(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】データ伝送方法、リンク品質検出方法、通信装置、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/10 20180101AFI20240806BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20240806BHJP
H04W 24/08 20090101ALI20240806BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W88/14
H04W24/08
(21)【出願番号】P 2023517664
(86)(22)【出願日】2021-09-06
(86)【国際出願番号】 CN2021116732
(87)【国際公開番号】W WO2022057661
(87)【国際公開日】2022-03-24
【審査請求日】2023-04-07
(31)【優先権主張番号】202010981900.4
(32)【優先日】2020-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リ,ハンチョン
(72)【発明者】
【氏名】フゥ,ウエイホア
(72)【発明者】
【氏名】ウ,ウエンフゥ
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/148062(WO,A1)
【文献】特表2021-532641(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
第1のユーザプレーン機能により、第1の端末からデータを受信するステップであり、前記データは、第2の端末に送信されるデータであ
り、リンク検出指示を含む、ステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により、第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能に
、前記リンク検出指示及び挿入された前記リンク品質情報を含む前記データを送信するステップであり、前記第2のユーザプレーン機能は、前記第2の端末に対応するユーザプレーン機能であ
り、前記リンク検出指示は、前記第2のユーザプレーン機能に対して、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものである、ステップと、
を含む方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第1の端末から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第2のユーザプレーン機能に、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するステップと、
をさらに含む、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第2のユーザプレーン機能から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを受信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第1の端末に、前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報とを送信するステップと、
をさらに含む、請求項
2又は
3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報は、前記第2のユーザプレーン機能が前記第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと前記第2のユーザプレーン機能が前記リンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含み、
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報に基づいて、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスのリンク品質を判断するステップ
をさらに含む、請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
第1のユーザプレーン機能により、第1の端末からデータを受信するステップは、
前記第1のユーザプレーン機能により、第2のサービス品質フローを介して前記第1の端末から前記データを受信するステップ
を含み、当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローを決定するステップ
をさらに含む、請求項1乃至
5のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するステップであり、前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の前記対応を示すためのものである、ステップ
をさらに含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローの識別子情報と、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローの識別子情報を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、前記第1のインターフェースは、前記第1のユーザプレーン機能と前記第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、前記第1の構成情報は、前記第1のサービス品質フローを介して前記第1のインターフェース上の前記第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように前記第1のユーザプレーン機能に指示するためのものである、請求項
7又は
8に記載の方法。
【請求項10】
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記データのデータ特徴と前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記データ特徴に対応する前記第1のサービス品質フローを決定するステップ
をさらに含む、請求項1乃至
5のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
リンク品質検出方法であって、
第1の端末により第2の端末に、リンク検出指示と、
前回前記第2の端末から受信された、前記第2の端末から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と
を含むデータを送信するステップと、
前記第1の端末により前記第2の端末から、
前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するステップと、
を含
み、
前記リンク検出指示は、前記第1の端末に対応する第1のユーザプレーン機能に対して、前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものであり、かつ、前記第2の端末に対応する第2のユーザプレーン機能に対して、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものである、方法。
【請求項12】
前記リンク検出指示は具体的に、前記リンク検出指示を運び、かつ前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パス内にあるサービス品質フローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものであり、あるいは
前記リンク検出指示は、1つ以上のサービス品質フローの識別子情報を含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
通信装置であって、第1のユーザプレーン機能に適用され、当該装置は、
第1の端末からデータを受信するように構成された受信ユニットであり、前記データは、第2の端末に送信されるデータであ
り、リンク検出指示を含む、受信ユニットと、
前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入し、
第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能に
、前記リンク検出指示及び挿入された前記リンク品質情報を含む前記データを送信するように構成された送信ユニットであり、前記第2のユーザプレーン機能は、前記第2の端末に対応するユーザプレーン機能であ
り、前記リンク検出指示は、前記第2のユーザプレーン機能に対して、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものである、送信ユニットと、
を含む装置。
【請求項14】
通信装置であって、第1の端末に適用され、当該装置は、
第2の端末に、リンク検出指示と、
前回前記第2の端末から受信された、前記第2の端末から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と
を含むデータを送信するように構成された送信ユニットと、
前記第2の端末から、
前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成された受信ユニットと、
を含
み、
前記リンク検出指示は、前記第1の端末に対応する第1のユーザプレーン機能に対して、前記第1のユーザプレーン機能により前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものであり、かつ、前記第2の端末に対応する第2のユーザプレーン機能に対して、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するよう指示するためのものである、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年9月17日に中国国家知識産権局に出願され「DATA TRANSMISSION METHOD, LINK QUALITY DETECTION METHOD, COMMUNICATION APPARATUS, AND STORAGE MEDIUM」と題された中国特許出願第202010981900.4号に対する優先権を主張しており、該出願はその全体を参照により本出願に組み込まれている。
【0002】
[技術分野]
本出願の実施形態は通信分野に関し、特にデータ伝送方法、リンク品質検出方法、通信装置、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代(5th-generation、5G)移動通信ネットワークは、2つの端末間のエンドツーエンドのサービスデータ伝送を提供する場合がある。例えば、端末1は、5Gネットワークを使用することにより端末2にサービスデータを送信することができる。
【0004】
5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される、可能な一シナリオにおいて、2つの端末は、同じユーザプレーンネットワーク要素(ユーザプレーン機能(user plane function)、UPF)を共有し、2つの端末間のサービスデータは、共有されたUPFを使用することにより転送される。例えば、端末1と端末2が同じUPFを共有しているとき、端末1は、最初、サービスデータをUPFに送信することができ、UPFは、受信したサービスデータを端末2に転送して、端末1から端末2へのサービスデータの伝送を実現することができる。5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される、別の可能なシナリオでは、2つの端末は、異なるUPFにそれぞれ接続され、2つの端末間のサービスデータは、2つの端末にそれぞれ接続されたUPFを使用することにより転送される。例えば、端末1がUPF1に接続され、端末2がUPF2に接続されているとき、端末1は、最初、UPF1にサービスデータを送信することができ、UPF1は、受信したサービスデータをUPF2に転送することができ、UPF2は、次いで、受信したサービスデータを端末2に転送して、端末1から端末2へのサービスデータの伝送を実現することができる。
【0005】
5Gネットワークにおいて、データ伝送は、サービス品質(quality of service、QoS)フローに基づいて、端末とUPFとの間で実行される。したがって、2つの端末が同じUPFを共有する前述のシナリオでは、5Gネットワークは、2つの端末間のサービスデータ伝送に対してエンドツーエンドのQoS保証を提供することができる。しかしながら、2つの端末が異なるUPFにそれぞれ接続されている前述のシナリオでは、5Gネットワークは、各端末とその端末に対応するUPFとの間のサービスデータ伝送に対してQoS保証を提供することができるだけで、2つの端末間の全体的なエンドツーエンドのQoS保証を提供することはできない。
【発明の概要】
【0006】
本出願の実施形態は、2つの端末間の全体的なエンドツーエンドのQoS保証を提供するためのデータ伝送方法、リンク品質検出方法、通信装置、及び記憶媒体を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は、データ伝送方法を提供する。当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1の端末からデータを受信し、データは第2の端末に送信されるデータであることを含む。第1のユーザプレーン機能は、第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能にデータを送信し、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末に対応するユーザプレーン機能である。
【0008】
この方法において、データは、第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間で伝送され、データは、サービス品質フローに基づいて第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間、及び第2の端末と第2のユーザプレーン機能との間で伝送することもできる。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して、確実なサービス品質保証を提供することができる。
【0009】
可能な一設計において、データはリンク検出指示を含み、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、リンク検出指示に基づいて第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入することをさらに含む。
【0010】
例えば、第1の端末が、コアネットワークに直接アクセスするとき、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入する。第1の端末が、アクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスするとき、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入する。
【0011】
任意で、第1の端末から第2の端末への伝送パスにおける任意のデバイス、例えば、第1の端末のアクセスネットワークデバイス、第1のユーザプレーン機能、第2のユーザプレーン機能、及び第2の端末のアクセスネットワークデバイスが、リンク検出指示に基づいて前の伝送デバイスからそのデバイスへの伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入することができる。例えば、第2のユーザプレーン機能については、前の伝送デバイスは、第1のユーザプレーン機能である。
【0012】
この設計では、第1の端末は、最終的に、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得し、その後、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて適切な伝送パスを選択して、第2の端末にデータを送信することができる。第2の端末は、最終的に、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得し、その後、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて適切な伝送パスを選択して、第1の端末にデータを送信することができる。
【0013】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1の端末に第1のリンク検出要求を送信することをさらに含む。第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0014】
この設計では、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末側における第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。
【0015】
同様に、第2のユーザプレーン機能も、第2の端末にリンク検出要求を送信して、第2の端末側における第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。
【0016】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信することをさらに含む。第1のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を、第2のユーザプレーン機能に送信する。
【0017】
この設計では、第2のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。
【0018】
同様に、第1のユーザプレーン機能が代替的に、第2のユーザプレーン機能にリンク検出要求を送信して、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。
【0019】
例えば、可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信することをさらに含む。第1のユーザプレーン機能は、第2のユーザプレーン機能から、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0020】
第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。したがって、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末に送信することができる。
【0021】
この設計では、第1の端末は、最終的に、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得し、その後、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて適切な伝送パスを選択して、第2の端末にデータを送信することができる。
【0022】
同様に、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。上記のように、第2の端末も、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。したがって、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末に対する第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を送信することができる。
【0023】
この場合、第2の端末は、最終的に、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得し、その後、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて適切な伝送パスを選択して、第1の端末にデータを送信することができる。
【0024】
可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能が第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと、第2のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプを含む。当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報に基づいて第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断することをさらに含む。
【0025】
可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能が第1の端末からデータを受信することは、第1のユーザプレーン機能が第2のサービス品質フローを介して第1の端末からデータを受信することを含む。当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第2のサービス品質フローに対応する第1のサービス品質フローを決定することを含む。
【0026】
第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応は、第2のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件(又は、QoS能力と呼ばれる)と、第1のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0027】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1のセッション管理機能(session management function)から第1の構成情報を受信し、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものであることをさらに含む。
【0028】
この設計では、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応は、第1のユーザプレーン機能に対して、第1のユーザプレーン機能に対応するセッション管理機能により構成することができる。
【0029】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローの識別子情報と、第2のサービス品質フローに対応する第1のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0030】
例えば、第2のサービス品質フローの識別子情報と、第2のサービス品質フローに対応する第1のサービス品質フローの識別子情報は、QFIでもよい。
【0031】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1のインターフェースは、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、第1の構成情報は、第1のサービス品質フローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように第1のユーザプレーン機能に指示するためのものである。
【0032】
可能な一設計において、第2のサービス品質フローの識別子情報は、第1のサービス品質フローの識別子情報と同じである。
【0033】
可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能が第1の端末からデータを受信することは、第1のユーザプレーン機能が第2のサービス品質フローを介して第1の端末からデータを受信することを含む。当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、第2のサービス品質フローと第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、第2のサービス品質フローに対応する第1のインターフェースを決定することと、第1のインターフェースに対応する第1のサービス品質フローを決定することであり、第1のインターフェースは、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであることを含む。
【0034】
第2のサービス品質フローと第1のインターフェースとの間の対応は、第2のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件と、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0035】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信し、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローと第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものであることをさらに含む。
【0036】
この設計では、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応は、第1のユーザプレーン機能に対して、第1のユーザプレーン機能に対応するセッション管理機能によりさらに構成されてもよい。
【0037】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローの識別子情報と、第2のサービス品質フローに対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0038】
さらに別の可能な設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、データのデータ特徴と第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、データ特徴に対応する第1のサービス品質フローを決定することをさらに含む。
【0039】
可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能は、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信し、第1の構成情報は、データ特徴と第1のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものである。
【0040】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0041】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1のインターフェースは、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、第1の構成情報は、第1のサービス品質フローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように第1のユーザプレーン機能に指示するためのものである。
【0042】
