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特許75351175G単独配備におけるショートメッセージサービスオーバーインターネットプロトコル(SMSoIP)のサポート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-06
(45)【発行日】2024-08-15
(54)【発明の名称】5G単独配備におけるショートメッセージサービスオーバーインターネットプロトコル(SMSoIP)のサポート
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/14 20090101AFI20240807BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240807BHJP
   H04W 88/16 20090101ALI20240807BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20240807BHJP
【FI】
H04W4/14
H04W88/14
H04W88/16
H04L51/04
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022545928
(86)(22)【出願日】2021-02-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-28
(86)【国際出願番号】 IB2021051042
(87)【国際公開番号】W WO2021161169
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-08-31
(31)【優先権主張番号】62/975,468
(32)【優先日】2020-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カステヤノス, サモラ デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】ドピコ サンフアン, ホセ ミゲル
(72)【発明者】
【氏名】デ-グレゴリオ-ロドリゲス, ジーザス-エンジェル
【審査官】吉村 真治▲郎▼
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-076930(JP,A)
【文献】特表2007-534212(JP,A)
【文献】特開2011-015224(JP,A)
【文献】China Mobile,TR 23.973 clean up[online],3GPP TSG SA WG2 #134 S2-1907239,2019年07月04日
【文献】ZTE,Update of Solution 2: Direct SBA UDM-HSS Interworking[online],3GPP TSG SA WG2 #129 S2-1810326,2018年10月09日
【文献】Ericsson,Support of SMSoIP[online],3GPP TSG CT WG4 #96e C4-200882,2020年02月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
H04L 51/04
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
統一データ管理(UDM)ノードにおいて実装される方法であって、前記方法は、
前記UDMノードにより、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスをホーム加入者サーバ(HSS)ノードが進化型パケットシステムの統一データリポジトリ(EPS-UDR)に登録したことに応じて送信される登録要求を前記HSSノードから受信することであって、前記登録要求は前記UDMノードにおいて前記IP-SM-GWを第5世代システムの統一データリポジトリ(5GS-UDR)に登録するためのものであり、前記登録要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
随意的に、前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む前記登録要求を受信した結果として、メッセージ待機データを判定することと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて前記IP-SM-GWの前記登録の確認を返すこと、
を含む、方法。
【請求項3】
請求項1及び2のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWの前記登録の一部として、前記5GS-UDRに、前記IP-SM-GWの受信した前記アドレスを記憶すること、
を含む、方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWの前記登録、及び/又は、前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む受信した前記登録要求の結果として、
前記IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定することと、
前記ユーザについて前記メッセージ待機データが記憶されているという判定の結果として、少なくとも1つのショートメッセージサービス(SMS)サービスセンタ(SC)へ警報し、及び、前記少なくとも1つのSMS SCからルーティング情報についての要求を受信することと、
前記アドレスを用いて前記IP-SM-GWと通信して、前記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供することと、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記HSSノードから、前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
前記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて前記IP-SM-GWの登録解除の確認を返すことと、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWの前記登録解除の一部として、前記5GS-UDRから、前記IP-SM-GWの前記アドレスを削除すること、
を含む、方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の方法であって、
前記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、
前記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、
のうちの1つ以上が当てはまる、方法。
【請求項8】
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて実装される方法であって、前記方法は、
第1の登録要求を受信することと、
前記第1の登録要求に基づいて、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを進化型パケットシステムの統一データリポジトリ(EPS-UDR)に登録することと、
前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記EPS-UDRに登録したことに応じて、統一データ管理(UDM)ノードへ第2の登録要求を送信することであって、前記第2の登録要求は前記UDMノードにおいて前記IP-SM-GWを第5世代システムの統一データリポジトリ(5GS-UDR)に登録するためのものであり、前記第2の登録要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、さらに、
前記UDMノードから、応答メッセージにおいて前記IP-SM-GWの前記登録の確認を受信すること、
を含む、方法。
【請求項10】
請求項8及び9のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
登録解除要求の受信の結果として、前記UDMノードへ、前記IP-SM-GWを登録解除するための前記登録解除要求を送信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
応答メッセージにおいて、前記IP-SM-GWの前記登録解除の確認を受信することと、
を含む、方法。
【請求項11】
請求項8~10のいずれか1項に記載の方法であって、
前記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、
前記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、
のうちの1つ以上が当てはまる、方法。
【請求項12】
統一データ管理(UDM)ノード及びホーム加入者サーバ(HSS)ノードを含むシステムにおいて実装される方法であって、前記方法は、
前記HSSノードにより、
第1の登録要求に基づいて、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを進化型パケットシステムの統一データリポジトリ(EPS-UDR)に登録し、
前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記EPS-UDRに登録したことに応じて、前記UDMノードへ、前記UDMノードにおいて前記IP-SM-GWを第5世代システムの統一データリポジトリ(5GS-UDR)に登録するための第2の登録要求を送信することであって、前記第2の登録要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
前記UDMノードにより、
前記HSSノードから、前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む前記第2の登録要求を受信することと、
含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、さらに、
前記UDMノードにより、前記IP-SM-GWの前記登録の一部として、前記5GS-UDRに、前記IP-SM-GWの受信した前記アドレスを記憶すること、
を含む、方法。
【請求項14】
請求項12及び13のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記UDMノードにより、前記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて前記IP-SM-GWの前記登録の確認を返すこと、
を含む、方法。
【請求項15】
請求項12~14のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWの前記登録、及び/又は、前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む受信した前記第2の登録要求の結果として、
前記UDMノードにより、前記IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定することと、
前記UDMノードにより、前記ユーザについて前記メッセージ待機データが記憶されているという判定の結果として、少なくとも1つのショートメッセージサービス(SMS)サービスセンタ(SC)へ警報し、及び、前記少なくとも1つのSMS SCからルーティング情報についての要求を受信することと、
前記UDMノードにより、前記アドレスを用いて前記IP-SM-GWと通信して、前記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供することと、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【請求項16】
請求項12~15のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記HSSノードにより、前記UDMノードへ、前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
前記UDMノードにより、前記HSSノードから、前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む前記登録解除要求を受信することと、
前記UDMノードにより、前記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて前記IP-SM-GWの前記登録解除の確認を返すことと、
