(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-02
(45)【発行日】2024-08-13
(54)【発明の名称】情報制御方法、装置及び通信機器
(51)【国際特許分類】
H04W 56/00 20090101AFI20240805BHJP
【ＦＩ】
H04W56/00 110
【請求項の数】
15
(21)【出願番号】P 2023504347
(86)(22)【出願日】2021-07-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-10
(86)【国際出願番号】 CN2021108165
(87)【国際公開番号】W WO2022017504
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2023-01-20
(31)【優先権主張番号】202010726051.8
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１， ｖｉｖｏ Ｒｏａｄ， Ｃｈａｎｇ’ａｎ， Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５２３８６３， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
【審査官】久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第１０３１３９０８０（ＣＮ，Ａ）
【文献】国際公開第２０２０／１５０３３３（ＷＯ，Ａ１）
【文献】欧州特許出願公開第０３６８４１３７（ＥＰ，Ａ１）
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell, Tencent, Huawei，Vertical_LAN TSN related CR for non-FASMO corrections，3GPP TSG SA WG2 #137e S2-2002212，2020年02月27日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４ － ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００ － ９９／００
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４、６
ＣＴ ＷＧ１、４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器側タイムセンシングネットワークアダプタＤＳ－ＴＴである第一の通信機器に用いられる情報制御方法であって、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信することであって、前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第一のメッセージは、ｇＰＴＰ（Ｇｅｎｅｒａｌｉｚｅｄ Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）における通知メッセージと、ＰＴＰ（Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）における通知メッセージとのうちの一つを含むことと、
第一の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポート及び／又は前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のメッセージ又は第一のルート情報を送信することであって、前記第一のターゲットエンドは、ネットワーク側タイムセンシングネットワークアダプタＮＷ－ＴＴと、ユーザプレーン機能ＵＰＦと、端末とのうちの少なくとも一つを含むことと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む、情報制御方法。
【請求項2】
前記の、第一の操作を実行することは、第一の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類操作を実行することを含み、
ここで、前記第一の条件は、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記の、前記第一のメッセージを廃棄することは、第二の条件を満たす場合、前記第一のメッセージを廃棄することを含み、
及び／又は、前記方法は、
第二の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類操作を実行しないことをさらに含み、
ここで、前記第二の条件は、前記第一のポートのポート優先度ベクトルが前記メッセージ優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のルート情報は、第一のコンテナに含まれて送信されており、前記第一のコンテナは、第一のポートのポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴの管理情報コンテナとのうちの一つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のルート情報は、第一のデータチャンネルによって前記第一のターゲットエンドに送信されており、ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである、請求項１に記載の方法。
【請求項6】
第二のメッセージ又は第二のルート情報を取得することであって、前記第二のルート情報は、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行することとをさらに含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロックと最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第二のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項7】
前記の、第二のメッセージ又は第二のルート情報を取得することは、
ＮＷ－ＴＴと、ＵＰＦと、端末とのうちの少なくとも一つから第二のメッセージ又は第二のルート情報を取得することを含む、請求項６に記載の方法。
【請求項8】
ＮＷ－ＴＴである第二の通信機器に用いられる情報制御方法であって、第一のメッセージ又は第一のルート情報を受信することと、
前記第一のメッセージ又は第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のメッセージ又は第二のルート情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴである第二のターゲットエンドに第二のメッセージ又は第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第一のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含み、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロックと最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第二のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含み、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである、情報制御方法。
【請求項9】
前記の、第二の操作を実行することは、第一の条件を満たす場合、前記第二の操作の二種類操作を実行することであって、前記第一の条件は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことと、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいこととのうちの少なくとも一つを含むこと、
及び／又は
第二の条件を満たす場合、第二のポートの情報を決定する操作を実行することであって、前記第二の条件は、第二のポートの第二の優先度ベクトルが第二のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含むこと、
及び／又は
ポートの第二の優先度ベクトルがポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、前記ポートの状態をマスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態として配置すること、
及び／又は、
第三の条件を満たす場合、第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することであって、前記第三の条件は、前記第二のポートがＤＳ－ＴＴ上のポートであることを含むことを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項10】
前記第二のルート情報は、第二のコンテナに含まれて送信されており、ここで、前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項11】
前記第二のルート情報は、第二のデータチャンネルによって第二のターゲットエンドに送信されており、ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである、請求項８に記載の方法。
【請求項12】
前記の、第一のメッセージ又は第一のルート情報を受信することは、
ＤＳ－ＴＴと、ＮＷ－ＴＴと、ＵＰＦとのうちの少なくとも一つから第一のメッセージ又は第一のルート情報を取得することを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項13】
ＤＳ－ＴＴである第三の通信機器に用いられる情報制御方法であって、第二のメッセージ又は第二のルート情報を取得することであって、前記第二のルート情報は、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のメッセージ又は第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロックと最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第二のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含む、情報制御方法。
【請求項14】
ＤＳ－ＴＴである第一の通信機器に用いられる情報制御装置であって、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信するための第一の受信モジュールであって、前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第一のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含む第一の受信モジュールと、
第一の操作を実行するための第一の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポート及び／又は前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のメッセージ又は第一のルート情報を送信することであって、前記第一のターゲットエンドは、ＮＷ－ＴＴと、ＵＰＦと、端末とのうちの少なくとも一つを含むことと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む、情報制御装置。
【請求項15】
ＮＷ－ＴＴである第二の通信機器に用いられる情報制御装置であって、第一のメッセージ又は第一のルート情報を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第一のメッセージ又は第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行するための第二の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のメッセージ又は第二のルート情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴである第二のターゲットエンドに第二のメッセージ又は第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第一のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含み、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、前記最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロックと最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は、前記第二のメッセージは、ｇＰＴＰにおける通知メッセージと、ＰＴＰにおける通知メッセージとのうちの一つを含み、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである、情報制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２０年７月２４日に中国で提出された中国特許出願番号Ｎｏ．２０２０１０７２６０５１．８の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
本出願は、２０２０年７月２４日に中国で提出された中国特許出願番号Ｎｏ．２０２０１０７２６０５１．８の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願の実施例は、通信技術分野に関し、特に情報制御方法、装置及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0003】
タイムセンシングネットワーク（Ｔｉｍｅ Ｓｅｎｓｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＴＳＮ）では、時間関連データフローの送信端と受信端との間に一つ又は複数のブリッジによってデータの転送を行うことができる。時間同期ネットワークにおいて、ブリッジは、異なるポートから異なるクロックのクロック通知メッセージを受信することができ、ブリッジ自体にも一つのクロックがある。ブリッジは、受け取ったクロックと本システムのクロックとを比較し、一つの最適なクロックをマスタークロックとして選択し、通知メッセージを送信し、選択されたマスタークロックを伝播する必要がある。そのため、どのように最適なクロックを決定するかは、現在の時間関連業務において早急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、どのように最適なクロックを決定するかという問題を解決するための情報制御方法、装置及び通信機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、第一の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信することと、
第一の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポートと前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信することと、
第一の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポートと前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
【0006】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、第二の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第一のルート情報を受信することと、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
第一のルート情報を受信することと、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
【0007】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、第三の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得することと、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得することと、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0008】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、第四の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第一のルート情報を受信することと、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第一のルート情報を受信することと、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0009】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、第五の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第二のルート情報を受信することと、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第五の操作は、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第二のルート情報を受信することと、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第五の操作は、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0010】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、第六の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信することであって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信することであって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
【0011】
第七の態様によれば、本出願の実施例は、第七の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この情報制御方法は、
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信することと、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信することと、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行することとを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
