(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-08
(45)【発行日】2024-08-19
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/336 20060101AFI20240809BHJP
H01L 29/78 20060101ALI20240809BHJP
H01L 21/3205 20060101ALI20240809BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20240809BHJP
H01L 23/522 20060101ALI20240809BHJP
【FI】
H01L29/78 301S
H01L29/78 301W
H01L21/88 T
H01L21/88 Z
(21)【出願番号】P 2020120087
(22)【出願日】2020-07-13
【審査請求日】2023-06-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000116024
【氏名又は名称】ローム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002310
【氏名又は名称】弁理士法人あい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川▲崎▼ 一紀
(72)【発明者】
【氏名】井上 勇気
(72)【発明者】
【氏名】吉井 佑介
【審査官】岩本 勉
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-125176(JP,A)
【文献】米国特許第05672894(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0343813(US,A1)
【文献】特開2002-368210(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0185681(US,A1)
【文献】特開平11-251584(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0087074(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 29/78
H01L 21/336
H01L 21/3205
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、
前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された複数の第1引き出し電極と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において複数の前記第1引き出し電極に噛み合うように前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された複数の第2引き出し電極と、を含
み、
前記第1引き出し電極が、前記第2方向に向けて屈曲した第1屈曲部を含み、
前記第2引き出し電極が、前記第1屈曲部の屈曲方向に沿って延びる第2屈曲部を含む、半導体装置。
【請求項2】
前記第1引き出し電極が、複数の前記第2配線から電気的に絶縁されており、
前記第2引き出し電極が、複数の前記第1配線から電気的に絶縁されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ストライプ配線が、複数対の前記第1配線および前記第2配線を含み、
前記第1引き出し電極および
前記第2引き出し電極の少なくとも一方が、平面視において、少なくとも一対の前記第1配線および前記第2配線にオーバーラップしている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2絶縁層内に形成され、前記第1配線と前記第1パッド電極とを電気的に接続する第1コンタクトと、
前記第2絶縁層内に形成され、前記第2配線と前記第2パッド電極とを電気的に接続する第2コンタクトをさらに含み、
前記第1屈曲部が、前記第1コンタクトに電気的に接続され、前記第2絶縁層を挟んで前記第2配線から電気的に絶縁されており、
前記第2屈曲部が、前記第2コンタクトに電気的に接続され、前記第2絶縁層を挟んで前記第2配線から電気的に絶縁されている、請求項
1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1屈曲部が、平面視において複数の前記第1配線および複数の前記第2配線を横切っており、
前記第2屈曲部が、平面視において複数の前記第1配線および複数の前記第2配線を横切っている、請求項
1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1引き出し電極が、複数の前記第1屈曲部を含む、
前記第2引き出し電極が、複数の前記第2屈曲部を含む、請求項
1~
5のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1引き出し電極が、前記第1方向にジグザグ状に延び、
前記第2引き出し電極が、前記第1引き出し電極に整合するように、前記第1方向にジグザグ状に延びている、請求項
6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1引き出し電極が、前記第1パッド電極から前記第1方向に延びる第1延部をさらに含み、
前記第1屈曲部が、前記第1延部から前記第2方向の一方側に屈曲する第3屈曲部を含み、
前記第2引き出し電極が、前記第2方向の前記一方側に窪んで前記第3屈曲部に噛み合う窪み部をさらに含む、請求項
1~
7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第3屈曲部が、前記第1延部よりも前記第2端部側において、前記第1延部に対し前記第2方向の前記一方側にずれた位置を前記第1方向に延びる第2延部を含む、請求項
8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2延部が、前記第2引き出し電極に前記第1方向に対向している、請求項
9に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第2延部が、前記一方側に隣り合う
前記第1引き出し電極の前記第1延部に
前記第1方向に、対向していない、請求項
10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記第1屈曲部が、前記第2方向の他方側に屈曲する第4屈曲部をさらに含む、請求項
8~
11のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記第4屈曲部が、
前記第3屈曲部よりも前記第2端部側において、前記第1延部から前記第2端部側に離間して前記第1方向に延びる第3延部を含む、請求項
12に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記第3延部が、前記第1延部に前記第1方向に対向している、請求項
13に記載の半導体装置。
【請求項15】
主面を有する半導体チップと、
前記主面に形成され
、第1方向に延びる単位セルを複数含む電界効果トランジスタと、
複数の前記単位セルを被覆する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上において前記第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、
前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された複数の第1引き出し電極と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において複数の前記第1引き出し電極に噛み合うように前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された複数の第2引き出し電極と、を含み
、
前記第1配線が、ソース配線およびドレイン配線の一方を含み、
前記第2配線が、前記ソース配線および前記ドレイン配線の他方を含む
、半導体装置。
【請求項16】
前記単位セルが、プレーナゲート構造を有している、請求項
15に記載の半導体装置。
【請求項17】
前記第1配線が、前記ソース配線を含み、
前記第2配線が、前記ドレイン配線を含み、
前記第1パッド電極が、複数の前記ソース配線に電気的に接続されたソースパッド電極を含み、
前記第2パッド電極が、複数の前記ドレイン配線に電気的に接続されたドレインパッド電極を含み、
前記ソースパッド電極における前記ドレインパッド電極と対向する部分が、前記第2方向に延びる直線状部と、前記直線状部に対して傾斜する傾斜部と、を含む、請求項
15または
16に記載の半導体装置。
【請求項18】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、
前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された第1引き出し電極と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された第2引き出し電極と、を含み、
前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の一方が、前記第2方向の一方側に突出する突出部を含み、
前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の他方が、前記第2方向の前記一方側に窪んで、前記突出部に噛み合う窪み部を含む、半導体装置。
