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特許7533841インスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法およびシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】インスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240806BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20240806BHJP
   G09B 19/00 20060101ALN20240806BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
H04L67/00
G09B19/00 Z
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020109943
(22)【出願日】2020-06-25
(65)【公開番号】P2021009695
(43)【公開日】2021-01-28
【審査請求日】2023-06-16
(31)【優先権主張番号】10-2019-0077975
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チョウ ソヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ソンファン
(72)【発明者】
【氏名】イ ヒョンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ウンジョン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン チェウォン
【審査官】山崎 雄司
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-061187(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0198171(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G09B 19/00
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介したコンピュータによって実行される情報提供方法であって、
特定のイベントに関連するソフトウェアボットを前記インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームに関連付けるステップと、
前記特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップと、
前記収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報を出力するステップと、
前記第1のチャットルームに含まれた複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された第1の統計情報を出力するステップと
前記複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報および前記ソフトウェアボットに関連する第2のチャットルームに含まれた複数の第2のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された第2の統計情報を出力するステップと、
を含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報は、前記決定されたユーザー活動情報を含み、
前記第2の統計情報は、前記決定されたユーザー活動情報と一緒に出力される、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記収集されたモニタリング情報または前記決定されたユーザー活動情報のうち少なくとも1つを、前記インスタントメッセージングアプリケーションの他のユーザーアカウントと共有するか否かに関する情報を受信するステップをさらに含み、
前記第2の統計情報を出力するステップは、前記インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが、前記収集されたモニタリング情報または前記決定されたユーザー活動情報のうち少なくとも1つの共有に同意した場合、前記第2の統計情報を出力するステップを含む、請求項1または2に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記第2の統計情報は、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報と一緒に出力される、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を出力するステップをさらに含む、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記決定されたユーザー活動情報は、前記特定のイベントに関連するユーザーの活動時間情報を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、前記第1のチャットルーム内で前記ユーザーアカウントが使用したビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つを収集するステップを含み、
前記ユーザーの活動時間情報は、前記収集されたビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つに基づいて決定される、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、前記ユーザー端末の動作情報を収集するステップを含み、
前記ユーザーの活動時間情報は、前記収集された動作情報に基づいて決定される、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、前記ユーザー端末の位置を追跡するステップを含み、
前記ユーザーの活動時間情報は、前記追跡された位置に基づいて決定される、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記ユーザーの活動時間情報と予め決定された基準時間情報を比較するステップと、
前記ユーザーの活動時間情報と前記予め決定された基準時間情報との間の比較結果に関連する応答メッセージを出力するステップとをさらに含む、請求項6から9のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項11】
前記第2の統計情報は、前記ユーザーアカウントと同じ母集団に属するユーザーアカウントに関する統計情報を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項12】
前記母集団は、前記ユーザーアカウントのユーザープロフィールまたは前記ユーザーアカウントを介して入力された追加のユーザー情報のうち少なくとも1つによって決定される、請求項11に記載の情報提供方法。
【請求項13】
前記決定されたユーザー活動情報と前記第1のチャットルーム内の1つ以上の他のユーザーのユーザー活動情報との間の比較結果に基づいて決定された、グラフィック要素が追加された前記ユーザーアカウントのユーザープロフィールを出力するステップをさらに含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項14】
前記ユーザーアカウントから前記決定されたユーザー活動情報を変更するためのコマンドを受信するステップと、
前記受信されたコマンドに基づいて、変更されたユーザー活動情報を出力するステップとをさらに含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項15】
前記ユーザーアカウントからユーザー活動情報を照会するためのコマンドを受信するステップと、
前記受信されたコマンドに対応するユーザー活動情報を出力するステップとをさらに含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項16】
前記第1のチャットルームで、前記ユーザーアカウントから前記特定のイベントに関連する質問メッセージを受信するステップと、
前記質問メッセージに応答して、前記第2のチャットルームに含まれた前記複数の第2のユーザーアカウントのうち1つのユーザーアカウントが入力した応答メッセージを、前記ソフトウェアボットを介して出力するステップとをさらに含む、請求項1から15のいずれか1項に記載の情報提供方法。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか1項に記載の情報提供方法をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラム。
【請求項18】
インスタントメッセージングアプリケーションを介したコンピュータを用いて構築された情報提供システムであって、
前記インスタントメッセージングアプリケーションの第1のユーザーアカウントと特定のイベントに関連するソフトウェアボットとの間の関連情報を受信し、および、前記インスタントメッセージングアプリケーションの第2のユーザーアカウントと前記ソフトウェアボットとの間の関連情報を受信するように構成された接続管理部と、
前記第1のユーザーアカウントに関するモニタリング情報に基づいて決定された第1のユーザー活動情報に基づいて、第1の統計情報を決定し、および、前記第1のユーザー活動情報および前記第2のユーザーアカウントに関するモニタリング情報に基づいて決定された第2のユーザー活動情報に基づいて、第2の統計情報を決定するように構成された処理部とを含み、
前記接続管理部は、前記第1の統計情報を、前記ソフトウェアボットを介して前記第1のユーザーアカウントに提供し、さらに、前記第2の統計情報を、前記ソフトウェアボットを介して前記第1のユーザーアカウントに提供するようにさらに構成され
前記第1のユーザーアカウントと前記第2のユーザーアカウントは、同じチャットルームに属さない、情報提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、インスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法およびシステムに関するものであって、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを介して、特定のイベントに関連するユーザー活動情報を他のユーザーと共有することが可能な情報提供方法およびシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近の学生の間では、自分の勉強する様子を他人に送信して見せることによって、オフラインのグループ勉強会と同様のモニタリングおよび監督をオンライン上で受けようとする需要がある。これにより、ユーザーがVoIPサービスまたはビデオストリーミングサービスを利用して、オンラインのグループメンバーに自分の活動の様子を共有するサービスが提供されている。これらのサービスを通じて、学生が同じ空間に集まっていなくても、オフラインのグループ勉強会と同様の効果を得ることが可能である。
【0003】
しかし、これらのサービスで提供する情報は、同じオンライングループに属するメンバーに関する情報に制限され、有意義な情報がユーザーに提供されることは困難である。また、ユーザーが一定数以上のグループメンバーを集めて持続的に管理をしなければならない負担がある。グループのメンバーが一定数以上に増加する場合、ユーザーの活動の様子がグループ内の多数のユーザーに共有されて私生活が露出され得るというリスクもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国登録特許第10-1325927号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題点を解決するための情報提供方法およびシステムを提供する。
【0006】
インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを使用して、様々なイベントに対するユーザー活動情報を収集し、これに対する統計情報を提供する方法およびシステムが提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、方法、システム、デバイスまたはコマンドを格納するコンピュータで読み取り可能な格納媒体を含む、様々な方式で実現されることができる。
【0008】
本開示の一実施例による、ユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法は、特定のイベントに関連するソフトウェアボットをインスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームに関連付けるステップと、特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップと、収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報を出力するステップと、第1のチャットルームに含まれた複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された第1の統計情報を出力するステップとを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一部実施例によれば、特定のイベントに関する統計情報を、インスタントメッセージングアプリケーション上でユーザーに応じてカスタマイズされた範囲内で選択的に提供することができる。
【0010】
本開示の効果は、以上で言及した効果に制限されるものではなく、言及されていない他の効果は、以下の記載から当業者に明確に理解されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の実施例は、以下で説明する添付図面を参照して説明される。類似する参照番号は類似する要素を示すが、これに限定されない。
図1】本開示の一実施例によってインスタントメッセージングサービスを提供するために、情報提供システムが複数のユーザー端末と通信可能に接続された構成を示す概要図である。
図2】本開示の一実施例によってインスタントメッセージングサービスを提供する情報提供システムの構成を示すブロック図である。
図3】本開示の一実施例によってユーザー端末でインスタントメッセージングアプリケーションが実行されている例示を示す図である。
図4】本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットをチャットルームに関連付ける例示を示す図である。
図5】本開示の他の実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットをグループチャットルームに関連付ける例示を示す図である。
図6】本開示の一実施例によってソフトウェアボットを使用してユーザーの情報を入力する例示を示す図である。
図7】本開示の一実施例によってテキストメッセージをモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図8】本開示の他の実施例によって位置情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図9】本開示のさらに他の実施例によって音声通話の情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図10】本開示のさらに他の実施例によって音声通話の情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図11】本開示の一実施例によってビデオ通話の情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図12】本開示の他の実施例によってビデオ通話の情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図13】本開示の一実施例によってモニタリング情報として収集されたビデオ通話に含まれたオブジェクト認識結果に基づいて、ユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図14】本開示の一実施例によってモニタリング情報としてユーザー端末の動作情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図15】本開示の一実施例によって決定されたユーザー活動情報および/または統計情報を照会する例示を示す図である。
図16】本開示の一実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。
図17】本開示の一実施例によってユーザーの活動時間情報と基準時間情報を比較し、比較結果に関連する応答メッセージを提供する例示を示す図である。
図18】本開示の一実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。
図19】本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を提供する例示を示す図である。
図20】本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を提供する例示を示す図である。
図21】本開示の他の実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。
図22】本開示のさらに他の実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。
図23】本開示の一実施例によってソフトウェアボットを介して質問をし、チャットルームに含まれていないユーザーからの回答内容を受信する手続きの例示を示す図である。
図24】本開示の一実施例によってユーザーの情報を入力する例示を示す図である。
