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特許7533836コメント情報の表示およびインタラクション方法、装置、電子機器、並びに、記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】コメント情報の表示およびインタラクション方法、装置、電子機器、並びに、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20240806BHJP
   H04N 21/435 20110101ALI20240806BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20240806BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/435
G06F3/0484
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2022542419
(86)(22)【出願日】2021-02-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-15
(86)【国際出願番号】 CN2021075632
(87)【国際公開番号】W WO2021155850
(87)【国際公開日】2021-08-12
【審査請求日】2022-07-11
(31)【優先権主張番号】202010082941.X
(32)【優先日】2020-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】田綺▲コウ▼
(72)【発明者】
【氏名】王暁露
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-223505(JP,A)
【文献】特開2004-364184(JP,A)
【文献】特許第6576534(JP,B1)
【文献】特開平07-244966(JP,A)
【文献】特開平10-290431(JP,A)
【文献】特開2007-036830(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0255346(US,A1)
【文献】特開2012-175221(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06F 3/048 - 3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コメント情報表示方法であって、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得することと、
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することと、を含み、
所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードするステップは、
ターゲットビデオを切り替えて再生する場合、前記いずれかのターゲットビデオを前記ビデオセット内の次のターゲットビデオに切り替えるときに、切替えの前にロードされた弾幕ファイルにより表示されたコメント情報のロード位置を取得することと、
前記次のターゲットビデオに切り替えて再生するときに、所定の再生ルールに従い、前記ロード位置から前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし続けることと、を更に含む、
方法。
【請求項2】
前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
ビデオ再生インターフェースでいずれかのターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって、再生されているターゲットビデオに対応するコメント情報を前記ビデオ再生インターフェースに表示させること、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
ビデオ再生インターフェースでいずれかのターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって、前記ビデオセット内の複数のターゲットビデオに対応するコメント情報を前記ビデオ再生インターフェースに表示させること、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するステップは、
前記コメント情報のコメントトピックに従ってコメント情報をセグメント化し、複数のコメント情報セグメントを取得することと、
ターゲットビデオの再生順序に従ってコメント情報セグメントを順位付けることと、
所定の選別ルールに従い、各コメント情報セグメント内の各コメント情報を選別し、各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定することと、
ターゲットビデオの再生順序および前記表示待ちコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定するステップは、
ターゲットビデオのビデオ情報を取得し、前記ビデオ情報に基づいてビデオ記述弾幕情報を形成することと、
選別されたコメント情報を前記ビデオ記述弾幕情報の後に順に並べ、表示待ちコメント情報を形成することと、を含む、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
前記ターゲットビデオに対応する弾幕ファイルセグメントのロード要求を送信することと、
前記ロード要求の応答期限内に、前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされていないと検出した場合、ロードされた一部のコメント情報をループ表示し、弾幕ファイルセグメントに含まれる残りのコメント情報のロード要求を送信することと、
前記ロード要求の応答期限内に、前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされたと検出し、且つ、ターゲットビデオの再生時間と弾幕ファイルセグメント内の完全なコメント情報の表示時間との差がプリセット閾値を超えたと検出した場合、ロードされたコメント情報をループ表示することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、更に、
前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの前に、各コメント情報の人気値を取得することと、
前記人気値を対応するコメント情報のコメントパネルのトップに表示させることと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するステップは、
前記ビデオセット内の複数のターゲットビデオが相互に関連している場合、所定の選別および順位付けルールに従って前記コメント情報を選別して順位付け、表示待ちコメント情報を確定することと、
前記表示待ちコメント情報に基づいて前記ビデオセットの弾幕ファイルを生成することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、更に、
前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの後に、現在再生されているターゲットビデオに関連する人気ビデオをリアルタイムに取得することと、
前記ターゲットビデオと前記人気ビデオとの関連情報を取得し、前記関連情報に基づいて前記人気ビデオのビデオ記述情報を形成することと、
前記ビデオ記述情報を前記ターゲットビデオの表示インターフェースの所定の領域に表示させることと、
前記所定の領域で前記人気ビデオの表示命令を受信すると、該表示命令に応答して前記人気ビデオを再生することと、を含む、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
コメント情報インタラクション方法であって、
請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法に従ってコメント情報を表示することと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させることと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信することと、を含む、
方法。
【請求項11】
前記方法は、更に、
前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを表示するステップの後に、前記コメントインターフェースを閉じるトリガ操作が検出されるまで、再生インターフェースでの複数のコメント情報のスクロール表示を停止すること、を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、更に、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するステップの後に、展開されたコメントインターフェースで、位置決めマークを有するアンカーポイントを前記コメントインターフェースのコメントエリアに表示させることと、
前記コメントエリア内に入力された情報に基づいて前記コメント情報の下位コメント情報を形成することと、を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
コメント情報表示装置であって、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得するためのコメント情報取得モジュールと、
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するための弾幕ファイル生成モジュールと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するための表示モジュールと、
を備え
前記表示モジュールは、更に、
ターゲットビデオを切り替えて再生する場合、前記いずれかのターゲットビデオを前記ビデオセット内の次のターゲットビデオに切り替えるときに、切替えの前にロードされた弾幕ファイルにより表示されたコメント情報のロード位置を取得し、
前記次のターゲットビデオに切り替えて再生するときに、所定の再生ルールに従い、前記ロード位置から前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし続けるように構成されている、
装置。
【請求項14】
コメント情報インタラクション装置であって、
