(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】デバイス識別方法及び関連する装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04842 20220101AFI20240814BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20240814BHJP
G06F 3/04815 20220101ALI20240814BHJP
【FI】
G06F3/04842
G06F3/01 510
G06F3/04815
(21)【出願番号】P 2023507686
(86)(22)【出願日】2021-08-05
(86)【国際出願番号】 CN2021110906
(87)【国際公開番号】W WO2022028537
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202011183311.8
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010779841.2
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010782270.8
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,ジエ
(72)【発明者】
【氏名】ローン,ジアユイ
(72)【発明者】
【氏名】ウー,スージュイ
(72)【発明者】
【氏名】スゥン,コーァ
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第3687144(EP,A1)
【文献】特開2012-235440(JP,A)
【文献】特開2013-161246(JP,A)
【文献】特開2012-217126(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0319554(US,A1)
【文献】特開2013-235331(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01-3/039
G06T 1/00-19/20
G09G 5/00
H04M 1/00-1/82
H04M 99/00
H04N 5/222-5/257
H04N 23/00-23/959
H03J 9/00-9/06
H04Q 9/00-9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラを備えている第1電子デバイスに適用されるデバイス識別方法であって、
前記第1電子デバイスによって第1操作を受けることと、
前記第1電子デバイスによって前記第1操作に応答して第1インターフェースを表示することであり、前記第1インターフェースは、前記カメラによって捕捉されたプレビュー画像を有し、前記プレビュー画像
には、第2電子デバイスを含む
複数の電子デバイスの画像が含まれている、ことと、
前記第1電子デバイスによって、前記第1電子デバイスに対する
前記複数の電子デバイスの各々の位置情報を取得するための検出処理を行い、前記第2電子デバイスの第1位置情報を取得することと、
前記第1電子デバイスによって第2操作を受けることと、
前記第1電子デバイスによって、前記第1位置情報及び前記プレビュー画像における前記第2電子デバイスの表示エリアに基づき、前記第2操作が前記第2電子デバイスに関係があることを決定することと、
前記第1電子デバイスによって前記第2操作に応答して第2インターフェースを表示することであり、前記第2インターフェースは、前記第2電子デバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含む、ことと
、
前記プレビュー画像に画像として含まれているが前記検出処理において位置情報が取得できなかった電子デバイスについて、該電子デバイスのデバイスタイプを前記プレビュー画像に基づき決定することと、
前記電子デバイスが第1タイプの第4電子デバイスである場合には、前記第1電子デバイスに関連した又は前記第1電子デバイスのアカウントと結び付けられた電子デバイスの中で、デバイスタイプが前記第1タイプである第1ターゲットデバイスを決定し、前記プレビュー画像内の前記第4電子デバイスの画像が前記第1ターゲットデバイスに関連していることを示す第4ラベルを表示し、あるいは、
前記電子デバイスが第2タイプの第5電子デバイスである場合には、前記第1電子デバイスの第3位置情報を取得し、該取得された第3位置情報と、前記第1電子デバイスに記憶されている、電子デバイスと位置情報との間の対応とに基づいて、位置情報が前記第3位置情報と同じである電子デバイスの中で、デバイスタイプが前記第2タイプである第2ターゲットデバイスを決定し、前記プレビュー画像内の前記第5電子デバイスの画像が前記第2ターゲットデバイスに関連していることを示す第5ラベルを表示することと
を有する方法。
【請求項2】
前記第1電子デバイスによって、前記第1電子デバイスに対する前記第2電子デバイスの第1位置情報を取得することは、
前記第1電子デバイスによって検出要求をブロードキャストすることであり、前記検出要求は前記第1電子デバイスの識別を含む、ことと、
前記第1電子デバイスが前記第2電子デバイスによって前記検出要求に基づき送信された検出応答を受信する場合に、前記第1電子デバイスによって、前記検出応答に基づき、前記第1電子デバイスに対する前記第2電子デバイスの前記第1位置情報を決定することであり、前記検出応答は前記第2電子デバイスの識別を含む、ことと
を特に有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1電子デバイスによって、前記第1位置情報及び前記プレビュー画像における前記第2電子デバイスの表示エリアに基づき、前記第2操作が前記第2電子デバイスに関係があることを決定することは、
前記第1電子デバイスによって、前記第1位置情報及び前記プレビュー画像における前記第2電子デバイスの前記表示エリアに基づき、前記プレビュー画像における第1ラベルの表示位置を決定し、前記表示位置で前記第1ラベルを表示することであり、前記第1ラベルは前記第2電子デバイスを識別するために使用される、ことと、
前記第1電子デバイスによって、前記第1ラベルのタッチに基づき、前記第2操作が前記第2電子デバイスに関係があることを決定すること
を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プレビュー画像における前記第1ラベルの前記表示位置は、前記プレビュー画像における前記第2電子デバイスの前記表示エリアと部分的又は完全に重なり合う、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
前記第1電子デバイスによって、前記第1電子デバイスに対する第3電子デバイスの第2位置情報を取得することと、
前記第1電子デバイスによって、前記第3電子デバイスが前記プレビュー画像に含まれていないことを検出し、前記第2位置情報に基づき、前記第3電子デバイスが前記カメラのビューファインダ範囲内にあることを決定することと、
前記第1電子デバイスによって、前記第2位置情報に基づき、前記プレビュー画像における第2ラベルの表示位置を決定することであり、前記第2ラベルは、次の、前記第3電子デバイスの識別情報、前記第3電子デバイスの閉塞性、及び前記第2位置情報、のうちの1つ以上の情報を示すために使用される、ことと
を更に有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
当該方法は、
前記第1電子デバイスによって、前記第1電子デバイスに対する第3電子デバイスの第2位置情報を取得することと、
前記第1電子デバイスによって、前記第3電子デバイスが前記プレビュー画像に含まれていないことを検出し、前記第2位置情報に基づき、前記第3電子デバイスが前記カメラ
のビューファインダ範囲内にないことを決定することと、
前記第1電子デバイスによって、前記第2位置情報に基づき、前記プレビュー画像における第3ラベルの表示位置を決定することであり、前記第3ラベルは、次の、前記第3電子デバイス
の識別情報及び前記第2位置情報、のうちの1つ以上を示すために使用される、ことと
を更に有する、
請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1インターフェースは第1アイコンを更に含み、前記第1アイコンは、共有されるべきデータに関連し、当該方法は、
前記第1電子デバイスによって第3操作を受けることであり、前記第3操作は、前記第1ラベル及び/又は前記第1アイコンのための操作である、ことと、
前記第1電子デバイスによって、前記第3操作に応答して、前記共有されるべきデータを前記第2電子デバイスへ送信することと
を更に有する、
請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記第1電子デバイスによって第3操作を受ける前に、当該方法は、
前記第1電子デバイスによって、前記共有されるべきデータのデータタイプに基づき、前記第1インターフェースにおいて第1表示形式で前記第1ラベルを表示することを更に有し、
前記第1表示形式での前記第1ラベルは、前記第2電子デバイスが前記共有されるべきデータの出力をサポートすることをユーザにプロンプトするために使用される、
請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記プレビュー画像は、第3電子デバイスの画像及び第3ラベルを含み、前記第3ラベルは、前記第3電子デバイスに関連し、当該方法は、
前記第1電子デバイスによって第4操作を受けることであり、前記第4操作は、前記第3ラベル及び/又は前記第1アイコンのための操作である、ことと、
前記第1電子デバイスによって前記第4操作に応答してプロンプトメッセージを出力することであり、前記プロンプトメッセージは、前記第3電子デバイスが前記共有されるべきデータの出力をサポートしないことをユーザにプロンプトするために使用される、ことと
を更に有する、
請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
1つ以上のプロセッサ及びメモリを有する電子デバイスであって、
前記メモリはコンピュータ命令を有し、
前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスは、次の、
第1操作を受ける動作と、
前記第1操作に応答して第1インターフェースを表示する動作であり、前記第1インターフェースは、前記電子デバイスのカメラによって捕捉されたプレビュー画像を有し、前記プレビュー画像
には、第1ターゲットデバイスを含む
複数のデバイスの画像が含まれている、動作と、
前記電子デバイスに対する前記複数のデバイスの各々の位置情報を取得するための検出処理を行い、前記電子デバイスと前記第1ターゲットデバイスとの間の第1相対位置情報を取得する動作と、
第2操作を受ける動作と、
前記第1相対位置情報及び前記プレビュー画像における前記第1ターゲットデバイスの表示エリアに基づき、前記第2操作が前記第1ターゲットデバイスに関係があることを決定する動作と、
前記第2操作に応答して第2インターフェースを表示する動作であり、前記第2インターフェースは、前記第1ターゲットデバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含む、動作と
、
前記プレビュー画像に画像として含まれているが前記検出処理において位置情報が取得できなかったデバイスについて、該デバイスのデバイスタイプを前記プレビュー画像に基づき決定する動作と、
前記デバイスが第1タイプの第3ターゲットデバイスである場合には、前記電子デバイスに関連した又は前記電子デバイスのアカウントと結び付けられたデバイスの中で、デバイスタイプが前記第1タイプであるデバイスの識別情報を決定し、前記プレビュー画像内の前記第3ターゲットデバイスの画像が前記識別情報に関連していることを示す第4ラベルを表示し、あるいは、
前記デバイスが第2タイプの第4ターゲットデバイスである場合には、前記電子デバイスの位置情報を取得し、該取得された位置情報と、前記電子デバイスに記憶されている、デバイスと位置情報との間の対応とに基づいて、位置情報が前記電子デバイスの前記取得された位置情報と同じであるデバイスの中で、デバイスタイプが前記第2タイプであるデバイスの識別情報を決定し、前記プレビュー画像内の前記第4ターゲットデバイスの画像が前記識別情報に関連していることを示す第5ラベルを表示する動作と
を実行することができる、
電子デバイス。
【請求項11】
前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスが、前記第1ターゲットデバイスの前記第1相対位置情報を取得する前記動作を実行することができることは、
検出要求をブロードキャストすることであり、前記検出要求は当該電子デバイスの識別を含む、ことと、
前記第1ターゲットデバイスによって前記検出要求に基づき送信された検出応答が受信される場合に、前記検出応答に基づき、前記第1ターゲットデバイス
の前記第1相対位置情報を決定することであり、前記検出応答は前記第1ターゲットデバイスの識別を含む、ことと
を特に有する、
請求項
10に記載の電子デバイス。
【請求項12】
前記第1相対位置情報及び前記プレビュー画像における前記第1ターゲットデバイスの表示エリアに基づき、前記第2操作が前記第1ターゲットデバイスに関係があることを決定する前記動作は、
前記第1相対位置情報及び前記プレビュー画像における前記第1ターゲットデバイスの前記表示エリアに基づき、前記プレビュー画像における第1ラベルの表示位置を決定し、前記表示位置で前記第1ラベルを表示することであり、前記第1ラベルは前記第1ターゲットデバイスを識別するために使用される、ことと、
前記第1ラベルのタッチに基づき、前記第2操作が前記第1ターゲットデバイスに関係があることを決定すること
を有する、
請求項
10に記載の電子デバイス。
【請求項13】
前記プレビュー画像における前記第1ラベルの前記表示位置は、前記プレビュー画像における前記第1ターゲットデバイスの前記表示位置と部分的又は完全に重なり合う、
請求項12に記載の電子デバイス。
【請求項14】
前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスは、次の、
第2ターゲットデバイスの第2相対位置情報を取得する動作と、
前記第2ターゲットデバイスが前記プレビュー画像に含まれていないことを検出し、前記第2相対位置情報に基づき、前記第2ターゲットデバイスが前記カメラのビューファインダ範囲内にあることを決定する動作と、
前記第2相対位置情報に基づき、前記プレビュー画像における第2ラベルの表示位置を決定する動作であり、前記第2ラベルは、次の、前記第2ターゲットデバイスの識別情報、前記第2ターゲットデバイスの閉塞性、及び前記第2相対位置情報、のうちの1つ以上の情報を示すために使用される、動作と
を実行することができる、
請求項
10に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスは、次の、
前記第2ターゲットデバイスが前記プレビュー画像に含まれていないことを検出し、前記第2相対位置情報に基づき、前記第2ターゲットデバイスが前記カメラの前記ビューファインダ範囲内にないことを決定する動作と、
前記第2相対位置情報に基づき、前記プレビュー画像における第3ラベルの表示位置を決定する動作であり、前記第3ラベルは、次の、前記第2ターゲットデバイスの前記識別情報及び前記第2相対位置情報、のうちの1つ以上を示すために使用される、動作と
を実行することができる、
請求項
14に記載の電子デバイス。
【請求項16】
前記第1インターフェースは第1アイコンを更に含み、前記第1アイコンは、共有されるべきデータに関連し、前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスは、次の、
第3操作を受ける動作であり、前記第3操作は、前記第1ラベル及び/又は前記第1アイコンのための操作である、動作と、
前記第3操作に応答して、前記共有されるべきデータを前記第1ターゲットデバイスへ送信する動作と
を更に実行することができる、
請求項
12に記載の電子デバイス。
【請求項17】
前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスが前記第3操作を受ける前記動作を実行することができる前に、当該電子デバイスは、次の、
前記共有されるべきデータのデータタイプに基づき、前記第1インターフェースにおいて第1表示形式で前記第1ラベルを表示する動作を更に実行することができ、
前記第1表示形式での前記第1ラベルは、前記第1ターゲットデバイスが前記共有されるべきデータの出力をサポートすることをユーザにプロンプトするために使用される、
請求項
16に記載の電子デバイス。
【請求項18】
前記プレビュー画像は、第2ターゲットデバイスの画像及び第3ラベルを含み、前記第3ラベルは、前記第2ターゲットデバイスに関連し、前記1つ以上のプロセッサが前記コンピュータ命令を呼び出す場合に、当該電子デバイスは、次の、
第4操作を受ける動作であり、前記第4操作は、前記第3ラベル及び/又は前記第1アイコンのための操作である、動作と、
前記第4操作に応答してプロンプトメッセージを出力する動作であり、前記プロンプトメッセージは、前記第2ターゲットデバイスが前記共有されるべきデータの出力をサポートしないことをユーザにプロンプトするために使用される、動作と
を更に実行することができる、
請求項
16に記載の電子デバイス。
【請求項19】
1つ以上のプログラムを記憶するよう構成されるコンピュータ可読媒体であって、
前記1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサに、請求項1乃至
9のうちいずれか一項に記載の方法を実行させるよう構成される命令を有する、
コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記1つ以上のプロセッサに、請求項1乃至
9のうちいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、電子技術の分野に、特に、デバイス識別方法及び関連する装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
技術の発展とともに、スマートインターコネクションデバイスはますます人気になっている。比較的に大勢のユーザが、スマートフォン、コンピュータ、スマートテレビ、タブレット、及びスマートサウンドボックスなどの複数台の電子デバイスを所持している。また、家の中には、スマートオーディオ及びビデオデバイス、ルータ/Wi-Fiボックス、スマート掃除デバイス、スマート台所家電、及びスマート照明システムなどの他の電子デバイスも存在することがある。
【0003】
ユーザがインタラクション(例えば、制御、ペアリング、データ伝送、及び投影)のために1つ以上の特定のデバイスを選択する必要がある場合に、ユーザは、メニュー/リスト、マップ、NFC、などを使用することによって複数のデバイスの中から対象のデバイスを見つけて選択することがある。結果として、ユーザ操作は比較的に複雑である。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施形態は、簡単な操作を使用することによって近くのデバイスの識別情報を直感的に表示し、デバイス間のインタラクションパスを提供し、それによって、複数のデバイス間の協調制御を実装しかつユーザエクスペリエンスを有効に改善するように、デバイス識別方法及び関連する装置を提供する。
【0005】
本願で提供される実施形態では、ステップの実行順序には複数通りの可能な実施が存在する可能性があり、一部又は全てのステップは順に又は並行して実行されてもよい点に留意されたい。
【0006】
第1の態様に従って、本願は、カメラを備えている第1電子デバイスに適用されるデバイス識別方法を提供する。方法は、第1電子デバイスが第1操作を受けることと、第1電子デバイスが前記第1操作に応答して第1インターフェースを表示することであり、第1インターフェースは、カメラによって捕捉されたプレビュー画像を含み、プレビュー画像は第2電子デバイスを含む、ことと、第1電子デバイスが、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの第1位置情報を取得することと、第1電子デバイスが、第1位置情報及びプレビュー画像における第2電子デバイスの表示エリアに基づき、プレビュー画像における第1ラベルの表示位置を決定し、第1ラベルをその表示位置に表示することであり、第1ラベルは、第2電子デバイスを識別するために使用される、ことと、第1電子デバイスが第1ラベルのための第2操作を受けることと、第1電子デバイスが第2操作に応答して第2インターフェースを表示することであり、第2インターフェースは、第2電子デバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含む、こととを含む。
【0007】
本願の実施形態で、第1電子デバイスは、第1操作を受け、第1インターフェースを表示し、カメラを起動し、第1インターフェースにおいてリアルタイムで、カメラによって捕捉された画像を表示する。第1電子デバイスは、画像認識技術に従って、画像内の電子デバイス及びその電子デバイス、例えば、第2電子デバイスのデバイスタイプ(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。更に、第1電子デバイスは、無線ポジショニング技術(例えば、UWBポジショニング、Bluetoothポジショニング、Wi-Fiポジショニング、など)に従って、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの位置情報を取得し、このとき、位置情報は、距離、方向、又は角度のうちの1つ以上を含む。第1電子デバイスは、位置情報に基づいてプレビュー画像における第2電子デバイスの第1ラベルの表示位置を決定し、このとき、第1ラベルは第2電子デバイスを識別するために、例えば、第2電子デバイスのデバイス名又はデバイスタイプを識別するために使用され、第1ラベルの表示位置は、第2電子デバイスの表示位置に関係がある。第1電子デバイスが第1ラベルのためのユーザ操作を検出すると、第1電子デバイスは第2インターフェースを出力し、このとき、第2インターフェースは、第2電子デバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含み、第2インターフェースは、表示のために第1インターフェースの上に重ね合わされてもよく、あるいは、電子デバイスは、第2インターフェースを表示するよう第1インターフェースからジャンプしてもよい。本願では、第1ラベルと第2電子デバイスとの間の対応が拡張現実表示方式でリアルタイムで提示され、第1電子デバイスと第2電子デバイスとの間のインタラクションは、第1ラベルを使用することによって実施され、それによって、複数のデバイス間の協調制御を実装しかつユーザエクスペリエンスを改善する。
【0008】
いくつかの可能な実施において、第1電子デバイスが第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの第1位置情報を取得することは、第1電子デバイスが検出要求をブロードキャストすることであり、検出要求は前記第1電子デバイスの識別を含む、ことと、第1電子デバイスが第2電子デバイスによって検出要求に基づき送信された検出応答を受信する場合に、第1電子デバイスが、検出応答に基づき、第2電子デバイス及び第1電子デバイスの第1位置情報を決定することであり、検出応答は第2電子デバイスの識別を含む、こととを特に含む。このように、第1位置情報は、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの相対位置、例えば、距離、方向、又は角度を含む。第1電子デバイスは、検出要求を送信する時から検出応答を受信する時の間の時間差に基づき、第2電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離(距離は、電磁波の伝播速度を時間差に乗じたものに等しい)を計算し得る。第1電子デバイスは、検出応答に基づき検出応答の到来角度を計算し、それから、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの方位角度を決定してもよい。
【0009】
任意に、検出応答は、第2電子デバイスの識別及び第1位置情報を含む。第1電子デバイスは、検出応答に基づき第2電子デバイス及び第1電子デバイスの第1位置情報を決定する。具体的に、第2電子デバイスが、受信された検出要求に基づき、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの相対位置を計算する。検出要求は送信時間を含む。第2電子デバイスは、送信時間及び第2電子デバイスが検出要求を受信する時間に基づき時間差を決定して、第2電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離を計算する。第2電子デバイスは、受信された検出要求に基づき検出要求の到来角度を計算し、それから、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの方位角度を決定してもよい。第2電子デバイスは、検出応答を第1電子デバイスへ送信する。検出応答は、第2電子デバイスの識別及び第1位置情報を含む。
【0010】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像における第1ラベルの表示位置は、プレビュー画像における第2電子デバイスの表示エリアと部分的又は完全に重なり合う。第1ラベルは、第2電子デバイスの表示エリアに表示されてよく、第2電子デバイスの表示エリアの端に表示されてもよく、あるいは、第2電子デバイスの表示エリアに近い位置に表示されてもよい。
【0011】
いくつかの可能な実施において、方法は、第1電子デバイスが、第1電子デバイスに対する第3電子デバイスの第2位置情報を取得することと、第1電子デバイスが、第3電子デバイスがプレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2位置情報に基づき、第3電子デバイスがカメラのビューファインダ範囲内にあることを決定することと、第1電子デバイスが、第2位置情報に基づき、プレビュー画像における第2ラベルの表示位置を決定することであり、第2ラベルは、次の、第3電子デバイスの識別情報、第3電子デバイスの閉塞性、及び第2位置情報、のうちの1つ以上の情報を示すために使用される、こととを更に含む。このように、第3電子デバイスの相対位置がカメラのビューファインダ範囲内にあるが、プレビュー画像が第3電子デバイスの画像を含まないことを第1電子デバイスが検出する場合に、第1電子デバイスは、第3電子デバイスが遮られていると判定し、第3電子デバイスの第2ラベルを出力して、第3電子デバイスの識別情報、閉塞性、及びプレビュー画像における遮られている位置、のうちの1つ以上を示す。
【0012】
いくつかの可能な実施において、方法は、第1電子デバイスが、第3電子デバイスがプレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2位置情報に基づき、第3電子デバイスがカメラの前記ビューファインダ範囲内にないことを決定することと、第1電子デバイスが、第2位置情報に基づき、プレビュー画像における第3ラベルの表示位置を決定することであり、第3ラベルは、次の、第3電子デバイスの識別情報及び第2位置情報、のうちの1つ以上を示すために使用される、こととを更に含む。このように、第3電子デバイスの相対位置がカメラのビューファインダ範囲外にあり、プレビュー画像が第3電子デバイスの画像を含まないことを第1電子デバイスが検出する場合に、第1電子デバイスは、第3電子デバイスがビューファインダフレーム内にないと判定し、第3電子デバイスの第2ラベルを出力して、第3電子デバイスの識別情報及び第1電子デバイスに対する相対位置(方向、角度、距離、など)のうちの1つ以上を示す。
【0013】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第4電子デバイスの画像を含み、第1電子デバイスが第1インターフェースを表示した後、方法は、第1電子デバイスが、プレビュー画像に基づき、第4電子デバイスのデバイスタイプが第1タイプであることを決定することと、第1電子デバイスが、第1電子デバイスに関連した又は第1電子デバイスと結び付けられた電子デバイスの中で、デバイスタイプが第1タイプである第1ターゲットデバイスを決定することと、第1電子デバイスが第4ラベルを表示することであり、第4ラベルは、第4電子デバイスの画像が第1ターゲットデバイスに関連していることを示すために使用される、こととを更に含む。このように、第1電子デバイスが第4電子デバイスの位置情報を検出することができず、第4電子デバイスの画像がプレビュー画像内にある場合に、第1電子デバイスは、画像認識技術に従って第4電子デバイスのデバイスタイプを識別し、そのデバイスタイプのターゲットデバイスが、第1電子デバイスと同じアカウント(例えば、Huaweiアカウント)にログインしているデバイスの中にあるかどうかを検出する。そうである場合には、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスが第4電子デバイスであると見なし、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスを識別する第4ラベルを出力する。
【0014】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第5電子デバイスの画像を含み、第1電子デバイスが第1インターフェースを表示した後、方法は、第1電子デバイスが、プレビュー画像に基づき、第5電子デバイスのデバイスタイプが第2タイプであることを決定することと、第1電子デバイスが、第1電子デバイスの第3位置情報を取得することであり、第1電子デバイスは、電子デバイスと位置情報との間の対応を記憶している、ことと、第1電子デバイスが、対応及び第3位置情報に基づき、デバイスタイプが第2タイプである第2ターゲットデバイスを決定することであり、ターゲットデバイスの位置情報は第3位置情報と同じである、ことと、第1電子デバイスが第5ラベルを表示することであり、第5ラベルは、第5電子デバイスの画像が第2ターゲットデバイスに関連していることを示すために使用される、こととを更に含む。このように、第1電子デバイスが第5電子デバイスの位置情報を検出することができず、第5電子デバイスの画像がプレビュー画像内にある場合に、第1電子デバイスは電子デバイスと位置情報との間の対応(例えば、スマートサウンドボックスとリビングルーム、スマートデスクランプとベッドルーム、コンピュータと会社、など)を記憶しているので、第1電子デバイスは、第1電子デバイスの現在の地理的位置に基づき、画像認識技術に従って第5電子デバイスのデバイスタイプを識別し、次いで、そのデバイスタイプのターゲットデバイスが、第1電子デバイスと同じ地理的位置にあるデバイスの中に存在するかどうかを検出する。そうである場合には、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスが第5電子デバイスであると見なし、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスを識別する第5ラベルを出力する。
【0015】
いくつかの可能な実施において、第1ユーザインターフェースは第1アイコンを更に含み、第1アイコンは、共有されるべきデータに関連し、方法は、第1電子デバイスが第3操作を受けることであり、第3操作は、第1ラベル及び/又は第1アイコンのための操作である、ことと、第1電子デバイスが、第3操作に応答して、共有されるべきデータを第2電子デバイスへ送信することとを更に含む。第3操作は、ドラッグ操作、タップ操作、などを含むがこれらに限られない。データ共有方法が提供され、共有される必要がある第2電子デバイスが第1インターフェースで選択され、共有されるべきデータが第2電子デバイスへ送信される。これは、データ共有のためのユーザ操作を簡単にし、デバイス情報を直感的に表示し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0016】
いくつかの可能な実施において、第1電子デバイスが第3操作を受ける前に、方法は、第1電子デバイスが、共有されるべきデータのデータタイプに基づき、第1インターフェースにおいて第1表示形式で第1ラベルを表示することを更に含む。第1表示形式での第1ラベルは、第2電子デバイスが共有されるべきデータの出力をサポートすることをユーザにプロンプトするために使用される。第1表示形式は、第1ラベルの表示エリアを強調表示すること(明るさ、色、などを変えること)であってよい。
【0017】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は、第3電子デバイスの画像及び第3ラベルを含み、第3ラベルは第3電子デバイスに関連し、方法は、第1電子デバイスが第4操作を受けることであり、第4操作は、第3ラベル及び/又は第1アイコンのための操作である、ことと、第1電子デバイスが第4操作に応答してプロンプトメッセージを出力することであり、プロンプトメッセージは、第3電子デバイスが前記共有されるべきデータの出力をサポートしないことをユーザにプロンプトするために使用される、こととを更に含む。
【0018】
第2の態様に従って、本願は、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含む電子デバイスを提供する。メモリはコンピュータ命令を含み、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、次の、
第1操作を受ける動作と、
第1操作に応答して第1インターフェースを表示する動作であり、第1インターフェースは、カメラによって捕捉されたプレビュー画像を含み、プレビュー画像は第1ターゲットデバイスを含む、動作と、
第1ターゲットデバイスの第1相対位置情報を取得する動作と、
第1相対位置情報に基づきプレビュー画像における第1ラベルの表示位置を決定し、プレビュー画像における第1ターゲットデバイスの表示位置を決定する動作であり、第1ラベルは、第1ターゲットデバイスの識別情報を示すために使用される、動作と、
第1ラベルのための第2操作を受ける動作と、
第2操作に応答して第2インターフェースを表示する動作であり、第2インターフェースは、第1ターゲットデバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含む、動作と
を実行することができる。
【0019】
本願の実施形態で、第1電子デバイスは、操作を受け、インターフェースを表示し、カメラを起動し、インターフェースにおいてリアルタイムで、カメラによって捕捉された画像を表示する。電子デバイスは、画像認識技術に従って、画像内の電子デバイス及びその電子デバイス、例えば、第1ターゲットデバイスのデバイスタイプ(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。更に、電子デバイスは、無線ポジショニング技術(例えば、UWBポジショニング、Bluetoothポジショニング、Wi-Fiポジショニング、など)に従って、電子デバイスに対する第1ターゲットデバイスの位置情報を取得し、このとき、位置情報は、距離、方向、又は角度のうちの1つ以上を含む。電子デバイスは、位置情報に基づいてプレビュー画像における第1ターゲットデバイスのラベルの表示位置を決定し、このとき、ラベルは第1ターゲットデバイスを識別するために、例えば、第1ターゲットデバイスのデバイス名又はデバイスタイプを識別するために使用され、ラベルの表示位置は、第1ターゲットデバイスの表示位置に関係がある。電子デバイスがラベルのためのユーザ操作を検出すると、電子デバイスは第2インターフェースを出力し、このとき、第2インターフェースは、第1ターゲットデバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含み、第2インターフェースは、表示のためにインターフェースの上に重ね合わされてもよく、あるいは、電子デバイスは、第2インターフェースを表示するようインターフェースからジャンプしてもよい。本願では、第1ラベルと第1ターゲットデバイスとの間の対応が拡張現実表示方式でリアルタイムで電子デバイスの第1インターフェースにおいて提示され、電子デバイスと第1ターゲットデバイスとの間のインタラクションは、第1ラベルを使用することによって実施され、それによって、複数のデバイス間の協調制御を実装しかつユーザエクスペリエンスを改善する。
【0020】
いくつかの可能な実施において、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、第1ターゲットデバイスの第1相対位置情報を取得する動作を実行することができ、当該動作は、検出要求をブロードキャストすることであり、検出要求は電子デバイスの識別を含む、ことと、第1ターゲットデバイスによって検出要求に基づき送信された検出応答が受信される場合に、検出応答に基づき、第1ターゲットデバイス第1相対位置情報を決定することであり、検出応答は第1ターゲットデバイスの識別を含む、こととを特に含む。
【0021】
任意に、検出応答は、第1ターゲットデバイスの識別及び第1相対位置情報を含む。電子デバイスは、検出応答に基づき電子デバイスに対する第1ターゲットデバイスの距離、方向、又は角度などの第1相対位置情報を決定する。具体的に、第1ターゲットデバイスが、受信された検出要求に基づき、電子デバイスに対する第1ターゲットデバイスの相対位置を計算する。検出要求は送信時間を含む。第1ターゲットデバイスは、送信時間及び第1ターゲットデバイスが検出要求を受信する時間に基づき時間差を決定して、第1ターゲットデバイスと電子デバイスとの間の距離を計算する。第1ターゲットデバイスは、受信された検出要求に基づき検出要求の到来角度を計算し、それから、電子デバイスに対する第1ターゲットデバイスの方位角度を決定してもよい。第1ターゲットデバイスは、検出応答を電子デバイスへ送信する。検出応答は、第1ターゲットデバイスの識別及び第1相対位置情報を含む。
【0022】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像における第1ラベルの表示位置は、プレビュー画像における第1ターゲットデバイスの表示位置と部分的又は完全に重なり合う。第1ラベルは、第1ターゲットデバイスの表示エリアに表示されてよく、第1ターゲットデバイスの表示エリアの端に表示されてもよく、あるいは、第1ターゲットデバイスの表示エリアに近い位置に表示されてもよい。
【0023】
いくつかの可能な実施において、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、次の、第2ターゲットデバイスの第2相対位置情報を取得する動作と、第2ターゲットデバイスが前記プレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2相対位置情報に基づき、第2ターゲットデバイスがカメラのビューファインダ範囲内にあることを決定する動作と、第2相対位置情報に基づき、プレビュー画像における第2ラベルの表示位置を決定する動作であり、第2ラベルは、次の、第2ターゲットデバイスの識別情報、第2ターゲットデバイスの閉塞性、及び第2相対位置情報、のうちの1つ以上の情報を示すために使用される、動作とを実行することができる。
【0024】
