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特許7535346電子レシート情報管理方法、電子レシート情報管理プログラム及び電子レシート情報管理システム
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  • 特許-電子レシート情報管理方法、電子レシート情報管理プログラム及び電子レシート情報管理システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-07
(45)【発行日】2024-08-16
(54)【発明の名称】電子レシート情報管理方法、電子レシート情報管理プログラム及び電子レシート情報管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/20 20120101AFI20240808BHJP
【FI】
G06Q20/20 370
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023182176
(22)【出願日】2023-10-24
【審査請求日】2023-12-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522498453
【氏名又は名称】株式会社レシートローラー
(74)【代理人】
【識別番号】230116539
【弁護士】
【氏名又は名称】恩田 俊明
(72)【発明者】
【氏名】下田 昌平
(72)【発明者】
【氏名】元木 靖史
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-216042(JP,A)
【文献】特開2006-243822(JP,A)
【文献】特開2019-125270(JP,A)
【文献】特開2019-053704(JP,A)
【文献】特開2019-020763(JP,A)
【文献】特開平07-006270(JP,A)
【文献】特開2022-146046(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに事業者の管理する端末である事業者端末からオフラインにて取得する取引情報取得ステップと、
前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換する文字情報変換ステップと、
前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成するコード化処理ステップと、
消費者の管理する端末である消費者端末からの要求に応じて前記コードを表示出力するコード表示ステップと、
前記表示されたコードの前記消費者端末での読取の結果得られたHTTPリクエストデータと関連付けられた文字情報に基づいて電子レシート情報を生成する電子レシート情報生成ステップと、
をコンピュータにて実行する電子レシート情報管理方法。
【請求項2】
コード化処理ステップにて生成されるHTTPリクエストデータは、GETメソッドをリクエストメソッドとすることを特徴とする請求項1に記載の電子レシート情報管理方法。
【請求項3】
前記コード化処理ステップに先立ち前記印刷出力要求と紐づけられた取引情報の紙媒体への印刷要求をさらに受け付ける紙印刷ステップをさらにコンピュータにて実行するとともに
コード表示ステップは、前記紙印刷ステップを実行する場合には前記コードを表示出力しないよう制御する表示制御サブステップをさらに備える請求項1に記載の電子レシート情報管理方法。
【請求項4】
文字情報変換ステップは、
前記取得した取引情報に含まれる画像データを解析する画像解析サブステップと、
前記解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換する解析依存サブステップと、
をさらに備える請求項1に記載の電子レシート情報管理方法。
【請求項5】
商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに事業者の管理する端末である事業者端末からオフラインにて取得する取引情報取得部と、
前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換する文字情報変換部と、
前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成するコード化処理部と、
消費者の管理する端末である消費者端末からの要求に応じて前記コードを表示出力するコード表示部と、
前記表示されたコードの前記消費者端末での読取の結果得られたHTTPリクエストデータと関連付けられた文字情報に基づいて電子レシート情報を生成する電子レシート情報生成部と、
を備える電子レシート情報管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙を使用しない電子レシートの普及を促進するような管理利便性の向上に資する方法などに関する。
【背景技術】
【0002】
商取引を行う際に商品販売/役務提供事業者が発行するレシートその他の領収証は、税務・会計実務においてその保存が義務付けられているほか、家計の支出に関する証憑としても広く消費者一般に使用されるなど、社会において必要不可欠な存在である。ただそのいっぽうで、発行枚数の多さゆえ、これをすべて紙にて出力し続ければ、紙資源の無駄遣いにとどまらず、CO2排出量抑止や空間の有効活用などの観点からも問題が大きい。
