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特許7531528フレーム内に基材を保持するためのシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-01
(45)【発行日】2024-08-09
(54)【発明の名称】フレーム内に基材を保持するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   A47G 1/06 20060101AFI20240802BHJP
   F16M 11/04 20060101ALI20240802BHJP
   F16M 13/02 20060101ALI20240802BHJP
【FI】
A47G1/06 E
F16M11/04 L
F16M13/02 D
A47G1/06 B
A47G1/06 F
【請求項の数】 35
(21)【出願番号】P 2021574180
(86)(22)【出願日】2020-06-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-26
(86)【国際出願番号】 US2020037895
(87)【国際公開番号】W WO2020257172
(87)【国際公開日】2020-12-24
【審査請求日】2023-06-16
(31)【優先権主張番号】62/863,370
(32)【優先日】2019-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519222276
【氏名又は名称】トレーサー イメージング エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スピロ,スティーブン エム.
(72)【発明者】
【氏名】ケリー,リャン
(72)【発明者】
【氏名】ダウド,ポール
【審査官】村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/196480(WO,A1)
【文献】特表平03-501699(JP,A)
【文献】特開2018-103582(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 1/06
F16M 11/04
F16M 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームアセンブリであって、
フレームベースであって、前記フレームベースのコーナの隣接する側壁間に形成された第1のスリットを備えた複数の一体型側壁と、前記複数の側壁から内向きに離間された内部チャネルを有する、前記フレームベースの後部面と、を含み、前記複数の側壁の各々が、その中に形成された少なくとも1つの係止開口部を有する、フレームベースと、
前記フレームベースの前記複数の側壁内に受容されるように構成された複数の側壁を含む後部パネルであって、第2のスリットが、前記後部パネルの隣接する側壁の間に形成されており、前記後部パネルの各側壁の外部表面に沿って、少なくとも1つの係止タブがあり、前記少なくとも1つの係止タブは、前記後部パネルが前記フレームベースに挿入されたときに、前記フレームベースの1つの対応する係止開口部内に受容され、それにより、前記フレームベースの前面全体にキャンバス基材を保持するために、前記後部パネルを前記フレームベースにスナップフィット方式で結合し、前記キャンバス基材が前記少なくとも1つの係止タブと、前記1つの対応する係止開口部との間に捕捉されることを可能にするように構成されている、後部パネルと、を備える、フレームアセンブリ。
【請求項2】
前記後部パネルが、中央壁を含み、前記中央壁が、前記中央壁の後部面に沿って形成された複数の引掛け開口部を有する、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項3】
各引掛け開口部が、支持表面に沿って前記フレームアセンブリを引っ掛けるための釘を含む留め具および吸盤のヘッドを受容するように構成されている、請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項4】
前記フレームベースが、中央壁と、互いに離間し、前記側壁と前記中央壁との間に接続された複数の弓形コネクタと、を含み、前記複数の弓形コネクタが、前記内部チャネルを画定し、前記弓形コネクタが、前記側壁に形成された係止開口部間に形成されている、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項5】
各弓形コネクタが、U字形を有し、前記キャンバス基材を受容するように構成されている、請求項4に記載のフレームアセンブリ。
【請求項6】
前記後部パネルの各側壁が、少なくとも2つの係止タブを含み、前記フレームベースの各側壁が、少なくとも2つの係止開口部を含み、前記少なくとも2つの係止タブが、前記少なくとも2つの係止開口部内にスナップフィットして受容されている、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項7】
前記フレームベースおよび前記後部パネルの各々が、プラスチック材料で形成された射出成形部品を備える、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項8】
前記フレームベースおよび後部パネルが、前記フレームベースへの前記後部パネルの挿入および係止が、前記フレームベースの前記前面の上でぴんと張られた状態まで前記キャンバス基材を引き伸ばす結果をもたらすように、構築されている、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項9】
前記後部パネルが、前記後部パネルに形成された複数の引掛け開口部を含み、各引掛け開口部が、一方の端部を画定する丸みを帯びた部分と、反対側の他方の端部に形成されたノッチとを有する、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項10】
前記フレームアセンブリが、ポートレートフォーマットまたはランドスケープフォーマットのいずれかでディスプレイされることを可能にするために、前記複数の引掛け開口部のうちの1つと嵌合するように構成されたスタンドをさらに含む、請求項9に記載のフレームアセンブリ。
【請求項11】
前記フレームベースの前記複数の側壁の各々が、前記後部パネルが前記フレームベースにスナップフィットされるときに、前記キャンバス基材を受容するためのトラフを含む、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項12】
前記複数の側壁が、一対の対向する側壁を含み、各対向する側壁が、複数のトラフを含み、各トラフの各端部が、1つの係止開口部と境を接している、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項13】
前記第1のスリットが、前記フレームベースの前記複数の第1の側壁の間に切れ目を備え、また前記第2のスリットが、前記後部パネルの前記複数の側壁の間に切れ目を備える、請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項14】
フレーム張りキャンバス物品であって、
キャンバス基材と、
フレームベースであって、前記フレームベースのコーナの隣接する側壁間に形成された第1のスリットを備えた複数の側壁と、前記複数の側壁から内向きに離間された内部チャネルを有する、前記フレームベースの後部面と、を含み、前記複数の側壁の各々が、それに形成された少なくとも1つの係止開口部を有する、フレームベースと、
前記フレームベースの前記複数の側壁内に受容されるように構成された複数の側壁を含む後部パネルであって、第2のスリットが、前記後部パネルの隣接する側壁の間に形成され、かつ前記第1のスリットと整列しており、前記後部パネルの各側壁の外部表面に沿って、少なくとも1つの係止タブがあり、前記少なくとも1つの係止タブは、前記後部パネルが前記フレームベースに挿入されたときに、前記フレームベースの1つの対応する係止開口部内に受容され、それにより、前記後部パネルを前記フレームベースに結合するように構成されている、後部パネルと、を備え、
前記キャンバス基材が、前記フレームベースの前面全体に配設され、前記フレームベースの上に折り畳まれ、前記内部チャネルに押し込まれ、前記後部パネルが前記フレームベースに結合されるときに、前記フレームベースと前記後部パネルとの間に捕捉される、フレーム張りキャンバス物品。
【請求項15】
前記キャンバス基材が、前記キャンバス基材の4つのコーナの各々に切断エッジを有し、前記キャンバス基材が、1つの切断エッジに沿った第1のパンチ穴と、前記1つの切断エッジの真向いにある別の切断エッジに沿った第2のパンチ穴とを有する、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項16】
前記キャンバス基材が、前記フレームベースの前記第1のスリットを通過することによって、前記後部パネルの少なくとも前記第2のスリットに挿入されるコーナプリーツを有する、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項17】
前記後部パネルの後部面が、前記第2のスリットと連通するコーナ開口部を含み、前記フレーム張りキャンバス物品が、複数のコーナキャップをさらに含み、前記複数のコーナキャップは、前記コーナキャップを前記後部パネルに結合させるように、前記コーナ開口部に挿入され、前記コーナキャップが、前記キャンバス基材のプリーツの付いたコーナを覆っている、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項18】
前記コーナキャップが、前記後部パネルの前記後部面にスナップフィットして取り付けられている、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項19】
各コーナキャップが、前記コーナキャップの下側から下向きに延在するフィンを含み、1つのそれぞれの第2のスリット内に受容されている、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項20】
前記フレームベースが、中央壁と、互いに離間し、前記側壁と前記中央壁との間に延在する複数の弓形コネクタとを含み、前記複数の弓形コネクタが、前記内部チャネルを画定し、前記弓形コネクタが、前記側壁に形成された係止開口部間に形成されており、前記折り畳まれたキャンバス基材が、前記弓形コネクタ内に受容され、前記フレームベースへの前記後部パネルのインターロックによってその中に捕捉されている、請求項1に記載のフレーム張りキャンバス物品。
