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特許7535656保護間隔決定方法及びネットワークノード
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-07
(45)【発行日】2024-08-16
(54)【発明の名称】保護間隔決定方法及びネットワークノード
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/02 20090101AFI20240808BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240808BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20240808BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W72/0446
H04W92/20 110
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023510480
(86)(22)【出願日】2021-08-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-30
(86)【国際出願番号】 CN2021111497
(87)【国際公開番号】W WO2022033423
(87)【国際公開日】2022-02-17
【審査請求日】2023-02-13
(31)【優先権主張番号】202010809423.3
(32)【優先日】2020-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ポン、シューヤン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ホアン
(72)【発明者】
【氏名】リウ、チンホア
【審査官】松▲崎▼ 祐季
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Enhancement to resource multiplexing between child and parent links[online],3GPP TSG RAN WG1 #102-e R1-2005399,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_102-e/Docs/R1-2005399.zip>,2020年08月08日
【文献】3GPP TS 38.321 V16.1.0,3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Medium Access Control (MAC) protocol specification (Release 16),Internet<https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/38_series/38.321/38321-g10.zip>,2020年07月,pp. 1, 81
【文献】3GPP TR 38.874 V16.0.0,3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Study on Integrated Access and Backhaul; (Release 16),Internet<https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/38_series/38.874/38874-g00.zip>,pp. 1, 23-25
【文献】Intel Corporation,Enhancements to Resource Multiplexing between Child and Parent Links of an IAB Node[online],3GPP TSG RAN WG1 #102-e R1-2005893,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_102-e/Docs/R1-2005893.zip>,2020年08月08日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護間隔決定方法であって、
自己バックホールIABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することを含み、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
分散ユニットDUと移動ノードMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含
前記保護間隔決定方法は、
前記IABノードの親ノードが前記DUと前記MTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定することをさらに含み、
前記IABノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔は、
一つのリンク状態からMT伝送を含むリンク状態に切り替える保護間隔と、
前記MT伝送を含むリンク状態から別のリンク状態に切り替える保護間隔と、
のうちの少なくとも一つを含む、
保護間隔決定方法。
【請求項2】
前記少なくとも一つの切り替え状態は、
一つの多重化リンク状態から別の多重化リンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの多重化リンク状態から一つの第一のリンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの第一のリンク状態から一つの多重化リンク状態に切り替える切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のリンク状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つを含む、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項3】
前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第一の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、プロトコルにより定義される値又は予め配置される値である、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項4】
前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、予め設定されるルールに基づいて決定され、
ここで、前記予め設定されるルールは、前記第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔が他の少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されることを含む、
請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項5】
前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第四の切り替え状態の第一の保護間隔は、第三の切り替え状態の第一の保護間隔に等しく、
ここで、前記第三の切り替え状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つのリンク状態からこれらのうちの別のリンク状態に切り替えることである、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項6】
前記保護間隔決定方法は、
前記第一の保護間隔の作用時間を決定することをさらに含む、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項7】
前記第一の保護間隔の作用時間は、
MT伝送を含むリンク状態の開始又は終了時間帯を含む、請求項6に記載の保護間隔決定方法。
【請求項8】
前記MT伝送を含むリンク状態は、
MTのみが受信又は送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態とのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の保護間隔決定方法。
【請求項9】
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが送信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む、請求項6に記載の保護間隔決定方法。
【請求項10】
前記保護間隔決定方法は、
前記IABノードがDUとMTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのサブノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定することをさらに含む、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項11】
前記IABノードのサブノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔は、
DUのみが送信するリンク状態からMTのみが送信するリンク状態に切り替える保護間隔であって、ここで、MTのみが送信するリンク状態の時間帯は前記第一の保護間隔のMT送信時間帯である、保護間隔と、
MTのみが送信するリンク状態からDUのみが送信するリンク状態に切り替える保護間隔であって、ここで、MTのみが送信するリンク状態の時間帯は前記第一の保護間隔のMT送信時間帯である、保護間隔と、
DUのみが受信するリンク状態からMTのみが送信するリンク状態に切り替える保護間隔であって、ここで、MTのみが送信するリンク状態の時間帯は前記第一の保護間隔のMT送信時間帯である、保護間隔とのいずれかである、請求項10に記載の保護間隔決定方法。
【請求項12】
前記MT送信時間帯に、前記IABノードは、DUとMTが同時に受信するリンク状態にあり、
又は、