【0003】
そのため従前より、レシートを電子出力することで上記課題を解決しようという試みがなされ、様々な技術が開示されてきた。具体的には、特許文献1記載のように、店舗端末から取引情報の出力先である決済支援装置に、店舗端末から発行された二次元コードを読み取ることでアクセスし、電子レシートとしてユーザ端末に出力させるような電子レシート発行方法に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-084162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの従来技術は、POSレジなどの店舗端末が通信部を有しており、消費者の端末を用いて接続可能な決済支援装置に対し、インターネット等のネットワークを介して取引情報を送信することを必須の構成としている。しかし市井に広く出回っている店舗端末のなかには、外部とのオンラインネットワークに接続されていない、あるいは接続手段を備えていないものも少なくなく、それらの端末を用いては消費者の取引に関する電子レシートを発行することが困難だった。また、店舗端末での取引情報生成時点で、当該情報と消費者とを紐づけておく構成が必要であり、取引情報を事後的に消費者と紐づける処理が想定されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上のような課題を解決すべく、本発明は、商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得する取引情報取得ステップと、前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換する文字情報変換ステップと、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成するコード化処理ステップと、要求に応じて前記コードを表示出力するコード表示ステップと、前記表示されたコードの読取結果の受付状況に応じて、電子レシート情報を生成する電子レシート情報生成ステップと、をコンピュータに実行させる電子レシート情報管理方法などを提案する。なお、ここでいうコード化処理ステップにて生成されHTTPリクエストデータは、GETメソッドをリクエストメソッドとすることなどが特徴となりうる。
【0007】
また、上記発明に関連して、取引情報の紙媒体への印刷要求を受け付ける紙印刷ステップをさらにコンピュータに実行させることができ、コード表示ステップが、前記紙印刷ステップを実行する場合には前記コードを表示出力しないよう制御する表示制御サブステップをさらに備える電子レシート情報管理方法なども提案する。
【0008】
また、上記発明に関連して、文字情報変換ステップが、前記取得した取引情報に含まれる画像データを解析する画像解析サブステップと、前記解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換する解析依存サブステップと、をさらに備える電子レシート情報管理方法なども提案する。
【0009】
さらに、上記各方法に関連したプログラムやシステムなどに関する発明も提案する。
【発明の効果】
【0010】
主に以上のような構成をとる本発明によって、ネットワークに接続されていない店舗端末を用いて得られた取引情報であっても、消費者に対して取引時点以降であっても、適宜電子レシートとして提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明のシステムの概略図
図2】実施形態1のシステムの機能ブロックの一例を示す図
図3】実施形態1のシステムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図
図4】実施形態1のシステムにおける処理の流れの一例を示す図
図5】実施形態2のシステムの機能ブロックの一例を示す図
図6A】実施形態2のシステムにおける処理の流れの一部の一例を示す図
図6B】実施形態2のシステムにおける処理の流れの一部の別の一例を示す図
図7】実施形態3のシステムの機能ブロックの一例を示す図
図8】実施形態3のシステムにおける処理の流れの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
まず図1を示す。図1は本発明の概要を示す図である。同図に示されているように、本発明は、POSレジ等の事業者端末0113とインターネットを介さずに接続されるデバイス0114、一又は複数のサーバコンピュータ01010102により構成され、上記事業者端末や消費者が管理する端末である消費者端末0112、各種データを紙出力するためのプリンタ(図示せず)などと適宜のオンライン/オフラインでの情報の送受信を通じて実現されうる。
【0013】
なお、さきに述べたとおり、本発明はデバイス0114などと一又は複数のサーバコンピュータ01010102により実現されうる。ここでいうデバイスは、POSレジとUSBやケーブル等の有線通信を介して接続される構成であったり、Bluetoothなどの近距離無線通信を利用して接続される構成であったりすることが考えられる。
【0014】
なお、デバイス0114は本発明において実現されるべき各種の処理が実現可能な機能を備えていればよく、端的にはRaspberry Pi(登録商標)などのシングルボードコンピュータを用いることが十分可能である。当該構成をとれば、デバイスの小型化・軽量化が実現でき、ネットワーク環境の整っていないような事業者においても、簡易に導入することが可能である。
