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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】提案システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20240814BHJP
【FI】
G06Q30/0645
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021118413
(22)【出願日】2021-07-19
(65)【公開番号】P2023014467
(43)【公開日】2023-01-31
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】奥地 弘章
【審査官】野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-033821(JP,A)
【文献】特開2019-144948(JP,A)
【文献】国際公開第2011/118193(WO,A1)
【文献】特開2014-032459(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、
前記サーバと通信可能なユーザが使用するユーザ端末と、
前記ユーザが使用するユーザ車両と、
充電ユニットと、
受取端末と、
貸出車両と、
を備え、
前記サーバは、通信装置および制御装置を含み、
前記ユーザ端末は、ユーザが操作可能な画面と、前記通信装置と通信する端末通信機とを含み、
前記ユーザが前記ユーザ車両の充電を要求する充電要求と、貸出車両の貸し出しを要求する貸出要求とを入力すると、前記ユーザ端末は、前記サーバに前記充電要求と前記貸出要求とを含む第1要求信号を送信し、
前記サーバは、前記ユーザが使用することができる充電ユニットを特定する情報と、前記ユーザに貸し出される貸出車両に関する情報と、料金とを示す料金情報とを含む第1応答信号を前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記第1応答信号を受信した後に、前記ユーザによって前記画面に表示された確定ボタンが押されると、前記サーバに第2要求信号を送信し、
前記サーバは、前記第2要求信号を受信すると、前記受取端末に入力するパスワードを示すパスワード情報を前記ユーザ端末に送信し、
前記受取端末は、前記パスワードが入力されると、前記貸出車両のキーを前記ユーザに提供する、提案システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、提案システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境への影響が配慮されており、蓄電装置からの電力で走行する電気自動車が注目されている。その一方で、蓄電装置の残量電力がなくなると走行できなくなることから各種の提案がなされている。
【0003】
たとえば、特開2015-87799号公報に記載された管理装置は、出発地点から到着地点までの経路上において、前記到着地点を除く前記経路上の地点である第1の地点から次に到達すべき前記到着地点側の前記経路上の地点である第2の地点に到達可能な充電量を有する電気自動車を選択する。その際、第1の地点に存在する電気自動車群の中から選択する選択手順と、前記選択手順によって選択された電気自動車の充電量の少なさに基づいて、当該電気自動車の推奨度を設定する設定手順と、前記設定手順によって設定された推奨度を出力する出力手順とを実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-87799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、ユーザが利用している電気自動車の残充電量が少なくなった際に、ユーザは、蓄電装置を充電する必要がある。その一方で、充電には時間を要することから、充電時間を有効活用したいという要望もある。
【0006】
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザの電気自動車を充電している充電時間を有効に活用することができるシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る提案システムは、電気自動車に搭載された蓄電装置が充電された充電状態で前記電気自動車を前記電気自動車のユーザが利用できるように前記蓄電装置が充電されている充電中に前記ユーザが利用することができる貸出車両を、提案する提案部を備える。本開示に係る提案システムは、電気自動車に搭載された蓄電装置が充電された充電状態となるように蓄電装置を充電する充電装置と、充電状態で電気自動車を電気自動車のユーザが利用できるように蓄電装置が充電されている充電中にユーザが利用することができる貸出車両を、提案する提案部とを備える。
【0008】