いくつかの可能な実施において、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、次の、第2ターゲットデバイスがプレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2相対位置情報に基づき、第2ターゲットデバイスがカメラの前記ビューファインダ範囲内にないことを決定する動作と、第2相対位置情報に基づき、プレビュー画像における第3ラベルの表示位置を決定する動作であり、第3ラベルは、次の、第2ターゲットデバイスの識別情報及び第2相対位置情報、のうちの1つ以上を示すために使用される、動作とを実行することができる。
【0025】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第3ターゲットデバイスの画像を含み、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスが前記第1インターフェースを表示する動作を実行することができた後、電子デバイスは、次の、プレビュー画像に基づき、第3ターゲットデバイスのデバイスタイプが第1タイプであることを決定する動作と、電子デバイスに関連した又は電子デバイスと結び付けられた電子デバイスの中で、デバイスタイプが第1タイプであるデバイスの識別情報を決定する動作と、第4ラベルを表示する動作であり、第4ラベルは、第3ターゲットデバイスの画像が識別情報に関連していることを示すために使用される、動作とを更に実行することができる。
【0026】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第4ターゲットデバイスの画像を含み、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスが第1インターフェースを表示する動作を実行することができた後、電子デバイスは、次の、プレビュー画像に基づき、第4ターゲットデバイスのデバイスタイプが第2タイプであることを決定する動作と、電子デバイスの位置情報を取得する動作であり、電子デバイスは、電子デバイスと位置情報との間の対応を記憶している、動作と、対応及び第3位置情報に基づき、デバイスタイプが第2タイプであるデバイスの識別情報を決定する動作と、第5ラベルを表示する動作であり、第5ラベルは、第4ターゲットデバイスの画像が識別情報に関連していることを示すために使用される、動作とを更に実行することができる。
【0027】
いくつかの可能な実施において、第1インターフェースは第1アイコンを更に含み、第1アイコンは、共有されるべきデータに関連し、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、次の、第3操作を受ける動作であり、第3操作は、第1ラベル及び/又は第1アイコンのための操作である、動作と、第3操作に応答して、共有されるべきデータを第1ターゲットデバイスへ送信する動作とを更に実行することができる。第3操作は、ドラッグ操作、タップ操作、などを含むがこれらに限られない。データ共有方法が提供され、共有される必要がある第1ターゲットデバイスが第1インターフェースにおいて選択され、共有されるべきデータが第1ターゲットデバイスへ送信される。これは、データ共有のためのユーザ操作を簡単にし、デバイス情報を直感的に表示し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0028】
いくつかの可能な実施において、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスが第3操作を受ける動作を実行することができる前に、電子デバイスは、次の、共有されるべきデータのデータタイプに基づき、第1インターフェースにおいて第1表示形式で第1ラベルを表示する動作を更に実行することができ、第1表示形式での第1ラベルは、第1ターゲットデバイスが共有されるべきデータの出力をサポートすることをユーザにプロンプトするために使用される。第1表示形式は、第1ラベルの表示エリアを強調表示すること(明るさ、色、などを変えること)であってよい。
【0029】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は、第2ターゲットデバイスの画像及び第3ラベルを含み、第3ラベルは第2ターゲットデバイスに関連し、1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を呼び出す場合に、電子デバイスは、次の、第4操作を受ける動作であり、第4操作は、第3ラベル及び/又は第1アイコンのための操作である、動作と、第4操作に応答してプロンプトメッセージを出力する動作であり、プロンプトメッセージは、第2ターゲットデバイスが共有されるべきデータの出力をサポートしないことをユーザにプロンプトするために使用される、動作とを更に実行することができる。
【0030】
第3の態様に従って、本願は、第1電子デバイスに適用される写真共有方法を提供する。方法は、第1電子デバイスの写真撮影プレビューインターフェースを表示することであり、写真撮影プレビューインターフェースは、第1写真のサムネイル及び第1電子デバイスのカメラによって捕捉されたプレビュー画像を含む、ことと、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別することと、第1電子デバイスに対する第6電子デバイスの相対位置を決定することと、識別された第6電子デバイス及び相対位置に基づきプレビュー画像において第6電子デバイスのラベルを表示することであり、ラベルは第6電子デバイスを識別するために使用される、ことと、第1写真のサムネイルに対する第5操作を受けることと、第5操作に応答して、第1写真のサムネイルを、プレビュー画像においてラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアに移動することと、第1写真を第6電子デバイスへ送信することとを含む。
【0031】
本願の実施形態で、カメラアプリケーションのアイコンをユーザがタップした後に表示されるカメラアプリケーションメインインターフェースは、「写真撮影プレビューインターフェース」と呼ばれてもよく、写真撮影プレビューインターフェースに提示される画像は、「プレビューピクチャ」又は「プレビュー画像」と呼ばれてもよい。
【0032】
本願の実施形態で、写真撮影プレビューインターフェースは、プレビュー画像、写真撮影シャッターボタン、ローカルアルバムアイコン、カメラ切り替えアイコン、などを含むインターフェースを表示してもよいことが理解されるべきである。インターフェース内の表示内容が変化し、例えば、識別されたデバイスラベルが表示される場合に、インターフェースは依然として写真撮影プレビューインターフェースと呼ばれ得る。詳細は、後で再び記載されない。
【0033】
プレビュー画像は、携帯電話の正面カメラ又は背面カメラによって取得されてもよい点に留意されたい。写真を撮るカメラは、本願の実施形態で制限されない。例えば、肖像写真が携帯電話の正面カメラによって取得される。ユーザが背面カメラを使用することによって電子デバイスを識別する必要がある場合に、ユーザは、カメラ切り替えボタンをタップして切り替えを行ってもよい。代替的に、肖像写真が携帯電話の背面カメラによって取得される。ユーザが正面カメラを使用することによって電子デバイスを識別する必要がある場合に、ユーザはカメラ切り替えボタンをタップして切り替えを行ってもよい。これは、本願の実施形態で制限されない。
【0034】
上記の実施で、携帯電話は、プレビュー画像に含まれる電子デバイスを前もって決定してもよく、ユーザが写真共有機能を有効にする場合に、携帯電話は、識別された電子デバイス名をインターフェースにおいて直ちに表示して、携帯電話によってプレビュー画像内のオブジェクトを識別する速度を上げることができる。例えば、携帯電話が現在のプレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別した後、ユーザは、ユーザの必要条件に従って、共有されるべき第6電子デバイスへ第1写真のサムネイルをドラッグしてもよい。
【0035】
上記の実施プロセスについては、携帯電話は、画像検出、3Dスキャニング技術、及びマシンビジョン、などの複数の異なる方法で、プレビュー画像に含まれる他の電子デバイスを検出及び識別してもよいことが理解されるべきである。携帯電話がプレビュー画像内の他の電子デバイスを識別する方法は、本願の実施形態で制限されない。
【0036】
可能な実施において、第1写真のサムネイルは、ローカルアルバムアイコンであってもよい。例えば、ローカルアルバムアイコンは、ユーザによって撮られた最新の第1写真を表示する。
【0037】
他の可能な実施において、第1写真のサムネイルは、ローカルアルバムアイコンと同じフォーマット又は表示を有してもよく、第1写真のサムネイルは、フローティング方式で写真撮影プレビューインターフェースの上に表示される。第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、方法は、アルバムアイコンに対する第6操作を受けることと、第6操作に応答して、フローティング方式で写真撮影プレビューインターフェースの上に第1写真のサムネイルを表示することとを更に含む。
【0038】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第5操作は、第1写真のサムネイルに対するドラッグ操作であり、第6操作は、ローカルアルバムアイコンに対する長押し操作である。
【0039】
上記の方法で、長押し操作は、ユーザが写真共有プロセスをトリガするためにローカルアルバムアイコンを長押しする操作について記載するために、一例として使用される。本願の実施形態で、本願の実施形態で提供される写真共有プロセスは、代替的に、他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、あるいは、携帯電話は、プレビュー画像内の電子デバイスを識別するために他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、例えば、前もってセットされた操作は、ローカルアルバムアイコンを長押しすること、ローカルアルバムアイコンをダブルタップすること、又は写真撮影プレビューインターフェースにおいて固定パターンを描くことに限られない。これは、本願の実施形態で制限されない。
【0040】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第6電子デバイスのラベルは、第6電子デバイスの名称を識別するために使用され、及び/又は第6電子デバイスのラベルは、第6電子デバイスの位置を識別するために使用される。
【0041】
本願の実施形態で、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別した後、携帯電話は、現在のプレビュー画像における第6電子デバイスの表示位置に基づき、第6電子デバイスのラベルを表示するための位置を決定してもよい。可能な様態では、携帯電話は、第6電子デバイスがプレビュー画像において位置しているエリアに第6電子デバイスのラベルを表示してもよい。
【0042】
任意に、第6電子デバイスのラベルは、第6電子デバイスのポジショニング装置の近くのエリアに表示されてもよい。代替的に、第6電子デバイスのラベルは、プレビュー画像内のブランクエリアに表示されてもよく、プレビュー画像内の他のオブジェクトを遮られない。
【0043】
上述されたアイコン表示方法は、プレビュー画像内の他のオブジェクトを遮らずに、識別された電子デバイスにマークを付すことができる。これは、ユーザの視覚及び視覚認識に影響を及ぼさず、ユーザのユーザエクスペリエンスを改善する。
【0044】
上記の方法に従って、写真撮影プロセスで、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし、携帯電話の識別機能及びポジショニング機能を参照して、カメラのプレビュー画像に含まれる他の電子デバイスを識別し得る。ユーザは、他の周囲の電子デバイスと写真を直ちに共有するために、共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアに直接ドラッグしてもよい。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0045】
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第1電子デバイスは第1ポジショニングチップを含み、第6電子デバイスは第2ポジショニングチップを含み、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別し、第1電子デバイスに対する第6電子デバイスの相対位置を決定することは、第1ポジショニングチップ、第2ポジショニングチップ、及びプレビュー画像に基づき、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別することと、第1電子デバイスに対する第6電子デバイスの相対位置を決定することとを含む。第1ポジショニングチップは、Bluetoothポジショニングチップ及び超広帯域UWBポジショニングチップのうちの少なくとも1つを含み、第2ポジショニングチップは、Bluetoothポジショニングチップ及び超広帯域UWBポジショニングチップのうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
本願の実施形態で、携帯電話は、複数の可能なポジショニング技術を使用することによってプレビュー画像内の他の電子デバイスを識別し、他の電子デバイスの位置を位置決めし得る。任意に、本願の実施形態におけるポジショニング技術は、Bluetoothに基づいた無線検知ポジショニング、超広帯域(ultra-wide-band,UWB)検知に基づいた無線検知ポジショニング、及びコンピュータビジョンに基づいたポジショニング、若しくは上記の列挙された複数ポジショニング技術の組み合わせ、又は更なる他のポジショニング技術などの技術のうちの1つを含んでもよい。携帯電話によって他の電子デバイスの位置決めを行う方法は、本願の実施形態で制限されない。
【0047】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、写真撮影プレビューインターフェースは、写真撮影シャッターボタンを更に含み、方法は、写真撮影シャッターボタンに対する第7操作を受けることと、第7操作に応答して第1写真を撮影することとを更に含む。
【0048】
任意に、方法において、ユーザがカメラアプリケーションを使用することによって写真を撮る場合に、ユーザは、最も新しく撮影された第1写真を他のデバイスと直接に共有しても、あるいは、ローカルアルバム内で最新の日付を持った第1写真を他のデバイスと共有してもよい。
【0049】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、写真撮影プレビューインターフェースが第1写真のサムネイルを表示する前に、方法は、第8操作を受けることと、第8操作に応答して、写真撮影プレビューインターフェースにおいて写真リストを表示することであり、写真リストは第1写真及び複数の第2写真を含み、第2写真は第1写真のデータの前にある、ことと、第9操作を受けることと、第9操作に応答して、写真リストから少なくとも1つの第2写真を選択することとを更に含む。第1写真のサムネイルを、プレビュー画像においてラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアに動かした後、方法は、第1写真及び選択された少なくとも1つの第2写真を第6電子デバイスへ送信することを更に含む。
【0050】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第8操作は、開始点としてローカルアルバムアイコンを使用することによって、前もってセットされた方向に沿ったスライド操作であり、第9操作はタップ操作である。
【0051】
上記の方法に従って、写真撮影プロセスで、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を参照して、カメラのプレビュー画像に含まれる他の電子デバイスを識別し得る。ユーザは、写真を他の周囲の電子デバイスと直ちに共有するために、複数の共有されるべき写真を選択し、複数の共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアに直接に移動することができる。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0052】
可能な場合に、写真リスト内の写真は、ユーザの写真撮影順序に従って配置されてもよい。例えば、第1写真は、ユーザによって撮影された最新の写真であり、第2写真の撮影時間は、第1写真の撮影時間よりも前である。
【0053】
代替的に、写真リスト内の写真は、他の可能な配置順序で配置されてもよい。例えば、写真撮影場所が会社であることが検出される場合に、写真撮影場所が会社である写真が写真リストにおいて表示されてもよい。これは、本願の実施形態で制限されない。
【0054】
可能な場合に、ユーザが、スワイプアップ操作を使用することによって、インターフェースに写真リストを表示することをトリガした後、写真リスト内の第1写真がデフォルトで選択されてもよい。ユーザが第1写真を共有することを期待しない場合に、ユーザは、第1写真の選択を取り消すために、第1写真の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。同様に、ユーザが第1写真及び少なくとも1つの第2写真を共有することを期待する場合には、ユーザは、複数の共有されるべき写真を選択するために、夫々の第2写真の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。詳細はここで再び記載されない。
【0055】
任意に、本願の実施形態で、本願の実施形態で提供される、複数の写真を共有するプロセスは、他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、あるいは、携帯電話は、プレビュー画像内の電子デバイスを識別することを他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、例えば、前もってセットされた操作は、ローカルアルバムアイコンを選択し、それを上方向にドラッグすること、ローカルアルバムアイコンをダブルタップすること、又は写真撮影プレビューインターフェースにおいて固定パターンを描くことに限られない。これは、本願の実施形態で制限されない。
【0056】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第1写真のサムネイルが、ラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアに動かされる場合に、第6電子デバイスのラベルの表示効果は変化し、このとき、表示効果は、第6電子デバイスのラベルの色、サイズ、又はアニメーション効果のうちの1つ以上を含む。
【0057】
具体的に、ユーザは、第1写真のサムネイルを第6電子デバイスの位置へドラッグし、次いでサムネイルを解放してよい。現在撮影されている第1写真を、プレビュー画像において識別されている第6電子デバイスと共有するようユーザに催促するために、第6電子デバイスのアイコンは、異なる色で提示されても、あるいは、サイズ変化、ジャンピング、及び明滅などの他の動的な効果を表示してもよい。
【0058】
代替的に、ユーザが第1写真のサムネイルをドラッグするプロセスで、リマインダコントロールがプレビュー画像に更に表示されてもよい。例えば、リマインダコントロールは矢印などであってよく、矢印は、写真共有機能を実施するために、矢印によって識別される位置へ第1写真のサムネイルをドラッグするようユーザにプロンプトするように静的に表示されるか、ジャンプするか、又は明滅してよい。リマインダコントロールの表示方式は、本願の実施形態で制限されない。
【0059】
第3の態様及び上記の実施を参照して、第3の態様のいくつかの実施において、第6電子デバイスがプレビュー画像において遮られている場合、又は第6電子デバイスがプレビュー画像に対応する範囲の外に位置していることが検出される場合に、方法は、写真撮影プレビューインターフェースにおいてプロンプト情報を表示することを更に含み、第6電子デバイスが第1電子デバイスのプレビュー画像に表示されるように、プロンプト情報は、第6電子デバイスの位置をユーザにプロンプトするために使用されるか、あるいは、プロンプト情報は、第1電子デバイスの位置を調整するようユーザにプロンプトするために使用される。
【0060】
携帯電話は、Bluetooth及びワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)モジュールなどの複数の可能な方式で他の近くの電子デバイスと通信し得る点に留意されたい。この場合に、携帯電話は近くの電子デバイスを検知し得る。代替的に、携帯電話は、UWBなどの無線ポジショニング技術を使用することによって、近くに他の電子デバイスがあることを決定し、その電子デバイスのタイプなどを識別し、電子デバイスのタイプを写真撮影プレビューインターフェースに表示してもよい。本願の実施形態で、携帯電話と他の近くの電子デバイスとの間の通信インタラクション方式及び接続確立方式は制限されない。
【0061】
上記の方法に従って、携帯電話が、プレビュー画像に他の電子デバイスが存在し、電子デバイスが障害物によって遮られていることを識別する場合に、ユーザによって写真を共有するプロセスで、テキスト又はアイコンなどのリマインダ情報が、遮られている電子デバイスの位置をユーザにプロンプトするために、写真撮影プレビューインターフェースに表示されてもよく、ユーザは更に、撮影した写真を、遮られている電子デバイスの位置と直ちに共有することができる。このように、ユーザが遮られている電子デバイスと写真を共有するための可能な方法が提供され、ユーザによって写真を共有する操作ステップは簡単にされる。
【0062】
可能なシナリオで、携帯電話は、無線ポジショニング技術を使用することによって、第6電子デバイスが近くにあり、第6電子デバイスが携帯電話の現在のプレビュー画像に表示されていないことを識別してもよい。このシナリオについては、本願の実施形態で、リマインダ情報は、第6電子デバイスが特定の方位に存在することをユーザに気付かせるように、写真撮影プレビューインターフェースにおいて更に表示されてもよい。
【0063】
任意に、本願の実施形態で、リマインダウィンドウ内のテキストリマインダに加えて、アイコンリマインダが更に含まれてもよい。例えば、リマインダウィンドウに加えて、携帯電話の写真撮影プレビューインターフェースは、遮られている第6電子デバイスの位置をマークする、静的に表示された矢印、動的に明滅する矢印、又はジャンプする矢印などのアイコンを更に含んでもよい。
【0064】
代替的に、他の可能な様態で、ユーザは、インターフェース内のリマインダ情報に基づき携帯電話の方向を回転させてもよく、それにより、携帯電話のカメラは、検出された第6電子デバイスを取得し、プレビュー画像において、ユーザが写真を共有すべき第6電子デバイスを表示することができ、それにより、撮影された写真は、上記の方法に従って他の電子デバイスと直ちに共有され得る。
【0065】
携帯電話は、無線ポジショニング技術を使用することによって、近くに他の電子デバイスがあることを識別してもよく、電子デバイスが携帯電話の現在のプレビュー画像において表示されない場合に、このシナリオについては、本願の実施形態で、リマインダ情報が、他の電子デバイスが特定の方向に存在することをユーザに気付かせるために、写真撮影プレビューインターフェースにおいて更に表示されてもよい。
【0066】
まとめると、本願の実施形態で提供される写真共有方法に従って、写真撮影又はカメラアプリケーション実行のプロセスで、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって電子デバイスのデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし得る。加えて、カメラのプレビュー画像に含まれる他の電子デバイスは、電子デバイスの識別機能及びポジショニング機能に基づき識別される。ユーザは、ショートカット操作を使用することによって1つ以上の共有されるべき写真を選択し、1つ以上の共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアに直接ドラッグして、他の周囲の電子デバイスと1つ以上の写真を直ちに共有することができる。加えて、本願の実施形態で、プレビュー画像において他の遮られた電子デバイスが存在するシナリオなどの複数のシナリオについて、ユーザフレンドリなインタラクションインターフェースがユーザに提供され、それにより、ユーザは、ショートカット操作を使用することによって1つ以上の写真を共有することができる。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0067】
第4の態様に従って、プロセッサ及びメモリを含む第1電子デバイスが提供される。メモリは1つ以上の命令を記憶し、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、第1電子デバイスの写真撮影プレビューインターフェースを表示するステップであり、写真撮影プレビューインターフェースは第1写真のサムネイル及び第1電子デバイスのカメラによって捕捉されたプレビュー画像を含む、ステップと、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別するステップと、第1電子デバイスに対する第1電子デバイスの相対位置を決定するステップと、識別された第6電子デバイス及び相対位置に基づきプレビュー画像において第6電子デバイスのラベルを表示するステップと、第1写真のサムネイルに対する第5操作を受けるステップと、第5操作に応答して、第1写真のサムネイルを、プレビュー画像においてラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアへ動かすステップと、第1写真を第6電子デバイスへ送信するステップとを実行することができる。
【0068】
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第1電子デバイスは第1ポジショニングチップを含み、第6電子デバイスは第2ポジショニングチップを含み、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、第1ポジショニングチップ、第2ポジショニングチップ、及びプレビュー画像に基づき、プレビュー画像に含まれる第6電子デバイスを識別するステップと、第1電子デバイスに対する第6電子デバイスの相対位置を決定するステップとを実行することができる。第1ポジショニングチップは、Bluetoothポジショニングチップ及び超広帯域UWBポジショニングチップのうちの少なくとも1つを含み、第2ポジショニングチップは、Bluetoothポジショニングチップ及び超広帯域UWBポジショニングチップのうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、写真撮影プレビューインターフェースはアルバムアイコンを含み、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、アルバムアイコンに対する第6操作を受けるステップと、第6操作に応答して、フローティング方式で写真撮影プレビューインターフェースの上に第1写真のサムネイルを表示するステップとを実行することができる。
【0070】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第5操作は、第1写真のサムネイルに対するドラッグ操作であり、第6操作は、ローカルアルバムアイコンに対する長押し操作である。
【0071】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、写真撮影プレビューインターフェースは写真撮影シャッターボタンを更に含み、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、写真撮影シャッターボタンに対する第7操作を受けるステップと、第7操作に応答して第1写真を撮影するステップとを実行することができる。
【0072】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、第8操作を受けるステップと、第8操作に応答して、写真撮影プレビューインターフェースにおいて写真リストを表示するステップであり、写真リストは第1写真及び複数の第2写真を含み、第2写真は第1写真のデータの前にある、ステップと、第9操作を受けるステップと、第9操作に応答して、写真リストから少なくとも1つの第2写真を選択するステップとを実行することができる。第1写真のサムネイルを、プレビュー画像においてラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアに動かした後、第1写真及び選択された少なくとも1つの第2写真は第6電子デバイスへ送信される。
【0073】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第8操作は、開始点としてローカルアルバムアイコンを使用することによって、前もってセットされた方向に沿ったスライド操作であり、第9操作はタップ操作である。
【0074】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第6電子デバイスのラベルは、第6電子デバイスの名称を識別するために使用され、及び/又は第6電子デバイスのラベルは、第6電子デバイスの位置を識別するために使用される。
【0075】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第1写真のサムネイルが、ラベルによって識別されている第6電子デバイスの表示エリアに動かされる場合に、第6電子デバイスのラベルの表示効果は変化し、このとき、表示効果は、第6電子デバイスのラベルの色、サイズ、又はアニメーション効果のうちの1つ以上を含む。
【0076】
第4の態様及び上記の実施を参照して、第4の態様のいくつかの実施において、第6電子デバイスがプレビュー画像において遮られている場合に、1つ以上の命令がプロセッサによって実行される場合に、第1電子デバイスは、次の、写真撮影プレビューインターフェースにおいてプロンプト情報を表示するステップを実行するよう更に構成され、このとき、第6電子デバイスが第1電子デバイスのプレビュー画像に表示されるように、プロンプト情報は、第6電子デバイスの位置をユーザにプロンプトするために使用されるか、あるいは、プロンプト情報は、第1電子デバイスの位置を調整するようユーザにプロンプトするために使用される。
【0077】
第5の態様に従って、本願の実施形態は、コンピュータ命令を含むコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ命令が電子デバイスで実行される場合に、電子デバイスは、上記の態様のいずれかの可能な実施に従う方法を実行することができる。
【0078】
第6の態様に従って、本願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様のいずれかの可能な実施に従う方法を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【
図1】本願の実施形態に係るシステムアーキテクチャの模式図である。
【
図2】本願の実施形態に係る電子デバイスの構造の模式図である。
【
図3】本願の実施形態に係る他の電子デバイスの構造の模式図である。
【
図4】本願の実施形態に係るデバイス識別方法のシナリオの模式図である。
【
図5A】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5B】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5C】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5D】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5E】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5F】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5G】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図5H】本願の実施形態に係るインターフェースのグループの模式図である。
【
図6A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図6B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図7A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図7B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図7C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図8A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図8B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図8C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図8D】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図8E】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図9A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図9B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図9C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図9D】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図9E】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図10A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図10B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図10C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図11A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図11B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図11C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図11D】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12A】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12B】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12C】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12D】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12E】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図12F】本願の実施形態に係るインターフェースの他のグループの模式図である。
【
図13(a)】写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図13(b)】写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図13(c)】写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図13(d)】写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図13(e)】写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図14(a)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図14(b)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図14(c)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図14(d)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図14(e)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図15(a)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図15(b)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図15(c)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図15(d)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図16】本願の実施形態に係る写真受信の一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(a)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(b)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(c)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(d)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(e)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図17(f)】本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図18】本願の実施形態に係る写真受信の他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
【
図19A】本願の実施形態に係る写真共有方法の一例の略フローチャートである。
【
図19B】本願の実施形態に係る写真共有方法の一例の略フローチャートである。
【
図20】本願の実施形態に係るポジショニング方法のフローチャートである。
【
図21】本願の実施形態に係るポジショニング方法の原理の模式図である。
【
図22】本願の実施形態に係るデバイス識別方法の略フローチャートである。
【
図23】本願の実施形態に係るソフトウェアアーキテクチャの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0080】
以下は、添付の図面を参照して本願の実施形態の技術的解決法について記載する。本願の実施形態の記載において、別なふうに述べられない限りは、「/」は「又は」を示す。例えば、A/BはA又はBを示し得る。本明細書中の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトについて記載する関連付け関係を単に記載し、3つの関係が存在する可能性があることを示す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合、Aのみ存在、AとBの両方が存在、Bのみ存在、を示し得る。更に、本願の実施形態の記載において、「複数の~」は2つ以上を意味する。
