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特許7535672パーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-07
(45)【発行日】2024-08-16
(54)【発明の名称】パーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/00 20060101AFI20240808BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20240808BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240808BHJP
【FI】
A45D44/00 A
G06Q30/0601 330
G06F3/0481
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2023568465
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-28
(86)【国際出願番号】 KR2022015378
(87)【国際公開番号】W WO2023068634
(87)【国際公開日】2023-04-27
【審査請求日】2023-11-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0138754
(32)【優先日】2021-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0138755
(32)【優先日】2021-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0138756
(32)【優先日】2021-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0120194
(32)【優先日】2022-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522123946
【氏名又は名称】ザックダン カンパニー
【氏名又は名称原語表記】ZACKDANG COMPANY
【住所又は居所原語表記】1407,17 Seocho-daero 77-gil, Seocho-gu, Seoul 06614, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェ ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ジョンハ
【審査官】伊知地 和之
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第2021-0085433(KR,A)
【文献】韓国公開特許第2010-0074412(KR,A)
【文献】韓国公開特許第2018-0072021(KR,A)
【文献】韓国登録特許第2190899(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第2253750(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第2222711(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第1944198(KR,B1)
【文献】特開2006-089883(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 8/00 - 8/40
A45D 24/00 - 31/00
A45D 42/00 - 97/00
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/0489
G06Q 30/00 - 30/08
G06T 7/00 - 7/90
G06V 10/00 - 20/90
G06V 30/418
G06V 40/16
G06V 40/20
CSDB(日本国特許庁)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージに基づいて、前記対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、前記予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて前記使用者によって選択された情報に基づいて前記使用者のパーソナルカラーを認識する段階と、
前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記使用者に対応する推奨アイテムを取得する段階と、
前記推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示する段階と
を含み、
前記パーソナルカラー認識段階は、
前記対象イメージに基づいて、ウォーム/クールテストを実行して前記ウォーム/クールテストの実行結果に基づいて、前記使用者がウォームトーンであるかクールトーンであるかを認識するウォーム/クール認識段階と、
前記対象イメージ、および前記ウォーム/クール認識段階の結果に基づいて、季節テストを実行して前記季節テストの実行結果に基づいて前記使用者に該当する季節を認識する季節認識段階と、
前記対象イメージ、前記ウォーム/クール認識段階の結果、および前記季節認識段階の結果に基づいて、詳細タイプテストを行い、前記詳細タイプテストの実行結果に基づいて前記使用者に該当する詳細タイプを認識する詳細タイプ認識段階と、
前記ウォーム/クール認識段階の結果、前記季節認識段階の結果、および前記詳細タイプ認識段階の結果に基づいて、前記使用者のパーソナルカラーを認識する段階と
を含む、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項2】
前記推奨アイテムは、
推奨化粧品、前記推奨化粧品のカラー、および前記推奨化粧品に関連する動画を含む、
請求項1に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項3】
前記推奨アイテム収得段階は、
前記使用者のパーソナルカラーに基づいて候補アイテムを取得し、前記使用者の遺伝子情報と前記候補アイテムに基づいて前記推奨アイテムを取得することからなる、
請求項2に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項4】
前記推奨アイテム収得段階は、
パーソナルカラー別にアイテムが保存されているパーソナルカラーアイテムDBを用いて、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記候補アイテムを収得することからなる、
請求項3に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項5】
前記推奨アイテム収得段階は、
予め学習されて構築されたディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークを用いて、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記候補アイテムを取得することからなる、
請求項3に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項6】
前記推奨アイテム収得段階は、
前記使用者のパーソナルカラーを前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークに入力し、前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークの出力に基づいて前記候補アイテムを取得することからなる、
請求項5に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項7】
前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークは、
パーソナルカラーを含むカラー情報、および前記カラー情報に対応する専門家推奨アイテム情報を含む学習データを用いて、前記カラー情報を入力値とし、前記専門家推奨アイテム情報を正解ラベルとして学習される、
請求項6に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項8】
前記推奨アイテム収得段階は、
遺伝子タイプ別にアイテムが保存されている遺伝子アイテムDBを用いて、前記使用者の遺伝子情報と前記候補アイテムに基づいて前記推奨アイテムを収得することからなる、
請求項3に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項9】
前記推奨アイテム収得段階は、