前記UDMノードにより、前記IP-SM-GWの前記登録解除の一部として、前記5GS-UDRから前記IP-SM-GWの前記アドレスを削除することと、
を含む、方法。
【請求項17】
請求項12~16のいずれか1項に記載の方法であって、
前記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、
前記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、
のうちの1つ以上が当てはまる、方法。
【請求項18】
統一データ管理(UDM)ノードであって、前記UDMノードは処理回路を備え、前記処理回路は、前記UDMノードに請求項1~7に記載の方法のいずれかを実行させるように構成される、UDMノード。
【請求項19】
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードであって、前記HSSノードは処理回路を備え、前記処理回路は、前記HSSノードに請求項8~11に記載の方法のいずれかを実行させるように構成される、HSSノード。
【請求項20】
処理回路を備えるシステムであって、前記処理回路は、前記システムに請求項12~17に記載の方法のいずれかを実行させるように構成される、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤレス通信に関連し、具体的には、ショートメッセージサービス(SMS)のデリバリのための方法及び装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の技術仕様(TS)23.632は、モバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)デリバリのサポートのためにユーザデータインターワーキング共存及び移行(UDICoM)において協働するホーム加入者サーバ/ホームロケーションレジスタ(HSS/HLR)及び統一データ管理(UDM)に関連するシステム手続及びサービスを定義している。
【0003】
しかしながら、MT SMSデリバリのサポートを提供するシステム手続には依然として不足がある。
【発明の概要】
【0004】
いくつかの実施形態は、有利なこととして、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の第5世代(5G、新無線あるいはNRとも呼ばれる)単独配備におけるSMSオーバーインターネットプロトコル(SMSoIP)のサポートなどの、SMSデリバリのための方法及び装置を提供する。
【0005】
ある実施形態において、データ管理(UDM)ノードにおいて実装される方法は、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信すること、を含む。
【0006】
ある実施形態において、HSSノードにおいて実装される方法は、統一データリポジトリ(UDR)ノード及びUDMノードのうちの1つへ、SMSのためにユーザにサービスするIP-SM-GWのアドレスを送信すること、を含む。
【0007】
ある実施形態において、ネットワークノードにおいて実装される方法は、HSSノードから、SMSのためにユーザにサービスするIP-SM-GWのアドレスを受信することと、IP-SM-GWのアドレスについてのUDMノードからの問合せの受信の結果として、IP-SM-GWのアドレスをUDMノードへ送信することと、を含む。
【0008】
本開示のある観点によれば、統一データ管理(UDM)ノードにおいて実装される方法が提供される。上記方法は、上記UDMノードにより、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから登録要求を受信することを含み、上記登録要求はインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のためのものであり、上記登録要求は上記IP-SM-GWのアドレスを含む。上記方法は、随意的に、上記HSSノードから上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む上記登録要求を受信した結果として、メッセージ待機データ(message waiting data)を判定すること、を含む。
【0009】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて上記IP-SM-GWの上記登録の確認を返す(confirm)こと、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記IP-SM-GWの上記登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、上記IP-SM-GWの受信した上記アドレスを記憶すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記IP-SM-GWの上記登録、及び/又は、上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む受信した上記登録要求の結果として、上記IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定することと、上記ユーザについて上記メッセージ待機データが記憶されているという判定の結果として、少なくとも1つのショートメッセージサービス(SMS)サービスセンタ(SC)へ警報し、及び、上記少なくとも1つのSMS SCからルーティング情報についての要求を受信することと、上記アドレスを用いて上記IP-SM-GWと通信して、上記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供することと、のうちの1つ以上を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記HSSノードから、上記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信することであって、上記登録解除要求は上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む、ことと、上記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて上記IP-SM-GWの登録解除の確認を返すことと、のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記IP-SM-GWの上記登録解除の一部として、UDRノードから、上記IP-SM-GWの上記アドレスを削除すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、上記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、のうちの1つ以上が当てはまる。
【0011】
本開示のある観点によれば、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて実装される方法が提供される。上記方法は、登録要求を受信することと、統一データ管理(UDM)ノードへ上記登録要求を送信することであって、上記登録要求はインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のためのものであり、上記登録要求は上記IP-SM-GWのアドレスを含む、ことと、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記UDMノードから、応答メッセージにおいて上記IP-SM-GWの上記登録の確認(confirmation)を受信すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、登録解除要求の受信の結果として、上記UDMノードへ、上記IP-SM-GWを登録解除するための上記登録解除要求を送信することであって、上記登録解除要求は上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む、ことと、応答メッセージにおいて、上記IP-SM-GWの上記登録解除の確認を受信することと、を含む。いくつかの実施形態において、上記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、上記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、のうちの1つ以上が当てはまる。
【0012】
本開示のある観点によれば、システムにおいて実装される方法が提供される。上記システムは、統一データ管理(UDM)ノード及びホーム加入者サーバ(HSS)ノードを含む。上記方法は、上記HSSノードにより、上記UDMノードへ、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のための登録要求を送信することであって、上記登録要求は上記IP-SM-GWのアドレスを含む、ことと、上記UDMノードにより、上記HSSノードから、上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む上記登録要求を受信すること、のうちの1つ以上を含む。
【0013】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記UDMノードにより、上記IP-SM-GWの上記登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、上記IP-SM-GWの受信した上記アドレスを記憶すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記UDMノードにより、上記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて上記IP-SM-GWの上記登録の確認を返すこと、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記IP-SM-GWの上記登録、及び/又は、上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む受信した上記登録要求の結果として、上記UDMノードにより、上記IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定することと、上記UDMノードにより、上記ユーザについて上記メッセージ待機データが記憶されているという判定の結果として、少なくとも1つのショートメッセージサービス(SMS)サービスセンタ(SC)へ警報し、及び、上記少なくとも1つのSMS SCからルーティング情報についての要求を受信することと、上記UDMノードにより、上記アドレスを用いて上記IP-SM-GWと通信して、上記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供することと、のうちの1つ以上を含む。
【0014】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、上記HSSノードにより、上記UDMノードへ、上記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信することであって、上記登録解除要求は上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む、ことと、上記UDMノードにより、上記HSSノードから、上記IP-SM-GWの上記アドレスを含む上記登録解除要求を受信することと、上記UDMノードにより、上記HSSノードに対し、応答メッセージにおいて上記IP-SM-GWの上記登録解除の確認を返すことと、上記UDMノードにより、上記IP-SM-GWの上記登録解除の一部として、UDRノードから上記IP-SM-GWの上記アドレスを削除することと、を含む。いくつかの実施形態において、上記HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備えることと、上記HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如していることと、のうちの1つ以上が当てはまる。
【0015】
本開示のある観点によれば、統一データ管理(UDM)ノードが提供される。上記UDMノードは、処理回路を備える。上記処理回路は、上記UDMノードに、上の方法のうちのいずれか1つ以上を実行させるように構成される。
【0016】
本開示のある観点によれば、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードが提供される。上記HSSノードは、処理回路を備える。上記処理回路は、上記HSSノードに、上の方法のうちのいずれか1つ以上を実行させるように構成される。