【請求項21】
フレームアセンブリであって、
フレームベースであって、キャンバス基材を受容するために前記フレームベースの側壁の内部に形成された複数のトラフセグメントを含み、前記フレームベースが、第1の係止特徴を有する、フレームベースと、
前記フレームベースの前記複数の側壁内に受容されるように構成された複数の側壁を含む後部パネルであって、前記後部パネルが、第2の係止特徴を有し、前記第2の係止特徴が、前記後部パネルが前記フレームベースに挿入されたときに、前記フレームベースの前記第1の係止特徴と嵌合し、それにより、前記後部パネルを前記フレームベースに結合し、前記キャンバス基材が、前記トラフセグメント内で前記第1の係止特徴と前記第2の係止特徴との間に捕捉されることを可能にし、その結果、前記キャンバス基材が前記フレームベースの前方の面に沿って保持されるように構成されている、後部パネルと、を備え
前記後部パネルの後部面が、前記後部パネルに形成されたコーナスリットと連通するコーナ開口部を含み、
複数のコーナキャップが、該複数のコーナキャップを前記後部パネルに結合させるように、前記コーナ開口部に挿入され、前記複数のコーナキャップが、前記キャンバス基材のプリーツの付いたコーナを覆っている、フレームアセンブリ。
【請求項22】
第1の係止特徴が、オス部分およびメス部分のうちの一方を含み、前記第2の係止特徴が、前記オス部分および前記メス部分のうちの他方を含み、それにより、前記後部パネルと前記フレームベースとの間にスナップフィットを形成する、請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項23】
少なくとも1つのトラフセグメントが、前記フレームベースの各側壁に沿って形成されている、請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項24】
前記キャンバス基材の折り畳まれた周辺エッジ部分が、前記後部パネルの前記側壁とともに前記トラフセグメント内に受容される、請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項25】
前記第1の係止特徴が、前記フレームベースに形成された複数の開口部を備え、前記第2の係止特徴が、前記複数の開口部と係合して前記フレームベースと前記後部パネルとの間にスナップフィットを形成する、前記後部パネルの一部として形成された複数の係止タブを含む、請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項26】
フレーム張りキャンバス物品を組み立てるための方法であって、
第1の側面を含むキャンバス基材を準備するステップと、
前記第1の側面を下にして前記キャンバス基材を置くステップと、
フレームベースを、前記キャンバス基材の反対側の第2の側面の上に配設するステップと、
前記キャンバス基材のエッジを、前記フレームベースの側面の上に折り畳むステップと、
後部パネルを、前記フレームベースに挿入するステップと、
前記後部パネルと前記フレームベースとの間にスナップフィット接続が実現されるまで前記後部パネルを下向きに押し、前記キャンバス基材の前記折り畳まれたエッジが前記後部パネルと前記フレームベースとの間に捕捉され、前記フレームベースの前方の面全体にぴんと張られるステップと
前記キャンバス基材のプリーツの付いたコーナを、前記フレームベースに形成された第1のスリットおよび前記後部パネルに形成された第2のスリットに挿入するステップであって、前記第1のスリットおよび前記第2のスリットが、軸方向に整列されているものである、挿入するステップと、を含む、方法。
【請求項27】
コーナキャップを、前記後部パネルに形成されたコーナ開口部に挿入して、前記コーナキャップを、前記後部パネルに結合するステップをさらに含み、前記コーナキャップが、前記キャンバス基材の前記プリーツの付いたコーナを覆っている、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
第1のアダプタと共に使用するためのアダプタ固定具を提供するステップであって、前記アダプタ固定具が、
前記第1のアダプタを受容するためのプラットフォームを画定する固定具ベースと、
前記プラットフォームの周りに配設され、前記固定具ベースに結合された複数のリンケージであって、各リンケージが、該リンケージの対応するフェンスベアリング面が前記プラットフォームに対して90度以外の角度にある第1の位置と、前記フェンスベアリング面が、前記第1のアダプタを所定の位置に係止および保持するために、前記プラットフォームに対して少なくとも実質的に90度の角度に設定される第2の位置との間を移動するように構成されている、複数のリンケージと、を含む、提供するステップと、
前記第1のアダプタを前記プラットフォーム上に挿入し、前記第1のアダプタを前記リンケージで所定の位置に係止するステップであって、前記第1のアダプタが、床によって画定されたオープンスペースと、前記床から上方に延在する複数の側壁とを有するアダプタベースを含み、前記アダプタベースが、前記床に結合され、前記床から上方に延在する第1のピンを有し、前記第1のピンが、前記アダプタベースの外側のコーナに配置されている、係止するステップと、
前記第1のピンを、前記キャンバス基材に形成された第1の穴を通して挿入して、前記キャンバス基材を、前記第1のアダプタの前記アダプタベースの前記床に沿って位置決めするステップであって、前記フレームベースが、前記第1のアダプタの前記複数の側壁の間に配設され、しっかりと保持される、位置決めするステップと、をさらに含み、
前記フレーム張りキャンバス物品が、第1のサイズを有する、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
L字形二次アダプタを、前記第1のアダプタの前記アダプタベースに取り外し可能に結合するステップであって、前記アダプタベースが、前記L字形二次アダプタを前記アダプタベースの前記床に取り外し可能に結合するために、前記L字形次アダプタの下側に沿って形成された相補的突起を受容するために前記床に形成された1つ以上の穴を備える、第1の位置決め機能を含む、取り外し可能に結合するステップ、をさらに含み、
前記L字形次アダプタが、前記フレーム張りキャンバス物品が第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有する場合、前記第1のアダプタと組み合わせて使用される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のサイズが、5x7インチであり、前記第2のサイズが4x6インチである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記後部パネルに形成された1つの引掛け開口部にスタンドを挿入するステップをさらに含む、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
前記キャンバス基材が、切断されたコーナを有する、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
第2のピンを、前記キャンバス基材に形成された第2の穴を通して挿入して、前記第1のアダプタの前記アダプタベースの前記床に沿って前記キャンバス基材を位置決めするステップ、をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
第1のアダプタと共に使用するためのアダプタ固定具を提供するステップと、
前記第1のアダプタを、前記アダプタ固定具のプラットフォーム上に挿入し、係止解除位置と係止位置との間を移動する複数のリンケージで、前記第1のアダプタを所定の位置に係止するステップと
前記キャンバス基材を、前記第1のアダプタに固定するステップと、さらに含み、
前記レームベースを、前記キャンバス基材の前記反対側の第2の側面の上に配設するステップが、前記レームベースを、前記固定されたキャンバス基材の頂部に、前記固定されたキャンバス基材と接触させた状態で置くステップを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項35】
前記後部パネルを前記フレームベースに挿入するステップが、前記フレームベースに形成されたトラフに前記後部パネルを挿入するステップを含む、請求項26に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月19日に出願された米国仮特許出願第62/863,370号に基づいており、かつその優先権を主張するものであり、その内容全体は、本明細書にそれぞれの全体が明示的に記載されているかのように、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願はまた、2017年12月20に出願された米国特許出願第15/849,418号に関連しており、本明細書にそれぞれの全体が明示的に記載されているかのように参照により組み込まれる。
【0003】
本出願は、フレームの分野、より具体的には、キャンバスなど、一緒にスナップフィットされるフレームの2つの部品内およびそれらの間に捕捉される基材とのスナップフィットによって組み立てられるフレームを対象とする。
【背景技術】
【0004】
写真やアートを表示するための方法はたくさんあるが、最も一般的な手法の1つは、フレームの使用である。フレームには多くの種類があるが、一般的に、フレームは、写真フレームの場合は写真を受容する後部フレーム構造と、次に、写真フレームの場合は通常、ガラス板またはアクリル板などの透明板である前部フレーム構造とを含む。
【0005】
キャンバス絵画などのアートを展示するために、ストレッチャーフレームまたはフレームおよびマット配置の使用を含む多くの異なる手法が利用可能である。最近では、キャンバス印刷物(キャンバスに印刷された写真)の人気が高まっている。キャンバス印刷物は、薬局などを含む多くの小売店から入手可能である。キャンバスに写真を印刷するだけでなく、印刷されたキャンバスは次に、キャンバスをフレームに固定することによって組み立てられる。このプロセスは困難な場合があり、特別なツールの使用などが必要である。
【0006】
したがって、キャンバス印刷物をより簡単かつ迅速に組み立てることを可能にするために、より単純なフレーム構造およびアセンブリ手法が必要である。
