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特許7537799調光ツインシェードカーテンシステム及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】調光ツインシェードカーテンシステム及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   E05F 15/659 20150101AFI20240814BHJP
   E06B 9/262 20060101ALI20240814BHJP
   E05F 15/627 20150101ALI20240814BHJP
【FI】
E05F15/659
E06B9/262
E05F15/627
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023092872
(22)【出願日】2023-06-06
(65)【公開番号】P2024066974
(43)【公開日】2024-05-16
【審査請求日】2023-06-06
(31)【優先権主張番号】202211360236.7
(32)【優先日】2022-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520129447
【氏名又は名称】寧波森瑞機電技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】NINGBO SUNFREE MOTOR TECHNOLOGY COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】202, No. 418, Qihang North Road, Yinzhou Economic Development Zone, Ningbo City, Zhejiang Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】姜 春
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-134652(JP,A)
【文献】特開2020-190175(JP,A)
【文献】特開2018-119317(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/24- 9/388
E05F 15/627
E05F 15/659
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調光ツインシェードカーテンシステムであって、
ヘッドボックス(1)と、前記ヘッドボックス(1)内に設けられた伝動機構(2)と、前記伝動機構(2)に連結された2組のカーテン組立体(4)と、前記ヘッドボックス(1)に連結され、前記伝動機構(2)を駆動するための駆動機構(3)とを備え、
前記2組の前記カーテン組立体(4)は平行に配置され、
前記伝動機構(2)は、2組あり、2組の前記伝動機構(2)は前記ヘッドボックス(1)内に設けられ、
各組の前記伝動機構(2)はコードリール(5)と、駆動軸(6)とを備え、
前記コードリール(5)は前記駆動軸(6)に嵌め込まれ、
2組の前記カーテン組立体(4)は2組の前記伝動機構(2)の下に各々設けられ、
前記駆動機構(3)は、第1モータ(7)と、第1減速機と、第2減速機と、第2モータ(8)と、コントローラ(9)とを備え、
前記第1モータ(7)、前記第2モータ(8)はどちらも前記コントローラ(9)と電気的に接続し、
前記第1モータ(7)は第1減速機を介して一方の組の前記伝動機構(2)に連結され、
前記第2モータ(8)は第2減速機を介して他方の組の前記伝動機構(2)に連結され、
前記ヘッドボックス(1)内に取り付け室(14)が設けられ、
前記取り付け室(14)の一側にストッパー板(15)が設けられ、
前記取り付け室(14)の他側が前記駆動機構(3)の取り付けに用いられ、
2組の前記伝動機構(2)は、どちらも前記取り付け室(14)内に設けられ、
前記伝動機構(2)は前記コードリール(5)を支持するためのサポートユニット(16)をさらに備え、
前記取り付け室(14)の中央に前記取り付け室(14)を2つの前記取り付け室(14)に分割する仕切板(17)が設けられ、
2組の前記伝動機構(2)は、2つの前記取り付け室(14)内に各々設けられ、
前記駆動機構(3)は、設置用ケース(18)をさらに備え、
前記第1モータ(7)、第1減速機、第2減速機、前記第2モータ(8)及び前記コントローラ(9)は均しく前記設置用ケース(18)内に設置され、かつ設置が完了した後の前記駆動機構(3)全体はU字形を呈し、
前記第1モータ(7)及び前記第2モータ(8)を収容する前記設置用ケース(18)の一部が2つの前記取り付け室(14)内にそれぞれ延在し、
前記第1モータ(7)及び前記第2モータ(8)の端部には、どちらもホール信号板(23)が設けられ、
前記ホール信号板(23)は前記コントローラ(9)内の主制御基板と平行に配置される、
ことを特徴とする、調光ツインシェードカーテンシステム。
【請求項2】