【0081】
次の用語「第1」及び「第2」は、記載のために単に意図され、特定されている技術的特徴の相対的な重要性の指示若しくは意味合い又は特定されている技術的特徴の数の暗黙的な指示として理解されるべきではない。従って、「第1」及び「第2」によって限定されている特徴は、1つ以上の特徴を明示的又は暗黙的に含み得る。本願の実施形態の記載において、別なふうに述べられない限りは、「複数の~」は、2つ又は2つよりも多いことを意味する。
【0082】
本願の実施形態は、拡張現実に基づいたデバイス識別方法を提供する。拡張現実(Augmented Reality,AR)は、3次元表示技術、インタラクション技術、センサ技術、コンピュータビジョン技術、マルチメディア技術、などを組み込むコンピュータグラフィクス及び視覚化技術を使用することによって、同じ画像又は同じ空間において仮想情報及び現実の環境を重ね合わせる方法である。
【0083】
提供される方法で、電子デバイス100は第1インターフェースに入り、カメラを起動し、第1インターフェースにおいてリアルタイムで、カメラを使用することによって捕捉された画像を表示し、また、無線ポジショニング技術により検出要求を送信する。電子デバイス100は、検出要求に対する受信された検出応答に基づき、電子デバイス100の近くのデバイス、近くのデバイスのデバイス名、近くのデバイスのデバイスタイプ、並びに近くのデバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度を決定する。電子デバイス100は、カメラによって捕捉された画像に対して画像認識を実行し、画像内の電子デバイス及び該電子デバイスのデバイスタイプ(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。電子デバイス100は、近くのデバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度に基づき、第1インターフェースにおいて、近くのデバイスの画像の表示エリアを決定する。電子デバイス100は、拡張現実表示方式でリアルタイムで第1インターフェースにおいてデバイスアイコンを表示する。デバイスアイコンは、近くのデバイスと相互作用するために電子デバイス100によって使用されてよい。例えば、電子デバイス100は、デバイスアイコンのためのユーザ操作を検出し、ユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、デバイスアイコンに対応する近くのデバイスの制御インターフェースを出力する。方法に従って、電子デバイスと近くのデバイスとの間のインタラクションが実施され、デバイスアイコンとデバイスとの間の対応が拡張現実表示方式でリアルタイムで提示され、それによってユーザエクスペリエンスを改善する。
【0084】
本願で、デバイスアイコンは、代替的に、デバイスラベルと呼ばれることがある。
【0085】
以下は、本願の実施形態で提供される通信システムについて記載する。
【0086】
図1は、本願の実施形態に係る通信システム10の例の模式図である。
図1に示されるように、通信システム10は、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、電子デバイス204、などを含む。電子デバイス100は、ユーザが様々な電子デバイス(例えば、サウンドボックス、テレビ、冷蔵庫、及び空調装置)を選択し制御するのを支援し得る。本願で、電子デバイス100は、代替的に、第1電子デバイスとも呼ばれることがあり、電子デバイス201(又は電子デバイス202、電子デバイス203、電子デバイス204、など)は、代替的に、第2電子デバイスと呼ばれることがある。
【0087】
電子デバイス(例えば、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、又は電子デバイス204)は、超広帯域(ultra-wide-band UWB)通信モジュールを備え、更には、Bluetooth通信モジュール、WLAN通信モジュール、及びGPS通信モジュールのうちの1つ以上を有してもよい。電子デバイス100が一例として使用される。電子デバイス100は、UWB通信モジュール、Bluetooth通信モジュール、WLAN通信モジュール、及びグローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System,GPS)通信モジュールのうちの1つ以上を通じて信号を送信することによって、電子デバイス100の近くにある電子デバイス(例えば、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、又は電子デバイス204)を検出及びスキャンしてよく、それにより、電子デバイス100は、UWB、Bluetooth、WLAN、及びGPSなどの1つ以上の近距離通信プロトコルを使用することによって近くの電子デバイスを発見し、近くの電子デバイスへの無線通信接続を確立し、データを近くの電子デバイスへ送信することができる。
【0088】
電子デバイス(例えば、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、又は電子デバイス204)のタイプは、本願で特に制限されない。いくつかの実施において、本願の実施形態の電子デバイスは、携帯電話、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートバンド)、タブレットコンピュータ、ラップトップ(laptop)、ハンドヘルドコンピュータ、コンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、セルラー電話、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)又は拡張現実(Augmented reality,AR)/仮想現実(virtual reality,VR)デバイスなどのポータブルデバイスであってよい。電子デバイスは、代替的に、サウンドボックス、テレビ、冷蔵庫、空調装置、車載デバイス、プリンタ、又はプロジェクトなどのデバイスであってもよい。電子デバイスの実施形態の例には、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)、又は他のオペレーティングシステムを使用する電子デバイスがあるが、これに限られない。
【0089】
可能な実施において、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204は、互いに直接に通信してもよい。可能な実施において、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204は、有線又はワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)接続方式でローカルエリアネットワーク(local area network,LAN)へ接続されてもよい。例えば、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204は、全てが同じ電子デバイス301へ接続され、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス240は、電子デバイス301を使用することによって互いに間接的に通信してもよい。電子デバイス301は、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204のうちの1つであってよく、あるいは、追加のサードパーティデバイス、例えば、ルータ、クラウドサーバ、又はゲートウェイであってもよい。クラウドサーバはハードウェアサーバであってよく、あるいは、仮想化された環境に埋め込まれてもよい。例えば、クラウドサーバは、1つ以上の他の仮想マシンを含み得るハードウェアサーバで実行される仮想マシンであってよい。電子デバイス301は、ネットワークを使用することによって電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204へデータを送信してよく、あるいは、電子デバイス100、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204によって送信されたデータを受信してもよい。
【0090】
電子デバイス301は、メモリ、プロセッサ、及びトランシーバを含んでよい。メモリは、UWBポジショニングに関するプログラムを記憶するよう構成されてよい。メモリは、UWBポジショニング技術を使用することによって取得される電子デバイス(例えば、電子デバイス201)の方位パラメータを記憶するよう更に構成されてもよい。メモリは、電子デバイス301を使用することによって交換されるメッセージと、電子デバイス100及び近くのデバイスに関するデータ及び/又は設定とを記憶するよう更に構成されてもよい。プロセッサは、ローカルエリアネットワークにおいて複数の近くのデバイスの方位パラメータを取得するときに、複数の近くのデバイスの方位パラメータに基づき、応答を行うターゲットデバイスを決定するよう構成されてよい。トランシーバは、ローカルエリアネットワークへ接続されている電子デバイスと通信するよう構成されてよい。本願のこの実施形態で、複数の近くの電子デバイスは、同じローカルエリアネットワークへ接続されてよく、あるいは、同じローカルエリアネットワークへ接続されなくてもよい点に留意されたい。これは特にここで制限されない。
【0091】
この実施形態で示される構造は、通信システム10に対する具体的な制限を構成しないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態で、通信システム10は、図示されていないよりも多い又は少ないデバイスを含んでもよい。
【0092】
以下は、本願の実施形態における電子デバイス100について記載する。
【0093】
図2は、本願の実施形態に係る電子デバイス100の例の構造の模式図である。
【0094】
電子デバイス100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェース120、内部メモリ121、ユニバーサル・シリアル・バス(universal serial bus,USB)インターフェース130、充電管理モジュール140,電源管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2,モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、レシーバ170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、指示器192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module,SIM)カードインターフェース195、などを含んでよい。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180M、などを含んでよい。
【0095】
本願の実施形態で示される構造は、電子デバイス100に対する具体的な制限を構成しないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態で、電子デバイス100は、図示されているよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでもよく、あるいは、いくつかのコンポーネントは組み合わされてもよく、あるいは、いくつかのコンポーネントは分割されてもよく、あるいは、異なるコンポーネント配置が使用されてもよい。図示されているコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施され得る。
【0096】
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor,AP)、モデムプロセッサ、グラフィクス処理ユニット(graphics processing unit,GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor,ISP)、コントローラ、メモリ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DPS)、ベースバンドプロセッサ、及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit,NPU)を含んでよい。異なる処理ユニットは独立したコンポーネントであってよく、あるいは、1つ以上のプロセッサに組み込まれてもよい。
【0097】
コントローラは、電子デバイス100の中枢及びコマンドセンタであってよい。コントローラは、命令フェッチ及び命令実行の制御を完了するように、命令オペレーションコード及び時系列信号に基づきオペレーション制御信号を生成し得る。
【0098】
メモリが更にプロセッサ110に配置されてもよく、命令及びデータを記憶するよう構成される。いくつかの実施形態で、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって使用されたことがあるか又は周期的に使用される命令又はデータを記憶してよい。プロセッサ110が命令又はデータを再び使用する必要がある場合に、プロセッサはメモリから命令又はデータを直接呼び出し得る。これにより、繰り返しアクセスは回避され、プロセッサ110の待ち時間は低減され、システム効率が向上する。
【0099】
いくつかの実施形態で、プロセッサ110は1つ以上のインターフェースを含んでもよい。インターフェースは、インター・インテグレーテッド・サーキット(inter-integrated circuit,I2C)インターフェース、インター・インテグレーテッド・サーキット・サウンド(inter-integrated circuit sound I2S)インターフェース、パルス符号変調(pulse code modulation,PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期受信器/送信器(universal asynchronous receiver/transmitter,UART)インターフェース、モバイル・インダストリ・プロセッサ・インターフェース(mobile industry processor interface,MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output,GPIO)インターフェース、加入者識別モジュール(subscriber identification module,SIM)インターフェース、ユニバーサル・シリアル・バス(universal serial bus,USB)インターフェース、及び/又は同様のものを含んでよい。
【0100】
I2Cインターフェースは、シリアルデータライン(serial data line,SDA)及びシリアルクロックライン(serial clock line,SCL)を含む2方向同期シリアルバスである。いくつかの実施形態で、プロセッサ110は、I2Cバスの複数のグループを含んでもよい。プロセッサ110は、異なるI2Cバスインターフェースを通じてタッチセンサ180K、充電器、フラッシュ、カメラ193、などへ別々に結合されてよい。例えば、プロセッサ110は、I2Cインターフェースを通じてタッチセンサ180Kへ結合されてよく、それにより、プロセッサ110は、I2Cバスインターフェースを通じてタッチと通信して、電子デバイス100のタッチ機能を実施する。
【0101】
I2Sインターフェースは、オーディオ通信のために使用されてよい。いくつかの実施形態で、プロセッサ110は、I2Sバスの複数のグループを含んでもよい。プロセッサ110は、プロセッサ110とオーディオモジュール170との間の通信を実施するために、I2Sバスを通じてオーディオモジュール170へ結合されてよい。いくつかの実施形態で、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットにより電話に出る機能を実施するために、I2Sインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信してもよい。
【0102】
PCMインターフェースもオーディオ通信を実行し、アナログ信号をサンプリング、量子化、及び符号化するために使用されてよい。いくつかの実施形態で、オーディオモジュール170は、PCMバスインターフェースを通じて無線通信モジュール160へ結合されてよい。いくつかの実施形態で、オーディオモジュール170はまた、Bluetoothヘッドセットにより電話に出る機能を実施するために、PCMインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信してもよい。I2Sインターフェース及びPCMインターフェースは両方ともがオーディオ通信に使用されてもよい。
【0103】
UARTインターフェースは、ユニバーサル・シリアル・データ・バスであり、非同期通信のために使用される。バスは2方向通信バスであってよい。バスは、伝送データをシリアル通信とパラレル通信との間で変換する。いくつかの実施形態で、UARTインターフェースは、通常、無線通信モジュール160へプロセッサ110を接続するよう構成される。例えば、プロセッサ110は、Bluetooth機能を実施するために、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160内のBluetoothモジュールと通信する。いくつかの実施形態で、オーディオモジュール170は、Bluetoothヘッドセットにより音楽を再生する機能を実施するために、UARTインターフェースを通じて無線通信モジュール160へオーディオ信号を送信してもよい。
【0104】
MIPIインターフェースは、ディスプレイ194又はカメラ193などの周辺コンポーネントへプロセッサ110を接続するよう構成されてよい。MIPIインターフェースは、カメラシリアルインターフェース(camera serial interface,CSI)、ディスプレイシリアルインターフェース(display serial interface,DSI)、などを含む。いくつかの実施形態で、プロセッサ110は、電子デバイス100の写真撮影機能を実施するために、CSIを介してカメラ193と通信する。プロセッサ110は、電子デバイス100の表示機能を実施するために、DSIインターフェースを介してディスプレイ194と通信する。
【0105】
GPIOインターフェースは、ソフトウェアによって構成されてよい。GPIOインターフェースは、制御信号又はデータ信号として構成されてもよい。いくつかの実施形態で、GPIOインターフェースは、プロセッサ110をカメラ193、ディスプレイ194、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール180、などへ接続するよう構成されてよい。GPIOインターフェースは、代替的に、I2Cインターフェース、I2Sインターフェース、UARTインターフェース、MIPIインターフェース、などとして構成されてもよい。
【0106】
USBインターフェース130は、USB標準仕様に従うインターフェースであり、具体的には、ミニUSBインターフェース、マイクロUSBインターフェース、USBタイプCインターフェース、などであってよい。USBインターフェース130は、電子デバイス100を充電するために充電器へ接続するよう構成されてよく、あるいは、電子デバイス100と周辺機器との間でデータを伝送するよう構成されてもよく、あるいは、ヘッドセットによりオーディオを再生するためにヘッドセットへ接続するよう構成されてもよい。インターフェースは、ARデバイスなどの他の電子デバイスへ接続するよう更に構成されてもよい。
【0107】
本願のこの実施形態で示されるモジュール間のインターフェース接続関係は、記載のための一例にすぎず、電子デバイス100の構造に対する制限を構成しないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態で、電子デバイス100は、代替的に、上記の実施形態のものとは異なるインターフェース接続方式、又は複数のインターフェース接続方式の組み合わせを使用してもよい。
【0108】
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受けるよう構成される。充電器は無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電のいくつかの実施形態で、充電管理モジュール140は、USBインターフェース130を通じて有線充電器の充電入力を受けてよい。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、電子デバイス100の無線充電コイルを通じて無線充電入力を受けてよい。充電管理モジュール140は、バッテリ142を充電しながら、電源管理モジュール141を通じて電子デバイスへ電力を供給する。
【0109】
電源管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140、及びプロセッサ110へ接続するよう構成される。電源管理モジュール141は、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160、などへ電力を供給するよう、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140の入力を受ける。電源管理モジュール141は、バッテリ容量、バッテリサイクル数、及びバッテリヘルス状態(漏電又はインピーダンス)などのパラメータをモニタするよう更に構成されてもよい。いくつかの他の実施形態で、電源管理モジュール141は、代替的に、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態で、電源管理モジュール141及び充電管理モジュール140は、代替的に、同じデバイスに配置されてもよい。
【0110】
電子デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、などを使用することによって実施されてよい。
【0111】
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送信及び受信するよう構成される。電子デバイス100の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域をカバーするよう構成されてよい。異なるアンテナは更に、アンテナ利用を改善するよう多重化されてもよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化されてもよい。いくつかの他の実施形態で、アンテナは、チューニングスイッチとともに使用されてもよい。
【0112】
モバイル通信モジュール150は、2G/3G/4G/5Gなどの無線通信のために電子デバイス100に提供されるソリューションを提供してよい。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低雑音増幅器(low noise amplifier,LNA)、などを含んでよい。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を通じて電磁波を受信し、受信された電磁波に対してフィルタ処理及び増幅などの処理を実行し、電磁波を復調のためにモデムプロセッサへ送信してよい。モバイル通信モジュール150は更に、モデムプロセッサによって変調された信号を増幅し、信号を、アンテナ1により放射される電磁波に変換してもよい。いくつかの実施形態で、モバイル通信モジュール150内の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの実施形態で、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110の少なくともいくつかのモジュールと同じデバイスに配置されてもよい。
【0113】
モデムプロセッサは、変調器及び復調器を含んでよい。変調器は、送信されるべき低周波ベースバンド信号を中間/高周波信号に変調するよう構成される。復調器は、受信された電磁波信号を低周波ベースバンド信号に復調するよう構成される。次いで、復調器は、復調により得られた低周波ベースバンド信号を処理のためにベースバンドプロセッサへ送る。低周波ベースバンド信号は、ベースバンドプロセッサによって処理され、次いでアプリケーションプロセッサへ送られる。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(スピーカ170A、レシーバ170B、などに制限されない)によって音響信号を出力し、あるいは、ディスプレイ194によって画像又は映像を表示する。いくつかの実施形態で、モデムプロセッサは独立したコンポーネントであってもよい。いくつかの他の実施形態で、モデムプロセッサは、プロセッサ110から独立していてよく、モバイル通信モジュール150又は他の機能モジュールと同じデバイスに配置される。
【0114】
無線通信モジュール160は、UWB、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)(例えば、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)ネットワーク)、Bluetooth(Bluetooth,BT)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system,GNSS)、周波数変調(frequency modulation,FM)、近距離通信(near field communication,NFC)技術、赤外線(infrared,IR)技術、などを含み、電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供してよい。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを組み込む1つ以上のコンポーネントであってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2によって電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110へ送る。無線通信モジュール160は更に、送信されるべき信号をプロセッサ110から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を実行し、信号を、アンテナ2により放射される電磁波に変換してもよい。
【0115】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100のアンテナ1及びモバイル通信モジュール150は結合され、電子デバイスのアンテナ2及び無線通信モジュール160は結合され、それにより、電子デバイス100は、無線通信技術を使用することによってネットワーク及び他のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDMA)、時分割符号分割多重アクセス(time-division code division multiple access,TD-CDMA)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術、及び/又は同様のものを含んでよい。GNSSは、グローバル・ポジショニング・システム(global positioning system,GPS)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system,GLONASS)、BeiDou航法衛星システム(BeiDou navigation satellite system,BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system,QZSS)、及び/又は衛星に基づいた補強システム(satellite based augmentation system,SBAS)を含んでよい。
【0116】
本願のこの実施形態で、写真が2つの電子デバイスの間で共有される必要がある場合に、送信は、上記の列挙された通信方式のうちのいずれか1つで、例えば、Bluetooth及びワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)モジュールなどの複数の可能な方式で、実行されてよいことが理解されるべきである。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0117】
UWB無線通信は、低電力消費及び高速伝送による無線パーソナルエリアネットワーク通信技術である。一般の通信技術によって使用される連続キャリアモードとは異なり、UWBは、データを伝送するためにパルス信号を使用する。UWBは、データを伝送するためにナノ秒(ns)からピコ秒(ps)の非正弦波ナローパルス信号を使用し、また、時間変調技術は伝送レートを大幅に向上させることができる。非常に短いパルスが使用されるので、UWBデバイスの伝送電力は、高速通信中に現在の連続キャリアシステムのそれの数パーセントに過ぎない。従って、電力消費は低い。
【0118】
従来のナローバンドシステムと比較して、UWBシステムには、強力な浸透、低い電力消費、優れたアンチマルチパス効果、高い安全性、低いシステム複雑性、及び高いポジショニング精度という利点がある。UWBは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、ホームネットワーク接続、及び短距離レーダなどの、高品質のサービスを必要とする無線通新アプリケーションで使用され得る。UWBは、企業、家庭、及び公共の場での高速インターネットアクセスの需要と、ますます混雑する周波数リソースの割り当てとの間の矛盾を解決するための技術的手段になる。
【0119】
本願のこの実施形態で、電子デバイス100は、1つのUWBアンテナを使用することによって距離及び受信信号強度インジケータ(receive signal strength indicator,RSSI)測定を実施し得る。電子デバイス100は、少なくとも2つのUWBアンテナを使用することによって到来角度(Angle of arrival,AOA)測定を実施し得る。
【0120】
いくつかの実施形態で、電子デバイスがスタンバイ状態にあるときに、電子デバイス100のUWB通信モジュールはパワーオン状態にあってもよい。
【0121】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、Bluetoothを使用することによって距離及びAOA測定を実施し得る。
【0122】
電子デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などにより表示機能を実施してもよい。GPUは、画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194及びアプリケーションプロセッサへ接続される。GPUは、数学及び幾何学計算を実行し、画像をレンダリングするよう構成される。プロセッサ110は、表示情報を生成又は変更するようプログラム命令を実行する1つ以上のGPUを含んでもよい。
【0123】
ディスプレイ194は、画像、映像、などを表示するよう構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode,OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix light-emitting diode,AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode,FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light-emitting diode,QLED)、などを使用してもよい。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでもよく、このとき、Nは、1よりも大きい正の整数である。
【0124】
本願のいくつかの実施形態で、ディスプレイ194は、システムによって現在出力されているインターフェースコンテンツを表示する。電子デバイス100は、電子デバイスの表示機能を実施するために、GPU、ディスプレイ194、及びアプリケーションプロセッサと協働して、画像、アプリケーションインターフェース、ボタン、アイコン、ウィンドウ、などを電子デバイス100のディスプレイに表示する。例えば、インターフェースコンテンツは、インスタントメッセージングアプリケーションによって提供されるインターフェースである。
【0125】
電子デバイス100は、ISP、カメラ193、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、などを使用することによって写真撮影機能を実施することができる。
【0126】
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するよう構成される。例えば、写真撮影中、シャッターが押され、光が、レンズを通ってカメラの感光素子へ伝えられる。光信号は電子信号に変換され、カメラの感光素子は、電気信号を可視画像に変換する処理ために電気信号をISPへ送る。ISPは、画像のノイズ、明るさ、及び外観に対してアルゴリズム最適化を更に実行してもよい。ISPは更に、写真撮影シナリオの露出及び色温度などのパラメータを最適化してもよい。いくつかの実施形態で、ISPはカメラ193に配置されてもよい。
【0127】
カメラ193は、静止画像又は映像を捕捉するよう構成される。オブジェクトの光学画像がレンズを通じて生成され、感光素子に投影される。感光素子は、電荷結合素子(charge-coupled device,CCD)又は相補型金属酸化膜半導体(complementary meta-oxide-semiconductor,CMOS)フォトトランジスタであってよい。感光素子は、光信号を電気信号に変換し、次いで、電気信号をデジタル画像信号に変換するために電気信号をISPへ送る。ISPは、デジタル画像信号を処理のためのDSPへ出力する。DSPは、デジタル画像信号を、RGB又はYUVなどの標準フォーマットの画像信号に変換する。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、1つ又はN個のカメラ193を含んでもよく、このとき、Nは、1よりも多い正の整数である。
【0128】
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するよう構成され、デジタル画像信号に加えて他のデジタル信号を処理してもよい。例えば、電子デバイス100が周波数を選択する場合に、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギに対してフーリエ変換などを実行するよう構成される。
【0129】
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮又は圧縮解除するよう構成される。電子デバイス100は、1つ以上のビデオコーデックをサポートしてよい。このように、電子デバイス100は、複数のコーディングフォーマット、例えば、ムービング・ピクチャ・エキスパーツ・グループ(moving picture experts group,MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、及びMPEG-4のビデオを再生又は記録することができる。
【0130】
NPUは、ニューラルネットワーク(neutral-network,NN)コンピューティングプロセッサであり、生体ニューラルネットワークの構造を参照することによって、例えば、人間の脳のニューロンの間の転送モードを参照することによって、入力された情報を直ちに処理し、また、更には、継続的に自己学習を実行してもよい。電子デバイス100のインテリジェント・コグニションなどのアプリケーション、例えば、画像認識、顔認識、速度認識、及びテキスト理解は、NPUにより実施され得る。
【0131】
外部メモリインターフェース120は、外部記憶カード、例えば、マイクロSDカードを接続して、電子デバイス100の記憶能力を拡張するために使用されてよい。外部メモリカードは、データ記憶機能を実施するように、外部メモリインターフェース120を通じてプロセッサ110と通信する。例えば、外部メモリカードには、音楽及び映像などのファイルが記憶されている。
【0132】
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するよう構成されてよい。実行可能プログラムコードは命令を含む。プロセッサ110は、電子デバイス100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行するよう、内部メモリ121に記憶されている命令を実行する。内部メモリ121は、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含んでよい。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能又は画像再生機能)によって必要とされるアプリケーション、などを記憶してよい。データ記憶エリアは、電子デバイス100の使用中に生成されたデータ(例えば、オーディオデータ及び電話帳)などを記憶してよい。更には、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、あるいは、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、又はユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage,UFS)を含んでもよい。
【0133】
電子デバイス100は、オーディオ機能、例えば、音楽再生及び録音を、オーディオモジュール170、スピーカ170A、レシーバ170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ、などにより実施してもよい。
【0134】
オーディオモジュール170は、デジタルオーディオ情報を出力のためにアナログオーディオ信号に変換するよう構成され、また、アナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換するよう構成される。オーディオモジュール170は、オーディオ信号を符号化及び復号化するよう更に構成されてもよい。いくつかの実施形態で、オーディオモジュール170は、プロセッサ110に配置されてよく、あるいは、オーディオモジュール170のいくつかの機能モジュールがプロセッサ110に配置される。
【0135】
スピーカ170Aは、「ラウドスピーカ」とも呼ばれ、オーディオ電気信号を音響信号に変換するよう構成される。電子デバイス100は、スピーカ170Aにより、ハンズフリーモードで電話に出たり、又は音楽を聴いたりするために使用される。
【0136】
レシーバ170Bは、「イヤーピース」とも呼ばれ、オーディオ電気信号を音響信号に変換するよう構成される。電話に応答したり、発話情報を電子デバイス100で受けたりする場合に、レシーバ170Bは、音声を聞くために人間の耳の近くに置かれ得る。
【0137】
