(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20240806BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20240806BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04W84/12
(21)【出願番号】P 2022574137
(86)(22)【出願日】2021-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2021096105
(87)【国際公開番号】W WO2021244373
(87)【国際公開日】2021-12-09
【審査請求日】2023-01-20
(31)【優先権主張番号】202010491814.5
(32)【優先日】2020-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】梁 丹丹
(72)【発明者】
【氏名】淦 明
(72)【発明者】
【氏名】周 正春
(72)【発明者】
【氏名】▲類▼ 先富
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 洋
(72)【発明者】
【氏名】唐 小虎
(72)【発明者】
【氏名】林 ▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 辰辰
【審査官】吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0288895(US,A1)
【文献】特表2023-510228(JP,A)
【文献】特表2023-518733(JP,A)
【文献】Eunsung Park (LG Electronics),EHT-STF Sequences,IEEE 802.11-20/0782r2,2020年06月01日
【文献】Eunsung Park (LG Electronics),Consideration on EHT-STF,IEEE 802.11-20/0585r0,2020年04月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 84/12
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法であって、
物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを生成するステップであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きい、ステップと、
ターゲットチャネル上で前記PPDUを送信するステップであって、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、ステップと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、{HES
-496:16:496,0,HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496}であり、
HES
-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}であ
り、
チャネルパンクチャリングパターンが[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]であるとき、前記ショートトレーニングフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)値は8.2020dBであり、1つの「1」は、パンクチャリングされていない20MHzのチャネル帯域幅を示し、1つの「0」は、パンクチャリングされている20MHzのチャネルを示す、方法。
【請求項2】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法であって、
ターゲットチャネル上で物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを受信するステップであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きく、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、ステップと、
前記PPDUをパースするステップと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、{HES
-496:16:496,0,HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496}であり、
HES
-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}であ
り、
チャネルパンクチャリングパターンが[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]であるとき、前記ショートトレーニングフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)値は8.2020dBであり、1つの「1」は、パンクチャリングされていない20MHzのチャネル帯域幅を示し、1つの「0」は、パンクチャリングされている20MHzのチャネルを示す、方法。
【請求項3】
前記PPDUは、高効率シングルユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(HE SU PPDU)、高効率マルチユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(HE MU PPDU)、高効率拡張範囲シングルユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(HE ER SU PPDU)のうちのいずれか1つである請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ショートトレーニングフィールドの時間領域波形は5つの繰り返し期間を備え、各期間長さは0.8μsである請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法であって、
物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを生成するステップであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きい、ステップと、
ターゲットチャネル上で前記PPDUを送信するステップであって、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、ステップと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、
{HES
-504:8:504,0,HES
-504:8:504,0,HES
-504:8:504,0,-HES
-504:8:504}であり、
HES
-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である、方法。
【請求項6】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法であって、
ターゲットチャネル上で物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを受信するステップであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きく、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、ステップと、
前記PPDUをパースするステップと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、{HES
-504:8:504,0,HES
-504:8:504,0,HES
-504:8:504,0,-HES
-504:8:504}であり、
HES
-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である、方法。
【請求項7】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するためのアクセスポイントであって、
物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を生成することであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きい、ことと、
ターゲットチャネル上で前記PPDUを送信することであって、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、ことと
を行うように構成された処理ユニットと、
ターゲットチャネル上で前記PPDUを送信するように構成された通信ユニットであって、前記ターゲットチャネルの帯域幅は160MHzよりも大きい、通信ユニットと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、{HES
-496:16:496,0,HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496}であり、
HES
-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}であ
り、
チャネルパンクチャリングパターンが[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]であるとき、前記ショートトレーニングフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)値は8.2020dBであり、1つの「1」は、パンクチャリングされていない20MHzのチャネル帯域幅を示し、1つの「0」は、パンクチャリングされている20MHzのチャネルを示す、アクセスポイント。
【請求項8】
物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための局であって、
ターゲットチャネル上で物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記PPDUは、ショートトレーニングフィールドを備え、前記ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きく、前記ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzである、トランシーバユニットと、
前記PPDUをパースするように構成された通信ユニットと
を備え、
前記ショートトレーニングフィールドの前記周波数領域シーケンスは、{HES
-496:16:496,0,HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496,0,-HES
-496:16:496}であり、
HES
-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}であ
り、
チャネルパンクチャリングパターンが[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]であるとき、前記ショートトレーニングフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)値は8.2020dBであり、1つの「1」は、パンクチャリングされていない20MHzのチャネル帯域幅を示し、1つの「0」は、パンクチャリングされている20MHzのチャネルを示す、局。
【請求項9】
通信装置であって、
コンピュータ命令を記憶するように構成されたメモリと、
前記通信装置が請求項1乃至
6のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするために前記メモリ中に記憶された前記コンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、通信装置。
【請求項10】
プロセッサと入出力インターフェースとを備えるチップであって、前記プロセッサは、前記チップを備える通信装置が請求項1乃至
6のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするために信号を送信するおよび/または受信するように前記入出力インターフェースを制御するために命令を実行するように構成される、チップ。
【請求項11】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサを備える通信装置が請求項1乃至
6のいずれか一項に記載の方法を実施することが可能になる命令を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
命令を備えるコンピュータプログラムであって、前記命令がコンピュータまたはプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサを備える通信装置は、請求項1乃至
6のいずれか一項に記載の方法を実施することが可能になる、コンピュータプログラム。
【請求項13】
通信システムであって、請求項
7に記載の物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための前記アクセスポイントと、請求項
8に記載の物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための前記局とを備える、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「METHOD AND APPARATUS FOR TRANSMITTING PHYSICAL LAYER PROTOCOL DATA UNIT」と題する2020年6月2日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202010491814.5号の優先権を主張する。
【0002】
本出願の実施形態は、通信分野に関し、特に、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
モバイルインターネットの開発およびインテリジェント端末の大衆化とともに、データトラフィックが迅速に成長し、ユーザが通信サービスの品質にますます高い要件を課している。米国電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers、IEEE)802.11ax規格は、高いスループット、低いジッタ、低い遅延などのユーザ要件をもはや満たすことができない。したがって、次世代のワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)技術、すなわち、IEEE802.11be規格を開発することが緊急を要する。
【0004】
IEEE802.11axとは異なり、IEEE802.11beは、超大な伝送レートを達成し、超高なユーザ密度をもつシナリオをサポートするために240MHzおよび320MHzなどの超大な帯域幅を使用する。さらに、超大な帯域幅の事例では、複数のRUをパンクチャし組み合わせるシナリオがさらに考慮される。より大きいチャネル帯域幅のためのショートトレーニングフィールド(short training field、STF)シーケンスをどのように設計するのかは、懸念に値する問題である。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、より大きいチャネル帯域幅のためのショートトレーニングフィールドシーケンスを設計するために物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法および装置を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法が提供される。本方法は、802.11be規格に準拠する物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを生成することであって、PPDUは、ショートトレーニングフィールドを含み、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きい、ことと、ターゲットチャネル上でPPDUを送信することであって、ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上である、こととを含む。本出願のこの実施形態における方法は、より大きいチャネル帯域幅に対応するショートトレーニングシーケンスまたは周波数領域シーケンスを決定し、受信端がより大きい帯域幅をもつチャネル上で伝送されるデータに対して自動利得制御を実施するのをサポートすることができる。ショートトレーニングシーケンスは、既存のチャネル帯域幅のショートトレーニングシーケンスに基づいて取得され得、より良いパフォーマンスをもつショートトレーニングシーケンスは、シミュレーション計算を通して、たとえば、パラメータ調整を通して取得され得る。ショートトレーニングフィールドは、ショートトレーニングシーケンスに基づいて取得され得る。本出願のこの実施形態は、実際の実装中により大きいチャネル帯域幅に適合すること、後方互換性を実装すること、パラメータに対する網羅的なシミュレーションを通して、本出願のこの実施形態において提供されるショートトレーニングシーケンスがより小さいピーク対平均電力比PAPRとより良いパフォーマンスとを有することを検証すること、受信端における自動利得制御回路の推定効果を改善すること、およびより低い受信ビット誤り率を達成することを行うことができる。
【0007】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0008】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0009】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,HES-496:16:496}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0010】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0011】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0012】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0013】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0014】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0015】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0016】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:101={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0017】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0018】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,HES-1008:16:1008}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-1008:16:1008}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0019】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0020】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0021】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0022】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-1016:8:1016}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-1016:8:1016}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0023】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0024】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0025】
第1の態様に関して、第1の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0026】
第2の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための別の方法が提供される。本方法は、ターゲットチャネル上で802.11be規格に準拠する物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを受信することであって、PPDUは、ショートトレーニングフィールドを含み、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスのサブキャリアの数量は2048よりも大きく、ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上である、ことと、PPDUをパースすることとを含む。
【0027】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0028】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0029】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,HES-496:16:496}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0030】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0031】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0032】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0033】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0034】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0035】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0036】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:101={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0037】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0038】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,HES-1008:16:1008}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-1008:16:1008}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0039】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0040】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0041】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0042】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-1016:8:1016}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-1016:8:1016}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0043】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0044】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0045】
第2の態様に関して、第2の態様のいくつかの実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}のうちのいずれか1つであり、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0046】
第3の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置が提供される。本装置は、第1の態様において提供される方法を実施するように構成される。特に、本装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つを実施するように構成されたモジュールを含み得る。
【0047】
第4の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置が提供される。本装置は、第2の態様において提供される方法を実施するように構成される。特に、本装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つを実施するように構成されたモジュールを含み得る。
【0048】
第5の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置が提供される。本装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、第1の態様および第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実装するためにメモリ中の命令を実行するように構成され得る。任意選択で、本装置は、メモリをさらに含む。任意選択で、本装置は、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは通信インターフェースに結合される。
【0049】
一実装では、本装置は、アクセスポイントである。本装置がアクセスポイントであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
【0050】
別の実装では、本装置は、アクセスポイント中に構成されたチップである。本装置がアクセスポイント中に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入出力インターフェースであり得る。
【0051】
一実装では、本装置は、局である。本装置が局であるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
【0052】
別の実装では、本装置は、局中に構成されたチップである。本装置が局中に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入出力インターフェースであり得る。
【0053】
別の実装では、本装置は、チップまたはチップシステムである。
【0054】
任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは、入出力回路であり得る。