上記提案部は、充電中においてユーザが向かう地点に関する情報に基づいて、貸出車両を提案する。上記提案部は、ユーザに関するユーザ関連情報に基づいて、貸出車両を提案する。
【0009】
上記電気自動車は、所定料金を支払うことで使用することができる車両利用サービスにおいてユーザが使用することができる車両であって、ユーザ関連情報は、車両利用サービスにおけるユーザの契約情報を含み、提案部は、ユーザの契約情報に基づいて、貸出車両を提案する。
【0010】
上記複数の貸出車両は、グレードの異なる複数の車両を含み、ユーザ契約情報は、ユーザに貸し出す車両のランクの範囲を規定する貸出ランク情報を含み、提案部は、貸出ランク情報に基づいて、貸出車両を提案する。
【0011】
上記充電装置は、第1充電電力で蓄電装置を充電する普通充電ユニットと、第1充電電力よりも高い第2充電電力で蓄電装置を充電する急速充電ユニットと、を含み、提案システムは、ユーザが操作可能な入力部と、ユーザによる入力部への入力情報に基づいて、電気自動車を充電する充電ユニットとして、普通充電ユニットまたは急速充電ユニットを提案する充電ユニット提案部と、をさらに備える。
【0012】
上記入力情報は、電気自動車の車種情報と、蓄電装置の充電量と、充電中においてユーザが向かう地点に関する情報と、ユーザに関するユーザ関連情報とを含む。上記充電装置によって蓄電装置を充電したことによる充電料金を設定する料金設定部をさらに備え、料金設定部は、普通充電ユニットによる充電料金よりも、急速充電ユニットによる充電料金の方が高くなるように充電料金を算出する。
【発明の効果】
【0013】
本開示に係る提案システムによれば、ユーザの電気自動車を充電している充電時間を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施の形態に係る提案システム1を模式的に示す模式図である。
図2】電気自動車7を模式的に示すブロック図である。
図3】ユーザ端末15を示す正面図である。
図4】サービス提供者9が提供する定額利用サービスを用いて、電気自動車7を利用するようになるまでのフローを示すフロー図である。
図5】ユーザ6,6Aが貸出車両の提供サービスを受けるときにおけるフロー図である。
図6】サーバ2が応答信号を作成するステップを示すフロー図である。
図7】料金設定を示すフロー図である。
図8】第1料金モデルを模式的に示すグラフである。
図9】第2料金モデルを模式的に示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1から図9を用いて、本実施の形態に係る提案システム1について説明する。図1から図9に示す構成のうち、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0016】
図1は、本実施の形態に係る提案システム1を模式的に示す模式図である。サービス提供者9は車両の定額利用サービスを提供しており、サービス提供者9はユーザ6から定額料金を受け取ることでユーザ6が利用することができる電気自動車7をユーザ6に提供している。
【0017】
サービス提供者9は、貸出車両の提供サービスも行っている。具体的には、サービス提供者9は提案システム1を用いて、ユーザ6の電気自動車7を充電し、電気自動車7を充電している間にユーザ6が利用することができる貸出車両8をユーザ6に貸し出している。ユーザ6は、サービス提供者9の貸出車両の提供サービスを利用することで、貸出車両8を用いて用事などを済ませた後、ユーザ6が貸出車両8を戻すときには、充電が完了した電気自動車7を引き取ることができ、ユーザ6は充電された状態の電気自動車7を利用することができる。
【0018】
なお、ユーザ6は、サービス提供者9と車両の定額利用サービスを利用している利用者である。一方、ユーザ6Aは、サービス提供者9の車両の定額利用サービスを利用者ではないが、ユーザ6Aも、サービス提供者9の貸出車両の提供サービスを利用することができる。
【0019】
サービス提供者9は、ユーザ6,6Aに貸し出すための複数の貸出車両8を準備しており、この図1に示す例においては、貸出車両8A~8D準備している。
【0020】
提案システム1は、サーバ(提案装置)2と、充電装置3と、受取端末4とを備える。この図1に示す例においては、充電装置3は、普通充電ユニット30および急速充電ユニット31を含む。普通充電ユニット30は充電プラグ35を含み、急速充電ユニット31は充電プラグ36を含む。
【0021】
受取端末4は、表示部20と、制御部21と、通信装置22と、キー引渡部23とを含む。制御部21は、表示部20、通信装置22およびキー引渡部23の駆動を制御する。表示部20は、ユーザ6に報知する各種の情報を表示することができると共に、ユーザ6は表示部20に表示された入力フォームに各種の情報を入力することができる。通信装置22は、サーバ2と、充電装置3と、貸出車両8と通信可能とされている。
【0022】
キー引渡部23は、制御部21の指令に従って、ユーザ6に引き渡す貸出車両8の車両キーをユーザ6に渡す装置である。
【0023】
