IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図1
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図2
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図3
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図4
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図5
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図6
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図7
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図8
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図9
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図10
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図11
  • 特許-ビデオ処理方法及び装置 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-05
(45)【発行日】2024-08-14
(54)【発明の名称】ビデオ処理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20240806BHJP
   H04L 51/046 20220101ALI20240806BHJP
   H04N 7/14 20060101ALI20240806BHJP
【FI】
H04N7/15
H04L51/046
H04N7/14 110
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023507881
(86)(22)【出願日】2021-09-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-24
(86)【国際出願番号】 CN2021120454
(87)【国際公開番号】W WO2022073428
(87)【国際公開日】2022-04-14
【審査請求日】2023-02-06
(31)【優先権主張番号】202011074833.4
(32)【優先日】2020-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ユイ,ジョウ
(72)【発明者】
【氏名】カン,イェンシン
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-531180(JP,A)
【文献】特表2020-509472(JP,A)
【文献】特表2021-517696(JP,A)
【文献】特開2014-170524(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02753076(EP,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/14-7/173
H04N 21/00-21/858
H04L 51/046
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末に適用されるビデオ処理方法であって、
第1ユーザの操作命令を検出するステップと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するステップであって、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末であるステップと、を含み、
第1ユーザの操作命令を検出するステップは、
ユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目に位置する第1ビデオコントロールに対する第1ユーザの操作命令を検出するステップを含み、
第1ビデオコントロールに対する第1ユーザの操作命令を検出するステップの前に、さらに、
第2ユーザのユーザ状態を検出するステップと、
前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示するステップと、を含む
ことを特徴とするビデオ処理方法。
【請求項2】
前記第1ビデオコントロールはさらに、前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページに位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ処理方法。
【請求項3】
前記ビデオ処理方法は、さらに、
前記第2ユーザのユーザ状態が非オンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第2ビデオコントロールを表示し、前記第2ビデオコントロールに対する操作命令に応答して、前記カメラによって収集された画像によって生成されるビデオクリップを前記第2端末に送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビデオ処理方法。
【請求項4】
前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信するステップは、
前記第2端末にビデオ通知を送信するステップと、
前記ビデオ通知が見られた場合、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして前記第2端末にリアルタイムに送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法。
【請求項5】
前記第2端末にビデオ通知を送信するステップの後、さらに、
前記ビデオ通知が見られなかった場合、前記ビデオ通知を終了するステップと、
前記ビデオ通知が終了する前に前記第1端末のカメラによって収集される画像から生成される、録画されたビデオクリップを前記第2端末に送信するステップと、
前記ビデオクリップが見られた後、前記ビデオクリップを撤回するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビデオ処理方法。
【請求項6】
前記ビデオ処理方法は、さらに、
前記第2端末のカメラによって収集された画像を受信するステップと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示することを停止し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第2端末のカメラによって収集された画像をリアルタイムに表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法。
【請求項7】
前記ビデオ処理方法は、さらに、
前記第1ユーザの切替命令を検出するステップと、
前記切替命令に応答して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、前記第1端末のカメラによって収集される画像及び前記第2端末のカメラによって収集された画像のいずれかを含む切り替え後の画像をリアルタイムに表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のビデオ処理方法。
【請求項8】
前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信した後、さらに、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、区別してマークされた異なる通知情報を表示するステップであって、前記通知情報は、前記ビデオフレームの送信状態をプロンプトするために用いられるステップを含む、
ことを特徴とする請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法。
【請求項9】
第1端末に適用されるビデオ処理装置であって、
第1ユーザの操作命令を検出するための操作命令検出モジュールと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するために用いられる操作命令応答モジュールであって、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末である操作命令応答モジュールと、を含み、
前記操作命令検出モジュールは、さらに、
ユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目に位置する第1ビデオコントロールに対する前記第1ユーザの操作命令を検出するために用いられ、
前記ビデオ処理装置は、さらに、
第2ユーザのユーザ状態を検出するためのユーザ状態検出モジュールと、