【請求項19】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、
前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された第1引き出し電極と、
前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、
前記第2絶縁層の上において前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された第2引き出し電極と、を含み、
前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の少なくとも一方が、
前記第1方向に延びる第1延部と、
前記第1延部から前記第2端部側または前記第1端部側に離間して前記第1方向に延びる第3延部と、
前記第1延部と
前記第3延部とを接続する接続部と、を含む、半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボディ領域の一方主面において、一方向に延びるストライプ状のドレイン領域およびソース領域が形成された半導体装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボディ領域の上に絶縁層(第1絶縁層)を介して第1配線層を配置し、かつ第1配線層の上に絶縁層(第2絶縁層)を介して第2配線層を配置する場合を検討する。第2配線層は、第1パッド電極と第2パッド電極とを含む。この場合、第1配線層において、ドレイン領域およびソース領域のストライプ方向に延びる複数の第1配線(ソース配線)および複数の第2配線(ドレイン配線)を、間隔を空けてストライプ状に形成することが考えられる。すなわち、第1配線層に、ドレイン領域およびソース領域のストライプ方向に延びるストライプ配線を形成することが考えられる。
【0005】
この場合、第1パッド電極をストライプ配線の一端部に電気的に接続し、第2パッド電極をストライプ配線の他端部に電気的に接続すると、第1パッド電極からストライプ配線(の他端部側の領域)に至る電流経路が長くなる結果、ストライプ配線の配線抵抗の増加を招くおそれがあった。同様に、第2パッド電極からストライプ配線(の一端部側の領域)に至る電流経路が長くなる結果、ストライプ配線に起因する配線抵抗の増加を招くおそれがあった。
【0006】
本発明の一実施形態は、ストライプ配線に起因する配線抵抗を削減できる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された複数の第1引き出し電極と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、前記第2絶縁層の上において複数の前記第1引き出し電極に噛み合うように前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて櫛歯状に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された複数の第2引き出し電極と、を含む、半導体装置を提供する。
【0008】
この半導体装置によれば、第1パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第1引き出し電極によって短縮できる。同様に、第2パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第2引き出し電極によって短縮できる。よって、配線抵抗を削減できる。
本発明の一実施形態は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された第1引き出し電極と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、前記第2絶縁層の上において前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された第2引き出し電極と、を含み、前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の一方が、前記第2方向の一方側に突出する突出部を含み、前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の他方が、前記第2方向の前記一方側に窪んで、前記突出部に噛み合う窪み部を含む、半導体装置を提供する。
【0009】
この半導体装置によれば、第1パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第1引き出し電極によって短縮できる。同様に、第2パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第2引き出し電極によって短縮できる。第1引き出し電極および第2引き出し電極の少なくとも一方に突出部を形成することにより、電流経路が短縮されるストライプ配線の数を増大できる。よって、配線抵抗を削減できる。
【0010】
本発明の一実施形態は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上において第1方向にそれぞれ延び、前記第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて配列された複数の第1配線および複数の第2配線を含み、前記第1方向の一方側の第1端部および前記第1方向の他方側の第2端部を有するストライプ配線と、前記第1絶縁層の上で前記ストライプ配線を被覆する第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第1端部側に配置され、複数の前記第1配線に電気的に接続された第1パッド電極と、前記第2絶縁層の上において前記第1パッド電極から前記ストライプ配線の前記第2端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第1パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第2端部側において複数の前記第1配線に電気的に接続された第1引き出し電極と、前記第2絶縁層の上において前記ストライプ配線の前記第2端部側に配置され、複数の前記第2配線に電気的に接続された第2パッド電極と、前記第2絶縁層の上において前記第2パッド電極から前記ストライプ配線の前記第1端部側に向けて前記第1方向に引き出され、前記第2パッド電極に対して前記ストライプ配線の前記第1端部側において複数の前記第2配線に電気的に接続された第2引き出し電極と、を含み、前記第1引き出し電極および前記第2引き出し電極の少なくとも一方が、前記第1方向に延びる第1延部と、前記第1延部から前記第2端部側または前記第1端部側に離間して前記第1方向に延びる第3延部と、前記第1延部と第3延部とを接続する接続部と、を含む、半導体装置を提供する。
【0011】
この半導体装置によれば、第1パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第1引き出し電極によって短縮できる。同様に、第2パッド電極からストライプ配線に至る電流経路を第2引き出し電極によって短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な切欠き斜視図である。
【
図2】
図2は、前記半導体装置の内部構造を示す平面図であって、半導体チップの第1主面のレイアウトを示している。
【
図4】
図4は、
図3に示すIV-IV切断線に沿う断面図である。
【
図7】
図7は、前記半導体装置の内部構造を示す図であって、主に、第1配線層のレイアウトを説明するための図である。
【
図8】
図8は、
図3に対応する図であって、主に、前記第1配線層のレイアウトを説明するための図である。
【
図9】
図9は、前記半導体装置の内部構造を示す図であって、主に、トップ配線層のレイアウトを示している。
【
図11A】
図11Aは、
図10に示す領域XIAの拡大斜視図であって、前記第1配線層とトップ配線層との関係を説明するための図である。
【
図11B】
図11Bは、
図10に示す領域XIBの拡大斜視図であって、前記第1配線層とトップ配線層との関係を説明するための図である。
【
図12】
図12は、
図9に対応する図であって、参考例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図13】
図13は、
図9に対応する図であって、本発明の第1変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図14】
図14は、
図9に対応する図であって、本発明の第2変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図15】
図15は、
図9に対応する図であって、本発明の第3変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図16】
図16は、
図9に対応する図であって、本発明の第4変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図17】
図17は、
図9に対応する図であって、本発明の第5変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図18】
図18は、
図9に対応する図であって、本発明の第6変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【
図19】
図19は、
図9に対応する図であって、本発明の第7変形例に係るトップ配線層のレイアウトを示している。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置1の模式的な切欠き斜視図である。
