(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-01
(45)【発行日】2024-08-09
(54)【発明の名称】マイクロ波プラズマ流動層反応装置
(51)【国際特許分類】
B09B 3/40 20220101AFI20240802BHJP
B01J 8/42 20060101ALI20240802BHJP
B01J 19/08 20060101ALI20240802BHJP
H05H 1/46 20060101ALI20240802BHJP
【FI】
B09B3/40 ZAB
B01J8/42
B01J19/08 E
H05H1/46 B
(21)【出願番号】P 2020084174
(22)【出願日】2020-05-13
【審査請求日】2023-03-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000116666
【氏名又は名称】愛知電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504145342
【氏名又は名称】国立大学法人九州大学
(72)【発明者】
【氏名】田中 良
(72)【発明者】
【氏名】山本 剛
【審査官】岡田 三恵
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-015380(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第102120166(CN,A)
【文献】特開昭55-068506(JP,A)
【文献】特開2004-245551(JP,A)
【文献】特開2004-322010(JP,A)
【文献】特開2011-110446(JP,A)
【文献】特開平10-038239(JP,A)
【文献】特開平02-111612(JP,A)
【文献】米国特許第05372799(US,A)
【文献】特開2006-185757(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B09B 3/40
B01J 8/42
B01J 19/08
H05H 1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
大気圧より減圧した反応管内に空気を供給して有機廃棄物(
固体)と流動媒体(
固体)を流動させつつ、前記反応管内に供給した空気にマイクロ波を照射することでこれを電離してプラズマ化し、当該プラズマによって流動状態の有機廃棄物(
固体)をプラズマ支援燃焼によって分解処理する
マイクロ波プラズマ流動層反応装置において、前記流動媒体の粒度を100~1000[μm]に調節し、かつ、前記有機廃棄物(固体)の粒度を流動媒体の粒度の1.1から1.5倍に調節することを特徴とするマイクロ波プラズマ流動層反応装置。
【請求項2】
大気圧より減圧した反応管内に空気を供給して有機廃棄物(固体)と流動媒体(固体)を流動させつつ、前記反応管内に供給した空気にマイクロ波を照射することでこれを電離してプラズマ化し、当該プラズマによって流動状態の有機廃棄物(固体)をプラズマ支援燃焼によって分解処理するマイクロ波プラズマ流動層反応装置において、前記有機廃棄物(固体)の供給量の重量を、常に、前記流動媒体の重量と同程度の重量となるように維持するようにしたことを特徴とするマイクロ波プラズマ流動層反応装置。
【請求項3】
前記有機廃棄物(固体)と流動媒体は、多数の細孔を形成した平板部と、該平板部から上方へ向かって拡開する逆円錐状部からなる分散板上において、当該分散板下方から上方へ向けて供給する空気によって、前記反応管内で流動させることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のマイクロ波プラズマ流動層反応装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマ支援燃焼による有機廃棄物(固体)の分解処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から液体の有機廃棄物(以下、有機廃液という)をプラズマによって分解処理する技術は知られている。例えば、特開2011-110446には、反応ガスとして供給する窒素又はアルゴンをマイクロ波によって電離して非平衡プラズマ化し、当該プラズマによって有機廃液を分解処理する方法が開示されている。
【0003】
一方、固体の有機廃棄物をプラズマによって処理する方法としては、下記特許文献1に、流動層炉によって合成樹脂類の廃棄物をプラズマ処理する技術が開示されている。ここで、流動層とは、上向きに流体を噴出させることによって、固体粒子を流体中に浮遊させて形成した層をいう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【0005】
上記特許文献1記載の技術によれば、炉容器の内部下方に流動化ガスの流れを整流する整流板を備え、該整流板上に合成樹脂類の廃棄物(以下、被処理物という)を供給する。そして、当該整流板の下方から流動化ガスを導入することによって、被処理物の重力と流動化ガスの抗力によって被処理物を浮遊させる。