前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示するための第1ビデオコントロール表示モジュールと、を含む
ことを特徴とするビデオ処理装置。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにはコンピュータ実行命令が記憶され、
前記少なくとも1つのプロセッサが前記メモリに記憶されているコンピュータ実行命令を実行すると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法を実行する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項11】
コンピュータ実行命令が記憶されており、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法が実施される、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
コンピュータプログラムであって、プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1~請求項のいずれか1項に記載のビデオ処理方法が実施される、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、コンピュータとネットワーク通信技術の分野に関し、特に、ビデオ処理方法、装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータとネットワーク通信技術の急速な発展に伴い、様々なソーシャルアプリケーションが登場し、これらのソーシャルアプリケーションで、ユーザ同士は、音声、ビデオ、文字などの方式によりコミュニケーションすることができる。ビデオ方式でコミュニケーションすることは可視性を有するので、ビデオ方式でのコミュニケーションのソーシャルアプリケーションにおける使用が徐々に多くなっている。
【0003】
従来、ソーシャルアプリケーションによって提供されるビデオコミュニケーション方法は、主に、まず、ユーザAの端末で、ユーザAがソーシャルアプリケーションで開始したビデオ要求を受信した後、ビデオ要求をユーザBの所在する端末に転送し、その後、ユーザBの所在する端末で、ユーザBの応答確認命令を受信した後、ユーザAが使用している端末に応答確認メッセージを送信し、最後に、ユーザAが使用している端末で、収集されたビデオをユーザBの所在する端末に送信して、ユーザBの所在する端末に当該ビデオのみを表示させ、且つ、ユーザBが使用している端末で、収集されたビデオをユーザAが使用している端末に送信して、ユーザAの所在する端末に当該ビデオのみを表示させる。
【0004】
出願者らは、従来の技術について検討したところ、従来のビデオ表示方法は、単一であり、且つ、ユーザAとBとのチャット内容、通知情報などの残り情報の表示に影響を与えることを分かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、従来のビデオコミュニケーション方法のリアルタイム性が悪いという問題を解決するために、ビデオ処理方法、装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品及びコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様では、本開示の実施例は、第1端末に適用されるビデオ処理方法を提供し、当該方法は、
第1ユーザの操作命令を検出するステップと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するステップであって、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末であるステップと、を含む。
【0007】
第2態様では、本開示の実施例は、第1端末に適用されるビデオ処理装置を提供し、当該装置は、
第1ユーザの操作命令を検出するための操作命令検出モジュールと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するために用いられる操作命令応答モジュールであって、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末である操作命令応答モジュールと、を含む。
【0008】
第3態様では、本開示の実施例は電子機器を提供し、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにはコンピュータ実行命令が記憶され、
前記少なくとも1つのプロセッサが前記メモリに記憶されているコンピュータ実行命令を実行することにより、前記少なくとも1つのプロセッサは上記の第1態様及び第1態様に関わる可能性のある様々な前記ビデオ処理方法を実施する。
【0009】
第4態様では、本開示の実施例は、コンピュータ実行命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、第1態様及び第1態様に関わる可能性のある様々な前記ビデオ処理方法が実施される。
【0010】
第5態様では、本開示の実施例は、コンピュータ実行命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、第1態様及び第1態様の様々な可能な設計に記載のビデオ処理方法が実施される。
【0011】
第6態様では、本開示の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、第1態様及び第1態様の様々な可能な設計に記載のビデオ処理方法が実施される。
【0012】
本実施例にて提供されるビデオ処理方法及び装置は、第1端末に適用され、当該方法は、第1端末のカメラによって収集される画像をチャットページに表示するとともに、チャット内容などの残り情報を画像に重ねて表示することができ、また、画像を第2端末に送信して、第2端末に同様に表示させることができ、こうすると、ビデオコミュニケーション中に、第1ユーザ及び第2ユーザに新しいビデオ表示方法を提供でき、ビデオ表示の多様化に役立つとともに、第1ユーザ及び第2ユーザの残り情報の表示への影響がない。
【0013】
本開示の実施例又は従来の技術における手段をより明確に説明するために、以下では、実施例又は従来の技術の説明に必要な図面を簡単に紹介するが、明らかに、以下の説明における図面は、本開示の一部の実施例であり、当業者であれば、創造的な労働なしに、これらの図面から他の図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施例にて提供されるビデオ処理方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の実施例にて提供される第1端末にチャットページを表示する例示図1である。
図3】本開示の実施例にて提供される第2端末にチャットページを表示する例示図1である。
図4】本開示の実施例にて提供される第1端末にチャットページを表示する例示図2である。
図5】従来の技術におけるユーザリストの例示図である。
図6】本開示の実施例にて提供される第1端末にユーザリストを表示する例示図である。
図7】本開示の実施例にて提供される第2端末にビデオ要求を表示する例示図である。
図8】本開示の実施例にて提供される第2端末にビデオ要求を表示する別の例示図である。
図9】本開示の実施例にて提供される第1端末にチャットページを表示する例示図である。
図10】本開示の実施例にて提供される第2端末にチャットページを表示する例示図2である。
図11】本開示の実施例にて提供されるビデオ処理装置の構造のブロック図である。
図12】本開示の実施例にて提供される電子機器のハードウェア構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明確で、完全に説明するが、説明された実施例は、本開示の実施例の一部にすぎず、実施例の全部ではないことは明らかである。当業者によって、本開示における実施例に基づいて、創造的な労働なしに得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0016】
図1を参照し、図1は、本開示の実施例にて提供されるビデオ処理方法の概略フローチャート1である。本実施例の方法は、第1端末に適用でき、当該第1端末は、ビデオを送信する端末機器であり、当該ビデオ処理方法は、S101とS102を含む。
【0017】
S101において、第1ユーザの操作命令を検出する。
【0018】
ここで、操作命令は、第1ユーザが第1端末上で開始した、ビデオを送信するための命令であり、具体的には、ユーザが第1端末に表示されるビデオコントロールを操作する際に生成されるものである。
【0019】
S102において、前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示し、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末である。
【0020】
