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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】スライドデッキ装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 5/04 20060101AFI20240806BHJP
【FI】
B60R5/04 T
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021155241
(22)【出願日】2021-09-24
(65)【公開番号】P2023046572
(43)【公開日】2023-04-05
【審査請求日】2023-12-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】弁理士法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森山 誠
【審査官】浅野 麻木
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-105602(JP,A)
【文献】特開2020-117042(JP,A)
【文献】実開昭58-087650(JP,U)
【文献】特開2016-175516(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0308543(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両後部の荷室に設けられるスライドデッキ装置であって、
荷物載置ボードを前後方向に移動可能に支持するメインフレームと、
前記メインフレームの前部から延出して車体のアンダーボディに接合される前支持部材と、
前記メインフレームの後部から延出する後支持部材と、
前記後支持部材の端部が接続される橋架部材を有し、
前記橋架部材の前端が前記アンダーボディに接合され、前記橋架部材の後端が前記アンダーボディに対して立設されたロアバックに接合されるスライドデッキ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスライドデッキ装置であって、
前記橋架部材の長手方向の中央領域と前記メインフレームとを連結する補強部材を有するスライドデッキ装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスライドデッキ装置において、
前記橋架部材は、前記ロアバックから前下方に略直線状に延出するスライドデッキ装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のスライドデッキ装置において、
前記前支持部材は、前記車体の左右方向に延びる前記アンダーボディの一部であるアッパクロスの上面に接合されるスライドデッキ装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のスライドデッキ装置において、
前記橋架部材は、前記車体の左右方向に延びる前記アンダーボディの一部であるアッパクロスの後面に接合されるスライドデッキ装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のスライドデッキ装置において、
前記前支持部材と前記橋架部材は、いずれもボルトによって前記アンダーボディに接合されるスライドデッキ装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載のスライドデッキ装置において、
前記メインフレームは、前記荷物載置ボードの左右端部を移動可能に支持する左フレームおよび右フレームを有し、
前記左フレームおよび前記右フレームのそれぞれに前記前支持部材と前記後支持部材が設けられ、
前記左フレームの前記前支持部材と前記橋架部材の少なくとも1つ、および前記右フレームの前記前支持部材と前記橋架部材の少なくとも1つが、前記前後方向に延びる前記アンダーボディの一部である左サイドメンバーおよび右サイドメンバーに接合、または前記左サイドメンバーおよび前記右サイドメンバーの直上において前記アンダーボディの一部であるリアフロアに接合されるスライドデッキ装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載のスライドデッキ装置であって、
前記メインフレームに設けられるロアレールと、
前記ロアレールにスライド可能に取り付けられかつ前記荷物載置ボードに設けられるアッパレールを有するスライドデッキ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドデッキ装置に関する。例えば、車両後部の荷室に設けられるスライドデッキ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車体の床面を構成するアンダーボディの後端に、ロアバック(リアエンドパネル)が立設された車両が知られている。車両の走行中にロアバックのアンダーボディに対する位置が変動すると(即ち、ロアバックが前後方向に変移すると)、車両の操縦安定性が低下したり、騒音及び/又は振動が発生したりする虞がある。