サーバ2は、通信装置10と、制御部11と、記憶部12とを含む。通信装置10は、インターネット5を通して、ユーザ6のユーザ端末15と通信可能とされている。
【0024】
制御部11は、各種演算処理などを行うプロセッサーを含む。記憶部12には、各種データベースが格納されている。
【0025】
記憶部12には、ユーザ情報データベースDB1と、貸出車両データベースDB2と、充電装置データベースDB3と、周辺情報データベースDB4とが格納されている。
【0026】
表1は、貸出車両データベースDB2を模式的に示す表である。
【0027】
【表1】
【0028】
貸出車両データベースDB2には、各貸出車両8(8A~8D)の貸出車両情報LCDが格納されている。
【0029】
貸出車両情報LCDは、貸出車両8を特定する車両IDと、貸出車両8の車両ランクを示すランク情報RDと、貸出期間情報LTDと、貸出ユーザ情報LUDとを含む。
【0030】
ランク情報RDは、各貸出車両8のランクを示す情報であり、貸出車両8のランクは、たとえば、aランク、bランク、cランクおよびdランクに分けられており、aランクが最も高いランクである。なお、基本的には、高級車ほどランクが高くなるように設定されている。また、「TOYOTA i-ROAD」などのように駐車する際に、駐車場に駐車する必要がないような利便性の高い車両においても、ランクが高く設定されている。
【0031】
貸出期間情報LTDは、当該貸出車両8が貸し出されている時には、貸し出される期間が格納されている。
【0032】
貸出ユーザ情報LUDは、当該貸出車両8が貸し出されている時には、貸し出したユーザを特定する情報が格納されている。
【0033】
特徴量情報FVDは、当該貸出車両8の各種特徴量FVを示す情報である。特徴量FVとしては、トランク容積、静粛性、乗降容易性、最大トルク、および乗員定員などが挙げられる。
【0034】
表2は、ユーザ情報データベースDB1を模式的に示す表である。
【0035】
【表2】
【0036】
ユーザ情報データベースDB1は複数のユーザ情報UDを含み、この表2に示す例においては、ユーザ情報UD1,UD2を含む。たとえば、ユーザ情報UD1は、ユーザ6のユーザ情報である。
【0037】
ユーザ情報UDは、ユーザ6を特定するユーザIDと、契約情報CIと、固有情報PIとを含む。
【0038】
契約情報CIは、車両の定額利用サービスにおける契約情報である。契約情報CIは、契約期間情報D1と、料金情報D2と、会員ランク情報D3と、車両情報D4と、車両ランク情報D5と、貸出情報D6と、オプション情報D7とを含む。
【0039】
契約期間情報D1は、ユーザ6が電気自動車7を利用することができる期間を示す情報である。
【0040】
料金情報D2は、月々においてユーザ6がサービス提供者9に支払う定額支払料金である。なお、ユーザ6は、定額支金額を支払うことで電気自動車7を利用することができ、他に税金、保険料およびメンテナンス料金などを支払う必要はない。
【0041】
会員ランク情報D3は、ユーザ6の会員のランクを示す情報である。会員ランクは、第1等級から第5等級などのように複数の等級に分けられており、第1等級が最も高い等級である。たとえば、定額利用サービスを利用している期間が長い会員ほど等級が上がるように設定されている。
【0042】
車両情報D4は、ユーザ6が利用している電気自動車7を特定する情報である。車両ランク情報D5は、ユーザ6が利用している電気自動車7のランクを示す情報である。たとえば、電気自動車7のランクは、Aランク、Bランク、CランクおよびDランクが設定されており、Aランクがもっともランクが高い。
【0043】
貸出情報D6は、ユーザ6に提供する貸出車両8のランクの範囲が格納されている。たとえば、貸出情報D6において、「a,b,c,d」と格納されている場合には、このユーザ6は、ランクa~dの貸出車両8を借りることができることを示す。また、貸出情報D6において、「d」と格納されている場合には、このユーザ6はdランクの貸出車両8を借りることができることを示す。
【0044】
オプション情報D7は、定額利用サービスの契約時に、ユーザ6が選択した利用特約に関する情報が格納されている。
【0045】
たとえば、オプション情報D7には、オプションOP1またはオプションOP2が格納されている。オプションOP1は、貸出情報D6に格納されているランク範囲を広げて、ユーザ6に貸出車両8を貸し出すことを示すフラグである。たとえば、貸出情報D6に「d」が格納されている場合においても、オプションOP1がオプション情報D7に格納されている場合には、当該ユーザ6には、cランクおよびdランクの貸出車両8を貸し出すことになる。
【0046】
その一方で、オプションOP2は、貸出情報D6に格納されたランク範囲を狭めてユーザ6に貸出車両8を貸し出すことを示すフラグである。たとえば、貸出情報D6に「a,b,c,d」が格納されている場合において、当該ユーザ6には、dランクの貸出車両8を貸し出すことを示すフラグである。
【0047】
固有情報PIは、ユーザIDを示す情報と、ユーザパスワードUPWを示す情報と、ユーザ6の家の位置情報とを含む。