【発明の概要】
【0007】
一実施形態では、フレームアセンブリが提供され、フレームベースおよび後部パネルを含む。フレームベースは、フレームベースのコーナの隣接する側壁間に形成された第1のスリットを備えた複数の側壁と、複数の側壁から内向きに離間された内部チャネルを有するフレームベースの後部面と、を含む。複数の側壁の各々は、その中に形成された少なくとも1つの係止開口部を有する。後部パネルは、フレームベースの複数の側壁内に受容されるように構成された複数の側壁を含む。第2のスリットが、後部パネルの隣接する側壁の間に形成される。後部パネルの各側壁の外部表面に沿って、少なくとも1つの係止タブがあり、係止タブは、後部パネルがフレームベースに挿入されるときに、フレームベースの1つの対応する係止開口部内に受容され、それにより、後部パネルをフレームベースに結合し、キャンバス基材がそれらの間に捕捉されることを可能にするように構成されている。
【0008】
別の態様では、フレーム張りのキャンバス印刷物が提供され、キャンバス基材、フレームベース、および後部パネルを含む。フレームベースは、フレームベースのコーナの隣接する側壁間に形成された第1のスリットを備えた複数の側壁と、複数の側壁から内向きに離間された内部チャネルを有するフレームベースの後部面と、を含み、複数の側壁の各々が、その中に形成された少なくとも1つの係止開口部を有する。後部パネルは、フレームベースの複数の側壁内に受容されるように構成された複数の側壁を含む。第2のスリットが、後部パネルの隣接する側壁間に形成され、かつ第1のスリットと整列し、後部パネルの各側壁の外部表面に沿って、少なくとも1つの係止タブがあり、係止タブは、後部パネルがフレームベースに挿入されるときに、フレームベースの1つの対応する係止開口部内に受容され、それにより、後部パネルをフレームベースに結合するように構成されている。キャンバス基材は、フレームベースの前面全体に配設され、フレームベースの上に折り畳まれ、内部チャネルに押し込まれ、後部パネルがフレームベースに結合されるときに、フレームベースと後部パネルとの間に捕捉される。
【0009】
別の態様では、キャンバス印刷物を構築するためのキットが提供され、第1のアダプタと共に使用するためのアダプタ固定具を含む。アダプタ固定具は、第1のアダプタを受容するためのプラットフォームを画定する固定具ベースと、プラットフォームの周りに配設され、ベースに結合された複数のリンケージとを含む。各リンケージは、そのフェンスベアリング表面がプラットフォームに対して90度以外の角度にある第1の位置と、フェンスベアリング表面が第1のアダプタを所定の位置に係止および保持するために、プラットフォームに対して少なくとも実質的に90度の角度に設定される第2の位置との間を移動するように構成されている。
【0010】
第1のアダプタは、床によって画定されたオープンスペースと、床から上方に延在する複数の側壁とを有するアダプタベースを含む。アダプタベースは、床に結合され、かつ床から上方に延在する複数のピンを有し、複数のピンは、アダプタベースの外側コーナに配置される第1のピンと、アダプタベースの内側コーナに第1のピンの斜め向かいに配置される第2のピンとを含む。アダプタベースは、プラットフォーム上に配設され、複数のリンケージが第2の位置にある状態で所定の位置に係止される。
【0011】
別の態様では、キャンバス印刷物を組み立てるための方法であって、以下のステップを含む。
印刷された側面を含むキャンバス基材を準備するステップ。
印刷された側面を下に向けてキャンバス基材を置くステップ。
フレームベースをキャンバス基材の上に配設するステップ。
キャンバス基材のエッジをフレームベースの側面の上に折り畳むステップ。
後部パネルをフレームベースに挿入するステップ。
後部パネルとフレームベースとの間にスナップフィット接続が実現されるまで後部パネルを下向きに押し、キャンバス基材の折り畳まれたエッジが後部パネルとフレームベースとの間に捕捉され、フレームベースの前方の面全体に教えられるステップ。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明は、以下の説明および図面を参照することによって理解され得る。
図1】アセンブリ固定具の図示のバリエーションで使用されるアルミニウムベース押出しの断面図である。
図2】アセンブリ固定具の図示のバリエーションで使用されるアルミニウムフェンス押出しの断面図である。
図3】下げられた位置にある係止リンケージ機構の詳細な概略端面図である。
図4】持ち上げられた位置にある係止リンケージ機構の詳細な概略端面図である。
図5】スプライン挿入ツールのみの詳細な斜視図であり、ツールヘッド押出しの断面プロファイルを示している。
図6】作業中のアセンブリ固定具の斜視図であり、フェンスが下げられている。
図7】作業中のアセンブリ固定具の斜視図であり、フェンスが持ち上げられている。
図8】作業中のアセンブリ固定具の斜視図であり、フェンスが持ち上げられ、スプライン挿入ツールが1つのフェンスに係合している。
図9】スプライン挿入ツールで使用するためのアダプタの分解斜視図である。
図10】メインアダプタの正面図である。
図11】Lアダプタの正面図である。
図12】その底面斜視図である。
図13】別のアダプタの正面および側面斜視図である。
図14】その側面図である。
図15】ディスプレイユニットのフレーム部材の正面斜視図である。
図16】その背面斜視図である。
図17】その背面図である。
図18】ディスプレイユニットの後部パネルの正面斜視図である。
図19】その背面図である。
図20】ディスプレイユニットの別の後部パネルの正面斜視図である。
図21】その背面図である。
図22】ディスプレイユニットで使用するためのスタンドの背面および側面斜視図である。
図23】その側面図である。
図24】切断されたコーナを有するキャンバスを形成するために切断ラインに沿って切断されたキャンバス基材の図である。
図25】キャンバス基材に穴を開ける後続のステップを示す。
図26】キャンバス基材を下向きにしてアダプタ上に置くステップを示す。
図27】フレームをキャンバス基材上に挿入し、エッジを上向きに折り畳む別のステップを示し、プリーツもキャンバス基材のコーナに示されている。
図28】後部パネルをフレームに挿入するステップを示す。
図29】後部パネルをフレームに挿入するステップを示す。
図30】コーナキャップを備えた後部パネルの斜視図である。
図31】組み立てられたフレームの正面および側面斜視図である。
図32】コーナキャップを備えた組み立てられたフレームの背面および側面斜視図である。
図33】1つのコーナタッキングツールの側面斜視図である。
図34】ホールパンチベースの上面図である。
図35】ホールパンチベースの上面斜視図である。
図36】別の実施形態による、フレーム張りキャンバス製品の分解斜視図である。
図37】フレーム張りキャンバス製品の分解斜視図である。
図38】フレームベースの背面図である。
図39】フレーム張りキャンバス製品の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書で論じられるように、本発明は、ディスプレイユニット(キャンバス印刷物などのフレーム張り製品)を対象とし、これは、フレーム張りキャンバス印刷物の形態であって、ディスプレイユニットを組み立てるために使用される装置であり得る。
【0014】
ディスプレイユニット(組み立てられたフレーム張りキャンバス印刷物)
一実施形態によれば、本発明は、印刷されたキャンバス基材11などの画像を表示するためのモジュール式ディスプレイユニット10(図31および図32)を対象とする。ディスプレイユニット10は、組み立てられたフレーム製品と見なすことができ、キャンバス基材11を部品の一方の外側の上に引き伸ばして、2つの部品の間にキャンバス基材11を捕捉して保持するために、互いにインターロックして係合するように構築された2つの部品で形成される。例示の実施形態では、一方の部品は、1320(図15)に示されるフレーム部材を備え、他方の部品は、1330(図19)に示される後部パネルを備える。例示の実施形態では、2つの部品は、可逆スナップフィットなどの機械的接続を介してインターロックする。キャンバス基材11は、フレーム部材(フレームベース)1320の上に教えられて(引き伸ばされて)保持される。
【0015】
本発明の別の態様は、以下に説明するように、ディスプレイユニット10を組み立てるために使用される装置である。
【0016】
ディスプレイユニットを組み立てるための装置
本発明の装置は、使いやすく、構造が単純であるように構成されているが、本装置は、短時間で組み立てを完了することを可能にするように、効果的な様態でディスプレイユニット10の組み立てを達成する。
【0017】
図6図8に図示されるアダプタ固定具100は、様々な(複数の)サイズのディスプレイユニット10の組み立て中に使用される装置の一部であり、したがって、モジュール式設計の一部である。アダプタ固定具100は、‘418出願に開示され、かつスプラインを装着するためのスプライン装着固定具としてラベル付けされているものと同じ装置の部分である。アダプタ固定具100は、それ自体で、8×10フレーム製品などの1つのサイズのディスプレイユニットを組み立てるために使用することができ、加えて、アダプタ固定具100は、他の構成要素(部品)と組み合わせて使用して、本明細書に記載されるような、5x7、4x6、および5x5などの他のサイズのフレーム製品の製造を可能にすることができる。それ自体で使用される場合、アダプタ固定具100は、キャンバス基材11がフレーム部材1320の1つの面を横切って配設されている状態で、フレーム部材1320などのディスプレイユニットの一方の部品を保持することができ、次に、後部パネル1330などのディスプレイユニットの他方の部品が、フレーム部材1320にインターロックして(または他のタイプの機械的接続で)嵌合して、キャンバス基材11を所定の位置に、かつ教えられた状態に保持することができる。
【0018】
アダプタ固定具100は、4つのフェンスを含む卓上組み立て補助具であり、フェンスの各々は、垂直位置に別々に持ち上げることができる。固定具は、スプラインがフレームに挿入されるときに、予め組み立てられたフレームを保持および固定するために使用される。このくさび作用は、安全な組み立てを確実にするためにかなりの機械的力を必要とすることが多いので、固定具はまた、任意のインパクトツールに潜在するノイズ、損傷、または危険を伴わずに、実質的な力を与えるツールのための係合機能を含む。
【0019】