【0015】
ちなみに、本発明を実現する各種コンピュータと接続される各種端末については、その種別を特に限定することはない。POSレジのほかにも例えば、パソコン0111やスマートフォン0112、タブレット(図示せず)などが考えられる。なお、消費者端末においてはネットワークに接続可能な構成であることが求められ、かつ、後記コードの読取機能を備えていることが求められる。具体的には、カメラを通じた読取処理であったり、画像データとして取得したコードを解析読取処理であったりが実現可能な端末であることが必要である。
【0016】
以下、本発明の各実施形態について図面とともに説明する。まず実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。まず、実施形態1は主に請求項1、2、5、6などに対応する。実施形態2は主に請求項3などに対応する。実施形態3は主に請求項4などに対応する。ただし、各実施形態にて説明する技術的特徴は、他の実施形態にて説明する技術的特徴と組み合わせて用いられることも可能である。
【0017】
なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、技術常識に従って特許請求の範囲の各請求項に記載の技術的思想を有し、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
【0018】
<<実施形態1>>
<概要>
図2は、本実施形態の電子レシート情報管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「電子レシート情報管理システム」0200は、「取引情報取得部」0201と、「文字情報変換部」0202と、「コード化処理部」0203と、「コード表示部」0204と、「電子レシート情報生成部」0205と、を有する。
【0019】
なお、以下で詳しく説明する電子レシート情報管理システムは、その機能の一又は複数の機能を複数の装置にて実現するようにも構成され得るものであって、その機能ブロックは、いずれもハードウェア又はソフトウェアとして実現され得る。コンピュータを用いるものを例にすれば、CPUやメインメモリ、GPU、TPU、画像メモリ、バス、二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、キーボードやマイク、タッチパネル、タッチパネルをタッチするための電子ペン、各種端末などの各種入力デバイス、スピーカ、ディスプレイその他各種出力デバイス、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインタフェース、通信用インタフェース、それらのハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他のアプリケーションプログラムなどが挙げられる。
【0020】
そしてメインメモリ上に展開したプログラムに従った演算処理によって、入力デバイスやその他インタフェースなどから入力されメモリやハードウェア上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、前記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が作成されたりする。ここで、上記プログラムは、モジュール化された複数のプログラムとして実現されてもよいし、2以上のプログラムをクラウドコンピューティングその他の方法により組み合わせて一のプログラムとして実現されても良い。
【0021】
<機能的構成>
「取引情報取得部」0201は、商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得するように構成されている。ここでの商取引とは、商品の売買や飲食物の提供、その他各種のサービス提供をはじめとした対価を伴う取引全般を含みうる。そして取引情報は、それらの種々の取引に関する情報を広く包含し得る。なお、種々の事項を含む取引情報であるが、後述するように、本発明は法令の要請に準拠した情報の記録に資するものであるべきことから、少なくとも法令上取得義務のある情報はここで取得対象たる取引情報に含まれる。例えば、取引年月日や取引対象となる商品又は役務、取引金額(税抜、税別)、取引先事業者名などが含まれうる。
【0022】
取引情報取得の具体的な態様については種々の方法が考えられ、上述したPOSレジ等の端末と、例えばRaspberry Pi(登録商標)などのシングルボードコンピュータ等の端末と有線ケーブルで接続したり、BluetoothやNFC等の近距離無線通信を用いて接続したりすることなどが考えられる。必ずしもインターネット等の通信技術を用いる必要はなく、インターネット通信環境になりPOSレジ等からでも、有意に取引情報を取得することが可能となる。
【0023】
なお、取引情報を構成する種々の情報は、それぞれ当該情報の取得元から個別に取得することを妨げない。例えば、取引年月日については計時アプリケーションを用いたり、取引対象となる商品又は役務や取引金額については、それらの情報と紐づけられた各種コード情報を読み取ることで取得したりすることなどが考えられる。
【0024】