【0012】
第八の態様によれば、本出願の実施例は、第一の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信するための第一の受信モジュールと、
第一の操作を実行するための第一の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポートと前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信するための第一の受信モジュールと、
第一の操作を実行するための第一の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポートと前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
【0013】
第九の態様によれば、本出願の実施例は、第二の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第一のルート情報を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行するための第二の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
第一のルート情報を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行するための第二の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
【0014】
第十の態様によれば、本出願の実施例は、第三の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得するための取得モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するための第三の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得するための取得モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するための第三の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0015】
第十一の態様によれば、本出願の実施例は、第四の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第一のルート情報を受信するための第三の受信モジュールと、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行するための第四の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
第一のルート情報を受信するための第三の受信モジュールと、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行するための第四の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0016】
ここで、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0017】
第十二の態様によれば、本出願の実施例は、第五の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第二のルート情報を受信するための第四の受信モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行するための第五の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第五の操作を実行することは、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
第二のルート情報を受信するための第四の受信モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行するための第五の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第五の操作を実行することは、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0018】
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0019】
第十三の態様によれば、本出願の実施例は、第六の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信するための第五の受信モジュールであって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第五の受信モジュールと、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行するための第六の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信するための第五の受信モジュールであって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第五の受信モジュールと、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行するための第六の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
【0020】
第十四の態様によれば、本出願の実施例は、第七の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、この情報制御装置は、
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信するための第六の受信モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するための第七の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信するための第六の受信モジュールと、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するための第七の実行モジュールとを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
【0021】
第十五の態様によれば、本出願の実施例は、通信機器を提供し、この通信機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行される時、第一の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第二の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第三の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第四の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第五の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第六の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第七の態様による情報制御方法のステップを実現する。
【0022】
第十六の態様によれば、本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、第一の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第二の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第三の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第四の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第五の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第六の態様による情報制御方法のステップを実現し、又は、第七の態様による情報制御方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0023】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本出願の実施例による無線通信システムのアーキテクチャ概略図である。
【図2】本出願の実施例による一つの情報制御方法のフローチャートである。
【図3】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図4】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図5】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図6】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図7】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図8】本出願の実施例による別の情報制御方法のフローチャートである。
【図9】本出願の実施例の応用シナリオ１の情報制御方法のフローチャートである。
【図10】本出願の実施例の応用シナリオ２の情報制御方法のフローチャートである。
【図11】本出願の実施例の応用シナリオ３の情報制御方法のフローチャートである。
【図12】本出願による情報制御装置の構造図である。
【図13】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図14】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図15】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図16】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図17】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図18】本出願による別の情報制御装置の構造図である。
【図19】本出願による別の通信機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以上の好ましい実施の形態の詳細な記述を読むことによって、様々な他の利点と利益は、当業者にとって明らかになる。図面は、好ましい実施の形態の目的を示すために用いられるだけであるが、本出願に対する制限と考えられない。そして、図面全体で、同じ参照符号で同じ部材を表す。以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0026】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一の種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び／又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「／」は、一般的には前後関連対象が「及び／又は」の関係であることを表す。例えば、ＮＷ－ＴＴ／ＵＰＦは、併設される機器であってもよい。
【0027】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）／ＬＴＥの進化（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）、時分割多重接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多重接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多重接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、単一キャリア周波数分割多重接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてＮＲ用語を使用しているが、これらの技術は、ＮＲシステム応用以外の応用、例えば第６世代（６ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、６Ｇ）通信システムに適用されてもよい。
【0028】
図１は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末１１と、ネットワーク側機器１２とを含む。ここで、端末１１は、端末機器又はユーザ端末（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と呼ばれてもよく、端末１１は、携帯電話、タブレットパソコン（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）（又は、ノートパソコンと呼ばれる）、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（ｕｌｔｒａ－ｍｏｂｉｌｅ ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＵＭＰＣ）、モバイルインターネットディバイス（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ、ＭＩＤ）、ウェアラブルデバイス（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載機器（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＶＵＥ）、歩行者端末（Ｐｅｄｅｓｔｒｉａｎ Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＰＵＥ）などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末１１の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器１２は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードＢ、進化ノードＢ、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット（Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＢＳＳ）、拡張サービスセット（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＥＳＳ）、Ｂノード、進化型Ｂノード（ｅＮＢ）、家庭用Ｂノード、家庭用進化型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード、トランスミッションポイント（Ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ Ｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ）又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例において、ＮＲシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0029】
本出願の実施例では、タイムセンシング（Ｔｉｍｅ Ｓｅｎｓｉｎｇ）は、周期決定性（Ｐｅｒｉｏｄｉｃ ｄｅｔｅｒｍｉｎｉｓｔｉｃ）と呼ばれてもよい。タイムセンシング通信は、周期決定性通信（Ｐｅｒｉｏｄｉｃ ｄｅｔｅｒｍｉｎｉｓｔｉｃ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）と呼ばれてもよい。タイムセンシングデータフローは、周期決定性データフローと呼ばれてもよい。タイムセンシングのネットワーク技術は、例えばＩＥＥＥ ＴＳＮ（Ｔｉｍｅ Ｓｅｎｓｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ）である。周期決定性通信は、配信間隔を周期としてデータ配信を行う。
【0030】
本出願の実施例では、タイムセンシングデータフロー送信端は、ｔａｌｋｅｒと呼ばれてもよく、タイムセンシングデータフローの受信端は、ｌｉｓｔｅｎｅｒと呼ばれてもよい。ｔａｌｋｅｒとｌｉｓｔｅｎｅｒとの間は、一つ又は複数のブリッジによってデータの転送を行うことができる。ターミナルノード（Ｅｎｄ Ｓｔａｔｉｏｎ）は、ｔａｌｋｅｒ又はｌｉｓｔｅｎｅｒであってもよい。ブリッジ（Ｂｒｉｄｇｅ）は、ｔａｌｋｅｒとｌｉｓｔｅｎｅｒとの間のデータ配信を担当する。
【0031】
端末（例えばＵｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、タイムセンシングアダプタと通信ネットワークは、ブリッジ（その後に５Ｇブリッジを例として説明する）を構成する。下りリンクのデータに対し、機器側タイムセンシングネットワークアダプタ（Ｄｅｖｉｃｅ－ｓｉｄｅ ＴＳＮ ｔｒａｎｓｌａｔｏｒ、ＤＳ－ＴＴ）のポートは、データの出力ポートであってもよく、ネットワーク側タイムセンシングネットワークアダプタ（Ｎｅｔｗｏｒｋ－ｓｉｄｅ ＴＳＮ ｔｒａｎｓｌａｔｏｒ、ＮＷ－ＴＴ）のポートは、データの入力ポートであってもよい。上りリンクデータに対し、ＮＷ－ＴＴのポートは、データの入力ポートであってもよく、ＤＳ－ＴＴのポートは、データの出力ポートであってもよい。端末は、ＤＳ－ＴＴと併設されてもよい。ユーザプレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）は、ＮＷ－ＴＴと併設されてもよい。
【0032】
選択的に、一つの端末は、一つ又は複数のＤＳ－ＴＴに接続されてもよく、一つのＤＳ－ＴＴには、一つ又は複数のポートがあってもよい。一つの５Ｇブリッジは、一つのＵＰＦがあってもよく、前記ＵＰＦのＮＷ－ＴＴには、一つ又は複数のポートが有効にされることができる。端末は、ＤＳ－ＴＴのポートのエージェントとして、ＵＰＦとプロトコルデータユニット（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｕｎｉｔ、ＰＤＵ）セッションを確立することができる。前記ＰＤＵセッションによって、ＤＳ－ＴＴ上のポートは、ＵＰＦに併設されるＮＷ－ＴＴのポートと関連を確立する。ＤＳ－ＴＴの前記ポートは、５Ｇブリッジの一つのポートとなる。ＤＳ－ＴＴのポートとＮＷ－ＴＴのポートは、ＴＳＮブリッジ（ＴＳＮ Ｂｒｉｄｇｅ）及び／又はターミナル（Ｅｎｄ Ｓｔａｔｉｏｎ）にそれぞれ接続されることができる。前記５Ｇブリッジによって、ＴＴのポートに接続されるＴＳＮブリッジ及び／又はターミナルは、通信することができる。
【0033】
タイムセンシングシステムが時間同期に対する要求は高く、各クロックを同期させる必要がある。しかしながら、ネットワークには、複数のマスタークロックが存在する可能性があり、５Ｇブリッジは、最適なクロックを決定するために、以下のような問題を解決する必要もある。
【0034】