前記遺伝子アイテムDBから前記遺伝子情報にマッチングするアイテムを取得し、取得したアイテムを前記候補アイテムから除去して残ったアイテムを前記推奨アイテムとして取得することからなる、
請求項8に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項10】
前記推奨アイテム収得段階は、
前記使用者の過去の購入アイテム情報に基づいて取得されたアイテムを前記推奨アイテムから除去して残ったアイテムを前記推奨アイテムとして取得することからなる、
請求項2に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法。
【請求項11】
請求項1に記載のパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法を用いて、使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨する装置であって、
使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するための1つ以上のプログラムを保存するメモリと、
前記メモリに保存された前記1つ以上のプログラムに従って使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するための動作を実行する1つ以上のプロセッサと
を含み、
前記プロセッサは、
パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージに基づいて、前記対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、前記予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて前記使用者によって選択された情報に基づいて、前記使用者のパーソナルカラーを認識し、
前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記使用者に対応する推奨アイテムを収得し、
前記推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示する、
パーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムに関し、より詳しくは、使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者に適したアイテムを推奨する方法、装置、およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルカラーとは、使用者の肌のトーンに最も合うカラーをいう。パーソナルカラーの診断は主にオフラインにて行われており、時間的かつ空間的な側面で多くの制約を持つ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が達成しようとする目的は、使用者の繰り返しのカラー選択によって使用者のパーソナルカラーを認識するパーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0004】
また、本発明が達成しようとする目的は、周辺環境(明るい環境、暗い環境など)別に使用者の繰り返しのカラー選択により使用者のパーソナルカラーを認識する、パーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0005】
また、本発明が達成しようとする目的は、使用者のパーソナルカラーに基づいて使用者に適したアイテムを推奨する、パーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の明示されていない他の目的は、以下の詳細な説明およびその効果から容易に推論できる範囲内でさらに考慮することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の技術的な課題を達成するための本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法は、パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージに基づいて、前記対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、前記予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて、前記使用者によって選択された情報に基づいて前記使用者のパーソナルカラーを認識する段階と、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記使用者に対応する推奨アイテムを取得する段階と、前記推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示する段階と、を含む。
【0008】
ここで、前記推奨アイテムは、推奨化粧品、前記推奨化粧品のカラー、および前記推奨化粧品に関連する動画を含んでもよい。
【0009】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて候補アイテムを取得し、前記使用者の遺伝子情報と前記候補アイテムに基づいて前記推奨アイテムを取得することからなってもよい。
【0010】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、パーソナルカラー別にアイテムが保存されているパーソナルカラーアイテムDBを用いて、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記候補アイテムを取得することからなってもよい。
【0011】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、予め学習して構築されたディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークを用いて、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記候補アイテムを取得することからなってもよい。
【0012】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、前記使用者のパーソナルカラーを前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークに入力し、前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークの出力に基づいて前記候補アイテムを取得することからなってもよい。
【0013】
ここで、前記ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークは、パーソナルカラーを含むカラー情報、および前記カラー情報に対応する専門家推奨アイテム情報を含む学習データを用いて、前記カラー情報を入力値とし、前記専門家推奨アイテム情報を正解ラベルとして学習されることができる。
【0014】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、遺伝子タイプ別にアイテムが保存されている遺伝子アイテムDBを用いて、前記使用者の遺伝子情報と前記候補アイテムとに基づいて前記推奨アイテムを取得することからなってもよい。
【0015】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、前記遺伝子アイテムDBにおいて前記遺伝子情報にマッチングするアイテムを取得し、取得されたアイテムを前記候補アイテムから除去して残ったアイテムを前記推奨アイテムとして取得することからなってもよい。
【0016】
ここで、前記推奨アイテム取得段階は、前記使用者の過去の購入アイテム情報に基づいて取得されたアイテムを前記推奨アイテムから除去して残ったアイテムを前記推奨アイテムとして取得することからなってもよい。
【0017】
ここで、前記パーソナルカラー認識段階は、前記対象イメージに基づいて異なる明るさを有する複数の変形イメージを取得し、複数の前記変形イメージのそれぞれに基づいて、前記変形イメージに対する前記使用者のパーソナルカラーを認識することからなり、前記推奨アイテム取得段階は、複数の前記変形イメージのそれぞれに対する前記使用者のパーソナルカラーに基づいて複数の前記変形イメージのそれぞれに対する前記推奨アイテムを取得することからなり、前記推奨アイテム情報表示段階は、複数の前記変形イメージのそれぞれに対する前記推奨アイテムに基づいて前記推奨アイテム情報を表示することからなってもよい。
【0018】