図25】本開示の一実施例によってモニタリング情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいて、ダイエットに関連するユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図26】本開示の他の実施例によってモニタリング情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいて、ダイエットに関連するユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。
図27】本開示の一実施例によってダイエットに関連する統計情報を出力する例示を示す図である。
図28】本開示の一実施例によるユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<発明の概要>
本開示の一実施例による、ユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法は、特定のイベントに関連するソフトウェアボットをインスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームに関連付けるステップと、特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップと、収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報を出力するステップと、第1のチャットルームに含まれた複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された第1の統計情報を出力するステップとを含む。
【0013】
一実施例によれば、複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報およびソフトウェアボットに関連する第2のチャットルームに含まれた複数の第2のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された第2の統計情報を出力するステップを含む。
【0014】
一実施例によれば、複数の第1のユーザーアカウントのユーザー活動情報は、決定されたユーザー活動情報を含み、第2の統計情報は、決定されたユーザー活動情報と一緒に出力される。
【0015】
一実施例によれば、情報提供方法は、収集されたモニタリング情報または決定されたユーザー活動情報のうち少なくとも1つを、インスタントメッセージングアプリケーションの他のユーザーアカウントと共有するか否かに関する情報を受信するステップをさらに含み、第2の統計情報を出力するステップは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが、収集されたモニタリング情報または決定されたユーザー活動情報のうち少なくとも1つの共有に同意した場合、第2の統計情報を出力するステップを含む。
【0016】
一実施例によれば、第2の統計情報は、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報と一緒に出力される。
【0017】
一実施例によれば、情報提供方法は、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を出力するステップをさらに含む。
【0018】
一実施例によれば、決定されたユーザー活動情報は、特定のイベントに関連するユーザーの活動時間の情報を含む。
【0019】
一実施例によれば、特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、第1のチャットルーム内でユーザーアカウントが使用したビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つを収集するステップを含み、ユーザーの活動時間情報は、収集されたビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つに基づいて決定される。
【0020】
一実施例によれば、特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、ユーザー端末の動作情報を収集するステップを含み、ユーザーの活動時間情報は、収集された動作情報に基づいて決定される。
【0021】
一実施例によれば、特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集するステップは、ユーザー端末の位置を追跡するステップを含み、ユーザーの活動時間情報は、追跡された位置に基づいて決定される。
【0022】
一実施例によれば、情報提供方法は、ユーザーの活動時間情報と予め決定された基準時間情報を比較するステップと、ユーザーの活動時間情報と予め決定された基準時間情報との間の比較結果に関連する応答メッセージを出力するステップとをさらに含む。
【0023】
一実施例によれば、第2の統計情報は、ユーザーアカウントと同じ母集団に属するユーザーアカウントに関する統計情報を含む。
【0024】
一実施例によれば、母集団は、ユーザーアカウントのユーザープロフィールまたはユーザーアカウントを介して入力された追加のユーザー情報のうち少なくとも1つによって決定される。
【0025】
一実施例によれば、情報提供方法は、決定されたユーザー活動情報と第1のチャットルーム内の1つ以上の他のユーザーのユーザー活動情報との間の比較結果に基づいて決定された、グラフィック要素が追加されたユーザーアカウントのユーザープロフィールを出力するステップをさらに含む。
【0026】
一実施例によれば、情報提供方法は、ユーザーアカウントから決定されたユーザー活動情報を変更するためのコマンドを受信するステップと、受信されたコマンドに基づいて、変更されたユーザー活動情報を出力するステップとをさらに含む。
【0027】
一実施例によれば、情報提供方法は、ユーザーアカウントからユーザー活動情報を照会するためのコマンドを受信するステップと、受信されたコマンドに対応するユーザー活動情報を出力するステップとをさらに含む。
【0028】
一実施例によれば、情報提供方法は、第1のチャットルームで、ユーザーアカウントから特定のイベントに関連する質問メッセージを受信するステップと、質問メッセージに応答して、第2のチャットルームに含まれた複数の第2のユーザーアカウントのうち1つのユーザーアカウントが入力した応答メッセージを、ソフトウェアボットを介して出力するステップとをさらに含む。
【0029】
本開示の一実施例において上述したユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムが提供される。
【0030】
本開示の一実施例によるインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供システムは、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のユーザーアカウントと特定のイベントに関連するソフトウェアボットとの間の関連情報を受信するように構成された接続管理部と、第1のユーザーアカウントに関するモニタリング情報に基づいて決定された第1のユーザー活動情報に基づいて、第1の統計情報を決定するように構成された処理部とを含む。接続管理部は、第1の統計情報を、ソフトウェアボットを介して第1のユーザーアカウントに提供するようにさらに構成される。
【0031】
一実施例によれば、接続管理部は、インスタントメッセージングアプリケーションの第2のユーザーアカウントとソフトウェアボットとの間の関連情報を受信するようにさらに構成され、処理部は、第1のユーザー活動情報および第2のユーザーアカウントに関するモニタリング情報に基づいて決定された第2のユーザー活動情報に基づいて、第2の統計情報を決定するようにさらに構成され、接続管理部は、第2の統計情報を、ソフトウェアボットを介して第1のユーザーアカウントに提供するようにさらに構成され、第1のユーザーアカウントと第2のユーザーアカウントは、互いに異なるチャットルームに属する。
【0032】
<発明の詳細>
以下では、本開示の実施のための具体的な内容を添付された図を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明において、本開示の要旨を不必要に曖昧にする恐れがある場合には、広く知られている機能や構成に関する具体的な説明は省略することにする。
【0033】
添付された図において、同一または対応する構成要素には同一の参照符号が付与されることができる。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略されることができる。構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が特定の実施例に含まれないものとして解釈されてはならない。
【0034】
本開示において、「ソフトウェアボット」は、特定のイベント(例えば、試験の準備、ダイエット、運動、天候、特定の歌手のアルバム発売など)に関連して、インスタントメッセージングアプリケーション内で特定の活動を自動的に実行したり、ユーザーとの情報交換をしたりすることが可能なソフトウェアオブジェクトを称することができる。特定のイベントに関連するソフトウェアボットは、インスタントメッセージングアプリケーションにおいてそのイベントに関連するチャットグループ(例えば、チャットルーム)に参加できる仮想のユーザーアカウント(以下、「ボットアカウント」)の形態で提供されることができる。例えば、ソフトウェアボットは、ユーザーとメッセージのやりとりをし、受信したメッセージに含まれた情報を認識して必要な情報の提供が可能な人工知能ベースのソフトウェアプログラムを使用して生成することができる。
【0035】
本開示において、「チャットルーム」は、コンピューティングデバイスに設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成されることが可能な、1つ以上のユーザー(またはユーザーアカウント)が参加可能な仮想の空間またはグループを称することができる。例えば、1つ以上のユーザーアカウントがチャットルームに参加または含まれて、様々な形態のメッセージ、ファイルなどを相互に送受信することができる。また、チャットルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話またはVoIPグループ通話機能をサポートして、ユーザーアカウント間の音声通話および/またはビデオ通話が実行されることができる。また、1つ以上のユーザーアカウントだけでなく1つ以上のボットアカウントが、チャットルームに関連したり、チャットルームに含まれたりすることが可能であり、ボットアカウントは、チャットルーム内でユーザーアカウントと同一または類似の機能を実行することができる。ボットアカウントまたはユーザーアカウントは、1つ以上のチャットルームに関連したり、含まれたりすることができる。また、チャットルームは、ユーザーアカウントとボットアカウントのみが含まれた1:1のチャットルームまたはボットアカウントが含まれたグループチャットルームであることができる。
【0036】
本開示において、「ユーザーアカウント」は、ユーザーがインスタントメッセージングアプリケーションで生成して使用するアカウントまたはこれに関連するデータを示すことができる。また、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションを使用するユーザーを称することができる。同様に、インスタントメッセージングまたはインスタントメッセージングが可能なチャットルームを使用するユーザーは、インスタントアプリケーションのユーザーアカウントを称することができる。
【0037】
本開示において、「モニタリング情報」は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントを使用するユーザーまたはユーザー端末を介して入力または収集される情報またはデータを含むことができる。例えば、モニタリング情報は、ユーザー端末を介してユーザーが様々な入力デバイス(例えば、キーボード、タッチスクリーン、タッチセンサー、マイク、カメラ、スタイラスペン、タッチペンなど)を使用して入力する文字、音声、音、映像などの多様な形態のデータを含んだり、ユーザー端末が様々な入力デバイス乃至センサ(例えば、マイク、カメラ、動作センサ、位置センサ、ジャイロスコープなど)を介して収集するユーザーの状態、位置、および動作、周辺の状態などを示す情報やデータを含んだりすることができる。
【0038】
本開示において、「ユーザー活動情報」は、ユーザーアカウントの活動情報であって、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントを使用するユーザーまたはユーザー端末の活動を示す情報やデータを含むことができる。例えば、ユーザーアカウントのユーザー活動情報は、モニタリング情報に基づいて生成、算出または決定されることができる。他の例において、ユーザーアカウントが特定のイベントをサポートするボットアカウントに関連する場合、ユーザーアカウントのユーザー活動情報は、特定のイベントに関連するユーザーまたはユーザー端末の活動を示す情報やデータ(例えば、特定のイベントの活動開始時間、中断時間、再開時間、終了時間、一定期間の累計活動時間など)を含むことができる。
【0039】
本開示において、「統計情報」は、インスタントメッセージングアプリケーションで特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用する複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて、抽出、算出または決定される様々な数値情報を含むことができる。例えば、統計情報は、ユーザーの活動時間や移動距離に基づいて抽出、算出または決定され得る平均値、分布値(例えば、分散、標準偏差など)、最小値/最大値、ランキング情報、イベントに関連する記録などを含むことができるが、これに限定されるものではなく、ユーザーの活動に関連する様々な種類の統計的な数値や加工情報を含むことができる。
【0040】
本開示の一部実施例において、「情報提供システム」がモニタリング情報を収集し、これに基づいてユーザー活動情報を決定するものと説明されているが、これに限定されるものではなく、このような情報の収集と決定は、情報提供システムとこれに接続され得る1つ以上の他のコンピューティングデバイスのうち1つ以上によって実行されることもできる。例えば、「ユーザー端末」または複数の「ユーザー端末」がモニタリング情報を収集し、これに基づいてユーザー活動情報を決定するように構成されることもできる。また、「ユーザー端末」または複数の「ユーザー端末」がモニタリング情報を収集し、「情報提供システム」がこれに基づいてユーザー活動情報を決定するように構成されることもできる。
【0041】
図1は、本開示の一実施例によってインスタントメッセージングサービスを提供するために、情報提供システム(130)が複数のユーザー端末(112、114、116)と通信可能に連結された構成を示す概要図である。情報提供システム(130)は、ネットワーク(120)を介して複数のユーザー端末(112、114、116)にインスタントメッセージングサービスの提供が可能な情報処理および格納システムを含むことができる。例えば、情報提供システム(130)は、インスタントメッセージングサービスに関連するコンピュータで実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)とデータの格納、提供および実行可能な1つ以上のサーバ装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービス基盤の1つ以上の分散コンピューティングデバイスおよび/または分散データベースを含むことができる。情報提供システム(130)が提供するインスタントメッセージングサービスは、複数のユーザー端末(112、114、116)に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションを介してユーザーに提供されることができる。
【0042】
図1において、携帯電話端末(112)、タブレット端末(114)およびPC端末(116)がユーザー端末の例として図示されたが、これに限定されず、ユーザー端末は、有線および/または無線通信が可能で、インスタントメッセージングアプリケーションが設置されて実行され得る任意のコンピューティングデバイスであることができる。例えば、ユーザー端末は、移動通信端末、無線通信端末、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPC、ノートパソコンPC、ウェアラブルデバイスなどを含むことができる。また、図1には、3つのユーザー端末(112、114、116)がネットワーク(120)を介して情報提供システム(130)と通信するものとして示されているが、これに限定されず、他の数のユーザー端末がネットワーク(120)を介して情報提供システム(130)と通信するように構成することもできる。
【0043】
ネットワーク(120)は、複数のユーザー端末(112、114、116)と情報提供システム(130)間の通信が可能であるように構成されることができる。ネットワーク(120)は設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)、有線ホームネットワーク(Power Line Communication)、電話回線通信装置とRS-serial通信などの有線ネットワーク、移動通信システム、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi、Bluetooth、およびZigBeeなどの無線ネットワークまたはその組み合わせで構成されることができる。
【0044】