【0006】
炉容器の外側に配された高周波誘導コイルへ高周波電流を通電し、炉容器内に電磁誘導により高周波電界を発生させ、この電界によって炉容器内に供給した反応ガスを電離してプラズマを発生させる。
【0007】
また、炉容器内にはシースガスも供給されており、当該シースガスによって炉容器内に発生したプラズマから炉容器の低損失耐熱壁を保護している。
【0008】
このように構成された特許文献1記載の流動層炉は、炉容器内に流動層を形成した被処理物が、炉容器内に発生したプラズマに直接接触することによって反応し、燃焼処理等される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
然るに、前記特許文献1記載の流動層炉は、炉容器の外側にこれと同軸状に配された高周波誘導コイルに高周波電流を流して炉容器内にプラズマを発生させる構造であるため、装置が大型化するとともに高額となる問題がある。
【0010】
また、被処理物の粒度に関する記載はないが、被処理物の粒度が最適化されていない場合、流動層が形成しにくくなる問題もある。
【0011】
そこで、本発明は、固体の有機廃棄物をマイクロ波プラズマによるプラズマ支援燃焼によって分解処理することによって、装置を小型かつ安価に構成できるとともに、当該有機廃棄物の粒度を最適化することで、該有機廃棄物の流動性を確保し、効率よく分解処理することのできる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1記載のマイクロ波プラズマ流動層反応装置は、大気圧より減圧した反応管内に空気を供給して有機廃棄物(固体)と流動媒体(固体)を流動させつつ、前記反応管内に供給した空気にマイクロ波を照射することでこれを電離してプラズマ化し、当該プラズマによって流動状態の有機廃棄物(固体)をプラズマ支援燃焼によって分解処理するマイクロ波プラズマ流動層反応装置において、前記流動媒体の粒度を100~1000[μm]に調節し、かつ、前記有機廃棄物(固体)の粒度を流動媒体の粒度の1.1から1.5倍に調節することに特徴を有する。
【0013】
請求項2記載のマイクロ波プラズマ流動層反応装置は、大気圧より減圧した反応管内に空気を供給して有機廃棄物(固体)と流動媒体(固体)を流動させつつ、前記反応管内に供給した空気にマイクロ波を照射することでこれを電離してプラズマ化し、当該プラズマによって流動状態の有機廃棄物(固体)をプラズマ支援燃焼によって分解処理するマイクロ波プラズマ流動層反応装置において、前記有機廃棄物(固体)の供給量の重量を、常に、前記流動媒体の重量と同程度の重量となるように維持するようにしたことに特徴を有する。
【0014】
請求項3記載のマイクロ波プラズマ流動層反応装置は、請求項1又は請求項2の何れかに記載の有機廃棄物(固体)と流動媒体は、多数の細孔を形成した平板部と、該平板部から上方へ向かって拡開する逆円錐状部からなる分散板上において、当該分散板下方から上方へ向けて供給する空気によって、前記反応管内で流動させることに特徴を有する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の発明によれば、流動媒体の大きさを100~1000[μm]に調節し、かつ、有機廃棄物(固体)の粒度を流動媒体の粒度の1.1から1.5倍に調節したので、流動媒体による有機廃棄物(固体)の流動性を阻害することなく、また、流動媒体が反応管の内側面に付着することを防止できるので、マイクロ波が流動媒体によって遮断されることを防止できる。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、有機廃棄物(固体)の供給量の重量を、常に、流動媒体の重量と同程度となるように維持することにより、有機廃棄物(固体)と流動媒体を分離せずに均一化した状態で流動させることが可能となる。つまり、流動層の形成が容易となる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、多数の細孔を形成した平板部と逆円錐部から分散板が構成されているので、分散板上の有機廃棄物(固体)が、流動媒体によって平板部から上方へ浮き上がり、その後反応管の内側面に沿って落下するので、有機廃棄物(固体)の流動を活性化しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明のマイクロ波流動層反応装置を示す全体構成図である。
【
図2】前記マイクロ波流動層反応装置の分散板上に流動媒体を準備した状態を示す要部拡大縦断面図である。
【
図3】前記マイクロ波流動層反応装置の分散板上に有機廃棄物(
固体)を供給する状態を示す要部拡大縦断面図である。
【
図4】前記マイクロ波流動層反応装置の反応部において、有機廃棄物(固体)の流動層を形成した状態を説明する要部拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について
図1乃至
図4を用いて説明する。
