(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-02
(45)【発行日】2024-08-13
(54)【発明の名称】出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
G08B 25/04 20060101AFI20240805BHJP
【FI】
G08B25/04 F
(21)【出願番号】P 2023546349
(86)(22)【出願日】2021-11-26
(86)【国際出願番号】 KR2021017644
(87)【国際公開番号】W WO2022169082
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-07-31
(31)【優先権主張番号】10-2021-0016315
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520402627
【氏名又は名称】コリア ランド アンド ハウジング コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ホ、ジョン
【審査官】吉村 伊佐雄
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0120905(US,A1)
【文献】特開2009-266098(JP,A)
【文献】特開2017-133286(JP,A)
【文献】特開2019-116784(JP,A)
【文献】特開2007-249654(JP,A)
【文献】特開2016-075060(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B1/00-85/28
G08B23/00-31/00
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)であって、
使用者端末(300)からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)を受信するように構成されるブルートゥース(登録商標)モジュール(130)、および、
前記ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)によって受信される前記出入り口扉の開放暗号コード(30)の識別に基づいて、出入口扉(500)の開閉を制御するように構成される制御モジュールを含み、
前記制御モジュールは、
前記出入り口扉の開放暗号コード(30)の識別に基づいて、統合情報センター(200)によって生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って、前記出入口扉(500)の開閉を制御するように構成されるドアコントローラ(160)、または、
前記出入り口扉の開放暗号コード(30)の識別に基づいて、出入り口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って前記出入り口扉(500)の開閉を制御するためのプログラムが搭載されるコントローラ(195)で具現され、
前記出入り口扉の開放暗号コード(30)は、秘密コード(31)、性別コード(32)、及び日付/時間コード(33)で構成され、
前記秘密コード(31)は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを運営及び管理するアプリケーション運営サーバ(600)で付与する固有コードを含み、前記日付/時間コード(33)は、前記出入り口扉の開放暗号コード(30)が発行された日付情報及び時間情報を含
み、
前記秘密コード(31)は、前記アプリケーション運営サーバ(600)によって定期的または不定期的に変更され、前記変更された秘密コード(31)の情報は、前記出入口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令を前記出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信するように構成される前記統合情報センター(200)とリアルタイムで同期化する
ことを特徴とする出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)。
【請求項2】
前記出入り口扉の開放暗号コード(30)は、前記使用者端末(300)に設置された前記出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを実行することにより、前記使用者端末(300)に提供される
請求項1に記載の出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)。
【請求項3】
前記ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)が配置されるメインボディ(110)の一領域にアプリケーション接続コード(180)が追加で具現され、前記アプリケーション接続コード(180)
を読み取って前記アプリケーション運営サーバ(600)に接続することにより、前記使用者端末(300)に前記出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションがダウンロードされる
請求項2に記載の出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)。
【請求項4】
前記日付/時間コード(33)に追加で定義される予め決定された使用可能時間が経過した場合、前記出入り口扉の開放暗号コード(30)が前記使用者端末(300)から自動的に削除される
請求項1に記載の出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)。
【請求項5】
出入り口の開閉を制御するための方法であって、
使用者端末からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コードを受信する段階、および、
前記受信される出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、前記出入り口扉の開閉を制御する段階を含み、
前記制御する段階は、
前記出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、統合情報センターによって生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って、前記出入り口扉の開閉を制御する段階、または、
前記出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、出入り口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って、前記出入り口扉の開閉を制御する段階を含み、
前記出入り口扉の開放暗号コードは、秘密コード、性別コード、および日付/時間コードで構成され、
前記秘密コードは、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを運営および管理するアプリケーション運営サーバで付与する固有コードを含み、前記日付/時間コードは、前記出入り口扉の開放暗号コードが発行された日付情報および時間情報を含
み、
前記秘密コードは、前記アプリケーション運営サーバによって定期的または不定期的に変更され、前記変更された秘密コードの情報は、前記出入口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令を前記出入り口扉の開閉制御装置に送信するように構成される前記統合情報センターとリアルタイムで同期化する
ことを特徴とする出入り口扉の開閉を制御するための方法。
【請求項6】
前記アプリケーション運営サーバが、前記使用者端末での前記出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションの実行に応答して、前記出入口扉の開放暗号コードを前記使用者端末に提供する段階をさらに含む
請求項5に記載の出入り口扉の開閉を制御するための方法。
【請求項7】
請求項5に記載の出入り口扉の開閉を制御するための方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録される
ことを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法に関する発明であり、より具体的には、認証された女性使用者にのみ制限的に提供される出入り口扉の開放暗号コードを公共トイレに設置された出入り口扉の開閉制御装置にブルートゥース(登録商標)で送信することにより、女性の場合に限って、女性用トイレの出入り口扉が開放されるようにし、公共トイレを使用する女性使用者の心理的不安感を解消できる出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法である。
【背景技術】
【0002】
公園、広場などの公共の場所、または官公署、学校、会社などの一般建築物には公共の利用のための公共トイレが設置されており、不特定多数の共同利用のために男性用トイレと女性用トイレが区分されて運営されることが一般的である。
【0003】
しかし、
図1に示すように、このような公共トイレは不特定多数の誰でも利用する施設に該当するため、出入り口(10)が24時間開放状態で運営されることが一般的であり、したがって女性用トイレに男性が無断で出入りすることを遮断する適切な方法がないという問題がある。
【0004】
明け方など人通りの少ない時間に、公園、学校、放送局などの女性用トイレに男性が潜入して女性を相手に犯罪を犯したり、または隠しカメラなどを設置して不法撮影された映像を流布したりするなどの犯罪が持続的に増加しているため、公共トイレを利用する女性たちの不安感は増加している。最近は隠しカメラが次第に小型化され、隠匿技術が次第に発展しており、公共トイレを利用する女性たちの不安感はますます大きくなっていく状況である。
【0005】
女性トイレなどで隠しカメラが発覚すれば、周辺の監視カメラを利用して容疑者を確認し、追跡および検挙してはいるが、これは事後的な措置に過ぎないため、公共トイレを利用する女性たちの不安感を解消するには力不足である。
【0006】
したがって、公園、広場などの公共の場所、または官公署、学校、会社などの一般建築物に設置される公共トイレに出入りしようとする使用者の性別に基づいて出入り口扉の開閉を制御することにより、女性トイレに男性が出入りすること自体を根本的に遮断し、女性が公共トイレを利用する際に、より快適な心で公衆施設を利用できるようにする新しいタイプの出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びそのような出入り口扉の開閉制御方法に関する要求が徐々に増加している状況である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記の問題を解決しようと案出されたものであり、本発明は認証された女性使用者にのみ制限的に提供される出入り口扉の開放暗号コードのブルートゥース(登録商標)送信を活用して女性の場合のみ制限的に出入り口扉が開放されるようにすることで、公共トイレを利用する女性の不安を解消することができる出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、出入り口扉の開放暗号コードの発行を可能にする出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションをダウンロードできるアプリケーション接続コードを公共トイレの出入り口扉に追加で具現することにより、公共トイレを利用する女性の利便性をさらに改善できる出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションに一時的に障害があるか、または子供や高齢者などのスマートフォンを持っていない使用者のために、統合情報センターのモニター要員と通信できるようにする呼び出しボタンおよびスピーカーを公共トイレの出入り口扉に追加で備えることにより、使用者の利便性をさらに改善できる出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、出入り口扉の開放暗号コードを発行する際に、類似アプリケーションを通じて生成された暗号コードには公共トイレの出入り口扉が反応しないようにするコードを含めることにより、違法または偽の暗号コードの活用を根本的に遮断できるようにする出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、出入り口扉の開放暗号コードを活用して女性のみ出入り可能にする出入り口扉設備が設置された公共トイレの位置を、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを通じて提供することにより、女性がより便利で迅速に安全な公共トイレを利用できるようにする出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、温度、湿度、光埃などの環境要因によって暗号コード認識率が影響を受けず、制御装置の多様化、小型化、及びスリム化を容易にし、制御装置の製作単価をもっと下げることができるように出入り口扉の開放暗号コードをブルートゥース(登録商標)ベースで通信することにより、使用者の利便性をさらに改善できるようにする出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0013】