情報提供システム(130)は、複数のユーザー端末(112、114、116)に設置されて動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介して様々なイベントに関連するソフトウェアボットをユーザーに提供することができる。ソフトウェアボットは、ユーザーの活動のモニタリングが必要な多様なイベント別に生成され、ユーザーに提供されることができる。一実施例によれば、情報提供システム(130)は、特定のイベントを準備したり、特定のイベントに参加したりするユーザーの情報やデータをモニタリングし、各イベントに対するユーザー活動情報、および/または統計情報を提供するためにソフトウェアボットを生成することができる。例えば、ソフトウェアボットは、第56回弁理士試験の受験生のためのボット、2020年修学能力試験の受験生のためのボット、第9回司法試験の受験生のためのボット、ライン高校の2019年2学期中間テストのためのボット、2019年ダイエット大会の参加者のためのボットなどを含むことができる。このように生成された各ソフトウェアボット別に、ボットアカウントの名前、収集されたモニタリング情報の種類(モニタリング項目)、決定されるユーザーの活動の種類、算出される統計の種類などが予め決定されることができる。このようなソフトウェアボットは、情報提供システム(130)のサービスプロバイダによって、または別のユーザーアカウント(例えば、特定のイベントに関連する公式アカウント)の要求によって生成され、全体または一部のユーザーに提供されることが可能であり、ボットアカウントの名前、モニタリング項目、決定されるユーザーの活動の種類、算出される統計の種類などのソフトウェアボットに対する設定は、サービスプロバイダによって、または別のユーザーアカウント(例えば、特定のイベントに関連する公式アカウント)の要求によって決定されることができる。
【0045】
インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーは、ボットアカウントをチャットルームに関連付けることによって、特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用することができる。例えば、ユーザーはボットアカウントと自分のユーザーアカウントとの間の1:1チャットルームを生成したり、ボットアカウントをグループチャットルームに招待したりすることによって、ボットアカウントをグループチャットルームに関連付けることができる。他の例として、ボットアカウントは、特定のチャットルームに含まれずに、1つ以上のチャットルームをモニタリングするように設定されることによって特定のチャットルームと関連されることができる。
【0046】
一実施例において、ユーザー端末(112、114、116)は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、特定のイベントに関連して予め決定されたモニタリング項目に基づきモニタリング情報を収集することができる。ここで、モニタリング項目は、各イベント別に異なるように設定されることができる。例えば、ユーザー端末のビデオ通話情報、音声通話情報、動作情報、位置情報、チャットボックスに入力されるテキスト情報、カメラから入力される映像情報、マイクから入力される声の情報などがモニタリング情報として収集されることができる。他の実施例において、情報提供システム(130)は、特定のボットアカウントに関連する1つ以上のチャットルームに含まれたユーザーアカウントを対象にモニタリング情報を収集することができる。
【0047】
収集されたモニタリング情報に基づいて、特定のイベントに関連するユーザー活動情報が決定されることができる。一実施例において、ユーザー活動情報は、特定のイベントに関連するユーザーの活動時間情報を含むことができる。例えば、特定のイベントが学習に関連するイベントである場合、ユーザー活動情報は、起床時間、学習開始時間、学習中止時間、学習再開時間、学習終了時刻、日の累計学習時間、週の累計学習時間、月の累計学習時間などを含むことができる。一実施例において、ユーザー端末(112、114、116)は、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定し、ネットワーク(120)を介して情報提供システム(130)に転送することができる。他の実施例において、情報提供システム(130)は、ユーザー端末(112、114、116)から収集されたモニタリング情報に基づいてユーザーアカウント別にユーザー活動情報を決定することができ、決定されたユーザー活動情報をユーザー端末(112、114、116)に提供するように構成されることができる。決定されたユーザー活動情報は、ユーザー端末(112、114、116)の出力デバイスに出力されることができる。例えば、決定されたユーザー活動情報は、ユーザー端末(112、114、116)のディスプレイの画面に表示されることができる。さらに他の例として、決定されたユーザー活動情報は、ユーザー端末のスピーカーを介して音声の形態に出力されることができる。
【0048】
ボットアカウントに関連する複数のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウント(つまり、ボットアカウントを使用する複数のユーザーアカウント)のユーザー活動情報は、ユーザー端末(112、114、116)のインスタントメッセージングアプリケーションを介して収集されることができる。ここで、複数のチャットルームは、特定のユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションで使用されるユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームと、このようなユーザーアカウントが含まれていない第2のチャットルームを含むことができる。複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報は、該当する特定のユーザー端末で使用されるユーザーアカウントのユーザー活動情報を含むことができる。一実施例によれば、情報提供システム(130)は、第1のチャットルームおよび第2のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報の全体または一部を、第1のチャットルームに属するユーザーアカウントに提供することができる。
【0049】
情報提供システム(130)は、特定のソフトウェアボットを使用するユーザーアカウント別のユーザー活動情報に基づいて統計情報を決定し、ユーザー端末(112、114、116)に提供することができる。ここで、統計情報は、特定のソフトウェアボットのアカウントに関連する複数のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウント(つまり、特定のソフトウェアボットのアカウントを使用する複数のユーザーアカウント)のユーザー活動情報に基づいて決定されることができる。例えば、2020年修学能力試験ボットを使用するユーザー(つまり、2020年修学能力試験ボットのアカウントが含まれたチャットルームに属するユーザーアカウント)の学習時間に対する統計情報が生成され、該当のユーザーに提供されることができる。
【0050】
一実施例によれば、情報提供システム(130)は、ユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームとユーザーアカウントが含まれていないチャットルームの複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された統計情報を、ユーザーアカウントが動作するユーザー端末(112、114、116)に出力することができる。また、統計情報がユーザー端末(112、114、116)に出力されるときに、ユーザーアカウントのユーザー活動情報が共に出力されることができる。例えば、統計情報およびユーザーアカウントのユーザー活動情報は、ユーザー端末のディスプレイに表示されることができる。
【0051】
上述したように、インスタントメッセージングアプリケーションにおいて特定のイベントに関連するソフトウェアボットのアカウントを提供することによって、ユーザーは自分が属していない他のチャットルームでのユーザー活動情報、さらに複数のチャットルームに所属された複数のユーザー活動情報(つまり、拡張された母集団)に対する統計情報の提供を受けることができる。また、自分のユーザー活動情報が提供された統計情報と共に出力されることができる。これにより、ユーザーは、特定のイベントに関連して、自分が直接参加していないグループの情報を取得し、特定のイベントに関連するグループ内での自分の位置(例えば、等級、順位など)を確認することができ、特定のイベントを実行するにおいて参考にすることができる。
【0052】
図2は、本開示の一実施例によってインスタントメッセージングサービスを提供する情報提供システム(130)の構成を示すブロック図である。図2に図示されたように、情報提供システム(130)は、接続管理部(210)、ユーザー情報格納部(220)、処理部(230)およびデータベース(240)を含むことができる。接続管理部(210)は、情報提供システム(130)と様々なユーザー端末(112、114、116)のネットワーク(120)を介した接続の管理が可能な通信モジュールで実現されることができる。
【0053】
一実施例において、接続管理部(210)は、インスタントメッセージングアプリケーションを介してユーザー端末から収集されたモニタリング情報を受信することができる。他の実施例において、接続管理部(210)は、インスタントメッセージングアプリケーションを介してユーザー端末から決定されたユーザー活動情報の提供を受けることができる。さらに他の実施例において、接続管理部(210)は、複数のユーザー端末各々から、自分のユーザーアカウントと特定のイベントに関連するソフトウェアボットとの間の関連情報を受信することができる。接続管理部(210)によって受信されたモニタリング情報、ユーザー活動情報、関連情報などは、ユーザー情報格納部(220)、処理部(230)またはデータベース(240)のうち少なくとも1つに提供されることができる。
【0054】
ユーザー情報格納部(220)は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントに関する情報と特定のイベントに関連するボットアカウントに関する情報を格納および管理するように構成されることができる。一実施例において、ユーザーアカウントに関する情報は、ユーザーアカウントを表示したり、ユーザーアカウントに関連され得る任意の情報を含んだりすることができる。例えば、ユーザーアカウントに関する情報は、連絡先情報、名前情報、プロフィール写真などのようなユーザープロフィール情報、友達情報、ユーザープロフィールで管理されない特定のイベントに関連するユーザー項目情報(例えば、所属学校、所属学院、修学能力試験の選択科目、身長、体重など)、各ユーザーアカウントが属するチャットルームに関する情報、各ユーザーアカウントに関連するボットアカウントに関する情報などを含むことができる。特定のイベントに関連するボットアカウントに関する情報は、ボットアカウントを表示したり、ボットアカウントに関連され得る任意の情報を含んだりすることができる。例えば、ボットアカウントに関する情報は、ボットアカウントがサポートする特定のイベントに関する情報、各ボットアカウントに関連するチャットルームに関する情報、各ボットアカウントに関連するモニタリング項目、各ボットアカウントに関連するユーザー項目などを含むことができる。
【0055】
処理部(230)は、ユーザー端末から収集されたモニタリング情報に基づいて、ユーザー活動情報を決定するように構成されることができる。ここで、収集されたモニタリング情報は、モニタリング項目に基づいてユーザー端末から収集された情報であることが可能であり、モニタリング項目は、イベントの内容に基づいて各ボットアカウント別に予め決定または生成されることができる。一実施例によれば、処理部(230)は、ユーザー端末から収集されたモニタリング情報に基づいて、ユーザー端末でログインしたユーザーアカウントの学習開始時間が午前10時20分であることを示すユーザー活動情報を決定することができる。このように決定されたユーザー活動情報は、データベース(240)に格納されることができる。
【0056】
処理部(230)によって決定されたユーザー活動情報は、接続管理部(210)を介してユーザー端末に送信されることができる。一実施例において、処理部(230)は、特定のユーザー端末から収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報を、該当のユーザー端末に送信することができる。ユーザー端末は、受信されたユーザー活動情報を、インスタントメッセージングアプリケーションを介して出力(例えば、画面表示)することができる。
【0057】
他の実施例において、処理部(230)は、特定のユーザー端末から収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報を他のユーザー端末に送信することができる。例えば、他のユーザー端末は、モニタリング情報を収集したユーザー端末に関連するチャットルームに含まれた他のユーザーアカウントを使用する端末を含むことができる。さらに他の例として、他のユーザー端末は、モニタリング情報を収集したユーザー端末のチャットルームに含まれていない、すなわち、他のチャットルームに含まれたユーザーアカウントを使用する端末を含むことができる。
【0058】
処理部(230)は、決定されたユーザー活動情報および/またはユーザー端末から受信したユーザー活動情報に基づいて統計情報を生成するように構成されることができる。一実施例において、処理部(230)は、特定のイベントをサポートするボットアカウントに関連する複数のチャットルームに含まれたユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて統計情報を生成することができる。例えば、処理部(230)は、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに属するユーザーアカウントの累計学習時間に関する統計情報を生成することができる。この場合、統計情報は、累計学習時間に対する平均、分散、最大値、最小値、順位などの情報を含むことが可能であり、一定期間別(例えば、日別、月別等)に提供されることができる。生成された統計情報は、接続管理部(210)を介して特定のイベントに関連するボットアカウントを使用するユーザーアカウントに提供されたり、データベース(240)に格納されたりすることができる。一実施例によれば、統計情報は、同じユーザー情報または項目(例えば、地域、年齢、所属学校、修学能力試験の選択科目など)を有するユーザー活動情報に基づいて生成されることができる。
【0059】
データベース(240)は、インスタントメッセージングアプリケーションに関連する様々な情報を格納することができる。一実施例において、各チャットルームでのチャット情報、接続管理部(210)によって受信されるモニタリング情報および/またはユーザー活動情報、処理部(230)によって生成されるユーザー活動情報および統計情報などがデータベース(240)に格納されることができる。インスタントメッセージングアプリケーションを介して各ユーザー端末から受信される各種の情報は、データベース(240)に周期的または非周期的に格納されることができる。図2では、データベース(240)は情報提供システム(130)に含まれるものとして図示されたが、これに限定されず、実現例によっては情報提供システム(130)の外部システム(例えば、別のサーバ装置、クラウドシステムなど)に別途格納されることができる。図2において、ユーザー情報格納部(220)とデータベース(240)は、別途の格納部として図示されているが、これに限定されず、1つの格納部として格納したり、管理したりすることができる。
【0060】
図3は、本開示の一実施例によってユーザー端末でインスタントメッセージングアプリケーションが実行されている例示を示す図である。ユーザー端末において第1および第2の動作(310、320)を通じて、インスタントメッセージングアプリケーションが実行されることができる。一実施例において、インスタントメッセージングアプリケーションは、ユーザー端末に設置されて実行される様々なアプリケーションのうち1つであることができる。第1の動作(310)に図示されたように、インスタントメッセージングアプリケーションを実行するためのアプリのアイコン(312)がユーザー端末のホーム画面に他のアプリのアイコンと一緒に表示されることが可能であり、ユーザーは、インスタントメッセージングアプリケーションを実行するために、アプリのアイコン(312)をタッチ入力などによって選択することができる。これとは異なり、アプリのアイコン(312)は、アプリのアイコン(312)に対する実行命令によって自動的に実行されることができる。
【0061】
第2の動作(320)に図示されたように、ユーザーのタッチ入力によってインスタントメッセージングアプリケーションが実行されることができる。一実施例によれば、インスタントメッセージングアプリケーションがユーザー端末の画面に表示されることができる。例えば、ユーザー端末でログインしたユーザーアカウント(Choco)に関する情報が画面の第1の領域(322)に表示されることが可能であり、画面の第2の領域(324)に友達リストが表示されることが可能である。一実施例において、ユーザーは、ID検索などを利用して新しいユーザーアカウントを友達リストに追加することが可能であり、友達リストに表示されたユーザーアカウントとチャットを行うことができる。
【0062】
図4は、本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットをチャットルームに関連付ける例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末で第1および第2の動作(410、420)を通じてソフトウェアボットを招待し、チャットルームを生成することができる。一実施例において、ソフトウェアボットはボットアカウントの形態で提供されることができる。
【0063】
ユーザーは、画面に提供されたボットアカウントのうち、使用しようとするボットアカウントを選択することができる。一実施例において、ユーザーは、ユーザー検索インターフェース(412)を介して、特定のイベントに関連するボットアカウントを検索することができる。例えば、第1の動作(410)で図示されたように、ユーザー(例えば「Choco」)は、ユーザー検索インターフェース(412)に「修学能力試験」という検索キーワードを入力して、そのキーワードに関連するボットアカウントを検索することができる。この場合、検出されたボットアカウントが検索結果リスト(414)に表示され、ユーザーに提供されることができる。例えば、検索キーワードが修学能力試験である場合、「2020年修学能力試験ボット」、「2021年修学能力試験ボット」、「2022年修学能力試験ボット」のアカウントが検索結果リスト(414)に表示されることができる。他の実施例によれば、ソフトウェアボットは、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される友達の推薦、ボットストアなどの別途のメニューを通じてユーザーに提供されることができる。