【0003】
そこで、車両走行中におけるロアバックの相対位置変動を低減するため、アンダーボディとロアバックを橋架するブラケットが設けられる場合がある(例えば、特許文献1(特に、図2)参照)。或いは、アンダーボディに対するロアバックの接合部にガセットが設けられる場合がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
ブラケットが設けられた場合、車両走行中にブラケットが側面視において湾曲し、その結果としてロアバックの前後方向の変移を充分に低減できない可能性がある。このロアバックの変移を防ぐために、例えば、ブラケットの形状をより複雑にしたり、ブラケットのアンダーボディ及びロアバックへの結合箇所(ボルト締めされる箇所、又はスポット溶接される箇所)を増やしたりすることが考えられる。しかし、単なる補強部材であって特段の機能を有さないブラケットの取付け工数を増加させることは車両の商品性を鑑みて好ましくない。
【0005】
一方、ガセットが設けられるとロアバックの前後方向の変移を充分に低減できる可能性が高くなる。しかし、アンダーボディとロアバックの間には、車体の外部から内部への水の浸入を阻止するためのシーラー材が塗布されている。そのためガセットを設けることで、ガセットによって覆われる箇所にシーラー材を設けることが困難となる。そのため、車両の製造及び修理等の工程に支障が生じる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2020-100374号公報
【文献】特開2016-175516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、アンダーボディとロアバックの結合部へシーラー材を塗布しやすく、且つロアバックの変移(相対位置変動)を低減できる車両の後部構造が従来必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの特徴は、車両後部の荷室に設けられるスライドデッキ装置に関する。スライドデッキ装置は、荷物載置ボードを前後方向に移動可能に支持するメインフレームを有する。メインフレームの前部から前支持部材が延出して車体のアンダーボディに接合される。メインフレームの後部から後支持部材が延出する。後支持部材の端部が橋架部材に接続される。橋架部材の前端がアンダーボディに接合される。橋架部材の後端がアンダーボディに対して立設されたロアバックに接合される。
【0009】
従ってスライドデッキ装置は、車体に取付けられることで2つの負荷経路(ロードパス)でロアバックを支持する。第1の負荷経路は、橋架部材によって構成される。即ち、橋架部材は、ロアバックとアンダーボディを直接連結して、ロアバックを支持する。第2の負荷経路は、ロアバックから橋架部材、後支持部材、メインフレーム、及び前支持部材を経てアンダーボディに至る。そのため、スライドデッキ装置の主な構成品によってロアバックを支持する。従ってロアバックの相対位置変動を低減できる。即ち、上述した従来のブラケット及びガセット等のロアバックを支持する部材を省略することも可能である。
【0010】
本開示の他の特徴によると、スライドデッキ装置は、橋架部材の長手方向の中央領域とメインフレームとを連結する補強部材を有する。従って橋架部材の湾曲を補強部材によって抑制することができる。その結果、車両の走行中における橋架部材の湾曲が低減し、第1の負荷経路の剛性が向上する。かくしてロアバックの相対位置変動を更に低減できる。
【0011】
本開示の他の特徴によると、橋架部材は、ロアバックから前下方に略直線状に延出する。従って橋架部材は、ロアバックとの接合部と、アンダーボディとの接合部と、を略直線状に支持(連結)する。そのため第1の負荷経路の剛性が向上し、ロアバックの相対位置変動を更に低減できる。
【0012】
本開示の他の特徴によると、前支持部材は、車体の左右方向に延びるアンダーボディの一部であるアッパクロスの上面に接合される。即ち、前支持部材は、メインフレームの前部から延出してアッパクロスの上面に接合される。
【0013】
アッパクロスは、例えば、アンダーボディの一部であるリアフロアに接合された高強度材料(一例として、高張力鋼)によって構成される。アッパクロスの上面は、車体の上下方向においてリアフロアよりも高い場所に位置する。従って前支持部材がアッパクロスの上面に接合されると、前支持部材の上下方向の長さが短くなる。これにより第2の負荷経路の剛性が向上する。従ってスライドデッキ装置は、ロアバックの相対位置変動を更に低減できる。
【0014】
本開示の他の特徴によると、橋架部材は、アッパクロスの後面に接合される。即ち、橋架部材の前端がアッパクロスの後面に接合される。この場合はアッパクロスによって第1の負荷経路の剛性が向上するので、スライドデッキ装置は、ロアバックの相対位置変動を更に低減できる。
【0015】
本開示の他の特徴によると、前支持部材と橋架部材は、いずれもボルトによってアンダーボディに接合される。
【0016】