前記の技術的課題を達成するための本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置は、使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨する装置であって、使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するための1つ以上のプログラムを保存するメモリと、前記メモリに保存された前記1つ以上のプログラムに従って使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するための動作を実行する1つ以上のプロセッサとを含み、前記プロセッサは、パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージに基づいて、前記対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、前記予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて前記使用者によって選択された情報に基づいて前記使用者のパーソナルカラーを認識し、前記使用者のパーソナルカラーに基づいて前記使用者に対応する推奨アイテムを取得し、前記推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムによれば、使用者の繰り返しのカラー選択によって使用者のパーソナルカラーを認識することにより、使用者のパーソナルカラーをより便利かつ正確に検出することができる。
【0020】
また、本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムによれば、周辺環境(明るい環境、暗い環境など)別に使用者の繰り返しのカラー選択により使用者のパーソナルカラーを認識することにより、周辺環境別に適切な使用者のパーソナルカラーを検出することができる。
【0021】
また、本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、これらを実行する装置、およびコンピュータプログラムによれば、使用者のパーソナルカラーに基づいて使用者に適したアイテムを推奨することにより、推奨満足度を向上することができる。
【0022】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていない他の効果は以下の記載から通常の技術者に明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置を説明するためのブロック図である。
図2】本発明の一実施形態によるパーソナルカラー認識方法を説明するためのフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態によるパーソナルカラーの認識過程を説明するための図である。
図4】本発明の一実施形態によるウォーム/クールテストの実行過程を説明するための図である。
図5】本発明の一実施形態によるウォーム/クールテストの実行結果を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態による季節テストの実行過程を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態による季節テストの実行結果を説明するための図である。
図8】本発明の一実施形態による季節テストの実行結果を説明するための図である。
図9】本発明の一実施形態による季節テストの実行の一例を示す図である。
図10】本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行過程を説明するための図である。
図11】本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行結果を説明するための図である。
図12】本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行結果を表示する一例を説明するための図であり、図12の(a)は詳細タイプ表示形式の一例を示し、図12の(b)は第Aカラーセット詳細タイプの場合の表示一例を示し、図12の(c)は第Bカラーセット詳細タイプの場合の表示一例を示し、図12の(d)は第Cカラーセット詳細タイプ時の表示一例を示す。
図13】本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行の一例を示す図である。
図14】本発明の一実施形態によるパーソナルカラー情報の表示一例を示す図である。
図15】本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー認識方法を説明するためのフローチャートである。
図16】本発明の他の実施形態による複数の変形イメージ取得処理を説明するための図である。
図17】本発明の他の実施形態によるディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークを用いた複数の変形イメージ取得過程を説明するための図である。
図18図17に示すディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークの学習過程を説明するための図である。
図19】本発明の他の実施形態によるパーソナルカーの認識過程を説明するための図である。
図20】本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー情報の表示一例を示す図である。
図21】本発明の一実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法を説明するためのフローチャートである。
図22】本発明の一実施形態による推奨アイテム収得過程を説明するための図である。
図23図22に示す候補アイテム取得処理の一例を説明するための図である。
図24図22に示す候補アイテム取得処理の他の例を説明するための図である。
図25図24に示すディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークの学習過程を説明するための図である。
図26図22に示す推奨アイテムの取得過程をより詳細に説明するための図である。
図27】本発明の一実施形態による推奨アイテム情報の表示一例を示す図である。
図28】本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法を説明するためのフローチャートである。
図29】本発明の他の実施形態による推奨アイテム情報の表示一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の利点および特徴、およびそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述される実施形態を参照すれば明らかになる。しかしながら、本発明は以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で具現することができ、本実施形態は本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範囲によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同じ参照番号は同じ構成要素を指す。
【0025】
他の定義がなければ、本明細書で使用されるすべての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通に理解され得る意味として使用され得る。また、一般的に使用される辞書で定義されている用語は、明確に特別に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0026】
本明細書における「第1」、「第2」などの用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別するためのものであり、これらの用語によって権利範囲が限定されるべきではない。例えば、第1の構成要素を第2の構成要素と命名することができ、同様に第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
【0027】
本明細書における各段階において識別符号(例えば、a、b、cなど)は説明の便宜のために使用されるものであり、識別符号は各段階の順序を説明するものではなく、各段階は文脈上明らかに特定の順序を記載しない限り、明記された順序とは異なって発生することもあり得る。すなわち、各段階は、明記された順序と同様に行われてもよく、実質的に同時に実行されてもよく、逆の順序で実行されてもよい。
【0028】
本明細書において、「有する」、「有してもい」、「含む」または「含んでもよい」などの表現は、該当特徴(例えば、数値、機能、動作、または部品などの構成要素)の存在を指し、追加の特徴の存在を排除しない。
【0029】
以下、添付の図面を参照して、本発明に係るパーソナルカラー認識方法、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法、それらを実行する装置、およびコンピュータプログラムの好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0030】