【0064】
検索結果がユーザーに提供された後、ユーザーは、検索結果リスト(414)に表示された複数のボットアカウントのうち少なくとも1つを選択し、選択されたボットアカウントとの1:1チャットルームを生成することができる。例えば、ユーザーは、検索結果リスト(414)に表示された複数のボットアカウントのうち2020年修学能力試験ボットのアカウントを選択し、2020年修学能力試験ボットのアカウントとの1:1チャットルームを生成することができる。また、ユーザーは、特定のボットアカウントを自分の友達リストに追加することもできる。
【0065】
ユーザーと特定のボットアカウントとの1:1チャットルームが生成される場合、特定のボットアカウントは、予め決定されたメッセージを生成されたチャットルームを通じてユーザーに提供することができる。一実施例によれば、第2の動作(420)に図示されたように、ユーザーアカウントと「2020年修学能力試験ボット」のアカウントとの間の1:1チャットルームが生成される場合、2020年修学能力試験ボットのアカウントは予め決定されたメッセージ(422)を、チャットルームを通じてユーザーに提供することができる。例えば、2020年修学能力試験ボットは、チャットボックスに「こんにちは。[2020年修学能力試験ボット]です!お友達に追加していただきありがとうございます。」のメッセージを出力することができる。上述した挨拶のメッセージのほかに、そのボットの使用方法に関するメッセージなどがチャットルームに出力されることもできる。
【0066】
図5は、本開示の他の実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットをグループチャットルームに関連付ける例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末において第1の動作(510)および第2の動作(550)を通じてソフトウェアボットをグループチャットルームに関連付けることができる。
【0067】
第1の動作(510)は、ユーザーによってチャットルームに招待するユーザーアカウントが選択される動作を示す。図示されたように、インスタントメッセージングアプリケーション内のチャットルーム生成インターフェースの第1の領域(520)には、友達リストが表示されることができる。友達リストは、ユーザー(例えば、「Choco」)が友達として追加したユーザーアカウント(例えば、「James」、「Sally」、「Brown」、「Cony」、「Moon」)のリストであることができる。一実施例において、ユーザーは、特定のイベントに関連するボットアカウント(例えば、「2020年修学能力試験ボットのアカウント」)を友達に追加することが可能であり、友達として追加されたボットアカウントは、友達リストに他のユーザーアカウントと共に表示されることができる。
【0068】
ユーザーが第1の領域(520)に表示された友達リスト内のチェックボックス(522、524、526)をタッチ入力などで選択し、チャットルームに招待するユーザーアカウントとして2020年修学能力試験ボット、JamesおよびSallyを決定する場合、選択されたアカウントに関する情報(例えば、プロフィール写真、ユーザーの名前など)がチャットルーム生成インターフェースの第2の領域(530)に表示されることができる。チャットルームに招待するユーザーアカウントがすべて選択される場合、ユーザーは、チャットルーム生成アイコン(540)を選択し、グループチャットルームを生成することができる。一実施例において、ユーザーは、グループチャットルームのチャットルーム名(例えば、2020年修学能力試験ファム)を予め決定されたユーザーインターフェースを介して設定または修正することができる。
【0069】
第2の動作(550)は、グループチャットルームが生成されると、ボットアカウントが予め決定されたメッセージを、グループチャットルームを通じてユーザーに提供する動作を示すことができる。例えば、「2020年修学能力試験ボット」は、「こんにちは。[2020年修学能力試験ボット]です!お友達に追加していただきありがとうございます。」という内容のメッセージ(552)をチャットボックスに出力することができる。この場合、該当のメッセージ(552)がチャットルームに含まれたユーザーアカウント(「Choco」、「James」、「Sally」および「Brown」)すべてに提供されることができる。以上では、ユーザーが友達リストに表示されたボットアカウント(「2020年修学能力試験ボット」)を選択することによってグループチャットルームを生成すると説明したが、これに限定されず、ボットアカウントを既存の生成されたグループチャットルームに招待することによってボットアカウントをチャットルームに関連付けることができる。
【0070】
図6は、本開示の一実施例によってソフトウェアボットを使用してユーザー情報を入力する例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末で第1および第2の動作(610、620)を通じてユーザー情報を入力することができる。一実施例において、ユーザー情報は、ユーザープロファイルで管理されない特定のイベントに関連する項目(つまり、ソフトウェアボットの設定によって要求されるユーザー情報)であることができる。例えば、ユーザー情報は、所属学校、所属学院、修学能力試験の選択科目、身長、体重、性別などであることができる。
【0071】
ユーザーは、チャットルームに含まれたユーザーアカウントを介してソフトウェアボットと対話を進行しながら、ユーザーの情報(たとえば、ユーザーのエントリ)を入力することができる。第1の動作(610)に図示されたように、2020年修学能力試験ボットは、チャットルームに参加すると同時に予め決められたメッセージをユーザーに提供することができる。例えば、ボットアカウントは、「こんにちは。[2020年修学能力試験ボット]です!お友達に追加していただきありがとうございます。」という内容のメッセージ(612)をチャットルームに提供することができる。
【0072】
一実施例によれば、ユーザーアカウントからユーザー項目の入力を受けるためのユーザーインターフェースがユーザーに提供されることができる。例えば、入力されるユーザー項目は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザープロフィールに含まれた項目と異なる項目であることができる。ユーザーインターフェースに表示されたユーザー項目は、ユーザーの所属項目および特定のイベントに関連する項目を含むことができる。例えば、ユーザーの所属項目は、学校名、学院名などのユーザーの所属に関連する項目を含むことが可能であり、特定のイベントに関連する項目は、修学能力試験に関連する情報(例えば、修学能力試験の科目)を称することができる。
【0073】
図6においては、ユーザーの所属項目(616)および修学能力試験の科目(618)がユーザーから入力され得るユーザー情報または項目として図示されたが、ユーザーに関連する任意の情報がユーザーインターフェース(614)内に含まれることができる。例えば、ユーザーに関する身体情報(例えば、身長、体重)、性別情報などがユーザーの情報または項目としてユーザーインターフェース(614)を介してユーザーに提供されることができる。
【0074】
一実施例において、ユーザーは、入力しようとするユーザー項目を含むユーザーインターフェースをタッチし、該当する項目を入力することができる。例えば、ユーザーは、第1の動作(610)において、ユーザーインターフェース(614)内のユーザーの所属項目(616)のインターフェースをタッチしてその項目の入力を開始することができる。ユーザーの所属項目(616)のインターフェースがタッチされると、第2の動作(620)に図示されたように、「ユーザーの所属登録」というテキストがチャットボックスに表示されることができる。ユーザー項目を入力するためのインターフェースは、タッチ可能なボタン、アイコン、または他の形態のグラフィックインターフェースに限定されず、例えば、キーボード、マウス、タッチペンまたはスタイラスペン、マイクロフォンなどの様々な入力デバイスで文字、音声などのデータを入力できるインターフェースのうちいずれか1つで実現可能である。
【0075】
「ユーザーの所属登録」というメッセージがチャットボックスに表示された後、ソフトウェアボットはこれに応答して、ユーザーの所属に関連する情報の入力を要求するメッセージをチャットボックス提供することができる。例えば、2020年修学能力試験ボットは、第2の動作(620)に図示されたように、ユーザーの小学校に関する入力を要求するメッセージ(624)をチャットボックスに表示することができる。
【0076】
ユーザーはこれに応答して、自分の所属に関連する情報を入力することができる。一実施例によれば、第2の動作(620)に図示されたように、ユーザーは、「ライン」という単語(626)をチャットボックスに入力することができる。ソフトウェアボットはこれに応答して、ラインに関連する候補所属リスト(628)をチャットボックスに提供することができる。例えば、2020年修学能力試験ボットは、ラインに関連する学校名のリスト(628)(例えば、「ライン小学校」、「ライン中学校」および「ライン高校」)をチャットボックスに提供することができる。ユーザーは、ソフトウェアボットによって提供された候補所属のうち、少なくとも1つ(例えば、「3」または「3.ライン高校」)を選択するテキスト(630)を入力することによって、選択したユーザー項目(例えば、ユーザーの所属)を登録することができる。
【0077】
図7は、本開示の一実施例によってテキストメッセージをモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。情報提供システムは、特定のイベントに関連して、予め決められたモニタリング項目に基づいてモニタリング情報を収集することができる。一実施例において、情報提供システムは、モニタリング情報としてソフトウェアボットが含まれたチャットルームに属するユーザーアカウントが入力するテキストメッセージを収集することができる。
【0078】
図7に図示されたように、ユーザーは、ユーザーアカウントを介してボットアカウント(「2020年修学能力試験ボット」)が含まれたチャットルームにテキストメッセージを入力することができる。例えば、ユーザーは、自分の学習時間を登録するために「#start_study」というテキストメッセージ(710)を、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに入力することができる。この場合、ユーザー端末は、テキストメッセージ(710)を情報提供システムに送信することができる。
【0079】
情報提供システムは、ユーザー端末から収集されたテキストメッセージ(例えば、「#start_study」というコマンドを含むメッセージ)に基づいて、該当のユーザー端末でログインしたユーザーアカウント(例えば、「Choco」)のユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定することができる。ここで、ユーザー活動情報は、特定のイベントに関連するユーザーの活動時間情報(例えば、学習開始時間、学習中止時間、学習再開時間、学習終了時刻、日の累計学習時間など)であることができる。
【0080】
図7に図示されたように、情報提供システムは、例えば「#start_study」というコマンドを含むテキストメッセージ(710)およびメッセージが入力された時間に基づいて、該当のユーザー端末でログインしてChocoの学習開始時間を午前8時58分と決定することができる。この場合、情報提供システムは、決定されたユーザー活動情報を含むメッセージ(720)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(720)は、「@Choco様は今日の午前8時58分から勉強を始めました。がんばりましょう!!」という内容を含むことができる。
【0081】
一実施例によれば、ユーザーは、学習中止時間を登録するために「#stop_study」というテキストメッセージ(730)を、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに入力することができる。情報提供システムは、収集されたテキストメッセージ(730)およびメッセージが入力された時間に基づいて、Chocoの学習中止時間を午前11時14分と決定することができる。この場合、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前11時14分に勉強を中断しました。」という内容のメッセージ(740)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。
【0082】
また、一実施例において、ユーザーは、学習再開時間を登録するために「#restart_study」というテキストメッセージ(750)を、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに入力することができる。情報提供システムは、収集されたテキストメッセージ(750)およびメッセージが入力された時間に基づいて、Chocoの学習再開時間を午前11時42分と決定することができる。この場合、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前11時42分に勉強を再開しました。がんばりましょう!!」という内容のメッセージ(760)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。
【0083】
また、ユーザーは、学習終了時間を登録するために「#finish_study」というテキストメッセージ(770)を、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに入力することができる。情報提供システムは、収集されたテキストメッセージ(770)およびメッセージが入力された時間に基づいて、Chocoの学習終了時間を午後12時45分と決定することができる。この場合、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午後12時45分に勉強を終了しました。」という内容のメッセージ(780)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。
【0084】
図示されていないが、ユーザーが、ボットアカウントが含まれたチャットルームの入力ウィンドウ上で特定の文字(例えば、「#」)または文字列(例えば、「cmd」)を入力する場合、画面にボットアカウントと関連して予め設定されているコマンド(例えば、「#start_study」、「#restart_study」、「#finish_study」)がリスト形式のインターフェースで表示されることができる。
【0085】
以上では、ユーザーが互いに異なるコマンド(例えば、「#start_study」および「#restart_study」)を入力することによって、学習開始時間と学習再開時間をそれぞれ登録可能だと説明しているが、これに限定されず、同じコマンドで学習開始時間と学習再開時間を登録することができる。例えば、該当するコマンドが一日のうち最初に入力される時は学習開始時間として登録し、2回目以降に入力される時に学習再開時間として登録することができる。同様に、ユーザーが互いに異なるコマンド(例えば、「#stop_study」および「#finish_study」)を入力することによって、学習中止時間と学習終了時間をそれぞれ登録可能だと説明しているが、これに限定されず、同じコマンドで学習中止時間と学習終了時間を登録することができる。例えば、該当するコマンドが一日(または就寝時間として登録された範囲内の時間)のうち最後に入力される時は学習終了時間として登録し、それ以前に入力される時は学習中止時間として登録することができる。
【0086】
以上では、ユーザーがそれぞれのコマンドを含むテキストメッセージを入力する場合、情報提供システムはテキスト情報に基づいてユーザー活動情報を決定することが可能であると説明したが、これに限定されるのではない。情報提供システムは、コマンド以外にもユーザー活動情報を暗示する他の形態の情報(例えば、映像、音声、位置、ボタンメニュータッチなど)が含まれたモニタリング情報の提供を受ける場合にも、該当のモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定することができる。情報提供システムによって決定されたユーザー活動情報および収集されたモニタリング情報は、情報提供システム内のデータベースにユーザーアカウント別に格納されることができる。
【0087】
図8は、本開示の他の実施例によって位置情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ユーザー端末から位置情報をモニタリング情報として収集することができる。例えば、情報提供システムは、ユーザー端末からGPS情報を受信して、ユーザー端末の位置を追跡することができる。
【0088】
一実施例において、情報提供システムは、ユーザー端末の追跡された位置と登録された位置(例えば、自習室の位置、学校の位置、ジムの位置など)を比較し、ユーザー活動情報を決定することができる。図示されたように、ユーザー端末の位置(例えば、盆唐区ファンセウル路360番ギル42)が登録された位置に該当したり、登録された位置から一定の距離以内に該当したりする場合、情報提供システムは、該当の時間(例えば、午前8時58分)をユーザーが学習を開始した時間として決定することができる。この場合、情報提供システムは、収集されたユーザーの現在位置(例えば、城南市盆唐区ファンセウル路360番ギル42)に関するメッセージ(810)と決定された学習開始時間(例えば、8時58分)に関するメッセージ(820)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。
【0089】