【0017】
本開示のある観点によれば、システムが提供される。上記システムは、処理回路を含む。上記処理回路は、上記システムに、上の方法のうちのいずれか1つ以上を実行させるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本実施形態並びに付随する利点及びその特徴のより十分な理解が、添付図面と併せて考慮された場合に、以下の詳細な説明を参照することにより一層容易に得られるであろう:
【0019】
図1】MT SMSデリバリをサポートするためにIP-SM-GWアドレスが利用不能である例示的なシステム及びシナリオを示している。
図2】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的なシステムアーキテクチャを示している。
図3】本開示のいくつかの実施形態に係るまた別の例示的なシステムアーキテクチャ及びシステム内のデバイス群のための例示的なハードウェア構成を示している。
図4】本開示のいくつかの実施形態に係るUDMノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
図5】本開示のいくつかの実施形態に係るHSSノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
図6】本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノード(例:UDRノード)における例示的な処理のフローチャートである。
図7】本開示のいくつかの実施形態に係るUDMノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
図8】本開示のいくつかの実施形態に係るHSSノードにおける例示的な処理のフローチャートである。
図9】本開示のいくつかの実施形態に係るUDMにおけるIP-SM-GWアドレスの登録及びそれに続くSMSルーティング情報の取得についての例示的な呼フロー図を示している。
図10】本開示のいくつかの実施形態に係るUDMにおけるIP-SM-GWアドレスの登録解除についての例示的な呼フロー図を示している。
図11】本開示のいくつかの実施形態に係るSMSルーティング情報要求の受信に応じたUDMによるHSS(IMS)からのIP-SW-GWアドレスの取得についての例示的な呼フロー図を示している。
図12】本開示のいくつかの実施形態に係る5GS-UDRにおけるIP-SM-GWアドレスの登録(又は登録解除)及びそれに続くSMSルーティング情報の取得についての例示的な呼フロー図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
上述したように、3GPP TS23.632は、現在のところ、MT SMSデリバリのサポートのためのにUDICoMにおいて協働するHSS/HLR及びUDMに関連するシステム手続及びサービスを定義している。
【0021】
検討されているシナリオは、モバイルアプリケーションパートC(MAP C)及び/又はダイアメタ(Diameter)S6cリファレンスポイント上でショートメッセージサービス-ゲートウェイモバイルスイッチングセンタ(SMS-GMSC)から要求を受信するHSS/HLRが存在することを前提としている。SMS-GMSCを伴うそれらMAP C及びダイアメタS6cリファレンスポイントは、例えば、3GPP TS23.040において定義されているように、第2世代/第3世代/第4世代(2G/3G/4G)アクセスをサポートするHSS/HLRの機能性によって露出される。
【0022】
しかしながら、3GPPリリース16(Rel-16)のUDICoMの文脈では、2G/3G/4Gアクセスがサポートされない配備シナリオにおける第5世代(5G、新無線/NRとも呼ばれる)の非アクセス層(NAS)上のMT SMSデリバリについて、SMS-GMSCを伴うMAP C及びダイアメタS6cリファレンスポイントは、代わりにUDMにより露出されるのであり、なぜなら、そもそもレガシーアクセス及びそれらの対応するリファレンスポイントをサポートするHLR/HSSの機能性は配備されないかもしれないからである。
【0023】
これらシナリオ(例えば、2G/3G/4Gアクセスがサポートされない配備シナリオにおける5G NAS上でのMT SMSデリバリ)において、SMSoIPについてのサポートも期待される場合、例えば、3GPP TS23.204において定義されているように、HSSにおける例えばShリファレンスポイント上でのIPショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)アドレスの登録/登録解除についてのサポートを含めて、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)の機能性をサポートするHSSが使用され得る。
【0024】
しかしながら、IMSをサポートするHSSの機能性は、SMS-GMSCを伴うMAP C又はダイアメタS6cリファレンスポイントも、IP-SM-GWを伴うMAP J又はダイアメタS6cリファレンスポイントも露出しない。3GPP Rel-16のUDICoMの文脈では、これらケースにおいて、MAP C/J及びダイアメタS6cリファレンスポイントは、代わりにUDMにより露出される。これらシナリオの一例が、図1の例示的なシステム10に描かれている。
【0025】
システム10は、IP-SM-GW12、SMS-GMSC14、UDM16、HSS18、プロキシ呼セッション制御機能(P-CSCF)20、UE22、及びサービング呼セッション制御機能(S-CSCF)24を含む。
【0026】
いくつかの実施形態において、IP-SM-GWは、IMS加入者向けのSIP(session initiation protocol)ベースのメッセージングサービスを扱うIMSアプリケーションサーバを提供するものと考えられ得る。加えて、IP-SM-GWは、IMSからSMSへの変換及び配信を可能にする目的で、MAPシグナリングを用いてレガシーのショートメッセージサービスセンタ(SMSC)とインタラクションし得る。いくつかの実施形態において、IP-SM-GWは、IP上でのSMSのためのトランスポートレイヤのインターワーキングを実装するものと考えられ得る。
【0027】
図1に見て取れるように、MT SMSデリバリについて、UDM16は、IP-SM-GW12の関与を企図し得るが、IP-SM-GWアドレスはUDM16ではなく代わりにHSS(IMS)18において保持されている。IP-SM-GW12はHSS(IMS)内に登録されることになる一方、SMS-GMSC14及びIP-SM-GW12はUDM16とインタラクションすることになる。
【0028】
3GPP Rel-16のUDICoMの文脈において、2G/3G/4Gアクセスがサポートされず且つIP上でのSMSについてのサポートも期待される配備シナリオにおける5G NAS上でのMT SMSデリバリに関し、UDM16とHSS(IMS)18との間のインタラクションが、例えばIP-SM-GWアドレスの転送のために規定されるべきである。第5世代システムのUDR(5GS-UDR)との例えばNudrインタフェースを介するインタラクションにおけるIP-SM-GWアドレスの取り扱いもまた考慮されるべきである。
【0029】
本開示のいくつかの実施形態は、例えば2G/3G/4GアクセスがサポートされずIP上でのSMSのサポートが期待される配備シナリオにおいてIP-SM-GWアドレスをUDMにとって利用可能にするための1つ以上の新たな手続を提供する。
【0030】
本開示のいくつかの実施形態は、SMSのためにユーザにサービスしているIP-SM-GWをUDMが識別し及び/又は特定することを可能にし得る。いくつかの実施形態は、SMSoIPが要求される5Gコア(5GS)単独配備におけるMT SMSデリバリ手続の適切なサポートを提供し得る。
【0031】
例示的な実施形態を詳細に説明する前に、注記されることとして、それら実施形態は、ショートメッセージサービス(SMS)のデリバリに関連する装置のコンポーネント及び処理ステップの組合せに主として内在する。したがって、適切な場合には、コンポーネントは図中で型どおりのシンボルで表現されており、図面は、ここでの説明の恩恵を有する当業者にとって容易に明らかとなる詳細で本開示を曖昧にすることのないように、実施形態の理解に関する特定の詳細のみを示す。
【0032】
ここで使用されるところでは、"第1"及び"第2"、"上"及び"下"などといった関係的な用語が、あるエンティティ又は要素と他のエンティティ又は要素とを単に区別するために、そうしたエンティティ又は要素間のいかなる物理的な若しくは論理的な関係若しくは順序を必ずしも要し又は示唆することなく使用され得る。ここで使用される専門用語は、具体的な実施形態を説明する目的のためのものに過ぎず、ここで説明される概念を限定することを意図されない。ここで使用されるところでは、単数形である"a"、"an"、及び"the"は、文脈で別段明確に示されていない限り、複数形をも含むことが意図される。さらに理解されるであろうこととして、"含む(comprises)"、含む(comprising)"、"含む(includes)"及び/又は"含む(including)"という用語は、ここで使用される場合、記述された特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、及び/又はコンポーネントの存在を特定するものの、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、及び/又はそれらの集合の存在又は追加を排除しない。
【0033】
ここで説明される実施形態において、"~と通信している"などの連結を表す用語は、電気的通信又はデータ通信を示すために使用され得るものであり、それは、例えば物理的な接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリング又は光学シグナリングにより達成され得る。複数のコンポーネントは連携して動作してよく、電気的通信及びデータ通信を達成することについて修正及び変形が可能であることを、当業者は理解するであろう。
【0034】
ここで説明されるいくつかの実施形態において、"連結される(coupled)"及び"接続される(connected)"などの用語は、必ずしも直接ではないものの、ここではコネクションを示すために使用され得るものであり、有線接続及び/又は無線接続を含んでよい。
【0035】
いくつかの実施形態において、非限定的な用語であるワイヤレスデバイス(WD)又はユーザ機器(UE)が互換可能に使用されている。ここでのUEは、ネットワークノード又は他のUEとの間で無線信号で通信可能な任意のタイプのワイヤレスデバイスであり得る。いくつかの実施形態において、UEは、IMSを介して通信するように構成される自律的なマシンであってもよい。ここでのUEは、有線接続及び/又は無線接続を介して他のUE、アプリケーションサーバ、ネットワークノード、サーバ、IMS NF、又は他のIMSネットワークノードと通信可能な任意のタイプの通信デバイスであり得る。また、UEは、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシンタイプUE若しくはマシンツーマシン通信(M2M)可能なUE、低コスト及び/若しくは低複雑度UE、UEを具備するセンサ、タブレット、移動端末、スマートフォン、LEE(laptop embedded equipped)、LME(laptop mounted equipment)、USBドングル、CPE(Customer Premises Equipment)、IoT(Internet of Things)デバイス、又は狭帯域IoT(NB-IOT)デバイスなどであってもよい。
【0036】
いくつかの実施形態において、"ノード"との用語がここで使用されており、これは加入者サーバノード(例えば、HSS)及び/又はデータ管理ノード(例えば、UDM)といった任意の種類のネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態において、ノードは、例えば、5G及び/若しくはNRネットワークノードといったコアネットワークノード、IMSノード、又は、例えばP-CSCFノード、S-CSCFノード若しくはI-CSCFノードなどといったネットワーク機能(NF)ノードであってもよい。
【0037】
