034】
たとえば、図11に示すように、第1のライト120よりも内側に吐き出し口102を形成しつつ、第1のライト120よりも外側に、下方に向けた吸い込み口101を形成してもよい。
【0035】
あるいは、図12に示すように、第1のライト120の外側に吐き出し口102を形成しつつ、それよりも外側に、下方に向けた吸い込み口101を形成してもよい。
【0036】
あるいは、図13に示すように、第1のライト120の第1の方向側に吐き出し口102を形成しつつ、別の第2の方向側に、下方に向けた吸い込み口101を形成したりしてもよい。
【0037】
すなわち、より詳細には、ダウンライト100を天井200に埋め込んだ状態において、上カバー111、第2のライト140、光触媒ユニット130、ファン150などが、天井面202よりも高い位置に位置し、下カバー112、第1のライト120、吸い込み口101、吐き出し口102が、天井面202よりも低い位置に位置するように構成することによって、第1のライト120の裏、すなわち天井200の内部スペースを有効に活用しながら室内の空気を除菌したり脱臭したりすることが可能になる。
[第5の実施の形態]
【0038】
上記の実施の形態においては、下カバー112の外周部分から吸い込まれた空気が、内側カバー113の内側部分を上昇し、上部で折り返した後、流路カバー114の内側部分で除菌脱臭され、下カバー112の中央部から下方に向けて吐き出されるものであった。しかしながら、空気の流れは逆向きでもよい。すなわち、図14に示すように、下カバー112の中央部から吸い込まれた空気が、流路カバー114の内側部分を上昇しながら光触媒ユニット130で除菌脱臭され、上部で折り返した後、流路カバー114の外側部分を下降して、下カバー112の外周部分から外側に向けて吐き出されてもよい。
[まとめ]
【0039】
上記の実施の形態においては、天井埋め込み型ダウンライトが提供される。当該ダウンライトは、下方を照らすための第1のライトと、天井面よりも低い位置に形成される吸い込み口と、天井面よりも低い位置に形成される吐き出し口と、天井面よりも高い位置に配置され、吸い込み口から空気を吸い込んで、吐き出し口から空気を吐き出すためのファンと、天井面よりも高い位置に配置され、吸い込み口からの空気を除菌するための光触媒と、天井面よりも高い位置に配置され、光触媒に光を当てるための第2のライトと、を備える。
【0040】
好ましくは、天井埋め込み型ダウンライトの下端部は、天井面の開口部よりも外側まで延設され、延設部分の上面に吸い込み口が形成される。
【0041】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0042】
100 :ダウンライト
100C :内部構造
101 :吸い込み口
102 :出し口
111 :上カバー
112 :下カバー
112X :突出部
113 :内側カバー
114 :流路カバー
115 :吸い込みフィルタ
117 :板バネ
118 :電源コネクタ
120 :第1のライト
121 :LED
122 :カバー
130 :光触媒ユニット
131 :光触媒本体
132 :側面カバー
133 :把持部材
133A :周囲フレーム
133B :挟持フレーム
140 :第2のライト
141 :基盤
142 :LEDライト
150 :ファン
155 :スイッチ
160 :人感センサ
170 :制御部
200 :天井
201 :開口部
202 :天井面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13
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