請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法に従ってコメント情報を表示するためのコメント情報表示モジュールと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させるためのコメントインターフェース表示モジュールと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するための下位コメント情報モジュールと、
を備える、装置。
【請求項15】
メモリおよびプロセッサを備え、
前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実施させる、
ことを特徴とする、電子機器。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実施させる、
ことを特徴とする、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、具体的には、コメント情報の表示およびインタラクション方法、装置、電子機器、並びに、記憶媒体に関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本開示は、2020年2月7日に中国国家知的財産権局に提出された出願番号がCN202010082941.Xである、中国特許出願について優先権を主張するものであり、その全ての内容が引用により、全体として本発明に援用されている。
【背景技術】
【0003】
生活のリズムの加速に伴い、ますます多くのユーザは、ショートビデオを見て情報を得る傾向にある。ユーザ側のショートビデオの表示インターフェースには、常に、ユーザがビデオに対して感想を発表するためのコメントエリアが設けられている。コメントエリアの長さが常に限られず、コメントコンテンツが豊かで面白いため、ユーザは、ビデオコンテンツを見ている際、または、見た後にコメント情報を閲覧することを選択する。しかしながら、ビデオナビゲーションページにより多くのビデオ情報を提示するために、コメントページをビデオ再生ページの(インタラクション経路)次の階層に置くことが多く、即ち、ユーザは、あるビデオに対するコメントにアクセスしたい場合、コメントを閲覧してコメントを投稿することを実現できるためにビデオ再生ページからコメントページのコメントエリアに入る必要がある。このようなコメントを閲覧する方式は、経路が長く、ユーザは、対応するコメントコンテンツを素早く閲覧しにくくなる。
【0004】
従来技術において、コメント情報のロードは、ビデオコンテンツとそのコメント情報とを同時に表示するために長いロード時間が必要となることにより、ショートビデオの再生過程でコメント情報をスムーズに表示できないことが生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の概要の部分は、保護が要求される技術案の重要な特徴または必要な特徴を標識するためのものではなく、保護が要求される技術案の範囲を限定するものでもない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の態様1において、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得することと、
前記コメント情報に基づいて弾幕(コメント群)ファイルを生成することと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することと、を含む、
コメント情報表示方法を提供する。
【0007】
本開示の態様2において、
上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示することと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させることと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信することと、を含む、
コメント情報インタラクション方法を提供する。
【0008】
本開示の態様3において、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得するためのコメント情報取得モジュールと、
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するための弾幕ファイル生成モジュールと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するための表示モジュールと、を備える、
コメント情報表示装置を提供する。
【0009】
本開示の態様4において、
上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示するためのコメント情報表示モジュールと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させるためのコメントインターフェース表示モジュールと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するための下位コメント情報モジュールと、を備える、
コメント情報のインタラクション装置を提供する。
【0010】
本開示の態様5において、
メモリおよびプロセッサを備え、
メモリにコンピュータプログラムが記憶され、
プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、態様1、態様2の方法を実現することに用いられる、
電子機器を提供する。
【0011】
本開示の態様6において、
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、態様1、態様2の方法を実現する、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本開示に係る技術案による有益な効果は、以下のとおりである。
【0013】
本開示に係るコメント情報の表示形態において、クライアントは、複数のターゲットビデオのコメント情報を取得し、コメント情報に対するプリロードを実現し、ターゲットビデオを再生するときに、対応するコメント情報を迅速にロードし、コメント情報のロード時間を短縮し、コメント情報をターゲットビデオの再生インターフェースにスムーズに表示させることに寄与する。
【0014】
また、本開示は、表示待ちコメント情報を弾幕ファイルの形式に統合し、即ち、1つの弾幕ファイルに複数のターゲットビデオに対応するコメント情報が集められ、ビデオセット内のターゲットビデオを再生するときに、対応する弾幕ファイルをロードし、弾幕ファイル内のコメント情報を再生インターフェースに順にスクロール表示する。従来技術における1つの弾幕ファイルが単一のビデオに対応する方式と比べて、本開示は、新たな弾幕表示方式を提供する。
【0015】
本開示に係るコメント情報の表示形態は、各ターゲットビデオと各コメント情報とを対応付けて表示することで、ターゲットビデオとそのコメント情報とを同時に表示させる。全てのターゲットビデオのコメント情報を取得し、全てのコメント情報に対するプリロードを実現し、また、コメント情報をターゲットビデオの再生順序に従って順位付けることにより、ターゲットビデオを再生するときに、対応するセグメントの弾幕ファイルを迅速にロードすることができる。弾幕ファイル内のコメント情報をプリロードして順位付けることで、弾幕ファイル内の各コメント情報のロード時間を減少し、ターゲットビデオの再生インターフェースに表示されるコメント情報の表示効率を向上させることに寄与する。
【0016】
更に、本開示に係るコメント情報の表示形態は、弾幕ファイルを1回呼び出すだけで、全てのターゲットビデオのコメント情報に対するロードを実現することができ、コメント情報のロード効率を更に向上させ、コメント情報のロード時間が長すぎることによる弾幕形式でコメント情報を表示することができないという問題を解決する。
【0017】
本開示に係る表示待ちコメント情報は、コメント情報に対する選別、フィルタリング、順位付けを経て、選別された表示待ちコメント情報が人気コメントまたは典型的なコメントを表示することに使用できるとともに、選別された表示待ちコメント情報をフィルタリングすることにより、表示待ちコメント情報が文字数およびコンテンツでショートビデオでの弾幕表示の標準に合致する。
【0018】
本開示に係るコメント情報のインタラクション形態において、コメント情報が現在のターゲットビデオの再生インターフェースにスクロール表示されている時、いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、コメントインターフェースに該コメント情報の下位コメント情報を形成し、コメント情報のインタラクションを行い、コメント情報の人気を向上させ、異なるユーザ間のインタラクティブ性を強化することに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図面および以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記および他の特徴、利点および態様はより明らかになる。図面全体を通し、同じまたは類似する符号は、同じまたは類似する要素を表す。図面は模式的なものであり、原本および要素は、必ずしも縮尺どおりに描かれているとは限らないことが理解されるべきである
【0020】
図1】本開示の実施例に係るコメント情報表示方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係るコメント情報を順位付けて弾幕情報を生成するフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係る各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定するフローチャートである。
図4】本開示の別の実施例に係る所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するフローチャートである。
図5a】本開示の実施例に係るターゲットビデオのインターフェース表示図であり、表示インターフェースに人気ビデオがあるビデオ記述情報を重点として表示する。
図5b】本開示の実施例に係る人気ビデオのインターフェース表示図である。
図6】本開示の実施例に係るコメント情報インタラクション方法のフローチャートである。
図7a】本開示の実施例に係るいずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信した模式図である。
