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  • 特許-フリップチップ接合構造及びその基板 図1
  • 特許-フリップチップ接合構造及びその基板 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-13
(45)【発行日】2024-08-21
(54)【発明の名称】フリップチップ接合構造及びその基板
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/18 20060101AFI20240814BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20240814BHJP
【FI】
H05K1/18 J
H01L21/60 311S
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2023021934
(22)【出願日】2023-02-15
(65)【公開番号】P2023171229
(43)【公開日】2023-12-01
【審査請求日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】111118656
(32)【優先日】2022-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】311005208
【氏名又は名称】▲き▼邦科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】謝 慶堂
(72)【発明者】
【氏名】何 榮華
(72)【発明者】
【氏名】郭 志明
(72)【発明者】
【氏名】郭 俊廷
(72)【発明者】
【氏名】胡 育慧
(72)【発明者】
【氏名】姜 智浩
(72)【発明者】
【氏名】王 晨聿
(72)【発明者】
【氏名】林 恭安
(72)【発明者】
【氏名】鄭 百勝
【審査官】齊藤 健一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第5519580(US,A)
【文献】特開2000-31630(JP,A)
【文献】特開2007-317842(JP,A)
【文献】特開2020-57725(JP,A)
【文献】米国特許第6201305(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0093749(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0168909(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/60
H05K 1/00―3/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリア及び少なくとも1つの回路を有する基板であって、前記回路は前記キャリアに設置され、前記回路は、本体と、中空開口部と、ボンディングアイランドと、第一接続橋と、を有し、前記中空開口部は前記本体に位置し、前記本体は前記中空開口部を包囲し、前記ボンディングアイランドは前記中空開口部に位置し、前記中空開口部に前記本体と前記ボンディングアイランドとの間に位置している少なくとも1つの中空空間が形成され、前記第一接続橋は前記中空空間内に位置し、前記第一接続橋の第一端及び第二端が前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続されることで、前記ボンディングアイランドが前記本体に電気的に接続される前記基板と、
少なくとも1つのバンプ及びはんだを有しているチップであって、前記チップは前記バンプに位置している前記はんだにより前記ボンディングアイランドの接合面に接合され、前記はんだの側面と前記中空開口部の内側面との間にはギャップを有している前記チップと、を備えていることを特徴とするフリップチップ接合構造。
【請求項2】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に平行する方向に沿って、前記バンプが幅を有し、前記ボンディングアイランドが第一幅を有し、前記第一幅は前記幅未満であることを特徴とする請求項1に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項3】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に平行する方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第一幅を有し、前記本体と前記ボンディングアイランドとの間にある前記中空空間には第二幅を有し、前記第二幅は前記第一幅以下であることを特徴とする請求項1に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項4】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に垂直になる方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第三幅を有し、前記第一接続橋が第四幅を有し、前記第四幅は前記第三幅未満であることを特徴とする請求項1に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項5】
前記中空開口部からは前記キャリアが露出していることを特徴とする請求項1に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項6】