前記MT送信時間帯は、MTのみが送信するリンク状態の時間帯であり、又は、前記MT送信時間帯は、DUとMTが同時に送信するリンク状態の時間帯である、
請求項10に記載の保護間隔決定方法。
【請求項13】
前記MT送信時間帯の第一の保護間隔は、配置された、動的に指示された又はプロトコルで約定された値である、請求項10に記載の保護間隔決定方法。
【請求項14】
前記IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の保護間隔を決定することは、
タイミングモードと、二重モードと、多重化モードと、リソース配置と、シグナリング指示とのうちの少なくとも一つに従って、前記IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の保護間隔を決定することを含む、請求項1に記載の保護間隔決定方法。
【請求項15】
ネットワークノードであって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の保護間隔決定方法におけるステップを実現する、ネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術分野に関し、特に保護間隔決定方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
自己バックホール(integrated access backhaul、IAB)システムにおけるIABノードは、分散ユニット(Distributed Unit、DU)と移動ノード(Mobile Termination、MT)との二つの機能を含む。IABノードは、実際の応用においてリンク状態の切り替えを行い、例えば一つのリンク状態から別のリンク状態に切り替えることがよくあり、このように、切り替える時に干渉が存在する可能性がある。これで分かるように、現在、IABノードには、干渉が比較的大きいという問題が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本出願の実施例は、IABノードに存在する干渉が比較的大きいという問題を解決できる保護間隔決定方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、保護間隔決定方法を提供し、この保護間隔決定方法は、
IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することを含み、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
DUとMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0005】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、保護間隔決定装置を提供し、この保護間隔決定装置は、
自己バックホールIABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定するための第一の決定モジュールを含み、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
分散ユニットDUと移動ノードMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0006】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、ネットワークノードを提供し、このネットワークノードは、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、本出願の実施例による保護間隔決定方法におけるステップを実現する。
【0007】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、本出願の実施例による保護間隔決定方法におけるステップを実現する。
【発明の効果】
【0008】
本出願の実施例では、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定し、ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、DUとMTが同時に送信するリンク状態と、DUとMTが同時に受信するリンク状態と、MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。このように、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の保護間隔を決定するため、IABノードの干渉を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。
図2】本出願の実施例による保護間隔決定方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例によるタイミングモードの概略図である。
図4】本出願の実施例による保護間隔決定装置の構造図である。
図5】本出願の実施例によるネットワークノードの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0011】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように、使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0012】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0013】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11、サブIABノード(Child IAB node)12、IABノード(IAB node)13と親IABノード(parent IABノード)又はドナーIABノード(donor IABノード、又はIAB donorノード)14を含む。ここで、端末は、サブIABノード12と、IABノード13と、親IABノード14とのうちのいずれか一つのIABノードにアクセスすることができる。
【0014】
上記システムでは、サブIABノード12は、MTによってIABノード13を見つけ、且つIABノード13のDUと無線接続を確立することができ、この無線接続は、サブIABノード12のバックホールリンク(backhaul link)と呼ばれ、IABノード13のアクセスリンクになる。完全なバックホールリンクを確立した後、サブIABノード12は、そのDU機能を開き、DUは、セルサービスを提供し、即ちDUは、端末11にアクセスサービスを提供することができる。同様に、サブIABノード12は、MTによってドナーIABノード14を見つけ、且つドナーIABノード14のCUと接続を確立することができ、接続を確立した後、中間IABノード12は、そのDU機能を開き、DUは、セルサービスを提供し、即ちDUは、端末11にアクセスサービスを提供することができる。ドナーIABノード14も端末11にアクセスサービスを提供することができる。
【0015】
説明すべきこととして、図1は、サブIABノード12、IABノード13と親IABノード/ドナーIABノード14を例として説明するものにすぎず、実際の応用において本出願の実施例は、IABノードの数に対して限定しない。
【0016】
また、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)、RedCap UEなどの端末側機器であってもよく、ここで、RedCap UEは、ウェアラブルデバイス、工業センサ、ビデオモニタリング機器などを含んでもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。
【0017】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって、本出願の実施例による保護間隔決定方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体を詳細に説明する。
【0018】
図2を参照すると、図2は、本出願の実施例による保護間隔決定方法のフローチャートであり、図2に示すように、以下のステップを含む。
【0019】
ステップ201において、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定し、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
DUとMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0020】
ここで、上記の、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することは、このIABノードが少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することであってもよく、又はこのIABノードの親ノードが少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定し、且つ上記IABノードに配置又は指示することであってもよく、又は中央ユニット(Centralized Unit、CU)が少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定し、且つ上記IABノードに配置することなどであってもよい。さらに、上記少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔のうちの全部又は一部の第一の保護間隔は、上位層又は物理層シグナリングによって配置され、例えば無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング、媒体アクセス制御ユニット(Medium access control control element、MAC CE)、下りリンク制御情報(downlink control information、DCI)、上りリンク制御情報(uplink control information、UCI)、バックホールアクセスプロトコル制御プロトコルデータユニット(backhaul access protocol control Protocol Data Unit、BAP control PDU)などのうちの少なくとも一つによって配置されてもよい。