ノードは、プロセッサ、処理を割り当てられた素子、又は他のコンピューティングハードワイヤと、コンピュータメモリと、通信インタフェースと、他のことをサポートするコンピューティングハードワイヤと、といった物理的なコンポーネント群を含み得る。ノードは、専用の物理的なコンポーネント群を使用してもよく、又は、ノードは、データセンタのコンピューティングデバイス若しくはリソースといった他のデバイスの物理的なコンポーネント群の使用の割当てを受けてもよく、後者の場合にはノードは仮想化されていると言われる。ノードは、複数の物理的なコンポーネント群に関連付けられてよく、それらは1つのロケーションに位置するか又は複数のロケーションをまたいで分散されるかのいずれかであり得る。
【0038】
いくつかの実施形態において、"ゲートウェイ"及び"IP-SM-GW"との用語が互換可能に使用されているかもしれない。いくつかの実施形態において、"データ管理ノード"との用語が"UDMノード"と互換可能に使用されているかもしれない。いくつかの実施形態において、"加入者ノード"及び"HSSノード"との用語が互換可能に使用されているかもしれない。いくつかの実施形態において、"データリポジトリノード"及び"UDRノード"との用語が互換可能に使用されているかもしれない。
【0039】
いくつかの実施形態において、ここでの"アドレス"とは、ユーザ向けのIP-SM-GWを識別し及び/又は特定するために使用され得る、IPアドレス又は任意の他のタイプのアドレス若しくはロケーション識別子であると見なされてよい。
【0040】
いくつかの実施形態において、"レガシーアクセス"との用語は、それぞれ進化型パケットコア(EPC)及び/又は回線交換/パケット交換(CS/PS)アクセス技術をサポートするHSS及び/又はHLRの機能性を意味し得る。本開示において説明される任意の2つ以上の実施形態が互いにいかなる手法で組み合わされてもよい。
【0041】
また、本開示のいくつかの実施形態が第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の技術仕様において開示された標準文書によりサポートされ得ることも留意されたい。即ち、本説明のいくつかの実施形態は、上述した文書によりサポートされ得る。加えて、本文書において開示される全ての用語は上述した標準文書により説明されているかもしれない。
【0042】
なお、本開示では、例えば第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のロングタームエボリューション(LTE)や(新無線(NR)としても知られる)第5世代(5G)といったある具体的なワイヤレスシステムからの専門用語が使用されるかもしれないが、これは、本開示のスコープを前述したシステムのみに限定するものとして見られるべきではない。限定ではないものの、WCDMA(Wide Band Code Division Multiple Access)、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、UMB(Ultra-Mobile Broadband)及びGSM(Global Systems for Mobile communications)を含む他のワイヤレスシステムもまた、本開示の範囲内でカバーされるアイディアの活用から恩恵を受け得る。
【0043】
さらに、ここでUE、UDMノード、HSSノード、又は何らかのネットワークノードにより実行されるものとして説明される機能が複数のUE、複数のUDMノード、複数のHSSノード、又は複数のネットワークノードにわたって分散されてもよいことを注記する。換言すると、ここで説明されるUE、UDMノード、HSSノード、又はネットワークノードの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には複数の物理デバイス間で分散されることができるものと考えられる。
【0044】
別段定義されない限り、ここで使用される(技術的用語及び学術的用語を含む)全ての用語は、本開示が属する分野における当業者により共通的に理解される意味と同じ意味を有する。さらに理解されるであろうこととして、ここで使用される用語は、本明細書及び関係する分野の文脈でのそれらの意味に整合する意味を有するものとして解釈されるべきであり、ここで文字通りそのように定義されない限り、理想化され又は過度に形式的な意味合いでは解釈されない。
【0045】
図面に戻ると、類似の要素への参照が類似の参照符号によってなされており、図2aには、本開示の原理に従って構築される、一実施形態に係る通信システム10の概略図が示されている。図2の通信システム10は、非限定的な例であり、本開示の他の実施形態は、1つ以上の他のシステム及び/又はネットワークにより実装されてもよい。図2を参照すると、システム10は、本開示の実施形態のうちの1つ以上に従って構成され得るUDM26及びHSS28を含む。加えて、システム10は、IP-SM-GW12、SMS-GMSC14、UE22、並びに、P-CSCF20及びS-CSCF24を含むIMSコアを含む。
【0046】
システム10は、メッセージ部30を含むように構成されるUDM26を含んでよく、メッセージ部30は、UDM26に、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のための、当該IP-SM-GWのアドレスを含む登録要求を受信することと、随意的に、HSSノードからIP-SM-GWのアドレスを含む上記登録要求を受信した結果として、メッセージ待機データを判定することと、を行わせるように構成される。システム10は、アドレス部32を含むように構成されるHSS28を含んでよく、アドレス部32は、HSS28に、登録要求を受信することと、統一データ管理(UDM)ノードへ、上記登録要求を送信することと、を行わせるように構成され、上記登録要求はインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のためのものであり、上記登録要求は当該IP-SM-GWのアドレスを含む。システム10は、問合せ部34を含み、問合せ部34は、上記IP-SM-GWのアドレスについて統一データリポジトリ(UDR)ノードへ問合せを行うように構成される。
【0047】
留意すべきこととして、簡明さのために、図2にはシステム10内の多様なエンティティについて単一のノードが示されている(例えば、単一のUE22、単一のIP-SM-GW12、単一のIMSコア、単一のUDM26、単一のHSS28など)。システム10が図2に示したそれらの複数のエンティティ/ノード、及び図2には示していない追加的なエンティティ/ノードを含んでもよいことが理解されるべきである。加えて、システム10は、図2に示したものよりも多くの接続/インタフェースを含んでもよい。
【0048】
ここで議論されるUE22、UDMノード26、HSSノード28及びネットワークノード36(例えば、統一データリポジトリ(UDR)又は何らかの他のノード)の一実施形態に係る例示的な実装が、以下に図3を参照しながら説明される。なお、UE22、UDMノード26、HSSノード28及びネットワークノード36の相互接続が直列で示されているものの、そうした記載は説明を簡潔かつ容易にするためのものに過ぎない。理解されることとして、UE22、UDMノード26、HSSノード28及びネットワークノード36のうちの1つ以上が有線及び/又は無線のネットワーク、即ちクラウドネットワークを介して通信してもよく、UE22、UDMノード26、HSSノード28及びネットワークノード36が文字通り互いに接続されるわけではない。換言すると、図3に示した、UE22、UDMノード26、HSSノード28及びネットワークノード36(例えば、UDR)といったデバイス間の接続においては、中間的なデバイス又は接続への明示的な参照が省略されている。しかしながら、明示的に示していなくても、それらデバイスの間に中間的なデバイス及び/又は接続が存在してよいことが理解されるべきである。
【0049】
UE22は、通信インタフェース38、処理回路40及びメモリ42を含む。通信インタフェース38は、本開示の技法に従って、システム10内の何らかの他のエレメント/ノードと通信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、通信インタフェース38は、例えば、1つ以上の無線周波数(RF)送信機、1つ以上のRF受信機、及び/若しくは1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、若しくはそれらを含んでもよく、並びに/又は無線インタフェースであると見なされてもよい。いくつかの実施形態において、通信インタフェース38は、有線インタフェースを含んでもよい。
【0050】
処理回路40は、1つ以上のプロセッサ44、及びメモリ42といったメモリを含み得る。とりわけ、従来型のプロセッサ及びメモリに加えて、処理回路40は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ44は、メモリ42へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ42は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、光学メモリ、及び/若しくは消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
【0051】
よって、UE22は、さらに、例えばメモリ42内に内部的に記憶され、又は外部接続を介してUE22によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース)内に記憶されるソフトウェアを含み得る。そのソフトウェアは、処理回路40により実行可能であってよい。処理回路40は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばUE22により実行させる、ように構成され得る。メモリ42は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、そのソフトウェアは、メモリ42内に記憶される命令群を含んでもよく、それら命令群は、プロセッサ44により実行された場合に、UE22に関してここで説明される処理を処理回路40に行わせ及び/又はそれら処理を実行するようにUE22を構成する。
【0052】
UDMノード26は、通信インタフェース46、処理回路48及びメモリ50を含む。通信インタフェース46は、本開示の技法に従って、システム10内の何らかの他のエレメント/ノードと通信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、通信インタフェース46は、例えば、1つ以上の無線周波数(RF)送信機、1つ以上のRF受信機、及び/若しくは1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、若しくはそれらを含んでもよく、並びに/又は無線インタフェースであると見なされてもよい。いくつかの実施形態において、通信インタフェース46は、有線インタフェースを含んでもよい。
【0053】
処理回路48は、1つ以上のプロセッサ52、及びメモリ50といったメモリを含み得る。とりわけ、従来型のプロセッサ及びメモリに加えて、処理回路48は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ52は、メモリ50へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ50は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、光学メモリ、及び/若しくは消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
【0054】
よって、UDMノード26は、さらに、例えばメモリ50内に内部的に記憶され、又は外部接続を介してUDMノード26によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース)内に記憶されるソフトウェアを含み得る。そのソフトウェアは、処理回路48により実行可能であってよい。処理回路48は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばUDMノード26により実行させる、ように構成され得る。メモリ50は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、そのソフトウェアは、メモリ50内に記憶される命令群を含んでもよく、それら命令群は、プロセッサ52及び/又はメッセージ部30により実行された場合に、UDMノード26に関してここで説明される処理(例えば、図4及び/又は他のフローチャートのいずれかを参照しながら説明される処理)を処理回路48に行わせ及び/又はそれら処理を実行するようにUDMノード26を構成する。
【0055】
