(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】仮想現実のための映像出力方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G02B 27/02 20060101AFI20240806BHJP
A24F 40/60 20200101ALI20240806BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20240806BHJP
A24F 40/50 20200101ALI20240806BHJP
A24F 40/90 20200101ALI20240806BHJP
【FI】
G02B27/02 Z
A24F40/60
A24F40/65
A24F40/50
A24F40/90
(21)【出願番号】P 2023510489
(86)(22)【出願日】2022-11-24
(86)【国際出願番号】 KR2022018659
(87)【国際公開番号】W WO2023128293
(87)【国際公開日】2023-07-06
【審査請求日】2023-02-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0191373
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヨー、ソ ヒー
(72)【発明者】
【氏名】アン、ビェオンヨン
(72)【発明者】
【氏名】リー、セオンボン
(72)【発明者】
【氏名】リー、ジュンフイ
【審査官】鈴木 俊光
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-503707(JP,A)
【文献】国際公開第2021/071208(WO,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1994297(KR,B1)
【文献】中国実用新案第203859549(CN,U)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0115679(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0033405(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0107395(KR,A)
【文献】特表2019-518536(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106033145(CN,A)
【文献】欧州特許出願公開第03838004(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/01 - 27/02
A24F 40/00 - 40/95
H04N 5/64
H04N 13/344
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想現実装置は、
透明な材質の基板と、
前記基板の第1面上に配置され、前記基板とレンズとの間に空間を形成するスクリーンと、
前記スクリーンの第1
ステージに配置される1つ以上のレンズと、
を含み、
前記スクリーンは、前記基板と前記レンズとの間の距離を調整できる複数の
ステージを含み、
前記スクリーンの前記複数の
ステージのうち、断面積の広い第1
ステージが断面積の狭い第2
ステージを内部に含むことができ
、
前記基板に接続されて電子装置との接続を提供する連結部をさらに含み、
前記連結部を介して前記基板の第2面が前記電子装置のディスプレイに接するように前記電子装置に接続され、
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置するように前記連結部の連結軸を中心に前記基板が前記電子装置に対して回転でき、
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置した状態で前記連結部の内部空間にエアロゾル生成装置が配置される、仮想現実装置。
【請求項2】
前記基板又は前記スクリーンに接続されて前記仮想現実装置をユーザの顔面に固定させることができる固定部材をさらに含む、請求項1に記載の仮想現実装置。
【請求項3】
前記電子装置は移動通信端末である、請求項
1に記載の仮想現実装置。
【請求項4】
前記エアロゾル生成装置は、
バッテリと、
エアロゾル生成基質を含むカートリッジと、
前記カートリッジに熱を加えるコイルと、
前記エアロゾル生成装置の状態を検出する検出部と、
前記エアロゾル生成装置の状態情報を外部装置に送信する通信部と、
前記エアロゾル生成装置を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、
前記検出部を介して前記エアロゾル生成装置の状態を検出することにより状態情報を生成し、
前記生成された状態情報を前記エアロゾル生成装置と無線通信
で接続された前記電子装置に送信する、請求項
1に記載の仮想現実装置。
【請求項5】
仮想現実システムは、
電子装置と、
エアロゾル生成装置と、
仮想現実装置と、
を含み、
前記エアロゾル生成装置は、前記エアロゾル生成装置の状態を検出することにより検出情報を生成し、前記生成された状態情報を前記エアロゾル生成装置と無線通信
で接続された前記電子装置に送信し、
前記電子装置は、前記状態情報に対応するターゲット映像を生成し、前記電子装置のディスプレイを介して前記ターゲット映像を出力し、
前記ターゲット映像が前記仮想現実装置を介してユーザの目に伝達されることによって
ユーザに仮想現実が提供される、仮想現実システム
であって、
前記仮想現実装置は、
透明な材質の基板と、
前記基板の第1面上に配置され、前記基板とレンズとの間に空間を形成するスクリーンと、
前記スクリーンの第1ステージに配置される1つ以上のレンズと、
を含み、
前記スクリーンは、前記基板と前記レンズとの間の距離を調整できる複数のステージを含み、
前記スクリーンの前記複数のステージのうち、断面積の広い第1ステージが断面積の狭い第2ステージを内部に含むことができ、
前記基板に接続されて前記電子装置との接続を提供する連結部をさらに含み、
前記連結部を介して前記基板の第2面が前記電子装置のディスプレイに接するように前記電子装置に接続され、
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置するように前記連結部の連結軸を中心に前記基板が前記電子装置に対して回転でき、
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置した状態で前記連結部の内部空間に前記エアロゾル生成装置が配置される、仮想現実システム。
【請求項6】
前記エアロゾル生成装置は、
バッテリと、
エアロゾル生成基質を含むカートリッジと、
前記カートリッジに熱を加えるコイルと、
前記エアロゾル生成装置の状態を検出する検出部と、
前記状態情報を外部装置に送信する通信部と、
前記エアロゾル生成装置を制御する制御部と、
を含む、請求項
5に記載の仮想現実システム。
【請求項7】
前記エアロゾル生成装置は、前記電子装置の一側面に前記エアロゾル生成装置を付着するための磁石をさらに含む、請求項
6に記載の仮想現実システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記磁石を介して前記エアロゾル生成装置が前記電子装置の前記一側面に付着されている場合、無線充電方式で前記バッテリを充電する、請求項