【0021】
さらに、上記IABノードは、さらに、上記第一の保護間隔に基づいて情報の送信と受信とのうちの少なくとも一つを行うことができる。
【0022】
上記少なくとも一つの切り替え状態が多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であることは、各切り替え状態がいずれも多重化リンク状態の切り替えに関連すると理解されてもよい。ここでは、多重化リンク状態の切り替えを含むことは、切り替え状態のうちの全部又は一部のリンク状態が多重化リンク状態であり、例えば二つの多重化リンク状態の間の切り替え、又は一つの多重化リンク状態と一つの非多重化リンク状態との間の切り替えであることであってもよい。
【0023】
また、上記多重化リンク状態は、MTとDUとの間の周波数分割多重化(Frequency Division Multiplexing、FDM)又は空間分割多重化(Space Division Multiplexing、SDM)リンク状態、又はマルチパネル送受信(Multiple Panel Transmission Reception、MPTR)であってもよい。
【0024】
本出願の実施例では、リンク状態は、MTとDUによって許容されるリンク状態であってもよく、例えば多重化リンク状態は、実際にMT又はDUのみが伝送する可能性があり、無論、MTとDUの実際のリンク状態であってもよい。
【0025】
また、上記第一の保護間隔は、一つ又は複数の保護シンボル(guard symbol)であってもよく、且ついくつかの切り替え状態の第一の保護間隔は、ゼロであってもよい。第一の保護間隔の単位は、さらに複数のシンボル、一つ又は複数のスロット、マイクロ秒、ミリ秒、Tc又はTcの倍数などの単位であってもよい。ここで、上記Tcは、プロトコルで定義された、周波数に関連する時間単位である。
【0026】
上記少なくとも一つの切り替え状態が様々な切り替え状態を表す場合に、それらのうちのいくつかの切り替え状態の第一の保護間隔は同じであってもよく、又はいくつかの切り替え状態の第一の保護間隔は等しくなくてもよく、これに対して限定しない。さらに、第一の保護間隔内に、IABノードは、情報を伝送しない。
【0027】
本出願の実施例では、上記ステップによって、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することを実現することができ、それによって、IABノードの干渉を低減させることができる。
【0028】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、MTとDUが同時に送信するリンク状態は、MT TX&DU TX(/MT UL&DU DL)と呼ばれてもよく、
MTとDUが同時に受信する時間帯のリンク状態は、MT RX&DU RX(/MT DL&DU UL)と呼ばれてもよく、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態は、MT TX&DU RX(/MT UL&DU UL/MPTR UL)と呼ばれてもよく、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態は、MT RX&DU TX(/MT DL&DU DL/MPTR DL)と呼ばれてもよく、
MTのみが送信するリンク状態は、MT TX(/MT UL)と呼ばれてもよく、
MTのみが受信するリンク状態は、MT RX(/MT DL)と呼ばれてもよく、
DUのみが送信するリンク状態は、DU TX(/DU DL)と呼ばれてもよく、
DUのみが受信するリンク状態は、DU RX(/DU UL)と呼ばれてもよい。
【0029】
また、一つのリンク状態は、一つの時間帯内のMT及び/又はDUの送受信状態と理解されてもよい。例えば、MTが送信し且つDUが受信するリンク状態は、MTが送信し且つDUが受信すると理解されてもよい。
【0030】
また、本出願の実施例では、一つのリンク状態は、スロット、サブスロット、シンボル又はサブフレームを単位としてもよく、例えば一つのリンク状態は、一つ又は複数のスロット、サブスロット、シンボル又はサブフレームの時間帯であってもよい。
【0031】
一つの選択的な実施の形態としては、前記少なくとも一つの切り替え状態は、
一つの多重化リンク状態から別の多重化リンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの多重化リンク状態から一つの第一のリンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの第一のリンク状態から一つの多重化リンク状態に切り替える切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のリンク状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0032】
上記第一のリンク状態は、非多重化リンク状態と理解されてもよい。
【0033】
例えば、
MT RX&DU RXからMT Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔と、
MT RxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからDU Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔と、
DU RxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
DU TxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからMT Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔と、
MT RxからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TxからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからDU Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔と、
DU RxからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
DU TxからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU TXからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT X&DU XからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからMT Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔と、
MT RxからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TxからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからDU Txに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔と、
DU RxからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
DU TxからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU TXからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT X&DU XからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU TXからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU RXからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔とのうちの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することができる。
【0034】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、切り替え状態は、異なるタイミングモードでのリンク状態の切り替え、例えば異なるタイミングモードの間の同じ又は異なるリンク状態の間で切り替える第一の保護間隔を含んでもよい。
【0035】
本出願の実施例では、以下のタイミングモードをサポートすることができる。
【0036】
第一のタイミングモード(タイミングモード1と呼ばれてもよい):IABノードは、ドナーIABノードの下りリンク伝送タイミングと位置合わせされる。
【0037】
このタイミングモードで、IABノードにアクセスした端末(即ちIABノードのアクセスリンク)のタイミングとドナーIABノードにアクセスした端末(即ちドナーIABノードのアクセスリンク)のタイミングが同じであることを保証することができ、IABノードは、端末のタイミングを調整するための追加的なメカニズムを必要としない。
【0038】
第二のタイミングモード(タイミングモード6と呼ばれてもよい):IABノードのDU DLのタイミングは、第一のタイミングモードのタイミング方法を採用し、DUとMTは、タイミングモード2(MT ULがDU DLのタイミングと位置合わせされる)のタイミング方法を採用し、つまり、DU DLのタイミングは、ドナーIABノード又は上流アクセスポイントのDLと位置合わせされ、MT ULは、DU DLのタイミングと位置合わせされ、つまり、MT TXは、DU TXと位置合わせされる。
【0039】
第三のタイミングモード(タイミングモード7と呼ばれてもよい):IABノードのDU DLのタイミングは、第一のタイミングモードのタイミング方法を採用し、DUとMTは、タイミングモード3(DU ULがMT DLのタイミングと位置合わせされる)のタイミング方法を採用し、つまり、DU DLのタイミングは、ドナーIABノード又は上流アクセスポイントのDLと位置合わせされ、DU ULは、MT DLのタイミングと位置合わせされ、つまり、DU RXは、MT RXと位置合わせされる。
【0040】