一実施例において、ユーザー端末の位置が一定の範囲以上離れた位置(例えば、城南市盆唐区ソヒョン路180番ギル19)に移動したものと判定された場合、情報提供システムは、ユーザーがユーザーの活動(例えば、学習)を中止したと決定することができる。この場合、情報提供システムはボットアカウントを介して、例えば、「@Choco様の位置が城南市盆唐区ファンセウル路360番ギル42から城南市盆唐区ソヒョン路180番ギル19に移動されました。」という内容のメッセージ(830)をユーザーに提供することができる。また、情報提供システムは、ボットアカウントを介して、ユーザーが活動を中止したと判定された時間(例えば、午前11時14分)に関連するメッセージをユーザーに提供することができる。例えば、「@Choco様は今日の午前11時15分に勉強を中断しました。」という内容のメッセージ(840)がチャットボックスに表示されることができる。
【0090】
図9は、本開示の他の実施例によって音声通話情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ボットアカウント(例えば、2020年修学能力試験ボットのアカウント)に関連するチャットルームに含まれたアカウント間で行われる音声通話情報をモニタリング情報として収集し、収集された情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)を決定することができる。例えば、情報提供システムは、モニタリング情報として、音声通話の開始または終了に関する時間情報を収集したり、音声通話を通じて送受信する音声情報を収集したりすることができる。
【0091】
一実施例によれば、ユーザーは、自分の学習時間を登録するためにボットアカウントと音声通話を開始することができる。この場合、情報提供システムは、音声通話が開始された時点(例えば、午前8時58分)に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージ(910)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前8時58分から勉強を始めました。がんばりましょう!!」のメッセージ(910)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。
【0092】
また、ユーザーは、自分の学習時間を終了または中止するためにボットアカウントとの音声通話を終了することができる。この場合、情報提供システムは、音声通話が終了した時点(例えば、午前10時40分)に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習終了時間、学習中止時間など)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージ(920)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前10時40分に勉強を終了しました。」のメッセージ(920)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してユーザーに提供することができる。
【0093】
一実施例において、情報提供システムは、モニタリング中の音声通話の内容を認識してユーザー活動情報を決定することができる。例えば、ユーザーが音声通話中に発話するコマンド(例えば、「ライン、勉強開始の記録をお願いします」)を認識し、ユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定することができる。また、情報提供システムは、音声通話中に受信される音の強度を測定してユーザー活動情報を決定することができる。例えば、音声通話内の音の強度が一定値以上になる時点を学習中止時間として決定し、周囲の騒音の強度が一定値未満になる時点を学習再開時間として決定することができる。
【0094】
図10は、本開示の他の実施例によって音声通話情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ボットアカウント(例えば、2020年修学能力試験ボット)に関連するグループチャットルーム内のユーザー(例えば、「Choco」、「Sally」、「Brown」および「James」)間のグループ音声通話をモニタリング情報として収集し、収集されたグループ音声通話情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)を決定することができる。
【0095】
一実施例によれば、各ユーザーは、自分の学習時間を登録するためにグループ音声通話を開始したり、グループ音声通話に参加したりすることができる。例えば、Choco、Sally、BrownおよびJamesが勉強を一緒に開始しながらChocoがグループ音声通話を開始し、残りのユーザーがグループ音声通話に参加することができる。
【0096】
情報提供システムは、モニタリング情報として、音声通話の開始または終了に関する時間情報を収集したり、音声通話を通じて送受信する音声情報を収集したりすることができる。情報提供システムは、収集された情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)を決定することができる。
【0097】
一実施例によれば、情報提供システムは、ユーザー別に音声通話が開始された時点(例えば、午前8時58分)に基づいて各ユーザー別のユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージ(1010)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco、@Sally、@Brown、@James様が今日の午前8時58分から勉強を始めました。」のメッセージ(1010)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してユーザーたちに提供することができる。
【0098】
一実施例によれば、各ユーザーは、自分の学習時間を終了または中止するためにグループ音声通話を終了することができる。この場合、情報提供システムは、グループ音声通話が終了した時点に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習終了時間、学習中止時間など)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージを、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前10時40分に勉強を終了しました。」のメッセージ(1020)と、「@James様は今日の午前10時49分に勉強を終了しました。」のメッセージ(1030)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができる。
【0099】
以上では、ユーザーのグループ音声通話の終了が、学習中止時間または学習終了時間として認識されるものと説明したが、これに限定されるものではない。ユーザーが現在のアプリケーションから他のアプリケーションに切り替えたり、現在のアプリケーションを終了したり、チャットルームから退場したりする場合も、その時点が学習中止時間または学習終了時間として認識されることができる。
【0100】
図11は、本開示の一実施例によってビデオ通話情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ボットアカウント(例えば、2020年修学能力試験ボット)に関連するチャットルーム内のビデオ通話をモニタリング情報として収集し、収集されたビデオ通話情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)を決定することができる。
【0101】
一実施例によれば、ユーザーは、自分の学習時間を登録するためにボットアカウントとビデオ通話を開始することができる。ビデオ通話の開始によって、ユーザー端末で録画される映像情報および案内情報がチャットボックスの上部領域(1110)に表示されることができる。また、ユーザー端末で録画される映像および音声情報が情報提供システムに送信され、情報提供システムがビデオ通話の情報を収集することができる。この場合、情報提供システムは、ビデオ通話が開始された時点(例えば、午前8時58分)に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定し、決定されたユーザー活動情報のメッセージを、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前8時58分から勉強を始めました。がんばりましょう!!」のメッセージ(1120)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してユーザーに提供することができる。
【0102】
一実施例において、ユーザーは、自分の学習時間を終了または中止するためにボットアカウントとのビデオ通話を終了することができる。これに応答して、情報提供システムは、ビデオ通話が終了した時点(例えば、午前10時40分)に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習終了時間、学習中止時間など)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージを、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前10時40分に勉強を終了しました。」のメッセージ(1130)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してユーザーに提供することができる。また、ビデオ通話の終了によって、上部領域(1110)に表示されていたビデオ通話の画面がそれ以上表示されないようにすることができる。
【0103】
一実施例において、情報提供システムは、モニタリング中のビデオ通話から抽出可能な情報(例えば、映像情報、音声情報、音情報など)に基づいてユーザー活動情報を決定することができる。例えば、情報提供システムは、モニタリング中のビデオ通話の映像情報を画像処理して画像内のオブジェクト(ユーザーの顔、教材、筆記具など)を認識し、ユーザー活動情報(例えば、学習開始時間、学習中止時間、学習再開時間、学習終了時間など)を決定することができる。また、ユーザーがビデオ通話中に発話するコマンド(例えば、「ライン、勉強開始の記録をお願いします」)を認識して、ユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定することができる。さらに、情報提供システムは、ビデオ通話内の照度および/または音の強度を測定して、ユーザー活動情報を決定することができる。例えば、ビデオ通話の照度が一定値以下になる時点、または周囲の騒音の強度が一定値以上になる時点を学習中止時間として決定し、照度が一定値を超える時点または周囲の騒音の強度が一定値未満になる時点を学習再開時間として決定することができる。
【0104】
図12は、本開示の他の実施例によってビデオ通話情報をモニタリング情報として収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ボットアカウント(例えば、2020年修学能力試験ボット)に関連するグループチャットルーム内のユーザー間のグループビデオ通話をモニタリング情報として収集し、収集されたグループビデオ通話情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)を決定することができる。
【0105】
一実施例によれば、各ユーザーは、自分の学習時間を登録するためにグループビデオ通話を開始したり、グループビデオ通話に参加したりすることができる。例えば、図12に図示されたように、Jamesがグループビデオ通話を開始してグループチャットルーム内のユーザーを招待することができる。情報提供システムは、グループビデオ通話が開始されたことを通知するメッセージをユーザー(例えば、「Choco」、「Sally」および「James」)に提供することができる。また、情報提供システムは、各ユーザー別にビデオ通話が開始された時点に基づいて、各ユーザー別ユーザー活動情報(例えば、学習開始時間)を決定し、決定されたユーザーの活動に関するメッセージを、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。
【0106】
Jamesのグループビデオ通話の開始によって、情報提供システムは、「@James様が今日の午前8時58分から勉強を始めました。」のメッセージ(1230)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができる。また、グループチャットルームには、Jamesが開始したグループビデオ通話に参加するためのユーザーインターフェース(1220)が提供されることができる。Chocoがユーザーインターフェース(1220)を介してグループビデオ通話に参加する場合、情報提供システムは、「@Choco様が今日の午前9時30分から勉強を始めました。」のメッセージ(1240)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができる。Chocoがグループビデオ通話に参加することによって、ChocoとJamesのユーザー端末で録画される映像情報および案内情報が両方のユーザーのチャットボックスの上部領域(1210)に表示されることができる。
【0107】
また、各ユーザーは、自分の学習時間を終了または中止するためにグループビデオ通話を終了することができる。この場合、情報提供システムは、グループビデオ通話が終了した時点に基づいてユーザー活動情報(例えば、学習終了時間、学習中止時間など)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージを、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、「@Choco様は今日の午前11時45分に勉強を終了しました。」のメッセージ(1250)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができる。また、ビデオ通話の終了によって、上部領域(1210)に表示されていたJamesとChocoのビデオ通話画面はそれ以上表示されないようにすることができる。
【0108】
図13は、本開示の一実施例によってモニタリング情報として収集されたビデオ通話に含まれたオブジェクト認識結果に基づいて、ユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末で第1~第3の動作(1310、1320、1330)を通じてユーザー活動情報を決定することができる。一実施例において、情報提供システムは、モニタリング中のビデオ通話の内容を認識して、ユーザー活動情報を決定することができる。例えば、情報提供システムは、モニタリング中のビデオ通話の映像情報を画像処理して画像内のオブジェクト(ユーザーの顔、教材、筆記具など)を認識し、ユーザー活動情報(例えば、学習開始時間、学習中止時間、学習再開時間、学習終了時間など)を決定することができる。
【0109】
第1の動作(1310)に図示されたように、ユーザー(例えば、「Sally」)は、グループビデオ通話に参加することによって自分の学習時間を登録することができる。この場合、情報提供システムは、例えば、「@Sally様は今日の午前10時40分から勉強を始めました。がんばりましょう!!」のメッセージ(1312)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができる。
【0110】
第2の動作(1320)は、ユーザー(例えば、「Sally」)の顔がビデオ通話画面で認識されないために、情報提供システムが、ユーザー(例えば、「Sally」)が勉強を中止したと判断したものを示す。この場合、情報提供システムは、例えば、「@Sally様は今日の午前11時40分に勉強を中断しました。」のメッセージ(1322)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができている。
【0111】
第3の動作(1330)は、ユーザー(例えば、「Sally」)の顔がビデオ通話画面で再び認識されたために、情報提供システムが、ユーザー(例えば、「Sally」)が勉強を再開したと判断したものを示す。この場合、情報提供システムは、例えば、「@Sally様が今日の午後12時30分に勉強を再開しました。」のメッセージ(1332)を、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介してグループチャットルーム内のユーザーに提供することができている。
【0112】
一実施例において、画像処理を通じた映像内のオブジェクト認識は、リアルタイムで処理されることができる。他の実施例において、画像処理を通じた映像内のオブジェクトの認識は、一定の時間間隔で処理されることができる。図11図13には、チャットルームを通じたビデオ通話の時に、実際の人の映像ではなくユーザーアカウント(例えば、@Choco、@James、@Sally)に対応するキャラクターがユーザーの映像情報として見えるように図示されているが、これは例示的に図示されたものであって、ビデオ通話の時にユーザーアカウントを所有した実際のユーザーの姿が映像情報として送出されることもできる。
【0113】
図14は、本開示の一実施例によってモニタリング情報としてユーザー端末の動作情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ユーザー端末の動作情報をモニタリング情報として収集することができる。例えば、ユーザー端末の動作情報は、予め決定された時間(例えば、ソフトウェアボットの設定によって決定されている時間またはソフトウェアボットに関連するユーザーの設定によって決定されている時間)内にユーザー端末を最初に活性化させる動作情報、インスタントメッセージングアプリケーションを最初に実行させる動作情報、ユーザーアカウントがチャットルームに最初に進入する動作情報などを含むことが可能であるが、これに限定されるものではない。ここで、予め決定された時間は、一日のうち特定の時間区間(例えば、起床時間として登録された範囲内の時間区間)を含むことができる。
【0114】
一実施例によれば、情報提供システムは、収集されたユーザー端末の動作情報に基づいてユーザー活動情報(例えば、ユーザーの起床時間)を決定し、決定されたユーザー活動情報に関するメッセージ(1410)を、ボットアカウントを介してユーザーに提供することができる。例えば、図14に図示されたように、2020年修学能力試験ボットのアカウントは、「@Choco様の今日の起床時間は午前7時35分です。今日も楽しく勉強してください!^^」という内容のメッセージ(1410)をチャットボックスに表示することができる。