車体の製造工程におけるシーラー材の塗布作業は、一般に、溶接作業の後に行われる。そのため、前支持部材と橋架部材が溶接によってアンダーボディに接合される場合、前支持部材及び橋架部材、更にメインフレームがアンダーボディ上に配設された状態にてシーラー材の塗布作業を行うこととなる。一方、前支持部材及び橋架部材がボルトによってアンダーボディに接合(締結)される場合、シーラー材の塗布作業を行った後に前支持部材、橋架部材及びメインフレームをアンダーボディ上に配設することが可能となる。従って、この場合、スライドデッキ装置がシーラー材の塗布作業の妨げとならない。
【0017】
本開示の他の特徴によると、メインフレームは、荷物載置ボードの左右端部を移動可能に支持する左フレームおよび右フレームを有する。左フレームおよび右フレームのそれぞれに前支持部材と後支持部材が設けられる。左フレームの前支持部材と橋架部材の少なくとも1つ、および右フレームの前支持部材と橋架部材の少なくとも1つが、前後方向に延びるアンダーボディの一部である左サイドメンバーおよび右サイドメンバーに接合、または左サイドメンバーおよび右サイドメンバーの直上において前記アンダーボディの一部であるリアフロアに接合される。
【0018】
左サイドメンバー(左側のリアサイドメンバー)及び右サイドメンバー(右側のリアサイドメンバー)は、リアフロアに接合された高強度材料によって構成された部材である。或いは、左サイドメンバー及び右サイドメンバーは、リアフロアにおける補強のための立体的形状が付された領域である。そのため、左フレーム及び右フレームのそれぞれにおいて、第1の負荷経路及び第2の負荷経路の少なくとも1つの剛性が向上する。その結果、スライドデッキ装置は、ロアバックの相対位置変動を更に低減できる。
【0019】
本開示の他の特徴によると、メインフレームにロアレールが設けられる。ロアレールにはアッパレールがスライド可能に取り付けられる。アッパレールには荷物載置ボードに設けられる。従って荷物載置ボードは、レールを利用して前後方向に円滑に移動できるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】第1実施形態に係る車両の後部構造及びスライドデッキ装置の斜視図である。
図2】スライドデッキ装置の利用状況を示した図である。
図3】スライドデッキ装置の上面図である。
図4図3のIV-IV断面図である。
図5図4のV-V断面図である。
図6図4のVI-VI断面図である。
図7】第2実施形態に係るスライドデッキ装置の側面図である。
図8図7のVIII-VIII断面図である。
図9】第3実施形態に係るスライドデッキ装置の側面図である。
図10図9のX-X断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
第1実施形態を、図1図6を参照して説明する。説明中の同じ参照番号は、重複する説明をしないが、同じ機能を有する同じ要素を意味する。図1及び図2に示すようにスライドデッキ装置20は、車両1の後部荷室に配設されている。車両1は、車体1aと、車体1aの後部に開閉可能に取り付けられた後部ドア2を備えている。後部ドア2は、開閉されることで車両1の後部荷室を開閉する。
【0022】
図1及び図4に示すように車体1aは、アンダーボディ11及びロアバック12を含んでいる。アンダーボディ11は、リアフロア13とリアフロア13に設けられる複数の補強部材を含んでいる。リアフロア13の左右両側の補強部材は、左右のリアサイドメンバー14、15である。リアフロア13の前部の補強部材は、アッパクロスメンバー16である。
【0023】
図1に示される左右のリアサイドメンバー14、15は、上方に開口したハット形状である。左右のリアサイドメンバー14、15は、リアフロア13の下面に溶接により接合されている。アッパクロスメンバー16は、下方に開口したハット形状である。アッパクロスメンバー16は、リアフロア13の上面に溶接により接合されている。アンダーボディ11の後端は、上方に起立しており、その端部にロアバック12が接続される。
【0024】
図4に示すようにロアバック12は、アンダーボディ11の後端の上部に接続される。例えば、ロアバック12は、溶接によってアンダーボディ11に対して立設した状態で接合される。ロアバック12は、互いに接合されたインナーパネル12a及びアウターパネル12bを含んでいる。インナーパネル12a及びアウターパネル12bは、側面視において閉断面構造を構成している。ロアバック12は、車体1aにおける後部荷室の開口部の一部を構成する。ロアバック12は、樹脂製の保護カバー17により覆われている。図1において、保護カバー17の左右方向における中央部の図示が割愛され、以て、ロアバック12が現れている。
【0025】
図3に示すようにスライドデッキ装置20は、ロアフレーム30及びアッパフレーム50を含んでいる。ロアフレーム30は、車体1aの前後方向に延びる左右のメインフレーム31、32及び車体1aの左右方向に延びる前側と後側の連結部材33、34を含んでいる。アッパフレーム50は、左右のアッパレール51、52を含んでいる。左右のメインフレーム31、32のそれぞれは、ほぼ全長において左右のロアレール35、36を兼ねている。左右のアッパレール51、52は、それぞれ左右のロアレール35、36に嵌め込まれることにより前後方向にスライド可能に保持される。