マイクロホン170Cは、「マイク」又は「マイク」とも呼ばれ、音響信号を電気信号に変換するよう構成される。電話をかけたり、又はボイスメッセージを送ったりする場合に、ユーザは、音響を生成して音響信号をマイクロホン170Cへ入力するために、マイクロホン170Cの近くにユーザの口を位置付けてよい。少なくとも1つのマイクロホン170Cが電子デバイス100に配置され得る。いくつかの他の実施形態では、音響信号を収集しかつノイズ低減機能を実装するために、2つのマイクロホン170Cが電子デバイスに配置されてもよい。いくつかの他の実施形態では、音響信号を収集し、ノイズ低減を実施し、音源を識別して、指向性録音機能などを実装するために、3つ、4つ、又はそれ以上のマイクロホン170Cが、代替的に、電子デバイス100に配置されてもよい。
【0138】
ヘッドセットジャック170Dは、有線ヘッドセットへ接続するよう構成される。ヘッドセットジャック170Dは、USBインターフェース130であってよく、あるいは、3.5mmオープンモバイル電子デバイスプラットフォーム(open mobile terminal platform,OMTP)標準インターフェース、又はアメリカ合衆国のセルラー電気通信産業協会(cellular telecommunications industry association of USA,CTIA)標準インターフェースであってもよい。
【0139】
圧力センサ180Aは、圧力信号を検知するよう構成され、圧力信号を電気信号に変換することができる。いくつかの実施形態で、圧力センサ180Aは、ディスプレイ194に配置されてもよい。本願のいくつかの任意の実施形態では、圧力センサ180Aは、ユーザの指部分がディスプレイに触れる場合に生成された圧力値を捕捉し、圧力値をプロセッサへ送るよう構成されてよく、それにより、プロセッサは、ユーザがユーザ操作を入力する指部分を識別する。
【0140】
抵抗性圧力センサ、誘導性圧力センサ、及び容量性圧力センサなどの複数のタイプの圧力センサ180Aがある。容量性圧力センサは、導電材料から作られた少なくとも2つの平行板を含み得る。力が圧力センサ180Aに加えられると、電極間の容量が変化する。電子デバイス100は、容量の変化に基づき圧力強さを決定する。タッチ操作がディスプレイ194に実行されると、電子デバイス100は、圧力センサ180Aを通じてタッチ操作の強さを検出する。電子デバイス100はまた、圧力センサ180Aの検出信号に基づきタッチ位置を計算してもよい。いくつかの実施形態で、異なるタッチ位置に行われたタッチ操作は、異なる操作命令に対応し得る。いくつかの任意の実施形態で、圧力センサ180Aは更に、検出された信号に基づきタッチ点の数を計算し、計算された値をプロセッサへ送ってもよく、それにより、プロセッサは、1本の指又は複数本の指によりユーザがユーザ操作を入力することを識別する。
【0141】
ジャイロスコープセンサ180Bは、電子デバイス100の動き姿勢を決定するよう構成されてよい。いくつかの実施形態で、3つの軸(つまり、電子デバイスの軸X、Y及びZ)の周りに電子デバイス100の角速度がジャイロスコープセンサ180Bにより決定され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは、写真撮影中に画像安定化を実施するよう構成されてよい。例えば、シャッターが押される場合に、画像安定化を実施するために、ジャイロスコープセンサ180Bは、電子デバイス100が揺れる角度を検出し、角度に基づき、レンズモジュールが補償する必要がある距離を計算し、逆の動きによりレンズが電子デバイス100の揺れを相殺することを可能にする。ジャイロスコープセンサ180Bはまた、ナビゲーション及び動作検知ゲームシナリオでも使用されてよい。
【0142】
気圧センサ180Cは、気圧を測定するよう構成される。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、ポジショニング及びナビゲーションを支援するために、気圧センサ180Cによって測定された気圧により高度を計算する。
【0143】
磁気センサ180Dは、ホールセンサを含む。電子デバイス100は、磁気センサ180Dを使用することによって、フリップカバーの開閉を検出し得る。いくつかの実施形態で、電子デバイスが折り畳み式携帯電話であるとき、電子デバイス100は、磁気センサ180Dに基づきフリップカバーの開閉を検出し得る。更に、フリップカバーを開けたときの自動アンロックなどの機構は、フリップカバーの検出された開状態若しくは閉状態又はレザーケースの検出された開状態若しくは閉状態に基づきセットされる。
【0144】
加速度センサ180Eは、電子デバイス100の様々な方向において(通常は3つの軸で)加速度を検出してよい。電子デバイス100が静止しているとき、重力の大きさ及び方向が検出され得る。加速度センサ180Eは、電子デバイスの姿勢を識別するよう更に構成されてもよく、横向きモードと縦向きモードとの間の切り替えや歩数計などのアプリケーションで使用される。本願のいくつかの任意の実施形態で、加速度センサ180Eは、ユーザの指部分がディスプレイに触れる(あるいは、ユーザの指が電子デバイス100のサイドベゼルのリアサイドベゼルに触れる)場合に生成された加速度値を捕捉し、加速度値をプロセッサへ送るよう構成されてもよく、それにより、プロセッサは、ユーザがユーザ操作を入力する指部分を識別する。
【0145】
本願のこの実施形態で、電子デバイス100は、ユーザ操作を更に識別するために、ジャイロスコープセンサ及び/又は加速度センサを使用することによって電子デバイス100の姿勢変化を決定してもよい。例えば、現在のユーザ操作は、電子デバイス100の姿勢変化に基づきアップリフト操作と識別される。アップリフト操作は、電子デバイス100が水平方向において水平に置かれることであってよい(この場合に、電子デバイスのディスプレイ194は、水平方向に平行であり、アップリフト角度は、ディスプレイと水平方向との間の夾角、つまり、0度である)。ユーザは、前もってセットされた時間内に電子デバイス100を垂直水平方向に持ち上げる(この場合に、電子デバイスのディスプレイ194は、水平方向と垂直であり、アップリフト角度は、ディスプレイと水平方向との間の夾角、つまり、90度である)。この場合に、前もってセットされた時間内のアップリフト変化角度は90度(90度から0度をマイナスしたもの)である。電子デバイス100が、前もってセットされた時間内のアップリフト変化角度が前もってセットされた角度を超えることを検出する場合に、電子デバイス100は、現在のユーザ操作がアップリフト操作であると見なしてもよい。前もってセットされた角度は、例えば、30度であってよい。
【0146】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100が、前もってセットされた時間内のアップリフト変化角度が前もってセットされた角度を超えることを検出し、前もってセットされた時間内のある時点でのアップリフト角度が前もってセットされた角度範囲内にある場合に、電子デバイス100は、現在のユーザ操作がアップリフト操作であると見なす。前もってセットされた角度範囲は、60度から90度であってよい。
【0147】
本願のこの実施形態で、電子デバイス100は、定常状態を更に識別するために、ジャイロスコープセンサ及び/又は加速度センサを使用することによって電子デバイス100の姿勢変化を決定してもよい。定常状態は、前もってセットされた時間内に電子デバイス100のジャイロスコープセンサによって検出された角度変化が前もってセットされた範囲内にあり、前もってセットされた時間内に加速度センサによって検出された速度変化が閾値未満であることであってよい。
【0148】
距離センサ180Fは、距離を測定するよう構成される。電子デバイス100は、赤外線方式又はレーザ方式で距離を測定してよい。いくつかの実施形態で、写真撮影シナリオでは、電子デバイス100は、高速ピント合わせを実施するために、距離センサ180Fにより距離を測定し得る。
【0149】
光学近接センサ180Gは、発光ダイオード(LED)及び光検出器、例えば、フォトダイオードを含んでよい。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであってよい。電子デバイス100は、発光ダイオードを使用することによって赤外線を発する。電子デバイス100は、フォトダイオードにより、近くのオブジェクトからの赤外線反射光を検出する。十分な反射光が検出される場合に、電子デバイス100の近くに電子デバイスがあることが決定され得る。十分な反射光が検出されない場合には、電子デバイス100は、電子デバイス100の近くにオブジェクトはないと判定し得る。電子デバイス100は、光学近接センサ180Gを使用することによって、ユーザが電話のために耳の近くで電子デバイス100を保持していることを検出して、電力を節約するためにディスプレイを自動的にオフしてもよい。光学近接センサ180Gはまた、フリップカバーモード及びポケットモードで画面を自動でアンロック及びロックするよう構成されてもよい。
【0150】
周囲光センサ180Lは、周囲光の明るさを検知するよう構成される。電子デバイス100は、検知された周囲光の明るさに基づき、ディスプレイ194の明るさを適応的に調整し得る。周囲光センサ180Lはまた、写真撮影中にホワイトバランスを自動的に調整するよう構成されてもよい。周囲光センサ180Lはまた、光学近接センサ180Gと協働して、電子デバイス100がポケットの中にあるかどうかを検出し、偶発的なタッチを回避することもできる。
【0151】
指紋センサ180Hは、指紋を収集するよう構成される。電子デバイス100は、収集された指紋の特徴を使用することによって、指紋に基づいたロック解除、アプリケーションアクセスロック、指紋に基づいた写真撮影、指紋に基づいた電話応答、などを実施し得る。
【0152】
温度センサ180Jは、温度を検出するよう構成される。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、温度センサ180Jによって検出された温度により温度処理ポリシーを実行する。例えば、温度センサ180Jによって報告された温度が閾値を超える場合に、電子デバイス100は、熱保護のために電力消費を低減するように、温度センサ180Jの近くにあるプロセッサのパフォーマンスを下げる。いくつかの他の実施形態で、温度が他の閾値よりも低い場合には、電子デバイス100は、電子デバイスが低温により異常シャットダウンすることを防ぐように、バッテリ142を加熱する。いくつかの他の実施形態で、温度が更なる他の閾値よりも低い場合には、電子デバイス100は、低温によって引き起こされる異常シャットダウンを回避するためにバッテリ142の出力電圧を上げる。
【0153】
タッチセンサ180Kは、タッチパネルとも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、ディスプレイ194の上に配置されてもよく、タッチセンサ180K及びディスプレイ194は、「タッチスクリーン」とも呼ばれるタッチスクリーンを形成する。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ180K又はその近くで行われたタッチ操作を検出するよう構成される。タッチ操作は、ユーザが手、肘、スタイラス、などを使用することによってディスプレイ194にタッチする操作である。タッチセンサは、タッチイベントのタイプを決定するために、検出されタッチ操作をアプリケーションプロセッサへ転送してよい。タッチ操作に関する視覚出力がディスプレイ194により提供されてもよい。いくつかの他の実施形態で、タッチセンサ180Kはまた、ディスプレイ194の位置とは異なる位置で電子デバイス100の表面に配置されてもよい。
【0154】
骨伝導センサ180Mは、振動信号を取得してよい。いくつかの実施形態で、骨伝導センサ180Mは、人間の声帯部分の振動骨の振動信号を取得してもよい。骨伝導センサ180Mはまた、血圧拍動信号を受信するよう人間の拍と接触してもよい。いくつかの実施形態で、骨伝導センサ180Mは、代替的に、骨伝導ヘッドセットを形成するようヘッドセットに配置されてもよい。オーディオモジュール170は、ボイス機能を実施するために、骨伝導センサ180Mによって取得される声帯部分の振動骨の振動信号に基づき、パージングによりボイス信号を取得してもよい。アプリケーションプロセッサは、心拍検出機能を実施するために、骨伝導センサ180Mによって取得された血圧拍動信号に基づき心拍情報をパースしてもよい。
【0155】
ボタン190は、電源ボタン、ボリュームボタン、などを含む。ボタン190は、機械ボタンであってよく、あるいは、タッチボタンであってもよい。電子デバイス100は、ボタン入力を受け取り、電子デバイス100の機能制御及びユーザ設定に関するボタン信号入力を生成してもよい。
【0156】
モータ191は、振動プロンプトを生成してよい。モータ191は、着呼振動プロンプト又はタッチ振動プロンプトを提供するよう構成されてよい。例えば、異なるアプリケーション(例えば、写真撮影及びオーディオ再生)に対して実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応してもよい。モータ191はまた、ディスプレイ194の異なるエリアに実行されるタッチ操作に対する異なる振動フィードバック効果に対応してもよい。異なるアプリケーションシナリオ(例えば、時間リマインド、情報受け取り、アラーム時計、及びゲーム)も、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。タッチ振動フィードバック効果は更にカスタマイズされてもよい。
【0157】
指示器192は、インジケータ灯であってよく、充電状態及び電力変化を示すよう構成されてよく、あるいは、メッセージ、不在着信、通知、などを示すよう構成されてもよい。
【0158】
SIMカードインターフェース195は、SIMカードへ接続するよう構成される。SIMカードは、電子デバイス100からの着脱を実施するように、SIMカードインターフェース195に挿入され、あるいは、SIMカードインターフェース195から取り外され得る。
【0159】
以下は、本願の実施形態に係る他の電子デバイスの構造について記載するために一例として電子デバイス202を使用する。
【0160】
図3は、本願の実施形態に係る電子デバイス202の構造の一例の模式図である。電子デバイス201、電子デバイス203、及び電子デバイス204については、
図3に示される構造の模式図を参照されたい。
【0161】
図3に示されるように、電子デバイス202は、プロセッサ401、メモリ402、無線通信処理モジュール403、アンテナ404、電源スイッチ405、有線LAN通信処理モジュール406、USB通信処理モジュール407、オーディオモジュール408、及びディスプレイ409を含み得る
。
【0162】
プロセッサ401は、コンピュータ可読命令を読み出して実行するよう構成されてよい。具体的な実施中、プロセッサ401は、主に、コントローラ、演算装置、及びレジスタを含んでよい。コントローラは主に、命令を復号し、命令に対応する動作のために制御信号を送信することに関与する。レジスタは、主に、命令実行中に一時的に記憶されるレジスタオペランド、中間演算結果、などを記憶することに関与する。具体的な実施において、プロセッサ401のハードウェアアーキテクチャは、特定用途向け集積回路(ASIC)アーキテクチャ、MIPSアーキテクチャ、ARMアーキテクチャ、NPアーキテクチャ、などであってよい。
【0163】
いくつかの実施形態で、プロセッサ401は、無線通信モジュール403及び/又は有線LAN通信処理モジュール406によって受信された信号、例えば、電子デバイス100によってブロードキャストされた検出要求をパースするよう構成されてよい。プロセッサ401は、パージング結果に基づき対応する処理動作を実行し、例えば、検出応答を生成するよう構成されてよい。
【0164】
いくつかの実施形態で、プロセッサ401は、無線通信モジュール403及び/又は有線LAN通信処理モジュール406によって送信される信号、例えば、Bluetoothブロードキャスト信号を生成するよう更に構成されてもよい。
【0165】
メモリ402は、プロセッサ401へ結合され、様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令の複数のグループを記憶するよう構成される。具体的な実施中、メモリ402は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、更には、不揮発性メモリ、例えば、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体状態記憶デバイスを更に含んでもよい。メモリ402は、オペレーティングシステム、例えば、uCOS、VxWorks、又はRTLinuxなどの埋め込みオペレーティングシステムを記憶してもよい。メモリ402は、通信プログラムを更に記憶してもよく、通信プログラムは、電子デバイス100、1つ以上のサーバ、又は近くのデバイスと通信するために使用されてよい。
【0166】
無線通信モジュール403は、UWB通信モジュール403A、Bluetooth通信モジュール403B、WLAN通信モジュール403C、及びGPS通信モジュール403Dのうちの1つ以上を含んでよい。UWB通信モジュール403Aは、チップ(System on Chip,SOC)に組み込まれてもよく、UWB通信モジュール403Aは、代替的に、ハードウェア(又はソフトウェア)に基づいて他の通信モジュール(例えば、Bluetooth通信モジュール403B)と一体化されてもよい。
【0167】
いくつかの実施形態で、UWB通信モジュール403A、Bluetooth通信モジュール403B、WLAN通信モジュール403C、及びGPS通信モジュール403Dのうちの1つ以上は、他のデバイス(例えば、電子デバイス100)によって送信される信号、例えば、測定信号又はスキャン信号をリッスンしてよく、応答信号、例えば、測定応答又はスキャン応答を送信して、他のデバイス(例えば、電子デバイス100)が電子デバイス202を発見することができるようにしてもよく、また、データを伝送するために、UWB、Bluetooth、WLAN、又は赤外線のうちの1つ以上の近距離通信技術を使用することによって他のデバイス(例えば、電子デバイス100)への無線通信接続を確立する。
【0168】
いくつかの他の実施形態で、UWB通信モジュール403A、Bluetooth通信モジュール403B、WLAN通信モジュール403C、及びGPS通信モジュール403Dのうちの1つ以上はまた、他のデバイス(例えば、電子デバイス100)が電子デバイス202を発見することができるように、信号を伝送し、例えば、UWB測定信号をブロードキャストし、また、データを伝送するために、UWB、Bluetooth、WLAN、又は赤外線のうちの1つ以上の無線通信技術を使用することによって他のデバイス(例えば、電子デバイス100)への無線通信接続を確立してもよい。
【0169】
無線通信モジュール403は、セルラーモバイル通信モジュール(図示せず)を更に含んでもよい。セルラーモバイル通信モジュールは、セルラーモバイル通信技術を使用することによって他のデバイス(例えば、サーバ)と通信し得る。
【0170】
アンテナ404は、電磁波信号を送信及び受信するよう構成されてよい。アンテナ利用を改善するために、異なる通信モジュールのアンテナは多重化されてよく、あるいは、互いに独立していてもよい。例えば、Bluetooth通信モジュール403BのアンテナはWLAN通信モジュール403Cのアンテナとして多重化されてもよい。例えば、UWB通信モジュール403Aは、独立したUWBアンテナを使用する必要がある。
【0171】
本願のこの実施形態で、UWB通信を実施するために、電子デバイス202は少なくとも1つのUWBアンテナを備える。
【0172】
電源スイッチ405は、電力を電子デバイス202へ供給するように電源を制御するよう構成されてよい。
【0173】
有線LAN通信処理モジュール406は、有線LANを使用することによって同じLAN内の他のデバイスと通信するよう構成されてよく、更には、WAN内のデバイスと通信するために有線LANを使用することによってWANへ接続するよう構成されてもよい。
【0174】
USB通信処理モジュール407は、USBインターフェース(図示せず)により他のデバイスと通信するよう構成されてよい。
【0175】
オーディオモジュール408は、オーディオ出力インターフェースを通じてオーディオ信号を出力するよう構成されてよく、それにより、電子デバイス202はオーディオ再生をサポートすることができる。オーディオモジュールは、オーディオ入力インターフェースを通じてオーディオデータを受け取るよう構成されてよい。電子デバイス202は、テレビなどのメディア再生デバイスであってよい。
【0176】
ディスプレイ409は、画像、映像、などを表示するよう構成される。ディスプレイ409は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode,OLED)ディスプレイ、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light-emitting diode,AMOLED)ディスプレイ、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode,FLED)ディスプレイ、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light-emitting diode,QLED)ディスプレイ、などであってよい。
【0177】
いくつかの実施形態で、電子デバイス202は、RS-232インターフェースなどのシリアルインターフェースを更に含んでもよい。シリアルインターフェースは、他のデバイス、例えば、サウンドボックスなどのオーディオスピーカデバイスへ接続されてよく、それにより、ディスプレイは、オーディオ及び映像を再生するようオーディオスピーカデバイスと協働する。
【0178】
図3に示される構造は、電子デバイス202に対する如何なる具体的な限定も構成しないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態で、電子デバイス202は、図示されているよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでも、あるいは、いくつかのコンポーネントを組み合わせても、あるいは、いくつかのコンポーネントを分割しても、あるいは、異なるコンポーネント配置を有してもよい。図示されているコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてよい。
【0179】
本願は、拡張現実に基づいたデバイス識別方法を提供する。第1操作を検出した後、電子デバイス100は第1インターフェースに入り、電子デバイス100はカメラを起動し、第1インターフェースにおいてリアルタイムで、カメラによって捕捉されたプレビュー画像を表示する。電子デバイス100は、コンピュータビジョン技術を使用することによって第1インターフェースのプレビュー画像内の第2電子デバイス(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、タブレット、又はコンピュータ)のタイプを識別する。更に、電子デバイス100は、無線ポジショニング技術(例えば、UWBポジショニング、Bluetoothポジショニング、Wi-Fiポジショニング、又はGPSポジショニング)を使用することによって、電子デバイス100の通信範囲内にある第2電子デバイスの方位情報(例えば、緯度及び経度情報、又は電子デバイスからの物理的距離及び角度)及び識別情報を決定する。
【0180】
電子デバイス100は、第2電子デバイスと電子デバイスとの間の相対距離及び相対角度と、カメラの撮影角度範囲とに基づき、プレビュー画像内の第2デバイスの位置を決定する。例えば、
図4に示されるように、電子デバイス100及び近くのデバイスが
図4には含まれている。近くのデバイスは電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204を含む。第2電子デバイスは、近くデバイスの中のいずれかの電子デバイスであってよい。
図4は、本願のいくつかのアプリケーションシナリオにおいて水平面上に、電子デバイス100と、電子デバイス201と、電子デバイス202と、電子デバイス203と、電子デバイス204との間の位置関係の例を示す。
【0181】
本願の実施形態で、電子デバイス100と近くのデバイスとの間の位置関係の記載を容易にするために、電子デバイス100上の基準点(例えば、中心位置点)が、平面図で電子デバイスの位置を表すために使用され得る。例えば、電子デバイス100の中心位置点は、水平面上で電子デバイスの位置を表すために使用され得る。本願のこの実施形態で、開始点として電子デバイス100の中心位置点を使用することによって電子デバイス100のタッチスクリーンの上縁に垂直であるベクトルによって指し示される方向は、電子デバイス100の基準方向として使用されてもよく、あるいは、電子デバイス100の0度方向と呼ばれてもよい。
【0182】
従って、
図4に示されるように、電子デバイス201は、電子デバイス100の0度方向において1mであってよく、電子デバイス202は、電子デバイス100の330度時計回り方向において1.2mであってよく、電子デバイス203は、電子デバイス100の300度時計回り方向において0.5mであってよく、電子デバイス204は、電子デバイス100の30度時計回り方向において0.8mであってよい。
【0183】
一般に、カメラの撮影角度の左右夾角は60度から80度であり、上下夾角は約45であり、これらは、異なる携帯電話ブランド及びカメラ設定に応じて変動する。電子デバイス100の撮影角度の左右夾角が60度である場合に、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204は全て電子デバイス100の撮影範囲内にあることが分かる。異なる電子デバイスから電子デバイス100までの長さ、幅、及び物理的距離に基づき、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204が電子デバイス100の写真撮影インターフェースに完全に表示されるか又は部分的に表示されるかどうかは決定され得る。
【0184】
本願のこの実施形態で、電子デバイス100のより多い又はより少ない近くのデバイスが存在してもよく、近くのデバイスは
図4での4つの電子デバイスに制限されない。
図4で、4つの電子デバイスは、本願を説明するための例として単に使用されており、制限を構成すべきではない。
図4は、上記の4つの電子デバイス(電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204)と電子デバイス100との間の相対的な位置関係の例を示し、これは、本願のこの実施形態を説明するための例に過ぎず、制限を構成すべきではない。
【0185】
第2電子デバイスの方位情報を決定した後、電子デバイス100は、プレビュー画像における第2電子デバイスの表示画像及び表示エリアを決定し、拡張現実表示方式でリアルタイムで第1インターフェースにおいてデバイスアイコンを表示する。ユーザはデバイスアイコンをトリガし、電子デバイス100は、ユーザと第2電子デバイスとの間のインタラクションを実施するために、第2電子デバイスのための制御インターフェースを出力してもよい。
【0186】
いくつかの実施形態で、第1インターフェースにおけるデバイスアイコンの表示エリアは、プレビュー画像内の第2電子デバイスの表示エリアに対応する。
【0187】
以下は、アプリケーションシナリオを参照して、本願における拡張現実に基づいたデバイス識別方法について記載する。
【0188】
図5Aから
図5Fに示されるUI実施形態で、ユーザの第1操作が第1電子デバイスを第1インターフェースに入らせ、電子デバイスがリアルタイムで第1インターフェースにおいてデバイスアイコンを表示する動作プロセスの例が、示されている。
【0189】
図5Aは、電子デバイス100のユーザインターフェース510の例を示す。ユーザインターフェース510は、ステータスバー511、トレイ512、及び1つ以上のアプリケーションアイコンを含み得る。ステータスバー
511は、モバイル通信信号(代替的に、セルラー信号とも呼ばれ得る)の1つ以上の信号強度インジケータ513、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)信号の1つ以上の信号強度インジケータ514、Bluetoothインジケータ515、バッテリステータスインジケータ516、及び時間インジケータ517を含み得る。電子デバイス100のBluetoothモジュールがオン状態にある(つまり、電子デバイスがBluetoothモジュールへ電力を供給する)場合に、Bluetoothインジケータ515は、電子デバイス100の表示インターフェースに表示される。
【0190】
アプリケーションアイコンを含むトレイ512は、“電話”アイコン、“連絡先”アイコン、“メッセージ”アイコン、及び“カメラ”アイコンを表示し得る。1つ以上のアプリケーションアイコンは、“ギャラリー”アイコン、“ブラウザ”アイコン、“アプリストア”アイコン、“設定”アイコン、“電子メール”アイコン、“クラウド共有”アイコン、及び“ノート”アイコンを含む。
【0191】
電子デバイス100は、ユーザに異なるサービス又は機能を提供するために複数のアプリケーションを同時に起動し実行することができる。電子デバイス100が複数のアプリケーションを同時に実行するとは、電子デバイス100が複数のアプリケーションを起動しており、複数のアプリケーションを閉じず、複数のアプリケーションによって占有されるメモリなどのリソースを削除しないことを意味する。複数のアプリケーションは、バックグラウンドでメモリなどのリソースを同時に占有する。複数のアプリケーションは、フォアグラウンドでユーザと同時に相互作用することを必要とされない。例えば、電子デバイス100は、3つのアプリケーション、“電子メール”、“ギャラリー”、及び“インスタントメッセージング”を順に起動し、3つのアプリケーション、“電子メール”、“ギャラリー”、及び“インスタントメッセージング”を同時に実行する。
【0192】
ユーザがアプリケーションを使用する場合に、そのアプリケーションが切り替えられるか、又はホーム画面が操作のために表示されるならば、電子デバイス100は、ユーザによって前に使用されていたアプリケーションを閉じずに、マルチタスクキューにおいて、前に使用されていたアプリケーションを、バックグラウンドアプリケーションとして保持する。
【0193】
電子デバイス100が複数のアプリケーションを同時に実行する場合に、電子デバイスは、マルチタスクキューにおける複数のアプリケーションに基づいて、各アプリケーションに対応するカードを生成してもよい。マルチタスクインターフェースにおける複数のカードは、前もってセットされた順序ポリシーに従って平行に水平に配置される。例えば、順序ポリシーにおいて、電子デバイス100は、異なるアプリケーションを実行する時系列に従って、異なるアプリケーションに対応するカードを配置する。
【0194】
電子デバイス100は、マルチタスクインターフェース520を開くことを指示するユーザ操作を検出した後に、マルチタスクインターフェース520を表示する。マルチタスクインターフェース520は、電子デバイス100で実行されている複数のアプリケーションに対応するカードを含む。マルチタスクインターフェースを開くよう指示する複数のユーザ操作が存在してもよい。
【0195】
例えば、電子デバイス100が電子デバイス100のボタンに対する上スライド操作を検出すると、電子デバイス100は、
図5Bに示されるように、操作に応答してマルチタスクインターフェース520を表示する。
【0196】
マルチタスクインターフェース520は、カード521、カード522、及び削除アイコン523を含み得る。カード521は完全に表示されており、カード522は部分的に表示されている。
【0197】
削除アイコン523は、現在のマルチタスクインターフェース520で完全に表示されているカードに対応するアプリケーションを閉じるために使用され得る。アプリケーションを閉じるとは、そのアプリケーションによって占有されているメモリなどのリソースを削除することを意味する。いくつかの実施形態で、削除アイコン523は、現在のマルチタスクインターフェース520内の全てのカードに対応するアプリケーションを閉じるために使用されてもよい。
【0198】
添付の図面は、単なる例となる記載である点に留意されたい。添付の図面に示されるマルチタスクインターフェース520は、電子デバイス100のフレーム内のタッチスクリーンに表示されているインターフェースである。電子デバイス100のフレーム内のカードの部分は、電子デバイス100のタッチスクリーンに表示することができ、電子デバイスのフレーム外のカードの部分は、電子デバイス100のタッチスクリーンに表示することができない。
【0199】
マルチタスクインターフェース520において、ユーザは、マルチタスクインターフェース520において左又は右にスライドする方法でカードの表示を切り替えてもよい。例えば、電子デバイス100がマルチタスクインターフェース520上で右方向のスライド操作を検出すると、操作に応答して、マルチタスクインターフェース520内のカードは右方向に順次移動する。この場合に、電子デバイス100は、カード522を完全に表示し、カード521を部分的に表示してもよい。電子デバイス100がマルチタスクインターフェース520上で左方向のスライド操作を検出すると、操作に応答して、マルチタスクインターフェース520内のカードは左方向に順次移動する。カード521はマルチタスクインターフェース520において右から数えて最初のカードであり、カード521の右側に他のカードはないので、電子デバイス100は、カード521を完全に表示した後で左方向のスライド操作を検出する。
図5Cに示されるように、操作に応答して、電子デバイス100は、前もってセットされたエリア524を部分的に表示し、左方向にスライドし続け、
図5Dに示されるように、電子デバイス100は、前もってセットされたエリア524を完全に表示する。いくつかの実施形態で、この場合に、電子デバイス100は、前もってセットされたエリア524に対応するビューファインダインターフェースの表示をトリガする。ビューファインダインターフェースは、電子デバイス100の背面カメラによって捕捉された画像であってよく、あるいは、正面カメラによって捕捉された画像であってもよい。
【0200】
図5Eに示されるように、
図5Eは、ビューファインダインターフェース530の一例を示す。カメラを使用することによって捕捉された画像が、ビューファインダインターフェース530においてリアルタイムで表示される。任意に、電子デバイス100は更に、無線ポジショニング技術により検出要求を送信してもよい。電子デバイス100は、検出要求に対する受信された検出応答に基づき電子デバイス100の近くのデバイスを決定し、更には、デバイス名、デバイスタイプ、及び近くのデバイスと電子デバイス100との間の物理的距離又は角度のうちの1つ以上の情報を決定する。電子デバイス100は、カメラによって捕捉された画像に対して画像認識を実行し、画像内の電子デバイス(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。
図5Eのビューファインダインターフェース530内の表示内容は、デバイス画像531、デバイス画像532、デバイス画像533、及びデバイス画像534を含む、カメラによって捕捉された画像である。
【0201】
図4を参照して、本願で、デバイス画像531は、電子デバイス100によって捕捉されてビューファインダインターフェース530に表示されている電子デバイス202の画像であり、デバイス画像532は、電子デバイス100によって捕捉されたビューファインダインターフェース530に表示されている電子デバイス201の画像であり、デバイス画像533は、電子デバイス100によって捕捉されたビューファインダインターフェース530に表示されている電子デバイス203の画像であり、デバイス画像534は、電子デバイス100によって捕捉されたビューファインダインターフェース530に表示されている電子デバイス
204の画像である。
【0202】
電子デバイス100は、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204と電子デバイス100との間の物理的距離及び角度に基づき、ビューファインダインターフェース530における各デバイスの対応するデバイス画像の表示エリアを決定する。電子デバイス100は、拡張現実の方式でビューファインダインターフェース530においてリアルタイムでデバイスアイコンを表示する。デバイスアイコンは、ビューファインダインターフェース530内のデバイス画像に対応する電子デバイスを示す。任意に、デバイスアイコンの表示エリアは、ビューファインダインターフェース530内のデバイス画像に対応する。
【0203】
いくつかの任意の様態で、デバイスアイコンは、ビューファインダインターフェース530において固定位置に表示されてよく、あるいは、デバイス画像と対応して表示され、例えば、対応するデバイス画像の周りに表示されるか、又は対応するデバイス画像の中心位置に表示されてよい。デバイスアイコンの表示エリアおよび対応するデバイス画像の表示エリアは、完全に重なり合ってよく、部分的に重なり合ってよく、あるいは、重なり合わなくてもよい(例えば、デバイスアイコンの表示エリアは、対応するデバイス画像の表示エリアに近い上方エリアに表示されてもよい)。
【0204】
図5Fに示されるように、デバイスアイコン5311の表示エリアは、デバイス画像531と完全に重なり合い、デバイスアイコン5311は、デバイス画像531に対応するデバイス名がMatepad(タブレットコンピュータ)であることを示す。デバイスアイコン5321の表示エリアは、デバイス画像532と部分的に重なり合い、デバイスアイコン5321は、デバイス画像532に対応するデバイス名がHUAWEI soundX(ファーウェイ製サウンドボックス)であることを示す。デバイスアイコン5331の表示エリアは、デバイス画像533と完全に重なり合い、デバイスアイコン5331は、デバイス画像531に対応するデバイス名がMatebook(コンピュータ)であることを示す。デバイスアイコン5341の表示エリアは、デバイス画像534と部分的に重なり合い、デバイスアイコン5341は、デバイス画像534に対応するデバイス名がMatebook(コンピュータ)であることを示す。
【0205】
本願で、デバイスアイコンは、代替的に、デバイスラベルとも呼ばれ得る。デバイス201が第2電子デバイスと呼ばれる場合に、デバイスアイコン5321は、代替的に、第1ラベルと呼ばれてもよい。
【0206】
いくつかの実施形態で、デバイスアイコンの表示エリアは、デバイス画像内のデバイスのポジショニングチップ(例えば、UWBチップ又はBluetoothチップ)の位置に対応する。電子デバイス100は、電子デバイス201のポジショニングチップから検出応答を受信し、電子デバイス201のポジショニングチップの方位(電子デバイス100からの物理的距離及び角度)を決定する。電子デバイス100は、電子デバイス201のポジショニングチップの方位に基づき、ビューファインダインターフェース530における電子デバイス201のポジショニングチップの対応する位置を決定し、電子デバイス100は、その対応する位置にデバイス201のデバイスアイコンを表示する。例えば、デバイスアイコン5321は、デバイス画像532に対応する電子デバイス内のポジショニングチップの位置に表示される。この場合は、デバイスアイコン5311及びデバイスアイコン5331について同様である。
【0207】
いくつかの実施形態で、デバイスのポジショニングチップの位置は、ビューファインダインターフェース530内にない。例えば、デバイス画像534に対応する電子デバイス204のポジショニングチップは、ビューファインダインターフェース530内にない。電子デバイス100は、電子デバイス204の位置及びサイズに基づき、電子デバイス100に対する電子デバイス204の外観上の重要な点(例えば、画面の四隅)の物理的距離及び方位を計算してもよい。電子デバイス100が1つ以上の外観上の重要な点を撮影する場合に、電子デバイス100は、ビューファインダインターフェース530においてデバイスアイコンを表示する。