まず、図1を参照して、本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置について説明する。
【0031】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置を説明するためのブロック図である。
【0032】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態によるパーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100は、使用者の繰り返しのカラー選択によって使用者のパーソナルカラーを認識することができる。ここで、パーソナルカラーとは、使用者の肌のトーンに最も合うカラーをいう。これにより、本発明は、使用者のパーソナルカラーをより便利かつ正確に検出することができる。
【0033】
また、パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100は、周辺環境(明るい環境、暗い環境など)別に使用者の繰り返しのカラー選択によって使用者のパーソナルカラーを認識することができる。これにより、本発明は、周囲環境別に適した使用者のパーソナルカラーを検出することができる。
【0034】
また、パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100は、使用者のパーソナルカラーに基づいて使用者に適したアイテムを推奨することができる。これにより、本発明は推奨満足度を向上させることができる。
【0035】
このために、パーソナルカラー基盤のアイテム推奨100は、1つ以上のプロセッサ110、コンピュータ可読保存媒体130、および通信バス150を含んでもよい。
【0036】
プロセッサ110は、パーソナルカラー基盤のアイテム装置100が動作するように制御することができる。例えば、プロセッサ110は、コンピュータ可読保存媒体130に保存された1つ以上のプログラム131を実行することができる。1つ以上のプログラム131は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令語を含んでもよく、コンピュータ実行可能命令語は、プロセッサ110によって実行される場合、パーソナルカラー基盤のアイテム装置100に使用者のパーソナルカラーを認識させ、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するための動作を実行するように構成されることができる。
【0037】
コンピュータ可読保存媒体130は、使用者のパーソナルカラーを認識し、パーソナルカラーに基づいて使用者にアイテムを推奨するためのコンピュータ実行可能命令語ないしプログラムコード、プログラムデータ、および/または他の適切な形態の情報を保存するように構成される。コンピュータ可読保存媒体130に保存されたプログラム131は、プロセッサ110によって実行可能な命令語の集合を含む。一実施形態において、コンピュータ可読保存媒体130は、メモリ(ランダムアクセスメモリなどの揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそれらの適切な組み合わせ)、1つ以上の磁気ディスク保存デバイス、光学ディスク保存デバイス、フラッシュメモリデバイス、その他のパーソナルカラー基盤のアイテム装置100によってアクセスされ、所望の情報を保存することができる他の形態の保存媒体、またはそれらの適切な組み合わせであり得る。
【0038】
通信バス150は、プロセッサ110、コンピュータ可読保存媒体130を含み、パーソナルカラー基盤のアイテム装置100の他の様々なコンポーネントを相互連結する。
【0039】
パーソナルカラー基盤のアイテム装置100はまた、1つ以上の入出力装置のためのインターフェースを提供する1つ以上の入出力インターフェース170および1つ以上の通信インターフェース190を含んでもよい。入出力インターフェース170および通信インターフェース190は通信バス150に連結される。入出力装置(図示せず)は、入出力インターフェース170を介してパーソナルカラー基盤のアイテム装置100の他のコンポーネントに接続されてもよい。
【0040】
次に、図2図14を参照して、本発明の一実施形態によるパーソナルカラー認識方法について説明する。
【0041】
図2は本発明の一実施形態によるパーソナルカラー認識方法を説明するためのフローチャートであり、図3は本発明の一実施形態によるパーソナルカラーの認識過程を説明するための図であり、図4は本発明一実施形態によるウォーム/クールテストの実行過程を説明するための図であり、図5は本発明の一実施形態によるウォーム/クールテストの実行結果を説明するための図であり、図6は本発明の一実施形態による季節テストの実行過程を説明するための図であり、図7および図8は、本発明の一実施形態による季節テストの実行結果を説明するための図であり、図9は本発明の一実施形態による季節テストの実施一例を示す図であり、図10は本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行過程を説明するための図であり、図11は本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行結果を説明するための図であり、図12は、本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行結果を表示する一例を説明するための図であり、図12(a)は詳細タイプ表示形式の一例を示し、図12(b)は第Aカラーセット詳細タイプのときの表示一例を示し、図12(c)は第Bカラーセット詳細タイプのときの表示一例を示し、図12(d)は第Cカラーセット詳細タイプのときの表示一例を示し、図13は本発明の一実施形態による詳細タイプテストの実行一例を示す図であり、図14は本発明の一実施形態によるパーソナルカラー情報の表示一例を示す図である。
【0042】
図2を参照すると、パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100のプロセッサ110は、パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージを取得することができる(S110)。
【0043】
ここで、パーソナルカラーは、ウォーム-春-トゥルー(Warm-Spring-True、WST)、ウォーム-春-ライト(Warm-Spring-Light、WSL)、ウォーム-春-ブライト(Warm-Spring-Bright、WSB)、ウォーム-秋-トゥルー(Warm-Autumn-True、WAT)、ウォーム-秋-ミュート(Warm-Autumn-Mute、WAM)、ウォーム-秋-ディープ(Warm-Autumn-Deep、WAD)、クール-夏-トゥルー(Cool-Summer-True、CST)、クール-夏-ライト(Cool-Summer-Light、CSL)、クール-夏-ミュート(Cool-Summer-Mute、CSM)、クール-冬-トゥルー(Cool-Winter-True、CWT)、クール-冬-ブライト(Cool-Winter-Bright、CWB)、およびクール-冬-ディープ(Cool-Winter-Deep、CWD)のいずれかであり得る。
【0044】
次に、プロセッサ110は、対象イメージに基づいて、対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて使用者によって選択された情報に基づき使用者のパーソナルカラーを認識することができる(S120)。
【0045】
ここで、予め設定された領域は、対象イメージの複数のサブ領域の中から使用者によって選択された少なくとも1つの領域であってもよい。すなわち、プロセッサ110は、カラーを表示する領域として、対象イメージから取得された「唇」、「頬」、「目」、「髪の毛」などの複数のサブ領域の中から使用者が選択した1つ以上の領域を設定することができる。例えば、使用者は、自分のパーソナルカラーを確認するために使用される領域として「唇」を選択することができる。また、使用者は、自分のパーソナルカラーを確認するために使用される領域として「唇」と「髪の毛」を同時に選択することもできる。この際、使用者によって特定の領域が選択されない場合、プロセッサ110は、カラーを表示する領域として「唇」などの予め設定されたデフォルト領域を設定することができる。
【0046】
すなわち、プロセッサ110は、パーソナルカラー別にテストカラーが保存されているパーソナルカラーDBを用いて、図3に示すように、階層的に行われるテストである「1次ウォーム/クールテスト→2次季節テスト→3次詳細タイプテスト」を通じて、使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0047】