問題１：５ＧＳブリッジでは、ブリッジのポートは、ＤＳ－ＴＴとＮＷ－ＴＴに位置する。一つの５Ｇネットワークは、複数のＤＳ－ＴＴがあってもよい。そのため、異なるＤＳ－ＴＴとＮＷ－ＴＴは、いずれも外部クロックの通知メッセージを受信する可能性がある。そのため、本ブリッジに対して最適なクロックを決めるために一つの集中的なノードが必要である。
【0035】
一つの選択的な解決方法として、ＮＷ－ＴＴを中心ノードとする。ＤＳ－ＴＴは、通知メッセージを受信した後にＮＷ－ＴＴに転送し、ＮＷ－ＴＴは、ＤＳ－ＴＴポートとＮＷ－ＴＴポートで収集したクロック情報に基づき、マスタークロックと次ホップのクロック通知メッセージを決める。
【0036】
例えば、本システムのクロックをマスタークロックとして採用する場合、次ホップのクロック通知メッセージにおけるルートクロックは、本システムクロックであり、ルートクロックとの距離は、０である。
【0037】
例えば、受信されたクロック通知メッセージのうちの一つにおけるクロックをマスタークロックとして採用する場合、次ホップのクロック通知メッセージにおけるルートクロックは、前記受信されたクロックであり、ルートクロックとの経路オーバヘッド（例えば、ルートクロックからのホップ数）を＋１にして、前記クロック通知メッセージを送信するポートを決める。
【0038】
問題２：最適なクロック選択アルゴリズムに基づき、ポートは、クロック通知メッセージを受信した後に、メッセージ優先度ベクトルを導き出す。メッセージ優先度ベクトルとポート優先度ベクトルとを比較する。メッセージ優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れていない場合、ＤＳ－ＴＴがＮＷ－ＴＴに前記クロック通知メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを転送するのは、価値がない。これは、それが最適なクロックの候補にならないからである。前記クロック通知メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを送信するのは、リソースの浪費である。
【0039】
一つの選択的な解決方法として、ＤＳ－ＴＴ上に各ポートを保存するポート優先度ベクトルが配置され、ＤＳ－ＴＴは、ポート優先度ベクトルと受信された通知メッセージから導出されたメッセージ優先度ベクトルを比較し、メッセージ優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れている場合にのみ、ＮＷ－ＴＴに前記通知メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを送信し、そうでなければ、ＤＳ－ＴＴは、前記受信された通知メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを廃棄する。
【0040】
問題３：受信ポートは、最適なクロック選択アルゴリズムを行う入力の一つである。通知メッセージには受信ポート情報がない場合、ＮＷ－ＴＴは、どのように通知メッセージの受信ポートを知るかは、問題となる。
【0041】
ＤＳ－ＴＴが通知メッセージを送信する場合、通知メッセージに受信ポート識別子情報がないため、ＤＳ－ＴＴは、ＵＰＦがＰＤＵセッションによって出力ポート番号に関連するように、ＵＥに前記通知メッセージを受信するポートのＰＤＵセッションよって前記通知メッセージを送信させ、ＮＷ－ＴＴは、次のステップに進むために受信ポート番号と通知メッセージに基づいてメッセージ優先度ベクトルを導き出す必要がある。
【0042】
ＤＳ－ＴＴにより送信されたのがメッセージ優先度ベクトルである場合、それを受信ポートの関連ポート管理コンテナ又はＤＳ－ＴＴ管理コンテナに含めて送信する。メッセージ優先度ベクトルに受信ポートのメッセージが含まれる。
【0043】
一つの実施の形態では、ＤＳ－ＴＴは、メッセージ優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れている場合、メッセージ優先度ベクトルでポート優先度ベクトルを更新し、更新されたポート優先度ベクトルをＮＷ－ＴＴに送信する。
【0044】
一方、ネットワークにおいて、同様に複数のルートブリッジが存在する可能性があり、５Ｇブリッジがどのようにルートブリッジを決定し、スパニングツリーアルゴリズムに基づいて経路を生成するかは、解決される必要がある。最適なルートブリッジ決定とマスタークロック決定との問題や方法を比較する。
【0045】
問題１：５ＧＳブリッジでは、ブリッジのポートは、ＤＳ－ＴＴとＮＷ－ＴＴに位置する。一つの５Ｇネットワークは、複数のＤＳ－ＴＴがあってもよい。そのため、異なるＤＳ－ＴＴとＮＷ－ＴＴは、いずれも外部ルートブリッジの配置メッセージを受信する可能性がある。そのため、本ブリッジに対して最適なルートブリッジを決めるために、一つの集中的なノードが必要である。
【0046】
問題２：スパニングツリーアルゴリズムに基づいて、ポートは、配置メッセージを受信した後に、メッセージ優先度ベクトルを導き出す。メッセージ優先度ベクトルとポート優先度ベクトルとを比較する。メッセージ優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れていない場合、ＤＳ－ＴＴがＮＷ－ＴＴに前記クロック通知メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを転送するのは、価値がない。これは、それが最適なルートブリッジの候補にならないからである。前記配置メッセージ又はメッセージ優先度ベクトルを送信するのは、リソースの浪費である。
【0047】
問題３：受信ポートは、スパニングツリーアルゴリズムを行う入力の一つである。配置メッセージには受信ポート情報がない場合、ＮＷ－ＴＴは、どのように通知メッセージの受信ポートを知るかは、問題となる。
【0048】
本出願の実施例では、ルートオブジェクトの情報とルートオブジェクト情報は、同一の意味を代表し、混用されてもよい。
【0049】
選択的に、ルートオブジェクトは、マスタークロックと、ルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0050】
一つの実施の形態では、前記マスタークロックは、ルートクロックと呼ばれてもよい。別の実施の形態では、前記ルートブリッジは、マスタークロックを提供するブリッジであってもよい。
【0051】
選択的に、第一のメッセージは、第一の通知メッセージと、第一の配置メッセージとのうちの一つを含む。
【0052】
選択的に、第二のメッセージは、第二の通知メッセージと、第二の配置メッセージとのうちの一つを含む。
【0053】
一つの実施の形態では、前記通知メッセージは、汎用プレシジョンクロックプロトコル（Ｇｅｎｅｒａｌｉｚｅｄ Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ｇＰＴＰ）におけるａｎｎｏｕｎｃｅメッセージ、又は高精度時間同期（Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＰＴＰ）プロトコルにおける通知メッセージのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0054】
一つの実施の形態では、前記配置メッセージは、ブリッジプロトコルデータユニット（Ｂｒｉｄｇｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｕｎｉｔ、ＢＰＤＵ）における配置メッセージ又は迅速スパニングツリープロトコル（Ｒａｐｉｄ Ｓｐａｎｎｉｎｇ Ｔｒｅｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＲＳＴＰ）における配置メッセージのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0055】
選択的に、優先度ベクトルは、
-ルートオブジェクトの情報と、
-ルートオブジェクトの経路オーバヘッド（システムからルートオブジェクトまでの経路オーバヘッドを表してもよい）と、
-出力ポートの情報（メッセージを送信するポートを表してもよい）と、
-受信ポートの情報（メッセージを送信するポートを表してもよい）と、
-配信ブリッジのブリッジ識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
-ルートオブジェクトの情報と、
-ルートオブジェクトの経路オーバヘッド（システムからルートオブジェクトまでの経路オーバヘッドを表してもよい）と、
-出力ポートの情報（メッセージを送信するポートを表してもよい）と、
-受信ポートの情報（メッセージを送信するポートを表してもよい）と、
-配信ブリッジのブリッジ識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0056】
例えば、システムＢは、システムＡから第一のメッセージを受信しており、配信ブリッジは、システムＡであり、出力ポートは、システムＡのポートであり、受信ポートは、システムＢのポートである。例えば、システムＢは、他のシステムに第二のメッセージを送信し、システムＢの優先度ベクトルにおいて、配信ブリッジは、システムＢであり、出力ポートは、システムＢのポートであり、受信ポートは、システムＢのポートであることが容易に理解される。
【0057】
さらに、ルートオブジェクトの情報は、ルートブリッジ識別子（Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）と、ルートシステムの識別子（ｒｏｏｔＳｙｓｔｅｍＩｄｅｎｔｉｔｙ）とのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0058】
さらに、ルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、Ｒｏｏｔ Ｐａｔｈ Ｃｏｓｔ（配信ブリッジからルートブリッジまでの経路オーバヘッド）と、ｓｔｅｐｓＲｅｍｏｖｅｄ（時間知覚システムからルートシステムまでの経路に接続される数）とのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0059】
選択的に、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。一つの実施の形態において、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、第一のｓｔｅｐｓＲｅｍｏｖｅｄ（第一のルートシステムから時間知覚システムまでの経路に接続される数を代表する）、又は第一のＲｏｏｔ Ｐａｔｈ Ｃｏｓｔ（伝送ブリッジから第一のルートブリッジまでの経路オーバヘッド）のうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0060】
選択的に、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドの経路オーバヘッドは、最適なルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。一つの実施の形態において、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、第二のｓｔｅｐｓＲｅｍｏｖｅｄ（最適なルートシステム（即ち最適なマスタークロックシステム）から時間知覚システムまでの経路に接続される数を代表する）、又は第二のＲｏｏｔ Ｐａｔｈ Ｃｏｓｔ（伝送ブリッジから最適なルートブリッジまでの経路オーバヘッド）のうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0061】
一つの実施の形態では、優先度ベクトルは、
－ルートブリッジ識別子（Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）配信側が認識するルートブリッジのブリッジ識別子（ｔｈｅ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ ｏｆ ｔｈｅ Ｂｒｉｄｇｅ ｂｅｌｉｅｖｅｄ ｔｏ ｂｅ ｔｈｅ Ｒｏｏｔ ｂｙ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｒ）と、
－ルート経路オーバヘッド（配信ブリッジからルートブリッジまでの経路オーバヘッドＲｏｏｔ Ｐａｔｈ Ｃｏｓｔ，ｔｏ ｔｈａｔ Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｂｒｉｄｇｅ）と、
－配信ブリッジのブリッジ識別子（Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｂｒｉｄｇｅ）と、
－出力ポートの情報（例えばポート識別子）、メッセージの配信ポート（Ｐｏｒｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ Ｐｏｒｔ ｔｈｒｏｕｇｈ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ｍｅｓｓａｇｅ ｗａｓ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｄ）と、
－受信ポートの情報、メッセージの受信ポート（Ｐｏｒｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ Ｐｏｒｔ ｔｈｒｏｕｇｈ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ｍｅｓｓａｇｅ ｗａｓ ｒｅｃｅｉｖｅｄ）とのうちの少なくとも一つの情報を含んでもよい。
－ルートブリッジ識別子（Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）配信側が認識するルートブリッジのブリッジ識別子（ｔｈｅ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ ｏｆ ｔｈｅ Ｂｒｉｄｇｅ ｂｅｌｉｅｖｅｄ ｔｏ ｂｅ ｔｈｅ Ｒｏｏｔ ｂｙ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｒ）と、
－ルート経路オーバヘッド（配信ブリッジからルートブリッジまでの経路オーバヘッドＲｏｏｔ Ｐａｔｈ Ｃｏｓｔ，ｔｏ ｔｈａｔ Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｂｒｉｄｇｅ）と、
－配信ブリッジのブリッジ識別子（Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｂｒｉｄｇｅ）と、
－出力ポートの情報（例えばポート識別子）、メッセージの配信ポート（Ｐｏｒｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ Ｐｏｒｔ ｔｈｒｏｕｇｈ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ｍｅｓｓａｇｅ ｗａｓ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｄ）と、
－受信ポートの情報、メッセージの受信ポート（Ｐｏｒｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ，ｏｆ ｔｈｅ Ｐｏｒｔ ｔｈｒｏｕｇｈ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ｍｅｓｓａｇｅ ｗａｓ ｒｅｃｅｉｖｅｄ）とのうちの少なくとも一つの情報を含んでもよい。
【0062】
別の実施の形態では、優先度ベクトルは、
－ルートシステムの識別子ｒｏｏｔＳｙｓｔｅｍＩｄｅｎｔｉｔｙと、
－ルート経路オーバヘッド（ｓｔｅｐｓＲｅｍｏｖｅｄ）：ルートシステムから時間知覚システムまでの経路に接続される数（ｉｔ ｉｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｌｉｎｋｓ ｉｎ ｔｈｅ ｐａｔｈ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ｒｏｏｔ ｔｏ ｔｈｅ ｒｅｓｐｅｃｔｉｖｅ ｔｉｍｅ－ａｗａｒｅ ｓｙｓｔｅｍ）と、
－出力ポートの情報、メッセージを送信する配信時間知覚システムのポート（ｓｏｕｒｃｅＰｏｒｔＩｄｅｎｔｉｔｙ、ｉ．ｅ．，ｐｏｒｔＩｄｅｎｔｉｔｙ ｏｆ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ ｔｉｍｅ－ａｗａｒｅ ｓｙｓｔｅｍ）と、
－受信ポートの情報ｐｏｒｔＮｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ ｐｏｒｔとのうちの少なくとも一つの情報を含む。
－ルートシステムの識別子ｒｏｏｔＳｙｓｔｅｍＩｄｅｎｔｉｔｙと、
－ルート経路オーバヘッド（ｓｔｅｐｓＲｅｍｏｖｅｄ）：ルートシステムから時間知覚システムまでの経路に接続される数（ｉｔ ｉｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｌｉｎｋｓ ｉｎ ｔｈｅ ｐａｔｈ ｆｒｏｍ ｔｈｅ ｒｏｏｔ ｔｏ ｔｈｅ ｒｅｓｐｅｃｔｉｖｅ ｔｉｍｅ－ａｗａｒｅ ｓｙｓｔｅｍ）と、
－出力ポートの情報、メッセージを送信する配信時間知覚システムのポート（ｓｏｕｒｃｅＰｏｒｔＩｄｅｎｔｉｔｙ、ｉ．ｅ．，ｐｏｒｔＩｄｅｎｔｉｔｙ ｏｆ ｔｈｅ ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ ｔｉｍｅ－ａｗａｒｅ ｓｙｓｔｅｍ）と、
－受信ポートの情報ｐｏｒｔＮｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ ｐｏｒｔとのうちの少なくとも一つの情報を含む。
【0063】
一つの実施の形態では、システム優先度ベクトル（Ｓｙｓｔｅｍ Ｐｒｉｏｒｉｔｙ Ｖｅｃｔｏｒ）は、本システムが現在採用しているルートオブジェクトの優先度ベクトルを含んでもよい。システム優先度ベクトルは、ブリッジ優先度（Ｂｒｉｄｇｅ Ｐｒｉｏｒｉｔｙ Ｖｅｃｔｏｒ）ベクトルと呼ばれてもよく、ブリッジ優先度ベクトルは、本ブリッジが現在採用しているルートオブジェクトの優先度ベクトルを含んでもよい。
【0064】
一つの実施の形態では、経路優先度ベクトルは、ルートオブジェクトとの間の経路に関連する優先度ベクトルを代表する。経路優先度ベクトルは、マスタークロックとの間の経路に関連する優先度ベクトル（ｇｍｐａｔｈ Ｐｒｉｏｒｉｔｙ Ｖｅｃｔｏｒ）と、ルートブリッジとの間の経路に関連する優先度ベクトル（ｒｏｏｔ ｐａｔｈ ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｖｅｃｔｏｒ）とのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0065】
選択的に、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルは、第一のルートオブジェクトとの間の経路に関連する優先度ベクトルを表す。例えば、システムＢは、システムＡから第一のメッセージを受信しており、システムＢから第一のルートオブジェクトまでの経路オーバヘッドを生成する場合、システムＡから第一のルートオブジェクトまでの経路オーバヘッドとシステムＢの受信ポートの経路オーバヘッドに基づいてシステムＢから第一のルートオブジェクトまでの経路を生成する必要がある。システムＢの経路優先度ベクトルに含まれるルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドは、システムＢから第一のルートオブジェクトまでの経路オーバヘッドである。
【0066】