【0055】
第6の態様によれば、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置が提供される。本装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、第2の態様または第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実装するためにメモリ中の命令を実行するように構成され得る。任意選択で、本装置は、メモリをさらに含む。任意選択で、本装置は、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは通信インターフェースに結合される。
【0056】
一実装では、本装置は、アクセスポイントである。本装置がアクセスポイントであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
【0057】
別の実装では、本装置は、アクセスポイント中に構成されたチップである。本装置がアクセスポイント中に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入出力インターフェースであり得る。
【0058】
一実装では、本装置は、局である。本装置が局であるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
【0059】
別の実装では、本装置は、局中に構成されたチップである。本装置が局中に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入出力インターフェースであり得る。
【0060】
別の実装では、本装置は、チップまたはチップシステムである。
【0061】
任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは、入出力回路であり得る。
【0062】
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムが装置によって実行されるとき、装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実装することが可能にされる。
【0063】
第8の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムが装置によって実行されるとき、装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実装することが可能にされる。
【0064】
第9の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータによって実行されるとき、装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおいて提供される方法を実装することを可能にされる。
【0065】
第10の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータによって実行されるとき、装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つにおいて提供される方法を実装することを可能にされる。
【0066】
第11の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、伝送端部と上記で説明された受信端とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0067】
本出願の実施形態における技術的解決策についてより明らかに説明するために、以下に、本出願の実施形態について説明するために添付の図面を簡単に紹介する。以下の説明における添付の図面は、本出願のいくつかの実施形態を示すにすぎないことは明らかであり、当業者は、依然として、創造的な取り組みなしにこれらの添付の図面から他の図面を導出し得る。
【0068】
【
図1】本出願の一実施形態に適用可能な方法の通信システムの概略図である。
【
図2】本出願の一実施形態に適用可能なアクセスポイントの内部構造の図である。
【
図3】本出願の一実施形態に適用可能な局の内部構造の図である。
【
図4】Mシーケンスに基づいて構築されるHE-STFの概略図である。
【
図5a】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5b】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5c】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5d】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5e】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5f】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図5g】80MHzの帯域幅のためのOFDMAリソースユニットの割振りの概略図である。
【
図6】本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法の概略フローチャートである。
【
図7】本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置の概略ブロック図である。
【
図8】本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置の別の概略ブロック図である。
【
図9】本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置のさらに別の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0069】
以下に、本出願の実施形態における添付の図面を参照しながら本出願の実施形態における技術的解決策について明確に完全に説明する。説明する実施形態は、本出願の実施形態のすべてではなく一部にすぎないことが明らかである。創造的な取り組みなしに本出願の実施形態に基づいて当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本出願の保護範囲内に入るものとする。
【0070】
「および/または」という用語は、関連する対象物の間の関連付け関係を表し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表し得る。Aのみが存在し、AとBとの両方が存在し、Bのみが存在する。
【0071】
本出願の実施形態における明細書および特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」などという用語は、異なる対象の間を区別することを目的とするが、対象の特定の順序を示さない。たとえば、第1のターゲットオブジェクト、第2のターゲットオブジェクトなどは、異なるターゲットオブジェクトの間を区別することを目的とするが、ターゲットオブジェクトの特定の順序を示さない。
【0072】
本出願の実施形態では、「例」、「たとえば」などという言葉は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願の実施形態において「例」としてまたは「たとえば」とともに記述される任意の実施形態または設計方式は、別の実施形態または設計方式よりも好適であるものとしてまたはそれよりも多くの利点を有するものとして説明されてはならない。正確には、「例」、「たとえば」などといった言葉の使用は、相対的な概念を特定の方式で提示することを目的とする。
【0073】
本出願の実施形態の説明では、別段の規定がない限り、「複数の」は、2つまたは3つ以上を意味する。たとえば、複数の処理ユニットは、2つ以上の処理ユニットである。複数のシステムは、2つ以上のシステムである。
【0074】
以下に、添付の図面を参照しながら本出願の技術的解決策について説明する。
【0075】
本出願の実施形態における技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)通信システム、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system of mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、または新無線(new radio、NR)システムに適用され得る
【0076】
たとえば、以下は、一例としてWLANシステムを使用することによって本出願の実施形態における適用例シナリオおよび本出願の実施形態における方法について説明する。
【0077】
特に、本出願の実施形態は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)に適用され得、本出願の実施形態は、WLAN、たとえば、(Wi-Fi 7プロトコルとも呼ばれる)IEEE802.11beにおいて現在使用されている米国電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers、IEEE)の802.11シリーズのプロトコルのうちのいずれか1つに適用可能である。WLANは、1つまたは複数の基本サービスセット(basic service set、BSS)を含み得る。基本サービスセット中のネットワークノードは、アクセスポイント(access point、AP)と局(station、STA)とを含む。
【0078】
特に、本出願の実施形態における伝送端または受信端は、WLAN中のユーザ局(STA)またはユーザ局中のチップもしくは処理システムであり得る。ユーザ局は、システム、加入者ユニット、アクセス端末、移動局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置、またはユーザ機器(user equipment、UE)と呼ばれることもある。STAは、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(たとえば、Wi-Fi)通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであり得る。
【0079】
さらに、本出願の実施形態における伝送端または受信端は、代替として、WLAN中のAPまたはAP中のチップもしくは処理システムであり得る。APは、ワイヤレスローカルエリアネットワークを通してアクセス端末と通信することと、ネットワーク側にアクセス端末のデータを伝送するか、またはネットワーク側からアクセス端末にデータを伝送することとを行うように構成され得る。
【0080】
本出願の実施形態を理解しやすいように、
図1に示される通信システムは、最初に、本出願の実施形態に適用可能な通信システムについて詳細に説明するために一例として使用される。
図1に示されるシナリオシステムは、WLANシステムであり得る。
図1におけるWLANシステムは、1つまたは複数のAPと1つまたは複数のSTAとを含み得る。
図1では、1つのAPと3つのSTAとが一例として使用される。ワイヤレス通信は、様々な規格に従ってAPとSTAとの間で実施され得る。たとえば、APとSTAとの間でワイヤレス通信は、シングルユーザ多入力多出力(single-user multiple-input multiple-output、SU-MIMO)技術またはマルチユーザ多入力多出力(multi-user multiple-input multiple-output、MU-MIMO)技術を使用することによって実施され得る。
【0081】
APは、ワイヤレスアクセスポイント、ホットスポットなどとも呼ばれる。APは、モバイルユーザがワイヤードネットワークにアクセスするためのアクセスポイントであり、主に、自宅、建築物、および構内に展開されるか、または屋外に展開される。APは、ワイヤードネットワークとワイヤレスネットワークとを接続するブリッジと等価である。APの主要な機能は、ワイヤレスネットワーククライアントを一緒に接続し、次いで、イーサネットにワイヤレスネットワークを接続することである。特に、APは、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)チップをもつ端末デバイスまたはネットワークデバイスであり得る。任意選択で、APは、802.11などの複数のWLAN規格をサポートするデバイスであり得る。
図2は、AP製品の内部構造の図を示す。APは、複数のアンテナを有し得るか、または単一のアンテナを有し得る。
図2では、APは、物理レイヤ(physical layer、PHY)処理回路と媒体アクセス制御(media access control、MAC)処理回路とを含む。物理レイヤ処理回路は、物理レイヤ信号を処理するように構成され得、MACレイヤ処理回路は、MACレイヤ信号を処理するように構成され得る。802.11規格は、PHYとMACとに焦点を当て、本出願の実施形態は、MACおよびPHY上でのプロトコル設計に焦点を当てる。
【0082】
STA製品は、通常、802.11シリーズの規格をサポートする端末製品、たとえば、モバイルフォンまたはノートブックコンピュータである。
図3は、単一のアンテナをもつSTAの構造の図を示す。実際のシナリオでは、STAは、代替として、複数のアンテナを有し得、3つ以上のアンテナをもつデバイスであり得る。
図3では、STAは、物理レイヤ(physical layer、PHY)処理回路と媒体アクセス制御(media access control、MAC)処理回路とを含み得る。物理レイヤ処理回路は、物理レイヤ信号を処理するように構成され得、MACレイヤ処理回路は、MACレイヤ信号を処理するように構成され得る。
【0083】
WLANシステムは、高速および低レイテンシの伝送を与えることができる。WLAN適用例シナリオの連続的な発展とともに、WLANシステムは、より多くのシナリオまたは業界、たとえば、モノのインターネット業界、車両のインターネット業界、銀行業、企業のオフィス、スタジアムの展示ホール、コンサートホール、ホテルの部屋、寄宿舎、病棟、教室、スーパーマーケット、街区、街路、生産ワークショップ、および倉庫に適用されるべきある。もちろん、WLAN通信をサポートする(アクセスポイントまたは局などの)デバイスは、スマートシティ中のセンサノード(たとえば、スマート水道メーター、スマート電気メーター、またはスマート空気検出ノード)、スマートホーム中のスマートデバイス(たとえば、スマートカメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、テレビジョン、ステレオ、冷蔵庫、もしくは洗濯機)、モノのインターネット中のノード、エンターテインメント端末(たとえば、AR、VR、または別のウェアラブルデバイス)、スマートオフィス中のスマートデバイス(たとえば、プリンタ、プロジェクタ、ラウドスピーカ、またはステレオ)、車両のインターネット中の車両デバイスのインターネット、日常生活シナリオにおけるインフラストラクチャ(たとえば、自動販売機、スーパーマーケットのセルフサービスのナビゲーション局、セルフサービスのキャッシュレジスタデバイス、またはセルフサービスの注文機械)、大きいスポーツまたは音楽会場でのデバイスなどであり得る。STAおよびAPの特定の形態は、本出願の実施形態では特に限定されず、本明細書における説明のための例にすぎない。
【0084】
WLANシステムのサービス伝送レートを大幅に改善するために、IEEE 802.11ax規格は、既存の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)技術に基づいて直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)技術をさらに使用する。OFDMA技術は、データを同時に送受信する際に複数のノードをサポートする。これは、マルチ局ダイバーシティ利得を達成する。
【0085】
802.11a、802.11g、802.11n、および802.11acから802.11axまで、利用可能な周波数帯域は、2.4ギガヘルツ(GHz)と5GHzとを含む。ますますより多くの利用可能な周波数帯域とともに、802.11によってサポートされる最大チャネル帯域幅は、20メガヘルツ(MHz)から40MHzに、次いで、160MHzに拡張される。2017年に、連邦通信委員会(federal communications commission、FCC)は、6GHz(5925MHzから7125MHzまで)の新しい無認可周波数帯域を開いた。802.11ax規格の起草者は、802.11axプロジェクト認可要請(project authorization request、PAR)中で2.4GHzおよび5GHzから2.4GHz、5GHzおよび6GHzまで802.11axデバイスの動作範囲を拡張した。新たに開かれた6GHzの周波数帯域の利用可能な帯域幅がより大きいので、160MHzよりも大きいチャネル帯域幅が802.11axの後の次世代規格(たとえば、802.11beまたはWi-Fi 7)においてサポートされることになることが予測され得る。
【0086】
メインストリームの802.11プロトコルの各生成は、レガシー局に適合する。たとえば、メインストリームのWi-Fiの最早の世代の802.11aフレーム構造は、プリアンブルで開始し、レガシーショートトレーニングフィールド(legacy-short training field、L-STF)と、レガシーロングトレーニングフィールド(legacy-long training field、L-LTF)と、レガシー信号フィールド(legacy-signal field、L-SIG)とを含む。レガシー局に適合するために、後続の802.11および802.11axのフレーム構造は、レガシープリアンブルで開始する。レガシープリアンブルの後のフィールドは、各世代に対して新たに定義される信号フィールド、ショートトレーニングフィールド、およびロングトレーニングフィールドである。レガシープリアンブルの後のショートトレーニングフィールド(short training field、STF)は、L-STFと区別されるために、超高スループットショートトレーニングフィールド(extremely high throughput-STF、略して、EHT-STF)と呼ばれる。伝送のためのチャネル帯域幅が20MHzよりも大きいとき、L-STFは、複製され、20MHzのチャネル帯域幅ごとに伝送され、802.11aの後に導入されたEHT-STFは、20MHzよりも大きいチャネル帯域幅のための新しいシーケンスとして定義される。たとえば、802.11acに定義されているSTF、すなわち、超高スループットショートトレーニングフィールド(very high throughput-STF、VHT-STF)は、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzのためのシーケンスとして別々に定義される。同様に、802.11axにおいて定義される高効率ショートトレーニングフィールド(high efficiency-STF、HE-STF)も160MHzの最大チャネル帯域幅をサポートする。本出願における一実施形態では、フィールドは、フィールドと呼ばれることもあることに留意されたい。たとえば、ショートトレーニングフィールドは、ショートトレーニングフィールドとも呼ばれる。
【0087】
HE-STFの時間領域波形が5つの繰り返し期間を含み、多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)伝送中の自動利得制御(automatic gain control、AGC)の推定を拡張するために主に使用されることが、プロトコルに指定されている。したがって、シーケンスのより小さいピーク対平均電力比(peak-to-average power ratio、PAPR)が必要とされる。
【0088】
上記で説明されたように、802.11axの後の次世代規格(たとえば、IEEE802.11be)の発展において、160MHzよりも大きいチャネル帯域幅、たとえば、240MHzおよび320MHzが超高伝送レートを実装し、超高ユーザ密度をもつシナリオをサポートするためにサポートされる。802.11beでは、複数のRUをパンクチャし、組み合わせる新しい特徴がさらに追加されている。したがって、新しいショートトレーニングフィールドシーケンスは、より大きいチャネル帯域幅と複数のRUをパンクチャし、組み合わせる新しい特徴とのために設計される必要がある。この点から見て、本出願の実施形態は、より大きいチャネル帯域幅と複数のRUをパンクチャし、組み合わせる新しい特徴とのためのショートトレーニングフィールドシーケンスを設計するために物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法および装置を提供する。
【0089】
本出願の実施形態を理解しやすいように、以下は、最初に、本出願において使用されるいくつかの名詞または用語について手短に説明する。
【0090】
1.サブキャリア
【0091】
無線通信信号の帯域幅は、限定される。帯域幅は、OFDM技術を使用することによって、特定の周波数間隔でチャネル帯域幅内の複数の周波数成分に分割され得る。これらの成分は、サブキャリア(subcarrier)またはトーンと呼ばれる。サブキャリアの下付き文字は、連続する整数である。下付き文字が0であるサブキャリアは、直流成分に対応し、下付き文字が負数であるサブキャリアは、直流成分よりも低い周波数成分に対応し、下付き文字が正数であるサブキャリアは、直流成分よりも高い周波数成分に対応する。
【0092】
2.ショートトレーニングシーケンス
【0093】
ショートトレーニングシーケンスは、主に、信号検出、自動利得制御(automatic gain control、AGC)、シンボルタイミング、粗い周波数オフセット推定などのために使用される。異なるシーケンスは、異なる最大チャネル帯域幅に対して定義され得る。たとえば、802.11axに定義されているHE-STFは、160MHzの最大チャネル帯域幅をサポートする。本出願では、チャネル帯域幅が160MHzよりも大きい。もちろん、160MHzの帯域幅もサポートされ得る。ショートトレーニングシーケンスは、802.11beプロトコルをサポートするワイヤレスローカルエリアネットワークに適用され得る。したがって、区別のために、ショートトレーニングシーケンスは、本出願の実施形態ではEHT-STFと呼ばれる。EHT-STFが、ショートトレーニングフィールドまたは802.11beにおいて使用されるショートトレーニングフィールドを示し、ショートトレーニングフィールドの特定の名前は、本出願の実施形態の保護範囲に制限を構成しないことを理解されたい。任意選択で、EHT-STFは、MIMO伝送中の自動利得制御推定を改善するために使用され得る。
【0094】
ショートトレーニングシーケンスは、Mシーケンスに基づいて構築され得る。たとえば、HE-STFの高効率シーケンス(high efficiency sequence、HES)が多重化、位相回転、および連結を通してMシーケンスに基づいて構築されることが規格802.11axに従って学習され得る。Mシーケンスは、現在のCDMAシステムにおいて使用される最も基本的な擬似雑音シーケンス(pseudo-noise sequence、PNシーケンス)である。Mシーケンスは、最長線形フィードバックシフトレジスタシーケンスの略である。Mシーケンスは、802.11ax規格では M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}と定義される。
【0095】
後続の規格において定義されているMシーケンスが別の形態を有するときも、Mシーケンスが本出願に適用可能であることを理解されたい。
【0096】
Mシーケンスの特定の名前は、本出願の実施形態の保護範囲に制限を構成しないことに留意されたい。たとえば、Mシーケンスは、周波数領域シーケンスと呼ばれることもある。
【0097】
最初に、802.11axにおけるHE-STFのショートトレーニングシーケンスHESa:b:cの設計について手短に説明し、a:b:cは、サブキャリアaとサブキャリアcとの間にb個のサブキャリアがあることを示す。
【0098】
図4は、Mシーケンスに基づいて構築されるHE-STFの概略図である。
図4の(1)は、繰返し構造である。特に、20MHzのHE-STFは、1つのMシーケンスを含む。40MHzのHE-STFは、2つの20MHzのHE-STF(すなわち、2つのMシーケンス)を連結することによって取得される。同様に、80MHzのHE-STFは、4つの20MHzのHE-STFを連結することによって取得される。HE-STFが時間領域中に5つの繰り返し期間を含むことと、HE-STFのPAPRが最小化されることとを保証するために、追加のパラメータ値と回転ファクタとが、
図4の(2)に示されているように、HE-STFを調整し、最適化するために使用され得る。特に、20MHzのHE-STFは、1つのMシーケンスを含む。40MHzのHE-STFは、2つの20MHzのHE-STF(すなわち、2つのMシーケンス)を連結したものを回転ファクタCで乗算することによって取得される。同様に、80MHzのHE-STFは、4つの20MHzのHE-STFを連結したものを回転ファクタで乗算することによって取得される。さらに、パラメータ値Aは、HE-STFが時間領域中に5つの繰り返し期間を含むことを保証するためにあらゆる2つのMシーケンスの間に挿入される必要がある。例外は、直流サブキャリアが0である必要があることをOFDM変調方式が必要とすることである。したがって、HE-STFのPAPRは、AとCとを最適化することによって最小化され得る。
図4の(2)では、回転ファクタCは、{c
1,c
2,c
3,c
4,...}を含み、パラメータ値Aは、{a
1,a
2,a
3,a
4,...}を含む。本明細書では、これらの回転ファクタおよびパラメータ値は、「パラメータセット」と総称される。
【0099】
802.11axは、高効率シングルユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(high efficiency single-user physical layer protocol data unit、HE SU PPDU)と、高効率マルチユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(high efficiency multi-user physical layer protocol data unit、HE MU PPDU)と、高効率拡張範囲シングルユーザ物理レイヤプロトコルデータユニット(high efficiency extended range single-user physical layer protocol data unit、HE ER SU PPDU)と、高効率トリガベース物理レイヤプロトコルデータユニット(high efficiency trigger based physical layer protocol data unit、HE TB PPDU)とを含む4つのフレーム構造を定義する。特に、上記のフレーム構造は、非HE TB PPDUとHE TB PPDUとの2つのタイプにさらに分類され得る。802.11axは、異なるフレーム構造に基づいて、0.8μsと1.6μsとの2つの期間長さをもつHE-STFを定義する。非HE TB PPDUのために使用されるHE-STFは、0.8μsの期間長さを有し、16個のサブキャリアの間隔でポピュレートされる。HE TB PPDUのために使用されるHE-STFは、1.6μsの期間長さを有し、8個のサブキャリアの間隔でポピュレートされる。さらに、802.11axは、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzの4つのチャネル帯域幅をサポートする。各帯域幅および各長さは、1つのHE-STFに対応する。したがって、HE-STFの合計8つの周波数領域値HESa:b:cがある。
【0100】
以下は、長さがそれぞれ0.8μsおよび1.6μsである2つの事例における異なるチャネル帯域幅の最適化された周波数領域シーケンスについて別々に説明する。
【0101】
事例1:0.8μsのHE-STFにおける周波数領域シーケンス
【0102】