7に記載の仮想現実システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態はユーザに映像を出力する技術に関し、具体的に、エアロゾル生成装置を使用するユーザに映像を出力する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近来、電子タバコに対する需要が次第に増加している。また、このように電子タバコに対する需要が増加するにつれて、電子タバコに関する機能が持続的に開発されている。特に、電子タバコの種類及び特性による関連機能が持続的に開発されている。特に、電子タバコの種類及び特性による関連機能が持続的に開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一実施形態は、仮想現実のための映像を出力するシステムを提供する。
【0004】
一実施形態は、ユーザに仮想現実を提供するためのレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る、仮想現実装置は、透明な材質の基板と、前記基板の第1面上に配置され、前記基板とレンズとの間に空間を形成するスクリーンと、前記スクリーンの第1端に配置される1つ以上のレンズとを含み、前記スクリーンは、前記基板と前記レンズとの間の距離を調整できる複数の端を含み、前記スクリーンの前記複数の端のうち、断面積の広い第1端が断面積の狭い第2端を内部に含むことができる。
【0006】
前記仮想現実装置は、前記基板又は前記スクリーンに接続されて前記仮想現実装置をユーザの顔面に固定させることができる固定部材をさらに含むことができる。
【0007】
前記仮想現実装置は、前記基板に接続されて電子装置との接続を提供する連結部をさらに含む、ことができる。
【0008】
前記電子装置は移動通信端末であり得る。
【0009】
前記連結部を介して前記基板の第2面が前記電子装置のディスプレイに接するように前記電子装置に接続されることができる。
【0010】
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置するように前記連結部の連結軸を中心に前記基板が前記電子装置に対して回転することができる。
【0011】
前記基板と前記電子装置との間に前記スクリーンが位置した状態で前記連結部の内部空間にエアロゾル生成装置が配置されることができる。
【0012】
前記エアロゾル生成装置は、バッテリと、エアロゾル生成基質を含むカートリッジと、前記カートリッジに熱を加えるコイルと、前記エアロゾル生成装置の状態を検出する検出部と、前記状態情報を外部装置に送信する通信部と、前記エアロゾル生成装置を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記検出部を介して前記エアロゾル生成装置の状態を検出することにより状態情報を生成し、前記生成された状態情報を前記エアロゾル生成装置と無線通信に接続された前記電子装置に送信することができる。
【0013】
一実施形態に係る仮想現実システムは、電子装置と、エアロゾル生成装置と、仮想現実装置と、を含み、前記エアロゾル生成装置は、前記エアロゾル生成装置の状態を検出することにより検出情報を生成し、前記生成された状態情報を前記エアロゾル生成装置と無線通信に接続された前記電子装置に送信し、前記電子装置は、前記状態情報に対応するターゲット映像を生成し、前記電子装置のディスプレイを介して前記ターゲット映像を出力し、前記ターゲット映像が前記仮想現実装置を介してユーザの目に伝達されることによって常時ユーザに仮想現実が提供される。
【0014】
前記エアロゾル生成装置は、バッテリと、エアロゾル生成基質を含むカートリッジと、前記カートリッジに熱を加えるコイルと、前記エアロゾル生成装置の状態を検出する検出部と、前記状態情報を外部装置に送信する通信部と、前記エアロゾル生成装置を制御する制御部とを含むことができる。
【0015】
前記エアロゾル生成装置は、前記電子装置の一側面に前記エアロゾル生成装置を付着するための磁石をさらに含むことができる。
【0016】
前記制御部は、前記磁石を介して前記エアロゾル生成装置が前記電子装置の前記一側面に付着されている場合、無線充電方式で前記バッテリを充電することができる。
【0017】
前記仮想現実装置は、透明な材質の基板と、前記基板の第1面上に配置され、前記基板とレンズとの間に空間を形成するスクリーンと、前記スクリーンの第1端に配置される1つ以上のレンズとを含み、前記スクリーンは、前記基板と前記レンズとの間の距離を調整できる複数の端を含み、複数の端のうち断面積の広い第1端が、断面積が狭い第2端を内部に含むことができる。
【0018】
前記仮想現実装置は、前記基板に接続されて前記電子装置との接続を提供する連結部をさらに含むことができる。
【0019】
前記連結部を介して前記基板の第2面が前記電子装置のディスプレイに接するように前記電子装置に接続されることができる。
【発明の効果】
【0020】
仮想現実のための映像を出力するシステムを提供することができる。
【0021】
ユーザに仮想現実を提供するためのレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】一実施形態に係る映像を出力するシステムを示す。
【
図2】一実施形態に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【
図3】他の例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【
図4】一実施形態に係るエアロゾル生成装置によって実行される状態情報送信方法のフローチャートである。
【
図6】一実施形態に係る電子装置により行われる映像出力方法のフローチャートである。
【
図7】一例に係る算出された煙霧量に基づいて映像を生成する方法のフローチャートである。
【
図8】一例に係るユーザが呼気を行うか否に基づいてターゲット映像を生成する方法のフローチャートである。
【
図9A】一実施形態に係る仮想現実装置の構造を示す。
【
図9B】一実施形態に係る仮想現実装置の構造を示す。
【
図9C】一実施形態に係る仮想現実装置の構造を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0024】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、「第1構成要素」は「第2構成要素」に命名することができ、同様に、「第2構成要素」は「第1構成要素」にも命名することができる。
【0025】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0026】
単数の表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り複数の表現を含む。本開示において、「含む」又は「有する」などの用語は、説明された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものが存在するものと指定しようとするものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0027】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0028】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0029】
図1は、一実施形態に係る映像を出力するシステムを示す。
【0030】
一実施形態によれば、映像を出力するシステム100は、電子装置110及びエアロゾル生成装置120及び仮想現実装置130を含む。例えば、電子装置110は、スマートフォンのような移動通信端末であってもよい。電子装置110の構成図が