選択的に、受信ポートの経路オーバヘッドは、システムＡ（例えば、システムＡが第一のメッセージを送信する出力ポート）からシステムＢ（例えば、システムＢが第一のメッセージを受信するポート）までの経路オーバヘッドであってもよい。一つの実施の形態において、例えば、最適なクロックアルゴリズムにおいて、受信ポートの経路オーバヘッドは、１ホップである。メッセージ優先度ベクトルにおけるルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドに１を加え、又は置き換えられた後の第一のポートのポート優先度ベクトルにおけるルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドに１を加えれば、経路優先度ベクトルを生成することができる。
【0067】
第二の優先度ベクトルは、指定優先度ベクトル（ｄｅｓｉｇｎａｔｅｄ ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｖｅｃｔｏｒ）と、マスター優先度ベクトル（Ｍａｓｔｅｒ ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｖｅｃｔｏｒ）とのうちの一つを含むが、それらに限らない。前記第二の優先度ベクトルは、外部に送信する優先度ベクトルである。
【0068】
一つの実施の形態では、前記第一のメッセージは、ＤＳ－ＴＴポート及び／又はＮＷ－ＴＴポートから受信した第一のメッセージである。別の実施の形態において、前記第一のメッセージは、データチャンネルから受信した第一のメッセージである。
【0069】
本出願の一つの選択的な実施例では、ポートの情報は、ポートの識別子、例えばポート番号、ポートのＭＡＣアドレス、及び／又はポートのＩＰアドレスを含む。
【0070】
本実施例では、ポート状態は、マスターポート状態（ＭａｓｔｅｒＰｏｒｔ）と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態（Ｓｌａｖｅ）又は受信ポート状態と、ネガティブポート状態と、使用できないポート状態とのうちの一つを含んでもよい。
【0071】
ここで、前記マスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態のポートは、関連メッセージ（関連メッセージ、例えば、ａｎｎｏｕｎｃｅメッセージ、ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージ）を送信するためのポートであってもよい。前記関連メッセージは、ルートオブジェクトの情報を含む。マスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態にあるポートは、システムにおけるルートオブジェクトに最も近いポートである。
【0072】
前記セカンダリポート状態又は受信ポートのポートは、関連メッセージ（関連メッセージ、例えば、ａｎｎｏｕｎｃｅメッセージ、ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージ、Ｓｙｎｃメッセージ）を受信するために使用されないポートであってもよい。前記関連メッセージは、ルートオブジェクトの情報を含む。
【0073】
前記ネガティブポート状態のポートは、以下のポート以外のポートであってもよい。以下のポートは、マスターポート状態（ＭａｓｔｅｒＰｏｒｔ）と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態（Ｓｌａｖｅ）又は受信ポート状態と、使用できないポート状態とのうちの状態のポートを含む。
【0074】
本出願の一つの選択的な実施例では、システムは、ブリッジを含む。例えば、システムＡは、ブリッジＡを含んでもよく、システムＢは、ブリッジＢを含んでもよい。
【0075】
本出願の実施例では、選択的に、取得は、配置から取得し、受信し、要求された後に受信し、自己学習によって取得し、受信していない情報に基づいて導き出して取得し、又は受信された情報に基づいて処理した後に取得すると理解されてもよく、具体的に、実際の必要に応じて決定されてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。例えば、機器により送信されたある能力指示情報を受信していない時に、この機器がこの能力をサポートしないと導き出すことができる。
【0076】
選択的に、送信は、ブロードキャストと、システムメッセージにおけるブロードキャストと、要求に応答した後に返されることとを含んでもよい。
【0077】
選択的に、予め配置されるものは、デフォルトのものと呼ばれてもよい。
【0078】
本出願の一つの選択的な実施例では、ポート管理コンテナは、ポート管理情報コンテナと呼ばれてもよい。前記ポート管理コンテナは、ベアラポート制御情報（ポート管理情報とも呼ばれる）のコンテナである。
【0079】
本出願の一つの実施例では、ポートは、イーサネットポートと、ＩＰポートとのうちの一つであってもよい。
【0080】
本出願の一つの実施例では、データチャンネルは、ＰＤＵセッションと、ＰＤＮ接続と、ＱｏＳフローと、ベアラと、インターネットセキュリティプロトコル（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｓｅｃｕｒｉｔｙ、ＩＰｓｅｃ）チャンネルとのうちの一つを含んでもよいが、それらに限らず、ここで、ベアラは、進化の無線アクセスベアラ（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｂｅａｒｅｒ、Ｅ－ＲＡＢ）、無線アクセスベアラ（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｂｅａｒｅｒ、ＲＡＢ）、データ無線ベアラ（Ｄａｔａ Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒｅｒ、ＤＲＢ）、シグナリング無線ベアラ（ｓｉｇｎａｌｌｉｎｇ ｒａｄｉｏ ｂｅａｒｅｒｓ、ＳＲＢ）などであってもよい。
【0081】
本出願の一つの選択的な実施例では、ＴＴポート、ＴＴのポート、ＴＴ上のポート、ＴＴ側のポート、ＴＴ側ポートは、同一の意味を表し、混用してもよい。
【0082】
本出願の一つの選択的な実施例では、ＤＳ－ＴＴポート、ＤＳ－ＴＴのポートは、いずれもＤＳ－ＴＴ上に位置するポートを代表し、混用してもよく、本出願の一つの選択的な実施例において、ＮＷ－ＴＴポート、ＮＷ－ＴＴのポートは、いずれもＮＷ－ＴＴ上に位置するポートを代表し、混用してもよい。
【0083】
本出願の一つの選択的な実施例では、ＤＳ－ＴＴポートは、機器側ポートと等価であってもよく、ＮＷ－ＴＴポートは、ネットワーク側ポートと等価であってもよい。ポートのＴＴタイプがＤＳ－ＴＴである場合、ポートが機器側ポートであると等価であってもよく、ポートのＴＴタイプがＮＷ－ＴＴである場合、ポートがネットワーク側ポートであると等価であってもよい。
【0084】
本出願の一つの選択的な実施例では、通信機器は、通信ネットワークエレメントと、端末とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0085】
本出願の一つの実施例では、通信ネットワークエレメントは、コアネットワークネットワークエレメントと、無線アクセスネットワークネットワークエレメントとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0086】
本出願の実施例では、コアネットワークネットワークエレメント（ＣＮネットワークエレメント）は、コアネットワーク機器と、コアネットワークノードと、コアネットワーク機能と、コアネットワークネットワークエレメントと、移動管理エンティティ（Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ、ＭＭＥ）と、アクセス移動管理機能（Ａｃｃｅｓｓ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＭＦ）と、セッション管理機能（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＳＭＦ）と、ユーザプレーン機能（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）と、サービスゲートウェイ（ｓｅｒｖｉｎｇ ＧＷ、ＳＧＷ）と、ＰＤＮゲートウェイ（ＰＤＮ Ｇａｔｅ Ｗａｙ）と、ポリシー制御機能（Ｐｏｌｉｃｙ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＦ）と、ポリシーと課金ルール機能ユニット（Ｐｏｌｉｃｙ ａｎｄ Ｃｈａｒｇｉｎｇ Ｒｕｌｅｓ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＰＣＲＦ）と、ＧＰＲＳサービスサポートノード（Ｓｅｒｖｉｎｇ ＧＰＲＳ Ｓｕｐｐｏｒｔ Ｎｏｄｅ、ＳＧＳＮ）、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノード（Ｇａｔｅｗａｙ ＧＰＲＳ Ｓｕｐｐｏｒｔ Ｎｏｄｅ、ＧＧＳＮ）と、統一データ管理（Ｕｎｉｆｉｅｄ Ｄａｔａ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ、ＵＤＭ）と、統一データウェアハウス（Ｕｎｉｆｉｅｄ Ｄａｔａ Ｒｅｐｏｓｉｔｏｒｙ、ＵＤＲ）と、ホームユーザサーバ（Ｈｏｍｅ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｅｒｖｅｒ、ＨＳＳ）と、アプリケーション機能（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＦ）、集中型ネットワーク配置（Ｃｅｎｔｒａｌｉｚｅｄ ｎｅｔｗｏｒｋ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ、ＣＮＣ）とのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0087】
本出願の実施例では、無線アクセスネットワーク（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）ネットワークエレメントは、無線アクセスネットワーク機器と、無線アクセスネットワークノードと、無線アクセスネットワーク機能と、無線アクセスネットワークユニットと、第三世代パートナーシッププロジェクト（Ｔｈｉｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ（登録商標））無線アクセスネットワークと、非３ＧＰＰ（登録商標）無線アクセスネットワークと、集中ユニット（Ｃｅｎｔｒａｌｉｚｅｄ Ｕｎｉｔ、ＣＵ）と、分散型ユニット（Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅｄ Ｕｎｉｔ、ＤＵ）と、基地局と、進化型基地局（ｅｖｏｌｖｅｄ Ｎｏｄｅ Ｂ、ｅＮＢ）と、５Ｇ基地局（ｇＮＢ）と、無線ネットワークコントローラ（Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ、ＲＮＣ）と、基地局（ＮｏｄｅＢ）と、非３ＧＰＰ（登録商標）相互操作機能（Ｎｏｎ－３ＧＰＰ（登録商標） Ｉｎｔｅｒ Ｗｏｒｋｉｎｇ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ、Ｎ３ＩＷＦ）と、アクセス制御（Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ、ＡＣ）ノードと、アクセスポイント（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）機器又はワイアレスローカルエリアネットワーク（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮ）ノードと、Ｎ３ＩＷＦとのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0088】
本出願の実施例による方法及び通信機器は、無線通信システムに適用することができる。この無線通信システムは、第五世代の移動通信（Ｆｉｆｔｈ－ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、５Ｇ）システム、又は進化のパケットシステム（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ｓｙｓｔｅｍ、ＥＰＳ）、又は後続の進化通信システムであってもよい。本出願の実施例において、無線通信ネットワークは、第五世代の移動通信ネットワーク（Ｆｉｆｔｈ－ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ、５ＧＳ）又はＬＴＥネットワークであってもよい。
【0089】
以下は、本出願の実施例の情報制御方法を説明する。
【0090】
図２を参照すると、本出願の実施例は、第一の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第一の通信機器は、ＤＳ－ＴＴ、ＮＷ－ＴＴ及び／又はＵＰＦのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0091】
ステップ２１：第一のメッセージを受信する。
【0092】
本実施例では、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0093】
選択的に、第一のルートオブジェクトの情報は、第一のルートブリッジ識別子（Ｒｏｏｔ Ｂｒｉｄｇｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）と、第一のルートシステムの識別子（ｒｏｏｔＳｙｓｔｅｍＩｄｅｎｔｉｔｙ）とのうちの一つを含むが、それらに限らない。
【0094】
さらに、前記第一のルートブリッジは、第一のマスタークロックを提供するブリッジであってもよい。
【0095】
選択的に、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0096】
一つの実施の形態では、前記第一のメッセージは、ＤＳ－ＴＴポート及び／又はＮＷ－ＴＴポートから受信した第一のメッセージである。別の実施の形態において、前記第一のメッセージは、データチャンネルから受信した第一のメッセージである。
【0097】
一つの実施の形態では、第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルとのうちの一つを含むが、それらに限らない。第一のルート情報が第一のメッセージを含む場合、第一の通信機器が第一のメッセージを処理せずに送信することを代表し、第一のルート情報がメッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルとを含む場合、第一の通信機器が第一のメッセージを処理した後に送信することを代表することが容易に理解される。
【0098】
一つの実施の形態では、第一のポートのポート優先度ベクトルは、置き換えられた後のポート優先度ベクトルであってもよく、その値は、メッセージ優先度ベクトルと同じである。
【0099】
前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0100】
選択的に、受信ポートの経路オーバヘッドは、システムＡ（例えば、システムＡが第一のメッセージを送信する出力ポート）からシステムＢ（例えば、システムＢが第一のメッセージを受信するポート）までの経路オーバヘッドであってもよい。システムＡは、前記第一のメッセージを送信するシステムである。システムＢは、第一の通信機器が属するシステムである。
【0101】
一つの実施の形態では、例えば、最適なクロックアルゴリズムにおいて、受信ポートの経路オーバヘッドは、１ホップである。メッセージ優先度ベクトルにおけるルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドに１を加え、又は置き換えられた後の第一のポートのポート優先度ベクトルにおけるルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドに１を加えれば、経路優先度ベクトルを生成することができる。
【0102】
さらに、前記第一のメッセージにおける情報は、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトからの経路オーバヘッドと、第一のメッセージの送信ポートの識別子情報と、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。具体的には、前記出力ポートは、前記第一のメッセージを送信するポートである。
【0103】
さらに、メッセージ優先度ベクトルは、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドと、出力ポートの情報と、受信ポートの情報と、配信ブリッジのブリッジ識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0104】
選択的に、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。
【0105】
ステップ２２：第一の操作を実行する。
【0106】
選択的に、前記第一の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のメッセージを廃棄することと、
第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のメッセージを廃棄することと、
第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0107】
選択的に、前記メッセージ優先度ベクトルは、第一のメッセージにおける情報と、第一のポートのポート識別子情報と、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドと、出力ポートの情報と、受信ポートの情報と、配信ブリッジのブリッジ識別子とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。具体的には、前記出力ポートは、前記第一のメッセージを送信するポートである。前記受信端は、第一のメッセージを受信するポートである。
【0108】
選択的に、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッドは、第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。
【0109】
第一の通信機器がＤＳ－ＴＴである場合、前記第一のポートは、第一の通信機器上のポートを含んでもよい。
【0110】
第一の通信機器がＮＷ－ＴＴである場合、前記第一のポートは、ＮＷ－ＴＴ上のポートと／ＤＳ－ＴＴ上のポートを含んでもよい。第一のポートがＤＳ－ＴＴ上のポートである場合、第一の通信機器は、前記第一のメッセージを受信するデータチャンネルに関連するポートに基づいて第一のポートの情報を得ることができる。例えば、ＮＷ－ＴＴは、ＵＰＦから第一のポートの情報を得ることができ、前記ＵＰＦは、前記第一のメッセージを受信するデータチャンネルに関連するポートに基づいて第一のポートの情報を得ることができる。
【0111】
さらに、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0112】
選択的に、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0113】