半導体装置1は、平面寸法に基づいて1005(1mm×0.5mm)チップ、0603(0.6mm×0.3mm)チップ、0402(0.4mm×0.2mm)チップ、03015(0.3mm×0.15mm)チップ等と称される小型のチップ部品である。
【0014】
半導体装置1は、直方体形状のチップ本体2を含む。チップ本体2は、パッケージを兼ねている。つまり、半導体装置1(チップ本体2)は、チップサイズをパッケージサイズとして有している。チップ本体2は、一方側の第1チップ主面3、および他方側の第2チップ主面4を含む。第1チップ主面3および第2チップ主面4は、それらの法線方向Zから見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状(具体的には長方形状)に形成されている。第1チップ主面3は、実装基板等の接続対象に接続される際に当該接続対象に対向する接続面(実装面)である。第2チップ主面4は、接続面の反対側の非接続面(非実装面)である。第2チップ主面4は、研削痕を有する研削面または鏡面からなる。
【0015】
チップ本体2は、第1チップ主面3と第2チップ主面4とを接続する4つのチップ側面5A~5Dを含む。4つのチップ側面5A~5Dは、第1チップ側面5A、第2チップ側面5B、第3チップ側面5Cおよび第4チップ側面5Dを含む。第1チップ側面5Aおよび第2チップ側面5Bは、第1方向Xに延び、第1方向Xに交差する第2方向Yに対向している。第1チップ側面5Aおよび第2チップ側面5Bは、チップ本体2の長辺を形成している。第3チップ側面5Cおよび第4チップ側面5Dは、第2方向Yに延び、第1方向Xに対向している。第3チップ側面5Cおよび第4チップ側面5Dは、チップ本体2の短辺を形成している。チップ側面5A~5Dは、法線方向Zに沿って延びる平坦面からなる。この形態では、第2方向Yは、第1方向Xに直交している。
【0016】
チップ本体2の4つの角部は、この形態では、平面視においてチップ本体2の外方に向かう湾曲状に形成(R面取り)されている。チップ本体2の4つの角部は、C面取りされていてもよい。チップ本体2の4つの角部は、面取りされずに、角張っていてもよい。
前述の「0603」、「0402」、「03015」等は、チップ本体2の長辺の長さおよび短辺の長さによって定義される。チップ本体2の短辺の長さは、前記数値に限らず、0.05mm以上1mm以下であってもよい。また、チップ本体2の長辺の長さは、前記数値に限らず、0.1mm以上2mm以下であってもよい。チップ本体2の短辺の長さに対するチップ本体2の長辺の長さの比は、1以上3以下であってもよい。チップ本体2の厚さは、50μm以上1000μm以下であってもよい。
【0017】
半導体装置1(チップ本体2)は、直方体形状に形成されたシリコン製の半導体チップ10を含む。半導体チップ10は、一方側の第1主面11、他方側の第2主面12、ならびに、第1主面11および第2主面12を接続する4つの側面13A~13Dを含む。第1主面11および第2主面12は、平面視において四角形状(この形態では長方形状)に形成されている。
【0018】
第1主面11は、機能装置が形成された装置面である。第2主面12は、第2チップ主面4を形成している。4つの側面13A~13Dは、第1側面13A、第2側面13B、第3側面13Cおよび第4側面13Dを含む。第1主面11において隣り合う側面13A~13Dの各交差部には、半導体チップ10の角部13AC,13AD,13BC,13BDが形成されている。
【0019】
半導体チップ10は、p型のシリコン基板56(
図4~
図6B参照)と、n
-型のエピタキシャル層57(
図4~
図6B参照)と、を含んでいる。エピタキシャル層57は、シリコン基板56上に形成されている。エピタキシャル層57の厚さは、たとえば、5.0μm~10μmである。
半導体装置1は、半導体チップ10の側面13A~13Dを被覆する側面絶縁層15をさらに含む。側面絶縁層15は、4つの側面13A~13Dを一括して被覆する。
【0020】
半導体装置1は、第1主面11を被覆する層間絶縁層18をさらに含む。層間絶縁層18は、第1層間絶縁層(第1絶縁層)16および第2層間絶縁層(第2絶縁層)17を含む。層間絶縁層18は、第1層間絶縁層16に第2層間絶縁層17が重ねられる積層構造を有している。側面絶縁層15は、第1層間絶縁層16および第2層間絶縁層17に連なっている。すなわち、第1層間絶縁層16の周縁部および第2層間絶縁層17の周縁部は、4つの側面13A~13Dに連なっている。
【0021】
半導体装置1は、第1チップ主面3に、ソース端子電極20、ドレイン端子電極30およびゲート端子電極40をさらに含む。ソース端子電極20、ドレイン端子電極30およびゲート端子電極40は、第2層間絶縁層17の上に形成されている。
ソース端子電極20は、ソースパッド電極(第1パッド電極)21と、複数のソース引き出し電極(第1引き出し電極)22と、を含む。ドレイン端子電極30は、ドレインパッド電極(第2パッド電極)31と、複数のドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)32と、を含む。
【0022】
図2は、半導体装置1の内部構造を示す平面図であって、第1主面11のレイアウトを示している。
図3は、
図2に示す単位セル60を示す拡大図である。
図4は、
図3に示すIV-IV切断線に沿う断面図である。
図5は、
図3に示すV-V切断線に沿う断面図である。
図6Aは、
図3に示すVIA-VIA切断線に沿う断面図である。
図6Bは、
図3に示すVIB-VIB切断線に沿う断面図である。
【0023】
以下、
図2~
図6Bを参照しながら、半導体装置1の内部構造について説明する。
半導体装置1は、第1主面11と、第1主面11に形成されたアクティブ部53と、第1主面11に形成された、アクティブ外の外側領域54と、を含む。アクティブ部53は、
図2に示すように、半導体チップ10の一つの角部13BCの周囲に形成された、内方に向かって窪んだ、たとえば平面視四角形状の凹部52を除く、半導体チップ10の第1主面11のほぼ全体に形成されている。外側領域54は、凹部52に整合するように形成されている。アクティブ部53は、MOSFET構造53Aが形成された領域であり、半導体装置1のソース-ドレイン間が導通状態のとき(オン時)に半導体チップ10の厚さ方向に電流が流れる領域である。外側領域54は、MOSFET構造(MOSFET構造53Aに相当)が形成されない領域である。外側領域54は、ゲート端子電極40(
図1参照)を支持する支持部として機能する。外側領域54は、MOSFET構造(MOSFET構造53Aに相当)が形成されない領域である。外側領域54に、MOSFET構造以外のデバイス(たとえば、保護ダイオード)が形成されていてもよい。
【0024】
MOSFET構造53Aは、第1方向Xに延びる複数の単位セル60を第2方向Yに並べて構成された電界効果トランジスタである。単位セル60は、プレーナゲート構造を有している。
単位セル60は、
図3に示すように、DMOSFET(Double-Diffused MOSFET)を含む。単位セル60は、第1方向Xに延びる帯状のn
-型のウェル領域66と、第1方向Xに延びる帯状のp
-型のボディ領域67と、を含む。ウェル領域66とボディ領域67とは第2方向Yに間隔を空けて形成されている。ウェル領域66およびボディ領域67は、半導体チップ10の第1方向Xに延びるストライプ状に形成されている。個々の単位セル60において、1つのボディ領域67が、このボディ領域67に隣り合う2つのウェル領域66によって第2方向Yに挟まれている。
【0025】
半導体チップ10は、
図4~
図6Bに示すように、第1主面11に、エピタキシャル層57の一部を他の部分から分離してドリフト領域を区画するp型の分離ウェル55を含んでいる。分離ウェル55は、平面視で環状に形成され、エピタキシャル層57の表層部(第1主面11)からシリコン基板56に達している。シリコン基板56上においてエピタキシャル層57の一部が分離ウェル55によって取り囲まれることにより、単位セル60が区画されている。
【0026】
分離ウェル55は、
図4~
図6Bに示すように、上側に配置されたp
+型の上側領域58と、下側に配置されたp
-型の下側領域59との二層構造からなる。これらの領域58,59の境界部が、エピタキシャル層57の厚さ方向の途中部に設定されている。
単位セル60には、
図4~
図6Bに示すように、n
+型の埋め込み層63が選択的に形成されている。埋め込み層63は、半導体チップ10において、シリコン基板56とエピタキシャル層57との境界部を跨ぐように形成されている。
【0027】
分離ウェル55の表層部には、フィールド絶縁膜64が形成されている。フィールド絶縁膜64は、たとえば酸化膜である。
ウェル領域66の表層部には、
図3~
図6Bに示すように、ウェル領域66よりも高い不純物濃度を有するn
+型のドレイン領域68が形成されている。ドレイン領域68は、第1方向Xに延びる帯状である。
【0028】
また、ボディ領域67の表層部は、
図3に示すように、第1方向Xに交互に配置されたn
+型のソース領域69Aおよびp
+型のコンタクト領域69Bを含む。ソース領域69Aおよびコンタクト領域69Bは、全体として、第1方向Xに延びる帯状である。ソース領域69Aは、
図4および
図6Aに示すように、内方部に形成された高濃度領域69AAと、周縁部に形成された低濃度領域70とを含む。低濃度領域70によって高濃度領域69AAの周囲が取り囲まれている。
【0029】
コンタクト領域69Bの外周縁は、
図5および
図6Bに示すように、ボディ領域67の外周縁から内側に一定の距離を空けた位置に配置されている。
エピタキシャル層57の表層部には、
図4~