本発明の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていない他の技術的課題は、以下の記載から当業者には明確に理解できる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記の技術的課題を解決するための本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置は、使用者端末からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コードを受信するように構成されたブルートゥース(登録商標)モジュール;および前記ブルートゥース(登録商標)モジュールによって受信された前記出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、出入り口扉の開閉を制御するように構成された制御モジュールを含むことができる。
【0015】
また、前記制御モジュールは、前記出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、統合情報センターによって生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って、前記出入り口扉の開閉を制御するように構成されたドアコントローラ、または前記出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて出入り口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って前記出入り口扉の開閉を制御するためのプログラムが搭載されたコントローラで具現することができる。
【0016】
また、前記出入り口扉の開放暗号コードは、前記使用者端末に設置された出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを実行することによって、前記使用者端末に提供することができる。
【0017】
また、前記ブルートゥース(登録商標)モジュールが配置されるメインボディの一領域にアプリケーション接続コードを追加で具現し、前記アプリケーション接続コードに接続することによって、前記使用者端末に前記出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションをダウンロードすることができる。
【0018】
また、前記出入り口扉の開放暗号コードは、秘密コード、性別コード、及び日付/時間コードで構成され、前記秘密コードは、前記出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを運営及び管理するアプリケーション運営サーバで付与する固有コードを含み、前記日付/時間コードは、前記出入り口扉の開放暗号コードが発行された日付情報および時間情報を含むことができる。
【0019】
また、前記秘密コードは前記アプリケーション運営サーバによって定期的にまたは不定期的に変更され、前記変更された秘密コードの情報は、前記出入り口扉の開閉制御命令を生成し、前記生成された出入り口扉の開閉制御命令を前記出入り口扉の開閉制御装置に送信するように構成された前記統合情報センターとリアルタイムで同期化することができる。
【0020】
また、前記日付/時間コードに追加で定義される予め決定された使用可能時間が経過した場合、前記出入り口扉の開放暗号コードが前記使用者端末から自動的に削除されるように具現することができる。
【0021】
また、前記の技術的課題を解決するための本発明の他の実施形態による出入り口扉の開閉を制御するための方法は、使用者端末からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コードを受信する段階;および前記受信された出入り口扉の開閉暗号コードの識別に基づいて、前記出入り口扉の開閉を制御する段階を含むことができる。
【0022】
また、前記出入り口扉の開閉を制御するための方法は、前記使用者端末での出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションの実行に応答して、前記出入り口扉の開放暗号コードを前記使用者端末に提供する段階をさらに含むことができる。
【0023】
また、前記の技術的課題を解決するための本発明の追加実施形態によるコンピュータ可読記録媒体は、使用者端末からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コードを受信する段階、および受信された出入り口扉の開放暗号コードの識別に基づいて、前記出入り口扉の開閉を制御する段階を行うためのコンピュータプログラムを記録することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、認証された女性使用者にのみ制限的に提供される出入り口扉の開放暗号コードのブルートゥース(登録商標)送信を利用して、女性の場合のみ制限的に出入り口扉が開放されるようにすることで、公共トイレを利用する女性たちの不安感を解消することができる。
【0025】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードの発行を可能にする出入り口扉の開閉暗号コードの発行アプリケーションをダウンロードできるアプリケーション接続コードを公共トイレ出入り口扉に追加で具現することで、公共トイレを利用する女性の利便性をさらに改善することができる。
【0026】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションに一時的に障害があるか、または子供や高齢者などのスマートフォンを持っていない使用者のために、統合情報センターのモニター要員と通信できるようにする呼び出しボタンおよびスピーカーを公共トイレの出入り口扉に追加で備えることにより、使用者の利便性をさらに改善することができる。
【0027】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードを発行する際に、類似アプリケーションを通じて生成された暗号コードには公共トイレの出入り口扉が反応しないようにするコードを含めることにより、違法または偽の暗号コードの活用を根本的に遮断することができる。
【0028】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードを活用して女性のみが出入り可能にする出入り口扉設備が設置された公共トイレの位置を、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを通じて提供することにより、女性がより便利で迅速に安全な公共トイレを利用できるようにする。
【0029】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、温度、湿度、光埃などの環境要因によって暗号コード認識率が影響を受けず、制御装置の多様化、小型化、及びスリム化を容易にし、制御装置の製作単価をもっと下げることができるように出入り口扉の開放暗号コードをブルートゥース(登録商標)ベースで通信することにより、使用者の利便性をさらに改善することができる。
【0030】
本発明の詳細な説明に引用される図面をより十分に理解するために、各図面の簡単な説明が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】一般的な公共トイレの出入り口扉(10)の状態を説明するための例示図である。
【
図2a】本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000)の概略的なブロック図である。
【
図2b】本発明の他の実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000’)の概略的なブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態によって出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを使用するための女性使用者の認証手続きを説明するための概念図である。
【
図4】本発明の一実施形態によって認証された女性使用者が、提供された出入り口扉の開放暗号コードを活用して公共トイレの出入り口扉を開放するシナリオを示す概念図である。
【
図5】本発明の一実施形態による出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)および出入り口扉の開放暗号コード(30)の例示図である。
【
図6a】本発明の一実施形態による公共トイレの出入り口扉の開閉制御方法を示すフローチャートである。
【
図6b】本発明の他の実施形態による公共トイレの出入り口扉の開閉制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明による実施形態は添付された図面を参照して説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにあたって、同一の構成要素については、他の図面上に表示されてもできる限り同一の符号を有するようにすることに留意されたい。なお、本発明の実施形態を説明するにあたり、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の実施形態に対する理解を妨げると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。さらに、以下で本発明の実施形態について説明するが、本発明の技術的思想は、これに限定または制限されず、当業者によって変更され、様々に実施できる。
【0033】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているとする場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「間接的に連結」されている場合も含む。明細書全体において、ある部分が、ある構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、本発明の実施形態の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。この用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質、順番、または順序などが限定されない。
