(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-09
(45)【発行日】2024-08-20
(54)【発明の名称】太陽光連係システム用DC-DCコンバータ
(51)【国際特許分類】
H02M 3/155 20060101AFI20240813BHJP
H02H 7/18 20060101ALI20240813BHJP
H02H 7/12 20060101ALI20240813BHJP
【FI】
H02M3/155 H ZAB
H02H7/18
H02H7/12 G
(21)【出願番号】P 2021507776
(86)(22)【出願日】2019-08-20
(86)【国際出願番号】 KR2019010592
(87)【国際公開番号】W WO2020040532
(87)【国際公開日】2020-02-27
【審査請求日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2018-0098180
(32)【優先日】2018-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ジュヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,スホン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジェグン
【審査官】高野 誠治
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-152634(JP,A)
【文献】特開2015-156795(JP,A)
【文献】特開2017-208979(JP,A)
【文献】特開2015-015785(JP,A)
【文献】特開2003-052170(JP,A)
【文献】特開2009-247093(JP,A)
【文献】特開平07-005937(JP,A)
【文献】特開2017-184333(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第102799557(CN,A)
【文献】特開2017-130293(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 3/155
H02H 7/12
H02H 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インバータ及び第1ノードを連結して、前記インバータ側のキャパシタの充電に利用される初期充電回路と;
前記第1ノードと接地間に連結される中間キャパシタと;
前記中間キャパシタと並列に連結されて、直列に連結された第1スイッチ及び第2スイッチで構成されたスイッチング回路と;を含み、
前記初期充電回路は、受信する制御信号に応じて前記第1ノードに電圧を印加して、バッテリーに対する充電を行い、
前記初期充電回路は、
直列に連結される第5スイッチ及び第6スイッチ;及び
前記第5スイッチ及び前記第6スイッチと並列に連結されるダイオードを含
み、
前記第5スイッチは、前記ダイオードのVF電圧より低い電圧で動作し、
前記第6スイッチは、前記ダイオードのVF電圧より高い電圧で動作する
DC-DCコンバータ。
【請求項2】
前記バッテリーは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが連結された第2ノードに印加された電圧に基づいて充電が行われる、請求項1に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項3】
前記初期充電回路は、受信する制御信号に応じて電流の流れを遮断して、前記バッテリーによって前記インバータ側に印加される電圧を遮断する、請求項1に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項4】
前記スイッチング回路は、
直列に連結された第3スイッチ及び第4スイッチを含み、
前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと並列に連結される、請求項2に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項5】
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチ間のノードと前記バッテリーとの間に連結される第1抵抗;及び
前記第3スイッチ及び前記第4スイッチ間のノードと前記バッテリーとの間に連結される第2抵抗を含む、請求項4に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項6】
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、FET(Field-Effect Transistor)を含む、請求項4に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項7】
前記第1スイッチのダイオード方向は、前記第1ノードから前記第2ノードに流れる電流を遮断する方向である、請求項
6に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項8】