【0115】
また、図14は、決定されたユーザー活動情報を変更する例示を示す。ユーザー(例えば、「Choco」)は、チャットルームを通じてボットアカウントとのメッセージの送受信が可能である。一実施例によれば、ユーザーは、ボットアカウントからモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報に関するメッセージの受信が可能であり、ユーザーは、受信されたユーザー活動情報の変更を要求するコマンドを入力することができる。一実施例によれば、ユーザーは、起床時間の変更を示す「#modify_wake_up_time 0720」というコマンドを含むメッセージ(1420)を、2020年修学能力試験ボットが含まれたチャットルームに入力することができる。
【0116】
ボットアカウントは、入力されたコマンドに基づいて変更されたユーザー活動情報をチャットボックスに出力することができる。一実施例によれば、図14に図示されように2020年修学能力試験ボットのアカウントは、変更された時間情報を示す「@Choco様の今日の起床時間が午前07時20分に修正されました。今日も楽しく勉強してください!^^」というメッセージ(1430)を、チャットボックスを通じて表示することができる。
【0117】
図15は、本開示の一実施例によって決定されたユーザー活動情報および/または統計情報を照会する例示を示す図である。ユーザーは、チャットボックスを通じてボットアカウントとメッセージを送受信することができる。一実施例によれば、ユーザーは、収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザー活動情報をボットアカウントからチャットボックスを通じて受信することが可能であり、ユーザーは、チャットボックスに受信されたユーザー活動情報の照会を要求するコマンドを入力することができる。ボットアカウントは、入力されたコマンドに対応するユーザー活動情報を、チャットボックスを通じてユーザーに提供することができる。他の実施例によれば、ユーザーは、ボットアカウントに関連する特定のイベントに関する自分の統計情報を要求するコマンドを、チャットボックスに入力することができる。ボットアカウントは、入力されたコマンドに基づいてユーザーの統計情報をチャットボックスに出力することができる。
【0118】
一実施例によれば、2020年修学能力試験ボットのアカウントは、ユーザーアカウントから学習終了時間および日の累計学習時間を照会するコマンドを受信し、これらのコマンドに応答して、ユーザーアカウントの学習終了時間および日の累計学習時間をユーザーアカウントのユーザー活動情報としてチャットボックスに表示することができる。例えば、ユーザーは、図15に図示されたように、「#finish_study」というコマンドを含むメッセージ(1512)をチャットボックスに入力することができる。これに応答して2020年修学能力試験ボットのアカウントは、「@Choco様は今日の午前12時45分に勉強を終了しました」という内容の学習終了時間のメッセージ(1514)と「@Choco様の今日の学習時間は3時間19分です」という日の累計学習時間メッセージ(1516)がチャットボックスに出力されることができる。
【0119】
図15においては、「#finish_study」というコマンドに応答して、2020年修学能力試験ボットのアカウントが学習終了時間と日の累計学習時間をユーザー活動情報として一緒に提供するように図示されたが、学習終了時間のみがユーザー活動情報として提供することができる。また、ユーザーは、日の累計学習時間を照会する別のコマンドをチャットボックスに入力し、2020年修学能力試験ボットのアカウントは、このようなコマンドに応じて日の累計学習時間をチャットボックスに提供することができる。
【0120】
一実施例によれば、2020年修学能力試験ボットのアカウントは、自分の累計学習時間に関する自分の統計情報を要求するコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいてユーザーの統計情報またはそれに関するリンク情報をチャットボックスに出力することができる。例えば、ユーザーは、図15に図示されたように、「show_data」というコマンドを含むメッセージ(1518)をチャットボックスに入力することができる。これに応答して、2020年修学能力試験ボットのアカウントは、「@Choco様の2019年5月の学習統計レポートを詳細に見る」のメッセージとユーザー活動情報を提供する2019年5月の学習統計レポートを連結するリンク情報を含むメッセージ(1520)をチャットボックスに出力することができる。ユーザーは、出力されたリンク情報をクリックして、自分の2019年5月の学習統計情報を見ることができる。図15においては、「show_data」というコマンドに応答して1ヶ月の間の学習統計が提供されたが、これに限定されず、学習統計を算出する基準となる期間は、予め設定された入力によって決定されることができる。また、図15においては、統計情報がチャットボックスを通じてリンクメッセージでユーザーに提供されたが、これに限定されず、電子メールや指定されたウェブサイトを介してユーザーに提供されることができる。
【0121】
図16は、本開示の一実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。ユーザーは、チャットボックスを通じて特定のイベントに関連する自分の統計情報を要求し、要求された統計情報は、チャットボックスを通じて出力されることができる。一実施例によれば、ユーザーは、チャットボックスを通じて予め決定されたコマンドを入力して、自分の統計情報を要求することができる。他の実施例によれば、チャットボックスは、ユーザーアカウントの統計情報を提供するために別のタブやアイコンなどを含むことができる。ユーザーから要求されたユーザーアカウントの統計情報は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して出力されることができる。これとは異なり、情報提供システムは、これらの統計情報を他の方式(例えば、電子メール、ウェブページ)でユーザーに出力することができる。
【0122】
一実施例によれば、統計情報は、2020年修学能力試験ボットに関連するユーザーアカウントの統計情報を含むことができる。図16に図示されたように、Chocoアカウントの月の累計学習時間および起床時間に関する統計情報がインスタントメッセージングアプリケーションを介して出力されることができる。例えば、2019年1月から2019年5月までの月別累計学習記録がグラフ(1612)で提供され、現在の日付が含まれた5月の累計学習時間である312時間がテキスト(1614)で提供されることができる。これに加えて、テキスト(1614)は、表示された月別累計学習時間の平均時間である305.6時間の情報を示すテキストを含むことができる。図16において、累計学習時間に関するユーザーの統計情報が図示されたが、これに限定されず、ユーザーの選択に応じてユーザー活動情報を変更し、これに関する統計情報を出力することができる。例えば、ユーザーが起床時間のタブ(1616)を押す場合、ユーザーアカウントの起床情報に関する統計情報が表示されることができる。
【0123】
図17は、本開示の一実施例によってユーザーの活動時間情報と基準時間情報を比較し、比較結果に関連する応答メッセージを提供する例示を示す図である。一実施例によれば、ソフトウェアボットは、ユーザーアカウントからユーザーの活動時間に関する基準時間情報を事前に入力してもらうことができる。他の実施例によれば、基準時間情報は、ソフトウェアボットによって予め設定されることができる。ここで、基準時間情報は、特定日、特定期間、特定時間または特定回数のうち少なくとも1つを含むことができるが、これに限定されるものではなく、ユーザーの活動時間情報と比較するときに基準になり得る任意の時間情報を通称する。基準時間情報は、例えば、2019年11月7日のような特定日であることができる。他の例として、2019年5月の一ヶ月間の300時間のように特定期間および特定時間であることができる。さらに他の例として、2019年5月の一ヶ月間の30回出席のように特定期間および特定回数であることができる。
【0124】
一実施例によれば、ユーザーの累計学習時間(例えば、日の累計学習時間、週の累計学習時間、月の累計学習時間、期間別累計学習時間など)が予め決定された基準時間情報と比較されることができる。例えば、予め決定された基準時間情報は、2019年5月の一ヶ月間の300時間であり、ユーザー(例えば、「Choco」)の累計学習時間が88時間であって現在の日付が5月11日であれば、図17に開示されたように、2020年修学能力試験ボットが「@Choco様は「2019年5月、300時間を達成するために今後20日の間、212時間もっと勉強しなければなりません!!」という内容の応答メッセージ(1710)を、チャットボックスにチャットルームのメッセージとして表示することができる。図17に図示されたように、ユーザーアカウントと2020年修学能力試験ボットのアカウントだけでなく、他のユーザー(「Sally」、「Boss」、「Cony」)のアカウントもチャットルームに含まれることが可能であり、比較結果に関連する応答メッセージ(1710)が2020年修学能力試験ボットを介して共有されることができる。
【0125】
図18は、本開示の一実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、特定のイベントに関連するソフトウェアボットと相互作用をするすべてのユーザー活動情報に基づいて統計情報を生成することができる。この場合、統計情報は、ボットアカウントに関連する複数のチャットルームに属するすべてのユーザーに関するユーザー活動情報に基づいて生成されることができる。
【0126】
他の実施例において、情報提供システムは、ユーザーアカウントから収集されたモニタリング情報またはユーザーアカウントの活動情報のうち少なくとも1つを、インスタントメッセージングアプリケーションの他のユーザーと共有するか否かに関する情報を受信することができる。それから、情報提供システムは、ユーザーアカウントから収集されたモニタリング情報またはユーザーアカウントの活動情報のうち少なくとも1つの共有に同意したユーザーのみに統計情報を提供することができる。例えば、このような情報を他のユーザーと共有することに同意したユーザーのみに「All」メニューが表示されることができる。また、このような情報を他のユーザーと共有することに同意したユーザー活動情報は、統計情報を決定する基礎資料になり得る。
【0127】
図示されたように、2020年修学能力試験ボットに関連するチャットルームに含まれた複数のユーザーの2019年4月の一ヶ月間の累計学習時間は、平均211時間、最高時間330時間であることができる。ユーザー(例えば、Choco)の2019年4月の一ヶ月間の累計学習時間は、312時間であることができる。情報提供システムから受信された統計情報は、第1の領域(1810)にグラフの形式で出力されたり、第2の領域(1820)にテキストの形式で出力されたりすることができる。このとき、ユーザーが容易に確認できるように、ユーザー(例えば、Choco)の活動情報も統計情報と一緒に表示されることができる。一実施例において、ユーザーが同じソフトウェアボットを使用するユーザーのうち最高記録の達成者に関連する情報を確認できるメニューまたはリンク(1830)が、統計情報と一緒に出力されることができる。ここで、最高記録の達成者に関連する情報は、最高記録の達成者のプロフィールに含まれた情報または最高記録の達成者によって入力されたユーザー項目のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0128】
図19は、本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を提供する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、予め決定基準以上の記録(例えば、上位10%以上の記録、最高記録など)を達成したユーザーアカウントに関連する情報を同じソフトウェアボットを使用するユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を同じソフトウェアボットを使用する他のチャットルームに属するユーザーにも提供することができる。
【0129】
情報提供システムは、ユーザーと同じソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を、インスタントメッセージングアプリケーションを介してユーザーに提供することができる。ここで、ユーザーアカウントに関連する情報は、ユーザーの名前情報、プロフィール写真などのようなユーザープロフィール情報および/またはボットアカウントに関連して格納されたユーザー項目、例えば、ユーザー項目情報(例えば、所属学校、所属学院、修学能力試験の選択科目など)、ユーザー活動情報(月の累計学習時間、1日最大学習時間、1日最小学習時間、1日平均学習時間など)を含むことができる。
【0130】
図示されたように、2020年修学能力試験ボットを使用しているユーザーのうち、2019年4月に最高記録を達成したLeonardに関する情報がユーザーに提供され得る。Leonardは、4月の合計学習時間が330時間、一日最大学習時間が13時間、一日最低学習時間が10時間、一日平均学習時間が11時間であることができる。Leonardに関連する情報は、第1の領域(1910)にグラフの形式で出力されるか、第2の領域(1920)にテキスト形式で出力されることができる。また、ユーザーが容易に確認できるように、Leonardの学習時間データとユーザーの学習時間データが並んで表示されることもできる。
【0131】
図20は、本開示の一実施例によって特定のイベントに関連するソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を提供する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を同じソフトウェアボットを使用するユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を同一のソフトウェアボットを使用する他のチャットルームに属するユーザーにも提供することができる。これらの映像情報の提供を受けるために、ユーザーはインスタントメッセージングアプリケーション内に、定められた規則によって最高記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報を受信できるように設定することができる。例えば、ユーザーは、別のメニューを介してこれらの映像情報を受信するように設定することができる。
【0132】
図示されたように、情報提供システムは、ユーザーと同じソフトウェアボットを使用するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーの学習映像の再生が可能なインターフェースをユーザーに提供することができる。例えば、情報提供システムは、2020年修学能力試験ボットのアカウントを介して、「4月最高記録達成者の学習映像を見る」のメッセージ(2010)をユーザーに提供することができる。ユーザーがメッセージ(2010)を選択する場合、2020年修学能力試験ボットのアカウントを使用するユーザーのうち、4月に累計学習時間が最も高いLeonardの学習画像がチャットボックスの上部領域(2020)に出力されることができる。
【0133】
最高記録を達成したユーザーの映像は、リアルタイムで撮影されて送信される映像であることができる。その他にも最高記録を達成したユーザーの映像は、予め録画された映像であることができる。ユーザーは、同じイベントを準備するユーザーのうち、最高記録を達成したユーザーの映像を確認しながら刺激を受け、達成意欲を高めることができる。
【0134】
図21は、本開示の他の実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。一実施例において、統計情報は、特定のイベントに関するボットアカウントと関連した1つのチャットルームに含まれたユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて生成されることができる。ここで、チャットルームは、ボットアカウント以外にも2つ以上のユーザーアカウントを含むことができる。
【0135】
一実施例によれば、1つのチャットルームに含まれたユーザーアカウントのユーザー活動情報および/または統計情報は、ユーザーインターフェースを介してユーザー端末に提供されることができる。図21に図示されたインターフェース(2112)に表示されたように、統計情報は、例えば「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントそれぞれの2019年4月の累計学習時間とその平均値を含むことができる。
【0136】
また、1つのチャットルームに含まれた他のユーザーアカウントのユーザー活動情報が提供されることができる。例えば、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのうち、月別最高記録達成者の累計学習時間(例えば、月別最高記録達成者であるSallyの記録である328時間)がユーザーにインターフェース(2114)を介して提供されることができる。
【0137】
一実施例において、ユーザー端末は、ユーザー活動情報とチャットルーム内の他の1つ以上のユーザー活動情報との間の比較結果に基づいてグラフィック要素を決定することが可能であり、決定されたグラフィック要素をユーザーアカウントのプロフィールに提供することができる。図21に図示されたように、例えば、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのうち月別最高記録達成者であるSallyのプロフィールには、星形のグラフィック要素を表示することが可能であり、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのうち月別最低記録達成者であるJamesのプロフィールには、感嘆符形のグラフィック要素を出力してユーザーに提供することが可能である。一実施例において、上述したグラフィック要素がユーザーのプロフィールに追加され、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれていない他のユーザーに表示されることもできる。