(1)STF1×20MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が20MHzである0.8μsのHE-STFは、下付き文字(またはインデックス(index))が-127から128までの範囲にある合計256個のサブキャリアを有する。下付き文字が0であるサブキャリアは、直流成分に対応し、下付き文字がそれぞれ負数および正数であるサブキャリアは、直流成分よりも低い周波数成分と直流成分よりも高い周波数成分とにそれぞれ対応する。
【0103】
STF1×20MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2、ここで、
HES-112:16:112は、20MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンス、特に、下付き文字が-112、-96、-80、-64、-48、-32、-16、0、16、32、48、64、80、96、および112であるサブキャリアの周波数領域中の値を示す。HES0=0であり、他のサブキャリアの周波数領域中の値はすべて0である。他のサブキャリアは、下付き文字が-112、-96、-80、-64、-48、-32、-16、0、16、32、48、64、80、96、および112であるサブキャリア以外の下付き文字が-127から128までの範囲にあるサブキャリアを示す。
【0104】
上記の式は、特に、以下の通りである。
HES-112:16:112={-(1+j)/√2,-(1+j)/√2,-(1+j)/√2,(1+j)/√2,(1+j)/√2,-(1+j)/√2,(1+j)/√2,(1+j)/√2,(1+j)/√2,-(1+j)/√2,(1+j)/√2,(1+j)/√2,-(1+j)/√2,(1+j)/√2}
【0105】
したがって、下付き文字が、-112、-96、-80、-64、-48、-32、-16、0、16、32、48、64、80、96、および112であるサブキャリアの周波数領域中の値は、それぞれ以下の通りである。
-(1+j)/√2、-(1+j)/√2、-(1+j)/√2、(1+j)/√2、(1+j)/√2、(1+j)/√2、-(1+j)/√2、(1+j)/√2、(1+j)/√2、(1+j)/√2、-(1+j)/√2、(1+j)/√2、(1+j)/√2、-(1+j)/√2、および(1+j)/√2
【0106】
本明細書では、式中のHES-112:16:112と同様の式は、同様の意味を有することに留意されたい。簡潔のために、詳細を再び説明しない。
【0107】
本明細書では、後続の式の説明において、明示的に言及されていない場合、他のサブキャリアの周波数領域中の値は、すべて0であることにさらに留意されたい。簡潔のために、詳細を再び説明しない。
【0108】
下付き文字は、サブキャリアインデックスと呼ばれることもあることに留意されたい。たとえば、下付き文字が0であるサブキャリアは、インデックスが0であるサブキャリアと呼ばれることもある。
【0109】
(2)STF1×40MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が40MHzである0.8μsのHE-STFは、下付き文字が-255から256までの範囲にある合計512個のサブキャリアを有する。
【0110】
STF1×40MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2、ここで、
HES-240:16:240は、40MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0111】
(3)STF1×80MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が80MHzである0.8μsのHE-STFは、下付き文字が-511から512までの範囲にある合計1024個のサブキャリアを有する。
【0112】
STF1×80MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2、ここで、
HES-496:16:496は、80MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0113】
(4)STF1×160MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が160MHzである0.8μsのHE-STFは、下付き文字が-1023から1024までの範囲にある合計2048個のサブキャリアを有する。
【0114】
STF1×160MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2、ここで、
HES-1008:16:1008は、160MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0115】
事例2:1.6μsのHE-STFにおける周波数領域シーケンス
【0116】
(1)STF2×20MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が20MHzである1.6μsのHE-STFは、下付き文字が-127から128までの範囲にある合計256個のサブキャリアを有する。
【0117】
STF2×20MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2、HES0=0であり、他のサブキャリアの周波数領域中の値はすべて0である。
【0118】
(2)STF2×40MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が40MHzである1.6μsのHE-STFは、下付き文字が-255から256までの範囲にある合計512個のサブキャリアを有する。
【0119】
STF2×40MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2、およびHES±248=0であり、ここで、
HES-248:8:248は、40MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0120】
(3)STF2×80MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が80MHzである1.6μsのHE-STFは、下付き文字が-511から512までの範囲にある合計1024個のサブキャリアを有する。
【0121】
STF2×80MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2、および
HES±504=0であり、ここで、
HES-504:8:504は、80MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0122】
(4)STF2×160MHzとも呼ばれるチャネル帯域幅が160MHzである1.6μsのHE-STFは、下付き文字が-1023から1024までの範囲にある合計2048個のサブキャリアを有する。
【0123】
STF2×160MHzは、以下の式を使用することによって表され得る。
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2、および
HES±8=0であり、HES±1016=0であり、ここで、
HES-1016:8:1016は、160MHzのHE-STF中の周波数領域シーケンスを示す。
【0124】
上記の式中で、複素平面上の(1+j)/√2の幾何学的意味は、値を反時計回りに45°だけ回転し、エネルギーを正規化された状態に保つことである。同様に-(1+j)/√2は、値を反時計回りに225°だけ回転することである。これは、最適化されたPAPRが取得されることを保証しながら、Mシーケンスに基づいて、異なるチャネル帯域幅をもつHE-STFを取得する。
【0125】
3.ピーク対平均電力比
【0126】
ピーク対平均電力比(peak-to-average power ratio、PAPR)は、信号電力の平均値に対する連続信号の瞬時電力ピークの、シンボル単位での、比であり得る。比は、以下のように表現され得る。
【0127】
【0128】
、ここで、
Xiは、シーケンスのグループの時間領域離散値を示し、max(Xi
2)は、時間領域離散値の2乗の最大値を示し、mean(Xi
2)は、時間領域離散値の2乗の平均値を示す。
【0129】
OFDMシステムは、高いPAPRの欠点を有する。特に大きい帯域幅では、より多くのサブキャリアは、より高いPAPRを生じ、高いPAPRは、信号の非線形的なひずみを生じ、システムパフォーマンスを低減する。したがって、シーケンスの設計において、シーケンスのより低いPAPRが必要とされる。
【0130】
4.チャネルパンクチャリング
【0131】
チャネルの帯域幅は、ますます大きくなっている。たとえば、802.11ax規格では、160MHzの最大帯域幅がサポートされている。しかしながら、実際の展開では、いくつかのチャネルが別のデバイスによって干渉もしくは占有されるので、または別の理由により、160MHzのチャネルのいくつかのチャネルは利用不可能なことがある。実際の伝送では、通信のために160MHzのチャネルを完全に使用することは困難である。したがって、802.11axは、パンクチャリングパターンを提案する。具体的に言えば、20MHzのチャネル帯域幅の粒度をもつチャネルパンクチャリング技術は、この問題を緩和するために使用される。これは、通信のために160MHzのチャネル中の利用可能なチャネルを使用し、チャネル利用を改善することができる。
【0132】
以下は、一例を使用することによって802.11beまたは任意の将来世代のWLAN規格(たとえば、Wi-Fi 8)で可能なチャネルパンクチャリングパターンについて説明する。以下の例では、1つの「1」は、パンクチャされない256個のサブキャリアに対応するパンクチャされない20MHzのチャネル帯域幅を示し、1つの「0」は、パンクチャされる20MHzのチャネルを示すことに留意されたい。開かれた20MHzのチャネルは、パンクチャドチャネルと呼ばれることがあり、または占有されたチャネルとして理解され得る。
【0133】
(1)240MHzのチャネル帯域幅のチャネルパンクチャリングパターンでは、240MHzのチャネルは、12個の20MHzのチャネルを含み、12個の連続した「0」または「1」の値は、12個の20MHzのチャネルに対応する。任意選択で、連続した12個の20MHzのチャネルの周波数は、昇順で左から右への12個の「0」または「1」に対応する。
【0134】
パターン1:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、240MHzのチャネル帯域幅および3072個のサブキャリアに対応する。
【0135】
パターン2:[0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。また、残りのチャネル帯域幅が200MHzであることが理解され得る。
【0136】
パターン3:[1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0137】
パターン4:[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0138】
パターン5:[1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0139】
パターン6:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0140】
パターン7:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0141】
パターン8:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0142】
パターン9:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0143】
パターン10:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0144】
(2)320MHzのチャネル帯域幅のチャネルパンクチャリングパターンでは、320MHzのチャネルは、16個の20MHzのチャネルを含み、16個の連続した「0」または「1」の値は、16個の20MHzのチャネルに対応する。任意選択で、連続した16個の20MHzのチャネルの周波数は、昇順で左から右への16個の「0」または「1」に対応する。
【0145】
特に、320MHzのチャネル帯域幅のチャネルパンクチャリングパターンは、240MHzに適合するチャネルパンクチャリングパターンと240MHzに適合しないチャネルパンクチャリングパターンとの2つのタイプに分類され得る。「適合する」は、240MHzのチャネルが320MHzのチャネル帯域幅のチャネルパンクチャリングを通して形成された後、パンクチャリングが利用可能なチャネル帯域幅に基づいてさらに実施されることを意味する。言い換えれば、パンクチャリングの後に形成された240MHzのチャネルがさらにパンクチャリングされる。
【0146】
A.320MHzのチャネル帯域幅のものであり、240MHzのチャネルに適合するパンクチャリングパターン。
【0147】
パターン1:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、320MHzのチャネル帯域幅および4096個のサブキャリアに対応する。
【0148】
パターン2:[0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0149】
パターン3:[1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0150】
パターン4:[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0151】
パターン5:[1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0152】
パターン6:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0153】
パターン7:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0154】
パターン8:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0155】
パターン9:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0156】
パターン10:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0157】
パターン11:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0158】
パターン12:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0159】
パターン13:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0160】
パターン14からパターン22を取得するために、パターン10で形成された240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に基づいてパンクチャリングがさらに実施される。
【0161】
パターン14:[0 0 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0162】
パターン15:[1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0163】
パターン16:[1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0164】
パターン17:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0165】
パターン18:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0166】
パターン19:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0167】
パターン20:[0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0168】
パターン21:[1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0169】
パターン22:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0170】
パターン23からパターン31を取得するために、パターン11で形成された240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に基づいてパンクチャリングがさらに実施される。
【0171】
パターン23:[0 0 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0172】
パターン24:[1 1 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0173】
パターン25:[1 1 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0174】
パターン26:[1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0175】
パターン27:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0176】
パターン28:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0177】
パターン29:[0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0178】
パターン30:[1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0179】
パターン31:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0180】
パターン32からパターン40を取得するために、パターン12で形成された240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に基づいてパンクチャリングがさらに実施される。
【0181】
パターン32:[0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0182】
パターン33:[1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0183】
パターン34:[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0184】
パターン35:[1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0185】
パターン36:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0186】
パターン37:[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0187】
パターン38:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0188】
パターン39:[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0189】
パターン40:[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0190】
パターン32からパターン40を取得するために、パターン13で形成された240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に基づいてパンクチャリングがさらに実施される。
【0191】
パターン41:[0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0192】
パターン42:[0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0193】
パターン43:[0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0194】
パターン44:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0195】
パターン45:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0196】
パターン46:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0]、200MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0197】
パターン47:[0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0198】
パターン48:[0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0199】
パターン49:[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、160MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0200】
B.320MHzのチャネル帯域幅のものであり、240MHzのチャネルに適合しないパンクチャリングパターン。
【0201】
パターン1:320MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、320MHzのチャネル帯域幅および4096個のサブキャリアに対応する。
【0202】
パターン2:280MHz[0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0203】
パターン3:280MHz[1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0204】
パターン4:280MHz[1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0205】
パターン5:280MHz[1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0206】
パターン6:280MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0207】
パターン7:280MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0208】
パターン8:280MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0209】
パターン9:280MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0]、280MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0210】
パターン10:240MHz[1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0211】
パターン11:240MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0212】
パターン12:240MHz[1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0213】
パターン13:240MHz[0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1]、240MHzの利用可能なチャネル帯域幅に対応する。
【0214】
本出願において説明されるパンクチャリングパターンが現在利用可能なパンクチャリングパターンの例にすぎないことに留意されたい。本出願は、すべてのパンクチャリングパターンを網羅しない。本出願の技術的解決策はまた、本出願において説明されない他のパンクチャリングパターンに適用可能である。
【0215】
5.リソースユニット割振り(RU allocation)
【0216】
リソースユニット割振りはまた、チャネル帯域幅中でのサブキャリア割振り(トーンプラン)として理解され得る。異なるチャネル帯域幅は、異なるトーンプランに対応し得る。OFDMAおよびマルチユーザ多入力多出力(multiple-user multiple-input multiple-output、MU-MIMO)技術が適用されるとき、IEEE802.11axプロトコルは、チャネル帯域幅中のサブキャリアがいくつかのリソースユニット(resource unit、RU)に分割されると規定する。IEEE802.11axプロトコルによれば、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzのチャネル帯域幅は、26トーンのリソースユニット、52トーンのリソースユニット、106トーンのリソースユニット、242トーンのリソースユニット(20MHzの帯域幅中の最も大きいリソースユニット)、484トーンのリソースユニット(40MHzの帯域幅中の最も大きいリソースユニット)、996トーンのリソースユニット(80MHzの帯域幅中の最も大きいリソースユニット)、および1992トーンのリソースユニット(160MHzの帯域幅中の最も大きいリソースユニット)を含む複数のタイプのリソースユニットに分割される。各RUは、連続するサブキャリアを含む。たとえば、26トーンのRUは、26個の連続するサブキャリアを含むRUである。異なる合計帯域幅は、異なるタイプおよび数量のRUをサポートすることができることに留意されたい。しかしながら、同じ帯域幅中では、ハイブリッドタイプのリソースユニットがサポートされ得る。
【0217】
図5aは、802.11beにおける80MHzの帯域幅のためのトーンプランの一例の概略図である。左側波帯サブキャリアと右側波帯サブキャリアとは、伝送周波数帯域の端部に別々に位置し、データおよびパイロットサブキャリアに対する伝送フィルタ処理の影響を低減するためにガードサブキャリアとして使用される。各帯域幅中のサブキャリアは、データサブキャリアと、パイロットサブキャリアと、未使用のサブキャリア(unused subcarrier)とを含む。未使用のサブキャリアは、データを伝送するために使用されず、パイロット信号を伝送するためにも使用されない。未使用のサブキャリアは、直流サブキャリア(DC subcarrier)と、ガードサブキャリア(guard subcarrier)と、ヌルサブキャリア(null subcarrier)とを含む。ガードサブキャリアは、左側波帯サブキャリアと右側波帯サブキャリアとをさらに含み得る。直流サブキャリアは、空の(empty)コンテンツ(すなわち、データまたは情報を搬送していないサブキャリア)をもつサブキャリアであり、OFDM周波数帯域の中央の位置を特定するためにモバイルデバイスによって使用される。左側波帯サブキャリアと、右側波帯サブキャリアと、直流サブキャリアと、ヌルサブキャリアとは、RUの間の残余サブキャリア(残余トーン)とさらに総称され得る。大きいRU中のサブキャリアの数量は、大きいRU中に含まれる複数の小さいRU中のサブキャリアの数量と小さいRUの間の残余サブキャリアの数量との和に等しい。
【0218】
OFDMAシステムでは、RUは、限定はしないが、以下を含み得る。
(1)26個の連続するサブキャリアを含むRU。24個のデータサブキャリアおよび2つのパイロットサブキャリア。
(2)52個の連続するサブキャリアを含むRU。48個のデータサブキャリアおよび4つのパイロットサブキャリア。