【0034】
図2aは、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000)の概略的なブロック図であり、
図2bは、本発明の他の実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000’)の概略的なブロック図である。
【0035】
参考として、本発明で説明する公共トイレの制限的出入り口扉の開放サービスは、(i)公園、広場などの公共の場に設置される女性トイレ、または(ii)官公署、学校、会社などの一般建築物内の女性トイレに適用することができるが、
図2aは、公園、広場などの公共の場所に設置される女性トイレに適用できる出入り口扉の開閉制御システム(1000)のブロック図を示し、
図2bは、官公署、学校、会社などの一般建築物内の女性トイレに適用できる出入り口扉の開閉制御システム(1000’)のブロック図を示すが、
図2bのシステム(1000’)は、
図2aのシステム(1000)と比較して統合情報センター(200)が設けられていない点が異なり、このような差及びそれに対する説明は、以下でより詳細に説明する。
【0036】
また、以下の本明細書全体において、公園、広場などの公共の場所に設置された女性トイレに適用される装置、システム、及び方法については「第1実施形態」という用語で、そして、官公署、学校、会社などの一般建築物内の女性のトイレに適用される装置、システム、および方法については「第2実施形態」という用語で呼ぶこととする。
【0037】
図2aは、本発明の第1実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000)のブロック図である。
図2aに示すように、本発明の第1実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)、統合情報センター(200)、使用者端末(300)、通信網(400)、出入り口扉(500)、アプリケーション運営サーバ(600)などで構成することができる。
【0038】
参考として、以下の本明細書では、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)及び出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)が適用される公共施設物として、公共女性トイレを例示的に記述しているが、女性のみの出入りが許可されなければならず、男性の出入りが厳しく禁止される任意の公共施設、例えば公共授乳室、公共女性更衣室などの公共施設にも、本発明による出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)および出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)を同様に適用できることは明白だろう。
【0039】
または、男性のみの出入りが許可されなければならず、女性の出入りが厳しく禁止される公共施設にも、本発明による出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)および出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)を適用することができ、これは、例えば、出入り口扉の開放暗号コードに含まれる秘密コードを性別によって異なる設定をしたり、性別コードを男性に指定したりすることによって具現することができる。
【0040】
第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、公共施設物(例えば、公共女性トイレなど)の出入り口扉(500)に配置されるか、又は出入り口扉(500)に隣接して配置され、出入り口扉の開放暗号コード(30、
図5参照)の読み取り結果に応じて出入り口扉の開閉を制御することができる。例えば、本発明の第1実施形態による第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、デジタル方式でIP(Internet Protocol;インターネットプロトコル)アドレスを有し、常時電源を利用して動作することができる。
【0041】
また、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、使用者の便利な使用のために出入り口扉(500)に対して適切な位置に配置することができ、例えば、成人の胸の高さの程度に配置することができ、子供の使用ために第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)の下側の地面に階段を追加で配置することもできる。または、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)がレールなどの摺動手段に結合され、上下方向に摺動可能に設置することができ、センサ手段(図示せず)を介して出入り口扉(500)に接近する使用者が成人であるか、または子供であるかを判断した後、その判定結果に基づいて上下方向に摺動することで自動にその高さが調節されるように具現することもできる。
【0042】
また、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、通信網(400)を介して統合情報センター(200)と、より具体的には、出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)と通信可能に結合され、使用者端末(300)からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)を受信し、受信された出入り口扉の開放暗号コード(30)の識別に基づいて、統合情報センター(200)によって生成された出入り口扉の開閉制御命令に従って出入り口扉(500)の開閉を制御することができる。出入り口扉の開放暗号コード(30)の認証に応じて出入り口扉(500)を開閉する具体的な動作、手順などについては、以下でより詳細に説明する。
【0043】
図2aに示すように、本発明の第1実施形態による第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、メインボディ(110)、カメラ(120)、ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)、スピーカー(140)、呼び出しボタン(150)、ドアコントローラ(160)、ドア駆動モータ(170)、アプリケーション接続コード(180)などで構成することができる。参考として、
図2aに示す第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)のエレメント(110、120,130,140、150、160、170、180)は、本発明の一実施形態による第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)の機能、動作などを説明するための例示的なエレメントにすぎず、したがって追加のエレメント(例えば、電源部、通信部、アラーム部、モニタリング部など)をさらに具備できることは明白だろう。
【0044】
メインボディ(110)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)の本体を構成し、出入り口扉(500)の少なくとも一部領域に付着するか、または出入り口扉(500)に隣接して付着することができる。また、メインボディ(110)は、金属または合成樹脂で製造でき、改善された可視効果のために露出表面に所定のカラーを有するように具現でき、その形状は
図2aに例示的に図示されるように、長方形の形状であってよいが、これに限定されない。
【0045】
また、
図2aに例示的に示すように、メインボディ(110)の露出表面には、カメラ(120)、ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)、スピーカー(140)、呼び出しボタン(150)、アプリケーション接続コード(180)などを埋込または具現することができ、ドアコントローラ(160)はメインボディ(110)の内部にプログラム可能に組み込むことができ、ドア駆動モータ(170)は出入り口扉(500)の壁の内側空間に配置するか、またはトイレの内部空間に配置することができる。
【0046】
カメラ(120)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に面する前面の一定領域を撮影するように構成することができる。子供や高齢者などのスマートフォンを持っていない使用者が公共トイレを使用する場合、または出入り口扉の開閉制御システム(1000)に一時的な障害が発生した場合、使用者は呼び出しボタン(150)を押すことによって統合情報センター(200)の担当者、例えば、モニター要員と通信することができ、担当モニター要員は、カメラ(120)を介して公共トイレに出入りする使用者の性別を視覚的に確認することができ、カメラ(120)を介して使用者が女性であることが確認された場合にのみ、出入り口扉(500)を開くように遠隔制御することができる。
【0047】
ここで、本発明の追加実施形態によれば、カメラ(120)を介して表示される画面のみで使用者の性別を明確に判断できない場合、統合情報センター(200)は、当該使用者の音声分析を通じて使用者が男性なのか女性なのかを追加で判断することもできる。このために、スピーカー(140)を介して予め設定された音声案内フレーズ(例えば、「「東海の水と白頭山が乾いて減るように」と言ってみてください!」など)を出力することができる。
【0048】
また、夜明け時間などのように統合情報センター(200)の担当者がいない場合には、本発明の追加実施形態による出入り口扉の開閉制御方法は、カメラ(120)を介して撮影される顔画像から所定のアルゴリズム(例えば、画像-基盤の性別認識ディープラーニングアルゴリズムなど)に基づいて性別を判断しながら同時に音声分析によって性別を判断し、顔画像に基づく性別判断及び音声分析を通じた性別判断の結果、両方が女性である場合にのみ出入り口扉の開放を許容する出入り口扉の開閉制御命令を生成し、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信することができる。
【0049】
スピーカー(140)は、統合情報センター(200)のモニター要員との通話機能だけでなく音声案内機能も備えており、例えば、統合情報センター(200)での出入り口扉の開放暗号コード(30)の読み取り結果によって、「出入りが承認されました」「出入りが拒否されました」などの出入り承認または拒否の音声メッセージを送出したり、性別の判別が不可能な場合には「認識に失敗し成した」などの認識エラーの音声メッセージを送出したりすることもできる。
【0050】
呼び出しボタン(150)は、スマートフォンを保有していない使用者のために、またはシステムが一時的に故障したときに、使用者が統合情報センター(200)のモニター要員と通信できるようにするボタンに該当し、呼び出しボタン(150)を加圧することで統合情報センター(200)のモニター要員と使用者との間にリアルタイムの通信が可能となる。呼び出しボタン(150)が加圧されると、統合情報センター(200)のモニター要員は当該使用者をカメラ(120)を介して確認することができ、必要に応じて、スピーカー(140)を介して当該使用者と会話することができ、当該使用者が女性であると最終的に判別された場合にのみ出入り口扉(500)の開放を許容することができる。
【0051】
参考として、前記のカメラ(120)、スピーカー(140)、呼び出しボタン(150)は、スマートフォンを保有していない子供や高齢者などの使用者のために必要な補助手段に該当し、したがって、本発明の他の活用例による第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)には、カメラ(120)、スピーカー(140)、呼び出しボタン(150)が備えられていない場合もある。