具体的には、第1端末は、カメラを起動して画像を収集し、1つのフレームの画像を収集するたびに、当該フレームの画像を第2端末に送信し、こうすると、第1端末が第2端末に連続画像を送信し、これらの連続画像を第2端末に表示してビデオを形成し、当該ビデオの各フレームの画像はビデオフレームと呼ばれる。
【0021】
ここで、第1端末上のチャットページには、第1ユーザと第2ユーザとの間の残り情報が含まれ、残り情報は対話情報及び通知情報を含むが、これらに限定されず、対話情報は音声、テキスト、ピクチャ、ビデオクリップなどの形式であり得る。図2に示すように、第1ユーザが第2ユーザに、「私は、今日、私たちの高校の同級生明君と食事したよ」というテキスト情報を送信し、その後、第2ユーザが第1ユーザに、「写真なしには信じないよ」と返信し、最後に、第1ユーザが第2ユーザに、「見せてあげるわ」という情報を送信した後に第1ビデオコントロールを操作し、第1端末のカメラを起動した後、第1カメラを起動して画像を収集し、収集された画像を当該チャットページにリアルタイムに表示し始め、図2に表示される画像は、明君の画像であり得る。
【0022】
また、第1端末のチャットページに通知情報も表示され、図2に示すように、第1ユーザが第1ビデオコントロールを操作した後、第1端末に「リアルタイム画面を共有しています」という通知情報が表示され、カメラが起動された後、第1端末に「リアルタイム画面の共有を開始しました」という通知情報が表示され、第2ユーザが第2端末上でリアルタイム画面の共有を受信した後、「相手がリアルタイム画面の共有を見ました」という通知情報が表示される。
【0023】
図2に示すチャットページに対応し、第2端末のチャットページにも対話情報や通知情報、画像が対応して表示され、図3に示すように、チャットページに、第1ユーザと第2ユーザとの間の対話情報及び第1端末によって送信される画像が表示される。また、第2端末のチャットページに通知情報がさらに表示されており、第1ユーザが第1端末上で第1ビデオコントロールを操作した後、第2端末のチャットページに、「相手がリアルタイム画面を共有しています」という通知情報が表示され、第1端末のカメラが起動された後、第2端末のチャットページに「相手がリアルタイム画面を共有しました」という通知情報が表示され、この場合、第2端末のチャットページに第1端末によって送信される画像がリアルタイムに表示され始める。
【0024】
図2又は図3に示すチャットページにおいて、対話情報や通知情報は画像の上に重ねられ、即ち、画像がチャットページの背景となり、対話情報や通知情報がチャットページの内容となることがわかる。画像が対話情報や通知情報に隠されることを回避するために、上に重ねられる対話情報や通知情報は、第1ユーザが上に重ねられた残り情報を透かして下に重ねられた画像を見ることができるように、一定の透明度を有する必要がある。
【0025】
画像のリアルタイム表示とは、カメラが1つのフレームの画像を収集するたびに当該画像を表示し、連続的に収集された複数のフレームの画像が第1端末上でビデオを形成することを意味する、と理解され得る。また、第1ユーザは第1端末に表示されるチャットページで、第1ユーザの正常なチャットに影響を与えずにチャット内容を送信することもできる。例えば、第1ユーザは、図2又は3に示すチャットページで「彼でしょう?」というチャット内容を送信することもできる。
【0026】
なお、プリセット領域は、図2又は3に示すチャットページの全領域であってもよいし、図4に示すチャットページの一部の領域であってもよく、一部の領域内の画像は残り情報に隠されるが、一部の領域外の画像は残り情報に隠されず、一部の領域内に最近の時間の残り情報が表示される。図4に示すように、一部の領域は、画像の左下隅に位置し、DLは対話情報であり、NTは通知情報である。
【0027】
本開示の別の実施例において、上記のプリセット領域の属性情報を調整することができ、領域調整命令に応答して、プリセット領域の属性情報を調整し、ここで、プリセット領域の属性情報は、サイズ、透明度、色、位置を含むが、これらに限定されない。それにより、第1ユーザがプリセット領域の属性を柔軟に調整して、できるだけ画像を隠さないようにすることが実現できる。
【0028】
図4に示す第1端末上のチャットページに対応して、第2端末上のチャットページにもこのような方式で画像、対話情報及び通知情報を表示することができ、第2ユーザもプリセット領域の属性情報を調整することができ、本開示では詳細な説明を省略する。
【0029】
本開示の実施例は、対話情報を画像の上のプリセット領域に重ねて表示することができ、画像の大面積が対話情報によって隠されることを回避し、画像の表示完全性の向上に役立つ。
【0030】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記S101は、
第1ユーザと第2ユーザとのチャットページ及びユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目のうちの少なくとも1つに位置する第1ビデオコントロールに対する前記第1ユーザの操作命令を検出するS1011を含む。
【0031】
ここで、第1ビデオコントロールは、ビデオフレームをリアルタイムに送信するためのコントロールであり、第1ユーザが当該第1ビデオコントロールを操作した後、第1端末は、カメラを起動して、画像を収集する。
【0032】
上記のユーザリストは、ユーザ通話リストや連絡先リストを含むが、これらに限定されず、ユーザ通話リスト内の第2ユーザは、第1ユーザが最近連絡したユーザであり、連絡先リスト内の第2ユーザは、第1端末に記録されているユーザである。
【0033】
ユーザリストにおいて、情報項目は、第2ユーザを表示するための情報であり、情報項目は、第2ユーザの名前や画像などの識別情報を含むが、これらに限定されない。ユーザは、情報項目をクリックして詳細ページに入ることもでき、ユーザリストがユーザ通話リストである場合、詳細ページは、チャットページであり、具体的には、音声、文字、ビデオなどの対話情報及び対応する対話時間を含み得るが、これらに限定されない。ユーザリストが連絡先リストである場合、詳細ページは、連絡方法、ユーザアドレス、誕生日などの詳細情報を含み得るが、これらに限定されない。
【0034】
本開示の実施例では、第1ビデオコントロールをチャットページに表示することも、ユーザリストに表示することもでき、多様なビデオコントロール表示方法を提供し、また、本開示は、第2ユーザが如何なる操作を行うことも必要とせず、第1ユーザが第1ビデオコントロールを操作するだけで、チャットページに画像を表示する目的を実現することができ、第2ユーザの操作の複雑度を低下させる。
【0035】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記S1011の前に、S1012~S1013をさらに含む。
【0036】
S1012において、第2ユーザのユーザ状態を検出する。
【0037】
ここで、第2ユーザは、第2端末を使用するユーザであり、第2端末は、第2ユーザが見ることができるように、第1端末によって送信されたビデオを受信して表示する。
【0038】
ユーザ状態には、オンライン状態、オフライン状態、ビジー状態、干渉フリー状態が含まれるが、これらに限定されない。ユーザ状態がオンライン状態である場合、第2ユーザは、第2端末を介して第1端末によって送信されたビデオやテキストなどの情報をリアルタイムに受信することができ、ユーザ状態がオフライン状態やビジー状態である場合、第2ユーザは、第1端末によって送信されたビデオやテキストなどの情報をリアルタイムに受信することができない、と理解され得る。
【0039】
実際の適用において、ユーザの状態は、ユーザの行為によって決定される。例えば、第2ユーザのログイン行為は、第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態であることを代表することができ、第2ユーザのログアウト行為は、第2ユーザのユーザ状態がオフライン状態であることを代表することができ、第2ユーザのチャット行為は、第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態であることを代表することができる。
【0040】
上記のユーザ行為に基づいて、第1端末は、第2端末によって送信された第2ユーザのユーザ状態を受信することができる。具体的には、第2端末は、第2ユーザがログインした後、第2ユーザのユーザ識別子やユーザ状態がオンライン状態であることを含む状態通知情報を第1端末に送信することができ、第2端末は、さらに、第2ユーザがユーザ状態に切り替えた後、第2ユーザのユーザ識別子や切替後のユーザ状態を含む状態通知情報を第1端末に送信することができ、第2端末は、さらに、第2ユーザがログアウトした後、第2ユーザのユーザ識別子やユーザ状態がオフライン状態であることを含む状態通知情報を第1端末に送信することができる。
【0041】