一つの実施の形態では、前記第一のポートは、ＤＳ－ＴＴ上のポートである。
【0114】
別の実施の形態では、前記第一のポートは、ＮＷ－ＴＴ上のポートである。
【0115】
選択的に、前記第一のターゲットエンドは、端末と、ＵＰＦと、ＮＷ－ＴＴと、ＡＦとのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。
【0116】
選択的に、第一のメッセージは、通知メッセージ（例えば、ｇＰＴＰプロトコルにおけるａｎｎｏｕｎｃｅ ｍｅｓｓａｇｅ）及び／又は配置メッセージ（例えばスパニングツリープロトコルにおけるｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｍｅｓｓａｇｅ）を含んでもよい。
【0117】
本実施例では、ポート状態は、マスターポート状態（Ｍａｓｔｅｒ）と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態（Ｓｌａｖｅ）又は受信ポート状態と、ネガティブポート状態と、使用できないポート状態とのうちの一つを含んでもよい。
【0118】
前記ポート状態情報は、ブリッジにおけるＤＳ－ＴＴ上の、及び／又はＮＷ－ＴＴのすべてのポート状態情報を含んでもよい。
【0119】
本出願の実施例では、第一の条件を満たす場合、第一の操作のうちの二種類の操作を実行することができる。ここで、前記第一の条件は、メッセージ優先度ベクトルが第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0120】
選択的に、上記第一の操作を実行することは、第二の条件を満たす場合、第一のメッセージを廃棄することを含んでもよい。ここで、前記第二の条件は、第一のポートのポート優先度ベクトルがメッセージ優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0121】
さらに、前記方法は、第二の条件を満たす場合、第一の操作のうちの二種類の操作を実行しないことをさらに含む。ここで、前記第二の条件は、第一のポートのポート優先度ベクトルがメッセージ優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0122】
本出願の実施例では、前記第一のルート情報は、第一のコンテナに含まれて送信されてもよい。選択的に、前記第一のコンテナは、第一のポートのポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴの管理情報コンテナとのうちの一つを含んでもよい。
【0123】
一つの実施の形態では、第一のコンテナによって第一のルート情報を送信する場合、第一のターゲットエンドは、ＡＦであってもよく、このとき、前記第一のルート情報は、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0124】
さらに、ＡＦは、第一のコンテナから第一のルート情報を受信した後に、この第一のルート情報のすべて又は一部の情報を第二のコンテナに含めて送信してもよく、具体的に、図４の実施例の通りである。
【0125】
本出願の実施例では、前記第一のルート情報は、第一のデータチャンネルによって第一のターゲットエンドに送信されてもよい。選択的に、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0126】
一つの実施の形態では、第一のデータチャンネルによって第一のルート情報を送信する場合、第一のターゲットエンドは、ＵＰＦ及び／又はＮＷ－ＴＴであってもよく、前記第一のルート情報は、第一のメッセージを含んでもよい。
【0127】
さらに、前記第一のルート情報が第一のデータチャンネルによって第一のターゲットエンドに送信されることは、端末が前記第一のルート情報を第一のデータチャンネルによって第一のターゲットエンドに送信することを含んでもよい。
【0128】
指摘すべきこととして、第一の通信機器は、例えば、ＤＳ－ＴＴは、第二のルート情報を取得し、前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行することができる。これに対する詳細なプロセスは、図４に示される実施例を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0129】
本実施例では、ＮＷ－ＴＴを中心ノードとして、ＤＳ－ＴＴポートは、第一のメッセージ（例えばマスタークロックに関連する通知メッセージ又はルートブリッジに関連する配置メッセージ）を受信した後にＮＷ－ＴＴに送信し、ＮＷ－ＴＴは、ＤＳ－ＴＴポートとＮＷ－ＴＴポートで収集されたルートオブジェクトの情報、及び本システムのルートオブジェクトに基づき、最適なルートオブジェクト（例えばマスタークロック又はルートブリッジ）と次ホップに送信される必要のある第二のメッセージ（例えば、マスタークロックに関連する通知メッセージ又はルートブリッジに関連する配置メッセージ）を決めることができることが容易に理解される。さらに、ＤＳ－ＴＴポートは、メッセージ優先度ベクトルを生成した後にＡＦに送信し、ＡＦがＮＷ－ＴＴに転送し、又はＤＳ－ＴＴは、第一のメッセージをＵＥに送信し、ＵＥがＰＤＵセッションによってＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴに送信することができる。ＵＥは、ＮＷ－ＴＴメッセージ優先度ベクトル又は経路優先度ベクトルを生成することを容易にするために、受信ポートのＰＤＵセッション送信を選択することができる。次ホップのメッセージ、即ち第二のメッセージは、ＮＷ－ＴＴによって直接生成され、又はＮＷ－ＴＴは、第二の優先度ベクトル（例えばマスター優先度ベクトル又は指定優先度ベクトル）を生成し、ターゲットポートに送信し、ターゲットポートがポート優先度ベクトルと第二の優先度ベクトルとを比較した後に、第二のメッセージを生成してもよい。このように、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクトクロックの選択と取得をサポートすることができる。
【0130】
図３を参照すると、本出願の実施例は、第二の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第二の通信機器は、ＮＷ－ＴＴを含むが、それらに限らない。別の実施の形態において、第二の通信機器はＤＳ－ＴＴと、ＡＦとのうちの一つであってもよい。前記方法は、以下のステップを含む。
【0131】
ステップ３１：第一のルート情報を受信する。
【0132】
本実施例では、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。具体的に、図２の実施例の通りであり、ここでこれ以上説明しない。前記第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0133】
さらに、前記第一のルートブリッジは、第一のマスタークロックを提供するブリッジであってもよい。
【0134】
選択的に、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0135】
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0136】
ステップ３２：前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行する。
【0137】
選択的に、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトル（前記メッセージ優先度ベクトルが受信されてもよく、生成されてもよいことが容易に理解される）を生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトル（ここでの受信ポートが第一のポートであることが容易に理解される）を生成することと、
第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトル（前記メッセージ優先度ベクトルが受信されてもよく、生成されてもよいことが容易に理解される）を生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトル（ここでの受信ポートが第一のポートであることが容易に理解される）を生成することと、
第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0138】
さらに、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定する（例えば、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジであってもよい）ことと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
最適なルートオブジェクトを決定する（例えば、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジであってもよい）ことと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0139】
選択的に、前記第二のターゲットエンドは、端末と、ＵＰＦと、ＤＳ－ＴＴと、ＡＦとのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。
【0140】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0141】
選択的に、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。例えば、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック、又は最適なルートブリッジである。
【0142】
選択的に、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記マスターポートは、前記第二のメッセージを送信するためのポートである。
【0143】
一つの実施の形態では、第二の通信機器は、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のポートとして指定してもよい。
【0144】
選択的に、前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
【0145】
一つの実施の形態では、最適なルートオブジェクトを決定する操作は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しく、及び／又は前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、第一のルートオブジェクトを最適なルートオブジェクトとして採用することを含んでもよい。複数の第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことが存在する場合、複数の経路優先度ベクトルから最適な一つを選択することができる。
【0146】
選択的に、前記第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルは、システム又はブリッジ第一のルートオブジェクトとの間の経路に対応する優先度ベクトルである。例えば、前記システムＢは、第一のルートオブジェクトとの間の経路に対応する優先度ベクトルであり、前記システムＢは、第二の通信機器が属するシステムである。
【0147】
選択的に、前記システム優先度ベクトルは、第二の通信機器が属するシステム又は第二の通信機器が属するブリッジの優先度ベクトルであってもよい。
【0148】
又は、システム優先度ベクトルが経路優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、本システム又は本ブリッジ（例えば第二の通信機器が属するシステム（例えば、システムＢ）又は第二の通信機器が属するブリッジ）が現在採用しているルートオブジェクトを最適なルートオブジェクトとして採用する。
【0149】
ＮＷ－ＴＴがＤＳ－ＴＴとＮＷ－ＴＴから複数の第一のメッセージ、複数のメッセージ優先度ベクトル、複数の第一のポートのポート優先度ベクトル又は複数の第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを受信することができることが容易に理解される。
【0150】
第二のメッセージの送信ポートが複数である場合、一つの実施の形態において、第二の通信機器は、各送信ポートのために第二のメッセージを生成することができ、各第二のメッセージには、いずれも対応する出力ポートの情報が含まれる。又は、第二の通信機器により生成された第二のメッセージには、出力ポートの情報が含まれず、第二のメッセージと第二のポートの情報を送信する。この第二のポートの情報は、複数の送信ポートのポート識別子情報であってもよい。
【0151】
第二のメッセージの送信ポートが複数である場合、別の実施の形態では、第二の通信機器は、各送信ポートのために複数の第二の優先度ベクトルを生成してもよい。前記各第二の優先度ベクトルには、いずれも対応する出力ポートの情報が含まれる。又は、第二の通信機器により生成された第二の優先度ベクトルには、出力ポートの情報が含まれず、第二の優先度ベクトルと第二のポートの情報を送信する。前記第二のポートの情報は、複数の送信ポートのポート識別子情報であってもよい。
【0152】
一つの実施の形態では、第二の通信機器は、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のポートとして指定してもよい。
【0153】
選択的に、第二のメッセージの情報は、最適なルートオブジェクトの情報と、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドと、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0154】
選択的に、第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報と、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドと、出力ポートの情報と、受信ポートの情報と、配信ブリッジのブリッジ識別子とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。第二の優先度ベクトルにおける出力ポートと受信ポートは、同じであってもよい。
【0155】
選択的に、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドの経路オーバヘッドは、最適なルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。
【0156】
選択的に、第二の優先度ベクトルは、マスター優先度ベクトルと、指定優先度ベクトルと、第二のメッセージから導出できる優先度ベクトルと、第二のメッセージを導出できる優先度ベクトルとのうちの少なくとも一つとして具現化されてもよい。
【0157】
一つの実施の形態では、第二の優先度ベクトルにおける出力ポートと受信ポートがいずれもポートＱである場合、前記第二の優先度ベクトルは、ポートＱの第二の優先度ベクトルと呼ばれてもよい。
【0158】
本出願の実施例では、第二の通信機器が第一の条件を満たす場合、第二の操作の二種類の操作を実行してもよく、ここで、前記第一の条件は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことと、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0159】
及び／又は、第二の通信機器が第二の条件を満たす場合、第二のポートの情報を決定する操作を実行してもよく、前記第二の条件は、第二のポートの第二の優先度ベクトルが第二のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0160】
及び／又は、第二の通信機器が第三の条件を満たす場合、第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することを実行してもよい。ここで、前記第三の条件は、前記第二のポートがＤＳ－ＴＴ上のポートであることを含む。
【0161】
及び／又は、ポートの第二の優先度ベクトルがポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、第二の通信機器は、前記ポートの状態をマスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態として配置してもよい。すると、前記の、マスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態として配置するポートは、第二のポートであってもよい。
【0162】
一つの実施の形態では、本システムが現在採用しているルートオブジェクトは、本システムが現在採用しているマスタークロック又はルートブリッジを含んでもよい。
【0163】
一つの実施の形態では、第一の条件を満たす場合、第一のルートオブジェクトを本システムの最適なルートオブジェクトとしてもよい。この第一の条件は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことと、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0164】
本出願の実施例では、前記第二のルート情報は、第二のコンテナに含まれて送信されてもよい。前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0165】
ここで、第二のコンテナによって第二のルート情報を送信する実施の形態では、第二のターゲットエンドは、ＡＦであってもよく、前記第二のルート情報は、第二の優先度ベクトルを含んでもよい。ＡＦが第二のコンテナから第二のルート情報を受信した後に、ＡＦは、この第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信してもよく、具体的に、図４の実施例の通りである。
【0166】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のデータチャンネルによって第二のターゲットエンドに送信されてもよい。前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。このときの第二のポートがＤＳ－ＴＴのポートであることが容易に理解される。
【0167】
ここで、第二のデータチャンネルによって第二のルート情報を送信する実施の形態では、第二のターゲットエンドは、端末及び／又はＤＳ－ＴＴであってもよく、前記第二のルート情報は、第二のメッセージを含んでもよい。
【0168】
さらに、前記第二のルート情報が第二のデータチャンネルによって第二のターゲットエンドに送信されることは、ＵＰＦが、前記第二のルート情報を第二のデータチャンネルによって第二のターゲットエンドに送信するように選択することを含んでもよい。
【0169】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができる。
【0170】
図４を参照すると、本出願の実施例は、第三の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第三の通信機器は、ＤＳ－ＴＴと、ＮＷ－ＴＴとのうちの一つを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0171】