(3)106個の連続するサブキャリアを含むRU。102個のデータサブキャリアおよび4つのパイロットサブキャリア。
(4)242個の連続するサブキャリアを含むRU。234個のデータサブキャリアおよび8つのパイロットサブキャリア。
(5)484個の連続するサブキャリアを含むRU。468個のデータサブキャリアおよび16個のパイロットサブキャリア。
(6)996個の連続するサブキャリアを含むRU。980個のデータサブキャリアおよび16個のパイロットサブキャリア。
【0219】
たとえば、802.11axでは、(1)から(6)の1つのRUが、1人のユーザに割り振られ得、802.11beまたは将来の規格ではマルチRUモードがサポートされる。言い換えれば、複数のリソースユニット(Multiple Resource units、MRU)が1人のユーザに割り振られ得る。MRUモードは、限定はしないが、以下のタイプを含む。
【0220】
(7)RU52+RU26。この割振り方式は、ユーザに26個の連続するサブキャリアを含む(26トーンのRUとして示される)RUと52個の連続するサブキャリアを含む(52トーンのRUとして示される)RUを割り振ることとして理解され得る。
図5bは、RU52+RU26のトーンプランの概略図である(ここで、影つき部分がユーザに割り振られたRUである)。任意選択で、RU52+RU26中の52トーンのRUと26トーンのRUとは、同じ20MHzのチャネル上に位置する。たとえば、
図5bに示されている左から右への第1の20MHzのチャネル中で、第1の行中の第3の52トーンのRUと第8の26トーンのRUとは、MRUに組み合わされ、1人のユーザに割り振られる。
【0221】
(8)R106+RU26。この割振り方式は、ユーザに26個の連続するサブキャリアを含む(26トーンのRUとして示される)RUと106個の連続するサブキャリアを含む(106トーンのRUとして示される)RUを割り振ることとして理解され得る。
図5cは、RU106+RU26のトーンプランの概略図である(ここで、影つき部分がユーザに割り振られたRUである)。任意選択で、RU106+RU26中の106トーンのRUと26トーンのRUとは、同じ20MHzのチャネル上に位置する。たとえば、
図5cに示されている左から右への第1の20MHzのチャネル中で、第1の行中の第1の106トーンのRUと第5の26トーンのRUとは、MRUに組み合わされ、1人のユーザに割り振られる。
【0222】
(9)RU242+RU484。この割振り方式は、ユーザに242個の連続するサブキャリアを含む(242トーンのRUとして示される)RUと484個の連続するサブキャリアを含む(484トーンのRUとして示される)RUを割り振ることとして理解され得る。
図5dから
図5gは、RU242+RU484のトーンプランの概略図である。
【0223】
160MHzのトーンプランは、2つの80MHzのトーンプランを含むと見なされ得、240MHzのトーンプランは、3つの80MHzのトーンプランを含むと見なされ得、320MHzのトーンプランは、4つの80MHzのトーンプランを含むと見なされ得ることを理解されたい。本明細書では、詳細を説明しない。チャネルパンクチャリングパターンが80MHzのセグメント中で使用される場合、OFDMAトーンプランが使用されることに留意されたい。パンクチャリングされていない80MHzのセグメントが使用される場合、非OFDMAトーンプランが使用される。
【0224】
たとえば、320MHzのチャネルを分割することによって取得される割振り可能なリソースユニットは、RU26と、RU52と、RU52+RU26と、RU106と、RU106+RU26と、RU242と、RU484と、RU242+RU242と、RU242+RU484と、RU996と、RU484+RU996と、RU484+RU242+RU996と、2つのRU996と、RU484+2つのRU996と、3つのRU996とを含み得る。2つのRU996は、2つの996トーンのRUである。
【0225】
たとえば、240MHzのチャネルを分割することによって取得される割振り可能なリソースユニットは、RU26と、RU52と、RU52+RU26と、RU106と、RU106+RU26と、RU242と、RU484と、RU242+RU242と、RU242+RU484と、RU996と、RU484+RU996と、RU484+RU242+RU996と、2つのRU996と、RU484+2つのRU996と、3つのRU996と、RU484+3つのRU996と、4つのRU996とを含み得る。
【0226】
「+」は、組合せまたはアグリゲーションを意味する。言い換えれば、複数のRUが、組み合わされ(またはアグリゲートされ)、同じユーザに割り振られる。たとえば、RU52+RU26は、
図5bに示されている方式で同じユーザに割り振られる52トーンのRUと26トーンのRUとである。
【0227】
本出願の実施形態では、「プロトコル」は、通信フィールドにおける標準プロトコルであり得、たとえば、WLANプロトコルと後続の通信システムに適用される関連するプロトコルとを含み得ることに留意されたい。これは、本出願では限定されない。
【0228】
本出願の実施形態では、「事前取得すること」は、デバイスシグナリングまたは事前定義、たとえば、プロトコルでの定義を通した指示を含み得ることにさらに留意されたい。「あらかじめ定義された」は、デバイス(たとえば、デバイスは局およびアクセスポイントを含む)中に対応するコードまたは表を記憶することによって事前に実装され得るか、または関連情報を示すことができる別の方式で実装され得る。「あらかじめ定義された」の特定の実装は、本出願では限定されない。たとえば、「あらかじめ定義された」は、「プロトコルに定義されている」であり得る。
【0229】
本出願の実施形態における「記憶する」は、1つまたは複数のメモリ中に記憶することを指し得ることにさらに留意されたい。1つまたは複数のメモリは、別々に配設され得るか、またはエンコーダ、デコーダ、プロセッサ、もしくは通信装置に統合され得る。代替として、1つまたは複数のメモリのうちのいくつかは別々に配設され得、1つまたは複数のメモリのうちのいくつかは、デコーダ、プロセッサ、または通信装置に統合される。メモリのタイプは何らかの形の記憶媒体であり得、これは、本出願では限定されない。
【0230】
本出願の実施形態では、「の(of)」、「対応する(corresponding、relevant)」、および「対応する(corresponding)」は、時々交換可能であることにさらに留意されたい。用語の間の差が強調されないとき、用語の意味が同じことであることに留意されたい。
【0231】
「および/または」という用語は、関連する対象物の間の関連付け関係を表し、3つの関係が存在し得ることを表すことにさらに留意されたい。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表し得る。Aのみが存在し、AとBとの両方が存在し、Bのみが存在する。文字「/」は、概して、関連する対象物の間の「または」の関係を示す。「少なくとも1つ」という用語は、1つまたは複数を意味する。「AおよびBのうちの少なくとも1つ」という用語は、「Aおよび/またはB」という用語と同様に、関連する対象物の間の関連付け関係を表し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、AおよびBのうちの少なくとも1つは、以下の3つの場合を表し得る。Aのみが存在し、AとBとの両方が存在し、Bのみが存在する。
【0232】
以下に、添付の図面を参照しながら本出願で提供される技術的解決策について詳細に説明する。本出願の実施形態は、限定はしないが、
図1に示されているシナリオを含む複数の異なるシナリオに適用され得る。たとえば、アップリンク伝送の場合、STAは、伝送端として使用され得、APは、受信端として使用され得る。ダウンリンク伝送の場合、APは、伝送端として使用され得、STAは、受信端として使用され得る。別の伝送シナリオ、たとえば、AP間のデータ伝送の場合、1つのAPが、伝送端として使用され得、他のAPが、受信端として使用され得る。別の例では、STA間のアップリンク伝送の場合、1つのSTAが、伝送端として使用され得、他のSTAが、受信端として使用され得る。したがって、以下は、伝送端と受信端とに基づいて本出願の実施形態について説明する。
【0233】
図6は、本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法の概略フローチャートである。
図6に示されている方法は、以下のステップを含み得る。
【0234】
ステップ101:伝送端は、物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを生成し、ここで、PPDUは、ショートトレーニングフィールドを含み、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さは、第1の長さよりも長く、第1の長さは、160MHzの帯域幅をもつチャネル上で伝送されるPPDUのショートトレーニングフィールド中の周波数領域シーケンスの長さである。
【0235】
ステップ102:伝送端は、ターゲットチャネル上でPPDUを送信し、ここで、ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上である。
【0236】
したがって、受信端は、ターゲットチャネル上でPPDUを受信する。
【0237】
ステップ103:受信端は、PPDUをパースする。
【0238】
受信端は、PPDU中のショートトレーニングフィールドに基づいて信号検出、自動利得制御(automatic gain control estimation、AGC)推定、シンボルタイミング、粗い周波数オフセット推定などを実施し得る。特定のパーシング方式およびアプリケーションについては、既存の説明を参照されたい。これは、限定されない。
【0239】
ショートトレーニングフィールドは、ショートトレーニングフィールドと呼ばれることもあり、以下ではショートトレーニングフィールドによって一様に表される。
【0240】
本出願のこの実施形態では、レガシーショートトレーニングフィールドと区別されるために、ターゲットチャネルの帯域幅に対応するショートトレーニングフィールドは、超高スループットSTF(extremely high throughput-STF、EHT-STF)として表される。EHT-STFが、802.11beプロトコルにおいて使用されるショートトレーニングフィールドであり、ショートトレーニングフィールドの特定の名前は、本出願の実施形態の保護範囲に制限を構成しないことを理解されたい。
【0241】
EHT-STFは、EHT-STF中の周波数領域シーケンスを使用することによって取得される。たとえば、EHT-STFは、EHT-STFの周波数領域シーケンスまたは周波数領域値に対してIFFT変換を実施することによって取得される。本出願における説明を容易にするために、EHT-STF中の周波数領域シーケンスは、略してEHTSと呼ばれる。EHTSは、名前にすぎず、本出願の実施形態の保護範囲を限定しないことを理解されたい。たとえば、EHTSは、周波数領域シーケンスと呼ばれることもある。
【0242】
本出願のこの実施形態では、第1の長さは、160MHzの帯域幅に対応する周波数領域シーケンスの長さを示す。ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さは、第1の長さよりも長い。言い換えれば、EHT-STF中の周波数領域シーケンスの長さは、チャネル帯域幅が160MHzであるHE-STF中の周波数領域シーケンスの長さよりも長い。たとえば、160MHzのHE-STF、2つの80MHzのHE-STFを連結したものを回転ファクタで乗算することによって取得され得る。240MHzのEHT-STFは、3つの80MHzのHE-STFを連結したものを回転ファクタで乗算することによって取得され得る。代替として、240MHzのEHT-STFはまた、320MHzのEHT-STFのパンクチャリングによって取得され得る(たとえば、240MHzのEHT-STFは、320MHzのEHT-STFの80MHzのEHT-STFのパンクチャリングによって取得され得る)。320MHzのHE-STFは、4つの80MHzのHE-STFを連結したものを回転ファクタで乗算することによって取得され得る。したがって、EHT-STF中の周波数領域シーケンスの長さは、チャネル帯域幅が160MHzであるHE-STF中の周波数領域シーケンスの長さよりも長い。
【0243】
ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さが第1の長さよりも長いか、またはEHT-STFの周波数領域値の数量が、160MHzのHE-STFの周波数領域値の数量よりも大きいことが理解され得る。たとえば、240MHzの帯域幅は、合計3072個のサブキャリアを有し、3072個のサブキャリアは、3072の周波数領域値に対応する。160MHzの帯域幅は、合計1024個のサブキャリアを有し、1024個のサブキャリアは、1024の周波数領域値に対応する。したがって、EHT-STFの周波数領域値の数量は、160MHzのHE-STFの周波数領域値の数量よりも大きい。
【0244】
ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さが第1の長さよりも長いか、またはEHT-STFに対応するサブキャリア数の数量が、160MHzのHE-STFに対応するサブキャリア数の数量よりも大きいことが理解され得る。たとえば、240MHzのEHT-STFに対応するショートトレーニングシーケンスは、EHTS-1520:16:1520として表され得、160MHzのHE-STFに対応するショートトレーニングシーケンスは、HES-1008:16:1008として表され得る。この場合、EHT-STFに対応するサブキャリア数の数量は、160MHzのHE-STFに対応するサブキャリア数の数量よりも大きいことがわかり得る。
【0245】
本出願のこの実施形態では、シーケンスの長さは、シーケンス中の要素の長さを示す。たとえば、シーケンス1は{0,1,-1,1}であり、シーケンス1の長さは4である。別の例では、シーケンス2は{0,1,-1,1,1,1,1}であり、シーケンス2の長さは7である。シーケンス2の長さがシーケンス1の長さよりも長いことがわかり得る。別の例では、160MHzのHE-STFに対応する周波数領域シーケンスの長さは2048であり、第1の長さは2048であると仮定する。言い換えれば、EHT-STF中の周波数領域シーケンスの長さは、2048よりも長い。
【0246】
ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上である。
【0247】
任意選択で、ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上の任意の帯域幅であり得る。たとえば、ターゲットチャネルの帯域幅は、160MHz、200MHz、240MHz、280MHz、320MHzなどである。
【0248】
本出願のこの実施形態では、ターゲットチャネルのためのEHT-STFは、シミュレーション計算を通して取得され得る。たとえば、伝送端は、対応する式を使用することによってプロトコル中に指定されているシーケンス(たとえば、IEEE802.11axにおけるHE-LTFシーケンス)に基づく計算を通して取得され得る。別の例では、伝送端は、対応する式を使用することによって記憶されたシーケンスまたは新たに生成されたシーケンスに基づく計算を通して取得され得る。これは、本出願の実施形態では限定されない。
【0249】
本出願のこの実施形態によれば、後方互換性を考慮して、より大きいチャネル帯域幅のショートトレーニングシーケンス、たとえば、EHT-STFに対応するショートトレーニングシーケンスEHTSは、既存のチャネル帯域幅のSTFに対応するショートトレーニングシーケンスHES、たとえば、HE-STFに対応するショートトレーニングシーケンスHESに基づいて設計される。
【0250】
本出願のこの実施形態におけるPPDUを伝送するための方法は、より大きいチャネル帯域幅に対応するショートトレーニングシーケンスまたは周波数領域シーケンスを決定し、受信端がより大きい帯域幅をもつチャネル上で伝送されるデータに対して自動利得制御を実施するのをサポートすることができる。ショートトレーニングシーケンスは、既存のチャネル帯域幅のショートトレーニングシーケンスに基づいて取得され得、より良いパフォーマンスをもつショートトレーニングシーケンスは、シミュレーション計算を通して、たとえば、パラメータ調整を通して取得され得る。ショートトレーニングフィールドは、ショートトレーニングシーケンスに基づいて取得され得る。本出願のこの実施形態は、実際の実装中により大きいチャネル帯域幅に適合すること、後方互換性を実装すること、パラメータに対する網羅的なシミュレーションを通して、本出願のこの実施形態において提供されるショートトレーニングシーケンスがより小さいピーク対平均電力比PAPRとより良いパフォーマンスとを有することを検証すること、受信端における自動利得制御回路の推定効果を改善すること、およびより低い受信ビット誤り率を達成することを行うことができる。
【0251】
さらに、本出願のこの実施形態において提供されるEHTSについて、より大きいチャネル帯域幅におけるパンクチャリングパターンがさらに考慮され、本出願のこの実施形態におけるEHTSは、良好なパフォーマンスおよびパンクチャリングパターンにおいて小さいPAPRを有することが検証される。アップリンク伝送の場合、本出願のこの実施形態において提供されるEHTSについて、より大きい帯域幅でのマルチRUの組合せなどの事例におけるパフォーマンスがさらに考慮される。より大きい帯域幅でのマルチRUの組合せの伝送の場合では、EHTSのPAPRも小さくなる。したがって、本出願のこの実施形態において提供されるEHTSは、より大きいチャネル帯域幅、新しいパンクチャリングパターン、および802.11beプロトコルでのマルチRUの組合せなどの新しい特徴に適応し、良好なパフォーマンスを有することができ、802.11beプロトコルでのアップリンクまたはダウンリンク伝送をサポートすることができる。以下は、説明のためにターゲットチャネルの帯域幅が240MHzである場合と320MHzである場合との2つの例を使用する。EHT-STFは、複数の期間を含み得、各期間の時間長は、0.8μsまたは1.6μsであり得る。非EHT TB PPDUのEHT STFは、STF1×と呼ばれることもあり、EHT STF中の周波数領域シーケンスの期間長さは0.8μsである。EHT TB PPDUのEHT STFは、STF2xと呼ばれることもあり、EHT STF中の周波数領域シーケンスの期間長さは1.6μsである。
【0252】
簡潔のために、本出願のこの実施形態では、各期間の時間長は、期間長さとして示される。本出願のこの実施形態では、期間長さが別々に0.8μsと1.6μsとである2つのシナリオが、ターゲットチャネルの帯域幅のEHT-STF中の周波数領域シーケンスについて説明するために使用される。本出願のこの実施形態では、基準チャネルの期間長さは、基準チャネル上でショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスを伝送することの期間長さである。本明細書では、詳細を再び説明しない。
【0253】
異なるターゲットチャネルの異なる帯域幅と異なる期間長さとを考慮して、対応するEHT-LTFは、別々に設計され得る。したがって、以下は、異なる事例に基づいて本出願のこの実施形態における方法について詳細に説明する。
【0254】
事例1および事例2は、240MHzのチャネル帯域幅のEHT-STFのためのものである。240MHzのチャネル帯域幅のEHT-STFについて説明する前に、240MHzのサブキャリア割振りパターン(トーンプラン)について説明する。上記で説明されたように、802.11axに指定されている80MHzのチャネル帯域幅のトーンプランは、下付き文字が-511から512にわたる合計1024個のサブキャリアを有する。帯域幅の左端と右端とにそれぞれ12個と11個とのガードサブキャリア(ガードトーン)がある。一例では、本出願のこの実施形態において設計される240MHzのチャネル帯域幅のトーンプランは、3つの80MHzのトーンプランを連結することによって取得される。具体的に言えば、3つの80MHzの帯域幅の左側波帯サブキャリアと右側波帯サブキャリアと、3つの80MHzの帯域幅の各々の中央の直流サブキャリアとが予約されている。このようにして、240MHzの帯域幅は、合計1024×3=3072個のサブキャリアを有する。左端と右端との上にそれぞれ12個と11個とのガードサブキャリアがあり、帯域幅の中央に5つの直流サブキャリアがある。
【0255】
事例1:ターゲットチャネルの帯域幅が240MHzであり、基準チャネルの期間長さが0.8μsである。
【0256】
本出願のこの実施形態では、帯域幅が240MHzであり、期間長さが0.8μsであるEHT-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×240MHzとして示される。STF1×240MHzは、EHTS-1520:16:1520として示され、STF1×240MHzは、以下の複数の方式で構築され得る。
【0257】
1.STF1×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける20MHzのシーケンスが使用される。
【0258】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が20MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×20MHzとして示される。本出願のこの実施形態において設計されるEHTSは、次の通りである。
STF1×240MHz=[STF1×80MHz_1,0,STF1×80MHz_2,0,STF1×80MHz_3]であり、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz]であり、
STF1×80MHz_2=[c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz]であり、
STF1×80MHz_3=[c9・STF1×20MHz,a5,c10・STF1×20MHz,0,c11・STF1×20MHz,a6,c12・STF1×20MHz]である。
【0259】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×240MHzは、次のように表され得る。
STF1×240MHz=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz,0,c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz,0,c9・STF1×20MHz,a5,c10・STF1×20MHz,0,c11・STF1×20MHz,a6,c12・STF1×20MHz]
【0260】
たとえば、STF1x20MHz=HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2が示され、STF1×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1520:16:1520={c1・HES-112:16:112,a1,c2・HES-112:16:112,0,c3・HES-112:16:112,a2,c4・HES-112:16:112,0,c5・HES-112:16:112,a3,c6・HES-112:16:112,0,c7・HES-112:16:112,a4,c8・HES-112:16:112,0,c9・HES-112:16:112,a5,c10・HES-112:16:112,0,c11・HES-112:16:112,a6,c12・HES-112:16:112}、および
EHES±1520=0、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、...、または6であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または12である。
【0261】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1520:16:1520シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値から選択される。
【0262】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表1-1を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、4.0742dBである。
【0263】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.3874dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0264】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、パターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、6.3874dBである。
【0265】
本明細書中のすべての表において、PAPRは、4倍オーバーサンプリングが実施されるシーケンスのPAPR値を示す。詳細を再び説明しない。
【0266】
【0267】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表1-2を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、4.0751dBである。
【0268】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.4877dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0269】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、6.4877dBである。
【0270】
本明細書中のすべての表において、PAPRは、4倍オーバーサンプリングが実施されるシーケンスのPAPR値を示す。詳細を再び説明しない。
【0271】
【0272】
2.STF1×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける80MHzのシーケンスが使用される。
【0273】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×80MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF1×240MHz=[STF1×80MHz,0,c1・STF1×80MHz,0,c2・STF1×80MHz]
【0274】
たとえば、STF1x80M=HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1520:16:1520={HES-496:16:496,0,c1・HES-496:16:496,0,c2・HES-496:16:496}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1または2である。
【0275】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにcjの値を使用することによって決定される異なるEHTS-1520:16:1520シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値から選択される。
【0276】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表2-1を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.4759dBである。
【0277】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.5390dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0278】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.5390dBである。