さらに別の可能な設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、データのデータ特徴に対応する第1のインターフェースを決定することと、第1のインターフェースに対応する第1のサービス品質フローを決定し、第1のインターフェースは、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであることをさらに含む。
【0043】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信し、第1の構成情報は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものであることをさらに含む。
【0044】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0045】
可能な一設計において、データは、ユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0046】
この設計では、ユーザトンネル識別子が、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに追加され、それにより、第1のUPFは、受信したデータ内のユーザトンネル識別子に基づいて、エンドツーエンドの転送サービスを判断し、エンドツーエンドの転送サービスを5G LANサービスから区別することができる。5G LANサービスのパケットは、パケット内の宛先アドレスに基づいて転送される。しかしながら、本出願の実施形態において、エンドツーエンドのサービスはフローに基づいて転送され、UPFはパケット内の宛先アドレスを認識しない。
【0047】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。当該装置は、第1の態様における前述の方法を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアをハードウェアにより実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、第1の態様に記載の方法の機能に対応する1つ以上のユニット又はモジュール、例えば、受信ユニットと送信ユニットを含む。
【0048】
受信ユニットは、第1の端末からデータを受信するように構成され、データは、第2の端末に送信されるデータである。送信ユニットは、第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように構成され、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末に対応するユーザプレーン機能である。
【0049】
可能な一設計において、データはリンク検出指示を含み、送信ユニットはさらに、リンク検出指示に基づいて第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入するように構成される。
【0050】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第1の端末から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される。
【0051】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能に、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。
【0052】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能から、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第1の端末に、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。
【0053】
可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能が第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと第2のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含む。当該装置は、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報に基づいて、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0054】
可能な一設計において、受信ユニットは具体的に、第2のサービス品質フローを介して第1の端末からデータを受信するように構成され、当該装置は、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第2のサービス品質フローに対応する第1のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0055】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローと第1のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものである。
【0056】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローの識別子情報と、第2のサービス品質フローに対応する第1のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0057】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1の構成情報は、第1のサービス品質フローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように送信ユニットに指示するためのものである。
【0058】
可能な一設計において、第2のサービス品質フローの識別子情報は、第1のサービス品質フローの識別子情報と同じである。
【0059】
別の可能な設計において、受信ユニットは具体的に、第2のサービス品質フローを介して第1の端末からデータを受信するように構成され、当該装置は、第2のサービス品質フローと第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、第2のサービス品質フローに対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0060】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローと第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0061】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のサービス品質フローの識別子情報と、第2のサービス品質フローに対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0062】
さらに別の可能な設計において、当該装置は、データ特徴と第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、データ特徴に対応する第1のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0063】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、データ特徴と第1のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものである。
【0064】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0065】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1の構成情報は、第1のサービス品質フローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように送信ユニットに指示するためのものである。
【0066】
さらに別の可能な設計において、当該装置は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、データのデータ特徴に対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0067】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0068】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0069】
可能な一設計において、データはユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0070】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含む。コンピュータ命令が実行されたとき、当該装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0071】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェース回路とを含む通信装置をさらに提供する。プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより別の装置と通信し、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成される。
【0072】
第2の態様から第4の態様による通信装置は、第1のユーザプレーン機能に適用することができる。
【0073】
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータソフトウェア命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体をさらに提供する。コンピュータソフトウェア命令が、コアネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスに組み込まれたチップなどの電子デバイス上で実行されたとき、コアネットワークデバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0074】
第2の態様から第10の態様で達成することができる有益な効果については、第1の態様及び第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける有益な効果を参照することが理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
【0075】
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、データ伝送方法を提供する。当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能からデータを受信し、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末に対応するユーザプレーン機能であり、データは、第2の端末に送信されるデータであることを含む。第2のユーザプレーン機能は、第2の端末にデータを送信する。
【0076】
この方法において、データは、第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間で伝送され、データは、サービス品質フローに基づいて第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間、及び第2の端末と第2のユーザプレーン機能との間で伝送することもできる。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して、確実なサービス品質保証を提供することができる。
【0077】
可能な一設計において、データはリンク検出指示を含み、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が、リンク検出指示に基づいて第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入することをさらに含む。
【0078】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第1のユーザプレーン機能に第2のリンク検出要求を送信することをさらに含む。第2のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を受信する。第2のユーザプレーン機能は、第2の端末に対する第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を送信する。
【0079】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第1のユーザプレーン機能から第3のリンク検出要求を受信することをさらに含む。第2のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第1のユーザプレーン機能に送信する。
【0080】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第2の端末に第4リンク検出要求を送信することをさらに含む。第2のユーザプレーン機能は、第2の端末から、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0081】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第1のユーザプレーン機能にリンク検出要求を送信することをさらに含む。第2のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能からリンク品質情報を受信し、リンク品質情報は、第1のユーザプレーン機能がリンク検出要求を受信したタイムスタンプと、第1のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプを含む。第2のユーザプレーン機能は、リンク品質情報に基づいて、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断する。
【0082】
可能な一設計において、第2のユーザプレーン機能が第2の端末にデータを送信することは、第2のユーザプレーン機能が第3のサービス品質フローを介して第2の端末にデータを送信することを含む。当該方法は、第2のユーザプレーン機能が、第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第1のサービス品質フローに対応する第3のサービス品質フローを決定することをさらに含む。
【0083】
第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応は、第1のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件と、第3のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0084】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信し、第2の構成情報は、第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものであることをさらに含む。
【0085】
この設計では、第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応は、第2のユーザプレーン機能に対して、第2のユーザプレーン機能に対応するセッション管理機能により構成することができる。
【0086】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のサービス品質フローの識別子情報と、第1のサービス品質フローに対応する第3のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0087】
可能な一設計において、第1のサービス品質フローの識別子情報は、第3のサービス品質フローの識別子情報と同じである。
【0088】
別の可能な設計において、第2のユーザプレーン機能が第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能からデータを受信することは、第2のユーザプレーン機能が、第1のインターフェース上で、第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能からデータを受信することを含む。第2のユーザプレーン機能が第2の端末にデータを送信することは、第2のユーザプレーン機能が第3のサービス品質フローを介して第2の端末にデータを送信することを含む。当該方法は、第2のユーザプレーン機能が、第1のインターフェースと第3のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第1のインターフェースに対応する第3のサービス品質フローを決定することをさらに含む。
【0089】
第1のインターフェースと第3のサービス品質フローとの間の対応は、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件と、第3のサービス品質フローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0090】
可能な一設計において、当該方法は、第2のユーザプレーン機能が第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信し、第2の構成情報は、第1のインターフェースと第3のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものであることをさらに含む。
【0091】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報と、第1のインターフェースに対応する第3のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0092】
可能な一設計において、データはユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0093】
第6の態様において、いくつかの設計事項の有益な効果は、第1の態様におけるものと同じか又は類似している。詳細は再度説明されない。
【0094】
第7の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。当該装置は、第6の態様における前述の方法を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアをハードウェアにより実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、第6の態様に記載の方法の機能に対応する1つ以上のユニット又はモジュール、例えば、受信ユニットと送信ユニットを含む。
【0095】
受信ユニットは、第1のサービス品質フローを介して第1のユーザプレーン機能からデータを受信するように構成され、第1のユーザプレーン機能は、第1の端末に対応するユーザプレーン機能であり、データは、第2の端末に送信されるデータである。送信ユニットは、第2の端末にデータを送信するように構成される。
【0096】
可能な一設計において、データはリンク検出指示を含み、送信ユニットはさらに、リンク検出指示に基づいて第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入するように構成される。
【0097】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能に第2のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第2の端末に対する第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。
【0098】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能から第3のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第1のユーザプレーン機能に送信するように構成される。
【0099】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第2の端末に第4のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第2の端末から、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される。
【0100】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能にリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能からリンク品質情報を受信するように構成され、リンク品質情報は、第1のユーザプレーン機能がリンク検出要求を受信したタイムスタンプと、第1のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプを含み、当該装置は、リンク品質情報に基づいて第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0101】
可能な一設計において、送信ユニットは具体的に、第3のサービス品質フローを介して第2の端末にデータを送信するように構成され、当該装置は、第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第1のサービス品質フローに対応する第3のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0102】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信するように構成され、第2の構成情報は、第1のサービス品質フローと第3のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものである。
【0103】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のサービス品質フローの識別子情報と、第1のサービス品質フローに対応する第3のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0104】
可能な一設計において、第1のサービス品質フローの識別子情報は、第3のサービス品質フローの識別子情報と同じである。
【0105】
別の可能な設計において、受信ユニットは具体的に、第1のサービス品質フローを介して第1のインターフェース上の第1のユーザプレーン機能からデータを受信するように成され、送信ユニットは具体的に、第3のサービス品質フローを介して第2の端末にデータを送信するように構成され、当該装置は、第1のインターフェースと第3のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、第1のインターフェースに対応する第3のサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0106】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信するように構成され、第2の構成情報は、第1のインターフェースと第3のサービス品質フローとの間の対応を示すためのものである。
【0107】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報と、第1のインターフェースに対応する第3のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0108】
可能な一設計において、データはユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0109】
第8の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含む。コンピュータ命令が実行されたとき、当該装置は、第6の態様又は第6の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0110】
第9の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェース回路とを含む通信装置をさらに提供する。プロセッサは、インターフェース回路を介して別の装置と通信し、第6の態様又は第6の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成される。
【0111】
第7の態様から第9の態様による通信装置は、第2のユーザプレーン機能に適用することができる。
【0112】
第10の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータソフトウェア命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体をさらに提供する。コンピュータソフトウェア命令が、コアネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスに組み込まれたチップなどの電子デバイス上で実行されたとき、コアネットワークデバイスは、第6の態様又は第6の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0113】
第7の態様から第10の態様で達成することができる有益な効果については、第6の態様及び第6の態様の可能な設計のいずれか1つにおける有益な効果を参照することが理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
【0114】
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は、リンク品質検出方法を提供する。当該方法は、第1の端末が第2の端末に、リンク検出指示と、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信することを含む。第1の端末は、第2の端末から、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0115】
この方法において、第1の端末は、第2の端末にリンク検出指示を送信して、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末に返すように第2の端末に指示することができる。
【0116】
例えば、第1の端末は、検出パケットを使用することにより、第2の端末にリンク検出指示を別個に送信することができる。例えば、リンク検出指示は、検出パケット内で運ばれてもよい。
【0117】
さらに、第1の端末は、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2の端末に送信することもできる。例えば、第2の端末は、第1の端末にリンク検出指示を送信することがある。リンク検出指示を受信した後、第1の端末は、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2の端末に送信することができる。