【0048】
表3は、充電装置データベースDB3を模式的に示す模式図である。充電装置データベースDB3は、普通充電ユニット30および急速充電ユニット31に関する情報が格納されている。
【0049】
【表3】
【0050】
充電ユニット情報CD(0)には、普通充電ユニット30に関する情報が格納されており、充電ユニット情報CD(1)には急速充電ユニット31に関する情報が格納されている。充電ユニット情報CDは、上限充電電力情報D10と、空き時間情報D11とを含む。
【0051】
上限充電電力情報D10は、当該充電ユニットが出力することができる電力の上限値を示す。たとえば、充電ユニット情報CD(0)の上限充電電力情報D10には、「30kW」が格納されており、充電ユニット情報CD(1)の上限充電電力情報D10には、「100kW」が格納されている。
【0052】
周辺情報データベースDB4は、サービス提供者9の周囲に位置するスーパ、駅、駐車場、学校などの施設と、各施設の位置情報と、各施設の特徴量とを示すデータベースである。下記表4は、周辺情報データベースDB4の一部を示す表である。
【0053】
【表4】
【0054】
たとえば、特徴量FV1は、トランク容積の必要性の高さを示す。特徴量FV2は、静粛性の必要性の高さを示す。特徴量FV3は、乗降容易性の必要性の高さを示す。なお、その他の特徴量としては、最大トルクに関する特徴量、乗員定員に関する特徴量なども含めることができる。
【0055】
たとえば、上記の表4においては、Bホームセンターが資材などを販売しており、帰りに大きな資材を積む可能性が高いことが想定される。そのため、特徴量FV1が高くなっている。D病院においては、怪我をした人、病人の方が乗降する可能性が高いため、特徴量FV3が高くなっている。
【0056】
なお、たとえば、サービス提供者9の位置からAスーパまでの経路において、急な坂道を通る必要がある場合には、Aスーパにおける、最大トルクに関する特徴量が高くなるように設定されている。
【0057】
なお、サーバ2は、Aスーパ、Bホームセンターなど各店舗のサーバと通信可能に構成されており、各店舗の情報を収集するように構成されていてもよい。この場合、たとえば、サーバ2は、Bホームセンターで家具の特売などの情報を入手すると、当該情報に基づいて、一時的に、Bホームセンターにおける特徴量FV1を高くするようにしてもよい。
【0058】
図2は、電気自動車7を模式的に示すブロック図である。
電気自動車7は、蓄電装置40と、電力変換器41と、回転電機42と、駆動輪43と、インレット部44と、変換器45と、通信機46と、端末装置47と、制御部48とを備える。蓄電装置40は、リチウムイオン電池などの二次電池である。電力変換器41は、蓄電装置40から出力される直流電力を交流電力に変換して、回転電機42に電力を供給する。回転電機42は、供給された電力によって駆動し、駆動輪43を回転させる。
【0059】
インレット部44には、充電プラグ35,36を接続することができる。変換器45は、インレット部44を通して供給される電力を変換して、蓄電装置40を充電する。
【0060】
制御部48は、電力変換器41,変換器45,通信機46および端末装置47の駆動を制御する。通信機46は、インターネット5を通して提案システム1およびユーザ端末15と通信可能に構成されている。
【0061】
図3は、ユーザ端末15を示す正面図である。ユーザ端末15は、表示部60と、通信機61と、制御部62とを含む。ユーザ端末15は、たとえば、ユーザ6が使用するスマホなどである。制御部62は、表示部60および通信機61の駆動を制御する。
【0062】
表示部60は、ユーザ6へ知らせる各種情報を表示することができる。また、ユーザ6は、表示部60を操作することで、各種情報を入力することができる。
【0063】
通信機61は、サーバ2と通信可能とされており、通信機61はサーバ2との間で各種の情報を送受信することができる。
【0064】
たとえば、通信機61はサーバ2にアクセスして、サービス提供者9のWEBページにアクセスすることができ、表示部60は、サービス提供者9のWEBページを表示することができる。そして、ユーザ6は、表示部60に表示されたフォームに各種情報を入力することができる。通信機61はユーザ6によってフォームに入力された各種情報をサーバ2に送信する。
【0065】
図4は、サービス提供者9が提供する定額利用サービスを用いて、電気自動車7を利用するようになるまでのフローを示すフロー図である。
【0066】
ユーザ6は、ユーザ端末15を通して、サービス提供者9のWEBページにアクセスする(S10)。
【0067】
ユーザ6は表示部60に表示された入力フォームに各種情報を入力する(S20)。具体的には、ユーザ6は、入力フォームにしたがって、利用を希望する車両と、利用期間と、利用開始時期と、オプション内容と、ユーザ6のユーザ情報と、車両を引き渡してもらうサービス提供店舗とを入力する。ユーザ情報には、ユーザ6の住所などの情報が含まれる。