第四のタイミングモード:IABノードのMT ULは、IABノードのDU ULと位置合わせされる。前記位置合わせの時間単位は、スロット、サブスロット、シンボル又はサブフレームのうちの一つであってもよい。
【0041】
第五のタイミングモード:IABノードのMT DLは、IABノードのDU DLと位置合わせされる。前記位置合わせの時間単位は、スロット、サブスロット、シンボル又はサブフレームのうちの一つであってもよい。
【0042】
例えば、第三のタイミングモードのリンク状態から上記第二のタイミングモードのリンク状態に切り替えることに対して、MT RX&DU RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔を配置することができ、第二のタイミングモードのリンク状態から上記第三のタイミングモードのリンク状態に切り替えることに対して、TX&DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔を配置することができる。
【0043】
また、本出願の実施例では、MT RX&DU TXは、MPTR DLリンク状態と呼ばれてもよく、MT TX&DU RXは、MPTR ULリンク状態と呼ばれてもよい。例えば、上記第二のタイミングモードのリンク状態から第四のタイミングモードのリンク状態に切り替えることに対して、上記MT TX&DU TXからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔を配置することができ、第四のタイミングモードから上記第三のタイミングモードのリンク状態に切り替えることに対して、上記MT TX&DU RXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔を配置することができ、第四のタイミングモードから第五のタイミングモードリンク状態に切り替えることに対して、上記MT TX&DU RXからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔を配置することができる。
【0044】
例えば、上記第三のタイミングモードと第一のタイミングモードをサポートすれば、第三のタイミングモードと第一のタイミングモードとの間のTDMタイミングは、図3に示す通りであってもよい。ここで、図3におけるGrx2txは、ドナーIABノード又は上流ノードにおけるULとDLとの間の時間差T_deltaを表し、スロットnとスロットn+2は、第一のタイミングモードのMT Rx、DU Tx、DU RxとMT Txを表し、スロットn+1は、第三のタイミングモードのMT Rx、DU TxとDU Rxを表し、ここで、第三のタイミングモードのMT Rxは、DU Rxと位置合わせされる。
【0045】
説明すべきこととして、上記切り替え状態は、単なる例であり、これに対して本出願の実施例では限定せず、例えば上記少なくとも一つの切り替え状態は、さらに、第一のタイミングモードと第三のタイミングモードとの間の同一のリンク状態の間で切り替える切り替え状態を含んでもよい。
【0046】
一つの選択的な実施の形態としては、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第一の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、プロトコルにより定義される値又は予め配置される値である。
【0047】
ここで、上記第一の部分の切り替え状態は、上記少なくとも一つの切り替え状態のうちの一部の切り替え状態であってもよく、このように、一部の切り替え状態の第一の保護間隔がプロトコルにより定義される値又は予め配置される値であることを実現することができ、それによってシグナリングオーバヘッドを節約する。
【0048】
選択的に、前記プロトコルにより定義される値又は予め配置される値は、0又は非0値を含む。
【0049】
例えば、
MT RX&DU RXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT RX&DU RXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT RXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
DU RXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT TX からDU TXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT TX&DU RXからMT TXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT TX&DU RXからDU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT TXからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
DU RXからMT TX&DU RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT RX&DU TXからMT RXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT RX&DU TXからDU TXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
MT RXからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔が0であることと、
DU TXからMT RX&DU TXに切り替える第一の保護間隔が0であることとのうちの少なくとも一つは、プロトコルにより定義される値又は予め配置される値である。
【0050】
説明すべきこととして、上記DU RXは、上記第三のタイミングモードでのDU RXであってもよく、無論、これに対して限定せず、例えば上記DU RXリンク状態は、上記第一のタイミングモード又は上記第三のタイミングモードのDU RXに限らなくてもよい。
【0051】
さらに、第一のタイミングモードのDU RXからMT RX&DU RXに切り替える時間は、負であってもよく、具体的に0として定義されてもよい。また、第一の保護間隔が0である他のいくつかの切り替え状態に実際に必要な値は、負値であってもよく、例えばMT TXからDU TXに切り替える第一の保護間隔は、0であり、この第一の保護間隔に実際に必要なのは、負値であり、予め定義された値0として最適化して設定することができ、又は、MT TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、0であり、この第一の保護間隔に実際に必要なのは、負値であり、予め定義された値0として最適化して設定することができる。
【0052】
一つの選択的な実施の形態としては、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、予め設定されるルールに基づいて決定される。
【0053】
ここで、上記第二の部分の切り替え状態は、上記少なくとも一つの切り替え状態のうちの一部の切り替え状態であってもよく、このように、一部の切り替え状態の第一の保護間隔が予め設定されるルールに基づいて決定されることを実現することができ、それによってシグナリングオーバヘッドを節約する。また、上記予め設定されるルールは、プロトコルで約定されたルールであってもよい。
【0054】
選択的に、前記予め設定されるルールは、
前記第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔が他の少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されることを含む。
【0055】
上記他の少なくとも一つの切り替え状態は、上記少なくとも一つの切り替え状態のうちの切り替え状態を含んでもよく、上記少なくとも一つの切り替え状態以外の切り替え状態を含んでもよく、これに対して限定しない。
【0056】
第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔が他の少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されるため、このように、第一の保護間隔を配置する時、すべてを配置する必要がなく、それによってシグナリングオーバヘッドを節約する。
【0057】
選択的に、前記第二の部分の切り替え状態は、第一の切り替え状態を含み、前記第一の切り替え状態は、第二のリンク状態から第三のリンク状態に切り替えることであり、前記第一の切り替え状態の第一の保護間隔は、少なくとも一つの第二の切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定され、前記第二の切り替え状態は、第四のリンク状態から第五のリンク状態に切り替えることであり、
ここで、前記第二のリンク状態は、前記第四のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第三のリンク状態は、前記第五のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第二のリンク状態と、第三のリンク状態と、第四のリンク状態と、第五のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0058】
上記伝送挙動は、送信と受信とのうちの少なくとも一つを含む。
【0059】
上記第二のリンク状態が前記第四のリンク状態の伝送挙動を含むことは、第二のリンク状態が多重化リンク状態である場合に、第四のリンク状態の伝送挙動が第二のリンク状態の一種の伝送挙動であり、又は、第四のリンク状態の伝送挙動が第二のリンク状態の伝送挙動と同じであり、第二のリンク状態が非多重化リンク状態である場合に、第四のリンク状態の伝送挙動が第二のリンク状態の伝送挙動であることであってもよい。第三のリンク状態が前記第五のリンク状態の伝送挙動を含むことは、同様であり、ここでこれ以上説明しない。
【0060】
例えば、MT RX&DU RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔は、
MT RXからDU TXに切り替える第一の保護間隔と、