【0118】
可能な一設計において、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0119】
可能な一設計において、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0120】
この設計では、第1の端末は、第1の端末のアクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスする。
【0121】
可能な一設計において、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能から第2の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末のアクセスネットワークデバイスから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0122】
この設計では、第2の端末は、第2の端末のアクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスする。
【0123】
可能な一設計において、リンク検出指示は具体的に、リンク検出指示を運び、かつ第1の端末から第2の端末への伝送パス内にあるサービス品質フローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである。
【0124】
別の可能な設計において、リンク検出指示は、1つ以上のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0125】
1つ以上のサービス品質フローの識別子情報は、第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、第2のユーザプレーン機能と第2の端末との間のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0126】
可能な一設計において、当該方法は、第1の端末が、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、データを運ぶサービス品質フローを決定することをさらに含む。
【0127】
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置を提供する。当該装置は、第11の態様における前述の方法を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアをハードウェアにより実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、第11の態様に記載の方法の機能に対応する1つ以上のユニット又はモジュール、例えば、受信ユニットと送信ユニットを含む。
【0128】
送信ユニットは、第2の端末に、リンク検出指示と、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。受信ユニットは、第2の端末から、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される。
【0129】
可能な一設計において、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0130】
可能な一設計において、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0131】
可能な一設計において、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能から第2の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末のアクセスネットワークデバイスから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0132】
可能な一設計において、リンク検出指示は具体的に、リンク検出指示を運び、かつ第1の端末から第2の端末への伝送パス内にあるサービス品質フローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである。
【0133】
別の可能な設計において、リンク検出指示は、1つ以上のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0134】
1つ以上のサービス品質フローの識別子情報は、第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、第2のユーザプレーン機能と第2の端末との間のサービス品質フローの識別子情報を含む。
【0135】
可能な一設計において、当該装置は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、データを運ぶサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニットをさらに含む。
【0136】
第13の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含む。コンピュータ命令が実行されたとき、当該装置は、第11の態様又は第11の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0137】
第14の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェース回路とを含む通信装置をさらに提供する。プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより別の装置と通信し、第11の態様又は第11の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成される。
【0138】
第12の態様から第14の態様の通信装置は、第1の端末に適用することができる。
【0139】
第15の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータソフトウェア命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体をさらに提供し、コンピュータソフトウェア命令が、第1の端末などの電子デバイス上で実行され、又は第1の端末に組み込まれたチップであるとき、第1の端末は、第11の態様又は第11の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0140】
第12の態様から第15の態様で達成することができる有益な効果については、第11の態様及び第11の態様の可能な設計のいずれか1つにおける有益な効果を参照することが理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
【0141】
第16の態様によれば、本出願の一実施形態は、リンク品質検出方法を提供する。当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第1の端末に第1のリンク検出要求を送信することを含む。第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0142】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信することをさらに含む。第1のユーザプレーン機能は、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を第2のユーザプレーン機能に送信する。
【0143】
この設計では、第2のユーザプレーン機能は、第2のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。第2のユーザプレーン機能は、第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をさらに取得することができる。したがって、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得することができる。その後、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を第2の端末に送信することができる。
【0144】
可能な一設計において、当該方法は、第1のユーザプレーン機能が第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信することをさらに含む。第1のユーザプレーン機能は、第2のユーザプレーン機能から、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。第1のユーザプレーン機能は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末に送信する。
【0145】
この設計では、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を取得することができる。
【0146】
第16の態様において、リンク品質検出処理は、第1の端末及び/又は第2の端末の各々に対応するユーザプレーン機能により開始されてもよい。リンク品質検出処理の効果は、第11の態様におけるものと同様である。詳細は再度説明されない。
【0147】
第17の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置を提供する。当該装置は、第16の態様における前述の方法を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアをハードウェアにより実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、第16の態様に記載の方法の機能に対応する1つ以上のユニット又はモジュール、例えば、受信ユニットと送信ユニットを含む。
【0148】
送信ユニットは、第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットは、第1の端末から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される。
【0149】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能に、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。
【0150】
可能な一設計において、送信ユニットはさらに、第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニットはさらに、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第2のユーザプレーン機能から受信するように構成され、送信ユニットはさらに、第1の端末に、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される。
【0151】
第18の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含む。コンピュータ命令が実行されたとき、当該装置は、第16の態様又は第16の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0152】
第19の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェース回路とを含む通信装置をさらに提供する。プロセッサは、インターフェース回路を介して別の装置と通信し、第16の態様又は第16の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成される。
【0153】
第17の態様から第19の態様に記載の通信装置は、第1のユーザプレーン機能に適用することができる。
【0154】
第20の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータソフトウェア命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体をさらに提供する。コンピュータソフトウェア命令が、コアネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスに組み込まれたチップなどの電子デバイス上で実行されたとき、コアネットワークデバイスは、第16の態様又は第16の態様の可能な設計のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。
【0155】
第17の態様から第20の態様において達成できる有益な効果については、第16の態様及び第16の態様の可能な設計のいずれか1つにおける有益な効果を参照することが理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
【0156】
第21の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、トランシーバユニットと処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、情報を送信及び受信するように構成され、あるいは別のネットワーク要素と通信するように構成されてよい。処理ユニットは、データを処理するように構成されてよい。例えば、装置は、トランシーバユニットと処理ユニットを使用することにより、第1の態様、第6の態様、第11の態様、及び第16の態様のいずれか1つに記載の方法を実施することができる。
【0157】
第22の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータプログラム製品が実行されたとき、第1の態様、第6の態様、第11の態様、及び第16の態様のいずれか1つに記載の方法が実施され得る。
【0158】
第23の態様によれば、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供し、チップシステムは、コアネットワークデバイスに適用される。チップシステムは、1つ以上のインターフェース回路と1つ以上のプロセッサを含む。インターフェース回路とプロセッサは、ラインにより相互接続される。プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより電子デバイスのメモリからコンピュータ命令を受信し、実行して、第1の態様、第6の態様、及び第16の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
【0159】
第24の態様によれば、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、端末に適用される。チップシステムは、1つ以上のインターフェース回路と1つ以上のプロセッサを含む。インターフェース回路とプロセッサは、ラインにより相互接続される。プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより電子デバイスのメモリからコンピュータ命令を受信し、実行して、第11の態様に記載の方法を実施する。
【0160】
第25の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信システムをさらに提供する。通信システムは、少なくとも第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能を含み、第1のユーザプレーン機能は、第1の態様に記載の方法を実施するように構成され、第2のユーザプレーン機能は、第6の態様に記載の方法を実施するように構成される。
【0161】
上記で提供された第21の態様から第25の態様において達成できる有益な効果については、第1の態様、第6の態様、第11の態様、第16の態様などにおける有益な効果を参照することが理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0162】
【
図1】5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図2】2つの端末間のサービスデータの伝送の概略図である。
【
図3】2つの端末間のサービスデータの伝送の別の概略図である。
【
図4】本出願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
【
図5】本出願の一実施形態による端末の概略構成図である。
【
図6A】本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
【
図6B】本出願の一実施形態によるQoSフロー対応の確立の概略フローチャートである。
【
図7】本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の別の概略フローチャートである。
【
図8】本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
【
図9】本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
【
図10】ワイドエリアネットワークシナリオにおけるエンドツーエンドの伝送のためのシステムの概略構成図である。
【
図11】本出願の一実施形態によるリンク品質検出方法の概略フローチャートである。
【
図12】本出願の一実施形態によるリンク品質検出方法の別の概略フローチャートである。
【
図13】本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
【
図14】本出願の一実施形態による通信装置の構造の別の概略図である。
【
図15】本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
【
図16】本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
【
図17】本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0163】
無線ブロードバンド技術の課題に対処し、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)ネットワークの主要な利点を維持するために、3GPP標準グループは、第5世代(5th-generation、5G)移動通信ネットワークアーキテクチャとも呼ばれる次世代移動通信ネットワークアーキテクチャ(次世代システム(next generation system))を策定している。
図1は、5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0164】
図1に示すように、5Gネットワークアーキテクチャは、端末、アクセスネットワーク(access network、AN)、コアネットワーク、及びデータネットワーク(data network、DN)を含むことができる。一実装において、端末は、アクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスし、次いで、コアネットワークを使用することによりDNにアクセスすることができる。別の実装において、端末は、固定されたアクセス方式でコアネットワークにアクセスして、DNにアクセスすることができる。
【0165】
端末は、ユーザ装置(User Equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal、MT)などと呼ばれることもある。いくつかの実施形態において、端末は、ユーザに音声及び/又はデータコネクティビティを提供するデバイスでもよく、例えば、移動電話(「セルラー」電話)、モバイルフォン、コンピュータ、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線デバイス、無線モデムカード、テレビジョンセットトップボックス(set-top box、STB)、顧客構内機器(customer premise equipment、CPE)、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートバンド、又は歩数計など)、車載デバイス(自動車、自転車、電気自動車、飛行機、船舶、列車、高速列車など)、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、スマートホームデバイス(冷蔵庫、テレビジョン、エアコンディショナ、電気メータなど)、スマートロボット、ワークショップデバイス、自動運転(self driving)における無線端末、又は遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、飛行デバイス(例えば、スマートロボット、熱気球、無人航空機、又は飛行機)、又は無線システムにおける通信に使用される別のデバイスでもよい。本出願では、端末の特定の表現形式は限定されない。
【0166】
ANは主に、ANデバイスを含む。ANデバイスは、無線アクセスネットワークデバイス(radio access network、RAN)デバイス又は次世代無線アクセスネットワークデバイスと呼ばれることもある。端末は、ANデバイスと通信することができる。ANデバイスは、無線リソース管理、サービス品質管理、データ暗号化及び圧縮などの機能サービスを端末に提供することができる。異なるANデバイスが、Xnインターフェースを介して互いに通信することができる。
【0167】
いくつかの実施形態において、ANデバイスは、次世代ノード(next generation node B、gNB)、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、次世代進化型ノード(next generation evolved node B、ng-eNB)、送信及び受信ポイント(送信受信ポイント(transmission reception point)、TRP)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、ホーム進化型ノードB(home evolved NodeB)、又はホームノードB(home Node B)、HNB)、ベースバンドユニット(base band unit、BBU)、又はワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)アクセスポイント(access point、AP)、又は中央ユニット(central unit、CU)、分散ユニット(distributed unit、DU)、中央ユニット制御プレーン(central unit-control plane、CU-CP)、中央ユニットユーザプレーン(central unit-user plane、CU-UP)などでもよい。
【0168】
gNBは、ニューラジオ(new radio、NR)制御プレーン及び/又はユーザプレーンのプロトコル及び機能を端末310に提供し、5Gコアネットワーク(第5世代コア(5th generation core)、5GC)にアクセスすることができる。ng-eNBは、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(evolved universal terrestrial radio access、E-UTRA)制御プレーン及び/又はユーザプレーンのプロトコル及び機能を端末310に提供し、5GCにアクセスすることができる。CUは主に、gNBのRRC層、サービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)層、及びパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層、又はng-eNBのRRC層及びPDCP層を含む。DUは主に、gNB又はng-eNBの無線リンク制御(radio link control、RLC)層、媒体アクセス制御(medium access control、MAC)層、及び物理層を含む。CU-CPは主に、gNB-CU又はng-eNB-CUにおけるRRC層と、PDCP層における制御プレーンを含む。CU-UPは主に、gNB-CU又はng-eNB-CUにおけるSDAP層と、PDCP層におけるユーザプレーンを含む。
【0169】
コアネットワーク内のネットワーク要素は主に、ユーザプレーンネットワーク要素と制御プレーンネットワーク要素を含み、ユーザプレーンネットワーク要素及び制御プレーンネットワーク要素を支えるように構成されたデバイスは、コアネットワークデバイスと呼ばれる。
【0170】
ユーザプレーンネットワーク要素は、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)でもよく、主に、DNに外部接続すること、ユーザプレーンデータパケットをルーティング及び転送すること、パケットをフィルタリングすること、サービス品質(quality of service、QoS)制御関連機能を実行すること、課金情報統計収集などを担当する。
【0171】
制御プレーンネットワーク要素は主に、サービスプロシージャ相互作用、データパケット転送ポリシー及びQoS制御ポリシーをUPFに届けることなどを担当する。例えば、制御プレーンネットワーク要素は、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)、セッション管理機能(session management function、SMF)、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)、アプリケーション機能(application function、AF)、統合データ管理機能(unified data management、UDM)、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)などの複数の機能ユニットを含んでもよい。
【0172】
AMFは主に、モビリティ管理及びアクセス管理などのサービスを担当する。SMFは主に、セッション管理、UEアドレス管理及び割り当て、動的ホスト構成プロトコル機能、ユーザプレーン機能の選択及び制御などを担当する。AUSFは主に、端末デバイスを認証する機能を担当する。PCFは主に、ネットワーク挙動管理のための統合されたポリシーフレームワークを提供すること、制御プレーン機能のポリシールールを提供すること、ポリシー決定に関連する登録情報を取得することなどを担当する。AFは、3GPPコアネットワークに対するルーティングルール及び処理ポリシーなどのサービス要件を提供するように構成される。
【0173】
コアネットワークのネットワーク要素は、独立して動作する場合があり、あるいは、端末のアクセス認証、セキュリティ暗号化、及び位置登録などのアクセス制御及びモビリティ管理機能、並びにユーザプレーン伝送パスの確立、解放、及び変更などのセッション管理機能などの、いくつかの制御機能を実装するように組み合わせられる場合があることに留意されたい。
【0174】
DNは主に、端末デバイスに複数のデータサービスを提供するように構成される。
【0175】
図1に示す5Gネットワークアーキテクチャにおけるネットワーク要素は、次世代ネットワーク(next generation、NG)インターフェースを使用することにより互いに通信することができる。例えば、