【0279】
【0280】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表2-2を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.4759dBである。
【0281】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.5390dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0282】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、パターン8を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.5390dBである。
【0283】
【0284】
3.STF1×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける160MHzのシーケンスと80MHzのシーケンスとが使用される。
【0285】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が160MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×160MHzとして示され、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×80MHzとして示される。
【0286】
可能な実装では、設計式は、以下の通りである。
STF1×240MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×80MHz]
【0287】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x80MHz=HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1520:16:1520={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-496:16:496}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1である。
【0288】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1520:16:1520シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値から選択される。
【0289】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表3-1を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.3992dBである。
【0290】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン1を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.3318dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0291】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン1を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.4136dBである。
【0292】
【0293】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表3-2を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.3992dBである。
【0294】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン1を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.3318dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0295】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、パターン1を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.4136dBである。
【0296】
【0297】
別の可能な実装では、80MHzのシーケンスは、20MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得、設計式は、以下の通りである。
STF1×240MHz=[STF1×160MHz,0,STF1×80MHz_1]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz]である。
【0298】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×240MHzは、次のように表され得る。
STF1×240MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz]
【0299】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x20MHz=HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2が示され、STF1×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1520:16:1520={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-112:16:112,a1,c2・HES-112:16:112,0,c3・HES-112:16:112,a2,c4・HES-112:16:112}、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1または2であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、3、または4である。
【0300】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1520:16:1520シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値から選択される。
【0301】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表4-1を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.3596dBである。
【0302】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.5525dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0303】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.5525dBである。
【0304】
【0305】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表4-2を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.4363dBである。
【0306】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.6672dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0307】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.6672dBである。
【0308】
【0309】
別の可能な実装では、80MHzのシーケンスは、40MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得る。本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が40MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×40MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF1×240MHz=[STF1×160MHz,0,STF1×80MHz_1]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×40MHz,0,c2・STF1×40MHz]である。
【0310】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×240MHzは、次のように表され得る。
STF1×240MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×40MHz,0,c2・STF1×40MHz]
【0311】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x40MHz=HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1520:16:1520={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-240:16:240,0,c2・HES-240:16:240}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1または2である。
【0312】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1520:16:1520シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1520:16:1520シーケンス値から選択される。
【0313】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表5-1を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.4541dBである。
【0314】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.6702dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0315】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.6702dBである。
【0316】
【0317】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表5-2を参照すると、EHTS-1520:16:1520のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.3662dBである。
【0318】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.6187dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0319】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.6187dBである。
【0320】
【0321】
事例2:ターゲットチャネルの帯域幅が240MHzであり、基準チャネルの期間長さが1.6μsである。
【0322】
本出願のこの実施形態では、帯域幅が240MHzであり、期間長さが1.6μsであるEHT-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×240MHzとして示される。STF2x240MHzは、EHTS-1528:8:1528として示され、EHTS-1528:8:1528zは、以下の複数の方式で構築され得る。
【0323】
1.STF2×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける20MHzのシーケンスが使用される。
【0324】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が20MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×20MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×240MHz=[STF2×80MHz_1,0,STF2×80MHz_2,0,STF2×80MHz_3]、ここで、
STF2×80MHz_1=[c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz]であり、
STF2×80MHz_2=[c5・STF2×20MHz,a3,c6・STF2×20MHz,0,c7・STF2×20MHz,a4,c8・STF2×20MHz]であり、
STF2×80MHz_3=[c9・STF2×20MHz,a5,c10・STF2×20MHz,0,c11・STF2×20MHz,a6,c12・STF2×20MHz]であり、
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0である。
【0325】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×240MHzは、次のように表され得る。
STF2×240MHz=[c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz,0,c5・STF2×20MHz,a3,c6・STF2×20MHz,0,c7・STF2×20MHz,a4,c8・STF2×20MHz,0,c9・STF2×20MHz,a5,c10・STF2×20MHz,0,c11・STF2×20MHz,a6,c12・STF2×20MHz]
【0326】
たとえば、STF2x20MHz=HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1528:8:1528={c1・HES-120:8:120,a1,c2・HES-120:8:120,0,c3・HES-120:8:120,a2,c4・HES-120:8:120,0,c5・HES-120:8:120,a3,c6・HES-120:8:120,0,c7・HES-120:8:120,a4,c8・HES-120:8:120,0,c9・HES-120:8:120,a5,c10・HES-120:8:120,0,c11・HES-120:8:120,a6,c12・HES-120:8:120}、および
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、...、または6であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または12である。
【0327】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1528:8:1528シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値から選択される。
【0328】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表6-1を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.2333dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0329】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.6074dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0330】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.6074dBである。
【0331】
【0332】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表6-2を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.3706dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0333】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターン8を使用することによってまたはRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3189dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0334】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン8を使用することによってまたはRU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.3189dBである。
【0335】
【0336】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表6-3を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3160dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0337】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3160dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0338】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.3160dBである。
【0339】
【0340】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表6-4を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.3639dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0341】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、パンクチャリングパターン8を使用することによってまたはRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3504dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0342】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、パンクチャリングパターン8を使用することによってまたはRU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.3504dBである。
【0343】
【0344】
2.STF2×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける80MHzのシーケンスが使用される。
【0345】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×80MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×240MHz=[STF2×80MHz,0,c1・STF2×80MHz,0,c2・STF2×80MHz]
【0346】
たとえば、STF2x80MHz=HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1528:8:1528={HES-504:8:504,0,c1・HES-504:8:504,0,c2・HES-504:8:504}、ここで、
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0であり、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1または2である。
【0347】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにcjの値を使用することによって決定される異なるEHTS-1528:8:1528シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値から選択される。
【0348】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表7-1を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0692dBである。
【0349】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0692dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0350】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0692dBである。
【0351】
【0352】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表7-2を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.7842dBである。
【0353】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0245dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0354】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0245dBである。
【0355】
【0356】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表7-3を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0692dBである。
【0357】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0692dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0358】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0692dBである。
【0359】
【0360】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表7-4を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.7842dBである。
【0361】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0245dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0362】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0245dBである。
【0363】
【0364】
3.STF2×240MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける160MHzのシーケンスと80MHzのシーケンスとが使用される。
【0365】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が160MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×160MHzとして示され、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×80MHzとして示される。
【0366】
可能な実装では、設計式は、以下の通りである。
STF2×240MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×80MHz]
【0367】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2x80MHz=HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1528:8:1528={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-504:8:504}、および
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1である。
【0368】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1528:8:1528シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値から選択される。
【0369】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表8-1を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBである。
【0370】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0371】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.1317dBである。
【0372】
【0373】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表8-2を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.5136dBである。
【0374】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0245dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0375】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0245dBである。
【0376】
【0377】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表8-3を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBである。
【0378】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0379】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.1317dBである。
【0380】
【0381】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表8-4を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.5136dBである。
【0382】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0245dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0383】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.0245dBである。