【0052】
ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)は、使用者端末(300)とブルートゥース(登録商標)通信ができるように構成されており、それによって使用者端末(300)からブルートゥース(登録商標)で送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)を受信することができる。例えば、使用者が出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20、
図4および
図5を参照)を実行し、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)から一定距離(例えば、3Mなど)以内に近づくと、使用者端末(300)と第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)とがブルートゥース(登録商標)通信で自動的に連結され、使用者が出入り口扉の開放要請ボタンをクリックすると、アプリケーション運営サーバ(600)から出入り口扉の開放暗号コード(30)が発行され、発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)がブルートゥース(登録商標)通信で使用者端末(300)から第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信される。
【0053】
本発明では、出入り口扉の開放暗号コード(30)の読み取りに基づいて、公共トイレ出入り口扉(500)の開閉を制御することを特徴とするが、使用者は、すなわち女性使用者は、公共女性トイレを出入りするための出入り口扉の開放暗号コード(30)を、所定のアプリケーションを活用して女性使用者認証を経た後に発行してもらうことができるが、以下の本明細書では、使用者に公共トイレを出入りするための出入り口扉の開放暗号コード(30)の発行サービスを提供するアプリケーションを「出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション」という用語で呼ぶことにする。
【0054】
使用者は、グーグルプレイ(Google Play)、アプリストア(AppStore)などのアプリケーションダウンロードサービスを介して出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20、
図4、および
図5参照)をダウンロードすることができ、ここで出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)が設置され実行される際に、必須的に本人認証をすることによって、女性使用者のみが出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を利用できるようにし、このようなアプリケーション活用のための女性使用者認証については、以下の
図3でより詳細に説明する。
【0055】
または、本発明の追加実施形態によれば、男性が出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロードおよび設置しても、出入り口扉の開放暗号コード(30)が生成されないようにしたり、たとえ男性使用者に対して出入り口扉の開放暗号コード(30)が生成されたとしても発行される出入り口扉の開放暗号コード(30)に男性の性別情報が含まれるようにすることで、公共場所または一般建築物内の女性トイレに男性が出入りすることを根本的に遮断することができる。
【0056】
したがって、女性利用者は、公共トイレを利用しようとする際に、予めダウンロードした出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を実行することで、出入り口扉の開放暗号コード(30)を容易に発行することができ、発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)が記憶されている使用者端末(300)を所持して第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に近づくだけで、より容易で、より安全な公共女性トイレを利用することができる。
【0057】
これに関連して、本発明の追加実施形態によれば、ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)が配置されているメインボディ(110)の一領域にアプリケーション接続コード(180)を追加で備えることができる。例えば、アプリケーション接続コード(180)は、QRコード(登録商標)であり得るし、アンドロイド(登録商標)用QRコード(登録商標)(181)とIOS用QRコード(登録商標)(182)とで構成することができ、使用者が出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を予めダウンロードしていない状態でも、公共トイレに配置された第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に備えられたアプリケーション接続コード(180)に接続することで、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を容易にダウンロードして使用することもできる。
【0058】
参考として、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を実行することによって発行される出入り口扉の開放暗号コード(30)は、セキュリティ強化および悪用防止のために複数のコードを含むことができるが、出入り口扉の開放暗号コード(30)のより具体的な構成については、以下の
図5でより詳細に説明する。
【0059】
ドアコントローラ(160)は、出入り口扉の開閉制御装置(100)のメインボディ(110)の内側にプログラム可能に組み込むことができ、例えば、プロセッサ(processor)、マイクロプロセッサ(micro-processor)、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(micro-controller)などで具現することができる。ドアコントローラ(160)は、統合情報センター(200)で、より具体的には出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)で生成されて送信される出入り口扉の開閉制御命令に基づいて、ドアコントローラ(160)と電子的に連結され、出入り口扉(500)と機械的に連結されるドア駆動モータ(170)を介して出入り口扉(500)の開閉を制御することができる。
【0060】
統合情報センター(200)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)から送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)の読み取り結果に基づいて、出入り口扉の開閉制御命令を生成し、生成された開閉制御命令を第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信することができる。
図2aに示すように、本発明の第1実施形態による統合情報センター(200)は、出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)と運営端末(220)とで構成することができ、例えば、統合情報センター(200)は、公共トイレの出入り口扉管理のためのソフトウェア(SW)をプログラムして運営することができる。
【0061】
出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)から送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)を受信及び読み取り、その読み取り結果を第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信することができ、統合情報センター(200)内の運営端末(220)と通信可能に連結されて運営されることも可能である。また、出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)は、アプリケーション運営サーバ(600)によって管理および運営される出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を介して発行される出入り口扉の開放暗号コード(30)に含まれる情報を識別し、当該暗号コードが正常の出入り口扉開放暗号コード発行アプリケーションを通じて発行された暗号コードかどうか、暗号コード発行者の性別が女性かどうか、暗号コードに含まれる日付と時間情報が予め設定された有効使用時間(例えば、10秒、15秒、20秒など)を満たすかどうかなどを読み取り、その読み取り結果を出入り口扉の開閉制御命令に生成し、これを第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信することができる。
【0062】
運営端末(220)は、統合情報センター(200)内に設置され、出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)と通信可能に連結され、統合情報センター(200)の運営要員が出入り口扉の開放暗号コード(30)ベースの出入り口扉の開閉制御を運営および管理できるように支援し、カメラ(120)を介した使用者確認、スピーカー(140)を介した通話、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)の遠隔制御などを支援することができる。
【0063】
使用者端末(300)は、アプリケーション運営サーバ(600)と通信可能に結合することができ、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を介して発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)を記憶または一時記憶することができる。使用者は、使用者端末(300)を活用して、グーグルプレイ、アプリストアなどのアプリケーションダウンロードサービスを介して出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を予めダウンロードすることができ、または第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に具現されたアプリケーション接続コード(180)を介して公共トイレの利用前に出入り口扉(500)で出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロードすることができることは前記のとおりである。
【0064】
参考として、使用者端末(300)は、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル端末、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、アクセス端末、端末、無線通信デバイス、使用者エージェント、使用者デバイス、または使用者機器(UE)と称することもできる。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカルループ(WLL)ステーション、個人用デジタル補助装置(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または無線モデムに接続される他のプロセッシングデバイスであり得る。
【0065】