図1を引き続き参照すると、端末とコアネットワークの制御プレーンとの間の通信インターフェースは、NGインターフェース1、略してN1インターフェースであってよく、ネットワークアタッチトストレージ(network attached storage、NAS)シグナリングを伝送するように構成される。ANとコアネットワークの制御プレーン(例えば、AMF)との間の通信インターフェースは、N2インターフェースであってよい。ANとUPFとの間の通信インターフェースは、N3インターフェースであってよく、ユーザデータを伝送するように構成される。SMFとUPFとの間の通信インターフェースは、N4インターフェースであってよく、UPF上のポリシー構成を実行するためにSMFにより使用される。UPFは、N6インターフェースを介してDNとの間でユーザプレーンデータを交換することができる。
【0176】
前述したことは、5Gネットワークアーキテクチャを説明するための単なる一例であり、5Gネットワークアーキテクチャを限定することを意図していないことに留意されたい。例えば、
図1に示す5Gネットワークアーキテクチャは、ネットワークリポジトリ機能(network repository function、NRF)、ネットワーク公開機能(network exposure function、NEF)などをさらに含む。これは本明細書において限定されない。
【0177】
さらに、
図1に示す5Gネットワークアーキテクチャは、サービスベースインターフェースのシナリオに基づく5Gネットワークアーキテクチャであることが理解され得る。具体的に言えば、いくつかのコアネットワークの制御プレーンネットワーク要素がバスで相互接続されているとき、サービスベースインターフェースが使用される。例えば、AUSFが、Nausfインターフェースを介してバスに接続され、AMFが、Namfインターフェースを介してバスに接続され、SMFが、Nsmfインターフェースを介してバスに接続され、AFが、Nafインターフェースを介してバスに接続され、UDMが、Nudmインターフェースを介してバスに接続され、PCFネットワーク要素が、Npcfインターフェースを介してバスに接続され、NRFが、Nnrfインターフェースを介してバスに接続され、NEFが、Nnefインターフェースを介してバスに接続され、NSSFが、Nnssfインターフェースを介してバスに接続される。
【0178】
しかしながら、別の実施形態において、5Gネットワークアーキテクチャは、参照ポイントに基づくネットワークアーキテクチャでもよいことにさらに留意されたい。これも本明細書において限定されない。
【0179】
前述の5Gネットワークアーキテクチャを使用することにより5Gネットワークにアクセスする任意の2つの端末について、5Gネットワークは、2つの端末間におけるサービスデータのエンドツーエンドの伝送を提供することができる。例えば、端末1は、5Gネットワークを使用することにより端末2にサービスデータを送信することができる。
【0180】
5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される、可能な一シナリオにおいて、2つの端末が同じUPFを共有し、2つの端末間のサービスデータは、共有されたUPFを使用することにより転送される。例えば、
図2は2つの端末間のサービスデータ伝送の概略図である。
【0181】
図2に示すように、端末1が端末2にサービスデータを送信する一例を用いる。端末1と端末2が同じUPFを共有しているとき、端末1は最初、サービスデータをUPFに送信することができ、UPFは、受信したサービスデータを端末2に転送して、端末1から端末2へのサービスデータの伝送を実現することができる。
【0182】
5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される、別の可能なシナリオにおいて、2つの端末は、異なるUPFにそれぞれ接続され、2つの端末間のサービスデータは、2つの端末にそれぞれ接続されたUPFを使用することにより転送される。例えば、
図3は、2つの端末間のサービスデータの伝送の別の概略図である。
【0183】
図3に示すように、端末1が端末2にサービスデータを送信することを一例としてさらに用いる。端末1がUPF1に接続され、端末2がUPF2に接続されているとき、端末1は最初、サービスデータをUPF1に送信することができ、UPF1は、受信したサービスデータをUPF2に転送することができ、UPF2は次いで、受信したサービスデータを端末2に転送して、端末1から端末2へのサービスデータの送信を実現することができる。
【0184】
異なるUPF間の通信インターフェース(例えば、UPF1とUPF2との間の通信インターフェース)はN9インターフェースであってよく、ユーザデータを伝送するように構成される。
【0185】
さらに、5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される前述の2つのシナリオにおいて、端末が、固定されたアクセス方式でコアネットワークにアクセスするとき、サービスデータは、端末とUPFとの間で直接伝送されてもよいことが理解され得る。端末が、アクセスネットワークデバイス(例えば、基地局)を使用することによりコアネットワークにアクセスするとき、端末とUPFとの間のサービスデータの伝送は、アクセスネットワークデバイスによる転送を介して実現されてもよい。
【0186】
現在、5Gネットワークを使用することによりエンドツーエンドのサービスデータ伝送が実現される前述のシナリオにおいて、サービスのエンドツーエンドのサービス品質を確保するために、QoSフロー(flow)に基づく5G QoSモデルが提案されている。5G QoSモデルは、保証されたビットレートのQoSフロー(guaranteed bit rate QoS flow、GBR QoSフロー)と、保証されていないビットレートのQoSフロー(Non-GBR QoSフロー)を含む。同じQoSフローに含まれるデータパケットに対して、同じ伝送処理(スケジューリング及びアドミッション閾値など)が実行される。端末は、5Gシステムとの間で1つ以上のパケットデータユニット(packet data unit、PDU)セッションを確立することができ、1つ以上のQoSフローが、各PDUセッションにおいて確立され得る。各QoSフローは、1つのQoSフロー識別子(QoS flow identifier、QFI)を有し、QFIは、PDUセッション内の1つのQoSフローを一意に識別することができる。
【0187】
2つの端末が同じUPFを共有するシナリオでは、データ伝送が5Gネットワーク内のQoSフローに基づいて端末とUPFとの間で実行され、それにより、2つの端末間のサービスデータの伝送に対してエンドツーエンドのQoS保証を提供できることが習得できる。しかしながら、2つの端末が異なるUPFにそれぞれ接続されている前述のシナリオでは、5Gネットワークは、各端末とその端末に対応するUPFとの間のサービスデータ伝送に対してQoS保証を提供することができるだけで、2つの端末間の全体的なエンドツーエンドのQoS保証を提供することはできない。
【0188】
これに基づき、本出願の一実施形態は、2つの端末が異なるUPFにそれぞれ接続されているときに、5Gネットワークを使用することにより2つの端末間のサービスデータのエンドツーエンドの伝送が実現されるシナリオに適用され得る、データ伝送方法を提供する。この方法は、第1のUPFにより、第1の端末からデータを受信するステップであり、データは、第1の端末により第2の端末に送信されるデータである、ステップと、第1のUPFにより、第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信するステップであり、第2のUPFは、第2の端末に対応するUPFである、ステップを含む。第2のUPFは、第2の端末にデータを送信する。
【0189】
この方法において、データ伝送は、第1のQoSフローを介して第1のUPFと第2のUPFとの間で実行され、データ伝送は、QoSフローに基づいて第1の端末と第1のUPFとの間、及び第2の端末と第2のUPFとの間で実行することもできる。したがって、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体において、確実なQoS保証を提供することができる。同様に、この方法は、第2の端末により第1の端末に送信されるデータに対して、確実なQoS保証を提供することができる。したがって、この方法は、第1の端末と第2の端末との間の全体的なエンドツーエンドのQoS保証を提供することができる。
【0190】
以下では、添付の図面を参照して例を用いることにより、本出願の一実施形態で提供されるデータ伝送方法について説明する。
【0191】
本出願の説明において、「第1」及び「第2」などの語は、単に区別や説明のために用いられており、特徴を特別に限定するために用いられているわけではないことに留意されたい。本出願の実施形態の説明において、用語「及び/又は」は、関連づけられたオブジェクト間の関連づけ関係を表し、3つの関係が存在し得ることを示している。例えば、A及び/又はBは、次の3つのケース、すなわち、Aのみが存在する、AとBの双方が存在する、及びBのみが存在する、を示す場合がある。文字「/」は、一般に、関連づけられたオブジェクト間の「又は」関係を示す。本出願において、「少なくとも1つの」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。
【0192】
図4は、本出願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
図4に示すように、本出願の一実施形態における適用シナリオは、少なくとも第1の端末、第1のUPF、第2の端末、第2のUPFを含む。
【0193】
第1のUPFは、第1の端末にサービス提供する(serving)ユーザプレーンネットワーク要素であり、第2のUPFは、第2の端末にサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素である。例えば、第1のUPFは、第1の端末のアンカーUPF、中間UPF、オフローディングノードなどでもよい。
【0194】
任意で、第1のUPFと第2のUPFは、それぞれの対応する制御プレーンネットワーク要素SMFを有することができる。例えば、第1のUPFに対応する制御プレーンネットワーク要素は第1のSMF(図示せず)であり、第2のUPFに対応する制御プレーンネットワーク要素は第2のSMF(図示せず)であり、第1のSMFは第1の端末のセッションをサービス提供し、第2のSMFは第2の端末のセッションをサービス提供する。
【0195】
代替的に、第1のUPFと第2のUPFは、同じ制御プレーンネットワーク要素SMFにも対応し、SMFは、第1の端末のセッションと第2の端末のセッションを別個に提供することができる。これは本出願において限定されない。
【0196】
図4に示すシナリオにおけるネットワーク要素(第1の端末、第1のUPF、第2の端末、第2のUPF、及びSMFなど)間の具体的な接続関係、通信インターフェース等については、
図1に示す5Gネットワークアーキテクチャを参照する。詳細はここで再度説明されない。
【0197】
図4に示す適用シナリオは、単に本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図したものであり、本出願の実施形態において提供される技術的解決策の制限を構成するものではないことが理解され得る。例えば、適用シナリオは、別のデバイス又はネットワーク要素、例えば、
図1に示す5Gネットワークアーキテクチャにおけるネットワーク制御デバイス又は別のネットワーク要素をさらに含んでもよい。
【0198】
さらに、当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し、新しいサービスシナリオが出現したとき、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が同様の技術的課題にも適用可能であることを習得し得る。
【0199】
図5は、本出願の一実施形態による端末の概略構成図である。端末は、
図4に示す適用シナリオにおける第1の端末又は第2の端末でもよい。
図5に示すように、端末は、少なくとも1つのプロセッサ51、メモリ52、通信インターフェース53、及びバス54を含むことができる。
【0200】
以下では、
図5を参照して端末のコンポーネントを具体的な紹介を行う。
【0201】
プロセッサ51は、端末の制御センターであり、1つのプロセッサ、又は複数の処理要素の総称でもよい。例えば、プロセッサ51は、中央処理装置(central processing unit、CPU)でもよく、あるいは特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)でもく、あるいは本出願の実施形態を実施する1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ(デジタル信号プロセッサ(digital signal processors)、DSP)又は1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate arrays、FPGA)として構成されてもよい。
【0202】
プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたソフトウェアプログラムを動かし又は実行し、メモリ52に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末の様々な機能を実行することができる。
【0203】
特定の実装では、一実施形態において、プロセッサ51は、
図5に示すCPU0及びCPU1などの1つ以上のCPUを含むことができる。
【0204】
特定の実装では、一実施形態において、ネットワークデバイスは、複数のプロセッサ、例えば、
図5に示すプロセッサ51及びプロセッサ55を含むことができる。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(シングルCPU(single-CPU))でもよく、あるいはマルチコアプロセッサ(マルチCPU(multi-CPU))でもよい。本明細書でのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、及び/又は処理コアでもよい。
【0205】
メモリ52は、本出願の解決策において端末により実行される方法ステップを実行するソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、プロセッサ51は、実行を制御する。メモリ52は、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)若しくは静的な情報及び命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)若しくは情報及び命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスでもよく、あるいは電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)若しくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体若しくは別の磁気記憶デバイス、又は、命令若しくはデータ構造形式を有する予期されたプログラムコードを運び又は記憶するために使用でき、かつコンピュータによりアクセスできる任意の他の媒体でもよい。ただし、これは本明細書において限定されない。
【0206】
メモリ52は、独立して存在してもよく、バス54によりプロセッサ51に接続される。代替的に、メモリ52は、代わりにプロセッサ51と統合されてもよい。これは本明細書において限定されない。
【0207】
通信インターフェース53は、任意のトランシーバタイプ装置を使用することにより、別のデバイス又は別の通信ネットワークと通信するように構成される。通信インターフェース53は、イーサネットインターフェース、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インターフェース、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)インターフェースなどでもよい。通信インターフェース53は、受信機能を実装するための受信ユニットと、送信機能を実装するための送信ユニットを含むことができる。
【0208】
バス54は、業界標準アーキテクチャ(industry standard architecture、ISA)バス、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(peripheral component interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture、EISA)バスなどでもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類される場合がある。表現の容易さのため、
図5ではバスを表すために1つの太線のみが使用されているが、これは、1つのバスのみ又は1つのタイプのバスのみがあることを意味するわけではない。
【0209】
図5ではバス54が使用されているが、バス54はさらに別の形式の接続関係に置き換えられてもよく、このバス自体に限定されないことが理解され得る。
【0210】
任意で、
図4に示す適用シナリオにおいて、第1のUPF及び/又は第2のUPFを支えるために使用されるコアネットワークデバイスの構造も、第1のUPF又は第2のUPFに対応する様々な機能を実装するために、プロセッサ、メモリ、通信インターフェース、バスなどの
図5に示す端末の構造と同様のいくつかの構造を含んでもよい。詳細はここで再度説明されない。
【0211】
図6Aは、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
図6Aに示すように、データ伝送方法はS6A01~S6A05を含むことができる。S6A01~S6A05で伝送されるデータは、第1の端末により第2の端末に送信されるサービスデータである。
【0212】
S6A01:第1の端末が、第2のQoSフローを介して第1のUPFにデータを送信する。
【0213】
対応して、第1のUPFは、第2のQoSフローを介して第1の端末からデータを受信する。
【0214】
第1の端末は、対応するSMF(例えば、第1のSMF)を使用することにより事前にPDUセッションを確立し、PDUセッションを確立する処理で、以下で第2のQoSフローと呼ばれる1つ以上のQoSフローを作成する。すなわち、第1の端末のPDUセッションは、1つ以上の第2のQoSフローを含む。
【0215】
第1の端末が、第1のUPFにデータを送信する必要があるとき、第1の端末は、送信される必要があるデータのQoS要件に基づいて、PDUセッションに含まれる第2のQoSフローから、QoS要件を満たす第2のQoSフローを選択することができる。次いで、第1の端末は、QoS要件を満たす第2のQoSフローを介して第1のUPFにデータを送信することができる。
【0216】
例えば、QoS要件は、5QI情報が含む場合がある。5QIは、対応する5G QoS特徴値をインデックス化するためのスカラーである。5QIは、標準化された5QI、事前構成された5QI、及び動的に割り当てられた5QIを含む。
【0217】
S6A02:第1のUPFが、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応に基づいて、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローを決定する。
【0218】
第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応は、第2のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第1のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0219】
いくつかの実施形態において、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応は、第1のUPFに対して、第1のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第1のUPFは、第1のSMFから第1の構成情報を受信することができ、第1の構成情報は、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0220】
任意で、第1の構成情報は、第2のQoSフローの識別子情報と、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローの識別子情報を含む。第2のQoSフローの識別子情報と第1のQoSフローの識別子情報は、前述のQFIでもよい。
【0221】
いくつかの実装において、第2のQoSフローの識別子情報は、第1のQoSフローの識別子情報と同じである場合がある。代替的に、別の実装において、第2のQoSフローの識別子情報は、第1のQoSフローの識別子情報と異なる場合がある。これは本出願において本明細書で限定されない。
【0222】
任意で、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含んでもよい。第1のインターフェースの識別子情報は、第1のQoSフローを介して第1のインターフェース上の第2のUPFにデータを送信するように第1のUPFに指示するためのものである。
【0223】
第1のインターフェースは、N9インターフェース、又は第1のUPFと第2のUPFとの間のトンネル、例えば、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル-U(general packet radio service tunneling protocol-U、GTP-U)トンネルなどでもよい。
【0224】
第1の構成情報は、第1のUPFに対して第1のSMFにより構成された転送ルールであることを理解されたい。転送ルールは、パケット検出ルール(packet detection rule、PDR)と転送アクションルール(forwarding action rule、FAR)を含む。PDRはパケットをマッチングする(matching)ためのものであり、FARはパケットの処理を指示するためのものである。したがって、第1の構成情報では、第1のUPFに対して第1のSMFにより構成されたPDRは、第2のQoSフローの識別子情報を含み、FARは、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローの識別子情報と第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0225】
S6A03:第1のUPFが、第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信する。
【0226】
対応して、第2のUPFは、第1のQoSフローを介して第1のUPFからデータを受信する。
【0227】
S6A04:第2のUPFが、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応に基づいて、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローを決定する。
【0228】
第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応は、第1のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第3のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0229】
いくつかの実施形態において、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応は、第2のUPFに対して、第2のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第2のUPFは、第2のSMFから第2の構成情報を受信することができ、第2の構成情報は、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0230】
第1のUPFと第2のUPFが同じSMFに対応する場合、SMFは、第1のUPFに対する第1の構成情報を構成し、第2のUPFに対する第2の構成情報を構成することが理解され得る。
【0231】
任意で、第2の構成情報は、第1のQoSフローの識別子情報と、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローの識別子情報を含む。第3のQoSフローの識別子情報も、前述のQFIでもよい。
【0232】
いくつかの実装において、第1のQoSフローの識別子情報は、第3のQoSフローの識別子情報と同じである場合がある。代替的に、別の実装では、第1のQoSフローの識別子情報は、第3のQoSフローの識別子情報と異なる場合がある。これは本出願において本明細書で限定されない。
【0233】
さらに、第2の構成情報は、第2のUPFに対して第2のSMFにより構成された転送ルールであることを理解されたい。したがって、第2の構成情報では、第2のUPFに対して第2のSMFにより構成されたPDRは、第1のQoSフローの識別子情報を含み、FARは、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローの識別子情報を含む。
【0234】
第1の端末から第2の端末への全体的な伝送パスの観点から、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間に対応が存在し、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間に対応が存在することが習得できる。
【0235】
可能な一実装において、第2のQoSフローでは、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローの識別子情報が、第2のQoSフローの識別子情報と同じであり、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローの識別子情報が、第1のQoSフローの識別子情報と同じである。換言すれば、対応を連続的に有する第2のQoSフロー、第1のQoSフロー、及び第3のQoSフローが、同じ識別子情報を有する場合がある。
【0236】
S6A05:第2のUPFが、第3のQoSフローを介して第2の端末にデータを送信する。
【0237】
対応して、第2の端末は、第3のQoSフローを介して第2のUPFからデータを受信する。
【0238】
以下では、第1の端末がUE1であり、第2の端末がUE2であり、第1のUPFがUPF1であり、第2のUPFがUPF2である一例を用いて、UE1がUE2にパケットPを送信する処理を参照して
図7に示す処理について説明する。
【0239】
UE1は、最初、パケットPのQoS要件に基づいて第2のQoSフロー、例えばQoSフロー3を決定し、第2のQoSフローを介してUPF1にパケットPを送信することができる。パケットPを受信した後、UPF1は、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフロー、例えばQoSフロー3を決定し、第1のQoSフローを介してUPF2にパケットPを送信することができる。パケットPを受信した後、UPF2は、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフロー、例えばQoSフロー3を決定し、第3のQoSフローを介してUE2にパケットPを送信することができる。このようにして、UE1はパケットPをUE2に送信する。
【0240】
前述から、