-1次テスト:ウォーム/クール認識段階
プロセッサ110は、対象イメージに基づいて、ウォーム/クールテストを実行し、ウォーム/クールテストの実行結果に基づいて、使用者がウォームトンであるかクールトンであるかを認識することができる。
【0048】
すなわち、プロセッサ110は、予め設定されたカラーペアに基づいて予め設定された領域に2つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された2つのカラーの中から使用者によって選択された情報に基づいてウォーム/クールテストを行うことができる。
【0049】
例えば、プロセッサ110は、図4に示すように、画面SCRに対象イメージを表示し、「カラー1(C_1)」と「カラー2(C_2)」を表示することができる。その後、プロセッサ110は、使用者によって「カラー1(C_1)」が選択されると、該当カラー1(C_1)を予め設定された領域に表示され、使用者によって「カラー2(C_2)」が選択されると、該当カラー2(C_2)を予め設定された領域に表示することができる。すると、使用者は、自分に合うカラーが表示された状態で「選択する(B_S)」を選択して、2つのカラーのうち1つを選択することができる。
【0050】
より詳細に説明すると、プロセッサ110は、第1のカラーペアおよび第2のカラーペアに基づいて、異なるカラーからなる8つの第1のカラーペアに基づいて8回の反復的なウォーム/クールテストを実行し、異なるカラーからなる7つの第2のカラーペアに基づいて7回のウォーム/クールテストを行い、計15回のウォーム/クールテスト(第1のカラーペアを用いて8回のウォーム/クールテスト+第2のカラーペアを用いて7回のウォーム/クールテスト)の実行結果に基づいて、使用者がウォームトンであるかクールトンであるかを認識することができる。
【0051】
ここで、第1のカラーペアは、ウォーム-春-トゥルー(WST)に属するカラーとクール-夏-トゥルー(CST)に属するカラーとが対になってもよい。そして、第2のカラーペアは、ウォーム-秋-トゥルー(WAT)に属するカラーとクール-冬-トゥルー(CWT)に属するカラーとが対になってもよい。
【0052】
そして、プロセッサ110は、各カラーペア別の使用者の選択値(選択時+1点)をカウントして、図5に示すようなウォーム/クールテストの実行結果を取得することができる。
【0053】
そして、プロセッサ110は、ウォーム/クールテストの実行結果に基づいて、使用者がウォームトーンであるかクールトーンであるかを認識し、該当トーン(ウォームトーンまたはクールトーン)に属する確率値を取得することができる。例えば、使用者が第1のカラーペアに基づくウォーム/クールテストで「ウォーム-春-トゥルー(WST)」を「6回」選択し、第2のカラーペアに基づくウォーム/クールテストで「ウォーム-秋-トゥルー(WAT)を「5回」選択した場合、プロセッサ110は「ウォーム-春-トゥルー(WST)とウォーム-秋-トゥルー(WAT)の和」が「11」であるため、該当使用者を「ウォームトーン(W)」として認識し、ウォームトーン(W)に属する確率値として「70%」を取得することができる。一方、使用者が第1のカラーペアに基づくウォーム/クールテストで「ウォーム-春-トゥルー(WST)」を「2回」選択し、第2のカラーペアに基づくウォーム/クールテストで「ウォーム-秋-トゥルー(WAT)を「3回」選択した場合、プロセッサ110は「ウォーム-春-トゥルー(WST)とウォーム-秋-トゥルー(WAT)の和」が「5」であるため、該当使用者を「クールトン(C)」として認識し、クールトン(C)に属する確率値として「63%」を収得することができる。
【0054】
-2次テスト:季節認識段階
プロセッサ110は、対象イメージ、およびウォーム/クール認識段階の結果に基づいて、季節テストを実行して季節テストの実行結果に基づいて使用者に該当する季節を認識することができる。
【0055】
すなわち、プロセッサ110は、ウォーム/クール認識段階の結果に基づいて選択されたカラーセットに基づいて予め設定された領域に1つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された1つのカラーについて使用者によって選択された情報に基づいて季節テストを行うことができる。
【0056】
例えば、プロセッサ110は、図6に示すように、画面SCRに対象イメージを表示し、「カラーC」を表示することができる。その後、プロセッサ110は、使用者によって「カラーC」が選択されると、該当カラーCを予め設定された領域に表示することができる。その後、使用者は、該当カラーCが自分と合っていれば「似合う(B_Y)」を選択し、該当カラー(C)が自分と合わない場合は「似合わない(B_N)」を選択することができる。
【0057】
より詳細に説明すると、プロセッサ110は、第Aカラーセットおよび第Bカラーセットに基づいて、異なるカラーからなる7つの第Aカラーセットに基づいて7回の繰り返しの季節テストを実行し、異なるカラーからなる8つの第Bカラーセットに基づいて8回の繰り返し季節テストを行い、計15回の季節テスト(第Aカラーセットを用いて7回の季節テスト+第Bカラーセットを用いて8回の季節テスト)の実行結果に基づいて、使用者に該当する季節を認識することができる。この際、プロセッサ110は、第Aカラーセットと第Bカラーセットとが交互に露出された計15回の季節テスト(第Aカラーセット基盤の季節テスト→第Bカラーセット基盤の季節テスト→第Aカラーセット基盤の季節テスト→第Bカラーセット基盤の季節テスト→…)を実行することができる。
【0058】
ここで、ウォーム/クール認識段階の結果がウォームトーンであれば、第Aカラーセットはウォーム-春-トゥルー(WST)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはウォーム-秋-トゥルー(WAT)に属するカラーからなってもよい。一方、ウォーム/クール認識段階の結果がクールトーンであれば、第Aカラーセットはクール-夏-トゥルー(CST)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはクール-冬-トゥルー(CWT)に属するカラーからなってもよい。
【0059】
そして、プロセッサ110は、各カラーセット別の使用者の選択値(似合う(Good)選択時+1点/似合わない(Bad)選択時-1点)をカウントし、図7および図8に示すような季節テストの実行結果を収得することができる。
【0060】
そして、プロセッサ110は、季節テストの実行結果に基づいて使用者の季節を認識し、当該季節に属する確率値を取得することができる。例えば、プロセッサ110は、季節テストの最終スコアである「第Aカラーセットに対するスコア-第Bカラーセットに対するスコア」が「+」であれば、第A季節(春または夏)と判断し、季節テストの最終スコアである「第Aカラーセットに対するスコア-第Bカラーセットに対するスコア」が「-」であれば、第B季節(秋または冬)と判断することができる。例えば、使用者が第Aカラーセットに基づく季節テストで「似合う(Good)」を「6回」選択し、第Bカラーセットに基づく季節テストで「似合う(Good)」を「1回」選択した場合、プロセッサ110は、「第Aカラーセットに対するスコア」である「5点」と、「第Bカラーセットに対するスコア」である「-6点」に基づいて収得した最終スコアが「11点=5点-(-6点)」であるため、当該使用者の季節を「春または夏」と認識し、「春または夏」に属する確率値として「81%」を収得することができる。
【0061】
すなわち、プロセッサ110は、図9に示すように、1次ウォーム/クールテストの実行結果が「ウォームトーン(W)」である使用者に対する2次季節テストの実行結果に基づいて当該使用者の季節を判断することができる。第Aカラーセットに対するスコアが「-5点」であり、第Bカラーセットに対するスコアが「-6点」であると、プロセッサ110は、最終スコアが「1点」であるため、「春(S)」を該当使用者の季節と判断することができる。第Aカラーセットに対するスコアが「-7点」であり、第Bカラーセットに対するスコアが「-6点」であると、プロセッサ110は、最終スコアが「-1点」であるため、「秋(A)」を該当使用者の季節と判断できる。第Aカラーセットに対するスコアが「7点」であり、第Bカラーセットに対するスコアが「8点」であると、プロセッサ110は最終スコアが「-1点」であるため、「秋(A)」を該当使用者の季節と判断することができる。
【0062】
-3次テスト:詳細タイプ認識段階
プロセッサ110は、対象イメージ、ウォーム/クール認識段階の結果、および季節認識段階の結果に基づいて、詳細タイプテストを実行して、詳細タイプテストの実行結果に基づいて使用者に該当する詳細タイプを認識することができる。
【0063】