【0208】
いくつかのアプリケーションシナリオで、デバイスアイコンは、デバイス画像に対応するデバイスの識別情報を示すだけではなく、デバイス画像に対応するデバイスの制御カードと関連付けられてもよい。電子デバイス100がデバイスアイコンに対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100は、そのデバイスアイコンに対応するデバイスの制御カードを出力する。
図5Gに示されるように、電子デバイス100がデバイスアイコン5321に対するユーザ操作を検出する場合に、デバイスアイコン5321に関連した電子デバイスはHUAWEI soundXである。
図5Hに示されるように、電子デバイス100は、HUAWEI soundXの制御カード540を出力する。制御カード540は、次の、アプリケーションタイトルバー601、接続カード602、音楽カード603、オーディオ投影カード604、リフレッシュ制御605、及びクローズ制御606、のうちの1つ以上を含み得る。
【0209】
アプリケーションタイトルバー601は、制御カード540のデバイスがHUAWEI soundXであることを示す。
【0210】
接続カード602は、指示情報602A及び接続方式602Bを含み得る。指示情報602Aは、デバイス画像532に対応するデバイス(電子デバイス201)がオンライン状態又はオフライン状態に現在あるかどうかを示すために使用される。オンライン状態とは、電子デバイス201が現在インターネットに接続されていることを意味し、オフライン状態とは、電子デバイス201が現在インターネットに接続されていないことを意味する。接続方式602Bは、電子デバイス201と電子デバイス100との間の現在の接続方式を示すために使用される。電子デバイス201と電子デバイス100との間の現在の接続方式がBluetooth接続方式である場合に、接続方式602Bは、Bluetoothアイコンとして提示され得る。電子デバイス201と電子デバイス100との間の現在の接続方式がWi-Fi接続方式である場合に、接続方式602Bは、Wi-Fiアイコンとして提示され得る。
【0211】
音楽カード603は、音楽名603A、ポージ制御603B、戻り制御603C、送り制御603D、進行バー603E、ボリューム603F、及び追加制御603Hを含み得る。
【0212】
ポージ制御603Bは、ユーザの入力操作(例えば、タップ操作)を受けることができ、検出されたユーザ操作に応答して、電子デバイス201は、音楽再生を一時停止する。
【0213】
戻り制御603Cは、ユーザの入力操作(例えば、タップ操作)を受けることができ、検出されたユーザ操作に応答して、電子デバイス201は、音楽リスト内の再生中の歌曲の前の歌曲を再生し得る。
【0214】
送り制御603Dは、ユーザの入力操作(例えば、タップ操作)を受けることができ、検出されたユーザ操作に応答して、電子デバイス201は、音楽リスト内の再生中の歌曲の次の歌曲を再生し得る。
【0215】
進行バー603Eは、再生中の歌曲の全持続時間(例えば、04:42)及び再生持続時間(例えば、00:42)を示し得る。
【0216】
ボリューム603Fは、ユーザの入力操作(例えば、スライド操作)を受けることができ、検出されたユーザ操作に応答して、電子デバイス201は、電子デバイス201の再生ボリュームを調整する。
【0217】
追加制御603Hは、ユーザの入力操作(例えば、スライド操作)を受けることができ、検出されたユーザ操作に応答して、電子デバイス100は、音楽カードの更なる機能オプション、例えば、共有、削除、及びダウンロードを表示し得る。
【0218】
オーディオ投影カード604は、電子デバイス201にオーディオを出力するように電子デバイス100に指示するよう構成される。電子デバイス100がオーディオ投影カード604に対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100のオーディオが操作に応答して電子デバイス201へ出力される。
【0219】
リフレッシュ制御605は、現在の制御カード540の表示インターフェースをリフレッシュするよう構成され、電子デバイス100は、デバイス201の現在のステータスを再取得する。
【0220】
クローズ制御606は、制御カード540を閉じるよう構成される。電子デバイス100が制御606に対するユーザ操作を検出すると、カード540は閉じられ、電子デバイス100は、
図5Gに示されるビューファインダインターフェース530を表示する。
【0221】
図5Hに示されるデバイス画像532のカード540を制御する方法に加えて、電子デバイス100は、他の方法でデバイス画像532と相互作用してもよい。これはここで特に制限されない。例えば、電子デバイス100がデバイスアイコン5321に対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100は、デバイス画像532に対応する電子デバイスに関連したアプリケーションソフトウェアを直接開いてそれにジャンプし、デバイス画像532のアプリケーションソフトウェア、例えば、Smart Life及び
Fitness & healthなどのアプリケーションソフトウェアのアプリケーションインターフェースを表示してもよい。
【0222】
本願で、ビューファインダインターフェース530は、代替的に、第1インターフェースと呼ばれ得る。電子デバイス100は、コンピュータ識別技術及び無線ポジショニング技術を使用することによって電子デバイス100の近くのデバイスの方位情報を決定し、ビューファインダインターフェース530のプレビュー画像において近くのデバイスの表示画像及び表示エリアを決定し、拡張現実の方式で写真撮影インターフェースにおいてリアルタイムでデバイスアイコンを表示し、それによってリアルタイムプレビュー効果を達成する。ユーザは、デバイスアイコンをトリガしてもよく、電子デバイス100は、ユーザと近くのデバイスとの間のインタラクションを実施するために、電子デバイスの対応する制御インターフェースを出力する。
【0223】
いくつかのアプリケーションシナリオで、アプリケーションは電子デバイス100のバックグラウンドで実行されず、アプリケーションはマルチタスクキューにおいて実行されない。言い換えると、マルチタスクインターフェース520はカード521又はカード522を含まない。電子デバイス100がユーザインターフェース510を表示し、電子デバイス100のボタンに対する上方向のスライド操作を検出する場合に、電子デバイス100は、操作に応答してマルチタスクインターフェースを表示する。マルチタスクインターフェースにはカードがないので、電子デバイス100は、ビューファインダインターフェース530に直接入る。電子デバイス100はカメラを起動し、カメラを使用することによってリアルタイムで画像を収集し、画像をビューファインダインターフェース530において表示する。
【0224】
いくつかのアプリケーションシナリオで、電子デバイス100がビューファインダインターフェース530に入った後、ビューファインダインターフェース530に1つしかデバイスがない場合に、ユーザはデバイスアイコンをタップする必要がなく、電子デバイス100は、そのデバイスの制御インターフェースに直接入ることができる。例えば、
図6Aに示されるように、
図6Aのビューファインダインターフェース530は、デバイス画像532を含む。デバイスアイコン5321がデバイス画像532の近くに表示されている。デバイスアイコン5321は、デバイス画像532の表示エリアと部分的に重なり合う。電子デバイス100が、ビューファインダインターフェース530に1つしかデバイスがないことを検出する場合に、
図6Bに示されるように、電子デバイス100は、デバイス画像532の制御カード540を直接出力する。この実施では、ビューファインダインターフェース530に1つしかデバイス画像がない場合に、ユーザはそのデバイス画像に対応する電子デバイスと相互作用することを望んでいる、と見なされ得る。この場合に、電子デバイス100は、ユーザのトリガ操作をスキップし、電子デバイスの制御インターフェースに直接入り、それによってユーザエクスペリエンスを改善する。
【0225】
本願において、
図5Aから
図5Dに示される、ビューファインダインターフェース530に入る方法は任意である。電子デバイス100は、代替的に、他の方法でビューファインダインターフェース530に入ってもよい。例えば、
図7A及び
図7Bは、ビューファインダインターフェース530に入る方法を更に提供する。
【0226】
図7Aに示されるように、ユーザインターフェース510が
図7Aに表示されている。ユーザインターフェース510の説明については、
図5Aの関連する記載を参照されたい。電子デバイス100が電子デバイスのボタンの左側に対するユーザ操作を検出する場合、又は電子デバイス100が電子デバイスのボタンの右側に対するユーザ操作を検出する場合に、電子デバイス100は、
図7Bに示されるユーザインターフェース710を表示する。
【0227】
ユーザインターフェース710は、次の、接続デバイス選択バー701、コントロール702A、コントロール702B、デバイス表示バー703、及びリアルタイムビューファインダ制御704、のうちの1つ以上を含み得る。
【0228】
接続デバイス選択バー701は、HUAWEI Vision、Matepad、Matebook、Sound boxなどの1つ以上の近くのデバイスのデバイスオプション(代替的に、デバイスアイコンと呼ばれてもよい)を含む。エリア1202に表示されるデバイスオプションは、共有操作をトリガするために使用される。デバイスオプションに対して実行された検出された操作(例えば、デバイスアイコンに対するタップ操作)に応答して、電子デバイス100は、操作において選択されたデバイスオプションに対応するデバイスに選択されたデータ又はタスクを共有するプロセスをトリガする。プロセスは、電子デバイス100が、選択されたデバイスオプションに対応するデバイスへの通信接続を確立し、次いで、通信接続を使用することによって、デバイスオプションに対応するデバイスへ選択されたデータ又はタスクを送信する、ことを含み得る。
【0229】
コントロール702Bは、前もってセットされたモードを示す。前もってセットされたモードで、1つ以上のデバイスは、統一された方法で制御され得る。例えば、前もってセットされたモードは帰宅モードである。帰宅モードで、デバイスアイコン703B、デバイスアイコン703C、及びデバイスアイコン703Fに対応する電子デバイスは自動的にオンされ、デバイスアイコン703A及びデバイスアイコン703Dに対応する電子デバイスは自動的にオフされる。
【0230】
コントロール702Bは、他の前もってセットされたモードを示す。前もってセットされたモードで、1つ以上のデバイスは、統一された方法で制御され得る。例えば、前もってセットされたモードはお出かけモードである。お出かけモードで、デバイスアイコン703B、デバイスアイコン703C、及びデバイスアイコン703Fに対応する電子デバイスは自動的にオフされ、デバイスアイコン703A及びデバイスアイコン703Dに対応する電子デバイスは自動的にオンされる。
【0231】
デバイス表示バー703は、Huawei AIサウンドボックス703A、スマートテレビ703B、空気清浄機703C、スマートデスクランプ703D、Bluetoothヘッドセット703E、及び空調パートナー703Fなどの複数のデバイスアイコンを含む。デバイス表示バー703に表示されている複数のデバイスアイコンのうちのいずれか1つは、ユーザの入力操作(例えば、タップ操作)を受けることができ、検出された入力操作に応答して、電子デバイス100は、そのデバイスの制御インターフェースを表示する。
【0232】
空気清浄機703Cはコントロール7031を含み、コントロール7031は、空気清浄機703Cのオン及びオフを制御するよう構成される。スマートデスクランプ703D及び空調パートナー703Fも、コントロール7031と同じコントロールを含む。Huawei AIサウンドボックス703A及びスマートテレビ703Bなどのデバイスは、ユーザインターフェース710を使用することによってオン及びオフすることができない。
【0233】
リアルタイムビューファインダ制御704は、ビューファインダインターフェースに入ることをトリガするよう構成される。電子デバイス100がリアルタイムビューファインダ制御704に対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100は、
図5Fに示されるビューファインダインターフェース530を表示する。任意に、電子デバイス100は、
図5Eに示されるビューファインダインターフェース530を表示し、次いで、
図5Fに示されるビューファインダインターフェース530を表示する。
【0234】
いくつかの実施形態で、ユーザインターフェース710のリアルタイムビューファインダ制御704は任意であり、電子デバイス100はリアルタイムビューファインダ制御704を表示しなくてもよい。電子デバイス100がユーザインターフェース710を表示し、電子デバイス100がアップリフト操作を検出する場合に、電子デバイス100はビューファインダインターフェース530を表示してもよい。
図7Cに示されるように、
図7Cはアップリフト操作の一例を示す。電子デバイス100は、ある時点T1でユーザインターフェース710を表示する。電子デバイス100がアップリフト操作を検出すると、電子デバイス100は、時点T2でビューファインダインターフェース530を表示する。時点T1から時点T2の間の時間インターバルは閾値未満である。
【0235】
アップリフト操作はユーザ操作の一例にすぎず、電子デバイス100は更に、他のユーザ操作を使用することによってビューファインダインターフェース530に入ってもよいことが理解され得る。
【0236】
本願は、ビューファインダインターフェース530を開く上記の方法に制限されない。本願において、ビューファインダインターフェース530に入るために、カメラは、例えば、カメラアプリケーションを使用することによって起動されてもよく、あるいは、インスタントメッセージングアプリケーション又は支払いアプリケーションなどの他のアプリケーションが、ビューファインダインターフェース530に入ることをトリガするために使用される。
【0237】
本願において、
図5Fに示されるビューファインダインターフェース530におけるデバイスアイコン5311、デバイスアイコン5321、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示形式は任意である。
図8Aから
図8Dは、代替的に、デバイスアイコンの表示形式を提供する。デバイスアイコンは、ビューファインダインターフェースの表示内容とともに変化し得る。第1の時点で、デバイスの表示エリアは、ビューファインダインターフェース内の第1の位置にあり、デバイスのデバイスアイコンは、ビューファインダインターフェースにおいて第1の位置又は第1の位置の近くに表示される。第2の時点で、デバイスの表示エリアがビューファインダインターフェース内の第2の位置にあるならば、デバイスのデバイスアイコンは、ビューファインダインターフェース内の第2の位置又は第2の位置の近くに表示される。
【0238】
図8Aに示されるように、ユーザインターフェース530が
図8Aに表示されている。
図8Aの説明については、
図5Fの関連する記載を参照されたい。例えば、
図8Aのビューファインダインターフェース530はデバイス画像534を含み、デバイスアイコン5341が、ビューファインダインターフェース530においてデバイス画像534の近くに表示されており、デバイスアイコン5341は、デバイス画像534の表示エリアと部分的に重なり合っている。ビューファインダインターフェース530はデバイス画像531を含み、デバイスアイコン5311が、ビューファインダインターフェース530においてデバイス画像531の近くに表示されており、デバイスアイコン5311は、デバイス画像531の表示エリアと完全に重なり合っている。
【0239】
デバイスアイコンの表示エリアは、対応するデバイス画像の表示エリアに対応することが分かる。
【0240】
いくつかの実施形態で、ビューファインダインターフェースの表示内容が変化し続ける場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100の定常状態の存続期間が前もってセットされた時間を超えるまではデバイスアイコンを表示せず、電子デバイス100は、ビューファインダインターフェースの表示内容に基づきデバイスアイコンを表示する。具体的に、電子デバイス100は、加速度センサ及び/又はジャイロスコープセンサを使用することによって電子デバイス100の定常状態を決定してよい。
【0241】
いくつかの実施形態で、デバイスアイコンの表示エリアは、他のデバイスアイコンの表示エリアに関係がある。例えば、デバイスアイコンの表示エリアは互いを遮られない。
【0242】
図8Aと比較して、
図8Bの撮影方向又は角度は、
図8Aのそれとは異なっている。
図8Bのビューファインダインターフェース810には、デバイス画像534の更なる表示部分が存在し、デバイスアイコン5341の表示エリアは、デバイス画像534の表示エリアと完全に重なり合っている。
【0243】
図8Aと比較して、
図8Cのビューファインダインターフェース820において、デバイス画像531はデバイス画像533と部分的に重なり合っており、デバイスアイコン5311はデバイス画像531の上に表示され、デバイス画像531の表示エリアに近い。デバイスアイコン5311の表示エリアは、デバイス画像531の表示エリアと重なっていない。
【0244】
デバイスアイコンの表示エリアは、デバイス画像の表示エリアとともに変化し得ることが分かる。例えば、ビューファインダインターフェース530におけるデバイス画像の表示エリアに従って、デバイスアイコンの表示エリアは、デバイス画像の表示エリアの中心位置(又は任意の位置)であってよい。デバイスアイコンの表示エリアは、デバイス画像の上部(下、左、又は右)であってよい。
【0245】
いくつかの実施形態で、デバイスがカメラの撮影範囲内にない場合に、電子デバイス100のビューファインダインターフェースは、そのデバイスのデバイス画像を含まない。デバイスのデバイスアイコンは、特定の方法でビューファインダインターフェースに表示されてもよい。
【0246】
電子デバイス100はビューファインダインターフェースに入り、カメラを起動し、ビューファインダインターフェースにおいてリアルタイムで、カメラを使用することによって捕捉された画像を表示し、また、無線ポジショニング技術により検出要求を送信する。電子デバイス100は、検出要求に対する受信された検出応答に基づき電子デバイス100の近くのデバイスを決定し、更には、デバイス名、デバイスタイプ、及び近くのデバイスからの物理的距離又は角度のうちの1つ以上の情報を決定する。電子デバイス100は、カメラによって捕捉された画像に対して画像認識を実行し、画像内の電子デバイス(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。
【0247】
電子デバイス100が4つの検出応答を受信する場合に、電子デバイスは、近くに4つの電子デバイスあることを検出する。検出応答は、デバイスの識別情報、例えば、デバイス名及びデバイスタイプなどの情報を運ぶ。電子デバイス100は、4つの電子デバイス、例えば、Matepad(デバイスタイプ:タブレットコンピュータ)、HUAWEI soundX(デバイスタイプ:サウンドボックス)、Matebook(デバイスタイプ:コンピュータ)、及びMatebook(デバイスタイプ:コンピュータ)のデバイス名、デバイスタイプ、などを決定し、また、無線ポジショニング技術を使用することによって方位情報(4つの電子デバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度)を決定する。
【0248】
電子デバイス100によって捕捉された画像は、3つの電子デバイスのみの画像を含む。電子デバイス100は、4つの電子デバイスの方位情報に基づき、電子デバイスのうちの1つが電子デバイス100のカメラの撮影範囲にないことを決定するか、あるいは、電子デバイス100は、コンピュータビジョン技術を使用することによって3つの電子デバイスのデバイスタイプを識別し、4つの電子デバイスのデバイスタイプを参照して、画像にない電子デバイス及びデバイスタイプを決定し、次いで、電子デバイス100は、第1の前もってセットされた様態で画像において、画像にない電子デバイスのデバイスアイコンを表示する。例えば、第1の前もってセットされた様態は、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、方位情報に関係がある位置に表示することであってよい。
【0249】
例えば、
図8Aに示されるように、
図8Aのビューファインダインターフェース530において、デバイス画像531は、デバイス202の部分的に表示された画像であり、デバイスアイコン5311は、ビューファインダインターフェース530においてデバイス画像531の近くに表示されており、デバイスアイコン5341の表示エリアは、デバイス画像534の表示エリアと完全に重なり合っている。
【0250】
図8Aと比較して、
図8Aの撮影方向又は角度は、
図8Aのそれとは異なっている。この場合に、デバイス202はカメラの撮影範囲になく、
図8Bのビューファインダインターフェース810は、デバイス202のデバイス画像を含まない。ビューファインダインターフェース810は、アイコン810及びプロンプト802を表示する。プロンプト802は、アイコン801が特別なアイコンであることをユーザにプロンプトするよう構成される。アイコン801は、デバイスMatepadが電子デバイス100のカメラの撮影範囲の外に存在することをユーザにプロンプトするために、電子デバイス100のビューファインダインターフェース810の左端に表示されている。任意に、アイコン801は、デバイス画像531の制御インターフェースを表示することを電子デバイスにトリガしてもよい。
【0251】
いくつかの実施形態で、アイコン801又はプロンプト802は、デバイスの方位(角度、距離、などを含む)を示してもよい。例えば、アイコン801は、電子デバイス100のカメラの撮影範囲の外で電子デバイス100の左側にデバイスMatepadがあることをユーザにプロンプトするために、電子デバイスのビューファインダインターフェース810の左端に表示される。任意に、デバイスの方位は、テキスト形式で示されてもよい。
【0252】
本願において、上記のデバイスMatepadが第3電子デバイスと呼ばれる場合に、アイコン801又はプロンプト802は、代替的に、第3ラベルと呼ばれ得る。
【0253】
いくつかの実施形態で、デバイスが他のオブジェクトによって遮られている場合に、電子デバイス100のビューファインダインターフェースは、そのデバイスのデバイス画像を含まない。そのデバイスのデバイスアイコンは、特定の方法でビューファインダインターフェースに表示され得る。
【0254】
電子デバイス100が4つの検出応答を受信する場合に、電子デバイスは、近くに4つの電子デバイスあることを検出する。検出応答は、デバイスの識別情報、例えば、デバイス名及びデバイスタイプなどの情報を運ぶ。電子デバイス100は、4つの電子デバイス、例えば、Matepad(デバイスタイプ:タブレットコンピュータ)、HUAWEI soundX(デバイスタイプ:サウンドボックス)、Matebook(デバイスタイプ:コンピュータ)、及びMatebook(デバイスタイプ:コンピュータ)のデバイス名、デバイスタイプ、などを決定し、また、無線ポジショニング技術を使用することによって方位情報(4つの電子デバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度)を決定する。
【0255】
電子デバイス100によって捕捉された画像は、3つの電子デバイスのみの画像を含む。電子デバイス100は、4つの電子デバイスの方位情報に基づき、4つ全ての電子デバイスが電子デバイス100のカメラの撮影範囲にあることを検出し、次いで、ある電子デバイスが遮られていることを決定する。電子デバイス100は、コンピュータビジョン技術を使用することによって画像内の3つの電子デバイスのデバイスタイプを識別し、4つの電子デバイスのデバイスタイプを参照して、遮られている電子デバイス及びデバイスタイプを決定する。電子デバイス100は、第2の前もってセットされた様態で画像内の遮られている電子デバイスのデバイスアイコンを表示する。例えば、第2の前もってセットされた様態は、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、方位情報に関係がある位置に表示することであってよい。
【0256】
例えば、
図8Cに示されるように、
図8Aと比較して、
図8Cのビューファインダインターフェース820は、デバイス画像532を含まない。ビューファインダインターフェース820はアイコン803及びプロンプト804を表示する。プロンプト804は、アイコン803が特別なアイコンであることをユーザにプロンプトするよう構成される。アイコン803は、デバイスHUAWEI soundXが電子デバイス100のカメラの撮影範囲内に存在することをユーザにプロンプトするために、電子デバイス100のビューファインダインターフェース820の中央エリアに表示されている。任意に、アイコン803は、デバイス画像532(つまり、HUAWEI soundX)の制御インターフェースを表示することを電子デバイス100にトリガしてもよい。
【0257】
いくつかの実施形態で、アイコン803又はプロンプト804は、デバイスの方位(角度、距離、などを含む)を示してもよい。例えば、アイコン803は、電子デバイス100のビューファインダインターフェース820においてデバイス画像5331の上に表示され、デバイスHUAWEI soundXがデバイス画像5331に対応するデバイス203によって遮られていることをユーザにプロンプトするために使用される。任意に、デバイスの方位は、代替的に、テキスト形式で(例えば、「HUAWEI soundXはデバイス画像5331の真後ろにある」)示されてもよく、あるいは、デバイスが遮られていることがテキスト形式で示される。
【0258】
任意に、アイコン803の表示エリアは、他のデバイス画像の表示エリアおよびデバイスアイコンの表示エリアと重なり合わない。電子デバイス100は、ビューファインダインターフェース820に表示されているデバイス画像531、デバイス画像533、デバイス画像534、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示エリアに基づき、アイコン803の表示エリアを決定する。
【0259】
本願において、デバイスHUAWEI soundXが第3電子デバイスと呼ばれる場合に、アイコン803又はプロンプト804は、代替的に、第2ラベルと呼ばれ得る。
【0260】
いくつかの実施形態で、他のデバイスが、識別のために使用され得る無線ポジショニング技術を備えていない場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100と同じアカウントにログインしているデバイスに対応するデバイスタイプを探すために、コンピュータビジョンを使用することによって他のデバイスのタイプ(例えば、携帯電話、タブレット、テレビ、又はサウンドボックス)を識別する。
【0261】
例えば、電子デバイス100が3つの検出応答を受信する場合に、電子デバイスは、近くに3つの電子デバイスがあることを検出する。検出応答は、デバイスの識別情報、例えば、デバイス名及びデバイスタイプなどの情報を運ぶ。電子デバイス100は、3つの電子デバイスが夫々、Matepad(デバイスタイプ:タブレットコンピュータ)、HUAWEI soundX(デバイスタイプ:サウンドボックス)、及びMatebook(デバイスタイプ:コンピュータ)であることを決定し、また、無線ポジショニング技術を使用することによって方位情報(3つの電子デバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度)を決定する。
【0262】
電子デバイス100によって捕捉された画像は、4つの電子デバイスの画像を含む。電子デバイス100は、コンピュータビジョン認識技術を使用することによって、ビューファインダインターフェースにおける4つの電子デバイスの画像の表示エリアを決定し、4つの電子デバイスのデバイスタイプが夫々、タブレットコンピュータ、サウンドボックス、コンピュータ、及びコンピュータであることを決定する。この場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100と同じアカウントを使用することによってログインされているデバイスの中からコンピュータを探す。電子デバイスは各々のログインアカウントを持っている。1つのアカウントは、1つ以上の電子デバイスと結び付けられ得る。電子デバイス100は、電子デバイス100のアカウントの下で、デバイスタイプがコンピュータである結び付けられた電子デバイスがあるかどうかを探す。そうである場合に、電子デバイス100は、そのコンピュータが画像内のデバイス画像との関連付け関係を有していると見なす。電子デバイス100は、前もってセットされた様態で画像内のコンピュータのデバイスアイコンを表示する。例えば、前もってセットされた様態は、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、画像内のデバイス画像の表示エリアに関係がある位置に表示することであってもよい。
【0263】
例えば、
図8Dに示されるように、
図8Aと比較して、ビューファインダインターフェース830は、デバイスアイコン805及びプロンプト806を含む。プロンプト806は、デバイス画像533に対応するデバイスとデバイスアイコン805との間に不確かな関連付け関係があることを示しながら、デバイスアイコン805が不確かなアイコンであることを示す。
【0264】
本願において、デバイス画像533に対応するデバイスが第4電子デバイスと呼ばれる場合に、デバイスアイコン805又はアイコン806は、代替的に、第4ラベルと呼ばれ得る。
【0265】
いくつかの実施形態で、他のデバイスが、識別のために使用され得る無線ポジショニング技術を備えていない場合に、電子デバイス100は、コンピュータビジョンを使用することによってデバイスタイプ(例えば、携帯電話、タブレット、テレビ、又はサウンドボックス)を識別し、電子デバイス100のGPS情報を使用することによって、電子デバイス100と同じ地理的位置にあるデバイスに対応するデバイスタイプを探す。
【0266】
例えば、電子デバイス100が3つの検出応答を受信する場合に、電子デバイスは、近くに3つの電子デバイスがあることを検出する。検出応答は、デバイスの識別情報、例えば、デバイス名及びデバイスタイプなどの情報を運ぶ。電子デバイス100は、3つの電子デバイスが夫々、Matepad(デバイスタイプ:タブレットコンピュータ)、HUAWEI soundX(デバイスタイプ:サウンドボックス)、及びMatebook(デバイスタイプ:コンピュータ)であることを決定し、また、無線ポジショニング技術を使用することによって方位情報(3つの電子デバイスと電子デバイス100との間の物理的距離及び角度)を決定する。
【0267】
電子デバイス100によって捕捉された画像は、4つの電子デバイスの画像を含む。電子デバイス100は、コンピュータビジョン認識技術を使用することによって、ビューファインダインターフェースにおける4つの電子デバイスの画像の表示エリアを決定し、4つの電子デバイスのデバイスタイプが夫々、タブレットコンピュータ、サウンドボックス、コンピュータ、及びコンピュータであることを決定する。この場合に、電子デバイス100は、電子デバイス100と同じ地理的位置にある電子デバイスの中からコンピュータを探す。
【0268】
各電子デバイスの設定インターフェースには、地理的位置の設定が含まれ得る。例えば、電子デバイス100がスマートデスクランプとペアリングされてそれへ接続されている場合には、ユーザは、スマートデスクランプのデバイス位置を、スマートデスクランプに関連したアプリケーションソフトウェア(例えば、Smart life)において部屋と設定し、電子デバイス100がスマートサウンドボックスとペアリングされてそれへ接続されている場合には、ユーザは、スマートサウンドボックスのデバイス位置を、スマートサウンドボックスに関連したアプリケーションソフトウェア(例えば、Smart life)においてリビングルームと設定し、電子デバイス100がコンピュータとペアリングされてそれへ接続されている場合には、ユーザは、コンピュータのデバイス位置を、コンピュータに関連したアプリケーションソフトウェア(例えば、Smart life)において会社と設定する。電子デバイス100は、電子デバイスの地理的位置に基づき、電子デバイス100が位置しているエリアを決定する。例えば、電子デバイス100は、GPSポジショニングにより、電子デバイス100の位置が会社内にあることを取得し、次いで、デバイス位置が会社に設定されている電子デバイスの中から、デバイスタイプがコンピュータである電子デバイスを探す。そうである場合に、電子デバイス100は、そのコンピュータが画像内のデバイス画像との関連付け関係を有していると見なす。電子デバイス100は、前もってセットされた様態で画像内のコンピュータのデバイスアイコンを表示する。例えば、前もってセットされた様態は、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、画像内のデバイス画像の表示エリアに関係がある位置に表示することであってもよい。この部分の内容については、
図8Dの関連する記載を参照されたい。
【0269】
本願において、デバイス画像533に対応するデバイスが第5電子デバイスと呼ばれる場合に、デバイスアイコン805又はアイコン806は、代替的に、第5ラベルと呼ばれ得る。
【0270】
いくつかの実施形態で、他のデバイスが、識別のために使用され得る無線ポジショニング技術を備えておらず、電子デバイス100が同じタイプの2つのデバイスの位置情報を正確に識別することができない場合に、電子デバイスは、ユーザが選択するための2つのラベルを出力する。
【0271】
例えば、電子デバイス100によって捕捉された画像は、2つの電子デバイスの画像を含む。電子デバイス100は、コンピュータビジョン認識技術を使用することによって、ビューファインダインターフェースにおける2つの電子デバイスの画像の表示エリアを決定し、2つの電子デバイスのデバイスタイプが夫々サウンドボックスであることを決定する。電子デバイス100は、検出応答を受信せず、2つのサウンドボックスの包囲を決定することができない。
【0272】
電子デバイス100は、上記の2つの実施形態で記載された方法で、対応するデバイスタイプが、電子デバイス100と同じアカウントにログインしているデバイスの中に存在するかどうかを探すか、あるいは、電子デバイス100のGPS情報を使用することによって、対応するデバイスタイプが、電子デバイス100と同じ地理的位置にあるデバイスの中に存在するかどうかを探し得る。電子デバイス100が、2つの方法において、デバイスタイプがサウンドボックスであるデバイスを決定する場合に、電子デバイス100は、前もってセットされた様態で画像にサウンドボックスのデバイスアイコンを表示する。例えば、前もってセットされた様態は、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、画像内のデバイス画像の表示エリアに関係がある位置に表示することであってもよい。
【0273】
電子デバイス100が、2つの方法において、デバイスタイプがサウンドボックスである2つのデバイスを決定する場合には、電子デバイスは、2つのサウンドボックスのデバイスを画像内の2つのサウンドボックス画像に一対一に対応付けることができないので、電子デバイス100は、前もってセットされた様態で画像内に2つのサウンドボックスのデバイスアイコンを表示する。前もってセットされた様態は、例えば、ビューファインダインターフェース内の固定位置に表示することであってよく、あるいは、他の例として、コントロールの形でビューファインダインターフェースにおいて提示されてもよい。電子デバイス100がコントロールに対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100は、ユーザが選択するための2つのデバイスアイコンを出力する。
【0274】
本願は、デバイスアイコンの表示エリアが重なり合わないという効果を実装するための、デバイスアイコンの表示形式を更に提供する。
図8Eに示されるように、
図8Eは、デバイスアイコンがラインを使用することによってデバイス画像の表示エリアの上方エリアに表示される表示形式を示す。
図8Eに示されるように、デバイス画像531及びデバイスアイコン5311は、デバイスアイコン5311がデバイス画像531に対応することを示すラインを使用することによって、接続されており、デバイス画像532及びデバイスアイコン5321は、デバイスアイコン5321がデバイス画像532に対応することを示すラインを使用することによって、接続されており、デバイス画像533及びデバイスアイコン5331は、デバイスアイコン5331がデバイス画像533に対応することを示すラインを使用することによって、接続されており、デバイス画像534及びデバイスアイコン5341は、デバイスアイコン5341がデバイス画像534に対応することを示すラインを使用することによって、接続されている。
【0275】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100が、デバイスアイコンの表示エリアが互いに重なり合っていることを検出するか、あるいは、ビューファインダインターフェース内の2つのデバイスアイコンの表示エリア間の最短距離が閾値に満たない場合に、電子デバイス100は、
図8Eに示されるデバイスアイコンを出力して、デバイスアイコンの表示エリアが重なり合わないようにする。
【0276】
ビューファインダインターフェース530に基づき、本願は、データ伝送方法を更に提供する。ユーザは、スライド操作(又はタップ操作)を実行することによって、ビューファインダインターフェース530内の他のデバイスと選択されたデータ(例えば、画像、ファイル、又は映像)を直ちに共有することができる。このように、ユーザによってデータを共有する操作ステップは単純化でき、他のデバイスとデータを共有する効率は向上し得る。以下は、データ伝送方法について詳細に機作するために3つのアプリケーションシナリオを例として別々に使用する。
【0277】
アプリケーションシナリオ1:例として
図9Aから
図9Eに示されるUI実施形態で、ユーザは、マルチタスクインターフェースにおいて、拡張現実表示に基づいて共有機能をトリガして、マルチタスクインターフェース内のアプリケーション又はアプリケーションのデータを他のデバイスと共有し得る。
【0278】
図9Aに示されるように、ユーザインターフェース520が
図9Aに表示されている。ユーザインターフェース520の説明については、
図5Bの関連する記載を参照されたい。例えば、電子デバイス100がカード521に対する長押し操作901を検出すると、電子デバイスは、カード521に対応する共有インターフェースに入る。電子デバイス100は、カード521に対応するアプリケーションと、カード521の現在のインターフェースにおいて共有することができるデータのタイプとを抽出し、それらをアイコン様態で共有インターフェースにおいて提示する。
【0279】
図9Bに示されるように、電子デバイス100はカメラを起動し、カメラを使用することによってリアルタイムで画像を捕捉し、画像を共有インターフェース920に表示する。共有インターフェース920の表示内容は、カメラによって捕捉された画像を含む。
図9Bは、共有インターフェース920の内容を示す。共有インターフェース920は、デバイス画像531、デバイス画像532、デバイス画像533、及びデバイス画像534を含む。
【0280】