図6Aに示す実施形態において、第2のQoSフローを介して第1の端末と第1のUPFとの間でデータ伝送が実行され、第1のQoSフローを介して第1のUPFと第2のUPFとの間でデータ伝送が実行され、第3のQoSフローを介して第2のUPFと第2の端末との間でデータ伝送が実行されることを習得できる。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して、確実なQoS保証を提供することができる。
【0241】
図6Bを参照し、以下では、
図6Aに示す実施形態で述べた第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応、及び第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を確立する処理について説明する。
【0242】
図6Bは、本出願の一実施形態によるQoSフロー対応を確立する概略フローチャートである。
図6Bに示すように、例えば、第1のUPFと第2のUPFは、それぞれの対応する制御プレーンネットワーク要素SMFを有する。第1のUPFに対応する制御プレーンネットワーク要素は第1のSMFであり、第2のUPFに対応する制御プレーンネットワーク要素は第2のSMFである。可能な一設計において、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応、及び第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応は、S6B01~S6B04に示す方式で決定されてもよい。
【0243】
S6B01:第2のSMFが、第1の端末のセッションが位置する第1のSMFに関する情報を取得する。
【0244】
例えば、第2の端末と第1の端末の間にリンクが作成されていると判断したとき、第2のSMFは、第1の端末のセッションが位置する第1のSMFに関する情報を取得することができる。一実装において、第2の端末のセッションを作成する処理で、第2のSMFは、加入データから、第1の端末の識別子と第1の端末から第2の端末へのリンクを作成するための要件とを取得して、第2の端末と第1の端末の間にリンクが作成される必要があると判断する。代替的に、別の実装において、第2の端末と第1の端末の間にリンクが作成される必要があると判断したとき、制御プレーンネットワーク要素(例えば、AF)は、第2のSMFにメッセージを送信し、このメッセージは、第1の端末の識別子と、リンクを作成するための指示を含む。その後、第2のSMFは、第1の端末が位置するネットワークの制御プレーンからのクエリを介して、第1の端末のセッションが位置する第1のSMFに関する情報を取得することができる。
【0245】
S6B02:第2のSMFと第2のUPFが、第1のインターフェースの識別子情報と、第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報を決定する。
【0246】
第1のインターフェースは、第2のUPF上にあり、かつ第1のUPFからデータを受信するインターフェースである。例えば、GTP-Uトンネルでは、第1のインターフェースの識別子情報は、第2のUPFのIPアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier、TEID)を含む。第3のQoSフローは、第2の端末のセッションにおけるQoSフローである。例えば、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を得るために、第1の端末から第2の端末へサービスデータの伝送のQoS要件に基づいて、第3のQoSフローに対応する第1のQoSフローの識別子情報を決定することができる。第1のQoSフローについては、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローと、第1のQoSフローと、第1のQoSフローに対応し、かつ後続のステップS6B04で決定される第2のQoSフローが、第1の端末から第2の端末へサービスデータの伝送のQoS要件を満たすことができる。
【0247】
任意で、第2のSMFと第2のUPFが、第2のUPFが第1のUPFからデータを受信する第1のインターフェースの識別子情報と、第2の端末のセッションにおける第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報を決定することは、第2のSMFが識別子情報を決定し、次いで第2のUPFに送信すること、又は、第2のUPFが識別子情報を決定し、次いで第2のSMFに送信すること、又は、第2のSMFと第2のUPFの各々が識別子情報の一部を決定することを指す場合がある。例えば、第2のSMFは、第2のUPFが第1のUPFからデータを受信する第1のインターフェースの識別子情報を決定し、次いで、識別子情報を第2のUPFに送信し、次いで、第2のUPFは、第2の端末のセッションにおける第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報を決定する。代替的に、第2のUPFは、第1のUPFからデータを受信するための第1のインターフェースの識別子情報を決定し、次いで、識別子情報を第2のSMFに送信する。次いで、第2のSMFは、第2の端末のセッションにおける第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報を決定する。
【0248】
S6B03:第2のSMFが、第1のインターフェースの識別子情報と第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報とを第1のSMFに送信する。
【0249】
第2のSMFが、第1のインターフェースの識別子情報と第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報とを第1のSMFに送信することは、第2のSMFが、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を第1のSMFに送信することを意味する。例えば、第2のSMFは、Nsmf_PDUSession_Updateメッセージを使用することにより前述の情報を第1のSMFに送信してもよい。代替的に、前述の情報は、PCFを介して第1のSMFに送信される。第2のSMFにより第1のSMFに送信される情報は、第3のQoSフロー及び第1のQoSフローに対応するQoS要件をさらに含む。
【0250】
S6B04:第1のSMFと第1のUPFが、第1のインターフェースの識別子情報と第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報とに基づいて、第1のQoSフローに対応する第2のQoSフローの識別子情報を決定する。
【0251】
例えば、第1のSMFと第1のUPFは、第2のUPFが第1のUPFからデータを受信する第1のインターフェースの識別子情報と、第2の端末のセッションにおける第3のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローの識別子情報と、第1のQoSフローに対応するQoS要件に基づいて、第1の端末のセッションにおける第1のQoSフローに対応する第2のQoSフローの識別子情報を決定する。この場合、第1のUPFは、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応を取得する。
【0252】
S6B01~S6B04に示す処理について、第1のUPFと第2のUPFが同じ制御プレーンネットワーク要素SMFに対応するとき、S6B03は存在しない。他の処理は同様であり、詳細は再度説明されない。
【0253】
S6B01~S6B04に示す処理によれば、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間に対応が存在し、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間に対応が存在することが決定され得る。換言すれば、第2のQoSフロー、第1のQoSフロー、及び第3のQoSフローは、順次的な対応を有する。対応を有する第2のQoSフロー、第1のQoSフロー、及び第3のQoSフローは、第1の端末と第2の端末との間のデータフローのエンドツーエンドのQoS要件を満たすことができる。例えば、第2のQoSフロー、第1のQoSフロー、及び第3のQoSフローの帯域幅は、データフローの帯域幅要件以上であり、第2のQoSフロー、第1のQoSフロー、及び第3のQoSフローのそれぞれの遅延の合計は、データフローの遅延要件以下である。
【0254】
図6Aに示す実施形態では、第2のQoSフローと第1のQoSフローの間に対応が存在し、第1のQoSフローと第3のQoSフローの間に対応が存在することが習得できる。別の可能な設計では、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間に対応が存在する場合があり、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間に対応が存在する場合がある。
【0255】
例えば、本出願の一実施形態は、データ伝送方法をさらに提供する。
図7は、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の別の概略フローチャートである。
図7に示すように、データ伝送方法はS701~S705を含むことができる。S701~S705で伝送されるデータは、第1の端末により第2の端末に送信されるサービスデータである。
【0256】
S701:第1の端末が、第2のQoSフローを介して第1のUPFにデータを送信する。
【0257】
対応して、第1のUPFは、第2のQoSフローを介して第1の端末からデータを受信する。
【0258】
S701の具体的な説明については、前述のS6A01を参照する。詳細は再度説明されない。
【0259】
S702:第1のUPFが、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローを決定する。
【0260】
第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応は、第2のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローは、第1のインターフェース上の第1のQoSフローである。
【0261】
いくつかの実施形態において、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応はさらに、第1のUPFに対して、第1のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第1のUPFは、第1のSMFから第1の構成情報を受信することができる。この場合、第1の構成情報は、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0262】
任意で、第1の構成情報は、第2のQoSフローの識別子情報と、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。第2のQoSフローの識別子情報は、前述のQFIでもよく、第1のインターフェースの識別子情報は、N9インターフェースのインターフェース識別子で、又はGTP-Uトンネルの前述のTEIDでもよい。
【0263】
S703:第1のUPFが、第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信する。
【0264】
換言すれば、第1のUPFは、第1のインターフェース上の第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信する。
【0265】
対応して、第2のUPFは、第1のQoSフローを介して第1のUPFからデータを受信する。
【0266】
S704:第2のUPFが、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応に基づいて、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフローを決定する。
【0267】
第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応は、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件と、第3のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0268】
いくつかの実施形態において、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応はさらに、第2のUPFに対して、第2のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第2のUPFは、第2のSMFから第2の構成情報を受信することができる。この場合、第2の構成情報は、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0269】
さらに、第1のUPFと第2のUPFが同じSMFに対応する場合、SMFは、第1のUPFに対する第1の構成情報を構成し、第2のUPFに対する第2の構成情報を構成することが理解され得る。
【0270】
任意で、第2の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報と、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフローの識別子情報を含む。第3のQoSフローの識別子情報も、前述のQFIでもよい。
【0271】
第1の端末から第2の端末への全体的な伝送パスの観点から、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間に対応が存在し、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間に対応が存在することが習得できる。
【0272】
S705:第2のUPFが、第3のQoSフローを介して第2の端末にデータを送信する。
【0273】
対応して、第2の端末は、第3のQoSフローを介して第2のUPFからデータを受信する。
【0274】
以下では、第1の端末がUE1であり、第2の端末がUE2であり、第1のUPFがUPF1であり、第2のUPFがUPF2である一例をさらに用いて、
図7に示す処理について説明する。これは、UE1がUE2にパケットPを送信する処理を参照すべきである。
【0275】
UE1は、最初、パケットPのQoS要件に基づいて第2のQoSフロー、例えばQoSフロー3を決定し、第2のQoSフローを介してUPF1にパケットPを送信することができる。パケットPを受信した後、UPF1は、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェース上の第1のQoSフローを介してUPF2にパケットPを送信することができる。例えば、パケットPは、QoSフロー4でもよい。パケットPを受信した後、UPF2は、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフロー、例えばQoSフロー5を決定し、第3のQoSフローを介してUE2にパケットPを送信することができる。このようにして、UE1はパケットPをUE2に送信する。
【0276】
前述から、
図7に示す実施形態において、第2のQoSフローを介して第1の端末と第1のUPFとの間でデータ伝送が実行され、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローを介して第1のUPFと第2のUPFとの間でデータ伝送が実行され、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフローを介して第2のUPFと第2の端末との間でデータ伝送が実行されることを習得できる。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して、確実なQoS保証をさらに提供することができる。
【0277】
さらに、
図7の実施形態において、第1の構成情報と第2の構成情報を構成するための具体的な方法は、
図6Aに示す実施形態におけるPDR及びFARの構成ルールと同じ又は同様であり、詳細は再度説明されないことに留意されたい。さらに、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応、及び第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応を確立する処理は、
図6Bに示す第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応、及び第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を確立する処理と同様である。詳細はここで再度説明されない。
【0278】
任意で、本出願の実施形態において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータは、ユーザトンネル識別子をさらに含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。例えば、第1の端末からデータを受信したとき、第1のUPFは、データ内のユーザトンネル識別子に基づいて、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであると判断し、第2の端末に対応する第2のUPFにデータを送信することができる。
【0279】
任意で、ユーザトンネル識別子は、第1の端末によりデータに追加され、かつ第1の端末から第2の端末への伝送パスを識別することができるいくつかのフィールドでもよい。例えば、フィールドは、GTP-Uヘッダに追加されてもよく、あるいはGTP-U上位層に追加されてもよく、これは本明細書において限定されない。
【0280】
ユーザトンネル識別子は、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに追加され、それにより、第1のUPFは、受信したデータ内のユーザトンネル識別子に基づいて、エンドツーエンドの転送サービスを判断し、エンドツーエンドの転送サービスを5G LANサービスから区別することができる。5G LANサービスのパケットは、パケット内の宛先アドレスに基づいて転送される。しかしながら、本出願の実施形態において、エンドツーエンドのサービスはフローに基づいて転送され、UPFはパケット内の宛先アドレスを認識しない。
【0281】
図7の実施形態において、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間に対応が存在し、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間に対応が存在することが習得できる。
図6A及び
図7に示す実施形態と異なり、さらに別の可能な設計では、第1のUPFと第2のUPFは、対応に基づいて、第1の端末により第2の端末に送信されるデータを転送しない場合がある。
【0282】
例えば、本出願の一実施形態は、データ伝送方法をさらに提供する。
図8は、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図8に示すように、データ伝送方法はS801~S804を含むことができる。S801~S804で伝送されるデータは、第1の端末により第2の端末に送信されるサービスデータである。
【0283】
S801:第1の端末が、第1のUPFにデータを送信する。
【0284】
対応して、第1のUPFは、第1の端末からデータを受信する。
【0285】
S802:第1のUPFが、データのデータ特徴と第1のQoSフローとの間の対応に基づいて、データ特徴に対応する第1のQoSフローを決定する。
【0286】
例えば、データはパケットであり、データ特徴はパケット特徴であり、例えば、IPアドレス、ソースポート、宛先IPアドレス、宛先ポート、及びトランスポート層プロトコルを含む、パケットの5タプルでもよい。
【0287】
いくつかの実施形態において、データ特徴と第1のQoSフローとの間の対応はさらに、第1のUPFに対して、第1のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第1のUPFは、第1のSMFから第1の構成情報を受信することができる。この場合、第1の構成情報は、データ特徴と第1のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0288】
任意で、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のQoSフローの識別子情報を含む。第1のQoSフローの識別子情報は、前述のQFIでもよい。
【0289】
任意で、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1のインターフェースの識別子情報は、第1のインターフェースの識別子情報に対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローを介して第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように第1のUPFに指示するためのものである。
【0290】
第1の構成情報が第1のインターフェースの識別子情報を含まないとき、第1のUPFは、ローカルポリシーに従って第1のインターフェースに第1のインターフェースの識別子情報を送信することができる。例えば、異なる第1のインターフェースは異なるリンク属性を有し、決定された第1のQoSフローは特定のリンク属性要件を有する。したがって、第1のUPFは、第1のQoSフローのリンク属性要件を満たす第1のインターフェースに、第1のインターフェースの識別子情報を送信する場合がある。
【0291】
S803:第1のUPFが、第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信する。
【0292】
対応して、第2のUPFは、第1のQoSフローを介して第1のUPFからデータを受信する。
【0293】
S804:第2のUPFが、第2の端末にデータを送信する。
【0294】
対応して、第2の端末は、第2のUPFからデータを受信する。
【0295】
任意で、
図8に示す実施形態において、第1の端末が第1のUPFにデータを送信するとき、又は第2のUPFが第2の端末にデータを送信するときに、データ特徴に基づいて、対応する第2のQoSフロー又は第3のQoSフローが決定されてもよい。詳細はここで再度説明されない。
【0296】
前述から、
図8に示す実施形態において、データ特徴に対応する第1のQoSフローを介して第1のUPFと第2のUPFとの間でデータ伝送が実行されることが習得できる。したがって、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスに対して、確実なQoS保証を提供することができる。ただし、第1の端末と第1のUPFとの間、及び第2のUPFと第2の端末との間のデータ伝送も、QoSフローに基づいている。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体が、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して確実なQoS保証を提供することができる。
【0297】
さらに、
図8に示す実施形態において、第1の構成情報と第2の構成情報を構成するための具体的な方法は、
図6Aに示す実施形態におけるPDR及びFARの構成ルールと同じ又は同様であり、詳細は再度説明されないことに留意されたい。例えば、データ特徴はPDR内に構成され、データのデータ特徴に対応する第1のQoSフローの識別子情報はFAR内に構成される。
【0298】
図8に示す実施形態と異なり、本出願の一実施形態は、データ伝送方法をさらに提供する。
図9は、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の別の概略フローチャートである。
図9に示すように、データ伝送方法はS901~S904を含むことができる。S901~S904で伝送されるデータは、第1の端末により第2の端末に送信されるサービスデータである。
【0299】
S901:第1の端末が、第1のUPFにデータを送信する。
【0300】
対応して、第1のUPFは、第1の端末からデータを受信する。
【0301】
S902:第1のUPFが、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、データのデータ特徴に対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローを決定する。
【0302】
データ特徴の関連する説明については、
図8に示す実施形態における説明を参照する。
【0303】
いくつかの実施形態において、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応はさらに、第1のUPFに対して、第1のUPFに対応するSMFにより構成されてもよい。例えば、第1のUPFは、第1のSMFから第1の構成情報を受信することができる。この場合、第1の構成情報は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0304】
任意で、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。第1のインターフェースの識別子情報は、N9インターフェースのインターフェース識別子、又はGTP-Uトンネルの前述のTEIDでもよい。
【0305】
決定された第1のインターフェースがデータのデータ特徴を満たすため、第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローもデータのデータ特徴を満たす。
【0306】
S903:第1のUPFが、第1のQoSフローを介して第2のUPFにデータを送信する。
【0307】
対応して、第2のUPFは、第1のQoSフローを介して第1のUPFからデータを受信する。
【0308】
換言すれば、第2のUPFは、第1のQoSフローを介して、決定された第1のインターフェース上の第1のUPFからデータを受信することができる。
【0309】
S904:第2のUPFが、第2の端末にデータを送信する。
【0310】
対応して、第2の端末は、第2のUPFからデータを受信する。
【0311】
任意で、
図9に示す実施形態において、第1の端末が第1のUPFにデータを送信するとき、又は第2のUPFが第2の端末にデータを送信するときに、データ特徴に基づいて、対応する第2のQoSフロー又は第3のQoSフローが決定されてもよい。詳細はここでも再度説明されない。
【0312】
前述から、
図9に示す実施形態において、データ特徴に対応する第1のインターフェース上の第1のQoSフローを介して、第1のUPFと第2のUPFとの間でデータ伝送が実行されることが習得できる。したがって、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスに対して、確実なQoS保証をさらに提供することができる。ただし、第1の端末と第1のUPFとの間、及び第2のUPFと第2の端末との間のデータ伝送も、QoSフローに基づいている。したがって、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体が、第1の端末により第2の端末に送信されるデータに対して確実なQoS保証をさらに提供することができる。
【0313】
さらに、
図9の実施形態において、第1の構成情報と第2の構成情報を構成するための具体的な方法は、