すなわち、プロセッサ110は、ウォーム/クール認識段階の結果、および季節認識段階の結果に基づいて選択されたカラーセットに基づいて予め設定された領域に3つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された3つのカラーのうち、使用者によって選択された情報に基づいて詳細タイプテストを実行することができる。
【0064】
例えば、プロセッサ110は、図10に示すように、画面SCRに対象イメージを表示し、「カラー1(C_1)」、「カラー2(C_2)」、および「カラー3(C_3)」を表示することができる。その後、プロセッサ110は、使用者によって「カラー1(C_1)」が選択されると、該当カラー1(C_1)を予め設定された領域に表示し、使用者によって「カラー2(C_2)」が選択されると、該当カラー2(C_2)を予め設定された領域に表示し、使用者によって「カラー3(C_3)」が選択されると、該当カラー3(C_3)を予め設定された領域に表示することができる。すると、使用者は、自分に合うカラーが表示された状態で「選択する(B_S)」を選択して、3つのカラーのうち1つを選択することができる。
【0065】
より詳細に説明すると、プロセッサ110は、第Aカラーセット、第Bカラーセット、および第Cカラーセットに基づいて、異なるカラーペアからなる4つのカラーペアに基づいて4回の繰り返しの詳細タイプテストを実行して、計4回の詳細タイプテストの実行結果に基づいて、使用者に該当する詳細タイプを認識することができる。
【0066】
ここで、カラーペアは、第Aカラーセットからランダムに選択されたカラー、第Bカラーセットからランダムに選択されたカラー、および第Cカラーセットからランダムに選択されたカラーからなる計3つのカラーが対になることができる。
【0067】
この際、ウォーム/クール認識段階の結果がウォームトーンであり、季節認識段階の結果が春トンであると、第Aカラーセットはウォーム-春-トゥルー(WST)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはウォーム-春-ライト(WSL)に属するカラーからなり、第Cカラーセットは、ウォーム-春-ブライト(WSB)に属するカラーからなることができる。そして、ウォーム/クール認識段階の結果がウォームトーンであり、季節認識段階の結果が秋トーンであれば、第Aカラーセットはウォーム-秋-トゥルー(WAT)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはウォーム-秋-ミュート(WAM)に属するカラーからなり、第Cカラーセットは、ウォーム-秋-ディープ(WAD)に属するカラーからなってもよい。そして、ウォーム/クール認識段階の結果がクールトーンであり、季節認識段階の結果が夏トンであると、第Aカラーセットはクール-夏-トゥルー(CST)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはクール-夏-ライト(CSL)に属するカラーからなり、第Cカラーセットは、クール-夏-ミュート(CSM)に属するカラーからなってもよい。そして、ウォーム/クール認識段階の結果がクールトーンであり、季節認識段階の結果が冬トンであると、第Aカラーセットはクール-冬-トゥルー(CWT)に属するカラーからなり、第Bカラーセットはクール-冬-ブライト(CWB)に属するカラーからなり、第Cカラーセットはクール-冬-ディープ(CWD)に属するカラーからなってもよい。
【0068】
そして、プロセッサ110は、各カラーペア別の使用者の選択値(選択時+1点)をカウントして、図11に示すような詳細タイプテストの実行結果を取得することができる。
【0069】
そして、プロセッサ110は、詳細タイプテストの実行結果に基づいて使用者の詳細タイプを認識し、該当詳細タイプに属する確率値を取得することができる。この際、プロセッサ110は、2回以上選択されたカラーセットを該当使用者の詳細タイプと判断することができる。また、選択された回数が同じカラーセットが複数存在する場合、プロセッサ110は、予め設定された優先順位(第Aカラーセット>第Bカラーセット>第Cカラーセット)に従って詳細タイプを判断することができる。
【0070】
そして、プロセッサ110は、使用者の詳細タイプを表示する場合、図12(a)に示すように、優先順位が最も高い第Aカラーセットに対応する詳細タイプを中央に表示し、第Bカラーセットに対応する詳細タイプは左側に表示し、第Cカラーセットに対応する詳細タイプは右側に表示することができる。この際、プロセッサ110は、使用者の詳細タイプが「第Aカラーセットに対応する詳細タイプ」である場合、それに該当する確率値にかかわらず、中央に詳細タイプを表示することができる。例えば、使用者の詳細タイプが「第Aカラーセットに対応する詳細タイプ」であると、プロセッサ110は、該当確率値(68%、79%、90%)に関係なく、図12(b)に示されたように、中央に詳細タイプを表示することができる。一方、プロセッサ110は、使用者の詳細タイプが「第Bカラーセットに対応する詳細タイプまたは第Cカラーセットに対応する詳細タイプ」である場合、それに該当する確率値に基づいて詳細タイプを表示することができる。例えば、使用者の詳細タイプが「第Bカラーセットに対応する詳細タイプ」であり、該当確率値が「79%」であると、プロセッサ110は、図12(c)に示すように、左側の中央に詳細タイプを表示することができる。そして、使用者の詳細タイプが「第Cカラーセットに対応する詳細タイプ」であり、該当確率値が「90%」であると、プロセッサ110は、図12(d)に示すように、右側の右に詳細タイプを表示することができる。
【0071】
すなわち、プロセッサ110は、図13に示すように、1次ウォーム/クールテストの実行結果が「ウォームトーン(W)」であり、2次季節テストの実行結果が「春トン(S)」である使用者に対する3次詳細タイプテストの実行結果に基づいて、該当使用者の詳細タイプを判断することができる。第Aカラーセットに対する選択値が「1」であり、第Bカラーセットに対する選択値が「1」であり、第Cカラーセットに対する選択値が「2」であると、プロセッサ110は「ユーザー1」の詳細タイプを「ブライト(B)」と認識し、ブライト(B)に属する確率値として「68%」を取得することができる。第Aカラーセットに対する選択値が「2」であり、第Bカラーセットに対する選択値が「2」であり、第Cカラーセットに対する選択値が「0」であると、プロセッサ110は「ユーザー2」の「詳細タイプ」を「トゥルー(T)」と認識し、トゥルー(T)に属する確率値として「68%」を取得することができる。第Aカラーセットに対する選択値が「0」であり、第Bカラーセットに対する選択値が「2」であり、第Cカラーセットに対する選択値が「2」であると、プロセッサ110は「ユーザー3」の詳細タイプを「ライト(L)」と認識し、ライト(L)に属する確率値として「68%」を取得することができる。第Aカラーセットに対する選択値が「1」であり、第Bカラーセットに対する選択値が「0」であり、第Cカラーセットに対する選択値が「3」であると、プロセッサ110は「ユーザー4」の詳細タイプを「ブライト(B)」と認識し、ブライト(B)に属する確率値として「79%」と判断することができる。第Aカラーセットに対する選択値が「4」であり、第Bカラーセットに対する選択値が「0」であり、第Cカラーセットに対する選択値が「0」であると、プロセッサ110は「ユーザー5」の詳細タイプを「トゥルー(T)」と認識し、トゥルー(T)に属する確率値として「90%」と判断することができる。
【0072】
-パーソナルカラー認識段階
プロセッサ110は、ウォーム/クール認識段階の結果、季節認識段階の結果、および詳細タイプ認識段階の結果に基づいて、使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0073】
以降、プロセッサ110は、使用者のパーソナルカラーに基づいてパーソナルカラー情報を表示することができる(S130)。
【0074】
例えば、プロセッサ110は、図14に示すように、画面SCRに該当使用者のパーソナルカラー情報(PCI)を表示することができる。
【0075】
次に、図15図20を参照して、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー認識方法について説明する。
【0076】
図15は、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー認識方法を説明するためのフローチャートであり、図16は、本発明の他の実施形態による複数の変形イメージ取得過程を説明するための図であり、図17は、本発明の他の実施形態によるディープラーニング基盤イメージ変換ネットワークを用いた複数の変形イメージ取得過程を説明するための図であり、図18は、図17に示すディープラーニング基盤イメージ変換ネットワークの学習過程を説明するための図であり、図19は、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラーの認識過程を説明するための図であり、図20は、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー情報の表示一例を示す図である。