X1リモコンと、X2リモコンと、第1ボタンモジュールと、第2ボタンモジュールと、通信モジュールとをさらに備え、前記第1ボタンモジュール、第2ボタンモジュール及び通信モジュールは、いずれも前記コントローラ(9)と電気的に接続し、前記第1ボタンモジュール、第2ボタンモジュールは前記設置用ケース(18)の両側にそれぞれ設けられ、前記X1リモコン、X2リモコンは通信モジュールを介して前記コントローラ(9)と通信接続し、前記第1ボタンモジュールはボタンを介してX1リモコンと前記コントローラ(9)の間のペアリングを実現して、X1リモコンにより一方組の前記駆動機構(3)の動作を制御するために用いられ、第2ボタンモジュールはボタンを介してX2リモコンと前記コントローラ(9)の間のペアリングを実現してX2リモコンにより他方の組の前記駆動機構(3)の動作を制御するために用いられることを特徴とする、請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステム。
【請求項3】
前記ヘッドボックス(1)の下端には、2組の前記カーテン組立体(4)を取り付けるための取り付け溝(13)が設けられ、前記カーテン組立体(4)は前記取り付け溝(13)内に着脱可能に連結されることを特徴とする、請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステム。
【請求項4】
前記カーテン組立体(4)は、前記取り付け溝(13)内に挿設され、前記取り付け溝(13)内に取り付けられた前記カーテン組立体(4)の一端は前記ストッパー板(15)に当接し、前記カーテン組立体(4)の他端が前記設置用ケース(18)に当接することを特徴とする、請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステム。
【請求項5】
請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステムの制御方法であって、リモコンXとリモコンYの2つのリモコンも備え、リモコンXは、左右に配置されたカーテン組立体を制御するために用いられ、リモコンYは上下に配置されたカーテン組立体を制御するために用いられ、
A1、必要に応じてカーテン組立体を取り付け、取り付けられたカーテン組立体に応じて対応するリモコンを選択し、左右に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンXを選択し、リモコンXを介してコントローラとペアリングした後、次のステップに進み、上下に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンYを選択し、リモコンYを介してコントローラとペアリングした後A3に進むステップ、
A2、リモコンXとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラの制御方法は、左右に配置されたカーテン組立体の制御方法に自動的に切り替わるステップ、及び
A3、リモコンYとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラの制御方法は、上下に配置されたカーテン組立体の制御方法に自動的に切り替わるステップ
を含むことを特徴とする、調光ツインシェードカーテンシステムの制御方法。
【請求項6】
リモコンX上に第1ボタン群及び第2ボタン群の2つのボタン群が設けられ、各ボタン群はそれぞれ上ボタンと、停止ボタンと、下ボタンとを備え、ステップA2内で言及される左右に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
B1、第1ボタン群内の上ボタンを押すと、一方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第1ボタン群内の下ボタンを押すと、一方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第1ボタン群内の停止ボタンを押すと、一方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップ、及び
B2、第2ボタン群内の上ボタンを押すと、他方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第2ボタン群内の下ボタンを押すと、他方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第2ボタン群内の停止ボタンを押すと、他方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップ
を含むことを特徴とする、請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステムの制御方法。
【請求項7】
リモコンY上に第1ボタン群及び第2ボタン群の2つのボタン群が設けられ、各ボタン群はそれぞれ上ボタンと、停止ボタンと、下ボタンとを備え、2つの駆動機構は第1駆動機構及び第2駆動機構に分かれ、上下に配置されたカーテン組立体は上から下の順に前記ヘッドボックス(1)と、第1幕体(19)と、第1ボトムレール(20)と、第2幕体(21)と、第2ボトムレール(22)とを備え、前記第1駆動機構は前記第1ボトムレール(20)を制御し、前記第1ボタン群は前記第1駆動機構を制御し、前記第2駆動機構は前記第2ボトムレール(22)を制御し、前記第2ボタン群は前記第2駆動機構を制御し、ステップA3内で言及された上下に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
C1、第1ボタン群又は第2ボタン群内の上ボタン或いは下ボタンを単独で押して、第1ボトムレールを上下させるか、若しくは第2ボトムレールを上下させる場合、第1ボトムレール及び第2ボトムレールは独立して運転するステップ、及び