図6Bに示すように、ウェル領域66とボディ領域67との間の部分にフィールド絶縁膜71が形成されている。フィールド絶縁膜71は、たとえば酸化膜である。
【0030】
フィールド絶縁膜71の一方周縁は、ドレイン領域68の周縁上に配置され、フィールド絶縁膜71の他方周縁は、ウェル領域66の外周縁から内側に一定の間隔を空けたウェル領域66上に配置されている。ドレイン領域68は、フィールド絶縁膜71の周縁とフィールド絶縁膜64とによって挟まれた領域に形成されている。
また、エピタキシャル層57の表層部には、エピタキシャル層57とボディ領域67との間に跨るようにゲート絶縁膜72が形成されている。そして、ゲート絶縁膜72の上にゲート電極73が形成されている。ゲート電極73は、ゲート絶縁膜72の一部およびフィールド絶縁膜71の一部を選択的に覆うように形成されている。
【0031】
ゲート電極73は、平面視で四角環状である。ゲート電極73は、
図3に示すように、平面視で第1方向Xに延びている。ゲート電極73は、一端部73aおよび他端部73bを有している。また、ゲート電極73は、外周壁73cおよび内周壁73dを有する。外周壁73cは、平面視で四角形状である。内周壁73dは、平面視で長円形状である。内周壁73dによって区画される開口から、ソース領域69Aおよびコンタクト領域69Bが露出している。
【0032】
ゲート電極73は、
図4~
図6Bに示すように、たとえば、Poly-Si(ポリシリコン)を含む下層膜74と、WSi/Si(タングステンシリサイド/シリコン)を含む上層膜75とからなっていてもよい。ゲート絶縁膜72は、酸化膜であってもよい。
ゲート電極73がゲート絶縁膜72を介してボディ領域67と対向する領域が、チャネル領域76である。チャネル領域76のチャネルの形成は、ゲート電極73によって制御されている。
【0033】
また、半導体装置1は、
図4~
図6Bに示すように、層間絶縁層18をさらに含む。層間絶縁層18は、第1層間絶縁層16および第2層間絶縁層17を含む。第1層間絶縁層16および第2層間絶縁層17は、半導体チップ10の第1主面11を覆うように形成されている。第1層間絶縁層16および第2層間絶縁層17は、たとえば、酸化シリコン(SiO
2)等の絶縁材料によって形成されている。第1層間絶縁層16は、複数の単位セル60を被覆している。
【0034】
図7は、半導体装置1の内部構造を示す図であって、主に、第1配線層84のレイアウトを説明するための図である。
図8は、
図3に対応する図であって、主に、第1配線層84のレイアウトを説明するための図である。
第1層間絶縁層16上には、
図4~
図8に示すように、第1配線層84が形成されている。第1配線層84は、ストライプ配線100を含む。ストライプ配線100は、複数対のソース配線(第1配線)85およびドレイン配線(第2配線)86を含む。複数のソース配線85および複数のドレイン配線86は、第2方向Yに間隔を空けて配列されている。複数のソース配線85および複数のドレイン配線86は、第1方向Xに延びるストライプ状に形成され、交互に配列されている。ストライプ配線100は、第3チップ側面5C側の第1端部100a(
図7参照)および第4チップ側面5D側の第2端部100b(
図7参照)を有している。ストライプ配線100は、平面視において、外側領域54を除いた略全ての領域に形成されている。
【0035】
ソース配線85は、金属層からなる主電極を含む。金属層は、純Cu、純Al(純度が99%以上)、AlSi、AlCu、AlSiCu等を含む。主電極の表面および裏面には、それぞれ第1バリア層および第2バリア層が形成されていてもよい。第1バリア層および第2バリア層は、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む。主電極の厚みは、第1バリア層および第2バリア層の厚みよりも大きくてもよい。
【0036】
ソース配線85は、複数のソース下コンタクト89Aおよび複数のソース下コンタクト89Bを介して、ボディ領域67に形成されたソース領域69Aおよびコンタクト領域69Bに接続されている。ソース領域69Aは、対応するソース下コンタクト89Aを介してソース配線85に接続されている。コンタクト領域69Bには、対応するソース下コンタクト89Bを介してソース配線85に接続されている。ソース下コンタクト89Aおよびソース下コンタクト89Bは、
図3に示すように、第1方向Xに交互に配置されている。複数のソース下コンタクト89Aおよび複数のソース下コンタクト89Bは、全体として、第1方向Xに配列されている。ソース下コンタクト89Aおよびソース下コンタクト89Bは、タングステン等の金属層を含む。金属層の表面、裏面および側面の少なくとも一つに、必要に応じてバリア層(たとえば、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む)が形成されていてもよい。
【0037】
ドレイン配線86は、金属層からなる主電極を含む。金属層は、純Cu、純Al(純度が99%以上)、AlSi、AlCu、AlSiCu等を含む。主電極の表面および裏面には、それぞれ第1バリア層および第2バリア層が形成されていてもよい。第1バリア層および第2バリア層は、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む。主電極の厚みは、第1バリア層および第2バリア層の厚みよりも大きくてもよい。
【0038】
ドレイン配線86は、複数のドレイン下コンタクト92を介して、ウェル領域66に形成されたドレイン領域68に接続されている。複数のドレイン下コンタクト92は、第1方向Xに配列されている。ドレイン下コンタクト92は、ソース下コンタクト89A,89Bに、第2方向Yに対向している。ドレイン下コンタクト92は、タングステン等の金属層を含む。金属層の表面、裏面および側面の少なくとも一つに、必要に応じてバリア層(たとえば、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む)が形成されていてもよい。
【0039】
ドレイン配線86は、
図8に示すように単位セル60のY方向の一方側のウェル領域66のドレイン領域68と、当該単位セル60に対しY方向の一方側に隣り合う単位セル60のY方向の他方側のウェル領域66のドレイン領域68との双方に接続されている。すなわち、ドレイン配線86は、隣り合う単位セル60に含まれる2つのウェル領域66のドレイン領域68に共通接続されている。ドレイン配線86の第2方向Yの幅W86は、ソース配線85の第2方向Yの幅W85に等しい。ドレイン配線86の第2方向Yの幅W86は、ソース配線85の第2方向Yの幅W85より大きくてもよい。ドレイン配線86の第2方向Yの幅W86は、ソース配線85の第2方向Yの幅W85よりも小さくてもよい。
【0040】
第1配線層84は、ゲート配線87をさらに含む。ゲート配線87は、
図7に示すように、アクティブ部53の周囲に沿って帯状に延びている。ゲート配線87は、アクティブ部53の第1側面13A側(すなわち、第1チップ側面5A側)には形成されていない。ゲート配線87は、
図8に示すように、ゲート下コンタクト105を介してゲート電極73に接続されている。ゲート下コンタクト105は、第1方向Xに延びるゲート電極73の一端部73a(
図3参照)および他端部73b(
図3参照)に形成されている。ゲート下コンタクト105は、ゲート電極73の中央部(一端部73aおよび他端部73bを除く領域)には形成されない。ゲート下コンタクト105は、タングステン等の金属層を含む。金属層の表面、裏面および側面の少なくとも一つに、必要に応じてバリア層(たとえば、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む)が形成されていてもよい。
【0041】
第2層間絶縁層17上には、
図4~
図6Bに示すように、トップ配線層94が形成されている。この形態では、トップ配線層94が、
図1に示すように、半導体装置1の第1チップ主面3に形成されている。すなわち、第2層間絶縁層17が最上層層間膜である。そのため、トップ配線層94と称しているが、第2層間絶縁層17上にさらに第3層間絶縁層等が形成される場合は、当該第2層間絶縁層17の配線層は、第2配線層と称してもよい。
【0042】
図9は、半導体装置1の内部構造を示す図であって、主に、トップ配線層94のレイアウトを示している。
図10は、
図9に示す領域Xの拡大図である。
図11Aは、
図10に示す領域XIAの拡大斜視図であって、第1配線層84とトップ配線層94との関係を説明するための図である。
図11Bは、
図10に示す領域XIBの拡大斜視図であって、第1配線層84とトップ配線層94との関係を説明するための図である。
図11は、
図10に示す領域XIの拡大斜視図である。
【0043】
トップ配線層94は、前述のように、ソース端子電極20、ドレイン端子電極30およびゲート端子電極40を含む。
前述のように、ソース端子電極20は、ソースパッド電極21と複数のソース引き出し電極22とを含む。ソース端子電極20は、平面視において、アクティブ領域53(
図2参照)およびストライプ配線100にオーバーラップするように形成されている。複数のソース引き出し電極22は、第4チップ側面5D側に向けて、第1方向Xに延びる櫛歯状に引き出されている。複数のソース引き出し電極22は、
図9に示すように、ソースパッド電極21の第2方向Yの全域から引き出されていてもよい。
【0044】
ドレイン端子電極30は、ドレインパッド電極31と、複数のドレイン引き出し電極32と、を含む。ドレイン端子電極30は、平面視において、アクティブ領域53(
図2参照)およびストライプ配線100(
図7参照)にオーバーラップするように形成されている。複数のドレイン引き出し電極32は、第3チップ側面5C側に向けて、第1方向Xに延びる櫛歯状に引き出されている。複数のドレイン引き出し電極32は、