前記第2スイッチのダイオード方向は、前記第2ノードから前記接地に流れる電流を遮断する方向である、請求項
6に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項9】
インバータ及び第1ノードを連結して、前記インバータ側のキャパシタの充電に利用される初期充電回路と;
直列に連結された第1スイッチ及び第2スイッチで構成されて、前記第1ノードと接地間に連結されるスイッチング回路と;を含み、
前記初期充電回路は、前記初期充電回路に連結要請信号が印加されると、前記インバータ側と前記第1ノードを電気的に連結して、
前記初期充電回路は、前記初期充電回路に遮断要請信号が印加されると、前記インバータ側と前記第1ノードを電気的に遮断して、バッテリーによって前記インバータ側に印加される電圧を遮断し、
前記初期充電回路は、
直列に連結される第5スイッチ及び第6スイッチ;及び
前記第5スイッチ及び前記第6スイッチと並列に連結されるダイオードを含
み
前記第5スイッチは、前記ダイオードのVF電圧より低い電圧で動作し、
前記第6スイッチは、前記ダイオードのVF電圧より高い電圧で動作する
DC-DCコンバータ。
【請求項10】
前記スイッチング回路は、
直列に連結された第3スイッチ及び第4スイッチを含み、
前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと並列に連結される、請求項
9に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項11】
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチ間のノードと前記バッテリーとの間に連結される第1抵抗;及び
前記第3スイッチ及び前記第4スイッチ間のノードと前記バッテリーとの間に連結される第2抵抗を含む、請求項
10に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項12】
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、FET(Field-Effect Transistor)を含む、請求項
10に記載のDC-DCコンバータ。
【請求項13】
前記第1スイッチのダイオード方向は、前記第1ノードから前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが連結された第2ノードに流れる電流を遮断する方向である、請求項
12に記載のDC-DCコンバータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示では、太陽光連係システムにおいて、制御信号に応じて電流を遮断する回路を含むDC-DCコンバータに関して開示される。
【背景技術】
【0002】
近年環境保護に対する意識が高まるにつれ、二酸化炭素など汚染物質排出なしに電気を発生させる方法に対する関心が高まっている。特に、太陽光を利用した発電システムの場合、技術発展に支えられて技術の開発及び設置費用が安くなりつつ益々普及が拡大している。
【0003】
このような太陽光発電システムは、複数個の太陽光電池セルが集まって複数の太陽光電池モジュール(photovoltaic module)を構成するが、複数の太陽光電池モジュールで生成されるDC電力は、インバータを経てAC電力に変換されて家庭及び産業施設でその場で利用できる。
【0004】
一方、太陽光発電の場合、太陽光が存在しない夜時間も気象の変化によって十分な発電ができない、電力生産の空白期が発生するしかない。従って、このような短所を補完しようと太陽光発電システムには必須的にバッテリーを付けて安定した電力供給を可能にする。
【0005】
ところで、実際に作業をしたり、動作をする際にバッテリー側とインバータ側の連結を制御する手段が要求される場合が多く、これと関連した研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、太陽光連係システムにおいて、制御信号に応じて電流を遮断する回路を含むDC-DCコンバータを開示することができる。制御信号に応じてバッテリーの側の電圧がインバータでは遮断されるので、設置などを行う作業者が容易に作業することができる。さらに、インバータから印加される電圧が高い場合、インバータから印加される電流を制御信号に応じて遮断することによって、インバータから印加される電圧からDC-DCコンバータ内のスイッチ素子を保護することができる。解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、通常の技術者に自明な範囲内で多様な技術的課題がさらに含まれることができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1側面に係るDC-DCコンバータは、インバータ及び第1ノードを連結して、前記インバータ側のキャパシタの充電に利用される初期充電回路と;前記第1ノードと接地間に連結される中間キャパシタと;前記中間キャパシタと並列に連結され、直列に連結された第1スイッチ及び第2スイッチで構成されたスイッチング回路と;を含み、前記初期充電回路は、受信する制御信号に応じて前記第1ノードに電圧を印加して、バッテリーに対する充電を行うことができる。
【0008】