【0384】
【0385】
別の可能な実装では、80MHzのシーケンスは、20MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得、設計式は、以下の通りである。
STF2×240MHz=[STF2×160MHz,0,STF2×80MHz_1]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz]であり、
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0である。
【0386】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×240MHzは、次のように表され得る。
STF2×240MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz]
【0387】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x20MHz=HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1528:8:1528={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-120:8:120,a1,c2・HES-120:8:120,0,c3・HES-120:8:120,a2,c4・HES-120:8:120}、および
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1または2であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、3、または4である。
【0388】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1528:8:1528シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値から選択される。
【0389】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表9-1を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3230dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0390】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.6402dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0391】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.6402dBである。
【0392】
【0393】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表9-2を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU242のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.2314dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0394】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4043dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0395】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4043dBである。
【0396】
【0397】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表9-3を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3469dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0398】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.6481dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0399】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.6481dBである。
【0400】
【0401】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表9-4を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU242のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.2314dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0402】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3153dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0403】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.3153dBである。
【0404】
【0405】
別の可能な実装では、80MHzのシーケンスは、40MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得る。本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が40MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×40MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×240MHz=[STF2×160MHz,0,STF2×80MHz_1]、ここで、
STF2×80MHz_1=[c1・STF2×40MHz,0,c2・STF2×40MHz]である。
【0406】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×240MHzは、次のように表され得る。
STF2×240MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×40MHz,0,c2・STF2×40MHz]
【0407】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x40MHz=HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2が示され、STF2×240MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-1528:8:1528={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-248:8:248,0,c2・HES-248:8:248}、および、
STF2×240MHz-1528=STF2×240MHz-520=STF2×240MHz-504=STF2×240MHz504=STF2×240MHz520=STF2×240MHz1528=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1または2である。
【0408】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-1528:8:1528シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-1528:8:1528シーケンス値から選択される。
【0409】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表10-1を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0410】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4529dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0411】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4529dBである。
【0412】
【0413】
IFFTサイズが3072に設定されるとき、表10-2を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU52+RU26のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.3595dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0414】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4529dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0415】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4529dBである。
【0416】
【0417】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表10-3を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0418】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4529dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0419】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4529dBである。
【0420】
【0421】
IFFTサイズが4096に設定されるとき、表10-4を参照すると、EHTS-1528:8:1528のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU52+RU26のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.3595dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0422】
別の例では、たとえば、240MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターン(パターン2からパターン10)において、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4529dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0423】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン2を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4529dBである。
【0424】
【0425】
事例3および事例4は、320MHzのチャネル帯域幅のEHT-STFのためのものである。320MHzのチャネル帯域幅のEHT-STFについて説明する前に、320MHzのサブキャリア割振りパターン(トーンプラン)について説明する。上記で説明されたように、802.11axに指定されている80MHzのチャネル帯域幅のトーンプランは、下付き文字が-511から512にわたる合計1024個のサブキャリアを有する。帯域幅の左端と右端との上にそれぞれ12個と11個とのガードサブキャリア(ガードトーン)があり、帯域幅の中央に5つの直流サブキャリアがある。本出願のこの実施形態において設計される320MHzのチャネル帯域幅のトーンプランは、4つの80MHzのトーンプランを連結することによって取得される。具体的に言えば、4つの80MHzの帯域幅の左端のサブキャリアと右端のサブキャリアと、4つの80MHzの帯域幅の各々の中央の直流サブキャリアとが予約されている。このようにして、320MHzの帯域幅は、合計1024×4=4096個のサブキャリアを有する。左端と右端との上にそれぞれ12個と11個とのガードサブキャリアがあり、帯域幅の中央に23個の直流サブキャリアがある。
【0426】
事例3:ターゲットチャネルの帯域幅が320MHzであり、基準チャネルの期間長さが0.8μsである。
【0427】
本出願のこの実施形態では、帯域幅が320MHzであり、期間長さが0.8μsであるEHT-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×320MHzとして示される。STF1×320MHzは、EHTS-2032:16:2032として示され、STF1×320MHzは、以下の複数の方式で構築され得る。
【0428】
1.STF1×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける20MHzのシーケンスが使用される。
【0429】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が20MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×20MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF1×320MHz=[STF1×80MHz_1,0,STF1×80MHz_2,0,STF1×80MHz_3,0,STF1×80MHz_4]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz]であり、
STF1×80MHz_2=[c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz]である。
STF1×80MHz_3=[c9・STF1×20MHz,a5,c10・STF1×20MHz,0,c11・STF1×20MHz,a6,c12・STF1×20MHz]であり、
STF1×80MHz_4=[c13・STF1×20M,a7,c14・STF1×20M,0,c15・STF1×20M,a8,c16・STF1×20M]である。
【0430】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×320MHzは、次のように表され得る。
STF1×320MHz=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz,0,c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz,0,c9・STF1×20MHz,a5,c10・STF1×20MHz,0,c11・STF1×20MHz,a6,c12・STF1×20MHz,0,c13・STF1×20M,a7,c14・STF1×20M,0,c15・STF1×20M,a8,c16・STF1×20M]
【0431】
たとえば、STF1x20MHz=HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2032:16:2032={c1・HES-112:16:112,a1,c2・HES-112:16:112,0,c3・HES-112:16:112,a2,c4・HES-112:16:112,0,c5・HES-112:16:112,a3,c6・HES-112:16:112,0,c7・HES-112:16:112,a4,c8・HES-112:16:112,0,c9・HES-112:16:112,a5,c10・HES-112:16:112,0,c11・HES-112:16:112,a6,c12・HES-112:16:112,0,c13・HES-112:16:112,a7,c14・HES-112:16:112,0,c15・HES-112:16:112,a8,c16・HES-112:16:112}、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、...、または8であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または16である。
【0432】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2032:16:2032シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値から選択される。
【0433】
表11を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、4.3449dBである。
【0434】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのパンクチャリングパターンAおよびパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.4230dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0435】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、6.4230dBである。
【0436】
【0437】
2.STF1×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける80MHzのシーケンスが使用される。
【0438】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×80MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF1×320MHz=[STF1×80MHz,0,c1・STF1×80MHz,0,c2・STF1×80MHz,0,c3・STF1×80MHz]
【0439】
たとえば、STF1x80M=HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2032:16:2032={HES-496:16:496,0,c1・HES-496:16:496,0,c2・HES-496:16:496,0,c3・HES-496:16:496}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1、2、または3である。
【0440】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2032:16:2032シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値から選択される。
【0441】
表12を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.0505dBである。
【0442】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.2020dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0443】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、8.2020dBである。
【0444】
【0445】
3.STF1×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける160MHzのシーケンスが使用される。
【0446】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が160MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×160MHzとして示される。
【0447】
可能な実装では、設計式は、以下の通りである。
STF1×320MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×160MHz]
【0448】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2032:16:2032={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-1008:16:1008}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1である。
【0449】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2032:16:2032シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値から選択される。
【0450】
表13を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.7322dBである。
【0451】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.1648dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0452】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、8.1648dBである。
【0453】
【0454】
可能な実装では、160MHzのシーケンスは、20MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得、設計式は、以下の通りである。
STF1×320MHz=[STF1×160MHz,0,STF1×80MHz_1,0,STF1×80MHz_2]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz]であり、
STF1×80MHz_2=[c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz]である。
【0455】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×320MHzは、次のように表され得る。
STF1×320MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×20MHz,a1,c2・STF1×20MHz,0,c3・STF1×20MHz,a2,c4・STF1×20MHz,0,c5・STF1×20MHz,a3,c6・STF1×20MHz,0,c7・STF1×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz]
【0456】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x20MHz=HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2032:16:2032={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-112:16:112,a1,c2・HES-112:16:112,0,c3・HES-112:16:112,a2,c4・HES-112:16:112,0,c5・HES-112:16:112,a3,c6・HES-112:16:112,0,c7・HES-112:16:112,a4,c8・HES-112:16:112}、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、3、または4であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または8である。
【0457】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2032:16:2032シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値から選択される。
【0458】
表14-1を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.0482dBである。
【0459】
別の例では、たとえば、320MHzに対応するチャネルパンクチャリングパターン中の上記のパターンAにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン23を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.6672dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0460】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAでパンクチャリングされる)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン23を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.6672dBである。
【0461】
【0462】
表14-2を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.0482dBである。
【0463】
別の例では、たとえば、320MHzに対応するチャネルパンクチャリングパターン中の上記のパターンBにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.8656dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0464】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされる)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、6.8656dBである。
【0465】
【0466】
可能な実装では、160MHzのシーケンスは、40MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得る。本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が40MHzであり、期間長さが0.8μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF1×40MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF1×320MHz=[STF1×160MHz,0,STF1×80MHz_1,0,STF1×80MHz_2]、ここで、
STF1×80MHz_1=[c1・STF1×40MHz,0,c2・STF1×40MHz]であり、
STF1×80MHz_2=[c3・STF1×40MHz,0,c4・STF1×40MHz]である。
【0467】
たとえば、上記の式に基づいて、STF1×320MHzは、次のように表され得る。
STF1×320MHz=[STF1×160MHz,0,c1・STF1×40MHz,0,c2・STF1×40MHz,0,c3・STF1×40MHz,0,c4・STF1×40MHz]
【0468】