ここで、使用者端末(300)から出入り口扉の開放要請を受信し、それに応答して出入り口扉の開放暗号コード(30)を使用者端末(300)に送信するように構成されたアプリケーション運営サーバ(600)は、統合情報センター(200)と、より具体的には、出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)とリアルタイムで同期化することができ、それによって出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)は、アプリケーション運営サーバ(600)によって発行される出入り口扉の開放暗号コード(30)に関連する情報を判別することが可能になる。
【0066】
参考として、アプリケーション運営サーバ(600)は、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)が設置された公共トイレの位置情報を統合情報センター(200)から提供され、提供された公共トイレの位置情報は出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を介して少なくとも1つの使用者端末(300)に提供することができる。
【0067】
図2bは、本発明の第2実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000’)のブロック図である。
図2bに示すように、本発明の第2実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000’)は、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)、使用者端末(300)、通信網(400)、出入り口扉(500)、アプリケーション運営サーバ(600)などで構成することができる。
【0068】
前記のように、本発明の第2実施形態による出入り口扉の開閉制御システム(1000’)は、官公署、学校、会社等管理者が常駐して遠隔管理が不要な一般建築物内の女性公共トイレに適用することができ、それによって
図2aに図示される出入り口扉の開閉制御システム(1000)と比較して、統合情報センター(200)が設けられていない差がある。
【0069】
図2bに示すように、本発明の第2実施形態による第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、メインボディ(110)、ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)、アプリケーション接続コード(180)、ディスプレイ(190)、コントローラ(195)などで構成することができる。参考として、以下では、
図2aで記述した第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)の説明と重複する部分については、その技術を省略する。
【0070】
本発明の第2実施形態による第2出入り口扉の開閉制御システム(1000’)は、建築物管理者が常駐するか、または有事の際に直ちに対応可能な建築物のトイレにもっと適合する形で適用することができ、また、階別に一般トイレと暗号コードトイレを分離して運営する建築物(例えば、全5階建てで1階および5階は暗号コードトイレを運営しながら、2階から4階には一般トイレを運営する建築物など)、同一階内でも一般トイレと暗号コードトイレを分離して運営する建築物などにさらに適している。
【0071】
したがって、出入り口扉の開放暗号コード(30)の活用が不可能な状況で(例えば、スマートフォンの不在、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)の故障など)、常駐している建築物管理者に問い合わせるか(この場合、呼び出しボタンを追加で備えられることもあり得る)、または暗号コードトイレの代わりに他の階の、または他の場所の一般トイレを使用することも可能である。
【0072】
第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、ブルートゥース(登録商標)モジュール(130)を介して使用者端末(300)から受信される出入り口扉の開放暗号コード(30)を復号化して読み取り、これに基づいて出入り口扉の開閉制御命令を生成して出入り口扉(500)の開閉を制御するためのプログラムが搭載されるコントローラ(195)を含むことができる。すなわち、本発明の第2実施形態による第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、
図2aに図示される統合情報センター(200)が介入される必要なしに、一般建築物内の女性トイレの出入り口扉の開閉を制御するためのソフトウェア(例えば、暗号コードを復号化して読み取り、それによって出入り口扉の開閉制御命令を実行するソフトウェア)がプログラム可能に組み込まれる独立制御型として具現することができる。
【0073】
図2bでは、本発明の理解を容易にするために、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)の一部を構成するコントローラ(195)をブロックとして図示しているが、コントローラ(195)は、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)の内部にチップ又はモジュールとして内蔵され、外部からは視覚的に見えない場合がある。また、
図2aに図示される本発明の第1実施形態によるドアコントローラ(160)と、
図2bに図示される本発明の第2実施形態によるコントローラ(195)とを合わせてコントローラモジュールと称する。参考として、アプリケーション運営サーバ(600)は、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)が設置された公共トイレの位置情報を登録および管理することができる。
【0074】
ディスプレイ(190)は、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)の上部領域に配置することができ、コントローラ(195)で読み取られた出入り口扉の開放暗号コード(30)に基づいて決定される出入り口扉(500)が開放されたかどうかに関する情報、出入り口扉の開放暗号コード(30)の読み取り失敗に関する情報、出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効時間超過に関する情報、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)の状態情報などを表示することができる。
【0075】
例えば、コントローラ(195)が出入り口扉の開放暗号コード(30)を読み取った結果に応じて、「出入り承認」「出入り拒否」などの情報をディスプレイ(190)に表示することができ、機器異常の場合には「認識失敗」などの情報をディスプレイ(190)に表示することができ、出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効使用時間が経過した場合には「使用時間超過」などの情報をディスプレイ(190)に表示することができる。ここで、ディスプレイ(190)に表示される情報は国文で表示することができるが、本発明の追加実施形態によれば、トイレを使用する外国人の便宜のために、ディスプレイ(190)に国文と英語の併記表示を提供することができる。
【0076】
また、ディスプレイ(190)はタッチ式(touch-sensitive)ディスプレイとして具現することができ、それによって一般建築物管理者は、出入り口扉(500)とのブルートゥース(登録商標)通信設定、出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効使用時間設定などをディスプレイ(190)をタッチすることによって容易に制御することができる。さらに、本発明の追加実施形態によれば、ディスプレイ(190)に出入り口扉の開放暗号コード(30)の読み取り結果が表示される残りの時間には、使用者の興味を引き起こしたり情報を提供したりすることができる様々なコンテンツ(例えば、当該建築物の広報動画など)がディスプレイ(190)に再生されるように具現することもでき、そのようなコンテンツは第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)のメモリ(図示せず)に予め記憶することができ、定期的にまたは不定期的に更新することができる。
【0077】
参考として、ディスプレイ(120)は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display、TFT LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)、フレキシブルディスプレイ (Flexible Display)、三次元ディスプレイ(3D Display)などで具現することができるが、これらに限定されない。
このような装置及びシステム構成に基づいて、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を設置して実行する際に、本人認証過程を経て認証された女性使用者が官公署、学校、会社などの一般建築物内の公共女性トイレを利用しようとする場合、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を実行し、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)から一定距離(例えば、3Mなど)以内に近づくと、使用者端末(300)を介してアプリケーション運営サーバ(600)から秘密コード(31)と日付/時間コード(33)がブルートゥース(登録商標)で第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)に送信され、同期化することができる。
【0078】
参考として、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)のブルートゥース(登録商標)通信連結は、一定距離(例えば、3Mなど)以内で出入り口扉の開閉暗号コード発行アプリケーション(20)を実行した使用者端末(2300)のブルートゥース(登録商標)信号にのみ反応するように設定することができる。
【0079】
図2aおよび
図2bには明示的に示されていないが、本発明によるアプリケーション運営サーバ(200)は記憶部を含むことができ、前記記憶部には出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)に対する使用者証明書発行情報、発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)に関する情報などを記憶することができる。
【0080】
参考として、アプリケーション運営サーバ(200)の記憶部は、通常の技術者に知られているように、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、CF(Compact Flash)カード、SD(Secure Digital)カード、SM(Smart Media(登録商標))カード、MMC(Multimedia)カード、またはメモリースティック(Memory Stick)など、情報の入出力が可能な様々な形態の記憶装置として具現することができるか、または記憶部をインターネット上で記憶機能を行うウェブストレージ(Web storage)に代替することができる。
【0081】
図3は、本発明の一実施形態による出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を使用するための女性使用者の認証手順を説明するための概念図である。
【0082】