DU RXからMT TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからMT TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RX&DU RXからDU TXに切り替える第一の保護間隔と、
MT RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔と、
DU RXからMT TX&DU TXに切り替える第一の保護間隔とのうちのある一つ/複数の切り替え状態の第一の保護間隔に基づくものである。
【0061】
これで分かるように、上記MT RX&DU RXは、MT RX伝送挙動を含み、上記MT RX&DU RXは、MT RX&DU RXを含み、即ち両者は、同じである。上記MT TX&DU TXは、DU TX、MT TX、MT TX&DU TXの伝送挙動を含む。
【0062】
また、上記第一の切り替え状態の第一の保護間隔が少なくとも一つの第二の切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されることは、ある一つの切り替え状態の第一の保護間隔、又はある複数の切り替え状態の第一の保護間隔の最大又は最小値に等しいことであってもよく、例えば上記第二のタイミングモードと第三のタイミングモードを運行する場合に、上記第一の切り替え状態の第一の保護間隔は、複数の切り替え状態の第一の保護間隔の最大又は最小値である。
【0063】
また例えば、MT TX&DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、
MT TXからDU RXに切り替える第一の保護間隔と、
DU TXからMT RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU TXからMT RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TX&DU TXからDU RXに切り替える第一の保護間隔と、
MT TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔と、
DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔とのうちのある一つ/複数の切り替え状態の第一の保護間隔に基づくものである。
【0064】
例えば、MT TX&DU TXからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、上記ある一つの切り替え状態の第一の保護間隔、又はある複数の切り替え状態の第一の保護間隔の最大又は最小値に等しい。
【0065】
一つの選択的な実施の形態としては、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第四の切り替え状態の第一の保護間隔は、第三の切り替え状態の第一の保護間隔に等しく、
ここで、前記第三の切り替え状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つのリンク状態からこれらのうちの別のリンク状態に切り替えることである。
【0066】
ここで、上記第四の切り替え状態は、上記少なくとも一つの切り替え状態のうちの一部又は全部の切り替え状態であってもよい。上記第三の切り替え状態は、プロトコルで定義された切り替え状態であってもよい。
【0067】
第四の切り替え状態の第一の保護間隔は、第三の切り替え状態の第一の保護間隔に等しいため、このように、シグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0068】
選択的に、前記第四の切り替え状態は、第六のリンク状態から第七のリンク状態に切り替えることであり、前記第三の切り替え状態は、第八のリンク状態から第九のリンク状態に切り替えることであり、ここで、前記第六のリンク状態は、前記第八のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第七のリンク状態は、前記第九のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第六のリンク状態と第七のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0069】
例えば、MT RX&DU RXからMT Txに切り替える第一の保護間隔は、DU RXからMT Txに切り替える第一の保護間隔に等しく、
MT RX&DU RXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔は、DU RXからMT Rxに切り替える第一の保護間隔に等しく、
MT RxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、MT RxからDU RXに切り替える第一の保護間隔に等しく、
MT TxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、MT TxからDU RXに切り替える第一の保護間隔に等しく、
MT RX&DU RXからDU Txに切り替える第一の保護間隔は、MT RXからDU Txに切り替える第一の保護間隔に等しく、
MT RX&DU RXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔は、MT RXからDU Rxに切り替える第一の保護間隔に等しく、
DU RxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、DU RxからMT RXに切り替える第一の保護間隔に等しく、
DU TxからMT RX&DU RXに切り替える第一の保護間隔は、DU TxからMT RXに切り替える第一の保護間隔に等しい。
【0070】
一つの選択的な実施の形態としては、前記方法は、
前記第一の保護間隔の作用時間を決定することをさらに含む。
【0071】
上記作用時間は、あるリンク状態の開始時間帯又は終了時間帯であってもよい。
【0072】
ここで、上記の、前記第一の保護間隔の作用時間を決定することは、プロトコル定義、配置又は指示に基づいて第一の保護間隔の作用時間を決定することであってもよい。
【0073】
選択的に、前記第一の保護間隔の作用時間は、
MT伝送を含むリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0074】
この実施の形態では、第一の保護間隔がDUとMTとの間の変換に対して設定され、第一の保護間隔がMT側で有効化されることを実現することができる。MT側で有効化されることによって、親ノードのDU RXがオフセットして親ノードのスケジューリングに干渉を与えることを回避できるため、例えば第一の保護間隔がMT RX&DU RXで有効化されることによって、親ノードのDU RXがオフセットして親ノードのスケジューリングに干渉を与えることを回避できる。
【0075】
選択的に、前記MT伝送を含むリンク状態は、
MTのみが受信又は送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0076】
この実施の形態では、第一の保護間隔の作用時間がMT RX&DU RX又はMT TX/RXの開始又は終了時間帯のみに有効化されることを実現することができる。
【0077】
選択的に、DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが送信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0078】
説明すべきこととして、以上に記述された二つのリンク状態の間の切り替えは、双方向の切り替えを表し、且つ二つの方向の切り替え状態の保護間隔は、同じであっても異なっていてもよく、例えば二つのパラメータで配置されてもよい。例えば、上記DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態は、
DUとMTが同時に受信するリンク状態からDUのみが受信するリンク状態に切り替えること、又は
DUのみが受信するリンク状態からDUとMTが同時に受信するリンク状態に切り替えることを含む。
【0079】
他も同様であり、つまり、上記の間の切り替えは、双方向の切り替えを表す。
【0080】
選択的に、第一の保護間隔の作用時間がDUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む場合に、前記第一の保護間隔は、DUとMTとのうちの少なくとも一つに対して有効化される。
【0081】
例えば、MT RX&DU RXとMT TX/RXの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT TX/RXの開始/終了時間帯に作用し、
MT RX&DU RXとDU TXの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT RX&DU RXの開始/終了時間帯に作用し、且つ第一の保護間隔は、MT及び/又はDUに対して有効化され、
MT RX&DU RXとDU RXの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT RX&DU RXの開始/終了時間帯に作用し、且つ第一の保護間隔は、MT及び/又はDUに対して有効化される。
【0082】
また例えば、MT RX&DU RXとMT TX/RXの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT RX&DU RXに設定され、例えば、
MT RX&DU RXからMT TX/RXまでの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT RX&DU RXの終了時間帯に作用し、且つ第一の保護間隔は、MT及び/又はDUに対して有効化され、
MT TX/RXからMT RX&DU RXまでの第一の保護間隔に対して、第一の保護間隔は、MT RX&DU RXの開始時間帯に作用し、且つ第一の保護間隔は、MT及び/又はDUに対して有効化される。
【0083】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、以上で紹介した、第一の保護間隔の作用時間を決定する様々な形態は、互いに組み合わせて実現されてもよい。
【0084】
一つの選択的な実施の形態としては、前記方法は、