前記回路は少なくとも1つの第二接続橋を更に有し、前記第二接続橋は前記中空空間に位置し、前記第二接続橋の第三端及び第四端は前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続され、前記中空空間に第一中空部及び第二中空部が形成され、前記第一接続橋と前記第二接続橋との間には夾角を有し、前記第一接続橋及び前記第二接続橋は前記第一中空部と前記第二中空部との間にそれぞれ位置していることを特徴とする請求項1または4に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項7】
第二軸は前記ボンディングアイランド及び前記第二接続橋を通過し、前記第二軸に垂直になる方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第五幅を有し、前記第二接続橋が第六幅を有し、前記第六幅は前記第五幅未満であることを特徴とする請求項6に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項8】
前記はんだの側部は前記ボンディングアイランドの側面を被覆し、前記はんだの前記側部は前記中空空間に位置し、且つ前記中空空間により前記本体及び前記はんだの前記側部が間隔を置いていることを特徴とする請求項1に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項9】
前記はんだは前記第一接続橋の前記第一端の上面及び側面を被覆していることを特徴とする請求項8に記載のフリップチップ接合構造。
【請求項10】
キャリアと、
前記キャリアに設置されている少なくとも1つの回路であって、前記回路は、本体と、中空開口部と、ボンディングアイランドと、第一接続橋と、を有し、前記中空開口部は前記本体に位置し、前記本体は前記中空開口部を包囲し、前記ボンディングアイランドは前記中空開口部に位置し、前記中空開口部に前記本体と前記ボンディングアイランドとの間に位置している少なくとも1つの中空空間が形成され、前記第一接続橋は前記中空空間に位置し、前記第一接続橋の第一端及び第二端が前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続されることで、前記ボンディングアイランドが前記本体に電気的に接続され、前記ボンディングアイランドはチップの少なくとも1つのバンプを接合するために用いられている少なくとも1つの前記回路と、を備えていることを特徴とするフリップチップ接合構造の基板。
【請求項11】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に平行する方向に沿って、前記バンプが幅を有し、前記ボンディングアイランドが第一幅を有し、前記第一幅は前記幅未満であることを特徴とする請求項10に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【請求項12】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に平行する方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第一幅を有し、前記本体と前記ボンディングアイランドとの間にある前記中空空間には第二幅を有し、前記第二幅は前記第一幅以下であることを特徴とする請求項10に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【請求項13】
第一軸は前記ボンディングアイランド及び前記第一接続橋を通過し、前記第一軸に垂直になる方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第三幅を有し、前記第一接続橋が第四幅を有し、前記第四幅は前記第三幅未満であることを特徴とする請求項10に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【請求項14】
前記中空開口部からは前記キャリアが露出していることを特徴とする請求項10に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【請求項15】
前記回路は少なくとも1つの第二接続橋を更に有し、前記第二接続橋は前記中空空間に位置し、前記第二接続橋の第三端及び第四端は前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続され、前記中空空間に第一中空部及び第二中空部が形成され、前記第一接続橋と前記第二接続橋との間には夾角を有し、前記第一接続橋及び前記第二接続橋は前記第一中空部と前記第二中空部との間にそれぞれ位置していることを特徴とする請求項10または13に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【請求項16】
第二軸は前記ボンディングアイランド及び前記第二接続橋を通過し、前記第二軸に垂直になる方向に沿って、前記ボンディングアイランドが第五幅を有し、前記第二接続橋が第六幅を有し、前記第六幅は前記第五幅未満であることを特徴とする請求項15に記載のフリップチップ接合構造の基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フリップチップ接合構造とその基板(flip-chip bonding structure and its substrate)に関し、より詳しくは、はんだが溢れ出すことによりバンプがスライドしたり、偏移するのを防止するフリップチップ接合構造及びその基板に関する。
【背景技術】
【0002】
図1及び図2は従来のフリップチップ接合構造10を示す概略図である。フリップチップ接合構造10は基板11及びチップ12を備え、チップ12の複数のバンプ12aははんだ12bにより基板11の回路11aに接合されている。図1の部分拡大図ではチップ12及びバンプ12aの描写を省略し、はんだ12bにより基板11に接合されている回路11aが露出している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