使用者端末(300)の使用者は、グーグルプレイ、アプリストアなどのアプリケーションダウンロードサービスを介して出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を予めダウンロードすることができ、または出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)に備えられたアプリケーション接続コード(180)を活用して、公共トイレの現場で出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロードすることができる。
【0083】
使用者端末(300)の要請により、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)がアプリケーションストアサーバ(800)から使用者端末(300)にダウンロードされ、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)が実行される際に、アプリケーション運営サーバ(600)から本人認証の要請が受信され、この本人認証のための要請を順次に通信事業者サーバ(700)に送信することができる。
【0084】
通信事業者サーバ(700)は、使用者端末(300)に有無線通信サービスを提供する通信事業者の運用サーバとして、複数の通信事業者それぞれのサーバを全て含むことができ、使用者端末(300)から受信された本人認証の要請に応答して、本人確認の結果をアプリケーション運営サーバ(600)と使用者端末(300)に送信することができる。参考として、通信事業者サーバ(700)には通信サービス加入時の使用者情報を保有しており、したがって、通信事業者サーバ(700)は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)の使用認証のための本人認証の要請を送信した使用者の性別情報を保有することができる。
【0085】
本人確認の結果が女性であれば、アプリケーション運営サーバ(600)は本人確認証明書(certificate)を発行して使用者端末(300)に提供することができ、それに応じて本人確認証明書が発行された使用者端末(300)は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)の使用権限を取得することができる。
【0086】
参考として、
図3に示す使用者認証手続きは、本発明の一実施形態によれば、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)のダウンロード時に最初の1回に限り進行することができ、または本発明の他の実施形態によれば、証明書有効期間(例えば、1年など)をさらに設定し、証明書有効期間の満了時に再度認証手続きを経るように出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)を具現することができる。
【0087】
使用者毎に最初の1回に限って使用者認証を進める場合、複数のスマートフォンを所有する使用者が、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)の使用権限が付与されたスマートフォンを変更しようとする場合、本発明の追加実施形態によるアプリケーション運営サーバ(200)は、既存のスマートフォンの使用権限を解除した後、新規スマートフォンに出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)の使用権限を付与するように追加で構成することができ、使用者の信頼性確保が難しいプリペイド携帯などは、使用権限の付与を制限することもできる。
【0088】
図4は、本発明の一実施形態によって認証された女性使用者が、提供された出入り口扉の開放暗号コード(30)を活用して公共トイレの出入り口扉を開放するシナリオを示す概念図である。
【0089】
女性使用者は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を介して、公共女性トイレの出入り口扉(500)を開放するための出入り口扉の開放暗号コード(30)を発行してもらうことができ、使用者が出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を実行し、使用者端末(300)が出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)から一定距離(例えば、3Mなど)以内に近づくと、使用者端末(300)が出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)とブルートゥース(登録商標)で自動連結され、出入り口扉の開放要請ボタンをクリックして発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)を、使用者端末(300)から出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)に送信することができる(例えば、
図4の(a)参照) 。
【0090】
ここで、本発明の追加実施形態によれば、使用者端末(300)のブルートゥース(登録商標)機能が非活性化された状態で出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)が実行される場合、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)は、使用者端末(300)にブルートゥース(登録商標)起動のための案内を提供することができる(例えば、ブルートゥース(登録商標)起動のための要請/確認画面を使用者端末(300)のディスプレイに露出させる、など)。
【0091】
使用者端末(300)から出入り口扉の開放暗号コード(30)を受信した出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)は、(i)第1実施形態の場合、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は受信した出入り口扉の開放暗号コード(30)を統合情報センター(200)に送信し、統合情報センター(200)から出入り口扉の開放暗号コード(30)の復号化及び読み取りを経て生成される出入り口扉の開閉制御命令を受信し、統合情報センター(200)から受信した出入り口扉の開閉制御命令を実行することができる。または(ii)第2実施形態の場合、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、出入り口扉の開放暗号コード(30)の復号化および読み取りのためにプログラムされるコントローラ(195)を活用して出入り口扉の開放暗号コード(30)の復号化及び読み取り、それに基づいて出入り口扉の開閉制御命令を生成及び実行することができる。
【0092】
統合情報センター(200)から受信した、または第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)で自己生成された出入り口扉の開閉制御命令の内容が出入り口扉の開放条件に合致する場合、すなわち(i)秘密コード(31)が一致し、(ii)性別コード(32)の情報が女性であり、(iii)日付/時間コード(33)による有効使用時間の条件を全て満たす場合にのみ(すなわち、3つのコードのいずれかのコード条件も満たされない場合、出入り口扉(500)の開放を許可しない)、出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)は、公共トイレの出入り口扉(500)の開放を可能にするように出入り口扉の開閉制御命令を実行することができる。
【0093】
または、統合情報センター(200)から受信した第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)で自己生成された出入り口扉の開閉制御命令の内容が出入り口扉の開放条件に合致しない場合、例えば、秘密コード(31)が一致せず、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)ではなく、偽のアプリケーションなどを介して発行された偽造の出入り口扉の開放暗号コードと読み取られる場合、要請使用者の性別が女性でない場合、暗号コードの有効使用時間が経過した場合などには、出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)は、公共トイレの出入り口扉(500)の開放を許容しないように出入り口扉の開閉制御命令を実行することができる。
【0094】
これに関連して、本発明の他の実施形態によれば、出入り口扉の開放暗号コード(30)の日付/時間コードに追加で定義される予め決定された使用可能時間(または有効使用時間)が経過すると、出入り口扉の開放暗号コード(30)が使用者端末(300)から自動的に削除されるように具現することができ、したがって所定の有効使用時間が経過した状態では、使用者端末(300)から出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)に出入り口扉の開放暗号コード(30)を送信すること自体ができなくなる可能性がある。
【0095】
ここで、本発明の追加実施形態によれば、有効使用時間の経過により出入り口扉の開放暗号コード(30)が削除されると、出入り口扉の開放暗号コード(30)の削除を使用者に通知(例えば、「コードが削除されました」の聴覚通知、またはテキスト通知など)すると同時に、出入り口扉の開放暗号コード(30)の再要請インターフェースを使用者端末(300)に提供することもできる。
【0096】
このように、本発明によれば、デジタル信号形式の出入り口扉の開放暗号コード(30)を記憶した使用者端末(300)が、出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)から一定距離以内に近づくだけでも女性使用者にのみ制限的に出入り口扉(500)を開放することによって、(i)温度、湿度、光埃などの環境要因によって暗号コード認識率が影響を受けないようにし、(ii)出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)の多様化、小型化、およびスリム化を容易にし、(iii)出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)の製作単価をさらに下げることができる。
【0097】
図5は、本発明の一実施形態による出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)および出入り口扉の開放暗号コード(30)の例示図である。
図5に示すように、本発明の一実施形態による出入り口扉の開放暗号コード(30)は、秘密コード(31)、性別コード(32)、および日付/時間情報コード(33)で構成することができる。
【0098】
出入り口扉の開放暗号コード(30)に含まれる複数のコードの中で秘密コード(31)は、認証された、すなわち真の出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)によって発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)のみを選別するためのコードであり、偽の、または類似のアプリケーションによって生成された暗号コードを活用して、男性が公共の女性トイレを不法侵入する犯罪を遮断するためのコードに該当する。このために、秘密コード(31)はアプリケーション運営サーバ(600)から与えられる混合文字、符号などで構成される固有コードを含むことができ、このような秘密コード(31)の暗号情報はアプリケーション運営サーバ(600)でのみ生成及び記憶することができる。
【0099】