C2、一方の群の停止ボタンを押すと、対応する前記駆動機構の運転が停止し、対応する第1ボトムレール又は第2ボトムレールを停止させ、運転モードにおいて、コントローラは、第1駆動機構内の第1モータと第2駆動機構内の第2モータのストロークデータをリアルタイムで取得した後第1ボトムレール及び第2ボトムレールのリアルタイム位置を計算し、かつ事前に設定された第1ボトムレールの上限位置、第2ボトムレールの下限位置、及び第1ボトムレールと第2ボトムレールとの間の安全距離の3つのパラメータとリアルタイムで比較し、その値に達すると、対応する駆動機構の運転を停止させるステップ
を含むことを特徴とする、請求項に記載の調光ツインシェードカーテンシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテン技術分野に関し、特に、調光ツインシェードカーテンシステム及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
カーテンの実際の機能は、遮光、採光・プライバシー保護、装飾などで、一般家庭用カーテンの多くは主に両開きを用い、1層の採光レースと1層の遮光布を組み合わせたものである。昼間は、採光レースが採光するだけでなくプライバシーも保護でき、夜間は遮光布が完全に遮光し、睡眠と休息に役立つ。しかし、このカーテン生地の組み合わせは高価で、ほこりが付着しやすく、各種細菌が繁殖しやすく、洗浄が難しく、装飾効果も簡潔ではない。
【0003】
調光ハニカムシェードは、透けるレースと遮光生地を上下に組み合わせて構成され、昼間は採光・プライバシーを保護し、夜間は完全に遮光して休息に役立つ機能を実現し、かつ生地の独特の六角形構造は断熱と遮音という特殊な作用を有し、昼間は畳んだ後、ホコリが落ちにくく、お手入れも簡単である。生地の特殊性により、光のまぶしさを柔らかくフィルターして、部屋に柔らかく暖かい雰囲気を作り出し、優れた機能性と優れた装飾効果を両立するカーテンである。しかしながら、従来技術における調光シェードカーテンは均しく上下に組み合わされることで、構造が複雑になり、製造の糸通しが難しく、効率が低く、製造・組み立て及び各付属品に対する技術要求が非常に高いため、販売後のコストが高くなり、かつ制御が複雑なため、全体的に価格が非常に高く、一般消費者への普及が難しい。そのため、付属品の品質要求及び製造難易度をいかに下げるかが喫緊の課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、構造が単純で、製造が便利で、制御も簡単でコストが低い調光ツインシェードカーテンシステムを提供することを、その技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明が採用する技術的手段として、調光ツインシェードカーテンシステムであって、ヘッドボックスと、ヘッドボックス内に設けられた伝動機構と、伝動機構に連結された2組のカーテン組立体と、ヘッドボックスに連結され、伝動機構を駆動するための駆動機構とを備え、前記2組のカーテン組立体は平行に配置される。
【0006】
好ましくは、前記伝動機構は、2組あり、2組の伝動機構はヘッドボックス内に設けられ、各組の伝動機構はコードリールと、駆動軸とを備え、前記コードリールは駆動軸に嵌め込まれ、2組のカーテン組立体は2組の伝動機構の下に各々設けられる。
【0007】
好ましくは、前記駆動機構は、第1モータと、第1減速機と、第2減速機と、第2モータと、コントローラとを備え、第1モータ、第2モータはどちらもコントローラと電気的に接続し、前記第1モータは第1減速機を介して一方の組の伝動機構に連結され、前記第2モータは第2減速機を介して他方の組の伝動機構に連結される。
【0008】
好ましくは、前記ヘッドボックス内に取り付け室が設けられ、取り付け室の一側にストッパー板が設けられ、取り付け室の他側が駆動機構の取り付けに用いられ、2組の伝動機構は、どちらも取り付け室内に設けられ、前記伝動機構はコードリールを支持するためのサポートユニットをさらに備える。
【0009】
好ましくは、前記取り付け室の中央に取り付け室を2つの取り付け室に分割する仕切板が設けられ、2組の伝動機構は、2つの取り付け室内に各々設けられる。
【0010】
好ましくは、前記駆動機構は、設置用ケースをさらに備え、前記第1モータ、第1減速機、第2減速機、第2モータ及びコントローラは均しく設置用ケース内に設置され、かつ設置が完了した後の駆動機構全体はU字形を呈し、第1モータ及び第2モータを収容する設置用ケースの一部が2つの取り付け室内にそれぞれ延在する。
【0011】
好ましくは、第1モータ及び第2モータの端部には、どちらもホール信号板が設けられ、前記ホール信号板はコントローラ内の主制御基板と平行に配置される。
【0012】
好ましくは、各組の伝動機構は、2つのコードリールと、1つの駆動軸とを備え、2つのコードリールはどちらも駆動軸に嵌め込まれ、前記第1モータの一側にある出力軸は第1減速機を介して他方の組の伝動機構の駆動軸と連結し、前記第2モータの一側にある出力軸は第2減速機を介して他方の組の伝動機構の駆動軸と連結する。
【0013】
好ましくは、各組の伝動機構は、2つのコードリールと、2つの駆動軸とを備え、2つのコードリールは2つの駆動軸に各々嵌め込まれ、第1減速機及び第2減速機はどちらも2つであり、第1モータの一側にある出力軸は一方の第1減速機を介して一方の組の伝動機構の一方の駆動軸と連結し、第1モータの他側にある出力軸は他方の第1減速機を介して一方の組の伝動機構の他方の駆動軸と連結し、第2モータの一側にある出力軸は一方の第2減速機を介して他方の組の伝動機構の一方の駆動軸と連結し、第2モータの他側にある出力軸は他方の第2減速機を介して他方の組の伝動機構の他方の駆動軸と連結する。