さらに、前記バッテリーは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが連結された第2ノードに印加された電圧に基づいて充電が行われることができる。
【0009】
さらに、前記初期充電回路は、受信する制御信号に応じて電流の流れを遮断して前記バッテリーによって前記インバータ側に印加される電圧を遮断することができる。
【0010】
さらに、前記初期充電回路は、直列に連結された第3スイッチ及び抵抗で構成された第1電流制御回路;及び前記第1電流制御回路と並列に連結された第4スイッチを含むことができる。
【0011】
さらに、前記第1電流制御回路は、既設定された大きさの電流を供給して前記バッテリーに対する急速充電を行うことができる。
【0012】
さらに、前記初期充電回路は、第2電流制御回路をさらに含み、前記初期充電回路は、急速充電が可能な電流の大きさに応じて前記第1電流制御回路または前記第2電流制御回路を介して電流を供給して前記バッテリーに対する急速充電を行うことができる。
【0013】
さらに、前記抵抗は可変抵抗で、前記可変抵抗の大きさは急速充電が可能な電流の大きさに応じて制御されることができる。
【0014】
さらに、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、FET(Field-Effect Transistor)を含むことができる。
【0015】
さらに、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのダイオード方向は、前記第1ノードから前記インバータに流れる電流を遮断する方向でありうる。
【0016】
さらに、前記第1スイッチのダイオード方向は、前記第1ノードから前記第2ノードに流れる電流を遮断する方向でありうる。
【0017】
さらに、前記第2スイッチのダイオード方向は、前記第2ノードから前記接地に流れる電流を遮断する方向でありうる。
【0018】
さらに、前記初期充電回路は、時間の流れにより、第1時点に第3スイッチがオンされて、第4スイッチがオフされた状態で電流を印加し、第2時点に第3スイッチがオンされて、第4スイッチがオンされた状態で電流を印加し、第3時点に第3スイッチがオフされて、第4スイッチがオンされた状態で電流を印加することができる。
【0019】
第2側面に係るDC-DCコンバータは、インバータ及び第1ノードを連結して、前記インバータ側のキャパシタの充電に利用される初期充電回路と;直列に連結された第1スイッチ及び第2スイッチで構成されて、前記第1ノードと接地間に連結されるスイッチング回路と;を含み、前記初期充電回路は、前記初期充電回路に連結要請信号が印加されると、前記インバータ側と前記第1ノードを電気的に連結して、前記初期充電回路は、前記初期充電回路に遮断要請信号が印加されると、前記インバータ側と前記第1ノードを電気的に遮断してバッテリーによって前記インバータ側に印加される電圧を遮断することができる。
【0020】
さらに、前記初期充電回路は、直列に連結された第3スイッチ及び抵抗で構成された第1電流制御回路と;前記第1電流制御回路と並列に連結された第4スイッチと;を含むことができる。
【発明の効果】
【0021】
本開示で開示されるDC-DCコンバータは制御信号に応じて電流を遮断する回路を含むことができる。従って、制御信号によりバッテリーの側の電圧がインバータでは遮断されるので、設置などを行う作業者が容易に作業することができる。
【0022】
さらに、インバータから印加される電圧が高い場合、インバータから印加される電流を制御信号に応じて遮断することによってインバータから印加される電圧からDC-DCコンバータ内のスイッチ素子を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】一実施例に係る太陽光発電システムを説明する図面である。太陽光連係エネルギー格納システムは、太陽光発電システムの一例でありうる。
【
図2】一実施例に係るDC-DCコンバータが、太陽光連係システムで利用されること例を詳細に説明するためのブロック図である。
【
図3】一実施例に係る第1電流制御回路及び第2電流制御回路を含む初期充電回路の一例を示す図面である。
【
図4】一実施例に係るバッテリーの側の電圧がインバータ側の電圧より高い場合DC-DCコンバータの動作の一例を示す図面である。
【
図5】一実施例に係るバッテリーの側の電圧がインバータ側の電圧より低い場合DC-DCコンバータの動作の一例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の技術思想は説明される一部実施例に限定されず各々異なる様々な形態で具現されることができて、本発明の技術思想範囲内でなら、実施例間のその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合、置き換えて使うことができる。さらに、本発明の実施例で使われる用語(技術及び科学的用語を含む)は、明らかに特別に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解されることができる意味と解釈され、予め定義された用語とともに一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができる。さらに、本発明の実施例で使われた用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含むことができ、“A及び(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一個以上)”と記載される場合A、B、Cで組み合わせることができるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。さらに、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するだけのものであり、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などで限定されない。なお、ある構成要素が別の構成要素に‘連結’、‘結合’または‘接続’されると記載された場合、その構成要素はその別の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその別の構成要素との間にあるさらに別の構成要素によって‘連結’、‘結合’または‘接続’される場合も含むことができる。さらに、各構成要素の“上または下”に形成または配置されると記載される場合、上または下は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく一つ以上のさらに別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また“上または下”と表現される場合、一つの構成要素を基準に上方向だけでなく下方向の意味も含むことができる。
【0025】
以下では、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0026】
図1は、一実施例に係る太陽光発電システムを説明する図面である。太陽光連係エネルギー格納システムは、太陽光発電システムの一例でありうる。
【0027】
図1図示されたように、太陽光発電システムは、太陽光電源10、インバータ20、バッテリーパック30及び負荷(LOAD)50を含むことができる。
【0028】
しかし、
図1に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素が太陽光発電システムにさらに含まれる可能性があることを関連技術分野で通常の知識を有する者なら理解することができる。例えば、太陽光発電システムは、電力網(GRID)40をさらに含むことができる。または、別の実施例に従う場合、
図1に図示された構成要素うち一部構成要素は省略される可能性があることを関連技術分野で通常の知識を有する者なら理解することができる。
【0029】
一実施例に係る太陽光電源10は、太陽光電池セルが集まった複数の太陽光電池モジュール(photovoltaic module)で構成されて、P型半導体とN型半導体を接合させた太陽光電池が光で電気を引き起こす。具体的に、太陽光電池に光を照らすと内部で電子と正孔が発生する。発生した電荷が各々P極とN極に移動するが、この作用によってP極とN極との間に電位差が発生して、この時、太陽光電池に負荷(LOAD)が連結されると電流が流れるようになる。ここで、太陽光電池セルは、電気を引き起こす最小単位を意味して、太陽光電池セルが集まって電池モジュールをなすようになり、電池モジュールはさらに、直/並列に連結されたアレイを形成して太陽光電源10を構成することができる。
【0030】
一実施例に係るインバータ20は、光電効果によって太陽光電源10で生成されるDC(直流)電力を電力網40または負荷50に電力を供給するために、AC(交流)電力に変換することができる。ここで、電力網40は、太陽光発電システムで生産された電力を送、配電するための系統(Grid)を意味することになる。一方、太陽光電源10で発生させる電力の量は、日出及び日没などの時間的な要因や気象などの外部的な要因によって変化し続けることになる。従って、インバータ20は、太陽光電源10で発生した電圧を制御して最大電力を探して電力網40に供給する。この時、インバータを稼動させるための電力がインバータの出力電力より低い場合が発生すると、インバータ20は、電力網40の電力を逆に消費することもありうる。もちろん、この場合、インバータは、電力網40に流入する電力を遮断して電力が逆転する現象を防止することができる。従って、上述したインバータ20の動作がさらに効率よく行われることができるように太陽光電源10から最大電力を抽出することができるようにする様々な最適化(optimizer)制御方法が太陽光発電システムに適用される。
【0031】
代表的な太陽光電源10の最大電力点追従(MPP:Maximum Power Point)方式としては、PO(Perturbation and Observation)方法、IC(Incremental Conductance)制御方法及びCV(Constant Voltage)制御方法などがある。ここで、PO方法は、周期的に太陽光電源10の電圧と電流を測定して電力を計算した後、電力値を利用してMPPを追跡する方法である。IC制御方法は、太陽光電源10で発生する電圧と電流を測定してアレイの端子電圧動作点の変化に対する電力の変化率が‘0’になるように制御する方法である。CV制御方法は、太陽光電源10をなすアレイの動作電圧や電力に関係なく一定の基準電圧(ref V)で制御する方法である。各最適化(optimizer)制御方法により、太陽光電源10からインバータに入力される電源ソースが電圧ソースまたは電流ソースで動作することができる。
【0032】
一実施例に係る負荷50は、実生活で使う電気形態を利用する製品を意味し得る。例えば、インバータ20は、適切な変換方法やスイッチング素子、制御回路を介して所望の電圧と周波数のAC電力を得て、一般家庭の家電製品または産業施設の機械製品に電気を供給することができる。
【0033】
さらに、太陽光発電の場合、太陽光が存在しない夜の時間や気象の変化によって十分な発電ができない、電力生産の空白期が発生するしかない。従って、このような短所を補完しようと太陽光発電システムには必須的にバッテリーを付けて安定した電力供給を可能にする。
【0034】
一実施例に係るバッテリーパック30は、DC-DCコンバータ、バッテリー、バッテリーマネジメントシステム(BMS)及びバッテリー制御回路のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0035】
バッテリーは、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池で構成されるが、必ずしもかかる構成に限定されず、充電により半永久的に使用可能な電池を意味することができる。
【0036】
DC-DCコンバータは、太陽光電源10を介して生産されたDC電力がバッテリーに適切なDC電力に変換されるようにすることができる装置で、一般的にDC電力をAC電力に変換した後、再びAC電力をDC電力に逆変換する方式で電力を変換する。
【0037】
バッテリーマネジメントシステム(BMS)は、バッテリーを構成しているセル(cell)の誤使用防止(protection)機能と単位電池間の均等化(balancing)、充電残高測定(SOC:State of Chare)、温度維持管理またはシステムモニタリング機能を提供することができる。従って、セルの状態を測定するセンサーとセンサーの測定値を受信して、応用製品の制御システムに伝達する機能を基に、システムの温度及び充電状態などが、設定された値を超えると異常信号を発生させてセル間の電力回路を遮断、開放する回路を構築して制御することができる。
【0038】
一方、インバータ20及びバッテリーパック30は、ディスプレイ装置(図示せず)をさらに含むことができる。例えば、使用者はディスプレイ装置を介して太陽光パネルの電力需給状態、連結線の有無、スリップモード動作の有無またはバッテリーの充電状態(State Of Charge)等を確認することができる。一方、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)等であり得る。さらに、ディスプレイ装置は、実現形態により2個以上のディスプレイを含むことができる。さらに、ディスプレイのタッチパッドが、レイヤー構造をなしてタッチスクリーンで構成される場合、ディスプレイは、出力装置以外に入力装置としても使われることができる。
【0039】
さらに、インバータ20及びバッテリーパック30は、有線通信または無線通信を介して相互通信を行うことができる。例えば、インバータ20及びバッテリーパック30は、Wi-Fiチップ、Bluetoothチップ、無線通信チップ、NFCチップなどを含むことができる。もちろん、インバータ20及びバッテリーパック30は、Wi-Fiチップ、Bluetoothチップ、無線通信チップ、NFCチップなどを利用して各種外部機器と通信を行うことができる。Wi-Fiチップ、Bluetoothチップは、各々Wi-Fi方式、Bluetooth方式で通信を行うことができる。Wi-FiチップやBluetoothチップを利用する場合には、SSID及びセッションキーなどのような各種連結情報をまず送受信して、これを利用して通信連結した後、各種情報を送受信することができる。無線通信チップは、IEEE、ジグビー、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)等のような多様な通信規格により通信を行うことができる。NFCチップは、135kHz、13.56MHz、433MHz、860~960MHz、2.45GHzなどのような多様なRF-ID周波数帯域中13.56MHz帯域を使うNFC(Near Field Communication)方式で動作することができる。
【0040】
図2は、一実施例に係るDC-DCコンバータ100が太陽光連係システム1000で利用される一例を詳細に説明するためのブロック図である。
【0041】
図2を参照すると、一実施例に係る太陽光連係システム1000は、インバータ側280、DC-DCコンバータ100、バッテリー側270を含むことができる。さらに、DC-DCコンバータ100は、初期充電回路220、スイッチング回路230及び中間キャパシタ240を含むことができる。さらに、スイッチング回路230は、第1スイッチ(S1)と第2スイッチ(S2)を含むことができ、初期充電回路220は、第3スイッチ(Sp)と抵抗(Rp)を含む第1電流制御回路と第4スイッチ(Sb)を含むことができる。
【0042】
しかし、
図2に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素が太陽光連係システム1000またはDC-DCコンバータ100にさらに含まれる可能性があることを関連技術分野で通常の知識を有する者なら理解することができる。または、別の実施例に従う場合、