【0068】
オプション内容とは、貸出車両8を利用する際におけるオプションOP1,OP2に関する内容である。
【0069】
入力フォームには、利用を希望する車両と、期間とに基づいて、ユーザ6が月々支払う定額料金および支払い期間などの情報も表示される。
【0070】
ユーザ6は入力フォームへの入力が完了すると、表示部60に表示された確定ボタンを押す(S30)。確定ボタンが押されると、ユーザ6が入力した入力情報IIがサーバ2に送信される(S40)。
【0071】
サーバ2は、入力情報IIを受信すると、入力情報IIに基づいて契約期間情報D1と、料金情報D2と、車両情報D4と、オプション情報D7とを抽出する(S50)。
【0072】
サーバ2は、会員ランクを設定する(S52)。具体的には、制御部11は、入力情報IIに含まれるユーザ情報と、ユーザ情報データベースDB1とに基づいて、過去の契約履歴の有無を判断する。そして、入力情報IIの契約期間と、過去の契約期間の合計値に基づいて、ユーザ6の会員ランクを設定する。合計の契約期間が長いほど、会員ランクが高くなる。
【0073】
制御部11は、車両ランク情報D5を作成する(S54)。記憶部12は、車両と、車両ランクとを関連付けるマップを含み、当該マップと、車両情報D4とから車両ランク情報D5を作成する。
【0074】
制御部11は、貸出情報D6を作成する(S55)。記憶部12は、会員ランク情報D3および車両ランク情報D5から貸出情報D6を設定するマップを含み、当該マップと、会員ランク情報D3と、車両ランク情報D5とから貸出情報D6を作成する。
【0075】
このようにして、契約期間情報D1、料金情報D2、会員ランク情報D3、車両情報D4、車両ランク情報D5、貸出情報D6およびオプション情報D7を含む契約情報CIを作成する。
【0076】
制御部11は、契約確認通知CMをユーザ端末15に送信する(S60)。契約確認通知CMには、契約情報CIと、ユーザIDを示す情報とを送信する。
【0077】
そして、ユーザ6が契約確認通知CMに含まれる設定フォームにてユーザパスワードUPWを設定して、確定ボタンを押すと、サーバ2は契約確定信号CSを受信する(S65)。
【0078】
これにより、ユーザ6とサービス提供者9との間の契約が確定する。そして、ユーザ6は、選択したサービス提供店舗に電気自動車7を引き取りに行くことで、電気自動車7を契約期間中において利用することができるようになる。
【0079】
サーバ2は、契約確定信号CSを受信すると、契約情報CIと、ユーザパスワードUPWとを記憶部12のユーザ情報データベースDB1に格納する(S70)。
【0080】
このようにして、ユーザ6は、サービス提供者9が提供する定額利用サービスにて電気自動車7を利用することができるようになる。
【0081】
図1において、ユーザ6が出発地点P1から目的地点P2に行く場合において、電気自動車7の蓄電装置40のSOCが低く、充電する必要がある場合がある。
【0082】
このような場合においては、ユーザ6は、サービス提供者9の貸出車両の提供サービスを利用することができる。なお、ユーザ6Aも同様に、出発地点P1Aから目的地点P2に行く場合においても電気自動車7Aを充電する必要がある場合がある。
【0083】
図5は、ユーザ6,6Aが貸出車両の提供サービスを受けるときにおけるフロー図である。
【0084】
ユーザ6は、ユーザ端末15を用いて、サービス提供者9のWebサイトにアクセスして、各種情報を入力する(S100)。具体的には、ユーザ6は、Webサイトの入力フォームにて、貸出車両の提供サービスに関する情報入力と、充電に関する情報入力と、車両の定額利用サービスのユーザである旨の入力とを行い、確定ボタンを押す。
【0085】
貸出車両の提供サービスに関する情報入力には、貸出車両の提供サービスを希望する旨と、店舗地点P5の到着時刻と、貸出車両の利用時間帯と、貸出車両の利用先目的地との入力が含まれる。貸出車両の利用時間帯には、貸し出し開始時間と、返却時間とを含む。
【0086】
充電に関する情報入力には、自己の車両の充電を希望するか否かと、希望する充電形式と、充電する対象車両の車種情報と、対象車両の所有者であるか否かの情報との入力が含まれる。
【0087】
貸出車両の利用先目的地の入力は任意としてもよい。車両の定額利用サービスのユーザである旨の入力には、自分のユーザIDおよびユーザパスワードUPWの入力が含まれる。希望する充電形式は、急速充電または普通充電のいずれかを示す。
【0088】
ユーザ6Aは、ユーザ端末15Aを用いて、サービス提供者9のWebサイトにアクセスして、各種情報を入力する(S101)。ユーザ6Aは、車両の定額利用サービスの利用者ではない。そのため、ユーザ6は、Webサイトの入力フォームにて、貸出車両の提供サービスに関する情報入力と、充電に関する情報入力とを行い確定ボタンを押す。
【0089】
サーバ2は、ユーザ6に関する要求信号RQ1を受信する。同様に、サーバ2は、ユーザ6に関する要求信号RQ2を受信する。要求信号RQ1,RQ2には、ユーザ6,6Aが入力した入力情報が含まれている。