【0014】
好ましくは、前記カーテン組立体は、幕体と、コードと、ボトムレールとを備え、前記ボトムレールは伝動機構の下に設けられ、コードを介してコードリールと連結し、幕体はヘッドボックスとボトムレールとの間に設けられ、コードは幕体に通される。
【0015】
好ましくは、X1リモコンと、X2リモコンと、第1ボタンモジュールと、第2ボタンモジュールと、通信モジュールとをさらに備え、前記第1ボタンモジュール、第2ボタンモジュール及び通信モジュールは、いずれもコントローラと電気的に接続し、前記X1リモコン、X2リモコンは通信モジュールを介してコントローラと通信接続し、前記第1ボタンモジュールはボタンを介してX1リモコンとコントローラの間のペアリングを実現して、X1リモコンにより一方組の駆動機構の動作を制御するために用いられ、第2ボタンモジュールはボタンを介してX2リモコンとコントローラの間のペアリングを実現してX2リモコンにより他方の組の駆動機構の動作を制御するために用いられる。
【0016】
好ましくは、前記ヘッドボックスの下端には、2組のカーテン組立体を取り付けるための取り付け溝が設けられ、前記カーテン組立体は取り付け溝内に着脱可能に連結される。
【0017】
好ましくは、前記カーテン組立体は、取り付け溝内に挿設され、取り付け溝内に取り付けられたカーテン組立体の一端はストッパー板に当接し、カーテン組立体の他端が設置用ケースに当接する。
【0018】
調光ツインシェードカーテンシステムの制御方法であって、リモコンXとリモコンYの2つのリモコンも備え、リモコンXは、左右に配置されたカーテン組立体を制御するために用いられ、リモコンYは上下に配置されたカーテン組立体を制御するために用いられ、前記方法は、
A1、必要に応じてカーテン組立体を取り付け、取り付けられたカーテン組立体に応じて対応するリモコンを選択し、左右に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンXを選択し、リモコンXを介してコントローラとペアリングした後、次のステップに進み、上下に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンYを選択し、リモコンYを介してコントローラとペアリングした後A3に進むステップ、
A2、リモコンXとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラの制御方法は、左右に配置されたカーテン組立体の制御方法に自動的に切り替わるステップ、及び
A3、リモコンYとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラの制御方法は、上下に配置されたカーテン組立体の制御方法に自動的に切り替わるステップを含む。
【0019】
好ましくは、リモコンX上に第1ボタン群及び第2ボタン群の2つのボタン群が設けられ、各ボタン群はそれぞれ上ボタンと、停止ボタンと、下ボタンとを備え、ステップA2内で言及される左右に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
B1、第1ボタン群内の上ボタンを押すと、一方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第1ボタン群内の下ボタンを押すと、一方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第1ボタン群内の停止ボタンを押すと、一方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップ、及び
B2、第2ボタン群内の上ボタンを押すと、他方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第2ボタン群内の下ボタンを押すと、他方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第2ボタン群内の停止ボタンを押すと、他方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップを含む。
【0020】
好ましくは、リモコンY上に第1ボタン群及び第2ボタン群の2つのボタン群が設けられ、各ボタン群はそれぞれ上ボタンと、停止ボタンと、下ボタンとを備え、2つの駆動機構は第1駆動機構及び第2駆動機構に分かれ、上下に配置されたカーテン組立体は上から下の順にヘッドボックスと、第1幕体と、第1ボトムレールと、第2幕体と、第2ボトムレールとを備え、第1駆動機構は第1ボトムレールを制御し、第1ボタン群は第1駆動機構を制御し、第2駆動機構は第2ボトムレールを制御し、第2ボタン群は第2駆動機構を制御し、ステップA3内で言及された上下に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
C1、第1ボタン群又は第2ボタン群内の上ボタン或いは下ボタンを単独で押して、第1ボトムレールを上下させるか、若しくは第2ボトムレールを上下させる場合、第1ボトムレール及び第2ボトムレールは独立して運転するステップ、及び
C2、一方の群の停止ボタンを押すと、対応する駆動機構の運転が停止し、対応する第1ボトムレール又は第2ボトムレールを停止させるステップを含む。
【0021】