図6Aに示す実施形態におけるPDR及びFARの構成ルールと同じ又は同様であり、詳細はまた再度説明されないことに留意されたい。
【0314】
図8及び
図9を参照し、本出願の実施形態において、データ特徴はデータ伝送のためのQoS要件(例えば、遅延要件)を含み、第1のUPFは、データのQoS要件と第1のインターフェース及び/又はQoSフローのリンク品質とに基づいて、データ転送のための第1のインターフェース及び/又は第1のQoSフローを決定することができることが習得できる。
【0315】
任意で、
図8及び/又は
図9に示す実施形態において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータは、ユーザトンネル識別子をさらに含んでもよく、ユーザトンネル識別子は前述の実施形態で説明したものと同じであり、ここで再度説明されない。
【0316】
本出願の
図6A~
図9に示す実施形態で説明されるデータ伝送方法は、第1の端末が第2の端末にデータを送信する処理を用いて説明されているが、このデータ伝送方法は、第2の端末から第1の端末にデータを送信する処理にさらに拡張されてもよいことが理解され得る。換言すれば、本出願のデータ伝送方法は、任意の2つの端末間のサービスデータの伝送の処理に適用可能である。このデータ伝送方法によれば、ユーザにサービス提供するUPF間の転送パスを作成することができ、ユーザのQoS要件に基づいて、適切な転送パスを使用することにより、サービスデータがピアユーザにサービス提供するUPFに転送される。
【0317】
さらに、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法は、ワイドエリアネットワークシナリオにおけるエンドツーエンドの伝送に拡張することもできる。現在、WANシナリオにおけるエンドツーエンドの伝送は、ソフトウェア・デファインド・ワイドエリアネットワーク(soft-defined wide area network、SD-WAN)技術に基づいて実現されている。SD-WANは、ソフトウェア・デファインド・ネットワーク(software-defined network、SDN)技術をワイドエリアネットワークシナリオに適用するサービスである。このサービスは、広い地理的エリアにわたる企業ネットワーク、データセンター、インターネットアプリケーション、及びクラウドサービスを接続し、ワイドエリアネットワークの支出を削減し、ネットワーク接続の柔軟性を向上させることを目的としている。SD-WANは、費用効果があり、使用するのが容易であり、スケーラブルな配備と確実なセキュリティをサポートしている。
【0318】
図10は、ワイドエリアネットワークシナリオにおけるエンドツーエンドの伝送のためのシステムの概略構成図である。
図10に示すように、SD-WANはトンネルを介して実装される。複数のリンク、例えば、有線リンク(ケーブル(cable))及びデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL)が、送信端におけるSD-WANアプリケーション(application)デバイスと受信端におけるSD-WANアプリケーション(application)デバイスとの間に含まれる。送信端のSD-WANアプリケーションデバイスは、頻繁なリンク品質検出を介して各リンクの遅延、パケット損失率、及びジッタなどのリンク品質情報を取得して、サービス要件とリンク品質情報に基づいて、異なるリンクを介して、送信端におけるユーザサービスデータを受信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスに送信することができる。受信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスは、受信したユーザサービスデータを受信端に転送することができる。
【0319】
ただし、SD-WAN技術に基づくワイドエリアネットワークシナリオにおけるエンドツーエンドの伝送の前述の処理では、リンク品質保証は、送信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスと受信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスとの間の伝送リンクに対してのみ提供することができ、送信端から受信端へのリンク全体に対して、確実なエンドツーエンドのワイドエリアリンク品質保証を提供することはできない。
【0320】
しかしながら、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法では、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスが、SD-WAN技術に基づくワイドエリアネットワークシナリオにおける送信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスと受信端におけるSD-WANアプリケーションデバイスとの間の伝送リンクに取って代わり、送信端から受信端へのリンク全体に対して確実なエンドツーエンドのワイドエリアリンク品質保証を提供することができる。さらに、転送処理では、パケット内の宛先アドレスを感知する代わりに、UPFが、セッションとフローとの間の対応に基づいてパケットを転送することができ、それにより、UPFでの転送要件が低減され、ユーザアドレスの数量が制限されず、それにより、ユーザ側でのネットワーク配備の柔軟性が向上する。さらに、SD-WANと比較して、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法では、端末は、トンネリングプロトコルを実装する必要がない。
【0321】
任意で、本出願の実施形態において、第1の端末は、前述の実施形態で作成されたエンドツーエンドの転送パスのリンク品質を得るために、第2の端末に対するリンク品質検出をさらに開始してもよく、それにより、第1の端末は、検出されたリンク品質に基づいて、パケットを配信するためのQoSフローを決定することができる。
【0322】
例えば、可能な一設計において、第1の端末により第2の端末に送信されるデータは、リンク検出指示を含む。データを受信したとき、第1のUPFは、リンク検出指示に基づいてデータに第1の検出情報を挿入することができる。第1の検出情報は、GTP-Uヘッダに含まれてもよく、あるいはGTP-U上位層に含まれてもよい。第1の検出情報は、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスにおけるQoSフローに対応する、第1の端末の上りリンク帯域幅、下りリンク帯域幅、上りリンクパケット損失統計(パケット損失率)、下りリンクパケット損失統計(パケット損失率)、パケットを受信したタイムスタンプ、パケットを送信したタイムスタンプ、及び上りリンク/下りリンクエアインターフェース遅延などの情報のうちの1つ以上を含む。
【0323】
この場合、第2のUPFがデータを受信したとき、データは第1の検出情報とリンク検出指示を含むことが理解され得る。データを受信したとき、第2のUPFは、リンク検出指示に基づいてデータに第2の検出情報を挿入することができる。第1の検出情報と同様に、第2の検出情報は、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスにおけるQoSフローに対応する、第1の端末の上りリンク帯域幅、下りリンク帯域幅、上りリンクパケット損失統計(パケット損失率)、下りリンクパケット損失統計(パケット損失率)、パケットを受信したタイムスタンプ、パケットを送信したタイムスタンプ、及び上りリンク/下りリンクエアインターフェース遅延などの情報のうちの1つ以上を含んでもよい。第2の検出情報のタイプは、第1の検出情報のタイプと同じでもよく、又は異なってもよい。
【0324】
換言すれば、リンク検出指示は、データに第1の検出情報を挿入するように第1のUPFに指示し、データに第2の検出情報を挿入するように第2のUPFに指示するためのものである。
【0325】
第2のUPFが第2の端末にデータを転送したとき、第2の端末は、第2の端末により習得される、第2のUPFから第2の端末への伝送パスに対する第3の検出情報と、データに含まれる第1の検出情報及び第2の検出情報とを参照して、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を判断することができる。次いで、第2の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報を第1の端末に返すことができ、それにより、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて、第2の端末にデータパケットを送信するためのQoSフローを決定することができる。
【0326】
別の可能な設計において、第1の端末は代替的に、検出パケットを使用することにより、第2の端末にリンク検出指示を別個に送信することができる。例えば、リンク検出指示は検出パケットにおいて運ばれてもよい。例えば、本出願の一実施形態は、リンク品質検出方法をさらに提供する。
図11は、本出願の一実施形態によるリンク品質検出方法の概略フローチャートである。
図11に示すように、リンク品質検出方法はS1101~S1109を含むことができる。S1101~S1109は、第1の端末が第2の端末にリンク検出指示を送信し、第2の端末により返されたリンク検出指示を受信する処理である。
【0327】
S1101:第1の端末が、第1のUPFに検出パケットを送信し、検出パケットはリンク検出指示を含む。
【0328】
対応して、第1のUPFは、第1の端末から検出パケットを受信する。
【0329】
S1102:第1のUPFが、第1の検出情報を生成し、検出パケットに第1の検出情報を挿入する。
【0330】
S1103:第1のUPFが、第2のUPFに検出パケットを送信し、検出パケットは、第1の検出情報とリンク検出指示を含む。
【0331】
対応して、第2のUPFは、第1のUPFから検出パケットを受信する。
【0332】
S1104:第2のUPFが、第2の検出情報を生成し、検出パケットに第2の検出情報を挿入する。
【0333】
S1105:第2のUPFが、第2の端末に検出パケットを送信し、検出パケットは、第1の検出情報、第2の検出情報、及びリンク検出指示を含む。
【0334】
対応して、第2の端末は、第2のUPFから検出パケットを受信する。
【0335】
S1106:第2の端末が、第3の検出情報を生成する。
【0336】
S1107:第2の端末が、第2のUPFにリンク品質情報を送信し、リンク品質情報は、第1の検出情報、第2の検出情報、及び第3の検出情報を含む。
【0337】
リンク品質情報は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報である。第1の検出情報は、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報であり、第2の検出情報は、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク品質情報であり、第3の検出情報は、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報である。
【0338】
対応して、第2のUPFは、リンク品質情報を受信する。
【0339】
S1108:第2のUPFが、第1のUPFにリンク品質情報を送信する。
【0340】
対応して、第1のUPFは、リンク品質情報を受信する。
【0341】
S1109:第1のUPFが、第1の端末にリンク品質情報を送信する。
【0342】
対応して、第1の端末は、リンク品質情報を受信する。
【0343】
一実装において、リンク検出指示は具体的に、リンク検出指示を運び、かつ第1の端末から第2の端末への伝送パス内にあるQoSフローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである。換言すれば、QoSフローが、リンク検出指示を含む検出パケットを運ぶために使用される場合、リンク検出指示は具体的に、対応するQoSフローのリンク品質情報を示すためのものである。
【0344】
別の実装では、リンク検出指示は、1つ以上のQoSフローの識別子情報を含む。この場合、リンク品質情報は具体的に、リンク検出指示に含まれるQoSフローの識別子情報に対応する、QoSフローのリンク品質情報を示すためのものである。
【0345】
任意で、本出願の実施形態において、第1の端末と第2の端末は、互いにリンク検出指示を周期的に(例えば、周期性は5ms、10ms、又は100msでもよく、これは本明細書において限定されない)送信してもよく、それにより、第1の端末と第2の端末の双方が、一方向遅延内でローカルエンドからピアエンド端末への(例えば、第1の端末がローカルエンドである場合、第2の端末はピアエンド端末である)リンク品質情報を取得することができる。リンク検出指示を送信するとき、第1の端末と第2の端末は、リンク検出指示内で、前回ピアエンド端末から受信したリンク品質情報をさらに送信してもよく、それにより、ピアエンド端末は、より正確なリンク品質情報(例えば、前述の遅延情報)を取得することができる。例えば、第1の端末は、第2の端末にリンク検出指示を送信し、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2の端末に送信する。
【0346】
いくつかの実施形態において、異なるタイプのリンク品質情報が、異なる処理でさらに取得されてもよい。例えば、最初、ある検出処理で遅延が取得され、次いで、次の検出処理で遅延情報と利用可能帯域幅情報が挿入されて、遅延検出の精度が確保される。
【0347】
可能な一設計において、リンク品質検出方法は、第1の端末により、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、データを運ぶサービス品質フローを決定するステップをさらに含む。例えば、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報に基づいて、検出されたリンク品質を判断することができる。次いで、第1の端末は、第2の端末に送信される必要があるデータのQoS要件と検出されたリンク品質とに基づいて、データ(例えば、パケット)を配信するためのQoSフローを決定することができる。
【0348】
任意で、本出願の実施形態において、端末がQoSフローのリンク品質に基づいてパケットの送信に使用されるQoSフローを決定するときにリンク品質を取得する方式は、限定されない。例えば、リンク品質は、前述の実施形態で説明されたリンク品質検出の方法で取得されてもよく、あるいはフローが作成されたときに制御プレーンから取得されてもよく、これは本明細書において限定されない。
【0349】
図11に示す前述の実施形態は、第1の端末がリンク品質検出を開始し、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質が検出される処理である。同様に、第2の端末もリンク品質検出処理を開始してもよく、対応して、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質が検出される。
【0350】
いくつかの他の可能な設計において、リンク品質検出処理はさらに、第1のUPF又は第2のUPFにより開始されてもよい。
【0351】
例えば、第1のUPFは、第1の端末に第1のリンク検出要求を送信することができ、第1の端末は、第1のリンク検出要求に基づいて、第1のUPFから第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1のUPFに返すことができる。対応して、第1のUPFは、第1の端末から、第1のUPFから第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。第2のUPFは、第1のUPFに第2のリンク検出要求を送信することができる。対応して、第1のUPFは、第2のUPFから第2のリンク検出要求を受信する。次いで、第1のUPFは、第2のリンク検出要求に基づいて、第1のUPFから第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2のUPFから第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報とを、第2のUPFに返すことができる。この場合、第2のUPFは、第2のUPFから第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を習得することができる。第2のUPFが、第2の端末から第2のUPFへの伝送パスのリンク品質情報をさらに容易に習得することができるため、第2のUPFは、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を判断し、リンク品質情報を端末に返すことがき、それにより、第2の端末は、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。このようにして、第2の端末は、第2の端末から第1の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて、第1の端末にデータパケットを送信するためのQoSフローを決定することができる。
【0352】
同様に、第1のUPFも、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得し、第1の端末にリンク品質情報を送信することができ、それにより、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて、第2の端末にデータパケットを送信するためのQoSフローを決定することができる。
【0353】
例えば、第1のUPFは、第2のUPFにリンク検出要求を送信して、第1のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得するように要求することができる。このリンク検出要求は、第3のリンク検出要求と呼ばれてもよい。第1のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第2のUPFにより生成される、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末により第2のUPFに送信される、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを含む。第2の端末により、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2のUPFに送信することについては、第1の端末が第1のUPFから第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1のUPFに送信する前述の処理を参照する。例えば、第2のUPFは、第2の端末に第4のリンク検出要求を送信することができ、第2の端末は、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2のUPFに返すことができる。さらに、第1のUPFは、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。したがって、第1のUPFは、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。第1のUPFは、取得した第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末に送信することができ、それにより、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パス全体のリンク品質情報に基づいて、第2の端末にパケットを送信するためのQoSフローを決定することができる。
【0354】
例えば、第1のUPFは、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得し、第1の端末にリンク品質情報を送信する。
図12は、本出願の一実施形態によるリンク品質検出方法の別の概略フローチャートである。
図12に示すように、リンク品質検出方法はS1201~S1204を含むことができる。
【0355】
S1201:第1のUPFが、第2のUPFにリンク品質検出要求を送信する。
【0356】
第1のUPFにより第2のUPFに送信されるリンク品質検出要求は、上述した第3のリンク検出要求である。
【0357】
対応して、第2のUPFは、リンク品質検出要求を受信する。
【0358】
S1202:第2のUPFが、第1のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1のUPFに送信する。
【0359】
対応して、第1のUPFは、第1のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0360】
S1203:第1のUPFが、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報を取得する。
【0361】
この場合、第1のUPFは、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク品質情報と、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報と、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とに基づいて、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を得ることができる。
【0362】
S1204:第1のUPFが、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末に送信する。
【0363】
対応して、第1の端末は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信する。
【0364】
図12に示す実施形態で言及されるリンク品質情報については、
図11に示す実施形態における第1の検出情報のタイプ等を参照する。詳細はここで再度説明されない。
【0365】
任意で、
図11及び/又は
図12に示す実施形態において、第1の端末が、アクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスするとき、第1の端末から第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のUPFへの伝送パスのリンク品質情報を含み、かつ/あるいは、第2の端末が、アクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスするとき、第2のUPFから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第2のUPFから第2の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末のアクセスネットワークデバイスから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0366】
例えば、
図11に示す実施形態において、第1の端末が、アクセスネットワークデバイスを使用することによりコアネットワークにアクセスし、第1の端末により送信され、かつ第1の端末のアクセスネットワークデバイスにより受信されるデータが、リンク品質検出指示を含むとき、第1の端末から第1の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスの検出情報が一度挿入され、これは第4の検出情報と呼ばれる。第1の端末のアクセスネットワークデバイスにより転送されたデータを受信したとき、第1のUPFは、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のUPFへの検出情報を一度挿入し、これは第5の検出情報と呼ばれる。換言すれば、第1の検出情報は、第4の検出情報と第5の検出情報を含む。
【0367】
任意で、第3の検出情報と第4の検出情報の双方が上りリンク帯域幅情報を含み、第4の検出情報内の上りリンク帯域幅情報が第3の検出情報内の上りリンク帯域幅情報より小さい場合、第4の検出情報内の上りリンク帯域幅情報のみが保持される。
【0368】
上記のように、本出願の実施形態において、第1のUPFは、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得することができる。前述の実施形態で言及した、第1のSMFにより、第2のQoSフローと第1のQoSフロー又は第1のインターフェースとの間の対応を決定すること、又はデータ特徴と第1のQoSフロー又は第1のインターフェースとの間の対応を決定することは、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報が取得された後、第1のUPFにより、制御プレーンネットワーク要素(例えば、第1のSMF)にリンク品質情報を送信することと、制御プレーンネットワーク要素により、リンク品質情報に基づいて対応を決定することでもよい。例えば、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得した後、第1のUPFは、第1のSMFにリンク品質情報を送信することができる。第1のSMFは、データのQoS要件に基づいて、第1のUPFが第2のUPFにデータを転送するときに使用される第1のQoSフローを決定し、第1のUPFに対して、第1の端末と第1のUPFとの間の、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応を構成することができる。代替的に、データ特徴と第1のQoSフローとの間の対応が、第1のUPFに対して構成されるなどがある。
【0369】
いくつかの他の実施形態において、第1のUPFが第2のUPFにリンク検出要求(例えば、第3のリンク検出要求)を送信したとき、第2のUPFは、第2のUPFがリンク検出要求を受信したタイムスタンプと第2のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含むリンク品質情報を第1のUPFに返すことができる。例えば、第1のUPFは、第1のインターフェースを介して第2のUPFに検出パケットを送信することができ、第1のUPFは、検出パケットにリンク検出要求を挿入することができる。次いで、第2のUPFは、第2のUPFが検出パケットを受信したタイムスタンプ(すなわち、リンク検出要求を受信したタイムスタンプ)と、第2のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含む、リンク品質情報を第1のUPFに送信する。第1のUPFは、受信したリンク品質情報に基づいて、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク品質を判断することができる。例えば、第1のUPFは、第2のUPFが検出パケットを受信したタイムスタンプと、第2のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプとに基づいて、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク遅延を判断してもよい。リンク遅延はリンク品質である。例えば、第2のUPFが検出パケットを受信したタイムスタンプが、第2のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプより5ミリ秒早い場合、第1のUPFは、第1のUPFから第2のUPFへの伝送パスのリンク遅延が5ミリ秒であると判断することができる。確かに、5ミリ秒は説明のための単なる一例であることが理解され得る。