図5を参照して詳細に説明されている。例えば、エアロゾル生成装置120は、電子タバコ装置又は喫煙スティックのように命名される。エアロゾル生成装置120について、以下の
図2及び
図3を参照して詳細に説明される。
【0031】
ユーザは、エアロゾル生成装置120が生成したエアロゾルを提供されることで喫煙することができる。例えば、エアロゾル生成装置120は、エアロゾル生成装置120内の液体型カートリッジ又は固体型カートリッジ内の物質を用いてエアロゾルを生成してもよい。エアロゾル生成装置120がエアロゾルを生成する方法については、記載の実施形態に限定されない。
【0032】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置120は、エアロゾル生成装置120に含まれた様々なセンサを用いてユーザの喫煙に関する情報を生成し、生成された情報を電子装置110に送信する。電子装置110は、受信した情報に対応する映像を生成することができる。例えば、生成された映像は、ユーザに仮想現実(virtual reality:VR)又は拡張現実(augmented reality:AR)を提供するための映像であってもよい。
【0033】
一実施形態によれば、電子装置110を介して出力された映像は、仮想現実装置130を介してユーザの目に伝達され、ユーザは、提供された映像を介して仮想現実を体験することができる。仮想現実装置130は、基板130、スクリーン134及び1つ以上のレンズ136,138を含む。例えば、基板130は透明な材質であってもよい。例えば、スクリーン134は、基板130の第1面上に配置され、基板130及びレンズ136,138間の距離を調整できる複数の端を含んでもよい。複数の端のうち断面積の広い第1端は、相対的に断面積の狭い第2端を内部に含むことができる。例えば、複数の端が4つの端を含んでいる場合、断面積が最も広い第1端が、第2端、第3端及び第4端を順次に内部に含むことができる。例えば、レンズ136,138は、スクリーン134の第1端に配置されてもよい。例えば、レンズ136,138は、超薄膜レンズであってもよい。
【0034】
一実施形態によれば、仮想現実装置130は、電子装置110のケース又はアクセサリのような形態に製造されることができる。
【0035】
一例に係る仮想現実装置130の構造について、下記の
図9Aから
図9Cを参照して詳しく説明される。
【0036】
一実施形態によれば、電子装置110及び仮想現実装置130の組み合わせは、HMD(head mounted device)を構成している。ユーザは、電子装置110が結合された仮想現実装置130をHMDとして頭に着用できる。
【0037】
例えば、エアロゾル生成装置120は、視覚的に観察され得る煙(例えば、副流煙)を発生させないが、ユーザは、電子装置110及び仮想現実装置130を介して提供される仮想現実の映像を介して煙を視覚的に観察することができる。電子装置110は、エアロゾル生成装置120を介して喫煙過程のうちの吸気状態及び呼気状態を決定し、決定された状態に対応する映像を生成及び出力することができる。
【0038】
以下で、
図2~
図8を参照してシステム100に対して詳細に説明される。
【0039】
図2は、一実施形態に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0040】
一実施形態に係るエアロゾル生成装置200(例えば、エアロゾル生成装置120)は、ハウジング210、検出部220、交換型カートリッジ230、コイル240、バッテリ250、通信部260、及び制御部270を含む。例えば、コイル240は、バッテリ250からエネルギーが供給されて熱を発生させ得る。コイル240によって発生した熱を用いて交換型カートリッジ82はエアロゾルを生成する。ユーザは、開口部212を介して生成されたエアロゾルを吸入できる。交換型カートリッジ82内の物質は、液体型又は固体型であってもよい。交換型カートリッジ82内の物質は、エアロゾル生成基質であってもよい。さらに、交換型カートリッジ82内の物質は、タバコの香り、アロマの香りなどの様々な香りが加香されてもよい。
【0041】
一実施形態によれば、検出部220は1つ以上のバイオセンサを含んでもよい。例えば、バイオセンサは、血圧センサ、心電図センサ、血中酸素飽和度センサのうちの1つ以上を含んでもよい。バイオセンサは、ユーザの生体信号を測定できるセンサを含むが、記載の実施形態に限定されない。ユーザがエアロゾル生成装置200を取った場合、ユーザの生体信号が測定されることができる。
【0042】
一実施形態によれば、検出部220は、ユーザの体成分を測定できるセンサを含むことができる。例えば、体成分は、骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量を含んでもよい。ユーザがエアロゾル生成装置200を取った場合、ユーザの体成分が測定されることができる。
【0043】
一実施形態によれば、検出部220は、パフ検出センサ及び温度検出センサを含む。また、エアロゾル生成装置200は外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする構造で製造できる。
【0044】
一実施形態によれば、検出部220は圧力センサを含む。例えば、圧力センサは、ユーザが口でエアロゾル生成装置200の開口部をくわえたか否かを検出する。
【0045】
一実施形態によれば、検出部220は赤外線センサを含む。例えば、赤外線センサは、赤外線を用いてエアロゾル生成装置200とユーザ又は電子装置(例えば、
図1の電子装置110)間の距離を測定する。異なる例として、赤外線センサは、ユーザが開口部をくわえた場合、口の中で反射する熱を検出し温度を測定してもよい。更なる例として、赤外線センサは、ユーザが開口部をくわえた場合、遮断される赤外線を検出してもよい。赤外線の遮断の有無に基づいてユーザの吸気行為及び呼気行為が、エアロゾル生成装置200又は電子装置110によって決定され得る。
【0046】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置200は、検出部220の1つ以上のセンサを用いてユーザの吸気を検出し、ユーザの吸気に対する吸気情報を生成することができる。例えば、吸気情報は、ユーザの吸気による気流の平均流速、気流が通過するチャネルの断面積、及び吸引抵抗の持続時間のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0047】
一実施形態によれば、検出部220は、エアロゾル生成装置の周辺の二酸化炭素の量を測定する二酸化炭素センサを含む。二酸化炭素センサは、状態情報として二酸化炭素の量を測定することができる。例えば、二酸化炭素センサの値は、ユーザの呼気による吐き出す息によって増加してもよい。
【0048】
一実施形態によれば、バッテリ250は、エアロゾル生成装置200が動作するために使用される電力を供給することができる。バッテリ250は、コイル240が加熱できるように電力を供給する。また、バッテリ250は、エアロゾル生成装置200内に備えられた異なる構成(例えば、検出部220、通信部260及び制御部270)の動作に必要な電力を供給する。バッテリ250は、充電可能なバッテリや使い捨てバッテリであってもよい。例えば、バッテリ94は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリであってもよいが、記載された実施形態に制限されない。
【0049】