プラテン110は、本発明による組み立てのために予め組み立てられたフレームが配置され得る平らなベースを提供する。それは、金属、アクリル、スチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、フェノール、または他のポリマーもしくは樹脂で作られ得る。
【0020】
フルレンジのフレームデザインとのタイトフィットは、プラテンの周囲が、変位可能なフェンスの回転の中心にある任意のヒンジピン、ピントル、または車軸によって占められていないことを必要とする。したがって、本発明内での使用に最も適した固定具は、センタレスヒンジを使用する。センタレスヒンジを係止リンケージと組み合わせたフェンスシステムの構造が、図6図8に図示された断面図に示されている。
【0021】
図1は、ベース押出し200を示す。図2は、フェンス押出し300を示す。
【0022】
図3および図4は、これらの2つの構成要素、ならびに2つの追加の長さのアルミニウム押出しおよび2つの射出成形ポリマー構成要素を描写し、変位可能なフェンスサブアセンブリに組み立てられた部品のセットを示している。図3は、リンケージ押出し400のハンドルを持ち上げるとフェンスが下がり、リンケージ押出しを下げるとフェンスが持ち上がることを示す。互換性のあるイメージ像が、図6図7、および図8に示されている完成した固定具の図解に示されている。
【0023】
ここで図1に戻ると、ベース押出し200は、ベースTスロット210、プラテン棚220、センタレスヒンジフック230、およびねじチャネル240を含む。図2では、フェンス押出し300を示しており、押出しの機能には、フェンスTスロット310、半円形ソケット320、センタレスヒンジハーフリング330、ツールフック340、およびフェンスベアリング面350が含まれる。フェンス垂直延長部360は、ツールフック340とフェンスベアリング面350とを幾何学的に接続する。
【0024】
図3および図4に示すように、ベース押出し200とフェンス押出し300とが連結されている場合、センタレスヒンジが形成され、部品は、内部容積を妨げることなく垂直関係に変位されることが可能になる。図3および図4は、変位可能なフェンス構成要素を制限および作動させるさらなる構成要素を含む。
【0025】
リンケージ押出し400は、リンケージフェンスソケット410、リンケージビーム420、リンケージタイバーソケット430、およびリンケージハンドル440を含む。取り付け押出し500は、C字形チャネル510および取り付けタイバーソケット220を含む。成形フェンスカップリング600は、フェンスカップリングTフィッティング610およびカップリングリンケージアクスル620を含む。成形タイバー700は、タイバーアクスル710および720を含む。ベース押出し200とフェンス押出し300とは、移動可能に連結されている。成形フェンスカップリング600は、フェンス押出しをリンケージ押出し300に移動可能にリンクする。リンケージ押出し400は、成形タイバー700を介して取り付け押出しに接続されている。
【0026】
図面によって理解され得るように、リンケージ内の4つの回転機能の各々は、自由に動くことができるが、指定された角度範囲にわたってのみ動くことができる。図示の構成は、双安定動作を提供し、つまり、フェンスは許容角度範囲の各限度で安全な位置に自然に係止される。この特質は、ハンズフリー動作を可能にし、スプラインをフレームに装着するために力が加えられたときにフェンスの早すぎる変位を禁止する。
【0027】
図6図8を参照すると、線形アルミニウム押出しが、四分円ベース構成要素800の成形された位置決め棚810上に置かれ、ねじチャネル240を使用して成形ベース部品に接合される。ねじはパイロット穴を通して取り付けられ、ベース押出し200と一体的に形成されたねじチャネル240にタップされる。ねじ保持フィンは、ねじが指定されたスロットから持ち上がるのを妨げる。
【0028】
クリップのくぼみは、ツールホルダ910を受容するように寸法決めされている。ツールホルダ910は、受け入れやすいようにメッキされたばね鋼でできており、ツールホルダねじの協調作用およびクリップのくぼみの共形輪郭によって所定の位置に固定されている。ベースの凹面は、図5に詳細に示されている挿入ツール1000のノブのための余地を可能にする。角度の付いたピン取り付けがベースに形成されており、それにより、各コーナで、ねじ山付きピンが関連する取り付けに配置され得、取り付け機能からの延長部が独立して調整され得る。
【0029】
取り付けピンを使用して、固定具内に保護布裏地を位置決めし得る。前述のように、アダプタ固定具100は、スプラインの一般的なテンショニングを含めて、より大きな発明の態様において有用であるように考案されている。本発明の先行する実施形態の動作は、本明細書に詳述される印刷実装システムにおけるものと類似しているが、スプラインが印刷された布地を閉じ込めて張力をかける本発明の変形を含む。これらの位置合わせおよび取り付けピンを含めることは、より大きなグラフィックアートシステム内で広範囲のフレームと互換的に使用され得るユニバーサル固定具の実装および分配を可能にする。
【0030】
簡単に言えば、布地テンショニングアプリケーションでは、一枚の布地は不規則な八角形にトリミングされ、八角形の4つの短辺に沿って4つの場所に穴をあけられ、4つの穴を介して角度の付いたピンに取り付けられる。穴は、パンチのプラテン側にトレイが取り付けられたパンチを使用することを通して、正確かつ繰り返し配置され得る。トレイは、短辺の全長に一致する片側と、長辺の短縮部分に一致する2つの角度の付いたストップとを含む、隆起した一体成形のフェンスを有し、それにより、布地は、トレイ内の一貫した場所に置かれ得、布地は、所定の場所でパンチによって穴をあけられる。本発明の先の適用によれば、これらの4つの穴は、ねじ山付きピンの上に置かれ得る。
【0031】
本発明のこれらの多様な用途を念頭に置いて、アダプタ固定具100の動作は、図5に示されるツールの設計、および図6図8に図示される一連の作用を含めて参照することによって、より完全に理解され得る。
【0032】
図5に示すように、装着ツール1000は、ツールヘッド1005を含む。ツールヘッドは、アルミニウムを鋳造、機械加工、または押出すことによって作ることができるが、他の金属、または任意の適切に硬いプラスチックで作ることもできる。ツールシャフト1010は、棒材から機械加工することができ、各端部にねじ山が付けられている。球形ツールノブ1020は、手動の力がツールに加えられるときの滑りを防ぐ。
【0033】
ツールヘッドは、ツールハンドルを介してオペレータによって与えられた手動の力を伝達する2つの重要な面を有する。ツールヘッドリニアピボット1110は、ツールがツールフック340と自由かつスライド可能に係合することを可能にする。ツールフック340の拘束内でのツールヘッドの回転は、このおよび以前に参照された適用で説明されているものなど、互換的に寸法決めされたフレームおよびスプラインシステムに漸進的に力を加える。
【0034】
ツールヘッドベアリング面1120は、レール内へのスプラインの漸進的な挿入を予測するために考案されている。したがって、必要な力と、3次元での接触線の場所とは、ツールのストロークによって変わり得る。ベアリング面のプロファイルは、通常、単純な半径から逸脱し、より一般的には、楕円、放物線、双曲線、インボリュート、またはサイクロイドのプロファイルを有するように考案される場合がある。
【0035】
アダプタ固定具100は、図6において、フェンスが下げられた位置にある状態で組み立てられて示されている。4つの成形された四分円ベース構成要素800は同一であるが、1つだけがツールホルダ910を備えている。ツールホルダは、固定具が使用されていないときに装着ツール1000の誤配置を防ぐために使用される。この図では、4つのリンケージ押出し400はすべて持ち上げられた位置にあり、フェンスを下げられた位置に置き、ホッパのような形状を生み出している。この位置では、固定具は予め組み立てられたフレームを受容して位置決めすることができる。
【0036】
上昇したリンケージ押出しを押し下げると、持ち上げられた位置を得るようにフェンスを誘導する。フェンス垂直延長部360は、予め組み立てられたフレームを閉じ込める(詳細を明確にするために、図6図8には示されていない)。この時点で、スプラインはレールに緩く挿入され、ツールヘッドリニアピボット1110はツールフック340とスライド可能に係合し、ツールハンドルは下向きに回転し、その結果、ツールヘッドベアリング面1120は、スプラインおよびレールの相対位置が図6に示されるものに近づくまでスプラインを押す。装着ツール1000を参照することによって理解され得るように、各フェンスに沿って再位置決めされ、スプラインがレールの後部と実質的に同一平面になるまでスプラインに圧力を加えることができる。
【0037】
この固定具は、本明細書で説明されているシャドウボックスに装着された印刷物フレーム設計と互換的に使用され得る。また、スプラインの作用により、予め組み立てられたフレームのレールに布地が張り付けられているフレームとも互換性がある。この場合、布地の折り目のミシン目は、4つの角度の付いた調整可能なピンの上に配置され、フェンス垂直延長部360が布地の折り畳みを支援する。次に、スプラインは、固定具および互換的に設計されたツールを使用して挿入され、フレームが取り外され、前の実施形態で説明したように、カードまたはブレードなどの任意の薄いデバイスを使用して、コーナプリーツが留め継ぎコーナに変わる。
【0038】
合成、ポリマー、複合、または金属材料が、本発明から逸脱することなく、図に示されている製材された木材ストックの代わりに使用され得る。エアロゾル、表面テクスチャリング、スペーサ、艶消し、タルクもしくはコーンスターチなどの粉末、静的除去剤、または促進剤などの処理はすべて、本発明の範囲内で想定され、本発明の様々な実装、修正、および改善が想定されている。
【0039】
図1に示される本発明のバージョン、および本明細書内の本発明のその後の描写において、完成したフレームは、正面から見ても裏面から見ても、すっきりとした一貫した仕上がりを提供し、レールおよびスプラインは、共形カバーを適用することで完全に一致させることができ、互換性のある位置合わせおよびアセンブリ固定具を使用することで、組み立てを迅速かつ確実に達成することができ、組み立てシステムは完全にリバーシブルであり、それによって材料の無駄と労力の両方を削減し、2つの異なる色またはパターンをマットボードバッカーに含めることができ、1つの統合システムを使用して、印刷物または印刷物のセットを多様で楽しい方法で取り付けることができ、最終製品は、信頼できる魅力的なパッケージでエンドユーザに提供することができること、が理解され得る。