取引情報取得部においては、上記取引情報を印刷出力要求とともに取得することを技術的特徴の一つとして備えている。すなわち、上述したシングルボードコンピュータ等の端末において印刷出力を要求する情報とともに取引情報を取得するような構成が考え得る。印刷出力要求はあくまで取引情報の印刷出力を要求する情報にとどまり、印刷情報取得部において、直接または間接を問わず、実際に当該印刷出力要求に応じた印刷出力を行うことまでは求められない(もちろん、プリンタ等の機器を通じて印刷出力することを妨げる趣旨ではない)。印刷出力要求という性質の情報を取得することにより、文字情報変換部以下における処理のトリガとすることが可能となる。
【0025】
「文字情報変換部」0202は、前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換するように構成されている。ここでは取得した取引情報のすべてを文字情報に変換するとは限らず、あらかじめ設定された所定単位の範囲でのみ変換処理を行う。ここでいう所定単位とは適宜設定可能であり、文字数に関する設定であってもよいし、所定内容の性質を有する文字情報に関する設定であってもよく、その他任意に設定されて構わない。変換されるべき取引情報の一例としては、電子帳簿保存法や各種税法その他の法令にて保存が義務づけられている取引日付や取引金額、取引先に関する情報などが挙げられ、それ以外の例えば取引先の営業時間や電話番号、取引情報に内包される広告などの情報は文字情報変換の対象に含めなくともよい。当該構成を採用することにより、取引情報として管理すべき情報を整理することができ、好適な管理に資することが可能となる。
【0026】
なお、ここで行われる文字情報への変換処理は、上記印刷出力要求に対応して行われることが考えられる。すなわち、当該出力要求を取得すると、CUPSその他の印刷システムを起動させ、取引情報を文字情報に変換することにより印刷出力する。ここでいう印刷出力については、仮想プリンタを用いたpdfデータの生成処理も含まれ、この場合文字情報への変換処理とは、すなわち取引情報が表示されたpdfデータの生成処理のことを指すこととなる。
【0027】
また、ここまでの説明は主に取引情報の内容をそのまま文字情報に変換する処理について述べたものだったが、これとは別に、取引情報の内容を間接的に表現するような文字情報に変換することもあってよい。例えば、あらかじめ設定されている復号法に則って所定内容の取引情報を表すことが可能な暗号としての文字情報に変換するような構成や、取引情報を示すURLとして文字情報に変換するような構成などが考えられる。
【0028】
ちなみに、ここでの変換結果となる文字情報については、一定範囲内の文字数にて出力されることが望ましく、より具体的には2000文字を超えない程度に構成されて出力されることが望ましい。具体的には、所定の解析処理を通じて取引情報のうち電子レシートとして表示対象とすべき内容を2000文字を超えない程度に加工するような処理を行うことが考えられる。当該構成により取引情報を文字情報へと変換することで、後記コード化処理部における処理を円滑に行うことが可能となる。
【0029】
「コード化処理部」0203は、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成するように構成されている。具体的には、上記文字情報変換部にて変換された文字情報を、HTTPリクエストデータを含む二次元コードやバーコードその他のコードに変換する。本発明を通じて取引情報は最終的に電子レシートとして所定のサーバにて保管されることが予定されており、コード化処理部にてコードを用いて生成されるHTTPリクエストデータは、文字情報を用いて前記保管先となる所定のサーバをリクエスト先として生成されることとなる。
【0030】
なお、コード化処理部にて生成されるHTTPリクエストデータは、特にGETメソッドをリクエストメソッドとすることが考えられる。コード化処理部にて生成されるコードが二次元コードの場合、当該コードを用いて処理可能な情報量に一定の制約があるため、POSTメソッドを適用することが技術的に困難な場合がある。GETメソッドをリクエストメソッドとすることにより、スマートフォン等で広く読取可能な二次元コードを用いたデータ処理を行うことができ、個人利用をはじめとする一般的な商取引において本発明を汎用的に利用することが容易になる。
【0031】
ちなみにここで、コード化処理部にて生成されるHTTPリクエストデータは、上記文字情報にならい2000文字を超えないように生成されることが望ましい。現在汎用的にも散られているウェブブラウザは、それぞれURLとして表記可能な文字数に上限があり、具体的には、約2000から4000、10000といった表示文字数の上限が設けられている。本発明をいずれのウェブブラウザでも利用可能とする観点からは、約2000文字をHTTPリクエストデータの上限文字数としておけばよく、当該構成を採用することにより、ユーザのウェブ利用環境を問わず、等しく本発明の効果を享受させることが可能となる。
【0032】
「コード表示部」0204は、要求に応じて前記コードを表示出力するように構成されている。ここでの要求は所定のタイミングでなされればよく、具体的には、POSレジ等の端末の操作者と同様に、取引の一方当事者により表示要求を行うことが考えられる。ここでの要求によりバーコードや二次元コードを表示出力することで、上記取引当事者が自らのスマートフォン等の端末を操作して当該コードを読み取り、電子レシートのデータ保管先となるサーバとの間で情報の送受信を行うことが可能となる。
【0033】