図7b】本開示の実施例に係る前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させる模式図である。
図8】本開示の実施例に係るコメント情報表示装置の構造模式図である。
図9】本開示の実施例に係るコメント情報インタラクション装置の構造模式図である。
図10】本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳細に説明する。図面に本開示のいくつかの実施例が示されるが、本開示は、様々な形式で実現でき、ここで記述される実施例に限定されるものと解釈されるべきではなく、逆に、本開示をより明瞭かつ完全に理解するために、これらの実施例を提供することが理解されるべきである。本開示の図面および実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことが理解されるべきである。
【0022】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序で実行されてもよいし、および/または並行に実行されてもよいことが理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップおよび/または実行が省略されて示されたステップを含んでもよい。本開示の範囲は、この点で限られない。
【0023】
本発明で使用される「含む」という用語およびその変形は、開放的な包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」。「基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「1つの実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の記述で与える。
【0024】
なお、本開示に言およびされる「第1」、「第2」等の概念は、装置、モジュールまたはユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュールまたはユニットが必ず異なる装置、モジュールまたはユニットであるように限定するためのものではなく、これらの装置、モジュールまたはユニットが実行する機能の順序または相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0025】
なお、本開示に言およびされる「1つ」、「複数」という修飾は、模式的なものであり、限定的なものではなく、本明細書で特に明記されていない限り、「1つまたは複数」と理解すべきであることを、当業者は理解すべきである。
【0026】
以下、具体的な実施例により、本開示の技術案、および本開示の技術案が上記技術的問題をどのように解決するかについて詳細に説明する。以下、このいくつかの具体的な実施例は互いに組み合わせることができ、同じまたは類似する概念または過程は、いくつかの実施例で説明を省略する可能性がある。以下、図面を参照しながら本開示の実施例について説明する。
【0027】
図1を参照し、本開示は、コメント情報表示方法を提供し、一実施例におけるコメント情報表示方法のフローチャートは、図1に示すように、該方法は電子機器により実行でき、該電子機器は端末機器であってもよく、該端末機器は、デスクトップデバイスを含むコンピュータデバイスまたはモバイル端末であってもよい。本開示の適用シーンは、以下のとおりである。
【0028】
クライアントは、サーバ側にビデオ再生要求を送信し、サーバが該要求に応答して送信する再生待ちターゲットビデオおよびそれに関連するコメント情報を受信し、ビデオセット内の複数のターゲットビデオに対応するコメント情報を順位付け、順位付けられたコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成し、所定の再生ルールに従って弾幕ファイルをセグメント化してロードし、あるターゲットビデオを再生するときに、対応するセグメントの弾幕ファイルをロードすることで、ターゲットビデオを表示すると同時にコメント情報を表示する。
【0029】
具体的には、本開示の実施例に係るコメント情報表示方法は、図1に示すように、以下のようなステップを含む。
【0030】
S110において、ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得する。
【0031】
S120において、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成する。
【0032】
S130において、前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示する。
【0033】
本開示に係るターゲットビデオは、再生待ちショートビデオまたは関連する表示画像を有するオーディオファイルであることが好ましく、ステップS110におけるビデオセット内の複数のターゲットビデオは、関連関係(2つのビデオファイルのトピック、キーワード等の情報が同じまたは対応することを含む)を持つビデオファイルであってもよいし、関連関係を持たないビデオファイルであってもよい。複数のターゲットビデオは、再生リストまたはナビゲーションページの形式で表すことができ、ターゲットビデオのコメント情報は、文字、図形、パターン、符号等の形式で表すことができ、該コメント情報は、ターゲットビデオに対する全てのコメント情報であってもよい。該コメント情報は、選別ルールに従って選別された一部のコメント情報であってもよく、例えば、選別された人気コメント、典型的なコメント等である。該コメント情報は、コメント情報に対してコメントを行った下位コメント情報、即ち、二次コメント(二級コメント、再コメント等と呼ばれてもよい)、三次コメント……N次コメント等を含んでもよい。
【0034】
クライアントは複数のターゲットビデオのコメント情報を取得し、コメント情報に対するプリロードを実現し、ターゲットビデオを再生するときに、対応するコメント情報を迅速にロードし、コメント情報のロード時間を短縮し、コメント情報をターゲットビデオの再生インターフェースにスムーズに表示させることに寄与する。
【0035】
代替的または追加的に、ターゲットビデオのコメント情報を取得するときに、ユーザ名、ユーザアイコン、ユーザレベル、ユーザ身分等の情報を含むコメントユーザのユーザIDを取得する必要があり、ユーザIDにより該コメント情報の投稿者情報を明確にする。
【0036】
ステップS120において、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成する。本開示に係る形態において、好ましくは、コメント情報を順位付けてから弾幕ファイルを生成することは、以下のような2つの場合を含む。
【0037】
場合1:まず、コメント情報をセグメント化処理し、複数のコメント情報セグメントを形成し、各コメント情報セグメントはいずれも1つのターゲットビデオに対応し、その後、ターゲットビデオの再生順序に従ってコメント情報セグメントを順位付けて弾幕ファイルを形成し、ビデオセット内のターゲットビデオの再生順序に従い、対応するコメント情報をロードして再生し、このような場合は、ビデオセット内のターゲットビデオが関連性を持つか否かに関わらず、全てのビデオに適用できる。
【0038】
場合2:コメント情報を所定の順位付けルールに従って順位付け、順位付けたコメント情報に基づいて弾幕ファイルを形成し、ビデオセット内のターゲットビデオを再生するときに、並び順に従ってコメント情報をスクロール再生し、この場合、コメント情報とターゲットビデオとは対応付けて表示されなくてもよく、即ち、再生順序が後のターゲットビデオのコメント情報は、再生順序が前のターゲットビデオに表示させることができ、このような場合は、ビデオセット内の関連関係を持つターゲットビデオのみに適用される。
【0039】
上記2つの場合に対応し、ステップS130の前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することは、以下のような2つの場合を含む。
【0040】
上記場合1に対し、各ターゲットビデオに対応するコメント情報セグメントを形成し、コメント情報セグメントに基づいてスクロール再生待ち弾幕ファイルを形成し、ビデオ再生インターフェースでいずれかのターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって、現在再生されているターゲットビデオに対応するコメント情報をビデオ再生インターフェースに表示させ、ターゲットビデオに表示されているのが全て関連するコメント情報であることを実現する。
【0041】
上記場合2に対し、所定の順位付けルールに従って混合されたコメント情報を順位付け、ビデオ再生インターフェースでいずれかのビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって前記ビデオセット内の複数のターゲットビデオに対応するコメント情報をビデオ再生インターフェースに表示させる。このような表示方式において、コメント情報は、対応するターゲットビデオに対応して再生されなくてもよく、1つのターゲットビデオを再生するときに、ユーザが現在の再生インターフェースに表示されているコメント情報に基づいて後続の再生待ちターゲットビデオのコンテンツを予め知るように、複数のターゲットビデオに対応するコメント情報をその上にスクロール表示することができる。
【0042】
ステップS130の所定の再生ルールは、再生リストまたはナビゲーションページにおけるターゲットビデオを順番に再生するか、またはそのうちの1つのターゲットビデオをループ再生することを含む。
【0043】
本開示は、ターゲットビデオの再生順序に基づいて各コメント情報の順位付け結果を確定し、即ち、ターゲットビデオの再生順序がコメント情報セグメントの並び順に一致し、ターゲットビデオを順番に再生するときに、対応するコメント情報セグメントを順番にロードすれば、該ターゲットビデオに対応するコメント情報セグメントを表示することができ、ターゲットビデオとコメント情報セグメントとの間のマッピング関係を呼び出し、また、再生待ちターゲットビデオに基づいて対応するコメント情報セグメントを確定する操作を再実行する必要がなく、対応するコメント情報セグメントをロードする時間を低減し、弾幕ファイルをロードする効率を向上させる。ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオをループ再生するときに、再生されたターゲットビデオを遡り再生する。このような場合、再生の履歴記録に基づき、該ターゲットビデオに対応するコメント情報をコールバックして弾幕表示を行うことで、ターゲットビデオと対応するコメント情報とを同時に表示させる。また、弾幕ファイル内のコメント情報の並び順が変わらず、弾幕ファイルを再びロードする必要もなく、対応するコメント情報のロード時間の短縮に寄与する。