一実施形態によれば、通信部260は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含むことができる。例えば、通信部260は、近距離通信部及び無線通信部を含んでもよい。
【0050】
一実施形態によれば、制御部270は、少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイとして実現されてもよく、汎用的なマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサで実行されるプログラムが格納されたメモリの組み合わせとして実現されてもよい。また、他の形態のハードウェアで実現できることを本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解できるのであろう。制御部270は、エアロゾル生成装置200の他の構成(例えば、検出部220及び通信部260)を制御することができる。
【0051】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置200は、磁石280をさらに含む。例えば、磁石280によってエアロゾル生成装置200は、電子装置(例えば、
図1の電子装置110)の一側面に付着される。エアロゾル生成装置200が電子装置に付着されている場合、電子装置から送信されるエネルギーを用いてバッテリ250が無線充電方式により充電され得る。
【0052】
図3は、他の例に係るエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0053】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置300(例えば、
図1のエアロゾル生成装置120又は
図2のエアロゾル生成装置200)は、制御部310、検出部320、出力部330、バッテリ340、ヒーター350、ユーザ入力部360、メモリ370、及び通信部380を含む。但し、エアロゾル生成装置300の内部構造は
図3に制限されない。すなわち、エアロゾル生成装置300の設計に応じて、
図3に示された構成のうち一部が省略されたり新しい構成がさらに追加されたりし得ることを、本実施形態に関する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解できる。
【0054】
検出部320は、エアロゾル生成装置300の状態又はエアロゾル生成装置300周辺の状態を検出し、検出された情報を制御部310に伝達する。制御部310は、前記検出された情報に基づいて、ヒーター350の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例えば、カートリッジなど)の挿入の有無判断、通知表示などのような様々な機能が実行されるようにエアロゾル生成装置300を制御することができる。
【0055】
検出部320は、温度センサ322、挿入検出センサ324、及びパフセンサ326のうち少なくとも1つを含むが、これに制限されない。例えば、検出部320は、
図2を参照して前述の検出部220のセンサを含んでもよい。
【0056】
温度センサ322は、ヒーター350(又は、エアロゾル生成物質)が加熱する温度を検出する。エアロゾル生成装置300は、ヒーター350の温度を検出する別途の温度センサを含んだり、ヒーター350そのものが温度センサの役割を行ったりしてもよい。又は、温度センサ322は、エアロゾル生成装置300の開口部の温度を監視するように開口部の周辺に配置されたものであってもよい。
【0057】
挿入検出センサ324は、エアロゾル生成物品の挿入及び/又は除去を検出する。例えば、挿入検出センサ324は、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ、及び赤外線センサのうち少なくとも1つを含んでもよく、エアロゾル生成物品が挿入及び/又は除去されることに伴う信号変化を検出することができる。
【0058】
パフセンサ326は、気流通路又は気流チャネルの様々な物理的変化に基づいてユーザのパフを検出する。例えば、パフセンサ326は、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化、及び圧力変化のいずれか1つに基づいてユーザのパフを検出することができる。
【0059】
検出部320は、前述したセンサ322~326の他に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例えば、GPS)、近接センサ、及びRGBセンサ(illuminance sensor)のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。各センサの機能は、その名称から当業者が直観的に推論できるため、具体的な説明は省略される。
【0060】
出力部330は、エアロゾル生成装置300の状態に関する情報を出力してユーザに提供する。出力部330は、ディスプレイ部332、ハプティック部334、及び音響出力部336のうち少なくとも1つを含むが、これに限定されることはない。ディスプレイ部332とタッチパッドがレイヤ構造をなしてタッチスクリーンから構成される場合、ディスプレイ部332は、出力装置以外に入力装置として使用されてもよい。
【0061】
ディスプレイ部332は、エアロゾル生成装置300に関する情報をユーザに視覚的に提供することができる。例えば、エアロゾル生成装置300に関する情報は、エアロゾル生成装置300のバッテリ340の充電/放電状態、ヒーター350の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態又はエアロゾル生成装置300の使用が制限される状態(例えば、異常物品検出)などの様々な情報を意味し、ディスプレイ部332は前記情報を外部に出力する。ディスプレイ部332は、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などであってもよい。また、ディスプレイ部332はLED発光素子の状態であってもよい。
【0062】
ハプティック部334は、電気的信号を機械的な刺激又は電気的な刺激に変換してエアロゾル生成装置300に関する情報をユーザに触覚的に提供することができる。例えば、ハプティック部334は、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含んでもよい。
【0063】
音響出力部336は、エアロゾル生成装置300に関する情報をユーザに聴覚的に提供する。例えば、音響出力部336は、電気信号を音響信号に変換して外部に出力してもよい。
【0064】
バッテリ340は、エアロゾル生成装置300が動作するために使用される電力を供給する。バッテリ340は、ヒーター350が加熱できるように電力を供給する。また、バッテリ340は、エアロゾル生成装置300内に備えられた他の構成(例えば、検出部320、出力部330、ユーザ入力部360、メモリ370、及び通信部380)の動作に必要な電力を供給する。バッテリ340は、充電可能なバッテリや使い捨てバッテリであってもよい。例えば、バッテリ340は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリであってもよいが、これに制限されることはない。
【0065】
ヒーター350は、バッテリ340から電力が供給されてエアロゾル生成物質を加熱する。例えば、ヒーター350は、低電力コイル(例えば、
図2のコイル240)であってもよい。
【0066】