図1は本発明のマイクロ波流動層反応装置Aの全体構成を示すものである。
図1に示すようにマイクロ波流動層反応装置Aは、マイクロ波発生装置1と、マイクロ波導波管2、固体の有機廃棄物(以下、被処理物という)を供給する被処理物供給部3、空気供給部4、プラズマ反応部5、真空ポンプ6、および、圧力計7によって概略構成されている。
【0022】
前記マイクロ波導波管2には、マイクロ波発生装置1から発振されたマイクロ波が反射して当該発生装置1内に入ることを防止すべく、反射したマイクロ波を吸収するアイソレータ8と、マイクロ波を共振させ、プラズマの発生位置に焦点を合わせるチューナ9が具備されている。
【0023】
また、場合によっては、マイクロ波導波管2上にパワーモニタを設けて、マイクロ波の入射電力を検出しその強度を調べるように構成しても良い。
【0024】
10はプラズマ反応部5におけるプラズマの発生状況を目視するために設けた観察窓であり、プラズマ反応部5内に設置された透明の石英管(以下、プラズマ反応管という)11を介して、
図2に示す反応部Xの状況を確認することができる。
【0025】
図2に示す反応部Xは、プラズマ反応管11内のマイクロ波導波管2と直交する位置に発生する。プラズマ反応管11には、前述したとおり被処理物供給部3の被処理物供給管3aが側方から内部に挿入されており、その挿入位置に分散板12が取り付けられている。
【0026】
分散板12は被処理物供給管3a下に位置する平板部12aと平板部12aから上方へ向かって拡開する逆円錐状部12bから構成されており、例えば、逆円錐状部12bの上端縁部をプラズマ反応管11内側面に固定することによって取り付けられている。
【0027】
分散板12の平板部12aには、
図1に示す空気供給部4から空気供給管4aを通して供給される空気が通流する微細な通気孔13が複数形成されている。
【0028】
次に、上記の如く構成されたマイクロ波プラズマ流動層反応装置Aを用いて被処理物を分解処理する方法について説明する。前記被処理物としては固体有機廃棄物を想定している。
【0029】
当該被処理物の分解処理に当たっては、まず、
図2に示すように、分散板12上に固体の流動媒体14を載せておく。流動媒体14としては、珪砂等の砂が好適であり、本発明においてはその粒度が100~1000[μm]に調節されている。なお、流動媒体14の粒度はプラズマ反応管11の大きさに関係しない。
【0030】
分散板12の平板部12aに形成された通気孔13は流動媒体14より微細であるので、分散板12上に準備された流動媒体14が当該通気孔13を通って分散板12下に落下することはない。
【0031】
つづいて、
図1に示す真空ポンプ6を起動してプラズマ反応管11内を所定の圧力(例えば、1.5kPa)に減圧・固定する。
【0032】
反応管11内を減圧したら、
図1に示す空気供給部4から、空気供給管4aを通して空気を供給する。供給された空気は
図2に示す分散板12の下方から、その平板部12aに設けた通気孔13に流れ込み、当該通気孔13から分散板12の上方へ吹き抜ける。
【0033】
すると、分散板12上の流動媒体14が通気孔13を通り抜けた空気によって浮き上がり、分散板12上で流動する。流動する高さは、
図2に示すプラズマ反応管11内の反応部Xに至る。
【0034】
反応部Xで流動媒体14が流動したら、
図1に示す被処理物供給部3から供給管3aを通して被処理物15をプラズマ反応管11内に供給する。なお、被処理物15の供給量は、その重量が流動媒体14の重量とほぼ等しくなる量とし、被処理物15の粒度は流動媒体14の1.1~1.5倍程度の粒度に調整される。
【0035】
プラズマ反応管11内に供給された被処理物15は、分散板12を通して流れる空気の上昇流に乗って、流動媒体14とともにプラズマ反応管11の反応部Xまで浮遊し、ともに当該反応部Xに流動層を形成する。
【0036】
具体的には、分散板12の平板部12aが分散板12の中央部に存在することにより、流動媒体14と被処理物15は、平板部12a上から空気の上昇流に乗って浮き上がり、反応部Xに達した後は、プラズマ反応管5の内側面付近へ移動する。
【0037】
プラズマ反応管5の内側面付近は平板部12aの真上にないことから空気の上昇流が存在せず、内側面付近に移動した流動媒体14と被処理物15はその自重によってプラズマ反応管5の内側面に沿って下降する。
【0038】
下降した後は、分散板12の逆円錐状部12bの上端縁部から逆円錐状部12bに沿って滑り落ち、平板部12aに達すると再び通気孔13を通過する空気の上昇流に乗って反応部Xまで吹き上げられ、以降、同様の動作を繰り返す。この状態を
図3に破線矢印にて示す。
【0039】
このようにして形成される流動媒体14と被処理物15による流動層では、流動媒体14の粒度が100~1000[μm]に調節してあるので、流動媒体14と被処理物15による流動層の形成を阻害することがなく、また、流動媒体14がプラズマ反応管5の内側面に付着することを確実に防止することができる。
【0040】