【0044】
また、本開示に係る形態において、ターゲットビデオを切り替えて再生する場合、前記所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードするステップは、以下のようなステップにより実現できる。
【0045】
A1:前記いずれかのターゲットビデオを前記ビデオセット内の次のターゲットビデオに切り替えるときに、切替えの前にロードされた弾幕ファイルにより表示されたコメント情報のロード位置を取得する。
【0046】
A2:前記次のターゲットビデオに切り替えて再生するときに、所定の再生ルールに従い、前記ロード位置から前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし続ける。
【0047】
本開示の実施例に係る形態において、ターゲットビデオを切り替える場合、弾幕ファイル内の後続の弾幕ファイルセグメントを順番にロードし、例えば、ターゲットビデオ1の再生が終了する際に弾幕ファイルのS1箇所までロードされると、ターゲットビデオ2に切り替えて再生する場合、S1箇所から弾幕ファイルを順番にロードし、異なるターゲットビデオを再生する時に同じ弾幕ファイルセグメントを繰り返してロードすることを回避し、即ち、異なるターゲットビデオに同じコメント情報を繰り返して表示することを回避する。
【0048】
本開示は、弾幕ファイルのスクロール表示により、各ターゲットビデオと各コメント情報とを対応付けて表示し、即ち、ターゲットビデオを再生すると同時に、弾幕によって対応するコメント情報を表示し、その前に、弾幕ファイルの再生開始点を再生待ちターゲットビデオのプリセット時刻と合わせることにより、再生待ちターゲットビデオが該プリセット時刻に再生される際にコメント情報と同期再生され、該プリセット時刻は、ターゲットビデオの開始点と同じに設定されてもよいし、ターゲットビデオを再生し始めてからのs秒に設定されてもよく、sは正の整数である。
【0049】
ビデオセット内のターゲットビデオを再生するときに、1つのターゲットビデオの再生が終了した後に、ターゲットビデオと対応するコメント情報とを対応付けて表示するように、再生リストにおける次のターゲットビデオおよび弾幕ファイル内の該ターゲットビデオに対応する弾幕ファイルセグメントをロードする。ステップS110で弾幕ファイルに対するプリロードを既に実現したため、次のターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイル内の対応するコメント情報を素早くロードし、ターゲットビデオに対応するコメント情報のロード速度を高めることができる。
【0050】
また、本開示は、表示待ちコメント情報を弾幕ファイルの形式に統合し、即ち、1つの弾幕ファイルに複数のターゲットビデオに対応するコメント情報が集められ、ビデオセット内のターゲットビデオを再生するときに、対応する弾幕ファイルをロードし、弾幕ファイル内のコメント情報を再生インターフェースに順にスクロール表示する。従来技術における1つの弾幕ファイルが単一のビデオに対応する方式と比べ、本開示は新たな弾幕表示方式を提供する。
【0051】
本開示に係るコメント情報の表示形態、インタラクション形態およびその技術的効果をより明確にするために、続いて、複数の実施例によりその具体的な実施形態について詳細に説明する。
【0052】
上記場合1に対し、そのうちの一実施形態において、ステップS120のコメント情報を順位付けて弾幕情報を生成するステップは、以下のような方式で実現でき、そのフローチャートは図2に示すように、以下のステップを含む。
【0053】
S121において、前記コメント情報のコメントトピックに従ってコメント情報をセグメント化し、複数のコメント情報セグメントを取得する。
【0054】
S122において、ターゲットビデオの再生順序に従ってコメント情報セグメントを順位付ける。
【0055】
S123において、所定の選別ルールに従い、各コメント情報セグメント内の各コメント情報を選別し、各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定する。
【0056】
S124において、ターゲットビデオの再生順序および前記表示待ちコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成する。
【0057】
コメント情報のコメントトピックまたはコメント対象に応じ、前記コメントトピックまたはコメント対象はターゲットビデオのIDであり、後続のコメントIDに基づいてコメント情報をセグメント化して複数のコメント情報セグメントを取得するように、ターゲットビデオのコメント情報を取得する時にそのコメントトピックのIDを加えることができる。
【0058】
コメントトピックまたはコメント対象に応じて前記コメント情報を分割し、ターゲットビデオに対応する複数のコメント情報セグメントを形成し、ターゲットビデオの再生順序に従って複数のコメント情報セグメントを順位付け、複数のコメント情報セグメントの順位付け結果を取得し、コメント情報セグメントの並び順をターゲットビデオの再生順序に一致させる。
【0059】
各コメント情報セグメントに少なくとも1つのコメント情報が含まれ、更に、コメント情報セグメント内の各コメント情報の再生順序を明確にするために、更に各コメント情報を選別する必要があり、コメント情報を選別する標準は、各コメント情報の人気値またはコメント数、「いいね」をクリックした数等に従って行うことができる。
【0060】
各コメント情報セグメント内の各コメント情報に対し、選別ルールで各コメント情報を選別し、コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定し、表示待ちコメント情報は、弾幕によってスクリーンに表示される必要があるため、複数のコメント情報から弾幕表示に合致する表示待ちコメント情報を選別し、例えば、人気値ランキングが前の複数のコメント情報を表示待ちコメント情報とすることができる。
【0061】
代替的または追加的に、該方法は、ステップS122の前に、再生リストにおける各ターゲットビデオの再生順序を取得することを更に含んでもよく、該再生順序は、所定のルールに従って順位付けて取得できる。ステップS110により各ターゲットビデオに対するコメント情報を取得し、コメント情報に各ターゲットビデオの全てのコメント情報が含まれる場合、コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するステップは、各ターゲットビデオに対応するコメント情報セグメントを順位付けることを含むだけでなく、各コメント情報セグメント内の各コメント情報を順位付けることも含み、各コメント情報セグメントおよびセグメント内の各コメント情報の再生順序を明確する。
【0062】
具体的には、各ターゲットビデオの再生順序に従って対応するコメント情報セグメントを順位付け、順位付けたコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成し、生成した弾幕ファイルに各ターゲットビデオに対応するコメント情報セグメントが含まれ、各コメント情報セグメントに、所定の選別ルールに従って選別されたおよび/または所定の順位付けルールに従って順位付けられた人気コメント、典型的なコメント等が含まれ、人気コメントまたは典型的なコメントに対してコメントを行った下位コメント情報を更に含んでもよく、人気コメントを例とし、弾幕ファイルで、人気コメントに対する下位コメント情報を折り畳み、再生インターフェースに人気コメントのみを表示し、該人気コメントの展開命令を受信すると、該人気コメントのコメントページを展開してその下位コメント情報を表示する。ショートビデオの再生時間が限られ、ターゲットビデオの再生インターフェースでスクロール再生されるコメント情報の数および長さにいずれも制限があるため、本開示に係る弾幕ファイル内のコメント情報を選別し、表示数および表示長さに合致するコメント情報を選択し、ターゲットビデオに対応して表示されるコメント情報の情報量を高め、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0063】
本開示の実施例に係るコメント情報の表示形態は、各ターゲットビデオと各コメント情報とを対応付けて表示し、弾幕によってターゲットビデオのコメント情報をスクロール表示することで、ターゲットビデオと対応するコメント情報とを同時に表示させる。
【0064】
本開示に係るコメント情報の表示形態は、全てのターゲットビデオのコメント情報を取得し、全てのコメント情報に対するプリロードを実現し、また、コメント情報セグメントをターゲットビデオの再生順序に従って順位付けることにより、ターゲットビデオを再生するときに、対応するセグメントの弾幕ファイルを迅速にロードすることができる。弾幕ファイル内のコメント情報をプリロードして順位付けることで、弾幕ファイル内の各コメント情報のロード時間を減少し、ターゲットビデオの再生インターフェースに表示されるコメント情報の表示効率を向上させることに寄与する。
【0065】
また、本開示は、弾幕ファイルを1回呼び出すだけで、全てのターゲットビデオのコメント情報に対するロードを実現することができ、コメント情報のロード効率を更に向上させ、コメント情報のロード時間が長すぎることによる弾幕形式でコメント情報を表示することができないという問題を解決する。
【0066】
代替的または追加的に、人気値ランキングが前の複数のコメント情報をフィルタリングして文字数およびコンテンツが弾幕表示標準に合致する表示待ちコメント情報を形成するとともに、コンテンツが重複したコメント情報をフィルタリングすることができる。
【0067】
代替的または追加的に、本開示は、選別、フィルタリングを経た表示待ちコメント情報を順位付けることもでき、コメント情報の人気値に従って表示待ちコメント情報を順位付けてもよく、人気値が大きいほど、並び順は前にある。受信時間で表示待ちコメント情報を順位付けてもよく、コメント情報を受信した時間が早いほど、コメント情報の並び順は前にある。カスタマイズされた他の方式で表示待ちコメント情報を順位付けてもよい。上記は一例に過ぎず、本開示の順位付け方式を限定するものではない。
【0068】
本開示に係る表示待ちコメント情報は、コメント情報に対する選別、フィルタリング、順位付けを経て、選別された表示待ちコメント情報が人気コメントまたは典型的なコメントを表示することに使用できるとともに、選別された表示待ちコメント情報をフィルタリングすることにより、表示待ちコメント情報が文字数およびコンテンツでショートビデオでの弾幕表示の標準に合致する。
【0069】