図3に示されていないが、エアロゾル生成装置300は、バッテリ340の電力を変換してヒーター350に供給する電力変換回路(例えば、DC/DCコンバータ)をさらに含んでもよい。また、エアロゾル生成装置300が誘導加熱方式でエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置300は、バッテリ340の直流電源を交流電源に変換するDC/ACコンバータをさらに含んでもよい。
【0067】
制御部310、検出部320、出力部330、ユーザ入力部360、メモリ370及び通信部390は、バッテリ340から電力が供給されて機能を行うことができる。
図3に示されていないが、バッテリ340の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low dropout)回路又は電圧レギュレータ回路をさらに含んでもよい。
【0068】
一実施形態において、ヒーター350は、任意の適切な電気抵抗性物質から形成される。例えば、適切な電気抵抗性物質は、タイタニウム、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロミウム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属又は金属合金であってもよいが、これに制限されることはない。また、ヒーター350は、金属熱線(wire)、電気伝導性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などで実現されるが、これに制限されることはない。
【0069】
他の実施形態において、ヒーター350は、誘導加熱方式のヒーターであってもよい。例えば、ヒーター350は、コイルにより印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプターを含んでもよい。
【0070】
一実施形態において、ヒーター350は複数のヒーターを含む。例えば、ヒーター350は、第1カートリッジを加熱するための第1ヒーター及び第2カートリッジを加熱するための第2ヒーターを含む。第1カートリッジ及び第2カートリッジは、互いに異なるエアロゾル生成物質を含む。
【0071】
ユーザ入力部360は、ユーザから入力された情報を受信したり、ユーザに情報を出力したりする。例えば、ユーザ入力部360は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線検出方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあり得るが、これに限定されることはない。また、
図3に示されていないが、エアロゾル生成装置300は、USB(universal serial bus)インターフェースなどのような接続インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースなどのような接続インターフェースを介して他の外部装置に接続されて情報を送受信したり、バッテリ340を充電したりすることができる。
【0072】
メモリ370は、エアロゾル生成装置300内で処理される各種のデータを格納するハードウェアとして、制御部310で処理されたデータ及び処理されるデータを格納する。メモリ370は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(random access memory)SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの格納媒体を含む。メモリ370は、エアロゾル生成装置300の動作時間、最大のパフ回数、現在のパフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに対するデータなどを格納する。
【0073】
通信部380は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含む。例えば、通信部380は、近距離通信部382及び無線通信部384を含む。
【0074】
近距離通信部(short-range wireless communication unit)382は、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth Low Energy)通信部、近距離無線通信部(Near Field Communication unit)、WLAN(ワイファイ(登録商標))通信部、ジグビー(登録商標)(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA、infrared Data Association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標))通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などを含むが、これに制限されることはない。
【0075】
無線通信部384は、セルラーネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)通信部などを含むが、これに制限されることはない。無線通信部384は、加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI)を用いて通信ネットワーク内でエアロゾル生成装置300を確認及び認証してもよい。
【0076】
制御部310は、エアロゾル生成装置300の全般的な動作を制御する。一実施形態において、制御部310は少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイとして実現されてもよく、汎用的なマイクロプロセッサとこのマイクロプロセッサとして実行されるプログラムが格納されたメモリの組み合わせで実現されてもよい。また、他の形態のハードウェアで実現され得ることを、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解できるのであろう。
【0077】
制御部310は、バッテリ340の電力をヒーター350に供給することを制御することで、ヒーター350の温度を制御することができる。例えば、制御部310は、バッテリ340とヒーター390との間のスイッチング素子のスイッチングを制御することによって電力供給を制御することができる。異なる例として、制御部310の制御命令に応じて加熱直接回路がヒーター350に対する電力供給を制御してもよい。
【0078】
制御部310は、検出部320によって検出された結果を分析し、その後に実行される処理を制御することができる。例えば、制御部310は、検出部320によって検出された結果に基づいて、ヒーター350の動作が開示又は終了するようにヒーター350に供給される電力を制御することができる。他の例として、制御部310は、検出部320によって検出された結果に基づいて、ヒーター350が所定の温度まで加熱したり適切な温度を保持したりできるようにヒーター350に供給される電力量及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0079】
制御部310は、検出部320によって検出された結果に基づいて出力部330を制御することができる。例えば、パフセンサ326を介してカウントされたパフ回数が予め設定された回数に達すると、制御部310は、ディスプレイ部332、ハプティック部334、及び音響出力部336のうち少なくとも1つを介してユーザにエアロゾル生成装置300が直ちに終了することを予告する。
【0080】
一実施形態において、制御部310は、検出部320によって検出されたエアロゾル生成物品の状態に応じて、ヒーター350に対する電力供給時間及び/又は電力供給量を制御することができる。