【0138】
一方、ユーザー端末は、ユーザーインターフェースを介して予め決定された基準時間情報とそれぞれのユーザーアカウントのユーザーの活動時間の情報を比較した結果をユーザーに表示することもできる。例えば、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームの予め決定された基準時間である300時間であることができる。ユーザー端末は、「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームに含まれたユーザーアカウントのうち、基準時間を達成していないユーザーアカウント(例えば、James)に関する情報(例えば、ユーザー活動情報)を、インターフェース(2114)を介して提供することができる。
【0139】
図22は、本開示の他の実施例によって統計情報を出力する例示を示す図である。統計情報は、複数のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定することができる。一実施例において、複数のチャットルームは、第1のチャットルームおよび第2のチャットルームを含み、第1のチャットルームは、ユーザーアカウントに関連することができる。この場合、統計情報は、第1のチャットルームおよび第2のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定されることが可能であり、決定された統計情報は、ユーザーアカウントが動作する端末に出力されることができる。ユーザー活動情報に基づいて生成された統計情報は、ユーザーインターフェースを介してグラフ、表、テキストなどの形式で提供されることができる。この実施例において、複数のチャットルームは、特定のイベントに関連するボットアカウント(例えば、2020年修学能力試験ボット)に関連することができる。
【0140】
一実施例によれば、統計情報は、同じ母集団に属する複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定されることができる。母集団は、ユーザープロフィールに含まれた情報またはユーザーアカウントを介して入力されたユーザー項目のうち、少なくとも1つに基づいて決定されることができる。ここで、ユーザー項目は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザープロフィールに含まれた項目と異なることができる。例えば、ユーザー項目は、所属学校、所属学年、所属学院、修学能力試験の選択科目などのように特定のイベントに関連する項目であることができる。
【0141】
ユーザーアカウントを介して入力されたユーザー項目は、例えば、ライン高校3年生であることができる。この場合、統計情報は、入力されたユーザー項目に基づき、ライン高校3年生(母集団)に属する複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定され得る。ここで、複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報は、統計情報の提供を受けるユーザーアカウントのユーザー活動情報を含むことができる。また、これらのユーザーアカウントのユーザー活動情報は、統計情報と一緒に表示されることができる。図22に図示されたインターフェース(2212)に表示されたように、統計情報は、例えば、ライン高校3年生に含まれる複数のユーザーアカウントの2019年4月の累計学習時間の平均(例えば、306時間)を含むことができる。また、ユーザーアカウント(@Choco)の累計学習時間である312時間が一緒に表示されることが可能であり、ライン高校3年生に含まれる複数のユーザーアカウントの2019年4月の累計学習時間と比較して、Chocoの記録は上位15%に該当するというメッセージがユーザーインターフェース(2214)に表示されることが可能である。
【0142】
一実施例によれば、統計情報は、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報と一緒に出力されることができる。ここで、ユーザーアカウントに関連する情報は、予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントのプロフィールに含まれた情報(例示:名前など)、ユーザーアカウントから入力されたユーザー項目(例えば、名前、選択科目、地域など)、ユーザーアカウントから収集されたモニタリング情報またはユーザーアカウントの活動情報のうち、少なくとも1つを含むことができる。例えば、図22に図示されたように、月別最高記録者のプロフィール情報、ユーザー項目およびユーザー活動情報が統計情報と一緒に出力されることができる。図22に図示されたように、ライン高校3年生内で2019年4月の最高記録達成者であるBossの累計学習時間である338時間というメッセージ(2214)が、統計情報(2212)と一緒に出力されることができる。
【0143】
図23は、本開示の一実施例によってソフトウェアボットを介して質問をし、チャットルームに含まれていないユーザーからの回答内容を受信する手続きの例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末から第1、第2および第3の動作(2310、2320、2330)を通じソフトウェアボットを介して質問をし、チャットルームに含まれていないユーザーから回答内容を受信することができる。
【0144】
一実施例において、ユーザーは、チャットルームで特定のイベントに関連するソフトウェアボットとのチャットボックスを通じて、特定のイベントに関連する質問のメッセージを入力することができる。第1の動作(2310)において、例えば、特定のイベントに関連するソフトウェアボットが2020年修学能力試験ボットである場合、ユーザーは、「@2020年修学能力試験ボット、質問して下さい」という内容のメッセージ(2312)を「2020年修学能力試験ファム」のチャットルームで入力することができる。これに対応して、2020年修学能力試験ボットは、データベース(240)から抽出されたメッセージをユーザーに提供することができる。例えば、ボットアカウントは、「何を聞いてみましょうか?」という内容のメッセージ(2314)をチャットボックスに提供することができる。これにより、ユーザーは、特定のイベントに関連する「証明して下さい」というメッセージと一緒に数学の問題を含む質問メッセージ(2316)を入力することができる。ユーザーが入力した質問メッセージの形態は、写真、映像、音声またはテキストのうち、少なくとも1つであり得るが、これに限定されず、質問内容を含めて送信できる他の形態を含むことができる。これに応答して、2020年修学能力試験ボットは、例えば、「質問をアップしました!>確認する」という内容のメッセージ(2318)をチャットルームに提供することができる。このとき、ユーザーが、「質問をアップしました!>確認する」という内容のメッセージ(2318)をタッチすると、その質問メッセージ(2316)を他のチャットルームに表示した結果、進行状況、回答有無などを確認することができる。
【0145】
一実施例において、2020年修学能力試験ボットは、質問メッセージ(2316)を入力したチャットルーム以外の他のチャットルーム(例えば、2020年修学能力試験ボットが参加している他のチャットルーム)に該当の質問メッセージを提供することができる。第2の動作(2320)に表示されたように、例えば、「質問が到着しました!>質問に対して回答する」という内容のメッセージ(2322)が、他のチャットボックスに表示されることができる。このとき、質問メッセージを受信した他のチャットルームは、質問メッセージが最初に入力されたチャットルームのような種類のイベントのために生成されたソフトウェアボットを使用するチャットルームであることができる。ただし、ユーザーの設定によって、他の種類のイベントに関連するソフトウェアボットから質問メッセージを受信することもできる。例えば、「質問が到着しました!>質問に対して回答する」という内容のメッセージ(2322)を提供されたチャットルームは、2020年修学能力試験ボットを使用するチャットルームであることができる。他の例において、当該のチャットルームは、2020年公務員試験ボットなどの他の種類のイベントに関連するボットアカウントを使用するチャットルームであることができ、この場合にもユーザーの設定によって、該当の質問メッセージを受信することができる。
【0146】
一実施例によれば、他のチャットルームに属しているユーザーは、受信した質問メッセージに対する応答メッセージを入力することができる。例えば、質問メッセージを入力した方式と同様に、ユーザーは、コマンドを使用して応答メッセージを自分のチャットルームに提供することができる。入力された応答メッセージは、質問メッセージをアップしたユーザーが属したチャットルームにボットアカウントを介して提供されることができる。第3の動作(2330)に図示されたように、2020年修学能力試験ボットは、他のチャットルームに属しているユーザーによって入力された応答メッセージを、既存のチャットルームを通じて出力することができる。例えば、「回答がアップされました!>確認する」という内容のメッセージ(2332)が、質問メッセージが入力されたチャットボックスに表示されることができる。
【0147】
図24は、本開示の一実施例によってユーザー情報を入力する例示を示す図である。ユーザーは、ユーザー端末でユーザープロフィールにおいて管理されていない特定のイベント(例えば、ダイエット)に関連するユーザー情報を入力することができる。例えば、ユーザー情報は、身長、体重、性別などであることができる。
【0148】
ユーザーは、チャットルームに含まれたユーザーアカウントを介してソフトウェアボット(例えば、ダイエットボット)と対話を進めることが可能であり、追加のユーザー情報(例えば、ユーザー項目)を入力することができる。図示されたように、ダイエットボットは、チャットルームへの参加と同時に予め決定されたメッセージをユーザーに提供することができる。例えば、ダイエットボットアカウントは、「こんにちは。[ダイエットボット]です!お友達に追加していただきありがとうございます。」という内容のメッセージ(2410)をチャットルームに提供することができる。
【0149】
一実施例によれば、ユーザーアカウントからユーザー項目の入力を受けるためのユーザーインターフェース(2422、2424)がチャットボックスの下部領域(2420)に表示されることができる。例えば、入力されたユーザー項目は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザープロフィールに含まれた項目と異なる項目であることができる。図示されたように、チャットボックスの下部領域(2420)に表示されたユーザー項目は、身長項目と体重項目を含むことができる。ユーザーは、入力しようとするユーザー項目に対応するユーザーインターフェース(2422および2424)をタッチして、その項目を入力することができる。
【0150】
以上では、ユーザーがユーザーインターフェース(2422、2424)を介して身長と体重を入力できるものとして説明したが、これに限定されず、ボディマス指数(BMI)、体脂肪指数、運動歴、性別などの身体や運動に関連する様々な項目を入力できるように構成することができる。
【0151】
図25は、本開示の一実施例によってモニタリング情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいてダイエットに関連するユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。情報提供システムは、ダイエットイベントに関連して予め決定されたモニタリング項目に基づいてモニタリング情報を収集することができる。例えば、モニタリング情報は、ユーザーが入力したテキストメッセージ、ユーザー端末の位置情報、ユーザー端末の位置情報に関連する時間情報を含むことができる。
【0152】
一実施例として、情報提供システムは、ユーザー端末から収集されたテキストメッセージ(例えば、「#start_workout」というコマンドを含むメッセージ)、追跡したユーザー端末の位置情報および追跡された位置に関連する時間情報に基づいて、ユーザー端末でログインしたユーザー(例えば、「Choco」)のユーザー活動情報を決定することができる。ここで、ユーザー活動情報は、ダイエットに関連するユーザー活動情報(例えば、運動時間、移動距離など)を含む。
【0153】
図25に図示されたように、ユーザーは、ユーザーアカウントを介してボットアカウント(「ダイエットボット」)が含まれたチャットボックスのテキストメッセージを入力することができる。例えば、ユーザーは、自分の運動開始を登録するために「#start_workout」というテキストメッセージ(2510)をダイエットボットが含まれたチャットルームに入力することができる。
【0154】
情報提供システムは、例えば、「#start_workout」というコマンドを含むテキストメッセージ(2510)に基づいて、ユーザー活動情報、例えば、ユーザー端末でログインしたChocoの運動開始時間(午前8時58分)を決定することができる。この場合、情報提供システムは、決定されたユーザー活動情報を含むメッセージ(2520)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(2520)は、「@Choco様は今日の午前8時58分から運動を始めました。がんばりましょう!!」という内容を含むことができる。
【0155】
情報提供システムは、例えば、運動の開始時間(第1の時間)に該当のユーザー端末が位置する第1の位置を、運動開始位置(例えば、城南市盆唐区ファンセウル路360番ギル42)として決定することができる。この場合、情報提供システムは、第1の位置情報を含むメッセージ(2530)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(2530)は、「@Choco様の現在位置は、城南市盆唐区ファンセウル路360番ギル42です。」という内容を含むことができる。
【0156】
情報提供システムは、ユーザー端末から追跡された位置情報に基づいて、該当のユーザー端末の移動状況(例えば、移動開始有無または移動中断有無)を決定することができる。この場合、情報提供システムは、移動開始の有無または移動中断の有無に関するメッセージ(2540)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(2540)は、「@Choco様の位置が城南市盆唐区ファンセウル路360番ギル42から移動されました。」という内容を含むことができる。
【0157】
情報提供システムは、ユーザー端末が第1の位置から移動した第2の位置情報(例えば、城南市盆唐区ソヒョン路180番ギル19)に関するメッセージ(2550)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(2550)は、「@Choco様の現在位置は、城南市盆唐区ソヒョン路180番ギル19です。」という内容を含むことができる。
【0158】
一実施例において、情報提供システムは、追跡された位置に基づいてユーザーの移動距離を決定することができる。例えば、追跡された位置に基づいて、ユーザー端末の第1の位置と第2の位置との間の距離(例えば、約2.14km)が決定され得る。第1の位置と第2の位置との間の距離は、直線距離であることができ、または地図情報に基づいた道路上の距離に該当することができる。
【0159】
一実施例によれば、情報提供システムは、追跡された位置をもとに、ユーザーの運動時間を決定することができる。例えば、ユーザー端末が第1の位置に位置する第1の時間(例えば、午前8時58分)と、第1の位置からユーザー端末が移動した第2の位置に位置する第2の時間(例えば、午前9時33分)を利用して、ユーザーの運動時間(例えば、35分)を決定することができる。この場合、情報提供システムは、移動距離および運動時間に関するメッセージ(2560)を、ボットアカウントを介してユーザーに送信することができる。例えば、メッセージ(2560)は、「@Choco様の移動距離は約2.14kmであり、現在の運動時間は35分です。」という内容を含むことができる。
【0160】
図26は、本開示の他の実施例によってモニタリング情報を収集し、収集されたモニタリング情報に基づいて、ダイエットに関連するユーザー活動情報を決定して出力する例示を示す図である。一実施例によれば、ユーザーは、図26に図示されたように「#finish_workout」というコマンドを含むメッセージ(2610)をチャットボックスに入力することができる。情報提供システムは、「#finish_workout」というコマンドを含むテキストメッセージ(2610)に基づいてユーザー活動情報、例えば、ユーザー端末でログインしたChocoの運動終了時間(午後12時45分)、運動時間、1日の歩数を決定することができる。情報提供システムは、ダイエットボットのアカウントを介して「@Choco様は今日の午後12時45分に運動を終了しました。」という内容の運動終了時間のメッセージ(2620)をチャットボックスに出力することができる。これと共に、ダイエットボットのアカウントは、「@Choco様の今日の運動時間は合計2時間5分です。」というメッセージ(2630)と、「@Choco様の今日歩いた歩数は合計5,200歩です。」というメッセージ(2640)を出力することができる。また、ダイエットボットのアカウントは「@Choco様の2019年4月の運動統計レポートを詳細に見る」というメッセージ(2650)を表示することができる。メッセージ(2650)には、「2019年4月の運動統計レポート」を閲覧できるリンクまたはユーザーインターフェースが含まれることができる。
【0161】
図26においては、「#finish_workout」というコマンドに応答してダイエットボットのアカウントが、運動時間、歩いた歩数および月の運動累計情報をメッセージ(2630、2640、2650)で提供するように図示されたが、運動終了時間のみユーザー活動情報として提供することができる。また、ユーザーは、月の累計運動時間を照会する別途のコマンドをチャットボックスに入力し、ダイエットボットのアカウントは、これらのコマンドに応じて月の累計運動時間をチャットボックスに提供することができる。
【0162】