図9に示すように、ドレインパッド電極31の第2方向Yの全域から引き出されてもよい。複数のドレイン引き出し電極32は、複数のソース引き出し電極22に間隔を空けて第1方向Xに噛み合っている。
【0045】
ゲート端子電極40は、平面視において、外側領域54(
図2参照)にオーバーラップするように形成されている。ゲート端子電極40は、平面視において、四角形状である。
これらソース端子電極20、ドレイン端子電極30およびゲート端子電極40は、金属層からなる主電極を含む。金属層は、純Cu、純Al(純度が99%以上)、AlSi、AlCu、AlSiCu等を含む。主電極の表面および裏面には、それぞれ第1バリア層および第2バリア層が形成されていてもよい。第1バリア層および第2バリア層は、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む。主電極の厚みは、第1バリア層および第2バリア層の厚みよりも大きくてもよい。
【0046】
ソースパッド電極21は、第1チップ主面3における、第1方向Xの中央よりも第3チップ側面5C側の領域に、ゲート端子電極40の形成領域を避けて形成されている。具体的には、ソースパッド電極21は、第1チップ主面3において第3チップ側面5C側の略1/3の領域に形成されている。ソースパッド電極21は、平面視略四角形状である。具体的には、
図9に示すように、ソース端子電極20は、ゲート端子電極40に対して第2方向Yにおける第1チップ側面5A側に形成され、かつ第1方向Xにおける第4チップ側面5D側に形成される。
【0047】
ソースパッド電極21は、平面視四角形状である第1ソースパッド領域46と、ゲート端子電極40の第1チップ側面5A(第2方向Yの一方)側の端縁40aに対し第2チップ側面5B側に形成された第2ソースパッド領域47と、を含む。第2ソースパッド領域47は平面視略台形状である。第1ソースパッド領域46と、第2ソースパッド領域47とは、ソースパッド接続部48によって接続されている。
【0048】
ソースパッド電極21は、
図4および
図5に示すように、ストライプ配線100の複数のソース配線85に、複数のソース上コンタクト(第1コンタクト)98を介して電気的に接続されている。ソースパッド電極21は、第2層間絶縁層17を挟んでドレイン配線86から電気的に絶縁されている。
複数のソース上コンタクト98は、第2層間絶縁層17内に形成されている。複数のソース上コンタクト98は、ソースパッド電極21とソース配線85との間に配置されている。複数のソース上コンタクト98は、ソースパッド電極21と個々のソース配線85とを接続する。複数のソース上コンタクト98は、ソース配線85に沿って配列されている。ソース上コンタクト98は、タングステン等の金属層を含む。金属層の表面、裏面および側面の少なくとも一つに、必要に応じてバリア層(たとえば、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む)が形成されていてもよい。
【0049】
ソースパッド電極21の第4チップ側面5D側の端縁21aは、第2方向Yに直線状に延びる直線状部49と、傾斜部50と、によって構成されている。傾斜部50は、第2方向Yに対し、第2チップ側面5B側に向かうに従ってドレインパッド電極31側に近づくように傾斜している。端縁21aが傾斜部50を備えているので、ソースパッド接続部48の幅W48を広く確保できる。
【0050】
櫛歯状の複数のソース引き出し電極22の第2方向Yの幅W22は、互いに等しい。ソース引き出し電極22の幅W22は、ソース配線85の幅W85(
図8参照)よりも大きい。ソース引き出し電極22の幅W22は、ソース配線85の幅W85およびドレイン配線86の幅W86(
図8参照)の合計よりも大きい。複数のソース引き出し電極22は、
図10に示すように、平面視において、ソース配線85およびドレイン配線86の少なくとも一対(
図10の例では6対)に対しオーバーラップしている。ソース引き出し電極22の第4チップ側面5D側の端縁22aは、ドレインパッド電極31の第3チップ側面5C側の端縁31aに狭幅で対向している。
【0051】
複数のソース引き出し電極22は、
図10~
図11Bに示すように、ストライプ配線100の複数のソース配線85に、ソース上コンタクト98を介して電気的に接続されている。複数のソース引き出し電極22は、第2層間絶縁層17を挟んでドレイン配線86から電気的に絶縁されている。
個々のソース引き出し電極22と個々のソース配線85との間に、複数のソース上コンタクト98が配置されている。複数のソース上コンタクト98は、ソースパッド電極21と個々のソース配線85とを接続する。複数のソース上コンタクト98は、ソース配線85に沿って配列されている。ソース上コンタクト98は、
図10~
図11Bに示すように、ソース引き出し電極22においてソース配線85に平面視でオーバーラップする領域に形成される。ソース上コンタクト98は、
図10~
図11Bに示すように、ソース引き出し電極22においてドレイン配線86に平面視でオーバーラップする領域には形成されない。
【0052】
ソース引き出し電極22は、第1方向Xにジグザグ状に延びている。ソース引き出し電極22は、隣り合うドレイン引き出し電極32に整合している(沿っている)。ソース引き出し電極22は、第1ソース延部(第1延部)23と第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)24と第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)25とを含む。第1ソース延部23は、ソースパッド電極21から第4チップ側面5D側に引き出され、第1方向Xに延びている。第1ソース屈曲部24は、第1ソース延部23において第1チップ側面5A(第2方向Yの一方)側に向けて屈曲し、屈曲後に第4チップ側面5D側に引き出され、第1方向Xに延びている。第2ソース屈曲部25は、第1ソース屈曲部24において、第2チップ側面5B側に向けて屈曲し、屈曲後に第4チップ側面5D側に引き出され、第1方向Xに延びている。
【0053】
第1ソース屈曲部24は、隣り合うドレイン引き出し電極32の第2ドレイン屈曲部35(後述する)の屈曲方向に沿って延びている。第1ソース屈曲部24は、ソース上コンタクト98に電気的に接続されている。第1ソース屈曲部24は、第2層間絶縁層17を挟んでドレイン配線86から電気的に絶縁されている。
第1ソース屈曲部24は、第2ソース延部(第2延部)26と第1ソース接続部27とを含む。第2ソース延部26は、第1ソース延部23よりも第4チップ側面5D側の領域において、第1ソース延部23に対し第1チップ側面5A側にずれた位置を第1方向Xに延びている。第2ソース延部26は、第1ソース延部23に対し、第1ソース延部23の1個分だけ第1チップ側面5A側にずれている。具体的には、第2ソース延部26の第2チップ側面5B側の側縁26bが、第1ソース延部23の第1チップ側面5A側の側縁23aに、第2方向Yに関して揃っている。
【0054】
第2ソース延部26は、第1チップ側面5A側に隣り合うドレイン引き出し電極32の第1ドレイン延部33に、第1方向Xに対向している。第2ソース延部26は、第1チップ側面5A側に隣り合うソース引き出し電極22の第1ソース延部23には、第1方向Xに対向していない。第2ソース延部26の両側縁(側縁26aおよび側縁26b)が、それぞれ、第1チップ側面5A側に隣り合うドレイン引き出し電極32の第1ドレイン延部33の両側縁(側縁33aおよび側縁33b)に、第2方向Yに関して揃っている。
【0055】
第1ソース接続部27は、第1ソース延部23と第2ソース延部26とを接続する。第1ソース接続部27は、第2方向Yに対し、第1チップ側面5A側に向かうに従って第4チップ側面5D側に近づくように傾斜している。第1ソース接続部27は、平面視において複数のソース配線85および複数のドレイン配線86を横切っている。
第2ソース屈曲部25は、隣り合うドレイン引き出し電極32の第1ドレイン屈曲部34(後述する)の屈曲方向に沿って延びている。第2ソース屈曲部25は、ソース上コンタクト98に電気的に接続されている。第2ソース屈曲部25は、第2層間絶縁層17を挟んでドレイン配線86から電気的に絶縁されている。
【0056】
第2ソース屈曲部25は、第3ソース延部(第3延部)28と第2ソース接続部29とを含む。第3ソース延部28は、第1ソース屈曲部24よりも第4チップ側面5D側の領域において、第1ソース延部23から第4チップ側面5D側に離間して第1方向Xに延びている。第3ソース延部28は、第1ソース延部23に第1方向Xに対向している。第2ソース接続部29は、第2ソース延部26と第3ソース延部28とを接続する。第2ソース接続部29は、第2方向Yに対し、第2チップ側面5B側に向かうに従って第4チップ側面5D側に近づくように傾斜している。第2ソース接続部29は、平面視において複数のソース配線85および複数のドレイン配線86を横切っている。第1ソース屈曲部24と第2ソース接続部29とによって、第1ソース延部23と第3ソース延部28とを接続する接続部が形成されている。
【0057】
第1ソース屈曲部24(第2ソース延部26および第1ソース接続部27)と第2ソース接続部29とによって、第2チップ側面5B(第2方向Yの他方)側に突出するソース突出部(突出部)41が形成されている。
ソース引き出し電極22は、第1チップ側面5A側に窪むソース窪み部(窪み部)42を含む。ソース窪み部42は、ソース突出部41の第2チップ側面5B側の側縁によって区画されている。ソース窪み部42は、そのソース窪み部42に第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部(突出部)43に整合しており、そのドレイン突出部43を収容する。換言すると、ソース窪み部42は、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43に間隔を空けて第2方向Yに噛み合っている。