【0081】
図4は、一実施形態に係るエアロゾル生成装置によって実行される状態情報送信方法のフローチャートである。
【0082】
以下の動作410~450は、アゾール生成装置(例えば、
図1のエアロゾル生成装置120、
図2のエアロゾル生成装置200又は
図3のエアロゾル生成装置300)によって実行される。
【0083】
動作410~440は、エアロゾル生成装置によって実行されるエアロゾル生成装置の状態を検出することにより状態情報を生成する動作である。
【0084】
動作410において、エアロゾル生成装置は、電源のオンを検出する。次に、エアロゾル生成装置は、電源のオンを示す状態情報を電子装置(例えば、
図1の電子装置110)に送信する(動作450)。
【0085】
動作420において、エアロゾル生成装置は、検出部(例えば、
図2の検出部220又は
図3の検出部320)の1つ以上のセンサを用いてユーザの吸気(すなわち、パフ)を検出し、吸気に対する吸気情報を状態情報として生成する。
【0086】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成装置の予め設定された部分(例えば、開口部又はチップの部分)がユーザの皮膚と接触した場合、センサ(例えば、圧力センサ、温度センサ又は赤外線センサ)を用いて吸気を検出することができる。圧力センサは、状態情報として圧力値を測定する。温度センサは、状態情報として温度値を測定する。他の例として、エアロゾル生成装置は、ユーザによってエアロゾル生成装置内に気流が発生する場合、吸気を検出することができる。
【0087】
一実施形態によれば、吸気情報は、ユーザの吸気による気流の平均流速、気流が通過するチャネルの断面積、及び吸引抵抗の持続時間のうち少なくとも1つを含む。気流が通過するチャネルの断面積は、エアロゾル生成装置により予め決定されていてもよい。
【0088】
一実施形態によれば、吸気情報は、算出された吸気量を含む。例えば、エアロゾル生成装置は気流の速度(又は、平均流速)、気流が通過するチャネルの断面積、及び吸引抵抗の持続時間に基づいて吸気量を算出できる。
【0089】
次に、エアロゾル生成装置は、吸気情報を電子装置に送信する(動作450)。
【0090】
動作430において、エアロゾル生成装置は、検出部を用いてユーザの呼気を検出し、呼気に対する呼気情報を状態情報として生成する。例えば、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成装置の予め設定された部分(例えば、開口部又はチップの部分)がユーザの皮膚と接触してから外された場合に呼気を検出することができる。異なる例として、エアロゾル生成装置は、ユーザによってエアロゾル生成装置内に発生した気流が止まった場合、又は気流が反対に流れる場合、呼気を検出してもよい。更なる例として、エアロゾル生成装置は、マイクを用いてユーザが息を吐き出す時に発生する音を検出した場合に呼気を検出してもよい。
【0091】
次に、エアロゾル生成装置は、呼気情報を電子装置に送信する(動作430)。
【0092】
動作440において、エアロゾル生成装置は、電源のオフを検出する。次に、エアロゾル生成装置は、電源のオフを示す状態情報を電子装置に送信する(動作450)。
【0093】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置の電源が切れた場合、自動的にエアロゾル生成装置及び電子装置間に設立されたリンクが解除されてもよい。
【0094】
動作450において、エアロゾル生成装置は、生成された状態情報を電子装置に送信する。
【0095】
一実施形態によれば、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成装置の電源がオンされている間に地磁気センサ、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、及び位置センサのうち少なくとも1つを用いてエアロゾル生成装置の姿勢情報を持続的に(例えば、予め設定された周期)生成する。エアロゾル生成装置は、姿勢情報を状態情報として電子装置に送信することができる。
【0096】
【0097】
電子装置500は、通信部510、プロセッサ520及びメモリ530を含む。例えば、電子装置500は、
図1を参照して上述した電子装置110であってもよい。
【0098】
通信部510は、プロセッサ520及びメモリ530と接続してデータを送受信する。通信部510は、外部の他の装置と接続してデータを送受信する。以下、「A」を送受信するという表現は、「Aを示す情報又はデータ」を送受信することを示す。
【0099】
通信部510は、電子装置500内の回路網に実現される。例えば、通信部510は、内部バス(internal bus)及び外部バス(external bus)を含む。他の例として、通信部510は、電子装置500と外部の装置を接続する要素であってもよい。通信部510は、インターフェースであってもよい。通信部510は外部の装置からデータを受信し、プロセッサ520及びメモリ530にデータを送信する。
【0100】
プロセッサ520は、通信部510が受信したデータ及びメモリ530に格納されたデータを処理する。「プロセッサ」は、目的とする動作(desired operations)を実行させるための物理的な構造を有する回路を有するハードウェアで具現されたデータ処理装置である。例えば、目的とする動作は、プログラムに含まれたコード(code)又は命令(instructions)を含む。例えば、ハードウェアで具現されたデータ処理装置は、マイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(central processing unit)、プロセッサコア(processor core)、マルチコアプロセッサ(multi-core processor)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を含む。
【0101】
プロセッサ520は、メモリ(例えば、メモリ530)に格納されたコンピュータで読出し可能なコード(例えば、ソフトウェア)及びプロセッサ520によって誘発された命令を実行する。
【0102】
メモリ530は、通信部510が受信したデータ及びプロセッサ520が処理したデータを格納する。例えば、メモリ530は、プログラム(又はアプリケーション、ソフトウェア)を格納してもよい。格納されるプログラムは、映像を出力できるようにコーディングされ、プロセッサ520によって実行可能なシンテックスの集合であってもよい。
【0103】
一側面によれば、メモリ530は、1つ以上の揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ及び光学ディスクドライブを含む。
【0104】
メモリ530は、電子装置500を動作させる命令語セット(例えば、ソフトウェア)を格納する。電子装置500を動作させる命令語セットは、プロセッサ520によって実行される。
【0105】
通信部510、プロセッサ520、及びメモリ530については下記の
図6~
図8を参照して詳細に説明される。
【0106】
図6は、一実施形態に係る電子装置によって実行される映像出力方法のフローチャートである。
【0107】
下記の動作61~640は、
図5を参照して上述した電子装置500(例えば、
図1の電子装置110)によって実行される。
【0108】
動作610において、電子装置500は、電子装置500の姿勢情報を測定する。例えば、電子装置500は、加速度センサ及びジャイロスコープセンサの少なくとも1つを用いて電子装置500の姿勢情報を測定することができる。