好ましくは、運転モードにおいて、前記コントローラは、第1駆動機構内の第1モータと第2駆動機構内の第2モータのストロークデータをリアルタイムで取得した後第1ボトムレール及び第2ボトムレールのリアルタイム位置を計算し、かつ事前に設定された第1ボトムレールの上限位置、第2ボトムレールの下限位置、及び第1ボトムレールと第2ボトムレールとの間の安全距離の3つのパラメータとリアルタイムで比較し、その値に達すると、対応する駆動機構の運転を停止させる。
【発明の効果】
【0022】
上記の構造及び方法を用いることにより、従来技術と比較して、本発明は、次の利点を有する。2つのカーテン組立体を設け、2つのカーテン組立体は、平行に配置され、これは上下に組み合わせる関係を左右に組み合わせる関係に変更することに相当し、調光シェードカーテン効果は同じであるが、構造が一般カーテンX2の効果に単純化され、製造難易度を大幅に低減し、製造・組立も非常に簡単になり、製品の普及にも貢献する。かつ2セットの独立したカーテンシステムであるため、ハニカムシェードの組み合わせに限らず、様々なカーテンタイプの組み合わせに進化し、消費者のパーソナライズされたニーズに対し多くの選択肢を提供することになる。
【0023】
スマートライフの普及に伴い、電動カーテンのスマート化は避けられない傾向となっており、2セットのモータシステムを1セットの制御システムに革新的に統合し、すなわち、コントローラを1台のみ用いることで、コントローラ上の部材を共用できるだけではなく、2セットのカーテンを独立して制御できるため、制御ロジック関係が非常に単純になり、手順の難易度が下がり、販売後の問題が減らされ、様々な制御プラットフォームとの互換性がある場合、接続がより簡単になる。
【0024】
カーテン組立体は、ヘッドボックスの下端面にある取り付け溝内に着脱可能に連結されることができるため、ニーズに応じてカーテン組立体を選択でき、本出願における左右に組み合わせる関係のカーテン組立体であり得、従来技術の上下に組み合わせる関係のカーテン組立体であってもよく、そして取り付けられたカーテン組立体に基づき対応するリモコンとペアリングし、コントローラはペアリングされたリモコンにより適した制御モードを自動的に選択して制御することができる。これは、使用者のニーズに応じて左右に組み合わせる関係の幕体又は上下に組み合わせる関係の幕体を取り付けることに相当し、より多くの顧客ニーズに応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムの概略構成図である。
図2】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムの上面図である。
図3】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムの側面図である。
図4】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムの概略立体分解図である。
図5】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムにおける伝動機構の概略構成図である。
図6】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムにおける伝動機構の概略立体分解図である。
図7】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムにおけるヘッドボックスの概略構成図である。
図8】本発明の実施例1に係る調光ツインシェードカーテンシステムの回路接続ブロック図である。
図9】本発明の実施例2に係る調光ツインシェードカーテンシステムの構造簡図である。
図10】カーテン組立体を除いた本発明の実施例3に係る調光ツインシェードカーテンシステムの底面図である。
図11】上下に配置されたカーテン組立体を取り付けた本発明の実施例3に係る調光ツインシェードカーテンシステムの概略構成図である。
図12】本発明の実施例4に係る調光ツインシェードカーテンシステムの回路接続ブロック図である。
図13】本発明の実施例5に係る調光ツインシェードカーテンシステムの回路接続ブロック図である。
図14】本発明の実施例6に係る調光ツインシェードカーテンシステムの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。前記実施例の例示は図面に示されており、そのうち、同じ又は類似する符号は、あくまで同じ又は類似する部材或いは同じ又は類似する機能を有する部材を示す。以下に添付する図面を参照して描写した実施例は例示であり、本発明を解釈することだけに使われており、本発明に対する限定と理解してはいけない。
【実施例1】
【0027】
調光ツインシェードカーテンシステムは、図1図8に示すように、ヘッドボックス1と、伝動機構2と、駆動機構3と、カーテン組立体4と、X1リモコンと、X2リモコンとを備え、
ヘッドボックス1の内部には、幅方向に沿って取り付け室14が設けられ、取り付け室14の中央に仕切板17が設けられ、仕切板17を介して取り付け室14を第1取り付け室及び第2取り付け室の2つの取り付け室14に分割し、2つの取り付け室14の一側はストッパー板15で閉鎖され、取り付け室14の他側に駆動機構3が取り付けられ、ヘッドボックス1の下端面に第1取り付け溝及び第2取り付け溝の2つの取り付け溝13が設けられ、取り付け時、第1取り付け溝が窓から離れ、
伝動機構2は、2組あり、2組の伝動機構2はヘッドボックス1内に並設され、各組の伝動機構2は第1コードリールと、第2コードリールと、駆動軸6とを備え、第1コードリール、第2コードリールはどちらも駆動軸6に嵌め込まれ、駆動軸6を介して回転され、ヘッドボックス1の取り付け室14内にコードリールを取り付けるためのサポートユニット16がさらに設けられ、各コードリール5は1つのサポートユニット16に対応し、各コードリール5にコード12が巻き付けられ、一方の組の伝動機構2は第1取り付け室内に取り付けられ、他方の組の伝動機構2は第2取り付け室内に取り付けられ、