【0026】
図4に示すように右アッパレール51にはデッキボード55が締結される。同様に、左アッパレール52にもデッキボード55が締結される。従ってデッキボード55は、図2に示すように車体1aに対して前後にスライドする。デッキボード55が前端の位置にあるとき、デッキボード55の全体が車両1の後部荷室に収まるので、後部ドア2を閉じることができる。デッキボード55が後方へ移動すると、デッキボード55の後端が後部荷室の外に現れるので、乗員によるデッキボード55に載置される荷物の積み込み及び積み降ろしが容易となる。
【0027】
図3に示すように左メインフレーム32及び左アッパレール52は、右メインフレーム31及び右アッパレール51と同様の構造を有しているので、それらの説明が適宜省略される。図4に示すように右メインフレーム31は、前側に前支持部材41を有する。右メインフレーム31の後側に後支持部材43と補強部材42と橋架部材44が設けられる。
【0028】
図4に示すように前支持部材41は、延出部41a及び左右の締結部41bを含んでいる。延出部41aは、右メインフレーム31の下面(具体的には、図5に示される底板部31aであって前部の領域)から下方へ延出している。延出部41aは、例えば、中空角材であって、金属製である。延出部41aの左右方向の長さは、右メインフレーム31の左右方向の長さよりも若干短い。締結部41bのそれぞれは、延出部41aの先端部に接合されている。締結部41bは、断面が略L字形状となるように成形(具体的には、曲げ加工)された板状部材である。締結部41bのL字形状の第1片は、延出部41aの側面に接合されている。締結部41bのL字形状の第2片には、図3に示される貫通孔41cが穿設されている。
【0029】
一方、図4に示されるリアフロア13には、左右の締結部41bの貫通孔41cのそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。リアフロア13の下面における貫通孔に対応した位置にはナットN1が固着されている。貫通孔の近傍領域は、右リアサイドメンバー14によってリアフロア13の裏面から覆われて、補強されている。貫通孔の近傍領域は、右リアサイドメンバー14の直上に位置している。
【0030】
図4に示すように補強部材42は、右メインフレーム31の下面から下方へ延出している。補強部材42は、前支持部材41よりも後方の位置、すなわち右メインフレーム31の中央領域に位置している。補強部材42は、例えば、中空角材であって、金属製である。補強部材42の長さは、前支持部材41よりも短い。補強部材42の太さ(即ち、左右方向の長さ)は、右メインフレーム31よりも細く、例えば前支持部材41と同じである。補強部材42の先端には、橋架部材44(具体的には、延出部44a)の側面が接合されている。
【0031】
図4に示すように後支持部材43は、右メインフレーム31の下面から下方へ延出している。後支持部材43は、補強部材42よりも後方の位置、すなわち右メインフレーム31の後部領域に位置している。後支持部材43は、例えば、中空角材であって、金属製である。後支持部材43の長さは、前支持部材41と補強部材42よりも短い。後支持部材43の太さは、右メインフレーム31よりも細く、例えば前支持部材41と同じである。後支持部材43の先端には、橋架部材44の側面が接合されている。
【0032】
図4に示すように橋架部材44は、中空角材の延出部44aを含んでいる。延出部44aの太さは、右メインフレーム31と略等しい。延出部44aの長手方向の前端に左右の締結部44bが設けられ、延出部44aの後端に左右の締結部44cが設けられる。締結部44b、44cのそれぞれは、断面がL字形状の板状部材である。締結部44bのL字形状の第1片は、延出部44aの前端の側部に接合される。締結部44bのL字形状の第2片は、リアフロア13に締結される。締結部44cのL字形の状第1片は、延出部44aの後端の側部に接合される。締結部44cのL字形状の第2片は、ロアバック12に締結される。これにより、橋架部材44がリアフロア13及びロアバック12を橋架する。
【0033】
図4に示すように延出部44aは、ロアバック12から前下方に略直線状にリアフロア13まで延出する。すなわち延出部44aは、リアフロア13及びロアバック12のそれぞれに対して傾斜している。締結部44b、44cの延出部44aに接合された第1片は、それぞれ延出部44aの長手方向に沿っている。図3に示すように締結部44b、44cの第2片のそれぞれに貫通孔44d、44eが穿設されている。
【0034】
図4に示されるリアフロア13には、締結部44bの貫通孔44dのそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。リアフロア13の下面における貫通孔に対応した位置にはナットN1がそれぞれ固着されている。貫通孔の近傍領域は、右リアサイドメンバー14の直上に位置している。ロアバック12(具体的には、インナーパネル12a)には、締結部44cの貫通孔44eのそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。ロアバック12の裏面(後面)における貫通孔に対応した位置には、ナットN1がそれぞれ固着されている。