HSSノード28は、通信インタフェース54、処理回路56及びメモリ58を含む。通信インタフェース54は、本開示の技法に従って、システム10内の何らかの他のエレメント/ノードと通信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、通信インタフェース54は、例えば、1つ以上の無線周波数(RF)送信機、1つ以上のRF受信機、及び/若しくは1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、若しくはそれらを含んでもよく、並びに/又は無線インタフェースであると見なされてもよい。いくつかの実施形態において、通信インタフェース54は、有線インタフェースを含んでもよい。
【0056】
処理回路56は、1つ以上のプロセッサ60、及びメモリ58といったメモリを含み得る。とりわけ、従来型のプロセッサ及びメモリに加えて、処理回路56は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ60は、メモリ58へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ58は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、光学メモリ、及び/若しくは消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
【0057】
よって、HSSノード28は、さらに、例えばメモリ58内に内部的に記憶され、又は外部接続を介してHSSノード28によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース)内に記憶されるソフトウェアを含み得る。そのソフトウェアは、処理回路56により実行可能であってよい。処理回路56は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばHSSノード28により実行させる、ように構成され得る。メモリ58は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、そのソフトウェアは、メモリ58内に記憶される命令群を含んでもよく、それら命令群は、プロセッサ60及び/又はアドレス部32により実行された場合に、HSSノード28に関してここで説明される処理(例えば、図5及び/又は他のフローチャートのいずれかを参照しながら説明される処理)を処理回路56に行わせ及び/又はそれら処理を実行するようにHSSノード28を構成する。
【0058】
ネットワークノード36(例えば、UDRノード、IP-SM-GWなど)は、通信インタフェース62、処理回路64及びメモリ66を含む。通信インタフェース62は、本開示の技法に従って、システム10内の何らかの他のエレメント/ノードと通信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、通信インタフェース62は、例えば、1つ以上の無線周波数(RF)送信機、1つ以上のRF受信機、及び/若しくは1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、若しくはそれらを含んでもよく、並びに/又は無線インタフェースであると見なされてもよい。いくつかの実施形態において、通信インタフェース62は、有線インタフェースを含んでもよい。
【0059】
処理回路64は、1つ以上のプロセッサ68、及びメモリ66といったメモリを含み得る。とりわけ、従来型のプロセッサ及びメモリに加えて、処理回路64は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ68は、メモリ66へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ66は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、光学メモリ、及び/若しくは消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
【0060】
よって、ネットワークノード36は、さらに、例えばメモリ66内に内部的に記憶され、又は外部接続を介してネットワークノード36によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース)内に記憶されるソフトウェアを含み得る。そのソフトウェアは、処理回路64により実行可能であってよい。処理回路64は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばネットワークノード36により実行させる、ように構成され得る。メモリ66は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、そのソフトウェアは、メモリ66内に記憶される命令群を含んでもよく、それら命令群は、プロセッサ68及び/又は問合せ部34により実行された場合に、例えば図6及び他の図を参照しながら説明される処理など、ネットワークノード36(例えば、5GS-UDR、IP-SM-GWなど)に関してここで説明される処理を処理回路64に行わせ及び/又はそれら処理を実行するようにネットワークノード36を構成する。
【0061】
図3はそれぞれのプロセッサ内にあるメッセージ部30、アドレス部32、問合せ部34を示しているものの、それらエレメントは当該エレメントの一部が処理回路内の対応するメモリに記憶される形で実装されてもよいことが考慮される。換言すると、上記エレメントは、ハードウェアで、又はハードウェアと処理回路内のソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
【0062】
図4は、本開示の技法の1つ以上に従ってSMSメッセージのUE22へのデリバリをサポートするための、UDMノード26における例示的な処理のフローチャートである。UDMノード26により実行される1つ以上のブロック、機能及び/又は方法は、例示的な処理/方法に従って、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、通信インタフェース46などにおいて、メッセージ部30などUDMノード26の1つ以上のエレメントにより実行され得る。例示的な処理は、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、ホーム加入者サーバ(HSS)ノード28から、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信すること(ブロックS100)、を含む。
【0063】
いくつかの実施形態において、HSSノードからIP-SM-GWのアドレスを受信することは、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、統一データ管理(UDM)ノードにIP-SM-GWを登録するための登録要求を受信することを含み、当該登録要求はユーザに関連付けられるIP-SM-GWの上記アドレスを含む。
【0064】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに:メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、IP-SM-GWの上記アドレスを含む、IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信すること;及び、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、応答メッセージにおいて、IP-SM-GWの上記登録及び上記登録解除のうちの一方の確認を返すこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
いくつかの実施形態において、上記方法は、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして:IP-SM-GWの上記登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、上記アドレスを記憶すること;IP-SM-GWの上記登録解除の一部として、UDRノード内の上記アドレスを削除すること;IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定すること;及び/又は、上記アドレスを用いてIP-SM-GWと通信して、ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供すること、のうちの1つ以上を含む。
【0066】
いくつかの実施形態において、HSSノードからIP-SM-GWの上記アドレスを受信することは、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて上記アドレスが利用可能であるかを、HSSノードへ要求を送信することにより判定すること、及び、上記要求の結果として、HSSノードから、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、ユーザに関連付けられるIP-SM-GWの上記アドレスを含む応答を受信すること、を含む。
【0067】
いくつかの実施形態において、HSSノードからIP-SM-GWの上記アドレスを受信することは、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、IP-SM-GWの上記アドレスについて統一データリポジトリ(UDR)に問合せを行うこと、及び、上記問合せに応じて、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46を介するなどして、UDRノードから上記アドレスを受信すること、を含む。
【0068】
図5は、本開示の技法の1つ以上に従ってSMSメッセージのUE22へのデリバリをサポートするための、HSSノード28における例示的な処理のフローチャートである。HSSノード28により実行される1つ以上のブロック、機能及び/又は方法は、例示的な処理/方法に従って、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、通信インタフェース54などにおいて、アドレス部32などHSSノード28の1つ以上のエレメントにより実行され得る。例示的な処理は、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、統一データリポジトリ(UDR)ノード及び統一データ管理(UDM)ノードのうちの1つへ、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを送信すること(ブロックS102)、を含む。
【0069】
いくつかの実施形態において、IP-SM-GWの上記アドレスをUDMノードへ送信することは、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、ユーザに関連付けられるIP-SM-GWの上記アドレスを含む、IP-SM-GWを登録するための登録要求を送信すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに:アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、IP-SM-GWの上記アドレスを含む、IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信すること;及び、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、応答メッセージにおいて、IP-SM-GWの上記登録及び上記登録解除のうちの一方の確認を受信すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0070】
いくつかの実施形態において、IP-SM-GWの上記アドレスをUDMノードへ送信することは、HSSノード28に応じて:アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、UDMノードから上記アドレスについての要求を受信すること;及び、上記要求に応じて、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、ユーザに関連付けられるIP-SM-GWの上記アドレスを含む応答をUDMノードへ送信すること、である。いくつかの実施形態において、IP-SM-GWの上記アドレスを送信することは、IP-SM-GWの上記アドレスをUDRノードへ送信することを含む。
【0071】