たとえば、STF1x160MHz=HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x40MHz=HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2032:16:2032={HES-1008:16:1008,0,c1・HES-240:16:240,0,c2・HES-240:16:240,0,c3・HES-240:16:240,0,c4・HES-240:16:240}、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1、2、3、または4である。
【0469】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2032:16:2032シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2032:16:2032シーケンス値から選択される。
【0470】
表15を参照すると、EHTS-2032:16:2032のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されないとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、5.8901dBである。
【0471】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのパンクチャリングパターンAおよびパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.8512dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0472】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、7.8512dBである。
【0473】
【0474】
事例4:ターゲットチャネルの帯域幅が320MHzであり、基準チャネルの期間長さが1.6μsである。
【0475】
本出願のこの実施形態では、帯域幅が320MHzであり、期間長さが1.6μsであるEHT-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×320MHzとして示される。STF2×320MHzは、EHTS-2040:8:2040として示され、STF2×320MHzは、以下の複数の方式で構築され得る。
【0476】
1.STF2×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける20MHzのシーケンスが使用される。
【0477】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が20MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×20MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×80MHz_1,0,STF2×80MHz_2,0,STF2×80MHz_3,0,STF2×80MHz_4]、ここで、
STF2×80MHz_1=[c1・STF2×20M,a1,c2・STF2×20M,0,c3・STF1×20M,a2,c4・STF2×20M]であり、
STF2×80MHz_2=[c5・STF2×20M,a3,c6・STF2×20M,0,c7・STF2×20M,a4,c8・STF2×20M]であり、
STF2×80MHz_3=[c9・STF2×20M,a5,c10・STF2×20M,0,c11・STF2×20M,a6,c12・STF2×20M]であり、
STF2×80MHz_4=[c13・STF2×20M,a7,c14・STF2×20M,0,c15・STF2×20M,a8,c16・STF2×20M]であり、
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0である。
【0478】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×320MHzは、次のように表され得る。
STF2×320MHz=[STF2×80MHz_1,0,c1・STF2×20M,a1,c2・STF2×20M,0,c3・STF1×20M,a2,c4・STF2×20M,0,c5・STF2×20M,a3,c6・STF2×20M,0,c7・STF2×20M,a4,c8・STF2×20M,0,c9・STF2×20M,a5,c10・STF2×20M,0,c11・STF2×20M,a6,c12・STF2×20M,0,c13・STF2×20M,a7,c14・STF2×20M,0,c15・STF2×20M,a8,c16・STF2×20M]
【0479】
たとえば、STF2x20MHz=HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={c1・HES-120:8:120,a1,c2・HES-120:8:120,0,c3・HES-120:8:120,a2,c4・HES-120:8:120,0,c5・HES-120:8:120,a3,c6・HES-120:8:120,0,c7・HES-120:8:120,a4,c8・HES-120:8:120,0,c9・HES-120:8:120,a5,c10・HES-120:8:120,0,c11・HES-120:8:120,a6,c12・HES-120:8:120,0,c13・HES-120:8:120,a7,c14・HES-120:8:120,0,c15・HES-120:8:120,a8,c16・HES-120:8:120}、および
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、...、または8であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または16である。
【0480】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0481】
表16を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、4.0742dBである。
【0482】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのパンクチャリングパターンAおよびパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がチャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、6.3874dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0483】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターン5を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、6.3874dBである。
【0484】
【0485】
2.STF2×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける80MHzのシーケンスが使用される。
【0486】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が80MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×80MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×80MHz,0,c1・STF2×80MHz,0,c2・STF2×80MHz,0,c3・STF2×80MHz]
【0487】
たとえば、STF2x80MHz=HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={HES-504:8:504,0,c1・HES-504:8:504,0,c2・HES-504:8:504,0,c3・HES-504:8:504}、および
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1、2、または3である。
【0488】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0489】
表17-1を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.0122dBである。
【0490】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン7を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8171dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0491】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン7を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8171dBである。
【0492】
【0493】
表17-2を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.4659dBである。
【0494】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン11を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8171dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0495】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン11を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8171dBである。
【0496】
【0497】
3.STF2×320MHzを構築するためにIEEE802.11axにおける160MHzのシーケンスが使用される。
【0498】
本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が160MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×160MHzとして示される。
【0499】
可能な実装では、設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×160MHz]
【0500】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-1016:8:1016}、および
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1である。
【0501】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0502】
表18-1を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBである。
【0503】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.7824dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0504】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン8を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.7824dBである。
【0505】
【0506】
表18-2を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.0063dBである。
【0507】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBを含む)上記のチャネルパンクチャリングパターンにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.7824dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0508】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するために(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされることを含む)パンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン3を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.7824dBである。
【0509】
【0510】
可能な実装では、160MHzのシーケンスは、20MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得、設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,STF2×80MHz_1,0,STF2×80MHz_2]、ここで、
STF2×80MHz_1=[c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz]であり、
STF2×80MHz_2=[c5・STF2×20MHz,a3,c6・STF2×20MHz,0,c7・STF2×20MHz,a4,c8・STF1×20MHz]であり、
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0である。
【0511】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×320MHzは、次のように表され得る。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×20MHz,a1,c2・STF2×20MHz,0,c3・STF2×20MHz,a2,c4・STF2×20MHz,0,c5・STF2×20MHz,a3,c6・STF2×20MHz,0,c7・STF2×20MHz,a4,c8・STF1x20MHz]
【0512】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x20MHz=HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-120:8:120,a1,c2・HES-120:8:120,0,c3・HES-120:8:120,a2,c4・HES-120:8:120,0,c5・HES-120:8:120,a3,c6・HES-120:8:120,0,c7・HES-120:8:120,a4,c8・HES-120:8:120}、および
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
aiの値は、{-1,1}、i=1、2、3、または4であり、cjの値は、{-1,1}、j=1、2、...、または8である。
【0513】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0514】
表19-1を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3160dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0515】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8876dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0516】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8876dBである。
【0517】
【0518】
表19-2を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3160dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0519】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンBにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.6130dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0520】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.6130dBである。
【0521】
【0522】
表19-3を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.3639dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0523】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8186dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0524】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8186dBである。
【0525】
【0526】
表19-4を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.3639dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0527】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンBにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.4496dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0528】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.4496dBである。
【0529】
【0530】
可能な実装では、160MHzのシーケンスは、80MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得、設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×80MHz,0,c2・STF2×80MHz]
【0531】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF2x80MHz=HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-504:8:504,0,c2・HES-504:8:504}、および、
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1または2である。
【0532】
逆フーリエ変換および4倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0533】
表20-1を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0534】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン41を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、10.0133dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0535】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン41を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、10.0133dBである。
【0536】
【0537】
表20-2を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0538】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンBにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8171dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0539】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8171dBである。
【0540】
【0541】
表20-3を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.5519dBである。
【0542】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン41を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、10.0133dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0543】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン41を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、10.0133dBである。
【0544】
【0545】
表20-4を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、8.5519dBである。
【0546】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンBにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.8171dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0547】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンBでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン4を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.8171dBである。
【0548】
【0549】
可能な実装では、160MHzのシーケンスは、40MHzのシーケンスを使用することによってさらに構築され得る。本出願のこの実施形態では、IEEE802.11axにおける帯域幅が40MHzであり、期間長さが1.6μsであるHE-STF中の周波数領域シーケンスは、STF2×40MHzとして示される。設計式は、以下の通りである。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,STF2×80MHz_1,0,STF2x80MHz_2]、ここで、
STF2×80MHz_1=[c1・STF2×40MHz,0,c2・STF2×40MHz]であり、
STF2×80MHz_2=[c3・STF2×40MHz,0,c4・STF2×40MHz]であり、
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0である。
【0550】
たとえば、上記の式に基づいて、STF2×320MHzは、次のように表され得る。
STF2×320MHz=[STF2×160MHz,0,c1・STF2×40MHz,0,c2・STF2×40MHz,0,c3・STF2×40MHz,0,c4・STF2×40MHz]
【0551】
たとえば、STF2x160MHz=HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2が示され、STF1x40MHz=HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2が示され、STF1×320MHzはまた、次のように表され得る。
EHTS-2040:8:2040={HES-1016:8:1016,0,c1・HES-248:8:248,0,c2・HES-248:8:248,0,c3・HES-248:8:248,0,c4・HES-248:8:248}、および
STF2×240MHz-2040=STF2×240MHz-1032=STF2×240MHz-1016=STF2×240MHz-8=STF2×240MHz8=STF2×240MHz1016=STF2×240MHz1032=STF2×240MHz2040=0、ここで、
cjの値は、{-1,1}であり、j=1、2、3、または4である。
【0552】
逆フーリエ変換および5倍オーバーサンプリングが、シーケンスの各グループのための時間領域離散値Xを取得するためにaiの値とcjの値とを使用することによって決定される異なるEHTS-2040:8:2040シーケンスに対して実施され、次いで、PAPRが、式に従って計算される。網羅的検索の後に、すべての可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値と対応するPAPRとが取得され得、より小さいPAPRをもつシーケンスが、可能なEHTS-2040:8:2040シーケンス値から選択される。
【0553】
表21-1を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1317dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号1のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0554】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値がRU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.3340dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0555】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャドチャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、RU242+RU484+RU996のRU割振り方式を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.3340dBである。
【0556】
【0557】
表21-2を参照すると、EHTS-2040:8:2040のパラメータセット値が取得される。一例では、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、すべての可能なパラメータセット中の対応する最大のPAPR値の中の最小値である。言い換えれば、シーケンス番号1が使用されるとき、取得されるPAPR値は、別のパラメータセット中の対応するPAPR値よりも小さくなる。パンクチャリングが実施されず、マルチRU割振り方式が使用されるとき、シーケンス番号1のパラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、7.8086dBである。
【0558】
別の例では、たとえば、320MHzに対応する上記のチャネルパンクチャリングパターンAおよびチャネルパンクチャリングパターンBにおいて、およびリストされていない別のチャネルパンクチャリングパターンにおいてチャネルがパンクチャされる場合、シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するパンクチャリングパターンにおけるEHTSの最大PAPR値は、すべての可能なパラメータセットにおけるパンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値である。シーケンス番号2のパラメータセット値に対応するEHTSの最大PAPR値が、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン15およびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得されるとき、パラメータセット値に対応するEHTSのPAPR値は、9.1294dBであることに留意されたい。パンクチャリングが実施され、マルチRU割振り方式が使用されるときのPAPRの最小化は、シーケンス番号2のEHTSシーケンスの設計の際に考慮される。