【0090】
サーバ2は、要求信号RQ1,RQ2を受信すると、受信した応答信号を作成する(S110)。
【0091】
図6は、サーバ2が応答信号を作成するステップを示すフロー図である。
サーバ2の制御部11は、要求信号RQ1,RQ2の送信者が車両の定額利用サービスのユーザであるかを判断する(S200)。
【0092】
制御部11は、車両の定額利用サービスのユーザであると判断すると(S200にてYes)、貸出車両8のランク範囲を設定する(S210)。
【0093】
具体的には、サーバ2は、ユーザ情報データベースDB1の貸出情報D6と、オプション情報D7とから選択することができる貸出車両8のランク範囲を設定する。
【0094】
なお、サーバ2は、要求信号RQ1,RQ2の送信者が車両の定額利用サービスのユーザでないと判断すると(S200にてNo)、貸出車両8のランク範囲は全てのランクを含むように設定する(S211)。
【0095】
サーバ2は、貸出車両8の概要選択を行う(S220)。具体的には、サーバ2は、まず、貸出車両8のランク範囲に該当する貸出車両8を貸出車両データベースDB2(貸出車両情報LCD)から抽出する。
【0096】
そして、要求信号に含まれている貸出車両の利用時間帯に関する情報と、抽出した貸出車両8の各貸出ユーザ情報LUDとに基づいて、利用可能な貸出車両8を抽出する。このようにして、貸出車両8の概要抽出が完了する。
【0097】
サーバ2は、貸出車両8の概要選択が完了すると、貸出車両の利用先目的地の入力の有無を確認する(S230)。
【0098】
サーバ2は、貸出車両の利用先目的地が入力されていると判断すると(S230にてYes)、利用先目的地に基づいて、特徴量を設定する(S240)。なお、サーバ2は、貸出車両の利用先目的地が入力されていないと判断すると(S230にてNo)、後述するS255に移行する。
【0099】
具体的には、利用先目的地が施設または施設の近傍である場合には、周辺情報データベースDB4から各特徴量FV1~FV3を抽出する。
【0100】
サーバ2は、要求される特徴量と、貸出車両8の特徴量とのマッチングを行う(S250)。具体的には、サーバ2は、上記S220概要選択した貸出車両8の各特徴量情報FVDと、要求される特徴量FV1~FV3とに基づいて、要求される特徴量FV1~FV3を満たす貸出車両8を抽出する。このようにしてマッチングが実施される。そして、ユーザに提案する貸出車両8を確定する(S255)。
【0101】
サーバ2は、ユーザが車両の充電を希望しているかを判断する(S260)。具体的には、要求信号RQ1,RQ2に含まれる充電に関する入力情報に基づいて判断する。
【0102】
サーバ2は、ユーザが車両の充電を希望していると判断すると(S260にてYes)、充電ユニットを選択する(S270)。具体的には、サーバ2は、要求信号RQ1,RQ2に含まれる「希望する充電形式」および「貸出車両8の返却時間」に関する入力情報と、充電装置データベースDB3の上限充電電力情報D10および空き時間情報D11とに基づいて、利用できる普通充電ユニット30または急速充電ユニット31を選択する。さらに、選択した充電ユニットの利用時間帯を確定する。なお、利用時間帯の終了時間は、貸出車両8の返却時間よりも前となるように設定される。
【0103】
サーバ2は、料金設定をする(S280)。図7は、料金設定を示すフロー図である。サーバ2は、貸出車両8の貸し出し料金を設定する(S400)。
【0104】
ここで、ユーザが定額利用サービスの利用者である場合には、たとえば、無料または低額に設定される。
【0105】
その一方で、ユーザが定額利用サービスの利用者ではない場合には、上記のS255にて確定した提案する貸出車両8と、貸出車両の利用時間帯とに基づいて、提案する貸出車両8ごとに料金を設定する。
【0106】
サーバ2は、充電料金を設定する。具体的には、まず、サーバ2は、ユーザが定額利用サービスの利用者であるかを判断する(S410)。
【0107】
ユーザが定額利用サービスの利用者である場合には(S410にてYes)、固定料金に設定される(S415)。固定料金は、低額または無料である。
【0108】
ユーザが定額利用サービスの利用者ではない場合には(S410にてNo)、充電する対象車両の車種が所定車種であるかを判断する(S420)。所定車種とは、たとえば、サービス提供者9が所定の車両メーカと専属契約を結んでいる場合には、当該車両メーカの車種である。
【0109】
充電する対象車両の車種が所定車種であると判断すると(S420にてYes)、第1料金モデルを採用する(S430)。図8は、第1料金モデルを模式的に示すグラフである。横軸は充電電力量(または充電時間)を示し、縦軸は、充電料金を示す。
【0110】
なお、普通充電料金L1は、普通充電ユニット30にて充電したときの充電料金である。急速充電料金L2は、急速充電ユニット31にて充電したときに充電料金である。
【0111】