【0035】
図4に示すように前支持部材41の貫通孔41c、並びに橋架部材44の貫通孔44d及び貫通孔44eに合計6本のボルトV1を挿入し、ナットN1と螺合させることにより右メインフレーム31が車体1aに固定される。同様に、左メインフレーム32の前支持部材41及び橋架部材44における貫通孔(具体的には、貫通孔41c、貫通孔44d及び貫通孔44e)のそれぞれに合計6本のボルトV1を挿入し、ナットN1と螺合させることにより左メインフレーム32が車体1aに固定される。
【0036】
図3に示すように左右のメインフレーム31、32の前側間には、左右方向に延出する前側連結部材33が設けられる。左右のメインフレーム31、32の後側間には、左右方向に延出する後側連結部材34が設けられる。連結部材33、34は、例えば金属製で円筒状又は円柱状である(図9参照)。前側連結部材33の各端は、左右のメインフレーム31、32の前端部に設けられた前側ブラケット45に締結される。後側連結部材34の各端は、左右のメインフレーム31、32の後端部に設けられた後側ブラケット46に締結される。前側連結部材33は、車体1aの左右方向に対して略平行に固定される。左右のメインフレーム31、32と連結部材33、34によって略長方形形状の井桁構造が構成される。
【0037】
図5に示すように前側ブラケット45は、略L字形状の板状部材である。前側ブラケット45の第1片である側面部45aが、右メインフレーム31の側板部31bに接合されている。前側ブラケット45の第2片である底面部45bは、底板部31aに接合されている。底面部45bには、ボルトV2が挿入される貫通孔が穿設されている。図3に示される前側連結部材33の両端部には、ボルトV2が挿入される貫通孔が穿設されている。前側連結部材33は、合計2組のボルトV2及びナットN2により左右のメインフレーム31、32の前側ブラケット45に締結される。
【0038】
図6に示すように後側ブラケット46は、2箇所に曲げ加工が施された板状部材である。後側ブラケット46の第1片である底面部46aは、右メインフレーム31の底板部31aに接合されている。底面部46aには、ボルトV2が挿入される貫通孔が穿設されている。図3に示される後側連結部材34の両端部には、ボルトV2が挿入される貫通孔が穿設されている。後側連結部材34は、合計2組のボルトV2及びナットN2により左右のメインフレーム31、32の後側ブラケット46に締結される。
【0039】
図6に示すように後側ブラケット46の第2片である側面部46bは、側板部31bと接合されている。後側ブラケット46の第3片である上面部46cには、ローラ46dを回転可能に支持するローラ支持部材46eの底面が接合されている。ローラ支持部材46eは、上方に突出する左右の支持片を含む。これら支持片に支持された回転軸によって、ローラ46dが回転可能に支持される。ローラ46dは、デッキボード55の下面と当接してデッキボード55を前後方向に移動可能に支持する。
【0040】
図5に示すように右メインフレーム31は、底板部31a、左右の側板部31b、及び左右の抜止部31cを含んでいる。左右の側板部31bは、底板部31aの左端及び右端から上方に延在している。左右の抜止部31cは、側板部31bの上端から内側へ湾曲し、更に下方へ延在している。そのため、右メインフレーム31の内面に右ロアレール35が形成され、右メインフレーム31の上面に開口部が形成されている。
【0041】
図3及び図5に示すように右メインフレーム31の上面にはゴム製の左右のカバー部材47が付されている。カバー部材47は、板状部材であって、右メインフレーム31と略等しい長さを有する。カバー部材47の幅方向の一端側は、側板部31bに固着されている。左右のカバー部材47のそれぞれは、湾曲して右メインフレーム31の上面の略半分の領域を覆っている。なお、図4図7及び図9においてはカバー部材47の図示が省略されている。図4に示すように右メインフレーム31の前端近傍には、前側ストッパ48が底板部31aに穿設された貫通孔に上方から押し込まれることによって配設されている。後側ストッパ49が右メインフレーム31の後端の内周を塞ぐように装着されている。
【0042】
図3及び図5に示すように、右アッパレール51は、左右に並設された内側部材56及び外側部材57を含んでいる。内側部材56及び外側部材57は、それぞれ上板部56a、57aと、上板部56a、57aから下方に延出する側板部56b、57bを含んでいる。上板部56a、57aは、水平に広がって右アッパレール51の上面を構成している。側板部56b、57bは、相互に接合され、右メインフレーム31の開口部に遊挿される。側板部56b、57bの下端には、抜止部56c、57cが形成される。抜止部56c、57cは、相互に左右方向に離れるように延出し、且つ上方へ延在している。右メインフレーム31の左右の抜止部31cと、右アッパレール51の抜止部56c及び抜止部57cと、が互いに噛み合うことにより、右アッパレール51が右メインフレーム31の開口部から外れることが抑止される。
【0043】