【0040】
追加の詳細は、すでに本明細書に組み込まれた‘418出願に開示されている。
【0041】
縮小サイズのディスプレイユニット用のアダプタ
図9図24は、アダプタ固定具100とともに使用するための別のデバイスを図示し、より具体的には、アダプタ固定具100とともに使用するためのアダプタ1200が提供され、アダプタ固定具を使用して異なるサイズのディスプレイユニット(フレーム)が挿入され、製造されることを可能にする。本明細書で説明するように、アダプタ1200は、他の構成要素とともに、5x7フットプリント、5x5フットプリント(二次アダプタを使用することによる)、および4x6フットプリント(別の二次アダプタを使用することによる)を有するディスプレイユニット(フレーム)の生産を可能にする。これらのサイズのうちの1つのサイズの製造および生産が望まれる場合、ユーザは、アダプタ1200をスプライン装着に挿入し、それを所定の位置に係止してから、本明細書で論じられるように生産を続けるだけである。
【0042】
一実施形態では、1つ以上のキットを提供して、完成品を形成するためにアダプタ1200およびアダプタ固定具100とともに使用される必要なツールおよび基本的な構成要素を提供することができる。例えば、1つ以上の箱入りキットを提供することができる。第1のキットは、ディスプレイユニットの製造に使用され、製品を作製した店舗または処理センタで使用され得るツールを含むことができ、一方、第2のキットは、ディスプレイユニットまたは組み立てられたフレーム製品などとして説明され得る最終製品を作製するために使用される基本構成要素を含むことができる。
【0043】
第2のキットには、アダプタ固定具100およびアダプタ1200も含めることができる。第1のキットの追加のツールは、Lアダプタ1250、コーナタックツール1260(図9)、ハンドヘルドホールパンチ1270、はさみ1301(図24)、および挿入ツール1000である。
【0044】
本明細書で説明するように、アダプタ1200は、アダプタ固定具100の中央オープンスペースに挿入されるように設計されており、次いで、フェンス押出し300の動作が、アダプタ1200がアダプタ固定具100の中央プラットフォーム上の所定の位置にしっかりと保持されることをもたらす。言い換えれば、本明細書で論じられるように、4つのフェンス押出し300が持ち上げられると、それらはアダプタ1200と係合し、それを所定の位置にクランプする。本明細書で説明するように、これは、アダプタ固定具100の中央のオープンスペースのサイズを効果的に縮小する。
【0045】
図9および図10に最もよく示されるように、アダプタ1200は、第1の面1204および対向する第2の面1206を含むベース1202を含む。第2の面1206は、本明細書で説明するように、アダプタ1200がアダプタ固定具100の中央オープンスペースに挿入されるとき、アダプタ1200の底表面を表す。例示の実施形態では、ベース1202は、正方形または長方形の形状を有する。ベース1202の第1のエッジ(第1の側部または端部)1208に沿って、ユーザがアダプタ1200をアダプタ固定具100内の使用する位置に持ち運び、位置決めし、置くことを可能にするための手を受け入れるための開口部1210がある。
【0046】
ベース1202は、開口部1210に近接する第1の側壁1221、第2の側壁1222、第1の側壁1221の反対側にある第3の側壁1223、第2の側壁1222の反対側の第4の側壁1224によって画定されるオープンコンパートメント(オープンスペース)1220を含むハンドヘルド構造である。例示の実施形態では、オープンスペース1220は、概して、形状が長方形または正方形であり、しかしながら、他の形状も可能である。第3の側壁1223および第4の側壁1224は、ベース1202の外側側部を画定することができる。第2の側壁1222は、まっすぐなエッジではなく、いくつかの凹部エリアまたはノッチを含む。例えば、第2の側壁1222は、オープンコンパートメント1220の1つのコーナを画定する第1の凹部エリア1225と、第1の凹部エリア1225と第2の側壁1222の反対側の端部との間にある第2の凹部エリア1226とを含むことができる。第1の凹部エリア1225および第2の凹部エリア1226の各々内で、第2の側壁1222は湾曲している。
【0047】
第3の側壁1223と第4の側壁1224との間に画定される外側コーナ1229において、スロットまたは開口部1230が形成されており、そこで第3の側壁1223および第4の側壁1224のそれぞれの端部は、連続しておらず、交差していない。
【0048】
アダプタ1200は、複数のピン、すなわち、外側コーナ1229内に配設され、かつベースの表面に対して垂直に配向された直立した第1のピン1232を含む。直立した第2のピン1233は、第1の凹部エリア1225内またはその近くに配設され、直立した第3のピン1234は、第2の凹部エリア1226内またはその近くに配設されている。
【0049】
第2の側壁1222は、第3の側壁1223に近接する端部に斜角1235を含むことができ、同様に、第4の側壁1224に近接する第1の側壁1221の端部は、斜角1237を含む。
【0050】
第2の側壁1222とベース1202の外壁との間に、オープンスペースの床に対して高くなっている隆起したプラットフォーム1240がある。隆起したプラットフォーム1240は、第1の凹部1225および第2の凹部1226とベース1202の外壁との間に延在する。隆起したプラットフォーム1240は、凹部1242(凹んだスペースまたはコンパートメント)を含むことができる。凹部1242内には、外壁の内側表面に沿って走る第1の対のガイドまたはトラック1245と、凹部1242の床に沿って走る第2の対のガイドまたはトラック1247とがあり得る。トラック1245は、図38に最もよく示されているコーナタックツール1260を受容することができる。コーナタックツール1260は、以下に説明するように、切断されたキャンバス基材11のコーナをフレームに押し込むことを意図している。ツール1260は、概してL字形であり、脚1262および第2の脚1264を、2つの脚1262、1264の間に形成される角度が90度よりわずかに大きくなるように並べる。ブレード1265が、両方の脚1262、1264の間に固定されている。ブレード1265は、切断されたキャンバス基材11のコーナに接触して押すために使用される2つの露出したエッジ1267、1269を有する。第1の脚1262の側部に沿って、ツール1260とアダプタ1200との間のスナップフィットを達成するためにトラック1247と嵌合するように構成された一対の係止突起1268が存在する。第2の脚1264は、トラック1245の間に受容される。
【0051】
アダプタ1200は、プラスチック、木材、金属などを含む、任意の数の異なる材料で形成することができる。
【0052】
図9図13、および図14に示されるように、第2のアダプタ1500を提供することができ、5x5の製品を生産することが望まれる場合に使用することを意図し、第2のアダプタ1500は、メインアダプタ1200のオープンスペース1220内に配置および固定されることを意図したブロック状の構造を備える。第2のアダプタ1500は、第1および第2の端部1504、1506を有する細長い構造の形態であり得る。第1および第2の端部1504、1506は平坦ではなく、端部1504、1506の各々のコーナに角度の付いたエッジ1505を有する。第2のアダプタ1500の2つの側部は平らにすることができ、側部の長さは端部の長さよりも長い。第2のアダプタ1500の片側に沿って、下向きに突出する2つの位置決め(係止)タブ(突起)1515(タブ1509と同様または同じ)があり得る。位置決めタブ1515は、第1の側壁1221に沿ってメインアダプタ1200のオープンスペース1220の床に形成されている2つの開口部1511内に受容される。こうして、位置決めタブ1515を開口部1511に受容することは、第2のアダプタ1500がメインアダプタ1200の床に沿って移動するのを防ぐ。開口部1511は、第1の側壁1221に沿って配置されている。第2のアダプタ1500が第4の側壁1224に沿って格納位置にあるときに、位置決めタブ1515を受容する一対の開口部1503もある。この位置では、両方のアダプタ1250、1500が、スペース1220内に格納され得る。
【0053】
第2のアダプタ1500が第1の側壁1222に沿って位置決めされているとき、ピン1234はアクセス可能であり、キャンバスの1つのコーナを固定するために使用される。
【0054】
Lアダプタ1250は、4x6の製品を生産することが望まれる場合に使用することを意図しており、Lアダプタ1250は、メインアダプタ1200のオープンスペース1220内に配置および固定されることを意図したL字形構造を備える。図11に示されるように、Lアダプタ1250は、第1の脚1252と、第1の脚1252に接合された第2の端部1254とを含む。脚1252、1254は、90度の角度で接合することができ、したがって、直角のコーナが画定される。このコーナ内に、概してU字形にすることができる凹部1255があり得る。凹部1255は、平面状の床1256を有し、直立した第4のピン1257が提供され、床1256に固定される。したがって、第4のピン1257は、床1256に対して垂直にすることができる。
【0055】
Lアダプタ1250をメインアダプタ1200のオープンスペース1220に配置して固定するためのいくつかの位置決め機能がある。より具体的には、Lアダプタ1250の下側に沿って、下側から外向きに延在し、第1の側壁1221に近接し、かつ第1の凹部1225に近接するオープンスペース1220の床に形成された開口部(めくら穴)1519内に受容されるように構成されている突起1258がある。
【0056】
第1の脚1252は第1の端部で終了し、第2の脚1254は第2の脚で終了する。これらの端部の各々に、斜角のセクション1259を設けることができる。
【0057】
使用において、第1の脚1252は、第1の側壁1221に対して位置決めされ、第2の脚1254は、第2の側壁1222に対して位置決めされる。オープンスペース1220へのLアダプタ1250の挿入の結果、第1および第2の凹部1225、1226が覆われ、したがって、ピン1233、1234もまたオープンスペース1220から遮断され、使用されなくなることが理解されるであろう。これを考慮して、Lアダプタ1250は、本明細書で説明されるように、キャンバス基材11を保持するために提供されるそれ自体のピン1257を有する。