共有インターフェース920において、デバイス画像531、デバイス画像532、デバイス画像533、デバイス画像534、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5321、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の具体的な説明については、
図5Fにおけるデバイス画像531、デバイス画像532、デバイス画像533、デバイス画像534、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5321、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0281】
共有インターフェース920は、1つ以上のアイコンを更に含んでもよく、1つ以上のアイコンの夫々は、共有することができるデータの1タイプを識別し、例えば、アプリケーションアイコン902及びファイルアイコン903がある。アプリケーションアイコン902は、カード521のアプリケーションに関連し、ファイルアイコン903は、カード521内の「小説1」のPDF文書に関連する。
【0282】
ユーザは、ドラッグ方式で対応するデバイスの表示エリアへアイコンをドラッグしてもよい。ユーザがアイコンを解放した後、電子デバイス100は、そのアイコンに対応するデータをデバイスへ送信する。
図9に示されるように、ファイルアイコン903を選択した後、ユーザは、共有インターフェース920においてファイルアイコン903をドラッグし、ファイルアイコン903をデバイス画像534の有効エリアへドラッグする。有効エリアは、デバイス画像534に対応する電子デバイス(電子デバイス204)とデータを共有するように電子デバイス100に指示することができるエリアである。ユーザがアイコンを解放した後、電子デバイス100は、無線通信方式で、ファイルアイコン903に関連した「小説1」のPDF文書を、デバイス画像534に対応する電子デバイス(電子デバイス204)へ送信する。
【0283】
具体的に、無線通信方式には、Zig-Bee、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイヤレス・フィデリティ(Wi-Fi)、超広帯域(UWB)、近距離通信(NFC)、Wi-Fiダイレクト接続(Wi-Fi Direct)、などが含まれるがこれらに限られない。
【0284】
いくつかの実施形態で、ユーザがファイルアイコン903をデバイス画像534の表示エリアへドラッグする場合に、電子デバイス100は、ユーザが現在のファイルアイコン903をデバイス画像534の表示エリアへドラッグしていることを示すために、共有インターフェース920においてデバイス画像534の表示エリアの明るさを増す。
【0285】
いくつかの実施形態で、ユーザは、ファイルアイコン903をデバイスアイコン5341の表示エリアへドラッグする。ユーザがアイコンを解放した後、電子デバイス100は、無線通信方式で、ファイルアイコン903に関連した「小説1」のPDF文書を、デバイス画像534に対応する電子デバイス(電子デバイス204)へ送信する。
【0286】
図9Dに示されるように、電子デバイス204は、電子デバイスによって送信された「小説1」のPDF文書を受信し、電子デバイス204の表示インターフェース1000においてプロンプトボックス1001を出力する。プロンプトボックス1001のテキストコンテンツは、「電子デバイスからのPDFファイルが受信されました。プロンプトボックスをタップして確認してください」であってよい。電子デバイス204がプロンプトボックス1001に対するタップ操作を検出する場合に、電子デバイス204は、「小説1」のPDF文書を開く。
図9Eに示されるように、「小説1」のPDF文書は、電子デバイス204の表示インターフェース1002において表示される。いくつかの実施形態で、
図9Dは任意である。電子デバイス204は、電子デバイスによって送信された「小説1」のPDF文書を受信し、電子デバイス204は、
図9Eに示されるように、文書を直接開く。
【0287】
本願において、共有されるべきアイコンは、代替的に、第1アイコンと呼ばれてもよい。ファイルアイコン903を選択した後、ユーザは、共有インターフェース920においてファイルアイコン903をドラッグし、ファイルアイコン903をデバイス画像534の有効エリアへドラッグする。ドラッグ操作は、代替的に、第3操作と呼ばれ得る。
【0288】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、ユーザが共有したいデータのタイプに基づき、ターゲットデバイスがデータタイプの出力をサポートすることができるかどうかを決定してもよい。ターゲットデバイスがデータタイプの出力をサポートしない場合に、プロンプト情報が、ターゲットデバイス以外の他のデバイスを選択することをユーザにプロンプトするために表示される。
【0289】
図10A及び
図10Bに示されるように、電子デバイスは、ファイルアイコン903をドラッグ方式でデバイス画像532の表示エリアへドラッグする。デバイス画像532に対応する電子デバイス201のデバイスタイプはオーディオデバイスであり、電子デバイス201のデバイス属性は表示機能を含まない。従って、ユーザがファイルアイコン903をデバイス画像532の表示エリアへドラッグすることを電子デバイスが検出する場合に、電子デバイス100は、デバイス画像532に対応する電子デバイスがファイルアイコン903に対応するPFD文書を出力することができないことを示すために、「HUAWEI soundXはタスクを実行できません」というプロンプト情報1100を出力する。任意に、ユーザがファイルアイコン903をデバイス画像532の表示エリアへドラッグし、アイコンを解放した後に、電子デバイス100はプロンプト情報1100を出力する。
【0290】
本願は、
図10A及び
図10Bに示される様態に制限されない。いくつかの実施形態で、ユーザは、デバイスアイコンの表示形式を使用することによって、データ共有のための選択可能なデバイスをプロンプトされてもよい。
【0291】
図10Cに示されるように、ユーザはファイルアイコン903を選択する。ファイルアイコン903は「小説1」のPDF文書に関連するので、ファイルアイコン903が選択されることを電子デバイスが検出する場合に、ビューファインダインターフェース920におけるデバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示エリアは明るくなる(又はアイコンの色が変化する)。任意に、デバイス画像531、デバイス画像533、及びデバイス画像534の表示エリアが明るくなる。これは、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341によって示されるデバイス画像531、デバイス画像533、及びデバイス画像534に夫々対応している電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204が、ファイルアイコン903に関連したPDF文書の出力をサポートするデバイスであることを示す。ユーザは、データ共有のためにこれらのデバイスの表示エリアへファイルアイコン903をドラッグするようプロンプトされる。
【0292】
任意に、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341のそれと比較して、デバイスアイコン5321の表示エリアの明るさ(又は色)は異なっており、デバイスアイコン5321に対応する電子デバイス201が、ファイルアイコン903に関連したPDF文書の出力をサポートしないことを示し、デバイス画像532の表示エリアへファイルアイコン903をドラッグしないようユーザにプロンプトする。
【0293】
本願において、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示形式は、代替的に、第1表示形式と呼ばれてもよく、デバイスアイコン5321の表示形式は、代替的に、第2表示形式と呼ばれてもよい。デバイスアイコンの更なる表示形式が存在してもよい。これは本願で制限されない。
【0294】
アプリケーションシナリオ2:例として
図11Aから
図11Dに示されるUI実施形態で、ユーザは、スクリーンショット操作を使用することによって、拡張現実表示に基づいて共有機能をトリガして、スクリーンショット画像を他のデバイスと共有し得る。
【0295】
図11Aに示されるように、
図11Aはユーザインターフェース1110を示す。任意に、ユーザインターフェース1110は、電子デバイスの任意の表示インターフェースであってよい。電子デバイス100がユーザインターフェース1110を表示し、スクリーンショット操作を受け取る場合に、電子デバイス100は、現在のインターフェースの表示コンテンツを収集し、ピクチャファイルを生成する。スクリーンショット操作は、1つ以上の仮想ボタンを使用することによってトリガされてよく、あるいは、1つ以上の物理ボタンを使用することによってトリガされてもよい。
【0296】
図11Bに示されるように、電子デバイス100はスクリーンショット操作を受け、現在のインターフェースの表示コンテンツを収集し、ピクチャファイルを生成する。スクリーンショットサムネイル1111が現在のユーザインターフェース1110に表示される。スクリーンショットサムネイル1111は、対応するピクチャファイルと関連付けられている。
図11Cに示されるように、ユーザはスクリーンショットサムネイル1111を長押しする。電子デバイス100がスクリーンショットサムネイル1111に対する長押し操作を検出すると、共有機能はトリガされ、電子デバイスは、
図11Dに示される共有インターフェース1120を表示する。電子デバイスはカメラを起動し、カメラを使用することによってリアルタイムで画像を捕捉し、画像を共有インターフェース1120に表示する。共有インターフェース1120の表示内容は、カメラによって捕捉された画像を含む。
図11Dに示されるように、
図11Dは、共有インターフェース1120の一例を示す。共有インターフェース1120は、デバイス画像531、デバイス画像532、デバイス画像533、及びデバイス画像534を含む。
【0297】
共有インターフェース1120はスクリーンショットサムネイル1111を更に含む。ユーザは、スクリーンショットサムネイル1111を自由にドラッグし得る。ユーザが共有インターフェース1120においていずれかのデバイスの表示エリアへスクリーンショットサムネイル1111をドラッグする場合に、ユーザがサムネイルを解放した後、電子デバイス100は、そのデバイスへ、スクリーンショットサムネイル1111に関連したピクチャファイルを送信する。
【0298】
同じ発明概念に基づいて、ユーザが、スクリーンショットサムネイル1111を、本願のこの実施形態での共有のために他のデバイスの表示エリアへドラッグする原理は、ユーザがファイルアイコン903を共有のために他のデバイスの表示エリアへドラッグする原理と同様である点に留意されたい。従って、ユーザがスクリーンショットサムネイル1111を共有のために他のデバイスの表示エリアへドラッグする実施については、ユーザがファイルアイコン903を共有のために他のデバイスの表示エリアへドラッグする実施の対応する記載を参照されたく、例えば、
図9Cから
図9Eに示される実施及び対応する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0299】
アプリケーションシナリオ3:例として
図12Aから
図12Eに示されるUI実施形態で、電子デバイスが共有のために画像を選択する操作を検出する場合に、ユーザは、拡張現実表示に基づいて共有機能をトリガして、1つ以上のピクチャファイルを他のデバイスと共有し得る。
【0300】
図12Aはユーザインターフェース1201の一例を示す。
図12Aに示されるように、ユーザインターフェース1201は、次のエリア、エリア1201、エリア1202、及びエリア1203のうちの1つ以上を含み得る
。
【0301】
エリア1201は、“ギャラリー”内の1つ以上のピクチャを表示するために使用されてよく、1つ以上のピクチャは、ユーザによって選択されたピクチャ、例えば、選択ピクチャ1205を含んでよい。いくつかの実施形態で、マーク1206が選択ピクチャ1205の上に表示されてもよく、マーク1206は、マーク1206に対応するピクチャ1205が電子デバイス100によって選択されていることを示し得る(つまり、ピクチャはユーザによって選択されている)。いくつかの他の実施形態で、ユーザは、エリア1201において左又は右スライドジェスチャなどを使用することによって切り替え又は更新を行ってもよい。ピクチャ1205はサムネイルであってもよい。エリア405に表示されたピクチャに対応する元のピクチャは、電子デバイス100に記憶されているピクチャであってもよく、あるいは、クラウドサーバに記憶されていてもよい。
【0302】
1つ以上のサービスオプション(例えば、“ブラウザ”及び“メッセージ”)がエリア1203には表示されてよい。サービスオプションに対応するアプリケーション又はプロトコルは、ユーザによって選択されているピクチャをコンタクト又はサーバと共有することをサポートし得る。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、サービスオプションに対して実行されてエリア1203において検出される操作(例えば、「メッセージ」アイコンに行われたタッチ操作)に応答して、サービスオプションに対応するアプリケーション又はプロトコルを使用することによって、選択されたピクチャをクラウドコンタクト又はサーバと共有するプロセスをトリガし得る。プロセスは、電子デバイス100がアプリケーション又はプロトコルを開き、アプリケーション又はプロトコルのユーザインターフェースを表示し、ユーザインターフェースにおいてユーザによるデータ共有の操作を検出すると、操作に応答してアプリケーション又はプロトコルを使用することによって、選択されたピクチャをクラウドコンタクト又はサーバと共有する、ことを含んでよい。
【0303】
エリア1202は、電子デバイス100によって自動的に発見される近くのデバイスオプション、例えば、Huawei Vision、Mate 30 Pro、Matebook X、またはプリンタを表示するために使用されてよい。エリア1202に表示されているデバイスオプション(例えば、Mate 30 Pro又はMatebook X)は、共有操作をトリガするために使用されてよい。デバイスオプションに対して実行された検出された操作(例えば、デバイスアイコンに対するタッチ操作)に応答して、電子デバイス100は、操作で選択されたデバイスオプションに対応するデバイスと選択されたピクチャを共有するプロセスをトリガしてよい。プロセスは、電子デバイス100が、選択されたデバイスオプションに対応するデバイスへの通信接続を確立し、次いで、通信接続を使用することによって、デバイスオプションに対応するデバイスへ選択されたピクチャを送信する、ことを含んでよい。
【0304】
ユーザインターフェース1210は、リアルタイムビューファインダ共有制御1204を更に含み、リアルタイムビューファインダ共有制御
1204は、共有インターフェースに入ることをトリガするよう構成される。電子デバイスがリアルタイムビューファインダ
共有制御
1204に対するユーザ操作を検出すると、電子デバイス100はカメラを起動し、
図12Bに示される共有インターフェース1220を表示する。共有インターフェースは、カメラによって捕捉された画像、デバイスアイコン、及び共有予定ピクチャバー1221を含む。
【0305】
いくつかの実施形態で、ユーザインターフェース1210のリアルタイムビューファインダ
共有制御1204は任意であり、電子デバイス100は、リアルタイムビューファインダ
共有制御1204を表示しなくてもよい。電子デバイスがユーザインターフェース1210を表示し、電子デバイス100がアップリフト操作を検出する場合に、電子デバイス100は、共有インターフェース1220の表示をトリガする。アップリフト操作については、
図7Cの記載を参照されたい。この実施形態で、電子デバイス100は、ある時点T1でユーザインターフェース1210を表示し、電子デバイス100がアップリフト操作を検出する場合に、電子デバイス100は、時点T2で共有インターフェース1220を表示する。時点T1から時点T2の間の時間インターバルは、閾値に満たない。
【0306】
アップリフト操作はユーザ操作の一例にすぎず、電子デバイス100は更に、他のユーザ操作を使用することによって共有インターフェース1220に入ってもよいことが理解され得る。
【0307】
ピクチャバー1221は、“ギャラリー”内の1つ以上のピクチャを表示するよう構成され、1つ以上のピクチャは、ユーザによって選択されたピクチャ、例えば、選択ピクチャ1205を含んでよい。いくつかの実施形態で、マーク1206が選択ピクチャ1205の上に表示されてもよく、マーク1206は、マーク1206に対応するピクチャ1205が電子デバイス100によって選択されていることを示し得る(つまり、ピクチャはユーザによって選択されている)。いくつかの他の実施形態で、ユーザは、エリア1201において左又は右スライドジェスチャなどを使用することによって切り替え又は更新を行ってもよい。
【0308】
1つ以上のピクチャを選択した後、ユーザは、共有インターフェースにおいていずれかのデバイスを選択する。電子デバイス100がデバイスアイコンに対するユーザ操作(例えば、デバイスアイコンに対するタップ操作)を検出する場合に、電子デバイス100は、ユーザによって選択されたデバイスアイコンに対応するデバイスと選択されたピクチャを共有するプロセスをトリガしてよい。プロセスは、電子デバイス100が、選択されたデバイスアイコンに対応するデバイスへの通信接続を確立し、次いで、通信接続を使用することによって、デバイスアイコンに対応するデバイスへ選択されたピクチャを送信する、ことを含んでよい。
【0309】
図12Cに示されるように、ピクチャ1205を選択した後、ユーザはデバイスアイコン5311をタップする。電子デバイス100は、デバイスアイコン5311に対するユーザ操作を検出し、ピクチャ1205を、デバイス画像531に対応する電子デバイス202へ送信する。
図12Dに示されるように、電子デバイス202は、電子デバイス100によって送信されたピクチャ1205を受信し、電子デバイス202の表示インターフェースにおいてプロンプトボックス1211を出力する。プロンプトボックス1211のテキストコンテンツは、「電子デバイスからの
ピクチャが受信されました。プロンプトボックスをタップして確認してください」であってよい。電子デバイス202がプロンプトボックス1211に対するタップ操作を検出する場合に、電子デバイス202はピクチャ1205を開く。図
12Eに示されるように、ピクチャ1205は、電子デバイス202の表示インターフェースにおいて表示される。いくつかの実施形態で、
図12Dは任意である。電子デバイス202は、電子デバイスによって送信されたピクチャ1205を受信し、電子デバイス202は、
図12Eに示されるように、ピクチャを直接開く。
【0310】
いくつかの実施形態で、ユーザは、デバイスアイコンの表示形式を使用することによって、データ共有のための選択可能なデバイスをプロンプトされてもよい。
【0311】
図12Fに示されるように、ユーザはピクチャ1205を選択する。ピクチャ1205のデータタイプはピクチャであるから、ピクチャ1205が選択されることを電子デバイスが検出する場合に、ビューファインダインターフェース920におけるデバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示エリアは明るくなる(又はアイコンの色が変化する)。任意に、デバイス画像531、デバイス画像533、及びデバイス画像534の表示エリアが明るくなる。これは、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341によって示されるデバイス画像531、デバイス画像533、及びデバイス画像534に夫々対応している電子デバイス202、電子デバイス203、及び電子デバイス204が、ピクチャ1205の出力をサポートするデバイスであることを示す。ユーザは、データを共有するためにこれらのデバイスのデバイスアイコンをタップするようプロンプトされる。
【0312】
任意に、デバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341のそれと比較して、デバイスアイコン5321の表示エリアの明るさ(又は色など)は異なっており、デバイスアイコン5321に対応する電子デバイス201が、ピクチャ1205の出力をサポートしないことを示し、デバイス画像532の表示エリアをタップしないようユーザにプロンプトする。
【0313】
本願において、デバイスアイコンは更なる形式で表示されてもよい。これは本願で制限されない。
【0314】
3つの例となるシナリオにおいて、デバイス間のデータ伝送は、本願の実施形態で提供されるデバイス識別方法に基づき実施され、それにより、ユーザによってデータを共有する操作ステップは単純化することができ、他のデバイスとデータを共有する効率は改善され得る。具体的に、本願の実施形態は写真共有方法を更に提供し、それにより、ユーザは、カメラアプリケーションの写真撮影プレビューインターフェースで写真を直ちに共有することができる。以下は、写真共有方法について詳細に記載する。
【0315】
多数の端末がある環境では、複数の端末の間でのピクチャ、ファイル、などの共有がますます一般的になってきている。ユーザが共有することを期待するターゲット端末を直ちにかつ効率的に見つけ、ユーザによってターゲット端末を探す効率及びエクスペリエンスを改善する方法は、非常に重要になっている。
【0316】
携帯電話が一例として使用される。携帯電話を使用することによって写真を撮影した後、ユーザはしばしば、他のユーザ又は他の電子デバイスと写真を共有する必要がある。ユーザによって写真を共有する現在のプロセスでは、ユーザは、一連の複雑な操作、例えば、“ギャラリー”を開き、写真を選択し、共有するようタップし、他の電子デバイスを探し、対象の電子デバイスを選択し、写真を送信して写真を対象の電子デバイスと共有する、といった複数の操作を実行する必要がある。写真共有プロセスにおいて、操作は複雑であり、複数のインタラクションプロシージャが存在し、写真を共有する効率は低い。
【0317】
図13(a)、
図13(b)、
図13(c)、
図13(d)、及び
図13(e)は、写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェース(graphical user interfaces,GUI)の模式図である。
図13(a)は、アンロックモードで携帯電話によって現在出力されているインターフェースコンテンツ1301を示す。インターフェースコンテンツ1301は、
“音楽
”、
“設定
”、
“ギャラリー
”、及び
“カメラ
”などの複数のアプリケーション(applications,APP)を表示する。インターフェースコンテンツ1301は、より多くのアプリケーションを更に含んでもよいことが理解されるべきある。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0318】
図13(a)に示されるように、ユーザはカメラアプリケーションのアイコンをタップし、ユーザのタップ操作に応答して、携帯電話は、
図13(b)に示されるカメラアプリケーションのメインインターフェース1302、又は「写真撮影プレビューインターフェース」に入る。写真撮影プレビューインターフェースで提示される画像は、「プレビューピクチャ」又は「プレビュー画像」と呼ばれる。
【0319】
本願のこの実施形態では、
図13(b)に示されるように、写真撮影プレビューインターフェース1302は、中央にあるプレビュー画像と、インターフェースの上領域及び下領域に表示されるカメラアプリケーションのボタン、メニューオプション、などとを含んでよいことが理解されるべきある。後続の実施形態では、写真撮影プレビューインターフェース及びプレビュー画像の両方が、カメラアプリケーションの写真撮影インターフェースについて記載するために使用される場合があり、例えば、「写真撮影プレビューインターフェースにリマインダウィンドウを表示すること」又は「プレビュー画像にリマインダウィンドウを表示すること」は、厳密に区別されない。詳細はその後に再び記載されない。
【0320】
本願のこの実施形態では、写真撮影プレビューインターフェースは、プレビュー画像、写真撮影シャッターボタン、ローカルアルバムアイコン、カメラ切り替えアイコン、などを含むインターフェースを表示してもよいことが更に理解されるべきである。インターフェースの表示内容が変化し、例えば、識別されたデバイスのラベルが表示される場合に、インターフェースは、依然として、写真撮影プレビューインターフェースと呼ばれ得る。詳細はその後に再び記載されない。
【0321】
カメラアプリケーションのメインインターフェース1302は、写真撮影シャッターボタン31、ローカルアルバムアイコン32、及びカメラ切り替えボタン33などの複数のボタン及びメニューオプションを含む。ユーザは、複数のボタン及びメニューオプションを使用することによって、異なる操作を実施し得る。ユーザは、写真撮影シャッターボタン31をタップするよう
図13(b)に示される操作1を実行してよい。ユーザの写真撮影操作に応答して、携帯電話は写真を撮り、撮影した写真をローカルアルバムにセーブする。
【0322】
ユーザが現在撮影されている写真又はローカルアルバム内の他の写真を他の電子デバイスと共有することを期待する場合に、ユーザは、カメラアプリケーションのメインインターフェース1302内のローカルアルバムアイコン32をタップするよう
図13(b)に示される操作2を実行してよく、ユーザのタップ操作に応答して、携帯電話は写真表示インターフェース1303に入る。写真表示インターフェース1303は、現在撮影されている写真を表示し得る。
図13(c)に示されるように、ユーザは、写真表示インターフェース1303内の「共有」ボタンをタップし、それから、携帯電話は写真共有インターフェース1304に入る。
【0323】
写真共有インターフェース1304は、写真エリア及び共有メニューエリアを含んでよい。写真エリアは、撮影された複数の写真を表示してよく、ユーザは、共有されることを期待される写真を選択するために写真の右下角にある「選択」ボックスをタップしてよい。共有メニューエリアは、ユーザに複数の写真共有方法、例えば、「Huawei共有(Huawei Share)」、「友人へ送る」、「Bluetooth」、「友人へ送る」、「Weibo」、「メッセージ」、「電子メール」、及び「ノート」を提供してよい。異なる写真共有方法は、異なるアプリケーション(例えば、WeChat)に関連してもよく、詳細はここで再び記載されない。
【0324】
図13(d)に示されるように、ユーザは、写真共有インターフェース1304内の「Huawei共有(Huawei Share)」ボタンをタップし、携帯電話は、
図13(e)に示されるインターフェースに入り、共有することができる複数の電子デバイス、例えば、Ma’s P30及びMateBookを表示する。ユーザは、対象の電子デバイスと選択された写真を共有するために、ユーザの要件に従って、共有されるべき対象の電子デバイスのアイコンを選択してよい。
【0325】
相応して、ユーザが写真を共有することを期待する対象の電子デバイスをユーザがタップした後、対象の電子デバイスでは受信ウィンドウがポップアップしてもよく、受信ウィンドウは、現在共有されている写真を受信すべきかどうかを選択するために使用されてよい。
【0326】
以上は、ユーザが、カメラアプリケーションを使用することによって写真を撮った後に、写真を他の電子デバイスと共有するプロセスについて記載する。当該プロセスにおいて、写真を撮影すること、“ギャラリー”を開くこと、ピクチャを選択すること、共有にタップすること、共有方法を選択すること、他の電子デバイスを探すこと、対象の電子デバイスを選択すること、及びピクチャを送信することなどの複数のユーザ操作が連続して実行され、それから、撮影された写真を対象の電子デバイスと共有され得る。この写真共有プロセスでは、そうさが複雑であり、複数のインタラクションプロシージャがあり、写真を共有する効率が低い。
【0327】
従って、本願の実施形態は、写真共有方法を提供する。
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)乃至
図18に示されるUI実施形態では、ユーザは、カメラアプリケーションを使用することによって他の電子デバイスと写真を直ちに共有し得る。
【0328】
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)は、本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
図14(a)に示されるように、アンロックモードにおいて、携帯電話によって現在出力されているインターフェースコンテンツ1401で、ユーザはカメラアプリケーションのアイコンをタップし、ユーザのタップ操作に応答して、携帯電話は、
図14(b)に示される写真撮影プレビューインターフェース1402を表示する。写真撮影プレビューインターフェース1402で、ユーザは、写真撮影シャッターボタン31をタップし、ユーザの写真撮影操作に応答して、携帯電話は写真を撮り、撮影した写真をローカルアルバムにセーブする。
【0329】
ユーザは、ローカルアルバムアイコン32を長押しするよう
図14(c)に示される操作を実行する。ユーザの長押し操作に応答して、携帯電話は、
図14(d)に示されるインターフェース1404を表示し、インターフェース1404において、サムネイル、又は「写真サムネイル」とも呼ばれる、のアイコン30を表示する。更に、携帯電話は、デバイス識別機能を有効にし、現在の写真撮影プレビューインターフェース1404に提示されているプレビュー画像に基づき、プレビュー画像が他の電子デバイスを含むかどうかを識別する。
【0330】
例えば、
図14(d)に示されるように、現在提示されているプレビュー画像がテーブルの上にある携帯電話10及びパーソナルコンピュータ20(personal computer,PC)20を含む場合に、携帯電話は、プレビュー画像内の携帯電話10及びPC20を識別し、インターフェース1404において、識別された携帯電話10の名称及び識別されたPC20の名称を表示してよい。例えば、携帯電話10の名称は「P40」であり、PC20の名称は「MateBook」である。
【0331】
任意に、携帯電話は、識別されているプレビュー画像内の他の電子デバイスの名称を表示せずに、「デバイス1」、「デバイス2」などとマークするだけでもよい。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0332】
図14(b)及び
図14(c)に示されているプレビュー画像は、携帯電話の正面カメラ又は背面カメラによって取得され得る点にここでは留意されたい。写真を撮影するカメラは、本願のこの実施形態で制限されない。例えば、
図14(b)のフィギュア写真が携帯電話の正面カメラによって取得される場合に、ユーザが背面カメラを使用することによって電子デバイスを識別する必要があるならば、ユーザは、切り替えを実行するためにカメラ切り替えボタン33をタップしてもよい。他の例として、
図14(b)のフィギュア写真が携帯電話の背面カメラによって取得される場合に、ユーザが正面カメラを使用することによって電子カメラを識別する必要があるならば、ユーザは、切り替えを実行するためにカメラ切り替えボタン33をタップしてもよい。
【0333】
上記の実施形態で、長押し操作は、ユーザが写真共有プロセスをトリガするためにローカルアルバムアイコン32を長押しする操作について説明するために一例として使用されている点にここでは更に留意されたい。本願の実施形態において、本願の実施形態で提供される写真共有プロセスは、代替的に、他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、あるいは、携帯電話は、プレビュー画像内の電子デバイスを識別することを他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、例えば、前もってセットされた操作は、ローカルアルバムアイコン32を長押しすること、ローカルアルバムアイコン32をダブルタップすること、又は写真撮影プレビューインターフェース1403において固定パターンを描くことに限られない。これは本願の実施形態で制限されない。
【0334】
可能な実施において、携帯電話は、ローカルアルバムアイコン32に対してユーザによって実行された長押し操作を検出した後、携帯電話の識別機能をトリガする。言い換えると、携帯電話が、ローカルアルバムアイコン32に対してユーザによって実行された長押し操作を検出しない場合に、携帯電話は、プレビュー画像内のオブジェクトを識別せずに、
図14(c)に示されるものを表示してもよい。ローカルアルバムアイコン32に対してユーザによって実行された長押し操作を検出した後、携帯電話は、プレビュー画像内のオブジェクトの識別をトリガし、
図14(d)に示されるように、識別された電子デバイスの名称「P40」及び「MateBook」をマークする。上記の実施において、携帯電話がプレビュー画像内のオブジェクトを識別する状態に常にあることは回避され得、それによって、携帯電話の電力消費を低減する。
【0335】
他の可能な実施では、携帯電話は常にデバイス識別機能を有効にしてもよい。具体的に、携帯電話は、プレビュー画像内のオブジェクトを継続的に識別し、ローカルアルバムアイコン32に対してユーザによって実行された長押し操作を検出した後、識別された電子デバイスの名称をマークし、
図14(d)に示されるアイコン「P40」及び「MateBook」を表示する。
【0336】
上記の実施では、携帯電話は、プレビュー画像に含まれているオブジェクトを前もって決定することができ、ユーザがローカルアルバムアイコン32を長押しすることによって写真共有機能を有効にする場合に、携帯電話は、識別された電子デバイスの名称をインターフェースに直ちに表示し、それによって、携帯電話によってプレビュー画像内のオブジェクトを識別する速度を向上させる。
【0337】
携帯電話が現在のプレビュー画像に含まれているP40及びMateBookを識別した後、ユーザは、ユーザの要件に従ってサムネイル写真のアイコン30を長押しし、共有されるべきターゲットデバイスへサムネイル写真のアイコン30をドラッグしてもよい。
【0338】
例えば、
図14(d)に示されるように、「P40」及び「MateBook」のアイコンがプレビュー画像に表示されている。ユーザは、サムネイル写真のアイコン30を長押しし、サムネイル写真のアイコン30をP40のアイコンエリアへドラッグし、そして、アイコン30を解放する。代替的に、ユーザは、サムネイル写真のアイコン30を長押しし、サムネイル写真のアイコン30を、P40が位置しているエリア内の任意の位置へドラッグし、そして、アイコンを解放する。
【0339】
任意に、ユーザは、サムネイル写真のアイコン30をP40のアイコンの位置へドラッグし、次いでアイコンを解放してもよい。P40のアイコンは、ユーザに、現在撮影されている写真を、プレビュー画像において識別されているP40と共有することを催促するために、異なる色で提示されるか、あるいは、サイズ変化、ジャンプ、及び明滅光などの他の動的な効果を表示してもよい。例えば、
図14(e)に示されるように、ユーザがサムネイル写真のアイコン30をP40のアイコンの位置へドラッグする場合に、「P40」アイコンの色は変化する。この場合に、ユーザは、サムネイル写真のアイコン30を解放して、現在撮影されている写真がP40と共有され得るようにする。
【0340】
更なる他の可能な実施では、ユーザがサムネイル写真のアイコン30をドラッグするプロセスにおいて、リマインダ制御がプレビュー画像に更に表示されてもよい。例えば、
図14(e)に示されるように、リマインダ制御は矢印40などであってよく、矢印40は、写真共有機能を実施するために、矢印40によって識別されている位置へサムネイル写真のアイコン30をドラッグするようユーザにプロンプトするよう静的に表示されても、ジャンプしても、又は明滅してもよい。リマインダ制御の表示様態は、本願の実施形態で制限されない。
【0341】
上記の実施プロセスについては、携帯電話は、画像検出、3Dスキャン技術、及びマシンビジョンなどの複数の異なる方法で、プレビュー画像に含まれる他の電子デバイスを検出し識別し得ることが理解されるべきある。携帯電話はプレビュー画像内の他の電子デバイスを識別する方法は、本願の実施形態で制限されない。
【0342】
本願の実施形態において、携帯電話は、複数の可能なポジショニング技術を使用することによってプレビュー画像内の他の電子デバイスを識別し、他の電子デバイスの位置を決め得ることが理解されるべきある。
【0343】
任意に、本願の実施形態におけるポジショニング技術は、Bluetoothに基づいた無線検知ポジショニング、超広帯域(ultra wide-band,UWB)検知に基づいた無線検知ポジショニング、及びコンピュータビジョンに基づいたポジショニング、又は上記の複数のポジショニング技術の組み合わせ、あるいは、更なる他のポジショニング技術などの技術のうちの1つを含んでよい。携帯電話によって他の電子デバイスを位置決めする方法は、本願の実施形態で制限されない。
【0344】
更には、本願のこの実施形態において、プレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別した後、携帯電話は、現在のプレビュー画像内のオブジェクトの表示位置に基づき、電子デバイスアイコンを表示する位置を決定してもよい。
【0345】
可能な様態では、携帯電話は、プレビュー画像上で、電子デバイスが位置しているエリア内で他の電子デバイスにマークを付すアイコンを表示してもよい。例えば、
図14(d)に示されるように、プレビュー画像においてP40及びMateBookを識別した後、携帯電話は、識別された携帯電話の位置で「P40」とマークされたアイコンを表示し、PCの位置で「MateBook」とマークされたアイコンを表示する。
【0346】
任意に、他の電子デバイスにマークを付すアイコンは、電子デバイスのポジショニング装置の近くのエリアに表示されてもよい。例えば、携帯電話は、プレビュー画像内のP40の位置を決めるために、UWBチップを使用することによってP40と通信する。P40のUWBチップがP40の右上角に設置されている場合には、
図14(d)で「P40」を含むアイコンは、P40の右上角にあるUWBチップが位置しているエリアに表示され得る。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0347】
他の可能な様態では、他の電子デバイスにマークを付すアイコンは、プレビュー画像内のブランクエリアに表示されてもよく、プレビュー画像内の他のオブジェクトを遮られない。例えば、
図14(d)に示されるように、プレビュー画像においてP40及びMateBookを識別した後、携帯電話は、P40の右側にあるPCを遮られないように、プレビュー画像の左境界に、「P40」とマークされたアイコンを表示し、また、MateBookの左側にある携帯電話を遮られないように、プレビュー画像の右境界に、「MateBook」とマークされたアイコンを表示する。
【0348】
上記のアイコン表示方法は、プレビュー画像内の他のオブジェクトを遮らずに、識別された電子デバイスにマークを付すことができる。これは、ユーザの視覚及び視覚認知に影響を及ぼさず、ユーザの視覚経験を改善する。
【0349】
上記の方法に従って、写真撮影プロセスにおいて、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし、携帯電話の識別機能及びポジショニング機能を参照して、カメラのプレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別し得る。ユーザは、他の周囲の電子デバイスと写真を直ちに共有するために、共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアへ直接ドラッグしてよい。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0350】