【0077】
本実施形態によるパーソナルカラー認識方法は、先述の実施形態によるパーソナルカラー認識方法と実質的に同じであるため、相違点についてのみ説明する。
【0078】
図15を参照すると、パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100のプロセッサ110は、パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージを取得することができる(S210)。
【0079】
その後、プロセッサ110は、対象イメージに基づいて、異なる明るさを有する複数の変形イメージを取得することができる(S220)。
【0080】
すなわち、プロセッサ110は、図16に示すように、対象イメージに基づいて、明るい環境で撮影されたイメージに対応する第1の変形イメージ、および暗い環境で撮影されたイメージに対応する第2の変形イメージを収得することができる。
【0081】
この際、プロセッサ110は、図17に示すように、予め学習されて構築されたディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークを用いて、対象イメージに基づいて第1の変形イメージと第2の変形イメージを取得することができる。すなわち、プロセッサ110は、対象イメージをディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークに入力し、ディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークの出力に基づいて第1の変形イメージと第2の変形イメージを取得することができる。ここで、ディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークは、図18に示すように、顔を含む基本イメージ、基本イメージに対応する明るい環境イメージ、および基本イメージに対応する暗い環境イメージを含む学習データを用いて、基本イメージを入力値とし、明るい環境イメージと暗い環境イメージを正解ラベルとして予め学習して構築することができる。
【0082】
また、プロセッサ110は、対象イメージの明るさ値に基づいて、対象イメージが明るい環境で撮影されたイメージであるか暗い環境で撮影されたイメージであるかを検出することができる。そして、対象イメージが明るい環境で撮影されたイメージであると検出されれば、プロセッサ110は、対象イメージを第1の変形イメージとして取得し、予め学習して構築された第1のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークに対象イメージを入力し、第1のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークの出力に基づいて、暗い環境に対応する第2の変形イメージを取得することができる。一方、対象イメージが暗い環境で撮影されたイメージであると検出されれば、プロセッサ110は、対象イメージを第2の変形イメージとして取得し、予め学習され構築された第2のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークに対象イメージを入力し、第2のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークの出力に基づいて、明るい環境に対応する第1の変形イメージを取得することができる。すなわち、明るい環境イメージを入力とし、暗い環境イメージを出力とする第1のディープラーニング基盤イメージ変換ネットワーク、および暗い環境イメージを入力とし、明るい環境イメージを出力とする第2のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークのそれぞれを、学習データを用いて予め学習して構築した状態で、プロセッサ110は、対象イメージが明るい環境イメージであるか暗い環境イメージであるかを検出し、検出結果に基づいて変形イメージを取得するために用いられるディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワーク(第1のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワークまたは第2のディープラーニング基盤のイメージ変換ネットワーク)を選択することができる。
【0083】
そのあと、プロセッサ110は、複数の変形イメージのそれぞれに基づいて、変形イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて使用者によって選択された情報に基づいて、変形イメージに対する使用者のパーソナルカラーを認識することができる(S230)。
【0084】
ここで、予め設定された領域は、変形イメージごとに互いに異なるように設定されてもよい。例えば、第1の変形イメージは、カラーを表示する領域として使用者の選択によって「唇」が設定されることができ、第2の変形イメージは、カラーを表示する領域として使用者の選択によって「頬」が設定されてもよい。この際、使用者によって特定領域が選択されないと、プロセッサ110は、変形イメージ別に予め設定されたデフォルト領域(第1の変形イメージは「唇」/第2の変形イメージは「髪の毛」)を、カラーを表示する領域として設定できる。もちろん、予め設定された領域は、変形イメージに関係なく同じ領域に設定されてもよい。
【0085】
すなわち、プロセッサ110は、図19に示すように、パーソナルカラーDBを用いて、第1の変形イメージおよび第2の変形イメージのそれぞれについて、階層的に行われるテストである「1次ウォーム/クールテスト→2次季節テスト→3次詳細タイプテスト」を通じて使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0086】
-一次テスト:ウォーム/クール認識段階
プロセッサ110は、変形イメージに基づいて、ウォーム/クールテストを実行してウォーム/クールテストの実行結果に基づいて、変形イメージに対して使用者がウォームトンであるかクールトンであるかを認識することができる。
【0087】
-2次テスト:季節認識段階
プロセッサ110は、変形イメージおよびウォーム/クール認識段階の結果に基づいて、季節テストを実行して季節テストの実行結果に基づいて変形イメージに対して使用者に該当する季節を認識することができる。
【0088】
-3次テスト:詳細タイプ認識段階
プロセッサ110は、変形イメージ、ウォーム/クール認識段階の結果、および季節認識段階の結果に基づいて、詳細タイプテストを実行して詳細タイプテストの実行結果に基づいて、変形イメージについて使用者に該当する詳細タイプを認識することができる。
【0089】
-パーソナルカラー認識段階
プロセッサ110は、ウォーム/クール認識段階の結果、季節認識段階の結果、および詳細タイプ認識段階の結果に基づいて、変形イメージに対する使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0090】
その後、プロセッサ110は、複数の変形イメージのそれぞれに対する使用者のパーソナルカラーに基づいてパーソナルカラー情報を表示することができる(S240)。
【0091】
例えば、プロセッサ110は、図20に示すように、第1の変形イメージと第1の変形イメージに対する該当使用者のパーソナルカラー、および第2の変形イメージおよび第2の変形イメージに対する該当使用者のパーソナルカラーを含む、該当使用者のパーソナルカラー情報(PCI)を画面(SCR)に表示することができる。
【0092】
次に、図21図27を参照して、本発明の一実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法について説明する。
【0093】
本実施形態によるパーソナルカラー認識方法は、先述の実施形態によるパーソナルカラー認識方法(図2に示すパーソナルカラー認識方法および図15に示すパーソナルカラー認識方法)と実質的に同じであるため、相違する部分についてのみ以下で説明する。
【0094】
図21は、本発明の一実施形態によるパーソナルカラー基盤アイテム推奨方法を説明するためのフローチャートであり、図22は、本発明の一実施形態による推奨アイテム収得過程を説明するための図であり、図23は、図22に示す候補アイテム収得過程の一例を説明するための図であり、図24図22に示す候補アイテム収得過程の他の例を説明するための図であり、図25図24に示すディープラーニング基盤アイテム推奨ネットワークの学習過程を説明するための図であり、図26は、図22に示す推奨アイテムの収得過程をより詳細に説明するための図であり、図27は、本発明の一実施形態による推奨アイテム情報の表示一例を示す図である。
【0095】