【0370】
次いで、第1のUPFと制御プレーンネットワーク要素(例えば、第1のSMF)は、第1の端末から第1のUPFへの最大遅延バジェットと、第1のUPFから第2のUPFへのリンク品質と、第2のUPFから第2の端末への最大遅延バジェットとに基づいて、第1の端末から第2の端末への最大遅延を判断して、第1のUPFが第2のUPFにデータを転送するときにパケットを配信するための第1のQoSフローを決定することができる。代替的に、別の端末と端末との間でデータが転送されると判断されたとき、第1のUPFと第2のUPFとの間の第1のインターフェース及び/又は第1のQoSフローが、データパケットを転送するために使用される。
【0371】
同様に、第2のUPFが第1のUPFにリンク検出要求を送信することができるとき、第1のUPFは、第1のUPFがリンク検出要求を受信したタイムスタンプと第1のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含むリンク品質情報を第2のUPFに返すことができる。第2のUPFは、第1のUPFがリンク検出要求を受信したタイムスタンプと第1のUPFがリンク品質情報を送信したタイムスタンプとに基づいて、第2のUPFから第1のUPFへの伝送パスのリンク品質を判断することができる。次いで、第2のUPFと制御プレーンネットワーク要素(例えば、第2のSMF)は、第2の端末から第2のUPFへの最大遅延バジェットと、第2のUPFから第1のUPFへのリンク品質と、第1のUPFから第1の端末への最大遅延バジェットとに基づいて、第2の端末から第1の端末への最大遅延を判断して、第2のUPFが第1のUPFにデータを転送するときにパケットを配信するための第1のQoSフローを決定することができる。
【0372】
前述では主に、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本出願の実施形態で提供される解決策について説明している。上記の機能を実装するために、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末などの各ネットワーク要素は、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。
【0373】
例えば、本出願の一実施形態は、第1のユーザプレーン機能に適用され得る通信装置をさらに提供することができる。
図13は、本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
図13に示すように、通信装置は、受信ユニット1301と送信ユニット1302を含む。
【0374】
受信ユニット1301は、第1の端末からデータを受信するように構成され、データは、第2の端末に送信されるデータである。送信ユニット1302は、第1のQoSを介して第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように構成され、第2のユーザプレーン機能は、第2の端末に対応するユーザプレーン機能である。
【0375】
可能な一設計において、データにはリンク検出指示を含み、リンク検出指示は、リンク検出指示に基づいて第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入するように送信ユニット1302に指示するためのものである。
【0376】
可能な一設計において、送信ユニット1302はさらに、第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1301はさらに、第1の端末から、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される。
【0377】
可能な一設計において、受信ユニット1301はさらに、第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニット1302はさらに、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを、第2のユーザプレーン機能に送信するように構成される。
【0378】
可能な一設計において、送信ユニット1302はさらに、第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1301はさらに、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを、第2のユーザプレーン機能から受信するように構成され、送信ユニット1302はさらに、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを、第1の端末に送信するように構成される。
【0379】
さらに
図13を参照し、可能な一設計において、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能が第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと、第2のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプを含む。この装置は、リンク品質情報に基づいて第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断するように構成された処理ユニット1303をさらに含む。
【0380】
さらに
図13を参照し、可能な一設計において、受信ユニット1301は具体的に、第2のQoSフローを介して第1の端末からデータを受信するように構成され、この装置は、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応に基づいて、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローを決定するように構成された処理ユニット1303をさらに含む。第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応は、第2のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第1のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0381】
可能な一設計において、受信ユニット1301はさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、第2のQoSフローと第1のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0382】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のQoSフローの識別子情報と、第2のQoSフローに対応する第1のQoSフローの識別子情報を含む。
【0383】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1の構成情報は、第1のQoSフローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように送信ユニット1302に指示するためのものである。
【0384】
可能な一設計において、第2のQoSフローと第1のQoSフローは同じ識別子情報を有する。
【0385】
別の可能な設計において、受信ユニット1301は具体的に、第2のQoSフローを介して第1の端末からデータを受信するように構成され、処理ユニット1303は、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローを決定するように構成され、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応は、第2のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0386】
可能な一設計において、受信ユニット1301はさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、第2のQoSフローと第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0387】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第2のQoSフローの識別子情報と、第2のQoSフローに対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0388】
さらに別の可能な設計において、処理ユニット1303は、データ特徴と第1のQoSフローとの間の対応に基づいて、データ特徴に対応する第1のQoSフローを決定するように構成される。
【0389】
可能な一設計において、受信ユニット1301はさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、データ特徴と第1のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0390】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のQoSフローの識別子情報を含む。
【0391】
可能な一設計において、第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、第1の構成情報は、第1のQoSフローを介して第1のインターフェース上の第2のユーザプレーン機能にデータを送信するように送信ユニット1302に指示するためのものである。
【0392】
さらに別の可能な設計において、処理ユニット1303は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応に基づいて、データのデータ特徴に対応する第1のインターフェースを決定し、第1のインターフェースに対応する第1のQoSフローを決定するように構成される。
【0393】
可能な一設計において、受信ユニット1301はさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、データ特徴と第1のインターフェースとの間の対応を示すためのものである。
【0394】
可能な一設計において、第1の構成情報は、データ特徴と、データ特徴に対応する第1のインターフェースの識別子情報を含む。
【0395】
可能な一設計において、データはユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0396】
本出願の一実施形態は、第2のユーザプレーンネットワーク要素に適用される通信装置をさらに提供する。
図14は、本出願の一実施形態による通信装置の構造の別の概略図である。
図14に示すように、通信装置は、受信ユニット1401と送信ユニット1402を含む。
【0397】
受信ユニット1401は、第1のQoSフローを介して第1のユーザプレーン機能からデータを受信するように構成され、第1のユーザプレーン機能は第1の端末に対応するユーザプレーン機能であり、データは第2の端末に送信されるデータである。送信ユニット1402は、第2の端末にデータを送信するように構成される。
【0398】
可能な一設計において、データはリンク検出指示を含み、リンク検出指示は、リンク検出指示に基づいて第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報をデータに挿入するように送信ユニット1402に指示するためのものである。
【0399】
可能な一設計において、送信ユニット1402はさらに、第1のユーザプレーン機能に第2のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1401はさらに、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを第1のユーザプレーン機能から受信するように構成され、送信ユニット1402はさらに、第2の端末に対する第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を送信するように構成される。
【0400】
可能な一設計において、受信ユニット1401はさらに、第1のユーザプレーン機能から第3のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニット1402はさらに、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第1のユーザプレーン機能に送信するように構成される。
【0401】
可能な一設計において、送信ユニット1402はさらに、第2の端末に第4のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1401はさらに、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2の端末から受信するように構成される。
【0402】
さらに
図14を参照し、可能な一設計において、送信ユニット1402はさらに、第1のユーザプレーン機能にリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1401はさらに、第1のユーザプレーン機能からリンク品質情報を受信するように構成され、リンク品質情報は、第1のユーザプレーン機能がリンク検出要求を受信したタイムスタンプと、第1のユーザプレーン機能がリンク品質情報を送信したタイムスタンプを含む。この装置は、リンク品質情報に基づいて第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質を判断するように構成された処理ユニット1403をさらに含む。
【0403】
さらに
図14を参照し、可能な一設計において、送信ユニット1402は具体的に、第3のQoSフローを介して第2の端末にデータを送信するように構成される。この装置は、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応に基づいて、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローを決定するように構成された処理ユニット1403をさらに含む。第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応は、第1のQoSフローにより満たすことができるQoS要件と、第3のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0404】
可能な一設計において、受信ユニットはさらに、第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信するように構成され、第2の構成情報は、第1のQoSフローと第3のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0405】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のQoSフローの識別子情報と、第1のQoSフローに対応する第3のQoSフローの識別子情報を含む。
【0406】
可能な一設計において、第1のQoSフローの識別子情報は、第3のQoSフローの識別子情報と同じである。
【0407】
別の可能な設計において、受信ユニット1401は具体的に、第1のQoSフローを介して第1のインターフェース上の第1のユーザプレーン機能からデータを受信するように構成され、送信ユニット1402は具体的に、第3のQoSフローを介して第2の端末にデータを送信するように構成され、処理ユニット1403は、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応に基づいて、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフローを決定するように構成される。第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応は、第1のインターフェースにより満たすことができるQoS要件と、第3のQoSフローにより満たすことができるQoS要件に基づいて決定される。
【0408】
可能な一設計において、受信ユニット1401はさらに、第2のセッション管理機能から第2の構成情報を受信するように構成され、第2の構成情報は、第1のインターフェースと第3のQoSフローとの間の対応を示すためのものである。
【0409】
可能な一設計において、第2の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報と、第1のインターフェースに対応する第3のQoSフローの識別子情報を含む。
【0410】
可能な一設計において、データはユーザトンネル識別子を含み、ユーザトンネル識別子は、データが第1の端末により第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである。
【0411】
任意で、本出願の一実施形態は、第1の端末に適用される通信装置をさらに提供する。
図15は、本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
図15に示すように、通信装置は、送信ユニット1501と受信ユニット1502を含む。
【0412】
送信ユニット1501は、リンク検出指示と第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第2の端末に送信するように構成される。受信ユニット1502は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を第2の端末から受信するように構成される。
【0413】
可能な一設計において、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0414】
可能な一設計において、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報は、第1の端末から第1の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第1の端末のアクセスネットワークデバイスから第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0415】
可能な一設計において、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報は、第2のユーザプレーン機能から第2の端末のアクセスネットワークデバイスへの伝送パスのリンク品質情報と、第2の端末のアクセスネットワークデバイスから第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を含む。
【0416】
可能な一設計において、リンク検出指示は具体的に、リンク検出指示を運び、かつ第1の端末から第2の端末への伝送パス内にあるQoSフローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである。
【0417】
別の可能な設計において、リンク検出指示は、1つ以上のQoSフローの識別子情報を含む。
【0418】
いくつかの他の可能な設計において、通信装置は、第1の端末から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、データを運ぶサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニット(図示せず)をさらに含む。
【0419】
同様に、第2の端末も、第1の端末のものと同様の装置を有し、第2の端末により第1の端末にリンク検出指示を送信して、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を取得する機能を実装するように構成される。詳細はここで再度説明されない。
【0420】
任意で、本出願の一実施形態は、第1のユーザプレーンネットワーク要素に適用される通信装置をさらに提供する。
図16は、本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
図16に示すように、通信装置は、送信ユニット1601と受信ユニット1602を含む。
【0421】
送信ユニット1601は、第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1602は、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を第1の端末から受信するように構成される。
【0422】
可能な一設計において、受信ユニット1602はさらに、第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するように構成され、送信ユニット1601はさらに、第1のユーザプレーン機能から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを第2のユーザプレーン機能に送信するように構成される。
【0423】
可能な一設計において、送信ユニット1601はさらに、第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するように構成され、受信ユニット1602はさらに、第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第2のユーザプレーン機能から受信するように構成され、送信ユニット1601はさらに、第1の端末から第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第1のユーザプレーン機能から第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを第1の端末に送信するように構成される。
【0424】
同様に、第2のユーザプレーン機能も、第1のユーザプレーン機能と同様の装置を有し、前述の実施形態における第2のユーザプレーン機能により実現可能な機能、例えば、第1のユーザプレーン機能に第2のリンク検出要求を送信すること、第2の端末から第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を端末に送信すること、第1のユーザプレーン機能から第3のリンク検出要求を受信すること、第2の端末に第4のリンク検出要求を送信すること、第2のユーザプレーン機能から第2の端末への伝送パスのリンク品質情報などを第2のユーザプレーン機能に送信することを実現するように構成される。第2のユーザプレーン機能のための装置の具体的な実装は、添付の図面を使用してここで再度説明されない。
【0425】
任意で、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、及び第2の端末のうちの任意の1つに適用されてもよい。
図17は、本出願の一実施形態による通信装置の構造のさらに別の概略図である。
図17に示すように、通信装置は、トランシーバユニット1701と処理ユニット1702を含むことができる。
【0426】
トランシーバユニット1701は、情報を送信及び受信するように構成し、あるいは別のネットワーク要素と通信するように構成することができる。処理ユニット1702は、データを処理するように構成することができる。
【0427】
通信装置が、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末に適用されるとき、トランシーバユニット1701及び処理ユニット1702は、前述の実施形態における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により対応して実行される方法を実施するように構成することができる。
【0428】
装置におけるユニットの分割は、単なる論理的機能分割であることを理解されたい。実際の実装の間、ユニットの全て又は一部が1つの物理的なエンティティに統合されてもよく、あるいは物理的に分離されてもよい。さらに、装置内の全てのユニットが、処理要素がソフトウェアを呼び出す形式で実装される場合があり、あるいはハードウェアの形式で実装される場合があり、あるいは、一部のユニットが、処理要素がソフトウェアを呼び出す形式で実装される場合があり、一部のユニットが、ハードウェアの形式で実装される。
【0429】
例えば、ユニットは別個に配置された処理要素でもよく、あるいは実装のために装置のチップに統合されてもよい。さらに、ユニットはプログラム形式でメモリに記憶されてもよく、ユニットの機能を実行するために装置の処理要素により呼び出される。さらに、そのようなユニットは一緒に統合されている場合があり、あるいは個々に実装される場合がある。本明細書における処理要素はプロセッサと呼ばれることもあり、信号処理能力を有する集積回路でもよい。実装の間、前述の方法又は前述のユニットにおけるステップは、処理要素内のハードウェア集積論理回路を使用することにより実装されてもよく、あるいは処理要素がソフトウェアを呼び出す形式で実装されてもよい。
【0430】
一例において、装置内の前述のユニットのいずれか1つが、前述の方法を実施するように構成された1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、又は集積回路形式の少なくとも2つの組み合わせでもよい。
【0431】
別の例として、装置内のユニットが、処理要素により呼び出されるプログラムの形式で実装されているとき、処理要素は、汎用プロセッサ、例えば、CPU又はプログラムを呼び出すことができる別のプロセッサでもよい。さらに別の例として、ユニットは、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で統合され、実装されてもよい。
【0432】
受信のための前述のユニットは、装置のインターフェース回路又は入力回路であり、別の装置から信号を受信するように構成される。例えば、装置がチップを使用することにより実装されているとき、受信ユニットは、別のチップ又は装置から信号を受信するためにチップにより使用されるインターフェース回路又は入力回路である。通信装置が、送信のためのユニットを含むとき、送信のためのユニットは、装置のインターフェース回路又は出力回路であり、別の装置に信号を送信するように構成される。例えば、装置がチップを使用することにより実装されているとき、送信ユニットは、別のチップ又は装置に信号を送信するためにチップにより使用されるインターフェース回路又は出力回路である。
【0433】
例えば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供することができ、これは、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、及び第2の端末のいずれか1つに適用することができる。通信装置は、プロセッサとインターフェース回路を含むことができる。1つ以上のプロセッサが存在してもよい。
【0434】
通信装置が、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末に適用されるとき、プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより別の装置と通信し、前述の方法における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により対応して実行されるステップを実行するように構成される。
【0435】