本開示の別の例示において、第1端末は、第2ユーザのユーザ行為の分析により、第2ユーザのユーザ状態を得ることができる。例えば、第2ユーザが現在時刻又は現在時刻の前のプリセット期間内にチャット行為を行ったこと、即ち、第1端末が第2端末によって送信されるチャット情報を受信したことが検出された場合、第2ユーザのユーザ状態がオンラインであると決定することができ、第2ユーザが現在時刻の前のプリセット期間内に第2端末によって送信されるチャット情報を受信しなかったことが検出された場合、第2ユーザのユーザ状態がオフライン状態であると決定することができる。
【0042】
S1013において、前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示する。
【0043】
図5は、従来の技術におけるユーザリストの例示図である。従来の技術において、第1ユーザは、ビデオを送信する必要がある場合、図5の左側の図面に示されるユーザリストから第2ユーザを1人選択して、当該第2ユーザのチャットページに入り、図5の右側の図面に示すチャットページのように、ビデオコントロールKが固定的に表示され、第1ユーザは、Kを操作してビデオ要求を開始して、第2ユーザにビデオをリアルタイムに送信することができる。しかしながら、実際の適用において、第1ユーザは、ビデオコントロールKを操作する際に、第2ユーザがオンラインであるかを知らないため、開始されたビデオをリアルタイムに見ることができない可能性があり、それにより、ビデオのリアルタイム性が悪いことになる。
【0044】
本開示の実施例では、第2ユーザがオンライン状態である場合、情報項目に第1ビデオコントロールを表示することができる。第2ユーザがオンライン状態である場合、第2ユーザは、リアルタイムに送信されているビデオフレームを直ちに見ることができ、それにより、当該アプリケーションシーンでは、ビデオを見ることに対するリアルタイム性要件が高いと、と理解され得る。
【0045】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、S1012及びS1013に基づいて、前記方法は、さらに、
前記第2ユーザのユーザ状態が非オンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第2ビデオコントロールを表示し、前記第2ビデオコントロールに対する操作命令に応答して、前記カメラによって収集された画像によって生成されるビデオクリップを前記第2端末に送信するS1014を含む。
【0046】
ここで、第2ビデオコントロールは、ビデオクリップを送信するためのコントロールであり、第1ユーザが当該第2ビデオコントロールを操作した後、第1端末がカメラを起動して画像を収集するが、異なる点は、1つのフレームの画像を収集した後、当該画像を第2端末に送信せず、当該画像を一時的に保存し、画像の収集が終了した後に、収集された全ての画像を時間順序にしたがってビデオクリップにつなぎ合わせ、当該ビデオクリップを第2端末に送信することである。
【0047】
非オンライン状態は、オフライン状態、ビジー状態、干渉フリー状態を含むが、これらに限定されない、と理解され得る。このような状態で、第2ユーザは、送信されたビデオクリップを直ぐには見ずに、暇なときにビデオクリップを見ることができ、それにより、当該アプリケーションシーンでは、ビデオクリップを見ることに対するリアルタイム性要件が低い。
【0048】
本開示は、ユーザ状態に応じて、情報項目に第1ビデオコントロール又は第2ビデオコントロールを表示することができる。図6に示すように、第1ビデオコントロールK1及び第2ビデオコントロールK2は情報項目に表示され、ユーザリストはユーザ通話リストであり、図6には、第2ユーザが5人含まれ、その名前はそれぞれ名前1~名前5であり、第2ユーザの名前1は情報項目L1に対応し、第2ユーザの名前2は情報項目L2に対応し、第2ユーザの名前3は情報項目L3に対応し、第2ユーザの名前4は情報項目L4に対応し、第2ユーザの名前5は情報項目L5に対応し、各第2ユーザの情報項目は、いずれにも第1ビデオコントロール又は第2ビデオコントロールが表示され、情報項目L1、L2、L5は、いずれにも第1ビデオコントロールK1が表示され、情報項目L3及びL4は、いずれにも第2ビデオコントロールK2が表示されている。
【0049】
なお、第1ユーザは、図6のユーザリストにおいて第1ビデオコントロールを操作した後、図2に示すようなチャットページに入って、収集した画像をチャットページにリアルタイムに表示させることができる。カメラを起動してオンにした場合、第1ユーザは、図6に示すユーザリストにおいてK1又はK2を操作した後、「間もなくカメラをオンにする」と第1ユーザにプロンプトすることもでき、第1ユーザは、「すぐオンにする」ことを選択してカメラをオンにし、その後でカメラをオンにする場合には、もはやプロンプトしない。
【0050】
本開示の実施例は、ユーザリストに、ユーザ状態に応じてビデオコントロールを表示することができ、一方では、第1ユーザは、第2ユーザとのチャットページに入ることを必要とせずに、直接ユーザリストで第2ユーザとのビデオ操作を実現でき、第1ユーザの操作の複雑度を低下させ、ビデオコミュニケーション効率を向上させ、他方では、第1ユーザは、第1ビデオコントロールに対応する複数の第2ユーザから1人の第2ユーザを選択してビデオコミュニケーションを行うことができ、第1ユーザによる第2ユーザの選択の柔軟性を向上させ、最後に、ユーザは、実際のニーズに応じて第2ビデオコントロールに対応する第2ユーザを選択して、リアルタイム性要件の低いビデオクリップを共有することもできる。
【0051】
本開示の典型的なアプリケーションシーンでは、第1端末は、第2端末に無音の画像のみを送信し、対応する音声データを第2ユーザに同時に送信することなく、且つ、第2端末は、ベル音、振動などの方式で第2ユーザに通知するのではなく、アプリケーション内通知又はアプリケーション外通知の方式で第2ユーザにプロンプトする。また、第1端末は、前面カメラをオンにするのではなく、残りの方向を撮影するカメラ、例えば背面カメラをオンにするのが一般的であり、このように、第1ユーザは自分が見たシーンを無音の方式で第2ユーザと共有することを実現でき、ソーシャル体験は豊富になる。
【0052】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例に応じて、前記S102における、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信するステップは、S1021~S1022を含む。
【0053】
S1021において、前記第2端末にビデオ通知を送信する。
【0054】
ここで、ビデオ通知は、アプリケーション内情報で第2ユーザにプロンプトされても、システム情報で第2ユーザにプロンプトされてもよい。具体的には、第2端末のスクリーン全体にソーシャルアプリケーションが表示されている場合、当該ソーシャルアプリケーションの第1ユーザが第2ユーザに対してビデオ要求を開始し、第1端末は、ビデオ要求に応じてビデオ通知を生成し、第2端末は、アプリケーション内情報の方式でビデオ通知を表示し、例えば、図7に示すような「王さんがリアルタイム画面を貴方に共有しています」というアプリケーション内情報をソーシャルアプリケーションのプリセット領域内に表示し、第2端末がロック画面状態である場合、ソーシャルアプリケーションの第1ユーザは、第2ユーザに対してビデオ要求を開始し、第1端末は、ビデオ要求に応じてビデオ通知を生成し、第2端末は、システム情報の方式でビデオ通知を表示し、図8に示すような「王さんがリアルタイム画面を貴方に共有しています」というシステム情報をロック画面のプリセット領域内に表示する。
【0055】
S1022において、前記ビデオ通知が見られた場合、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして前記第2端末にリアルタイムに送信する。
【0056】
具体的には、第2端末がビデオ通知を受信した後、第2ユーザは、ビデオ通知をクリックしてもよく、このとき、第2端末がチャットページに入って、第1端末のカメラが現在時刻に撮影しているビデオフレームを受信し始め、当該チャットページに当該ビデオフレームをリアルタイムに表示する。第2ユーザは、ビデオ通知をクリックすることで、ビデオ通知を見ることができる。
【0057】
本開示の実施例において、第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、第2ユーザは、リアルタイムに送信されているビデオフレームを直ちに受信でき、このとき、第2ユーザが受信できるように第2端末にビデオ要求を送信し、それにより、第2ユーザの操作と合わせて、ビデオフレームが見られるリアルタイム性をより正確に保証する。
【0058】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、S1021の後、S1023~S1025をさらに含む。
【0059】
S1023において、前記ビデオ通知が見られなかった場合、前記ビデオ通知を終了する。
【0060】
実際の適用において、ビデオ通知が送信された後、第2ユーザがプリセット時間内に当該ビデオ通知を受信しなかった場合、ユーザが手動で終了することを必要とせず、第2端末がビデオ通知を自動で終了することができる。当然のことながら、当該プリセット時間内で、第1ユーザが第1端末上で当該ビデオ通知を能動的に終了することもできる。