前記IABノードがDUとMTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのサブノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定することをさらに含む。
【0085】
無論、前記IABノードの親ノードがDUとMTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定してもよい。
【0086】
ここで、上記設定は、上記IABノード、又は、IABノードの親ノード又はCUなどの設定であってもよい。
【0087】
ここで、上記の、MT送信時間帯の第一の保護間隔を設定することは、MT送信時間帯の第一の保護間隔を独立して設定すること、例えば単独でIABノードのサブノードのMT送信時間帯に対して第一の保護間隔を設定することであってもよい。
【0088】
また、上記MT送信時間帯の位置は、上記IABノードに配置又は動的に指示されてもよく、例えばRRC、MAC CE、DCIによって配置又は指示され、又は、上記MT送信時間帯の位置は、プロトコルで約定されたルールによってIABノードに通知される。ここで、上記IABノードは、この実施の形態でサブノードと理解されてもよい。
【0089】
この実施の形態では、親IABノードがDUとMTの同時受信をサポートする時、そのサブノードMTの一部の送信時間帯の第一の保護間隔を独立して設定することを実現することができ、それによって、サブノードMT TXタイミングが親ノードDU RXタイミングの調整に影響されることによりサブノードMT TXタイミングが前後へオフセットするという問題を回避し、上記IABノードMT TXタイミングの正確性を向上させることができる。
【0090】
選択的に、前記MT送信時間帯に、前記IABノードは、DUとMTが同時に受信するリンク状態にある。
【0091】
この実施の形態では、第一の保護間隔を独立して設定することを実現できるMT送信時間帯とは、親ノードのDUがこの関連時間帯のサブノードのMT送信を受信する時、親ノードがDUとMTの同時受信状態にあることを意味し、このように、親ノードの伝送性能を向上させることができる。
【0092】
選択的に、前記MT送信時間帯は、MTのみが送信するリンク状態の時間帯であり、又は、前記MT送信時間帯は、DUとMTが同時に送信するリンク状態の時間帯である。
【0093】
例えば、DU TXからMT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
MT TXからDU TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU RXからMT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
MT TXからDU Xまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU TX&MT TXからMT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
MT TXからDU TX&MT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU TX&MT TXからMT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、DU TX&MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
MT TXからDU TX&MT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、DU TX&MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU RX&MT RXからMT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
MT TXからDU RX&MT RXまでの第一の保護間隔について、ここで、MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU RX&MT RXからDU TX&MT TXまでの第一の保護間隔について、ここで、DU TX&MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯であり、
DU TX&MT TXからDU RX&MT RXまでの第一の保護間隔について、ここで、DU TX&MT TXは、上記第一の保護間隔を独立して設定するMT送信時間帯である。
【0094】
選択的に、前記MT送信時間帯の第一の保護間隔は、配置された、動的に指示された又はプロトコルで約定された値である。
【0095】
ここで、上記配置、動的指示は、RRCと、MAC CEと、DCIと、F1-Cインターフェースメッセージと、BAP control PDUとのうちの少なくとも一つにより配置又は指示されることであってもよい。
【0096】
一つの選択的な実施の形態としては、前記IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することは、
タイミングモードと、二重モードと、多重化モードと、リソース配置と、シグナリング指示とのうちの少なくとも一つに従って、前記IABの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することを含む。
【0097】
ここで、上記シグナリング指示は、RRCと、MAC CEと、DCIと、F1-Cインターフェースメッセージと、BAP control PDUとのうちの少なくとも一つにより指示されることであってもよい。
【0098】
説明すべきこととして、異なるタイミングモード、二重モード、多重化モード又はリソース配置の場合に、同一のシグナリングは、異なる内容を指示することができ、例えば、同一のMAC CEシグナリングが異なるタイミングモードで表すことができる意味は、異なり、異なるタイミングモードでMAC CEにおける値を再解釈することに相当する。
【0099】
例えば、上記第三のタイミングモード(タイミングモード7と呼ばれてもよい)をサポートする場合、MAC CEで指示された保護シンボルを再解釈し、即ち表1における中間列の内容は、MAC CEの再解釈に対応し、具体的な意味は、以下の表1の通りである。
【0100】
【表1】
【0101】
ここで、上記case 1は、上記第一のタイミングモード(即ちタイミングモード1)を表し、上記case 7は、上記第三のタイミングモード(即ちタイミングモード7)を表し、上記NmbGS1は、一番目の保護シンボルの数(number of guard symbol 1)を表し、NmbGS2は、二番目の保護シンボルの数を表し、残りは、類似しており、ここで一々リストアップしない。
【0102】
説明すべきこととして、上記表1は、一つの実施の形態の例示的な説明に過ぎない。
【0103】
さらに、本出願の実施例における第一の保護間隔は、以下の表のように配置されてもよい。
【0104】
第三のタイミングモードで、[MT RX&DU RX]to MT RXの時間が0であり、MT RX to [MT RX&DU RX]の時間が0であると予め定義する場合、保護シンボルは、表2に示すように配置されてもよい。
【0105】
【表2】
【0106】
又は、MT TX to DU TXの第一の保護間隔が0であり、DU RX to [MT Rx&DU Rx]間隔が0であると予め定義する場合、保護シンボルの配置は、表3に示す通りであってもよい。
【0107】
【表3】
【0108】
説明すべきこととして、上記表1~表3は、異なるタイミングモードでの第一の保護間隔の配置を表すことができる。
【0109】
さらに、MT TX&DU RX(MPTR UL)タイミングをサポートする場合、保護シンボルの配置は、表4に示す通りであってもよい。
【0110】
【表4】
【0111】
さらに、MT RX&DU TX(MPTR DL)タイミングをサポートする場合、保護シンボルの配置は、表5に示す通りであってもよい。
【0112】
【表5】
【0113】
一つの選択的な実施の形態としては、上記方法は、
親ノード又はCUに受信タイミングオフセットを報告することをさらに含み、ここで、前記受信タイミングオフセットは、DU受信のDU送信に対する受信タイミングオフセットである。
【0114】
上記DU受信のDU送信に対する受信タイミングオフセットは、上記IABノードのDU受信の上記IABノードのDU送信に対する受信タイミングオフセットであってもよい。上記親ノードは、上記IABノードの親ノードであってもよい。
【0115】
この実施の形態では、親ノード又はCUに上記受信タイミングオフセットを報告するため、親ノード又はCUは、上記IABノードに対してより適切なスケジューリングを行うことができ、それによってスケジューリング効果を向上させる。
【0116】
一つの選択的な実施の形態としては、前記方法は、
前記IABノードの第五の切り替え状態の第二の保護間隔を決定することをさらに含み、
ここで、前記第五の切り替え状態は、
多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態と、多重化リンク状態の切り替えを含まない切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0117】
ここで、上記第五の切り替え状態は、ステップ201での少なくとも一つの切り替え状態のうちの全部又は一部の切り替え状態を含んでもよく、さらに、上記第五の切り替え状態は、ステップ201での少なくとも一つの切り替え状態以外の一種又は複数種の切り替え状態を含んでもよい。
【0118】
また、上記第二の保護間隔と上記第一の保護間隔は、異なるタイミングモードに作用することができ、例えば同一の切り替え状態に対して、異なるタイミングモードに適用される第一の保護間隔と第二の保護間隔を配置することができる。
【0119】
この実施の形態では、上記第二の保護間隔を決定するため、このように、IABノードの干渉に抵抗する柔軟性を向上させることができ、例えば、異なるタイミングモードで異なる保護間隔を採用することができる。
【0120】
説明すべきこととして、上記第二の保護間隔の決定方式は、第一の保護間隔の決定方式を参照すればよく、例えば同じ又は異なるシグナリングによって配置される。
【0121】