他の可能なシナリオでは、携帯電話がプレビュー画像内の他の電子デバイスを識別する場合に、識別された電子デバイスは、障害物によって遮られることがあり、つまり、電子デバイスはプレビュー画像において見ることができない。このシナリオについては、本願の実施形態は、撮影した写真をプレビュー画像において遮られている電子デバイスと直ちに共有するための写真共有方法を更に提供する。
【0351】
図15(a)、
図15(b)、
図15(c)、及び
図15(d)は、本願の実施形態に係る写真共有プロセスの他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
図15(a)に示されるように、写真撮影プレビューインターフェース1501で、携帯電話は、プレビュー画像内のPC20がMateBookであることを識別し、「MateBook」とまーくさえを表示する。更に、携帯電話は、MateBookの後ろに遮られたデバイス1が存在することを識別する。このシナリオで、MateBookはデバイス1を遮っており、リマインダウィンドウ50が、携帯電話の写真撮影プレビューインターフェース1501に表示されてよい。リマインダウィンドウ50は、検出されたデバイス1をユーザに気付かせるために使用されるテキスト情報を含んでよい。
【0352】
任意に、本願のこの実施形態で、リマインダウィンドウ50のテキストリマインダに加えて、リマインダはアイコンリマインダを更に含んでもよい。例えば、リマインダウィンドウ50に加えて、携帯電話の写真撮影プレビューインターフェース1501は、静的に表示された矢印、動的に明滅する矢印、又はジャンプする矢印などの、遮られている電子デバイスの位置をマークするアイコンを更に含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0353】
例えば、
図15(a)に示されるように、リマインダウィンドウ50は、「デバイス1を検出。共有しますか?」を表示する。ユーザがリマインダウィンドウ50をタップした後、携帯電話は、
図15(b)に示されるインターフェース1502を表示する。インターフェース1502は写真共有ウィンドウ60を含む。ユーザは、現在撮影されている写真を遮られているデバイス1と共有すると決定するために、写真共有ウィンドウ60の「共有」ボタンをタップしてよい。
【0354】
代替的に、ユーザが
図15(a)に示されるリマインダウィンドウ50をタップした後、携帯電話はもはや
図15(b)のインターフェースを更に表示せず、撮影した写真を遮られているデバイス1と直接共有してもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0355】
携帯電話は、Bluetooth及びワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)モジュールなどの複数の可能な方式で他の近くの電子デバイスと通信してもよい点に留意されたい。この場合に、携帯電話は近くの電子デバイスを検知し得る。代替的に、携帯電話は、UWBなどの無線ポジショニング技術を使用することによって、近くに他の電子デバイスが存在することを決定し、電子デバイスのタイプなどを識別し、また、写真撮影プレビューインターフェースにおいて電子デバイスのタイプを表示してもよい。本願の実施形態において、携帯電話と他の近くの電子デバイスとの間の通信インタラクション方式及びポジショニング方式は、制限されない。
【0356】
上記の方法に従って、携帯電話が、プレビュー画像において他の電子デバイスが存在し、その電子デバイスが障害物によって遮られていることを識別する場合に、ユーザによって写真を共有するプロセスにおいて、テキスト又はアイコンなどのリマインダ情報が、遮られている電子デバイスの位置をユーザにプロンプトするために、写真撮影プレビューインターフェースにおいて表示されてもよく、ユーザは更に、撮影した写真を遮られている電子デバイスと直ちに共有することができる。このように、ユーザが遮られている電子デバイスと写真を共有するための可能な方法が提供され、ユーザによって写真を共有する操作ステップは簡単にされる。
【0357】
他の可能なシナリオでは、携帯電話は、無線ポジショニング技術を使用することによって近くに他の電子デバイスが存在するが、その電子デバイスが携帯電話の現在のプレビュー画像に表示されていないことを識別する。このシナリオについては、本願の実施形態において、リマインダ情報が、特定の方法で他の電子デバイスが存在することをユーザに気付かせるために、写真撮影プレビューインターフェースに更に表示されてもよい。
【0358】
例えば、
図15(c)に示されるように、写真撮影プレビューインターフェース1503で、携帯電話のカメラによって取得されたプレビュー画像には如何なる電子デバイスも含まれていないが、携帯電話はプレビュー画像の外側の左側エリアに3つの電子デバイスを検出し得る。このシナリオにおいて、リマインダウィンドウ70がインターフェース1503で表示されてよく、リマインダウィンドウ70は、複数の検出された電子デバイスをユーザに気付かせるために使用されるテキスト情報を含んでもよい。
【0359】
任意に、本願のこの実施形態で、リマインダウィンドウ70のテキストリマインダに加えて、リマインダはアイコンリマインダを更に含んでもよい。例えば、リマインダウィンドウ70に加えて、携帯電話の写真撮影プレビューインターフェース1503は、静的に表示された矢印、動的に明滅する矢印、又はジャンプする矢印などの、遮られている電子デバイスの位置をマークするアイコンを更に含んでもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0360】
例えば、
図15(c)に示されるように、リマインダウィンドウ70は、ここでは3台の電子デバイスが検出されています。電子デバイスに関する情報を取得するためにカメラを回転させてください、と表示する。ユーザがリマインダウィンドウ70をタップした後、携帯電話は、
図15(d)に示されるインターフェース1504を表示する。インターフェース1504はデバイスリストウィンドウ80を含む。ユーザは、デバイスリストウィンドウ80内のいずれかのデバイス、例えば、デバイス3をタップして、現在撮影されているデバイス3と共有し得る。
【0361】
代替的に、他の可能な様態では、ユーザは、インターフェース1503上のリマインダ情報に基づいて携帯電話の方を回転させてもよく、それにより、携帯電話のカメラは、検出された3つの電子デバイスを取得し、プレビュー画像において、ユーザが写真を共有すべきデバイス3を表示して、撮影された写真が、
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)で記載されている方法に従って、他のデバイスと直ちに共有され得るようにしてもよい。
【0362】
上記の方法に従って、携帯電話のカメラによって取得されたプレビュー画像には他の電子デバイスがないが、携帯電話が近くに他の電子デバイスが存在することを検出する場合に、ユーザが写真を共有することができる近くの他の電子デバイスの情報、位置、などをユーザにプロンプトするために、テキスト又はアイコンなどのリマインダ情報が写真撮影プレビューインターフェースに表示されてもよい。このように、写真共有プロセスにおいて、ユーザは、プレビュー画像内の他の電子デバイスへ写真をドラッグすることによって、撮影した写真を電子デバイスと直ちに共有することができ、それによって、ユーザに他の可能な写真共有方法を提供し、ユーザによって写真を共有する操作ステップを簡単にする。
【0363】
本願のこの実施形態において、携帯電話は送信デバイスとして使用され、ユーザによって共有された写真を受信する電子デバイスは、「受信デバイス」として使用されてよい。
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)、並びに
図15(a)、
図15(b)、
図15(c)、及び
図15(d)の写真共有プロセスについては、ユーザが、サムネイル写真のアイコン30を、携帯電話によって識別された受信デバイスへドラッグした後、相応して、写真の受信ウィンドウが受信デバイスに現れてもよい。
【0364】
図16は、本願の実施形態に係る写真受信の一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。例えば、
図16の(a)は、受信デバイスの可能なインターフェース1601を示す。インターフェース1601は、受信デバイスのホーム画面、いずれかのアプリケーションの実行インターフェース、などに限られない。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0365】
受信デバイスのホーム画面1601が一例として使用される。ユーザが携帯電話に対して写真共有操作を行った後、受信デバイスは、
図16の(b)に示されるインターフェース1602を表示する。インターフェース1602は、写真の受信ウィンドウ90を含む。任意に、写真の受信ウィンドウ90は、「確認」及び「閉じる」などのボタンをユーザに提供してもよく、それにより、ユーザは、受信デバイスを使用することによって、共有された写真を直ちに見る。
【0366】
任意に、写真の受信ウィンドウ90は、受信デバイスのインターフェース上で写真を表示する前もってセットされた期間の後、受信デバイスの通知バーに自動的に退去又は隠匿されてもよい。ユーザは、プルアップ操作を使用することによって通知バーの写真共有結果を見たり、あるいは、更には、プルダウン操作を使用することによって通知バーに写真共有結果を閉じたりすることができる。このプロセスについては、従来技術の関連する操作を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0367】
ユーザが、サムネイル写真のアイコン30を、識別されたプレビュー画像内の受信デバイスへドラッグし、そして、サムネイル写真のアイコン30を解放した後、携帯電話は、現在撮影されている写真を受信デバイスへ送信してよいことが理解されるべきである。例えば、送信方法は、Bluetooth伝送、Wi-Fi伝送、近距離通信(near-field communication,NFC)伝送、及び将来の第5世代(5th generation,5G)モバイル通信システムなどの複数の可能な高レート通信方式に制限され得ない。写真伝送方法は本願のこの実施形態で制限されない。
【0368】
共有された写真は、写真撮影シャッターボタンを現在タップすることによってユーザによって撮影されている最新の写真であってよく、あるいは、以前にユーザによって撮影された写真であってよく、あるいは、ユーザの携帯電話に記憶されている他のソースからのピクチャであってもよいことが更に理解されるべきである。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0369】
言い換えると、ユーザは、カメラアプリケーションを開き、写真を撮影せずに、ローカルアルバムアイコンを直接長押ししドラッグして、ローカルアルバム内で写真撮影日時が現在日時に最も近い第1の写真、又はユーザの携帯電話に記録されている他のソースからのピクチャを受信デバイスと共有し得る。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0370】
以上は、ユーザがカメラアプリケーションを使用することによって1つの写真を共有するプロセスについて記載している。これに加えて、本願の実施形態は、写真共有方法を更に提供する。ユーザは、カメラアプリケーションを使用することによって、プレビュー画像内で識別された受信デバイスと複数の写真を共有してもよい。
【0371】
図17(a)、
図17(b)、
図17(c)、
図17(d)、
図17(e)、及び
図17(f)は、本願の実施形態に係る写真共有プロセスの一例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。
図17(a)に示されるように、アンロックモードにおいて、携帯電話はホーム画面1701を現在出力している。ユーザは、ホーム画面1701内のカメラアプリケーションのアイコンをタップし、ユーザのタップ操作に応答して、携帯電話は、
図17(b)に示される写真撮影プレビューインターフェース1702を表示する。写真撮影プレビューインターフェース1702で、ユーザは写真撮影シャッターボタン31をタップし、ユーザの写真撮影操作に応答して、携帯電話は写真を撮り、撮影した写真をローカルアルバムにセーブする。
【0372】
ユーザは、
図17(c)に示される操作を実行し、具体的には、ローカルアルバムアイコン32を選択し、ローカルアルバムアイコン32を矢印によって示される方向に沿って上方向にドラッグする。ユーザのドラッグ操作に応答して、携帯電話は、
図17(d)に示されるインターフェース1704を表示する。インターフェース1704には、写真リストが表示されている。
図17(d)に示されるように、写真リストは、写真1、写真2、及び写真3などの複数の写真のサムネイルを表示してよい。任意に、写真リストは、インターフェース1704の下方領域に表示されてもよく、インターフェース1704内のプレビュー画像の表示は影響を及ぼされず、それにより、ユーザがプレビュー画像の内容を見ることができることは保証される。
【0373】
可能な場合において、写真リスト内の写真は、ユーザの写真撮影順序に従って配置されてよい。例えば、写真1は、ユーザによって撮られた最新の写真であり、写真2の写真撮影時間及び写真3の写真撮影時間は、写真1の写真撮影時間よりも前である。
【0374】
代替的に、写真リスト内の写真は、他の可能な配置順序に従って配置されてもよい。例えば、写真撮影場所が会社であることが検出される場合に、写真撮影場所が会社である写真が写真リストに配置されてよい。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0375】
可能な場合において、ユーザが、写真リストを表示するために、
図17(c)に示される操作を実行した後、写真リスト内の最初の写真がデフォルトで選択されてよい。言い換えると、
図17(d)の写真1の右下角が、デフォルトで、選択された共有されるべき写真として識別される。ユーザが写真1を共有することを期待しない場合には、ユーザは、写真1の選択を解除するよう写真1の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。同じようにして、ユーザが写真1、写真2、及び写真3を同時に共有することを期待する場合には、ユーザは、複数の共有されるべき写真を選択するよう各写真の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。詳細はここで再び記載されない。
【0376】
ユーザが共有されるべき写真1、写真2、及び写真3を選択した後、指で、共有されるべき写真1、写真2、及び写真3のいずれかのエリアが長押しされ得る。ユーザの長押し操作に応答して、携帯電話は、
図17(e)に示されるインターフェース1705を表示し、インターフェース1705においてサムネイル写真のアイコン30を表示する。
【0377】
更に、携帯電話は、デバイス識別機能を有効にし、現在の写真撮影プレビューインターフェース1705に提示されているプレビュー画像に基づいて、プレビュー画像が他の電子デバイスを含むかどうかを識別する。任意に、共有されるべき写真1、写真2、及び写真3のうちのいずれか1つのサムネイルしか、サムネイル写真のアイコン30に表示されなくてもよい。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0378】
任意に、本願のこの実施形態において、本願のこの実施形態で提供される、複数の写真を共有するプロセスは、他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてよく、あるいは、携帯電話は、プレビュー画像内の電子デバイスを識別することを他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、例えば、前もってセットされた操作は、ローカルアルバムアイコン32を選択し、それを上方向にドラッグすること、ローカルアルバムアイコン32をダブルタップすること、又は写真撮影プレビューインターフェース1703において固定パターンを描くことに限られない。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0379】
例えば、
図17(e)に示されるように、現在提示されているプレビュー画像がテーブルの上にある携帯電話10及びPC20を含む場合に、携帯電話は、プレビュー画像内の携帯電話10及びPC20を識別し、プレビュー画像において、識別された携帯電話10の名称及び識別されたPC20の名称を表示してよい。例えば、携帯電話10の名称は「P40」であり、PC20の名称は「MateBook」である。任意に、携帯電話は、識別されているプレビュー画像内の他の電子デバイスの名称を表示せずに、「デバイス1」、「デバイス2」などとマークするだけでもよい。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0380】
携帯電話がインターフェース1705のプレビュー画像に含まれるP40及びMateBookを識別した後、ユーザは、ユーザの要件に従って、サムネイル写真のアイコン30を、共有されるべきターゲットデバイスへドラッグしてよい。
【0381】
例えば、
図17(f)に示されるように、「P40」及び「MateBook」のアイコンがプレビュー画像に表示されている。ユーザは、サムネイル写真のアイコン30をMateBookの
アイコンへドラッグし、そして、アイコンエリアを解放し、つまり、選択された写真1、選択された写真2、及び選択された写真3がMateBookと共有され得る。代替的に、ユーザは、サムネイル写真のアイコン30を、MateBookが位置しているエリア内の任意の位置へドラッグし、そして、アイコンを解放し、つまり、選択された写真1、選択された写真2、及び選択された写真3がMateBookと共有され得る。
【0382】
任意に、ユーザは、サムネイル写真のアイコン30をMateBookのアイコンの位置へドラッグし、次いでアイコンを解放しり。MateBookのアイコンは、ユーザに、現在撮影されている写真を、プレビュー画像において識別されているMateBookと共有することを催促するために、異なる色で提示されるか、あるいは、サイズ変化、ジャンプ、及び明滅光などの他の動的な効果を表示してもよい。
【0383】
可能な場合に、ユーザがサムネイル写真のアイコン30をドラッグするプロセスにおいて、リマインダ制御がプレビュー画像に表示されてもよい。例えば、
図17(f)に示されるように、リマインダ制御は矢印40などであってよく、矢印40は、写真共有機能を実施するために、矢印40によって識別されている位置へサムネイル写真のアイコン30をドラッグするようユーザにプロンプトするよう静的に表示されても、ジャンプしても、又は明滅してもよい。リマインダ制御の表示様態は、本願の実施形態で制限されない。
【0384】
【0385】
同様に、複数の写真を共有するプロセスにおいて、プレビュー画像内の受信デバイスも遮られる場合がある。具体的な実施プロセスについては、
図15(a)、
図15(b)、
図15(c)、及び
図15(d)の関連する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0386】
上記の方法に従って、写真撮影プロセスにおいて、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし、携帯電話の識別機能及びポジショニング機能を参照して、カメラのプレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別し得る。ユーザは、複数の共有されるべき写真を選択し、写真を他の周囲の電子デバイスと直ちに共有するために、複数の共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアへ直接ドラッグし得る。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0387】
図17(a)、
図17(b)、
図17(c)、
図17(d)、
図17(e)、及び
図17(f)の写真共有プロセスについては、ユーザが、サムネイル写真のアイコン30を、携帯電話によって識別されたPC20へドラッグした後、相応して、写真の受信ウィンドウがPC20に現れてもよい。
【0388】
図18は、本願の実施形態に係る写真受信の他の例のグラフィカルユーザインターフェースの模式図である。例えば、
図18の(a)は、PC20の可能なインターフェースを示す。PC20は、Windowsシステム及びHarmonyOSシステムなどの異なるシステムを使用することによって提示されるインターフェースを表示してよく、インターフェースは、PC20の使用プロセスにおける如何なる実行インターフェースであってもよい。PC20の表示インターフェースは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0389】
例えば、MateBookはWindowsシステムを使用する。ユーザが携帯電話で3つの写真を共有する操作を行った後、MateBookは、
図18の(b)に示される写真の受信ウィンドウ1801を表示してよい。任意に、写真の受信ウィンドウ1801は、ユーザによって共有される写真1、写真2、及び写真1のサムネイルを表示してよい。更には、「確認」及び「閉じる」などのボタンがユーザに提供されてもよく、それにより、ユーザは、共有された写真を直ちに見ることができる。
【0390】
任意に、写真の受信ウィンドウ1801は、前もってセットされた期間受信デバイスのインターフェースで表示された後、MateBookの下にあるステータスバーに自動的に退去し又は隠れてもよい。ユーザは、ステータスバーをタップする操作を使用することによって写真共有結果を見たり、あるいは、ステータスバーに写真共有結果を閉じたりすることができる。このプロセスについては、従来技術の関連する操作を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0391】
ユーザが、サムネイル写真のアイコン30を、識別されたプレビュー画像内のMateBookへドラッグし、そして、サムネイル写真のアイコン30を解放した後、携帯電話は、現在撮影されている写真をMateBookへ送信してよいことが理解されるべきである。例えば、携帯電話とMateBookとの間の送信方法は、Bluetooth伝送、Wi-Fi伝送、近距離通信(near-field communication,NFC)伝送、及び将来の第5世代(5th generation,5G)モバイル通信システムなどの複数の可能な高レート通信方式に制限され得ない。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0392】
共有された写真は、写真撮影シャッターボタンを現在タップすることによってユーザによって撮影されている最新の写真であってよく、あるいは、以前にユーザによって撮影された写真であってよく、あるいは、ユーザの携帯電話に記憶されている他のソースからのピクチャであってもよいことが更に理解されるべきである。これは本願のこの実施形態で制限されない。言い換えると、ユーザは、カメラアプリケーションを開き、写真を撮影せずに、ローカルアルバムアイコンを直接長押ししドラッグして、ローカルアルバム内で写真撮影日時が現在日時に最も近い第1の写真を受信デバイスと共有し得る。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0393】
まとめると、本願の実施形態で提供される写真共有方法に従って、写真撮影又はカメラアプリケーション実行のプロセスで、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって電子デバイスのデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし得る。加えて、カメラのプレビュー画像に含まれる他の電子デバイスは、電子デバイスの識別機能及びポジショニング機能に基づき識別される。ユーザは、ショートカット操作を使用することによって1つ以上の共有されるべき写真を選択し、1つ以上の共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアに直接ドラッグして、他の周囲の電子デバイスと1つ以上の写真を直ちに共有することができる。加えて、本願の実施形態で、プレビュー画像において他の遮られた電子デバイスが存在するシナリオなどの複数のシナリオについて、ユーザフレンドリなインタラクションインターフェースがユーザに提供され、それにより、ユーザは、ショートカット操作を使用することによって1つ以上の写真を共有することができる。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0394】
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)乃至
図18を参照して、上記の実施形態は、ユーザインタラクションレイヤからの写真共有方法について記載している。
図19A及び
図19Bを参照して、以下は、ソフトウェア実施ポリシーレイヤから本願の実施形態で提供される写真共有方法について記載する。方法は、
図2及び
図3に示され、タッチスクリーン、カメラアセンブリ、などを備えている構造的電子デバイス(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、又はコンピュータ)で実装され得ることが理解されるべきである。
【0395】
図19A及び
図19Bは、本願の実施形態に係る写真共有方法の一例の略フローチャートである。携帯電話が一例として使用され、
図19A及び
図19Bに示されるように、方法は次のステップを含んでよい。
【0396】
1901:カメラアプリケーションを起動する。
【0397】
具体的に、携帯電話はカメラアプリケーションを起動し、写真撮影プレビューインターフェースを表示する。例えば、ステップ1901の実施プロセスは、
図14(a)又は
図17(a)に示され得る。
【0398】
1902:ユーザは、写真を撮るために撮影シャッターボタンをタップする。
【0399】
ステップ1902は任意のステップであることが理解されるべきである。具体的に、写真共有方法は、ユーザが写真を撮るシナリオに適用されてよい。共有されるべき写真は、写真撮影シャッターボタンをタップすることによってユーザによって撮られた最新の写真であってよく、あるいは、前にユーザによって撮られた写真であってもよく、あるいは、ユーザの携帯電話に記憶されている他のソースからのピクチャであってもよい。これは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0400】
例えば、共有されるべき写真がユーザによって現在撮られている写真である場合に、
図14(b)に示されるように、続くステップ1903及び1904のプロセスが引き続き実行される。
【0401】
1903:ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作を検出する。
【0402】
1904:ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作が検出されると、サムネイル写真のアイコンの表示をトリガする。このとき、サムネイル写真のアイコンはドラッグ可能なモードにあり、デバイス識別機能が同時に有効になる。
【0403】
任意に、ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作に加えて、本願のこの実施形態において、本願のこの実施形態で提供される写真共有プロセスは、代替的に、他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、あるいは、携帯電話は、プレビュー画像内の電子デバイスを識別することを他の前もってセットされた操作を使用することによってトリガされてもよく、例えば、前もってセットされた操作は、ローカルアルバムアイコンを長押しすること、ローカルアルバムアイコンをダブルタップすること、又は写真撮影プレビューインターフェースにおいて固定パターンを描くことに限られない。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0404】
可能な実施において、携帯電話がローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作を検出しない場合に、携帯電話はプレビュー画像においてオブジェクトを識別しなくてもよい。例えば、ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作を検出した後、携帯電話はプレビュー画像内のオブジェクトの識別をトリガし、
図14(d)に示されるように、識別された電子デバイスの名称「P40」及び「MateBook」をマークする。このようにして、携帯電話がプレビュー画像においてオブジェクトを識別する状態に常にあることは回避され得、それによって、携帯電話の電力消費を低減する。
【0405】
他の可能な実施では、携帯電話は常にデバイス識別機能を有効にしてもよい。具体的に、携帯電話は、プレビュー画像内のオブジェクトを継続的に識別し、ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行された長押し操作を検出した後、
図14(d)に示されるように、携帯電話は、識別された電子デバイスの名称「P40」及び「MateBook」をマークする。このように、携帯電話は、プレビュー画像に含まれているオブジェクトを前もって決定することができ、ユーザがローカルアルバムアイコンを長押しすることによって写真共有機能を有効にする場合に、携帯電話は、識別された電子デバイスの名称をインターフェースに直ちに表示し、それによって、携帯電話によってプレビュー画像内のオブジェクトを識別する速度を向上させる。
【0406】
ステップ1901からステップ1904のシナリオについては、続くステップ1909からステップ1911のプロセスが引き続き実行されてもよい。
【0407】
1909:プレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別し、識別された電子デバイスにマークを付す。
【0408】
携帯電話は、例えば、Bluetooth、Wi-Fiモジュール、及びNFCなどの複数の可能な方式で、他の近くの電子デバイスと通信してもよいことが理解されるべきある。この場合に、携帯電話は近くの電子デバイスを検知し得る。代替的に、携帯電話は、UWBなどの無線ポジショニング技術を使用することによって、近くに他の電子デバイスがあることを決定し、電子デバイスのタイプなどを識別し、また、写真撮影プレビューインターフェースにおいて電子デバイスのタイプを表示してもよい。本願の実施形態において、携帯電話と他の近くの電子デバイスとの間の通信インタラクション方式及びポジショニング方式は制限されない。
【0409】
携帯電話は、プレビュー画像において、電子デバイスが位置しているエリア内の他の電子デバイスにマークを付すアイコンを表示しても、あるいは、プレビュー画像において他のオブジェクトを遮らずに、プレビュー画像内のブランクエリアにアイコンを表示してもよい。具体的な表示方法については、上記の記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0410】
1910:ユーザがプレビュー画像内の識別された他の電子デバイスへサムネイル写真のアイコンをドラッグすることを検出する。
【0411】
1911:ユーザがサムネイル写真のアイコンをドラッグして到達する電子デバイスと写真を共有する。
【0412】
任意に、ユーザは、他の電子デバイスのアイコンをマークする位置へサムネイル写真のアイコンをドラッグし、次いでアイコンを解放してもよい。現在撮影されている写真をプレビュー画像内の識別された他の電子デバイスと共有することをユーザに催促するために、アイコンは異なる色で提示されてもよく、あるいは、サイズ変化、ジャンプ、又は明滅光などの他の動的な効果を表示してもよい。
【0413】
例えば、
図14(e)に示されるように、ユーザがサムネイル写真のアイコン30をP40のアイコンの位置へドラッグする場合に、「P40」アイコンの色は変化する。この場合に、ユーザはサムネイル写真のアイコン30を解放し、それにより、現在撮影されている写真はP40と共有され得る。
【0414】
代替的に、例えば、
図17(f)に示されるように、ユーザは、MateBookアイコンの位置へサムネイル写真のアイコン30をドラッグし、次いでアイコンを解放する。現在撮影されている写真をプレビュー画像内で識別されているMateBookと共有することをユーザに催促するために、MateBookアイコンは、異なる色で提示されてもよく、あるいは、サイズ変化、ジャンプ、及び明滅光などの他の動的な効果を表示してもよい。
【0415】
他の可能なシナリオでは、ユーザは、複数の写真を共有することを期待してもよく、あるいは、共有された写真は現在撮影されていない。このシナリオについては、ステップ1905から1911のプロセスが実行され得る。
【0416】
1905:ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行されたスライド操作を検出する。
【0417】
1906:ローカルアルバムの写真リストを表示し、ユーザが写真リストから複数の共有されるべき写真を選択していることを検出する。
【0418】
例えば、共有されるべき写真がユーザの携帯電話に記憶されている他のソースからのピクチャである場合に、
図17(d)及び
図17(e)に示されるように、ユーザはカメラアプリケーションを起動し、写真を撮影せずに、ローカルアルバムアイコンを長押ししてドラッグし、写真リストにおいて共有されるべき写真を見つけて選択してよい。これは本願のこの実施形態で制限されない。
【0419】
例えば、
図17(c)に示されるように、ローカルアルバムアイコンに対してユーザによって実行されたスライド操作が検出された後、写真リストは表示され、写真リスト内の最初の写真がデフォルトで選択されてよい。ユーザが写真1を共有することを期待しない場合には、ユーザは、写真1の選択を解除するよう写真1の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。同じようにして、ユーザが写真1、写真2、及び写真3を同時に共有することを期待する場合には、ユーザは、複数の共有されるべき写真を選択するよう各写真の右下角にある選択ボックスをタップしてよい。詳細はここで再び記載されない。
【0420】
1907:複数の共有されるべき写真に対してユーザによって実行された長押し操作を検出する。
【0421】
1908:複数の共有されるべき写真に対してユーザによって実行された長押し操作が検出されると、サムネイル写真のアイコンの表示をトリガする。このとき、サムネイル写真のアイコンはドラッグ可能なモードにあり、デバイス識別機能が同時に有効になる。
【0422】
任意に、ユーザが共有されるべき写真1、写真2、及び写真3を選択した後、3つの写真のドラッグを実施するために、指で、共有されるべき写真1、写真2、及び写真3のいずれかのエリアが長押しされ得る。
【0423】
1909:プレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別し、識別された電子デバイスにマークを付す。
【0424】
1910:プレビュー画像内の識別された他の電子デバイスへサムネイル写真のアイコンをドラッグする。
【0425】
1911:ユーザがサムネイル写真のアイコンをドラッグして到達する電子デバイスと写真を共有する。
【0426】
ここで留意すべき点として、実施プロセスのプロシージャについては、
図14(a)、
図14(b)、
図14(c)、
図14(d)、及び
図14(e)乃至
図18の上記の具体的な記載を参照されたい。いくつかの同じ操作プロセス、可能な実施、などについては、上記の対応する記載を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0427】
上記の方法に従って、写真撮影プロセスにおいて、ユーザは、前もってセットされた操作を使用することによって、携帯電話のデバイス識別機能及びポジショニング機能を有効にし、携帯電話の識別機能及びポジショニング機能を参照して、カメラのプレビュー画像に含まれている他の電子デバイスを識別し得る。ユーザは、複数の共有されるべき写真を選択し、写真を他の周囲の電子デバイスと直ちに共有するために、複数の共有されるべき写真を、他の電子デバイスが位置しているエリアへ直接ドラッグし得る。このプロセスで、写真を共有する操作プロシージャは簡単にされ、写真を共有する時間は短縮され、ユーザエクスペリエンスは改善される。
【0428】
以上は、本願の表示インターフェース及び方法の実施について記載している。以下は、電子デバイス100が他の電子デバイスに対して測距及び角度測定を実行する方法について詳細に説明するための例として、UWB無線ポジショニング技術を使用する。
【0429】
図20に示されるように、電子デバイス100及び電子デバイス201が例として使用される。電子デバイス100はUWB測定要求を開始する。電子デバイス100は、電子デバイス201の測定応答に基づいて、電子デバイス100と電子デバイス201との間の距離を決定する。具体的に、上記のデバイス制御方法は、S101からS105を含むが限られない。
【0430】
S101:電子デバイス100はUWB測定要求をブロードキャストし、電子デバイス201はUWB測定要求を受信する。
【0431】
いくつかの実施形態で、電子デバイス100はUWB測定要求を開始し、電子デバイス100は、測距アルゴリズム3を使用することによって、電子デバイス100と電子デバイス201との間の距離を決定する。
【0432】
ステップS101は、具体的に、電子デバイス100がある時点T11で第1測定要求をブロードキャストし、第1測定要求の送信時をT11として記録することを含む。第1測定要求の送信時をT11は、電子デバイス100の識別情報(例えば、電子デバイスのID及びMACアドレス)を運ぶ。電子デバイス201は、時点T12で、電子デバイス100によって送信された第1測定要求を受信し、第1測定要求の受信時をT12として記録する。
【0433】
S102:電子デバイス201は第1測定応答を電子デバイス100へ送信する。
【0434】
電子デバイス201は、時点T13で第1測定応答を電子デバイス100へ送信する。第1測定要求は、T12、T13、電子デバイス100の識別情報、及び電子デバイス201の識別情報を運ぶ。電子デバイス100は、時点T14で、電子デバイス201によって送信された第1測定応答を受信し、第1測定応答の受信時をT14として記録する。
【0435】
S103:電子デバイス100は、電子デバイス201によって送信された測定応答に基づいて、電子デバイス201の方位パラメータを決定する。
【0436】
具体的に、電子デバイス201の方位パラメータは、電子デバイス201と電子デバイス100との間の物理的距離、電子デバイス201の信号のAOA、及び電子デバイスによって送信された信号のRRSI、のうちの1つ以上を含んでよい。以下は、3つの方向パラメータについて別々に詳細に記載する。
【0437】
1.電子デバイス201と電子デバイス100との間の物理的距離:第1測定要求の送信時T11と第1測定応答の受信時T14との間の時間差はTround1に等しく、第1測定要求の受信時T12と第1測定応答の送信時T13との間の時間差はTrelay1に等しく、一方向飛行時間TはT=(Tround1-Trelay1)/2として表され得る。
【0438】
電子デバイス100は、上記の式に従って信号の一方向飛行時間を決定し、次いで、一方向飛行時間Tと電磁波の伝播速度C外瀬気にしたがって、電子デバイス100と電子デバイス201との間の物理的距離DがC×Tであることを決定し得る。
【0439】