駆動機構3は、第1モータ7と、第1減速機と、第2減速機と、第2モータ8と、コントローラ9と、設置用ケース18とを備え、第1モータ7、第1減速機、第2減速機、第2モータ8及びコントローラ9は均しく設置用ケース18内に取り付けられ、コントローラ9が位置する設置用ケース18を底部とし、2つのモータが位置する設置用ケース18を底部両側の延出部とし、第1モータ7及び第2モータ8の端部にどちらもホール信号板が設けられ、ホール信号板はコントローラ内の主制御基板と平行に配置され、このように取り付けが完了した設置用ケース18はU字形を呈す。第1モータ7及び第2モータ8は、どちらもコントローラ9と電気的に接続し、コントローラ9を介して第1モータ7及び第2モータ8の動作を制御でき、第1モータ7及び第2モータ8はどちらも一側の出力であり、すなわち、一側に出力軸を設けることであり、第1モータ7の出力軸は第1減速機を介して第1組伝動機構2の駆動軸6と連結するため、第1モータ7を介して第1組の伝動機構2を動作させることができ、かつ第1モータ7が位置する設置用ケースは第1組の伝動機構2が位置する取り付け室内に延在する。第2モータ8の出力軸は、第2減速機を介して第2組の伝動機構2の駆動軸6と連結するため、第2モータ8を介して第2組の伝動機構2を動作させることができ、且つ第2モータ8が位置する設置用ケース18は第2組の伝動機構2が位置する取り付け室内に延在する。コントローラ9が位置する設置用ケース18はヘッドボックス1の取り付け室14の外部に設けられ、1つのエンドキャップがさらに設けられるため、メンテナンスが必要とする時にエンドキャップを開き、設置用ケース18内部のコントローラ9を取り出すことができる。
【0028】
かつ、コントローラ9に第1ボタンモジュール、第2ボタンモジュール及び通信モジュールがさらに設けられ、第1ボタンモジュール、第2ボタンモジュール及び通信モジュールは、均しくコントローラ9と電気的に接続し、第1ボタンモジュール及び第2ボタンモジュールは設置用ケース18の両側に設けられ、通信モジュールはX1リモコン及びX2リモコンとの無線通信に用いられ、第1ボタンモジュールはボタンを介してX1リモコンとコントローラ9とのペアリングを実現して、X1リモコンにより一方の組の駆動機構3の動作を制御するために用いられ、第2ボタンモジュールはボタンを介してX2リモコンとコントローラ9とのペアリングを実現して、X2リモコンにより他方の組の駆動機構3の動作を制御するために用いられ、
カーテン組立体4は、2組あり、2組のカーテン組立体4は平行に整列して配置され、各組のカーテン組立体は幕体10と、コード12と、ボトムレール11とを備え、2組のカーテン組立体4の幕体10は均しくハニカムシェードを用い、各組のカーテン組立体4のボトムレール11は伝動機構2に対応する駆動軸6の直下にそれぞれ設けられ、各組のカーテン組立体4のコード12の一端は伝動機構2に対応するコードリール5に連結され、他端が幕体10を通してボトムレール11に連結され、各組の伝動機構2に2つのコードリール5が設けられるため、コード12も2本あり、2本のコード12は2つのコードリール5にそれぞれ連結され、幕体10の下端はボトムレール11に固定され、幕体10の上端がヘッドボックス1の下端面上の2つの取り付け溝13内に連結され、コード12を引っ張ることにより幕体10の開閉を制御でき、
本実施例の制御原理:X1リモコンは、第1モータ7を制御することで、一方の組の伝動機構2及びカーテン組立体4を制御するために用いられ、X2リモコンは第2モータ8を制御することで、他方の組の伝動機構2及びカーテン組立体4を制御するために用いられる。ペアリング時、使用者は、第1ボタンモジュールを押すと、X1リモコンとコントローラ9をペアリングさせることができ、ペアリングが完了した後、X1リモコンにより第1モータ7の動作を制御することができる。使用者は、第2ボタンモジュールを押すと、X2リモコンとコントローラ9をペアリングさせることができ、ペアリングが完了した後、X2リモコンにより第2モータ8の動作を制御することができ、2つのリモコンが2つのモータを個別に制御することに相当し、2つの制御の間に関係がなく、制御ロジックもより単純で、すなわち、上ボタンを押すとボトムレールが上昇し、下ボタンを押すと対応するボトムレールが下降し、停止ボタンを押すと対応するボトムレールが停止し、かつリモコンとコントローラ9を具体的にペアリングするかは従来技術で一般的であるため、ここでその詳細な説明を省略する。
【実施例2】
【0029】
図9に示すように、実施例1との相違点として、実施例2内の各組の伝動機構2は2つのコードリール5と、2つの駆動軸6とを備え、各駆動軸6に1つのコードリール5がそれぞれ嵌め込まれ、駆動軸6に嵌め込まれたコードリール5は駆動軸6と一緒に回転し、駆動機構3は2つのモータと、4つの減速機と、コントローラと、設置用ケースとを備え、2つのモータ、4つの減速機及び1つのコントローラは均しく設置用ケース内に設けられ、一体型の駆動機構を形成して、ヘッドボックス1の中央に配置され、1つのモータと2つの減速機を1組の伝動機構2にマッチングし、モータは両側出力であるため、1つのモータの両側に減速機が設けられてから両側の減速機がさらに2つの駆動軸6と連結し、駆動軸6を回転させてからコードリール5の動作を駆動する。すなわち、実施例1内のモータが片側出力であるため、駆動機構3はヘッドボックス1の一側に設けられ、実施例2内のモータが両側出力であるため、駆動機構3はヘッドボックス1の中央に設けられると単純に理解できる。