回路11aが接地回路であるか、電気的性質のために接合面11bを増大させる必要がある場合、回路11aの接合面11bをはんだ12bの接合面12cより大きくするが、はんだ12bが接合面11bに接触した後、はんだ12bが接合面11bに沿って拡散するように溢れ出してしまい、バンプ12aがスライドしたり、偏移し、チップ12も偏移して基板11に接合されてしまうことがあった。溢れ出したはんだ12bが回路11aを汚染したり、隣接する回路とブリッジ接続した。また、チップ12を基板11に接合する際に、チップ12を基板11に接合する際の高さが制御できなくなった。
【0004】
本発明は、上述に鑑みてなされたものであり、その目的は、フリップチップ接合構造及びその基板を提供することにある。
すなわち、回路の本体に中空開口部、ボンディングアイランド、及び少なくとも1つの接続橋を設置することで、中空開口部の中空空間により本体及びボンディングアイランドの間隔を開かせる。ボンディングアイランドをバンプに接合する際に、バンプにあるはんだをボンディングアイランドに制限することで、はんだが溢れ出してバンプがスライドし、回路が汚染され、隣接する回路とブリッジ接続したり、接合する際に高さが合わなくなる等の問題が発生するのを回避する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施態様によれば、フリップチップ接合構造が提供される。基板及びチップを備え、前記基板はキャリア及び少なくとも1つの回路を有し、前記回路は前記キャリアに設置されると共に、本体と、中空開口部と、ボンディングアイランドと、第一接続橋と、を有している。前記中空開口部は前記本体内に位置し、前記本体は前記中空開口部を包囲している。前記ボンディングアイランドは前記中空開口部内に位置し、前記中空開口部に前記本体と前記ボンディングアイランドとの間に位置している中空空間が形成されている。前記第一接続橋は前記中空空間に位置し、前記第一接続橋の第一端及び第二端が前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続されることで、前記ボンディングアイランドが前記本体に電気的に接続される。前記チップは少なくとも1つのバンプ及びはんだを有し、前記チップは前記バンプに位置している前記はんだにより前記ボンディングアイランドの接合面に接合され、前記はんだの側面と前記中空開口部の内側面との間にはギャップを有している。
【0006】
また、本発明の一実施態様によれば、フリップチップ接合構造の基板が提供される。キャリア及び少なくとも1つの回路を備え、前記回路は前記キャリアに設置され、前記回路は、本体と、中空開口部と、ボンディングアイランドと、第一接続橋と、を有している。前記中空開口部は前記本体内に位置し、前記本体は前記中空開口部を包囲している。前記ボンディングアイランドは前記中空開口部内に位置し、前記中空開口部に前記本体と前記ボンディングアイランドとの間に位置している中空空間が形成されている。前記第一接続橋は前記中空空間に位置し、前記第一接続橋の第一端及び第二端が前記ボンディングアイランド及び前記本体にそれぞれ接続されることで、前記ボンディングアイランドが前記本体に電気的に接続される。前記ボンディングアイランドはチップの少なくとも1つのバンプを接合するために用いられている。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明によれば、次のような効果がある。
本発明は本体とボンディングアイランドとの間に位置している中空空間により、本体とボンディングアイランドに位置しているはんだとの間隔を開くことで、はんだが溢れ出さないようにするように、はんだをボンディングアイランドに制限する。
【0008】
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】従来のフリップチップ接合構造を示す平面図である。
図2図1のA-A線に沿う断面図である。
図3】本発明に係るフリップチップ接合構造の基板を説明する部分平面図である。
図4】本発明に係るフリップチップ接合構造を説明する部分平面図である。
図5図4のB-B線に沿う断面図である。
図6図4のC-C線に沿う断面図である。
図7図4のD-D線に沿う断面図である。
図8】本発明に係るフリップチップ接合構造の基板を説明する部分平面図である。
図9】本発明に係るフリップチップ接合構造の基板を説明する部分平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態によるフリップチップ接合構造及びその基板を図面に基づき説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能である。
【0011】
本発明の第1実施形態の構成を図3から図7に示す。フリップチップ接合構造100は基板110及びチップ120を備え、基板110はキャリア111及び少なくとも1つの回路112を有し、回路112はキャリア111に設置されている。チップ120は少なくとも1つのバンプ121及びはんだ122を有し、チップ120はバンプ121に位置しているはんだ122により回路112に接合されている。
【0012】