【0109】
一実施形態によれば、測定された姿勢情報は、ユーザに提供される映像を提供するために使用する。例えば、電子装置500及び仮想現実装置(例えば、
図1の仮想現実装置130)の組み合わせでHMDが構成される場合、電子装置500はユーザの頭(又は顔面)に固定され、電子装置500の姿勢は、ユーザの視点(view point)を意味する。ユーザに提供される仮想現実の映像は、ユーザの視点を基準にして変化し得るため、映像を生成するために電子装置500の姿勢情報が使用されることができる。
【0110】
動作620において、電子装置500は、エアロゾル生成装置(例えば、
図1のエアロゾル生成装置120、
図2のエアロゾル生成装置200、又は
図3のエアロゾル生成装置300)からエアロゾル生成装置の状態情報を受信する。
【0111】
一実施形態によれば、状態情報は、エアロゾル生成装置の姿勢情報であってもよい。例えば、エアロゾル生成装置の姿勢情報は、ユーザがエアロゾル生成装置を持っている姿勢を意味する。エアロゾル生成装置の姿勢情報に基づいて、仮想現実内でエアロゾル生成装置を持っているユーザの腕及び手の形態が変わり得る。例えば、仮想現実内でユーザがエアロゾル生成装置を口にする行動又はユーザがエアロゾル生成装置をくわえている行動などがあり得る。
【0112】
一実施形態によれば、状態情報はM吸気に対する吸気情報であってもよい。
【0113】
一側面によれば、吸気情報は、ユーザがエアロゾル生成装置を口にくわえたか否かを決定する情報であってもよい。例えば、吸気情報は、温度センサによって測定されたエアロゾル生成装置の開口部の温度値であってもよい。異なる例として、吸気情報は、赤外線センサによって測定された電子装置500(又は、ユーザ)及びエアロゾル生成装置間の距離であってもよい。更なる例として、吸気情報は、赤外線センサによって測定された口の中で反射する列の温度値であってもよい。更なる例として、吸気情報は、エアロゾル生成装置内に気流が発生することを示す。
【0114】
他の一側面によれば、吸気情報は、ユーザの吸気による気流の平均流速、気流が通過するチャネルの断面積、及び吸引抵抗の持続時間のうち少なくとも1つを含んでもよい。気流が通過するチャネルの断面積は、エアロゾル生成装置により予め決定されてもよい。さらに、吸気情報は、算出された吸気量を含む。例えば、気流の速度(又は、平均流速)、気流が通過するチャネルの断面積、及び吸引抵抗の持続時間に基づいて吸気量が算出される。
【0115】
一実施形態によれば、吸気量及び呼気量のそれぞれは動作610が実行される前に、予めエアロゾル生成装置を介して測定され、測定された吸気量及び呼気量が電子装置500に格納される。吸気量及び呼気量が基本値として予め格納されている場合、電子装置500は、リアルタイムに吸気量及び呼気量を算出することなく、エアロゾル生成装置を介してユーザが吸気を開始し、引き続いて呼気を開始したか否かのみを決定してもよい。
【0116】
一実施形態によれば、状態情報は、呼気に対する呼気情報であってもよい。例えば、呼気情報は、ユーザがエアロゾル生成装置を口から外したか否かを決定する情報であってもよい。例えば、呼気情報は、温度センサによって測定されたエアロゾル生成装置の開口部の温度値であり得る。他の例として、呼気情報は、赤外線センサによって測定された電子装置500(又は、ユーザ)及びエアロゾル生成装置間の距離であってもよい。更なる例として、呼気情報は、赤外線センサによって測定された口の中で反射する熱の温度値であってもよい。更なる例として、呼気情報は、エアロゾル生成装置内に気流のないことを示してもよい。
【0117】
加えて、電子装置500は、エアロゾル生成装置から受信した呼気情報以外に電子装置500のセンサを用いてユーザの呼気を決定することができる。例えば、カメラを用いて撮影された映像内に存在しているエアロゾル生成装置が消えた場合は、ユーザが腕を下げたと見なし、このような動作は呼気として推定される。他の例として、電子装置500の二酸化炭素センサの測定値が増加する場合、ユーザの呼気が決定される。更なる例として、電子装置500のマイクを介して受信された音が呼気音に対応する場合、ユーザの呼気が決定される。
【0118】
動作630において、電子装置500は、状態情報に対応するターゲット映像を生成する。
【0119】
一実施形態によれば、電子装置500は、電子装置500の姿勢情報に基づいて生成される映像の視点を決定することができる。ターゲット映像の視点はユーザの目の視点に対応する。
【0120】
一実施形態によれば、電子装置500は、エアロゾル生成装置の姿勢情報に基づいて仮想環境内に配置されるユーザの腕(又は、手)及びエアロゾル生成装置の位置及び姿勢を決定することができる。例えば、電子装置500は、仮想環境内に配置されたエアロゾル生成装置及び映像の視点に基づいてターゲット映像を生成する。例えば、ユーザの視線がエアロゾル生成装置に向かっている場合、エアロゾル生成装置が示されるようにターゲット映像が生成されてもよい。他の例として、ユーザの視線が上に向かっている場合、エアロゾル生成装置が示されず、視線に対応する仮想現実の場面(例えば、背景)に基づいてターゲット映像が生成される。
【0121】
一実施形態によれば、ターゲット映像内に出力されるエアロゾル生成装置のオブジェクトの形状は変形可能である。例えば、実際のエアロゾル生成装置と同一にエアロゾル生成装置のオブジェクトの形状がターゲット映像内に表現されてもよい。他の例として、エアロゾル生成装置のオブジェクトの形状は、実際のエアロゾル生成装置(例えば、電子タバコ)とは異なる巻タバコの形態であってもよい。
【0122】
一実施形態によれば、電子装置500は、吸気情報に基づいてターゲット映像を生成する。例えば、吸気が持続している場合、エアロゾル生成装置の先の部分が燃え上がるグラフィック効果を示すようにターゲット映像が生成されてもよい。
【0123】
一実施形態によれば、電子装置500は、呼気情報に基づいてターゲット映像を生成することができる。例えば、呼気が開始された場合、仮想現実内のユーザの口から煙(例えば、浮流煙)が噴き出すようにターゲット映像が生成される。出力される煙の形態、煙霧量、又は時間は、吸気情報及び呼気情報のいずれかに基づいて決定されてもよい。例えば、吸気情報に基づいて算出される吸入量が多いほど、煙の煙霧量及び持続時間が増加する。他の例として、吸気強度又は呼気強度が強いほど、煙の形態が遠く伸びる形態に決定されてもよい。呼気の強度は、マイクからの吐き出し音に基づいて決定されてもよい。
【0124】
一実施形態によれば、電子装置500は、出力される煙の形態、煙霧量、又は、時間をユーザが予め設定した値に基づいて決定することができる。例えば、ユーザは、煙の形態を一般的な副流煙の形態ではない、炎の形態として設定してもよい。
【0125】
動作640において、電子装置500は、ターゲット映像を電子装置500のディスプレイを介して出力する。
【0126】
一実施形態によれば、ターゲット映像は、ユーザの目及び電子装置500のディスプレイの間に位置する少なくとも1つのレンズ(例えば、
図1のレンズ136,138)を介してユーザの目に伝達される。ディスプレイ、レンズ、及びターゲット映像を含む光学システムによってユーザにVR映像又はAR映像が提供される。
【0127】
エアロゾル生成装置によって実際の副流煙が発生しない場合にも、仮想現実を介してユーザに喫煙時に可視的な副流煙を提供することで、ユーザが感じる喫煙の満足感を増加させ得る。また、ユーザは、電子装置500を、仮想現実を介して出力される煙の形態などをカスタマイジングできる。
【0128】
図7は、一例に係る算出された煙霧量に基づいて映像を生成する方法のフローチャートである。
【0129】