充電する対象車両の車種が所定車種であると判断すると(S420にてNo)、第2料金モデルを採用する(S440)。図9は、第2料金モデルを模式的に示すグラフである。横軸は充電電力量(または充電時間)を示し、縦軸は、充電料金を示す。なお、普通充電料金L3は、普通充電ユニット30にて充電したときの充電料金である。急速充電料金L4は、急速充電ユニット31にて充電したときに充電料金である。
【0112】
なお、普通充電料金L3は、普通充電料金L1よりも充電料金が高くなるように設定されており、急速充電料金L4は急速充電料金L2よりも充電料金が高くなるように設定されている。
【0113】
そして、サーバ2は、料金設定を確定する(S450)。具体的には、上記S400にて確定した貸出料金と、S415、S440、S430にて確定した充電料金とに基づいて、料金が確定する。
【0114】
ここで、ユーザ6は、車両の定額利用サービスの利用者であるため、貸出車両8の貸出料金は、無料または低額に設定されている。また、充電料金も、固定料金である。
【0115】
ユーザ6Aは、車両の定額利用サービスの利用者ではないため、上記のS255にて確定した提案する貸出車両8と、貸出車両の利用時間帯とに基づいて、提案する貸出車両8ごとに料金が設定されている。また、充電料金に関しては、第1料金モデルまたは第2料金モデルが設定されている。
【0116】
図6に戻って、サーバ2は、料金が確定すると、応答信号を送信する(S290)。この応答信号には、貸出車両8として提案する車両と、料金情報とが含まれる。また、ユーザが充電を希望している場合には、応答信号には、選択された充電ユニットを特定する情報と、選択した充電ユニットの利用時間とが含まれる。
【0117】
図5に戻って、サーバ2は、ユーザ端末15に応答信号RS1を送信し(S120)、サーバ2は、ユーザ端末15Aに応答信号RS2を送信する(S121)。
【0118】
ユーザ端末15が応答信号RS1を受信すると、ユーザ6は、応答信号RS1内に含まれる貸出車両8として提案された車両と、料金内容とを確認することができる。
【0119】
ユーザ6は、ユーザ端末15において各種情報を入力する(S130)。
そして、ユーザ端末15の表示部60に表示された入力フォームにおいて、貸出車両8として提案された車両の中から自分が使用する車両を選択し、確定ボタンを押す。
【0120】
確定ボタンが押されると、サーバ2は、要求信号RQ3を受信する。要求信号RQ3には、ユーザ6によって選択された貸出車両8を示す情報が含まれている。
【0121】
サーバ2は、要求信号RQ3を受信すると、ユーザ端末15に応答信号RS3を送信する(S140)。この応答信号RS3には、受取端末4に入力するパスワードPW1と、料金情報とが含まれている。なお、サーバ2は、記憶部12内の各種情報を更新する。たとえば、ユーザ6によって選択された貸出車両8に関して、貸出車両情報LCDの貸出期間情報LTDおよび貸出ユーザ情報LUDを更新する。また、ユーザが充電を希望している場合においては、上記S270にて選択した充電ユニットに関して、空き時間情報D11を更新する。
【0122】
サーバ2は、要求信号RQ3を受信すると、受取端末4に予約信号RI1を送信する(S150)。この予約信号RI1には、ユーザ6が選択した貸出車両8(たとえば、貸出車両8A)を特定する情報と、貸出車両8の貸出車両の利用時間帯と、パスワードPW1を示す情報と、料金情報とが含まれる。
【0123】
さらに、ユーザ6が充電を希望している場合には、予約信号RI1には、上記S270にて選択した充電ユニット(たとえば、普通充電ユニット30)を特定する情報と、この充電ユーザの利用時間とを示す情報も含まれる。
【0124】
ユーザ端末15Aが応答信号RS2を受信すると、ユーザ6Aは、応答信号RS2内に含まれる貸出車両8として提案された車両と、料金内容とを確認することができる。
【0125】
ユーザ6Aは、ユーザ端末15Aに各種情報を入力する(S131)。そして、ユーザ端末15の表示部60に表示された入力フォームにおいて、貸出車両8として提案された車両の中から自分が使用する車両を選択し、確定ボタンを押す。
【0126】
確定ボタンが押されると、サーバ2は、要求信号RQ4を受信する。要求信号RQ4には、ユーザ6Aによって選択された貸出車両8(たとえば、貸出車両8B)を示す情報が含まれている。
【0127】
サーバ2は、要求信号RQ4を受信すると、ユーザ端末15Aに応答信号RS4を送信する(S141)。この応答信号RS4には、受取端末4に入力するパスワードPW2と、料金情報とが含まれる。なお、サーバ2は、記憶部12内の各種情報を更新する。
【0128】
サーバ2は、要求信号RQ4を受信すると、受取端末4に予約信号RI2を送信する(S151)。この予約信号RI2には、ユーザ6Aが選択した貸出車両8(たとえば、貸出車両8B)を特定する情報と、貸出車両8の利用時間帯と、パスワードPW2を示す情報と、料金情報とが含まれる。ユーザ6Aが充電を希望している場合には、予約信号RI2には、上記S270にて選択した充電ユニット(たとえば、急速充電ユニット31)を特定する情報と、この充電ユーザの利用時間とを示す情報も含まれる。