【0058】
図25に示されるように、ハンドヘルドホールパンチ1270は、複数のサイズのキャンバス基材11で動作するように構築されている。パンチ1270は、ベース部分1272と、操作されると、物体、この場合はキャンバス基材11、に穴を開ける機械的パンチとを有する。ベース部分1272は、形成された穴が所望の場所にあることを保証しながら、複数のサイズのキャンバス基材11がパンチ1270とともに使用されることを可能にするような構造で意図的に設計された多層構造である。より具体的には、ベース部分1272は、第1のレベルを表し、かつ内側の斜角エッジ1275まで延在する第1の表面1274を有する。内側の斜角エッジ1275の反対側に、第1の表面1274の外側エッジにある隆起したレール1276がある。レール1276は、第1の表面1274に対して隆起しており、したがって、エッジまたは肩が形成されている。レール1276は、線形セクションおよび2つの角度の付いた端部を有する。ベース部分1272は、第1の表面1274と隆起したレール1276の角度の付いた端部の各々との間に配置されたステップまたは棚1277を含む。したがって、棚1277は、第1の表面1274に対して隆起しているが、レール1276よりも低く、したがって、棚1277は、第1の表面1274とレール1276との間のステップの形態である。
【0059】
したがって、第1の表面1274は、線形エッジと、線形エッジの端部に2つの角度の付いたエッジとを有する。線形エッジはレール1276によって画定され、2つの角度の付いたエッジは2つのプラットフォーム1277によって画定される。したがって、第1の表面1274は、第1のキャンバス受容プラットフォームを画定する。同様に、棚1277は、より大きな寸法を有するキャンバスを受容するための第2のキャンバス受容プラットフォームを画定する。キャンバス基材11が第2のキャンバス受容プラットフォーム上に受容されているとき、キャンバス基材11は、棚1277上に位置する。
【0060】
パンチ1274は、固定あご1278と可動あご1279とを有する。こうして、可動あご1279は、固定あご1278に対して枢動する。可動あご1279の下側に沿って、下向きに延在する円筒形状の突起の形態であるブレードが存在する。ブレードが配置されている可動あご1279の端部は、レール1276から離間した場所で第1の表面1274の上に位置決めされている。したがって、ブレードによって形成される穴は、レール1276から離間されている。キャンバス基材11がプラットフォームのうちの1つに受容されると、可動あご1279を押し下げることによって、キャンバス基材11内に穴が形成される。
【0061】
本明細書で説明するように、キャンバス基材11の形状は、プラットフォームの形状に相補的であることが理解されるであろう。第1のプラットフォームまたは第2のプラットフォームのいずれかにおけるキャンバス基材11の外側エッジは、レール1276に対して着座する。これにより、異なるサイズのキャンバス基材11の各々について、形成された穴が、キャンバス基材11の外側エッジから同じ距離に配置されることが保証される。
【0062】
第2のキットは、第2のキットの他の構成要素を含むボックスからなることができる。例えば、他の構成要素は、1つ以上のフレーム1320および1つ以上の後部パネル1330からなる1つ以上のディスプレイユニットからなることができる。本明細書で説明するように、1つのフレーム1320は、1つのディスプレイユニットを画定するために1つの後部パネル1330と嵌合する。第2のキット1310に含めることができる他の部品/ツールは、コーナキャップ1600(図30)などのコーナキャップ、およびイーゼルまたはスタンド1400(図22および図23)を含む。
【0063】
一実施形態では、フレーム1320および後部パネル1330は、プラスチック材料で形成され、成形構造として形成することができる。
【0064】
図15図17に示すように、フレーム1320は、キャンバス基材11の後表面と接触して置かれ、かつその周りにキャンバス基材11が折り畳まれている部分を表す。フレーム1320は、キャンバス基材11に面する前面1321と、後部パネル1330に面して係合する反対側の後部面1322とを有する。フレーム1320は、側壁1324を有し、中央穴を備えた中央プラットフォーム1329を有することができる。中央プラットフォーム1329は、複数のブリッジまたはコネクタ(接続壁)1328によって側壁1324に接続されている。
【0065】
これらのコネクタ1328の各々は、後部面1322に沿って、各コネクタ1328が凹状の外観を有し、本明細書で説明されるように、キャンバス基材11を受容するための溝またはチャネルとして機能するトラフ1327を画定するような湾曲した構造を有する。言い換えれば、各コネクタ1328は、U字形を有することができる。したがって、後部から、コネクタ1328は、中央プラットフォームに対して凹んでいる。
【0066】
示されるように、各側壁1324は、それに沿って形成される1つ以上のコネクタ1328を有することができ、コネクタ1328の少なくともいくつかは、本質的に線形であり得る。トラフ1327は、キャンバス受容溝(チャネル)を画定し、より具体的には、溝またはチャネルは、トラフ1327と側壁1324との間に画定される。後述するように、キャンバス基材11は、後部パネル1330とフレーム1320との間の相互作用および係合により、溝内に受容され、教えられて(張力下で)所定の位置に保持される。
【0067】
コネクタ1328の間に、スロットまたは開口部1326がフレーム1320に形成され、より具体的には、開口部1326は、側壁1324の底部に形成される。例示の実施形態では、長い方の側壁1324は3つの開口部1326を含み、一方、短い方の側壁1324は、2つの開口部1326を含んでいる。
【0068】
図18および図19に示されるように、フレーム1320のコーナは、スロット1325を含む。これらのスロット1325は、フレーム1320と後部パネル1330とが一緒に嵌合するときに、後部パネル1330のコーナスロットと整列される。
【0069】
後部パネル1330は、ディスプレイユニットの後部を画定し、前面1332、反対側の後部面1334、および複数のコーナ1336を含む。後部パネル1330は、正方形または長方形(図のように)など、任意の数の異なる形状を有するように形成され得る。
【0070】
後部パネル1330は、床1331の周囲の周りに延在する周辺側壁1333を備えた後部壁または床1331を有する。複数のコーナ1336は、そこに画定されたスロット1337を有する。スロット1337は、側壁1333内の切れ目(折り畳まれたコーナ部分によって画定される)であると考えることができる。スロット1337は、U字形であり得、またはそれは、概して鍵穴形状を有するように、円形の開口部につながる線形スロットを含むことができる。
【0071】
前面1332はフレーム1320に面し、一方、後部面1334は反対側を向き、ディスプレイユニットの後表面を画定する。後部面1334は、中央の凹部エリア1338を含むことができる。前面1332はまた、中央の凹部エリア1338と同じフットプリントを有することができる反対側の中央の隆起したエリア1339を含む。
【0072】
エリア1338に沿って、選択された場所に形成される複数の凹状開口部1340があり得、本明細書で論じられるように、引掛け穴であると呼ぶことができる。例示の実施形態では、4つの開口部1340があり、各開口部1340は、U字形部分から外向きに突出し、かつ凹部エリア1338に対して高くなっている境界領域に形成された丸いくちばし部分(凹状延長部)を備えたU字形部分を有している。開口部1340は2つの対として配置することができ、一方の対は凹部エリア1338の端部で互いに真向かいにあり、他方の対はエリア1338の側面で互いに真向かいにある。
【0073】
引掛け開口部1340は、組み立てられたディスプレイユニットがポートレートフォーマットおよびランドスケープフォーマットの両方で表示されることを可能にするように配置されている。したがって、開口部1340の一方の対向する対は、ランドスケープフォーマット用であり、開口部1340の他方の対向する対は、ポートレートランドスケープ用である。加えて、各開口部1340は、複数のタイプの引掛けハードウェアを受容するように特に形成されている。例えば、釘やねじなどの従来の留め具を使用することができ、U字形部分に挿入し、次いで丸みを帯びたピーク部分に滑り込ませることができる。加えて、開口部1340はまた、従来の吸盤のヘッド(例えば、キノコ型のヘッド)を受容するようなサイズであって、ディスプレイユニットが吸盤を使用して支持表面(例えば、壁、鏡など)に取り付けられることを可能にする。吸盤のヘッドをくちばし部分に滑り込ませることもできる。
【0074】
図20および図21は、代替の実施形態による別の後部パネル1350を例示する。後部パネル1350および後部パネル1330は類似しており、したがって、同様の要素は同様に番号が付けられている。後部壁または床1331は、一連の谷と山とによって画定される波形(ベローズ)タイプの構造を有する。中央開口部1341を後部壁に設けることもできる。
【0075】
フレーム1320および後部パネル1330は、キャンバス基材11を所定の位置に、かつフレーム1320の前面に張力をかけた状態で捕捉および保持するように、互いに嵌合するように構成されている。フレーム1320と後部パネル1330との間に機械的嵌合い(係合)を提供することができる。例えば、可逆スナップフィットが、フレーム1320と後部パネル1330との間に形成され得る。一実施形態では、後部パネル1330の側壁1333は、側壁1333の外面に沿って形成された係止タブ1360を含む。係止タブ1360は、それぞれの側壁1333の1つのエッジに、またはその近くに配置することができる。係止タブ1360は、示されるように長方形であることを含めて任意の数の形状を有することができる。例示の実施形態では、1対の対向する側壁1333の各側壁に沿って形成された3つの係止タブ1360があり、他の対の対向する側壁1333の各側壁に沿って形成された2つの係止タブ1360があり得る。
【0076】