ステップ４１：第二のルート情報を取得する。
【0172】
本実施例では、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0173】
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。例えば、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジである。
【0174】
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0175】
ステップ４２：前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行する。
【0176】
選択的に、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0177】
選択的に、前記第二のルート情報が第二の優先度ベクトルを含む場合、前記の、第二のメッセージを生成する操作は、
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルと第二のポートの情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することであって、前記第二のメッセージの出力ポートは、第二の優先度ベクトルが前記出力ポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい条件を満たすこととのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルと第二のポートの情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することであって、前記第二のメッセージの出力ポートは、第二の優先度ベクトルが前記出力ポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい条件を満たすこととのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0178】
一つの実施の形態では、第二の優先度ベクトルは、出力ポートの情報を含み、直接に第二の優先度ベクトルに基づいて前記第二のメッセージを生成してもよい。
【0179】
別の実施の形態では、第二の優先度ベクトルは、ポートの情報を含まず、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報に基づいて第二のメッセージを生成し、ポート状態がマスターポート又は指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のメッセージの出力ポートとして指定してもよい。
【0180】
別の実施の形態では、第二の優先度ベクトルは、ポートの情報を含まず、第二の優先度ベクトルとポート状態（例えばポートの現在の状態）に基づいて第二のメッセージを生成し、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のメッセージの出力ポートとして指定してもよい。
【0181】
別の実施の形態では、第二の優先度ベクトルは、ポートの情報を含まず、第二の優先度ベクトルと第二のポート情報に基づいて第二のメッセージを生成してもよい。
【0182】
本出願の実施例では、前記第二のルート情報が第二のメッセージを含む場合、前記の、第二の優先度ベクトルを生成する操作は、
前記第二のメッセージに基づき、第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態の配置情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第二のポートの情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第三の通信機器上のポートの情報に基づき、各ポートに対応する第二の優先度ベクトルを生成することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第二のメッセージに基づき、第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態の配置情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第二のポートの情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第三の通信機器上のポートの情報に基づき、各ポートに対応する第二の優先度ベクトルを生成することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0183】
一つの実施の形態では、第二のメッセージは、出力ポートの情報を含み、直接に第二のメッセージに基づいて前記第二の優先度ベクトルを生成してもよい。
【0184】
別の実施の形態では、第二のメッセージは、ポートの情報を含まず、第二のメッセージとポート状態の配置情報に基づいて第二の優先度ベクトルを生成し、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のメッセージの出力ポートとして指定してもよい。
【0185】
別の実施の形態では、第二のメッセージは、ポートの情報を含まず、第二のメッセージとポート状態（例えばポートの現在の状態）に基づいて第二の優先度ベクトルを生成し、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートを第二のメッセージの出力ポートとして指定してもよい。
【0186】
別の実施の形態では、第二のメッセージは、ポートの情報を含まず、第二のメッセージと第二のポート情報に基づいて第二の優先度ベクトルを生成してもよい。
【0187】
選択的に、前記ターゲットポートは、第二の優先度ベクトルにおける出力ポートと、第二のメッセージにおける出力ポートと、第二のポートの情報により指定されるポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートと、第二の優先度ベクトルが優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートとのうちの一つを含んでもよい。
【0188】
選択的に、前記第二のルート情報が第二のメッセージを含み、且つこの第二のメッセージに出力ポート情報が含まれない場合、前記の、取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加する操作は、
第二のポートの情報を出力ポート情報として前記第二のメッセージに追加することと、
ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートの情報を出力ポート情報として、前記第二のメッセージに追加することと、
第二の優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートのポート情報に対し、前記第二のメッセージに追加することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第二のポートの情報を出力ポート情報として前記第二のメッセージに追加することと、
ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートの情報を出力ポート情報として、前記第二のメッセージに追加することと、
第二の優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートのポート情報に対し、前記第二のメッセージに追加することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0189】
選択的に、第三の通信機器は、第二の条件を満たす場合、ターゲットポートに前記第二のメッセージを送信し、及び／又はターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換えることができる。ここで、前記第二の条件は、前記第二の優先度ベクトルが前記ターゲットポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0190】
一つの実施の形態では、前記第二の優先度ベクトルは、ターゲットポートの第二の優先度ベクトルである。
【0191】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができることが容易に理解される。
【0192】
図５を参照すると、本出願の実施例は、第四の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第四の通信機器は、ＵＥを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0193】
ステップ５１：第一のルート情報を受信する。
【0194】
本実施例では、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0195】
ステップ５２：前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行する。
【0196】
選択的に、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージと受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
第一のデータチャンネルによって第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージと受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0197】
一つの実施の形態では、第四の操作は、第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信する操作を含む。第一のポートの情報が、第四の通信機器に関連するための第一のデータチャンネルであると考えられてもよいことが容易に理解される。第四の通信機器は、前記第一のポートの情報を送信しなくてもよい。
【0198】
選択的に、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0199】
選択的に、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0200】
選択的に、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。例えば、この第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0201】
本出願の実施例では、第四の通信機器はさらに、第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信し、前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行してもよい。
【0202】
選択的に、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0203】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0204】
選択的に、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0205】
選択的に、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0206】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができることが容易に理解される。
【0207】
図６を参照すると、本出願の実施例は、第五の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第五の通信機器は、ＵＰＦを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0208】
ステップ６１：第二のルート情報を受信する。
【0209】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0210】
選択的に、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0211】
選択的に、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロックと、最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0212】
ステップ６２：前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行する。
【0213】
選択的に、前記第五の操作は、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0214】
選択的に、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0215】
一つの実施の形態では、第五の操作は、第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信する操作を含む。第二のポートの情報が第五の通信機器に関連するための第二のデータチャンネルであると考えられてもよいことが容易に理解される。第五の通信機器が前記第二のポートの情報を送信しなくてもよい。
【0216】
一つの実施の形態では、第二のポートの情報は、第二のポートの識別子、例えば第二のポートのポート番号を含む。
【0217】
一つの実施の形態では、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報と、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドと、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つの情報を含む。
【0218】
選択的に、最適なルートオブジェクトの経路オーバヘッドの経路オーバヘッドは、最適なルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッドを表してもよい。
【0219】
指摘すべきこととして、第二のポートは、複数のポートであってもよいが、一つの第二のメッセージは、一つの出力ポートの情報のみを運び、即ち一つの第二のポートの情報のみを運ぶことができる。
【0220】
一つの実施の形態では、複数の異なる第二のメッセージを生成する場合、各第二のメッセージには、異なる出力ポートの情報が含まれてもよく、さらに前記異なる第二のメッセージをそれぞれ異なる出力ポートに対応する第二のデータチャンネルに送信してもよい。
【0221】
別の実施の形態では、第二のメッセージは、出力ポートの情報を含まないが、一つの第二のポートの情報リストを別途で送信し、ここで、複数の第二のポートの情報であってもよい。ＵＰＦは、第二のポート情報リストに基づいて第二のメッセージをコピーして送信してもよい。第二のターゲットエンドは、出力ポート情報を運ばない第二のメッセージを受信した後に、ポートの現在の状態又はポート状態の配置情報に基づいて第二のメッセージのために出力ポート情報を追加して送信してもよい。例えば、状態がマスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態であるポートに対し、このポートの情報を第二のメッセージに追加し、このポートによって送信することができる。
【0222】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができることが容易に理解される。
【0223】
図７を参照すると、本出願の実施例は、第六の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第六の通信機器は、ＡＦを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0224】
ステップ７１：第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信する。
【0225】
ここで、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれる。前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれる。前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0226】
選択的に、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含んでもよい。
【0227】
選択的に、前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含んでもよい。
【0228】
選択的に、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
【0229】
ステップ７２：前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行する。
【0230】
選択的に、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0231】
指摘すべきこととして、第二の優先度ベクトルは、指定優先度ベクトル（ｄｅｓｉｇｎａｔｅｄ ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｖｅｃｔｏｒ）又はマスター優先度ベクトル（Ｍａｓｔｅｒ ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｖｅｃｔｏｒ）と呼ばれてもよい。前記第二の優先度ベクトルは、外部に送信する優先度ベクトルである。
【0232】
選択的に、前記ポート状態の配置情報又はポート状態情報は、ポートの識別子情報と、ポートの状態とのうちのいずれか一つを含んでもよい。ここで、ポートの状態は、マスターポート状態（Ｍａｓｔｅｒ）と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態（Ｓｌａｖｅ）又は受信ポート状態と、ネガティブポート状態と、使用できないポート状態とのうちの一つを含む。
【0233】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができることが容易に理解される。
【0234】
図８を参照すると、本出願の実施例は、第七の通信機器に用いられる情報制御方法を提供し、この第七の通信機器は、ＵＥを含むが、それらに限らない。前記方法は、以下のステップを含む。
【0235】
ステップ８１：第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信する。
【0236】
本実施例では、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0237】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0238】
選択的に、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0239】
ステップ８２：前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行する。