【0129】
図1に戻って、ユーザ6は、貸出車両8Aの貸出車両の貸し出し開始時間近くになると、電気自動車7に乗車して、店舗地点P5に移動する。
【0130】
そして、ユーザ6は、受取端末4の表示部20を操作して、パスワードPW1を入力する。受取端末4は、表示部20に入力されたパスワードと、予めサーバ2から受信している予約信号RI1のパスワードPW1を示す情報と照合する。制御部21は、入力されたパスワードと、予約信号RI1のパスワードPW1とが照合していると判断すると、料金の受取が必要な場合には、料金の支払いを要求する。そして、制御部21は、キー引渡部23を駆動させて、キー引渡部23受取端末4は予約信号RI1によって特定されている貸出車両8Aの車両キーをユーザ6に渡す。
【0131】
ユーザ6は、キー引渡部23から貸出車両8Aの車両キーを受け取って、サービス提供者9の敷地内に置かれた貸出車両8Aを利用することができる。そして、ユーザ6は、たとえば、上記S100にて入力していた利用先目的地に行くことができる。
【0132】
電気自動車7は、サービス提供者9によって、予約信号RI1によって特定されている充電ユニット(たとえば、普通充電ユニット30)において、予約信号RI1によって特定された利用時間内において充電される。
【0133】
ユーザ6は、たとえば、目的地P3にて用事などを済ませた後、店舗地点P5に戻ってくると、電気自動車7の蓄電装置40が充電された状態となっている。このため、ユーザ6は、充電された電気自動車7を直ぐに利用することができる。
【0134】
ユーザ6に引き渡される際には、好ましくは、蓄電装置40が満充電またはある程度高いSOCとなっているのが好ましい。そのため、蓄電装置40のSOCが満充電となるように、上記S270において設定する充電時間帯は設定されている。なお、少なくともユーザ6に引き渡される際には、電気自動車7が出発地点P1および店舗地点P5の間を往復できる程度に充電されるように、上記の充電時間帯は設定される。
【0135】
なお、ユーザ6Aにおいても、同様の利便性を得ることができる。その一方で、ユーザ6Aは、ユーザ6と異なり、車両の定額利用サービスのユーザではない。そのため、ユーザ6よりも料金が高くなるようになっている。なお、上記の例においては、目的地P3などに向かう前に充電することについて説明したが、この例に限られない。たとえば、出発地点P1,P1Aに充電設備がない場合や、出発地点P1,P1Aで確実な充電が確保できない場合(たとえばマンションなど)、目的地点P2や目的地点P3から出発地点P1、P1Aへ帰る途中に、店舗地点P5に立ち寄って充電し、出発地点P1、P1Aに貸出車両8にて帰るケースにも適用することができる。そして、次回のトリップでは店舗地点P5に立ち寄って車両の定額利用サービスの契約中の電気自動車で出発することになる。
【0136】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0137】
1 提案システム、2 サーバ、3 充電装置、4 受取端末、5 インターネット、6,6A,ID ユーザ、7,7A 電気自動車、8,8A,8B,8D 貸出車両、9 サービス提供者、10,22 通信装置、11,21,48,62 制御部、12 記憶部、15,15A ユーザ端末、20,60 表示部、23 キー引渡部、30 普通充電ユニット、31 急速充電ユニット、35,36 充電プラグ、40 蓄電装置、41 電力変換器、42 回転電機、43 駆動輪、44 インレット部、45 変換器、46,61 通信機、47 端末装置、CD 充電ユニット情報、CI 契約情報、CS 契約確定信号、D1 契約期間情報、D2 料金情報、D3 会員ランク情報、D4 車両情報、D5 車両ランク情報、D6 貸出情報、D7 オプション情報、D10 上限充電電力情報、D11 空き時間情報、DB1 ユーザ情報データベース、DB2 貸出車両データベース、DB3 充電装置データベース、DB4 周辺情報データベース、FV 特徴量、FV,FV1,FV2,FV3 特徴量、FV 各種特徴量、FVD 特徴量情報、ID 車両、II 入力情報、L1,L3 普通充電料金、L2,L4 急速充電料金、LCD 貸出車両情報、LTD 貸出期間情報、LUD 貸出ユーザ情報、OP1,OP2 オプション、P1,P1A 出発地点、P3 目的地、P5 店舗地点、PI 固有情報、PW1,PW2 パスワード、RD ランク情報、RI1,RI2 予約信号、RQ1,RQ2,RQ3,RQ4 要求信号、RS1,RS2,RS3,RS4 応答信号、UD,UD1,UD3,UD6 ユーザ情報、UPW ユーザパスワード、a,d ランク。
図1
図2
図3
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図5
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図7
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