上記方法に従って、コメント情報を順位付けた後に生成される弾幕ファイルは、並び順がターゲットビデオの再生順序と同じであるコメント情報セグメントを含み、且つ、後続にロードされる表示待ちコメント情報を直接ターゲットビデオの再生インターフェースに表示させるように、コメント情報セグメント内の各コメント情報も選別される。これにより、ユーザは、ターゲットビデオを閲覧すると同時に、関連するコメント情報を直接取得しやすく、コメント情報をロードする時間を減少し、ロード効率を向上させる。
【0070】
代替的または追加的に、ステップS123の各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定するステップは、以下のような方式で実現でき、そのフローチャートは、図3に示すように、以下のステップを含む。
【0071】
S310において、ターゲットビデオのビデオ情報を取得し、前記ビデオ情報に基づいてビデオ記述弾幕情報を形成する。
【0072】
S320において、選別されたコメント情報を前記ビデオ記述弾幕情報の後に順に並べ、表示待ちコメント情報を形成する。
【0073】
ここで、ユーザが該ビデオの主な情報または簡単な紹介を知るように、ターゲットビデオのビデオ情報は、ビデオタイトル、ビデオコンテンツ情報、ビデオ投稿者の関連情報、ビデオサイズ、ビデオ分類、ビデオスコア、等の情報を含み、ビデオ記述弾幕は、ターゲットビデオのタイトル、ビデオコンテンツ情報のうちの少なくとも1種を少なくとも含む。
【0074】
本開示に係る形態は、ターゲットビデオのビデオ情報に基づいてビデオ記述弾幕を形成し、ビデオ記述弾幕を1位に並べて弾幕表示を行い、即ち、それぞれのターゲットビデオに対して対応する弾幕ファイルを再生するときに、まず、ターゲットビデオのビデオ記述弾幕を再生し、その後、選別されたコメント情報を表示し、該コメント情報は、ユーザがスクロール再生されている表示待ちコメント情報を見ることによりターゲットビデオのビデオ情報およびそのコメント情報を知るように、既に所定の順位付けルールに従って順位付けられる。
【0075】
1つの好ましい実施例において、ステップS130の所定の再生ルールに従って、前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、そのフローが図4に示すように、以下のステップを含む。
【0076】
S410において、前記ターゲットビデオに対応する弾幕ファイルセグメントのロード要求を送信する。
【0077】
S420において、前記ロード要求の応答期限内に前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされるか否かを判断する。
【0078】
S430において、NOである場合、ロードされた一部のコメント情報をループ表示し、弾幕ファイルセグメントに含まれる残りのコメント情報のロード要求を送信する。
【0079】
S440において、YESであり、且つ、ターゲットビデオの再生時間と弾幕ファイルセグメント内の完全なコメント情報の表示時間との差が閾値を超える場合、ロードされたコメント情報をループ表示する。
【0080】
1つのターゲットビデオに対し、ターゲットビデオに対応する弾幕ファイルセグメントに対するロード要求を送信し、まず、ロード要求の応答期限内に、受信された弾幕ファイルセグメントに完全なコメント情報が含まれているか否かを検出する。YESである場合、ターゲットビデオの再生時間とコメント情報が完全に表示される表示時間との間の差を検出し、ターゲットビデオの再生時間および完全なコメント情報の表示時間がプリセット閾値を超えない場合、各ターゲットビデオとコメント情報とを対応付けて表示する。ターゲットビデオの再生時間および完全なコメント情報の表示時間がプリセット閾値を超える場合(ここで、ターゲットビデオの再生時間とロードされたコメント情報の表示時間との差がプリセット閾値を超えることは、ターゲットビデオの再生時間がコメント情報の表示時間のプリセット時間を超え、即ち、コメント情報の再生時間が短く、ターゲットビデオの再生が終了する前に、より多くのコメント情報を表示することができることを意味する)、ロードされたコメント情報をループ表示する。
【0081】
ロード要求の応答期限内に前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされていない場合、ロードされたコメント情報をループ表示し、且つ、対応する弾幕ファイルセグメントが完全にロードされるまで、弾幕ファイルセグメントに含まれる残りのコメント情報のロード要求を送信し、完全なコメント情報を取得する。
【0082】
本開示の実施例に係る形態は、弱いネットワークの場合、ロード要求の応答期限内にコメント情報に対する完全なロードが実現されておらず、且つ、弾幕ファイル内のコメント情報が少ない場合、ロードされたコメント情報をループ表示することで、ターゲットビデオの再生インターフェースにコメント情報が表示されていることを確保する。
【0083】
1つの好ましい実施例において、該方法は、ステップS130の前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの前に、
B1.各コメント情報の人気値を取得することと、
B2.前記人気値を対応するコメント情報のコメントパネルのトップに表示させることと、
を実行することを更に含む。
【0084】
各コメント情報の参加回数を統計し、前記参加回数は、該コメント情報に対する編集および閲覧回数を含み、ここで、コメント情報に対する編集は、転送すること、コメントすること、「いいね」をクリックすること、および、「お気に入り」をクリックすること等の操作を含み、参加回数に基づいてコメント情報の人気値を確定し、コメント情報の参加回数は人気値に比例する。ユーザが該コメント情報の人気値を早く知るように、各コメント情報の人気値をトップに表示させる。
【0085】
上記実施例に係る形態は、ターゲットビデオとそのコメント情報とを対応して表示する形態であり、ビデオセットに関連関係を持つ複数のターゲットビデオが含まれる場合、即ち、ビデオセット内の複数のターゲットビデオが互いに関連し、ここでの複数が2つ以上である場合、以下のような形態により、コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することがでる。具体的には、以下のとおりである。
【0086】
C1.所定の選別および順位付けルールに従って、前記コメント情報を選別して順位付け、表示待ちコメント情報を確定する。
【0087】
C2.前記表示待ちコメント情報に基づいて、前記ビデオセットの弾幕ファイルを生成する。
【0088】
ここで、関連ターゲットビデオは、所定の関連ルール(2つのビデオが同じキーワード、トピック、等を有することであってもよい)を満たすターゲットビデオであり、例えば、同じトピックを有するターゲットビデオで形成されるビデオセットであってもよい。例えば、1つのターゲットビデオのキーワードに「人物X」、「人物Y」、「人物Z」が現れると、ビデオキーワードに上記いずれかのキーワードが含まれるビデオは、いずれも該ターゲットビデオの関連ビデオであり、関連ビデオに基づいて、ビデオセットを形成することで、ユーザの好みに合ったビデオセットを形成しやすく、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0089】
本開示の実施例に係る形態において、取得されたコメント情報を所定の選別、順位付けルールに従って選別して順位付けてもよい。まず、ビデオセット内のターゲットビデオに対応するコメント情報セグメントを取得し、これらのコメント情報セグメントを混合し、所定の選別ルールに従って混合後のコメント情報を選別してもよい。好ましくは、前述した所定の選別ルールに従ってコメント情報を選別し、前述した順位付けルールに従ってコメント情報を順位付け、選別および順位付けの順序が限られず、並び順を有する表示待ちコメント情報を取得し、前述した生成ルールに従って表示待ちコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成する。
【0090】
本開示に係る形態により、ビデオセットが最初のターゲットビデオを再生するときに、ビデオセット内の再生順序が最後のターゲットビデオに対応するコメント情報を表示することができる。ユーザは、他の再生順序のターゲットビデオのコメント情報を事前に知ることが容易となり、各コメント情報における人気が最も高いコメント情報を最初に再生されるターゲットビデオに表示させることを実現することができ、ビデオセットの魅力を高め、ビデオセットの再生確率および再生時間の高めに寄与する。
【0091】
1つの好ましい実施例において、該方法は、ステップS130の前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの後に、
D1.現在再生されているターゲットビデオに関連する人気ビデオをリアルタイムに取得するステップと、
D2.前記ターゲットビデオと前記人気ビデオとの関連情報を取得し、前記関連情報に基づいて前記人気ビデオのビデオ記述情報を形成するステップと、
D3.前記ビデオ記述情報を前記ターゲットビデオの表示インターフェースの所定の領域に表示させるステップと、
D4.前記所定の領域で前記人気ビデオの表示命令を受信すると、該表示命令に応答して前記人気ビデオを再生するステップと、
を実行することを更に含む。
【0092】
所定の関連ルールに従って現在再生されているターゲットビデオに関連するビデオをリアルタイムに取得し、所定の関連ルールは、2つのビデオが同じキーワード、トピック等を有することであってもよい。現在再生されているターゲットビデオに関連するビデオが複数ある場合、所定の選別条件に基づいて条件を満たすビデオを選別して確定し、例えば、人気が最も高いビデオである人気ビデオ、および突発的なイベントビデオ、重大なイベントの通報、等のような所定の優先度が現在のターゲットビデオよりも高いビデオを選別して確定する。本開示の実施例は、現在のターゲットビデオに関連する人気ビデオをリアルタイムに取得し、ターゲットビデオと関連する人気ビデオとの関連情報を取得する。該関連情報はビデオトピック、キーワード等であってもよく、関連情報に基づいて人気ビデオのビデオ記述情報を形成することで、人気ビデオの再生量の向上に寄与し、ビデオ記述情報をターゲットビデオの表示インターフェースの所定の領域に表示させる。所定の領域は、表示インターフェースの左下、表示インターフェースの右上、表示インターフェースの左側等の位置のような、表示インターフェースの任意の位置であってよい。これにより、ユーザは、所定の領域を介して人気ビデオに対する表示命令を送信し、端末が該表示命令に応答して人気ビデオを再生し、人気ビデオの再生量およびユーザのロイヤルティを向上させる。