【0240】
選択的に、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0241】
本実施例によって、例えば、５Ｇブリッジ分散型のＴＴ構造で、最適なルートオブジェクト（例えば最適なマスタークロック又は最適なルートブリッジ）の選択と取得をサポートすることができることが容易に理解される。
【0242】
以下、具体的な応用シナリオを結びつけながら本出願の実施例による方法を記述する。
【0243】
本応用シナリオ一では、図９に示すように、最適なクロックを決定するプロセスは、以下のステップを含んでもよい。
【0244】
ステップ９１：ＤＳ－ＴＴは、第一のメッセージを受信する。選択的に、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、この第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含む。
【0245】
一つの実施の形態では、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッド（例えば、第一のメッセージを送信するシステムと第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッド）と、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0246】
ステップ９２：ＤＳ－ＴＴは、ＵＥに第一のメッセージ及び／又は第一のポートの情報を送信する。選択的に、この第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0247】
ステップ９３：ＵＥは、第一のデータチャンネルによってＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴに第一のメッセージを送信する。
【0248】
選択的に、この第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0249】
ステップ９４：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、受信された第一のメッセージに基づき、最適なルートオブジェクトを決定し、第二のメッセージを生成する。選択的に、この第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトが含まれる情報を含むメッセージであり、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック情報と、最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含む。
【0250】
ステップ９５：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、第二のデータチャンネルによってＵＥに第二のメッセージを送信する。
【0251】
選択的に、この第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。この第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、状態がマスターポートであるポートとのうちの一つを含む。
【0252】
ステップ９６：ＵＥは、第二のメッセージ、及び／又は第二のポートの情報をＤＳ－ＴＴに送信する。ＤＳ－ＴＴは、ターゲットポートに第二のメッセージを送信する。具体的な操作は、図４の実施例の通りであり、ここでこれ以上説明しない。
【0253】
本応用シナリオ二では、図１０に示すように、最適なクロックを決定するプロセスは、以下のステップを含んでもよい。
【0254】
ステップ１０１：ＤＳ－ＴＴは、第一のメッセージを受信する。選択的に、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、この第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含む。
【0255】
一つの実施の形態では、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッド（例えば第一のメッセージを送信するシステムと第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッド）と、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0256】
ステップ１０２：ＤＳ－ＴＴは、ＡＦに第一のコンテナを送信する。
【0257】
選択的に、この第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれる。この第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルとのうちの少なくとも一つを含む。この第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0258】
ステップ１０３：ＡＦは、ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴに第二のコンテナを送信する。
【0259】
選択的に、この第二のコンテナには、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルとが含まれる。この第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0260】
ステップ１０４：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、受信された第一のメッセージ及び／又はメッセージ優先度ベクトルに基づき、マスター優先度ベクトルを決定する。
【0261】
ステップ１０５：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、ＡＦに第二のコンテナを送信する。
【0262】
選択的に、この第二のコンテナには、マスター優先度ベクトルが含まれる。
【0263】
ステップ１０６：ＡＦは、ＤＳ－ＴＴに第一のコンテナを送信する。
【0264】
選択的に、この第一のコンテナには、マスター優先度ベクトルが含まれる。
【0265】
本応用シナリオ三では、図１１に示すように、最適なクロックを決定するプロセスは、以下のステップを含んでもよい。
【0266】
ステップ１１１：ＤＳ－ＴＴは、第一のメッセージを受信する。選択的に、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、この第一のルートオブジェクトは、第一のマスタークロックと、第一のルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含む。
【0267】
一つの実施の形態では、この第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報と、第一のルートオブジェクトの経路オーバヘッド（例えば第一のメッセージを送信するシステムと第一のルートオブジェクトとの間の経路オーバヘッド）と、出力ポートの情報とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0268】
ステップ１１２：ＤＳ－ＴＴは、ＵＥに第一のメッセージ及び／又は第一のポートの情報を送信する。選択的に、この第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含む。
【0269】
ステップ１１３：ＵＥは、第一のデータチャンネルによってＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴに第一のメッセージを送信する。
【0270】
選択的に、この第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0271】
ステップ１１４：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、受信された第一のメッセージに基づき、最適なルートオブジェクトを決定し、第二のメッセージを生成する。選択的に、この第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトが含まれる情報を含むメッセージであり、この最適なルートオブジェクトは、最適なマスタークロック情報と、最適なルートブリッジとのうちの少なくとも一つを含む。
【0272】
ステップ１１５：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、第二のデータチャンネルによってＵＥに第二のメッセージを送信する。
【0273】
選択的に、この第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。この第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、状態がマスターポートであるポートとのうちの一つを含む。
【0274】
ステップ１１６：ＵＥは、第二のメッセージ、及び／又は第二のポートの情報をＤＳ－ＴＴに送信する。
【0275】
ステップ１１７：ＵＰＦ／ＮＷ－ＴＴは、ＡＦに第二のコンテナを送信する。
【0276】
選択的に、この第二のコンテナには、ポート状態情報が含まれる。この第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0277】
ステップ１１８：ＡＦは、ＤＳ－ＴＴに第二のコンテナを送信する。選択的に、この第二のコンテナには、ポート状態情報が含まれる。
【0278】
図１２を参照すると、本出願の実施例は、第一の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１２に示すように、この情報制御装置１２０は、
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信するための第一の受信モジュール１２１と、
第一の操作を実行するための第一の実行モジュール１２２とを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポート及び／又は前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである第一のメッセージを受信するための第一の受信モジュール１２１と、
第一の操作を実行するための第一の実行モジュール１２２とを含み、
ここで、前記第一の操作は、
第一のポート及び／又は前記第一のメッセージに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
前記第一のメッセージを廃棄することと、
前記第一の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一の操作のうちの二種類の操作は、
第一のポート、前記第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、前記メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
第一のターゲットエンドに第一のルート情報を送信することと、
第一のポートのポート優先度ベクトルをメッセージ優先度ベクトルに置き換えることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のポートは、前記第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含む。
【0279】
選択的に、前記第一の実行モジュール１２２は、具体的に、
第一の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
第一の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0280】
選択的に、前記第一の実行モジュール１２２は、具体的に、
第二の条件を満たす場合、前記第一のメッセージを廃棄すること、
及び／又は、
第二の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類の操作を実行しないことに用いられ、
ここで、前記第二の条件は、前記第一のポートのポート優先度ベクトルが前記メッセージ優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
第二の条件を満たす場合、前記第一のメッセージを廃棄すること、
及び／又は、
第二の条件を満たす場合、前記第一の操作のうちの二種類の操作を実行しないことに用いられ、
ここで、前記第二の条件は、前記第一のポートのポート優先度ベクトルが前記メッセージ優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0281】
選択的に、前記第一のルート情報は、第一のコンテナに含まれて送信されており、
前記第一のコンテナは、第一のポートのポート管理情報コンテナと、機器側タイムセンシングネットワークアダプタＤＳ－ＴＴの管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
前記第一のコンテナは、第一のポートのポート管理情報コンテナと、機器側タイムセンシングネットワークアダプタＤＳ－ＴＴの管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0282】
選択的に、前記第一のルート情報は、第一のデータチャンネルによって前記第一のターゲットエンドに送信されており、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0283】
選択的に、前記第一のターゲットエンドは、端末と、ユーザプレーン機能ＵＰＦと、ネットワーク側タイムセンシングネットワークアダプタＮＷ－ＴＴと、アクセス機能ＡＦとのうちの少なくとも一つを含む。
【0284】
選択的に、前記第一の受信モジュール１２１はさらに、第二のルート情報を取得するために用いられ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の実行モジュール１２２は、具体的に、前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
前記第一の実行モジュール１２２は、具体的に、前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0285】
本実施例では、情報制御装置１２０は、本出願の図２に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0286】
図１３を参照すると、本出願の実施例は、第二の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１３に示すように、この情報制御装置１３０は、
第一のルート情報を受信するための第二の受信モジュール１３１と、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行するための第二の実行モジュール１３２とを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
第一のルート情報を受信するための第二の受信モジュール１３１と、
前記第一のルート情報に基づき、第二の操作を実行するための第二の実行モジュール１３２とを含み、
ここで、前記第二の操作は、
第一のメッセージ及び／又は第一のポートに基づき、メッセージ優先度ベクトルを生成することと、
第一のポート、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、メッセージ優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成し、又は、第一のポートのポート優先度ベクトル及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドに基づき、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルを生成することと、
前記第二の操作のうちの二種類の操作とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二の操作のうちの二種類の操作は、
最適なルートオブジェクトを決定することと、
第二のルート情報を決定することと、
第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージであり、
前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の優先度ベクトルは、最適なルートオブジェクトの情報を含む優先度ベクトルである。
【0287】
選択的に、前記第二の実行モジュール１３２はさらに、
第一の条件を満たす場合、前記第二の操作の二種類の操作を実行することであって、前記第一の条件は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことと、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいこととのうちの少なくとも一つを含むこと、
及び／又は、第二の条件を満たす場合、第二のポートの情報を決定する操作を実行することであって、前記第二の条件は、第二のポートの第二の優先度ベクトルが第二のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含むこと、
及び／又は、ポートの第二の優先度ベクトルがポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、前記ポートの状態をマスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態として配置すること、
及び／又は、第三の条件を満たす場合、第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することであって、前記第三の条件は、前記第二のポートがＤＳ－ＴＴ上のポートであることを含むことに用いられる。
第一の条件を満たす場合、前記第二の操作の二種類の操作を実行することであって、前記第一の条件は、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルがシステム優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことと、前記メッセージ優先度ベクトルが前記第一のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいこととのうちの少なくとも一つを含むこと、
及び／又は、第二の条件を満たす場合、第二のポートの情報を決定する操作を実行することであって、前記第二の条件は、第二のポートの第二の優先度ベクトルが第二のポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含むこと、
及び／又は、ポートの第二の優先度ベクトルがポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい場合、前記ポートの状態をマスターポート状態、指定ポート状態又は送信ポート状態として配置すること、
及び／又は、第三の条件を満たす場合、第二のターゲットエンドに第二のルート情報を送信することであって、前記第三の条件は、前記第二のポートがＤＳ－ＴＴ上のポートであることを含むことに用いられる。