また、被処理物15の重量を流動媒体の重量と同程度とし、かつ、被処理物15の粒度を流動媒体14の粒度の1.1~1.5倍に調節している。つまり、被処理物が分解されても被処理物を連続的に投入することにより、常に流動媒体の重量と同程度に維持する。これにより、被処理物15と流動媒体14が分離せずに均一化した状態で流動させることが可能となる。粒度の調整は、流動層の形成を容易にする。
【0041】
被処理物15と流動媒体14にて反応管Xに流動層を形成したら、
図1に示すマイクロ波発生装置1によって生成したマイクロ波を所定の出力(例えば、670kW)で発振する。
【0042】
発振されたマイクロ波は導波管2を通ってアイソレータ8によって吸収されることでマイクロ波発生装置1を保護するとともに、チューナ9によって共振された後、
図4に示すプラズマ反応管11内に入射する。
【0043】
このとき、前述したとおり流動媒体14はプラズマ反応管11の内側面に付着しないので、マイクロ波が当該反応管11内に入射することが阻害(遮断)されることはない。
【0044】
プラズマ反応管11内では、マイクロ波の焦点がチューナ9によって反応部Xに合わせられる。チューナ9としては、自動で焦点を合わせることが可能なスタブチューナが知られているが、本発明のように反応部Xに流動媒体14と被処理物15による流動層が形成されている状態では、焦点を自動的に反応部Xに合わせられない可能性がある。
【0045】
そのような場合は、自動焦点調節機能を有するスタブチューナではなく、手動式のチューナを用いて確実に反応部Xにマイクロ波の焦点が合うように調節すると良い。
【0046】
反応部Xにマイクロ波の焦点を合わせて入射させると、反応管11内において流動媒体14と被処理物15を流動させている空気(酸素や窒素)がマイクロ波によって電離しプラズマ化する。
【0047】
このとき発生するプラズマはマイクロ波プラズマである。マイクロ波プラズマはコロナ放電と比較して広範囲で安定した放電である。アーク放電と比較しても低エネルギーで生じさせることができる。また、パルス放電と比較しても発生するプラズマが大きく、生成時間も長いといった利点を有する。
【0048】
反応部Xにマイクロ波プラズマが発生すると、流動層を形成する被処理物15はプラズマ支援燃焼によって分解させる。このとき、被処理物15は流動しているので反応部Xでの滞在時間が長く、確実に分解することが可能となる。
【0049】
分解された被処理物15は二酸化炭素、一酸化炭素、水素、その他炭化水素に分解(ガス化)され、酸素と結合した後、
図1に示す排気管6a,6bを介して無害化したガスとして外部(例えば大気中)に自動的に排出される。
【0050】
このように、本発明のマイクロ波プラズマ流動層反応装置によれば、大型かつ高額な装置を用いることなく、固体の有機廃棄物をプラズマ支援燃焼によって効率的に分解処理することができる。プラズマ支援燃焼は、熱平衡プラズマ支援燃焼でも非平衡プラズマ支援燃焼でも良い。
【0051】
また、被処理物の供給量や粒度を最適化することによって、流動層の形成が容易となる。
【0052】
なお、本発明の被処理物供給部3を、例えば、焼却炉の排ガス排出部に接続して、プラズマ供給管11内に連続的に飛灰(フライアッシュ)等の有機廃棄物を供給することにより、マイクロ波プラズマによる分解処理を連続して行うように構成することもできる。その場合、プラズマ反応器11内が減圧されている関係上、被処理物供給部3内の減圧が必要になる。
【0053】
さらに、前述の実施例では、流動媒体14を浮遊させてから被処理物15をプラズマ反応管11内に供給して、流動媒体14とともに流動層を形成し、その後、マイクロ波を照射してプラズマにより分解処理する手順について説明したが、本発明はこの手順に限定するものではなく、プラズマ反応管11内に流動媒体14と被処理物15をともに供給してからこれらを浮遊させて流動層を形成し、プラズマで分解処理する手順など、反応部Xに流動層を形成し、マイクロ波によるプラズマで被処理物15を分解できれば、その手順はいかように変更しても成立することは当然である。
【0054】
また、前述したプラズマ反応管11内の圧力やマイクロ波の出力は一例を示したものであり、当該値に限定するものではなく、プラズマによって被処理物15を効率的に分解できる圧力や出力を適宜選択すればよい。
【0055】
以上説明したように、本発明のマイクロ波プラズマ流動層反応装置によれば、反応部において被処理物と流動媒体が分離せずに均一化した状態で流動させながら、低エネルギーで安定したマイクロ波プラズマによって被処理物をガス化するまで確実に分解することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
有機廃棄物(固体)の分解に利用可能である。
【符号の説明】
【0057】
1 マイクロ波発生装置
2 マイクロ波導波管
3 被処理物供給部
3a 被処理物供給管
4 空気供給部
4a 空気供給管
5 プラズマ反応部
6 真空ポンプ
6a,6b 排気管
7 圧力計
8 アイソレータ
9 チューナ
10 観察窓
11 プラズマ反応管
12 分散板
12a 平板部
12b 逆円錐状部
13 通気孔
14 流動媒体
15 被処理物(固体の有機廃棄物)
A マイクロ波流動層反応装置
X 反応部