図27は、ダイエットに関連する統計情報を出力する例示を示す図である。一実施例において、情報提供システムは、ダイエットボットと相互作用をするすべてのユーザー活動情報に基づいて統計情報を生成することができる。ユーザーは、チャットボックスを通じてダイエットボットに関連する統計情報を要求し、チャットボックスを通じて要求した統計情報の提供を受けることができる。一実施例によれば、ユーザーは、チャットボックスを通じて予め決定されたコマンドを入力し、統計情報を要求することができる。他の実施例によれば、チャットボックスは、ユーザーアカウントの統計情報を提供するための別のタブやアイコンなどを含むことができる。ユーザーから要求された統計情報は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して提供されることができる。これとは異なり、情報提供システムは、これらの統計情報を別の方法(例えば、電子メール、ウェブページ)でユーザーに提供することができる。
【0163】
一実施例によれば、統計情報は、ダイエットボットが含まれたユーザー端末のユーザーアカウントのユーザー活動情報および複数のチャットルームに属する他のユーザーアカウントの月の累計動時間情報に基づいて決定された統計情報を含むことができる。例えば、図27に図示されたように統計情報は、2019年5月のユーザーアカウントの累計運動時間を示す棒グラフ(2710)と、2019年5月のダイエットボットに関連するすべてのユーザーアカウントの累計運動時間に基づいて生成された最大累計運動時間および平均累計運動時間情報を示すグラフ情報(2720、2730)を含むことができる。また、ユーザーアカウントのユーザー活動情報や他のユーザーアカウントとの間の比較情報が統計情報に含まれることができる。例えば、「[2019年5月Report]Chocoの記録は60時間であり、上位60%に該当します。2020年ダイエットボットユーザーのうち、2019年5月の最高記録は85時間です。」という内容のテキストメッセージ(2740)がチャットボックスに表示されることができる。
【0164】
図28は、本開示の一実施例によるユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法を示すフローチャートである。ユーザー端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法は、特定のイベントに関連するソフトウェアボットをインスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントが含まれた第1のチャットルームに関連付けるステップ(S2810)で開始されることができる。
【0165】
その後、ステップ(S2820)で特定のイベントに関連するモニタリング情報を収集することができる。一実施例によれば、ユーザー端末は、第1のチャットルーム内でのユーザーアカウントが使用したビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つを収集し、収集されたビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つに基づいて、モニタリング情報を収集することができる。また、収集されたモニタリング情報(例えば、収集されたビデオ通話情報または音声通話情報のうち少なくとも1つ)に基づいて、ユーザー活動情報が決定されることができる。
【0166】
一実施例によれば、ユーザー端末は、ユーザー端末の動作情報を収集し、収集されたユーザー端末の動作情報に基づいてモニタリング情報を収集することができる。また、ユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)は、収集された動作情報から抽出された時間情報に基づいて決定されることができる。
【0167】
一実施例によれば、ユーザー端末は、ユーザー端末の位置を追跡して、モニタリング情報を収集することができる。また、追跡されたユーザー端末の位置に基づいて、ユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)が決定されることができる。一実施例において、ユーザーの活動時間情報は、予め決定された位置とユーザー端末の追跡された位置との間の比較結果に基づいて決定されることができる。他の実施例において、ユーザーの活動時間情報は、ユーザー端末の追跡された位置から算出されたユーザー端末の移動時間に基づいて決定されることができる。
【0168】
次に、ユーザー端末によって、収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザーアカウントのユーザー活動情報を出力するステップ(S2830)が実行されることができる。例えば、決定されたユーザーアカウントのユーザー活動情報は、特定のイベントに関連するユーザーの活動時間情報を含むことができる。
【0169】
一実施例において、決定されたユーザー活動情報(例えば、ユーザーの活動時間情報)と予め決定された基準時間情報を比較することができ、比較結果に基づいて、ユーザーの活動時間情報と前記予め決定された基準時間情報との間の比較結果に関連する応答メッセージをユーザーに提供または出力することができる。
【0170】
一実施例において、ユーザー端末は、ユーザーアカウントを介して決定されたユーザー活動情報を変更するためのコマンドの入力を受けることができる。この場合、決定されたユーザー活動情報は、ユーザーアカウントから入力されたコマンドに基づいて変更されることができ、変更されたユーザー活動情報がユーザーインターフェースを介して出力されることができる。また、ユーザー端末は、ユーザーアカウントを介してユーザー活動情報を照会するためのコマンドの入力を受けることができる。ユーザーアカウントから入力されたコマンドに基づいて、コマンドに対応するユーザー活動情報がユーザーインターフェースを介して提供されることができる。
【0171】
また、ステップ(S2840)において、第1のチャットルームおよびソフトウェアボットに関連する第2のチャットルームに含まれた複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報に基づいて決定された統計情報が出力されることができる。例えば、複数のユーザーアカウントのユーザー活動情報は、収集されたモニタリング情報に基づいて決定されたユーザーアカウントのユーザー活動情報を含むことができる。一実施例によれば、ユーザー端末は、モニタリング情報をインスタントメッセージングアプリケーションの他のユーザーアカウントと共有することに関する同意の可否を受信することができ、ユーザーがインスタントメッセージングアプリケーションのユーザーアカウントを介してモニタリング情報の共有に同意した場合、決定された統計情報をユーザーアカウントに提供することができる。
【0172】
一実施例において、ユーザーに提供される統計情報は、特定のイベントに関する予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する情報を含むことができ、特定のイベントに関する予め決定された基準以上の記録を達成したユーザーアカウントに関連する映像情報がさらに提供されることができる。
【0173】
一実施例において、統計情報は、ユーザーアカウントと同じ母集団に属するユーザーアカウントに関する統計情報を含むことができる。
【0174】
ユーザー活動情報、ユーザーアカウントと同じ母集団に属する1つ以上の他のユーザーアカウントのユーザー活動情報をさらに含むことができる。ここで、母集団は、ユーザーアカウントのユーザープロフィールまたは前記ユーザーアカウントを介して入力された追加のユーザーの情報のうち、少なくとも1つによって決定されることができる。
【0175】
前述したインスタントメッセージングアプリケーションを介した情報提供方法は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードで実現されることもできる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが格納されるすべての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがある。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで接続されたコンピュータシステムに分散され、分散方式で、コンピュータで読み取り可能なコードが格納され、実行されることができる。そして、前記実施例を実現するための機能的な(functional)プログラム、コードおよびコードセグメントは、本発明の属する技術分野のプログラマーによって容易に推論されることができる。
【0176】
本開示の方法、動作、または技法は、様々な手段によって実現されることもできる。例えば、これらの技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実現されることもできる。本願の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせで実現され得るということを当業者は理解できる。ハードウェアおよびソフトウェアのこのような相互代替を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップが、それらの機能的観点から一般的に上述された。そのような機能がハードウェアとして実現されるか否か、またはソフトウェアとして実現されるか否かは、特定のアプリケーションとシステム全体に課される設計要件に応じて異なるようになる。当業者は、それぞれの特定のアプリケーションのために様々な方式で説明された機能を実現することもできるが、そのような実現は、本開示の範囲を逸脱するものと解釈されてはならない。
【0177】
ハードウェアの実現において、技法を実行するために利用されるプロセッシングユニットは、1つ以上のASIC、DSP、デジタル信号プロセッシングデバイス(digital signal processing devices; DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices; PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays; FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示で説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内で実現されることもできる。
【0178】
従って、本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートやトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本願において説明された機能を実行するように設計されたものの任意の組み合わせで実現されたり、実行されたりすることもできる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることもできるが、その他にもプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであることもできる。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の構成の組み合わせで実現されることもできる。
【0179】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実現において、技法は、ランダムアクセスメモリ(random access memory; RAM)、読み出し専用メモリ(read-only memory; ROM)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory; NVRAM)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(compact disc; CD)、磁気または光データストレージデバイスなどのコンピュータで読み取り可能な媒体上に格納されたコマンドで実現されることもできる。コマンドは、1つ以上のプロセッサによって実行することができ、プロセッサに本開示において説明された機能の特定の態様を実行させることもできる。
【0180】
ソフトウェアで実現される場合、前記の技法は、1つ以上のコマンドまたはコードとしてコンピュータで読み取り可能な媒体上に格納されたり、またはコンピュータで読み取り可能な媒体を通じて送信されたりすることもできる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含めてコンピュータ格納媒体および通信媒体の両者を含む。格納媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であることもできる。非限定的な例として、これらのコンピュータで読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または所望のプログラムコードをコマンドまたはデータ構造の形態に移送または格納するために使用されることができ、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続がコンピュータで読み取り可能な媒体に適切に称される。
【0181】
例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、Webサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義内に含まれる。本明細書において使用されるディスク(disk)とディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD、(digital versatile disc)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disks)は、通常、磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(discs)は、レーザーを利用して光学的にデータを再生する。前記の組み合わせもコンピュータで読み取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0182】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROM、または公知された任意の他の形態の格納媒体内に常駐することもできる。例示的な格納媒体は、プロセッサが格納媒体から情報を読み出したり、格納媒体に情報を記録したりすることができるように、プロセッサに接続されることができる。代案として、格納媒体は、プロセッサに統合されることもできる。プロセッサと格納媒体は、ASIC内に存在することもできる。ASICは、ユーザー端末内に存在することもできる。代案として、プロセッサと格納媒体は、ユーザー端末において個別のコンポーネントとして存在することもできる。
【0183】
以上で説明された実施例が1つ以上のスタンドアロンコンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述されたが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境と連携して実現されることもできる。さらに、本開示における主題の様相は、複数のプロセッシングチップやデバイスで実現されることもでき、ストレージは、複数のデバイスにわたって同様に影響を受けることもできる。これらのデバイスは、PC、ネットワークサーバおよびハンドヘルドデバイスを含むこともできる。
【0184】
本明細書において、本開示は一部の実施例に関連して説明されたが、本開示の発明の属する技術分野の通常の技術者が理解できる本開示の範囲を逸脱しない範囲で様々な変形および変更が行われることができる。また、そのような変形および変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものとして考えなければならない。
【0185】
本発明は、更に以下の課題を解決する。
【0186】
インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを使用して、インスタントメッセージングアプリケーションを介して連結された様々な興味を有するユーザーを対象に、特定のイベントに関心のあるユーザーを抽出してユーザー活動情報を収集し、これに関する統計情報を提供する方法およびシステムが提供される。
【0187】
インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを使用して、特定のイベントに対して拡張された母集団に所属しているユーザー活動情報を収集し、これに関する統計情報を提供する方法およびシステムが提供される。
【0188】
本発明は、更に以下の効果を達成する。
【0189】
本開示の一部実施例によれば、インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを使用して、特定のイベントに関連する複数のチャットルームに含まれているユーザー活動情報を収集することによって、特定のイベントに関連するユーザーに関する有意味な統計情報を取得することができる。
【0190】
本開示の一部実施例によれば、インスタントメッセージングアプリケーション上で提供される様々な種類のソフトウェアボットのうち、ユーザーが関心のある特定のイベントに関連するソフトウェアボットを友達に追加したり、チャットルームに招待するインターフェースを提供したりして、同じソフトウェアボットを使用するユーザーに拡張されたソーシャルグラフを活用して統計情報を提供することができる。
【符号の説明】
【0191】
112、114、116:ユーザー端末
120:ネットワーク
130:情報提供システム
210:接続管理部
220:ユーザー情報格納部
230:処理部
240:データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13
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図15
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図19
図20
図21
図22
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図26
図27
図28