【0288】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のコンテナに含まれて送信されており、
ここで、前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
ここで、前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含む。
【0289】
選択的に、前記第二のルート情報は、第二のデータチャンネルによって第二のターゲットエンドに送信されており、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0290】
選択的に、前記第二のターゲットエンドは、端末と、ＵＰＦと、ＤＳ－ＴＴと、ＡＦとのうちの少なくとも一つを含む。
【0291】
本実施例では、情報制御装置１３０は、本出願の図３に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0292】
図１４を参照すると、本出願の実施例は、第三の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１４に示すように、この情報制御装置１４０は、
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得するための取得モジュール１４１と、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するための第三の実行モジュール１４２とを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第二のルート情報を取得するための取得モジュール１４１と、
前記第二のルート情報に基づき、第三の操作を実行するための第三の実行モジュール１４２とを含み、
ここで、前記第三の操作は、
取得された第二のメッセージのために出力ポート情報を追加することと、
第二のメッセージを生成することと、
ターゲットポートに第二のメッセージを送信することと、
第二の優先度ベクトルを生成することと、
ターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換え、且つ前記第二の優先度ベクトルが、生成された第二の優先度ベクトル又は取得された第二の優先度ベクトルであることとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0293】
選択的に、前記第二のルート情報が第二の優先度ベクトルを含む場合、前記第三の実行モジュール１４２はさらに、
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルと第二のポートの情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルに基づいて前記第二のメッセージを生成することであって、前記第二のメッセージの出力ポートは、第二の優先度ベクトルが前記出力ポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい条件を満たすこととのうちの一つを実行するために用いられる。
前記第二の優先度ベクトルに基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルとポート状態に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルと第二のポートの情報に基づき、前記第二のメッセージを生成することと、
前記第二の優先度ベクトルに基づいて前記第二のメッセージを生成することであって、前記第二のメッセージの出力ポートは、第二の優先度ベクトルが前記出力ポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しい条件を満たすこととのうちの一つを実行するために用いられる。
【0294】
選択的に、前記第二のルート情報が第二のメッセージを含む場合、前記第三の実行モジュール１４２はさらに、
前記第二のメッセージに基づき、第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態の配置情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第二のポートの情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第三の通信機器上のポートの情報に基づき、各ポートに対応する前記第二の優先度ベクトルを生成することとのうちの一つを実行するために用いられる。
前記第二のメッセージに基づき、第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態の配置情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージとポート状態に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第二のポートの情報に基づき、前記第二の優先度ベクトルを生成することと、
前記第二のメッセージと第三の通信機器上のポートの情報に基づき、各ポートに対応する前記第二の優先度ベクトルを生成することとのうちの一つを実行するために用いられる。
【0295】
選択的に、前記ターゲットポートは、第二の優先度ベクトルにおける出力ポートと、第二のメッセージにおける出力ポートと、第二のポートの情報により指定されるポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートと、第二の優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートとのうちの一つを含む。
【0296】
選択的に、前記第二のルート情報が第二のメッセージを含み、且つ前記第二のメッセージに出力ポート情報が含まれない場合、前記第三の実行モジュール１４２はさらに、
第二のポートの情報を出力ポート情報として前記第二のメッセージに追加することと、
ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートの情報を出力ポート情報として、前記第二のメッセージに追加することと、
第二の優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートのポート情報に対し、前記第二のメッセージに追加することとのうちの少なくとも一つを実行するために用いられる。
第二のポートの情報を出力ポート情報として前記第二のメッセージに追加することと、
ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートの情報を出力ポート情報として、前記第二のメッセージに追加することと、
第二の優先度ベクトルがポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいポートのポート情報に対し、前記第二のメッセージに追加することとのうちの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0297】
選択的に、前記第三の実行モジュール１４２はさらに、第二の条件を満たす場合、ターゲットポートに前記第二のメッセージを送信し、及び／又はターゲットポートのポート優先度ベクトルを第二の優先度ベクトルに置き換えるために用いられ、
ここで、前記第二の条件は、前記第二の優先度ベクトルが前記ターゲットポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
ここで、前記第二の条件は、前記第二の優先度ベクトルが前記ターゲットポートのポート優先度ベクトルよりも優れているか、又は等しいことを含む。
【0298】
本実施例では、情報制御装置１４０は、本出願の図４に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0299】
図１５を参照すると、本出願の実施例は、第四の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１５に示すように、この情報制御装置１５０は、
第一のルート情報を受信するための第三の受信モジュール１５１と、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行するための第四の実行モジュール１５２とを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
第一のルート情報を受信するための第三の受信モジュール１５１と、
前記第一のルート情報に基づき、第四の操作を実行するための第四の実行モジュール１５２とを含み、
ここで、前記第四の操作は、
第一のデータチャンネルによって前記第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって第一のポートの情報以外の第一のルート情報を送信することと、
第一のデータチャンネルによって、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のメッセージ及び／又は受信ポートの経路オーバヘッドと、メッセージ優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のポートのポート優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のデータチャンネルは、第一のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルである。
【0300】
ここで、前記第一のポートは、第一のメッセージを受信するポートを含み、
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
ここで、前記第一のメッセージは、第一のルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0301】
選択的に、前記第三の受信モジュール１５１はさらに、第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信するために用いられ、
前記第四の実行モジュール１５２はさらに、前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
前記第四の実行モジュール１５２はさらに、前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
【0302】
本実施例では、情報制御装置１５０は、本出願の図５に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0303】
図１６を参照すると、本出願の実施例は、第五の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１６に示すように、この情報制御装置１６０は、
第二のルート情報を受信するための第四の受信モジュール１６１と、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行するための第五の実行モジュール１６２とを含み、
ここで、前記第五の操作を実行することは、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
第二のルート情報を受信するための第四の受信モジュール１６１と、
前記第二のルート情報に基づき、第五の操作を実行するための第五の実行モジュール１６２とを含み、
ここで、前記第五の操作を実行することは、
第二のデータチャンネルによって前記第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のポートの情報以外の第二のルート情報を送信することと、
第二のデータチャンネルによって第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のメッセージとポート状態の配置情報と、第二の優先度ベクトルとポート状態の配置情報とのうちの一つを送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
ここで、前記第二のメッセージは、最適なルートオブジェクトの情報を含むメッセージである。
【0304】
選択的に、前記ポート状態の配置情報又はポート状態情報は、ポートの識別子情報と、ポートの状態とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記ポートの状態は、マスターポート状態と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態又は受信ポート状態と、ネガティブポート状態と、使用できないポート状態とのうちの一つを含む。
ここで、前記ポートの状態は、マスターポート状態と、指定ポート状態又は送信ポート状態と、セカンダリポート状態又は受信ポート状態と、ネガティブポート状態と、使用できないポート状態とのうちの一つを含む。
【0305】
本実施例では、情報制御装置１６０は、本出願の図６に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0306】
図１７を参照すると、本出願の実施例は、第六の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１７に示すように、この情報制御装置１７０は、
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信するための第五の受信モジュール１７１であって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第五の受信モジュール１７１と、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行するための第六の実行モジュール１７２とを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
第一のコンテナ又は第二のコンテナを受信するための第五の受信モジュール１７１であって、前記第一のコンテナには、第一のルート情報が含まれ、前記第一のルート情報は、第一のメッセージと、メッセージ優先度ベクトルと、第一のポートのポート優先度ベクトルと、第一のルートオブジェクトの経路優先度ベクトルと、第一のポートの情報と、受信ポートの経路オーバヘッドとのうちの少なくとも一つを含み、前記第二のコンテナには、第二のルート情報が含まれ、前記第二のルート情報は、第二のメッセージ又は第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含む第五の受信モジュール１７１と、
前記第一のルート情報又は第二のルート情報に基づき、第六の操作を実行するための第六の実行モジュール１７２とを含み、
ここで、前記第六の操作は、
前記第一のルート情報を第二のコンテナに含めて送信することと、
前記第二のルート情報を第一のコンテナに含めて送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のコンテナは、ポート管理情報コンテナと、ＤＳ－ＴＴ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
前記第二のコンテナは、ＮＷ－ＴＴ管理情報コンテナと、ブリッジ管理情報コンテナとのうちの一つを含み、
ここで、前記ポート状態の配置情報は、ポートの状態を配置するために用いられる。
【0307】
本実施例では、情報制御装置１７０は、本出願の図７に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0308】
図１８を参照すると、本出願の実施例は、第七の通信機器に用いられる情報制御装置を提供し、図１８に示すように、この情報制御装置１８０は、
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信するための第六の受信モジュール１８１と、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するための第七の実行モジュール１８２とを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
第二のデータチャンネルから第二のルート情報を受信するための第六の受信モジュール１８１と、
前記第二のルート情報に基づき、第七の操作を実行するための第七の実行モジュール１８２とを含み、
ここで、前記第七の操作は、
前記第二のデータチャンネルに関連するＤＳ－ＴＴポートの情報に基づき、第二のポートの情報を決定することと、
ＤＳ－ＴＴに前記第二のルート情報及び／又は第二のポートの情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のデータチャンネルは、第二のポートに関連するデータチャンネル、又はいずれか一つのＤＳ－ＴＴポートに関連するデータチャンネルであり、
前記第二のルート情報は、第二のメッセージと、第二の優先度ベクトルと、第二のポートの情報と、ポート状態の配置情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第二のポートは、第二のメッセージを送信するポートと、第二の優先度ベクトルを送信するポートと、第二のルート情報を送信するポートと、ポート状態がマスターポート、指定ポート又は送信ポートであるポートとのうちの少なくとも一つを含む。
【0309】
本実施例では、情報制御装置１８０は、本出願の図８に示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0310】
図１９を参照すると、図１９は、本出願の実施例による別の通信機器の構造概略図であり、図１９に示すように、通信機器１９０は、プロセッサ１９１と、メモリ１９２と、前記メモリ１９２に記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、通信機器１９０における各アセンブリは、バスインターフェース１９３によって結合され、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサ１９１によって実行される時、上記図２から図８のいずれかに示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0311】
本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体上にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、上記図２から図８のいずれかに示される方法の実施例において実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ここで、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0312】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を１つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0313】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい）に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0314】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】