【0093】
本実施例に係る形態は、図5に示すインターフェース表示図により説明することができる。図5aは、表示インターフェースに人気ビデオが表示されているターゲットビデオのインターフェース表示図であり、インターフェース表示図でターゲットビデオが再生されており、ターゲットビデオの再生インターフェースでコメント情報1、コメント情報2、……コメント情報Nが、スクロール再生され、該再生インターフェースの底部には、関連する人気ビデオA+Bのビデオ記述情報もある。ここで、A+Bは、ビデオ記述情報内のキーワードであり、図において、A+Bで人気ビデオのビデオ記述情報を表す。図5bは、人気ビデオのインターフェース表示図であり、該人気ビデオのインターフェース表示図で、対応するコメント情報i、コメント情報ii、……コメント情報s、および、該人気ビデオに関連する他の人気ビデオA+B+Cのビデオ記述情報がスクロール再生される。ここで、A+B+Cは、他の人気ビデオのビデオ記述情報を表し、例えば、ターゲットビデオのコンテンツは、人物Xがインタビューを受けており、インタビュービデオに「人物X」、「コンサート」、「人物Y」というキーワードが現れる。キーワードはビデオコンテンツに基づいて形成でき、これらのキーワードに基づいて関連する人気ビデオの存在をリアルタイムに検索し、現在の表示インターフェースの左下に、「人物Xのコンサートは、人物Yを招待しようと考える」という関連する人気ビデオのビデオ記述情報を表示する。ビデオ記述情報の位置する領域でクリック、スライド等の操作により形成される該人気ビデオの表示命令を受信すると、該表示命令に応答し、ビデオ記述情報が「人物Xのコンサートは、人物Yを招待しようと考える」であるビデオを再生する。
【0094】
本開示の実施例に係る形態は、関連関係を持たない複数のターゲットビデオの表示に適用されてもよいし、関連関係を持つターゲットビデオの表示に適用されてもよい。関連する人気ビデオのビデオ記述情報をターゲットビデオの表示インターフェースの所定の領域に表示させることにより、ユーザは、ビデオ記述領域の位置する領域をクリックする等の操作により関連する人気ビデオの表示命令を送信することができ、端末は、該表示命令に応答して該人気ビデオを表示する。
【0095】
代替的または追加的に、本開示は、コメント情報インタラクション方法を更に提する。一実施例に係るコメント情報インタラクション方法のフローチャートは、図6に示すように、以下のようなステップを含む。
【0096】
S610において、上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示する。
【0097】
S620において、いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させる。
【0098】
S630において、前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信する。
【0099】
本開示の実施例に係るコメント情報インタラクション方法において、コメント情報が現在のターゲットビデオの再生インターフェースにスクロール表示されているときに、端末がいずれかのコメント情報に対するそのコメントインターフェースを表示する展開命令(クリック、タッチ等の操作で形成される命令であってもよい)を受信したと検出すると、該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させる。該コメントインターフェースには該コメント情報に対する下位コメント情報およびコメントエリアが含まれ、本端末は、コメントインターフェースで該コメント情報に対する下位コメント情報を受信することができ、該下位コメント情報は多階層であってもよい。具体的には、コメントインターフェースのコメントエリアで前記コメント情報に対して形成される下位コメント情報を受信し、前記コメント情報に対してその下位コメント情報を形成し、コメント情報のインタラクションを構成し、コメント情報の人気を向上させ、異なるユーザ間のインタラクティブ性を強化することに寄与する。
【0100】
1つの好ましい実施例に係るインタラクション過程の模式図は、図7に示されている。図7aは、いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信した模式図であり、コメント情報2に対する展開命令を受信し、例えば、コメント情報2である「どうして私は、画面に向かって馬鹿みたいに笑っているの……」に対するコメントインターフェースの展開命令を受信する。図7bは、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させる模式図であり、コメントインターフェースに下位コメント情報(例えば、コメント情報21、コメント情報22、……コメント情報2N)およびコメントエリアが現れる。例えば、コメントインターフェースに、該コメント情報に対する下位コメント情報、例えば、「人物Xは、お姉ちゃんの声も……と思った」が表示され、該下位コメント情報に対する下位コメント情報(例えば、コメント情報211)、例えば、「ハハ君の言う通りだ。彼はそう思っていると思う」等も表示される。図7bにおいて、前記下位コメント情報の下方にコメントエリアがあり、コメントエリアを介してコメント情報に対する下位コメント情報またはいずれかの下位コメント情報に対する下位コメント情報を入力することができる。コメントエリアの右側に@マークおよび絵文字が更に設けられ、ターゲット対象に該下位コメント情報を見せるために、コメントエリアにコメントコンテンツを素早く入力して@対象および絵文字を加えることができる。
【0101】
代替的または追加的に、ユーザがコメント情報に対して下位コメント情報を入力しやすいために、ステップS630の前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するステップは、
展開されたコメントインターフェースで、位置決めマークを有するアンカーポイントを前記コメントインターフェースのコメントエリアに表示させることで、入力待ちコメント情報を位置決めすること、を含む。
【0102】
本開示の実施例に係る形態において、展開されたコメントインターフェースは、クライアントがコメント情報を入力することに用いられる。コメントエリアで入力待ちコメント情報の入力を実行し、説明の便宜上、入力待ちコメント情報の対象となるコメント情報をコメント待ち情報と呼び、前記コメント待ち情報は、弾幕で表示されるコメント情報であってもよいし、該コメント情報の下位コメント情報であってもよい。
【0103】
現在の表示インターフェースに位置決めマークを有するアンカーポイントを表示する。例えば、高輝度点滅または異なる色で現在のアンカーポイントの所在位置を標識し、入力待ちコメント情報の入力位置およびコメント待ち情報の位置を明確にし、入力待ちコメント情報とコメント待ち情報との対応関係にずれが生じることを回避し、入力待ちコメント情報の入力位置およびコメント待ち情報位置の正確な位置決めを実現する。
【0104】
1つの好ましい実施例において、該方法は、S620の前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させた後に、
前記コメントインターフェースを閉じるトリガ操作が検出されるまで、再生インターフェースでの複数のコメント情報のスクロール表示を停止するステップを実行すること、を更に含む。
【0105】
コメント情報を再生されているターゲットビデオの再生インターフェースに表示させる。この過程においてあるコメント情報に対する展開命令を受信すると、該展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを展開して表示する。該コメントインターフェースには、ユーザが該コメント情報に対してコメントを行いやすいために、該コメント情報に対してコメントを行った下位コメント情報が表示されてもよいし、該コメント情報に対してコメントを行う編集インターフェースが表示されてもよい。それと同時に、スクロール再生されている複数のコメント情報の再生を一時停止し、クリック、スライド、等の操作のような前記コメントインターフェースを閉じるトリガ操作を検出するまで、ターゲットビデオの再生インターフェースでの弾幕ファイルのスクロール再生を再開する。
【0106】
該形態において、クライアントは、コメント情報に対する展開命令を受信すると、該コメント情報およびその下位コメント情報を現在のインターフェースに表示させることで、ユーザは該コメント情報に対する完全な情報を閲覧しやすくなり、コメントインターフェースを展開すると同時に弾幕ファイルの再生を一時停止し、ユーザが展開されたコメント情報を閲覧している中に他のコメント情報を見落とすことを回避し、コメントインターフェースを閉じるまで弾幕ファイル内のコメント情報をスクロール表示し続ける。
【0107】
図8は、本開示の他の実施例に係るコメント情報表示装置であり、図8に示すように、本開示の実施例の装置は、コメント情報取得モジュール810と、弾幕ファイル生成モジュール820と、表示モジュール830とを備える。具体的には、以下のとおりである。
【0108】
コメント情報取得モジュール810は、ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得することに用いられる。
【0109】
弾幕ファイル生成モジュール820は、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することに用いられる。
【0110】
表示モジュール830は、前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することに用いられる。
【0111】
上記実施例におけるコメント情報表示装置について、そのうちの各モジュールの実行操作の具体的な形態は、既に該方法についての実施例で詳細に説明されており、ここでは詳しく説明しない。
【0112】
図9は、本開示の更なる実施例に係るコメント情報インタラクション装置であり、本開示の実施例の装置は、コメント情報表示モジュール910と、コメントインターフェース表示モジュール920と、下位コメント情報モジュール930とを備える。具体的には、以下のとおりである。
【0113】
コメント情報表示モジュール910は、上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示することに用いられる。
【0114】
コメントインターフェース表示モジュール920は、いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させることに用いられる。
【0115】