図21を参照すると、パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100のプロセッサ110は、パーソナルカラーの認識対象である使用者の顔を含む対象イメージに基づいて使用者のパーソナルカラーを認識することができる(S310)。
【0096】
すなわち、プロセッサ110は、対象イメージに基づいて、対象イメージの予め設定された領域に予め設定された少なくとも1つのカラーを表示し、予め設定された領域に表示された少なくとも1つのカラーに基づいて使用者によって選択された情報に基づいて使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0097】
その後、プロセッサ110は、使用者のパーソナルカラーに基づいて使用者に対応する推奨アイテムを取得することができる(S320)。
【0098】
ここで、推奨アイテムは、推奨化粧品、推奨化粧品のカラー、および推奨化粧品に関連する動画を含んでもよい。例えば、推奨化粧品が「口紅」であると、推奨アイテムは、口紅の写真、製造社、名称などの推奨化粧品に関する情報、使用者のパーソナルカラーに基づいて推奨される口紅カラーなどの推奨化粧品カラーに関する情報、およびインフルエンサーなどの映像コンテンツ提供者によって生成された口紅使用映像などの推奨化粧品関連動画などを含んでもよい。
【0099】
より詳細に説明すると、プロセッサ110は、図22に示すように、使用者のパーソナルカラーに基づいて候補アイテムを取得することができる。
【0100】
この際、プロセッサ110は、図23に示すように、パーソナルカラー別にアイテムが保存されているパーソナルカラーアイテムDBを用いて、使用者のパーソナルカラーに基づいて候補アイテムを取得することができる。例えば、パーソナルカラーアイテムDBは、以下の[表1]のように予め構築されていてもよい。プロセッサ110は、パーソナルカラーアイテムDBで使用者のパーソナルカラーにマッチングするアイテムを取得し、取得したアイテムを候補アイテムとして取得することができる。
【表1】
【0101】
さらに、プロセッサ110は、予め学習されて構築されたディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークを使用して、使用者のパーソナルカラーに基づいて候補アイテムを取得することができる。すなわち、プロセッサ110は、図24に示すように、使用者のパーソナルカラーをディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークに入力し、ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークの出力に基づいて候補アイテムを取得することができる。ここで、ディープラーニング基盤のアイテム推奨ネットワークは、図25に示すように、パーソナルカラーを含むカラー情報、およびカラー情報に対応する専門家推奨アイテム情報を含む学習データを用いて、カラー情報を入力値とし、専門家推奨アイテム情報を正解ラベルとして予め学習して構築されることができる。そして、プロセッサ110は、図22に示すように、使用者の遺伝子情報と候補アイテムに基づいて推奨アイテムを取得することができる。
【0102】
すなわち、プロセッサ110は、図26に示すように、遺伝子タイプ別にアイテムが保存されている遺伝子アイテムDBを用いて、使用者の遺伝子情報と候補アイテムに基づいて推奨アイテムを取得することができる。この際、プロセッサ110は、遺伝子アイテムDBから遺伝子情報にマッチングするアイテムを収得し、収得したアイテムを候補アイテムから除去して残ったアイテムを推奨アイテムとして収得することができる。例えば、遺伝子アイテムDBは、以下の[表2]のように予め構築されていてもよい。プロセッサ110は、使用者の遺伝子情報に基づいて該当する遺伝子タイプを取得し、取得した遺伝子タイプにマッチングするアイテム(すなわち、当該遺伝子タイプに推奨されないアイテム)を遺伝子アイテムDBから取得し、取得したアイテムが推奨アイテムに含まれていれば該当アイテムを削除することができる。
【表2】
【0103】
そして、プロセッサ110は、図26に示すように、使用者の過去の購入アイテム情報に基づいて取得されたアイテムを推奨アイテムから除去して残ったアイテムを推奨アイテムとして取得することができる。例えば、プロセッサ110は、使用者の過去の購入アイテム情報に基づいて取得されたアイテムが推奨アイテムに含まれていれば、該当アイテムを削除することができる。
【0104】
その後、プロセッサ110は、推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示することができる(S330)。
【0105】
例えば、プロセッサ110は、図27に示すように、画面SCRに当該使用者に提供する推奨アイテム情報RIを表示することができる。
【0106】
次に、図28および図29を参照して、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー基盤のアイテム推奨方法について説明する。
【0107】
本実施形態によるパーソナルカラー基盤アイテム推奨方法は、先述の実施形態によるパーソナルカラー基盤アイテム推奨方法と実質的に同じであるため、相違する部分についてのみ以下に説明する。
【0108】
図28は、本発明の他の実施形態によるパーソナルカラー基盤アイテム推奨方法を説明するためのフローチャートであり、図29は、本発明の他の実施形態による推奨アイテム情報の表示一例を示す図である。
【0109】
パーソナルカラー基盤アイテム推奨装置100のプロセッサ110は、対象イメージに基づいて異なる明るさを有する複数の変形イメージを取得し、複数の変形イメージのそれぞれに基づいて変形イメージに対する使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0110】
すなわち、プロセッサ110は、パーソナルカラーDBを用いて、明るい環境で撮影されたイメージに対応する第1の変形イメージおよび暗い環境で撮影されたイメージに対応する第2の変形イメージのそれぞれについて、階層的に実行されるテストである「1次ウォーム/クールテスト→2次季節テスト→3次詳細タイプテスト」により、使用者のパーソナルカラーを認識することができる。
【0111】
その後、プロセッサ110は、複数の変形イメージのそれぞれに対する使用者のパーソナルカラーに基づいて複数の変形イメージのそれぞれに対する推奨アイテムを取得することができる。
【0112】
すなわち、プロセッサ110は、図28に示すように、第1の変形イメージに対する使用者のパーソナルカラーに基づいて第1の変形イメージに対する推奨アイテムを取得し、第2の変形イメージに対する使用者のパーソナルカラーに基づいて第2の変形イメージの推奨アイテムを収得することができる。
【0113】
その後、プロセッサ110は、複数の変形イメージのそれぞれに対する推奨アイテムに基づいて推奨アイテム情報を表示することができる。
【0114】
例えば、プロセッサ110は、図29に示すように、第1の変形イメージに対する推奨アイテム、および第2の変形イメージに対する推奨アイテムを含む推奨アイテム情報RIを画面SCRに表示することができる。
【0115】
本実施形態による動作は、様々なコンピュータ手段を介して実行することができるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ可読保存媒体に記録されることができる。コンピュータ可読保存媒体は、実行のためにプロセッサに命令語を提供するのに関与した任意の媒体を表す。コンピュータ可読保存媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。例えば、磁気媒体、光記録媒体、メモリなどがあり得る。コンピュータプログラムは、ネットワークで接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散方式としてコンピュータが読み取り可能なコードが保存されて実行されてもよい。本実施形態を具現するための機能的な(Functional)プログラム、コード、およびコードセグメントは、本実施形態が属する技術分野のプログラマーによって容易に推論され得る。
【0116】
本実施形態は、本実施形態の技術思想を説明するためのものであり、このような実施形態によって本実施形態の技術思想の範囲が限定されるものではない。本実施形態の保護範囲は、以下の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本実施形態の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0117】
100 ・・・パーソナルカラー基盤のアイテム推奨装置
110 ・・・プロセッサ
130 ・・・コンピュータ可読保存媒体
131 ・・・プログラム
150 ・・・通信バス
170 ・・・入出力インターフェース、
190 ・・・通信インターフェース
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