【実施例3】
【0030】
図10に示すように、実施例1との相違点として、実施例3内の幕体10上端はヘッドボックス1の下端面の取り付け溝13に差し込んで連結され、かつ幕体10の上端は取り付け溝13に差し込まれた後、一端はストッパー板15に当接し、他端が設置用ケース18に当接し、すなわち、使用者が設置用ケースを取り付ける時、先にカーテン組立体を取り付け溝13内に挿入してから駆動機構を取り付け、取り外し時も先に駆動機構を取り外してからカーテン組立体4を取り付け溝13から簡単に取り外すことができるため、カーテン組立体4の交換に便利である。図11に示すように、本出願の背景技術において上から下の順にヘッドボックス1と、第1幕体19と、第1ボトムレール20と、第2幕体21と、第2ボトムレール22とを備え、上下に配置されたカーテン組立体4について述べたが、これは従来技術における従来の調光シェードカーテンであるため、ここでその詳細な説明を省略し、もう一つの種類のカーテン組立体4は、本出願の実施例1に述べた左右に配置されたカーテン組立体4であり、本実施例においてこの2種類のカーテン組立体4は、互いに交換することができ、物理的構造上の交換は上下に配置されたカーテン組立体4を取り付ける必要がある場合、カーテン組立体4の第1幕体19を第1取り付け溝に取り付け、左右に配置されたカーテン組立体4を取り付ける必要がある場合、カーテン組立体4の幕体10を第1取り付け溝及び第2取り付け溝内にそれぞれ取り付け、かつ各タイプのカーテン組立体4を1種のリモコンに適合し、左右に配置されたカーテン組立体4がリモコンXに対応し、上下に配置されたカーテン組立体4がリモコンYに対応し、左右に配置されたカーテン組立体4を取り付ける場合、取付が完了した後、図1に示すものに類似し、リモコンXを介してコントローラ9とペアリングし、ペアリングに成功した後、コントローラ9は左右に配置されたカーテン組立体4の制御方法に自動的に切り替われ、すなわち、2つのカーテン組立体4は互いに干渉することなく、2つの別個のハニカムシェードを制御するのと同様に個別に制御される。上下に配置されたカーテン組立体4を取り付け、取り付け位置が第1取り付け溝内にある場合、取付が完了した後図11に示すように、リモコンYを介してコントローラ9とペアリングし、ペアリングに成功した後,コントローラ9は上下に配置されたカーテン組立体4の制御方法に自動的に切り替われ、すなわち、2つのカーテン組立体4は相互に関連し、制御時相互フィードバック、共同制御が必要である。リモコンX及びリモコンYの前面に操作ボタンが設けられ、操作ボタンは第1上ボタンと、第1下ボタンと、第1停止ボタンと、第2上ボタンと、第2下ボタンと、第2停止ボタンとを備え、リモコンX及びリモコンYの背面に調整状態と使用状態を切り替えるための切替スイッチが設けられ、かつリモコンX及びリモコンYの背面にストローク確認ボタン及びペアリングボタンも設けられ、ストローク確認ボタンは上ストローク確認ボタンと、下ストローク確認ボタンとを備え、
実施例3の制御方法は、以下のステップを含み、
ステップA1:必要に応じてカーテン組立体を取り付け、取り付けられたカーテン組立体に応じて対応するリモコンを選択し、左右に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンXを選択し、リモコンXを介してコントローラとペアリングした後、次のステップに進み、上下に配置されたカーテン組立体が取り付けられている場合、リモコンYを選択し、リモコンYを介してコントローラとペアリングした後A3に進み、
ステップA2:リモコンXとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラは、リモコンXの対応する制御方法に自動的に切り替わって実行し、左右に配置されたカーテン組立体の制御方法は、単独制御であり、制御原理は2つの簡単なハニカムシェードを組み合わせるのと同じであるが、制御が個別に制御し、かつ両者が相互作用する必要はなく、
ステップA3:リモコンYとコントローラとのペアリングに成功した場合、コントローラは、リモコンYの対応する制御方法に自動的に切り替わって実行し、上下に配置されたカーテン組立体の制御方法は、複合制御であり、制御にはフィードバックする必要があり、かつ該制御方法は従来技術の調光シェードカーテンですでに使用されているため、ここで詳細な説明を省略する。
【0031】
ステップA1内のペアリング方法は、以下のステップを含む:
A11、第1ボタン組立体又は第2ボタン組立体を長押し続けると、コントローラは、コードペアリング状態に入るステップ、
A12、リモコンX又はリモコンY上の切替スイッチで調整状態に切り替えて、リモコン背面のペアリングボタンを長押すステップ、及び、
A13、設定された時間内に、カーテン組立体は、あらかじめ設定されたコードペアリング成功アクションに従い実行された場合、この時コードペアリングが成功したと判断され、カーテン組立体があらかじめ設定されたコードペアリング成功アクションに従い実行されなかった場合、この時コードペアリングが成功していないと判断されるステップを含む。
【0032】
A2における左右に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