【0058】
ソース窪み部42が、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43に整合するため、ソース突出部41の第1方向Xの長さは、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43の第1方向Xの長さに比べて、ソース引き出し電極22の配線幅分だけ長い。したがって、ソース突出部41の第1方向Xの長さは、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43の第1方向Xの長さに比べて長い。
【0059】
ドレインパッド電極31は、第1チップ主面3における、第2方向Yの中央よりも第4チップ側面5D側の領域に形成されている。具体的には、ドレインパッド電極31は、第1チップ主面3において第4チップ側面5D側の略1/3の領域に形成されている。ドレインパッド電極31は、平面視四角形状である。ドレインパッド電極31の端縁31aは、第2方向Yに直線状に延びている。
【0060】
ドレインパッド電極31は、
図6Aおよび
図6Bに示すように、ストライプ配線100の複数のドレイン配線86に、複数のドレイン上コンタクト(第2コンタクト)99を介して電気的に接続されている。ドレインパッド電極31は、第2層間絶縁層17を挟んでドレイン配線86から電気的に絶縁されている。
複数のドレイン上コンタクト99は、第2層間絶縁層17内に形成されている。複数のドレイン上コンタクト99は、ドレインパッド電極31とドレイン配線88との間に配置されている。複数のドレイン上コンタクト99は、ドレインパッド電極31と個々のドレイン配線86とを接続する。複数のドレイン上コンタクト99は、ドレイン配線86に沿って配列されている。ドレイン上コンタクト99は、タングステン等の金属層を含む。金属層の表面、裏面および側面の少なくとも一つに、必要に応じてバリア層(たとえば、TiおよびTiNの少なくとも一方を含む)が形成されていてもよい。
【0061】
櫛歯状の複数のドレイン引き出し電極32の第2方向Yの幅W32は、互いに等しい。ドレイン引き出し電極32の幅W32は、ドレイン配線86の幅W86(
図8参照)よりも大きい。ドレイン引き出し電極32の幅W32は、ソース配線85の幅W85(
図8参照)およびドレイン配線86の幅W86の合計よりも大きい。ドレイン引き出し電極32の幅W32は、ソース引き出し電極22の幅W22に等しい。ドレイン引き出し電極32の幅W32は、ソース引き出し電極22の幅W22より大きくてもよい。ドレイン引き出し電極32の幅W32は、ソース引き出し電極22の幅W22よりも小さくてもよい。
【0062】
複数のドレイン引き出し電極32は、
図10に示すように、平面視において、ソース配線85およびドレイン配線86の少なくとも一対(
図10の例では6対)に対しオーバーラップしている。ドレイン引き出し電極32の第3チップ側面5C側の端縁32aは、ソースパッド電極21の端縁21aに狭幅で対向している。複数のドレイン引き出し電極32は、第1チップ主面3における、第1方向Xの少なくとも中央において、複数のソース引き出し電極22に噛み合う。
【0063】
複数のドレイン引き出し電極32は、
図10~
図11Bに示すように、ストライプ配線100の複数のドレイン配線86に、ドレイン上コンタクト99を介して電気的に接続されている。複数のドレイン引き出し電極32は、第2層間絶縁層17を挟んでソース配線85から電気的に絶縁されている。
個々のドレイン引き出し電極32と個々のドレイン配線86との間に、複数のドレイン上コンタクト99が配置されている。複数のドレイン上コンタクト99は、ドレインパッド電極31と個々のドレイン配線86とを接続する。複数のドレイン上コンタクト99は、ドレイン配線86に沿って配列されている。ドレイン上コンタクト99は、
図10~
図11Bに示すように、ドレイン引き出し電極32においてドレイン配線86に平面視でオーバーラップする領域に形成される。ドレイン上コンタクト99は、
図10~
図11Bに示すように、ドレイン引き出し電極32においてソース配線85に平面視でオーバーラップする領域には形成されない。
【0064】
ドレイン引き出し電極32は、第1方向Xにジグザグ状に延びている。ドレイン引き出し電極32は、隣り合うソース引き出し電極22に整合している(沿っている)。ドレイン引き出し電極32は、第1ドレイン延部33と第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)34と第2ドレイン屈曲部35とを含む。第1ドレイン延部33は、ドレインパッド電極31から第3チップ側面5C側に引き出され、第1方向Xに延びている。
【0065】
第1ドレイン屈曲部34は、第1ドレイン延部33において第1チップ側面5A側に向けて屈曲し、屈曲後に第3チップ側面5C側に引き出され、第1方向Xに延びている。第2ドレイン屈曲部35は、第1ドレイン屈曲部34において、第2チップ側面5B側に向けて屈曲し、屈曲後に第3チップ側面5C側に引き出され、第1方向Xに延びている。
第1ドレイン屈曲部34は、隣り合うソース引き出し電極22の第2ソース屈曲部25の屈曲方向に沿って延びている。第1ドレイン屈曲部34は、ドレイン上コンタクト99に電気的に接続されている。第1ドレイン屈曲部34は、第2層間絶縁層17を挟んでソース配線85から電気的に絶縁されている。
【0066】
第1ドレイン屈曲部34は、第2ドレイン延部36と第1ドレイン接続部37とを含む。第2ドレイン延部36は、第1ドレイン延部33よりも第3チップ側面5C側の領域において、第1ドレイン延部33に対し第1チップ側面5A側にずれた位置を第1方向Xに延びている。第2ドレイン延部36は、第1ドレイン延部33に対し、第1ドレイン延部33の1個分だけ第1チップ側面5A側にずれている。具体的には、第2ドレイン延部36の第2チップ側面5B側の側縁36bが、第1ドレイン延部33の第1チップ側面5A側の側縁33aに、第2方向Yに関して揃っている。
【0067】
第2ドレイン延部36は、第1チップ側面5A側に隣り合うソース引き出し電極22の第1ソース延部23に、第1方向Xに対向している。第2ドレイン延部36は、第1チップ側面5A側に隣り合うドレイン引き出し電極32の第1ドレイン延部33には、第1方向Xに対向していない。第2ドレイン延部36の両側縁(側縁36aおよび側縁36b)が、それぞれ、第1チップ側面5A側に隣り合うソース引き出し電極22の第1ソース延部23の両側縁(側縁23aおよび側縁23b)に、第2方向Yに関して揃っている。
【0068】
第1ドレイン接続部37は、第1ドレイン延部33と第2ドレイン延部36とを接続する。第1ドレイン接続部37は、第2方向Yに対し、第1チップ側面5A側に向かうに従って第3チップ側面5C側に近づくように傾斜している。第1ドレイン接続部37は、平面視において複数のソース配線85および複数のドレイン配線86を横切っている。
第2ドレイン屈曲部35は、隣り合うソース引き出し電極22の第1ソース屈曲部24の屈曲方向に沿って延びている。第2ドレイン屈曲部35は、ドレイン上コンタクト99に電気的に接続されている。第2ドレイン屈曲部35は、第2層間絶縁層17を挟んでソース配線85から電気的に絶縁されている。
【0069】
第2ドレイン屈曲部35は、第3ドレイン延部38と第2ドレイン接続部39とを含む。第3ドレイン延部38は、第1ドレイン屈曲部34よりも第3チップ側面5C側の領域において、第1ドレイン延部33から第3チップ側面5C側に離間して第1方向Xに延びている。第3ドレイン延部38は、第1ドレイン延部33に第1方向Xに対向している。第2ドレイン接続部39は、第2ドレイン延部36と第3ドレイン延部38とを接続する。第2ドレイン接続部39は、第2方向Yに対し、第2チップ側面5B側に向かうに従って第3チップ側面5C側に近づくように傾斜している。第2ドレイン接続部39は、平面視において複数のソース配線85および複数のドレイン配線86を横切っている。第1ドレイン屈曲部34と、第2ドレイン接続部39とによって、第1ドレイン延部33と第3ドレイン延部38とを接続する接続部が形成されている。
【0070】
第1ドレイン屈曲部34(第2ドレイン延部36および第1ドレイン接続部37)と第2ドレイン接続部39とによって、第1チップ側面5A側に突出するドレイン突出部43が形成されている。
ドレイン引き出し電極32は、第1チップ側面5A側に窪むドレイン窪み部(窪み部)44を含む。ドレイン窪み部44は、ドレイン突出部43の第2チップ側面5B側の側縁によって区画されている。ドレイン窪み部44は、そのドレイン窪み部44に第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41に整合しており、そのソース突出部41を収容する。換言すると、ドレイン窪み部44は、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41に間隔を空けて第2方向Yに噛み合っている。
【0071】
ドレイン窪み部44が、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41に整合するため、ドレイン突出部43の第1方向Xの距離は、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41の第1方向Xの距離に比べて、ドレイン引き出し電極32の配線分だけ長い。したがって、ドレイン突出部43の第1方向Xの距離は、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41の第1方向Xの距離に比べて長い。
【0072】