図4に示すように右アッパレール51は、前後のローラ53の回転(転動)に伴って前後方向に移動する。右アッパレール51の前方領域下面には、右メインフレーム31の底板部31aの上面に当接する前側のローラ53が、前後のローラ支持部材54によって回転可能に支持されている。図5に示すように前後のローラ支持部材54は、右アッパレール51(具体的には、抜止部56c及び抜止部57c)の下面に接合されている。ローラ支持部材54は、下方に突出する左右の支持片を含み、これらの支持片に支持された回転軸によって、ローラ53を回転可能に支持する。右アッパレール51は、前側のローラ53が前側ストッパ48に当接すると、それ以上の前進が規制される。一方、右アッパレール51は、後側のローラ53が後側ストッパ49に当接すると、それ以上の後進が規制される。
【0044】
図3に示すように右アッパレール51の上面には3つの貫通孔51aが穿設されている。右アッパレール51の上面の裏側における貫通孔51aのそれぞれに対応した位置にはナットN3が固着されている。貫通孔51aは、デッキボード55との締結に用いられる。より具体的に述べると、図1に示すようにデッキボード55には、左右のカバー板58、59が着脱自在に装着される。デッキボード55は、右側のカバー板58が取り外された状態において、右アッパレール51との締結に用いられる右側の補強板55aが現れる。デッキボード55の本体部が樹脂製の板状部材であるのに対し、左右の補強板55aはデッキボード55の本体部に内包された金属製の板状部材である。なお、図3図5及び図6においてはデッキボード55(特に、本体部)の図示が省略されている。
【0045】
図4に示される補強板55aには、右アッパレール51における貫通孔51aと同様に配置された3つの貫通孔が穿設されている。右アッパレール51及び補強板55aの対となる貫通孔が互いに連通した状態にて3本のボルトV3を挿入し、ナットN3に螺合させることによりデッキボード55が右アッパレール51に締結される。
【0046】
同様に、図3に示すように左アッパレール52の上面には、3つの貫通孔52aが穿設され且つ貫通孔52aのそれぞれに対応するナットN3が固着されている。図1に示されるデッキボード55の左側のカバー板59を外して現れる左側の補強板55a(不図示)には、左アッパレール52における貫通孔52aと同様に配置された3つの貫通孔が穿設されている。左アッパレール52及び補強板55aの対となる貫通孔が互いに連通した状態にて3本のボルトV3を挿入し、ナットN3に螺合させることによりデッキボード55が左アッパレール52に締結される。
【0047】
図2に示すように、デッキボード55が左右のアッパレール51、52に締結されると、デッキボード55を左右のアッパレール51、52と共に左右のロアレール35、36に沿って前後方向に移動させることが可能となる。この際、底板部31aと当接している左右のアッパレール51、52の前後のローラ53が回転(転動)し且つデッキボード55と当接している左右のローラ46dが回転する。
【0048】
以上説明したように、スライドデッキ装置20(特に、ロアフレーム30)によれば、アンダーボディ11に対するロアバック12の連結を補強することができる。即ち、第1の負荷経路及び第2の負荷経路によってロアバック12が支持される。具体的には、第1の負荷経路は、ロアバック12から橋架部材44を経てアンダーボディ11に至る。第2の負荷経路は、ロアバック12から橋架部材44、後支持部材43、左右のメインフレーム31、32及び前支持部材41を経てアンダーボディ11に至る。ここで、補強部材42によって橋架部材44の変形(湾曲)が低減される。従って、スライドデッキ装置20によれば、車両1の走行中におけるロアバック12のアンダーボディ11に対する変移(相対位置変動)を低減することができる。
【0049】
加えて、スライドデッキ装置20はボルトV1を用いて締結されるので、車体1aの製造工程におけるロアバック12をアンダーボディ11に接合する溶接作業、シーラー材の塗布作業、及び車体1aの塗装作業等の後、スライドデッキ装置20を配設(設置)できる。更に、図4から理解されるように、アンダーボディ11とロアバック12との接合部がスライドデッキ装置20(特に、橋架部材44)によって覆われていないので、車両1の整備及び修理等に際してこの接合部に対するシーラー材の塗布作業が行われる場合であってもスライドデッキ装置20が塗布作業の妨げとはならない。
【0050】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態において、左右のロアレール35、36(即ち、左右のメインフレーム31、32)の前部は、前支持部材41を介してリアフロア13に固定(締結)されていた。これに対し、第2実施形態に係る左右のロアレール35、36(具体的には、右メインフレーム61及び左側のメインフレーム(不図示))の前部は、左右の前支持部材62を介してアッパクロスメンバー16に固定される。以下、この相違点について説明する。左側のメインフレームは、右メインフレーム61と同様の構造を有しているため具体的な説明を省略する。
【0051】