したがって、使用者端末(300)から送信される出入り口扉の開放暗号コード(30)に、このような秘密コード(31)が不在するか、または秘密コード(31)があってもアプリケーション運営サーバ(600)で生成された秘密コードと一致しない場合に、(i)出入り口扉(500)の開放を許容しない出入り口扉の開閉制御命令を生成して、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信(第1実施形態の場合)するか、または(ii)第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)にプログラムされたコントローラ(195)が出入り口扉(500)の開放を許容しない出入り口扉の開閉制御命令を生成することができる(第2実施形態の場合)。
【0100】
参考として、使用者端末(300)からの出入り口扉の開放要請に応答してアプリケーション運営サーバ(600)が発行する出入り口扉の開放暗号コード(30)に含まれるこのような秘密コード(31)は、(i)固定値のコードで具現されたり、(ii)予め決定された定期的(例えば、毎日、毎週、毎月など)にまたは不定期的に更新されたり、(iii)出入り口扉の開放暗号コード(30)の発行時に毎回新しい秘密コードで具現されたりすることができ、このような出入り口扉の開放暗号コード(30)の変更情報は、統合情報センター(200)または第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)と同期化することができる。
【0101】
または、本発明の追加実施形態によれば、アプリケーション運営サーバ(600)と第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)とが無線通信(例えば、5G、LTEなど)に接続されない場合もあるが、このときは出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を実行する使用者端末(30)が第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)から一定距離以内に近づくと、ブルートゥース(登録商標)通信で出入り口扉の開放暗号コード(30)の変更情報が、例えば、設定された秘密コード(31)と日付/時間コード(33)とを同期化することができる。
【0102】
また、出入り口扉の開放暗号コード(30)に含まれる複数のコードの中で性別コード(32)は、出入り口扉の開放暗号コード(30)を発行してもらった使用者の性別が女性に該当することを立証するためのコードに該当する。
図3で説明したように、本発明による出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロードするにあたって、使用者が女性であることを認証する証明書が発行されるが、使用者の性別が女性であることを確認するための性別コード(32)を追加で出入り口扉の開放暗号コード(30)に含めることで、暗号コードの保安性および信頼性をさらに改善することができ、男性専用の出入区域の出入り口扉の制御が必要な場合、女性コードの代わりに男性コードを追加することで容易に具現することができる。
【0103】
したがって、統合情報センター(200)の出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)または第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、使用者端末(300)からブルートゥース(登録商標)で送信された出入り口扉の開放暗号コード(30)に、このような性別コード(32)が不在するか、または性別コード(32)が備えられても性別が男性であると判別される場合に、出入り口扉(500)の開放を許容しない出入り口扉の開閉制御命令を生成して実行することができる。
【0104】
また、出入り口扉の開放暗号コード(30)に含まれる複数のコードの中で日付/時間情報コード(33)は、発行された出入り口扉の開放暗号コード(30)の利用可能な有効時間を判別するために利用することができる。参考として、日付/時間情報コード(33)に含まれる日付情報および時間情報は、GPSを介して自動的に受信される情報に該当し正確度が非常に高く、そのような日付/時間情報は、出入り口扉の制御および運営管理サーバ(210)/第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)とアプリケーション運営サーバ(600)との間で同期化するので(すなわち、出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)/第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)での日付/時間情報は、アプリケーション運営サーバ(600)での日付/時間情報と同じである)、統合情報センター(200)/第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)とアプリケーション運営サーバ(600)での視覚差により発生する使用者の不便さを根本的に遮断することができる。
【0105】
また、本発明の一実施形態によるアプリケーション運営サーバ(600)は、使用者端末(300)からの出入り口扉の開放要請に応答して、公園、広場など公共の場所の女性トイレ、または官公署、学校、会社などの一般建築物内の女性トイレの出入りのための出入り口扉の開放暗号コード(30)を生成するにあたって、出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効使用時間を予め設定することができるが、ここで出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効使用時間は固定値(例えば、10秒、15秒など)である。
【0106】
このように、出入り口扉の開放暗号コード(30)が生成および発行されて一定時間が経過した後には、その出入り扉の開放暗号コード(30)を使用できないようにすることで、出入り口扉の開放暗号コード(30)をコピー、記憶などの方式で不正利用するか、または第3者に送信して違法に使用することを効果的に防止することができる。
【0107】
ここで、本発明の追加実施形態によれば、出入り口扉の開放暗号コード(30)の発行を要請した使用者端末(300)が、紛失申告された端末であるか否かを判断する段階をさらに含むことができる。女性の紛失されたスマートフォンを男性が拾得して悪用することを防止するために、本発明の追加実施形態によれば、アプリケーション運営サーバ(600)で使用者端末(300)の紛失申告の有無を追加で確認することができ、使用者端末(300)が紛失申告された端末であると確認された場合、アプリケーション運営サーバ(600)から当該使用者端末に生成される出入り口扉の開放暗号コード(30)に電話番号と紛失申告端末情報を追加生成することで、3つのコード条件を満たしても、すなわち、(i)識別された秘密コード(31)を通じて、出入り口扉の開放暗号コード(30)が出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを介して発行された正常の出入り口扉の開放暗号コード(30)に該当し、(ii)出入り口扉の開放暗号コード(30)を発行した使用者の性別が女性に該当し、そして(iii)出入り口扉の開放暗号コード(30)の有効時間条件を満たしても、出入り口扉(500)の開放を許容しない出入り口扉の開閉制御命令を生成して実行することができる。
【0108】
この場合、本発明の一実施形態による統合情報センター(200)/第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、警察署などの機関と追加で通信可能に結合することができ、紛失申告された使用者端末を利用して公共トイレを出入りしようとする要請が確認されたら、直ちに出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)の位置情報及びカメラ(120)を介して撮影された映像(又は周辺の監視カメラなどを介して撮影された映像)を警察署などに送信することにより、予備犯罪者の検挙及び犯罪の減少に相当に貢献できる。
【0109】
また、本発明の追加実施形態によれば、使用者の位置に基づいて本発明による出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)が適用される公共トイレの位置情報を提供することができる。
【0110】
例えば、本発明による出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)によって提供されるサービスは、公共トイレの位置検索が必要な使用者のために、本発明による出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)が設置された公共トイレの位置情報を使用者端末(300)の現在位置ベースとして提供することができ、このために公共トイレ検索のためのインターフェースを追加で備えることができ、提供される公共トイレ情報は、例えば、地図(マップ)ベースのサービスで表現することができる。
【0111】
前記のように、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)は、デジタル方式でIPアドレスを有するので、アプリケーション運営サーバ(600)は出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)のIPアドレスに基づいて、複数の出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)それぞれの位置を把握して保有することができる。したがって、使用者は出入り口扉の開閉制御装置(100a、100b)が設置された公共トイレの位置を自分の現在位置を中心に確認することができ、それにより使用者は自分の周辺に位置する安全な公共トイレを容易に判別することができる。
【0112】
さらに、本発明によるアプリケーション運営サーバ(600)は、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)を介して公共トイレの施設情報(例えば、清潔度、竣工日など)を提供することができ、使用者は公共トイレに対する満足度評価を行うことができるように、評価インターフェースを使用者端末(300)に追加で提供することができ、参加度に優れた使用者には所定のイベント(例えば、ポイントなど)を提供することができる。
【0113】
また、
図5では、出入り口扉の開放暗号コード(30)が秘密コード(31)、性別コード(32)、日付/時間コード(33)で構成され、これに基づいて公共トイレの出入り口扉の開閉を制御する実施形態を例示として説明するが、本発明の追加実施形態によれば、出入り口扉の開放暗号コード(30)に名前、生年月日、電話番号などの追加情報を含めることによって、本発明による出入り口扉の開閉制御システム(1000、1000’)を特定許可使用者の統制区域の出入り管理にも拡大して適用することができる。
【0114】
図6aは、本発明の第1実施形態による公共トイレの出入り口扉の開閉制御方法を示すフローチャートであり、
図6bは、本発明の第2実施形態による公共トイレの出入り口扉の開閉制御方法を示すフローチャートである。
【0115】
図2aと
図6aをあわせて参考にすると、広い地域に散在しており、管理者が常住していないために遠隔管理の必要がある公園、広場などの公共場所の女性トイレに適用できる出入り口扉の開閉制御システム(1000)によれば、まず公共トイレを使用したい使用者によって使用者端末(300)からアプリケーション運営サーバ(600)に出入り口扉の開放要請を送信することができる(S11)。ここで、出入り口扉の開放要請は、使用者が使用者端末(300)のディスプレイに表示される出入り口扉の開放要請ボタンをクリックすることによって、アプリケーション運営サーバ(600)に送信することができ、このとき、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロード及び設置する際に、本人認証を通じて発行された証明書が出入り口扉の開放要請と共にアプリケーション運営サーバ(600)に送信することができる。