【0559】
別の例では、すべての可能なパラメータセット中のパンクチャリングパターンおよび非パンクチャリングパターンに対応する最大PAPR値中の最小値を取得するためにパンクチャド(320MHzのためのチャネルパンクチャリングパターンAおよびBでパンクチャリングされる)チャネルと非パンクチャドチャネルとの両方のためにシーケンス番号3に対応するパラメータセット値が使用され得る。シーケンス番号3のEHTSシーケンスの最大PAPR値は、チャネルパンクチャリングパターンAにおけるチャネルパンクチャリングパターン15およびチャネルパンクチャリングパターンBにおけるチャネルパンクチャリングパターン10を使用することによって取得され、EHTSシーケンスのPAPRは、9.1294dBである。
【0560】
【0561】
表1から表21-2では、元のパラメータセット値に対応するシーケンスのPAPRと同じであるPAPRが、すべての反転パラメータセット値に対応するシーケンスのために取得され得ることを理解されたい。詳細について本出願のこの実施形態では説明しない。本明細書における「反転」は、特に、以下の通りであり得る。1は、反転された後に-1になり、0は、反転された後に依然として0であり、-1は、反転された後に1になる。
【0562】
本出願のこの実施形態は、実際の実装中により大きいチャネル帯域幅に適合すること、後方互換性を実装すること、パラメータに対する網羅的なシミュレーションを通して、本出願のこの実施形態において提供されるショートトレーニングシーケンスがより小さいピーク対平均電力比PAPRとより良いパフォーマンスとを有することを検証すること、受信端における自動利得制御回路の推定効果を改善すること、およびより低い受信ビット誤り率を達成することを行うことができる。
【0563】
上記は、
図1から
図6に関して本出願の実施形態において提供される物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための方法について詳細に説明する。
【0564】
本出願の一実施形態は、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置を提供する。可能な実装では、装置は、上記の方法実施形態における受信端に対応するステップまたはプロシージャを実装するように構成される。別の可能な実装では、装置は、上記の方法実施形態における伝送端に対応するステップまたはプロシージャを実装するように構成される。
【0565】
以下は、
図7から
図9に関して本出願の実施形態において提供される物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置について詳細に説明する。
【0566】
図7は、本出願の一実施形態による、物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置の概略ブロック図である。
図7に示されているように、装置700は、通信ユニット710と処理ユニット720とを含み得る。通信ユニット710は、外部と通信し得、処理ユニット720は、データを処理するように構成される。通信ユニット710は、通信インターフェースまたはトランシーバユニットと呼ばれることもある。
【0567】
可能な設計では、装置700は、上記の方法実施形態における伝送端によって実施されるステップまたはプロシージャを実装し得る。処理ユニット720は、上記の方法実施形態における伝送端の処理関連の動作を実施するように構成され、通信ユニット710は、上記の方法実施形態における伝送端の受信および伝送関連の動作を実施するように構成される。
【0568】
たとえば、処理ユニット720は、物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを生成するように構成される。PPDUは、ショートトレーニングフィールドを含み、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さは、第1の長さよりも長く、第1の長さは、160MHzの帯域幅をもつチャネル上で伝送されるPPDUのショートトレーニングフィールド中の周波数領域シーケンスの長さである。通信ユニット710は、ターゲットチャネル上でPPDUを送信するように構成され、ここで、ターゲットチャネルの帯域幅は160MHzよりも大きい。
【0569】
別の可能な設計では、装置700は、上記の方法実施形態における受信端によって実施されるステップまたはプロシージャを実装し得る。通信ユニット710は、上記の方法実施形態における受信端の受信および伝送関連の動作を実施するように構成され、処理ユニット720は、上記の方法実施形態における受信端の処理関連の動作を実施するように構成される。
【0570】
たとえば、通信ユニット710は、ターゲットチャネル上で物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを受信するように構成される。PPDUは、ショートトレーニングフィールドを含み、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスの長さは、第1の長さよりも長く、第1の長さは、160MHzの帯域幅をもつチャネル上で伝送されるPPDUのショートトレーニングフィールド中の周波数領域シーケンスの長さである。ターゲットチャネルの帯域幅は160MHz以上である。処理ユニット720は、PPDUをパースするように構成される。
【0571】
上記の2つの可能な設計では、任意選択で、ターゲットチャネルの帯域幅は、240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
【0572】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、ここで、
HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0573】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0574】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,HES-496:16:496}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-496:16:496}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0575】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0576】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0577】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、
{HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120}、ここで、
HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0578】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0579】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0580】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0581】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は240MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}、ここで、
HES-1016:8:101={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0582】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、または
{HES-496:16:496,0,HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496,0,-HES-496:16:496}、ここで、
HES-496:16:496={M,1,-M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0583】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,HES-1008:16:1008}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-1008:16:1008}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0584】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,1,-HES-112:16:112}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-112:16:112,1,HES-112:16:112,0,-HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,HES-112:16:112,0,HES-112:16:112,-1,-HES-112:16:112}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-112:16:112={M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0585】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240}、または
{HES-1008:16:1008,0,-HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,HES-240:16:240,0,-HES-240:16:240}、ここで、
HES-1008:16:1008={M,1,-M,0,-M,1,-M,0,-M,-1,M,0,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-240:16:240={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0586】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、または
{HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、ここで、
HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0587】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-1016:8:1016}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-1016:8:1016}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0588】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}、
{HES-1016:8:1016,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,1,-HES-120:8:120,0,HES-120:8:120,-1,HES-120:8:120,0,-HES-120:8:120,-1,-HES-120:8:120}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-120:8:120={M,0,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0589】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,HES-504:8:504}、または
{HES-1016:8:1016,0,-HES-504:8:504,0,-HES-504:8:504}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-504:8:504={M,-1,M,-1,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0590】
可能な実装では、ターゲットチャネルの帯域幅は320MHzであり、ショートトレーニングフィールドの周波数領域シーケンスは、以下のうちのいずれか1つである。
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248,0,-HES-248:8:248}、または
{HES-1016:8:1016,0,HES-248:8:248,0,HES -248:8:248,0,HES-248:8:248,0,HES-248:8:248}、ここで、
HES-1016:8:1016={M,-1,M,-M,-1,M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M,0,-M,1,-M,1,M,1,-M,0,-M,1,M,1,-M,1,-M}・(1+j)/√2であり、HES-248:8:248={M,-1,-M,0,M,-1,M}・(1+j)/√2であり、M={-1,-1,-1,1,1,1,-1,1,1,1,-1,1,1,-1,1}である。
【0591】
装置700は、機能ユニットの形態で提示されることを理解されたい。本明細書における「ユニット」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、電子回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(たとえば、共有プロセッサ、専用プロセッサ、もしくはグループプロセッサ)、メモリ、マージ論理回路、および/または説明された機能をサポートする別の適切な構成要素を指し得る。随意の例では、装置700が、特に、上記の実施形態における伝送端であり得、上記の方法実施形態における伝送端に対応するプロシージャおよび/またはステップを実施するように構成され得ることを、当業者は理解し得る。代替として、装置700は、特に、上記の実施形態における受信端であり得、上記の方法実施形態における受信端に対応するプロシージャおよび/またはステップを実施するように構成され得る。繰り返しを回避するために、本明細書では、詳細を再び説明しない。
【0592】
上記の解決策の各々における装置700は、上記の方法において伝送端によって実施される対応するステップを実装する機能を有するか、または上記の解決策の各々における装置700は、上記の方法において受信端によって実施される対応するステップを実装する機能を有する。この機能は、ハードウェアによって実装されることがあり、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されることがある。ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。たとえば、方法実施形態における受信および伝送動作ならびに関連する処理動作を別々に実施するために、通信ユニットは、トランシーバと置き換えられ得(ここで、たとえば、通信ユニット中の伝送ユニットは伝送機と置き換えられ得、通信ユニット中の受信ユニットは受信機と置き換えられ得)、処理ユニットなどの別のユニットはプロセッサと置き換えられ得る。
【0593】
さらに、通信ユニットは、代替として、トランシーバ回路であり得(ここで、たとえば、トランシーバ回路は、受信機回路と伝送機回路とを含み得)、処理ユニットは、処理回路であり得る。本出願のこの実施形態では、
図7の装置は、上記の実施形態における受信端もしくは伝送端であり得るか、またはチップもしくはチップシステム、たとえば、システムオンチップ(system on chip、SoC))であり得る。通信ユニットは、入出力回路または通信インターフェースであり得る。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、またはチップ上で統合された集積回路である。これは本明細書では限定されない。
【0594】
図8に示されているように、本出願の一実施形態に従って物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置800が提供される。装置800は、プロセッサ810とトランシーバ820とを含む。プロセッサ810とトランシーバ820とは、内部接続経路を通して互いに通信し、プロセッサ810は、トランシーバ820が信号を送信するおよび/または信号を受信するのを制御するために命令を実行するように構成される。
【0595】
任意選択で、装置800は、メモリ830をさらに含み得る。メモリ830は、内部接続経路を通してプロセッサ810およびトランシーバ820と通信する。メモリ830は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ810は、メモリ830中に記憶された命令を実行し得る。可能な実装では、装置800は、上記の方法実施形態における伝送端に対応するプロシージャまたはステップを実装するように構成される。別の可能な実装では、装置800は、上記の方法実施形態における受信端に対応するプロシージャまたはステップを実装するように構成される。
【0596】
装置800は、特に、上記の実施形態における伝送端部もしくは受信端であり得るか、またはチップもしくはチップシステムであり得ることを理解されたい。相応して、トランシーバ820は、チップのトランシーバ回路であり得る。これは本明細書では限定されない。特に、装置800は、上記の方法実施形態における伝送端または受信端に対応するステップおよび/またはプロシージャを実施するように構成され得る。任意選択で、メモリ830は、読取り専用メモリとランダムアクセスメモリとを含み得、プロセッサに命令とデータとを与え得る。メモリの部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含み得る。たとえば、メモリは、デバイスタイプに関する情報をさらに記憶し得る。プロセッサ810は、メモリに記憶された命令を実行するように構成され得る。プロセッサ810がメモリに記憶された命令を実行するとき、プロセッサ810は、伝送端または受信端に対応する方法実施形態のステップおよび/またはプロシージャを実施するように構成される。
【0597】
実装処理では、上記の方法におけるステップは、プロセッサ中のハードウェア統合論理回路を使用することによってまたはソフトウェアの形態の命令を使用することによって完了され得る。本出願の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実施され、完了され得るか、またはプロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実施され、完了され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体は、メモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法におけるステップを完了する。繰り返しを回避するために、本明細書では、詳細を再び説明しない。
【0598】
本出願の実施形態におけるプロセッサは集積回路チップであり得、信号処理能力を有することに留意されたい。実装処理では、上記の方法実施形態におけるステップは、プロセッサ中のハードウェアの集積論理回路を使用することによってまたはソフトウェアの形態で命令を使用することによって実装され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、または離散ハードウェア構成要素であり得る。本出願の実施形態におけるプロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実施し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実施され、完了され得るか、または復号プロセッサ中のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実施され、完了され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野において成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体は、メモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法におけるステップを完了する。
【0599】
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含み得ることが理解され得る。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部バッファとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり得る。例示的だが限定的でない説明を通して、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(スタティックRAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(ダイナミックRAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(シンクロナスDRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が使用され得る。本明細書において説明されたシステムおよび方法におけるメモリは、限定はしないが、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むことを目的とすることに留意されたい。
【0600】
図9に示されているように、本出願の一実施形態に従って物理レイヤプロトコルデータユニットを伝送するための装置900が提供される。装置900は、処理回路910とトランシーバ回路920とを含む。処理回路910とトランシーバ回路920とは、内部接続経路を通して互いに通信し、処理回路910は、トランシーバ回路920が信号を送信するおよび/または信号を受信するのを制御するために命令を実行するように構成される。
【0601】
任意選択で、装置900は、記憶媒体930をさらに含み得る。記憶媒体930は、内部接続経路を通し処理回路910およびトランシーバ回路920と通信する。記憶媒体930は、命令を記憶するように構成され、処理回路910は、記憶媒体930中に記憶された命令を実行し得る。可能な実装では、装置900は、上記の方法実施形態における伝送端に対応するプロシージャまたはステップを実装するように構成される。別の可能な実装では、装置900は、上記の方法実施形態における受信端に対応するプロシージャまたはステップを実装するように構成される。
【0602】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、
図6に示されている実施形態における方法を実施することが可能になる。
【0603】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータ可読媒体はプログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、
図6に示されている実施形態における方法を実施することが可能になる。
【0604】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、システムをさらに提供する。システムは、上記の1つまたは複数の局と上記の1つまたは複数のアクセスポイントとを含む。
【0605】
本明細書に開示した実施形態を参照しながら説明した例中のユニットおよびアルゴリズムステップが電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに、当業者は認識し得る。機能がハードウェアによって実施されるのか、またはソフトウェアによって実施されるのかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装が本出願の範囲を越えると見なすべきではない。
【0606】
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理について、上記の方法実施形態における対応する処理を参照されたく、また詳細について、本明細書では再び説明しないことを当業者には明確に理解され得る。
【0607】
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示するシステム、装置、および方法が他の方法で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明した装置実施形態は、一例にすぎない。たとえば、ユニットへの分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装中は他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムに、組み合わせられるかもしくは統合され得、またはいくつかの特徴は無視されるか、もしくは実施されないことがある。さらに、表示されるまたは説明される相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通して実装され得る。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電気的形態、または他の形態で実装され得る。
【0608】
別個の部分として説明したユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示した部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、すなわち、1つの位置に位置し得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択され得る。
【0609】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットへと統合されることがあり、ユニットの各々が物理的に単独で存在することがあり、または2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合される。
【0610】
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来の技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部または一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体中に記憶され、本出願の実施形態において説明される方法のステップの全部または一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
【0611】
上記は、添付の図面を参照しながら本出願の実施形態について説明した。しかしながら、本出願は、上記の特定の実装に限定されない。上記の特定の実装は、例にすぎず、限定するものではない。本出願に促されて、当業者は、本出願の目的および特許請求の範囲の保護範囲から逸脱することなく多くの修正をさらに行うことができ、すべての修正は、本出願の保護範囲内に入るものとする。