「電子レシート情報生成部」0205は、前記表示されたコードの読取結果の受付状況に応じて、電子レシート情報を生成するように構成されている。上記のとおり、POSレジ等の端末はネットワークに接続されている必要はなく、文字情報やコードの生成を行うことが求められる一方、前記コードを読み取る端末については、オンラインでネットワークと接続されていることを要する。上述のとおり、コード表示部にて表示されるコードはHTTPリクエストデータを含んで生成されており、当該データに基づき、オンラインにて所定のサーバにアクセスすることが求められるためである。
【0034】
上記コードがスマートフォン等の端末により読み取られると、当該読取処理に応じたHTTPリクエストデータに基づいて、電子レシート情報が生成される。具体的には、コード化処理部での処理の際にHTTPリクエストデータとされた文字情報に基づいて記録可能な取引時期や取引金額、取引相手その他取引内容に関する情報を相互に関連付けて一の電子レシート情報として生成する。
【0035】
なおこのとき、電子レシート情報は、前記コードを読み取った端末ないし当該端末を管理するユーザと関連付けて記録されることが望ましい。本発明は、取引が行われた際に取引当事者により利用されることが想定されていることから、前記コードの読取処理についても、当該処理の管理主体が、前記コードに紐づく取引ないし電子レシート情報の管理主体としてよいからである。当該構成を採用することにより、取引当事者は、取引の際に、自らの管理する端末でコードを読み取るだけで、当該取引に関する情報を電子レシートとして記録管理することができ、自らは特段の入力操作等を要しないため、電子レシート情報の取得漏れや情報の不完全取得といったミスを回避することが可能となる。
【0036】
また、電子レシート情報生成部にて生成された電子レシート情報は、当該情報に関連する付加的情報をタグとして付加して記録可能に構成されてもよい。具体的には、既に取引情報として説明した取引時期や取引相手、取引金額のほか、取引相手のインボイス登録番号や屋号、担当者氏名、取引費目、取引目的などの情報をタグとして付加することが考えられる。これらのタグを用いることで、のちに複数の電子レシート情報のなかから、目的に応じた情報を検索することが可能となり、電子レシート情報管理の利便性向上に資する。
【0037】
<具体的な構成>
ここで図3を示す。同図は本実施形態の電子レシート情報管理システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。各装置はいずれも、それぞれ各種演算処理を実行するための「CPU」0301と、「記憶装置(記憶媒体)」0302と、「メインメモリ」0303と、「入出力インタフェース」0304、「ネットワークインタフェース」0305と、を備え、入出力インタフェースを介して、例えば「キーボード」0306などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。
【0038】
また、本実施形態の電子レシート情報管理システムは、ネットワークインタフェースを介して「POS端末」0307や「消費者端末」0308、あるいは「プリンタ」0309などの外部装置と情報の送受信を行いうる。このネットワークインタフェースの具体的な態様は有線、無線を問わず、また通信の方法も、両端末間で直接、間接的になされるかを問わない。よって特定の外部装置ないし同装置の利用者と紐づけられた第三者の管理するサーバとの間で情報の送受信を行ういわゆるクラウドコンピューティングの形式を採用することも可能である。
【0039】
記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0399などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う(以上の構成の基本的な構成は、以下で説明する他の装置のいずれについても同様である。
【0040】
(取引情報取得部の具体的な構成)
取引情報取得部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「取引情報取得プログラム」0310をメインメモリに読み出して実行し、商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得するとともに、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0041】
(文字情報変換部の具体的な構成)
文字情報変換部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「文字情報変換プログラム」0320をメインメモリに読み出して実行し、前記取得した取引情報の内容を読み出すとともに、所定単位の文字情報に変換し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0042】
(コード化処理部の具体的な構成)
コード化処理部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「コード化処理プログラム」0330をメインメモリに読み出して実行し、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0043】
(コード表示部の具体的な構成)
コード表示部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「コード表示プログラム」0340をメインメモリに読み出して実行し、タッチパネルやキーボード等を通じた要求を受け付けると、当該要求に応じて前記コードを表示出力する。