【0116】
受信された出入り口扉の開放要請に応答して、アプリケーション運営サーバ(600)は、秘密コード(31)、性別コード(32)、および日付/時間コード(33)で構成されるデジタルコードを生成し(S12)、それを暗号化することによって出入り口扉の開放暗号コード(30)を生成することができる(S13)。
【0117】
生成された出入り口扉の開放暗号コード(30)は、再び使用者端末(300)に送信され(S14)、出入り口扉の開放暗号コード(30)が発行された使用者が第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に一定距離(例えば、3Mなど)以内に近づくと、使用者端末(300)と第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)がブルートゥース(登録商標)で自動連結されることによって、使用者端末(300)から第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に出入り口扉の開放暗号コード(30)をブルートゥース(登録商標)で送信することができる(S15)。
【0118】
使用者端末(300)から出入り口扉の開放暗号コード(30)をブルートゥース(登録商標)で受信した第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、これを再び統合情報センター(200)に、より具体的には、出入り口扉の制御及び運営管理サーバ(210)に送信することができ(S16)、統合情報センター(200)は、受信された出入り口扉の開放暗号コード(30)を復号化(S17)およびデジタルコードを読み取る(S18)ことによって、出入り口扉の開閉制御命令を生成することができる。
【0119】
生成された出入り口扉の開閉制御命令は、再び統合情報センター(200)から第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)に送信され(S19)、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)は、出入り口扉の開閉制御命令を実行することによって(S20)、第1出入り口扉の開閉制御装置(100a)と有線またはブルートゥース(登録商標)で連結された出入り口扉(500)を開放することができる(S21)。
【0120】
図2bと
図6bをあわせて参考にすると、一般的に管理者が常駐して遠隔管理が不要な官公署、学校、会社などの一般建築物内の女性トイレに適用できる出入り口扉の開閉制御システム(1000’)によれば、まず公共トイレを使用しようとする使用者によって使用者端末(300)からアプリケーション運営サーバ(600)に出入り口扉の開放要請を送信することができる(S31)。ここで、出入り口扉の開放要請は、使用者が使用者端末(300)のディスプレイに表示される出入り口扉の開放要請ボタンをクリックすることによって、アプリケーション運営サーバ(600)に送信することができ、このとき、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーション(20)をダウンロード及び設置する際に、本人確認を通じて発行された証明書が出入り口扉の開放要請と共にアプリケーション運営サーバ(600)に送信することができるということは前記の通りである。
【0121】
受信された出入り口扉の開放要請に応答して、アプリケーション運営サーバ(600)は、秘密コード(31)、性別コード(32)、および日付/時間コード(33)で構成されるデジタルコードを生成し(S32)、それを暗号化することによって出入り口扉の開放暗号コード(30)を生成することができる(S33)。
【0122】
生成された出入り口扉の開放暗号コード(30)は、再び使用者端末(300)に送信され(S34)、出入り口扉の開放暗号コード(30)が発行された使用者が第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)に一定距離(例えば、3Mなど)以内に近づくと、使用者端末(300)と第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)がブルートゥース(登録商標)で自動連結されることによって、使用者端末(300)から第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)に出入り口扉の開放暗号コード(30)をブルートゥース(登録商標)で送信することができる(S35)。
【0123】
使用者端末(300)から出入り口扉の開放暗号コード(30)をブルートゥース(登録商標)で受信した第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、公共トイレ出入り口扉の開閉を制御するためのプログラム(またはソフトウェア)が内蔵され、独立制御型で具現されるコントローラ(195)を活用し、受信された出入り口扉の開放暗号コード(30)を復号化(S36)およびデジタルコードの読み取り(S37)をすることにより、出入り口扉の開閉制御命令を生成することができる。以後、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)は、生成された出入り口扉の開閉制御命令を実行することによって(S38)、第2出入り口扉の開閉制御装置(100b)と有線またはブルートゥース(登録商標)で連結された出入り口扉(500)を開放することができる(S39)。
【0124】
上述したように、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、認証された女性使用者にのみ制限的に提供される出入り口扉の開放暗号コードのブルートゥース(登録商標)送信を活用して女性の場合のみ制限的に出入り口扉が開放されるようにすることで、公共トイレを利用する女性たちの不安感を解消することができる。
【0125】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードの発行を可能にする出入り口扉の開閉暗号コード発行アプリケーションをダウンロードできるアプリケーション接続コードを公共トイレの出入り口扉に追加で具現することで、公共トイレを利用する女性の利便性をさらに改善することができる。
【0126】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションに一時的に障害があるか、または子供や高齢者などのスマートフォンを持っていない使用者のために、統合情報センターのモニター要員と通信できるようにする呼び出しボタンおよびスピーカーを公共トイレの出入り口扉に追加で備えることにより、使用者の利便性をさらに改善することができる。
【0127】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードを発行する際に、類似アプリケーションを通じて生成された暗号コードには公共トイレの出入り口扉が反応しないようにするコードを含めることにより、違法または偽の暗号コードの活用を根本的に遮断することができる。
【0128】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、出入り口扉の開放暗号コードを活用して女性のみが出入り可能にする出入り口扉設備が設置された公共トイレの位置を、出入り口扉の開放暗号コード発行アプリケーションを通じて提供することにより、女性がより便利で迅速に安全な公共トイレを利用できるようにする。
【0129】
また、本発明の一実施形態による出入り口扉の開閉制御装置、システム、及びその制御方法によれば、温度、湿度、光埃などの環境要因によって暗号コード認識率が影響を受けず、制御装置の多様化、小型化、及びスリム化を容易にし、制御装置の製作単価をもっと下げることができるように出入り口扉の開放暗号コードをブルートゥース(登録商標)ベースで通信することにより、使用者の利便性をさらに改善することができる。
【0130】
一方、本明細書に記載された多様な実施形態は、ハードウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせによって具現することができる。例えば、多様な実施形態は、1つ以上の注文型半導体(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタルシグナルプロセッサデバイス(digital signal processor、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ここで提示される機能を実行するように設計される他の電子ユニット、またはそれらの組み合わせで具現することができる。
【0131】
さらに、例えば、多様な実施形態は、命令を含むコンピュータ可読媒体に収録またはエンコードされることが可能である。コンピュータ可読媒体に収録またはエンコードされた命令は、プログラム可能なプロセッサまたは他のプロセッサに、例えば、命令が実行される時に方法を行うようにすることができる。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含み、コンピュータ記憶媒体はコンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例えば、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶装置を含むことができる。
【0132】
このようなハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどは、本明細書に記載された多様な動作および機能をサポートするために、同一のデバイス内で、または個別のデバイス内で具現することができる。追加的に、本発明において「~部」と記載されている構成要素、ユニット、モジュール、コンポーネントなどは、一緒に、または個別ではあるが相互運用可能なロジックデバイスとして個別的に具現することができる。モジュール、ユニットなどに対する互いに異なる特徴の描写は、互いに異なる機能的実施形態を強調するために意図されたものであり、これらが個々のハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントによって実現されなければならないことを必ず意味するものではない。むしろ、1つ以上のモジュールまたはユニットに関連する機能は、個々のハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントによって実行されるか、あるいは共通のまたは個々のハードウェアまたはソフトウェアコンポーネント内に統合されることも可能である。
【0133】
特定の順序で動作が図面に示されているが、これらの動作が望む結果を達成するために図示された特定の順序または順次的な順序で実行されるか、または図示されたすべての動作が実行される必要があると理解してはならない。任意の環境では、マルチタスクおよび並列プロセッシングが有利になり得る。なお、上述の実施形態において多様な構成要素の区分は、すべての実施形態でこのような区分を必要とすると理解されてはならず、記載された構成要素が一般的に単一ソフトウェア製品に総合されたり、多数のソフトウェア製品にパッケージされたりすることができるということを理解しなければならない。
【0134】
以上のように、図面及び明細書で最適実施形態が開示された。ここで特定の用語が使用されたが、これは単に本発明を説明する目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。したがって、当技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形および均等な他の実施形態が可能であることを理解するだろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならない。