(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-09
(45)【発行日】2024-08-20
(54)【発明の名称】コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0251 20230101AFI20240813BHJP
【FI】
G06Q30/0251
(21)【出願番号】P 2023078275
(22)【出願日】2023-05-11
【審査請求日】2023-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】320005501
【氏名又は名称】株式会社電通
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100174528
【氏名又は名称】木村 晋朗
(72)【発明者】
【氏名】笠原 滋人
(72)【発明者】
【氏名】児玉 卓也
【審査官】太田 龍一
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-132826(JP,A)
【文献】特開2003-256713(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の所有者であるユーザが特定の店舗に訪問したことの履歴を含む第1の情報、前記端末の所有者である前記ユーザが特定の商品を購買したことの履歴を含む第2の情報、前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置を示す第3の情報、および、前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所と通勤形態または通学形態を含む第4の情報を取得する情報取得部と、
前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報に基づいて、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問する可能性および前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買する可能性が高くなる特定時間帯を推定する推定部と、
前記特定時間帯から、前記第3の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第1のタイミング、および、前記特定時間帯から、前記第4の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第2のタイミングで、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問すること、および、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買することを誘導するコンテンツを配信する配信部と、
を有し、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通勤形態が含まれる場合、前記通勤形態は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含んでおり、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通学形態が含まれる場合、前記通学形態は、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含んでおり、
前記推定部は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が推定する前記特定時間帯を異ならせ、
前記配信部は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が配信する前記コンテンツを異ならせる、
ことを特徴とするコンテンツ配信装置。
【請求項2】
端末の所有者であるユーザが特定の店舗に訪問したことの履歴を含む第1の情報、前記端末の所有者である前記ユーザが特定の商品を購買したことの履歴を含む第2の情報、前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置を示す第3の情報、および、前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所と通勤形態または通学形態を含む第4の情報を取得するステップと、
前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報に基づいて、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問する可能性および前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買する可能性が高くなる特定時間帯を推定するステップと、
前記特定時間帯から、前記第3の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第1のタイミング、および、前記特定時間帯から、前記第4の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第2のタイミングで、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問すること、および、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買することを誘導するコンテンツを配信するステップと、
を有し、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通勤形態が含まれる場合、前記通勤形態は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含んでおり、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通学形態が含まれる場合、前記通学形態は、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含んでおり、
前記推定するステップでは、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が推定する前記特定時間帯を異ならせ、
前記配信するステップでは、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が配信する前記コンテンツを異ならせる、
ような各処理ステップをコンピュータが実行することを特徴とするコンテンツ配信方法。
【請求項3】
端末の所有者であるユーザが特定の店舗に訪問したことの履歴を含む第1の情報、前記端末の所有者である前記ユーザが特定の商品を購買したことの履歴を含む第2の情報、前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置を示す第3の情報、および、前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所と通勤形態または通学形態を含む第4の情報を取得するステップと、
前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報に基づいて、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問する可能性および前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買する可能性が高くなる特定時間帯を推定するステップと、
前記特定時間帯から、前記第3の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第1のタイミング、および、前記特定時間帯から、前記第4の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第2のタイミングで、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問すること、および、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買することを誘導するコンテンツを配信するステップと、
を有し、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通勤形態が含まれる場合、前記通勤形態は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含んでおり、
前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通学形態が含まれる場合、前記通学形態は、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含んでおり、
前記推定するステップでは、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が推定する前記特定時間帯を異ならせ、
前記配信するステップでは、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が配信する前記コンテンツを異ならせる、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、取得部と、特定部と、表示制御部とを備える販売支援装置が記載されている。取得部は、端末の位置を示す端末位置情報、端末のユーザの属性を示す属性情報、及び、商品を評価する評価情報の少なくともいずれかを取得する。特定部は、端末位置情報、属性情報、及び、評価情報の少なくともいずれかに基づいて、販売対象の商品である販売対象商品に対応する、商品の販売を促進するための販売促進情報を特定する。表示制御部は、販売対象商品に対応する商品情報の取得要求を端末から受け付けると、販売対象商品に対して特定部が特定した販売促進情報を含む商品情報を端末に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の販売支援装置は、柔軟かつ利便性の高いコンテンツ配信を実行するという観点において、改良の余地がある。
【0005】
そこで本開示は、柔軟かつ利便性の高いコンテンツ配信を実行することができるコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るコンテンツ配信装置は、端末の所有者であるユーザが特定の店舗に訪問したことの履歴を含む第1の情報、前記端末の所有者である前記ユーザが特定の商品を購買したことの履歴を含む第2の情報、前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置を示す第3の情報、および、前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所と通勤形態または通学形態を含む第4の情報を取得する情報取得部と、前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報に基づいて、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問する可能性および前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買する可能性が高くなる特定時間帯を推定する推定部と、前記特定時間帯から、前記第3の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの現在位置から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第1のタイミング、および、前記特定時間帯から、前記第4の情報に含まれる前記端末の所有者である前記ユーザの住所または居所から前記特定の店舗または前記特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いた第2のタイミングで、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の店舗に訪問すること、および、前記端末の所有者である前記ユーザが前記特定の商品を購買することを誘導するコンテンツを配信する配信部と、を有し、前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通勤形態が含まれる場合、前記通勤形態は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含んでおり、前記第4の情報に、前記端末の所有者である前記ユーザの通学形態が含まれる場合、前記通学形態は、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含んでおり、前記推定部は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が推定する前記特定時間帯を異ならせ、前記配信部は、通勤手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通勤ルートにかかる位置情報、勤務シフトとして日勤、夜勤のいずれであるかを含む前記通勤形態、または、通学手段として徒歩、自転車、電車、車のいずれであるか、通学ルートにかかる位置情報、通学シフトとして全日制、定時制のいずれであるかを含む前記通学形態に応じて、自身が配信する前記コンテンツを異ならせる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、柔軟かつ利便性の高いコンテンツ配信を実行することができるコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】コンテンツ配信装置の概略構成の一例を示す図である。
【
図2】コンテンツ配信サーバの内部構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】ユーザ端末と店舗管理サーバとコンテンツ配信サーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図5】ユーザ端末と店舗管理サーバとコンテンツ配信サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において、「A/B」は、「A及びB」、「A又はB」、「A及び/又はB」、「AとBの少なくとも一方」を意味する。例えば、「特定の店舗への訪問/特定の商品の購買」は、「特定の店舗への訪問、及び、特定の商品の購買」、「特定の店舗への訪問、又は、特定の商品の購買」、「特定の店舗への訪問、及び/又は、特定の商品の購買」、「特定の店舗への訪問と特定の商品の購買の少なくとも一方」を意味する。
【0010】
本明細書において、「商品」は、文字通りの商品のみならず、役務(サービス)を含む概念で使用する。すなわち、「商品」は、「商品及び役務」、「商品又は役務」、「商品及び/又は役務」、「商品と役務の少なくとも一方」を意味する。
【0011】
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、コンテンツ配信装置1の概略構成の一例を示す図である。「コンテンツ配信装置」は、「コンテンツ配信システム」と読み替えられてもよい(両者を同義としてもよい)。また、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムは、コンテンツ配信装置1に含まれるコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)に各種の処理ステップを実行させることによって実現される。
【0013】
図1に示すように、コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末(端末)10と、店舗管理サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを有している。ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、ネットワーク40によって互いに通信可能に接続されている。
図1では、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30のそれぞれを単一構成として簡略化して描いているが、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30の数には自由度があり、種々の設計変更が可能である。また、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、ハードウェア構成としても、ソフトウェア構成としても、
図1に描いたよりも複雑な構成を有していてもよい。例えば、店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、複数のサーバやデータベース等を含んで構成されていてもよい。
【0014】
コンテンツ配信装置(コンテンツ配信システム)1は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30を含んだ構成として捉えてもよいし、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20を含まずコンテンツ配信サーバ30だけを含んだ構成として捉えてもよい。つまり、コンテンツ配信装置(コンテンツ配信システム)1において、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20は必須の構成要件ではない。
【0015】
ユーザ端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)である。つまり、本明細書におけるユーザ端末10は、店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスである。ユーザ端末10は、例えば、有線及び/又は無線(例えば、Long Term Evolution(LTE)、5th Generation New Radio(5G NR)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。ユーザ端末10による通信方式には自由度があり、種々の設計変更が可能であり、音響通信や可視光通信等であってもよい。ユーザ端末10は、ユーザの操作により、ブラウザ及びその他の各種のアプリケーションを実行する。
【0016】
本実施形態において、ユーザ端末10は、店舗管理サーバ20との通信を行うことで、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品の購入を行ったり、商品の購入に際した特典(例えば値引きやクーポン、スタンプ、ポイント等)を受けたり、商品その他の情報の提供や収集を行ったりすることができる。ユーザ端末10には、当該ユーザ端末10を操作して店舗管理サーバ20との通信による利便を受けるための店舗利用アプリケーションがダウンロード(インストール)されてもよい。店舗利用アプリケーションは、「小売業の会員カードデータ」としてユーザ端末10に実装されていてもよい。
【0017】
本実施形態において、ユーザ端末10は、コンテンツ配信サーバ30との通信を行うことで、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問、当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買を誘導するためのコンテンツの配信を受けることができる。ユーザ端末10には、当該ユーザ端末10を操作してコンテンツ配信サーバ30との通信による利便を受けるためのコンテンツ配信アプリケーションがダウンロード(インストール)されてもよい。ここで、ユーザ端末10がコンテンツ配信サーバ30から配信されるコンテンツは、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買を誘導するためのコンテンツに限定されず、種々の設計変更が可能である。
【0018】
店舗管理サーバ20は、ユーザ端末10との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスであればよく、デバイス、回路などで読み替えられてもよい。店舗管理サーバ20は、ユーザ端末10との間の通信を介して、ユーザに対して、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品の販売、商品の販売に際した特典(例えば値引きやクーポン、スタンプ、ポイント等)の付与、商品その他の情報の提供や収集を行ったりするための各種の処理を制御・実行する。さらに、店舗管理サーバ20は、管理対象の店舗(特定の店舗)における商品の在庫管理、売上集計、発注処理、棚卸処理等の各種の処理を制御・実行する。
【0019】
コンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスであればよく、デバイス、回路などで読み替えられてもよい。コンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10との間の通信を介して、ユーザに対して、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問、当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買を誘導するためのコンテンツの配信を行う。その際、コンテンツ配信サーバ30は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる(例えば可能性が最大化される)ような特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を推定して、当該特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を基準として(例えば特定時間帯の少し前のタイミングで)、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買を誘導するためのコンテンツの配信を行う。
【0020】
店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、ネットワーク40を介して互いに通信可能に接続されており、店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30のそれぞれが有する各種情報を送受信(共有)することができる。
【0021】
図2は、コンテンツ配信サーバ30の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、第1の取得部(端末情報取得部)31と、第2の取得部(ユーザ情報取得部)32と、推定部33と、配信部34とを有している。
【0023】
第1の取得部31は、ユーザ端末10の情報(以下、「端末情報」と呼ぶことがある)を取得する。端末情報は、例えば、店舗管理サーバ20を介した店舗利用アプリケーションやコンテンツ配信サーバ30を介したコンテンツ配信アプリケーションを利用する際にユーザが能動的(自発的)に入力した情報であってもよい。また、端末情報は、例えば、ユーザの利用許諾を得た上で、店舗管理サーバ20やコンテンツ配信サーバ30が直接的又は間接的に取得した情報であってもよい。端末情報は、例えば、次の情報を含み得る。
(1)ユーザ端末10の識別情報。当該情報は、例えば、ユーザ端末10に割当てられたIMEI(International Mobile Equipment Identifier)等の固有の識別番号であってもよい。
(2)ユーザ端末10の位置情報(端末の現在位置を示す情報)。当該情報は、例えば、ユーザ端末10に搭載されたGPS(Global Positioning System)等により取得された情報であってもよい。また、ユーザ端末10が夜間から朝方まで毎日同じ位置にあることを以って、当該位置を示す情報を「ユーザの住所/居所を示す情報」と推定してもよい。さらに、ユーザ端末10の位置情報(端末の現在位置を示す情報)は、Wi-Fi(登録商標)、ビーコン、ユーザ端末(例えば携帯電話)の基地局からの電波情報、IPアドレス(Internet Protocol Address)等に基づいて得られる情報であってもよい。このように、ユーザ端末10の位置情報(端末の現在位置を示す情報)を得る方法には自由度があり、種々の設計変更が可能である。また、ユーザ端末10の位置情報(端末の現在位置を示す情報)は、実測情報と推定情報のいずれであってもよい。
(3)店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の履歴に関する情報。当該情報は、店舗利用アプリケーションを介した(小売業の会員カードデータで裏付けられた)特定の店舗での買い物等に基づいた確定情報であってもよいし、上記(2)で述べたユーザ端末10の位置情報に基づいた推定情報(例えば特定の店舗の所在地に所定時間(例えば10分程度)留まったことによる推定情報)であってもよい。当該情報は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の日付、曜日、時間、回数等を含んでもよい。
(4)店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の履歴に関する情報。当該情報は、店舗利用アプリケーションを介した特定の店舗での買い物等に基づいた確定情報であってもよい。当該情報は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の日付、曜日、時間、価格、支払方式(一括、分割)等のほか、商品(特定の商品)の種類を含んでもよい。当該情報は、購買商品と同一・類似・関連する商品を過去に購入したか否かの履歴に関する情報を含んでもよい。
【0024】
第2の取得部32は、ユーザ端末10の所有者の情報(以下、「ユーザ情報」と呼ぶことがある)を取得する。ユーザ情報は、例えば、店舗管理サーバ20を介した店舗利用アプリケーションやコンテンツ配信サーバ30を介したコンテンツ配信アプリケーションを利用する際にユーザが能動的(自発的)に入力した情報であってもよい。また、ユーザ情報は、例えば、ユーザの利用許諾を得た上で、店舗管理サーバ20やコンテンツ配信サーバ30が直接的又は間接的に取得した情報であってもよい。ユーザ情報は、例えば、次の情報を含み得る。
(A)ユーザ端末10の所有者(ユーザ)の識別情報。当該情報は、例えば、ユーザ端末10に割当てられたIMEI等の固有の識別番号であってもよく、上記(1)で述べたユーザ端末10の識別情報と同一(等価)であってもよい。
(B)ユーザ端末10の所有者(ユーザ)の位置情報(ユーザの現在位置を示す情報)。当該情報は、例えば、ユーザ端末10に搭載されたGPSにより取得された情報であってもよく、上記(2)で述べたユーザ端末10の位置情報と同一(等価)であってもよい。
(C)店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の履歴に関する情報。当該情報は、店舗利用アプリケーションを介した(小売業の会員カードデータで裏付けられた)特定の店舗での買い物等に基づいた確定情報であってもよいし、上記(B)で述べたユーザ端末10の所有者(ユーザ)の位置情報に基づいた推定情報(例えば特定の店舗の所在地に所定時間(例えば10分程度)留まったことによる推定情報)であってもよい。当該情報は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の日付、曜日、時間、回数等を含んでもよい。当該情報は、上記(3)で述べた店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の履歴に関する情報と同一(等価)であってもよい。
(D)店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の履歴に関する情報。当該情報は、店舗利用アプリケーションを介した特定の店舗での買い物等に基づいた確定情報であってもよい。当該情報は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の日付、曜日、時間、価格、支払方式(一括、分割)等のほか、商品(特定の商品)の種類を含んでもよい。当該情報は、購買商品と同一・類似・関連する商品を過去に購入したか否かの履歴に関する情報を含んでもよい。当該情報は、上記(4)で述べた店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の履歴に関する情報と同一(等価)であってもよい。
(E)ユーザ端末10の所有者(ユーザ)の氏名、年齢、性別、職業、居住地(ユーザの住所/居所を示す情報)、家族構成、年収(世帯年収)、利用店舗、買い物頻度、食事(例えば夕食)を作る頻度、チラシ(広告)の閲覧状況、デジタルチラシ(デジタル広告)の閲覧頻度、通勤形態(徒歩、自転車、電車、車、ルート、日勤、夜勤等)/通勤時間(通勤形態に応じた出発時間、到着時間、所要時間)、通学形態(徒歩、自転車、電車、車、ルート、全日制、定時制等)/通学時間(通学形態に応じた出発時間、到着時間、所要時間)、趣味、興味、関心等。
【0025】
推定部33は、第1の取得部31が取得したユーザ端末10の情報(端末情報)と、第2の取得部32が取得したユーザ端末10の所有者の情報(ユーザ情報)とに基づいて、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる(例えば可能性が最大化される)ような特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を推定する。
【0026】
配信部34は、推定部33が推定した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を基準として、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買を誘導するコンテンツを配信する。当該コンテンツは、例えば、特定の店舗における特定の商品の特売情報やタイムセール情報、ユーザが特定の店舗に立ち寄って購入したくなるようなお得感を伝えるための特典情報を含むものとすることができる。また、当該コンテンツは、例えば、夕食のレシピを検索するためのアプリケーションやSNS(Social Networking Service)、デジタルチラシ(デジタル広告)に係るものであってもよい。
【0027】
より具体的に、配信部34は、推定部33が推定した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)の所定時間前、例えば、当該特定時間帯から、端末の現在位置/ユーザの現在位置から特定の店舗/特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いたタイミングで、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信してもよい。特定時間帯から差し引く時間は、所要時間+αとしてもよい。
【0028】
あるいは、配信部34は、推定部33が推定した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)の所定時間前、例えば、当該特定時間帯から、ユーザの住所/居所から特定の店舗/特定の商品の取扱店舗への所要時間を差し引いたタイミングで、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信してもよい。特定時間帯から差し引く時間は、所要時間+αとしてもよい。
【0029】
上述したように、端末情報とユーザ情報の少なくとも一方は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の履歴/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の履歴に関する情報を含んでいる。推定部33は、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問の履歴/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の履歴に関する情報に基づいて、店舗管理サーバ20が管理する店舗(特定の店舗)への訪問/当該店舗(特定の店舗)における商品(特定の商品)の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる(例えば可能性が最大化される)ような特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を推定する。
【0030】
例えば、ある端末情報とユーザ情報から読み取れる履歴情報に基づいて、あるユーザの行動パターンとして、平日の18時~19時の間に同じスーパーマーケット(特定の店舗)で食材を購入する頻度が高い(例えば週3日以上)場合を想定する。この場合、当該ユーザは、日勤(例えば9時~17時30分)の勤務で、退勤後の帰宅ルートで立ち寄るスーパーマーケット(特定の店舗)で夕食の食材を買い込んで、帰宅後に自分/家族の夕食を作る行動パターンであると推察される。そこで、例えば、平日の18時~19時を通勤ルートのスーパーマーケット(特定の店舗)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定することができる。この場合、スーパーマーケット(特定の店舗)への誘導コンテンツの配信タイミングは、例えば、退勤後の移動時間としての17時35分~17時55分までのいずれかのタイミングとすることができる。あるいは、朝の通勤時間帯や昼休みの時間帯等にも夕食の献立を考慮する可能性があることを考慮して、これらの時間帯をスーパーマーケット(特定の店舗)への誘導コンテンツの配信タイミングとしてもよい。
【0031】
また、ある端末情報とユーザ情報から読み取れる履歴情報に基づいて、あるユーザの行動パターンとして、平日の18時~19時の間に同じスーパーマーケット(特定の店舗)で食材を購入する頻度が高い(例えば週3日以上)ことに加えて、週末の土曜日の13時~17時に郊外の大型スーパーマーケットや大型デパートを訪れて平日には見られない買い物をしたり、17時~19時に外食店を訪れて家族で夕食をとったりする頻度が高い場合を想定する。この場合、例えば、平日の18時~19時を通勤ルートのスーパーマーケット(特定の店舗)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定する一方、土曜日の13時~17時を郊外の大型スーパーマーケットや大型デパート(特定の店舗)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定し、さらに、土曜日の17時~19時を外食店(特定の店舗)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定することができる。スーパーマーケット(特定の店舗)への誘導コンテンツの配信タイミングは、例えば、上述した通りである。土曜日の大型スーパーマーケットや大型デパート、外食店(特定の店舗)への誘導コンテンツの配信タイミングは、例えば、前日金曜日の夜の時間帯や当日土曜日の午前中の時間帯のいずれかのタイミングとすることができる。
【0032】
このように、食品(食材)のコンテンツ(広告)の場合、レシピをどうするか検索行動を取りがちな通勤時間帯(一例として、平日の7時~9時、17時~19時等)におけるコンテンツ配信が効果的であると考えられる。また、端末情報/ユーザ情報の位置情報に基づいて、ユーザ端末10/ユーザが高速移動している時間帯を「通勤・通学タイム」として、当該「通勤・通学タイム」にコンテンツ配信を実行してもよい。
【0033】
上述したように、ユーザ情報は、ユーザの通勤通学形態/通勤通学時間に関する情報を含んでいる。推定部33は、ユーザの通勤通学形態/通勤通学時間に関する情報に基づいた異なる態様において、特定の店舗/特定の商品を決定するとともに、特定時間帯を推定することができる。
【0034】
例えば、一週間毎に日勤(例えば9時~17時30分)と夜勤(例えば22時~翌日6時30分)が切り替わる勤務形態のユーザを想定する。また、当該ユーザの購買履歴情報として、日勤時には、退勤後の18時~19時にある店舗(例えばスーパーマーケット)で食材を購入して自炊する一方、夜勤時には、退勤後の7時~8時に別の店舗(例えばコンビニエンスストア)で弁当や総菜を購入して帰宅後に食べる生活スタイルが読み取れるものと想定する。この場合、日勤時は、18時~19時をある店舗(例えばスーパーマーケット)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定する一方、夜勤時は、7時~8時を別の店舗(例えばコンビニエンスストア)についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定することができる。そして、推定した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)の所定時間前、例えば、当該特定時間帯から、端末の現在位置/ユーザの現在位置から特定の店舗/特定の商品の取扱店舗(例えば、日勤時のスーパーマーケット、夜勤時のコンビニエンスストア)への所要時間を差し引いたタイミングで、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買(例えば、日勤時の食材、夜勤時の弁当や総菜)を誘導するコンテンツを配信してもよい。特定時間帯から差し引く時間は、所要時間+αとしてもよい。
【0035】
また、全日制の高校や大学に通学する学生に対しては、朝夕の通学の時間帯を、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定し、推定した特定時間帯を基準として(例えばその所定時間前のタイミングで)、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信してもよい。この場合、推定した特定時間帯に応じて、特定の店舗/特定の商品を異ならせてもよい(コンテンツ配信によってユーザにお勧めする商品を異ならせてもよい)。
【0036】
また、定時制(夜間制)の高校や大学に通学する学生に対しては、夕方と夜の通学の時間帯を、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定し、推定した特定時間帯を基準として(例えばその所定時間前のタイミングで)、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信してもよい。この場合、推定した特定時間帯に応じて、特定の店舗/特定の商品を異ならせてもよい(コンテンツ配信によってユーザにお勧めする商品を異ならせてもよい)。
【0037】
さらに、通勤・通学を行わない者、例えば、年金生活者や主婦等のような対象者であっても、習慣的に、ある程度決まった時間帯に、ある程度決まった店舗を訪れて、ある程度決まった商品を購入する生活スタイルが定着している場合がある。この場合であっても、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)として推定し、推定した特定時間帯を基準として(例えばその所定時間前のタイミングで)、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信することができる。
【0038】
推定部33は、特定の店舗/特定の商品の種類に応じた異なる態様において、特定時間帯を推定してもよい。例えば、ユーザの購買活動等の履歴情報を参照したときに、ユーザが購買しそうな商品があったとしても、店舗や商品の種類によっては、現在時刻との兼ね合いで営業時間が噛み合わず、直近の特定時間帯を推定できない場合がある。このような場合、直近の特定時間帯ではなく、翌営業日の適切な時間帯を特定時間帯として推定することができる。その結果、店舗や商品の種類に応じて、推定される特定時間帯が異なってくるケースがあり、より好適な(柔軟かつ利便性の高い)コンテンツ配信を実行することができる。
【0039】
推定部33は、日時、曜日、季節、及び、イベントの少なくとも1つに基づいた異なる態様において、特定の店舗/特定の商品を決定するとともに、特定時間帯を推定してもよい。例えば、店舗や商品の種類によっては、日時、曜日、季節、及び、イベントに応じて売れ行きの商品が異なってくるケースがある。例えば、夕刻の時間帯には食材の売れ行きが良くなり、土日には観光地やテーマパークでの売れ行きや人手が多くなり、夏場にはビールやアイスクリームの売れ行きが良くなり、大規模なスポーツイベント(例えばサッカーワールドカップ等)の直前にはテレビの売れ行きが良くなる傾向が知られている。これらの情報を、上述したユーザの購買活動等の履歴情報に基づく特定の店舗・商品についての特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)の推定、及び、特定時間帯を基準としたコンテンツ配信時間に活用する(掛け合わせる)ことで、より好適な(柔軟かつ利便性の高い)コンテンツ配信を実行することができる。
【0040】
図3A~
図3Eは、コンテンツ配信処理の一例を示す図である。
図3A~
図3Cは店舗での商品購入前(Pre stоre)の処理(店舗への送客)を示しており、
図3Dは店舗での商品購入中(In stоre)の処理(購買のサポート)を示しており、
図3Eは店舗での商品購入後の処理(検証・評価)を示している。
【0041】
図3Aでは、IDデータの作成処理として、購買時点でのIDとユーザ端末とをマッチングする(その際にアプリ等でユーザの許諾を得る)。これにより、データ分析が可能となる基盤が作られる。
【0042】
図3Bでは、購買データ抽出処理として、会員IDに紐づく購買時間データを抽出する。その際、購買している時点をパターン化し、その個人がよく購買する時間帯を予測する。
図3Bで抽出される購買時間データは、上述した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)に相当する。
【0043】
図3Cでは、コンテンツ配信処理として、ターゲットにタイミングを合わせてコンテンツ配信を行う。このコンテンツは、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツであり、その配信タイミングは、
図3Bで抽出した購買時間データ、すなわち、上述した特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を基準として定められる。
【0044】
図3Dでは、購買処理として、購買時点情報としての店舗ID-POS(Point of Sales)と会員IDとを紐づけて購買を補足する。
【0045】
図3Eでは、効果検証処理として、
図3AのIDデータの作成処理、
図3Bの購買データ抽出処理、
図3Cのコンテンツ配信処理、及び、
図3Dの購買処理の一連の処理による効果検証を実行する。
【0046】
コンテンツ配信処理は、店舗ID-POS(Point of Sales)データから購買時間を推測し、それに合わせたコンテンツ配信を行うものであってもよい。また、ユーザの属性等を軽視(無視)して、店舗との距離と時間だけを重視して(基づいて)コンテンツ配信のパラメータとしてもよい。
【0047】
このように、本開示に係るコンテンツ配信装置では、端末情報を取得し、ユーザ情報を取得し、端末情報とユーザ情報に基づいて、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる特定時間帯を推定し、特定時間帯を基準として、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信する。これにより、柔軟かつ利便性の高いコンテンツ配信を実行することができる。
【0048】
本実施形態では、顧客の情報(例えばID(Identification))に合わせた配信のうち、顧客属性やエリア等ではなく、顧客の普段の購買活動等の履歴情報を参照して、購買の可能性が高くなる(最大化される)ような特定時間帯を推定するとともに(だけでなく)、当該特定時間帯を基準として、コンテンツ配信の効率が高くなる(最大化される)ような配信時間を設定している。
【0049】