前述のように、ソース突出部41の第1方向Xの距離は、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43の第1方向Xの距離に比べて長い。また、ドレイン突出部43の第1方向Xの距離は、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41の第1方向Xの距離に比べて長い。そのため、ソース突出部41およびドレイン突出部43の第1方向Xの距離は、第2チップ側面5B側に向かうに従って長くなる。
【0073】
以上の通り、半導体装置1によれば、第2層間絶縁層17の上に形成されたソースパッド電極21から第4チップ側面5D側に向けて、複数のソース引き出し電極22が第1方向Xに延びる櫛歯状に引き出されている。複数のソース引き出し電極22は、第2層間絶縁層17によって被覆されたストライプ配線100の複数のソース配線85に電気的に接続されている。また、第2層間絶縁層17によって被覆されたドレインパッド電極31から第3チップ側面5C側に向けて、複数のドレイン引き出し電極32が第1方向Xに延びる櫛歯状に引き出されている。複数のドレイン引き出し電極32は、第2層間絶縁層17によって被覆されたストライプ配線100の複数のドレイン配線86に電気的に接続されている。そして、複数のドレイン引き出し電極32と、複数のソース引き出し電極22とが間隔を空けて第1方向Xに噛み合っている。ソースパッド電極21からストライプ配線100に至る電流経路をソース引き出し電極22によって短縮できる。同様に、ドレインパッド電極31からストライプ配線100に至る電流経路をドレイン引き出し電極32によって短縮できる。よって、配線抵抗を削減できる。
【0074】
また、半導体装置1によれば、第2方向Yに屈曲する第1ソース屈曲部24(第2方向Yに突出するソース突出部41)をソース引き出し電極22に形成することにより、そのソース引き出し電極22に電気的に接続されるソース配線85の数を増大できる。同様に、第2方向Yに屈曲する第1ドレイン屈曲部34(第2方向Yに突出するドレイン突出部43)をドレイン引き出し電極32に形成することにより、当該ドレイン引き出し電極32に電気的に接続されるドレイン配線86の数を増大できる。これにより、配線抵抗をより一層削減できる。
【0075】
また、半導体装置1によれば、ソース引き出し電極22が、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン突出部43に間隔を空けて第2方向Yに噛み合っている。同様に、ドレイン引き出し電極32が、第2チップ側面5B側に隣り合うソース突出部41に間隔を空けて第2方向Yに噛み合っている。これにより、ソース引き出し電極22の配線面積の減少、およびドレイン引き出し電極32の配線面積の減少を招くことなく、ソース突出部41およびドレイン突出部43を形成できる。
【0076】
また、半導体装置1によれば、ソース引き出し電極22に第3ソース延部28を形成することにより、ソース引き出し電極22によって短縮できる電流経路を増大できる。これにより、ソースパッド電極21からストライプ配線100に至る電流経路をソース引き出し電極22によって短縮できる。同様に、ドレイン引き出し電極32に第3ドレイン延部38を形成することにより、ドレイン引き出し電極32によって短縮できる電流経路を増大できる。これにより、ドレインパッド電極31からストライプ配線100に至る電流経路をドレイン引き出し電極32によって短縮できる。よって、配線抵抗をより一層削減できる。
【0077】
また、半導体装置1によれば、ソースパッド電極21の端縁21aが、第2チップ側面5B側に向かうに従ってドレインパッド電極31側に近づくように傾斜する傾斜部50を備えているので、ソースパッド接続部48の幅W48を広く確保できる。したがって、ソースパッド電極21のソースパッド接続部48における抵抗を低減できる。これにより、配線抵抗をより一層削減できる。
【0078】
【0079】
図12に示すように、参考例のトップ配線層94Aは、ソース端子電極20Aおよびドレイン端子電極30Aを備えている。ソース端子電極20Aは、ソースパッド電極21AAを含む。ソースパッド電極21AAは、第1チップ主面3において第3チップ側面5C側の略2/3の領域に、ゲート端子電極40の形成領域を避けて形成されている。ソース端子電極20Aは、ソース引き出し電極(
図9のソース引き出し電極22に相当)を含まない。ドレイン端子電極30Aは、ドレインパッド電極31を含むが、ドレイン引き出し電極(
図9のドレイン引き出し電極32に相当)を含まない。
【0080】
図13に示すように、第1変形例のトップ配線層94Bは、ソースパッド電極21(
図9参照)に代えてソースパッド電極21Bを含む。ソースパッド電極21Bの端縁21Baが、第2方向Yに直線状に延びる直線状部49のみで構成されている。そのため、第2ソースパッド領域47に代えて、平面視帯状の第2ソースパッド領域47Bが形成される。第1ソースパッド領域46と、第2ソースパッド領域47Bとは、ソースパッド接続部48Bによって電気的に接続されている。
【0081】
ソースパッド電極21Bにおいて、端縁21Baが傾斜部(
図9の傾斜部50に相当)を備えていない。そのため、ソースパッド電極21Bにおけるソースパッド接続部48Bの幅W48Bが、ソースパッド電極21(
図9参照)におけるソースパッド接続部48の幅W48(
図9参照)に比べて狭い。トップ配線層94Bにおけるその他の構成は、トップ配線層94(
図9参照)と同じである。
【0082】
図14に示すように、第2変形例のトップ配線層94Cでは、トップ配線層94(
図9参照)に比べ、第1ソース屈曲部24および第1ドレイン屈曲部34の第1方向Xの距離(すなわち、第2ソース延部26および第2ドレイン延部36の第1方向Xの距離)が短い。また、トップ配線層94Cでは、第1ソース接続部27および第2ソース接続部29の幅W27C,W29C(それぞれたとえば約3μm)が、トップ配線層94における第1ソース接続部27および第2ソース接続部29の幅W27,W29(
図9参照。それぞれたとえば約9μm)に比べて短い。また、トップ配線層94Cでは、第1ドレイン接続部37および第2ドレイン接続部39の幅37C,W39C(それぞれたとえば約3μm)が、トップ配線層94における第1ドレイン接続部37および第2ドレイン接続部39の幅W37,W39(
図9参照。それぞれたとえば約9μm)に比べて短い。
【0083】
図15に示すように、第3変形例のトップ配線層94Dは、複数のソース引き出し電極22に代えて、複数のソース引き出し電極22Dを含む。同様に、第3変形例のトップ配線層94Dは、複数のドレイン引き出し電極32に代えて、複数のドレイン引き出し電極32Dを含む。
ソース引き出し電極22Dは、第2ソース屈曲部(
図9の第2ソース屈曲部25に相当)を含まない。また、ドレイン引き出し電極32Dは、第2ドレイン屈曲部(
図9の第2ドレイン屈曲部35に相当)を含まない。
【0084】
図16に示すように、第4変形例のトップ配線層94Eは、複数のソース引き出し電極22に代えて、複数のソース引き出し電極22Eを含む。同様に、第4変形例のトップ配線層94Eは、複数のドレイン引き出し電極32に代えて、複数のドレイン引き出し電極32Eを含む。
ソース引き出し電極22Eは、第1方向Xに交互に繰り返す多数の第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)24Eおよび第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)25Eを含む。第1ソース屈曲部24Eは、第2方向Yに対し、第4チップ側面5D側に向かうに従って第1チップ側面5A側に近づくように傾斜している。第2ソース屈曲部25Eは、第2方向Yに対し、第4チップ側面5D側に向かうに従って第2チップ側面5B側に近づくように傾斜している。第1ソース屈曲部24Eおよび第2ソース屈曲部25Eは、ソース配線85(
図10参照)に電気的に接続されている。
【0085】
ドレイン引き出し電極32Eは、第1方向Xに交互に繰り返す多数の第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)34Eおよび第2ドレイン屈曲部35Eを含む。第1ドレイン屈曲部34Eは、第2方向Yに対し、第3チップ側面5C側に向かうに従って第1チップ側面5A側に近づくように傾斜している。第2ドレイン屈曲部35Eは、第2方向Yに対し、第3チップ側面5C側に向かうに従って第2チップ側面5B側に近づくように傾斜している。第1ドレイン屈曲部34Eおよび第2ドレイン屈曲部35Eは、ドレイン配線86(
図10参照)に電気的に接続されている。
【0086】
第2変形例~第4変形例によれば、実施例(
図9参照)に関連して説明した作用効果と同等の作用効果を奏する。
なお、第2~第4変形例のトップ配線層94C~94Eは、第1変形例のトップ配線層94Bと同様に、ソースパッド電極21(
図9参照)に代えてソースパッド電極21Bを含む。トップ配線層94C~94Eが、ソースパッド電極21Bでなく、ソースパッド電極21を含んでいてもよい。
【0087】
実施例(
図9参照)、参考例、および第1~第4の変形例に係るトップ配線層94~94Eの配線抵抗を表1に示す。表1では、参考例のトップ配線層94Aの配線抵抗を1(100%)としたときの値を表している。
【0088】
【0089】
表1より、実施例(
図9参照)のトップ配線層94の配線抵抗が最も低いことがわかる。第1変形例(
図13参照)のトップ配線層94Bの配線抵抗が次いで低く、次いで、第2変形例(
図14参照)のトップ配線層94Cの配線抵抗が低いことがわかる。
図17~
図19は、本発明の第5~第7変形例に係るトップ配線層94F~94Hのレイアウトを示す図である。
図17~
図19は、
図9に対応している。