本出願の実施例では、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定し、ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、DUとMTが同時に送信するリンク状態と、DUとMTが同時に受信するリンク状態と、MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。このように、IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定するため、IABノードの干渉を低減させることができ、さらに、干渉を低減させるため、リソース利用率を向上させることができる。
【0122】
図4を参照すると、図4は、本出願の実施例による保護間隔決定装置の構造図であり、図4に示すように、
自己バックホールIABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定するための第一の決定モジュール401を含み、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
分散ユニットDUと移動ノードMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0123】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態は、
一つの多重化リンク状態から別の多重化リンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの多重化リンク状態から一つの第一のリンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの第一のリンク状態から一つの多重化リンク状態に切り替える切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のリンク状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0124】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第一の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、プロトコルにより定義される値又は予め配置される値である。
【0125】
選択的に、前記プロトコルにより定義される値又は予め配置される値は、0又は非0値を含む。
【0126】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、予め設定されるルールに基づいて決定される。
【0127】
選択的に、前記予め設定されるルールは、
前記第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔が他の少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されることを含む。
【0128】
選択的に、前記第二の部分の切り替え状態は、第一の切り替え状態を含み、前記第一の切り替え状態は、第二のリンク状態から第三のリンク状態に切り替えることであり、前記第一の切り替え状態の第一の保護間隔は、少なくとも一つの第二の切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定され、前記第二の切り替え状態は、第四のリンク状態から第五のリンク状態に切り替えることであり、
ここで、前記第二のリンク状態は、前記第四のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第三のリンク状態は、前記第五のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第二のリンク状態と、第三のリンク状態と、第四のリンク状態と、第五のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0129】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第四の切り替え状態の第一の保護間隔は、第三の切り替え状態の第一の保護間隔に等しく、
ここで、前記第三の切り替え状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つのリンク状態からこれらのうちの別のリンク状態に切り替えることである。
【0130】
選択的に、前記第四の切り替え状態は、第六のリンク状態から第七のリンク状態に切り替えることであり、前記第三の切り替え状態は、第八のリンク状態から第九のリンク状態に切り替えることであり、ここで、前記第六のリンク状態は、前記第八のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第七のリンク状態は、前記第九のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第六のリンク状態と第七のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0131】
選択的に、前記装置は、
前記第一の保護間隔の作用時間を決定するための第二の決定モジュールをさらに含む。
【0132】
選択的に、前記第一の保護間隔の作用時間は、
MT伝送を含むリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0133】
選択的に、前記MT伝送を含むリンク状態は、
MTのみが受信又は送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0134】
選択的に、DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが送信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0135】
選択的に、第一の保護間隔の作用時間がDUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む場合に、前記第一の保護間隔は、DUとMTとのうちの少なくとも一つに対して有効化される。
【0136】
選択的に、前記装置は、
前記IABノードがDUとMTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのサブノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定するための設定モジュールをさらに含む。
【0137】
選択的に、前記MT送信時間帯に、前記IABノードは、DUとMTが同時に受信するリンク状態にある。
【0138】
選択的に、前記MT送信時間帯は、MTのみが送信するリンク状態の時間帯であり、又は、前記MT送信時間帯は、DUとMTが同時に送信するリンク状態の時間帯である。
【0139】
選択的に、前記MT送信時間帯の第一の保護間隔は、配置された、動的に指示された又はプロトコルで約定された値である。
【0140】
選択的に、第一の決定モジュール401は、タイミングモードと、二重モードと、多重化モードと、リソース配置と、シグナリング指示とのうちの少なくとも一つに従って、前記IABの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定するために用いられる。
【0141】
選択的に、前記装置は、
親ノード又は中央制御ユニットCUに受信タイミングオフセットを報告するための報告モジュールをさらに含み、ここで、前記受信タイミングオフセットは、DU受信のDU送信に対する受信タイミングオフセットである。
【0142】
選択的に、前記装置は、
前記IABノードの第五の切り替え状態の第二の保護間隔を決定するための第三の決定モジュールをさらに含み、
ここで、前記第五の切り替え状態は、
多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態と、多重化リンク状態の切り替えを含まない切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0143】
本出願の実施例による保護間隔決定装置は、図2の方法の実施例における各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明せず、且つIABノードの干渉を低減させることができる。
【0144】
説明すべきこととして、本出願の実施例における保護間隔決定装置は、装置であってもよく、ネットワークノードにおける部材、集積回路、又はチップであってもよい。ここで、上記ネットワークノードは、IABノード又はCUであってもよい。
【0145】
図5を参照すると、図5は、本発明の実施例によるネットワークノードの構造図であり、図5に示すように、このネットワークノード500は、プロセッサ501と、送受信機502と、メモリ503と、バスインターフェースとを含み、ここで、
プロセッサ501は、自己バックホールIABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定するために用いられ、
ここで、前記少なくとも一つの切り替え状態は、多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態であり、前記多重化リンク状態は、
分散ユニットDUと移動ノードMTが同時に送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態と、
MTが送信し且つDUが受信するリンク状態と、
MTが受信し且つDUが送信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0146】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態は、
一つの多重化リンク状態から別の多重化リンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの多重化リンク状態から一つの第一のリンク状態に切り替える切り替え状態と、
一つの第一のリンク状態から一つの多重化リンク状態に切り替える切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のリンク状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つを含む。