一実装において、前述の方法における対応するステップを実装するために第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により使用されるユニットは、プログラムをスケジュールするために処理要素を使用することにより実装されてもよい。例えば、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により使用される装置は、処理要素と記憶要素を含むことができる。処理要素は、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出し、前述の方法の実施形態における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により実行される方法を実行する。記憶要素は、処理要素が同じチップ上に配置されている記憶要素、すなわちオンチップ記憶要素でもよい。
【0436】
別の実装において、前述の方法における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により実行される方法を実行するために使用されるプログラムは、処理要素のチップと異なるチップ上に配置された記憶要素、すなわちオフチップ記憶要素にあってもよい。この場合、処理要素は、オフチップ記憶要素からオンチップ記憶要素にプログラムを呼び出し又はロードして、前述の方法の実施形態における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により実行される方法を呼び出し、実行する。
【0437】
例えば、本出願の一実施形態は、通信装置をさらに提供することができる。通信装置は、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含むことができる。コンピュータ命令が実行されたとき、この装置は、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により実行される方法を実行することを可能にされる。メモリは、通信装置の内部に配置されてもよく、あるいは通信装置の外部に配置されてもよい。1つ以上のプロセッサが存在する。
【0438】
さらに別の実装において、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により前述の方法のステップを実装するためのユニットは、1つ以上の処理要素として構成されてもよい。これらの処理要素は、対応する第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末に配置されてもよい。本明細書における処理要素は、集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、又はこれらの準集積回路の組み合わせでもよい。これらの集積回路は、チップを形成するために一緒に統合することができる。
【0439】
第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により前述の方法のステップを実装するためのユニットは、一緒に統合され、SOCの形式で実装されてもよい。SOCチップは、対応する方法を実施するように構成される。少なくとも1つの処理要素及び記憶要素がチップに統合されてもよく、処理要素は、対応する方法を実施するために、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出す。代替的に、少なくとも1つの集積回路が、対応する方法を実施するために、チップに統合されてもよい。代替的に、前述の実装を参照し、ユニットの一部の機能が、処理要素によりプログラムを呼び出すことにより実装されてもよく、ユニットの一部の機能が、集積回路により実装されてもよい。
【0440】
上述したように、本明細書における処理要素は、汎用プロセッサ、例えばCPUでもよく、あるいは前述の方法を実施するように構成された1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサDSP、1つ以上のFPGA、又は集積回路の少なくとも2つの組み合わせでもよい。
【0441】
記憶要素は、1つのメモリでもよく、あるいは複数の記憶要素の総称でもよい。
【0442】
例えば、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末のいずれか1つに適用することができる。チップシステムは、1つ以上のインターフェース回路と1つ以上のプロセッサを含む。インターフェース回路とプロセッサは、ラインで相互接続される。プロセッサは、インターフェース回路を使用することにより電子デバイスのメモリからコンピュータ命令を受信し、実行して、前述の方法の実施形態における第1のユーザプレーンネットワーク要素、第2のユーザプレーンネットワーク要素、第1の端末、又は第2の端末により実行される方法を実施する。
【0443】
実装に関する前述の説明により、当業者は、簡便で簡潔な説明を目的として、前述の機能モジュールの分割が例示のための一例として取られることを理解することができる。実際の適用では、前述の機能を異なるモジュールに割り当て、要件に従って実装することができ、すなわち、装置の内部構造は、上述した機能の全て又は一部を実装するために、異なる機能モジュールに分割される。
【0444】
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示される装置及び方法は他の方式で実装されてもよいことを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は単なる一例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は単なる論理的機能分割であり、実際の実装では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせ、又は別の装置に統合してもよく、あるいは一部の特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。さらに、表示され又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することにより実装されてもよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で実装されてもよい。
【0445】
別個の部品として記載されたユニットは、物理的に別個であっても又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、1つ以上の物理ユニットでもよく、1つの場所に配置されてもよく、あるいは異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全てが、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0446】
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてもよく、あるいはソフトウェア機能ユニットの形式で実装されてもよい。
【0447】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売又は使用されるとき、統合されたユニットは読取可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本質的に本出願の実施形態の技術的解決策、又は従来技術に貢献する部分、又は技術的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品、例えばプログラムの形式で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、プログラム製品、例えばコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態で説明される方法のステップの全て又は一部を実行するようにデバイス(これは、シングルチップマイクロコンピュータ、チップなどもよい)又はプロセッサ(processor)に指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0448】
例えば、本出願の一実施形態は、コンピュータソフトウェア命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体をさらに提供することができる。コンピュータソフトウェア命令がコアネットワークデバイス上で実行され、又はコアネットワークデバイスのチップに組み込まれているとき、コアネットワークデバイスは、前述の実施形態における第1のユーザプレーンネットワーク要素又は第2のユーザプレーンネットワーク要素により実行される方法を実行することを可能にされる。
【0449】
代替的に、コンピュータソフトウェア命令が、端末又は端末に組み込まれたチップ上で実行されたとき、端末は、前述の実施形態における第1の端末又は第2の端末により実行される方法を実行することを可能にされる。
【0450】
前述の説明は本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を制限することを意図していない。本出願で開示されている技術的範囲内のバリエーション又は置き換えは、本出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲保護範囲に従うものとする。
本発明の一例に従って、本出願は以下の実施形態を更に提供する。
実施形態1:
データ伝送方法であって、
第1のユーザプレーン機能により、第1の端末からデータを受信するステップであり、前記データは、第2の端末に送信されるデータである、ステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により、第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するステップであり、前記第2のユーザプレーン機能は、前記第2の端末に対応するユーザプレーン機能である、ステップと、
を含む方法。
実施形態2:
前記データはリンク検出指示を含み、当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するステップ
をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第1の端末から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するステップと、
をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態4:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第2のユーザプレーン機能に、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するステップと、
をさらに含む、実施形態3に記載の方法。
実施形態5:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第2のユーザプレーン機能から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを受信するステップと、
前記第1のユーザプレーン機能により前記第1の端末に、前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報とを送信するステップと、
をさらに含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態6:
前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報は、前記第2のユーザプレーン機能が前記第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと前記第2のユーザプレーン機能が前記リンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含み、
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報に基づいて、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスのリンク品質を判断するステップ
をさらに含む、実施形態5に記載の方法。
実施形態7:
第1のユーザプレーン機能により、第1の端末からデータを受信するステップは、
前記第1のユーザプレーン機能により、第2のサービス品質フローを介して前記第1の端末から前記データを受信するステップ
を含み、当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローを決定するステップ
をさらに含む、実施形態1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態8:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するステップであり、前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の前記対応を示すためのものである、ステップ
をさらに含む、実施形態7に記載の方法。
実施形態9:
前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローの識別子情報と、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態8に記載の方法。
実施形態10:
前記第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、前記第1のインターフェースは、前記第1のユーザプレーン機能と前記第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、前記第1の構成情報は、前記第1のサービス品質フローを介して前記第1のインターフェース上の前記第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように前記第1のユーザプレーン機能に指示するためのものである、実施形態8又は9に記載の方法。
実施形態11:
前記第2のサービス品質フローの前記識別子情報は、前記第1のサービス品質フローの識別子情報と同じである、実施形態7乃至10のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態12:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、前記データのデータ特徴と前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記データ特徴に対応する前記第1のサービス品質フローを決定するステップ
をさらに含む、実施形態1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態13:
当該方法は、
前記第1のユーザプレーン機能により、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するステップであり、前記第1の構成情報は、前記データ特徴と前記第1のサービス品質フローとの間の前記対応を示すためのものである、ステップ
をさらに含む、実施形態12に記載の方法。
実施形態14:
前記第1の構成情報は、前記データ特徴と、前記データ特徴に対応する前記第1のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態13に記載の方法。
実施形態15:
前記第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、前記第1のインターフェースは、前記第1のユーザプレーン機能と前記第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、前記第1の構成情報は、前記第1のサービス品質フローを介して前記第1のインターフェース上の前記第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように前記第1のユーザプレーン機能に指示するためのものである、実施形態13又は14に記載の方法。
実施形態16:
前記データはユーザトンネル識別子を含み、前記ユーザトンネル識別子は、前記データが前記第1の端末により前記第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである、実施形態1乃至15のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態17:
リンク品質検出方法であって、
第1の端末により第2の端末に、リンク検出指示と、前記第2の端末から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信するステップと、
前記第1の端末により前記第2の端末から、前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するステップと、
を含む方法。
実施形態18:
前記リンク検出指示は具体的に、前記リンク検出指示を運び、かつ前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パス内にあるサービス品質フローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである、実施形態17に記載の方法。
実施形態19:
前記リンク検出指示は、1つ以上のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態20:
前記1つ以上のサービス品質フローの前記識別子情報は、前記第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、前記第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、前記第2のユーザプレーン機能と前記第2の端末との間のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態19に記載の方法。
実施形態21:
当該方法は、
前記第1の端末により、前記第1の端末から前記第2の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、前記データを運ぶサービス品質フローを決定するステップ
をさらに含む、実施形態17乃至20のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態22:
通信装置であって、第1のユーザプレーン機能に適用され、当該装置は、
第1の端末からデータを受信するように構成された受信ユニットであり、前記データは、第2の端末に送信されるデータである、受信ユニットと、
第1のサービス品質フローを介して第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように構成された送信ユニットであり、前記第2のユーザプレーン機能は、前記第2の端末に対応するユーザプレーン機能である、送信ユニットと、
を含む装置。
実施形態23:
前記データはリンク検出指示を含み、前記送信ユニットはさらに、前記リンク検出指示に基づいて前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報又は前記第1の端末のアクセスネットワークデバイスから前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報を前記データに挿入するように構成される、実施形態22に記載の装置。
実施形態24:
前記送信ユニットはさらに、前記第1の端末に第1のリンク検出要求を送信するように構成され、
前記受信ユニットはさらに、前記第1の端末から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成される、実施形態22に記載の装置。
実施形態25:
前記受信ユニットはさらに、前記第2のユーザプレーン機能から第2のリンク検出要求を受信するように構成され、
前記送信ユニットはさらに、前記第2のユーザプレーン機能に、前記第1のユーザプレーン機能から前記第1の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成される、実施形態24に記載の装置。
実施形態26:
前記送信ユニットはさらに、前記第2のユーザプレーン機能に第3のリンク検出要求を送信するように構成され、
前記受信ユニットはさらに、前記第2のユーザプレーン機能から、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報とを受信するように構成され、
前記送信ユニットはさらに、前記第1の端末に、前記第1の端末から前記第1のユーザプレーン機能への伝送パスのリンク品質情報と前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2のユーザプレーン機能から前記第2の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報とを送信するように構成される、実施形態24又は25に記載の装置。
実施形態27:
前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報は、前記第2のユーザプレーン機能が前記第3のリンク検出要求を受信したタイムスタンプと前記第2のユーザプレーン機能が前記リンク品質情報を送信したタイムスタンプとを含み、
当該装置は、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスの前記リンク品質情報に基づいて、前記第1のユーザプレーン機能から前記第2のユーザプレーン機能への前記伝送パスのリンク品質を判断するように構成された処理ユニットをさらに含む、実施形態26に記載の装置。
実施形態28:
前記受信ユニットは具体的に、第2のサービス品質フローを介して前記第1の端末から前記データを受信するように構成され、
当該装置は、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローを決定するように構成された前記処理ユニットをさらに含む、実施形態22乃至27のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態29:
前記受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローと前記第1のサービス品質フローとの間の前記対応を示すためのものである、実施形態28に記載の装置。
実施形態30:
前記第1の構成情報は、前記第2のサービス品質フローの識別子情報と、前記第2のサービス品質フローに対応する前記第1のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態29に記載の装置。
実施形態31:
前記第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、前記第1のインターフェースは、前記第1のユーザプレーン機能と前記第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、前記第1の構成情報は、前記第1のサービス品質フローを介して前記第1のインターフェース上の前記第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように前記送信ユニットに指示するためのものである、実施形態29又は30に記載の装置。
実施形態32:
前記第2のサービス品質フローの前記識別子情報は、前記第1のサービス品質フローの識別子情報と同じである、実施形態28乃至31のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態33:
当該装置は、
前記データのデータ特徴と前記第1のサービス品質フローとの間の対応に基づいて、前記データ特徴に対応する前記第1のサービス品質フローを決定するように構成された前記処理ユニットをさらに含む、実施形態22乃至27のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態34:
前記受信ユニットはさらに、第1のセッション管理機能から第1の構成情報を受信するように構成され、前記第1の構成情報は、前記データ特徴と前記第1のサービス品質フローとの間の前記対応を示すためのものである、実施形態33に記載の装置。
実施形態35:
前記第1の構成情報は、前記データ特徴と、前記データ特徴に対応する前記第1のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態34に記載の装置。
実施形態36:
前記第1の構成情報は、第1のインターフェースの識別子情報をさらに含み、前記第1のインターフェースは、前記第1のユーザプレーン機能と前記第2のユーザプレーン機能との間のインターフェースであり、前記第1の構成情報は、前記第1のサービス品質フローを介して前記第1のインターフェース上の前記第2のユーザプレーン機能に前記データを送信するように前記送信ユニットに指示するためのものである、実施形態34又は35に記載の装置。
実施形態37:
前記データはユーザトンネル識別子を含み、前記ユーザトンネル識別子は、前記データが前記第1の端末により前記第2の端末に送信されるデータであることを示すためのものである、実施形態22乃至36のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態38:
通信装置であって、第1の端末に適用され、当該装置は、
第2の端末に、リンク検出指示と、前記第2の端末から前記第1の端末への伝送パスのリンク品質情報とを送信するように構成された送信ユニットと、
前記第2の端末から、前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パスのリンク品質情報を受信するように構成された受信ユニットと、
を含む装置。
実施形態39:
前記リンク検出指示は具体的に、前記リンク検出指示を運び、かつ前記第1の端末から前記第2の端末への伝送パス内にあるサービス品質フローの、リンク品質情報を検出するように指示するためのものである、実施形態38に記載の装置。
実施形態40:
前記リンク検出指示は、1つ以上のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態38に記載の装置。
実施形態41:
前記1つ以上のサービス品質フローの前記識別子情報は、前記第1の端末と第1のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、前記第1のユーザプレーン機能と第2のユーザプレーン機能との間のサービス品質フローの識別子情報と、前記第2のユーザプレーン機能と前記第2の端末との間のサービス品質フローの識別子情報を含む、実施形態40に記載の装置。
実施形態42:
当該装置は、
前記第1の端末から前記第2の端末への前記伝送パスの前記リンク品質情報と前記第2の端末に送信される必要があるデータのサービス品質要件とに基づいて、前記データを運ぶサービス品質フローを決定するように構成された処理ユニット
をさらに含む、実施形態38乃至41のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態43:
コンピュータ読取可能記憶媒体であって、コンピュータソフトウェア命令を含み、
前記コンピュータソフトウェア命令が電子デバイス又は前記電子デバイスに組み込まれたチップ上で実行されたとき、前記電子デバイスは実施形態1乃至21のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ読取可能記憶媒体。