図6は、本開示の技法の1つ以上に従ってSMSメッセージのUE22へのデリバリをサポートするための、ネットワークノード36(例えば、UDRノード)における例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード36により実行される1つ以上のブロック、機能及び/又は方法は、例示的な処理/方法に従って、処理回路64、メモリ66、プロセッサ68、通信インタフェース62などにおいて、問合せ部34などネットワークノード36の1つ以上のエレメントにより実行され得る。例示的な処理は、問合せ部34、処理回路64、メモリ66、プロセッサ68、及び/又は通信インタフェース62を介するなどして、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信すること(ブロックS104)、を含む。上記処理は、IP-SM-GWの上記アドレスについての問合せを統一データ管理(UDM)ノードから受信した結果として、問合せ部34、処理回路64、メモリ66、プロセッサ68、及び/又は通信インタフェース62を介するなどして、IP-SM-GWの上記アドレスをUDMノードへ送信すること(ブロックS106)、を含む。いくつかの実施形態において、ネットワークノード36は、統一データリポジトリ(UDR)ノードである。
【0072】
図7は、本開示の技法の1つ以上に従ってSMSメッセージのUE22へのデリバリをサポートするための、UDMノード26における例示的な処理のフローチャートである。UDMノード26により実行される1つ以上のブロック、機能及び/又は方法は、例示的な処理/方法に従って、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、通信インタフェース46などにおいて、メッセージ部30などUDMノード26の1つ以上のエレメントにより実行され得る。例示的な処理は、UDMノードによって、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから登録要求を受信すること(ブロックS108)を含み、上記登録要求はインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のためのものであり、上記登録要求はIP-SM-GWのアドレスを含む。上記方法は、随意的に、HSSノードからIP-SM-GWのアドレスを含む登録要求を受信した結果として、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、メッセージ待機データを判定すること(ブロックS110)、を含む。
【0073】
いくつかの実施形態において、上記方法は、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、HSSノードに対し、応答メッセージにおいてIP-SM-GWの登録の確認を返すこと、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、IP-SM-GWの登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、IP-SM-GWの受信した上記アドレスを記憶すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、IP-SM-GWの登録、及び/又は、IP-SM-GWの上記アドレスを含む受信した登録要求の結果として:メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、IP-SM-GWに関連付けられるユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定すること;メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、ユーザについてメッセージ待機データが記憶されているという判定の結果として、少なくとも1つのショートメッセージサービス(SMS)サービスセンタ(SC)へ警報し、及び、当該少なくとも1つのSMS SCからルーティング情報についての要求を受信すること;並びに、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、上記アドレスを用いてIP-SM-GWと通信して、ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供すること、のうちの1つ以上を含む。
【0074】
いくつかの実施形態において、上記方法は:メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、HSSノードから、IP-SM-GWの上記アドレスを含む、IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信すること;及び、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、HSSノードに対し、応答メッセージにおいて、IP-SM-GWの登録解除の確認を返すこと、のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、メッセージ部30、処理回路48、メモリ50、プロセッサ52、及び/又は通信インタフェース46によるなどして、IP-SM-GWの登録解除の一部として、UDRノードから、IP-SM-GWの上記アドレスを削除すること、を含む。いくつかの実施形態において、次のうちの1つ以上が当てはまる:HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備える;HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如している。
【0075】
図8は、本開示の技法の1つ以上に従ってSMSメッセージのUE22へのデリバリをサポートするための、HSSノード28における例示的な処理のフローチャートである。HSSノード28により実行される1つ以上のブロック、機能及び/又は方法は、例示的な処理/方法に従って、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、通信インタフェース54などにおいて、アドレス部32などHSSノード28の1つ以上のエレメントにより実行され得る。例示的な処理は、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、登録要求を受信すること(ブロックS112)、を含む。上記方法は、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、統一データ管理(UDM)ノードへ、上記登録要求を送信すること(ブロックS114)、を含み、上記登録要求はインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)の登録のためのものであり、上記登録要求は当該IP-SM-GWのアドレスを含む。
【0076】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、UDMノードから、応答メッセージにおいてIP-SM-GWの登録の確認を受信すること、を含む。いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、登録解除要求を受信した結果として、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、UDMノードへ、IP-SM-GWのアドレスを含む、IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信すること;及び、アドレス部32、処理回路56、メモリ58、プロセッサ60、及び/又は通信インタフェース54を介するなどして、応答メッセージにおいて、IP-SM-GWの登録解除の確認を受信すること、を含む。いくつかの実施形態において、次のうちの1つ以上が当てはまる:HSSノードがインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)をサポートするHSSの機能性を備える;HSSノードにレガシーアクセスをサポートするHSS及び/又はホームロケーションレジスタ(HLR)の機能性が欠如している。
【0077】
あるシナリオにおいてショートメッセージサービス(SMS)のデリバリをサポートするための構成を大まかに説明してきたが、ここで議論されるUE22、UDMノード26、HSSノード28及び/又は何らかのネットワークノード(例えば、ネットワークノード36、UDRノードなど)により実装され得る、それら実施形態のいくつかのより詳細な説明が、図9図12を参照しながら以下に提供される、
【0078】
本開示のいくつかの実施形態は、2G/3G/4GアクセスがサポートされずIP上でのSMSのサポートが提供されるものと期待される配備シナリオにおいて、IP-SM-GWアドレスをUDMノード26にとって利用可能にするための新たな手続を提供する。UDMノード26がIP-SM-GWアドレスを取得することを可能にするインタラクションを定義するためのいくつかの例示的な実施形態及び/又は代替策が、図9図12の呼フロー図を参照しながらこれより説明される。図中で、少なくともいくつかの注目すべきステップは分かり易く太字となっている。
【0079】
[実施形態1:UDMにおけるIP-SM-GWの登録]
図9は、UDMノード26におけるIP-SM-GWアドレスの登録及びそれに続くSMSルーティング情報の取得についての例示的な呼フロー図を示しており、以下の呼フロー図のステップ群に示す通りである:
【0080】
S116.IP-SM-GW12は、例えば3GPP TS23.204において定義されているように、Shインタフェースを介して、HSSノード28(IMS)内にそのアドレスを登録する。進化型パケットシステムのUDR(EPS-UDRネットワークノード36)が使用される場合、HSSノード28(IMS)は、IP-SM-GW12のアドレスをEPS-UDRネットワークノード36内に記憶させる。
【0081】
S118.HSSノード28は、例えばNudm_UECM_IPSMGWRegistration要求を用いて、UDMノード26へIP-SM-GW12の登録を転送する。当該要求は、UDMノード26内に登録されるべきIP-SM-GW12のアドレスを含む。
【0082】
S120.5GS-UDRが使用される場合、UDMノード26は、Nudr_DM_Updateサービス動作を用いて、IP-SM-GW12のアドレスを5GS-UDR内に記憶させる。
【0083】
S122.UDMノード26は、成功裏のNudm_UECM_IPSMGWRegistration応答で、IP-SM-GW12の登録の確認を返す。
【0084】
IP-SM-GW12のアドレスの成功裏の登録の後、UDMノード26は、メッセージ待機データが記憶されているかを判定し、当てはまる場合、例えば3GPP TS23.204に記述されている手続を用いて、全てのサービスセンタへ警報を行う。
【0085】
S124~S136.UDMノード26は、MAP又はダイアメタを介して、SMS-GMSC14からルーティング情報についての要求を受信する。5GS-UDRが使用される場合、UDMノード26は、もしあれば、登録済みのショートメッセージサービス機能(SMSF)及び/又はIP-SM-GW12を読取るように5GS-UDRへ問合せを行う。ルーティング情報は、IP-SM-GW12又はUDMノード26からSMS-GMSC14へ提供される。
【0086】
オプション5a~5f、即ち図9に示したステップS124~S136は、UDMノード26が存在し且つ2G/3G/4GアクセスにサービスするHLR/HSSが配備されない5GC単独配備を考慮している、3GPP TS23.204のセクション6.4に記述されているMT SMS手続向けのオプションに基づく。ステップ5a~5cはそれぞれ3GPP TS23.204の図6.4に示した通りの3a~3cに対応し、ステップ5dは3dに対応し、ステップ5e~5fは3e~3fに対応する。
【0087】
図10は、UDMノード26におけるIP-SM-GW12のアドレスの登録解除についての例示的な呼フロー図を示しており、以下の呼フロー図のステップ群に示す通りである:
【0088】
S138.IP-SM-GW12は、例えば3GPP TS23.204において定義されているように、Shを介して、HSSノード28(IMS)内のそのアドレスを登録解除する。EPS-UDRネットワークノード36が使用される場合、HSSノード28(IMS)は、IP-SM-GW12のアドレスをEPS-UDRネットワークノード36から削除する。
【0089】
S140.HSSノード28は、例えばNudm_UECM_IPSMGWDeregistration要求を用いて、UDMノード26へIP-SM-GW12の登録解除要求を転送する。