図2に図示された構成要素うち一部構成要素は省略される可能性があることを関連技術分野で通常の知識を有する者なら理解することができる。
【0043】
図2に示したように太陽光連係システム1000は、ハーフブリッジ(Half-Bridge)形態で構成されることができる。太陽光連係システム1000が、ハーフブリッジ(Half-Bridge)形態で構成される場合、バッテリー側270で印加される電圧がインバータ側280にすぐに伝達することができる。従って、初期充電回路220は、制御信号に基づいて初期充電回路220を通過する電流を遮断することができる。初期充電回路220が遮断されると、バッテリー側270で印加される電圧がインバータ側280に伝達することを防止することができるので、設置する時作業者の利便性が図れる。特にDC-DCコンバータ100が、バッテリー一体型で製作される場合、ハーフブリッジで回路が構成されると、インバータ側280にバッテリーの電圧が印加されることになるが、初期充電回路220が中間に位置することによって、バッテリーの電圧がインバータ側280に印加されることを防ぐことができて、作業者はインバータ側280に電圧が誘起されないため容易に作業することができる。
【0044】
初期充電回路220は、受信する制御信号に応じて電流の流れを遮断して、バッテリーによってインバータ側280に印加される電圧を遮断することができる。
【0045】
初期充電回路220は、初期充電回路220の右側と左側を制御信号により連結または遮断することができる。例えば、初期充電回路220は、最初には遮断されて初期充電回路220の右側と左側を電気的に分離した状態で、設置が完了すると制御信号により初期充電回路220の右側と左側を連結することができる。
【0046】
初期充電回路220は、制御信号を通信を介して受信できて、制御信号は、連結要請信号及び遮断要請信号を含むことができる。具体的に、初期充電回路220は、初期充電回路220に連結要請信号が印加されると、インバータ側280と第1ノード211を電気的に連結することができる。インバータ側280と第1ノード211が電気的に連結されると、第1スイッチ(S1)及び第2スイッチ(S2)が連結された第2ノード212に印加された電圧に基づいてバッテリーに対する充電が行われることができる。他の例で、初期充電回路220は、初期充電回路220に遮断要請信号が印加されると、インバータ側280と第1ノード211を電気的に遮断してバッテリーによってインバータ側280に印加される電圧を遮断することができる。
【0047】
初期充電回路220は、第3スイッチ(Sp)と抵抗(Rp)を含む第1電流制御回路と第4スイッチ(Sb)を含むことができ、第1電流制御回路と第4スイッチ(Sb)は、並列に連結されることができる。
【0048】
初期充電回路220は初期充電機能を行うことができる。例えば、初期充電回路220は、バッテリー側270で印加される電源を利用してインバータ側キャパシタ250を充電することができる。この場合、初期充電回路220は、時間の流れにより、第1時点に第3スイッチ(Sp)がオンされて、第4スイッチ(Sb)がオフされた状態でインバータ側キャパシタ250に電流を印加し、第2時点に第3スイッチ(Sp)がオンされて、第4スイッチ(Sb)がオンされた状態でインバータ側キャパシタ250に電流を印加し、第3時点に第3スイッチ(Sp)がオフされ、第4スイッチ(Sb)がオンされた状態でインバータ側キャパシタ250に電流を印加することができる。
【0049】
初期充電回路220は、受信する制御信号(例:連結要請信号)によりインバータ側280で印加された電圧を第1ノード211に印加して、バッテリー側270に電圧を印加することによってバッテリーに対する充電を行うことができる。
【0050】
初期充電回路220は、バッテリーに対する急速充電を行うことができる。例えば、初期充電回路220は、第4スイッチ(Sb)をオンして、インバータ側280で印加される電圧を第1ノード211に印加することができる。しかし、インバータ側280で印加される電圧を第1ノード211にすぐに連結する場合、過電流が流れる危険がある場合、初期充電回路220は、第1電流制御回路を介して既設定された大きさの電流を供給して、バッテリーに対する急速充電を行うことができる。第1電流制御回路は、抵抗(Rp)を含んでいるので、第4スイッチ(Sb)がオフされて第3スイッチ(Sp)がオンされる場合、インバータ側280に印加される電圧がすぐに第1ノード211に印加されないこともある。
【0051】
抵抗(Rp)は、可変抵抗であり得る。この場合、可変抵抗の大きさは、急速充電が可能な電流の大きさに応じて制御されることができる。例えば、初期充電回路220は、急速充電が可能な最大電流が1mAである場合、抵抗(Rp)の大きさを制御して、初期充電回路220を介して印加される電流の量を1mA未満に維持することができる。
【0052】
中間キャパシタ240は、第1ノード211と接地260との間に位置することができ、スイッチング回路230は、中間キャパシタ240と並列に連結されることができる。中間キャパシタ240よりもインバータ側キャパシタ250の容量がより大きいこともある。
【0053】