【0044】
(電子レシート情報生成部の具体的な構成)
電子レシート情報生成部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「電子レシート情報生成プログラム」0350をメインメモリに読み出して実行し、前記表示されたコードの読取結果の受付状況に応じて、電子レシート情報を生成するとともに、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0045】
<処理の流れ>
図4は、本実施形態の電子レシート情報管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0401として商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得する(取引情報取得ステップ)と、ステップS0402にて、前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換し(文字情報変換ステップ)、ステップS0403として、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成する(コード化処理ステップ)。
【0046】
次に、ステップS0404として、コードを表示すべきとの要求があったかどうかを判断し、要求ありとの判断結果である場合には、ステップS0405として、当該要求に応じて前記コードを表示出力する(コード表示ステップ)。
【0047】
その後、ステップS0406では、消費者端末から、前記表示されたコードの読取結果に関する情報の受付があったかどうかを判断し、受付ありとの判断結果の場合には、ステップS0407として、当該受付状況に応じて、電子レシート情報を生成する(電子レシート情報生成ステップ)。
【0048】
<効果>
以上の構成を採用する電子レシート情報管理システムを利用することにより、ネットワークに接続されていない店舗端末を用いて得られた取引情報であっても、消費者に対して適宜電子レシートとして提供することが可能となる。
【0049】
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態の電子レシート情報管理システムは、基本的には実施形態1に記載の電子レシート情報管理システムの技術的特徴と同様であるが、取引情報の紙媒体への印刷要求を受け付けることができ、当該紙媒体への印刷を実行する場合には前記コードを表示出力しないよう制御する点をさらなる特徴として備えている。
【0050】
<機能的構成>
図5は、本実施形態の電子レシート情報管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「電子レシート情報管理システム」0500は、「取引情報取得部」0501と、「文字情報変換部」0502と、「コード化処理部」0503と、「コード表示部」0504と、「電子レシート情報生成部」0505と、「紙印刷部」0506と、を有し、コード表示部は「表示制御手段」0514をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した電子レシート情報管理システムと共通するため、以下では相違点である「紙印刷部」0506と、「表示制御手段」0514の機能について説明する。
【0051】
「紙印刷部」0506は、取引情報の紙媒体への印刷要求を受け付けるように構成されている。紙媒体への印刷要求は、実施形態1で説明したコード化処理ステップを実行する前段階にて受け付けることが想定され、具体的な印刷態様としては、社会通念上レシートにて表示されると認められる各種の取引情報を印刷出力することとなる。
【0052】
なお、紙媒体への出力はPOSレジ等の端末において、特にネットワークに接続されていなくとも行うことができ、この場合紙印刷部においては、印刷要求を受け付けた場合、当該端末に対し紙印刷を承認する情報を出力するとともに、前記印刷要求の対象となる取引情報について、紙媒体での印刷出力がなされたことを示すフラグを付す処理を行う。当該構成を採用することにより、後記の処理における混乱を回避することができる。
【0053】
「表示制御手段」0514は、コード表示部において、前記紙印刷部での処理を実行する場合には前記コードを表示出力しないよう制御するように構成されている。紙印刷部での処理とは印刷要求を受け取ることにとどまらず、その後の紙印刷による出力が行われたことを示すための各処理が含まれる。それらの各処理は、例えば上記のような紙媒体での印刷出力がなされたことを示すフラグの有無を確認する処理により実行されうる。そして、同フラグが有ると確認した場合には、当該取引情報に関し生成されたコードについては、コード表示部において表示出力しないような制御を行う。
【0054】
具体的には、コードの表示要求を受け付けた場合に「この取引情報はレシート印刷済みです」「オンライン表示は受け付けられません」などのメッセージを表示させたり、実際コード表示出力のための処理をうけつけないような制御を行うようなことが考えられる。紙媒体での出力に加え電子レシート情報の生成処理までを行うことは、極めて煩雑かつ、経理処理上も混乱を生じさせかねないため、当該構成を採用することにより、経理管理の適正を担保するとともに、取引情報管理のための各当事者の負担を加重なものにしないよう調整することが可能となる。