下位コメント情報モジュール930は、前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信することに用いられる。
【0116】
上記実施例におけるコメント情報インタラクション装置について、そのうちの各モジュールの実行操作の具体的な形態は、既に該方法についての実施例で詳細に説明されており、ここでは詳しく説明しない。
【0117】
以下、図10を参照し、本開示の実施例の実現に適した電子機器(例えば、図10中の端末機器600)の構造模式図を示す。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話機、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレイヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)、等のようなモバイル端末、および、デジタルTV、デスクトップ型コンピュータ、等のような固定端末を含んでもよい。図10に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲に何かの制限を与えるものではない。
【0118】
電子機器は、メモリおよびプロセッサを備える。そのうち、ここでのプロセッサは、以下の処理装置601と呼ばれてもよく、メモリは、以下の読み出し専用メモリ(ROM)602、ランダムアクセスメモリ(RAM)603、および記憶装置608のうちの少なくとも1つを含んでもよい。具体的には、以下に示すとおりである。
【0119】
図10に示すように、電子機器600は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ、等)601を備えてよく、読み出し専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム、または記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが更に記憶されている。処理装置601、ROM 602、およびRAM 603は、バス604を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続されている。
【0120】
通常、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープ、等を含む入力装置606、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータ、等を含む出力装置607、例えば、磁気テープ、ハードディスク、等を含む記憶装置608、および、通信装置609は、I/Oインターフェース605に接続することができる。通信装置609は、電子機器600が他の機器と無線または有線通信してデータを交換することを可能にする。図10は、様々な装置を備える電子機器600を示しているが、全ての示された装置を実施または具備することが必要ではないことが理解されるべきである。代わりに、より多いまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0121】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置609によりネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置608からインストールされてもよいし、ROM 602からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置601により実行されると、本開示の実施例の方法で記載される上記機能を実行する。
【0122】
なお、本開示に記載されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよいし、コンピュータ可読記憶媒体であってもよいし、上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または、半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは、以上の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、上記の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用され得る、もしくは、命令実行システム、装置ま、たはデバイスと合わせて使用され得るプログラムを含有または記憶する、任意の有形的な媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド、または、搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが担持されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用される、もしくは、命令実行システム、装置、またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬、または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適当な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、RF(無線周波数、)等、または、上記の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0123】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような、任意の現在知られている、または、将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ネットワークオフネットワーク(例えば、インターネット)、およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、および任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークを含む。
【0124】
上記非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、単独で存在して該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0125】
上記非一時的コンピュータ可読記憶媒体に1つまたは複数のプログラムが担持され、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得することと、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することと、前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することとを実行する。また、上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示することと、いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させることと、前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信することとを実行する。代替的または追加的に、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、本開示の様々な実施例に記載の方法の1つ以上のステップ、および、これらの方法の任意の組み合わせを実行する。
【0126】
1種または複数種のプログラミング言語またはその組み合わせで、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができる。上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含んでもよいが、これらに限定されず、「C」言語のような通常の手続型プログラミング言語または類似するプログラミング言語を更に含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで、部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータまたはサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)に接続することができる。
【0127】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の実現可能な機能および操作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラム、またはコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。なお、代替としてのいくつかの実現において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、接続されているように示された2つのブロックは、関連する機能によって、実際にほぼ並行に実行してもよいし、逆の順序で実行してもよい。また、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、および、ブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよいし、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0128】
本開示の実施例に係るモジュールまたはユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、モジュールまたはユニットの名称は、ある場合、該モジュールまたはユニット自体を限定するものではない。
【0129】
本発明に係る機能は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準パーツ(ASSP)、システムオンチップのシステム(SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)、等を含む。
【0130】