第1実施形態に係る右メインフレーム31の側面が示された図4と同様に、右メインフレーム61の側面図を図7に示す。右メインフレーム61は、右メインフレーム31の前端よりも更に前方に延在し、アッパクロスメンバー16の上面に達している。前支持部材62は、断面が略L字形状となるように成形された板状部材である。図8に示すように前支持部材62の第1片である側面部62aが、右メインフレーム61の側板部31bに接合されている。前支持部材62の第2片である底面部62bにはボルトV1が挿入される貫通孔が穿設されている。
【0052】
図7に示されるアッパクロスメンバー16(具体的には、アッパクロスメンバー16の上面を構成する板状部材)には、前支持部材62の貫通孔のそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。アッパクロスメンバー16の裏面における貫通孔に対応した位置には、ナットN1がそれぞれ固着されている。前支持部材62の貫通孔のそれぞれにボルトV1を挿入し、ナットN1と螺合させることにより右メインフレーム61の前部が前支持部材62を介してアッパクロスメンバー16に固定(締結)される。
【0053】
図4及び図7から理解されるように、右メインフレーム61の下面とアッパクロスメンバー16の上面との距離は、第1実施形態に係る右メインフレーム31の下面とリアフロア13の上面との距離よりも短い。そのため、第2実施形態に係る第2の負荷経路(即ち、ロアバック12から右メインフレーム61を経てアッパクロスメンバー16に至る負荷経路)は、第1実施形態に係る第2の負荷経路よりも剛性が向上する。従って第2実施形態によれば、ロアバック12のアンダーボディ11に対する変移を更に低減することができる。
【0054】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第1実施形態に係る右メインフレーム31の後部を車体1aに固定するために用いられる橋架部材44の前端は、リアフロア13に固定(締結)されていた。これに対し、第3実施形態に係る橋架部材73の前端は、アッパクロスメンバー16(具体的には、アッパクロスメンバー16の後面を構成する板状部材)に固定される。以下、この相違点について第3実施形態に係る右メインフレーム31及び橋架部材73を参照しながら説明する。左メインフレーム32の後部を車体1aに固定するために用いられる橋架部材73は、右メインフレーム31に係る橋架部材73と同様の構造を有しているため図示を省略する。
【0055】
第1実施形態に係る右メインフレーム31及び橋架部材44の側面の態様が示された図4と同様に、第3実施形態に係る右メインフレーム31及び橋架部材73を図9に示す。橋架部材73は、延出部73aを含んでいる。図10に示すように、補強部材71が右メインフレーム31の下面から下方へ延出している。補強部材71の左右方向内側(左側)の側面における下端部近傍には、延出部73aの側面が接合されている。同様に、後支持部材72が右メインフレーム31の下面における補強部材71よりも後側の位置から下方へ延出している(図9参照)。後支持部材72の下端部近傍の左右方向内側の側面には、延出部73aの側面が接合されている。
【0056】
図9に示すように延出部73aの長手方向の前端に左右の締結部73bが設けられ、延出部73aの後端に左右の締結部73cが設けられる。締結部73b、73cのそれぞれは、断面がL字形状の板状部材である。締結部73bのL字形状の第1片は、延出部73aの前端の側部に接合される。締結部73bのL字形状の第2片は、アッパクロスメンバー16に締結される。締結部73cのL字形状の第1片は、延出部73aの後端の側部に接合される。締結部73cのL字形状の第2片は、ロアバック12に締結される。これにより、橋架部材73がアッパクロスメンバー16及びロアバック12を橋架する。締結部73b、73cの第2片のそれぞれに貫通孔が穿設されている。
【0057】
図9に示されるアッパクロスメンバー16の後面には、左右の締結部73bにおける貫通孔のそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。アッパクロスメンバー16の裏面における貫通孔に対応した位置には、ナットN1がそれぞれ固着されている。同様に、ロアバック12(具体的には、インナーパネル12a)には、左右の締結部73cにおける貫通孔のそれぞれと連通する貫通孔が穿設されている。ロアバック12の裏面における貫通孔に対応した位置には、ナットN1がそれぞれ固着されている。これらの貫通孔にボルトV1をナットN1と螺合させることにより橋架部材73(並びに補強部材71及び後支持部材72)を介して右メインフレーム31の後部が車体1aに固定される。
【0058】
左メインフレーム32の後部は、図9に示される右メインフレーム31と同様に、補強部材71、後支持部材72及び橋架部材73を介してアッパクロスメンバー16及びロアバック12に固定される。具体的には、左メインフレーム32の下面から下方に延出している補強部材71及び後支持部材72が橋架部材73と接合され、橋架部材73がボルトV1及びナットN1によりアッパクロスメンバー16及びロアバック12に締結される。
【0059】