【0055】
<具体的な構成>
本実施形態の電子レシート情報管理システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の電子レシート情報管理システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「紙印刷部」と、「表示制御手段」の具体的な処理について説明する。
【0056】
(紙印刷部の具体的な構成)
紙印刷部は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、CPUが記憶装置から「紙印刷プログラム」をメインメモリに読み出して実行し、取引情報の紙媒体への印刷要求を受け付けるとともに、要求に応じた出力先に対し、印刷要求を出力する。
【0057】
(表示制御手段の具体的な構成)
表示制御手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、コード表示プログラムの実行に際し、CPUが記憶装置から「表示制御サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記紙印刷プログラムを実行した場合には、前記コードの表示出力処理を実行しないよう制御する。
【0058】
<処理の流れ>
図6A及び6Bはともに、本実施形態の電子レシート情報管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは、以下のステップからなる。最初にステップS0601として商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得する(取引情報取得ステップ)と、ステップS0602にて、前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換し(文字情報変換ステップ)、ステップS0603として、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成する(コード化処理ステップ)。
【0059】
次に、ステップS0604として、取引情報の出力要求があるかどうかを判断し、要求蟻との判断結果である場合には、続くステップS0605において、要求される出力の態様が紙媒体への印刷要求か、コードの表示要求かを判断する。印刷要求である場合には、ステップS0606として当該要求を受け付けてプリンタ等の外部装置に対し、印刷要求を出力する(紙印刷ステップ)。なおこの場合には、ステップS0607として、以後コードを表示出力しないよう制御する(表示制御ステップ)。
【0060】
なお、ステップS0605での判断結果がコードの表示要求との内容であった場合には、ステップS0608として、当該要求に応じて前記コードを表示出力する(コード表示ステップ)。
【0061】
その後、ステップS0609では、消費者端末から、前記表示されたコードの読取結果に関する情報の受付があったかどうかを判断し、受付ありとの判断結果の場合には、ステップS0610として、当該受付状況に応じて、電子レシート情報を生成する(電子レシート情報生成ステップ)。
【0062】
<効果>
本実施形態の電子レシート情報管理システムを用いることにより、実施形態1の電子レシート情報管理システムを用いる場合に比べて、消費者の需要や、ネットワーク環境に柔軟に応じた取引情報の提供が可能となる。
【0063】
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態の電子レシート情報管理システムは、基本的には実施形態1に記載の電子レシート情報管理システムの技術的特徴と同様であるが、取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換する際に、前記取得した取引情報に含まれる画像データを解析し、前記解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換する点を更なる特徴として備えている。
【0064】
<機能的構成>
図7は、本実施形態の電子レシート情報管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「電子レシート情報管理システム」0700は、「取引情報取得部」0701と、「文字情報変換部」0702と、「コード化処理部」0703と、「コード表示部」0704と、「電子レシート情報生成部」0705と、を有し、文字情報変換部は「画像解析手段」0712と、「解析依存手段」0722をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した電子レシート情報管理システムと共通するため、以下では相違点である「画像解析手段」0712と、「解析依存手段」0722の機能について説明する。
【0065】
「画像解析手段」0712は、文字情報変換部において、前記取得した取引情報に含まれる画像データを解析するように構成されている。具体的には、画像データにより構成されている取引情報をOCR等の光学読取手段を用いることで当該画像データに含まれる取引情報の内容を解析する処理を行う。実施形態2で説明したとおり、取引情報はレシートとして紙印刷されることが想定されていたり、取引情報の最初の入力元であるPOSレジ等の端末の仕様に応じ生成される取引情報の構成が多様であったりするため、いったん取引情報を汎用性ある仮想印刷プロトコルを活用してpdfデータ等にしたうえで画像読取処理することで、生成時の環境に捉われない取引情報の取得が可能となる。