係止タブ1360は、後部パネル1330がフレーム1320の後部に挿入されるときに、係止タブ1360が、フレーム1320に形成された開口部1326の一部を形成する係止エッジ1362と係合するように、特に配置および位置決めされている。言い換えれば、後部パネル1330がフレーム1320の後部に挿入されるとき、後部パネル1330の側壁1333は、フレーム1320の側壁1324の内部に配設され、以下でより詳細に説明するように、キャンバス基材11がそれらの間に捕捉されている。したがって、キャンバス基材11がフレーム1320の側壁1324の上にドレープされ、後部パネル1330が挿入されるとき、係止タブ1360がキャンバス基材11に接触し、後部パネル1330がフレーム1320内にさらに押し込まれると、係止タブ1360は、係止タブ1360が側壁1324をクリアし、フレーム1320の側壁1324に沿って形成された係止エッジ1362と係合するまで、キャンバス基材11および側壁1324に沿って進む。これは、フレーム1320と後部パネル1330との間に可逆的なスナップフィットをもたらし、キャンバス基材11がそれらの間に捕捉されている。
【0077】
この係合位置において、引掛け開口部1340は後方を向いており、開いていてアクセス可能である。
【0078】
図22および図23に示されるように、スタンド1400は、引掛け開口部1340(図19)のうちの1つと嵌合し、アセンブリディスプレイユニットがランドスケープフォーマットのポートレートのいずれかで表示されることを可能にするように構成されている。スタンド1400は、概して、地面に対して着座するための平面ベース1402と、角度の付いた内壁1404と、傾斜した外側表面1405とを備えた中空構造である。
【0079】
内壁1404に沿って、引掛け開口部1340内に摩擦して受容され、保持されるように構成されている係合突起1410が存在する。係合突起は、逆さまのU字形状を有することができる第1の部分1412と、フィン形または弓形であり得る第2の部分1414とから形成することができる。スタンド1400を後部パネル1330に摩擦して固定し、ディスプレイユニットの表示を可能にするように、第1の部分1412は、引掛け開口部1340のU字形部分内に受容され、第2の部分1412は、手渡し開口部1340の丸いくちばし部分内に受容される。
【0080】
肩1405は、内壁1404に沿って形成される。スタンド1400が後部パネル1330に嵌合されるとき、肩1405は、後部パネル1330の後部面の中央凹部エリア1338(図19)を画定するエッジ1409に対して着座する。
【0081】
以下でより詳細に論じられるように、フレーム1320をキャンバス基材11の後表面に沿って置き、次いで、フレーム1320の側壁1324(図15)の上にキャンバス基材11を折り畳み、次いで、後部パネル1330をフレーム1320に挿入してスナップフィットして係合させる行為は、キャンバス基材11が張力下に置かれる(ぴんと張られた状態に引き伸ばされる)ことをもたらすことも理解されるであろう。言い換えれば、かつ以下で説明されるように、この構造により、キャンバス基材11の折り畳まれたエッジがフレーム1320に向かって内側に押され、キャンバス基材11の中央部分がフレーム1320を横切ってしっかりと引き伸ばされる。
【0082】
ディスプレイユニット(フレーム張りキャンバス)の組み立て
一実施形態によれば、第1のステップは、メインアダプタ1200を、アダプタ固定具100の中央プラットフォーム(オープンスペース)内の所定の位置に置くことである。いずれの場合も、メインアダプタ1200が使用される。メインアダプタ1200は、5-x7キャンバスで使用するためのものである。所望のキャンバスサイズが5x7でない場合、他のアダプタ1250、1500の1つが、本明細書で説明されるように、メインアダプタ1200と組み合わせて使用される。より具体的には、Lアダプタ1250が、4x6キャンバスに対して使用され、あるいは、アダプタ1500(図13および図14)が、5x5キャンバスに対して使用される。
【0083】
図28は、使用され、オープンスペース1220に挿入され、前述の様態でそこに固定されているLアダプタ1250を示す。
【0084】
図24に示すように、キャンバス基材11が準備される。キャンバス基材11は、キャンバス基材11上に形成された(例えば、印刷された)点線の切断ラインを含むことができる。ユーザは、切断されるキャンバス基材11の境界を画定する点線の切断ラインのすぐ外側でキャンバス基材を切断することになる。事実上、キャンバス基材11のコーナは、八角形の形状のキャンバス基材11を形成するように切断される。
【0085】
次に、図25に示されるように、次のステップは、ハンドヘルドホールパンチ1270を使用して、キャンバス基材11内に穴を形成することである。キャンバス基材11の対角の側面は、パンチツール1270と整列され、可動あご(ハンドル)1279が押し下げられて、キャンバス内に穴を形成する。例示の実施形態では、キャンバス基材11は、第1のプラットフォーム上に示されている。このステップが反対側の対角の側面で繰り返されると、結果としてキャンバス基材11内に互いに反対側に一対の穴が形成される。
【0086】
次に、図26に示すように、穴を有するキャンバス基材11が、アダプタ1200のオープンスペース1220に置かれる。図26は、Lアダプタ1250とともに使用されているキャンバス基材11を示す。キャンバス基材11は、下向きに(印刷/グラフィック側を下にして)置かれ、Lアダプタ1250のピン1257がキャンバス基材11の一方の穴を通して挿入され、ピン1232がキャンバス基材の他方の穴を通して挿入される。キャンバス基材11を所定の位置に有効に固定および保持して、後続のステップを実行できるようにする。
【0087】
次に、フレーム1320が、図27に示されるように、キャンバス基材11上に下向きに置かれる。言い換えれば、フレーム1320の前方の面は下向きである。フレーム1320は、キャンバス基材11のエッジが上に折り畳まれるまで押し下げられる。この時点で、上に折り畳まれたキャンバスのエッジは、フレーム1320の側面とアダプタ1200のそれぞれの側壁との間にある。
【0088】
次に、図27に示されるように、アダプタ1200は、アダプタ固定具100を使用して所定の位置にクランプされる。より具体的には、複数のフェンス押出し300が持ち上げられ、それらはアダプタ1200と係合し、それを所定の位置にクランプする。フェンス押出し300が持ち上げられると、フェンス垂直延長部360(図2)は、アダプタ1200の頂部表面に接触して押し下げることができ、それによって、アダプタ1200を所定の位置に有効に保持する。示されるように、フェンス300は持ち上げられ、アダプタ1200を所定の位置に有効にクランプし、フェンス300の頂部の上に延在する。図27は、アダプタ1200を所定の位置に保持するために、フェンス押出し300のすべてを使用する必要があるわけではないことを例示している。
【0089】
次に、キャンバス基材11に沿って指を前後に動かして、キャンバス基材11の4つの側面すべてに折り目を作成することによって、キャンバス基材11に折り目を付ける。したがって、キャンバス基材11の折り畳まれた側面は、フレーム1320の側面の上に横たわる。
【0090】
図28および図29に示されるように、次いで後部パネル1330が、前方の面がフレーム1320に面するように、フレーム1320に置かれる(緩く挿入されて)。後部パネル1330をフレーム1320に置く際に、後部パネル1330の側面は、フレーム1320の側面の内側に配設され、それによって、後部パネル1330とフレーム1320との間にキャンバス基材11を捕捉する。
【0091】
次に、ツールヘッドリニアピボット1110(図5のツール1000の丸い端部)が、フェンス300のツールフック340に挿入される。これは、ツールヘッドリニアピボット1110が凹状スロット(ツールフック340)にスライドされるスライド動作によって達成することができ、それによってツールを所定の位置に係止する。次に、ツール1000のハンドル1010が下に枢動されると、ツールヘッドベアリング面1120(図5)が後部パネル1330の後部面を押すことを引き起こす。前述のように、この押す動作は、後部パネル1330をフレーム1320にスナップフィットして接続させ、キャンバス基材11が教えられたように引っ張られることを引き起こす(張力下で-フレーム1320の上に引き伸ばされて)。スナップフィットは、ツール1000の下向きに加えられた力のために、後部パネル1330に関連付けられた係止タブ1360がフレーム1320の係止エッジ1362と係合することから生じる。
【0092】
このプロセスは、後部パネル1330の各側面に対して繰り返され、その結果、後部パネル1330のすべての側面が、フレーム1320にスナップフィットして接続され、その間にキャンバス基材が捕捉される。したがって、ツールは、4つのフェンス300の各々に挿入され、次いで下に枢動して、後部パネル1330を所定の位置に押し込み、フレーム1320と係合させる。このステップの結果、後部パネル1330はフレーム1320とスナップフィットして嵌合され、キャンバス基材11は引き伸ばされて、後部パネル1330とフレーム1320との間に教えられて保持されることになる。したがって、キャンバス基材11は、フレーム1320の各側面に沿って形成されたトラフ1327(図17)に押し下げられ、後部パネル1330の係止タブが係合される。
【0093】
この時点で、キャンバス基材11のコーナのみが露出および突出しており、仕上げる必要がある。コーナポケットを広げ、次いで各コーナを内側に押してプリーツを形成する。次に、プリーツツールを使用して、ツールの丸い端部を使用して4つのコーナすべてを押し込むことができる。フレーム1320および後部パネル1330の両方のコーナスロットは、ツールを収容し、(コーナの)余分なキャンバス材料をコーナスロットに押し込むことを可能にする。プリーツツールは、フレーム1320および後部パネル1330の両方のコーナスロット内に適合することができる薄い細長い構造の形態であり得る。プリーツツールの一端部をプリーツに挿入して、プリーツをスロットに押し込む。
【0094】
最後に、コーナキャップ1600が取り付けられる(例えば、スナップフィット)。図32に示すように、後部パネル1330の後部面は、コーナキャップの丸い突起1610を受容する円形の凹部を含む。コーナキャップ1600の下側はまた、後部パネル1330のコーナスロット1337内に受容されるより小さな突起またはリブ1620を含むことができる。コーナスロット1337は、より大きな円形の開口部につながる狭い入口部分を有することができる。コーナキャップ1600が装着されると、ディスプレイユニット10は完全に組み立てられ、使用および/または包装の準備ができている。
【0095】