【0061】
ここで、当該プリセット時間は、実際の適用シーンに応じて設定でき、例えば、30秒に設定してもよい。
【0062】
S1024において、前記ビデオ通知が終了する前に前記第1端末のカメラによって収集された画像から生成される、録画されたビデオクリップを前記第2端末に送信する。
【0063】
本開示において、第1ユーザが第1端末上で第1ビデオコントロールを操作した後、第1端末は第1ユーザと第2ユーザとのチャットページに入ることができ、当該チャットページに当該第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示し、ビデオ要求が終了した後、ビデオ要求の開始から終了までの間で収集された画像を時間順序にしたがってビデオクリップにつなぎ合わせることができる。
【0064】
S1025において、前記ビデオクリップが見られた後、前記ビデオクリップを撤回する。
【0065】
本開示の一例示において、第1ユーザが第1端末にビデオクリップの見ることができる回数の閾値を設定することが可能であり、ビデオクリップが見られた回数をカウントし、当該回数が当該回数閾値以上である場合、当該ビデオクリップを撤回し、当該回数が当該回数閾値より小さい場合、当該ビデオクリップを撤回しない。
【0066】
しかしながら、回数閾値の設定中に、下記のような異常が発生する可能性がある。第1ユーザは、第2ユーザが当該ビデオクリップを見た後に回数閾値を設定し、このようなシーンでは、第1ユーザが設定する回数閾値の見ることができる回数に対する制約が正確ではなく、当該状況の発生を回避するために、本開示では、第1ユーザがプリセット時間内に回数閾値を設定することを可能にし、プリセット時間の後には設定できなくなり、例えば、第1ユーザは、ビデオクリップを第2端末に送信してから2分以内に回数閾値を設定することが可能であるが、2分間を超えると設定できない。
【0067】
上記の撤回方法に基づいて、典型的な回数閾値は1であってもよく、即ち、ビデオクリップが1回見られた後、ビデオクリップを撤回し、例えば、図9に示すように、第1端末のチャットページで、ユーザは、「1回見返すことが可能である」という通知情報をクリックして、ビデオクリップを1回のみ見ることができることを実現でき、それにより、設定した後、共有されるビデオクリップのサムネイルに「相手が見た後、撤回します」というプロンプト情報を表示することができる。
【0068】
ビデオクリップを撤回した後、第1端末のチャットページで、通知情報により第1ユーザにプロンプトすることができることが理解できる。例えば、図9に示すように、さらに、チャットページに、「相手が見ました」という通知情報を表示し、その後、「リアルタイム画面を撤回しました」という通知情報を表示する。当然のことながら、図10に示すように、第2端末のチャットページで、「リアルタイム画面を撤回しました」という通知情報により第2ユーザにプロンプトすることができる。図10に示すように、第2端末のチャットページで、「相手がリアルタイム画面を共有しました」という通知情報により、共有されるビデオクリップを見るように第2ユーザにプロンプトすることができ、ユーザは、「見る」をクリックして、ビデオクリップを再生することができる。
【0069】
本開示は、第2ユーザがビデオクリップを見た後、当該ビデオクリップを撤回して、ビデオクリップがダウンロード、転送されることなどを回避し、当該ビデオクリップのプライバシーを効果的に保護する。
【0070】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記方法は、S103~S104をさらに含む。
【0071】
S103において、前記第2端末のカメラによって収集された画像を受信する。
【0072】
本開示の一実施例において、第2ユーザは、さらに、第2端末でビデオコミュニケーションを開始して、第2端末のカメラによって収集された画像を第1端末に送信することができ、具体的な操作ステップは、第1ユーザの第1端末上での操作ステップと同じであり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0073】
S104において、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示することを停止し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第2端末のカメラによって収集された画像をリアルタイムに表示する。
【0074】
本開示の実施例は、ビデオコミュニケーションを開始した第1端末のカメラによって収集される画像を第2端末に共有するとともに、第1端末に表示することをデフォルトとすることができ、また、第2ユーザもビデオを共有した後に、第1端末及び第2端末の両方に第2端末のカメラによって収集された画像を表示するように自動で切り替えることもでき、こうすると、第2ユーザが第1ユーザにビデオコミュニケーションを開始したいとき、第1ユーザと第2ユーザとの現在のビデオコミュニケーションからログアウトしてから、再びビデオコミュニケーションを開始する必要がなく、第2ユーザの操作の複雑度を低下させる。
【0075】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記方法は、105~S106をさらに含む。
【0076】
S105において、前記第1ユーザの切替命令を検出する。
【0077】
ここで、切替命令は、第1端末上で第1端末のカメラによって収集される画像と第2端末のカメラによって収集された画像とを切り替えるための命令であり、例えば、第1ユーザは、第1端末上で切替コントロールをクリックすることができる。
【0078】
S106において、前記切替命令に応答して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、前記第1端末のカメラによって収集される画像及び前記第2端末のカメラによって収集された画像のいずれかを含む切り替え後の画像をリアルタイムに表示する。
【0079】
第2端末もS105~S106に類似する切替操作を行うことができることが理解でき、本開示では、これに対して制限しない。
【0080】
本開示の実施例は、第1ユーザの切替命令に応じて、画像を切り替えて表示することができ、ビデオ表示の柔軟性の向上に役立つ。
【0081】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信するS102の後、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、区別してマークされた異なる通知情報を表示し、前記通知情報は、前記ビデオフレームの送信状態をプロンプトするために用いられるS107をさらに含む。
【0082】
本開示の実施例において、複数の方式で通知情報を区別することができ、通知情報は、アイコン、色、サイズなどを含むが、これらに限定されない。例えば、図9又は10に示すように、リアルタイム画面を共有し始める通知情報用のアイコンは、すでに共有された通知情報のアイコンと異なり、当然のことながら、リアルタイム画面を共有し始める通知情報のアイコンを第1色で表示し、すでに共有された通知情報のアイコンを第2色で表示することができ、ここで、第1色は緑色で、第2色は灰色であってもよい。
【0083】
本開示の実施例は、通知情報を区別してマークすることにより、異なる送信状態を区別し、通知情報を区別してマークすることにより、第2ユーザがより迅速に送信状態を取得することが容易になり、第2ユーザが送信状態を取得する効率を向上させる。
【0084】
上記をまとめると、本実施例にて提供されるビデオ処理方法は、第1端末のカメラによって収集される画像をチャットページに表示するとともに、チャット内容などの残り情報を画像に重ねて表示することができ、また、画像を第2端末に送信して、第2端末に同様に表示させることができ、こうすると、ビデオコミュニケーション中に、第1ユーザ及び第2ユーザに新しいビデオ表示方法を提供し、ビデオ表示の多様化を豊富にするのに役立つ。
【0085】
上の実施例のビデオ処理方法に対応して、図11は、本開示の実施例にて提供されるビデオ処理装置の構造のブロック図である。説明の便宜上、本開示の実施例に関連する部分のみを示した。図11を参照すると、前記装置は、操作命令検出モジュール201、操作命令応答モジュール202を含む。
【0086】
ここで、操作命令検出モジュール201は、第1ユーザの操作命令を検出するために用いられる。
【0087】
操作命令応答モジュール202は、前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するために用いられ、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末である。
【0088】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記操作命令検出モジュール201は、さらに、