【0090】
図17に示すように、第5変形例のトップ配線層94Fは、複数のソース引き出し電極22に代えて、複数のソース引き出し電極22Fを含む。ソース引き出し電極22Fは、第1ソース延部23と第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)24Fと第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)25Fとを含む。第1ソース屈曲部24Fおよび第2ソース屈曲部25Fの屈曲方向が、実施例(
図9参照)における第1ソース屈曲部24Fおよび第2ソース屈曲部25Fの屈曲方向と、第2方向Yに関して反対である。
【0091】
第5変形例のトップ配線層94Fは、複数のドレイン引き出し電極32に代えて、複数のドレイン引き出し電極32Fを含む。ドレイン引き出し電極32Fは、第1ドレイン延部33と第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)34Fと第2ドレイン屈曲部35Fとを含む。第1ドレイン屈曲部34Fおよび第2ドレイン屈曲部35Fの屈曲方向が、実施例(
図9参照)における第1ドレイン屈曲部34Fおよび第2ドレイン屈曲部35Fの屈曲方向と、第2方向Yに関して反対である。
【0092】
図18に示すように、第6変形例のトップ配線層94Gは、複数のソース引き出し電極22に代えて、複数のソース引き出し電極22Gを含む。ソース引き出し電極22Gは、第1ソース延部23と第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)24Gと第2ソース屈曲部25とを含む。
第1ソース屈曲部24Gは、第2ソース延部26Gと第1ソース接続部27とを含む。第2ソース延部26Gは、第1ソース延部23に対し第1チップ側面5A側にずれながら第1方向Xに延びている。第2ソース延部26Gは、第1ソース延部23に対し、第1ソース延部23の半個分だけ第1チップ側面5A側にずれている。
【0093】
第6変形例のトップ配線層94Gは、複数のドレイン引き出し電極32に代えて、複数のドレイン引き出し電極32Gを含む。ドレイン引き出し電極32Gは、第1ドレイン延部33と第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)34Gと第2ドレイン屈曲部35とを含む。第1ドレイン屈曲部34Gは、第2ドレイン延部36Gと第1ドレイン接続部37とを含む。第2ドレイン延部36Gは、第1ドレイン延部33に対し第1チップ側面5A側にずれながら第1方向Xに延びている。第2ドレイン延部36Gは、第1ドレイン延部33に対し、第1ドレイン延部33の半個分だけ第1チップ側面5A側にずれている。
【0094】
図19に示すように、第7変形例のトップ配線層94Hは、複数のソース引き出し電極22に代えて、複数のソース引き出し電極22Hを含む。同様に、第7変形例のトップ配線層94Hは、複数のドレイン引き出し電極32に代えて、複数のドレイン引き出し電極32Hを含む。
複数のドレイン引き出し電極32Hは、第1ドレイン延部33Hとドレイン突出部43Hとを含む。第1ドレイン延部33Hは、ドレインパッド電極31から第3チップ側面5C側に引き出され、第1方向Xに延びている。ドレイン突出部43Hは、第1ドレイン延部33Hの途中部から、第1チップ側面5A側に向けて突出している。
【0095】
ソース引き出し電極22Hは、第1ソース延部23Hとソース窪み部42Hとを含む。第1ソース延部23Hは、ソースパッド電極21から第4チップ側面5D側に引き出され、第1方向Xに延びている。ソース窪み部42Hは、第1ソース延部23Hの第2チップ側面5B側の側縁によって区画されている。
ソース窪み部42Hは、第2チップ側面5B側に隣り合うドレイン引き出し電極32Hのドレイン突出部43Hに整合しており、このドレイン突出部43Hに第2方向Yに噛み合っている。
【0096】
図19の例において、ドレイン突出部43Hが、第1チップ側面5A側ではなく、第2チップ側面5B側に向けて突出してもよい。この場合、ドレイン突出部43Hに第2チップ側面5B側に隣り合うソース引き出し電極22Hの第1チップ側面5A側の側縁に、このドレイン突出部43Hに第2方向Yに噛み合うソース窪み部42Hが形成される。
なお、突出部および窪み部におけるソースおよびドレインの組み合わせを、
図19の例と逆にしてもよい。ソース引き出し電極22Hの第1ソース延部23Hに突出部(すなわち、ソース突出部)を形成し、かつ、ドレイン引き出し電極32Hの第1ドレイン延部33Hに、その突出部に第2方向Yに噛み合う窪み部(すなわち、ドレイン窪み部)を形成してもよい。
【0097】
第5変形例~第7変形例によれば、実施例(
図9参照)に関連して説明した作用効果と同等の作用効果を奏する。
また、ドレイン配線86が、隣り合う単位セル60に含まれるウェル領域66のドレイン領域68に共通接続されておらず、ドレイン配線86が一方のドレイン領域68のみ接続されていてもよい。すなわち、ドレイン配線86がドレイン領域68に一対一に対応して形成されていてもよい。この場合、ストライプ配線100において、複数のソース配線85および複数のドレイン配線86は、第2方向Yに、ドレイン配線86、ソース配線85、ドレイン配線86、ドレイン配線86、ソース配線85、ドレイン配線86、ドレイン配線86・・・の順に配列される。
【0098】
たとえば、半導体チップ10は、平面視長方形状である必要はなく、平面視正方形状等の他の四角形であってもよい。
前述の各形態において、側面絶縁層15を有さない構造が採用されてもよい。この場合、半導体チップ10の側面13A~側面13Dはチップ本体2のチップ側面5A~5Dの一部をそれぞれ形成する。
【0099】
また、前述の実施形態において、半導体装置1に内蔵される素子は、MOSFET構造に限られず、たとえば、IGBT、バイポーラトランジスタ等の他の素子であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【符号の説明】
【0100】
1 :半導体装置
16 :第1層間絶縁層(第1絶縁層)
17 :第2層間絶縁層(第2絶縁層)
21 :ソースパッド電極(第1パッド電極)
21B :ソースパッド電極(第1パッド電極)
22 :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
22D :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
22E :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
22F :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
22G :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
22H :ソース引き出し電極(第1引き出し電極)
23 :第1ソース延部(第1延部)
23H :第1ソース延部(第1延部)
24 :第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)
24E :第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)
24F :第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)
24G :第1ソース屈曲部(第1屈曲部、第3屈曲部)
24H :ソース突出部(突出部)
25 :第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)
25E :第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)
25F :第2ソース屈曲部(第1屈曲部、第4屈曲部)
26 :第2ソース延部(第2延部)
28 :第3ソース延部(第3延部)
31 :ドレインパッド電極(第2パッド電極)
32 :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
32D :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
32E :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
32F :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
32G :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
32H :ドレイン引き出し電極(第2引き出し電極)
34 :第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)
34E :第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)
34F :第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)
34G :第1ドレイン屈曲部(第2屈曲部、第3屈曲部)
41 :ソース突出部(突出部)
41H :ソース突出部(突出部)
42 :ソース窪み部(窪み部)
43 :ドレイン突出部(突出部)
44 :ドレイン窪み部(窪み部)
44H :ドレイン窪み部(窪み部)
53A :MOSFET構造(電界効果トランジスタ)
60 :単位セル
85 :ソース配線(第1配線)
86 :ドレイン配線(第2配線)
98 :ソース上コンタクト(第1コンタクト)
99 :ドレイン上コンタクト(第2コンタクト)
100 :ストライプ配線
100a :第1端部
100b :第2端部
X :第1方向
Y :第2方向