一実施形態によれば、
図6を参照して上述した動作630は、下記の動作710及び720を含む。
【0130】
動作710において、電子装置500は、状態情報として受信された吸気情報に基づいて煙の煙霧量を算出する。例えば、電子装置500は、エアロゾル生成装置から受信された気流の速度(又は、平均流速)、気流が通過するチャネルの断面積及び吸引抵抗の持続時間に基づいて吸気量を算出し、算出された吸気量に基づいて煙霧量を算出することができる。例えば、算出された吸気量及びユーザの設定に基づいて煙霧量を算出してもよい。ユーザ設定は、「煙霧量なし」、「少ない」、「通常」、「多い」、「極めて多い」のいずれか1つであってもよい。例えば、「煙霧量なし」、「少ない」、「通常」、「多い」、「極めて多い」に対する加重値は、それぞれ0、0.5、1、1.5及び2であってもよい。算出された吸気量及び加重値の積に基づいて煙霧量が算出され得る。
【0131】
一実施形態によれば、煙霧量と共に煙の持続時間も共に算出されることができる。煙の持続時間は、予め設定(又は、格納)されたユーザの参照呼気時間に基づいて算出され得る。例えば、ユーザは、エアロゾル生成装置を用いて喫煙パターンを予め生成し、喫煙パターンに基づいて参照呼気時間が決定される。電子装置500は、参照呼気時間及びユーザ設定に基づいて煙の持続時間を決定する。ユーザ設定は、「短い」、「普通」、及び「長い」のいずれか1つであってもよい。例えば、「短い」、「普通」及び「長い」に対する加重値はそれぞれ0.8、1、及び1.2であってもよい。算出された参照呼気時間及び加重値の積に基づいて煙の持続時間が算出されることができる。
【0132】
一実施形態によれば、煙の持続時間は、算出された煙霧量及び呼気の強度に基づいて決定されることができる。例えば、算出された煙霧量が多い場合にも、呼気の強度が高く測定されるほど、煙の持続時間は短くなる。
【0133】
動作720において、電子装置500は、煙霧量に基づいてターゲット映像を生成する。例えば、ターゲット映像は、複数のフレームを含む動画であってもよい。電子装置500は、算出された煙霧量が示されるように仮想現実のターゲット映像を生成する。例えば、算出された煙霧量及び算出された煙の持続時間に基づいて、副流煙が表現されるようにターゲット映像が生成されてもよい。生成されたターゲット映像の視点は、仮想現実内のユーザの視線に対応する。
【0134】
一実施形態によれば、ターゲット映像内の煙の形態は、ユーザの設定に応じて変わり得る。例えば、煙の形態は、炎の形態又はドーナツの形態のようにカスタマイジングされてもよい。
【0135】
図8は、一例に係るユーザが呼気を行うか否に基づいてターゲット映像を生成する方法のフローチャートである。
【0136】
一実施形態によれば、
図6を参照して前述した動作630が実行される前に、動作810をさらに実行することができる。動作630は、動作820を含むことができる。
【0137】
動作810において、電子装置500は、電子装置500のセンサを用いてユーザが呼気を行うか否かを決定する。例えば、電子装置500のカメラを用いて撮影された映像内に存在したエアロゾル生成装置が消えた場合、ユーザが腕を下げたと見なし、このような動作は呼気として推定される。他の例として、電子装置500の二酸化炭素センサの測定値が増加する場合、ユーザの呼気が決定される。更なる例として、電子装置500のマイクを介して受信された音が吐き出す息の音に対応する場合、ユーザの呼気が決定される。
【0138】
動作820において、電子装置500は、ユーザが呼気を行う場合、算出された煙霧量に基づいてターゲット映像を生成する。
【0139】
図9A~9Cは、一実施形態に係る仮想現実装置の構造を示す。
【0140】
図9Aは、仮想現実装置900(例えば、
図1の仮想現実装置130)及び電子装置500(例えば、
図1の電子装置110)の第1状態を示す。第1状態は閉じられている状態であってもよい。
【0141】
仮想現実装置900は連結部910を含み、仮想現実装置900は、連結部910を介して電子装置500に付着することができる。例えば、連結部910は、磁石を用いて電子装置500の一面に付着されてもよい。仮想現実装置900のスクリーン904が基板902と電子装置500の後面の間に位置するように収納される。このとき、連結部910の内部空間にエアロゾル生成装置960(例えば、
図1のエアロゾル生成装置120又は
図2のエアロゾル生成装置200)が配置されてもよい。例えば、エアロゾル生成装置960は、磁石を用いて連結部910の内部空間に付着されてもよい。他の例として、連結部910は、エアロゾル生成装置960を付着できるケースを含んでもよい。
【0142】
一実施形態によれば、基板902と電子装置500との間にスクリーン904が位置するように連結部910の連結軸を中心に基板902が電子装置500に対して回転することができる。
【0143】
図9Bは、仮想現実装置900及び電子装置500の第2状態を示す。第2状態は、開かれている状態であってもよい。第2状態において、連結部910を介して基板902の第2面が電子装置500のディスプレイに接するように電子装置500に接続されてもよい。
【0144】
第2状態において、スクリーン904の端は基板902の外側に延びるように導出されてもよい。端が導出されることにより基板902及びレンズ906,908間の距離が調整されることができる。
【0145】
第2状態において、ユーザは、電子装置500又は仮想現実装置900からエアロゾル生成装置960を分離させ、エアロゾル生成装置960を使用することができる。
【0146】
図9Cは、HMDとして使用できる仮想現実装置900及び電子装置500を示す。仮想現実装置900は、基板902又はスクリーン904に接続されて仮想現実装置900をユーザの顔面に固定させ得る固定部材920をさらに含んでもよい。例えば、固定部材920は、第1状態で基板902及び電子装置500の後面の間に収納されてもよい。
【0147】
ユーザは、固定部材920を介して仮想現実装置900のレンズ906,908をユーザの目に前に位置させることができる。ユーザは、電子装置500のディスプレイを介して出力されるターゲット映像を、レンズ906,908を介して観察することで仮想現実を経験できる。
【0148】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合わせで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0149】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組み合わせを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令したりすることができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供したりするために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行されたりし得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0150】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0151】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0152】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0153】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。