第1ユーザと第2ユーザとのチャットページ及びユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目のうちの少なくとも1つに位置する第1ビデオコントロールに対する前記第1ユーザの操作命令を検出するために用いられる。
【0089】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
第2ユーザのユーザ状態を検出するためのユーザ状態検出モジュールと、前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示するための第1ビデオコントロール表示モジュールと、を含む。
【0090】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ユーザ状態検出モジュール及び第1ビデオコントロール表示モジュールに加えて、前記装置は、さらに、
前記第2ユーザのユーザ状態が非オンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第2ビデオコントロールを表示し、前記第2ビデオコントロールに対する操作命令に応答して、前記カメラによって収集された画像によって生成されるビデオクリップを前記第2端末に送信するための第2ビデオコントロール表示モジュールを含む。
【0091】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記操作命令応答モジュール202は、さらに、
前記第2端末にビデオ通知を送信し、
前記ビデオ通知が見られた場合、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして前記第2端末にリアルタイムに送信するために用いられる。
【0092】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、操作命令応答モジュール202は、さらに、
前記ビデオ通知が見られなかった場合、前記ビデオ通知を終了し、
前記ビデオ通知が終了する前に前記第1端末のカメラによって収集される画像から生成される、録画されたビデオクリップを前記第2端末に送信し、
前記ビデオクリップが見られた後、前記ビデオクリップを撤回するために用いられる。
【0093】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
前記第2端末のカメラによって収集された画像を受信するための画像受信モジュールと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示することを停止し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第2端末のカメラによって収集された画像をリアルタイムに表示するための切替表示モジュールと、を含む。
【0094】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
前記第1ユーザの切替命令を検出するための切替命令検出モジュールと、
前記切替命令に応答して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、前記第1端末のカメラによって収集される画像及び前記第2端末のカメラによって収集された画像のいずれかを含む切り替え後の画像をリアルタイムに表示するための切替応答モジュールと、を含む。
【0095】
選択可能に、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、操作命令応答モジュール202は、さらに、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、区別してマークされた異なる通知情報を表示するために用いられ、前記通知情報は、前記ビデオフレームの送信状態をプロンプトするために用いられる。
【0096】
本実施例にて提供される装置は、上記の方法の実施例の技術案を実行するために用いられ得、その実現原理は技術効果に類似し、本実施例では詳細な説明を省略する。
【0097】
図12を参照すると、本開示の実施例を実現するのに適する電子機器900の概略構造図を示し、当該電子機器900は、端末機器であってもよいし、サーバであってもよい。ここで、端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDAと略称)、タブレット型コンピュータ(Portable Android Device、PADと略称)、携帯型マルチメディアプレーヤー(Portable Media Player、PMPと略称)、車載端末(例えばカーナビゲーション端末)などの移動端末、及び、デジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むが、これらに限定されるものではない。図12に示す電子機器は1つの例示にすぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではない。
【0098】
図12に示すように、電子機器900は、処理装置(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)901を含んでもよく、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROMと略称)902に記憶されているプログラム又は記憶装置908からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)903にロードされるプログラムに応じて様々な適切な動作及び処理を行うことができる。RAM903には、電子機器900の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置901、ROM902及びRAM903は、バス904を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース905もバス904に接続される。
【0099】
一般に、I/Oインターフェース905には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置906と、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCDと略称)、スピーカー、バイブレータなどを含む出力装置907と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置908と、通信装置909とが接続されることができる。通信装置909は、電子機器900と他の機器との無線又は有線通信でのデータ交換を可能にする。図12は、様々な装置を有する電子機器900を示したが、示される装置の全てを実装するか、又は備えることを要求しているわけでないことを理解されたい。これに代えて、より多くの又はより少ない装置を実装するか、又は備えてもよい。
【0100】
特に、本開示の実施例によれば、上のフローチャートを参照しながら説明する過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実装され得る。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを備える。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置909を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置908からインストールされてもよいし、ROM902からインストールされてもよい。当該コンピュータプログラムが処理装置901によって実行されると、本開示の実施例の方法に限定される上記の機能が実行される。本開示の実施例は、コンピュータプログラムをさらに含み、それが電子機器上で実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記の機能が実行される。
【0101】
なお、本開示に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であっても、コンピュータ可読記憶媒体であっても、上記の両者の任意の組合せであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線或いは半導体のシステム、装置、デバイス、又はそれらの任意の組合せであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気的接続、携帯型コンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組合を含むが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって又はそれらと組み合わせて使用され得るプログラムを含むか又は記憶する任意の有形媒体であり得る。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号に含まれてもよく、コンピュータで読み取可能なプログラムコードを担持する。このような伝播されるデータ信号は、電磁気信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない様々な形態をとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができるコンピュータ可読記憶媒体以外のいずれのコンピュータ可読媒体でもあり得る。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送することができ、当該媒体は、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0102】