【0090】
S142.5GS-UDRが使用される場合、UDMノード26は、Nudr_DM_Updateサービス動作を用いて、IP-SM-GW12のアドレスを5GS-UDRから削除する。
【0091】
S144.UDMノード26は、成功裏のNudm_UECM_IPSMGWDeregistration応答で、IP-SM-GW12の登録解除の確認を返す。
【0092】
S146-S148.UDMノード26は、MAP又はダイアメタを介してSMS-GMSCからルーティング情報についての要求を受信した場合、UE22について登録されているIP-SM-GW12のアドレスが存在するかを判定する。5GS-UDRが使用される場合、UDMノード26は、もしあれば、登録済みのSMSF及び/又はIP-SM-GW12を読取るように5GS-UDRへ問合せを行う。IP-SM-GW12のアドレスが存在しない場合、UDMノード26は、3GPP TS23.502のセクション4.13.3及び3GPP TS23.040において定義されているMT SMS手続に従ってよい。
【0093】
[実施形態2:UDMによるIP-SM-GWアドレスの取得]
追加的に又は代替的に、いくつかの実施形態において、UDMノード26は、MAP又はダイアメタを介してSMS-GMSCからルーティング情報についての要求を受信した場合、HSSノード28(IMS)において、IP-SM-GW12のアドレスが存在するかを判定し得る。
【0094】
図11は、SMSルーティング情報要求の受信に応じたUDMノード26によるHSSノード28(IMS)からのIP-SW-GW12のアドレスの取得についての例示的な呼フロー図を示しており、以下の呼フロー図のステップ群に示す通りである:
【0095】
S150.IP-SM-GW12は、3GPP TS23.204において定義されているように、Shインタフェースを介して、HSSノード28(IMS)内にそのアドレスを登録する。EPS-UDRネットワークノード36が使用される場合、HSSノード28(IMS)は、IP-SM-GW12のアドレスをEPS-UDRネットワークノード36内に記憶させる。
【0096】
S152.任意の時点で、UDMノード26は、MAP又はダイアメタを介して、SMS-GMSC14からルーティング情報についての要求を受信し得る。
【0097】
S154.UDMノード26は、Nhss_ImsSDM_Getサービス動作を用いて(例えば、Nhss_lmsSDM_Get Request()をHSSノード28へ送信することで)、HSSノード28(IMS)においてIP-SM-GW12のアドレスが利用可能であるかを判定する。
【0098】
S156.HSSノード28(IMS)は、Nhss_ImsSDM_Get応答において、UDMノード26へユーザ向けに登録されているIP-SM-GW12のアドレスを提供する。
【0099】
S158~S164.UDMノード26が存在し且つ2G/3G/4GアクセスにサービスするHLR/HSSが配備されない5GC単独配備を考慮している、例えば3GPP TS23.204のセクション6.4に記述されているように、IP-SM-GW12のアドレスを含むSMSルーティング情報がSMS-GMSC14へ提供される。
【0100】
[実施形態3:5GS-UDRにおけるIP-SM-GWの登録及び登録解除]
追加的に及び/又は代替的に、IP-SM-GW12のアドレスのUDMノード26における登録及び登録解除は、HSSノード28(IMS)から5GS-UDR(例えば、ネットワークノード36b)への直接的なインタラクションによって行われてもよい。
【0101】
図12は、5GS-UDR(例えば、ネットワークノード36b)におけるIP-SM-GW12のアドレスの登録(又は登録解除)及びそれに続くSMSルーティング情報の取得についての例示的な呼フロー図を示しており、以下の呼フロー図のステップ群に示す通りである:
【0102】
S166.IP-SM-GW12は、3GPP TS23.204において定義されているように、Shを介して、HSSノード28(IMS)内にそのアドレスを登録する。
【0103】
S168.EPS-UDR(例えば、ネットワークノード36a)が使用される場合、HSSノード28(IMS)は、IP-SM-GW12のアドレスをEPS-UDR(例えば、ネットワークノード36a)内に記憶させ(例えば、登録のためのUD Write)、又は(例えば、登録解除のために)それを削除する。
【0104】
S170.また、HSSノード28(IMS)は、Nudr_DM_Updateサービス動作を用いて、IP-SM-GW12のアドレスを5GS-UDR(例えば、ネットワークノード36b)内に記憶させ(例えば、登録のためのNudr_DM_Update())、又は(例えば、登録解除のために)それを削除する。
【0105】
S172.UDMノード26は、MAP又はダイアメタを介して、SMS-GMSC14からルーティング情報についての要求を受信する。
【0106】
S174.UDMノード26は、Nudr_DM_Queryサービス動作を用いて、5GS-UDR(例えば、ネットワークノード36b)内でIP-SM-GW12のアドレスが利用可能であるかを判定する。
【0107】
S176~S182.UDMノード26が存在し且つ2G/3G/4GアクセスにサービスするHLR/HSSが配備されない5GC単独配備を考慮している、3GPP TS23.204のセクション6.4に記述されているように、IP-SM-GW12のアドレスを含むSMSルーティング情報がSMS-GMSCへ提供される。
【0108】
いくつかの実施形態は、次のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0109】
実施形態A1:データ管理(UDM)ノードにおいて実装される方法であって、前記方法は、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信すること、
を含む、方法。
【0110】
実施形態A2:実施形態A1の方法であって、前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信することは、
統一データ管理(UDM)ノードに前記IP-SM-GWを登録するための登録要求を受信することを含み、前記登録要求は、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、
方法。
【0111】
実施形態A3:実施形態A2の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
応答メッセージにおいて、前記IP-SM-GWの前記登録及び前記登録解除のうちの一方の確認を返すことと、
のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0112】
実施形態A4:実施形態A2及びA3のいずれか1つの方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWの前記登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、前記アドレスを記憶すること、
前記IP-SM-GWの前記登録解除の一部として、前記UDRノード内の前記アドレスを削除すること、
前記IP-SM-GWに関連付けられる前記ユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定すること、及び/又は、
前記アドレスを用いて前記IP-SM-GWと通信して、前記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供すること、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【0113】
実施形態A5:実施形態A1の方法であって、前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信することは、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて前記アドレスが利用可能であるかを、前記HSSノードへ要求を送信することにより判定することと、
前記要求の結果として、前記HSSノードから、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む応答を受信することと、
を含む、方法。
【0114】
実施形態A6:実施形態A1の方法であって、前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信することは、
前記IP-SM-GWの前記アドレスについて統一データリポジトリ(UDR)に問合せを行うことと、
前記問合せに応じて、前記UDRノードから前記アドレスを受信することと、
を含む、方法。
【0115】
実施形態B1:ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて実装される方法であって、前記方法は、
統一データリポジトリ(UDR)ノード及び統一データ管理(UDM)ノードのうちの一方へ、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを送信すること、
を含む、方法。
【0116】
実施形態B2:実施形態B1の方法であって、前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記UDMノードへ送信することは、
前記IP-SM-GWを登録するための登録要求を送信することを含み、前記登録要求は、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、
方法。
【0117】
実施形態B3:実施形態B2の方法であって、さらに、
前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
応答メッセージにおいて、前記IP-SM-GWの前記登録及び前記登録解除のうちの一方の確認を受信することと、
のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0118】
実施形態B4:実施形態B1の方法であって、前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記UDMノードへ送信することは、前記HSSノードに応じて、
前記UDMノードから前記アドレスについての要求を受信することと、
前記要求に応じて、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む応答を前記UDMノードへ送信することと、
である、方法。
【0119】
実施形態B5:実施形態B1の方法であって、前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信することは、
前記UDRノードへ前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信すること、
を含む、方法。
【0120】
実施形態C1:ネットワークノードにおいて実装される方法であって、前記方法は、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信することと、
前記IP-SM-GWの前記アドレスについての統一データ管理(UDM)ノードからの問合せの受信の結果として、前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記UDMノードへ送信することと、
を含む、方法。
【0121】
実施形態C2:実施形態C1の方法であって、前記ネットワークノードは、統一データリポジトリ(UDR)ノードである、方法。
【0122】
実施形態D1:データ管理(UDM)ノードであって、前記UDMノードは処理回路を備え、前記処理回路は、前記UDMノードに、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信すること、を行わせる、
ように構成される、UDMノード。
【0123】
実施形態D2:実施形態D1のUDMノードであって、前記処理回路は、
前記IP-SM-GWを統一データ管理(UDM)ノードにおいて登録するための登録要求であって、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む当該登録要求を前記UDMに受信させるように構成されることにより、
前記UDMノードに前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信させる、
ようにさらに構成される、UDMノード。
【0124】