スイッチング回路230は、直列に連結された第1スイッチ(S1)及び第2スイッチ(S2)を含むことができる。バッテリーは、第1スイッチ(S1)及び第2スイッチ(S2)が連結された第2ノード212に印加された電圧に基づいて充電が行われることができる。
【0054】
DC-DCコンバータ100に含まれたスイッチは、FET(Field-Effect Transistor)であり得る。具体的に、第1スイッチ(S1)、第2スイッチ(S2)、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)は、FETで具現されることができる。
【0055】
第1スイッチ(S1)、第2スイッチ(S2)、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)がFETで具現される場合、各スイッチに含まれたダイオードは既設定された方向に配置されることができる。例えば、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)のダイオード方向は、第1ノード211でからインバータ側280に流れる電流を遮断する方向であり得る。別の例で、第1スイッチ(S1)のダイオード方向は、第1ノード211から第2ノード212に流れる電流を遮断する方向であり得る。さらに別の例で、第2スイッチ(S2)のダイオード方向は、第2ノード212から接地260に流れる電流を遮断する方向であり得る。
【0056】
DC-DCコンバータ100内に初期充電回路220が含まれることによって、制御信号によりバッテリー側270の電圧がインバータ側280では遮断されるので、設置などを行う作業者が容易に作業することができる。さらに、インバータ側280で印加される電圧が高い場合、初期充電回路220がインバータ側280から印加される電流を制御信号に応じて遮断することによってインバータ側280で印加される電圧からDC-DCコンバータ100内のスイッチ(例:第1スイッチ(S1)、第2スイッチ(S2))を保護することができる。
【0057】
図3は、一実施例に係る第1電流制御回路330及び第2電流制御回路340を含む初期充電回路220の一例を示す図面である。
【0058】
一実施例に係る初期充電回路220は、第1電流制御回路330及び第2電流制御回路340を含むことができる。第1電流制御回路は、第3スイッチ(Sp)及び抵抗(Rp)を含むことができ、第2電流制御回路は、第5スイッチ(Sp’)及び抵抗(Rp’)を含むことができる。
【0059】
初期充電回路220は、急速充電が可能な電流の大きさに応じて第1電流制御回路330及び/または第2電流制御回路340を介して電流を供給して、バッテリーに対する急速充電を行うことができる。
【0060】
第1電流制御回路330に含まれる抵抗(Rp)と第2電流制御回路340に含まれる抵抗(Rp’)の大きさは、異なってもよい。初期充電回路220は、初期充電回路220に印加される電流の大きさが、バッテリーの急速充電が可能な電流の最大サイズを越えないように第1電流制御回路330と第2電流制御回路340の少なくとも一つを介して第1ノードに電圧を印加することができる。例えば、初期充電回路220は、第3スイッチ(Sp)をオンして第5スイッチ(Sp’)をオフすることによって、第1大きさの電流を供給し、第3スイッチ(Sp)をオフと第5スイッチ(Sp’)をオンすることによって、第2大きさの電流を供給し、第3スイッチ(Sp)をオンして第5スイッチ(Sp’)をオンすることによって、第3大きさの電流を供給することができる。第3大きさは、第1大きさ及び第2大きさより大きいこともある。
【0061】
図4は、一実施例に係るバッテリー側270の電圧がインバータ側280の電圧より高い場合DC-DCコンバータ100の動作の一例を示す図面である。
【0062】
バッテリー側270の電圧が、インバータ側280の電圧より高い場合、第3スイッチ(Sp)をオンして抵抗(Rp)を介して制限された電流が流れることができる。バッテリー側270からインバータ側280に十分に電流が印加されて、インバータ側キャパシタ250がバッテリー側270で印加される電圧ほど充電された場合、第3スイッチ(Sp)がオフされ第4スイッチ(Sb)がオンされて、太陽光連係システム1000が動作することができる。
【0063】
太陽光連係システム1000の動作が中断される場合、第1スイッチ(S1)、第2スイッチ(S2)、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)がオフできる。太陽光連係システム1000の動作が中断される時、一次的に第4スイッチ(Sb)がオフされ2次的に第3スイッチ(Sp)がオフされるが、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)略同時にオフされ得る。例えば、太陽光連係システム1000の全体的な出力が、既設定値以下に減少した後、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)が略同時にオフできる。別の例で、初期充電回路220は、一次的に第4スイッチ(Sb)をオフし2次的に第3スイッチ(Sp)をオフして初期充電回路220を介して流れる電流によって発生するスパークを減少させることができる。
【0064】