上記のコンピュータ可読媒体は、上記の電子機器に含まれるものであってもよいし、当該電子機器に組み込まれず、単独で存在するものであってもよい。
【0103】
上記のコンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが担持されており、上記の1つ又は複数のプログラムが当該電子機器によって実行されると、当該電子機器は上記の実施例に示す方法を実行する。
【0104】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを1つ又は複数のプログラミング言語又はその組み合わせで書くことができ、上記のプログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語又は類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行されてもよいし、一部がユーザのコンピュータ上で実行されてもよいし、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、一部がユーザのコンピュータ上で、一部がリモートコンピュータ上で実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータ又はサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピュータに関する状況では、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LANと略称)又は広域ネットワーク(Wide Area Network、WANと略称)を含む任意の種類のネットワークを介して、ユーザのコンピュータに接続されてもよいし、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダでインターネットを介して接続されてもよい)。
【0105】
図面におけるフローチャート及びブロック図に、本開示の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実装可能なアーキテクチャ、機能及び操作を図示した。この点において、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、プログラム・セグメント、或いはコードの一部分を代表でき、当該モジュール、プログラム・セグメント、或いはコードの一部分は、所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。一部の置換としての実装において、ブロックに注記された機能は、図面に注記されている順序と異なる順序で発生してもよいことに留意されたい。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際には、基本的に並列に実行されてもよく、時には、逆の順序で実行されてもよく、これは、関連する機能によって決められる。ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組合せは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムを用いて実装しても、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせを用いて実装してもよいことに留意されたい。
【0106】
本開示の実施例に説明されたユニットは、ソフトウェアの方式で実装されてもよいし、ハードウェアの方式で実装されてもよい。ここで、ユニットの名前は、ある状況では、当該ユニット自体を限定するものではなく、例えば、操作命令検出モジュールは「第1ユーザの操作命令を検出するためのモジュール」と説明されてもよい。
【0107】
本明細書に説明された機能は、少なくとも一部が1つ又は複数のハードウェア論理部材によって実行されてもよい。例えば、使用可能な例示タイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑なプログラマブル論理機器(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。
【0108】
本開示の文脈において、機械可読媒体は、命令実行システム、装置又は機器によって実行されるか、又は、命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含むか、又は記憶する有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってよい。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置或いは機器、又は上記の内のいずれの適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例示は、1つ又は複数のワイヤに基づく電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の内容のいずれの適切な組み合わせを含む。
【0109】
第1態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1端末に適用されるビデオ処理方法を提供し、
第1ユーザの操作命令を検出するステップと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示し、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末であるステップと、を含む。
【0110】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1ユーザの操作命令を検出するステップは、
第1ユーザと第2ユーザとのチャットページ及びユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目のうちの少なくとも1つに位置する第1ビデオコントロールに対する前記第1ユーザの操作命令を検出するステップを含む。
【0111】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1ビデオコントロールに対する第1ユーザの操作命令を検出するステップの前に、さらに、
第2ユーザのユーザ状態を検出し、前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示するステップを含む。
【0112】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第2ユーザのユーザ状態が非オンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第2ビデオコントロールを表示し、前記第2ビデオコントロールに対する操作命令に応答して、前記カメラによって収集された画像によって生成されるビデオクリップを前記第2端末に送信するステップを含む。
【0113】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信するステップは、
前記第2端末にビデオ通知を送信するステップと、
前記ビデオ通知が見られた場合、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして前記第2端末にリアルタイムに送信するステップと、を含む。
【0114】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2端末にビデオ通知を送信するステップの後、さらに、
前記ビデオ通知が見られなかった場合、前記ビデオ通知を終了するステップと、
前記ビデオ通知が終了する前に前記第1端末のカメラによって収集される画像から生成される、録画されたビデオクリップを前記第2端末に送信するステップと、
前記ビデオクリップが見られた後、前記ビデオクリップを撤回するステップと、を含む。
【0115】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第2端末のカメラによって収集された画像を受信するステップと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示することを停止し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第2端末のカメラによって収集された画像をリアルタイムに表示するステップと、を含む。