アダプタ固定具100は、アダプタ1200を所定の位置に保持し、フレーム製品の組み立てを可能にする1つの方法であるが、キャンバス基材を配置し、次にフレームベースをキャンバス基材上に置いてからキャンバス基材を折り畳み、後部パネルをフレームベースにスナップフィットさせ、その結果キャンバス基材がその間に捕捉されることが理解されるであろう。同じ結果を達成するために、他の機構も同様に使用することができる。
【0096】
図30図32は、後部パネル1330がベース1330にスナップフィットし、それによってキャンバス基材11が本明細書で説明されるようにそれらの間に捕捉される、例示的な組み立てられたフレーム張り製品を例示する。
【0097】
代替のフレーム張り製品
図36図39は、前述のものと同様であり、特に、その表示のためにキャンバス基材11とともに使用するように構成された代替のフレーム張り製品2000を例示する。わかりやすくするために、キャンバス基材11は図39には示されていない。
【0098】
一態様では、フレーム張り製品は、印刷されたキャンバスがフレームの周りに巻き付けられたキャンバス印刷製品の形態である。フレーム張り製品2000は、フレームベース2010および実際のパネル2100を含む。前に論じたフレーム張り製品と同様に、フレーム張り製品2000は、スナップフィット方式で組み立てられるように構成されており、これは、関連するステップを大幅に単純化し、組み立て時間を短縮する。
【0099】
フレームベース2010は、キャンバス基材11が、前面全体に延在し、教えられた状態で保持されるという点で、キャンバス基材11に面して、接触する前面を有する。フレームベース2010は、フレームベース2010のコーナを画定する複数の外側側壁2012を有する。スロット2014は、コーナに形成されている。
【0100】
フレームベース2010は、側壁2012の内部に配置され、側壁2012から離間された内壁2020を有する。図39に示されるように、内壁2020は、Y字形を有することができ、チャネル2025を受容するキャンバスを画定する。例示の実施形態では、チャネル2025は、正方形または長方形の形状のフレームベース2010の周りの内部に延在する。示されるように、内壁2020は、スロット2023(図38)を画定する折り畳まれたコーナ部分2022を有する。折り畳まれたコーナ部分2022は、U字形にすることができる。
【0101】
フレームベース2010の片側に沿って配置された内壁2020の外脚に沿って、1つ以上の係止開口部2015がある。図示のように、フレームベース2010の端部に位置する2つの側壁2012は、3つの係止開口部2015を含み、一方、他の2つの側壁2012は、4つの係止開口部2015を含む。係止開口部2015は、長方形の形状を有することができる。したがって、各係止開口部2015は、キャンバス受容チャネル2025と連通している。
【0102】
後部パネル2100は、側壁2102の内部に配置された後部壁2104に接続された複数の側壁2102を含む。スロット2105は、後部パネル2100のコーナに形成されている。後部パネル2100がフレームベース2010に結合されるとき、スロット2105はスロット2014と整列される。
【0103】
後部パネル2100は、後部パネル2100をフレームベース2010に挿入できるようなサイズであり、特に、後部パネル2100の側壁2102は、フレームベース2010の側壁2012内に受容され、より具体的には、それらは、チャネル2025内に受容される。
【0104】
後部パネル2100のコーナ内には、4つの一体型コーナキャップ2130が存在する。コーナキャップ2130は、コーナキャップ2130が後部パネル2100と一体であるということを除いて、コーナキャップ1600と同様の目的を果たす。したがって、コーナキャップ2130は、見苦しい外観を有する可能性があるキャンバス基材11のプリーツの付いたコーナを覆う。加えて、2つ以上の側壁2102の外部表面は、1つ以上の係止タブ2140を含む。係止タブ2140は、側壁2102から外側に突き出た突起の形をとることができる。図示のように、フレームベース2010の端部に位置する2つの側壁2102は、3つの係止開口部2015を含み、一方、他の2つの側壁2012は、4つの係止開口部2015を含む。係止開口部2015は、長方形の形状を有することができる。
【0105】
後部パネル2100をフレームベース2010に結合するために、実際のパネル2100がフレームベース2010に挿入されるときに、係止タブ2140を係止開口部2015に挿入することによって、2つの部品間にスナップフィットが達成される。
【0106】
前の実施形態のように、キャンバス基材11が提供され、フレームベース2010は、キャンバス基材110の後部面の上に位置決めされる。キャンバス基材11の折り畳まれたエッジは、フレームベースの側壁2012の上に折り畳まれ、チャネル2025に供給される。後部パネル2100がチャネル2025に挿入されるとき、後部パネル2100の側壁は、キャンバス基材11の折り畳まれたエッジに対して着座し、係止タブ2140は、キャンバス基材11に対して着座し、かつキャンバス基材11を前方に少なくとも部分的に係止開口部2015に押し込み、係止開口部2015は、後部パネル2100とフレームベース2010との間のスナップフィットを達成するために係止タブ2140を受容する。
【0107】
一態様では、フレーム張り製品2000は、ロボットデバイスの使用によるような自動化された様態での組み立てを目的としている。例えば、1つ以上のロボットデバイスが部品に作用して、フレーム張り製品2000を組み立て、次いで、任意選択で、組み立てられた最終製品を包装することができる。例えば、トランスポータ(ロボットアーム)は、様々な部品を所定の位置に移動し、次いでキャンバス基材11をチャネル2025に折り畳み、次に、スナップフィットが達成されるまで、後部パネル2100をフレームベース2010に挿入することによって、後部パネル2100を所定の位置に挿入および係止することができる。したがって、ロボットデバイスは、後部パネル2100を2つの部品を一緒にスナップフィットするのに有効な設定距離に挿入することによって、後部パネル2100をフレームベース2010に挿入するようにプログラムされる。
【0108】
特定のツールが本明細書で説明されているが、フレーム張り製品は、少なくともいくつかの実装形態では、ユーザの手によって実行される手動プロセスによって形成され得ることが理解され、認識されるであろう。言い換えれば、後部パネル1330は、手動プロセスを使用してフレーム部材1320と嵌合することができる。ステップは、ツール1000を使用する代わりに、かつキャンバス基材11が溝1327に押し込まれた後、次に後部パネル1330が下向きに押され、この押す作用が、後部パネル1330をフレーム1320にスナップフィットして接続させ、キャンバス基材11が教えられたように引っ張られる(張力下で-フレーム1320の上に引き伸ばされる)ことを引き起こすことを除いて、本明細書に説明されているものと本質的に同じである。スナップフィットは、後部パネル1330に関連付けられた係止タブ1360がフレーム1320の係止エッジ1362と係合することから生じる。
【0109】
したがって、フレーム1320がキャンバス基材11上に置かれ、次にキャンバス基材がフレーム1320の上に折り畳まれ、その結果、エッジが溝1327内に受容され、次いで後部パネル1330がフレーム1320の上に置かれ、下向きに押されて、フレーム1320と後部パネル1330とに関連付けられたオス部分とメス部分との間の嵌合によりスナップフィットを達成する、手動プロセスによって製品を形成することが可能である。アダプタ固定具100は、フレーム張り製品を形成するための上記の手動プロセスで使用できる場合と使用できない場合がある。
【0110】
例示のスナップフィットは、後部パネル1330に形成されたオス要素(係止タブ)とフレーム部材1320に形成されたメス要素(開口部)とを備えるが、逆もまた真であり得、その場合、オス要素がフレーム部材1320に形成され得、メス要素が後部パネルに形成され得る、ことも理解されるであろう。
【0111】
図面中の同様の数字は、いくつかの図を通して同様の要素を表し、図に関連して記載され、示されたすべての構成要素および/またはステップが、すべての実施形態または配置に必要とされるわけではないことを理解されたい。
【0112】
したがって、本デバイスの例示的な実施形態および配置ならびに方法は、ヘア留め具を適用するための方法を提供する。図中のフローチャートは、様々な実装形態および構成による方法の可能な実施の動作を示している。また、いくつかの代替の実装形態では、ブロック中に記載された機能は、図中に記載された順序とは異なる順序で行われてもよいことにも留意されたい。例えば、連続して示された2つのブロックが、関わる機能性に応じて、実際には、ほぼ同時に実行されてもよく、または時には、ブロックは、逆の順序で実行されてもよい。
【0113】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、本開示を限定することを意図していない。本明細書で使用するとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈で別に明示していない限り、複数形も含むことを意図している。さらに、本明細書で使用するとき、「備える」および/または「備えている」という用語は、記載する特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されよう。
【0114】
また、本明細書で使用する表現および用語は、説明の目的のためであり、限定するものとみなすべきではない。本明細書内の「含む」、「備える」、または「有する」、「含有する」、「伴う」、およびこれらの変形の使用は、それ以降に列挙された項目およびその等価物、ならびに追加項目を包含することを意味する。
【0115】
上述の主題は、単に例示として提供されており、限定されるものと解釈されるべきではない。例示的な実施形態ならびに図示および記載された用途に従うことなく、かつ、以降の特許請求の範囲に記載されている本開示の真の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更が、本明細書に記載された主題に対して行われ得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
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図35
図36
図37
図38
図39