本発明の明細書において、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用される、もしくは、命令実行システム、装置、またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶できる有形的な媒体であってもよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または、半導体のシステム、装置、またはデバイス、もしくは、上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。非一時的コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用ディスク(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。
【0131】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得することと、
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示することと、
を含む、コメント情報表示方法を提供する。
【0132】
好ましくは、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
ビデオ再生インターフェースでいずれかのターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって、再生されているターゲットビデオに対応するコメント情報を前記ビデオ再生インターフェースに表示させることを含む。
【0133】
好ましくは、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
ビデオ再生インターフェースでいずれかのターゲットビデオを再生するときに、弾幕ファイルのスクロール表示によって、前記ビデオセット内の複数のターゲットビデオに対応するコメント情報を前記ビデオ再生インターフェースに表示させることを含む。
【0134】
ターゲットビデオを切り替えて再生する場合、前記所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードするステップは、
前記いずれかのターゲットビデオを前記ビデオセット内の次のターゲットビデオに切り替えるときに、切替えの前にロードされた弾幕ファイルにより表示されたコメント情報のロード位置を取得することと、
前記次のターゲットビデオに切り替えて再生するときに、所定の再生ルールに従い、前記ロード位置から前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし続けることと、
を含む。
【0135】
好ましくは、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するステップは、
前記コメント情報のコメントトピックに従ってコメント情報をセグメント化し、複数のコメント情報セグメントを取得することと、
ターゲットビデオの再生順序に従ってコメント情報セグメントを順位付けることと、
所定の選別ルールに従い、各コメント情報セグメント内の各コメント情報を選別し、各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定することと、
ターゲットビデオの再生順序および前記表示待ちコメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成することと、
を含む。
【0136】
好ましくは、前記各コメント情報セグメント内の表示待ちコメント情報を確定するステップは、
ターゲットビデオのビデオ情報を取得し、前記ビデオ情報に基づいてビデオ記述弾幕情報を形成することと、
選別されたコメント情報を前記ビデオ記述弾幕情報の後に順に並べ、表示待ちコメント情報を形成することと、
を含む。
【0137】
好ましくは、前記所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップは、
前記ターゲットビデオに対応する弾幕ファイルセグメントのロード要求を送信することと、
前記ロード要求の応答期限内に、前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされていないと検出した場合、ロードされた一部のコメント情報をループ表示し、弾幕ファイルセグメントに含まれる残りのコメント情報のロード要求を送信することと、
前記ロード要求の応答期限内に、前記弾幕ファイルセグメントが完全にロードされたと検出し、且つ、ターゲットビデオの再生時間と弾幕ファイルセグメント内の完全なコメント情報の表示時間との差がプリセット閾値を超えたと検出した場合、ロードされたコメント情報をループ表示することと、
を含む。
【0138】
好ましくは、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの前に、
各コメント情報の人気値を取得することと、
前記人気値を対応するコメント情報のコメントパネルのトップに表示させることと、
を更に含む。
【0139】
好ましくは、前記ビデオセット内の複数のターゲットビデオが相互に関連している場合、前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するステップは、
所定の選別および順位付けルールに従って混合されたコメント情報を選別して順位付け、表示待ちコメント情報を確定することと、
前記表示待ちコメント情報に基づいて前記ビデオセットの弾幕ファイルを生成することと、
を含む。
【0140】
好ましくは、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するステップの後に、
現在再生されているターゲットビデオに関連する人気ビデオをリアルタイムに取得することと、
前記ターゲットビデオと前記人気ビデオの関連情報を取得し、前記関連情報に基づいて前記人気ビデオのビデオ記述情報を形成することと、
前記ビデオ記述情報を前記ターゲットビデオの表示インターフェースの所定の領域に表示させることと、
前記所定の領域で前記人気ビデオの表示命令を受信すると、該表示命令に応答して前記人気ビデオを再生することと、
を更に含む。
【0141】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
上記いずれかの技術案に記載のコメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示することと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させることと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信することと、
を含む、コメント情報インタラクション方法を更に提供する。
【0142】
好ましくは、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを表示するステップの後に、
前記コメントインターフェースを閉じるトリガ操作が検出されるまで、再生インターフェースでの複数のコメント情報のスクロール表示を停止すること、を更に含む。
【0143】
好ましくは、前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するステップは、
展開されたコメントインターフェースで、位置決めマークを有するアンカーポイントを前記コメントインターフェースのコメントエリアに表示させることと、
前記コメントエリア内に入力された情報に基づいて前記コメント情報の下位コメント情報を形成することと、
を含む。
【0144】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
ビデオセット内の複数のターゲットビデオのコメント情報を取得するためのコメント情報取得モジュールと、
前記コメント情報に基づいて弾幕ファイルを生成するための弾幕ファイル生成モジュールと、
前記ビデオセット内のいずれかのターゲットビデオを再生するときに、所定の再生ルールに従って前記弾幕ファイルをセグメント化してロードし、前記弾幕ファイルのスクロール表示によって各コメント情報を表示するための表示モジュールと、
を備えるコメント情報表示装置と、を更に提供する。
【0145】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
上記コメント情報表示方法に従ってコメント情報を表示するためのコメント情報表示モジュールと、
いずれかのコメント情報に対するコメントインターフェースの展開命令を受信すると、前記展開命令に応答して該コメント情報のコメントインターフェースを現在の再生インターフェースに表示させるためのコメントインターフェース表示モジュールと、
前記コメントインターフェースで前記コメント情報に対する下位コメント情報を受信するための下位コメント情報モジュールと、
を備える、コメント情報インタラクション装置を更に提供する。
【0146】
当業者であれば、本開示に係る開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせで構成される技術案に限定されるものではなく、それとともに、上記開示の思想から逸脱しない場合、上記技術的特徴またはその均等な特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案も含むべきであることが、理解されるべきである。例えば、上記特徴と本開示に開示された(これらに限定されない)類似する機能を持つ技術的特徴とを互いに置き換えて形成される技術案である。
【0147】
また、特定の順番で各操作が記述されてきたが、これらの操作は、示された特定の順番または正方向順番で実行する必要があるものと理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスクおよび並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討には複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独な実施例の説明に記述された一部の特徴は、組み合わせて、単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の説明に記述された様々な特徴は、単独で、または任意の適当なサブ組み合わせの方式で、複数の実施例で実現されてもよい。構造的特徴および/または方法論理動作に特定された言語を用いて本主題が記述されてきたが、添付の特許請求の範囲に限定される主題は、必ずしも上述した特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。逆に、上述した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6
図7a
図7b
図8
図9
図10