【0116】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1ユーザの切替命令を検出するステップと、
前記切替命令に応答して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、前記第1端末のカメラによって収集される画像及び前記第2端末のカメラによって収集された画像のいずれかを含む切り替え後の画像をリアルタイムに表示するステップと、を含む。
【0117】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信した後、さらに、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、区別してマークされた異なる通知情報を表示し、前記通知情報は、前記ビデオフレームの送信状態をプロンプトするために用いられるステップを含む。
【0118】
第2態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1端末に適用されるビデオ処理装置を提供し、当該装置は、
第1ユーザの操作命令を検出するための操作命令検出モジュールと、
前記操作命令に応答して、前記第1端末のカメラによって収集される画像を前記第1ユーザと第2ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像上のプリセット領域内に前記画像以外の残り情報を重ねて表示し、且つ、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして第2端末にリアルタイムに送信し、それにより、前記第2端末が前記画像を前記第2ユーザと前記第1ユーザとのチャットページにリアルタイムに表示し、前記画像以外の残り情報を前記画像上のプリセット領域内に重ねて表示するために用いられる操作命令応答モジュールであって、ここで、前記第1端末は、前記第1ユーザに対応する端末であり、前記第2端末は、前記第2ユーザに対応する端末である操作命令応答モジュールと、を含む。
【0119】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記操作命令検出モジュールは、さらに、
第1ユーザと第2ユーザとのチャットページ及びユーザリスト内の第2ユーザに対応する情報項目のうちの少なくとも1つに位置する第1ビデオコントロールに対する前記第1ユーザの操作命令を検出するために用いられる。
【0120】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
第2ユーザのユーザ状態を検出するためのユーザ状態検出モジュールと、前記第2ユーザのユーザ状態がオンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第1ビデオコントロールを表示するための第1ビデオコントロール表示モジュールと、を含む。
【0121】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ユーザ状態検出モジュール及び第1ビデオコントロール表示モジュールに加えて、前記装置は、さらに、
前記第2ユーザのユーザ状態が非オンライン状態である場合、前記第2ユーザに対応する情報項目に第2ビデオコントロールを表示し、前記第2ビデオコントロールに対する操作命令に応答して、前記カメラによって収集された画像によって生成されるビデオクリップを前記第2端末に送信するための第2ビデオコントロール表示モジュールを含む。
【0122】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記操作命令応答モジュールは、さらに、
前記第2端末にビデオ通知を送信し、
前記ビデオ通知が見られた場合、前記第1端末のカメラによって収集される画像をビデオフレームとして前記第2端末にリアルタイムに送信するために用いられる。
【0123】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、操作命令応答モジュールは、さらに、
前記ビデオ通知が見られなかった場合、前記ビデオ通知を終了し、
前記ビデオ通知が終了する前に前記第1端末のカメラによって収集される画像から生成される、録画されたビデオクリップを前記第2端末に送信し、
前記ビデオクリップが見られた後、前記ビデオクリップを撤回するために用いられる。
【0124】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
前記第2端末のカメラによって収集された画像を受信するための画像受信モジュールと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第1端末のカメラによって収集される画像をリアルタイムに表示することを停止し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに前記第2端末のカメラによって収集された画像をリアルタイムに表示するための切替表示モジュールと、を含む。
【0125】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記装置は、さらに、
前記第1ユーザの切替命令を検出するための切替命令検出モジュールと、
前記切替命令に応答して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、前記第1端末のカメラによって収集される画像及び前記第2端末のカメラによって収集された画像のいずれかを含む切り替え後の画像をリアルタイムに表示するための切替応答モジュールと、を含む。
【0126】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、操作命令応答モジュールは、さらに、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとのチャットページに、区別してマークされた異なる通知情報を表示するために用いられ、前記通知情報は、前記ビデオフレームの送信状態をプロンプトするために用いられる。
【0127】
第3態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、電子機器を提供し、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにはコンピュータ実行命令が記憶され、
前記少なくとも1つのプロセッサが前記メモリに記憶されているコンピュータ実行命令を実行すると、前記少なくとも1つのプロセッサが第1態様及び第1態様の各可能な設計に記載のビデオ処理方法を実施する。
【0128】
第4態様では、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ実行命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行すると、第1態様及び第1態様の各可能な設計に記載のビデオ処理方法が実施される。
【0129】
以上の説明は、本開示の好適な実施例及びその応用技術の原理に対する説明に過ぎない。当業者であれば、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組合せによる技術案に限定されず、上記の開示構想から逸脱せず、上記の技術特徴又はそれと同等な特徴の任意の組合せによって形成される他の技術案も含むべきであることは理解できる。例えば、上記の特徴と、本開示に開示されている(しかし、限定されない)類似の機能を有する技術特徴とを置き換えて形成する技術案である。
【0130】
また、各操作を特定の順序で説明したが、これは、これらの操作を必ずしも示された特定の順序又は連続順序で実行するように要求すると理解されるべきではない。一定の環境では、マルチタスク及び並列処理が有利である可能性もある。同様に、上記の説明にいくつかの具体的な実現詳細が含まれるが、これらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈するべきではない。単独の実施例のテキストで説明された一部の特徴は、組み合わせで単一の実施例に実現されてもよい。逆に、単一の実施例のテキストで説明された各特徴も単独で又はいずれの適切なサブ組合せの方式で複数の実施例に実現されてもよい。
【0131】
構造的特徴及び/又は方法論理動作に特定される言語を用いて、本主題を説明したが、添付の特許請求の範囲に限定される主題は、上記で説明された特定の特徴又は動作に限定されるとは言えないことを理解されたい。むしろ、上記で説明した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態にすぎない。
【0132】
本願は、2020年10月9日に提出された、出願番号が202011074833.4で、名称が「ビデオ処理方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、この出願の内容は、援用により本明細書に組み込まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12