【0147】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第一の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、プロトコルにより定義される値又は予め配置される値である。
【0148】
選択的に、前記プロトコルにより定義される値又は予め配置される値は、0又は非0値を含む。
【0149】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔は、予め設定されるルールに基づいて決定される。
【0150】
選択的に、前記予め設定されるルールは、
前記第二の部分の切り替え状態の第一の保護間隔が他の少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定されることを含む。
【0151】
選択的に、前記第二の部分の切り替え状態は、第一の切り替え状態を含み、前記第一の切り替え状態は、第二のリンク状態から第三のリンク状態に切り替えることであり、前記第一の切り替え状態の第一の保護間隔は、少なくとも一つの第二の切り替え状態の第一の保護間隔に基づいて決定され、前記第二の切り替え状態は、第四のリンク状態から第五のリンク状態に切り替えることであり、
ここで、前記第二のリンク状態は、前記第四のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第三のリンク状態は、前記第五のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第二のリンク状態と、第三のリンク状態と、第四のリンク状態と、第五のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0152】
選択的に、前記少なくとも一つの切り替え状態のうちの第四の切り替え状態の第一の保護間隔は、第三の切り替え状態の第一の保護間隔に等しく、
ここで、前記第三の切り替え状態は、
MTのみが送信するリンク状態と、
MTのみが受信するリンク状態と、
DUのみが送信するリンク状態と、
DUのみが受信するリンク状態とのうちの一つのリンク状態からこれらのうちの別のリンク状態に切り替えることである。
【0153】
選択的に、前記第四の切り替え状態は、第六のリンク状態から第七のリンク状態に切り替えることであり、前記第三の切り替え状態は、第八のリンク状態から第九のリンク状態に切り替えることであり、ここで、前記第六のリンク状態は、前記第八のリンク状態の伝送挙動を含み、前記第七のリンク状態は、前記第九のリンク状態の伝送挙動を含み、
ここで、前記第六のリンク状態と第七のリンク状態とのうちの少なくとも一つは、多重化リンク状態である。
【0154】
選択的に、プロセッサ501は、
前記第一の保護間隔の作用時間を決定するために用いられる。
【0155】
選択的に、前記第一の保護間隔の作用時間は、
MT伝送を含むリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0156】
選択的に、前記MT伝送を含むリンク状態は、
MTのみが受信又は送信するリンク状態と、
DUとMTが同時に受信するリンク状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0157】
選択的に、DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、MTのみが送信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とDUのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが受信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含み、又は
DUとMTが同時に受信するリンク状態とMTのみが送信するリンク状態との間で切り替える切り替え状態の第一の保護間隔の作用時間は、DUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む。
【0158】
選択的に、第一の保護間隔の作用時間がDUとMTが同時に受信するリンク状態の開始又は終了時間帯を含む場合に、前記第一の保護間隔は、DUとMTとのうちの少なくとも一つに対して有効化される。
【0159】
選択的に、プロセッサ501は、さらに、
前記IABノードがDUとMTの同時受信をサポートする場合に、前記IABノードのサブノードのMT送信時間帯の第一の保護間隔を設定するために用いられる。
【0160】
選択的に、前記MT送信時間帯に、前記IABノードは、DUとMTが同時に受信するリンク状態にある。
【0161】
選択的に、前記MT送信時間帯は、MTのみが送信するリンク状態の時間帯であり、又は、前記MT送信時間帯は、DUとMTが同時に送信するリンク状態の時間帯である。
【0162】
選択的に、前記MT送信時間帯の第一の保護間隔は、配置された、動的に指示された又はプロトコルで約定された値である。
【0163】
選択的に、前記IABノードの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することは、
タイミングモードと、二重モードと、多重化モードと、リソース配置と、シグナリング指示とのうちの少なくとも一つに従って、前記IABの少なくとも一つの切り替え状態の第一の保護間隔を決定することを含む。
【0164】
選択的に、送受信機502は、
親ノード又は中央制御ユニットCUに受信タイミングオフセットを報告するために用いられ、ここで、前記受信タイミングオフセットは、DU受信のDU送信に対する受信タイミングオフセットである。
【0165】
選択的に、送受信機502は、
前記IABノードの第五の切り替え状態の第二の保護間隔を決定するために用いられ、
ここで、前記第五の切り替え状態は、
多重化リンク状態の切り替えを含む切り替え状態と、多重化リンク状態の切り替えを含まない切り替え状態とのうちの少なくとも一つを含む。
【0166】
本実施例は、IABノードの干渉を減少させることができる。
【0167】
また、上記ネットワークノードは、上記IABノード、又は上記IABノードの親ノード、CU又はドナーIABノードなどであってもよい。
【0168】
ここで、送受信機502は、プロセッサ501の制御下でデータを送受信するために用いられ、前記送受信機502は、少なくとも二つのアンテナポートを含む。
【0169】
図5において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ501により代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ503により代表されるメモリの様々な回路でリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような様々な他の回路をリンクしてもよく、これらは、すべて当分野で公知のものであるため、本明細書は、それをさらに記述しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機502は、複数の素子であってもよく、即ち送信機と受信機とを含み、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ機器について、ユーザインターフェース504は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。
【0170】
プロセッサ501は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ503は、プロセッサ501の操作の実行時に使用されるデータを記憶することができる。
【0171】
好ましくは、本発明の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、プロセッサ501と、メモリ503と、メモリ503に記憶されており、且つ前記プロセッサ501上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ501により実行される時、上記保護間隔決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0172】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、本出願の実施例による保護間隔決定方法におけるステップを実現する。
【0173】
本出願の実施例は、プログラム製品をさらに提供し、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、本出願の実施例による保護間隔決定方法におけるステップを実現する。
【0174】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末又はネットワーク機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0175】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記保護間隔決定方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0176】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0177】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0178】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶されており、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0179】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0180】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2020年8月12日に中国で提出された中国特許出願No.202010809423.3の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。

図1
図2
図3
図4
図5