2.電子デバイス201のAOA:電子デバイス100は、電子デバイス100に対する電子デバイス201の方向を決定するために、第1測定応答が到着する異なる位置にあるUWBアンテナ間の位相差に基づいて、信号の受信方向を計算し得る。
【0440】
例えば、
図21に示されるように、電子デバイス100は、電子デバイス201によって送信された無線信号を受信し、電子デバイス100での信号のAOA(つまり、受信アンテナ1と受信アンテナ2との間の接続線に対する無線信号の入射角θ)は、電子デバイス100の受信アンテナ1及び受信アンテナ2での信号の位相差φに基づいて、決定され得る。φは、次の通りに表され得る:
φ=2×π×d×(cos(θ)/λ)+Φ(θ)
【0441】
λは波長であり、Φ(θ)はアンテナハードウェア位相差である。入射角θ、つまり、電子デバイス201の信号のAOAは、上記の式を使用することによって決定され得る。例えば、電子デバイスの入射角θが60度である場合に、電子デバイス201は、電子デバイス100の時計回り30度方向にある。
【0442】
3.電子デバイス201によって送信された信号のRRSI:電子デバイス100は、第1測定要求及び第1測定応答に対応するRRSIの平均値に基づいて、電子デバイス201によって送信された信号のRRSIを決定する。いくつかの実施形態で、電子デバイス100は、第1測定要求及び第1測定応答に対応するRRSIに基づいて、電子デバイス201によって送信された信号のRRSIを決定する。
【0443】
本願のこの実施形態では、電子デバイス100と電子デバイス201との間に障害物があるかどうかが、電子デバイス201によって送信された信号のRRSIに基づいて決定されてもよい。
【0444】
障害物がある見通し外(Non line-of-sight,NLOS)伝播条件では、信号減衰が比較的に大きく、障害物がない見通し(line-of-sight,LOS)伝播条件では、信号減衰が比較的に小さい。同じ伝播条件の下で、距離が長ければ長いほど、信号減衰はますます大きくなる。本願のこの実施形態で、電子デバイス100と電子デバイス201との間に障害物が存在するかどうかは、第1測定要求及び第1測定応答のRRSIと、電子デバイス201と電子デバイス100との間の物理的距離とに基づいて決定され得る。
【0445】
いくつかの実施形態で、電子デバイスによって送信されて電子デバイス100によって受信される信号の前もってセットされたRRSIが、電子デバイス100と電子デバイス201との間の距離に基づいて決定されてもよい。電子デバイス201によって送信された受信信号のRRSIが前もってセットされたRRSIよりも小さいとき、電子デバイス100と電子デバイス201との間に障害物があると決定される。電子デバイス201によって送信された受信信号のRRSIが前もってセットされたRRSI以上であるとき、電子デバイス100と電子デバイス201との間に障害物がないと決定される。
【0446】
いくつかの実施形態で、電子デバイス201の方位パラメータは、電子デバイス100と電子デバイス201との間の物理的距離、信号のAOAOA、及び第1識別を含んでもよい。電子デバイス201の第1識別は、電子デバイス100と電子デバイス201との間に障害物があるかどうかを表すために使用される。例えば、第1識別が1に等しい場合に、それは、障害物があることを示し、第1識別が0に等しい場合に、それは、障害物がないことを示す。
【0447】
S104:電子デバイス100は、接続要求を電子デバイス201へ送信し、電子デバイス201は、電子デバイス100によって送信された接続要求を受信する。
【0448】
S105:電子デバイス201は、第1能力情報及び対応する接続パラメータを電子デバイス100へ送信し、第1能力情報は、電子デバイス201によってサポートされ得る通信モードを表すために使用される。
【0449】
いくつかの実施形態で、第1能力情報がWi-Fi通信モードを表す場合に、対応する接続パラメータは、デバイスID及びMACアドレス及びペアリングキーなどのパラメータを含み得る。電子デバイス100は、IEEE802.11標準規格における接続プロセスを使用することによって、上記の接続パラメータに基づいて電子デバイス201へのWi-Fi接続を確立し得る。
【0450】
いくつかの実施形態で、第1能力情報がBluetooth通信モードを表す場合に、対応する接続パラメータは、キー、暗号化モード、及びサービスセット識別子(Service Set Identifier,SSID)などのパラメータを含み得る。電子デバイス100は、IEEE802.15.1標準規格における接続プロセスを使用することによって、上記の接続パラメータに基づいて電子デバイス201へのBluetooth接続を確立し得る。
【0451】
いくつかの実施形態で、第1能力情報がWI-Fi通信モード及びBluetooth通信モードを表す場合に、電子デバイス100は、望ましくは、IEEE802.11標準規格における接続プロセスを使用して、上記の接続パラメータに基づいて電子デバイス201へのWI-Fi接続を確立し得る。
【0452】
いくつかの実施形態で、第1測定要求は第2能力情報を更に運んでもよく、第2能力情報は、電子デバイス100によってサポートされ得る全ての通信モード、例えば、Bluetooth及びWI-Fiを表すために使用される。第1測定応答は、第1能力情報及び対応する接続パラメータを更に運んでもよい。第2能力情報は第1能力情報を含み、第1能力情報は、電子デバイス201によって、第2能力情報に基づいて決定される。このように、ステップS103の後、電子デバイス100は、第1測定応答ないの第1能力情報及び対応する接続パラメータに基づいて電子デバイス201への接続を直接確立してもよく、接続要求を再び送信する必要がない。
【0453】
いくつかの実施形態で、距離及び角度の測定誤差を小さくするために、電子デバイス100は、代替的に、複数回測定要求を開始し、複数の測定要求及び複数の測定応答に基づいて一方向飛行時間及びAOA平均値を求めてもよい。
【0454】
本願において、上記のUWBポジショニング方法は制限されず、電子デバイス100に対する電子デバイス201の位置情報は更に、他の方法で取得される。例えば、電子デバイス100はUWB測定要求をブロードキャストする。測定要求は送信時間を含む。測定要求を受信した後、電子デバイス201は、送信時間と、電子デバイス201が測定要求を受信した時間とに基づいて、時間差を決定し、電子デバイス201と電子デバイス100との間の距離(距離は、電磁波の伝播速度を時間差に乗じたものに等しい)を計算する。電子デバイス201は、受信された測定要求に基づいて測定要求の到来角度を計算し、そして、電子デバイス100に対する電子デバイス201の方位角度を決定してもよい。電子デバイス201は検出応答を電子デバイス100へ送信する。検出応答は、第2電子デバイス201の識別及び第1位置情報を含む。電子デバイス100は検出応答を受信し、電子デバイス100に対する電子デバイス201の方位パラメータを取得し決定する。
【0455】
本願において、測定要求(第1測定要求)は、代替的に、検出要求と呼ばれることがあり、測定応答(第1測定応答)は、代替的に、検出応答と呼ばれることがある。
【0456】
本願において、ポジショニングは、UWB方式で実行されることに限られず、Bluetooth、WI-Fi、又はGPS方式で更に実行されてもよい。
【0457】
本願は、カメラを備えている第1電子デバイスに適用されるデバイス識別方法を提供する。
図22に示されるように、方法は次のステップを含む。
【0458】
S201:第1電子デバイスは第1操作を受ける。
【0459】
第1操作は、
図5Aから
図5Dのいずれか1つ以上のユーザ操作であってよく、あるいは、
図7Aから
図7Cのいずれか1つ以上のユーザ操作であってよい。詳細な内容については、
図5Aから
図5D又は
図7Aから
図7Cに示される実施形態を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0460】
S202:第1電子デバイスは、第1操作に応答して第1インターフェースを表示し、第1インターフェースは、カメラによって捕捉されたプレビュー画像を含み、プレビュー画像は第2電子デバイスを含む。
【0461】
第1インターフェースは、上記のビューファインダインターフェース530であってよい。第2電子デバイスは、例えば、
図5Gのデバイス画像532に対応する電子デバイス201であってよい。
【0462】
S203:第1電子デバイスは、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの第1位置情報を取得する。
【0463】
S204:第1電子デバイスは、第1位置情報及びプレビュー画像における第2電子デバイスの表示エリアに基づき、プレビュー画像における第1ラベルの表示位置を決定し、その表示位置に第1ラベルを表示し、第1ラベルは、第2電子デバイスを識別するために使用される。
【0464】
第2電子デバイスは、例えば、
図5Gのデバイス画像532に対応する電子デバイス201であってよく、第1ラベルは、例えば、デバイスアイコン5321であってよい。
【0465】
S205:第1電子デバイスは、第1ラベルのための第2操作を受ける。第2操作は、
図5Gの第1デバイス532に対するユーザ操作であってよい。
【0466】
S206:第1電子デバイスは、第2操作に応答して第2インターフェースを表示し、第2インターフェースは、第2電子デバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含む。第2インターフェースは、
図5Hの表示インターフェースであってよい。第2インターフェースは、表示のために第1インターフェースの上に重ね合わされてよく、あるいは、電子デバイスは、第2インターフェースを表示するよう第1インターフェースからジャンプしてもよい。本願において、第1ラベルと第2電子デバイスとの間の対応は、拡張現実表示方式でリアルタイムで提示され、第1電子デバイスと第2電子デバイスとの間のインタラクションは、第1ラベルを使用することによって実施され、それによって、複数のデバイス間の協調制御を実施し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0467】
いくつかの可能な実施において、第1電子デバイスが第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの第1位置情報を取得することは、第1電子デバイスが検出要求をブロードキャストすることであり、検出要求は前記第1電子デバイスの識別を含む、ことと、第1電子デバイスが第2電子デバイスによって検出要求に基づき送信された検出応答を受信する場合に、第1電子デバイスが、検出応答に基づき、第2電子デバイス及び第1電子デバイスの第1位置情報を決定することであり、検出応答は第2電子デバイスの識別を含む、こととを特に含む。このように、第1位置情報は、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの相対位置、例えば、距離、方向、又は角度を含む。第1電子デバイスは、検出要求を送信する時から検出応答を受信する時の間の時間差に基づき、第2電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離(距離は、電磁波の伝播速度を時間差に乗じたものに等しい)を計算し得る。第1電子デバイスは、検出応答に基づき検出応答の到来角度を計算し、それから、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの方位角度を決定してもよい。
【0468】
任意に、検出応答は、第2電子デバイスの識別及び第1位置情報を含む。第1電子デバイスは、検出応答に基づき第2電子デバイス及び第1電子デバイスの第1位置情報を決定する。具体的に、第2電子デバイスが、受信された検出要求に基づき、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの相対位置を計算する。検出要求は送信時間を含む。第2電子デバイスは、送信時間及び第2電子デバイスが検出要求を受信する時間に基づき時間差を決定して、第2電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離を計算する。第2電子デバイスは、受信された検出要求に基づき検出要求の到来角度を計算し、それから、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの方位角度を決定してもよい。第2電子デバイスは、検出応答を第1電子デバイスへ送信する。検出応答は、第2電子デバイスの識別及び第1位置情報を含む。
【0469】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像における第1ラベルの表示位置は、プレビュー画像における第2電子デバイスの表示エリアと部分的又は完全に重なり合う。第1ラベルは、第2電子デバイスの表示エリアに表示されてよく、第2電子デバイスの表示エリアの端に表示されてもよく、あるいは、第2電子デバイスの表示エリアに近い位置に表示されてもよい。
【0470】
いくつかの可能な実施において、方法は、第1電子デバイスが、第1電子デバイスに対する第3電子デバイスの第2位置情報を取得することと、第1電子デバイスが、第3電子デバイスがプレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2位置情報に基づき、第3電子デバイスがカメラのビューファインダ範囲内にあることを決定することと、第1電子デバイスが、第2位置情報に基づき、プレビュー画像における第2ラベルの表示位置を決定することであり、第2ラベルは、次の、第3電子デバイスの識別情報、第3電子デバイスの閉塞性、及び第2位置情報、のうちの1つ以上の情報を示すために使用される、こととを更に含む。このように、第3電子デバイスの相対位置がカメラのビューファインダ範囲内にあるが、プレビュー画像が第3電子デバイスの画像を含まないことを第1電子デバイスが検出する場合に、第1電子デバイスは、第3電子デバイスが遮られていると判定し、第3電子デバイスの第2ラベルを出力して、第3電子デバイスの識別情報、閉塞性、及びプレビュー画像における遮られている位置、のうちの1つ以上を示す。
【0471】
第2ラベルは、例えば、
図8Cのアイコン803であってよく、第3電子デバイスの画像は第1インターフェースになく、第3電子デバイスはデバイス画像533によって遮られている。
【0472】
いくつかの可能な実施において、方法は、第1電子デバイスが、第3電子デバイスがプレビュー画像に含まれていないことを検出し、第2位置情報に基づき、第3電子デバイスがカメラの前記ビューファインダ範囲内にないことを決定することと、第1電子デバイスが、第2位置情報に基づき、プレビュー画像における第3ラベルの表示位置を決定することであり、第3ラベルは、次の、第3電子デバイスの識別情報及び第2位置情報、のうちの1つ以上を示すために使用される、こととを更に含む。このように、第3電子デバイスの相対位置がカメラのビューファインダ範囲外にあり、プレビュー画像が第3電子デバイスの画像を含まないことを第1電子デバイスが検出する場合に、第1電子デバイスは、第3電子デバイスがビューファインダフレーム内にないと判定し、第3電子デバイスの第2ラベルを出力して、第3電子デバイスの識別情報及び第1電子デバイスに対する相対位置(方向、角度、距離、など)のうちの1つ以上を示す。
【0473】
第3ラベルは、例えば、
図8Bのアイコン
803であってよく、第3電子デバイスの画像は第1インターフェースになく、第3電子デバイスはカメラのビューファインダ範囲の外にある。
【0474】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第4電子デバイスの画像を含み、第1電子デバイスが第1インターフェースを表示した後、方法は、第1電子デバイスが、プレビュー画像に基づき、第4電子デバイスのデバイスタイプが第1タイプであることを決定することと、第1電子デバイスが、第1電子デバイスに関連した又は第1電子デバイスと結び付けられた電子デバイスの中で、デバイスタイプが第1タイプである第1ターゲットデバイスを決定することと、第1電子デバイスが第4ラベルを表示することであり、第4ラベルは、第4電子デバイスの画像が第1ターゲットデバイスに関連していることを示すために使用される、こととを更に含む。このように、第1電子デバイスが第4電子デバイスの位置情報を検出することができず、第4電子デバイスの画像がプレビュー画像内にある場合に、第1電子デバイスは、画像認識技術に従って第4電子デバイスのデバイスタイプを識別し、そのデバイスタイプのターゲットデバイスが、第1電子デバイスと同じアカウント(例えば、Huaweiアカウント)にログインしているデバイスの中にあるかどうかを検出する。そうである場合には、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスが第4電子デバイスであると見なし、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスを識別する第4ラベルを出力する。
【0475】
第3ラベルは、例えば、
図8Dのアイコン805であってよく、第4電子デバイスの画像は第1インターフェースにあり、第1電子デバイスは、第4電子デバイスの位置を決めることができない。
【0476】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は第5電子デバイスの画像を含み、第1電子デバイスが第1インターフェースを表示した後、方法は、第1電子デバイスが、プレビュー画像に基づき、第5電子デバイスのデバイスタイプが第2タイプであることを決定することと、第1電子デバイスが、第1電子デバイスの第3位置情報を取得することであり、第1電子デバイスは、電子デバイスと位置情報との間の対応を記憶している、ことと、第1電子デバイスが、対応及び第3位置情報に基づき、デバイスタイプが第2タイプである第2ターゲットデバイスを決定することであり、ターゲットデバイスの位置情報は第3位置情報と同じである、ことと、第1電子デバイスが第5ラベルを表示することであり、第5ラベルは、第5電子デバイスの画像が第2ターゲットデバイスに関連していることを示すために使用される、こととを更に含む。このように、第1電子デバイスが第5電子デバイスの位置情報を検出することができず、第5電子デバイスの画像がプレビュー画像内にある場合に、第1電子デバイスは電子デバイスと位置情報との間の対応(例えば、スマートサウンドボックスとリビングルーム、スマートデスクランプとベッドルーム、コンピュータと会社、など)を記憶しているので、第1電子デバイスは、第1電子デバイスの現在の地理的位置に基づき、画像認識技術に従って第5電子デバイスのデバイスタイプを識別し、次いで、そのデバイスタイプのターゲットデバイスが、第1電子デバイスと同じ地理的位置にあるデバイスの中に存在するかどうかを検出する。そうである場合には、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスが第5電子デバイスであると見なし、第1電子デバイスは、ターゲットデバイスを識別する第5ラベルを出力する。
【0477】
いくつかの可能な実施において、第1ユーザインターフェースは第1アイコンを更に含み、第1アイコンは、共有されるべきデータに関連し、方法は、第1電子デバイスが第3操作を受けることであり、第3操作は、第1ラベル及び/又は第1アイコンのための操作である、ことと、第1電子デバイスが、第3操作に応答して、共有されるべきデータを第2電子デバイスへ送信することとを更に含む。第3操作は、ドラッグ操作、タップ操作、などを含むがこれらに限られない。データ共有方法が提供され、共有される必要がある第2電子デバイスが第1インターフェースで選択され、共有されるべきデータが第2電子デバイスへ送信される。これは、データ共有のためのユーザ操作を簡単にし、デバイス情報を直感的に表示し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0478】
例えば、第1アイコンは、
図9Bのアイコン902又はアイコン903であってよく、あるいは、第1アイコンは、
図11Dのサムネイル1111であってよく、あるいは、第1アイコンは、
図12Bのピクチャ1205であってよい。
【0479】
いくつかの可能な実施において、第1電子デバイスが第3操作を受ける前に、方法は、第1電子デバイスが、共有されるべきデータのデータタイプに基づき、第1インターフェースにおいて第1表示形式で第1ラベルを表示することを更に含む。第1表示形式での第1ラベルは、第2電子デバイスが共有されるべきデータの出力をサポートすることをユーザにプロンプトするために使用される。第1表示形式は、第1ラベルの表示エリアを強調表示すること(明るさ、色、などを変えること)であってよい。第1表示形式は、例えば、
図10Cでのデバイスアイコン5311、デバイスアイコン5331、及びデバイスアイコン5341の表示形式であってよい。
【0480】
いくつかの可能な実施において、プレビュー画像は、第3電子デバイスの画像及び第3ラベルを含み、第3ラベルは第3電子デバイスに関連し、方法は、第1電子デバイスが第4操作を受けることであり、第4操作は、第
3ラベル及び/又は第
1アイコンのための操作である、ことと、第1電子デバイスが第4操作に応答してプロンプトメッセージを出力することであり、プロンプトメッセージは、第3電子デバイスが共有されるべきデータの出力をサポートしないことをユーザにプロンプトするために使用される、こととを更に含む。プロンプトメッセージは、例えば、
図10Bでプロンプトボックス1100において表示されている情報であってよい。
【0481】
本願の実施形態において、第1電子デバイスは第1操作を受け、第1インターフェースを表示し、カメラを起動し、第1インターフェースにおいてリアルタイムでカメラによって捕捉された画像を表示する。第1電子デバイスは、画像認識技術に従って、画像内の電子デバイス及びその電子デバイス、例えば、第2電子デバイスのデバイスタイプ(例えば、サウンドボックス、コンピュータ、又はタブレットコンピュータ)を識別する。更に、第1電子デバイスは、無線ポジショニング技術(例えば、UWBポジショニング、Bluetoothポジショニング、Wi-Fiポジショニング、など)に従って、第1電子デバイスに対する第2電子デバイスの位置情報を取得し、このとき、位置情報は、距離、方向、又は角度のうちの1つ以上を含む。第1電子デバイスは、位置情報に基づいてプレビュー画像における第2電子デバイスの第1ラベルの表示位置を決定し、このとき、第1ラベルは第2電子デバイスを識別するために、例えば、第2電子デバイスのデバイス名又はデバイスタイプを識別するために使用され、第1ラベルの表示位置は、第2電子デバイスの表示位置に関係がある。第1電子デバイスが第1ラベルのためのユーザ操作を検出すると、第1電子デバイスは第2インターフェースを出力し、このとき、第2インターフェースは、第2電子デバイスを制御するための1つ以上のコントロールを含み、第2インターフェースは、表示のために第1インターフェースの上に重ね合わされてもよく、あるいは、電子デバイスは、第2インターフェースを表示するよう第1インターフェースからジャンプしてもよい。本願では、第1ラベルと第2電子デバイスとの間の対応が拡張現実表示方式でリアルタイムで提示され、第1電子デバイスと第2電子デバイスとの間のインタラクションは、第1ラベルを使用することによって実施され、それによって、複数のデバイス間の協調制御を実装しかつユーザエクスペリエンスを改善する。
【0482】
本願の実施形態において、電子デバイス(例えば、電子デバイス100)のソフトウェアシステムは、階層化されたアーキテクチャ、イベント駆動型のアーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ、又はクラウドアーキテクチャを使用してよい。本願の実施形態において、階層化されたアーキテクチャによるAndroidシステムは、電子デバイス100のソフトウェア構造について記載するための一例として使用される。Androidシステムは、本願の実施形態における電子デバイス100のシステム例にすぎない。本願は、iOS、Windows、及びHarmonyOSなどの他のタイプのオペレーティングシステムに更に適用可能であり得る。これは本願で制限されない。以下は、電子デバイス100のオペレーティングシステムの一例としてAndroidシステムのみを使用する。
【0483】
図23は、本願の実施形態に係る電子デバイスのソフトウェア構造の例のブロック図である。電子デバイスは、UWBポジショニング技術を使用することによって近くのデバイスの方位パラメータ(例えば、距離、信号AOA、及びRRSI)を決定し、複数の近くのデバイスの方位パラメータに基づきビューファインダインターフェースにおける近くのデバイスの画像の表示位置を決定し、近くのデバイスのデバイスアイコンを表示し、電子デバイスと近くのデバイスとの間のインタラクションを実施するためにデバイスアイコンをトリガしてよい。電子デバイスは、データを伝送するために、UWB、Bluetooth、WLAN、及び赤外線のうちの1つ以上の無線通信プロトコルを使用することによってターゲットデバイスへの無線通信接続を確立してもよい。
【0484】
図23に示されるように、ソフトウェアは、階層化されたアーキテクチャを使用することによっていくつかのレイヤに分けられ、各レイヤは明確な役割及びタスクを持っている。レイヤは、ソフトウェアインターフェースを使用することによって互いに通信する。いくつかの実施形態で、Androidシステムは、上から下へ向かってアプリケーションレイヤ、アプリケーションフレームワークレイヤ、プロトコルスタック、及びカーネル(kernel)レイヤに分けられている
。
【0485】
アプリケーションレイヤは、Smart life、Bluetooth、及びWLANなどの一連のアプリケーションパッケージを含み、カメラ、ギャラリー、電話、音楽、及びビデオなどのアプリケーションを更に含んでもよい。
【0486】
Smart lifeアプリケーションは、家の中の様々なスマートホームデバイスを選択し制御することができるソフトウェアプロトコルであり、ユーザによって使用される電子デバイスにインストールされる。Smart lifeアプリケーションは、電子デバイスの納入前にインストールされるアプリケーションであってよく、あるいは、電子デバイスを使用するプロセスにおいてユーザによってネットワークからダウンロードされるか又は他のデバイスから取得されるアプリケーションであってもよい。
【0487】
アプリケーションフレームワークレイヤは、アプリケーションレイヤにあるアプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface,API)及びプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワークレイヤは、いくつかの予め定義された機能を含む。
【0488】
図23に示されるように、アプリケーションフレームワークレイヤは、API及びシステムサービス(System
Service)を主に含み得る。APIは、アプリケーションレイヤとプロトコルスタック、HAL、又はカーネル(kernel)レイヤとの間の通信を実施するために使用される。例えば、「Smart life」とカーネル(kernel)レイヤとの間の通信が提供され得る。APIは、UWB API、Bluetooth API、WLAN API、及び赤外線APIのうちの1つ以上を含んでよい。相応して、システムサービスは、UWBサービス、Bluetoothサービス、WLANサービス、及び赤外線サービスのうちの1つ以上を含んでよい。電子デバイス100は、電子デバイス100の近くにあるデバイスの方位パラメータを検出するために、UWB API、Bluetooth API、WLAN API、及び赤外線APIのうちの1つ以上を呼び出すことによって対応するシステムサービスを呼び出してもよい。代替的に、対応するシステムサービスは、近くのデバイスへの無線通信接続を確立してデータを伝送するために、UWB API、Bluetooth API、WLAN API、赤外線APIのうちの1つ以上を呼び出すことによって呼び出されてもよい。
【0489】
UWBサービスは、具体的に、1つ以上のサービス、例えば、UWBポジショニングサービスを含んでよい。UWBポジショニングサービスは、方位パラメータ測定を含んでよく、方位パラメータ測定は、距離測定、AOA測定、及びRRSI測定のうちの1つ以上を含む。例えば、電子デバイス100は、電子デバイス100の近くにあるデバイスの方位パラメータを検出するために、UWB APIを使用することによってUWBポジショニングサービスを呼び出す。
【0490】
Androidランタイムはカーネルライブラリ及び仮想マシンを含む。Androidランタイムは、Androidシステムのスケジューリング及び管理に関与する。
【0491】
カーネルライブラリは2つの部分を含み、一方の部分は、Java言語によって呼び出される必要があるパフォーマンス機能であり、他方の部分は、Androidカーネルライブラリである。
【0492】
アプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤは仮想マシンで実行される。仮想マシンは、ライブラリファイルとしてアプリケーションレイヤ及びアプリケーションフレームワークレイヤのJavaファイルを実行する。仮想マシンは、オブジェクトのライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、安全性及び実行管理、並びにガベージ・コレクションなどの機能を実施するよう構成される。
【0493】
システムライブラリは、複数の機能モジュール、例えば、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアライブラリ(Media Library)、3次元グラフィクス処理ライブラリ(例えば、埋め込みシステムのためのOpenGL(OpenGL for Embedded Systems,OpenGL ES))、及び2Dグラフィクスエンジン(例えば、Skia Graphics Library(Skia Graphics Library,SGL))を含み得る。
【0494】
サーフェスマネージャは、ディスプレイサブシステムを管理し、複数のアプリケーションのための2D及び3Dレイヤの融合を提供するよう構成される。
【0495】
メディアライブラリは、一般的に使用されている複数のオーディオ及びビデオフォーマットでの再生及び記録、並びに静止画像ファイルをサポートする。メディアライブラリは、ムービング・ピクチャ・エキスパーツ・グループ4(Motion Picture Expert Group,MPEG4)、アドバンスド・ビデオ・コーディング(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding,MPEG-4 AVC/H.264)、ムービング・イメージ・エキスパート圧縮標準オーディオレイヤ3(MPEG Audio Layer3,MP3)、アドバンスド・オーディオ・コーディング(Advanced Audio Coding,AAC)、適応マルチレート(Adaptive Multi-Rate,AMR)、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパーツ・グループ(Joint Photographic Experts Group,JPEG/JPG)、及びポータブル・ネットワーク・グラフィクス(Portable Network Graphics,PNG)などの複数のオーディオ及びビデオ符号化フォーマットをサポートし得る。
【0496】
3次元グラフィクス処理ライブラリは、3次元グラフィクス描画、画像レンダリング、合成、レイヤ処理、などを実施するよう構成される。
【0497】
2Dグラフィクスエンジンは、2D描画のための描画エンジンである。
【0498】
カーネルレイヤは、ハードウェアとソフトウェアとの間のレイヤである。カーネルレイヤは、UWBチップドライバ、Bluetoothチップドライバ、及びWLANチップドライバのうちの1つ以上を含んでよく、ディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、センサドライバ、などを更に含んでもよい。カーネル(kernel)レイヤは、アプリケーションフレームワークレイヤ内のサブシステムサービスによって呼び出された機能に応答して、対応する動作を実行するよう構成される。例えば、UWBプロトコルスタックを呼び出すことによってUWBポジショニングサービスによって送信されたUWB測定命令に応答して、UWBチップドライバは、ハードウェアデバイス(例えば、UWBチップ)を使用することによって、UWB測定要求を送信する。
【0499】
本願の例では、ソフトウェア構造フレームワークは、電子デバイス100にあってよく、あるいは、電子デバイス201、電子デバイス202、電子デバイス203、又は電子デバイス204にあってもよい。
【0500】
以下は、電子デバイス100のソフトウェア及びハードウェアの動作プロシージャについて説明するための例として、実施形態においてデバイス識別シナリオを使用する。
【0501】
加速度センサ及び/又はジャイロスコープセンサがアップリフト操作を検出し(例えば、
図7C)、対応するハードウェア割り込みがカーネルレイヤへ送信される。カーネルレイヤは、タップ操作をオリジナルの入力イベントに処理する。オリジナルの入力イベントはカーネルレイヤに記憶されている。アプリケーションフレームワークレイヤは、カーネルレイヤからオリジナルの入力イベントを取得し、入力イベント(例えば、電子デバイス201)が電子デバイスへのペアリング及び接続であることを識別する。Smart lifeアプリケーションは、UWBポジショニングサービスを開始するようアプリケーションフレームワークレイヤでUWB APIを呼び出す。UWBポジショニングサービスは、UWBプロトコルスタックを呼び出すことによって、HALにあるUWB HALインターフェースへUWB測定命令を送信する。UWB HALは、UWB測定要求をカーネルへ送信する。カーネルレイヤは、UWB測定要求に従って、UWBチップを駆動して、UWBチップドライバを呼び出すことによって測定要求(例えば、第1測定要求)をブロードキャストし、そして、UWB時間管理モジュールを使用することによってUWB測定要求を送信するタイムスタンプを記録する。
【0502】
いくつかの実施形態で、ターゲットデバイスを決定した後、アプリケーションフレームワークレイヤにあるUWBサービスは、UWBプロトコルスタックを呼び出すことによって、接続要求をカーネルレイヤへ送信する。カーネルレイヤにあるUWBチップは、UWB通信接続を確立してデータを伝送することを要求するために、UWBチップを駆動して接続要求を電子デバイス201へ送信する。任意に、アプリケーションフレームワークレイヤにあるUWBサービスは更に、Bluetoothサービス、WLANサービス、又は赤外線サービスを呼び出して、接続要求を電子デバイス201へ送信してもよい。例えば、UWBサービスはBluetoothサービスを起動し、Bluetoothサービスを使用することによってBluetoothプロトコルスタックを呼び出して、第1接続要求をカーネルレイヤへ送信する。カーネルレイヤにあるBluetoothチップは、Bluetooth通信接続を確立してデータを伝送することを要求するために、Bluetoothチップを駆動して接続要求を電子デバイス201へ送信する。
【0503】
集積ユニットが使用される場合に、電子デバイス100は処理モジュール、記憶モジュール、及び通信モジュールを含んでもよい。処理モジュールは、電子デバイスの動作を制御及び管理するよう構成されてよく、例えば、表示ユニット、検出ユニット、及び処理ユニットによって実行されるステップを実行することにおいて電子デバイスをサポートするよう構成されてよい。記憶モジュールは、プログラムコード、データ、などを記憶するように電子デバイスをサポートするよう構成されてよい。通信モジュールは、電子デバイスと他のデバイスとの間の通信をサポートするよう構成されてよい。
【0504】
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラであってよく、本願で開示される内容を参照して記載されている様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。プロセッサは、代替的に、コンピューティング機能を実装する組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又はデジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)とマイクロプロセッサとの組み合わせであってもよい。記憶モジュールはメモリであってよい。通信モジュールは、具体的に、無線周波数回路、Bluetoothチップ、又はWI-Fiチップなどの、他の電子デバイスと相互作用するデバイスであってよい。
【0505】
実施形態において、処理モジュールがプロセッサであり、記憶モジュールがメモリである場合に、本実施形態の電子デバイスは、
図2に示されている構造を備えたデバイスであってもよい。
【0506】
実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を記憶している。コンピュータ命令が電子デバイスで実行される場合に、電子デバイスは、上記の実施形態の写真共有方法を実施するように、関連する方法ステップを実行することができる。
【0507】
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実施されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実施するために使用される場合に、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行される場合に、本願の実施形態に係るプロシージャ又は機能は全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線)又は無線(例えば、赤外線、伝播、若しくはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を含むサーバ若しくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ)、などであってよい。
【0508】
当業者は、実施形態の方法のプロシージャの全部又は一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実施されてもよい、ことを理解し得る。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行される場合に、方法実施形態のプロシージャが含まれてもよい。上記の記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含む。
【0509】
本願は、2020年8月5日付けで「DEVICE IDENTIFICATION METHOD AND RELATED APPRATUS」との発明の名称で中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202010889841.2号に対する優先権を主張し、2020年8月5日付けで「PHOTO SHARING METHOD AND ELECTRONIC DEVICE」との発明の名称で中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202010782270.8号に対する優先権を主張し、かつ、2020年10月29日付けで「DEVICE IDENTIFICATION METHOD AND RELATED APPRATUS」との発明の名称で中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202011183311.8に対する優先権を主張するものであり、これらの中国特許出願は、それらの全文を参照により本願に援用される。