実施形態D3:実施形態D2のUDMノードであって、前記処理回路は、前記UDMノードに、
前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を受信することであって、前記登録解除要求は前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、ことと、
応答メッセージにおいて、前記IP-SM-GWの前記登録及び前記登録解除のうちの一方の確認を返すことと、
のうちの少なくとも1つを行わせるようにさらに構成される、UDMノード。
【0125】
実施形態D4:実施形態D2及びD3のうちのいずれか1つのUDMノードであって、前記処理回路は、前記UDMノードに、
前記IP-SM-GWの前記登録の一部として、統一データリポジトリ(UDR)ノード内に、前記アドレスを記憶すること;
前記IP-SM-GWの前記登録解除の一部として、前記UDRノード内の前記アドレスを削除すること;
前記IP-SM-GWに関連付けられる前記ユーザについてメッセージ待機データが記憶されているかを判定すること;及び/又は、
前記アドレスを用いて前記IP-SM-GWと通信して、前記ユーザに関連付けられるユーザ機器(UE)へモバイル終端型ショートメッセージサービス(MT SMS)を提供すること、
のうちの1つ以上を行わせるようにさらに構成される、UDMノード。
【0126】
実施形態D5:実施形態D1のUDMノードであって、前記処理回路は、前記UDMノードに、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードにおいて前記アドレスが利用可能であるかを、前記HSSノードへ要求を送信することにより判定することと、
前記要求の結果として、前記HSSノードから、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む応答を受信することと、
を行わせるように構成されることにより、前記UDMノードに前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信させる、
ようにさらに構成される、UDMノード。
【0127】
実施形態D6:実施形態D1のUDMノードであって、前記処理回路は、前記UDMノードに、
前記IP-SM-GWの前記アドレスについて統一データリポジトリ(UDR)に問合せを行うことと、
前記問合せに応じて、前記UDRノードから前記アドレスを受信することと、
を行わせるように構成されることにより、前記UDMノードに前記HSSノードから前記IP-SM-GWの前記アドレスを受信させる、
ようにさらに構成される、UDMノード。
【0128】
実施形態E1:ホーム加入者サーバ(HSS)ノードであって、前記HSSノードは処理回路を備え、前記処理回路は、前記HSSノードに、
統一データリポジトリ(UDR)ノード及び統一データ管理(UDM)ノードのうちの一方へ、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを送信すること、を行わせる、
ように構成される、HSSノード。
【0129】
実施形態E2:実施形態E1のHSSノードであって、前記処理回路は、前記HSSノードに、
前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、前記IP-SM-GWを登録するための登録要求を送信させるように構成されることにより、
前記UDMノードに前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信させる、
ように構成される、HSSノード。
【0130】
実施形態E3:実施形態E2のHSSノードであって、前記処理回路は、前記HSSノードに、
前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む、前記IP-SM-GWを登録解除するための登録解除要求を送信することと、
応答メッセージにおいて、前記IP-SM-GWの前記登録及び前記登録解除のうちの一方の確認を受信することと、
のうちの少なくとも1つを行わせるようにさらに構成される、HSSノード。
【0131】
実施形態E4:実施形態E1のHSSノードであって、前記処理回路は、前記HSSノードに、
前記UDMノードから前記アドレスについての要求を受信することと、
前記要求に応じて、前記ユーザに関連付けられる前記IP-SM-GWの前記アドレスを含む応答を前記UDMノードへ送信することと、
を行わせるように構成されることにより、前記UDMノードに前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信することを行わせる、
ように構成される、HSSノード。
【0132】
実施形態E5:実施形態E1のHSSノードであって、前記処理回路は、前記HSSノードに、
前記UDRノードへ前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信させるように構成されることにより、
前記IP-SM-GWの前記アドレスを送信する、
ように構成される、HSSノード。
【0133】
実施形態F1:ネットワークノードであって、前記ネットワークノードは処理回路を備え、前記処理回路は、前記ネットワークノードに、
ホーム加入者サーバ(HSS)ノードから、ショートメッセージサービス(SMS)のためにユーザにサービスするインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP-SM-GW)のアドレスを受信することと、
前記IP-SM-GWの前記アドレスについての統一データ管理(UDM)ノードからの問合せの受信の結果として、前記IP-SM-GWの前記アドレスを前記UDMノードへ送信することと、を行わせる、
ように構成される、ネットワークノード。
【0134】
実施形態F2:実施形態F1のネットワークノードであって、前記ネットワークノードは、統一データリポジトリ(UDR)ノードである、ネットワークノード。
【0135】
理解されるべきこととして、ここで議論した例示的な実施形態は、いずれかのタイプのメッセージ又はいずれかのネットワークノードの配置若しくはコンテキストを使用しているかもしれないが、ここで開示した技法は、本開示において提供される技法に従ってSMSのデリバリをサポートするために、他のタイプのメッセージ又は他のタイプのネットワークアーキテクチャ配置若しくは他のコンテキストと共に使用されてもよい。
【0136】
本開示のいくつかの実施形態は、例えば2G/3G/4Gアクセスがサポートされず及び/又はIP上でのSMSのサポートが提供されることになる配備シナリオにおいてIP-SM-GWアドレスをUDMにとって利用可能にすることを可能にする1つ以上の新たな手続を提供する。
【0137】
当業者により理解されるであろうように、ここで説明した概念は、方法、データ処理システム及び/又はコンピュータプログラムプロダクトとして具現化されてよい。したがって、ここで説明した概念は、全体としてハードウェアでの実施形態、全体としてソフトウェアでの実施形態、又は、ソフトウェア及びハードウェアの側面を組み合わせた実施形態の形式をとってよく、それら全てが概して"回路"又は"モジュール"としてここで言及されている。さらに、本開示は、コンピュータにより実行可能なコンピュータプログラムを媒体において具現化した有形のコンピュータ使用可能な当該記憶媒体上のコンピュータプログラムプロダクトの形式をとってもよい。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶デバイス、光学記憶デバイス、又は磁気記憶デバイスを含めて、任意の適した有形のコンピュータ読取可能な媒体が利用されてよい。
【0138】
いくつかの実施形態は、フローチャートの例示、並びに/又は方法、システム及びコンピュータプログラムプロダクトのブロック図を参照しながらここで説明されている。理解されるであろうこととして、フローチャートの例示及び/又はブロック図の各ブロック、並びに、フローチャートの例示及び/又はブロック図におけるブロックの組み合わせを、コンピュータプログラム命令群により実装することができる。それらコンピュータプログラム命令群は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサへ提供されてマシンを生み出し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して稼働する上記命令群が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装するための手段を生成する。
【0139】
それらコンピュータプログラム命令群は、コンピュータ読取可能なメモリ又は記憶媒体内に記憶されてもよく、コンピュータ読取可能なメモリ内に記憶される命令群がフローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装する命令手段を含む製造の品目を生み出すように、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に特定のやり方で機能するように指示することができる。
【0140】
また、コンピュータプログラム命令群は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で一連の動作ステップを実行させるように、当該コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置へロードされて、コンピュータ実装された処理を生み出してもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で稼働するそれら命令群は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装するためのステップを提供する。
【0141】
理解されるべきこととして、ブロック内に記述した機能/動作は、動作例において記述した順序から外れて生じてもよい。例えば、連続的に示した2つのブロックが実際には実質的に並行的に実行さてもよく、又は、それらブロックは関係する機能性/動作に依存して逆の順序で実行されることがあってもよい。図のうちのいくつかは通信の主要な方向を示すための通信経路上の矢印を含むものの、理解されるべきこととして、描かれた矢印に対して反対方向に通信が生じてもよい。
【0142】
ここで説明した概念の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)又はC++といったオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてもよい。しかしながら、本開示の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードは、"C"プログラミング言語といった旧来の手続型のプログラミング言語で書かれてもよい。そのプログラムコードは、全体としてユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で及び部分的にリモートコンピュータ上で、又は、全体としてリモートコンピュータ上で稼働してよい。後者のシナリオにおいて、リモートコンピュータは、LAN(local area network)若しくはWAN(wide area network)を通じてユーザのコンピュータへ接続されてもよく、又は、その接続は、(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて)外部コンピュータへなされてもよい。
【0143】
多くの異なる実施形態が、上の説明及び図面に関連してここで開示されている。理解されるであろうこととして、それら実施形態のあらゆる組み合わせ及び副次的な組み合わせをそのまま記述し及び説明することは、過度に冗長的で分かりにくいはずである。したがって、全ての実施形態は、いかなる手法で及び/又は組み合わせで組み合わされてもよく、本明細書は、図面を含めて、ここで説明した実施形態の全ての組み合わせ及び副次的な組み合わせについて並びにそれらを活用するやり方及び処理について完全に記述した説明を構成するものと解釈されるものとし、そうしたいかなる組み合わせ又は副次的な組み合わせに関する請求項をもサポートするものとする。
【0144】
当業者により認識されるであろうこととして、ここで説明した実施形態は、これまでに具体的に示し説明したものには限定されない。加えて、上で別段の言及がなされていない限り、添付図面の全ては等尺ではないことに留意すべきである。上の教示を踏まえて、次の特許請求の範囲のスコープから逸脱することなく、多様な修正及び変形が可能である。
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