B1、第1ボタン群内の上ボタンを押すと、一方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第1ボタン群内の下ボタンを押すと、一方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第1ボタン群内の停止ボタンを押すと、一方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップ、及び、
B2、第2ボタン群内の上ボタンを押すと、他方の駆動機構は、対応するカーテン組立体を上昇させ、第2ボタン群内の下ボタンを押すと、他方の駆動機構は対応するカーテン組立体を下降させ、第2ボタン群内の停止ボタンを押すと、他方の駆動機構が停止するため、対応するカーテン組立体を静止させることができるステップを含む。
【0033】
A3における上下に配置されたカーテン組立体の制御方法は、
C1、第1ボタン群又は第2ボタン群内の上ボタン或いは下ボタンを単独で押して、第1ボトムレールを上下させるか、若しくは第2ボトムレールを上下させる場合、第1ボトムレール及び第2ボトムレールは独立して運転するステップ、及び、
C2、一方の群の停止ボタンを押すと、対応する駆動機構の運転が停止し、対応する第1ボトムレール又は第2ボトムレールを停止させるステップを含む。
【0034】
また、運転モードにおいて、前記コントローラは、第1駆動機構内の第1モータと第2駆動機構内の第2モータのストロークデータをリアルタイムで取得した後第1ボトムレール及び第2ボトムレールのリアルタイム位置を計算し、かつ事前に設定された第1ボトムレールの上限位置、第2ボトムレールの下限位置、及び第1ボトムレールと第2ボトムレールとの間の安全距離の3つのパラメータとリアルタイムで比較し、その値に達すると、対応する駆動機構の運転を停止させる。
【0035】
上下ストロークの設定方法:
D1、リモコンの背面にある切換スイッチを調整状態に切り替え、
D2、リモコンの前面の操作ボタンを介してカーテン組立体を設定された上ストローク位置に到達するよう操作し、リモコンの背面にあるストローク確認ボタン内の上ストローク確認ボタンを長押しして、上ストローク位置を確認し、
D3、リモコンの前面の操作ボタンを介してカーテン組立体を設定された下ストローク位置に到達するよう操作し、次にリモコンの背面にあるストローク確認ボタン内の下ストローク確認ボタンを長押しして、下ストローク位置を確認する。
【実施例4】
【0036】
図12に示すように、実施例3との相違点として、実施例4内に2レンジを有する切替スイッチをさらに備え、切替スイッチは、コントローラ9に接続されるため、制御方法の切替はマッチするリモコンによって決定する必要がなく、使用者が調整した切替スイッチに応じて決定でき、すなわち、切替スイッチがレンジ1にある時、制御方法は左右に配置されたカーテン組立体4に適し、當切替スイッチが二當にある時、制御方法は適配上下に配置されたカーテン組立体4に適し、すなわち、使用者がカーテン組立体4の取り付けを完了した後、先に取り付けられたカーテン組立体4に応じて切替スイッチを調整する必要があり、左右に配置されたカーテン組立体4が取り付けられた場合、切替スイッチをレンジ1に設定し、次にリモコンXでコントローラ9とペアリングし、上下に配置されたカーテン組立体4が取り付けられた場合、切替スイッチをレンジ2に設定し、次にリモコンYでコントローラ9とペアリングする。
【実施例5】
【0037】
図13に示すように、実施例1との相違点として、実施例5内にエネルギー貯蔵用電池をさらに備え、本実施例内のエネルギー貯蔵用電池は、リチウム電池であり、かつエネルギー貯蔵用電池が取り付け室14のいずれかに設けられ、コントローラ9と電気的に接続し、電力供給に用いられ、正常使用時満充電状態にあり、停電時には、エネルギー貯蔵用電池内の電力がコントローラ9に供給されることで、停電時にも駆動機構3の動作を制御することができる。
【実施例6】
【0038】
図14に示すように、実施例1との相違点は、実施例5内の幕体10は、2つのハニカムシェードではなく、1つのハニカムシェードと1つのブラインドであり、2つの独立したカーテンシステムで、様々なカーテンタイプの組み合わせに進化するため、実施例1の2つのハニカムシェードとの組み合わせに限定されるものではなく、実施例6内のブラインドとハニカムシェードの組み合わせにも限定されないものではない。
【0039】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではないことは理解されよう。当業者であれば、本発明の範囲内で上記実施例を変化、修正、置換及び変形することができる。
【0040】
上記の説明を読めば、様々な変化及び修正は当業者にとって自明であろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の意図及び範囲内の全ての変化及び修正を網羅するものと見なされるべきである。特許請求の範囲内のあらゆる均等の範囲及び内容は、やはり本発明の意図及び範囲内に収まると考えられるべきである。
【符号の説明】
【0041】
10 幕体
1 ヘッドボックス
11 ボトムレール
12 コード
13 取り付け溝
14 取り付け室
15 ストッパー板
16 サポートユニット
17 仕切板
18 設置用ケース
19 第1幕体
20 第1ボトムレール
2 伝動機構
21 第2幕体
22 第2ボトムレール
23 ホール信号板
3 駆動機構
4 カーテン組立体
5 コードリール
6 駆動軸
7 第1モータ
8 第2モータ
9 コントローラ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14