例えば、「女性向けの商品」という括りで、店舗の商圏内にいる女性のユーザ端末にバナー広告を配信する場合があるが、そのユーザが「買いたいと思う時間」や「お店に行ける時間」ではないタイミングで届いた広告(コンテンツ)は、効果が現れ難いばかりか、却って煩わしさや不快感を与える場合すらある。本実施形態では、ユーザが買い物をする可能性が高い特定時間帯(配信基準時間、ゴールデンタイム)を基準として、その直前にコンテンツ配信を行うことにより、コンテンツ配信の効率を高める(最大化する)ことができる。
【0050】
図4は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30の機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、
図4では、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30の機能ブロックの一例を示しており、
図4に描いていない他の機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
【0051】
制御部110は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30の制御を実施する。制御部110は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
【0052】
記憶部120は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
【0053】
通信部130は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
【0054】
入力部140は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。入力部140は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
【0055】
出力部150は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30における出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。表示部は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカなどの出力装置により構成することができる。
【0056】
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0057】
例えば、本開示の一実施形態における装置(ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30)は、本開示のコンテンツ配信処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図5は、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0058】
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0059】
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
【0060】
ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
【0061】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0062】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
【0063】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0064】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
【0065】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
【0066】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
【0067】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0068】
また、ユーザ端末10と店舗管理サーバ20とコンテンツ配信サーバ30は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
【0069】
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0070】
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
【0071】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0072】
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
【0073】
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
【0074】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0075】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0076】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
【0077】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0078】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0079】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0080】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0081】
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0082】
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
【符号の説明】
【0083】
1 コンテンツ配信装置(コンテンツ配信システム)
10 ユーザ端末(端末)
20 店舗管理サーバ
30 コンテンツ配信サーバ
31 第1の取得部(端末情報取得部)
32 第2の取得部(ユーザ情報取得部)
33 推定部
34 配信部
40 ネットワーク
【要約】
【課題】柔軟かつ利便性の高いコンテンツ配信を実行することができるコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラムを提供する。
【解決手段】端末情報を取得する第1の取得部と、ユーザ情報を取得する第2の取得部と、前記端末情報と前記ユーザ情報に基づいて、特定の店舗への訪問/特定の商品の購買の可能性が他の時間帯よりも高くなる特定時間帯を推定する推定部と、前記特定時間帯を基準として、前記特定の店舗への訪問/前記特定の商品の購買を誘導するコンテンツを配信する配信部と、を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。
【選択図】
図2