【0066】
「解析依存手段」0722は、文字情報変換部において、前記解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換するように構成されている。具体的には、上記画像解析手段による解析処理の結果、画像データのうち所定の文字と識別される情報を当該解析処理結果に応じて文字情報に変換することが考えられる。具体的な解析処理の態様としては、画像のうち所定位置に配置されている文字データを所定の取引内容を表す文字情報に変換したり、所定単位ごとにあらかじめ定められた位置関係に配置されている複数の文字データを相互に関連する所定の取引内容を表す文字情報に変換したりするといった具合である。当該構成を採用することにより、取得態様に依存しない取引情報の文字情報への変換処理が容易になり、以後の電子レシート管理を円滑に行うことができる。
【0067】
<具体的な構成>
本実施形態の電子レシート情報管理システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の電子レシート情報管理システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「画像解析手段」と、「解析依存手段」の具体的な処理について説明する。
【0068】
(画像解析手段の具体的な構成)
画像解析手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、文字情報変換プログラムの実行に際し、CPUが記憶装置から「画像解析サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記取引情報取得プログラムの実行により取得した取引情報に含まれる画像データを解析し、当該解析結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0069】
(解析依存手段の具体的な構成)
解析依存手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、文字情報変換プログラムの実行に際し、CPUが記憶装置から「解析依存サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記画像解析プログラムの実行により得られた解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0070】
<処理の流れ>
図8は、本実施形態の電子レシート情報管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは、以下のステップからなる。最初にステップS0801として商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得する(取引情報取得ステップ)と、ステップS0802にて、前記取得した取引情報に含まれる画像データを解析し(画像解析ステップ)、ステップS0803にて、前記解析結果に基づいて所定単位の文字情報に変換する(解析依存ステップ)。その後ステップS0804として、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成する(コード化処理ステップ)。
【0071】
次に、ステップS0805として、コードを表示すべきとの要求があったかどうかを判断し、要求ありとの判断結果である場合には、ステップS0806として、当該要求に応じて前記コードを表示出力する(コード表示ステップ)。
【0072】
その後、ステップS0807では、消費者端末から、前記表示されたコードの読取結果に関する情報の受付があったかどうかを判断し、受付ありとの判断結果の場合には、ステップS0808として、当該受付状況に応じて、電子レシート情報を生成する(電子レシート情報生成ステップ)。
【0073】
<効果>
本実施形態の電子レシート情報管理システムを用いることにより、実施形態1の電子レシート情報管理システムを用いる場合に比べて、取得態様に依存しない取引情報の文字情報への変換処理が容易になり、以後の電子レシート管理を円滑に行うことができる。
【符号の説明】
【0074】
0200・・・電子レシート情報管理システム、0201・・・取引情報取得部、0202・・・文字情報変換部、0203・・・コード化処理部、0204・・・コード表示部、0205・・・電子レシート情報生成部

【要約】
【課題】ネットワークに接続されていない店舗端末を用いて得られた取引情報であっても、消費者に対して取引時点以降であっても、適宜電子レシートとして提供することを可能とする。
【課題を解決するための手段】商取引に関する情報である取引情報を印刷出力要求とともに取得する取引情報取得ステップと、前記取得した取引情報の内容を所定単位の文字情報に変換する文字情報変換ステップと、前記文字情報に基づき所定のコードを用いたHTTPリクエストデータを生成するコード化処理ステップと、要求に応じて前記コードを表示出力するコード表示ステップと、前記表示されたコードの読取結果の受付状況に応じて、電子レシート情報を生成する電子レシート情報生成ステップと、をコンピュータに実行させる電子レシート情報管理方法などを提案する。
【選択図】図2

図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8