図9に示すように橋架部材73の側面視における傾きは、第1実施形態に係る橋架部材44と比較して小さい(即ち、橋架部材73は橋架部材44と比較して水平に近い状態にて固定されている)。そのため、第3実施形態に係る第1の負荷経路(即ち、ロアバック12から橋架部材73を経てアッパクロスメンバー16に至る負荷経路)は、第1実施形態に係る第1の負荷経路よりも剛性が向上する。従って第3実施形態によれば、ロアバック12のアンダーボディ11に対する変移を更に低減することができる。
【0060】
本発明の形態を上記の構造を参照して説明したが、本発明の目的を逸脱せずに多くの交代、改良、変更が可能であることは当業者であれば明らかである。従って本発明の形態は、添付された請求項の精神と目的を逸脱しない全ての交代、改良、変更を含み得る。本発明の形態は、前記特別な構造に限定されず、例えば下記のように変更が可能である。
【0061】
第1実施形態に係る前支持部材41、補強部材42及び後支持部材43は、左右のメインフレーム31、32のそれぞれの下面に一端が接合され且つ下方に延出していた。これに代えて、前支持部材41、補強部材42及び後支持部材43は、左右のメインフレーム31、32のそれぞれの側面(即ち、側板部31b)に接合され且つ下方に延出しても良い。同様に、第2実施形態に係る補強部材42及び後支持部材43は、右メインフレーム61(及び図示が省略された左側のメインフレーム)の側面に接合され且つ下方に延出しても良い。
【0062】
第3実施形態に係る補強部材71及び後支持部材72は、左右のメインフレーム31、32のそれぞれの下面に一端が接合され且つ下方に延出していた。これに代えて、補強部材71及び後支持部材72は、左右のメインフレーム31、32のそれぞれの側面に接合され且つ下方に延出しても良い。この場合、橋架部材73は、左右のメインフレーム31、32のそれぞれの直下において前後に延在するように補強部材71及び後支持部材72の側面に接合されても良い。
【0063】
第2実施形態に係る右メインフレーム61の前部は、断面が略L字形状の板状部材である前支持部材62を用いてアッパクロスメンバー16に固定されていた。これに代えて、第1実施形態に係る延出部41a及び締結部41bと同様の部材(延出部材及び締結部材)を用いて右メインフレーム61の前部が固定されても良い。この場合、例えば、延出部材は右メインフレーム61の下面から下方に延出し、締結部材は延出部材の下端部をアッパクロスメンバー16に固定(締結)するように構成される。
【0064】
第1実施形態に係る前支持部材41、及び第2実施形態に係る前支持部材62は、ボルトV1を用いてアンダーボディ11に締結されていた。これに代えて、前支持部材41及び前支持部材62は、溶接(例えば、スポット溶接)によりアンダーボディ11に接合されても良い。同様に、第1実施形態に係る橋架部材44、及び第3実施形態に係る橋架部材73は、アンダーボディ11及びロアバック12のそれぞれに対して(ボルトV1による締結に代わり)溶接による接合によって固定されても良い。
【0065】
アンダーボディ11に含まれる左右のリアサイドメンバー14、15は、リアフロア13の下面に接合されていた。加えて、前支持部材41及び橋架部材44の前端は、リアフロア13における左右のリアサイドメンバー14、15の直上の位置に固定(締結)されていた。これに代えて、左右のリアサイドメンバー14、15は、リアフロア13の上面に接合されていても良い。この場合、前支持部材41及び橋架部材44の前端(並びに橋架部材73の前端)は、左右のリアサイドメンバー14、15の上面に固定されても良い。或いは、リアフロア13を補強するため、左右のリアサイドメンバー14、15がリアフロア13に接合される代わりにリアフロア13に立体的形状が設けられていても良い。この場合、前支持部材41及び橋架部材44の前端(並びに橋架部材73の前端)は、この立体的形状(即ち、リアフロア13における補強された箇所)に固定されても良い。
【符号の説明】
【0066】
1…車両
1a…車体
2…後部ドア
11…アンダーボディ
12…ロアバック
12a…インナーパネル
12b…アウターパネル
13…リアフロア
14…右リアサイドメンバー(右サイドメンバー)
15…左リアサイドメンバー(左サイドメンバー)
16…アッパクロスメンバー
17…保護カバー
20…スライドデッキ装置
30…ロアフレーム
31…右メインフレーム(右フレーム)
32…左メインフレーム(左フレーム)
33…前側連結部材
34…後側連結部材
35…右ロアレール
36…左ロアレール
41…前支持部材
42…補強部材
43…後支持部材
44…橋架部材
45…前側ブラケット
46…後側ブラケット
46d…ローラ
47…カバー部材
48…前側ストッパ
49…後側ストッパ
50…アッパフレーム
51…右アッパレール
52…左アッパレール
53…ローラ
55…デッキボード(荷物載置ボード)
55a…補強板
56…内側部材
57…外側部材
58…カバー板
59…カバー板
61…右メインフレーム
62…前支持部材
71…補強部材
72…後支持部材
73…橋架部材
N1、N2、N3…ナット
V1、V2、V3…ボルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10