図3に示すように、回路112は、本体113と、中空開口部114と、ボンディングアイランド115と、第一接続橋116と、を有している。回路112は、接地回路であるか、または電気的性質のために接合面を増大させる必要がある信号回路であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。中空開口部114は本体113内に位置し、本体113は中空開口部114を包囲している。本実施例では、中空開口部114からはキャリア111が露出している。ボンディングアイランド115は中空開口部114内に位置し、中空開口部114に本体113とボンディングアイランド115との間に位置している中空空間114aが形成され、ボンディングアイランド115の形状は円形、矩形、楕円形、多辺形等の幾何学的図形である。第一接続橋116は中空空間114aに位置し、第一接続橋116の第一端116a及び第二端116bがボンディングアイランド115及び本体113にそれぞれ接続されることで、ボンディングアイランド115が本体113に電気的に接続される。
【0013】
図3に示すように、本実施例では、回路112は第二接続橋117を更に有し、第二接続橋117は中空空間114aに位置している。第一接続橋116と第二接続橋117との間には夾角118を有し、夾角118は鈍角または鋭角である。第二接続橋117の第三端117a及び第四端117bはボンディングアイランド115及び本体113にそれぞれ接続され、中空空間114aに第一中空部114b及び第二中空部114cが形成されている。第一接続橋116及び第二接続橋117は第一中空部114bと第二中空部114cとの間にそれぞれ位置している。
【0014】
図3に示すように、第一軸X1はボンディングアイランド115及び第一接続橋116を通過し、第二軸X2はボンディングアイランド115及び第二接続橋117を通過している。第一軸X1に平行する方向に沿って、ボンディングアイランド115が第一幅W1を有し、本体113とボンディングアイランド115との間にある中空空間114aには第二幅W2を有し、第二幅W2は第一幅W1より広くない。好ましくは、第二幅W2は第一幅W1未満である。第一軸X1に垂直になる方向に沿って、ボンディングアイランド115が第三幅W3を有し、第一接続橋116が第四幅W4を有し、第四幅W4は第三幅W3未満である。第二軸X2に垂直になる方向に沿って、ボンディングアイランド115が第五幅W5を有し、第二接続橋117が第六幅W6を有し、第六幅W6は第五幅W5未満である。
【0015】
図4ではチップ120の描写を省略し、はんだ122によりボンディングアイランド115に接合されるバンプ121が露出する状態を示す。図4図5及び図7を参照し、チップ120はバンプ121に位置しているはんだ122によりボンディングアイランド115の接合面115aに接合され、はんだ122の側面122aと中空開口部114の内側面114dとの間にはギャップGを有している。はんだ122が本体113に流動するのを回避するように、中空空間114aにより本体113及びはんだ122の間隔を開いている。本実施例では、第一軸X1または第二軸X2に平行する方向に沿って、或いは第一軸X1または第二軸X2に垂直になる方向に沿って、バンプ121が幅W7を有している。好ましくは、ボンディングアイランド115の第一幅W1、第三幅W3、或いは/及び第五幅W5はバンプ121の幅W7未満であり、はんだ122の側部122bがボンディングアイランド115の側面115bを被覆するため、はんだ122がボンディングアイランド115に堅固に付着し、バンプ121にスライドや偏移現象が発生するのを回避している。図4及び図6に示すように、好ましくは、はんだ122により第一接続橋116の第一端116aの上面116c及び側面116dを被覆し、はんだ122とボンディングアイランド115との接合面積を増加させている。本実施例では、はんだ122の側部122bは中空空間114aに収容されている。はんだ122が本体113に流動するのを回避するように、本体113とボンディングアイランド115との間に位置している中空空間114aにより、本体113及びはんだ122の側部122bとの間隔を開いている。
【0016】
本発明の第2実施形態の構成を図8に示す。第1実施形態との相違点について、回路112は複数の第二接続橋117を備え、各第二接続橋117は第三端117a及び第四端117bによりボンディングアイランド115及び本体113にそれぞれ接続されている。第一接続橋116と各第二接続橋117との間には夾角118をそれぞれ有している。
【0017】
本発明の第3実施形態の構成を図9に示す。第1実施形態との相違点について、回路112は、複数のボンディングアイランド115と、複数の第一接続橋116と、複数の第二接続橋117と、を含んで構成されている。ボンディングアイランド115は中空開口部114に位置し、且つ隣接するボンディングアイランド115の間には間隔距離を有し、各第一接続橋116は第一端116a及び第二端116bによりボンディングアイランド115及び本体113にそれぞれ接続され、各第二接続橋117は第三端117a及び第四端117bによりボンディングアイランド115及び本体113にそれぞれ接続されている。
【0018】
以上、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
【符号の説明】
【0019】
10 フリップチップ接合構造
11 基板
11a 回路
11b 接合面
12 チップ
12a バン
12b はんだ
12c 接合面
100 フリップチップ接合構造
110 基板
111 キャリア
112 回路
113 本体
114 中空開口部
114a 中空空間
114b 第一中空部
114c 第二中空部
114d 内側面
115 ボンディングアイランド
115a 接合面
115b 側面
116 第一接続橋
116a 第一端
116b 第二端
116c 上面
116d 側面
117 第二接続橋
117a 第三端
117b 第四端
118 夾角
120 チップ
121 バンプ
122 はんだ
122a 側面
122b 側部
G ギャップ
X1 第一軸
X2 第二軸
W1 第一幅
W2 第二幅
W3 第三幅
W4 第四幅
W5 第五幅
W6 第六幅
W7 幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9