図5は、一実施例に係るバッテリー側270の電圧がインバータ側280の電圧より低い場合、DC-DCコンバータ100の動作の一例を示す図面である。
【0065】
バッテリー側270の電圧が、インバータ側280の電圧より低い場合、第1スイッチ(S1)及び第2スイッチ(S2)が、半導体遮断器としてバッテリー側270に流れる電流を遮断することができる。
【0066】
バッテリー側270の電圧が、インバータ側280の電圧より低い場合、第3スイッチ(Sp)がオフされ、第4スイッチ(Sb)がオンされて、太陽光連係システム1000が動作することができる。
【0067】
太陽光連係システム1000の動作が中断される場合、第1スイッチ(S1)、第2スイッチ(S2)、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)がオフできる。太陽光連係システム1000の動作が中断される時、一次的に第4スイッチ(Sb)がオフされ2次的に第3スイッチ(Sp)がオフされるが、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)が略同時にオフされ得る。例えば、太陽光連係システム1000の全体的な出力が、既設定値以下に減少した後、第3スイッチ(Sp)及び第4スイッチ(Sb)が略同時にオフできる。別の例で、初期充電回路220は、一次的に第4スイッチ(Sb)をオフし2次的に第3スイッチ(Sp)をオフして、初期充電回路220を介して流れる電流によって発生するスパークを減少させることができる。
【0068】
図6は、一実施例に係る初期充電回路610にダイオードが含まれた太陽光連係システム1000の一例を示す図面である。
【0069】
図6を参照すると、初期充電回路610に第5スイッチ620及び第6スイッチ630が直列に配置されている。さらに、ダイオード640は、第5スイッチ620及び第6スイッチ630と並列に配置されている。第5スイッチ620及び第6スイッチ630は、直列に配置されているが、第5スイッチ620及び第6スイッチ630に含まれたダイオードは、互いに反対方向に向かうように配置されることができる。従って、第5スイッチ620及び第6スイッチ630は、左から右に流れる電流と、右から左に流れる電流をともに遮断することができる。
【0070】
さらに、ダイオード640は、左から右に流れる電流は通過させるが、右から左に流れる電流を遮断させることによって、逆電流を遮断させることができる。
【0071】
第1スイッチ651と第2スイッチ652が、直列に連結されて、第3スイッチ653と第4スイッチ654が、直列に連結されることができる。さらに、第1スイッチ651と第2スイッチ652は、第3スイッチ653と第4スイッチ654と並列に連結されることができる。太陽光連係システム1000は、第3スイッチ653と第4スイッチ654だけでも動作することができるが、出力が既設定値以上の場合、第1スイッチ651と第2スイッチ652が並列に追加されることができる。第1スイッチ651と第2スイッチ652が並列に追加される場合、第1抵抗661及び第2抵抗662がバッテリー側と連結されることができる。出力が既設定値以上の場合、回路が並列で構成されることによって、より大きい出力を収容することができる。
【0072】
第5スイッチ620と第6スイッチ630のスペックは、異なってもよい。例えば、第5スイッチ620は低い電圧のスペックを持って、第6スイッチ630は高い電圧のスペックを持つことができる。一例で、第5スイッチ620は、ダイオード640のVF電圧より高い水準の電圧のスペックであり得る。VF電圧は、ダイオード640をターンオンさせることができるフォワード電圧を意味する。第5スイッチ620は、左側から右側に電流はダイオード640のみを介して流れるようにすることによって、左側から右側に電流が流れるべき状況で第6スイッチ630がターンオンされないようにすることができる。第5スイッチ620は、第6スイッチ630の特性により逆電流が発生する可能性を排除させることができる。
【0073】
一方、上述した方法は、コンピュータで実行できるプログラムで作成可能で、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現されることができる。さらに、上述した方法で使われたデータの構造は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に様々な手段によって記録されることができる。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック格納媒体(例えば、ROM、RAM、USB、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM、ティブイディなど)のような格納媒体を含む。
【0074】
本実施例と関連した技術分野で通常の知識を有する者は、前記の記載の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現される可能性があることを理解できる。従って、開示された方法は限定的な観点でなく説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は前述した説明でなく特許請求範囲に示されていて、それと同等な範囲内にあるすべての差異点は本発明に含まれるものと解釈されなければならない。